JP2002029467A - 自動二、三輪車用ハンドルロック装置 - Google Patents

自動二、三輪車用ハンドルロック装置

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JP2002029467A
JP2002029467A JP2000221061A JP2000221061A JP2002029467A JP 2002029467 A JP2002029467 A JP 2002029467A JP 2000221061 A JP2000221061 A JP 2000221061A JP 2000221061 A JP2000221061 A JP 2000221061A JP 2002029467 A JP2002029467 A JP 2002029467A
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JP2000221061A
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Masaaki Yamaguchi
正昭 山口
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車体フレームの前端のヘッドパイプで回動可能
に支承されるハンドル支持部材にバーハンドルが取付け
られ、前記ハンドル支持部材側との係合を可能としたロ
ックピンを備えるロック機構がキー操作に応じた前記ロ
ックピンの係脱作動を可能として車体フレーム側に設け
られる自動二、三輪車用ハンドルロック装置において、
ハンドル支持部材をアルミニウム合金で形成して軽量化
を図りつつ、大きな荷重の作用にも充分に耐えてハンド
ルロック状態を維持可能とする。 【解決手段】アルミニウム合金から成るハンドル支持部
材48に、アルミニウム合金よりも靭性に優れた金属材
料から成る係合ステー90が固着され、ロックピン92
を係脱可能に係合し得る係合孔93が該係合ステー90
に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車や自動
三輪車に用いられるハンドルロック装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるハンドルロック装置は、た
とえば特開平10−129555号公報等で既に知られ
ており、ヘッドパイプで回動可能に支承されるハンドル
支持部材との係合を可能としたロックピンを備えるロッ
ク機構が、キー操作に応じて前記ハンドル支持部材に対
するロックピンの係脱作動を可能として車体フレーム側
に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
鉄製のハンドル支持部材にロックピンを係脱可能に係合
するための係合孔が設けられており、ロックピンがハン
ドル支持部材に直接係合する構造となっている。
【0004】一方、軽量化を図るためにハンドル支持部
材をアルミニウム合金で形成したいと言う要望があり、
そのような要望を満たすために、ハンドルロック装置の
構成を従来のままとしてハンドル支持部材をアルミニウ
ム合金により形成すると、アルミニウムは靭性が低いの
で、ロックピンを係合せしめている部分への大きな荷重
の作用に耐える補強構造を構成せねばならず、アルミニ
ウム合金によって形成することによる軽量化の効果が損
なわれてしまう。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ハンドル支持部材をアルミニウム合金で形成
して軽量化を図りつつ、大きな荷重の作用にも充分に耐
えてハンドルロック状態を維持し得るようにした自動
二、三輪車用ハンドルロック装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車体フレームの前端のヘッ
ドパイプで回動可能に支承されるハンドル支持部材にバ
ーハンドルが取付けられ、前記ハンドル支持部材側との
係合を可能としたロックピンを備えるロック機構がキー
操作に応じた前記ロックピンの係脱作動を可能として車
体フレーム側に設けられる自動二、三輪車用ハンドルロ
ック装置において、アルミニウム合金から成る前記ハン
ドル支持部材に、アルミニウム合金よりも靭性に優れた
金属材料から成る係合ステーが固着され、前記ロックピ
