JP2002031344A - モジュール式燃焼器ドーム - Google Patents
モジュール式燃焼器ドームInfo
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Abstract
削減できるリーンプレミックス加圧燃焼器を提供する。 【解決手段】 燃焼器ドームモジュールは出口端の周囲
に密封状態で結合された中空の遮熱シールドを持つミキ
サチューブを備える。次いでモジュールは配列して組み
立てられて燃焼器ドームを構成し、各モジュールは個別
に取外し可能である。
Description
ンエンジンに関し、より具体的には、その燃焼器に関す
る。
は、前端で環状ドームに結合された半径方向外側及び内
側環状燃焼ライナを備えている。燃焼器ドームは、燃焼
して高温の燃焼ガスを発生する燃料及び空気の混合気を
燃焼器に噴射する複数のキャブレタを備えている。不完
全燃焼は、未燃焼炭化水素や窒素酸化物(NOx)を含
む好ましくない排気エミッションを生じる。
好ましくないエミッションを減少させながらエンジンの
性能を最大にしようとして種々の効果を示す基本的な燃
焼器及び複数の個々のキャブレタの構成が色々と開発さ
れている。
される燃料の周りで圧縮機排出空気を旋回させる1つま
たはそれ以上の列の開口またはベーンを含む空気スワー
ラを備えている。一般的な燃料噴射器は、スワーラと協
働して燃料を微細に霧化させ進行中の燃焼に適した燃料
と空気の混合気を作り出すように構成されている。
向空間あるいは外包には、特に寸法と重量が重要な設計
目的である航空機用エンジン分野おいては、全体の寸
法、重量及び価格を制限の範囲内に保つための設計上の
制約がある。従って、燃焼に先立って噴射された燃料を
空気と完全に混合する能力は、利用できる軸長によって
制約を受ける。
は、特にNOxレベルを含めた好ましくない排気エミッ
ションの許容レベルが次第に規制されてきている。しか
しながら、このことは、燃焼行程中のNOx及び炭化水
素エミッションが異なる温度において異なる状態で起こ
り、燃焼ガスの燃焼器内での滞留時間に影響を受けるた
め、非常に困難である。
ンの最近の開発計画には、排気エミッション特にNOx
レベルをさらに低減させるために、燃焼に先立ち囲われ
た通路において燃料と空気を事前に混合することを基本
とする新しい型の燃焼器が含まれている。この新しい燃
焼器についての2つの最近の米国出願には、1999年
9月17日に同日出願された出願番号第09/398,
557号、及び第09/398,559号がある。
ス加圧(LPP)燃焼器として構成され、その上流の入
口端で燃料を受入れ燃焼室中に排出する前にほぼ軸方向
全長にわたって事前混合するためにそれぞれのチューブ
の中で空気と混合する細長い集成ミキサ火炎ホルダ(I
MFH)のミキサチューブを備えている。そして、一列
のパイロット燃料噴射器が、1次燃料噴射器と協働する
ように燃焼器を取囲み、高速民間輸送(HSCT)用航
空機エンジン分野においてNOxエミッションを実質的
に減少させながらアイドリングから最大出力まで好適な
燃焼器性能を提供する。
くその両端で支持されていることから、運転中に外部温
度に実質的な差を持ちやすい。チューブの出口端はドー
ムのケーシングにより支持され、その下流で生成される
高温燃焼ガスに直接に曝される。そして、チューブの入
口端は比較的低温の前方支持板中に支持される。
ーブの配列は共通の遮熱シールドセグメントにろう付け
されている。そして、燃焼器ドーム内の実質的な温度差
によって、チューブのろう付けは異なる膨張と収縮のも
とで傾いたり反ったりして疲労寿命が短かくなりがちで
ある。個々のミキサチューブを取り替えるには、遮熱シ
ールドセグメント全てを対応するミキサチューブ配列と
