JP2002024821A - エッジ整形のためのディジタル画像処理方法 - Google Patents

エッジ整形のためのディジタル画像処理方法

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JP2002024821A
JP2002024821A JP2001124513A JP2001124513A JP2002024821A JP 2002024821 A JP2002024821 A JP 2002024821A JP 2001124513 A JP2001124513 A JP 2001124513A JP 2001124513 A JP2001124513 A JP 2001124513A JP 2002024821 A JP2002024821 A JP 2002024821A
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wavelet
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Gina N Larossa
エヌ ラロッサ ジーナ
Hsien-Che Lee
リー シエン−チョ
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術の問題を解決しつつ画像の見かけを
高めるためのエッジ再構成を用いた改善された画像処理
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明によるディジタル画像処理方法
は、様々な解像度における複数のウェーブレット係数及
び残像を生成するようエッジ感応ウェーブレット変換を
用いてディジタル画像を変換する段階と、ウェーブレッ
ト係数を各ウェーブレット係数に対応する解像度におけ
る画像グラジエント及びその変化率の関数として変更す
る段階と、処理されたディジタル画像を生成するよう変
更されたウェーブレット係数及び残像を逆変換する段階
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の見かけの鮮
鋭さを改善するディジタル画像処理方法に関連する。特
に、本発明はこのような方法のうちエッジ再構成として
知られる分野に関する。本発明は、画像信号が処理され
表示又は印刷される、例えばディジタル印刷、写真仕上
げ、医用撮像、ビデオ撮像、動画、及びグラフィックア
ートといった様々な用途に使用されうる。
【0002】
【従来の技術】画像の鮮鋭さは、画像を捕捉及び表示す
る過程の間に多くの要因によって低下する。例えば、焦
点誤りやカメラの揺れは捕捉過程において画像のぼけ
(ブラー)を生じさせ、モニタ又はプリンタのシステム
伝達関数が理想的なものではないとき、表示過程におい
て画像のぼけを生じさせる。画像のぼけをなくし、鮮鋭
さを高めるための従来技術は、大きく分けると4つの主
なアプローチ、即ち、非鮮鋭マスキング、逆フィルタリ
ング、局所ヒストグラム変形、及びエッジ再構成に分け
られる。非鮮鋭マスキングは、入力画像を低周波成分及
び高周波成分へ分解することによって行なわれる。次に
高周波成分は増幅され、低周波成分に加えられ、より鮮
鋭に見える出力画像が作成される。逆フィルタリングア
プローチは、画像をぼけさせる演算の逆のフィルタリン
グ演算を適用することにより、ぼけさせる処理を明示的
に元に戻すことを目的とする。逆フィルタリングは、雑
音に対する感度が高いため、出力画像信号に対して幾ら
かの平滑さの制約を課して適用されることが多い。局所
ヒストグラム変形方法は、局所ウィンドウのヒストグラ
ムを変更することによって近傍画素間のグレーレベルの
差が拡げられれば、画像の細部のコントラストはよりよ
く見え、画像はより鮮鋭に見えるようになるという認識
に基づくものである。エッジ再構成方法では、多数の空
間的なスケールにおいて、入力画像からエッジ情報を抽
出する。各スケールにおいて、エッジに対してその鮮鋭
さを高めるような操作が行なわれる。最終出力画像は、
変更されたエッジ信号から再構成される。
【0003】米国特許第6,005,983号は、ラプ
ラシアンピラミッドに基づく画像強調のエッジ再構成方
法について記載している。各解像度において、画像信号
のラプラシアンがクリッピングされ、次にラプラシアン
応答を鮮鋭とするために高域通過フィルタを通して処理
される。出力画像は変更されたラプラシアンピラミッド
から再構成される。この技術の1つの欠点は、ラプラシ
アンが雑音に敏感なことである。更に、クリッピングは
全ての空間周波数に影響を与えるため、高域通過フィル
タリングにおいてどのようにしてエッジが鮮鋭化される
かを制御することが困難である。
【0004】米国特許第5,963,676号は、ラプ
ラシアンピラミッドの異なる実施によって画像を強調す
る方法を記載している。入力画像は、一連の低域通過フ
ィルタによってフィルタリングされる。各フィルタ出力
において、4つの1次元ラプラス演算子が異なる角度で
低域通過フィルタリングされた画像信号に適用される。
次にラプラシアン応答(非鮮鋭マスキングされた信号)
は非線形関数を通じて増幅され、次により鮮鋭に見える
エッジを形成するために入力画像に加えられる。非線形
関数は、上方クリッピング限界、下方アンダーシュート
限界、及び中間の線形利得範囲を有する。X線血管造影
法のための用途では、指向性ラプラシアンが非常に細か
い血管構造をピックアップし、それらを非常に高いコン
トラストで表現しうるよう、線形利得は非常に高く設定
される。方法は、曲線構造について重きを置いているた
め、明らかにX線血管造影法のために設計されている
が、他の種類のエッジ又はテクスチャのためには設計さ
れていない。画像の鮮鋭さを高めるために画像のラプラ
シアンを加えることは、基本的には非鮮鋭マスキングア
プローチであり、エッジに沿ってオーバーシュートを形
成することや、画像中のテクスチャ、陰影、及び隠蔽境
界といった異なるタイプのエッジを区別するのに失敗す
るといった問題が生じうる。
【0005】Mallat及びZhongは、IEEE Transactions o
n Pattern Analysis and Machine Intelligence, 14,