ンを係脱可能に係合し得る係合孔が該係合ステーに設け
られることを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、ハンドル支持部
材をアルミニウム合金で形成して軽量化を達成しつつ、
アルミニウム合金よりも靭性に優れた金属材料製の係合
ステーをハンドル支持部材に固着し、この係合ステーに
ロックピンを係合させるようにしているので、ロックピ
ンを係合せしめている部分への大きな荷重の作用にも充
分に耐えて、ハンドルロック状態を維持することが可能
となる。
【0008】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記ステーが、前記バーハ
ンドルを覆って該バーハンドルとともに動くハンドルカ
バーと、車体フレームの前部を覆うレッグシールドとの
間に生じる間隙に臨む部分では前記ハンドル支持部材を
覆うようにして、該ハンドル支持部材に固着されること
を特徴とし、かかる構成によれば、ハンドルカバーおよ
びレッグシールド間の間隙からアルミニム合金製のハン
ドル支持部材に外部から直接力を及ぼすことを不能と
し、ハンドルロック状態を解除するような前記間隙から
の不正操作を防止して、防盗性を向上することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0010】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は自動二輪車の側面図、図2は図1の2矢
視拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図3の
4−4線拡大断面図、図5は図4の5−5線断面図、図
6は図4の6−6線断面図、図7は図3の7−7線断面
図である。
【0011】先ず図1において、自動二輪車の車体フレ
ーム15が前端に備えるヘッドパイプ16には、前輪W
Fを軸支するフロントフォーク17が操向可能に枢支さ
れる。該フロントフォーク17の上端にはバーハンドル
18が連結され、前輪WFの上方を覆うフロントフェン
ダ19がフロントフォーク17に支持される。また車体
フレーム15の中間部には後輪WRを軸支するリヤフォ
ーク20が枢支され、車体フレーム15の後部およびリ
ヤフォーク20間にリヤクッション21が設けられる。
【0012】車体フレーム15の中間部には、水冷式の
エンジンEおよび変速機Mから成るパワーユニットPが
支持されており、前記変速機Mの出力はチェーン22を
介して後輪WRに伝達される。
【0013】またエンジンEのエンジン本体33および
車体フレーム15に支持されるラジエータ24が前記エ
ンジンEの上方に配置されるとともに、車体フレーム1
5で支持されるエアクリーナ23がエンジンEの上方に
配置され、変速機Mの上方に配置される燃料タンク25
と、電装部品を収納可能として該燃料タンク25の上方
に配置される収納ボックス26とが、車体フレーム15
に支持される。
【0014】エンジンEからの排気ガスを導く排気管2
7は、パワーユニットPおよび後輪WR間に配置される
排気マフラー28に接続される。
【0015】前記車体フレーム15の前部、エンジン
E、エアクリーナ23およびラジエータ24は、車体フ
レーム15に取付けられる合成樹脂製のレッグシールド
29で覆われる。また車体フレーム15の後部、燃料タ
ンク25および収納ボックス26は、車体フレーム15
に取付けられる合成樹脂製のリヤカバー30で覆われて
おり、該リヤカバー30に後輪WRの後部上方を覆うリ
ヤフェンダ31が連設される。リヤカバー30上には、
収納ボックス26の上端開口部を開閉可能としてシート
32が設けられており、該シート32にドライバが座乗
可能である。
【0016】図2および図3を併せて参照して、左右両
端にグリップ34,35を備えるとともに、それらのグ
リップ34,35を握った手で操作可能なレバー36,
37が左右両端部に設けられるバーハンドル18の中央
部は、前記グリップ34,35およびレバー36,37
を両側から突出させるようにしてハンドルカバー38で
覆われる。このハンドルカバー38は、バーハンドル1
8を前方側から覆う合成樹脂製の前部カバー39と、バ
ーハンドル18を後方側から覆う合成樹脂製の後部カバ
ー40とが相互に締結されて成るものである。
【0017】一方、車体フレーム15が前端に備えるヘ
