JP2002029498A - フラッペロンの作動装置 - Google Patents

フラッペロンの作動装置

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JP2002029498A JP2000218702A JP2000218702A JP2002029498A JP 2002029498 A JP2002029498 A JP 2002029498A JP 2000218702 A JP2000218702 A JP 2000218702A JP 2000218702 A JP2000218702 A JP 2000218702A JP 2002029498 A JP2002029498 A JP 2002029498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンプルな構造で低コストであり、かつ小型
軽量で機体への搭載が容易なフラッペロンの作動装置を
提供する。 【解決手段】 センターシャフト11にセンタープーリ
12およびスライダ22が支持されており、エルロン操
作入力によりセンタープーリ12およびスライダ22が
センターシャフト11まわりに回転すると、左右のドラ
イブプーリ15L,15Rが同方向に回転して左右のフ
ラッペロンが相互に逆方向に作動する。またフラップ操
作入力によりアクチュエータ23が作動してスライダ2
2がセンターシャフト11上を後方にスライドすると、
左右のドライブプーリ15L,15Rが相互に逆方向に
回転して左右のフラッペロンが共に下降する。左右のフ
ラッペロンの下げ状態においても、エルロン操作入力に
より、前記下げ状態を基準として左右のフラッペロンを
相互に逆方向に作動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の主翼の後縁
にそれぞれ上下動可能に設けた左右のフラッペロンを相
互に逆位相で上下動させてエルロンとして機能させ、か
つ左右のフラッペロンを同位相で上下動させてフラップ
として機能させるフラッペロンの作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるフラッペロンの作動装置は、特公
昭60−47156号公報、実公昭53−33360号
公報、特開昭49−124800号公報により公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のフ
ラッペロンの作動装置は、エルロン操作入力およびフラ
ップ操作入力を多数のリンクやレバーを組み合わせた複
雑なミキシング機構を介してフラッペロンに伝達してい
るので、部品点数が多くなって構造が複雑化し、コスト
の増加、重量の増加、故障の発生の要因となるだけでな
く、装置全体が大型化して機体への搭載スペースの確保
が難しくなるという問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、シンプルな構造で低コストであり、かつ小型軽量で
機体への搭載が容易なフラッペロンの作動装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、左右の主翼の
後縁にそれぞれ上下動可能に設けた左右のフラッペロン
を相互に逆位相で上下動させてエルロンとして機能さ
せ、かつ左右のフラッペロンを同位相で上下動させてフ
ラップとして機能させるフラッペロンの作動装置であっ
て、機体前後方向に延びるロータ軸まわりに左右回転自
在に設けられたロータと、ロータと一体に左右回転し、
かつロータ軸に沿って前後動自在に設けられたスライダ
と、一端がロータ軸に枢支された左第1リンクと、一端
がロータ軸に枢支された右第1リンクと、一端がスライ
ダに枢支されて他端が左第1リンクの他端に枢支された
左第2リンクと、一端がスライダに枢支されて他端が右
第1リンクの他端に枢支された右第2リンクと、左右方
向内端が左第1リンクの前記他端に枢支されて左右方向
外端が連結機構を介して左フラッペロンに接続された左
第3リンクと、左右方向内端が右第1リンクの前記他端
に枢支されて左右方向外端が連結機構を介して右フラッ
ペロンに接続された右第3リンクとを備え、ロータおよ
びスライダをロータ軸まわりに左右回転させ、左右の第
1リンクおよび左右の第2リンクを介して左右の第3リ
ンクを左右同方向に移動させることにより、左右のフラ
