JP2002024828A - 遠隔検針装置及び遠隔検針システム - Google Patents
遠隔検針装置及び遠隔検針システムInfo
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- JP2002024828A JP2002024828A JP2000208055A JP2000208055A JP2002024828A JP 2002024828 A JP2002024828 A JP 2002024828A JP 2000208055 A JP2000208055 A JP 2000208055A JP 2000208055 A JP2000208055 A JP 2000208055A JP 2002024828 A JP2002024828 A JP 2002024828A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 指針値を認識できない場合、或いは、誤認識
した場合においても、検針センタ等の遠隔地から正しく
指針値を認識することのできる信頼性の高い遠隔検針装
置並びに遠隔検針システムを提供する。 【解決手段】 メータ1の指針表示2を撮像する撮像手
段11と、撮像手段11が撮像した原画像Aから指針値
パターンCを作成し、指針値Dを認識するパターン認識
手段12と、その認識結果が妥当か否かを判定する判定
手段13と、その判定結果に基づいて、所定の検針デー
タを通信路3を介して検針センタ20へ送信する通信手
段15とを備え、判定手段13が認識結果を妥当と判定
した場合は、指針値Dを検針データとして送信し、判定
手段が少なくとも指針値の一部桁について認識結果を妥
当と判定しなかった場合は、その判定結果Fと、原画像
A、指針値パターンCまたはこれらの中間画像Bを検針
データとして送信する。
した場合においても、検針センタ等の遠隔地から正しく
指針値を認識することのできる信頼性の高い遠隔検針装
置並びに遠隔検針システムを提供する。 【解決手段】 メータ1の指針表示2を撮像する撮像手
段11と、撮像手段11が撮像した原画像Aから指針値
パターンCを作成し、指針値Dを認識するパターン認識
手段12と、その認識結果が妥当か否かを判定する判定
手段13と、その判定結果に基づいて、所定の検針デー
タを通信路3を介して検針センタ20へ送信する通信手
段15とを備え、判定手段13が認識結果を妥当と判定
した場合は、指針値Dを検針データとして送信し、判定
手段が少なくとも指針値の一部桁について認識結果を妥
当と判定しなかった場合は、その判定結果Fと、原画像
A、指針値パターンCまたはこれらの中間画像Bを検針
データとして送信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス、電力、水道
メータ等の指針表示を、検針員等の人手に依らずに、遠
隔地から自動的に読み取って検針する遠隔検針装置及び
そのシステムに関する。
メータ等の指針表示を、検針員等の人手に依らずに、遠
隔地から自動的に読み取って検針する遠隔検針装置及び
そのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる遠隔検針装置としては、メ
ータの指針表示を撮像する撮像手段と、その撮像手段が
撮像した撮像パターンと予め用意された基準パターンと
を照合して指針値を認識するパターン認識手段と、その
パターン認識手段の認識結果を検針センタへ送信する通
信手段とを備えたものがあった(例えば、特開昭63−
316199号公報に開示されたメータセンサ)。
ータの指針表示を撮像する撮像手段と、その撮像手段が
撮像した撮像パターンと予め用意された基準パターンと
を照合して指針値を認識するパターン認識手段と、その
パターン認識手段の認識結果を検針センタへ送信する通
信手段とを備えたものがあった(例えば、特開昭63−
316199号公報に開示されたメータセンサ)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、遠隔検針装置が指針値を認識できない
場合、或いは、誤認識した場合に、検針員が当該遠隔検
針装置の動作を確認したり、或いは、当該メータの指針
表示を直接検針する必要があった。
た従来技術では、遠隔検針装置が指針値を認識できない
場合、或いは、誤認識した場合に、検針員が当該遠隔検
針装置の動作を確認したり、或いは、当該メータの指針
表示を直接検針する必要があった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、上記問題点を解消し、遠隔検
針装置が指針値を認識できない場合、或いは、誤認識し
た場合においても、検針センタ等の遠隔地から正しく指
針値を認識することのできる信頼性の高い遠隔検針シス
テム及びそのシステムに使用可能な遠隔検針装置を提供
する点にある。
ものであり、その目的は、上記問題点を解消し、遠隔検
針装置が指針値を認識できない場合、或いは、誤認識し
た場合においても、検針センタ等の遠隔地から正しく指
針値を認識することのできる信頼性の高い遠隔検針シス
テム及びそのシステムに使用可能な遠隔検針装置を提供
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る遠隔検針装置の第一の特徴構成は、特許
請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、メータの1
桁或いは複数桁からなる指針表示を撮像する撮像手段
と、前記撮像手段が撮像した原画像から各桁毎の指針値
パターンを作成して、その各指針値パターンから各桁の
指針値を認識するパターン認識手段と、前記パターン認
識手段の認識結果が妥当か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、所定の検針データ
を、所定の通信路を介して検針センタへ送信する通信手
段と、を備えてなり、前記判定手段が指針値の全桁につ
いて前記認識結果を妥当と判定した場合は、全桁の指針
値を前記検針データとして前記検針センタへ送信し、前
記判定手段が少なくとも指針値の一部桁について前記認
識結果を妥当と判定しなかった場合は、その判定結果
と、全桁についての前記原画像、前記指針値パターン、
或いは、前記原画像と前記指針値パターンの中間画像、
または、前記認識結果が妥当と判定された桁の指針値と
少なくとも前記認識結果が妥当と判定されなかった桁を
含む前記原画像、前記指針値パターン、或いは、前記中
間画像を、前記検針データとして前記検針センタへ送信
する点にある。
の本発明に係る遠隔検針装置の第一の特徴構成は、特許
請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、メータの1
桁或いは複数桁からなる指針表示を撮像する撮像手段
と、前記撮像手段が撮像した原画像から各桁毎の指針値
パターンを作成して、その各指針値パターンから各桁の
指針値を認識するパターン認識手段と、前記パターン認
識手段の認識結果が妥当か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、所定の検針データ
を、所定の通信路を介して検針センタへ送信する通信手
段と、を備えてなり、前記判定手段が指針値の全桁につ
いて前記認識結果を妥当と判定した場合は、全桁の指針
値を前記検針データとして前記検針センタへ送信し、前
記判定手段が少なくとも指針値の一部桁について前記認
識結果を妥当と判定しなかった場合は、その判定結果
と、全桁についての前記原画像、前記指針値パターン、
或いは、前記原画像と前記指針値パターンの中間画像、
または、前記認識結果が妥当と判定された桁の指針値と
少なくとも前記認識結果が妥当と判定されなかった桁を
含む前記原画像、前記指針値パターン、或いは、前記中
間画像を、前記検針データとして前記検針センタへ送信
する点にある。
【0006】ここで、本発明に係る遠隔検針装置が検針
対象とするメータは、ガス、電力、水道メータ等であっ
て、指針表示形態で分類した直読式メータと円読式メー
タの両表示方式を含む。尚、指針値は、直読式メータで
は数字カウンタで表示され、円読式メータでは針が指し
示す数字で表現される。また、一般的にガス、電力メー
タは直読式で、水道メータは直読式と円読式の両表示方
式がある。
対象とするメータは、ガス、電力、水道メータ等であっ
て、指針表示形態で分類した直読式メータと円読式メー
タの両表示方式を含む。尚、指針値は、直読式メータで
は数字カウンタで表示され、円読式メータでは針が指し
示す数字で表現される。また、一般的にガス、電力メー
タは直読式で、水道メータは直読式と円読式の両表示方
式がある。
【0007】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記パターン認識手段は、各桁毎に前記指針値パタ
ーンと予め用意された複数の指針値候補の基準パターン
との一致度を数値化して、その一致度が最大となる指針
値候補を指針値として認識するように構成され、前記判
定手段は、前記認識された指針値の一致度が所定の閾値
以上であって、全桁の指針値が前回検針時以上である場
合に、指針値の全桁について前記認識結果を妥当と判定
するように構成されている点にある。
の請求項2に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記パターン認識手段は、各桁毎に前記指針値パタ
ーンと予め用意された複数の指針値候補の基準パターン
との一致度を数値化して、その一致度が最大となる指針
値候補を指針値として認識するように構成され、前記判
定手段は、前記認識された指針値の一致度が所定の閾値
以上であって、全桁の指針値が前回検針時以上である場
合に、指針値の全桁について前記認識結果を妥当と判定
するように構成されている点にある。
【0008】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項3に記載した如く、上記第一または第二の特徴
構成に加えて、前記指針表示の全桁についての前記原画
像、前記指針値パターン、及び、前記中間画像、また
は、少なくとも前記認識結果が妥当と判定されなかった
桁を含む前記原画像、前記指針値パターン、及び、前記
中間画像を記憶する記憶手段と、前記判定手段が少なく
とも指針値の一部桁について前記認識結果を妥当と判定
しなかった場合に、前記記憶手段に記憶されたデータの
中から前記検針センタへ送信する送信データを選択する
送信データ選択手段とを備え、前記送信データ選択手段
は、前記判定手段が少なくとも指針値の一部桁について
前記認識結果を妥当と判定しなかった場合の1回目の送
信データに、全桁についての前記指針値パターン、また
は、少なくとも前記認識結果が妥当と判定されなかった
桁を含む前記指針値パターンを含め、検針センタからの
送信要求に応じて、2回目以降の送信データに、全桁に
ついての前記中間画像、または、少なくとも前記認識結
果が妥当と判定されなかった桁を含む前記中間画像、或
いは、全桁についての前記原画像、または、少なくとも
前記認識結果が妥当と判定されなかった桁を含む前記原
画像を含める点にある。
の請求項3に記載した如く、上記第一または第二の特徴
構成に加えて、前記指針表示の全桁についての前記原画
像、前記指針値パターン、及び、前記中間画像、また
は、少なくとも前記認識結果が妥当と判定されなかった
桁を含む前記原画像、前記指針値パターン、及び、前記
中間画像を記憶する記憶手段と、前記判定手段が少なく
とも指針値の一部桁について前記認識結果を妥当と判定
しなかった場合に、前記記憶手段に記憶されたデータの
中から前記検針センタへ送信する送信データを選択する
送信データ選択手段とを備え、前記送信データ選択手段
は、前記判定手段が少なくとも指針値の一部桁について
前記認識結果を妥当と判定しなかった場合の1回目の送
信データに、全桁についての前記指針値パターン、また
は、少なくとも前記認識結果が妥当と判定されなかった
桁を含む前記指針値パターンを含め、検針センタからの
送信要求に応じて、2回目以降の送信データに、全桁に
ついての前記中間画像、または、少なくとも前記認識結
果が妥当と判定されなかった桁を含む前記中間画像、或
いは、全桁についての前記原画像、または、少なくとも
前記認識結果が妥当と判定されなかった桁を含む前記原
画像を含める点にある。
【0009】この目的を達成するための本発明に係る遠
隔検針システムの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の
欄の請求項4に記載した如く、複数のメータに上記第
一、第二または第三の特徴構成の遠隔検針装置を各別に
設け、前記遠隔検針装置から前記検針データを受信する
検針センタに、前記遠隔検針装置から受信した前記原画
像、前記指針値パターン、或いは、前記中間画像から、
少なくとも前記遠隔検針装置において前記認識結果が妥
