JP2002032307A - メール配信装置、及び記憶媒体 - Google Patents

メール配信装置、及び記憶媒体

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JP2002032307A
JP2002032307A JP2000217641A JP2000217641A JP2002032307A JP 2002032307 A JP2002032307 A JP 2002032307A JP 2000217641 A JP2000217641 A JP 2000217641A JP 2000217641 A JP2000217641 A JP 2000217641A JP 2002032307 A JP2002032307 A JP 2002032307A
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JP2000217641A
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Toshiya Kiso
俊也 木曽
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、データ量の多いメールまた
は複数のメールを受信した場合に、メールを圧縮し、受
信した全てのメールの一部を読むことにより、必要か、
不必要かを判別して必要なメールだけを選択して読むこ
とが可能なメール配信装置、及び記憶媒体を提供するこ
とである。 【解決手段】 メール装置1は、容量(メール端末容
量、または規定時間内送信可能容量)を記憶し、この容
量をメール受信要求、メールアドレス、優先種データと
共にサーバ100に送信する。サーバ100は、メール
装置1から送信されたメールアドレスに基づいてメール
装置1が受信すべきメールの容量を算出し、メール装置
1から送信された容量と比較する。メール装置1から送
信された容量が受信すべきメールの容量よりも少ない場
合は、サーバ100は、メール装置1に送信するメール
の容量を受信可能な容量に圧縮してメール装置1に送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリを内蔵した
メール受信用のメール配信装置、及びその制御プログラ
ムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、技術の進歩に伴って電子部品の小
型化が実現し、モバイルパソコンやPDA(Personal D
igital Assistants)と呼ばれる携帯情報端末が急速に
普及している。また、PHS(Personal Handyphone Sy
stem)といった携帯電話にも各種個人情報を管理する機
能が付加されたり、電子メール機能、データ通信機能、
インターネットのブラウザ機能等を搭載したものが開発
され、その携帯性と利便性とから様々な使用形態を生ん
でいる。
【0003】このような小型の携帯情報端末、携帯電話
において、電子メールやインターネットによるデータ通
信を行うことは、もはや一般的になり、その利用者も拡
大されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯情
報端末や、携帯電話において、上述のようなデータ通信
を行うことは、かつては画期的に感じられるものであっ
たが、一般的になった今となっては、電子メールやイン
ターネットにより伝送される情報量が増大し、情報を受
信する側の記憶容量不足により、受信したい情報の取得
が困難な場合があるため、快適に通信が行われていると
は言えない状態である。
【0005】また、上述した携帯情報端末や、携帯電話
は、携帯性を重視するために、装置の小型化が必須であ
り、また、コスト面においても、記憶容量の多いメモリ
等を装備することが困難である。
【0006】本発明の課題は、データ量の多いメールま
たは複数のメールを受信した場合に、メールを圧縮し、
受信した全てのメールの一部を読むことにより、必要
か、不必要かを判別して必要なメールだけを選択して読
むことが可能なメール配信装置、及び記憶媒体を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を1例として例示する。符号等は、後述
する図面参照符号等である。
【0008】請求項1記載の発明は、メール端末ユーザ
宛のメールを受信して該当するメール端末(例えば、図
1に示すメール装置1)に配信するメール配信装置(例
えば、図3に示すサーバ100)であって、前記メール
端末で受信可能となるメール容量を記憶するメール容量
記憶手段(例えば、図4に示すワークメモリ15f)
と、前記メール端末ユーザ宛に受信したメールを該宛先
別に複数記憶する宛先別メール記憶手段(例えば、図4
に示す受信メールメモリ15a)と、この宛先別メール
記憶手段に記憶された複数のメールのうち、前記メール
端末で受信すべきメールの容量を求めるメール容量算出
手段(例えば、図3に示すCPU11及び図9に示すス
テップS34)と、このメール容量算出手段により求め
られたメール容量と、前記メール容量記憶手段に記憶さ
れたメール容量とを比較する比較手段(例えば、図3に
示すCPU11、図10に示すステップS41、図12
に示すステップS61)と、この比較手段による比較結
果に基づいて、前記メール端末で受信すべきメールが受
信可能なメール容量であるか否かを判別する判別手段と
(例えば、図3に示すCPU11)、この判別手段によ
り受信すべきメールが受信可能なメール容量であると判
別された場合、当該メールをそのまま前記メール端末に
配信し、受信可能でないメール容量であると判別された
場合、当該メール端末で受信可能となるメール容量分に
応じた所定位置のメール文を抽出して当該メール端末に
配信する制御手段(図3に示すCPU11、図10に示
すステップS41〜S44、図12に示すステップS6
1〜S64)と、を備えることを特徴としている。
【0009】この請求項1記載の発明のメール配信装置
によれば、前記メール容量記憶手段と、前記宛先別メー
ル記憶手段と、前記メール容量算出手段と、比較手段
と、判別手段と、制御手段とを備えることにより、前記
メール端末で受信すべきメール容量と受信可能となるメ
ール容量とを比較し、受信可能なメール容量であると判