共に取外し、続いて個々のチューブの修理または取り替
えをすることが必要である。これは比較的複雑な保守作
業であり、費用がかさむ。
を延ばし保守の複雑さと費用を削減できるミキサチュー
ブの新しい構成を持つ改善されたLPP燃焼器を提供す
ることが望まれる。
はその出口の周囲に密封状態で結合された中空の遮熱シ
ールドを持つミキサチューブを備えている。次いで、モ
ジュールは配列して組み立てられて燃焼器ドームを構成
し、各モジュールは個別に取外し可能である。
形態により、その目的及び利点と併せて、添付の図面を
参照しながら、以下の詳細な説明によって具体的に説明
する。
形態によるLPP低NOx燃焼器10である。燃焼器は
ガスタービンエンジンの軸方向中心軸線12について線
対称であり、ガスタービンエンジン内にあって対応する
タービンの諸段(図示せず)に動力を与え飛行中の航空
機を推進する。
に結合している半径方向外側及び内側燃焼ライナ14
a,14bを備えている。ライナとドームは協働して中
心軸線12の周囲に環状燃焼室18を画定している。
式であり個々のドームモジュール20の配列を備えてい
る。各モジュールは、その遠位端に密封状態で固定結合
されている、対応する一体の遮熱シールド24を持つ軸
方向に細長いミキサチューブ22を備えている。図2に
さらに示すように、個々の遮熱シールド24は、燃焼室
18に面してタイルを貼った形態で同延あるいは共通の
平面上で半径方向及び円周方向の両方向に互いに接して
並んでいる。タイル状遮熱シールドは燃焼室の前方端を
画定し運転中ドームモジュールを燃焼熱から保護する。
ーム組立体中に取付けられた状態でさらに詳細に、また
図4に分離された分解図で示されている。ミキサチュー
ブ22は軸方向に細長く、チューブの近位前端の入口2
6とチューブの遠位後端の出口28との間で延びてい
る。チューブ入口及び出口は、チューブ自体の両端開口
端によって構成され、図示されている例示的な円筒チュ
ーブ形状において互いに同軸に位置合わせされている。
るいは主燃料噴射器30が幾つかの共通の燃料ステムの
1つから延び、対応するチューブのそれぞれの入口端に
吊下されてチューブ内に燃料32を噴射する。チューブ
入口26はまた、加圧空気34をエンジンの圧縮機(図
示せず)から受入れ、この空気はそれぞれのチューブ内
で燃料と予混合(プレミックス)され燃料空気混合気を
形成し燃焼室で燃焼される。
熱シールド24後方のドームを取囲む複数のパイロット
燃料噴射器30Pと協働する。パイロット燃料噴射器3
0Pは、外側ライナ14aの前端で燃料及び空気のパイ
ロット混合気を導入し、ミキサチューブ22によって供
給される燃料及び空気の主供給源と協働する。
空気は、充分混合され、予熱及び気化をされており、燃
焼室に改善された燃料及び空気の混合気を供給し好まし
くない排気エミッションを減少させる。
となく燃料及び空気の予混合を最大化するように選択さ
れている。このようにして、燃料及び空気は、燃焼室に
放出される前に、個々のチューブの中で完全に混合され
気化され、かつその中で予熱されることができる。個々
のチューブから放出される混合気は、燃焼器内で点火さ
れ、対応する遮熱シールドから後方に延びる火炎を発生
させる。従って、個々のチューブは、運転している燃焼
器内のNOxエミッションの減少を含む改良された性能
を提供することから、集成ミキサ火炎ホルダ(IMF
H)と呼ぶことができる。
ール式配列は、隣接するドームモジュールによる妨げな
しに個々のドームモジュールの取付け取外しを可能にす
る。このことは、遮熱シールド24が取付けフランジと
チューブ出口の間でチューブ周囲に密封状態で結合され
る状態で、チューブ出口から前方に間隔を置いて配置さ
れた一体に半径方向に延びる取付けフランジ36を組込
むことによって可能になる。
