JP2002028147A - 体脂肪検査装置及び方法 - Google Patents

体脂肪検査装置及び方法

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JP2002028147A
JP2002028147A JP2000214781A JP2000214781A JP2002028147A JP 2002028147 A JP2002028147 A JP 2002028147A JP 2000214781 A JP2000214781 A JP 2000214781A JP 2000214781 A JP2000214781 A JP 2000214781A JP 2002028147 A JP2002028147 A JP 2002028147A
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JP2000214781A
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Toshiyuki Asakura
俊之 朝倉
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で携帯に便利な体脂肪検査装置を提供す
る。 【解決手段】 やせ過ぎの体脂肪率を特定する第1のし
きい値と肥満の体脂肪率を特定する第2のしきい値を、
体重値を人体情報として与える手段に連動して設定し、
人体に流れる電流が第1のしきい値より大きい場合には
やせ過ぎ、第1のしきい値と第2のしきい値の間にある
場合は適正、第2のしきい値より小さい場合は肥満と判
定し、3区分の判定結果をLED406,407,40
8により表示する。さらに、携帯用の小型筐体401に
電池、肥満度判定およびLED駆動回路105、LED
406,407,408、電極導体403,404、設
定器402を収容して構成し、簡単に使用できる小型携
帯型体脂肪検査装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の電気抵抗を
測定して体脂肪率を判断する体脂肪検査装置及び方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、健康志向が高まり、体脂肪測定機
能を組み込んだ簡便な体脂肪計付き体重計が市販されて
いる。これは体重計の両足を載せる位置に電極導体を取
り付け、この電極導体を介して両足の間の人体の電気抵
抗を測定し、被測定者の体重測定値と合わせて体脂肪率
を算出するものである。また、さらに簡便なものとして
は、両手で電極導体に接触することにより、両手を通し
て人体の電気抵抗を測定する器具もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の述べたような体
脂肪測定器具が市販品として提供されたことにより、一
般者が専門機関に頼らずとも肥満度を知ることができる
ようになり、近年の健康志向の需要に応えることができ
るようになった。
【0004】しかしながら、体脂肪率の測定には本来ば
らつきがあることや、体脂肪率の正確な値を得ることが
必ずしも重要ではないにも拘らず、これらの測定器具は
専門機関以外の一般者が使用するものとしては高価であ
る。また、測定時には、被測定者の身長、大人/小人区
別、性別等の人体情報を入力しなければならず、十分に
簡便なものとは言い難い。さらに、人体情報の入力が必
須であるため、人体情報が与えられない場合は算出され
た体脂肪率は信頼性の低いものとなる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、極めて簡便に体脂肪測定に基く肥満度を知ることが
できる安価な体脂肪検査装置及び方法を提供することを
目的とする。さらに本発明は、小型で携帯に便利な体脂
肪検査装置を提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の体脂肪検査装置は、人体に微弱電流を流して電気抵抗
を測定し、測定結果から体脂肪率を判断する体脂肪検査
装置において、被測定者の電気抵抗を測定する測定手段