別された場合には、そのまま前記メール端末にメールを
配信し、受信可能でないメール容量であると判別された
場合には、受信可能となるメール容量分に応じた所定位
置のメール文を抽出して前記メール端末に配信すること
ができる。したがって、前記メール端末において、受信
すべきメールの全文、或いはメールの一部を抽出して配
信することができ、必要なメールか、または不必要なメ
ールかの判別が即座にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13を参照して本
発明のメール配信装置を適用した一実施の形態であるメ
ール装置1と、サーバ100とを詳細に説明する。
【0011】まず、構成を説明する。本実施の形態にお
いて、メール装置1は、メールの送受信をサーバ100
を介して行う。まずはじめに、メール装置1の構成を説
明する。
【0012】図1は、メール装置1の内部構成を示すブ
ロック図である。この図1において、メール装置1は、
CPU(Central Processing Unit)2、入力装置3、
表示装置4、伝送制御部5、RAM(Random Access Me
mory)6、記憶装置7、及び記憶媒体8によって構成さ
れており、記憶媒体8を除く各部はバス9によって接続
されている。
【0013】CPU2は、記憶装置7記憶されている当
該メール装置1に対応する各種アプリケーションプログ
ラムの中から指定されたアプリケーションプログラム、
入力装置3から入力される各種指示をRAM6内のワー
クメモリエリアに格納し、この入力指示及び入力データ
に応じてRAM6内に格納したアプリケーションプログ
ラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM
6内のワークメモリエリアに格納するとともに、表示装
置4に表示する。そして、ワークメモリエリアに格納し
た処理結果を入力装置3から指示される記憶装置7内の
保存先に保存する。
【0014】また、CPU2は、入力装置3から入力さ
れる操作信号に基づいて、各ブロックの動作を制御する
と共に、送信先として指定されたアドレスへメールを送
信するため、後述するメール送受信処理(図7参照)を
実行するとともに、受信前処理(図8参照)等を実行制
御する。
【0015】すなわち、CPU2は、後述するメール送
受信処理の実行に際して、表示装置4にメール送受信用
の操作画面を表示させ、入力装置3におけるキー入力に
より、処理モードが選択されると、そのモード選択に基
づいた処理(受信、作成、その他)を実行する。
【0016】また、CPU2は、処理モードで‘その
他’が選択された際に、受信優先設定を行うか否かを判
別し、受信設定を行う場合は、優先種データメモリ6f
に格納する優先種(容量または速度)を設定する。
【0017】また、CPU2は、処理モードで‘受信’
が選択された際に、後述する受信前処理を実行して、予
め設定されている優先種(すなわち、容量が優先か、速
度が優先か)を判別し、判別された優先種に従ってデー
タをサーバ100に送信する。
【0018】入力装置3は、カーソルキー、数字入力キ
ー、及び各種機能キー等を備えたキーボードを備えて構
成され、キーボードで押下されたキーの押下信号をCP
U2へ出力する。
【0019】表示装置4は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)等により構成され、CPU2から入力される表
示指示に従って各種表示データの画面表示を行う。
【0020】伝送制御部5は、外部のパーソナルコンピ
ュータや携帯電話またはPHS(Personal Handyphone
System)等とケーブルを介して接続するためのコネク
タ、モデム(MODEM:MOdulator/DEModulator)ま
たはターミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)
や、外部機器とケーブルを介さずにデータ通信を行うた
めの赤外線通信部や無線通信部等により構成され、電話
回線、ISDN回線、無線通信網、インターネット等を
介して外部機器との通信を行うための制御を行う。モデ
ムは、電話回線を介してパーソナルコンピュータ等の外
部機器との通信を行うために、CPU2によって処理さ
れたデジタルデータを電話回線の周波数帯域にあったア
ナログ信号に変調し、また、電話回線を介して入力され
たアナログ信号をデジタル信号に復調する装置であり、
ターミナルアダプタは、ISDN回線を介してパーソナ
ルコンピュータ等の外部機器との通信を行うために、既
存のインタフェースをISDNに対応するインタフェー
スに変換する装置である。
【0021】RAM6は、CPU2が前記各種アプリケ
ーションプログラムを実行する際に各種データを展開す
るプログラム格納領域を形成するとともに、メール送受
信処理、受信前処理等に係るデータを展開するメモリ領
域を形成する。
【0022】図2は、RAM6のメモリ構成を示す図で
ある。図2に示すように、RAM6は、受信メールメモ
リ6a、送信メールメモリ6b、自己メールアドレスメ
モリ6c、メール端末容量メモリ6d、規定時間内送信
可能容量メモリ6e、優先種データメモリ6fを格納す
るメモリエリアと、ワークメモリ6gとを有する。
【0023】受信メールメモリ6aは、サーバ100に
格納された受信メールのうち、メール装置1で受信可能
な容量のメールを格納する。また、送信メールメモリ6
bは、送信済みのメールを格納する。
【0024】自己メールアドレスメモリ6cは、送信元
となるメール送信者自身のアドレスとして文字列データ
(例えば、nameA@domainA)を格納する。
【0025】メール端末容量メモリ6dは、メール装置
1が受信可能な記憶容量を記憶する。また、規定時間内
送信可能容量メモリ6eは、規定時間内にメール装置1
が送信(受信)可能な容量(すなわち、通信速度)を記
憶する。
【0026】優先種データメモリ6fは、設定された優
先種(容量または速度)を記憶する。優先種が‘容量’
に設定されている場合は、メール端末容量メモリ6dの
容量に基づいたデータの送信処理を優先させる。また、
優先種が‘速度’に設定されている場合は、規定時間内
送信可能容量メモリ6eの容量に基づいたデータの送信
処理を優先させる。
【0027】記憶装置7は、プログラムやデータ等が予