ッペロンを相互に逆位相で上下動させてエルロンとして
機能させるとともに、スライダをロータ軸に沿って前後
動させ、左右の第2リンクを介して左右の第1リンクお
よび左右の第3リンクを左右逆方向に移動させることに
より、左右のフラッペロンを同位相で上下動させてフラ
ップとして機能させることを特徴とするフラッペロンの
作動装置が提案される。
【0006】上記構成によれば、ロータおよびスライダ
をロータ軸まわりに左右回転させることにより、左右の
第1リンクおよび左右の第2リンクを介して左右の第3
リンクを左右同方向に移動させ、左右のフラッペロンを
相互に逆位相で上下動させてエルロンとして機能させる
ことができ、またスライダをロータ軸に沿って前後動さ
せることにより、左右の第2リンクを介して左右の第1
リンクおよび左右の第3リンクを左右逆方向に移動さ
せ、左右のフラッペロンを同位相で上下動させてフラッ
プとして機能させることができる。これにより、離着陸
時にフラッペロンにフラップ機能を発揮させて最大揚力
の増加を図りながら、同時にフラッペロンにエルロン機
能を発揮させてローリングのコントロールを支障なく行
うことができる。しかも共通のロータ軸上に支持したロ
ータおよびスライダにそれぞれ左右の第1リンクの一端
および左右の第2リンクの一端を枢支し、かつ第1、第
2リンクの他端に枢支した左右の第3リンクで左右のフ
ラッペロンを作動させるので、極めてシンプルな構造で
低コストであるばかりか、小型軽量であって機体への搭
載も容易である。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記連結機構は、第3リンク
の左右方向外端に連結されて回転するドライブプーリ
と、ドライブプーリにコントロールケーブルを介して連
結されたドリブンプーリと、ドリブンプーリの回転をフ
ラッペロンの上下動に変換するフラッペロンリンクとを
備えたことを特徴とするフラッペロンの作動装置が提案
される。
【0008】上記構成によれば、第3リンクおよびフラ
ッペロンを、ドライブプーリ、コントロールケーブル、
ドリブンプーリおよびフラッペロンリンクよりなる連結
機構を介して連結したので、第3リンクから左右に離れ
た位置にある左右のフラッペロンを簡単かつ軽量な構造
で確実に駆動することができる。
【0009】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、フラッペロンがフラップ下げ
状態にあるときのエルロン舵角を、フラッペロンがフラ
ップ上げ状態にあるときのエルロン舵角よりも小さく設
定したことを特徴とするフラッペロンの作動装置が提案
される。
【0010】上記構成によれば、フラッペロンがフラッ
プ下げ状態にあるときのエルロン舵角が小さくなるの
で、フラップ下げ角とエルロン下げ角とを加算したトー
タルの下げ角が過大になるのを防止し、操舵力の軽減を
図るともに翼端失速の発生を回避することができる。
【0011】尚、実施例のセンターシャフト11は本発
明のロータ軸に対応、実施例のセンタープーリ12は本
発明のロータに対応する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】図1〜図12は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は飛行機の主翼の平面図、図2は図1の要部
拡大図、図3はフラッペロンの作動装置の斜視図、図4
は図3の要部拡大図、図5は図3の5方向拡大矢視図、
図6は5の6−6線拡大矢視図、図7は図5の7−7線
拡大矢視図、図8は図3の8方向拡大矢視図、図9は図
8の9−9線矢視図、図10はエルロンを左に操作した
ときの作用説明図、図11はフラップを下げたときの作
用説明図、図12はフラップを下げ、かつエルロンを左
に操作したときの作用説明図である。
【0014】図1に示すように、飛行機の左右の主翼W
L,WRの後縁には、翼根側に位置する左右のフラップ
FL,FRと、翼端側に位置する左右のフラッペロンF
EL,FERとが設けられる。フラップFL,FRは飛
行機の離着陸時に最大揚力を増加させるべく、図示した
格納位置から後方に迫り出しながら下降する。フラッペ
ロンFEL,FERはエルロン機能とフラップ機能とを
兼ね備えるもので、巡行時に左フラッペロンFELが上
がって右フラッペロンFERが下がると左ロールモーメ
ントが発生し、右フラッペロンFERが上がって左フラ
