JP2002028550A - 加熱性溶融粘着剤の押出し装置 - Google Patents

加熱性溶融粘着剤の押出し装置

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JP2002028550A JP2000217165A JP2000217165A JP2002028550A JP 2002028550 A JP2002028550 A JP 2002028550A JP 2000217165 A JP2000217165 A JP 2000217165A JP 2000217165 A JP2000217165 A JP 2000217165A JP 2002028550 A JP2002028550 A JP 2002028550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出し装置を作業現場で自由に移動しながら
使用しても、常に適温に加熱された溶融状態の粘着剤を
円滑に塗着できるようにして、作業性を向上させると共
に、経費の節減が図れ、廃棄物の発生量を減らすことの
できる加熱性溶融粘着剤の押出し装置を提供するもので
ある。 【構成】 内部に加熱性溶融粘着剤を充填した耐熱性の
樹脂パックと、この樹脂パックが挿着される金属性筒体
のカートリッジと、前記カートリッジ内の溶融粘着剤の
粘着状態を維持できる温度に加熱するための予熱アダプ
ターと、前記予熱アダプターにより加熱されたカートリ
ッジを通電により加熱状態が維持できるシリンダ内に挿
着して、カートリッジ内の樹脂パックに充填された溶融
粘着剤を後部から押すことで、ノズルから塗着面に向け
て連続的に押し出すための銃器型押出し機からなること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建築用のシー
リング材、あるいは防水層ジョイント部の接着、コーキ
ング処理等に用いられる装置であって、常温では固形化
していて、加熱すると液または粘状化する加熱性溶融粘
着剤を塗着面に向けて連続的に押し出す押出し装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱性溶融粘着剤は、常温では
固形化しており、塗着作業の際に予め加熱することで溶
融状態にして使用されるものである。よって、このよう
な加熱性溶融粘着剤は電源設備の備えられている作業場
に、溶融粘着剤の注出装置を配置して、作業場内に供給
される電気で加熱し、粘着剤の溶融状態を長時間にわた
り維持するようにして、特定の場所に連続的に流れてく
る製品に溶融粘着剤を順次塗着するような、製造ライン
での作業には適していたが、この注出装置は装置自体が
大きくなることから建築現場や土木工事現場等で作業者
が自由に移動して使用するのには不向きであった。
【0003】従って、現場でのコーキングやシーリング
の作業は、一般的には溶剤型の粘着剤を充填したカート
リッジを銃器型押出し機に装着して使用しているが、こ
の溶剤型の粘着剤は、溶剤の揮発による人体への悪影響
や空気汚染、火災の危険性などの問題を有していた。
【0004】このような、人体への影響や火災の危険性
などの問題を回避するためには、溶剤型の粘着剤にかえ
て加熱性溶融粘着剤を用いた銃器型の押出し装置を現場
内で自由に移動して使用できるようにすることが望まれ
るが、そのためには装置内に装着された溶融粘着剤が固
形化しないように一定の温度を保持することが要求され
る。
【0005】上記のように、加熱性溶融粘着剤を充填し
た押出し装置を作業現場内で自由に移動して使用できる
ようにするための手段として、従来では、特開平7−3
9802号に開示されているような押出し装置が知られ
ている。
【0006】この加熱性溶融粘着剤の押出し装置は、ヒ
ーターを備える加熱筒内に溶融粘着剤を充填したカート
リッジ缶を挿着し、この加熱筒を後方から押出し操作を
行える押出しガンに取付けて、予めこの押出しガン全体
を電源と接続される給電手段としての加熱アダプターに
挿着することで、前記加熱筒をヒーターで加熱してお
き、加熱筒の加熱された押出しガンを加熱アダプターか
ら取り外して、押出しガンを自由に持ち運びながら溶融
粘着剤の押出し塗着作業を行えるようにしたものであ
る。
【0007】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、上記の溶融粘