当と判定されなかった桁の指針値を認識する第2パター
ン認識手段と、前記第2パターン認識手段による認識結
果が妥当か否かを判定する第2判定手段と、を設けてな
る点にある。
隔検針システムの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の
欄の請求項4に記載した如く、複数のメータに上記第
一、第二または第三の特徴構成の遠隔検針装置を各別に
設け、前記遠隔検針装置から前記検針データを受信する
検針センタに、前記遠隔検針装置から受信した前記原画
像、前記指針値パターン、或いは、前記中間画像から、
少なくとも前記遠隔検針装置において前記認識結果が妥
当と判定されなかった桁の指針値を認識する第2パター
ン認識手段と、前記第2パターン認識手段による認識結
果が妥当か否かを判定する第2判定手段と、を設けてな
る点にある。
【0010】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項5に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記検針センタに、前記第2パターン認識手段がそ
のパターン認識に使用した基準パターンであって、その
認識結果が前記第2判定手段によって妥当と判定された
場合の基準パターンを前記遠隔検針装置に送信する送信
手段を設け、前記遠隔検針装置のパターン認識手段が、
前記検針センタの前記送信手段から送信された前記基準
パターンを補完パターンとして保持し、その補完パター
ンを前記各指針値パターンから前記各桁の指針値を認識
する際に全桁或いは一部桁において使用する点にある。
の請求項5に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記検針センタに、前記第2パターン認識手段がそ
のパターン認識に使用した基準パターンであって、その
認識結果が前記第2判定手段によって妥当と判定された
場合の基準パターンを前記遠隔検針装置に送信する送信
手段を設け、前記遠隔検針装置のパターン認識手段が、
前記検針センタの前記送信手段から送信された前記基準
パターンを補完パターンとして保持し、その補完パター
ンを前記各指針値パターンから前記各桁の指針値を認識
する際に全桁或いは一部桁において使用する点にある。
【0011】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項6に記載した如く、上記第二の特徴構成に加え
て、前記遠隔検針装置に、前記補完パターンの使用頻度
を監視する監視手段を設け、前記パターン認識手段内に
保持された複数の前記補完パターンの一部を消去する必
要が生じた場合に、前記監視手段によって使用頻度が低
いと判定された補完パターンを消去する点にある。
の請求項6に記載した如く、上記第二の特徴構成に加え
て、前記遠隔検針装置に、前記補完パターンの使用頻度
を監視する監視手段を設け、前記パターン認識手段内に
保持された複数の前記補完パターンの一部を消去する必
要が生じた場合に、前記監視手段によって使用頻度が低
いと判定された補完パターンを消去する点にある。
【0012】同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項7に記載した如く、メータの1桁或いは複数桁
からなる指針表示を撮像する撮像手段と、前記撮像手段
が撮像した原画像から各桁毎の指針値パターンを作成し
て、その各指針値パターンから各桁の指針値を認識する
パターン認識手段と、前記パターン認識手段が認識した
指針値を所定の通信路を介して検針センタへ送信すると
ともに、前記指針値の送信頻度より低頻度で前記指針値
を送信する際に前記指針値に加えて前記指針値の認識に
使用した前記原画像、前記指針値パターン、及び、前記
中間画像の少なくとも一つを送信する通信手段と、を備
えてなる遠隔検針装置を、複数のメータに各別に設け、
前記遠隔検針装置から前記指針値を受信する検針センタ
に、前記遠隔検針装置から受信した前記原画像、前記指
針値パターン、及び、前記中間画像の少なくとも一つか
ら、指針値を認識する第2パターン認識手段と、前記第
2パターン認識手段によって認識された指針値と、前記
遠隔検針装置から送信された指針値とを比較判定する比
較判定手段と、前記比較判定手段により前記両指針値が
同一でないと判定された場合に、所定の通報を行う通報
手段と、を設けてなる点にある。
の請求項7に記載した如く、メータの1桁或いは複数桁
からなる指針表示を撮像する撮像手段と、前記撮像手段
が撮像した原画像から各桁毎の指針値パターンを作成し
て、その各指針値パターンから各桁の指針値を認識する
パターン認識手段と、前記パターン認識手段が認識した
指針値を所定の通信路を介して検針センタへ送信すると
ともに、前記指針値の送信頻度より低頻度で前記指針値
を送信する際に前記指針値に加えて前記指針値の認識に
使用した前記原画像、前記指針値パターン、及び、前記
中間画像の少なくとも一つを送信する通信手段と、を備
えてなる遠隔検針装置を、複数のメータに各別に設け、
前記遠隔検針装置から前記指針値を受信する検針センタ
に、前記遠隔検針装置から受信した前記原画像、前記指
針値パターン、及び、前記中間画像の少なくとも一つか
ら、指針値を認識する第2パターン認識手段と、前記第
2パターン認識手段によって認識された指針値と、前記
遠隔検針装置から送信された指針値とを比較判定する比
較判定手段と、前記比較判定手段により前記両指針値が
同一でないと判定された場合に、所定の通報を行う通報
手段と、を設けてなる点にある。
【0013】以下に上記各特徴構成の作用並びに効果を
説明する。本発明に係る遠隔検針装置の第一の特徴構成
によれば、判定手段がパターン認識手段による指針値の
認識が妥当であるか否かの判定を行い、妥当である場合
にその指針値を検針センタに送信することにより、検針
センタでは正確な指針値を受信することで高精度な遠隔
検針ができる。また、指針値のみを送信するため、検針
毎に現画像等の認識前データを送信する場合と比較して
送信データ量が大幅に軽減されるため、通信コストの低
減が図れる。また、指針値の認識を各メータ毎に分散し
て行われるため、検針センタにおいて顧客数分の指針値
の認識や判定を行う必要がなく、検針センタにおける処
理負担の軽減が図れる。
説明する。本発明に係る遠隔検針装置の第一の特徴構成
によれば、判定手段がパターン認識手段による指針値の
認識が妥当であるか否かの判定を行い、妥当である場合
にその指針値を検針センタに送信することにより、検針
センタでは正確な指針値を受信することで高精度な遠隔
検針ができる。また、指針値のみを送信するため、検針
毎に現画像等の認識前データを送信する場合と比較して
送信データ量が大幅に軽減されるため、通信コストの低
減が図れる。また、指針値の認識を各メータ毎に分散し
て行われるため、検針センタにおいて顧客数分の指針値
の認識や判定を行う必要がなく、検針センタにおける処
理負担の軽減が図れる。
【0014】また、認識結果が妥当でないと判定された
場合は、その判定結果と、全桁についての前記原画像、
前記指針値パターン、或いは、前記原画像と前記指針値
パターンの中間画像、または、前記認識結果が妥当と判
定された桁の指針値と少なくとも前記認識結果が妥当と
判定されなかった桁を含む前記原画像、前記指針値パタ
ーン、或いは、前記中間画像が、検針センタに送信され
ることにより、検針センタにおいて、送信されたこれら
データに基づいて指針値の再認識を自動的に試みたり、
或いは、検針センタの検針員が目視により指針値を確認
することができ、当該メータの設置場所まで行かずに遠
隔検針が可能となる。つまり、遠隔検針装置が指針値を
認識できない場合、或いは、誤認識した場合において
も、検針センタ等の遠隔地から正しく指針値を認識する
ことのできる。
場合は、その判定結果と、全桁についての前記原画像、
前記指針値パターン、或いは、前記原画像と前記指針値
パターンの中間画像、または、前記認識結果が妥当と判
定された桁の指針値と少なくとも前記認識結果が妥当と
判定されなかった桁を含む前記原画像、前記指針値パタ
ーン、或いは、前記中間画像が、検針センタに送信され
ることにより、検針センタにおいて、送信されたこれら
データに基づいて指針値の再認識を自動的に試みたり、
或いは、検針センタの検針員が目視により指針値を確認
することができ、当該メータの設置場所まで行かずに遠
隔検針が可能となる。つまり、遠隔検針装置が指針値を
認識できない場合、或いは、誤認識した場合において
も、検針センタ等の遠隔地から正しく指針値を認識する
ことのできる。
【0015】ここで、全桁についての前記原画像、前記
指針値パターン、或いは、前記中間画像を送付した場合
は、検針センタにおいて全桁についての再認識や目視確
認が可能となり、少なくとも前記認識結果が妥当と判定
されなかった桁を含む前記原画像、前記指針値パター
ン、或いは、前記中間画像を送付した場合は、検針セン
タにおいて、当該桁についての再認識や目視確認が可能
となり、前記認識結果が妥当と判定された桁については
遠隔検針装置から送信された指針値をその儘使用するこ
とができる。後者の場合で、自動再認識する場合は、再
認識に係る桁数が必要最小限に抑制できるため、検針セ
ンタにおける処理負担の軽減が図れる。
指針値パターン、或いは、前記中間画像を送付した場合
は、検針センタにおいて全桁についての再認識や目視確
認が可能となり、少なくとも前記認識結果が妥当と判定
されなかった桁を含む前記原画像、前記指針値パター
ン、或いは、前記中間画像を送付した場合は、検針セン
タにおいて、当該桁についての再認識や目視確認が可能
となり、前記認識結果が妥当と判定された桁については
遠隔検針装置から送信された指針値をその儘使用するこ
とができる。後者の場合で、自動再認識する場合は、再
認識に係る桁数が必要最小限に抑制できるため、検針セ
ンタにおける処理負担の軽減が図れる。
【0016】同第二の特徴構成によれば、前記パターン
認識手段が、各桁毎に前記指針値パターンと指針値候補
の基準パターンとの一致度を数値化して、その一致度の
最大となる指針値候補を指針値として認識することで、
最も確かであると推定される指針値が各桁毎に認識され
得るが、更に、判定手段が指針値の一致度が所定の閾値
以上であることを検査するため、各桁毎の指針値の認識
精度を一定レベル以上に維持することができ、更に、各
桁毎に認識された指針値が全桁レベルで、指針値は時間
経過とともに減少することはあり得ないという事実に基
づいて、前回検針時の指針値と比較することで、認識結
果の妥当性がより高度に判定され、指針値の認識精度の
向上が図れる。
認識手段が、各桁毎に前記指針値パターンと指針値候補
の基準パターンとの一致度を数値化して、その一致度の
最大となる指針値候補を指針値として認識することで、
最も確かであると推定される指針値が各桁毎に認識され
得るが、更に、判定手段が指針値の一致度が所定の閾値
以上であることを検査するため、各桁毎の指針値の認識
精度を一定レベル以上に維持することができ、更に、各
桁毎に認識された指針値が全桁レベルで、指針値は時間
経過とともに減少することはあり得ないという事実に基
づいて、前回検針時の指針値と比較することで、認識結
果の妥当性がより高度に判定され、指針値の認識精度の
向上が図れる。
【0017】同第三の特徴構成によれば、判定手段によ
って認識結果が妥当でないと判定された場合の通信コス
トが、検針精度を犠牲にすることなく抑制される。つま
り、通常、原画像は指針値のパターン認識に必要な指針
表示部分以外の画像データを含んでおり、また、指針値
パターンはその中からパターン認識に必要な情報を最小
限抽出したものであるため、指針値パターンのデータ量
が原画像または中間画像より少ないので、前記送信デー
タ選択手段によって、前記判定手段が少なくとも指針値
の一部桁について前記認識結果を妥当と判定しなかった
場合の1回目の送信データに、全桁についての前記指針
値パターン、または、少なくとも前記認識結果が妥当と
判定されなかった桁を含む前記指針値パターンを含める
ことで、1回目送信データの送信容量の低減が図れる。
従って、検針センタ側で、1回目の送信データに基づい
て再認識或いは目視確認等を行うことで指針値を認識で
きれば、2回目のデータ送信を行う必要がないため、通
信コストの低減が図れる。通常、指針値の認識は簡単な
数字の認識か針の指示位置の認識であって、指針値パタ
ーンにはそのパターン認識に必要な情報が最小限含まれ
ているため、検針センタにおいて、より高精度な再認識
処理或いは検針員の目視検査を行えば、遠隔検針装置に
おいて妥当な認識精度で認識されなかった指針値が認識
され得る。つまり、2回目のデータ送信を行う可能性は
ある程度低いと判断できるため、1回目にデータ容量の
低い指針値パターンを先ず送信することで、全体として
通信コストの低減が図れることになる。