(FETQA、電源101、スイッチSW2、電極導体
103,104)と、前記被測定者に流れる電流を前記
被測定者の体脂肪率を特定するための第1のしきい値と
比較する第1の比較手段(FETQB、可変抵抗Rr
3、コンパレータCMP1)と、前記被測定者に流れる
電流を前記第1のしきい値より小さい第2のしきい値と
比較する第2の比較手段(FETQC、可変抵抗Rr
4、コンパレータCMP2)と、前記被測定者に流れる
電流が、前記第1のしきい値を下回る第1区分、前記第
1及び第2のしきい値の間にある第2区分、及び前記第
2のしきい値を超える第3区分の何れかであることを判
定し、判定結果を外部表示する判定表示手段(肥満度判
定及びLED駆動回路105、LED106,107,
108)と、を具備したことを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2に記載の体脂肪検査装置
は、前記被測定者の体重値を設定する手段(設定器40
2)を有し、前記第1及び第2のしきい値が、該体重値
の設定に連動して設定されることを特徴とし、また、請
求項3に記載の体脂肪検査装置は、前記被測定者のBM
I値を設定する手段(設定器402)を有し、前記第1
及び第2のしきい値が、該BMI値の設定に連動して設
定されることを特徴とする
【0008】本発明の請求項7に記載の体脂肪検査方法
は、人体に微弱電流を流して電気抵抗を測定し、測定結
果から体脂肪率を判断する体脂肪検査方法において、被
測定者の体重値或いはBMI値を設定し、前記体重値或
いはBMI値の設定に連動して、前記被測定者の体脂肪
率を特定するための第1のしきい値及び該第1のしきい
値より小さい第2のしきい値を設定し、前記被測定者の
電気抵抗を測定し、前記被測定者に流れる電流を前記第
1のしきい値と比較し、前記被測定者に流れる電流を前
記第2のしきい値と比較し、前記被測定者に流れる電流
が、前記第1のしきい値を超える第1区分、前記第1及
び第2のしきい値の間にある第2区分、及び前記第2の
しきい値を下回る第3区分の何れかであることを判定
し、判定結果を外部表示する、ことを特徴とする。
【0009】請求項1乃至3及び7に係わる発明によれ
ば、被測定者の人体情報として体重値或いはBMI(bo
dy mass index)値を設定することにより、該設定値に
連動してやせ過ぎを判定する第1のしきい値と、同じく
該設定値に連動して肥満を判定する第2のしきい値とを
与えることができ、被測定者に流れる電流を被測定者の
体脂肪率を特定するための第1のしきい値及び第2のし
きい値と比較することにより、被測定者に流れる電流が
第1のしきい値を超える第1区分の場合にはやせ過ぎ、
第1のしきい値と第2のしきい値の間にある第2区分の
場合は適正、第2のしきい値より小さい第3区分の場合
は肥満と判定することができ、この3区分の判定結果を
LED等により外部表示することができる。
【0010】本発明の請求項4に記載の体脂肪検査装置
は、請求項1乃至3の何れか1項記載の体脂肪検査装置
において、前記測定手段が、前記被測定者に測定電流を
流すために筐体表面に配置される一対の電極導体(電極
導体403,404)を有し、前記被測定者が左右それ
ぞれの指を該電極導体にそれぞれ接触することにより前
記被測定者に微小電流を流すことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係わる体脂肪検査装置
は、前記被測定者が前記電極導体に接触することにより
前記測定手段を構成する電源スイッチ(SW2)が投入
されることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6に記載の体脂肪検査装置
は、携帯可能な小型筐体(小型筐体401)に、電源
(電源101)と、前記判定表示手段(判定結果表示器
406,407,408)と、前記電極導体(電極導体
403,404)と、前記体重値或いはBMI値を設定
する手段(設定器402)と、が収容されることを特徴
とする。
【0013】請求項4乃至6に係わる発明によれば、請
求項1乃至3に記載の体脂肪検査装置を小型に構成する