着剤押出し装置は、カートリッジと加熱筒とを搭載した
押出しガンを給電手段としての加熱アダプターに挿着
し、この加熱アダプターを介して加熱筒内のヒーターで
加熱し、加熱筒が加熱された後に押出しガンを加熱アダ
プターから取り外して使用することから、時間の経過に
伴って加熱筒の温度は徐々に低下する。そのため、温度
の低い場所での作業では頻繁に押出しガンを加熱アダプ
ターに装着して再加熱を繰り返さなければならず、その
間、作業を中止することになるので、作業能率が低いと
いう問題を有している。
【0008】特に、溶融粘着剤がブチル系ゴムと合成樹
脂ポリマーとを主成分とする混合物のように、押出し装
置から粘着剤を押出すのに適した温度が約170°Cで
あって、接着に適した温度が180°C程度の比較的高
い融点の粘着剤の場合、カートリッジとノズルを常に加
熱しておく必要があるので、前述の溶融粘着剤押出し装
置のように使用時には給電装置が遮断され加熱できない
構造の押出し機は、前記粘着剤には適していなかった。
【0009】また、溶融粘着剤が充填されているカート
リッジは、加熱筒によって溶融粘着剤を加熱溶解させる
ために、熱伝導率のよいアルミ缶などの金属製のものが
使用されるが、このようなカートリッジは再使用できな
いことから、単価が高く経費が嵩むと共に、使用後のカ
ートリッジの殻が廃棄物として多量に発生するなどの問
題があった。
【0010】
【課題を解決する手段】本発明は、従来におけるこの種
の加熱性溶融粘着剤の押出し装置における上記のような
問題点を解決し、押出し装置を作業現場で自由に移動し
ながら使用しても、常に適温に加熱された溶融状態の粘
着剤を被接着部分に塗着できるようにして、作業性を向
上させると共に、経費の節減が図れ、廃棄物の発生量も
減らすことのできる加熱性溶融粘着剤の押出し装置を提
供するものである。
【0011】請求項1の発明は、そのための具体的手段
として、内部に加熱性溶融粘着剤を充填した耐熱性の樹
脂パックと、この樹脂パックが挿着される金属性筒体の
カートリッジと、前記カートリッジ内の溶融粘着剤の粘
着状態を維持できる温度に加熱するための予熱アダプタ
ーと、前記予熱アダプターにより加熱されたカートリッ
ジを通電により加熱状態が維持できるシリンダ内に挿着
して、カートリッジ内の樹脂パックに充填された溶融粘
着剤を後部から押すことで、ノズルから塗着面に向けて
連続的に押し出すための銃器型押出し機からなることを
特徴とする。
【0012】前記加熱性溶融粘着剤が、ブチル系ゴムと
合成樹脂ポリマーを主成分とする混合物であることを特
徴とする。
【0013】前記樹脂パックは、耐熱性樹脂チューブの
一端部側に細径の吐出ガイド部を形成し、この樹脂チュ
ーブ内に溶融粘着剤を充填し、両端を封止したものであ
ることが好ましい。
【0014】前記押出し機は、カートリッジが装着され
るシリンダを、層内に加熱ヒーターを有する長さ方向に
沿って二つ割りにした開閉可能な断面半円形の部材によ
り構成し、このシリンダの前端に層内に加熱ヒーターを
有するノズル加熱部を設け、シリンダの後端に押し出し
ロッドに前後進のための回転力を与える駆動部を設ける
と共に、この駆動部に回転力を伝えるモータとスイッチ
とを備えたホルダーを設けたものであることを特徴とす
る。
【0015】前記シリンダに設けた加熱ヒーターの温度
が溶融接着剤を押出すのに適した温度に設定されると共
に、ノズル加熱部の温度が溶融接着剤を外部に押出して
塗着するのに適した温度より多少高めに設定するとよ
い。
【0016】カートリッジ内の溶融粘着剤を粘着性を維
持できる温度に加熱するための予熱アダプターは、複数
個のカートリッジ挿入孔を備えていて、それぞれの挿入
口の周囲に配置された加熱ヒーターと、各挿入孔の開口
部に孔内のカートリッジが所定の温度に予熱されている
ことを知らせる告知ランプとを備えているものであるこ
とが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
に係る加熱性溶融粘着剤の押出し装置について以下説明
すると、本発明の押出し装置1は、図1乃至図3に示す
ように、内部に溶融粘着剤2を充填した耐熱性の樹脂パ
ック3と、この樹脂パック3が挿着される金属性の筒体
4からなるカートリッジ6と、前記カートリッジ6内の
溶融粘着剤2の粘着状態を維持できる温度に加熱するた
めの予熱アダプター7と、前記予熱アダプター7により
加熱されたカートリッジ6を通電により加熱状態が維持