め記憶された記憶媒体8を有し、記憶媒体8は磁気的、
光学的記憶媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリで
構成されている。記憶媒体8は記憶装置7に固定的に設
けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、こ
の記憶媒体8には、メール装置1に対応するシステムプ
ログラム、及びこれに対応する各種処理プログラム、及
びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記憶す
る。
【0028】また、記憶媒体8に記憶されたプログラ
ム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクラ
イアント等の外部機器から、ネットワーク回線等の伝送
媒体を介して伝送制御部5から受信して記憶する構成に
してもよく、また、記憶媒体8はネットワーク上に構築
されたサーバの記憶媒体であってもよい。更に、上記プ
ログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサー
バやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストー
ルする様に構成してもよい。
【0029】次に、サーバ100の構成を説明する。図
3は、サーバ100の内部構成を示すブロック図であ
る。この図3において、サーバ100は、CPU11、
入力装置12、表示装置13、伝送制御部14、RAM
15、記憶装置16、及び記憶媒体17によって構成さ
れており、記憶媒体17を除く各部はバス18によって
接続されている。
【0030】CPU11は、記憶装置16に記憶されて
いる当該サーバ100に対応する各種アプリケーション
プログラムの中から指定されたアプリケーションプログ
ラム、入力装置12から入力される各種指示をRAM1
5内のワークメモリエリアに格納し、この入力指示及び
入力データに応じてRAM15内に格納したアプリケー
ションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理
結果をRAM15内のワークメモリエリアに格納すると
ともに、表示装置13に表示する。そして、ワークメモ
リエリアに格納した処理結果を入力装置12から指示さ
れる記憶装置16内の保存先に保存する。
【0031】また、CPU11は、入力装置12から入
力される操作信号に基づいて、各ブロックの動作を制御
すると共に、送信先として指定されたアドレスへメール
を送信するため、後述するサーバ処理(図9参照)を実
行するとともに、容量優先メール送信処理(図10参
照)、メール送信処理(図11参照)、速度優先メール
送信処理(図12参照)等を実行制御する。
【0032】すなわち、CPU11は、後述するサーバ
処理の実行に際して、メール装置1からの「メール受信
要求」があれば、メール装置1に未送信のメールがある
か否かを判別し、未送信のメールの容量を求め、メール
装置1に設定されている優先種データメモリ6fに設定
されている優先種(容量または速度)を判別し、設定さ
れている優先種にしたがって、容量優先メール送信処理
または速度優先メール送信処理を実行する。
【0033】また、CPU11は、後述する容量優先メ
ール送信処理の実行に際して、メール装置1のメール端
末容量メモリ6dの容量とサーバ100の受信メールメ
モリ15aに格納されている総メール容量とを比較し、
メール端末容量メモリ6dの容量が受信メールメモリ1
5aに格納されている総メール容量よりも多い場合は、
受信メールメモリ15aに格納されている全ての受信メ
ールを送信し送信メールメモリ15bに格納する。
【0034】また、CPU11は、メール装置1のメー
ル端末容量メモリ6dの容量とサーバ100の受信メー
ルメモリ15aに格納されている総メール容量とを比較
し、メール端末容量メモリ6dの容量が受信メールメモ
リ15aに格納されている総メール容量よりも少ない場
合は、メール端末容量メモリ6dの記憶容量を受信メー
ルメモリ15aに格納されている受信メール数で割り、
1件当たりのメール容量を算出して、算出されたメール
容量で全メール送信処理を実行する。
【0035】また、CPU11は、後述するメール送信
処理の実行に際して、容量優先メール送信処理または速
度優先メール送信処理により算出された1件当たりのメ
ール容量のメールデータを受信メールメモリ15aに格
納されたメールから抽出し、抽出した全メールを送信す
る。
【0036】また、CPU11は、後述する速度優先メ
ール送信処理の実行に際して、メール装置1の規定時間
内送信可能容量メモリ6eの容量と、サーバ100の受
信メールメモリ15aに格納されている総メール容量と
を比較し、規定時間内送信可能容量メモリ6eの容量が
受信メールメモリ15aに格納されている総メール容量
よりも多い場合は、受信メールメモリ15aに格納され
ている全ての受信メールを送信し送信メールメモリ15
bに格納する。
【0037】また、CPU11は、メール装置1の規定
時間内送信可能容量メモリ6eの容量と、サーバ100
の受信メールメモリ15aに格納されている総メール容
量とを比較し、規定時間内送信可能容量メモリ6eの容
量が受信メールメモリ15aに格納されている総メール
容量よりも少ない場合は、規定時間内送信可能容量メモ
リ6eの容量を受信メールメモリ15aに格納されてい
る受信メール数で割り、1件当たりのメール容量を算出
して、算出されたメール容量で全メールの送信処理を実
行する。
【0038】入力装置12は、マウス、またはカーソル
キー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボ
ードを備え、キーボードで押下された押下信号やマウス
の位置信号をCPU11に出力する。
【0039】表示装置13は、CRT(Cathode Ray Tu
be)、またはLCD等により構成され、CPU11から
入力される表示指示に従って各種表示データの画面表示
を行う。
【0040】伝送制御部14は、外部のパーソナルコン
ピュータや携帯電話またはPHS等とケーブルを介して
接続するためのコネクタ、モデムまたはターミナルアダ
プタや、外部機器とケーブルを介さずにデータ通信を行