ことができ、特に携帯用の小型筐体に収容することによ
り、体重値或いはBMI値を設定する手段を備えながら
極めて簡便に使用できる小型の携帯型体脂肪検査装置を
提供することができる。
【0014】実施形態の詳細な説明を行う前に、先ず、
実施形態の電気抵抗測定回路において使用するスイッチ
ングデバイスFET(以下、単にFETと記す)につい
て、図4を参照して説明する。FETは、電源101の
出力電圧VBを負荷102に供給する経路に、半導体ス
イッチとしての主制御FETQAのドレインD−ソース
SAを直列接続して、該主制御FETQAのスイッチン
グ制御により電力供給を制御するもので、該主制御FE
TQAに駆動手段、保護手段及び負荷電流検出手段等を
合わせて、1チップ110に集積した集積回路である。
【0015】図4において、FET110は、主制御F
ETQAの駆動手段としてチャージポンプ305及び駆
動回路111を備えている。駆動回路111は、コレク
タ側がチャージポンプ305の出力に接続されたソース
トランジスタと、エミッタ側が接地電位に接続されたシ
ンクトランジスタとを直列接続して備え、スイッチSW
1のオン/オフ切換えによる切換え信号に基き、これら
ソーストランジスタ及びシンクトランジスタをオン/オ
フ制御して、主制御FETQAを駆動制御する信号を出
力する。
【0016】次に、主制御FETQAの保護手段とし
て、FET110は過熱遮断保護回路306を備えてい
る。過熱遮断保護回路306は、一般の温度センサ内蔵
FETにも付加されている過熱遮断保護機能を実現する
ものであり、主制御FETQAが規定以上の温度まで上
昇したことを内蔵の温度センサによって検出した場合に
は、その旨の検出情報がラッチ回路に保持されると共
に、主制御FETQAのゲートTG−ソースSA間に接
続されている過熱遮断用FETをオン状態に遷移させる
ことによって、主制御FETQAを強制的にオフ制御す
るものである。なお、ラッチ回路の保持情報は端子T1
4を介して出力され、診断情報として利用可能である。
【0017】次に、主制御FETQAの負荷電流検出手
段として、FET110は過電流検出機能と過小電流検
出機能を備えている。先ず、過電流検出機能は、具体的
には、第1リファレンスFETQB、抵抗R1〜R9、
Rr1、ダイオードD1〜D3及びコンパレータCMP
1によって実現されている。すなわち、第1リファレン
スFETQB及び抵抗Rr1は、過電流検出における第
1基準電圧を発生する手段であり、第1リファレンスF
ETQBのソース(SB)電位が抵抗R6を介してコン
パレータCMP1の反転端子(−)に供給されている。
また、コンパレータCMP1の非反転端子(+)には、
主制御FETQAのソース(SA)電位が抵抗R5を介
して供給されている。なお、コンパレータCMP1の非
反転端子及び反転端子の出には抵抗R1〜R3及びダイ
オードD2、D3によるダイオードクランプ回路によっ
て、それぞれ電位VC及びVE(厳密には、電位VC及
びVEにそれぞれダイオードの順方向電位を差し引いた
電位)にクランプされている。また、コンパレータCM
P1の非反転端子に接続されている抵抗R9及びダイオ
ードD1はコンパレータCMP1にヒステリシスを持た
せるための回路である。
【0018】つまり、過電流検出機能は、主制御FET
QAのドレインD−ソースS間電圧VDSAとほぼ等価
な電圧特性を持つ第1基準電圧を同一チップ110上の
第1リファレンスFETQBとチップ110外の抵抗R
r1とによって生成し、コンパレータCMP1におい
て、該第1基準電圧と主制御FETQAのドレインD−
ソースS間電圧VDSAとの差を検出することによって
実現されている。
【0019】したがって、負荷102側で完全短絡が発
生したときには、コンパレータCMP1の出力が有効
(“H”レベル)となって、駆動回路111により主制
御FETQAをオフ制御する。また、完全短絡が発生し
ているときに、主制御FETQAがオフ状態からオン状
態に遷移した場合や、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全
短絡が発生している場合には、主制御FETQAのオン