ッペロンFELが下がると右ロールモーメントが発生す
る。また離着陸時には左右のフラッペロンFEL,FE
Rが同位相で下がるとフラップ機能を発揮し、その下げ
位置を基準として左右のフラッペロンFEL,FERが
相互に逆位相で上下動するとエルロン機能を発揮する。
【0015】次に、フラッペロンFEL,FERの作動
装置の構造を図2〜図9に基づいて説明する。
【0016】図2および図3に示すように、フラッペロ
ンFEL,FERの作動装置は、主翼WL,WRの後縁
付近の機体中心線CL上に前後方向に配置されたセンタ
ーシャフト11を備えており、このセンターシャフト1
1に回転自在に支持されたセンタープーリ12は、パイ
ロットにより操作されるコントロールホイール(図示せ
ず)にコントロールケーブル13を介して接続される。
センタープーリ12の左右両側には前後方向に延びるプ
ーリシャフト14L,14Rが設けられており、これら
プーリシャフト14L,14Rに左ドライブプーリ15
Lおよび右ドライブプーリ15Rがそれぞれ回転自在に
支持される。また左右のフラッペロンFEL,FERの
翼根側端部の近傍にプーリシャフト16L,16Rが設
けられており、これらプーリシャフト16L,16Rに
左ドリブンプーリ17Lおよび右ドリブンプーリ17R
がそれぞれ回転自在に支持される。そして左ドライブプ
ーリ15Lおよび左ドリブンプーリ17Lが、左フラッ
プFLの前縁に沿って延びるコントロールケーブル18
Lで接続され、また右ドライブプーリ15Rおよび右ド
リブンプーリ17Rが、右フラップFRの前縁に沿って
延びるコントロールケーブル18Rで接続される。
【0017】図4〜図7を併せて参照すると明らかなよ
うに、センタープーリ12には後方に向かって延びる3
本のガイドロッド21…が植設されており、このガイド
ロッド21…にはスライダ22が前後摺動自在に支持さ
れる。センタープーリ12の後方に電気モータよりなる
フラップアクチュエータ23が設けられる。フラップア
クチュエータ23の出力軸24はセンターシャフト11
の同軸上に配置されており、その外周に形成された雄ね
じがスライダ22に設けたナット部材25に螺合する。
従って、フラップアクチュエータ23を駆動すると、ナ
ット部材25と共にスライダ22が3本のガイドロッド
21…に案内されて前後動する。フラップアクチュエー
タ23は、パイロットがフラップ操作レバー(図示せ
ず)を操作した際に出力される電気信号に基づいて作動
する。
【0018】センタープーリ12およびスライダ22間
に挟まれたセンターシャト11に、二股になった左第1
リンク31Lの一端および二股になった右第1リンク3
1Rの一端が上下回動自在に枢支される。図6から明ら
かなように、後面視で左第1リンク31Lはセンターシ
ャト11から左下方に延び、右第1リンク31Rはセン
ターシャト11から右下方に延びている。またスライダ
22の左上に一端をボールジョイント32Lで枢支され
た左第2リンク33Lの他端は、ボールジョイント34
Lで左第1リンク31Lの他端に枢支される。同様に、
スライダ22の右上に一端をボールジョイント32Rで
枢支された右第2リンク33Rの他端は、ボールジョイ
ント34Rで右第1リンク31Rの他端に枢支される。
後面視(図6参照)で、左第2リンク33Lは一端側か
ら他端側に向けて左上方から右下方に延びており、また
右第2リンク33Rは一端側から他端側に向けて右上か
ら左下に延びている。そして側面視(図7参照)で、左
右の第2リンク33L,33Rは一端側から他端側に向
けて後上方から前下方に延びている。
【0019】左第1リンク31Lの他端がピン35Lを
介して左第3リンク36Lの右端に枢支されており、略
左右方向に延びる左第3リンク36Lの左端は左ドライ
ブプーリ15Lの下部にピン37Lを介して枢支され
る。また右第1リンク31Rの他端がピン35Rを介し
て右第3リンク36Rの左端に枢支されており、略左右
方向に延びる右第3リンク36Rの右端は右ドライブプ
ーリ15Rの下部にピン37Rを介して枢支される。
【0020】図3、図8および図9から明らかなよう
に、左ドリブンプーリ17Lの左端部後面にアーム41
Lが突設される。左フラッペロンFELのヒンジライン
HL(図8参照)よりも前方位置にコ字状のブラケット
42Lが設けられており、このブラケット42Lに上下
方向に延びるピン43Lを介してフラッペロンリンク4