うための赤外線通信部や無線通信部等により構成され、
電話回線、ISDN回線、無線通信網、インターネット
等を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
モデムは、電話回線を介してパーソナルコンピュータ等
の外部機器との通信を行うために、CPU11によって
処理されたデジタルデータを電話回線の周波数帯域にあ
ったアナログ信号に変調し、また、電話回線を介して入
力されたアナログ信号をデジタル信号に復調する装置で
あり、ターミナルアダプタは、ISDN回線を介してパ
ーソナルコンピュータ等の外部機器との通信を行うため
に、既存のインタフェースをISDNに対応するインタ
フェースに変換する装置である。
【0041】RAM15は、CPU11が前記各種アプ
リケーションプログラムを実行する際に各種データを展
開するプログラム格納領域を形成するとともに、メール
送受信処理、受信前処理等に係るデータを展開するメモ
リ領域を形成する。
【0042】図4は、RAM15のメモリ構成を示す図
である。図4に示すように、RAM15は、受信メール
メモリ15a、送信メールメモリ15b、メール一時記
憶メモリ15c、要求データメモリ15d、カウンタ1
5eを格納するメモリエリアと、ワークメモリ15fと
を有する。
【0043】受信メールメモリ15aは、メール装置1
の自己メールアドレスメモリ6c(例えば、nameA@doma
inA)宛に送信された全てのメールを格納する。また、
送信メールメモリ15bは、自己メールアドレスメモリ
6c宛に送信済みのメールを格納する。
【0044】メール一時記憶メモリ15cは、メール装
置1に送信するメールを一時格納する。また、要求デー
タメモリ15dは、メール装置1からの「メール受信要
求」を格納する。また、カウンタメモリ15eは、受信
メールメモリ15aに格納されているメール数をカウン
トし、そのカウント値nを保持する。
【0045】記憶装置16は、プログラムやデータ等が
予め記憶された記憶媒体17を有し、記憶媒体17は磁
気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体等の不揮発性メ
モリで構成されている。記憶媒体17は記憶装置16に
固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するもの
であり、この記憶媒体17には、メール装置1との送受
信に対応するシステムプログラム、及びこれに対応する
各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理さ
れたデータ等を記憶する。
【0046】また、記憶媒体17に記憶されたプログラ
ム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクラ
イアント等の外部機器から、ネットワーク回線等の伝送
媒体を介して伝送制御部14から受信して記憶する構成
にしてもよく、また、記憶媒体8はネットワーク上に構
築されたサーバの記憶媒体であってもよい。更に、上記
プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサ
ーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインスト
ールする様に構成してもよい。
【0047】図5は、サーバ100に格納されているメ
ールをメール装置1で受信する場合の例を示す図であ
る。図5(a)は、メール装置1と、サーバ100との
接続関係を示す図であり、ネットワークを介して接続さ
れている。ここで、サーバ100に格納されているメー
ル数は10件とし、1件の容量は10kB(すなわち、
全容量は100kB)であるとする。また、メール装置
1のメール端末容量メモリ6dの容量は、10kBであ
るとする。また、メール装置1の自己メールアドレスメ
モリ6cに格納されているメールアドレスは、nameA@do
mainAである場合を例とする。
【0048】まず、サーバ100の受信メールメモリ1
5aの中からnameA@domainA宛に送信された全てのメー
ル容量(例えば、100kB)がメール端末容量メモリ
6dの容量(例えば、10kB)よりも多く、メール装
置1の優先種データメモリ6fが‘容量’に設定されて
いる場合について説明する。
【0049】この場合、1件当たりのメール容量を少な
くしなければ、全てのメールの着信をメール装置1に報
知することができないため、サーバ100からメール装
置1に送信される1件当たりのメール容量は、メール端
末容量メモリ6dの容量(例えば、10kB)を受信メ
ールメモリ15aの中のnameA@domainA宛に送信された
全てのメール件数(例えば、10件)で割った容量とな
る。したがって、サーバ100からメール装置1に送信
される1件当たりのメール容量は、1kBとなる。
【0050】図5(b)は、サーバ100の受信メール
メモリ15aに格納されている10件(1件の容量が1
0kB)のメールから、1件当たり1kBの容量を抽出
する場合の、サーバ100の受信メールメモリ15a
と、受信メールメモリ6aとの構成を示す図である。
【0051】図5(b)において、サーバ100のCP
U11は、受信メールメモリ15aに格納された1件目
〜10件目(1件の容量は10kB)のメールをそれぞ
れ1kBと、9kBとに分け、1件目〜10件目のメー
ルから分けられた1kBのメールをそれぞれ抽出し、伝
送制御部14を介してメール装置1に送信する。従っ
て、サーバ100の受信メールメモリ15aに格納され
ている全メール(10件)の内容の一部(1kB)を抽
出してメール装置1に送信することができる。
【0052】次に、サーバ100の受信メールメモリ1
5aの中からnameA@domainA宛に送信された全てのメー
ル容量(例えば、100kB)メール容量が規定時間内
送信可能容量メモリ6eの容量(例えば、10kB)よ
りも大きく、メール装置1の優先種データメモリ6fが
‘速度’に設定されている場合について説明する。
【0053】この場合、サーバ100からメール装置1
に送信される1件当たりのメール容量は、規定時間内送
信可能容量メモリ6eの容量(例えば、10kB)を受
信メールメモリ15aの中のnameA@domainA宛に送信さ