/オフ制御を繰り返し行って周期的発熱作用で主制御F
ETQAを過熱し、上記過熱遮断保護機能により主制御
FETQAの過熱遮断を速めるようにしている。
【0020】第1基準電圧の設定、すなわち抵抗Rr1
の設定は次のように行われる。すなわち、通常、主制御
FETQAはn個のFET(第1リファレンスFETQ
Bと同等の特性を持つ)を並列接続して構成されるの
で、抵抗Rr1を(負荷102の抵抗値×n)に設定す
れば良いが、負荷102の抵抗値として通常は不完全短
絡時の短絡抵抗程度の値を設定するのが望ましい。ま
た、図2では、コンパレータCMP1の出力を駆動回路
111にのみ供給する構成としているが、端子を介して
外部に出力するようにして、他の制御等に利用すること
も可能である。
【0021】次に、過小電流検出機能は、具体的には、
第2リファレンスFETQC、抵抗Rr2及びコンパレ
ータCMP2によって実現されている。すなわち、第2
リファレンスFETQC及び抵抗Rr2は、過小電流検
出における第2基準電圧を発生する手段であり、第2リ
ファレンスFETQCのソース電位がコンパレータCM
P2の反転端子(−)に供給されている。また、コンパ
レータCMP2の非反転端子(+)には、主制御FET
QAのソースSA電位が供給されている。
【0022】つまり、過小電流検出機能は、主制御FE
TQAのドレインD−ソースSA間電圧VDSAとほぼ
等価な電圧特性を持つ第2基準電圧を同一チップ110
上のFETQCとチップ110外の抵抗Rr2とによっ
て生成し、コンパレータCMP2において、該第2の基
準電圧と主制御FETQAのソースSA電位との差を検
出することによって実現されている。
【0023】したがって、負荷102側で断線故障等が
発生したときには、コンパレータCMP2の出力が有効
(“L”レベル)となって、端子T15を介してチップ
110の外部に出力される。ここで、第2の基準電圧の
設定、すなわち抵抗Rr2の設定は次のようにして行わ
れる。第1基準電圧(抵抗Rr1)と同様に、抵抗Rr
2を(負荷102の抵抗値×n)に設定すれば良いが、
これにおける負荷102の抵抗値として通常は断線故障
時の負荷抵抗程度の値に設定するのが望ましい。
【0024】以上説明した駆動手段、保護手段及び負荷
電流検出手段の他に、FET110には、電源イネーブ
ル回路302、突入電流による過電流判定を回避する突
入電流マスク回路303、オン/オフ回数の積算による
遮断制御を行うON/OFF計数積算回路304につい
ても表記されているが、本発明に直接関係しないので説
明を省略する。
【0025】最後にFET110の特徴をまとめると、
第1に、電流検出用のシャント抵抗を不要として電源供
給経路の電力消費を抑制できることから大電流回路に有
利である点、第2に、電流感度が高く電流検出精度が高
い点、第3に、シンプルな駆動制御で主制御FETQA
をオン/オフ制御することができ、過熱遮断機能やON
/OFF計数積算回路304によりマイコン等のプログ
ラム処理に比して高速処理が可能である点、第4に、ワ
ンチップ化により回路構成を小型化でき、実装スペース
を縮小できるとともに、装置コストを削減できる点、第
5に電流検出が主制御FETQAのドレイン−ソース間
電圧VDSAと第1基準電圧及び第2基準電圧との差の
検出によって行われることから、同一チップ上にFET
QB、FETQC及び主制御FETQAを形成すること
により、電流検出における同相的誤差要因、すなわち電
源電圧、温度ドリフトやロット間のばらつきによる影響
を排除することができる点、等々を挙げることができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る体脂肪検査装
置の実施の形態について図面を参照して説明する。ここ
で、図1は本発明の一実施形態に係る体脂肪検査装置の
構成図、図2は実施形態における電気抵抗の測定に対す
る第1のしきい値及び第2のしきい値の関係を説明する
図、図3は本発明の一実施形態に係る小型の携帯型体脂
肪検査装置の概念図である。
【0027】本実施形態の体脂肪検査装置は、上述した
FET110の過電流検出機能及び過小電流検出機能を