ッドパイプ16の上方には、該ヘッドパイプ16で回動
可能に支承されるハンドル支持部材48が配置されてお
り、バーハンドル18は、該ハンドル支持部材48に浮
動支持される。
【0018】図4および図5を併せて参照して、ハンド
ル支持部材48は、自動二輪車の幅方向に間隔をあけた
2箇所に取付孔49,49を有してアルミニウム合金に
より形成される。またヘッドパイプ16には、下端部に
フロントフォーク17が連結されるステアリング軸50
が回動可能に支持されており、ヘッドパイプ16から上
方に突出したステアリング軸50の上端が、前記両取付
け孔49,49間の中央部でハンドル支持部材48に挿
入され、ステアリング軸50と直交して該ステアリング
軸50およびハンドル支持部材48を貫通するボルト5
1にナット52を螺合して締付けることにより、ハンド
ル支持部材48がステアリング軸50に固定されること
になり、該ハンドル支持部材48はヘッドパイプ16で
回動可能に支承されることになる。
【0019】両取付け孔49,49は、上下に延びる軸
線を有してハンドル支持部材48に設けられており、そ
れらの取付け孔49,49の軸方向中間部内面には、半
径方向内方に張出す鍔部49a…が一体に形成される。
【0020】前記鍔部49aの上方および下方で各取付
け孔49にはマウントユニット53,53がそれぞれ挿
入される。このマウントユニット53は、円筒状に形成
されるマウントラバー54の内面に円筒状の金属製内筒
55が焼付け固着されるとともに前記マウントラバー5
4の外面に円筒状の金属製外筒56が焼付け固着されて
成るものであり、内筒55の両端が外筒56の両端より
も軸方向外方に位置するように内筒55および外筒56
の軸方向長さが設定される。
【0021】これらのマウントユニット53,53…
は、外筒56の一端が鍔部49aに当接するまで取付け
孔49,49にそれぞれ挿入され、取付け孔49への挿
入時に内筒55,55の外端がハンドル支持部材48の
上下にそれぞれ突出する。
【0022】各取付け孔49,49内に一対ずつ挿入さ
れたマウントユニット53,53…の内筒55,55…
内にはマウント軸57,57がそれぞれ挿通され、各マ
ウント軸57,57の上端部は、一対のマウントユニッ
ト53,53のうち上方のマウントユニット53が備え
る内筒55の上端に当接し得るようにして鋳造成形され
る下部ホルダ58…にインサート結合される。
【0023】前記下部ホルダ58の上面には半円状の嵌
合凹部60が形成されており、バーハンドル18の下半
部が該嵌合凹部60に嵌合される。該嵌合凹部60に嵌
合されたバーハンドル18の上半部は、上部ホルダ59
の下面に形成された半円状の嵌合凹部61に嵌合され、
バーハンドル18の両側でボルト62,62により下部
ホルダ58および上部ホルダ59が相互に締結されるこ
とにより、バーハンドル18がマウント軸57,57に
固定的に連結される。
【0024】一方、マウント軸57の下部には、下方に
臨む環状の段部57aが設けられており、カバー支持ス
テー63を前記段部57aとの間に挟むようにしてマウ
ント軸57の下端部にナット64が螺合され、前記カバ
ー支持ステー63は、一対のマウントユニット53,5
3のうち下方のマウントユニット53が備える内筒55
の下端に当接される。これにより、バーハンドル18
は、各マウントユニット53,53…のマウントラバー
54,54…を介してハンドル支持部材48の2箇所に
浮動支持されることになる。
【0025】図6を併せて参照して、バーハンドル18
のハンドル支持部材48への2箇所の浮動支持部でマウ
ント軸57,57に固定されたカバー支持ステー63,
63は、後部カバー40に設けられた取付けボス65,
65と、該後部カバー40と共同してハンドルカバー3
8を構成する前部カバー39に設けられた取付けボス6
6,66との間に挟まれており、それらの取付けボス6
5,65;66,66に対応する部分で各カバー支持ス
テー63,63には挿通孔67…がそれぞれ設けられ
る。而して後部カバー40側から取付けボス65,65
および各カバー支持ステー63,63の挿通孔67…に
挿通されたねじ部材68…が、前部カバー39の取付け
ボス66,66にねじ込まれることにより、ハンドルカ
バー38が、カバー支持ステー63,63すなわちバー
ハンドル18に固定されることになる。