4Lが枢支される。そして左ドリブンプーリ17Lのア
ーム41Lの先端と、フラッペロンリンク44Lの先端
とがボールジョイント45Lで枢支される。
【0021】このように、左第3リンク36Lと左フラ
ッペロンFELとを、左ドライブプーリ15L、コント
ロールケーブル18L、左ドリブンプーリ17Lおよび
フラッペロンリンク44Lよりなる連結機構を介して連
結したので、機体中心線CLから左右に離れた位置にあ
る左フラッペロンFELを、簡単かつ軽量な構造で確実
に駆動することができる。
【0022】尚、右第3リンク36Rと右フラッペロン
FERとの連結機構の構造は、上述した左第3リンク3
6Lと左フラッペロンFELとの連結機構に対して左右
対称な同一構造であるため、その重複する説明は省略す
る。
【0023】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0024】図3および図4に示すように、飛行機の巡
行時にフラップFL,FRおよびフラッペロンFEL,
FERは共に下げ角0°の上げ位置にあり、パイロット
がコントロールホイールを左右に操作していないとき、
フラッペロンFEL,FERの舵角は共に0°で中立位
置にある。従って、機体中心線CLを通る鉛直面に対し
て、左右の第1リンク31L,31R,左右の第2リン
ク33L,33R、左右の第3リンク36L,36R、
左右のドライブプーリ15L,15Rおよび左右のドリ
ブンプーリ17L,17Rは左右対称な位置にある。
【0025】この状態から、パイロットがコントロール
ホイールを例えば左に操作すると、図10に示すよう
に、コントロールホイールにコントロールケーブル13
を介して接続されたセンタープーリ12がセンターシャ
フト11まわりに左に回転し、このセンタープーリ12
に3本のガイドロッド21…を介して支持されたスライ
ダ22も一体で左に回転する。するとスライダ22にボ
ールジョイント32Lを介して一端を枢支された左第2
リンク33Lが押し下げられ、この左第2リンク33L
の他端にボールジョイント34Lを介して接続された左
第1リンク31Lがセンターシャフト11まわりに左に
回転するとともに、前記左第1リンク31Lの他端にピ
ン35Lを介して接続された左第3リンク36Lが右方
向に移動する。左第3リンク36Lの右方向の移動に伴
って、プーリシャフト14Lに支持された左ドライブプ
ーリ15Lが左に回転し、その左ドライブプーリ15L
にコンロールケーブル18Lを介して接続された左ドリ
ブンプーリ17Lがプーリシャフト16Lまわりに左に
回転する。
【0026】その結果、左ドリブンプーリ17Lに設け
たアーム41Lがボールジョイント45Lを介してフラ
ッペロンリンク44Lの先端を押し下げる。このとき、
フラッペロンリンク44Lの先端は左フラッペロンFE
LのヒンジラインHLよりも前方に位置しているため、
左フラッペロンFELの前縁がヒンジラインHLを支点
にして下がり、左フラッペロンFELの後縁がヒンジラ
インHLを支点にして上がる。このときの右フラッペロ
ンFERの上方向の最大舵角は25°に設定される。
【0027】またセンタープーリ12およびスライダ2
2が一体で左に回転すると、スライダ22にボールジョ
イント32Rを介して一端を枢支された右第2リンク3
3Rが引き上げられ、この右第2リンク33Rの他端に
ボールジョイント34Rを介して接続された右第1リン
ク31Rがセンターシャフト11まわりに左に回転する
とともに、前記右第1リンク31Rの他端にピン35R
を介して接続された右第3リンク36Rが右方向に移動
する。右第3リンク36Rの右方向の移動に伴って、プ
ーリシャフト14Rに支持された右ドライブプーリ15
Rが左に回転し、その右ドライブプーリ15Rにコンロ
ールケーブル18Rを介して接続された右ドリブンプー
リ17Rがプーリシャフト16Rまわりに左に回転す
る。
【0028】その結果、右ドリブンプーリ17Rに設け
たアーム41Rがボールジョイント45Rを介してフラ
ッペロンリンク44Rの先端を押し上げる。このとき、
フラッペロンリンク44Rの先端は右フラッペロンFE
RのヒンジラインHLよりも前方に位置しているため、
右フラッペロンFERの前縁がヒンジラインHLを支点
にして上がり、右フラッペロンFERの後縁がヒンジラ
インHLを支点にして下がる。このときの右フラッペロ
ンFERの下方向の最大舵角は20°に設定される。
【0029】以上のように、コントロールホイールを左