はさらに、後端を持ちそこから半径方向内側に一体に延
びている、チューブ出口端のそれぞれを支持するための
対応する開口を有する穴のあるドーム後方支持プレート
40を持つ環状のドームケーシング38を外側半径に備
えている。ドームケーシング及びプレートは完全な環状
であることが好ましいが、複数の円周方向に相接するア
ーチ形状のセグメントで形成してもよい。
に保持するために、図3及び図4に示すように、各チュ
ーブは、チューブ入口26と取付けフランジ36の間に
軸方向に配置された雄ねじ44を備えていることが好ま
しい。管状の保持ナット46はチューブの雄ねじ44に
噛合う寸法になっている雌ねじ48を備えている。
口端をドームプレート40の対応する開口内に、取付け
フランジ36がドームプレートとその一端に接するまで
簡単に挿入することができる。対応する保持ナット46
は、チューブがドームプレートを貫通して挿入されてい
るときに、チューブ入口端に組付けられる。
ームプレート40の裏側にナットの遠位端が接するまで
チューブ雄ねじに噛合わせて回転され、個々のチューブ
をドームプレートに固定することができる。ナット46
は、鋸歯状または溝付き状の近位端を備え、対応する工
具を、ナットを正しい位置に固定するために、あるいは
後に保守休止中ナットを外すために使用することができ
る。このようにして、個々のミキサチューブは、その後
方端でドームプレートのみに全て支持され、対応するナ
ット46及び協働する取付けフランジ36によって正し
い位置に固定される。
て後部ドームプレート40上に、対応するミキサチュー
ブ22をその出口端でドームプレート40により片持ち
支持し、その入口端は他の支持なしで自由に懸垂させ
て、支持される。
4は、閉じた箱状の全般的形体をして中空になってい
る。このようにして、圧縮空気34の一部が、その中に
導入されて運転中個々の遮熱シールドを冷却することが
できる。これは、軸方向に取付けフランジ36を貫通し
て延び、遮熱シールドの内側と流れ連通して配置され遮
熱シールド中に冷却空気34を導入する円周方向に間隔
を置いて配置された流入ポート50の列を設けることに
よって達成される。
側と流れ連通して配置されて使用済み冷却空気をチュー
ブの出口28の上流でチューブ22自体の中に排出する
円周方向に間隔を置いて配置された半径方向の排出ポー
ト52の列を対応して備えている。このようにして、遮
熱シールドの冷却に使用された空気は、個々のミキサチ
ューブの中に再導入されて、チューブ出口から排出され
る前に燃料及び空気の混合気と混合される。このこと
が、使用済み冷却空気を直接燃焼器内に排出するのに比
べて、NOx及び炭化水素のエミッションを減少させ
る。
態を示す。遮熱シールドは、チューブの出口28におい
てミキサチューブ22の周囲に密封状態で結合される中
央ボアを持つ孔のないシールドプレート54を備えてい
る。遮熱シールドは、隣接する遮熱シールドと半径方向
にも円周方向にも相接するような四辺形の箱であること
が好ましい。遮熱シールドは、遮蔽シールドプレート5
4の周辺部と一体に結合され、取付けフランジ36まで
延び、取付けフランジ36に密封状態で結合された外側
壁あるいは境界部56を備えている。
から内方に延び遮蔽シールドプレート54から間隔を置
いて配置され、冷却空気34を流入ポート50から導い
て遮蔽シールドプレートの裏側に衝突させてその冷却を
行なう。衝突バッフル58には、図6により詳細に示し
てあり、冷却空気の噴流を生成しシールドプレート54
の裏側に衝突冷却をもたらす寸法にあけれた複数の孔が
それを貫通して設けられている。
はチューブ出口28と同一平面に配置されるのが好まし
く、境界部56は前方に延びて取付けフランジ36の周
辺部に係合する。衝突バッフル58は、シールドプレー
ト54と取付けフランジ36との間で軸方向に間隔を置
