JP2002028326A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002028326A
JP2002028326A JP2000217830A JP2000217830A JP2002028326A JP 2002028326 A JP2002028326 A JP 2002028326A JP 2000217830 A JP2000217830 A JP 2000217830A JP 2000217830 A JP2000217830 A JP 2000217830A JP 2002028326 A JP2002028326 A JP 2002028326A
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balls
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JP2000217830A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Hiroyuki Tanitsu
博行 谷津
Naohisa Kurosawa
尚久 黒澤
Masayuki Tsurumi
正行 鶴見
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技者がどの入賞口への入賞に対して賞品球が
払い出されているかを容易に確認できるとともに、停電
があっても正確な個数の賞品球を払い出すことのできる
遊技機を提供する。 【解決手段】未処理球管理部140は、球が入賞する
と、その入賞口に割り当てた識別番号を、球の入賞順に
入賞順序記憶領域179へ記憶する。賞品球払出部15
0は、先に記憶したものから順に識別情報を入賞順序記
憶領域から読み出し、その都度その識別情報が表す入賞
口に対応する数の賞品球を払い出す。通知管理部160
は、賞品球を払い出す際にその識別番号に対応する入賞
口の入賞口灯を点滅させ、今回の払い出しがどの入賞口
への球の入賞に基づくものかを遊技者に通知する。また
記憶保持電源装置130が停電時に記憶手段170の記
憶内容が保持されるように電源のバックアップを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤上に打ち出
された球が、前記遊技盤上に配置された複数の入賞装置
のうちのいずれかへ入賞したことに基づいて賞品球を払
い出す遊技機であって、1つの球の入賞に対して払い出
される賞品球の数が異なる複数種類の入賞装置を有する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機としては、例えば、パチン
コ球が各入賞部に入賞すると、その入賞球を一旦、セー
フ球寄せ部で一か所に集め、集められた入賞球の各々に
対して所定の賞品球を払い出す機種のパチンコ遊技機が
ある。
【0003】そのためセーフ球寄せ部に集められた入賞
球の各々を1球ずつ送出するための入賞球検出手段をセ
ーフ球寄せ部の最下流に設け、この入賞球検出手段から
の検出信号によって賞品球の払出しのタイミングを図っ
ている。
【0004】ところで、パチンコ遊技機には、1個の入
賞球に対して払い出される賞品球の個数を一定にした機
種と、入賞部に応じて賞品球の個数を異ならせた機種と
がある。
【0005】後者では、予め入賞部ごとに賞品球を払い
出す個数を設定しておき、各入賞部に入賞球を検出する
検出スイッチを設け、その検出スイッチからの入賞球検
出信号に基づいて入賞部の種別に応じて、例えば5個、
8個、15個というように異なる個数の賞品球を払い出
すようにしている。
【0006】このとき、検出スイッチは全ての入賞部に
対応して設けられておらず、すなわち、検出スイッチ
は、8個の賞品球に係る第1入賞部には設けられておら
ず、5個の賞品球に係る第2入賞部と15個の賞品球に
係る第3入賞部と、セーフ球寄せ部とに設けられてい
た。
【0007】この場合、5個や15個の賞品球に係る第
2入賞部、第3入賞部に入賞球がそれぞれ入賞すると、
各入賞球検出信号を加算処理(制御回路の加減算手段に
よる演算処理)し、その計算値を記憶領域に記憶し、そ
れぞれの賞品球の払出が賞品球払出手段によって行われ
ると、記憶領域の情報が減算処理され、セーフ球寄せ部
から1球ずつ送出されるようになっている。
【0008】一方、8個の賞品球に係る第1入賞部に入
賞球が入賞すると、上記の第2、第3入賞部に入賞した
場合とその払出手順が異なり、第1入賞部に入賞したこ
とを記憶領域に記憶せず、5個および15個の払い出し
が終了している場合に、セーフ球寄せ部に集められた入
賞球の中で残っている球は無条件に第1入賞部に入賞し
た入賞球であると判断され、8個の賞品球の払い出しが
賞品球払出手段によって行われ、セーフ球寄せ部から1
球ずつ送出されるようになっている。
【0009】すなわち、8個の賞品球に係る第1入賞部
に入賞した入賞球の個数は、セーフ球寄せ部に集められ
た入賞球の総数の中から、第2入賞部の入賞球の個数と
第3入賞部の入賞球の個数とを除いた個数として初めて
算出される。
【0010】また賞品球の払い出しと同時に、賞球表示
ランプを点灯あるいは点滅させたり、所定の効果音を流
したりすることで、賞品球の払い出し中であることを遊
技者に報知するようになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような遊技機で
は、各入賞部に球が頻繁に入賞しない場合は、各入賞部
に係る個数の賞品球の払い出し処理が迅速に行われるの
で、払い出される賞品球の所定個数を遊技者が確認する
ことができる。
【0012】しかしながら、大当たり状態のように連続
して所定の入賞部へ球が入賞する場合には、5個および
15個に係る賞品球の払い出しが完了しないと、8個の
賞品球の払い出しが行われないことがあり、それによ
り、8個の賞品球に係る入賞部に球が入賞したタイミン
グとその入賞に対して8個の賞品球が払い出されるタイ
ミングとが大幅にずれ込むことがある。
【0013】また賞球表示ランプ等による払い出しの通
知では、賞品球の個数等を区別していないので、何個単
位での払い出しか、またどの入賞口への入賞に対して払
い出された賞品球であるかを識別できない。
【0014】このため、遊技者にとって、払い出されて
いる賞品球がどの入賞口への入賞に対して払い出されて
いるものかを確認することが難しく、確認できなかった
場合には、賞品球が実際には払い出されていないのでは
ないかという不信感を持つことがしばしばある。
【0015】さらに、セーフ球寄せ部に集められた入賞
球は、セーフ球寄せ部において検出されるために一旦そ
こで停止させられる。そのため、大当たり時など入賞部
への入賞が連続した場合などにはセーフ球寄せ部に入賞
球が滞った状態となり、球圧によって球詰まりを起こす
こともしばし見られる。
【0016】ところで、従来のものでは、一時的な停電
があっても、賞品球の払い出しを終えていない入賞球
は、ソレノイドによる係止動作によってセーフ球寄せ部
に貯留された状態にある。したがって、停電が復旧する
と、再び賞品球の払い出し動作が開始される。しかしな
がら、記憶領域の情報が停電により失われるので、セー
フ球寄せ部に貯留されているすべての球が8個の賞品球
に係る入賞部へ入賞した球として扱われ、遊技者に払い
出す賞品球の数が、不正確になってしまうという問題が
あった。
【0017】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、遊技者がどの入賞口
への入賞に対して賞品球が払い出されているかを容易に
確認できるとともに、停電があっても正確な個数の賞品
球を払い出すことのできる遊技機を提供することを目的
としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]遊技盤上に打ち出された球が、前記遊技盤上に配
置された複数の入賞装置(71〜75、40、50)の
うちのいずれかへ入賞したことに基づいて賞品球を払い