できるシリンダ8内に挿着して、樹脂パック3内の溶融
粘着剤2を後部から押すことで、ノズル9から塗着面に
向けて連続的に押し出すようにした銃器型押出し機10
から構成されている。
【0018】前記樹脂パック3は図2に示すように、例
えば、ポリアミド系合成樹脂などの可撓性で強靱な耐熱
性合成樹脂を素材とするチューブ11の一端部側に細径
の吐出ガイド部12を形成し、このチューブ11内に溶
融粘着剤2を充填したのち、チューブ11の両端をアル
ミ線等の索具13で封止したものである。
【0019】この樹脂パック3内に充填される溶融粘着
剤2は、被接着物の性質によって異なるが、例えば、ブ
チルゴムと合成樹脂ポリマーを主成分とする混合物から
なる溶融粘着剤2の場合、合成樹脂シートの防水接着、
合成樹脂管の接続部のシーリングなど、合成樹脂同士の
接着に好適に使用することができる。
【0020】また、溶融粘着剤2を、臭素変性ブチルゴ
ムと合成樹脂ポリマーを主成分とする混合物にした場合
は、鉄、コンクリート等の無機物の粘接着保持力が増す
ことから、形鋼の周囲に設けるプライマーやコンクリー
ト壁に鋼管あるいはコンクリート管を通した場合の管外
周面のシーリング等に好適に使用することができるもの
であり、このように特性の相違するブチル系ゴムを適宜
採用することにより溶融粘着剤としての汎用性が拡大す
る。
【0021】一方、樹脂パック3が挿着されるカートリ
ッジ6は、アルミ、真鍮などの熱伝導率の良い軟質金属
を素材とし、複数回の使用に耐えられる丈夫さを備えた
ものであり、このカートリッジ6は筒体4の先端部側に
筒体4の径より小径にした先端開口部5が設けられてい
て、樹脂パック3をカートリッジ6の前記先端開口部5
とは逆側の筒体後端4aから、吐出ガイド部12を先頭
にして挿入し、この吐出ガイド部12を先端開口部5か
ら突出させるようにして挿着する。
【0022】なお、図3は樹脂パック3が挿着されるカ
ートリッジ6の別の実施態様であり、この場合、筒体4
を全長にわたって同径の筒形に形成したものであって、
押出し機10のシリンダ先端8a内側にカートリッジ6
の筒体先端4bが嵌合される凹部8bが形成され、前記
筒体先端4bを凹部8bに嵌合することで、樹脂パック
3が筒体後端4a側から押し板31によって先端4b側
に押圧されても、筒体先端4bにかかる圧力は凹部8b
によって抗するので、樹脂パック3内の溶融粘着剤2は
安定的にノズル9から押し出される。
【0023】次に、樹脂パック3を挿着したカートリッ
ジ6は、図4に示すように先端開口部5を上にして予熱
アダプター7のカートリッジ挿入孔14に収容して、ブ
チル系ゴムの溶融粘着剤が押出し可能な粘度に溶融され
る約170°Cまで予熱される。また、この予熱アダプ
ター7は複数のカートリッジ挿入孔14が備えられてい
て、夫々の挿入口14の周囲に配置された加熱ヒーター
15と、各挿入孔14の開口部にカートリッジ6が所定
の温度に予熱されると点灯する告知ランプ16とが設け
られている。なお、この予熱アダプターに対する給電方
式は、外部電源との接続あるいはバッテリーによるもの
でもよい。
【0024】一方、銃器型の押出し機10は、図1及び
図5に示すように、シリンダ8とこのシリンダ8の前端
に設けられているノズル加熱部21と、シリンダ8の後
端に設けられている駆動部23と、ホルダー26から構
成されている。
【0025】前記シリンダ8は、筒体を二つ割りにして
開閉可能にした半円形の本体部材18と蓋部材19とか
らなり、いずれも断面の層内に加熱ヒーター17を備え
ていて、蓋部材19の長さ方向に沿った片側の側縁が対
応する本体部材18の側縁にヒンジ27を介して回動可
能に軸着されており、蓋部材19を上方へ開いて本体部
材18内へカートリッジ6を挿着したのち、蓋部材19
を本体部材18に閉じ合わせロック装置28により固定
されるようになっている。
【0026】また、シリンダ8の本体部材18の前端に
はノズル加熱部21が固定されており、このノズル加熱
部21は断面の層内に加熱ヒーター20が配設されてい
ると共に先端にノズル9が設けられている。
【0027】さらに、ケース29内には、カートリッジ
6内の溶融粘着剤2をノズル加熱部21側に押出すため
の押し出しロッド22と、このロッド22を前進させる
ためのモータ24の回転力を伝達する機構からなる駆動
部23が収められており、ホルダー26には前記モータ
24とスイッチ25とが備えられている。
【0028】そして、駆動部23には、駆動部ケース2