いて配置されて、衝突バッフルの前方の入口小室あるい
はプレナム60と、バッフル及びシールドプレートの間
の出口小室あるいはプレナム62とを画定する。入口プ
レナム60は、幾つかの流入ポート50から冷却空気3
4を受入れ、衝突バッフルに供給しシールドプレートを
内部冷却する。出口プレナム62の内部の使用済の衝突
冷却空気は、ミキサチューブ中まで延びている多数の排
出ポート52を通して排出される。
ーブ22は重量を軽減するために薄い壁厚の円筒チュー
ブであることが好ましい。チューブは、保持ナット46
と噛合う雄ねじ44を設けるために必要に応じて局部的
に厚くされる。ナットが取付けフランジ36をドームプ
レート40に対して締付ける作用をするので、図5によ
り詳細に示すように、チューブ22は雄ねじ44及び取
付けフランジ36の間で軸方向に延びている複数の軸方
向リブ64を備えるのが好ましい。
て配置され、流入ポート50と流れ連通して配置され
て、流入ポート50に冷却空気を導く対応する流入トラ
フまたはチャネル66を画定している。リブ64は、ね
じ及び取付けフランジ36の間で薄い壁のミキサチュー
ブの構造補強を提供し、ナットが適切なトルクで締付け
られたときのチューブの好ましくない変形を防止する。
そして、リブはまた、リブ相互の間に流入チャネル66
を画定し、取付けフランジ36を貫通して冷却空気を流
し冷却空気を遮熱シールド内に供給する。
6は、その雌ねじ48から後方に延び、ドームプレート
に対して締付けられたときにドームプレート40の前側
に接する孔のある後部スリーブ68を備えている。ナッ
トをミキサチューブに組付けたときに、スリーブ68は
チューブリブ64を取囲み、従ってスリーブは流入チャ
ネル66と流れ連通して配置されて冷却空気を流入チャ
ネル66に導く入口孔70を備えている。
加させる好ましくない漏洩を生じないで、保持ナット4
6を貫通して遮熱シールド24中に冷却空気34を導き
遮熱シールド24を冷却する好ましい流れ通路を示す。
より具体的には、シールドプレート54と境界部56の
両方は、対応する全周辺部のろう付け継手72でチュー
ブ出口端と取付けフランジにろう付けされるのが好まし
い。ろう付け継手72は、遮熱シールドをミキサチュー
ブに密封しそこからの好ましくない冷却空気の漏洩を防
止し、また遮熱シールドからの圧力と熱荷重を吸収す
る。それ故に、遮熱シールドはその中を導かれる冷却空
気によって内部冷却される。また、遮熱シールドは、シ
ールドプレート54の露出面上に通常のセラミック断熱
皮膜(TBC)74を施すことによってさらに保護する
ことができる。
が、運転中に加熱せられるシールドプレート54からそ
れを通して冷却空気が導かれる取付けフランジ36まで
の間に生じる。遮熱シールド内の熱ひずみ及び応力を減
少させるために、衝突バッフル58は、チューブとの間
の小さな半径方向の隙間によって構成される軸方向すべ
り継手でチューブを取囲む。このようにして、衝突バッ
フルは、チューブの出口端に取り付けられておらず、遮
熱シールドが運転中に膨張及び収縮をしても拘束される
ことはない。
チューブ22は、排出ポート52を除いて、取付けフラ
ンジ36と出口28との間で軸方向に連続している。こ
のように、遮熱シールドを貫通する内側ボアは、使用済
の衝突冷却空気を出口28から排出される前にミキサチ
ューブ中に導く排出ポート52を例外として、チューブ
出口端によって完全に閉ざされている。
の外側上に導かれ、燃料及び空気の混合気はチューブを
通して導かれるので、チューブ自体は実質的な冷却を受
けるが、その両端の間の温度勾配を生じやすい。2つの
ろう付け継手72が形成されているチューブ出口28と
取付けフランジ36との間で実質的な温度勾配が存在す
る。
らに増大させるために、図7に示す別の実施形態に示す