って認識結果が妥当でないと判定された場合の通信コス
トが、検針精度を犠牲にすることなく抑制される。つま
り、通常、原画像は指針値のパターン認識に必要な指針
表示部分以外の画像データを含んでおり、また、指針値
パターンはその中からパターン認識に必要な情報を最小
限抽出したものであるため、指針値パターンのデータ量
が原画像または中間画像より少ないので、前記送信デー
タ選択手段によって、前記判定手段が少なくとも指針値
の一部桁について前記認識結果を妥当と判定しなかった
場合の1回目の送信データに、全桁についての前記指針
値パターン、または、少なくとも前記認識結果が妥当と
判定されなかった桁を含む前記指針値パターンを含める
ことで、1回目送信データの送信容量の低減が図れる。
従って、検針センタ側で、1回目の送信データに基づい
て再認識或いは目視確認等を行うことで指針値を認識で
きれば、2回目のデータ送信を行う必要がないため、通
信コストの低減が図れる。通常、指針値の認識は簡単な
数字の認識か針の指示位置の認識であって、指針値パタ
ーンにはそのパターン認識に必要な情報が最小限含まれ
ているため、検針センタにおいて、より高精度な再認識
処理或いは検針員の目視検査を行えば、遠隔検針装置に
おいて妥当な認識精度で認識されなかった指針値が認識
され得る。つまり、2回目のデータ送信を行う可能性は
ある程度低いと判断できるため、1回目にデータ容量の
低い指針値パターンを先ず送信することで、全体として
通信コストの低減が図れることになる。
【0018】また、検針センタからの送信要求に応じ
て、2回目以降の送信データに、全桁についての前記中
間画像、または、少なくとも前記認識結果が妥当と判定
されなかった桁を含む前記中間画像、或いは、全桁につ
いての前記原画像、または、少なくとも前記認識結果が
妥当と判定されなかった桁を含む前記原画像を含めて送
信するため、たとえ、1回目の送信データである指針値
パターンに基づいて、検針センタにおいて、指針値の再
認識或いは検針員による目視検査が不可能な場合であっ
ても、より実際のメータの指針表示に近い前記中間画像
または前記原画像に基づく指針値の再認識或いは検針員
による目視検査を行うことができるので、遠隔検針機能
が十分に担保される。
て、2回目以降の送信データに、全桁についての前記中
間画像、または、少なくとも前記認識結果が妥当と判定
されなかった桁を含む前記中間画像、或いは、全桁につ
いての前記原画像、または、少なくとも前記認識結果が
妥当と判定されなかった桁を含む前記原画像を含めて送
信するため、たとえ、1回目の送信データである指針値
パターンに基づいて、検針センタにおいて、指針値の再
認識或いは検針員による目視検査が不可能な場合であっ
ても、より実際のメータの指針表示に近い前記中間画像
または前記原画像に基づく指針値の再認識或いは検針員
による目視検査を行うことができるので、遠隔検針機能
が十分に担保される。
【0019】本発明に係る遠隔検針システムの第一の特
徴構成によれば、上記第一、第二または第三の特徴構成
の遠隔検針装置の作用効果を発揮する遠隔検針システム
を構築することができる。更に、各メータに取り付ける
遠隔検針装置の場合、パターン認識手段の認識率や認識
精度は、空間的な制約や消費電力の制約等で一定レベル
に制限されるが、検針センタ側ではかかる制約がないた
め、例えばパターン認識に使用する指針値候補の基準パ
ターンを何通りも数多く用意でき、且つ、個々の基準パ
ターンも高精細の大容量のものを使用することができ
る。また、それらを比較処理するプロセッサも高速のも
のを使用できる。この結果、第2パターン認識手段は、
遠隔検針装置のパターン認識手段より、高認識率、高精
度で指針値の認識が可能となり、遠隔検針装置において
指針値を認識できない場合、或いは、誤認識した場合に
おいても、検針センタ等の遠隔地から正しく指針値を自
動認識することのできる。ここで、第2パターン認識手
段の認識精度は第2判定手段によって一定レベルが保証
されており、仮に、かかる自動認識が所定精度で不可能
な場合においても、第2判定手段の判定結果を検針員に
通報することで、検針員が目視検査して指針値を確認す
ることができ、最終的な遠隔検針機能が担保される。更
に、上記第三の特徴構成の遠隔検針装置との組み合わせ
においては、第2パターン認識手段の認識結果が妥当で
ないとの第2判定手段の判定結果に応じて、遠隔検針装
置に対して中間画像または原画像等の認識前データの送
信要求をすることで、より高精度な自動認識を行うこと
ができる。
徴構成によれば、上記第一、第二または第三の特徴構成
の遠隔検針装置の作用効果を発揮する遠隔検針システム
を構築することができる。更に、各メータに取り付ける
遠隔検針装置の場合、パターン認識手段の認識率や認識
精度は、空間的な制約や消費電力の制約等で一定レベル
に制限されるが、検針センタ側ではかかる制約がないた
め、例えばパターン認識に使用する指針値候補の基準パ
ターンを何通りも数多く用意でき、且つ、個々の基準パ
ターンも高精細の大容量のものを使用することができ
る。また、それらを比較処理するプロセッサも高速のも
のを使用できる。この結果、第2パターン認識手段は、
遠隔検針装置のパターン認識手段より、高認識率、高精
度で指針値の認識が可能となり、遠隔検針装置において
指針値を認識できない場合、或いは、誤認識した場合に
おいても、検針センタ等の遠隔地から正しく指針値を自
動認識することのできる。ここで、第2パターン認識手
段の認識精度は第2判定手段によって一定レベルが保証
されており、仮に、かかる自動認識が所定精度で不可能
な場合においても、第2判定手段の判定結果を検針員に
通報することで、検針員が目視検査して指針値を確認す
ることができ、最終的な遠隔検針機能が担保される。更
に、上記第三の特徴構成の遠隔検針装置との組み合わせ
においては、第2パターン認識手段の認識結果が妥当で
ないとの第2判定手段の判定結果に応じて、遠隔検針装
置に対して中間画像または原画像等の認識前データの送
信要求をすることで、より高精度な自動認識を行うこと
ができる。
【0020】同第二の特徴構成によれば、遠隔検針装置
のパターン認識手段の認識率や認識精度が向上し、更に
は、指針値パターン、中間画像または原画像等の認識前
データを検針センタに送信する頻度が低下するため、通
信コストの低減が図れる。例えば、メータの指針表示の
表面に汚れ等が付着して、指針値パターンに一定のノイ
ズ成分として当該汚れ等のパターンが重畳される場合
に、補完パターンにその汚れ等のパターンを数字パター
ンに対して付加或いは削除すると、パターン認識におい
てその汚れ等のパターン部分がノイズ成分とならず、当
該汚れ等のパターンが重畳されることによって、パター
ン認識の認識率や認識精度が定常的に低下するのを回避
できる。この結果、判定手段による認識結果が妥当でな
いとの判定の頻度も低下し、認識前データの検針センタ
への送信が頻出するのを回避できる。
のパターン認識手段の認識率や認識精度が向上し、更に
は、指針値パターン、中間画像または原画像等の認識前
データを検針センタに送信する頻度が低下するため、通
信コストの低減が図れる。例えば、メータの指針表示の
表面に汚れ等が付着して、指針値パターンに一定のノイ
ズ成分として当該汚れ等のパターンが重畳される場合
に、補完パターンにその汚れ等のパターンを数字パター
ンに対して付加或いは削除すると、パターン認識におい
てその汚れ等のパターン部分がノイズ成分とならず、当
該汚れ等のパターンが重畳されることによって、パター
ン認識の認識率や認識精度が定常的に低下するのを回避
できる。この結果、判定手段による認識結果が妥当でな
いとの判定の頻度も低下し、認識前データの検針センタ
への送信が頻出するのを回避できる。
【0021】ところで、メータ側に設けられる前記遠隔
検針装置の前記補完パターンの記憶する記憶装置の記憶
容量は、前記検針センタに設けられる前記第2パターン
認識手段の基準パターンを記憶する記憶装置の記憶容量
に比べて、データ保持にかかるコストの点で大幅に制限
されるが、同第三の特徴構成によれば、かかる制限によ
り前記補完パターンの記憶する記憶装置の記憶容量が制
限されても、使用頻度の高い補完パターンを優先的に記
憶することで、上記第二の特徴構成の作用効果を奏する
ことができる。
検針装置の前記補完パターンの記憶する記憶装置の記憶
容量は、前記検針センタに設けられる前記第2パターン
認識手段の基準パターンを記憶する記憶装置の記憶容量
に比べて、データ保持にかかるコストの点で大幅に制限
されるが、同第三の特徴構成によれば、かかる制限によ
り前記補完パターンの記憶する記憶装置の記憶容量が制
限されても、使用頻度の高い補完パターンを優先的に記
憶することで、上記第二の特徴構成の作用効果を奏する
ことができる。
【0022】同第四の特徴構成によれば、検針センタ側
で、複数のメータに各別に設けられた遠隔検針装置か
ら、前記指針値とともに、前記指針値の受信頻度より低
頻度ではあるものの、前記指針値の認識に使用した前記
原画像、前記指針値パターン、及び、前記中間画像の少
なくとも一つを受信して、第2パターン認識手段がそれ
ら受信データから指針値を認識することで、比較判定手
段が、メータ側の遠隔検針装置の認識結果と検針センタ
側の認識結果に齟齬がある場合に、認識精度や認識率に
おいて検針センタに比べて制約されるメータ側の遠隔検
針装置のパターン認識手段の認識精度や認識率が何らか
の原因で低下していると判定し、通報手段がその判定を
通報することで、検針センタにおいてメータ側に設置さ
れた遠隔検針装置の不具合を遠隔地において確認するこ
とができる。この結果、不具合の発見された遠隔検針装
置の早期修理が可能であるととともに、認識結果に問題
のある指針値を誤って使用することを回避できる。ま
た、原画像、指針値パターン、または、中間画像は、指
針値に比べてデータ量が大きいため、これらの通信頻度
を指針値の通信頻度より低頻度とすることで、通信コス
トの増加が抑制される。
で、複数のメータに各別に設けられた遠隔検針装置か
ら、前記指針値とともに、前記指針値の受信頻度より低
頻度ではあるものの、前記指針値の認識に使用した前記
原画像、前記指針値パターン、及び、前記中間画像の少
なくとも一つを受信して、第2パターン認識手段がそれ
ら受信データから指針値を認識することで、比較判定手
段が、メータ側の遠隔検針装置の認識結果と検針センタ
側の認識結果に齟齬がある場合に、認識精度や認識率に
おいて検針センタに比べて制約されるメータ側の遠隔検
針装置のパターン認識手段の認識精度や認識率が何らか
の原因で低下していると判定し、通報手段がその判定を
通報することで、検針センタにおいてメータ側に設置さ
れた遠隔検針装置の不具合を遠隔地において確認するこ
とができる。この結果、不具合の発見された遠隔検針装
置の早期修理が可能であるととともに、認識結果に問題
のある指針値を誤って使用することを回避できる。ま
た、原画像、指針値パターン、または、中間画像は、指
針値に比べてデータ量が大きいため、これらの通信頻度
を指針値の通信頻度より低頻度とすることで、通信コス
トの増加が抑制される。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に係る遠隔検針装置(以
下、単に「遠隔検針装置」という。)及びその遠隔検針
装置を使用した本発明に係る遠隔検針システム(以下、
単に「遠隔検針システム」という。)の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。
下、単に「遠隔検針装置」という。)及びその遠隔検針
装置を使用した本発明に係る遠隔検針システム(以下、
単に「遠隔検針システム」という。)の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。
【0024】〈第一実施形態〉図1に示すように、第一
実施形態の遠隔検針装置10は、メータ1の1桁或いは
複数桁からなる指針表示2を撮像する撮像手段11と、
撮像手段11が撮像した原画像Aから指針表示2の各桁
毎の表示部分を切り出した中間画像Bを生成し、その中
間画像Bを2値化処理して各桁毎の指針値パターンCを
作成して、その各指針値パターンCから各桁の指針値D
を認識するパターン認識手段12と、パターン認識手段
12の認識結果が妥当か否かを判定する判定手段13
と、原画像A、中間画像B、指針値パターンC等の画像
データを記憶する画像データ記憶装置14と、判定手段
13の判定結果に基づいて、指針値Dや画像データA,
B,C等の所定の検針データを、所定の通信路3を介し
て検針センタ20へ送信する通信手段15とを備えて構
成されている。
実施形態の遠隔検針装置10は、メータ1の1桁或いは
複数桁からなる指針表示2を撮像する撮像手段11と、
撮像手段11が撮像した原画像Aから指針表示2の各桁
毎の表示部分を切り出した中間画像Bを生成し、その中
間画像Bを2値化処理して各桁毎の指針値パターンCを