使用して、体脂肪率に関する第1のしきい値及び第2の
しきい値と人体に流れる電流との比較を行い、その比較
結果に基いて肥満度の判定を行う体脂肪検査装置であ
る。
【0028】図1に示す本実施形態の体脂肪検査装置
は、主要な回路構成要素として、人体の電気抵抗を測定
する回路を構成するFETQA、電源101、スイッチ
SW2、電極導体103及び104と、過電流検出機能
を実現するFETQB、可変抵抗Rr3及びコンパレー
タCMP1と、過小電流検出機能を実現するFETQ
C、可変抵抗Rr4及びコンパレータCMP2と、肥満
度判定及びLED駆動回路105と、表示用LED10
6、107、108とを備えて構成される。
【0029】図1に示す本実施形態の体脂肪検査装置に
おける上記の主要な回路構成要素以外の構成要素の機能
及び動作については、上記FET110について説明し
た内容と同様である。
【0030】人体の電気抵抗の測定は、左右の足或いは
左右の手をそれぞれ電極導体103及び104に接触さ
せることにより、電源101、スイッチSW2、FET
QA、電極導体103、人体、電極導体104で構成さ
れる回路に電流が流れることにより行われる。スイッチ
SW2は人体が電極導体103及び104の双方に接触
することによりオンになる。例えば、電極導体を押しボ
タンスイッチ形式で構成して、双方の電極導体が押され
たときにスイッチSW2がオンになるようにすることが
できる。
【0031】コンパレータCMP1は人体に流れる電流
を第1のしきい値と比較する第1の比較手段である。ま
た、FETQB及び可変抵抗Rr3は、第1のしきい値
に対応する第1の基準電圧を発生する手段である。コン
パレータCMP1の反転端子(−)にはFETQBのソ
ースSB電位が供給され、コンパレータCMP1の非反
転端子(+)には、主制御FETQAのドレインD−ソ
ースSA間電圧VDSAを抵抗R1と抵抗R2とで分圧
した電圧が抵抗R5を介して供給されている。
【0032】つまり、主制御FETQAのドレインD−
ソースSA間電圧VDSAとほぼ等価な電圧特性を持つ
第1基準電圧を同一チップ110上のFETQBとチッ
プ110外の可変抵抗Rr3とによって生成し、コンパ
レータCMP1において、該第1基準電圧と主制御FE
TQAのドレインD−ソースSA間電圧VDSAとの差
を検出することによって、第1のしきい値を越える過電
流検出を行っている。
【0033】コンパレータCMP1の出力は、第1のし
きい値を越える過電流が検出されたときに有効(“H”
レベル)となり、端子T19を介してチップ110外部
に出力され、肥満度判定及びLED駆動回路105に供
給される。
【0034】コンパレータCMP2は人体に流れる電流
を第2のしきい値と比較する第2の比較手段である。ま
た、FETQC及び可変抵抗Rr4は、第2のしきい値
に対応する第2の基準電圧を発生する手段である。コン
パレータCMP2の反転端子(−)にはFETQCのソ
ースSC電位が供給され、コンパレータCMP2の非反
転端子(+)には、主制御FETQAのソースSA電位
が供給されている。
【0035】つまり、主制御FETQAのドレインD−
ソースSA間電圧VDSAとほぼ等価な電圧特性を持つ
第2基準電圧を同一チップ110上のFETQCとチッ
プ110外の可変抵抗Rr4とによって生成し、コンパ
レータCMP2において、該第2基準電圧と主制御FE
TQAのソースSA電位との差を検出することによっ
て、第2のしきい値を下回る過小電流検出を行ってい
る。
【0036】コンパレータCMP2の出力は、第2のし
きい値を下回る過小電流が検出されたときに有効
(“L”レベル)となり、端子T15を介してチップ1
10外部に出力され、肥満度判定及びLED駆動回路1
05に供給される。
【0037】肥満度判定及びLED駆動回路105は、
電源VBをスイッチSW2を介して入力するとともに、
端子T19及び端子T15を介してそれぞれ供給される
過電流検出信号及び過小電流検出信号を入力し、これら
の検出信号は必要に応じてラッチ回路に保持し、過電流
であるか、過電流或いは過小電流のいずれでもないか、
或いは過小電流であるかの3区分の判定を行い、該3区