出す遊技機であって、1つの球の入賞に対して払い出さ
れる賞品球の数が異なる複数種類の入賞装置(71〜7
5、40、50)を有するものにおいて、未処理球管理
手段(140)と、賞品球払出手段(150)とを備
え、前記各入賞装置(71〜75、40、50)に、そ
れぞれを一意に特定するための識別情報を割り当て、前
記未処理球管理手段(140)は、球が入賞した入賞装
置(71〜75、40、50)の識別情報を球の入賞し
た順に記憶するものであり、前記賞品球払出手段(15
0)は、先に記憶されたものから順に前記識別情報を前
記未処理球管理装置から読み出すとともに、1つの識別
情報を読み出すごとにその識別情報が表す入賞装置(7
1〜75、40、50)に対応する数の賞品球を払い出
すものであることを特徴とする遊技機。
【0019】[2]前記賞品球払出手段(150)が賞
品球を払い出す際に読み出した識別情報に基づいて、今
回の払い出しがどの入賞装置(71〜75、40、5
0)への球の入賞に基づくものかを遊技者に通知表示す
る払出通知手段(160、70)を有することを特徴と
する[1]に記載の遊技機。
【0020】[3]遊技盤上に打ち出された球が、前記
遊技盤上に配置された複数の入賞装置(71〜75、4
0、50)のうちのいずれかへ入賞したことに基づいて
賞品球を払い出す遊技機であって、1つの球の入賞に対
して払い出される賞品球の数が異なる複数種類の入賞装
置(71〜75、40、50)を有するものにおいて、
未処理球管理手段(140)と、賞品球払出手段(15
0)と、未処理通知手段(160、70)とを備え、前
記各入賞装置(71〜75、40、50)に、それぞれ
を一意に特定するための識別情報を割り当て、前記未処
理球管理手段(140)は、球が入賞した入賞装置(7
1〜75、40、50)の識別情報を球の入賞した順序
に記憶するとともに、前記入賞装置(71〜75、4
0、50)へ入賞した球のうち入賞に対する賞品球の払
い出し処理を終えていないものの数を表す未処理球数を
前記入賞装置(71〜75、40、50)毎に管理し記
憶するものであり、前記賞品球払出手段(150)は、
先に記憶されたものから順に前記識別情報を前記未処理
球管理装置から読み出すとともに、1つの識別情報を読
み出すごとにその識別情報が表す入賞装置(71〜7
5、40、50)への1つの球の入賞に対して払い出す
べき数の賞品球を払い出すものであり、前記未処理通知
手段(160、70)は、前記未処理球数が1以上残っ
ている入賞装置(71〜75、40、50)を遊技者に
通知表示するものであることを特徴とする遊技機。
【0021】[4]前記賞品球払出手段(150)が賞
品球を払い出す際に読み出した識別情報に基づいて、今
回の払い出しがどの入賞装置(71〜75、40、5
0)への球の入賞に基づくものかを遊技者に通知表示す
る払出通知手段(160、70)を有することを特徴と
する[3]に記載の遊技機。
【0022】[5]前記未処理通知手段(160、7
0)は、各入賞装置(71〜75、40、50)の近傍
に設けた表示ランプ(40a、50a、71a〜75
a)の点灯状態を通じて、各表示ランプ(40a、50
a、71a〜75a)の近傍にある入賞装置(71〜7
5、40、50)の未処理球数が1以上残っているか否
かを遊技者に通知表示するものであることを特徴とする
[3]または[4]に記載の遊技機。
【0023】[6]前記払出通知手段(160、70)
は、前記賞品球払出手段(150)が賞品球を払い出す
際に読み出した識別情報に対応する入賞装置(71〜7
5、40、50)の近傍に配置されている表示ランプ
(40a、50a、71a〜75a)の点灯状態を通じ
て、今回の払い出しがその入賞装置(71〜75、4
0、50)への球の入賞に基づくものであることを遊技
者に通知表示するものであることを特徴とする[2]ま
たは[4]に記載の遊技機。
【0024】[7]前記払出通知手段(160、70)
および前記未処理通知手段(160、70)は、各入賞
装置(71〜75、40、50)の近傍に設けた表示ラ
ンプ(40a、50a、71a〜75a)を共用し、各
表示ランプ(40a、50a、71a〜75a)の近傍
にある入賞装置(71〜75、40、50)の未処理球
数が1以上残っているか否かと賞品球を払い出す際に今
回の払い出しがどの入賞装置(71〜75、40、5
0)への球の入賞に基づくものかを前記表示ランプ(4
0a、50a、71a〜75a)の点灯態様を相違させ
ることで遊技者に識別可能に通知表示するものであるこ
とを特徴とする[4]に記載の遊技機。
【0025】[8]前記賞品球払出手段(150)が賞
品球を払い出す際に読み出した識別情報を当該識別情報
に対応する払い出し処理が終了した後に前記未処理球管
理装置から消去することを特徴とする[1]、[2]、
[3]、[4]、[5]、[6]または[7]に記載の
遊技機。
【0026】[9]少なくとも未払いの賞品球について
の記憶情報を停電時に保持するためのバックアップ電源
(130)を有することを特徴とする[1]、[2]、
[3]、[4]、[5]、[6]、[7]または[8]
に記載の遊技機。
【0027】[10]停電してから所定時間が経過した
とき前記バックアップ電源(130)を断にする時限装
置(138)を設けたことを特徴とする[9]に記載の
遊技機。
【0028】[11]予め設定した時刻が停電後に到来
したとき前記バックアップ電源(130)を断にする時
限装置(138)を設けたことを特徴とする[9]に記
載の遊技機。
【0029】前記本発明は次のように作用する。遊技盤
上には、1つの球の入賞に対して払い出される賞品球の
数が異なる複数種類の入賞装置(71〜75、40、5
0)が配置されている。また各入賞装置(71〜75、
40、50)には、それぞれを一意に特定するための識
別情報が割り当てられている。識別情報は番号であって
も良いし、各入賞装置(71〜75、40、50)に付
けた名称等であってもよい。
【0030】未処理球管理手段(140)は、球が入賞
装置(71〜75、40、50)へ入賞すると、その入
賞装置(71〜75、40、50)に割り当てられてい
る識別情報を、球の入賞した順に記憶する。たとえば、
先入れ先出し形式のメモリやリングバッファ等に記憶す
る。賞品球払出手段(150)は、先に記憶されたもの
から順に識別情報を未処理球管理装置から読み出すとと
もに、1つの識別情報を読み出すごとにその識別情報が
表す入賞装置(71〜75、40、50)に対応する数
の賞品球を払い出す。
【0031】このように、球が各入賞装置(71〜7
5、40、50)にどのような順で入賞したかを記憶
し、球の入賞した順にその入賞装置(71〜75、4
0、50)に対応付けられている数の賞品球を払い出す
ので、入賞と賞品球の払い出しタイミングのずれが少な
くなるとともに、払い出しタイミングがある程度ずれて
も、入賞と払い出しの順序関係が守られるので、どの入
賞口への入賞に対して賞品球が払い出されているかを比
較的容易に確認することができる。
【0032】また、払出通知手段(160、70)は、
賞品球払出手段(150)が賞品球を払い出す際に読み
出した識別情報に基づいて、今回の払い出しがどの入賞
装置(71〜75、40、50)への球の入賞に基づく
ものかを遊技者に通知表示する。これにより、賞品球が
どの入賞装置(71〜75、40、50)への入賞に対
して払い出されているかを容易に認識することができ
る。
【0033】また、未処理球管理手段(140)は、球
が入賞した入賞装置(71〜75、40、50)の識別
情報を球の入賞した順序に記憶するとともに、入賞装置
(71〜75、40、50)へ入賞した球のうち入賞に
対する賞品球の払い出し処理を終えていないものの数を
表す未処理球数を入賞装置(71〜75、40、50)
毎に管理し記憶する。賞品球払出手段(150)は、先
に記憶されたものから順に識別情報を未処理球管理装置
から読み出すごとにその識別情報が表す入賞装置(71
〜75、40、50)への1つの球の入賞に対して払い
出すべき数の賞品球を払い出す。そして未処理通知手段
(160、70)は、未処理球数が1以上残っている入