れた全てのメール件数(例えば、10件)で割った容量
となる。したがって、サーバ100からメール装置1に
送信される1件当たりのメール容量は、1kBとなる。
そして、サーバ100は、この1件当たりのメール容量
(1kB)で、優先種データメモリ6fが‘容量’の場
合と同様の送信処理を行い、受信メールメモリ15aに
格納されている全メール(10件)の内容の一部(1k
B)をメール装置1に送信する。
【0054】図6は、受信メールの具体例を示す図であ
る。図6(a)は、サーバ100の受信メールメモリ1
5aに格納されている全てのメールを示す図であり、図
6(b)は、メール装置1で受信するメール(すなわ
ち、全メールの内容の一部)を示す図である。
【0055】図6(a)の1件目(鈴木さん)、2件目
(山田さん)のメールは、1行目〜4行目に記されてい
る送信者、送信日時、送信先、件名(タイトル)等から
なる定型文151と、5行目以降の内容文152と、文
末のシグネチャー153とから構成される。
【0056】ここで、1〜2件目(鈴木さん、山田さん
から)のメールがそれぞれ10kBの場合に、サーバ1
00は、20kBの容量を必要とする。しかし、メール
装置1のメール端末容量メモリ6dの容量が10kBの
場合には、容量不足で2件のメールが受信できないこと
になる。
【0057】ここで、メール装置1の優先種データメモ
リ6fが‘容量’に設定されている場合を例にして説明
すると、サーバ100のCPU11は、メール端末容量
メモリ6dの容量(10kB)をメール件数(2件)で
割って1件当たりの容量を5kBと算出し、算出した5
kBの大きさの内容を1件目と2件目のメールの先頭か
らそれぞれ抽出し、メール装置1に送信する。
【0058】従って、メール装置1は、図6(b)に示
すように、図6(a)に示したメールの半分の容量(長
さ)のメールを受信し、メール内容の確認をすることが
できる。
【0059】次に動作を説明する。まず、メール装置1
において、メールデータを送信する際に実行されるメー
ル送受信処理及び受信前処理について、図7及び図8の
フローチャートを参照して説明する。ここで、下記フロ
ーチャートに記述されている各機能を実現するためのプ
ログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で
記憶媒体8に格納されており、CPU2は該プログラム
コードに従った動作を逐次実行する。また、CPU2は
伝送媒体を介して伝送される上記プログラムコードに従
った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記憶
媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム
/データを利用して本実施の形態特有の動作を実行する
こともできる。
【0060】図7は、メール送受信処理の流れを示すフ
ローチャートである。図7において、まずCPU2はア
プリケーションプログラムに従って表示装置4にメール
送受信用の操作画面を表示させ(ステップS1)、入力
装置3におけるキー入力があるか否かを判別し(ステッ
プS2)、キー入力がなければ(ステップS2;N
O)、当該キー入力の待機状態を継続する。また、キー
入力があれば(ステップS2;YES)、CPU2は、
「メール作成」、「メール受信」、「その他」処理の中
からキー入力により選択された処理モードを判別する
(ステップS3)。
【0061】ステップS3において、ユーザが入力装置
3による入力操作で「メール作成」処理を選択すると、
ステップS4〜S9の各処理を実行する。また、ステッ
プS3において、「その他」処理を選択すると、ステッ
プS10〜S12に示す処理を実行し、ステップS3に
おいて、「受信」処理を選択すると、ステップS11〜
S19の各処理を実行する。
【0062】まず、「メール作成」処理を選択した場合
に実行されるステップS4〜S9の各ステップについて
説明する。
【0063】CPU2は、送信メールの内容入力用画面
を表示装置4に表示し、ユーザにメール送信内容を入力
させる(ステップS4)。次いで、メール送信先が入力
されると(ステップS5)、CPU2は、「送信キー」
又は「解除キー」の押下操作があるかを判別する(ステ
ップS6)。
【0064】「送信キー」の押下操作があれば(ステッ
プS6;送信キー)、CPU2は、予め設定されている
自己メールアドレスメモリ6cを読み出し、該自己メー
ルアドレスメモリ6cに格納されているメールアドレス
を差出人としてワークメモリ6g内の所定の領域に一時
的に格納する。そして、CPU2は伝送制御部5を介し
てメール装置1をネットワーク接続し(ステップS
7)、ステップS4で入力した本文内容のメールを、ス
テップS5で送信先として設定したメールアドレス宛に
送信する(ステップS8)。そして、CPU2は、メー
ル送信の完了に伴って上記ネットワークとの接続を切断
して(ステップS9)、再度ステップS1に戻り、表示
装置4にメール送受信用の操作画面を表示して、入力装
置3におけるキー入力の待機状態に入ると共に、それ以
降の処理を繰り返し実行する。
【0065】また、ステップS6において、「解除キ
ー」の押下を判別すると(ステップS6;解除キー)、
CPU2はワークメモリ6hの記憶内容、及びステップ
S3で選択されたモード内容を初期化して、再度ステッ
プS1に戻りそれ以降の処理を繰り返し実行する。
【0066】次に、ステップS3のモード選択におい
て、「その他」処理を選択した場合に実行されるステッ
プS10〜S12について説明する。ステップS10に
おいて、CPU2は入力装置3からの入力指示により、
受信優先設定(すなわち、優先種データメモリ6fの設
定)を行うか否かを判別する(ステップS10)。そし
て、受信優先設定を行う場合は(ステップS10;YE
S)、優先種データメモリ6fを‘容量’または‘速
度’に設定する(ステップS11)。また、受信優先設
定を行わない場合は(ステップS10;NO)、他処理
を実行し(ステップS12)、その後、再度ステップS
1に戻り、処理を繰り返し実行する。
【0067】また、ステップS3のモード選択におい
て、「メール受信」処理が選択された場合に実行される
ステップS13〜S19の各ステップについて説明す
る。ステップS3で、入力装置3からの入力操作により