ように、チューブは円周方向の隙間あるいはスリット7
6を備えることが好ましい。スリット76はチューブ出
口端の周囲に円周方向にかつ排出ポート52を通って延
びて、チューブ出口端を取付けフランジ36から軸方向
に切離すあるいは分離する。こうして分離された出口端
は、固くろう付けされたシールドプレート54に固着し
たままである。このようにして、比較的低温のチューブ
出口端が切離されて、さもなくばろう付け継手72に負
荷がかかってその有効疲労寿命に悪影響を及ぼすであろ
う遮熱シールドの熱膨張の拘束を防止する。
にスリット76を不完全に切込んで少なくとも1つの結
合するつながりを残して、部分的に切離された出口端の
完全分離を防ぐことによって、ミキサチューブを遮熱シ
ールド24と連結状態に保つ好ましい方法を図示してい
る。そうすれば遮熱シールド24を従来の方式でミキサ
チューブにろう付けし、取付けフランジ及びチューブ出
口の2箇所のろう付け継手72を形成することができ
る。
口端に形成され、それに続いて排出ポート52がこの予
め切込まれているスリットにドリル加工され、こうして
チューブ出口端を取付けフランジから完全に切離しある
いは軸方向に分離させる。排出ポート52を完全に補完
するには、通常の放電加工(EDM)で孔あけ加工を行
なうことができ、排出ポートの1つは当初残っていたつ
ながりのところにわたって直接形成され、これが最後に
チューブ出口を取付けフランジから切離す。このように
して、切離されたチューブ出口はシールドプレート54
に固着したまま残るが、ミキサチューブ自体から軸方向
に分離される。スリット76は排出ポート52を補い、
その合計流れ面積は使用済みの衝突冷却空気を切離され
たミキサチューブ内に排出するのに十分なように寸法を
定めることができる。
ュールは、半径方向及び円周方向に積重ねられて、多数
の燃料噴射位置のうちの対応する複数位置を備える燃焼
器ドーム全体を構成し、噴射燃料を均一に分散して排気
エミッションを減少させることができる。個々の燃焼器
ドームモジュールは、全く同一のミキサチューブ22及
び保持ナット46を備え、図2に示すように、その対応
する遮熱シールド24はドーム内で必要とされる半径方
向及び円周方向位置に適合する形状に製作されることが
できる。
向に積重ねられているので、対応する遮熱シールドはド
ームの半径の広がりにつれて円周方向の幅が大きくな
る。それにも拘らず、各燃焼器ドームモジュールの基本
的デザインは同一であり、隣接するモジュールからの妨
げなく各個々のモジュールの組付け及び取外しを可能に
している。
は、対応する遮熱シールドを一体にタイル状にされて燃
焼室に面する実質的に連続する集合的遮熱シールドを提
供するように構成されている。図2に示すように、個々
のモジュールはそれぞれの単一の遮熱シールド及びチュ
ーブを備えることができる。代わりに、望むならば、多
数のチューブを組みにまとめて共通の遮熱シールドと共
に用いることもできる。
ュールを保護し、内部冷却され、使用済の衝突冷却空気
は対応するチューブ出口から排出される前に燃料及び空
気の混合気中に再度導入される。このようにして、使用
済の冷却空気がチューブ出口と遮熱シールドの間から排
出または漏洩することはなく、低いNOxエミッション
が保証される。
トに単に片持ち支持され対応する保持ナット46によっ
てそこに保持される。ろう付けは、個々の遮熱シールド
の選ばれた部分に限定して使用され、遮熱シールドを対
応するチューブ出口端に対して封止して遮熱シールドの
効果的な冷却をもたらす。
施形態と思料するものについて説明してきたが、本発明
のその他の変形形態は本明細書の教示内容から当業者に
は自明であり、従って本発明の技術思想及び技術的範囲
に属するかかる変形形態すべてが添付の特許請求の範囲