作成して、その各指針値パターンCから各桁の指針値D
を認識するパターン認識手段12と、パターン認識手段
12の認識結果が妥当か否かを判定する判定手段13
と、原画像A、中間画像B、指針値パターンC等の画像
データを記憶する画像データ記憶装置14と、判定手段
13の判定結果に基づいて、指針値Dや画像データA,
B,C等の所定の検針データを、所定の通信路3を介し
て検針センタ20へ送信する通信手段15とを備えて構
成されている。
【0025】検針センタ20には、指針値Dや画像デー
タA,B,C等の所定の検針データを、所定の通信路3
を介して受信する通信手段21と、遠隔検針装置10か
ら受信した原画像A、中間画像B、または、指針値パタ
ーンCから、少なくとも遠隔検針装置10において認識
結果が妥当と判定されなかった桁の指針値Eを認識する
第2パターン認識手段22と、第2パターン認識手段2
2による認識結果が妥当か否かを判定する第2判定手段
23と、通信手段21が受信したDと第2パターン認識
手段22が認識した指針値Eを記録する検針結果記録手
段24が設けられている。
タA,B,C等の所定の検針データを、所定の通信路3
を介して受信する通信手段21と、遠隔検針装置10か
ら受信した原画像A、中間画像B、または、指針値パタ
ーンCから、少なくとも遠隔検針装置10において認識
結果が妥当と判定されなかった桁の指針値Eを認識する
第2パターン認識手段22と、第2パターン認識手段2
2による認識結果が妥当か否かを判定する第2判定手段
23と、通信手段21が受信したDと第2パターン認識
手段22が認識した指針値Eを記録する検針結果記録手
段24が設けられている。
【0026】本実施形態で遠隔検針の対象となるメータ
1は、図2に示すように、指針表示2が4桁の数字で構
成される直読式メータである。尚、本発明の趣旨より、
メータ1は、ガスメータ、電力メータ、水道メータの何
れであっても構わない。
1は、図2に示すように、指針表示2が4桁の数字で構
成される直読式メータである。尚、本発明の趣旨より、
メータ1は、ガスメータ、電力メータ、水道メータの何
れであっても構わない。
【0027】ガス、電力、或いは、水道の各使用者毎に
設けられた複数のメータ1に遠隔検針装置10が設けら
れ、各遠隔検針装置10と検針センタ20が通信路3を
介して相互に通信可能に接続され、本発明に係る遠隔検
針システムが構成される。
設けられた複数のメータ1に遠隔検針装置10が設けら
れ、各遠隔検針装置10と検針センタ20が通信路3を
介して相互に通信可能に接続され、本発明に係る遠隔検
針システムが構成される。
【0028】通信路3は、単一の通信方式に統一する必
要はなく、遠隔検針装置10毎にその設置環境に応じた
通信方式のものを使用すればよい。例えば、通信路3と
して、公衆電話回線、PHS方式の公衆無線回線、或い
は、特定小電力無線と公衆電話回線またはPHS方式の
公衆無線回線との組み合わせ等であってもよい。尚、遠
隔検針装置10の通信装置15は、通信路3の通信方式
に合致した通信インターフェースを各別に備える必要が
ある。
要はなく、遠隔検針装置10毎にその設置環境に応じた
通信方式のものを使用すればよい。例えば、通信路3と
して、公衆電話回線、PHS方式の公衆無線回線、或い
は、特定小電力無線と公衆電話回線またはPHS方式の
公衆無線回線との組み合わせ等であってもよい。尚、遠
隔検針装置10の通信装置15は、通信路3の通信方式
に合致した通信インターフェースを各別に備える必要が
ある。
【0029】次に、遠隔検針装置10と検針センタ20
の各部の動作等を説明する。遠隔検針装置10は、メー
タ1の指針表示2を撮像可能にメータ1の表示面側に取
り付け可能な構造となっている。具体的には、遠隔検針
装置10のケースがメータ1の表示面を覆うように形成
され、前記ケースの内側に、指針表示2の照明手段(例
えば、発行ダイオード等)と撮像手段11の受光面が設
けられている。遠隔検針装置10の撮像手段11以外の
データ処理部分が前記ケース内に設けられている。ここ
で、前記データ処理部分が前記ケースとは別体で分離し
て構成されていても構わない。
の各部の動作等を説明する。遠隔検針装置10は、メー
タ1の指針表示2を撮像可能にメータ1の表示面側に取
り付け可能な構造となっている。具体的には、遠隔検針
装置10のケースがメータ1の表示面を覆うように形成
され、前記ケースの内側に、指針表示2の照明手段(例
えば、発行ダイオード等)と撮像手段11の受光面が設
けられている。遠隔検針装置10の撮像手段11以外の
データ処理部分が前記ケース内に設けられている。ここ
で、前記データ処理部分が前記ケースとは別体で分離し
て構成されていても構わない。
【0030】撮像手段11は、図3に示すように、指針
表示2を含む正方領域を撮像して、原画像Aとして12
8×128画素、1画素8ビット(256階調)のイメ
ージデータを生成する。
表示2を含む正方領域を撮像して、原画像Aとして12
8×128画素、1画素8ビット(256階調)のイメ
ージデータを生成する。
【0031】パターン認識手段12は、図4に示す処理
手順(ステップ1〜5)に従って、原画像Aから各桁の
指針値Dを認識する。ステップ1おいて、図5に示すよ
うに、原画像Aから指針表示2の4桁の数字列イメージ
データを長方形に切り出す。ステップ2において、更
に、図6に示すように、切り出された4桁の数字列イメ
ージデータを各桁毎に分離して四つの数字イメージデー
タを切り出し、中間画像Bを生成する。ステップ3にお
いて、中間画像Bに対して、標準的な拡大縮小処理を組
み合わせて、文字盤にあるノイズを除去する。更に、光
の反射、影、その他の文字盤以外の画像ノイズを除去す
る。ステップ4において、前ステップでノイズ除去され
た中間画像Bを所定の閾値(階調)で2値化して、図7
に例示するような指針値パターンCを抽出する。ステッ
プ5において、0〜9の数字毎に複数用意された指針値
候補の基準パターンRと各桁の指針値パターンCを重ね
合わせて、その一致度を256段階で数値化し、各桁毎
にその一致度が最大となる指針値候補を指針値Dとして
認識する。
手順(ステップ1〜5)に従って、原画像Aから各桁の
指針値Dを認識する。ステップ1おいて、図5に示すよ
うに、原画像Aから指針表示2の4桁の数字列イメージ
データを長方形に切り出す。ステップ2において、更
に、図6に示すように、切り出された4桁の数字列イメ
ージデータを各桁毎に分離して四つの数字イメージデー
タを切り出し、中間画像Bを生成する。ステップ3にお
いて、中間画像Bに対して、標準的な拡大縮小処理を組
み合わせて、文字盤にあるノイズを除去する。更に、光
の反射、影、その他の文字盤以外の画像ノイズを除去す
る。ステップ4において、前ステップでノイズ除去され
た中間画像Bを所定の閾値(階調)で2値化して、図7
に例示するような指針値パターンCを抽出する。ステッ
プ5において、0〜9の数字毎に複数用意された指針値
候補の基準パターンRと各桁の指針値パターンCを重ね
合わせて、その一致度を256段階で数値化し、各桁毎
にその一致度が最大となる指針値候補を指針値Dとして
認識する。
【0032】撮像手段11で生成された原画像A、パタ
ーン認識手段12で抽出された中間画像Bや指針値パタ
ーンCは、その都度、画像データ記憶装置14に記憶さ
れる。
ーン認識手段12で抽出された中間画像Bや指針値パタ
ーンCは、その都度、画像データ記憶装置14に記憶さ
れる。
【0033】判定手段13は、認識された4桁の指針値
Dを短くとも次回検針時の認識結果の判定まで記憶する
記憶手段を備え、今回の検針時に認識された4桁の指針
値Dと前回の検針時に認識された4桁の指針値Dとを大
小比較し、今回の指針値Dが前回の指針値D以上の場合
であって、今回の検針時に認識された4桁の指針値Dの
前記ステップ5で得られた一致度が全て所定の閾値以上
である場合に、4桁の指針値Dの認識結果が全桁妥当と
判定する。また、今回の指針値Dが前回の指針値D以上
ではあるが、今回の検針時に認識された4桁の指針値D
の前記ステップ5で得られた一致度が一部の桁は所定の
閾値以上で、その他の桁はその閾値を下回る場合には、
4桁の指針値Dの認識結果が部分妥当と判定する。つま
り、一致度が前記所定の閾値以上の桁についてのみ指針
値Dの認識結果を妥当と判定する。更に、今回の指針値
Dが前回の指針値D以上ではあるが、今回の検針時に認
識された4桁の指針値Dの前記ステップ5で得られた一
致度が全て所定の閾値を下回る場合、或いは、今回の指
針値Dが前回の指針値D以上でない場合は、4桁の指針
値Dの認識結果は全桁非妥当と判定する。ここで、判定
手段13は、判定結果を示す判定データFを、部分妥当
の場合にはどの桁の認識結果が妥当でないかを識別可能
に出力する。
Dを短くとも次回検針時の認識結果の判定まで記憶する
記憶手段を備え、今回の検針時に認識された4桁の指針
値Dと前回の検針時に認識された4桁の指針値Dとを大
小比較し、今回の指針値Dが前回の指針値D以上の場合
であって、今回の検針時に認識された4桁の指針値Dの
前記ステップ5で得られた一致度が全て所定の閾値以上
である場合に、4桁の指針値Dの認識結果が全桁妥当と
判定する。また、今回の指針値Dが前回の指針値D以上
ではあるが、今回の検針時に認識された4桁の指針値D
の前記ステップ5で得られた一致度が一部の桁は所定の
閾値以上で、その他の桁はその閾値を下回る場合には、
4桁の指針値Dの認識結果が部分妥当と判定する。つま
り、一致度が前記所定の閾値以上の桁についてのみ指針
値Dの認識結果を妥当と判定する。更に、今回の指針値
Dが前回の指針値D以上ではあるが、今回の検針時に認
識された4桁の指針値Dの前記ステップ5で得られた一
致度が全て所定の閾値を下回る場合、或いは、今回の指
針値Dが前回の指針値D以上でない場合は、4桁の指針
値Dの認識結果は全桁非妥当と判定する。ここで、判定
手段13は、判定結果を示す判定データFを、部分妥当
の場合にはどの桁の認識結果が妥当でないかを識別可能
に出力する。
【0034】通信手段15は、判定手段13から判定デ
ータFを受け取り、その判定データFが示す判定結果に
基づいて、指針値Dや画像データA,B,C等の所定の
検針データを、メータ1の使用者を識別可能な識別情報
を付加して、所定の通信路3を介して検針センタ20へ
送信する。具体的には、判定手段13の判定結果が全桁
妥当の場合は、検針データとして全桁の指針値Dをパタ
ーン認識手段12から受け取り、検針センタ20へ送信
する。判定手段13の判定結果が部分妥当或いは全桁非
妥当の場合は、検針データとして全桁の指針値Dをパタ
ーン認識手段12から、全桁の指針値パターンCを画像
データ記憶装置14から受け取り、判定データFととも
に検針センタ20へ送信する。
ータFを受け取り、その判定データFが示す判定結果に
基づいて、指針値Dや画像データA,B,C等の所定の
検針データを、メータ1の使用者を識別可能な識別情報
を付加して、所定の通信路3を介して検針センタ20へ
送信する。具体的には、判定手段13の判定結果が全桁
妥当の場合は、検針データとして全桁の指針値Dをパタ
ーン認識手段12から受け取り、検針センタ20へ送信
する。判定手段13の判定結果が部分妥当或いは全桁非
妥当の場合は、検針データとして全桁の指針値Dをパタ
ーン認識手段12から、全桁の指針値パターンCを画像
データ記憶装置14から受け取り、判定データFととも
に検針センタ20へ送信する。
【0035】検針センタ20では、通信手段21が何れ
かのメータ1に設けられた遠隔検針装置10から全桁の
指針値Dを受信すると、その全桁の指針値Dを、その使
用者を識別可能に検針結果記録手段24に保存格納す
る。また、通信手段21が全桁の指針値D以外に、判定
データFと全桁の指針値パターンCを受信した場合は、
これらの受信データが第2パターン認識手段22に送付
される。第2パターン認識手段22は、以下の二つの処
理ステップに従って、指針値パターンCから、遠隔検針
装置10において認識結果が妥当と判定されなかった桁
の指針値Eを認識する。先ず第一の処理ステップにおい
て、判定データFから指針値Dのどの桁の認識結果が遠
隔検針装置10において妥当と判定されなかったかを抽
出する。引き続き第二のステップにおいて、認識結果が
遠隔検針装置10において妥当と判定されなかった各桁
毎に、0〜9の数字毎に複数用意された指針値候補の基
準パターンと指針値パターンCを重ね合わせて、その一
致度を256段階で数値化し、各桁毎にその一致度が最
大となる指針値候補を指針値Eとして認識する。尚、第
2パターン認識手段22は、遠隔検針装置10のパター
ン認識手段12が備える基準パターンRより多種多様な
基準パターンを多数備えることにより、そのパターン認
識度を遠隔検針装置10のパターン認識手段12より高
めている。
かのメータ1に設けられた遠隔検針装置10から全桁の
指針値Dを受信すると、その全桁の指針値Dを、その使