賞装置(71〜75、40、50)を遊技者に通知表示
する。
【0034】未処理通知手段(160、70)による通
知により、遊技者は、入賞装置(71〜75、40、5
0)ごとに、その入賞装置(71〜75、40、50)
への入賞に対して未払いの賞品球が残っているかを的確
に認識することができる。
【0035】たとえば、未処理通知手段(160、7
0)は、各入賞装置(71〜75、40、50)の近傍
に設けた表示ランプ(40a、50a、71a〜75
a)の点灯状態を通じて、各表示ランプ(40a、50
a、71a〜75a)の近傍にある入賞装置(71〜7
5、40、50)の未処理球数が1以上残っているか否
かを遊技者に通知表示する。
【0036】また払出通知手段(160、70)は、賞
品球払出手段(150)が賞品球を払い出す際に読み出
した識別情報に対応する入賞装置(71〜75、40、
50)の近傍に配置されている表示ランプ(40a、5
0a、71a〜75a)の点灯状態を通じて、今回の払
い出しがその入賞装置(71〜75、40、50)への
球の入賞に基づくものであることを遊技者に通知表示す
るものであってもよい。
【0037】さらに、払出通知手段(160、70)お
よび未処理通知手段(160、70)で、各入賞装置
(71〜75、40、50)の近傍に設けた表示ランプ
(40a、50a、71a〜75a)を共用し、各表示
ランプ(40a、50a、71a〜75a)の近傍にあ
る入賞装置(71〜75、40、50)の未処理球数が
1以上残っているか否かと賞品球を払い出す際に今回の
払い出しがどの入賞装置(71〜75、40、50)へ
の球の入賞に基づくものかを、表示ランプ(40a、5
0a、71a〜75a)の点灯態様を相違させることで
遊技者に識別可能に通知表示してもよい。たとえば、未
処理球数が残っている場合には、その入賞装置(71〜
75、40、50)に対応する表示ランプ(40a、5
0a、71a〜75a)を点灯し続けるとともに、払い
出し中は、対応する表示ランプを点滅させる等である。
【0038】なお賞品球払出手段(150)が賞品球を
払い出す際に読み出した識別情報を、当該識別情報に対
応する払い出し処理が終了した後に未処理球管理装置か
ら消去することにより、記憶領域を有効利用することが
できる。
【0039】未処理球数や入賞の順次など未払いの賞品
球についての記憶情報を停電時に保持するためのバック
アップ電源(130)を有するものでは、停電があって
も、ほぼ正確な数の賞品球を払い出すことができる。
【0040】なお、停電してから所定時間が経過したと
きバックアップ電源(130)を断にする時限装置(1
38)を設けたものでは、停電後、長い時間が経過して
停電発生時の遊技者が既に居なくなっているような状況
で停電が復旧したときに、賞品球がいきなり払い出され
るような奇妙な状態の発生を防ぐことができる。また、
正常な営業終了により電源を断したときにもバックアッ
プが働くので、翌日の営業開始時に、前日の営業終了時
の遊技状態が再現されてしまうことになるが、時限装置
(138)を設けて営業開始前には、バックアップを中
止するようにしたものでは、このような奇妙な状態の発
生を防止することができる。
【0041】予め設定した時刻が停電後に到来したとき
バックアップ電源(130)を断にする時限装置(13
8)を設けたものでは、この時刻を翌日の営業開始時刻
の少し前に設定する等により、上記のような異常状態の
発生を確実に防止することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図2は、本発明の一実施の形態に
かかる遊技機10の正面を、図3は、遊技機10の遊技
領域を成す遊技盤12を示している。図2に示すよう
に、本発明の一実施の形態にかかる遊技機10は、遊技
者がハンドル11を回転操作することにより遊技領域と
なる遊技盤12上へ球を打ち出し、かかる打球の入賞を
競い楽しむパチンコ機である。
【0043】遊技盤12は、打ち出された球が流下する
場であって略垂直に立設され、その前面は所定の隙間を
設けてガラス扉で覆われている。遊技盤12とガラス扉
との間の隙間は、球が移動するための空間になってい
る。遊技盤12の周縁には、遊技領域を画するとともに
打ち出された球を遊技盤12の上部へ導くためのレール
16が配設されている。
【0044】遊技盤12の略中央部には、カラー液晶デ
ィスプレイ(LCD)から成る特別図柄表示装置30が
配置されている。なお、特別図柄表示装置30は、CR
Tディスプレイ、TFT型ディスプレイ等であってもよ
い。本遊技機では、特別図柄表示装置30上で、スロッ
トマシンに見立てた図柄合わせゲームが表示遊技として
展開される。
【0045】特別図柄表示装置30の下方には、始動口
40が配設されている。始動口40は、特別図柄表示装
置30上で展開される表示遊技の実行権を確保するため
の入賞口である。始動口40の正面下部には、始動入賞
口灯40aが埋設してある。始動入賞口灯40aは、発
光ダイオードからなる表示ランプである。
【0046】始動口40の下方には、大入賞口50が配
置されている。大入賞口50は、ソレノイド等の駆動源
によりその入賞口が球の入賞し難い閉状態と入賞容易な
開状態とに変化し得るように構成されている。大入賞口
50は、通常は閉じているが、スロットマシンに見立て
た表示遊技で「777」などの当たりが出ると、略30
秒開いては数秒間閉じるという開閉動作を10数回にわ
たって繰り返すものである。なお、開いてから10個の
球が入賞すると30秒経過前でも閉じるようになってい
る。大入賞口50の下方には、大入賞口灯50aが埋設
してある。大入賞口灯50aは、発光ダイオードからな
る表示ランプである。
【0047】遊技盤12の最下部には、いずれの入賞口
にも入賞し得なかった球を取り込んで遊技盤12の外へ
排出するためのアウト口60が配置されている。アウト
口60に球が入った場合には、遊技者に何らの特典も与
えられず、賞品球の払い出しも行われない。
【0048】このほか、遊技盤12上には、各種の入賞
口が配置されている。具体的には、特別図柄表示装置3
0のすぐ上に、天入賞口71が、特別図柄表示装置30
の右袖には右袖入賞口72が、左袖には左袖入賞口73
が配置されている。また右袖入賞口72の下方には、右
落し入賞口74が、左袖入賞口73の下方には、左落し
入賞口75がそれぞれ配置されている。また始動口40
の左下方および右下方には、通過型の入賞口である通過
ゲート76、77が配置されている。
【0049】天入賞口71の正面下部には、天入賞口灯
71aが埋設してある。また右袖入賞口72の正面下部
には、右袖入賞口灯72aが、左袖入賞口73の正面下
部には、左袖入賞口灯73aがそれぞれ埋設してある。
右落し入賞口74の正面下部には、右落し入賞口灯74
aが、左落し入賞口75の正面下部には、左落し入賞口
灯75aがそれぞれ埋設してある。
【0050】天入賞口灯71a、右袖入賞口灯72a、
左袖入賞口灯73a、右落し入賞口灯74aおよび左落
し入賞口灯75aは、いずれも発光ダイオードからなる
表示ランプである。
【0051】このほか、遊技盤12には、打ち出された
球の落下速度や方向を変化させるための多数の障害釘1
4や風車15等が配置されている。さらに遊技盤12の
左右両端には、表示遊技で特賞状態が出現した際など、
表示遊技の進行状況に応じて点滅する電飾ランプ17が
配置され、遊技機10の上部には、各種の装飾ランプ1
8が取り付けてある。
【0052】遊技機10の正面であって遊技盤12の下
方には、遊技に供する球を貯留するための前皿20が設
けてある。下皿21の右下方には、球を打ち出す操作を
行うためのハンドル11が配置されている。回転操作式
のハンドル11を、回転させると、その角度に応じた打
ち出し力で発射装置125(図1参照)が球を1個ずつ
遊技盤12上に打ち出すようになっている。
【0053】図4に示すように、遊技盤12の裏側上部
には、賞球タンク311が配置されている。この賞球タ
ンク311から前皿20まで賞品球払出通路312を設