で保護されることを望むものである。
器の軸方向断面図。
の線2−2による後方から前方を見た半径方向端面図。
焼器ドームモジュールの1つの拡大部分断面側面図。
視図。
部分断面斜視図。
部分の半径方向断面図。
方法の概略図。
Claims (20)
- 【請求項1】 軸方向両端の同軸に位置合わせされた入
口26及び出口28、並びに前記出口から間隔を置いて
配置された取付けフランジ36を備える細長いミキサチ
ューブ22と、 前記取付けフランジ及びチューブ出口の間で前記チュー
ブの周囲に密封状態で結合された中空の遮熱シールド2
4と、を含むことを特徴とする燃焼器ドームモジュール
20。 - 【請求項2】 前記取付けフランジ36は、前記遮熱シ
ールド24と流れ連通して配置されて前記遮熱シールド
中に冷却空気を導く流入ポート50の列を備え、 前記ミキサチューブ22は、前記遮熱シールド24と流
れ連通して配置されて前記チューブの前記出口の上流で
前記チューブ中に前記冷却空気を排出する排出ポート5
2の列を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のモ
ジュール。 - 【請求項3】 前記遮熱シールド24は、 前記チューブの前記出口28において前記チューブの周
囲に密封状態で結合されたシールドプレート54と、 前記シールドプレート54の周辺部に一体に結合され、
前記取付けフランジ36に密封状態で結合された境界部
56と、 前記境界部56から内方に延び、前記シールドプレート
54から間隔を置いて配置されて前記シールドプレート
を衝突冷却するように前記流入ポート50からの前記冷
却空気を導く衝突バッフル58と、を含むことを特徴と
する請求項2に記載のモジュール。 - 【請求項4】 前記ミキサチューブ22は、前記入口2
6及び取付けフランジ36の間に配置されて保持ナット
46を受入れる雄ねじ44をさらに含むことを特徴とす
る請求項3に記載のモジュール。 - 【請求項5】 前記ミキサチューブ22は、前記ねじ4
4と取付けフランジ36の間に延び、前記流入ポート5
0と流れ連通して配置されて前記冷却空気をその中に導
く対応する流入チャネル66を画定するように円周方向
に間隔を置いて配置された、複数のリブ64をさらに含
むことを特徴とする請求項4に記載のモジュール。 - 【請求項6】 前記保持ナット46は前記チューブの雄
ねじ44と噛合う雌ねじ48を備えており、前記チュー
ブリブ64を取囲み前記流入チャネルと流れ連通して配
置されて前記冷却空気を前記流入チャネルに導く孔のあ
るスリーブ68をさらに含むことを特徴とする請求項5
に記載のモジュール。 - 【請求項7】 前記シールドプレート54及び境界部5
6の両方は、前記チューブ出口端及び取付けフランジ3
6にそれぞれろう付けされ、前記衝突バッフルがすべり
継手でチューブを取囲むことを特徴とする請求項3に記
載のモジュール。 - 【請求項8】 前記チューブ22は、前記排出ポート5
2を除いて前記取付けフランジ36及び出口の間で軸方
向に連続していることを特徴とする請求項7に記載のモ
ジュール。 - 【請求項9】 前記チューブ22は、前記チューブの周
囲に円周方向にかつ前記排出ポート52を通って延びて
前記チューブ出口端を前記取付けフランジから軸方向に
切離すスリット76をさらに含むことを特徴とする請求
項7に記載のモジュール。 - 【請求項10】 請求項9に記載の前記ミキサチューブ
を製作する方法であって、 前記チューブ出口端の周囲に一部を残して前記スリット
76を切込む段階と、 前記遮熱シールド24を前記チューブにろう付けする段
階と、 前記排出ポート52を前記スリット76にドリル加工し
て、前記チューブ出口端を前記取付けフランジから切離