用者を識別可能に検針結果記録手段24に保存格納す
る。また、通信手段21が全桁の指針値D以外に、判定
データFと全桁の指針値パターンCを受信した場合は、
これらの受信データが第2パターン認識手段22に送付
される。第2パターン認識手段22は、以下の二つの処
理ステップに従って、指針値パターンCから、遠隔検針
装置10において認識結果が妥当と判定されなかった桁
の指針値Eを認識する。先ず第一の処理ステップにおい
て、判定データFから指針値Dのどの桁の認識結果が遠
隔検針装置10において妥当と判定されなかったかを抽
出する。引き続き第二のステップにおいて、認識結果が
遠隔検針装置10において妥当と判定されなかった各桁
毎に、0〜9の数字毎に複数用意された指針値候補の基
準パターンと指針値パターンCを重ね合わせて、その一
致度を256段階で数値化し、各桁毎にその一致度が最
大となる指針値候補を指針値Eとして認識する。尚、第
2パターン認識手段22は、遠隔検針装置10のパター
ン認識手段12が備える基準パターンRより多種多様な
基準パターンを多数備えることにより、そのパターン認
識度を遠隔検針装置10のパターン認識手段12より高
めている。
【0036】第2判定手段23は、第2パターン認識手
段22による認識結果が妥当か否かを以下の手順で判定
する。先ず、判定データFから遠隔検針装置10におい
て認識結果が妥当と判定された桁の指針値Dと第2パタ
ーン認識手段22が認識した桁の指針値Eとを合成して
4桁の指針値を生成する。尚、遠隔検針装置10におい
て全桁非妥当と判定されていた場合は、全桁とも指針値
Eで合成される。前記4桁の指針値と、検針結果記録手
段24に保存されている同じメータ1の前回の指針値と
を大小比較し、今回の指針値が前回の指針値以上の場合
であって、各指針値Eの一致度が全て所定の閾値以上で
ある場合に、指針値Eの認識結果は全桁妥当と判定す
る。第2判定手段23が第2パターン認識手段22の認
識結果を全桁妥当と判定すると、前記合成した4桁の指
針値を、その使用者を識別可能に検針結果記録手段24
に保存格納する。
段22による認識結果が妥当か否かを以下の手順で判定
する。先ず、判定データFから遠隔検針装置10におい
て認識結果が妥当と判定された桁の指針値Dと第2パタ
ーン認識手段22が認識した桁の指針値Eとを合成して
4桁の指針値を生成する。尚、遠隔検針装置10におい
て全桁非妥当と判定されていた場合は、全桁とも指針値
Eで合成される。前記4桁の指針値と、検針結果記録手
段24に保存されている同じメータ1の前回の指針値と
を大小比較し、今回の指針値が前回の指針値以上の場合
であって、各指針値Eの一致度が全て所定の閾値以上で
ある場合に、指針値Eの認識結果は全桁妥当と判定す
る。第2判定手段23が第2パターン認識手段22の認
識結果を全桁妥当と判定すると、前記合成した4桁の指
針値を、その使用者を識別可能に検針結果記録手段24
に保存格納する。
【0037】また、第2判定手段23が第2パターン認
識手段22の認識結果を全桁妥当でないと判定した場
合、その旨の通報を行う。かかる通報は、オンラインで
担当者の端末に送信する。また、担当者の注意を喚起す
べく当該通報を受信して所定の警報を発生する警報装置
を設けても構わない。担当者は、かかる通報を受けて、
遠隔検針装置10から送信された判定データFと全桁の
指針値パターンCを所定の端末画面上に表示させ、これ
らの目視解析を行って指針値Eを判別する。
識手段22の認識結果を全桁妥当でないと判定した場
合、その旨の通報を行う。かかる通報は、オンラインで
担当者の端末に送信する。また、担当者の注意を喚起す
べく当該通報を受信して所定の警報を発生する警報装置
を設けても構わない。担当者は、かかる通報を受けて、
遠隔検針装置10から送信された判定データFと全桁の
指針値パターンCを所定の端末画面上に表示させ、これ
らの目視解析を行って指針値Eを判別する。
【0038】第一実施形態の第一の変形形態として、遠
隔検針装置10の判定手段13が、部分妥当と判定した
場合、指針値Dは妥当と判定された桁のみを、また、指
針値パターンCは妥当と判定されなかった桁のみを、検
針センタ20に送信しても構わない。
隔検針装置10の判定手段13が、部分妥当と判定した
場合、指針値Dは妥当と判定された桁のみを、また、指
針値パターンCは妥当と判定されなかった桁のみを、検
針センタ20に送信しても構わない。
【0039】また、第一実施形態の第二の変形形態とし
て、遠隔検針装置10の判定手段13が、全桁妥当か否
かを判定し、検針センタ20の第2パターン認識手段2
2は、全桁妥当でなければ、部分妥当であるか否かに拘
らず全桁について指針値Eを認識するようにしても構わ
ない。
て、遠隔検針装置10の判定手段13が、全桁妥当か否
かを判定し、検針センタ20の第2パターン認識手段2
2は、全桁妥当でなければ、部分妥当であるか否かに拘
らず全桁について指針値Eを認識するようにしても構わ
ない。
【0040】更に、第一実施形態(各変形形態を含め
て)において、全桁妥当でない場合に、指針値パターン
Cに代えて、或いは、加えて中間画像B、原画像A、ま
たは、その両方を送信するようにしても構わない。特
に、全桁非妥当と判定された場合には、原画像Aを送付
するようにしても構わない。また、原画像Aや中間画像
Bを送信する場合は、検針センタ20の第2パターン認
識手段22は、原画像Aや中間画像Bから指針値パター
ンCを生成する処理を、遠隔検針装置10のパターン認
識手段12の処理手順(ステップ1〜4またはステップ
2〜4)と同様に実行する必要がある。ここで、画像デ
ータ記憶装置14は、送信対象となっている画像データ
だけを記憶するようにしても構わない。
て)において、全桁妥当でない場合に、指針値パターン
Cに代えて、或いは、加えて中間画像B、原画像A、ま
たは、その両方を送信するようにしても構わない。特
に、全桁非妥当と判定された場合には、原画像Aを送付
するようにしても構わない。また、原画像Aや中間画像
Bを送信する場合は、検針センタ20の第2パターン認
識手段22は、原画像Aや中間画像Bから指針値パター
ンCを生成する処理を、遠隔検針装置10のパターン認
識手段12の処理手順(ステップ1〜4またはステップ
2〜4)と同様に実行する必要がある。ここで、画像デ
ータ記憶装置14は、送信対象となっている画像データ
だけを記憶するようにしても構わない。
【0041】〈第二実施形態〉図8に示すように、第二
実施形態の遠隔検針装置30は、第一実施形態の遠隔検
針装置10と同じ撮像手段11、パターン認識手段1
2、判定手段13、及び、画像データ記憶装置14を備
えるとともに、検針センタ20から所定の送信要求Qを
受信するとともに、判定手段13の判定結果或いは前記
送信要求Qに基づいて選択された指針値Dや画像データ
A,B,C等の所定の検針データを、所定の通信路3を
介して検針センタ20へ送信する通信手段16と、判定
手段13の判定結果或いは前記送信要求Qに基づいて画
像データ記憶装置14に記憶された画像データA,B,
Cから検針センタ20へ送信する送信データを選択する
送信データ選択手段17とを備えて構成されている。
実施形態の遠隔検針装置30は、第一実施形態の遠隔検
針装置10と同じ撮像手段11、パターン認識手段1
2、判定手段13、及び、画像データ記憶装置14を備
えるとともに、検針センタ20から所定の送信要求Qを
受信するとともに、判定手段13の判定結果或いは前記
送信要求Qに基づいて選択された指針値Dや画像データ
A,B,C等の所定の検針データを、所定の通信路3を
介して検針センタ20へ送信する通信手段16と、判定
手段13の判定結果或いは前記送信要求Qに基づいて画
像データ記憶装置14に記憶された画像データA,B,
Cから検針センタ20へ送信する送信データを選択する
送信データ選択手段17とを備えて構成されている。
【0042】検針センタ20は、第一実施形態と同じ第
2判定手段23と検針結果記録手段24を備え、更に、
遠隔検針装置30から受信した原画像A、中間画像B、
指針値パターンCの何れか一つの画像データから、少な
くとも遠隔検針装置30において認識結果が妥当と判定
されなかった桁の指針値Eを認識する第2パターン認識
手段25と、指針値Dや画像データA,B,C等の所定
の検針データを各遠隔検針装置30から受信する通信手
段26とを備える。通信手段26は、所定の通信路3を
介して第2判定手段23の判定結果に基づいて前記送信
要求Qを各遠隔検針装置30へ送信する送信手段を含
む。
2判定手段23と検針結果記録手段24を備え、更に、
遠隔検針装置30から受信した原画像A、中間画像B、
指針値パターンCの何れか一つの画像データから、少な
くとも遠隔検針装置30において認識結果が妥当と判定
されなかった桁の指針値Eを認識する第2パターン認識
手段25と、指針値Dや画像データA,B,C等の所定
の検針データを各遠隔検針装置30から受信する通信手
段26とを備える。通信手段26は、所定の通信路3を
介して第2判定手段23の判定結果に基づいて前記送信
要求Qを各遠隔検針装置30へ送信する送信手段を含
む。
【0043】ガス、電力、或いは、水道の各使用者毎に
設けられた複数のメータ1に遠隔検針装置30が設けら
れ、各遠隔検針装置30と検針センタ20が通信路3を
介して相互に通信可能に接続され、本実施形態に係る遠
隔検針システムが構成される。尚、メータ1、通信路3
は第一実施形態と同じであり、説明を割愛する。
設けられた複数のメータ1に遠隔検針装置30が設けら
れ、各遠隔検針装置30と検針センタ20が通信路3を
介して相互に通信可能に接続され、本実施形態に係る遠
隔検針システムが構成される。尚、メータ1、通信路3
は第一実施形態と同じであり、説明を割愛する。
【0044】次に、遠隔検針装置30と検針センタ20
の各部の動作等を第二実施形態に特有のものに限定して
説明する。
の各部の動作等を第二実施形態に特有のものに限定して
説明する。
【0045】通信手段16は、判定手段13の判定結果
である判定データFに応じて、判定手段13から指針値
D、または、指針値Dと判定データFを、送信データ選
択手段17から指針値パターンCを受け取り、メータ1
の使用者を識別可能な識別情報を付加して、所定の通信
路3を介して検針センタ20へ送信する。具体的には、
判定手段13の判定結果が全桁妥当の場合は、判定手段
13が全桁の指針値Dをパターン認識手段12から受け
取り、通信手段16に転送し、通信手段16が指針値D
を検針センタ20へ送信する。判定手段13の判定結果
が部分妥当或いは全桁非妥当の場合は、判定手段13が
検針データとして全桁の指針値Dをパターン認識手段1
2から受け取り、判定データFとともに通信手段16に
転送し、更に、送信データ選択手段17が全桁の指針値
パターンCを画像データ記憶装置14から受け取り、判
定データFとともに通信手段16に転送し、通信手段1
6が、全桁の指針値Dと指針値パターンC及び判定デー
タFを検針センタ20へ送信する。以上の第1回目の送
信については第一実施形態と基本的に同じである。
である判定データFに応じて、判定手段13から指針値
D、または、指針値Dと判定データFを、送信データ選
択手段17から指針値パターンCを受け取り、メータ1
の使用者を識別可能な識別情報を付加して、所定の通信
路3を介して検針センタ20へ送信する。具体的には、
判定手段13の判定結果が全桁妥当の場合は、判定手段
13が全桁の指針値Dをパターン認識手段12から受け
取り、通信手段16に転送し、通信手段16が指針値D
を検針センタ20へ送信する。判定手段13の判定結果
が部分妥当或いは全桁非妥当の場合は、判定手段13が
検針データとして全桁の指針値Dをパターン認識手段1
2から受け取り、判定データFとともに通信手段16に
転送し、更に、送信データ選択手段17が全桁の指針値
パターンCを画像データ記憶装置14から受け取り、判
定データFとともに通信手段16に転送し、通信手段1
6が、全桁の指針値Dと指針値パターンC及び判定デー
タFを検針センタ20へ送信する。以上の第1回目の送
信については第一実施形態と基本的に同じである。
【0046】検針センタ20では、通信手段26が何れ
かのメータ1に設けられた遠隔検針装置30から第1回
目の送信データを受信すると、第一実施形態における処
理と同様の処理を実行する。つまり、通信手段26が全
桁の指針値Dを受信すると、その全桁の指針値Dを、そ
の使用者を識別可能に検針結果記録手段24に保存格納
する。また、通信手段26が全桁の指針値D以外に、判
定データFと全桁の指針値パターンCを受信した場合
は、これらの受信データが第2パターン認識手段25に
送付される。第2パターン認識手段25の判定データ解
析部25dが判定データFから指針値Dのどの桁の認識
結果が遠隔検針装置30において妥当と判定されなかっ
たかを抽出する。次に、第2パターン認識手段25の指
針値パターン認識部25cが、認識結果が遠隔検針装置
30において妥当と判定されなかった各桁毎に、0〜9