【0026】ハンドルカバー38における後部カバー4
0の上部には、メータユニット77が取付けられてお
り、このメータユニット77の前方に、透光性を有する
ウインドスクリーン41が配置され、該ウインドスクリ
ーン41は、前記前部カバー39および後部カバー40
間に下端部を挟まれるようにしてハンドルカバー38に
支持される。
【0027】ハンドルカバー38における前部カバー3
9の前面中央部には開口部42が設けられており、この
開口部42に配置される前照灯43が、上下方向での照
射方向を調節可能として前部カバー39に支持される。
また前照灯43の左右両側で前部カバー39には、左右
一対のウインカ44,44が配設される。
【0028】バーハンドル18には、シート32上のド
ライバが後方を視認するために左右一対のバックミラー
装置70,70が取付けられる。このバックミラー装置
70は、下端部がバーハンドル18に取付けられて上方
に延びる支持アーム71と、該支持アーム71の上端に
設けられた取付板71aにウインドスクリーン41を該
取付板71aとの間に挟んで締結されるブラケット72
と、該ブラケット72に一端が首振り可能に支承される
ステー73と、該ステー73の他端に首振り可能に支承
されるミラーホルダ74と、該ミラーホルダ74に保持
されるミラー(図示せず)とを備える。
【0029】このようなバックミラー装置70では、ス
テー73に外部からの荷重が作用したときには、該ステ
ー73が首振り作動するようにして衝撃を和らげること
ができ、ステー73の強度を無闇に増大することを不要
として、ステー73の小型、軽量化を図ることができ
る。
【0030】上記バックミラー装置70,70によりハ
ンドルカバー38の上部は、ウインドスクリーン41お
よび一対の支持アーム71…を介してバーハンドル18
に支持されることになる。またハンドルカバー38の下
部は、上述のようにハンドル支持部材48の下方に配置
されるカバー支持ステー63,63を介してバーハンド
ル18に支持されており、ハンドルカバー38は上下左
右に離間した4箇所でバーハンドル18に強固に支持さ
れることになる。
【0031】図7を併せて参照して、ハンドルカバー3
8における後部カバー40の上部には開口部75が設け
られており、電気式のスピードメータ76等を含むメー
タユニット77のケース78が、シート32に座乗した
ドライバが視認することを可能とすべく、メータユニッ
ト77の上面を前記開口部75に臨ませるようにして、
後部カバー40に取付けられる。
【0032】メータユニット77のケース78は、上部
ケース半体79と、該上部ケース半体79内に一部を嵌
合せしめた下部ケース半体80とから成るものであり、
上部ケース半体79の下端部は、下方に臨む段部81を
ケース78の全周にわたって形成する。
【0033】上部ケース半体79の後部側面中央部には
自動二輪車の幅方向に間隔をあけて一対の支持板部8
2,82が一体に突設されており、それらの支持板部8
2,82間にわたっては係合軸83が設けられる。一
方、ハンドルカバー38の後部カバー40において、前
記両支持板部82,82に対応する部分には、前記係合
軸83の長手方向に沿って間隔をあけて配列される複数
の係合板部84,84…が、それらの係合板部84,8
4…の配列方向に沿う両端の係合板部84,84の外面
が両支持板部82,82の内面に接触して、各係合板部
84,84…および両支持板部82,82の相対位置を
規制するようにして一体に設けられる。しかも各係合板
部84,84…には、前記両支持板部82,82間の係
合軸83を前方側から挿入して支持するためのスリット
85,85…が、前端側を開放してそれぞれ設けられて
おり、各スリット85,85…に係合軸83を挿入した
状態でメータユニット77は、係合軸83を支点として
上下に揺動可能である。
【0034】また開口部75の前縁側で後部カバー40
には、前記メータユニット77におけるケース78を開
口部75の前縁部に当接させたときに、前記ケース78
がその外周に備える段部81に弾発的に係合する一対の
係合爪86,86が一体に設けられ、これらの係合爪8
6,86は、前記支持板部82,82および係合軸83
によるケース78の後部の後部カバー49への支持部
と、前記両係合爪86,86によるケース78の前部の
後部カバー49への支持部とが、二等辺三角形の頂点位