分に応じて、表示用LED106、107、108をそ
れぞれ点灯させる。
【0038】以上に述べた肥満度の判定は一連の電気回
路により行われるため、判定結果はほとんど瞬時に得ら
れるが、本体脂肪検査装置の動作状態を表示するため
に、スイッチSW2がオンされてから一定時間は表示用
LED106、107、108を点滅させるか、或いは
すべてのLEDを点灯させる等の制御を行っても良い。
この場合に設定する一定時間は精度を必要としないの
で、簡単な時定数回路で実現することができる。
【0039】電極導体が押しボタンスイッチの場合は押
していた指を離す等、電極導体に対する人体の接触が無
くなったときにスイッチSW2はオフに復帰し、本体脂
肪検査装置の測定は終了する。
【0040】次に、図2により本実施形態における電気
抵抗の測定に対する第1のしきい値及び第2のしきい値
の関係を説明する。一般に体脂肪率の算出は、人体の組
成を脂肪組織と除脂肪組織からなる2組成モデルに基い
て行われる。脂肪組織及び除脂肪組織のそれぞれの重量
をMf、Ml、それぞれの体積をVf、Vl、それぞれ
の密度をDf、Dlとすると、体重及び人体の体積をそ
れぞれM、Vとして、M=Ml+Mf、V=Vl+V
f、Dl=Ml/Vl、Df=Mf/Vfである。脂肪
組織はほとんど電流を流さないものとすると、人体を流
れる電流は除脂肪組織の体積Vlに比例すると考えられ
る。Vl=Ml/Dl=(M−Mf)/Dl=M(1−
Mf/M)/Dlであり、Mf/Mは体脂肪率の定義で
あることから、人体を流れる電流は体重及び(1−体脂
肪率)に比例することになる。図2のグラフは体脂肪率
をパラメータとして、この関係を示している。
【0041】図2において、横軸は電極導体103及び
104を介して人体を流れる電流、縦軸は被測定者の体
重であり、グラフは体脂肪率が適正である場合、体脂肪
率が肥満と判定される限界値である場合、体脂肪率がや
せ過ぎと判定される限界値である場合について、それぞ
れ体重と人体を流れる電流の関係を示している。同グラ
フにおいて、体重がMである被測定者の適正な体脂肪率
に対する電流はi0を含むi2からi1の間であり、肥
満と判定される体脂肪率に対する電流はi1以上であ
り、やせ過ぎと判定される体脂肪率に対する電流はi2
以下である。すなわち図3において、体脂肪率がやせ過
ぎと判定される限界値を与えるグラフが第1のしきい値
に対応し、体脂肪率が肥満と判定される限界値を与える
グラフが第2のしきい値に対応する。
【0042】本実施形態における第1のしきい値はFE
TQB及び可変抵抗Rr3により第1の基準電圧を発生
することで実現されるので、可変抵抗Rr3の値を被測
定者の体重値の設定に連動させてやせ過ぎと判定される
電位が得られるように設定することで、体重値に対応す
る第1のしきい値を与えることができる。また、本実施
形態における第2のしきい値はFETQC及び可変抵抗
Rr4により第2の基準電圧を発生することで実現され
るので、可変抵抗Rr4の値を被測定者の体重値の設定
に連動させて肥満と判定される電位が得られるように設
定することで、体重値に対応する第2のしきい値を与え
ることができる。可変抵抗Rr3及びRr4の設定値を
体重値の設定に連動させるには、例えば可変抵抗器のつ
まみの目盛りが体重値を示すようにして実現することが
できる。
【0043】上述の説明においては、人体を流れる電流
は除脂肪組織の体積Vlに比例するとしたが、この他に
人体を流れる電流は人体の形状に依存し、特に電気抵抗
を計測する経路の長さの影響を受ける。これを考慮に入
れると、体重の代りにBMI(body mass index)値=
体重[kg]/(身長[m]× 身長[m])を用いる
ことで、より精度を上げることができる可能性がある。
その場合は体重値の設定に代えてBMI値を設定するよ
うにし、可変抵抗Rr3及び可変抵抗Rr4の設定をこ
のBMI値の設定に連動させるようにすれば良い。
【0044】図3は本発明の一実施形態に係る小型の携
帯型体脂肪検査装置の概念図であり、携帯用の小型筐体
401に少なくとも電池、体脂肪判定回路、判定結果表
示器、2つの測定用電極導体、体重値或いはBMI値を