「メール受信」処理が選択されると、CPU2は、伝送
制御部5を介してメール装置1をネットワークに接続す
る(ステップS13)。そして、ステップS14におい
て、図8に示す受信前処理を実行する。
【0068】図8は、メール装置1において実行される
受信前処理の流れを示すフローチャートである。図8に
おいて、まず、CPU2は、優先種データメモリ6fに
設定されている優先種が‘容量’であるか否かを判別す
る(ステップS21)。優先種が‘容量’に設定されて
いれば(ステップS21;YES)、CPU2は、図示
しない「メール受信要求」、自己メールアドレスメモリ
6cの「メールアドレス」、優先種データメモリ6fの
「優先種‘容量’」、メール端末容量メモリ6dの「容
量」を含むデータを伝送制御部5を介してサーバ100
に送信し(ステップS22)、受信前処理を終了して、
図7のステップS15に移行する。
【0069】また、優先種が‘速度’に設定されていれ
ば(ステップS21;NO)、CPU2は、図示しない
「メール受信要求」、自己メールアドレスメモリ6cの
「メールアドレス」、優先種データメモリ6fの「優先
種‘速度’」、規定時間内送信可能容量メモリ6eの
「容量」を含むデータを伝送制御部5を介してサーバ1
00に送信し(ステップS23)、図7のステップS1
5に移行する。
【0070】そして、図7のステップS15において、
CPU2は、予め設定されている自己メールアドレスメ
モリ6cを読み出し、該自己メールアドレスメモリ6c
に格納されているメールアドレス宛の受信メールの有無
を判別する(ステップS15)。受信メールがなければ
(ステップS15;NO)、ステップS19に移行す
る。また、受信メールがあれば(ステップS15;YE
S)、CPU2は、伝送制御部5を介して当該メールを
受信し、RAM6に一時記憶させる(ステップS1
6)。そして、CPU2は、受信したメールの内容文1
52及びシグネチャー153等を送信者(送信者メール
アドレス)、送信日時、送信先、件名(タイトル)等の
定型文151と共に表示装置4へ表示させ(ステップS
17)、メールの受信処理の終了が指示されたか否かを
判別し(ステップS18)、メールの受信処理の終了指
示がなければ(ステップS18;NO)、ステップS1
4に戻る。
【0071】また、メールの受信処理の終了指示であれ
ば(ステップS18;YES)、CPU2は、メール受
信の完了に伴って上記ネットワークとの接続を切断して
(ステップS19)、再度ステップS1に戻り、表示装
置4にメール送受信用の操作画面を表示して、入力装置
3におけるキー入力の待機状態に入ると共に、それ以降
の処理を繰り返し実行する。
【0072】次に、サーバ100において、メール装置
1にメールデータを送信する際に実行されるサーバ処
理、容量優先メール送信処理、メール送信処理、速度優
先メール送信処理について、図9〜図12のフローチャ
ートを参照して説明する。ここで、下記フローチャート
に記述されている各機能を実現するためのプログラム
は、読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶媒体
17に格納されており、CPU11は該プログラムコー
ドに従った動作を逐次実行する。また、CPU11は伝
送媒体を介して伝送される上記プログラムコードに従っ
た動作を逐次実行することもできる。すなわち、記憶媒
体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/
データを利用して本実施の形態特有の動作を実行するこ
ともできる。
【0073】図9は、サーバ100において実行される
サーバ処理の流れを示すフローチャートである。図9の
サーバ処理において、まず、CPU11は、メール装置
1からの「メール受信要求」があるか否かを判別する
(ステップS31)。「メール受信要求」がなければ
(ステップS31;NO)、サーバ処理を終了する。ま
た、「メール受信要求」があれば(ステップS31;Y
ES)、CPU11は、受信メールメモリ15aの中か
らメール装置1から送信された「メールアドレス」(例
えば、nameA@domainA)に対応する未送信の全メールを
ワークメモリ15fに読み出す(ステップS32)。
【0074】次に、CPU11は、メール装置1から送
信された「メールアドレス」に対応する未送信メールが
あるか否かを判別する(ステップS33)。メール装置
1から送信された「メールアドレス」に対応する未送信
メールがなければ(ステップS33;NO)、送信され
た「メールアドレス」に対応するメール装置1に伝送制
御部14を介してメール無しデータ(図示省略)を送信
し(ステップS39)、サーバ処理を終了する。
【0075】また、メール装置1から送信された「メー
ルアドレス」に対応する未送信メールがあれば(ステッ
プS33;YES)、受信メールメモリ15aに格納さ
れている全メールの容量を求め(ステップS34)、メ
ール装置1から送信された優先種(容量または速度)を
解析し(ステップS35)、優先種が‘容量’に設定さ
れているか否かを判別する(ステップS36)。
【0076】優先種が‘容量’に設定されていれば(ス
テップS36;YES)、図10に示す容量優先メール
送信処理を実行する(ステップS37)。
【0077】図10は、サーバ100において実行され
る容量優先メール送信処理の流れを示すフローチャート
である。
【0078】図10において、CPU11は、メール装
置1から送信されたメール端末容量メモリ6dの「容
量」と、受信メールメモリ15aに格納された全てのメ
ールの容量とを比較する(ステップS41)。メール端
末容量メモリ6dの「容量」が受信メールメモリ15a
に格納された全てのメール容量よりも多い場合は(ステ
ップS41;>)、CPU11は、受信メールメモリ1
5aに格納された全てのメールをメール装置1に送信
し、送信済みメールとして送信メールメモリ15bに格
納する(ステップS42)。
【0079】また、メール端末容量メモリ6dの「容
量」が受信メールメモリ15aに格納された全てのメー
ル容量よりも少ない場合は(ステップS41;<)、C
PU11は、メール端末容量メモリ6dの「容量」を受
信メールメモリ15aに格納されたメール件数で割り、
1件当たりのメール容量を算出し(ステップS43)、
算出された1件当たりのメール容量に基づいて図11に