の数字毎に複数用意された指針値候補の基準パターンと
指針値パターンCを重ね合わせて、その一致度を256
段階で数値化し、各桁毎にその一致度が最大となる指針
値候補を指針値Eとして認識する。これらの二つの処理
は第一実施形態の第2パターン認識手段22が実行する
第一及び第二の処理ステップと同じである。
かのメータ1に設けられた遠隔検針装置30から第1回
目の送信データを受信すると、第一実施形態における処
理と同様の処理を実行する。つまり、通信手段26が全
桁の指針値Dを受信すると、その全桁の指針値Dを、そ
の使用者を識別可能に検針結果記録手段24に保存格納
する。また、通信手段26が全桁の指針値D以外に、判
定データFと全桁の指針値パターンCを受信した場合
は、これらの受信データが第2パターン認識手段25に
送付される。第2パターン認識手段25の判定データ解
析部25dが判定データFから指針値Dのどの桁の認識
結果が遠隔検針装置30において妥当と判定されなかっ
たかを抽出する。次に、第2パターン認識手段25の指
針値パターン認識部25cが、認識結果が遠隔検針装置
30において妥当と判定されなかった各桁毎に、0〜9
の数字毎に複数用意された指針値候補の基準パターンと
指針値パターンCを重ね合わせて、その一致度を256
段階で数値化し、各桁毎にその一致度が最大となる指針
値候補を指針値Eとして認識する。これらの二つの処理
は第一実施形態の第2パターン認識手段22が実行する
第一及び第二の処理ステップと同じである。
【0047】第2判定手段23は、第2パターン認識手
段25による認識結果が妥当か否かを第一実施形態と同
じ以下の手順で判定する。先ず、判定データFから遠隔
検針装置30において認識結果が妥当と判定された桁の
指針値Dと第2パターン認識手段25が認識した桁の指
針値Eとを合成して4桁の指針値を生成する。尚、遠隔
検針装置10において全桁非妥当と判定されていた場合
は、全桁とも指針値Eで合成される。前記4桁の指針値
と、検針結果記録手段24に保存されている同じメータ
1の前回の指針値とを大小比較し、今回の指針値が前回
の指針値以上の場合であって、各指針値Eの一致度が全
て所定の閾値以上である場合に、指針値Eの認識結果は
全桁妥当と判定する。第2判定手段23が第2パターン
認識手段25の認識結果を全桁妥当と判定すると、前記
合成した4桁の指針値を、その使用者を識別可能に検針
結果記録手段24に保存格納する。
段25による認識結果が妥当か否かを第一実施形態と同
じ以下の手順で判定する。先ず、判定データFから遠隔
検針装置30において認識結果が妥当と判定された桁の
指針値Dと第2パターン認識手段25が認識した桁の指
針値Eとを合成して4桁の指針値を生成する。尚、遠隔
検針装置10において全桁非妥当と判定されていた場合
は、全桁とも指針値Eで合成される。前記4桁の指針値
と、検針結果記録手段24に保存されている同じメータ
1の前回の指針値とを大小比較し、今回の指針値が前回
の指針値以上の場合であって、各指針値Eの一致度が全
て所定の閾値以上である場合に、指針値Eの認識結果は
全桁妥当と判定する。第2判定手段23が第2パターン
認識手段25の認識結果を全桁妥当と判定すると、前記
合成した4桁の指針値を、その使用者を識別可能に検針
結果記録手段24に保存格納する。
【0048】また、第2判定手段23が第2パターン認
識手段25の認識結果を全桁妥当でないと判定した場
合、通信装置26が、遠隔検針装置30に対し1回目の
送信要求Qを発信する。
識手段25の認識結果を全桁妥当でないと判定した場
合、通信装置26が、遠隔検針装置30に対し1回目の
送信要求Qを発信する。
【0049】遠隔検針装置30側では、通信手段16が
前記1回目の送信要求Qを受信すると、送信データ選択
手段17は全桁の中間画像Bを画像データ記憶装置14
から受け取り、通信手段16に転送し、通信手段16が
中間画像Bを第2回目の送信データとして検針センタ2
0へ送信する。
前記1回目の送信要求Qを受信すると、送信データ選択
手段17は全桁の中間画像Bを画像データ記憶装置14
から受け取り、通信手段16に転送し、通信手段16が
中間画像Bを第2回目の送信データとして検針センタ2
0へ送信する。
【0050】検針センタ20では、通信手段26が遠隔
検針装置30から第2回目の送信データを受信すると、
全桁の中間画像Bを第2パターン認識手段25の指針値
パターン抽出部25bに送付する。指針値パターン抽出
部25bでは、第1回目の送信データに基づいて認識さ
れた指針値に対する第2判定手段23の判定結果で妥当
でないと判定された桁について、当該桁の中間画像Bに
対して、標準的な拡大縮小処理を組み合わせて、文字盤
にあるノイズを除去する。更に、光の反射、影、その他
の文字盤以外の画像ノイズを除去する。引き続き、ノイ
ズ除去された中間画像Bを所定の閾値(階調)で2値化
して、指針値パターンCを抽出する。ここで、指針値パ
ターン抽出部25bにおけるノイズ除去処理は、遠隔検
針装置30のステップ3のノイズ除去処理に比べ、より
高精度のノイズ除去処理を施し、抽出される指針値パタ
ーンCの品質の向上を図る。また、前記2値化処理を複
数の閾値に対して行い、複数の指針値パターンCの候補
を準備するようにしてもよい。
検針装置30から第2回目の送信データを受信すると、
全桁の中間画像Bを第2パターン認識手段25の指針値
パターン抽出部25bに送付する。指針値パターン抽出
部25bでは、第1回目の送信データに基づいて認識さ
れた指針値に対する第2判定手段23の判定結果で妥当
でないと判定された桁について、当該桁の中間画像Bに
対して、標準的な拡大縮小処理を組み合わせて、文字盤
にあるノイズを除去する。更に、光の反射、影、その他
の文字盤以外の画像ノイズを除去する。引き続き、ノイ
ズ除去された中間画像Bを所定の閾値(階調)で2値化
して、指針値パターンCを抽出する。ここで、指針値パ
ターン抽出部25bにおけるノイズ除去処理は、遠隔検
針装置30のステップ3のノイズ除去処理に比べ、より
高精度のノイズ除去処理を施し、抽出される指針値パタ
ーンCの品質の向上を図る。また、前記2値化処理を複
数の閾値に対して行い、複数の指針値パターンCの候補
を準備するようにしてもよい。
【0051】次に、指針値パターン認識部25cが、指
針値パターン抽出部25bで抽出された指針値パターン
Cから指針値Gを認識する。ここで、複数の指針値パタ
ーンCの候補が選ばれている場合は、その中で一致度が
最大となる指針値候補を指針値Gとして認識すればよ
い。
針値パターン抽出部25bで抽出された指針値パターン
Cから指針値Gを認識する。ここで、複数の指針値パタ
ーンCの候補が選ばれている場合は、その中で一致度が
最大となる指針値候補を指針値Gとして認識すればよ
い。
【0052】第2判定手段23は、第2パターン認識手
段25による2回目の認識結果が妥当か否かを以下の手
順で判定する。先ず、判定データFから遠隔検針装置3
0において認識結果が妥当と判定された桁の指針値Dと
1回目の判定結果で妥当と判定された桁の指針値Eと今
回第2パターン認識手段25が認識した桁の指針値Gと
を合成して4桁の指針値を生成する。前記4桁の指針値
と、検針結果記録手段24に保存されている同じメータ
1の前回の指針値とを大小比較し、今回の指針値が前回
の指針値以上の場合であって、各指針値Gの一致度が全
て所定の閾値以上である場合に、指針値Gの認識結果は
全桁妥当と判定する。第2判定手段23が第2パターン
認識手段25の2回目の認識結果を全桁妥当と判定する
と、前記合成した4桁の指針値を、その使用者を識別可
能に検針結果記録手段24に保存格納する。
段25による2回目の認識結果が妥当か否かを以下の手
順で判定する。先ず、判定データFから遠隔検針装置3
0において認識結果が妥当と判定された桁の指針値Dと
1回目の判定結果で妥当と判定された桁の指針値Eと今
回第2パターン認識手段25が認識した桁の指針値Gと
を合成して4桁の指針値を生成する。前記4桁の指針値
と、検針結果記録手段24に保存されている同じメータ
1の前回の指針値とを大小比較し、今回の指針値が前回
の指針値以上の場合であって、各指針値Gの一致度が全
て所定の閾値以上である場合に、指針値Gの認識結果は
全桁妥当と判定する。第2判定手段23が第2パターン
認識手段25の2回目の認識結果を全桁妥当と判定する
と、前記合成した4桁の指針値を、その使用者を識別可
能に検針結果記録手段24に保存格納する。
【0053】また、第2判定手段23が第2パターン認
識手段25の2回目の認識結果を全桁妥当でないと判定
した場合、通信装置26が、遠隔検針装置30に対し2
回目の送信要求Qを発信する。前記4桁の指針値と、検
針結果記録手段24に保存されている同じメータ1の前
回の指針値とを大小比較し、今回の指針値が前回の指針
値以上の場合であって、各指針値Eの一致度が全て所定
の閾値以上である場合に、指針値Eの認識結果は全桁妥
当と判定する。第2判定手段23が第2パターン認識手
段25の認識結果を全桁妥当と判定すると、前記合成し
た4桁の指針値を、その使用者を識別可能に検針結果記
録手段24に保存格納する。
識手段25の2回目の認識結果を全桁妥当でないと判定
した場合、通信装置26が、遠隔検針装置30に対し2
回目の送信要求Qを発信する。前記4桁の指針値と、検
針結果記録手段24に保存されている同じメータ1の前
回の指針値とを大小比較し、今回の指針値が前回の指針
値以上の場合であって、各指針値Eの一致度が全て所定
の閾値以上である場合に、指針値Eの認識結果は全桁妥
当と判定する。第2判定手段23が第2パターン認識手
段25の認識結果を全桁妥当と判定すると、前記合成し
た4桁の指針値を、その使用者を識別可能に検針結果記
録手段24に保存格納する。
【0054】また、第2判定手段23が第2パターン認
識手段25の認識結果を全桁妥当でないと判定した場
合、通信装置26が、遠隔検針装置30に対し2回目の
送信要求Qを発信する。
識手段25の認識結果を全桁妥当でないと判定した場
合、通信装置26が、遠隔検針装置30に対し2回目の
送信要求Qを発信する。
【0055】遠隔検針装置30側では、通信手段16が
前記2回目の送信要求Qを受信すると、送信データ選択
手段17は原画像Aを画像データ記憶装置14から受け
取り、通信手段16に転送し、通信手段16が原画像A
を第3回目の送信データとして検針センタ20へ送信す
る。
前記2回目の送信要求Qを受信すると、送信データ選択
手段17は原画像Aを画像データ記憶装置14から受け
取り、通信手段16に転送し、通信手段16が原画像A
を第3回目の送信データとして検針センタ20へ送信す
る。
【0056】検針センタ20では、通信手段26が遠隔
検針装置30から第3回目の送信データを受信すると、
原画像Aを第2パターン認識手段25の中間画像抽出部
25aに送付する。中間画像抽出部25aでは、原画像
Aから指針表示2の4桁の数字列イメージデータを長方
形に切り出す。更に、切り出された4桁の数字列イメー
ジデータを各桁毎に分離して四つの数字イメージデータ
を切り出し、第2回目の送信データに基づいて認識され
た指針値に対する第2判定手段23の判定結果で妥当で
ないと判定された桁について、中間画像Bを生成する。
検針装置30から第3回目の送信データを受信すると、
原画像Aを第2パターン認識手段25の中間画像抽出部
25aに送付する。中間画像抽出部25aでは、原画像
Aから指針表示2の4桁の数字列イメージデータを長方
形に切り出す。更に、切り出された4桁の数字列イメー
ジデータを各桁毎に分離して四つの数字イメージデータ
を切り出し、第2回目の送信データに基づいて認識され
た指針値に対する第2判定手段23の判定結果で妥当で
ないと判定された桁について、中間画像Bを生成する。
【0057】引き続き、指針値パターン抽出部25b
が、中間画像抽出部25aで抽出された中間画像Bから
指針値パターンCを抽出する。更に、指針値パターン認
識部25cが、指針値パターン抽出部25bで抽出され
た指針値パターンCから指針値Hを認識する。
が、中間画像抽出部25aで抽出された中間画像Bから
指針値パターンCを抽出する。更に、指針値パターン認
識部25cが、指針値パターン抽出部25bで抽出され
た指針値パターンCから指針値Hを認識する。
【0058】第2判定手段23は、第2パターン認識手
段25による3回目の認識結果が妥当か否かを以下の手
順で判定する。先ず、判定データFから遠隔検針装置3
0において認識結果が妥当と判定された桁の指針値Dと
1回目及び2回目の判定結果で妥当と判定された桁の指
針値E、Gと3回目に第2パターン認識手段25が認識
した桁の指針値Hとを合成して4桁の指針値を生成す
る。前記4桁の指針値と、検針結果記録手段24に保存
されている同じメータ1の前回の指針値とを大小比較
し、今回の指針値が前回の指針値以上の場合であって、
各指針値Hの一致度が全て所定の閾値以上である場合