設定する手段を収容して構成されたものである。
【0045】図3において、403及び404はそれぞ
れ電極導体103及び104の実装形態であり、やせ過
ぎ、適正、肥満をそれぞれ表示する点灯表示器406、
407、408はLED106、107、108の実装
形態である。また、体重値或いはBMI値の設定器40
2は、可変抵抗Rr3及び可変抵抗Rr4として使用す
るロータリ式の2段型可変抵抗器につまみを取り付け、
つまみの目盛りにより体重値或いはBMI値を設定する
ことができるようにしたものである。さらに、図3に示
すように、キーホルダ410を携帯用の小型筐体401
に取り付けて携帯用アクセサリとすることもできる。
【0046】被測定者があらかじめ設定器402により
体重値或いはBMI値を設定した後、電極導体403、
404をそれぞれ左右の手の指で押すことによりスイッ
チSW2がオンになり肥満度の検査が行われる。人体の
電気抵抗を測定する回路(FETQA、電源101、ス
イッチSW2、電極導体103及び104)と、過電流
検出機能(FETQB、可変抵抗Rr3及びコンパレー
タCMP1)と、過小電流検出機能(FETQC、可変
抵抗Rr4及びコンパレータCMP2)とにより、人体
を流れる電流とやせ過ぎに対応する第1のしきい値及び
肥満に対応する第2のしきい値との比較がなされ、その
結果が判定結果表示器406、407、408により表
示されることで、極めて簡便に肥満度の検査結果が得ら
れる。
【0047】なお、携帯中に電極導体403、404を
金属に押し当てて短絡しスイッチSW2がオンされた場
合には、YASFETの過電流検出機能或いは過熱遮断
機能によりFETQAがスイッチング制御されるので、
製品が保護される。
【0048】以上、図3により説明した小型の携帯型体
脂肪検査装置は本発明の一実施形態を概念的に示すもの
であり、本発明の構成要件とする機能の実装形態を限定
するものではなく、本発明の範囲を逸脱せずにこれ以外
の実装形態をとることが可能である。例えば、図3にお
いて、ロータリ式可変抵抗器の代りにスライド式可変抵
抗器を実装することは本発明の範囲に含まれる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被測定者の人体情報として体重値或いはBMI(body m
ass index)値を設定することにより、該設定値に連動
してやせ過ぎを判定する第1のしきい値と、同じく該設
定値に連動して肥満を判定する第2のしきい値とを与え
ることができ、人体に流れる電流を第1のしきい値及び
第2のしきい値と比較することにより、人体に流れる電
流が第1のしきい値より大きい場合にはやせ過ぎ、第1
のしきい値と第2のしきい値の間にある場合は適正、第
2のしきい値より小さい場合は肥満と判定することがで
き、この3区分の判定結果をLED等により表示するこ
とにより、体重値或いはBMI値に応じた肥満度の検査
結果を簡易に得ることができる。
【0050】更に本発明によれば、上記の体脂肪検査装
置を携帯型にして構成することができ、特に携帯用の小
型筐体に収容することにより、体重値或いはBMI値を
設定する手段を備えながら極めて簡便に使用できる小型
の携帯型体脂肪検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る体脂肪検査装置の構
成図である。
【図2】実施形態の電気抵抗の測定に対する第1の及び
第2のしきい値の関係を説明する図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る小型の携帯型体脂肪
検査装置の概念図である。
【図4】実施形態の体脂肪検査装置において使用するス
イッチングデバイスの構成図である。
【符号の説明】
101 電源 102 負荷 103、104 電極導体 105 肥満度判定及びLED駆動回路 106、107、108 LED 110 FET(チップ構成部分) 111 駆動回路 301 過電流検出機能 302 電源イネーブル回路 303 突入電流マスク回路 304 ON/OFF計数積算回路 305 チャージポンプ 306 過熱遮断保護回路 401 携帯用小型筐体 402 体重値或いはBMI値の設定器(Rr3及びR