に操作すると、左フラッペロンFELの後縁が中立位置
から上がって左主翼WLの揚力が減少し、また右フラッ
ペロンFERの後縁が中立位置から下がって右主翼WR
の揚力が増加するため、左右の主翼WL,WRの揚力差
によって左ロールモーメントが発生する。
【0030】以上、コントロールホイールを左に操作し
て左ロールモーメントを発生させる場合について説明し
たが、コントロールホイールを右に操作して右ロールモ
ーメントを発生させる場合の作用は、左右が逆になるだ
けで実質的に同一である。
【0031】ところで、フラッペロンFEL,FERを
上下同じ角度だけ操舵すると、フラッペロンFEL,F
ERを下げた方の主翼WL,WRの抗力が増加するのに
対し、フラッペロンFEL,FERを上げた方の主翼W
L,WRの抗力が減少するため、旋回方向と逆向きのヨ
ーモーメントが発生し(アドバースヨー現象)、スムー
ズな旋回が妨げられてしまう。そこで、フラッペロンF
EL,FERをエルロンとして機能させる際に、その上
方向の舵角が下方向の舵角よりも大きくなるように設定
することにより、左右の主翼WL,WRの抗力差を減少
させてスムーズな旋回を可能にしている。
【0032】上述したフラッペロンFEL,FERの上
下の舵角差は、次のようにして発生させることができ
る。即ち、仮に第2リンク33L,33Rと第3リンク
36L,36Rとを接続するピン35L,35Rの位置
が機体中心線CLの直下に在れば、例えばセンタープー
リ12およびスライダ22がセンターシャフト11まわ
りに左に回転したとき、左第2リンク33Lと左第3リ
ンク36Lとを接続するピン35Lの右方向への移動量
と、右第2リンク33Rと右第3リンク36Rとを接続
するピン35Rの右方向への移動量とは等しくなり、従
って、左フラッペロンFELの上方向の舵角と、右フラ
ッペロンFERの下方向の舵角とが等しくなる。
【0033】それに対して、本実施例では左第2リンク
33Lと左第3リンク36Lとを接続するピン35Lの
位置が機体中心線CLの左下方に在り、また右第2リン
ク33Rと右第3リンク36Rとを接続するピン35R
の位置が機体中心線CLの右下方に在るため、例えばセ
ンタープーリ12およびスライダ22がセンターシャフ
ト11まわりに左に回転したとき、左第2リンク33L
と左第3リンク35Lとを接続するピン35Lの右方向
への移動量が大きくなり、右第2リンク33Rと右第3
リンク36Rとを接続するピン35Rの右方向への移動
量が小さくなる。従って、右方向に大きく動く左第3リ
ンク36Lに接続された左フラッペロンFELの上方向
の舵角が大きくなり、右方向に小さく動く右第3リンク
36Rに接続された右フラッペロンFERの下方向の舵
角は小さくなる。
【0034】さて、離着陸時にフラッペロンFEL,F
ERを同位相で下げてフラップ機能を発揮させるには、
図7および図11に示すように、パイロットのフラップ
操作レバーの操作によりフラップアクチュエータ23を
駆動し、雄ねじよりなる出力軸24に螺合するナット部
材25を牽引することにより、スライダ22をガイドロ
ッド21…に沿って後方に移動させる。図7から明らか
なように、スライダ22が後退すると、その左右両端に
設けたボールジョイント32L,32Rの位置も後退す
るため、これらボールジョイント32L,32Rに上端
を枢支された左右の第2リンク33L,33Rが、実線
の状態から鎖線の状態に傾斜する。その結果、左右の第
2リンク33L,33Rの下端のボールジョイント34
L,34Rが引き上げられ、左右の第1リンク31L,
31Rがセンターシャフト11まわりに上方に回動す
る。
【0035】その結果、左右の第1リンク31L,31
Rの下端にピン35L,35Rを介して接続された左右
の第3リンク36L,36Rが、相互に離反するように
左右方向外側に等距離だけ移動するため、左ドライブプ
ーリ15Lが右方向に、右ドライブプーリ15Rが左方
向に同じ角度だけ回転する。而して、左右のドライブプ
ーリ15L,15Rにコントロールケーブル18L,1
8Rを介して接続された左右のドリブンプーリ17L,
17Rも相互に逆方向に同じ角度だけ回転し、左右のフ
ラッペロンFEL,FERが何れも10°ずつ下がる。
尚、フラッペロンFEL,FERの下げ角は任意に設定
することが可能である。このフラッペロンFEL,FE
Rの下げ状態から、フラップアクチュエータ23を逆方