す段階と、を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項11】 前記取付けフランジ36を一方の側に
位置させた状態で、中に前記チューブ出口端を支持する
穴のあるドームプレート40と、前記プレートの反対の
側で前記チューブを取囲み燃焼器ドーム16を構成する
保持ナット46との組合せであることを特徴とする請求
項3に記載のモジュール。 - 【請求項12】 前記チューブ22は、前記チューブ入
口端を自由に懸垂させた状態で、前記ドームプレート4
0により片持ち支持されることを特徴とする請求項11
に記載のドーム。 - 【請求項13】 同延の平面内で半径方向及び円周方向
の両方向に隣接する対応する遮熱シールド24を持つ複
数の前記モジュール20をさらに含むことを特徴とする
請求項12に記載のドーム。 - 【請求項14】 前記ミキサチューブ22の対応する入
口の中心に吊下され、燃料32を前記チューブ内に噴射
し、そこを通って流れ前記チューブ出口28から排出さ
れる空気34と混合する複数の燃料噴射器30をさらに
含むことを特徴とする請求項13に記載のドーム。 - 【請求項15】 前記遮熱シールド24の後方で前記ド
ームプレート40を取囲む複数のパイロット燃料噴射器
30Pをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載
のドーム。 - 【請求項16】 燃焼器ドーム16に結合されて燃焼室
18を画定する半径方向外側及び内側燃焼ライナ14a
及び14bを含み、 前記ドーム16は、各々がそれぞれの出口端に密封状態
で結合されて隣接するタイル状組立体を形成している中
空の遮熱シールド24を有する細長いミキサチューブ2
0のモジュール式配列を備え、さらに前記チューブ22
のそれぞれの入口端に吊下されている複数の1次燃料噴
射器30と、 前記外側ライナ14aの位置で前記ドーム16を取囲む
複数のパイロット燃料噴射器30Pと、を含む、ことを
特徴とする低NOx燃焼器10。 - 【請求項17】 前記ドーム16が、 中に前記チューブ出口端を支持する穴のあるドームプレ
ート40をさらに含み、 前記チューブ22の各々が、前記ドームプレートの一方
の側に位置する一体の取付けフランジ36と、その反対
の側に位置し前記チューブが前記ドームプレートにより
片持ち支持された状態で、各チューブを前記ドームプレ
ートに固定する保持ナット46とを含む、ことを特徴と
する請求項16に記載の燃焼器。 - 【請求項18】 前記遮熱シールド24の各々が、 前記チューブの前記出口28において前記チューブの周
囲に密封状態で結合されたシールドプレート54と、 前記シールドプレート54の周辺部に一体に結合され、
前記取付けフランジ36に密封状態で結合された境界部
56と、 前記境界部56から内方に延び、前記シールドプレート
54から間隔を置いて配置されて前記シールドプレート
を衝突冷却するように前記冷却空気を導く衝突バッフル
58と、を含むことを特徴とする請求項17に記載の燃
焼器。 - 【請求項19】 前記取付けフランジ36が、前記遮熱
シールド24と流れ連通して配置されて前記冷却空気を
前記衝突バッフルに導く流入ポート50の列を備え、 前記ミキサチューブ22が、前記遮熱シールド24と流
れ連通して配置されて前記チューブの出口の上流で前記
チューブ中に前記冷却空気を排出する排出ポート52の
列を備える、ことを特徴とする請求項18に記載の燃焼
器。 - 【請求項20】 前記シールドプレート54及び境界部
56の両方が、前記チューブ出口端及び取付けフランジ
36にそれぞれろう付けされ、前記衝突バッフルがすべ
り継手で前記チューブを取囲むことを特徴とする請求項
19に記載の燃焼器。
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