に、指針値Hの認識結果は全桁妥当と判定する。第2判
定手段23が第2パターン認識手段25の3回目の認識
結果を全桁妥当と判定すると、前記合成した4桁の指針
値を、その使用者を識別可能に検針結果記録手段24に
保存格納する。
段25による3回目の認識結果が妥当か否かを以下の手
順で判定する。先ず、判定データFから遠隔検針装置3
0において認識結果が妥当と判定された桁の指針値Dと
1回目及び2回目の判定結果で妥当と判定された桁の指
針値E、Gと3回目に第2パターン認識手段25が認識
した桁の指針値Hとを合成して4桁の指針値を生成す
る。前記4桁の指針値と、検針結果記録手段24に保存
されている同じメータ1の前回の指針値とを大小比較
し、今回の指針値が前回の指針値以上の場合であって、
各指針値Hの一致度が全て所定の閾値以上である場合
に、指針値Hの認識結果は全桁妥当と判定する。第2判
定手段23が第2パターン認識手段25の3回目の認識
結果を全桁妥当と判定すると、前記合成した4桁の指針
値を、その使用者を識別可能に検針結果記録手段24に
保存格納する。
【0059】また、第2判定手段23が第2パターン認
識手段25の3回目の認識結果を全桁妥当でないと判定
した場合、その旨の通報を第一実施形態の場合と同様に
行う。
識手段25の3回目の認識結果を全桁妥当でないと判定
した場合、その旨の通報を第一実施形態の場合と同様に
行う。
【0060】第二実施形態の第一の変形形態として、通
信装置26が、遠隔検針装置30に対し1回目の送信要
求Qを発信する際に、第2判定手段23が第2パターン
認識手段25の認識結果を妥当でないと判定した桁を特
定して、当該桁の中間画像Bのみの送信を要求するよう
にしても構わない。従って、この場合、遠隔検針装置3
0側では、通信手段16が前記1回目の送信要求Qを受
信すると、当該桁の中間画像Bを画像データ記憶装置1
4から受け取り、第2回目の送信データとして検針セン
タ20へ送信する。
信装置26が、遠隔検針装置30に対し1回目の送信要
求Qを発信する際に、第2判定手段23が第2パターン
認識手段25の認識結果を妥当でないと判定した桁を特
定して、当該桁の中間画像Bのみの送信を要求するよう
にしても構わない。従って、この場合、遠隔検針装置3
0側では、通信手段16が前記1回目の送信要求Qを受
信すると、当該桁の中間画像Bを画像データ記憶装置1
4から受け取り、第2回目の送信データとして検針セン
タ20へ送信する。
【0061】また、第二の変形形態として、通信手段1
6が前記1回目の送信要求Qを受信した場合に、第2回
目の送信データである中間画像Bの送信に代えて、第3
回目の送信データである原画像Aを検針センタ20へ送
信するようにしても構わない。
6が前記1回目の送信要求Qを受信した場合に、第2回
目の送信データである中間画像Bの送信に代えて、第3
回目の送信データである原画像Aを検針センタ20へ送
信するようにしても構わない。
【0062】〈第三実施形態〉図9に示すように、第三
実施形態の遠隔検針装置40は、第一実施形態の遠隔検
針装置10と同じ撮像手段11、パターン認識手段1
2、及び、画像データ記憶装置14を備えるとともに、
パターン認識手段12が認識した指針値Dを、所定の通
信路3を介して検針センタ20へ送信するとともに、指
針値Dの送信頻度より低頻度で指針値Dを送信する際に
指針値Dに加えて指針値Dの認識に使用した原画像A、
中間画像B、及び、指針値パターンCの少なくとも一つ
の画像データを送信する通信手段18を備えて構成され
ている。
実施形態の遠隔検針装置40は、第一実施形態の遠隔検
針装置10と同じ撮像手段11、パターン認識手段1
2、及び、画像データ記憶装置14を備えるとともに、
パターン認識手段12が認識した指針値Dを、所定の通
信路3を介して検針センタ20へ送信するとともに、指
針値Dの送信頻度より低頻度で指針値Dを送信する際に
指針値Dに加えて指針値Dの認識に使用した原画像A、
中間画像B、及び、指針値パターンCの少なくとも一つ
の画像データを送信する通信手段18を備えて構成され
ている。
【0063】検針センタ20は、第一実施形態と同じ通
信手段21と第2パターン認識手段22と検針結果記録
手段24を備え、更に、通信手段21が遠隔検針装置4
0から指針値D以外に原画像A、中間画像B、指針値パ
ターンCの何れか一つの画像データを受信した場合に、
第2パターン認識手段22が当該画像データに基づいて
認識した指針値Eと、通信手段21が受信した指針値D
とを比較判定する比較判定手段27と、比較判定手段2
7により両指針値D,Eが同一でないと判定された場合
に、所定の通報を行う通報手段28とを備える。
信手段21と第2パターン認識手段22と検針結果記録
手段24を備え、更に、通信手段21が遠隔検針装置4
0から指針値D以外に原画像A、中間画像B、指針値パ
ターンCの何れか一つの画像データを受信した場合に、
第2パターン認識手段22が当該画像データに基づいて
認識した指針値Eと、通信手段21が受信した指針値D
とを比較判定する比較判定手段27と、比較判定手段2
7により両指針値D,Eが同一でないと判定された場合
に、所定の通報を行う通報手段28とを備える。
【0064】ガス、電力、或いは、水道の各使用者毎に
設けられた複数のメータ1に遠隔検針装置40が設けら
れ、各遠隔検針装置40と検針センタ20が通信路3を
介して相互に通信可能に接続され、本実施形態に係る遠
隔検針システムが構成される。尚、メータ1、通信路3
は第一実施形態と同じであり、説明を割愛する。
設けられた複数のメータ1に遠隔検針装置40が設けら
れ、各遠隔検針装置40と検針センタ20が通信路3を
介して相互に通信可能に接続され、本実施形態に係る遠
隔検針システムが構成される。尚、メータ1、通信路3
は第一実施形態と同じであり、説明を割愛する。
【0065】次に、遠隔検針装置40と検針センタ20
の各部の動作等を第三実施形態に特有のものに限定して
説明する。
の各部の動作等を第三実施形態に特有のものに限定して
説明する。
【0066】通信手段18は、所定の検針間隔で撮像手
段11とパターン認識手段12によって自動検針された
指針値Dを、所定の通信路3を介して検針センタ20へ
当該検針間隔で送信する。更に、前記検針間隔で指針値
Dを送信する際に、所定の送信回数(例えば、 回)に
1回の割合で、画像データ記憶装置14からその時の指
針値Dの認識に使用した原画像A、中間画像B、指針値
パターンCの少なくとも何れか一つの画像データ(例え
ば、指針値パターンC)を指針値Dとともに送信する。
段11とパターン認識手段12によって自動検針された
指針値Dを、所定の通信路3を介して検針センタ20へ
当該検針間隔で送信する。更に、前記検針間隔で指針値
Dを送信する際に、所定の送信回数(例えば、 回)に
1回の割合で、画像データ記憶装置14からその時の指
針値Dの認識に使用した原画像A、中間画像B、指針値
パターンCの少なくとも何れか一つの画像データ(例え
ば、指針値パターンC)を指針値Dとともに送信する。
【0067】検針センタ20側では、通信手段21が受
信した指針値Dは、受信毎に検針結果記録手段24に記
憶される。また、通信手段21が遠隔検針装置40から
指針値D以外に原画像A、中間画像B、指針値パターン
Cの何れか一つの画像データを受信した場合に、第2パ
ターン認識手段22に当該画像データが入力される。ま
た、同時に比較判定手段27に指針値Dが入力される。
第2パターン認識手段22は、当該画像データに基づい
て指針値Eを認識すると、その指針値Eを比較判定手段
27に入力する。尚、当該認識処理は、上述の第一実施
形態(変形形態を含む)の場合と同じである。引き続
き、比較判定手段27は入力された二つの指針値D,E
の比較判定を行う。通報手段28は、比較判定手段27
が両指針値D,Eが同一でないと判定した場合、その旨
の通報を行う。かかる通報は、オンラインで担当者の端
末に送信する。また、担当者の注意を喚起すべく当該通
報を受信して所定の警報を発生する警報装置を設けても
構わない。担当者は、かかる通報を受けて、遠隔検針装
置40から送信された指針値Dと通信手段21が受信し
た原画像A、中間画像B、指針値パターンCの何れか一
つの画像データ、及び、第2パターン認識手段22が認
識した指針値Eを夫々所定の端末画面上に表示させ、こ
れらの目視解析を行って指針値Eを判別するとともに、
両指針値D,Eが同一でない原因解明を行い適切な処置
を施す。
信した指針値Dは、受信毎に検針結果記録手段24に記
憶される。また、通信手段21が遠隔検針装置40から
指針値D以外に原画像A、中間画像B、指針値パターン
Cの何れか一つの画像データを受信した場合に、第2パ
ターン認識手段22に当該画像データが入力される。ま
た、同時に比較判定手段27に指針値Dが入力される。
第2パターン認識手段22は、当該画像データに基づい
て指針値Eを認識すると、その指針値Eを比較判定手段
27に入力する。尚、当該認識処理は、上述の第一実施
形態(変形形態を含む)の場合と同じである。引き続
き、比較判定手段27は入力された二つの指針値D,E
の比較判定を行う。通報手段28は、比較判定手段27
が両指針値D,Eが同一でないと判定した場合、その旨
の通報を行う。かかる通報は、オンラインで担当者の端
末に送信する。また、担当者の注意を喚起すべく当該通
報を受信して所定の警報を発生する警報装置を設けても
構わない。担当者は、かかる通報を受けて、遠隔検針装
置40から送信された指針値Dと通信手段21が受信し
た原画像A、中間画像B、指針値パターンCの何れか一
つの画像データ、及び、第2パターン認識手段22が認
識した指針値Eを夫々所定の端末画面上に表示させ、こ
れらの目視解析を行って指針値Eを判別するとともに、
両指針値D,Eが同一でない原因解明を行い適切な処置
を施す。
【0068】以下に別実施形態を説明する。 〈1〉上記第一及び第二実施形態において、検針センタ
20の通信手段21,26が、第2パターン認識手段2
2,25がそのパターン認識に使用した基準パターンで
あって、その認識結果が第2判定手段23によって妥当
と判定された場合の基準パターンを遠隔検針装置10,
30に送信するように構成され、遠隔検針装置10,3
0のパターン認識手段12に検針センタ20の通信手段
21,26から送信された前記基準パターンを補完パタ
ーンとして保持する補完パターン保持手段を設けるのも
好ましい。ここで、その補完パターンは何桁目のどの指
針値に対応するかの情報も付加されて送信される。従っ
て、パターン認識手段12が前記ステップ5において、
0〜9の数字毎に複数用意された指針値候補の基準パタ
ーンRと各桁の指針値パターンCを重ね合わせて、その
一致度を256段階で数値化する際に、本来の基準パタ
ーンRにその補完パターンを加えてパターン認識処理が
なされる。ここで、指針値パターンCと特定の補完パタ
ーンとの一致度が高ければ、その補完パターンに対応す
る指針値候補が指針値Dとして認識される。
20の通信手段21,26が、第2パターン認識手段2
2,25がそのパターン認識に使用した基準パターンで
あって、その認識結果が第2判定手段23によって妥当
と判定された場合の基準パターンを遠隔検針装置10,
30に送信するように構成され、遠隔検針装置10,3
0のパターン認識手段12に検針センタ20の通信手段
21,26から送信された前記基準パターンを補完パタ
ーンとして保持する補完パターン保持手段を設けるのも
好ましい。ここで、その補完パターンは何桁目のどの指
針値に対応するかの情報も付加されて送信される。従っ
て、パターン認識手段12が前記ステップ5において、
0〜9の数字毎に複数用意された指針値候補の基準パタ
ーンRと各桁の指針値パターンCを重ね合わせて、その
一致度を256段階で数値化する際に、本来の基準パタ
ーンRにその補完パターンを加えてパターン認識処理が
なされる。ここで、指針値パターンCと特定の補完パタ
ーンとの一致度が高ければ、その補完パターンに対応す
る指針値候補が指針値Dとして認識される。
【0069】〈2〉更に、上記別実施形態において、遠
隔検針装置10,30に、前記補完パターンの使用頻度
を監視する監視手段を設け、補完パターン保持手段を、
そこに保持された複数の前記補完パターンの一部を消去
する必要が生じた場合に、前記監視手段によって使用頻
度が低いと判定された補完パターンを消去するように構
成するのもより好ましい。つまり、補完パターンが不必
要に増加した場合、パターン認識手段12におけるパタ
ーン認識に要する処理時間や消費電力が増加することに
なる。従って、補完パターンの保持数量を制限すること
が好ましいが、この場合に使用頻度の高いものを優先的
に保持するのが、高認識率や高認識精度を維持する上で
好ましい。更に、補完パターンの保持数量を制限するこ
とによって、補完パターン保持手段の記憶容量を抑制す
ることができ、補完パターン保持手段に要する部品コス
トの低減も図れる。
隔検針装置10,30に、前記補完パターンの使用頻度