けてある。賞品球払出通路312の途中には、計数装置
310を配設してある。計数装置310内には、球検出
手段315(図1参照)を設けてある。また遊技機10
の裏側中央には、遊技盤12の各種動作を制御する遊技
制御装置100が取り付けられている。
【0054】計数装置310は、図示省略したモータを
駆動することにより、球を1つずつ払い出すものであ
り、球検出手段315は、実際に払い出される球を検出
するものである。たとえば、図5に示すように、5個の
球を連続的に払い出す場合には、5個分の時間に相当す
る長さのモータの駆動信号501が出力される。球検出
手段315は、払い出される球を1つ検出するごとにパ
ルス状の球検出信号502を出力するようになってい
る。なお、一連の個数(ここでは5個、8個、15個等
の単位個数)を払い出すと、次の払い出しまでの間に所
定の長さの無払い期間を設けるように構成されている。
【0055】図1は、遊技機10の回路構成の概要を示
している。遊技機10の有する各入賞口には、球の入賞
を検知する検出手段111〜118が取り付けてある。
このうち、天入賞口検出手段111は、天入賞口71へ
球が入賞したことを検知するものである。右袖入賞口検
出手段112は、右袖入賞口72へ球が入賞したことを
検知するものである。左袖入賞口検出手段113は、左
袖入賞口73へ球が入賞したことを検知するものであ
る。
【0056】右落し入賞口検出手段114は、右落し入
賞口74へ球が入賞したことを検知するものである。左
落し入賞口検出手段115は、左落し入賞口75へ球が
入賞したことを検知するものである。始動入賞口検出手
段116は、始動口40へ球が入賞したことを検知する
ものである。大入賞口検出手段117は、大入賞口50
へ球が入賞したことを検知するものである。通過ゲート
検出手段118は、通過ゲート76、77へ球が入賞し
たことを検知するものである。
【0057】大入賞口50に1つの球が入賞すると、1
5個の賞品球が払い出される。天入賞口71、右袖入賞
口72、左袖入賞口73、右落し入賞口74、左落し入
賞口75は、1つの球の入賞に対して8個の賞品球が払
い出される入賞口である。始動口40は、1つの球の入
賞に対して5個の賞品球が払い出される入賞口である。
【0058】遊技制御装置100は、遊技機10の動作
を統括制御する中枢的な回路部分であり、ワンチップマ
イコンと、当該ワンチップマイコンに接続される図示省
略したリセット回路、クロック回路、I/Oポート、ド
ライバ回路等を備えている。遊技制御装置100には、
図示省略したI/Oポートを介して天入賞口検出手段1
11、右袖入賞口検出手段112、左袖入賞口検出手段
113、右落し入賞口検出手段114、左落し入賞口検
出手段115、始動入賞口検出手段116、大入賞口検
出手段117のほか、特別図柄表示装置30、電飾ラン
プ17、装飾ランプ18、計数装置310、音声装置1
21、中央役物122、発射機構125、記憶保持電源
装置130、盤面報知手段70等が接続されている。
【0059】盤面報知手段70は、天入賞口灯71a、
右袖入賞口灯72a、左袖入賞口灯73a、右落し入賞
口灯74a、左落し入賞口灯75a、始動入賞口灯40
a、大入賞口灯50a等から構成される。また遊技制御
装置100は、遊技場内に配置した多数の遊技機を一括
管理するホール管理コンピュータ200に、LANなど
の通信路を通じて接続されている。
【0060】遊技制御装置100は、遊技の進行に応じ
て、特別図柄表示装置30上で展開する表示遊技の実行
を管理したり音声装置やランプ装置への出力内容等を制
御する機能のほか、未処理球管理部140と、賞品球払
出部150と、通知管理部160と、記憶手段170と
しての各機能を果たすようになっている。
【0061】記憶手段170は、天入賞口記憶領域17
1と、右袖入賞口記憶領域172と、左袖入賞口記憶領
域173と、右落し入賞口記憶領域174と、左落し入
賞口記憶領域175と、始動入賞口記憶領域176と、
大入賞口記憶領域177と、通過ゲート記憶領域17
8、入賞順序記憶領域179とを備えている。天入賞口
記憶領域171は、天入賞口検出手段111で検出され
た入賞球のうち入賞に対する賞品球の払い出し処理を終
えていないものの数(天入賞口未処理球数)を記憶する
ための領域である。右袖入賞口記憶領域172は、右袖
入賞口検出手段112で検出された入賞球のうち入賞に
対する賞品球の払い出し処理を終えていないものの数
(右袖入賞口未処理球数)を記憶するための領域であ
る。
【0062】左袖入賞口記憶領域173は、左袖入賞口
検出手段113で検出された入賞球のうち入賞に対する
賞品球の払い出し処理を終えていないものの数(左袖入
賞口未処理球数)を記憶するための領域である。右落し
入賞口記憶領域174は、右落し入賞口検出手段114
で検出された入賞球のうち入賞に対する賞品球の払い出
し処理を終えていないものの数(右落し入賞口未処理球
数)を記憶するための領域である。左落し入賞口記憶領
域175は、左落し入賞口検出手段115で検出された
入賞球のうち入賞に対する賞品球の払い出し処理を終え
ていないものの数(左落し入賞口未処理球数)を記憶す
るための領域である。
【0063】始動入賞口記憶領域176は、始動入賞口
検出手段116で検出された入賞球のうち入賞に対する
賞品球の払い出し処理を終えていないものの数(始動入
賞口未処理球数)を記憶するための領域である。大入賞
口記憶領域177は、大入賞口検出手段117で検出さ
れた入賞球のうち入賞に対する賞品球の払い出し処理を
終えていないものの数(大入賞口未処理球数)を記憶す
るための領域である。通過ゲート記憶領域178は、通
過ゲート検出手段118で検出された入賞球のうち入賞
に対する賞品球の払い出し処理を終えていないものの数
(通過ゲート未処理球数)を記憶するための領域であ
る。
【0064】入賞順序記憶領域179は、いわゆる先入
れ先出し形式でデータを記憶する領域であり、各検出手
段111〜117で球の入賞が検知されるごとに、その
入賞口に割り当てられている識別情報を順次記憶するも
のである。ここでは、天入賞口71に1番、右袖入賞口
72に2番、左袖入賞口73に3番、右落し入賞口74
に4番、左落し入賞口75に5番、始動口40に6番、
大入賞口50に7番の識別番号を割り当ててある。
【0065】未処理球管理部140は、天入賞口未処理
球数、右袖入賞口未処理球数、左袖入賞口未処理球数、
右落し入賞口未処理球数、左落し入賞口未処理球数、始
動入賞口未処理球数、大入賞口未処理球数の加算および
減算を管理する機能を果たすものである。また未処理球
管理部140は、入賞順序記憶領域179への読み書き
を制御する機能を果たす。賞品球払出部150は、記憶
手段170の入賞順序記憶領域179に記憶されている
データに基づいて、賞品球の払い出し処理を制御する機
能を果たすものである。
【0066】通知管理部160は、今回、払い出してい
る賞品球がどの入賞口への入賞に基づくものかを遊技者
に通知するために天入賞口灯71a等を点滅させたり、
各入賞口への入賞に対する賞品球の払い出し処理が残っ
ているか否か等をリアルタイムで遊技者に通知する機能
を果たすものである。記憶保持電源装置130は、電源
が断した際のバックアップ用電源である。
【0067】図6に示すように、特別図柄表示装置30
の有する表示領域のうち、左下隅の一部は、報知手段3
1〜33としての領域に割り当てられている。このうち
第1報知領域31は、大入賞口未処理球数を表示するた
めの領域である。第2報知領域32は、天入賞口71、
右袖入賞口72、左袖入賞口73、右落し入賞口74、
左落し入賞口75に対する未処理球数の合計を表示する
ための領域である。第3報知領域33は、始動入賞口未
処理球数を表示するための領域である。
【0068】次に賞品球の管理に関する動作について説
明する。図7は、各種の入賞口へ球が入賞したか否かを
調べる処理であり、遊技盤12の動作中、常時実行され
るものである。まず、天入賞口71に球が入賞したか否
かを調べる(ステップS701)。天入賞口71に球が