9の前後壁を貫通して水平に保持され下面にラック30
を有する押出しロッド22が設けられていて、前壁29
aを貫通してシリンダ8内に突出した前記ロッド22の
先端には、カートリッジ6内の樹脂パック3の後部を前
方に押出すための押し板31が設けられている。このロ
ッド22は、前端の押し板31が樹脂パック3の後部を
ノズル加熱部21の付近まで押出した時でも、後端が駆
動部ケース29に保持されているような長さを備えてい
る。
【0029】次に、押出し機10にカートリッジ6を装
着して使用する場合について説明すると、予熱アダプタ
ー7で170°Cに予熱したカートリッジ6を予熱アダ
プター7から抜き出して、カートリッジ6の先端部5か
ら突出した吐出ガイド部12の先端を切断すると共に、
シリンダ8の蓋部材19を開いて、樹脂パック3の吐出
ガイド部12をノズル加熱部21の内孔に差し込むよう
にしてカートリッジ6をシリンダ8の本体部材18上に
乗せ、蓋部材19を閉じロック装置28をロックする。
【0030】このようにして押出し機10に装着された
カートリッジ6は、シリンダ8に備えられた加熱ヒータ
ー17により約170°Cの温度に保持されると共に、
樹脂パック3先端の吐出ガイド部12はノズル加熱部2
1に設けた加熱ヒーター20により約200°Cに加熱
され、溶融粘着剤2がノズル9から押出されて被接着部
に塗着される時に約180°C程度に下がって塗着に適
した温度になるようにしてある。
【0031】一方、ホルダー26内に配置され、外部電
源と接続される前記モータ24は、引き金式のスイッチ
25を引き通電状態を維持すると回転が連続し、スイッ
チ25を離して通電状態を解除すると回転が停止するよ
うになっている。なお、前記モータ24は外部電源と接
続されるものでなく、ホルダー26内に挿着したバッテ
リーにより駆動されるようなものであってもよい。
【0032】前記スイッチ25を引き通電状態にする
と、モータ24が回転して、この回転がウォーム37及
びウォームギア36を介して、ウォームギア36と同軸
的に設けられているギア35からピニオン33、ラック
30に伝えられ、ロッド22を図1の左側方向に移動し
て、押し板31がカートリッジ6内の樹脂パック3の後
部を加圧することで溶融粘着剤2が吐出ガイド部12か
ら押出されノズル9から被接着物の目標部分に向け所定
量押出される。
【0033】そして、カートリッジ6内の溶融粘着剤2
が押し板31によって全部押出された後は、図6に示す
駆動部ケース29側壁の外側に突出しているスリーブ3
8外端を駆動部ケース29の内部方向へ押し込むと、ピ
ニオン33がバネ39を押すことでラック30との噛み
合いが解除される。従って、その状態でロッド22の後
端を図1の右側方向へ引き戻せば、押し板31がシリン
ダ8の本体部材18後端部分に位置するような状態とな
るので、蓋部材19を開いてカートリッジ6の先端開口
部5に収縮した状態の樹脂パック3の殻を外し、あらた
なカートリッジ6を予熱アダプター7からシリンダ8内
に装着することで、連続的に作業をすることができ、し
かも、廃棄物は樹脂パック3の殻のみであることから、
廃棄物の量はいままでの1/4程度に減少する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る加熱
溶融粘着剤の押出し装置は、カートリッジに挿着される
加熱溶融粘着剤が予め樹脂パックに充填されたものであ
ることから、カートリッジの内周面に粘着剤が付着する
ようなことがなく、従って、カートリッジを複数回使用
することが可能となり、使用後は樹脂パックの殻だけを
廃棄すればよいので、加熱溶融粘着剤の塗着作業におけ
る経費を節減できると共に廃棄物の発生を少なくするこ
とができる。
【0035】また、シリンダに設けられている加熱ヒー
ターの温度をブチル系ゴムの溶融粘着剤の押出しに適し
た約170°Cに設定すると共に、ノズル加熱部の温度
を約200°Cに設定して作業中においても常に加熱で
きるようになっていることから、比較的融点の高い溶融
粘着剤の押出し及び溶融粘着剤を被接着物に塗着する際
に溶融粘着剤が常に適正な溶融状態のまま維持できるの
で、作業能率の向上を図ることができる。
【0036】さらに、従来では現場において使用される
塗着剤やシーリング材などは溶剤型の粘着剤であったこ
とから、溶剤の揮発による人体への悪影響や、火災の危
険性があったが、ブチル系ゴムの加熱溶融粘着剤を使用