置にほぼ位置するようにして、後部カバー40に一体に
設けられる。
【0035】このような構造によれば、両支持板部8
2,82の位置を配列方向両端の係合板部84,84で
規制しつつ係合軸83を各係合板部84,84…のスリ
ット85,85…に挿通せしめることで、メータユニッ
ト77におけるケース78の後部が、上下に揺動するこ
とを可能として後部カバー40に支承される。そこでケ
ース78の前部を開口部75の前縁部に当接させるよう
に回動すると、係合爪86,86が段部81に弾発係合
してケース78が後部カバー40に取付けられることに
なる。すなわちメータユニット77のケース78が、メ
ータユニット77の上面を開口部75に臨ませるように
して後部カバー40の内方側から該後部カバー40に弾
発係合される。
【0036】なお、ケース78の後部が1箇所で後部カ
バー40に回動可能に支承され、ケース78の前部が2
箇所で後部カバー40に弾発係合される構成に代えて、
ケース78の後部が2箇所で後部カバー40に回動可能
に支承され、ケース78の前部が1箇所で後部カバー4
0に弾発係合される構成とすることも可能である。
【0037】前記ハンドル支持部材48と、ヘッドパイ
プ16との間にはハンドルロック装置89が設けられ
る。該ハンドルロック装置89は、アルミニウム合金か
ら成る前記ハンドル支持部材48に固着された略L字形
の係合ステー90と、該係合ステー90に係脱可能に係
合するロックピン92を備えるとともにキー操作に応じ
たロックピン92の軸方向作動を可能として車体フレー
ム15のヘッドパイプ16に固定されるロック機構91
とで構成される。
【0038】係合ステー90は、ハンドル支持部材48
を形成するアルミニウム合金よりも靭性に優れた金属材
料たとえば鉄系材料から成るものであり、たとえば一対
のねじ部材95,95によりハンドル支持部材48に締
結され、ロックピン92を係脱可能に係合し得る係合孔
93が該係合ステー90に設けられる。
【0039】ロック機構91は、ヘッドパイプ16に固
着された支持板96に支持されてレッグシールド29内
に配置されるものであり、バーハンドル18を或る角度
だけ転舵した状態での係合ステー90の係合孔93に、
ロックピン92を下方から係脱し得るようにして前記支
持板96に支持される。
【0040】しかも前記係合ステー90は、バーハンド
ル18を覆って該バーハンドル18とともに動くハンド
ルカバー38と、車体フレーム15の前部を覆うレッグ
シールド29との間に生じる間隙94に臨む部分ではハ
ンドル支持部材48を覆うべく、ハンドルカバー38お
よびレッグシールド29間にわたって延在する形状を有
してハンドル支持部材38に固着される。
【0041】次にこの実施例の作用について説明する
と、車体フレーム15の前端のヘッドパイプ16で回動
可能に支承されるハンドル支持部材48の2箇所に、マ
ウントラバー54,54…を介してバーハンドル18が
浮動支持され、バーハンドル18の中央部を覆うハンド
ルカバー38がバーハンドル18に固定されるので、バ
ーハンドル18に固定されるハンドルカバー38の防振
性を確保することが可能である。しかもマウントラバー
54,54はハンドル支持部材48およびバーハンドル
18間に介在すればよいので、ハンドルカバー38をバ
ーハンドル18に固定する箇所が比較的多くても、必要
とするマウントラバー54の個数は少なくてすみ、部品
点数を低減することができる。
【0042】またハンドルカバー38に、ウインドスク
リーン41が固定されるので、ウインドスクリーン41
の防振性を確保しつつ、ウインドスクリーン41をバー
ハンドル18に取付けるための専用部品を不要として部
品点数をより一層低減するこができる。
【0043】さらにハンドルカバー38に設けられた開
口部75に上面を臨ませたメータユニット77が、ハン
ドルカバー38の内方側から該ハンドルカバー38に弾
発係合されるので、メータユニット77をハンドルカバ
ー38に組み付けるためのねじ部材等の部品を不要と
し、部品点数を低減しつつ、メータユニット77のハン
ドルカバー38への組付を容易とすることができる。
【0044】しかもハンドル支持部材48と、車体フレ
ーム15のヘッドパイプ16との間に設けられるハンド
ルロック装置89のうち、ハンドル支持部材48側との
係合を可能としたロックピン92を備えるロック機構9
1がキー操作に応じたロックピン92の係脱作動を可能