入賞していることが天入賞口検出手段111によって検
出された場合は(ステップS701:Y)、天入賞口記
憶領域171に記憶されている天入賞口未処理球数を+
1する(ステップS702)。また天入賞口71に割り
当てた識別番号である1番を入賞順序記憶領域179に
記憶する(ステップS703)。そして、天入賞口灯7
1aをしばらく点滅させた後、天入賞口灯71aを点灯
して、入賞を遊技者に通知する。
【0069】右袖入賞口72に球が入賞していることが
右袖入賞口検出手段112によって検出された場合は
(ステップS704:Y)、右袖入賞口記憶領域172
に記憶されている右袖入賞口未処理球数を+1する(ス
テップS705)。また右袖入賞口72に割り当てた識
別番号である2番を入賞順序記憶領域179に記憶する
(ステップS706)。そして、右袖入賞口灯72aを
しばらく点滅させた後、右袖入賞口灯72aを点灯し
て、入賞を遊技者に通知する。
【0070】左袖入賞口73、右落し入賞口74、左落
し入賞口75、始動口40、大入賞口50についても同
様に、対応する検出手段で球の入賞が検出されると、対
応する未処理球数を+1し、球の入賞した入賞口を表す
識別番号を入賞順序記憶領域179に記憶し、球の入賞
した入賞口に対応する入賞口灯40a、50a、71a
〜75aをしばらく点滅させてから点灯するという処理
を行う(ステップS707〜721)。
【0071】次に、賞品球を払い出す際の動作を図8お
よび図9に基づいて説明する。まず、入賞順序記憶領域
179に未だ読み出されていない識別番号が記憶されて
いるか否かを調べ(ステップS801)、識別番号が記
憶されている場合には(ステップS801;Y)、最も
先に記憶された識別番号を1つ読み出す(ステップS8
02)。読み出した識別番号が1番の場合には(ステッ
プS803;Y)、8個の賞品球を払い出す旨の8個払
い出し命令を計数装置310に対して送信し(ステップ
S804)、天入賞口灯71aの点滅を開始する(ステ
ップS805)。
【0072】8個払い出し命令を受けた計数装置310
は、8個の球を払い出す。遊技制御装置100は、計数
装置310の球検出手段315が出力する球検出信号5
02に基づいて払い出された球の数を計数し、8個の球
を確認することで払い出しの完了を認識する(ステップ
S806)。払い出しが完了すると、先に読み出した識
別番号を入賞順序記憶領域179から消去する(ステッ
プS807)。
【0073】さらに天入賞口記憶領域171に記憶され
ている天入賞口未処理球数を−1する(ステップS80
8)。これにより天入賞口未処理球数が0になった場合
には(ステップS809;N)、天入賞口灯71aを消
灯する(ステップS811)。減算後も天入賞口未処理
球数が1以上のときは(ステップS809;Y)、天入
賞口灯71aを点滅状態から点灯状態に切り替える(ス
テップS810)。
【0074】すなわち、賞品球の払い出し中は、その払
い出しの起因になった入賞口に対応する入賞口灯が点滅
し、その入賞口へ入賞した球に対する賞品球の払い出し
処理がすべて終了している場合には、入賞口灯を消灯
し、まだ残っている場合には入賞口灯を点灯する。これ
により、遊技者に、どの入賞口への入賞に対して賞品球
が払い出されているかを通知するとともに、その入賞口
へ入賞した球に対する賞品球の払い出し処理がすべて終
了したか否かが通知される。
【0075】読み出した識別番号が2番の場合には(ス
テップS812;Y)、8個の賞品球を払い出す旨の8
個払い出し命令を計数装置310に対して送信し(ステ
ップS813)、右袖入賞口灯72aの点滅を開始する
(ステップS814)。
【0076】8個払い出し命令を受けた計数装置310
は、8個の球を払い出す。遊技制御装置100は、計数
装置310の球検出手段315が出力する球検出信号5
02に基づいて払い出された球の数を計数し、8個の球
を確認することで払い出しの完了を認識する(ステップ
S815)。払い出しが完了すると、先に読み出した識
別番号を入賞順序記憶領域179から消去する(ステッ
プS816)。
【0077】さらに右袖入賞口記憶領域172に記憶さ
れている右袖入賞口未処理球数を−1する(ステップS
817)。これにより右袖入賞口未処理球数が0になっ
た場合には(ステップS818;N)、右袖入賞口灯7
2aを消灯する(ステップS820)。減算後も右袖入
賞口未処理球数が1以上のときは(ステップS818;
Y)、右袖入賞口灯72aを点滅状態から点灯状態に切
り替える(ステップS819)。
【0078】読み出した識別番号が3番の場合には(ス
テップS821;Y)、8個払い出し命令を計数装置3
10に対して送信し(ステップS822)、左袖入賞口
灯73aの点滅を開始する(ステップS823)。
【0079】8個払い出し命令を受けた計数装置310
は、8個の球を払い出し、遊技制御装置100は、計数
装置310の出力する球検出手段315を計数して払い
出しの完了を認識する(ステップS824)。払い出し
が完了すると、先に読み出した識別番号を入賞順序記憶
領域179から消去する(ステップS825)。
【0080】さらに左袖入賞口記憶領域173に記憶さ
れている左袖入賞口未処理球数を−1する(ステップS
826)。これにより左袖入賞口未処理球数が0になっ
た場合には(ステップS827;N)、左袖入賞口灯7
3aを消灯する(ステップS829)。減算後も左袖入
賞口未処理球数が1以上のときは(ステップS827;
Y)、左袖入賞口灯73aを点滅状態から点灯状態に切
り替える(ステップS828)。
【0081】読み出した識別番号が4番の場合には(ス
テップS830;Y)、8個払い出し命令を計数装置3
10に対して送信し(ステップS831)、右落し入賞
口灯74aの点滅を開始する(ステップS832)。
【0082】8個払い出し命令を受けた計数装置310
は、8個の球を払い出し、遊技制御装置100は、計数
装置310の出力する球検出手段315を計数して払い
出しの完了を認識する(ステップS833)。払い出し
が完了すると、先に読み出した識別番号を入賞順序記憶
領域179から消去する(ステップS834)。
【0083】さらに右落し入賞口記憶領域174に記憶
されている右落し入賞口未処理球数を−1する(ステッ
プS835)。これにより右落し入賞口未処理球数が0
になった場合には(ステップS836;N)、右落し入
賞口灯74aを消灯する(ステップS838)。減算後
も右落し入賞口未処理球数が1以上のときは(ステップ
S836;Y)、右落し入賞口灯74aを点滅状態から
点灯状態に切り替える(ステップS837)。
【0084】読み出した識別番号が5番の場合には(ス
テップS901;Y)、8個払い出し命令を計数装置3
10に対して送信し(ステップS902)、左落し入賞
口灯75aの点滅を開始する(ステップS903)。
【0085】8個払い出し命令を受けた計数装置310
は、8個の球を払い出し、遊技制御装置100は、計数
装置310の出力する球検出手段315を計数して払い
出しの完了を認識する(ステップS904)。払い出し
が完了すると、先に読み出した識別番号を入賞順序記憶
領域179から消去する(ステップS905)。
【0086】さらに左落し入賞口記憶領域175に記憶
されている左落し入賞口未処理球数を−1する(ステッ
プS906)。これにより左落し入賞口未処理球数が0
になった場合には(ステップS907;N)、左落し入
賞口灯75aを消灯する(ステップS909)。減算後
も左落し入賞口未処理球数が1以上のときは(ステップ
S907;Y)、左落し入賞口灯75aを点滅状態から
点灯状態に切り替える(ステップS908)。
【0087】読み出した識別番号が6番の場合には(ス
テップS910;Y)、5個払い出し命令を計数装置3
10に対して送信し(ステップS911)、始動入賞口
灯40aの点滅を開始する(ステップS912)。
【0088】5個払い出し命令を受けた計数装置310
は、5個の球を払い出し、遊技制御装置100は、計数
装置310の出力する球検出手段315を計数して払い
出しの完了を認識する(ステップS913)。払い出し