向に駆動してスライダ22を元の位置まで前進させる
と、左右のフラッペロンFEL,FERは中立位置まで
上がる。
【0036】上述したフラッペロンFEL,FERの下
げ状態において、機体のローリングを制御すべく、パイ
ロットがコントロールホイールを例えば左に操作する
と、図12に示すように、センタープーリ12およびス
ライダ22がセンターシャフト11まわりに左に回転す
る。するとスライダ22に連結された左第2リンク33
Lが押し下げられ、この左第2リンク33Lに接続され
た左第1リンク31Lがセンターシャフト11まわりに
左に回転し、左第2リンク33Lに接続された左第3リ
ンク36Lが右方向に移動する。左第3リンク36Lの
右方向の移動に伴って、プーリシャフト14Lに支持さ
れた左ドライブプーリ15Lが左に回転し、その左ドラ
イブプーリ15Lにコンロールケーブル18Lを介して
接続された左ドリブンプーリ17Lがプーリシャフト1
6Lまわりに左に回転する。その結果、左ドリブンプー
リ17Lに設けたアーム41Lがボールジョイント45
Lを介してフラッペロンリンク44Lの先端を押し下げ
るため、左フラッペロンFELの前縁がヒンジラインH
Lを支点にして下がり、左フラッペロンFELの後縁が
ヒンジラインHLを支点にして上がる。このときの左フ
ラッペロンFELの上方向の最大舵角は、前記フラッペ
ロンFELの下げ位置(下向きに10°)を基準として
20°に設定される。
【0037】またセンタープーリ12およびスライダ2
2がセンターシャフト11まわりに左に回転すると、ス
ライダ22に連結された右第2リンク33Rが引き上げ
られ、この右第2リンク33Rに接続された右第1リン
ク31Rがセンターシャフト11まわりに左に回転し、
右第1リンク31Rに接続された右第3リンク36Rが
右方向に移動する。右第3リンク36Rの右方向の移動
に伴って、プーリシャフト14Rに支持された右ドライ
ブプーリ15Rが左に回転し、その右ドライブプーリ1
5Rにコンロールケーブル18Rを介して接続された右
ドリブンプーリ17Rがプーリシャフト16Rまわりに
左に回転する。その結果、右ドリブンプーリ17Rに設
けたアーム41Rがボールジョイント45Rを介してフ
ラッペロンリンク44Rの先端を押し上げるため、右フ
ラッペロンFERの前縁がヒンジラインHLを支点にし
て上がり、右フラッペロンFERの後縁がヒンジライン
HLを支点にして下がる。このときの右フラッペロンF
ERの下方向の最大舵角は、前記フラッペロンFELの
下げ位置(下向きに10°)を基準として下方向に10
°に設定される。
【0038】以上のように、フラッペロンFEL,FE
Rが下げ状態にあっても、その下げ状態を基準として左
右のフラッペロンFEL,FERを相互に逆方向に作動
させることができるので、離着陸時にフラップFL,F
RおよびフラッペロンFEL,FERを共に下ろして最
大限の揚力を確保しながら、フラッペロンFEL,FE
Rにエルロン機能を発揮させて機体のローリング制御を
支障なく行うことができる。このとき、コントロールホ
イールの操作とフラップアクチュエータ23の作動とは
相互に干渉しないため、コントロールホイールの操作が
フラップアクチュエータ23によって阻害されたり、フ
ラップアクチュエータ23の作動がコントロールホイー
ルに伝達されたりする虞がない。
【0039】以上、コントロールホイールを左に操作し
て左ロールモーメントを発生させる場合について説明し
たが、コントロールホイールを右に操作して右ロールモ
ーメントを発生させる場合の作用は、左右が逆になるだ
けで実質的に同一である。
【0040】またフラッペロンFEL,FERが図11
に示す下げ状態にあるとき、図3に示す中立位置状態に
あるときに比べて、左第1リンク31Lと左第3リンク
36Lとを接続するピン35Lの位置が機体中心線CL
に対して更に左寄りの位置に移動し、また右第1リンク
31Rと右第3リンク36Rとを接続するピン35Rの
位置が機体中心線CLに対して更に右寄りに位置に移動
する。このように、ピン35L,35Rの位置が左右方
向外側に移動すると、センタープーリ12の回転角に対
する左右のドライブプーリ15L,15Rの回転角の比
率が低下するため、フラッペロンFEL,FERの下げ
状態を基準とした上下方向に舵角が減少する。
【0041】即ち、フラッペロンFEL,FERの中立
位置状態での舵角を0°として、エルロン操作による上