示すメール送信処理を実行する(ステップS44)。
【0080】図11は、サーバ100において実行され
るメール送信処理の流れを示すフローチャートである。
【0081】図11において、CPU11は、カウンタ
メモリ15eのカウント値nを1に設定する(ステップ
S51)。次に、CPU11は、未送信のn番目のメー
ルの先頭から、予め(容量優先メール送信処理、または
速度優先メール送信処理において)算出された1件当た
りの容量分のメールデータを抽出し(ステップS5
2)、抽出したメールデータをメール一時記憶メモリ1
5cに格納し、未送信メールがあるか否かを判別する
(ステップS54)。
【0082】そして、未送信のメールがあれば(ステッ
プS54;NO)、カウント値nを「1」インクリメン
トし(ステップS55)、ステップS52に戻る。ま
た、未送信のメールがなければ(ステップS54;YE
S)、メール一時記憶メモリ15cに格納したメールを
伝送制御部14を介してメール装置1に送信する(ステ
ップS56)。
【0083】そして、メール送信処理、容量優先メール
送信処理、サーバ処理を終了する。
【0084】一方、図9のサーバ処理において、優先種
データメモリ6fが‘容量’に設定されていなければ
(ステップS36;NO)、図12に示す速度優先メー
ル送信処理を実行する(ステップS38)。
【0085】図12は、サーバ100において実行され
る速度優先メール送信処理の流れを示すフローチャート
である。
【0086】図12において、まず、CPU11は、メ
ール装置1から送信された規定時間内送信可能容量メモ
リ6eの「容量」と、受信メールメモリ15aに格納さ
れた全てのメールの容量とを比較する(ステップS6
1)。規定時間内送信可能容量メモリ6eの「容量」が
受信メールメモリ15aに格納された全てのメール容量
よりも多い場合は(ステップS61;>)、CPU11
は、受信メールメモリ15aに格納された全てのメール
をメール装置1に送信し、送信済みメールとして送信メ
ールメモリ15bに格納する(ステップS62)。
【0087】また、規定時間内送信可能容量メモリ6e
の「容量」が受信メールメモリ15aに格納された全て
のメール容量よりも少ない場合は(ステップS61;
<)、CPU11は、規定時間内送信可能容量メモリ6
eの「容量」を受信メールメモリ15aに格納されたメ
ール件数で割り、1件当たりのメール容量を算出し(ス
テップS63)、算出された1件当たりのメール容量に
基づいて図11に示すメール送信処理を実行する(ステ
ップS64)。
【0088】そして、図11のステップS51〜S56
までの処理を実行し、メール送信処理、速度優先メール
送信処理、サーバ処理を終了する。
【0089】以上のように、メール装置1のCPU2
は、サーバ100からのメールを受信する前に、優先種
データメモリ6fの設定を行い、この優先種データメモ
リ6fに対応する「容量」(メール端末容量メモリ6d
の「容量」、または規定時間内送信可能容量メモリ6e
の「容量」)、図示しない「メール受信要求」、自己メ
ールアドレスメモリ6cの「メールアドレス」を伝送制
御部5を介してサーバ100に送信する。
【0090】また、サーバ100のCPU11は、メー
ル装置1からの「メール受信要求」があれば、メール装
置1の自己メールアドレスメモリ6cの「メールアドレ
ス」に対応する未送信のメールが受信メールメモリ15
aにあるか否かを判別し、未送信のメールがあれば、受
信メールメモリ15aに格納された全メールの容量を求
め、メール装置1の優先種データメモリ6fが‘容量’
に設定されているか‘速度’に設定されているかを判別
して、この設定に基づいて送信する1件当たりのメール
容量を算出して、算出した1件当たりのメール容量で全
メールの送信処理を実行する。
【0091】したがって、設定されている優先種データ
メモリ6fの優先種(‘容量’または‘速度’)に基づ
いて、送信する1件当たりのメール容量を算出し、全メ
ールの送信処理を行うことにより、送信者、送信日時、
送信先、件名(タイトル)等とともにメールの一部を確
認し、ある程度の内容を推測することができ、必要なメ
ールか、または不必要なメールかの判別が即座にでき
る。
【0092】なお、以上の実施の形態においては、サー
バ100において圧縮したメールをメール装置1に送信
するとしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、図13に示すようにメール装置1に受信バ
ッファを設け、サーバ100から送信された1件のメー
ルの一部を受信メールメモリ6aに格納することにして
もよい。
【0093】また、サーバ100にメール装置1のメー
ル端末容量や規定時間内送信可能容量等を予め記憶させ
ておき、サーバ100で圧縮したメールをメール装置に
送信することにしてもよい。
【0094】また、サーバ100により、メール装置1
で受信可能な容量を抽出する場合は、算出された受信可
能な容量以下でもよく、例えば、本文のきりの良い所で
区切ったり、画像の抽出は行わないようにしてもよい。
【0095】
【発明の効果】請求項1及び5記載の発明によれば、メ
ール配信装置が前記メール容量記憶手段と、前記宛先別
メール記憶手段と、前記メール容量算出手段と、比較手
段と、判別手段と、制御手段とを備えることにより、メ
ール端末によって受信すべきメールの全文、或いはメー
ルの一部を抽出して配信することができ、配信されたメ
ールを読むことで、必要なメールか、または不必要なメ
ールかの判別が即座にできる。
【0096】請求項2記載の発明によれば、受信すべき
メールが複数件記憶されていた場合、メール端末で受信
可能となるメール容量をメール件数で除算したメール容
量をメール1件当たりの受信可能な容量とすることがで
きるので、受信すべきメールの一部をメール端末で受信
することができ、メール全件の内容を容易に確認するこ
とができる。
【0097】請求項3記載の発明によれば、メール配信
装置において記憶されるメール容量は、メール端末に固
有の通信速度で任意の受信時間に受信可能となるメール
容量とすることができるので、受信するメール容量をメ
ール端末に固有の通信速度に応じて変更することが容易
にできる。
【0098】請求項4記載の発明によれば、メール配信
装置において記憶されるメール容量をメール格納領域の