r4に連動) 403、404 電極導体 406、407、408 表示器 410 キーホルダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に微弱電流を流して電気抵抗を測定
    し、測定結果から体脂肪率を判断する体脂肪検査装置に
    おいて、 被測定者の電気抵抗を測定する測定手段と、 前記被測定者に流れる電流を前記被測定者の体脂肪率を
    特定するための第1のしきい値と比較する第1の比較手
    段と、 前記被測定者に流れる電流を前記第1のしきい値より小
    さい第2のしきい値と比較する第2の比較手段と、 前記被測定者に流れる電流が、前記第1のしきい値を超
    える第1区分、前記第1及び第2のしきい値の間にある
    第2区分、及び前記第2のしきい値を下回る第3区分の
    何れかであることを判定し、判定結果を外部表示する判
    定表示手段と、を具備したことを特徴とする体脂肪検査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記被測定者の体重値を設定する手段を
    有し、前記第1及び第2のしきい値が、該体重値の設定
    に連動して設定されることを特徴とする請求項1に記載
    の体脂肪検査装置。
  3. 【請求項3】 前記被測定者のBMI値を設定する手段
    を有し、前記第1及び第2のしきい値が、該BMI値の
    設定に連動して設定されることを特徴とする請求項1に
    記載の体脂肪検査装置。
  4. 【請求項4】 前記測定手段が、前記被測定者に測定電
    流を流すために筐体表面に配置される一対の電極導体を
    有し、前記被測定者が左右それぞれの指を該電極導体に
    それぞれ接触することにより前記被測定者に微小電流を
    流すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載
    の体脂肪検査装置。
  5. 【請求項5】 前記被測定者が前記電極導体に接触する
    ことにより前記測定手段を構成する電源スイッチが投入
    されることを特徴とする請求項4記載の体脂肪検査装
    置。
  6. 【請求項6】 携帯可能な小型筐体に、電源と、前記判
    定表示手段と、前記電極導体と、前記体重値或いはBM
    I値を設定する手段と、が収容されることを特徴とする
    請求項4又は5記載の体脂肪検査装置。
  7. 【請求項7】 人体に微弱電流を流して電気抵抗を測定
    し、測定結果から体脂肪率を判断する体脂肪検査方法に
    おいて、 被測定者の体重値或いはBMI値を設定し、 前記体重値或いはBMI値の設定に連動して、前記被測
    定者の体脂肪率を特定するための第1のしきい値及び該
    第1のしきい値より小さい第2のしきい値を設定し、 前記被測定者の電気抵抗を測定し、 前記被測定者に流れる電流を前記第1のしきい値と比較
    し、 前記被測定者に流れる電流を前記第2のしきい値と比較
    し、 前記被測定者に流れる電流が、前記第1のしきい値を超
    える第1区分、前記第1及び第2のしきい値の間にある
    第2区分、及び前記第2のしきい値を下回る第3区分の
    何れかであることを判定し、判定結果を外部表示する、
    ことを特徴とする体脂肪検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016191578A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日置電機株式会社 測定量判定装置

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JP2016191578A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日置電機株式会社 測定量判定装置

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