が完了すると、先に読み出した識別番号を入賞順序記憶
領域179から消去する(ステップS914)。
【0089】さらに始動入賞口記憶領域176に記憶さ
れている始動入賞口未処理球数を−1する(ステップS
915)。これにより始動入賞口未処理球数が0になっ
た場合には(ステップS916;N)、始動入賞口灯4
0aを消灯する(ステップS918)。減算後も始動入
賞口未処理球数が1以上のときは(ステップS916;
Y)、始動入賞口灯40aを点滅状態から点灯状態に切
り替える(ステップS917)。
【0090】読み出した識別番号が7番の場合には(ス
テップS919;Y)、15個払い出し命令を計数装置
310に対して送信し(ステップS920)、大入賞口
灯50aの点滅を開始する(ステップS921)。
【0091】15個払い出し命令を受けた計数装置31
0は、15個の球を払い出し、遊技制御装置100は、
計数装置310の出力する球検出手段315を計数して
払い出しの完了を認識する(ステップS921)。払い
出しが完了すると、先に読み出した識別番号を入賞順序
記憶領域179から消去する(ステップS922)。
【0092】さらに大入賞口記憶領域177に記憶され
ている大入賞口未処理球数を−1する(ステップS92
3)。これにより大入賞口未処理球数が0になった場合
には(ステップS924;N)、大入賞口灯50aを消
灯する(ステップS926)。減算後も大入賞口未処理
球数が1以上のときは(ステップS924;Y)、大入
賞口灯50aを点滅状態から点灯状態に切り替える(ス
テップS925)。
【0093】上述した、識別番号1〜7のいずれかにつ
いての処理を終了した後、再びステップS801に戻
り、識別番号がまだ記憶されているか否かを調べ、未読
み出しの識別番号がある間は、前述の処理を繰り返す。
なお払い出し命令を出してから払い出し処理が終了して
対応する未処理球数を−1し、入賞順序記憶領域179
からその識別番号を消去するまでの間は、現在、払い出
し命令を出している識別番号と、当該命令の送出後に何
個の球が実際に払い出されたかを記憶手段170に記憶
するようになっている。
【0094】次に、未処理球数の通知処理について説明
する。通知管理部160は、所定時間が経過するごとに
(ここでは略4msごとに)、天入賞口記憶領域171
から大入賞口記憶領域177に記憶されている未処理球
数を読み出し、天入賞口未処理球数、右袖入賞口未処理
球数、左袖入賞口未処理球数、右落し入賞口未処理球
数、左落し入賞口未処理球数の合計値と、始動入賞口未
処理球数と、大入賞口未処理球数を報知手段31〜33
に表示する旨の命令を特別図柄表示装置30に向けて送
出する。これにより、報知手段31〜33には、先の合
計値の未処理球数(ここでは8個単位で賞品球が払い出
されるものの未処理球数)と、始動口未処理球数(5個
単位で賞品球が払い出されるものの未処理球数)と、大
入賞口未処理球数(15個単位で賞品球が払い出される
ものの未処理球数)の値がほぼリアルタイムで表示され
る。
【0095】このように、球が各入賞口にどのような順
で入賞したかを記憶し、球の入賞した順にその入賞口に
対応付けられている数の賞品球を払い出すので、入賞と
賞品球の払い出しタイミングのずれが少なくなるととも
に、払い出しのタイミングがある程度ずれても、入賞と
払い出しの順序関係が守られるので、どの入賞口への入
賞に対して賞品球が払い出されているかを比較的容易に
確認することができる。
【0096】また、今回の払い出しがどの入賞口への球
の入賞に基づくものかを、対応する入賞口に埋設した表
示ランプを点滅して遊技者に通知表示するので、賞品球
がどの入賞口への球の入賞に対して払い出されているか
を容易に認識することができる。さらに、各入賞口灯が
点灯しているか消灯したかにより、遊技者は、入賞口ご
とに、その入賞口への球の入賞に対して未払いの賞品球
が残っているかを的確に認識することができる。
【0097】このほか、各入賞口灯の点灯状態(点滅、
点灯、消灯)により、その入賞口への球の入賞に対して
未払いの賞品球が残っているかと、賞品球がどの入賞口
への球の入賞に対して払い出されているかと、球の入賞
が有った旨の通知表示を行うので、1つの表示ランプが
効率よく利用される。これにより、遊技盤12が煩雑に
なることなく、多くの情報を遊技者に通知することがで
きる。
【0098】さらに、8個単位、15個単位、5個単位
の別に未処理球数を数値で遊技者に通知するので、遊技
者は、あとどのくらい賞品球が払い出されるかを容易に
知ることができる。その結果、賞品球の払い出しに対す
る遊技者の不安感や不信感を取り除くことができる。
【0099】次に停電処理について説明する。パチンコ
ホールの営業中に稼動している遊技機12に供給されて
いる電源が停電した場合、遊技機12の記憶手段170
等に記憶しているデータを記憶保持しなければ、入賞デ
ータが消去して遊技客にとって不利益な状態になる。こ
の為、稼動中の遊技機12が停電状態の時、記憶保持電
源装置130が動作して必要なデータが記憶保持される
ように電源のバックアップを行うようになっている。
【0100】図10は、記憶保持電源装置130の構成
を示している。当該図に基づいて記憶保持電源装置13
0の動作を説明する。通常、遊技機において、遊技制御
装置100は、定電圧化された電源供給により動作して
いる。また、記憶保持電源装置130のバックアップコ
ンデンサー131を充電している。定電圧電源の出力電
圧が大きく変動すると、遊技機12の動作が不安定にな
り所定の制御動作ができなくなるので、その前に一定以
上の電圧変動を電圧変動検出装置132によって検出
し、当該電圧変動検出装置132から停電検出信号を遊
技制御装置100に向けて出力するようになっている。
【0101】遊技制御装置100は、停電検出信号をノ
ンマスカブル信号(最優先割り込み信号)として入力
し、予め用意してある停電対策処理を実行する。この
為、遊技機12は、最新の遊技機状態データを記憶手段
170に保存する。その後、記憶保持電源装置130の
バックアップコンデンサー131より、記憶保持の為の
電源が、遊技制御装置のバックアップ端子(VBB端
子)に供給される。
【0102】バックアップコンデンサー131より電源
方向への電流の流れはダイオード133により遮断さ
れ、バックアップコンデンサー131の電流容量の急激
な消耗を防ぐことができる。これにより遊技制御装置1
00の記憶手段170に記憶されている各種のデータを
長時間保存することが可能になる。
【0103】したがって、停電があっても、賞品球の払
い出し動作を適切に行うことができる。すなわち、各未
処理球数や入賞順序記憶領域179の登録内容が保持さ
れるので、停電が復旧した後、保持されているデータに
基づいて賞品球の払い出し処理を再開することができ
る。また賞品球の払い出し命令を出してからそれが完了
するまでの間に停電した場合には、賞品球の払い出しの
元になった識別番号と、今回の払い出し命令に対して既
に払い出した賞品球の数とを記憶手段170に保持して
あるので、停電があっても、このデータに基づいて、1
個単位で正確な賞品球の払い出しを再開することができ
る。
【0104】記憶保持電源装置130を設けると、パチ
ンコホールの営業終了時に正常に電源を切った場合に
も、電源のバックアップが作動する。このため、次の営
業開始の際に電源を投入すると、閉店時における遊技機
の稼動状態がパチンコホールの開店時に再現されること
になる。その結果、遊技機の特定遊技状態(大当たり状
態、高確率状態)がパチンコホール開店時に発生するよ
うな事態が起こった場合には、パチンコホールの通常開
店状態に対して不本意な状態となる。
【0105】図11は、この点に改良を加えた電源構成
を示している。通常、遊技機において、遊技制御装置1
00は、定電圧化された電源供給により動作している。
また、記憶保持電源装置130のバックアップコンデン
サー131に充電している。定電圧電源が変動すること
により、遊技機12の動作が不安定になり所定の制御動
作ができなくなると、その電圧変動が電圧変動検出装置