として車体フレーム15のヘッドパイプ16にに設けら
れ、軽量化を図るためにアルミニウム合金により形成し
たハンドル支持部材48には、アルミニウム合金よりも
靭性に優れた金属材料から成るとともにロックピン92
を係脱可能に係合し得る係合孔93を備える係合ステー
90が固着されている。
【0045】したがってハンドル支持部材48の軽量化
を達成しつつ、ロックピン92を係合せしめている部分
への大きな荷重の作用にも充分に耐えて、ハンドルロッ
ク状態を維持することが可能となる。
【0046】また係合ステー90は、バーハンドル18
を覆って該バーハンドル18とともに動くハンドルカバ
ー38と、車体フレーム15の前部を覆うレッグシール
ド29との間に生じる間隙94に臨む部分では、ハンド
ル支持部材48を覆うようにしてハンドル支持部材48
に固着されているので、前記間隙94からアルミニム合
金製のハンドル支持部材48に外部から直接力を及ぼす
ことを不能とし、ハンドルロック状態を解除するような
前記間隙94からの不正操作を防止して、防盗性を向上
することができる。
【0047】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0048】たとえば本発明は、上記実施例の自動二輪
車だけでなく、自動三輪車にも適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ハンドル支持部材の軽量化を図りつつ、ロックピン
を係合せしめている部分への大きな荷重の作用にも充分
に耐えて、ハンドルロック状態を維持することが可能と
なる。
【0050】また請求項2記載の発明によれば、ハンド
ルカバーおよびレッグシールド間の間隙からアルミニム
合金製のハンドル支持部材に外部から直接力を及ぼすこ
とを不能とし、ハンドルロック状態を解除するような前
記間隙からの不正操作を防止して、防盗性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】図1の2矢視拡大図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図3の4−4線拡大断面図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図4の6−6線断面図である。
【図7】図3の7−7線断面図である。
【符号の説明】
15・・・車体フレーム 16・・・ヘッドパイプ 18・・・バーハンドル 29・・・レッグシールド 38・・・ハンドルカバー 48・・・ハンドル支持部材 89・・・ハンドルロック装置 90・・・係合ステー 91・・・ロック機構 92・・・ロックピン 93・・・係合孔 94・・・間隙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(15)の前端のヘッドパ
    イプ(16)で回動可能に支承されるハンドル支持部材
    (48)にバーハンドル(18)が取付けられ、前記ハ
    ンドル支持部材(48)側との係合を可能としたロック
    ピン(92)を備えるロック機構(91)がキー操作に
    応じた前記ロックピン(92)の係脱作動を可能として
    車体フレーム(15)側に設けられる自動二、三輪車用
    ハンドルロック装置において、アルミニウム合金から成
    る前記ハンドル支持部材(48)に、アルミニウム合金
    よりも靭性に優れた金属材料から成る係合ステー(9
    0)が固着され、前記ロックピン(92)を係脱可能に
    係合し得る係合孔(93)が該係合ステー(90)に設
    けられることを特徴とする自動二、三輪車用ハンドルロ
    ック装置。
  2. 【請求項2】 前記係合ステー(90)が、前記バーハ
    ンドル(18)を覆って該バーハンドル(18)ととも
    に動くハンドルカバー(38)と、車体フレーム(1
    5)の前部を覆うレッグシールド(29)との間に生じ
    る間隙(94)に臨む部分では前記ハンドル支持部材
    (48)を覆うようにして、該ハンドル支持部材(4
    8)に固着されることを特徴とする請求項1記載の自動
    二、三輪車用ハンドルロック装置。
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