記憶容量か、またはメール端末に固有の通信速度に応じ
たメール容量かを指定して配信することができるので、
メール配信装置から配信されたメールを受信するメール
端末の記憶容量または通信速度に応じて、受信するメー
ルの容量を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メール装置1の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】RAM6のメモリ構成を示す図である。
【図3】サーバ100の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】RAM15のメモリ構成を示す図である。
【図5】サーバ100に格納されているメールをメール
装置1で受信する場合の例を示す図である。
【図6】受信メールの具体例を示す図である。
【図7】メール送受信処理の流れを示すフローチャート
である。
【図8】受信前処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図9】サーバ処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図10】容量優先メール送信処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図11】メール送信処理の流れを示すフローチャート
である。
【図12】速度優先メール送信処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図13】メール装置1に受信バッファを設けた変形例
を示す図である。
【符号の説明】
1 メール装置 2 CPU 3 入力装置 4 表示装置 5 伝送制御部 6 RAM 6a 受信メールメモリ 6b 送信メールメモリ 6c 自己メールアドレスメモリ 6d メール端末容量メモリ 6e 規定時間内送信可能容量メモリ 6f 優先種データメモリ 6g ワークメモリ 7 記憶装置 8 記憶媒体 9 バス 11 CPU 12 入力装置 13 表示装置 14 伝送制御部 15 RAM 15a 受信メールメモリ 15b 送信メールメモリ 15c メール一時記憶メモリ 15d 要求データメモリ 15e カウンタメモリ 15f ワークメモリ 16 記憶装置 17 記憶媒体 18 バス 100 サーバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メール端末ユーザ宛のメールを受信して該
    当するメール端末に配信するメール配信装置であって、 前記メール端末で受信可能となるメール容量を記憶する
    メール容量記憶手段と、 前記メール端末ユーザ宛に受信したメールを該宛先別に
    複数記憶する宛先別メール記憶手段と、 この宛先別メール記憶手段に記憶された複数のメールの
    うち、前記メール端末で受信すべきメールの容量を求め
    るメール容量算出手段と、 このメール容量算出手段により求められたメール容量
    と、前記メール容量記憶手段に記憶されたメール容量と
    を比較する比較手段と、 この比較手段による比較結果に基づいて、前記メール端
    末で受信すべきメールが受信可能なメール容量であるか
    否かを判別する判別手段と、 この判別手段により受信すべきメールが受信可能なメー
    ル容量であると判別された場合、当該メールをそのまま
    前記メール端末に配信し、受信可能でないメール容量で
    あると判別された場合、当該メール端末で受信可能とな
    るメール容量分に応じた所定位置のメール文を抽出して
    当該メール端末に配信する制御手段と、 を備えることを特徴とするメール配信装置。
  2. 【請求項2】前記メール容量算出手段は、前記宛先別メ
    ール記憶手段に前記メール端末で受信すべきメールが複
    数件記憶された場合、前記メール端末で受信可能となる
    メール容量を当該メール件数で除算したメール容量を、
    メール1件当たりの受信可能な容量とすることを特徴と
    する請求項1記載のメール配信装置。
  3. 【請求項3】前記メール容量記憶手段に記憶されるメー
    ル容量は、前記メール端末に固有の通信速度で任意の受
    信時間に受信可能となるメール容量であることを特徴と
    する請求項1または2記載のメール配信装置。
  4. 【請求項4】前記メール容量記憶手段に記憶するメール
    容量を、前記メール端末で受信可能となるメール格納領
    域の記憶容量か、或いは前記任意の受信時間に受信可能
    となるメール容量か、を指定する指定手段を更に備え、 前記制御手段は、前記指定手段により指定されたメール
    容量で前記メール端末にメールを配信することを特徴と
    する請求項3記載のメール配信装置。
  5. 【請求項5】メール端末ユーザ宛のメールを受信して該
    当するメール端末に配信するメール配信装置を制御する
    ためのコンピュータが実行可能なプログラムを格納した
    記憶媒体であって、 前記メール端末で受信可能となるメール容量を記憶する
    ためのプログラムコードと、 前記メール端末ユーザ宛に受信したメールを該宛先別に
    複数記憶するためのプログラムコードと、 前記記憶された複数のメールのうち、前記メール端末で
    受信すべきメールの容量を求めるためのプログラムコー
    ドと、 前記求められたメール容量と、前記記憶されたメール容
    量とを比較するためのプログラムコードと、 前記比較結果に基づいて、前記メール端末で受信すべき
    メールが受信可能なメール容量であるか否かを判別する
    ためのプログラムコードと、 前記受信すべきメールが受信可能なメール容量であると
    判別された場合、当該メールをそのまま前記メール端末
    に配信し、前記受信可能でないメール容量であると判別
    された場合、当該メール端末で受信可能となるメール容
    量分に応じた所定位置のメール文を抽出して当該メール
    端末に配信するためのプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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