方向の最大舵角は25°、下方向の最大舵角は20°で
あるが、フラッペロンFEL,FERの下げ状態での舵
角を0°として、エルロン操作による上方向の最大舵角
は20°、下方向の最大舵角は10°となる。つまりフ
ラッペロンFEL,FERの中立位置状態では、エルロ
ンの全舵角(左右舵角差)は25°+20°=45°で
あるのに対し、フラッペロンFEL,FERの下げ状態
では、エルロンの全舵角(左右舵角差)は20°+10
°=30°である。従って、フラッペロンFEL,FE
Rの下げ状態で最大舵角でエルロン操作を行った場合、
フラッペロンFEL,FERの最大下げ角が本来は10
°+20°=30°となる筈のところ、10°+10°
=20°に抑えることが可能となり、コントロールホイ
ールの操舵力の軽減を図るともに、フラッペロンFE
L,FERの過剰な下げ角による翼端失速の発生を回避
することができる。
【0042】またセンタープーリ12、スライダ22お
よびフラップアクチュエータ23をセンターシャフト1
1の軸線上に整列して配置し、センタープーリ12およ
びスライダ22をセンターシャフト11の軸線まわりに
回転させるだけでフラッペロンFEL,FERにエルロ
ン機能を発揮させ、またスライダ22をセンターシャフ
ト11の軸線に沿って往復動させるだけでフラッペロン
FEL,FERにフラップ機能を発揮させるので、極め
てシンプルな構造で低コストであるばかりか小型軽量で
あり、かつ一つのフラッペロンユニットなので機体への
搭載も容易である。
【0043】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0044】例えば、実施例ではセンタープーリ12を
コントロールホイールで作動させているが、それをコン
トロールコラムで作動させても、電気アクチュエータあ
るいは油圧アクチュエータで作動させても良い。
【0045】またスライダ22を前後動させるフラップ
アクチュエータ23を電気モータで構成する代わりに油
圧シリンダで構成することができ、またスライダ22を
マニュアルで前後動させることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、ロータおよびスライダをロータ軸まわりに左
右回転させることにより、左右の第1リンクおよび左右
の第2リンクを介して左右の第3リンクを左右同方向に
移動させ、左右のフラッペロンを相互に逆位相で上下動
させてエルロンとして機能させることができ、またスラ
イダをロータ軸に沿って前後動させることにより、左右
の第2リンクを介して左右の第1リンクおよび左右の第
3リンクを左右逆方向に移動させ、左右のフラッペロン
を同位相で上下動させてフラップとして機能させること
ができる。これにより、離着陸時にフラッペロンにフラ
ップ機能を発揮させて最大揚力の増加を図りながら、同
時にフラッペロンにエルロン機能を発揮させてローリン
グのコントロールを支障なく行うことができる。しかも
共通のロータ軸上に支持したロータおよびスライダにそ
れぞれ左右の第1リンクの一端および左右の第2リンク
の一端を枢支し、かつ第1、第2リンクの他端に枢支し
た左右の第3リンクで左右のフラッペロンを作動させる
ので、極めてシンプルな構造で低コストであるばかり
か、小型軽量であって機体への搭載も容易である。
【0047】また請求項2に記載された発明によれば、
第3リンクおよびフラッペロンを、ドライブプーリ、コ
ントロールケーブル、ドリブンプーリおよびフラッペロ
ンリンクよりなる連結機構を介して連結したので、第3
リンクから左右に離れた位置にある左右のフラッペロン
を簡単かつ軽量な構造で確実に駆動することができる。
【0048】また請求項3に記載された発明によれば、
フラッペロンがフラップ下げ状態にあるときのエルロン
舵角が小さくなるので、フラップ下げ角とエルロン下げ
角とを加算したトータルの下げ角が過大になるのを防止
し、操舵力の軽減を図るともに翼端失速の発生を回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】飛行機の主翼の平面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】フラッペロンの作動装置の斜視図
【図4】図3の要部拡大図
【図5】図3の5方向拡大矢視図
【図6】図5の6−6線拡大矢視図
【図7】図5の7−7線拡大矢視図
【図8】図3の8方向拡大矢視図