することにより、このような危険が回避されるので、安
全に作業を行うことができる。
【0037】しかも、ブチルゴムの加熱溶融粘着剤は有
機物の接着に適し、臭素変性ブチルゴムの加熱溶融粘着
剤は無機物の接着に適していることから、建築及び土木
作業において、いままで溶剤型の粘着剤を使用していた
ものの内の多くを加熱溶融粘着剤に置換することができ
る等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱溶融粘着剤押出し装置の構成を示
す断面図。
【図2】樹脂パックを挿着したシリンダーの断面図。
【図3】樹脂パックを挿着したシリンダーの別の実施態
様を示す断面図。
【図4】予熱アダプターの構成を示す斜視図。
【図5】シリンダの蓋部材を開いた状態を示す押出し機
の部分斜視図。
【図6】図1のA−A線における断面図。
【符号の説明】
1 押出し装置、 2 溶融粘着剤、 3 樹脂パック、 4 筒体、 5 先端開口部、 6 カートリッジ、 7 予熱アダプター、 8 シリンダ、 9 ノズル、 10 押出し機、 11 チューブ、 12 吐出ガイド部、 13 索具、 14 カートリッジ挿入孔、 15 加熱ヒータ、 16 告知ランプ、 17 加熱ヒータ、 18 本体部材、 19 蓋部材、 20 加熱ヒータ、 21 ノズル加熱部、 22 ロッド、 23 駆動部、 24 モータ、 25 スイッチ、 26 ホルダー、 27 ヒンジ、 28 ロック装置、 29 駆動部ケース、 30 ラック、 31 押し板、 33 ピニオン、 35 ギア、 36 ウォームギア、 37 ウォーム、 38 スリーブ、 39 バネ、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に加熱性溶融粘着剤を充填した耐熱性
    の樹脂パックと、この樹脂パックが挿着される金属性筒
    体のカートリッジと、前記カートリッジ内の溶融粘着剤
    の粘着状態を維持できる温度に加熱するための予熱アダ
    プターと、前記予熱アダプターにより加熱されたカート
    リッジを通電により加熱状態が維持できるシリンダ内に
    挿着して、カートリッジ内の樹脂パックに充填された溶
    融粘着剤を後部から押すことで、ノズルから塗着面に向
    けて連続的に押し出すための銃器型押出し機からなるこ
    とを特徴とする加熱性溶融粘着剤の押出し装置。
  2. 【請求項2】加熱性溶融粘着剤は、ブチル系ゴムと合成
    樹脂ポリマーとを主成分とする混合物である請求項1に
    記載の加熱性溶融粘着剤の押出し装置。
  3. 【請求項3】樹脂パックは、耐熱性樹脂チューブの一端
    部側に細径の吐出ガイド部を形成し、この樹脂チューブ
    内に溶融粘着剤を充填し、両端を封止したものである請
    求項1または請求項2に記載の加熱性溶融粘着剤の押出
    し装置。
  4. 【請求項4】押出し機は、カートリッジが装着されるシ
    リンダを、層内に加熱ヒーターを有する長さ方向に沿っ
    て二つ割りにした開閉可能な断面半円形の部材により構
    成し、このシリンダの前端に層内に加熱ヒーターを有す
    るノズル加熱部を設け、シリンダの後端に押し出しロッ
    ドに前後進のための回転力を与える駆動部を設けると共
    に、この駆動部に回転力を伝えるモータとスイッチとを
    備えたホルダーを設けたものである請求項1乃至請求項
    3の何れかに記載の加熱性溶融粘着剤の押出し装置。
  5. 【請求項5】シリンダに設けた加熱ヒーターの温度は溶
    融接着剤を押出すのに適した温度に設定されていると共
    に、ノズル加熱部の温度が溶融接着剤を外部に押出して
    塗着するのに適した温度より多少高めに設定されている
    請求項4に記載の加熱性溶融粘着剤の押出し装置。
  6. 【請求項6】予熱アダプターは、複数個のカートリッジ
    挿入孔を備えていて、それぞれの挿入口の周囲に配置さ
    れた加熱ヒーターと、各挿入孔の開口部に孔内のカート
    リッジが所定の温度に予熱されていることを知らせる告
    知ランプとを備えている請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載の加熱性溶融粘着剤の押出し装置。
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