132によって検出され、電圧変動検出装置132から
停電検出信号が出力される。
【0106】遊技制御装置100は、停電検出信号をノ
ンマスカブル信号(最優先割り込み信号)として入力
し、予め記憶された停電対策処理を実行する。この為、
遊技機12は、最新の遊技機状態データを記憶手段17
0に保存する。その後、記憶保持電源装置130のバッ
クアップコンデンサー131より記憶保持の為の電源
が、遊技制御装置100のバックアップ端子(VBB端
子)に供給される。
【0107】またバックアップコンデンサー131より
電源方向への電流の流れはダイオード133により遮断
されるので、バックアップコンデンサー131の電流容
量の急激な消耗が防止される。この結果、遊技機制御装
置100の遊技機状態データは、長時間保存可能な状態
になる。ここまでは図8に示したものと同様の動作であ
る。
【0108】図11に示したものでは、記憶時間の記憶
保持電源装置130に時限装置138を付加してある。
遊技機12が停電状態になると上述のように遊技機状態
データの記憶保持が始まる。これと同時に、遊技制御装
置100から記憶保持の開始信号が時限装置138に出
力される。時限装置138は、記憶保持電源装置130
より電源供給を受けて、低消費電力モードで動作し、一
定時間の経過を計り、タイムアップによりバックアップ
動作を中断させる時限動作を行う。
【0109】電源の瞬停など短い時間の停電の場合に
は、電源復帰の時のリセット信号により遊技制御装置1
00は停電時の遊技機状態データに基づいて復帰し、時
限装置138は初期状態に復帰する。長時間の停電また
はパチンコホールの閉店時から開店時までの電源断の場
合には、時限装置138は、内蔵プログラムに従い、ク
ロック信号を基に時間計測を行う。そして予め設定して
ある所定の上限時間に到達する事により、出力信号を遊
技制御装置100のVBB端子に出力する。この事によ
り、VBB端子は、GND電圧レベルに動作する。
【0110】これにより、遊技制御装置100の記憶保
持端子VBBは、記憶保持電源装置130からの電源供
給を断たれたのと等しい状態に、記憶してある各種の遊
技機状態データが失われる。長時間の停電からの電源復
帰時、遊技制御装置100および時限装置138は、リ
セット信号により初期状態からの動作を行う。なお、時
限装置138の時限設定を変更する事により、各パチン
コホールの営業に適合可能となる。
【0111】このように、一定時間よりも長い停電が起
こると、記憶手段170に記憶してある遊技状態データ
が消去されるので、停電から復帰した際に、特賞状態か
らいきなり動作が再開されるなどの不都合が解消され
る。
【0112】以上説明した実施の形態では、識別番号を
記憶するようにしたが、各入賞口を一意に特定可能な識
別情報であれば、番号に限定されるものではない。ま
た、各入賞口の正面に埋設した表示ランプの点灯状態に
より、今回の払い出しがどの入賞口への球の入賞に基づ
くものか等を遊技者に通知表示したが、通知方法はこれ
に限定されるものではない。
【0113】また、実施の形態では、特別図柄表示装置
30の一部の領域を利用して未処理球数を遊技者に通知
表示したが、別途、専用の表示装置を設けてもよい。ま
た未処理球数は必ずしも通知しなくてもよい。
【0114】このほか、実施の形態では、停電後、一定
時間が経過した際に時限装置が働き、電源のバックアッ
プを中止するようにしたが、予め定めた時刻が到来した
ときにバックアップを中止するように構成してもよい。
たとえば、パチンコホールの営業開始時刻が午前10時
のとき、その1時間前の午前9時になると時限装置が働
き、バックアップ電源を切るように構成してもよい。
【0115】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機によれば、球が各
入賞装置にどのような順で入賞したかを記憶し、球の入
賞した順にその入賞装置に対応付けられている数の賞品
球を払い出すので、入賞と賞品球の払い出しタイミング
のずれが少なくなるとともに、払い出しのタイミングが
ある程度ずれても、入賞と払い出しの順序が守られるの
で、どの入賞装置への入賞に対して賞品球が払い出され
ているかを比較的容易に確認することができる。
【0116】また、今回の払い出しがどの入賞装置への
球の入賞に基づくものかを、対応する入賞装置に埋設し
た表示ランプを点滅等して遊技者に通知表示するので、
賞品球がどの入賞装置への球の入賞に対して払い出され
ているかを容易に認識することができ、賞品球の払い出
しに対する遊技者の不安感や不信感を取り除くことがで
きる。
【0117】さらに、各入賞装置に対応する表示ランプ
の点灯しているか消灯したか等により、その入賞装置へ
の球の入賞に対して未払いの賞品球が残っているかを通
知するので、遊技者は未払いの賞品球の有無を入賞口ご
とに容易に確認することができる。
【0118】また各入賞装置ごとに設けた表示ランプの
点灯状態(点滅、点灯、消灯)の違いにより、その入賞
装置への球の入賞に対して未払いの賞品球が残っている
かと、どの入賞装置への球の入賞に対して賞品球が払い
出されているか等を表示するので、1つの表示ランプが
有効活用される。その結果、遊技盤の盤面が煩雑になる
ことなく、多くの情報を、見やすく、分かりやすく遊技
者に通知することができる。
【0119】少なくとも未払いの賞品球についての記憶
情報を停電時に保持するためのバックアップ電源を有す
るものでは、停電があっても、ほぼ正確な数の賞品球を
払い出すことができる。
【0120】なお、停電してから所定時間が経過したと
きあるいは所定の時刻が到来した際にバックアップ電源
を断にする時限装置を設けたものでは、停電後、長い時
間が経過して停電発生時の遊技者が既に居なくなってい
るような状況で停電が復旧したとき、賞品球がいきなり
払い出されるような奇妙な状態を防ぐことができる。ま
た、正常な営業終了により電源を断したときにもバック
アップが働くと、翌日の営業開始時に、前日の営業終了
時の遊技状態が再現されてしまうことになるが、時限装
置を設けることで、このような状態の発生を防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機の遊技盤を
示す正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す背面
図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る遊技機の計数装置
が賞品球を払い出す際の駆動信号および球検出手段が賞
品球の払い出しを検知した際に出力する球検出信号の一
例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技機の有する特
別図柄表示装置を示す正面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る遊技機が入賞口へ
球が入賞した際に行う処理を示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る遊技機が賞品球の
払い出しを行う際の処理を示す流れ図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る遊技機が賞品球の
払い出しを行う際の処理を示す流れ図である。
【図10】本発明の一実施の形態にかかる遊技機の有す
る記憶保持電源装置およびその周辺回路を示すブロック
図である。
【図11】本発明の一実施の形態にかかる遊技機の有す
る時限装置付きの記憶保持電源装置およびその周辺回路