【図9】図8の9−9線矢視図
【図10】エルロンを左に操作したときの作用説明図
【図11】フラップを下げたときの作用説明図
【図12】フラップを下げ、かつエルロンを左に操作し
たときの作用説明図
【符号の説明】
FEL,FER フラッペロン WL,WR 主翼 11 センターシャフト(ロータ軸) 12 センタープーリ(ロータ) 15L,15R ドライブプーリ 17L,17R ドリブンプーリ 18L,18R コントロールケーブル 22 スライダ 31L,31R 第1リンク 33L,33R 第2リンク 36L,36R 第3リンク 44L,44R フラッペロンリンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内多 実 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 多田 勝俊 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の主翼(WL,WR)の後縁にそれ
    ぞれ上下動可能に設けた左右のフラッペロン(FEL,
    FER)を相互に逆位相で上下動させてエルロンとして
    機能させ、かつ左右のフラッペロン(FEL,FER)
    を同位相で上下動させてフラップとして機能させるフラ
    ッペロンの作動装置であって、 機体前後方向に延びるロータ軸(11)まわりに左右回
    転自在に設けられたロータ(12)と、 ロータ(12)と一体に左右回転し、かつロータ軸(1
    1)に沿って前後動自在に設けられたスライダ(22)
    と、 一端がロータ軸(11)に枢支された左第1リンク(3
    1L)と、 一端がロータ軸(11)に枢支された右第1リンク(3
    1R)と、 一端がスライダ(22)に枢支されて他端が左第1リン
    ク(31L)の他端に枢支された左第2リンク(33
    L)と、 一端がスライダ(22)に枢支されて他端が右第1リン
    ク(31R)の他端に枢支された右第2リンク(33
    R)と、 左右方向内端が左第1リンク(31L)の前記他端に枢
    支されて左右方向外端が連結機構を介して左フラッペロ
    ン(FEL)に接続された左第3リンクと(36L)、 左右方向内端が右第1リンク(31R)の前記他端に枢
    支されて左右方向外端が連結機構を介して右フラッペロ
    ン(FER)に接続された右第3リンク(36R)と、
    を備え、 ロータ(12)およびスライダ(22)をロータ軸(1
    1)まわりに左右回転させ、左右の第1リンク(31
    L,31R)および左右の第2リンク(33L,33
    R)を介して左右の第3リンク(36L,36R)を左
    右同方向に移動させることにより、左右のフラッペロン
    (FEL,FER)を相互に逆位相で上下動させてエル
    ロンとして機能させるとともに、 スライダ(22)をロータ軸(11)に沿って前後動さ
    せ、左右の第2リンク(33L,33R)を介して左右
    の第1リンク(31L,31R)および左右の第3リン
    ク(36L,36R)を左右逆方向に移動させることに
    より、左右のフラッペロン(FEL,FER)を同位相
    で上下動させてフラップとして機能させることを特徴と
    するフラッペロンの作動装置。
  2. 【請求項2】 前記連結機構は、第3リンク(36L,
    36R)の左右方向外端に連結されて回転するドライブ
    プーリ(15L,15R)と、ドライブプーリ(15
    L,15R)にコントロールケーブル(18L,18
    R)を介して連結されたドリブンプーリ(17L,17
    R)と、ドリブンプーリ(17L,17R)の回転をフ
    ラッペロン(FEL,FER)の上下動に変換するフラ
    ッペロンリンク(44L,44R)とを備えたことを特
    徴とする、請求項1に記載のフラッペロンの作動装置。
  3. 【請求項3】 フラッペロン(FEL,FER)がフラ
    ップ下げ状態にあるときのエルロン舵角を、フラッペロ
    ン(FEL,FER)がフラップ上げ状態にあるときの
    エルロン舵角よりも小さく設定したことを特徴とする、
    請求項1に記載のフラッペロンの作動装置。
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