を監視する監視手段を設け、補完パターン保持手段を、
そこに保持された複数の前記補完パターンの一部を消去
する必要が生じた場合に、前記監視手段によって使用頻
度が低いと判定された補完パターンを消去するように構
成するのもより好ましい。つまり、補完パターンが不必
要に増加した場合、パターン認識手段12におけるパタ
ーン認識に要する処理時間や消費電力が増加することに
なる。従って、補完パターンの保持数量を制限すること
が好ましいが、この場合に使用頻度の高いものを優先的
に保持するのが、高認識率や高認識精度を維持する上で
好ましい。更に、補完パターンの保持数量を制限するこ
とによって、補完パターン保持手段の記憶容量を抑制す
ることができ、補完パターン保持手段に要する部品コス
トの低減も図れる。
【0070】〈3〉上記各実施形態では、中間画像Bは
2値化前のノイズ除去された中間画像Bの一種類だけを
対象としていたが、ノイズ除去前の中間画像、或いは、
各桁毎に分離される前の中間画像(4桁の数字列イメー
ジデータ)等を、複数種の中間画像として画像データ記
憶装置14に記憶するようにして、必要に応じて検針セ
ンタ20へ送信するようにしてもよい。例えば、上記第
二実施形態において、遠隔検針装置30側では、通信手
段16が前記2回目の送信要求Qを受信した場合、送信
データ選択手段17が原画像Aを画像データ記憶装置1
4から受け取る代わりに、ノイズ除去前の中間画像を受
け取り、第3回目の送信データとして通信手段16から
検針センタ20へ送信するようにする。検針センタ20
では、通信手段26が遠隔検針装置30から第3回目の
送信データを受信すると、前記ノイズ除去前の中間画像
を第2パターン認識手段25の中間画像抽出部25aに
送付する。中間画像抽出部25aでは、ノイズ除去前の
中間画像に対して、第2回目の送信データに基づいて認
識された指針値に対する第2判定手段23の判定結果で
妥当でないと判定された桁について高精度のノイズ除去
処理を行い、中間画像Bを生成する場合等が考えられ
る。
2値化前のノイズ除去された中間画像Bの一種類だけを
対象としていたが、ノイズ除去前の中間画像、或いは、
各桁毎に分離される前の中間画像(4桁の数字列イメー
ジデータ)等を、複数種の中間画像として画像データ記
憶装置14に記憶するようにして、必要に応じて検針セ
ンタ20へ送信するようにしてもよい。例えば、上記第
二実施形態において、遠隔検針装置30側では、通信手
段16が前記2回目の送信要求Qを受信した場合、送信
データ選択手段17が原画像Aを画像データ記憶装置1
4から受け取る代わりに、ノイズ除去前の中間画像を受
け取り、第3回目の送信データとして通信手段16から
検針センタ20へ送信するようにする。検針センタ20
では、通信手段26が遠隔検針装置30から第3回目の
送信データを受信すると、前記ノイズ除去前の中間画像
を第2パターン認識手段25の中間画像抽出部25aに
送付する。中間画像抽出部25aでは、ノイズ除去前の
中間画像に対して、第2回目の送信データに基づいて認
識された指針値に対する第2判定手段23の判定結果で
妥当でないと判定された桁について高精度のノイズ除去
処理を行い、中間画像Bを生成する場合等が考えられ
る。
【0071】〈4〉上記各実施形態では、メータ1とし
て直読式メータの場合を例示したが、メータ1は円読式
メータであっても構わない。また、指針表示2は4桁の
ものを例示したが、桁数は特に4桁に限定されるもので
はない。
て直読式メータの場合を例示したが、メータ1は円読式
メータであっても構わない。また、指針表示2は4桁の
ものを例示したが、桁数は特に4桁に限定されるもので
はない。
【0072】〈5〉上記各実施形態において、撮像手段
11が生成する原画像Aの画素数や階調数は必ずしも上
記実施形態に限定されない。
11が生成する原画像Aの画素数や階調数は必ずしも上
記実施形態に限定されない。
【図1】本発明に係る遠隔検視装置及びシステムの第一
実施形態を示すブロック構成図
実施形態を示すブロック構成図
【図2】本発明に係る遠隔検視装置及びシステムの遠隔
検針対象となるメータの一例を示す説明図
検針対象となるメータの一例を示す説明図
【図3】撮像手段が生成する原画像の一例を示す説明図
【図4】パターン認識手段の処理手順を示す説明図
【図5】パターン認識手段の処理手順の途中で生成され
た画像データの一例を示す説明図
た画像データの一例を示す説明図
【図6】パターン認識手段の処理手順の途中で生成され
た中間画像の一例を示す説明図
た中間画像の一例を示す説明図
【図7】パターン認識手段の処理手順の途中で生成され
た指針値パターンの一例を示す説明図
た指針値パターンの一例を示す説明図
【図8】本発明に係る遠隔検針装置及びシステムの第二
実施形態を示すブロック構成図
実施形態を示すブロック構成図
【図9】本発明に係る遠隔検針装置及びシステムの第三
実施形態を示すブロック構成図
実施形態を示すブロック構成図
1: メータ 2: 指針表示 3: 通信路 10,30,40: 遠隔検針装置 11: 撮像手段 12: パターン認識手段 13: 判定手段 14: 画像データ記憶装置 15,16,18: 通信手段 17: 送信データ選択手段 20: 検針センタ 21,26: 通信手段 22,25: 第2パターン認識手段 25a: 中間画像抽出部 25b: 指針値パターン抽出部 25c: 指針値パターン認識部 25d: 判定データ解析部 23: 第2判定手段 24: 検針結果記録手段 27: 比較判定手段 28: 通報手段 A: 原画像 B: 中間画像 C: 指針値パターン D,E,G,H: 指針値 F: 判定データ Q: 送信要求 R: 基準パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井出 康弘 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 新房 健一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 濱村 雅一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 田中 健二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA07 AA08 AA09 AB01 BB09 BC01 CC03 CC07 CC14 DD02 EF09 FG01 FG02 FG07 FG11 GG01 GG04 GG08 GG09 5K048 BA36 EB10 5K101 KK12 LL01 5L096 AA07 BA20 DA01 EA05 FA81 GA51 HA09 HA13
Claims (7)
- 【請求項1】 メータの1桁或いは複数桁からなる指針
表示を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段が撮像した原画像から各桁毎の指針値パタ
ーンを作成して、その各指針値パターンから各桁の指針
値を認識するパターン認識手段と、 前記パターン認識手段の認識結果が妥当か否かを判定す
る判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、所定の検針データ
を、所定の通信路を介して検針センタへ送信する通信手
段と、を備えてなり、 前記判定手段が指針値の全桁について前記認識結果を妥
当と判定した場合は、全桁の指針値を前記検針データと
して前記検針センタへ送信し、 前記判定手段が少なくとも指針値の一部桁について前記
認識結果を妥当と判定しなかった場合は、その判定結果
と、全桁についての前記原画像、前記指針値パターン、
或いは、前記原画像と前記指針値パターンの中間画像、
または、前記認識結果が妥当と判定された桁の指針値と
少なくとも前記認識結果が妥当と判定されなかった桁を
含む前記原画像、前記指針値パターン、或いは、前記中
間画像を、前記検針データとして前記検針センタへ送信
することを特徴とする遠隔検針装置。 - 【請求項2】 前記パターン認識手段は、各桁毎に前記
指針値パターンと予め用意された複数の指針値候補の基
準パターンとの一致度を数値化して、その一致度が最大
となる指針値候補を指針値として認識するように構成さ
れ、 前記判定手段は、前記認識された指針値の一致度が所定
の閾値以上であって、全桁の指針値が前回検針時以上で
ある場合に、指針値の全桁について前記認識結果を妥当
と判定するように構成されている請求項1記載の遠隔検
針装置。 - 【請求項3】 前記指針表示の全桁についての前記原画
像、前記指針値パターン、及び、前記中間画像、また
は、少なくとも前記認識結果が妥当と判定されなかった
桁を含む前記原画像、前記指針値パターン、及び、前記
中間画像を記憶する記憶手段と、前記判定手段が少なく
とも指針値の一部桁について前記認識結果を妥当と判定
しなかった場合に、前記記憶手段に記憶されたデータの
中から前記検針センタへ送信する送信データを選択する
送信データ選択手段とを備え、 前記送信データ選択手段は、前記判定手段が少なくとも
指針値の一部桁について前記認識結果を妥当と判定しな
かった場合の1回目の送信データに、全桁についての前
記指針値パターン、または、少なくとも前記認識結果が
妥当と判定されなかった桁を含む前記指針値パターンを
含め、検針センタからの送信要求に応じて、2回目以降
の送信データに、全桁についての前記中間画像、また
は、少なくとも前記認識結果が妥当と判定されなかった
桁を含む前記中間画像、或いは、全桁についての前記原
画像、または、少なくとも前記認識結果が妥当と判定さ
れなかった桁を含む前記原画像を含めることを特徴とす
る請求項1または2記載の遠隔検針装置。 - 【請求項4】 複数のメータに請求項1、2または3記
載の遠隔検針装置を各別に設け、 前記遠隔検針装置から前記検針データを受信する検針セ
ンタに、 前記遠隔検針装置から受信した前記原画像、前記指針値
パターン、或いは、前記中間画像から、少なくとも前記
遠隔検針装置において前記認識結果が妥当と判定されな
かった桁の指針値を認識する第2パターン認識手段と、 前記第2パターン認識手段による認識結果が妥当か否か
を判定する第2判定手段と、を設けてなる遠隔検針シス
テム。 - 【請求項5】 前記検針センタに、前記第2パターン認
識手段がそのパターン認識に使用した基準パターンであ
って、その認識結果が前記第2判定手段によって妥当と
判定された場合の基準パターンを前記遠隔検針装置に送
信する送信手段を設け、 前記遠隔検針装置のパターン認識手段が、前記検針セン
タの前記送信手段から送信された前記基準パターンを補
完パターンとして保持し、その補完パターンを前記各指
針値パターンから前記各桁の指針値を認識する際に全桁
或いは一部桁において使用することを特徴とする請求項
4記載の遠隔検針システム。 - 【請求項6】 前記遠隔検針装置に、前記補完パターン
の使用頻度を監視する監視手段を設け、前記パターン認
識手段内に保持された複数の前記補完パターンの一部を
消去する必要が生じた場合に、前記監視手段によって使
用頻度が低いと判定された補完パターンを消去すること
を特徴とする請求項5記載の遠隔検針システム。 - 【請求項7】 メータの1桁或いは複数桁からなる指針
表示を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段が撮像した原画像から各桁毎の指針値パタ
ーンを作成して、その各指針値パターンから各桁の指針
値を認識するパターン認識手段と、 前記パターン認識手段が認識した指針値を所定の通信路
を介して検針センタへ送信するとともに、前記指針値の
送信頻度より低頻度で前記指針値を送信する際に前記指
針値に加えて前記指針値の認識に使用した前記原画像、
前記指針値パターン、及び、前記中間画像の少なくとも
一つを送信する通信手段と、を備えてなる遠隔検針装置
を、複数のメータに各別に設け、 前記遠隔検針装置から前記指針値を受信する検針センタ
に、 前記遠隔検針装置から受信した前記原画像、前記指針値
パターン、及び、前記中間画像の少なくとも一つから、
指針値を認識する第2パターン認識手段と、 前記第2パターン認識手段によって認識された指針値
と、前記遠隔検針装置から送信された指針値とを比較判
定する比較判定手段と、 前記比較判定手段により前記両指針値が同一でないと判
定された場合に、所定の通報を行う通報手段と、を設け
てなる遠隔検針システム。
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---|---|---|---|
JP2000208055A JP2002024828A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 遠隔検針装置及び遠隔検針システム |
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