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…遊技機 12…遊技盤 14…障害釘 15…風車 16…レール 17…電飾ランプ 18…装飾ランプ 30…特別図柄表示装置 31〜33…報知手段 31…第1報知領域 32…第2報知領域 33…第3報知領域 40…始動口 40a…始動入賞口灯 50…大入賞口 50a…大入賞口灯 60…アウト口 70…盤面報知手段 71…天入賞口 71a…天入賞口灯 72…右袖入賞口 72a…右袖入賞口灯 73…左袖入賞口 73a…左袖入賞口灯 74…右落し入賞口 74a…右落し入賞口灯 75…左落し入賞口 75a…左落し入賞口灯 76、77…通過ゲート 100…遊技制御装置 111…天入賞口検出手段 112…右袖入賞口検出手段 113…左袖入賞口検出手段 114…右落し入賞口検出手段 115…左落し入賞口検出手段 116…始動入賞口検出手段 117…大入賞口検出手段 118…通過ゲート検出手段 121…音声装置 122…中央役物 125…発射機構 130…記憶保持電源装置 131…バックアップコンデンサー 132…電圧変動検出装置 133…ダイオード 138…時限装置 140…未処理球管理部 150…賞品球払出部 160…通知管理部 171…天入賞口記憶領域 172…右袖入賞口記憶領域 173…左袖入賞口記憶領域 174…右落し入賞口記憶領域 175…左落し入賞口記憶領域 176…始動入賞口記憶領域 177…大入賞口記憶領域 178…通過ゲート記憶領域 179…入賞順序記憶領域 200…ホール管理コンピュータ 310…計数装置 311…賞球タンク 312…賞品球払出通路 315…球検出手段 501…駆動信号 502…球検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒澤 尚久 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 鶴見 正行 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 Fターム(参考) 2C088 AA17 AA35 AA36 AA42 BA02 BA09 BC58 CA19 CA27 EA08 EA09 EA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤上に打ち出された球が、前記遊技盤
    上に配置された複数の入賞装置のうちのいずれかへ入賞
    したことに基づいて賞品球を払い出す遊技機であって、
    1つの球の入賞に対して払い出される賞品球の数が異な
    る複数種類の入賞装置を有するものにおいて、 未処理球管理手段と、賞品球払出手段とを備え、 前記各入賞装置に、それぞれを一意に特定するための識
    別情報を割り当て、 前記未処理球管理手段は、球が入賞した入賞装置の識別
    情報を球の入賞した順に記憶するものであり、 前記賞品球払出手段は、先に記憶されたものから順に前
    記識別情報を前記未処理球管理装置から読み出すととも
    に、1つの識別情報を読み出すごとにその識別情報が表
    す入賞装置に対応する数の賞品球を払い出すものである
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記賞品球払出手段が賞品球を払い出す際
    に読み出した識別情報に基づいて、今回の払い出しがど
    の入賞装置への球の入賞に基づくものかを遊技者に通知
    表示する払出通知手段を有することを特徴とする請求項
    1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】遊技盤上に打ち出された球が、前記遊技盤
    上に配置された複数の入賞装置のうちのいずれかへ入賞
    したことに基づいて賞品球を払い出す遊技機であって、
    1つの球の入賞に対して払い出される賞品球の数が異な
    る複数種類の入賞装置を有するものにおいて、 未処理球管理手段と、賞品球払出手段と、未処理通知手
    段とを備え、 前記各入賞装置に、それぞれを一意に特定するための識
    別情報を割り当て、 前記未処理球管理手段は、球が入賞した入賞装置の識別
    情報を球の入賞した順序に記憶するとともに、前記入賞
    装置へ入賞した球のうち入賞に対する賞品球の払い出し
    処理を終えていないものの数を表す未処理球数を前記入
    賞装置毎に管理し記憶するものであり、 前記賞品球払出手段は、先に記憶されたものから順に前
    記識別情報を前記未処理球管理装置から読み出すととも
    に、1つの識別情報を読み出すごとにその識別情報が表
    す入賞装置への1つの球の入賞に対して払い出すべき数
    の賞品球を払い出すものであり、 前記未処理通知手段は、前記未処理球数が1以上残って
    いる入賞装置を遊技者に通知表示するものであることを
    特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】前記賞品球払出手段が賞品球を払い出す際
    に読み出した識別情報に基づいて、今回の払い出しがど
    の入賞装置への球の入賞に基づくものかを遊技者に通知
    表示する払出通知手段を有することを特徴とする請求項
    3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記未処理通知手段は、各入賞装置の近傍
    に設けた表示ランプの点灯状態を通じて、各表示ランプ
    の近傍にある入賞装置の未処理球数が1以上残っている
    か否かを遊技者に通知表示するものであることを特徴と
    する請求項3または4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記払出通知手段は、前記賞品球払出手段
    が賞品球を払い出す際に読み出した識別情報に対応する
    入賞装置の近傍に配置されている表示ランプの点灯状態
    を通じて、今回の払い出しがその入賞装置への球の入賞
    に基づくものであることを遊技者に通知表示するもので
    あることを特徴とする請求項2または4に記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】前記払出通知手段および前記未処理通知手
    段は、各入賞装置の近傍に設けた表示ランプを共用し、
    各表示ランプの近傍にある入賞装置の未処理球数が1以
    上残っているか否かと賞品球を払い出す際に今回の払い
    出しがどの入賞装置への球の入賞に基づくものかを前記
    表示ランプの点灯態様を相違させることで遊技者に識別
    可能に通知表示するものであることを特徴とする請求項
    4に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記賞品球払出手段が賞品球を払い出す際
    に読み出した識別情報を当該識別情報に対応する払い出
    し処理が終了した後に前記未処理球管理装置から消去す
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6また
    は7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】少なくとも未払いの賞品球についての記憶
    情報を停電時に保持するためのバックアップ電源を有す
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7
    または8に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】停電してから所定時間が経過したとき前
    記バックアップ電源を断にする時限装置を設けたことを
    特徴とする請求項9に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】予め設定した時刻が停電後に到来したと
    き前記バックアップ電源を断にする時限装置を設けたこ
    とを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
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Cited By (6)

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