7, 710-732, 1992で発表された論文"Characterization
of signals from multiscale edges"の中で、画像の表
現及び圧縮のためのエッジ・ウェーブレット多解像度解
析の方法について教示している。この論文の方法では、
画像圧縮はエッジウェーブレット係数の局部極値のみを
見つけこれを保持することによって達成される。画像グ
ラジエントの局部極値をエッジ検出器として見つけるこ
とは、F. Cannyによって論文"A computational approac
h to edge detection", IEEE Transaction on Pattern
Analysis and Machine Intelligence, vol. PAMI-8,6,6
79-698の中で発表されたCannyのエッジ検出器として公
知である。Mallat及びZhongはまた、可能な解の組への
反復的な投影によるエッジ・ウェーブレット極値からの
画像再構成方法を教示する。反復的な投影方法は、パー
ソナルコンピュータといった一般的に入手可能な画像処
理コンピュータ上で実際に使用するには、あまりにも計
算集約的であり、従って時間がかかりすぎる。現時で
は、反復的な投影方法を用いて単一の画像を処理するに
は数時間かかる。
【0006】Lu, Healy 及びWeaverは、Optical Engine
ering, 33, 7, 2151-2161, 1994で発表された論文"Cont
rast enhancement of medical images using multiscal
e edge representation"において局部極値においてエッ
ジ・ウェーブレット係数の大きさを増大させることによ
って画像を強調する方法について教示している。この方
法は、エッジ・ウェーブレットに対応する自己再生カー
ネルに基づく反復的な投影によるものである。このアプ
ローチは、多くの計算を必要とし、パーソナルコンピュ
ータといった比較的低速な画像処理ハードウエア上で
は、アルゴリズムが収束するために幾つかの長い反復を
行なうため非常に遅い。この方法の他の弱点は、エッジ
の性質とは無関係に、全てのエッジに対して同じグラジ
エント増大係数が適用されることである。結果として、
対称の境界及び他の不連続性に対応するエッジと共に、
雑音及び陰影に対応するエッジも強調されてしまう。
【0007】Vuylsteke及びSchoetersは、SPIE Proceed
ings, Volume 2167, 551-560, 1994で発表された論文"M
ultiscale image contrast amplification"の中でコン
トラスト強調方法を開示している。この方法は、エッジ
コントラストを増大させるために、べき関数を使用す
る。
【0008】米国特許第5,717,791号は、Mall
at及びZhongのエッジ・ウェーブレット変換とLu, Healy
及び Weaverのウェーブレット係数を増大させる概念の
組合せに基づいた画像コントラスト強調の方法について
教示する。増大係数に対しては、増大係数が平均ウェー
ブレット極値の関数であるような制約が課される。より
大きいウェーブレット係数は、より小さいウェーブレッ
ト係数ほどは増大されない。これは、低いコントラスト
のエッジを高いコントラストのエッジよりも増大させる
ためである。しかしながら、ウェーブレット係数の大き
さは、画像のメトリックに依存するため本質的なエッジ
性質ではない。例えば、ディジタル画像が10倍だけ拡
大されたとき、全てのウェーブレット係数もまた10倍
だけ拡大される。従って、ウェーブレットの大きさだけ
ではエッジの性質を指定するものではない。この再構成
変換もまた、その反復的な過程により、比較的低速なコ
ンピュータ上で実施されたときは遅い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】概して、画像強調のた
めの従来技術の方法には、2つの主な欠点、即ち(1)
反復再構成過程が遅すぎること、及び(2)エッジコン
トラストを増大させるときにエッジの本質的な性質が考
慮に入れられないこと、がある。従って、従来技術の問
題を解決しつつ画像の見かけを高めるためのエッジ再構
成を用いた改善された画像処理方法が必要とされる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
れば、様々な解像度における複数のウェーブレット係数
及び残像を生成するようエッジ感応ウェーブレット変換
を用いてディジタル画像を変換する段階と、ウェーブレ
ット係数を各ウェーブレット係数に対応する解像度にお
ける画像グラジエント及びその変化率の関数として変更
する段階と、処理されたディジタル画像を生成するよう
変更されたウェーブレット係数及び残像を逆変換する段
階とを含むディジタル画像処理方法を提供することによ
って解決される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下の説明では、本発明の望まし
い実施例についてソフトウエアプログラムとして説明す
る。当業者は、かかるソフトウエアと同等のものがハー
ドウエアとしても構成されうることを認識するであろ
う。画像操作アルゴリズム及びシステムは周知であるた
め、本願では特に、本発明による方法の一部をなす又は
より直接的に協働するアルゴリズム及びシステムについ
て記載する。本願に特に図示又は説明されていないかか
るアルゴリズム及びシステムの他の面、並びに、本発明
に含まれる画像信号を生成するため又は他の方法で処理
するためのハードウエア及び/又はソフトウエアは、従
来技術で知られているようなシステム、アルゴリズム、
構成要素、及び要素から選択されうる。以下説明される
ような本発明による方法が与えられていれば、本願には
特に図示又は説明されていないが本発明の実施に有用な
ソフトウエアは、従来通りのものであり当業者が成し得
るものである。
【0012】更に、本願の場合、ソフトウエアプログラ
ムは、例えば、磁気ディスク(例えばフロッピー(登録
商標)ディスク)又は磁気テープといった磁気記憶媒
体、光ディスク、光テープ、又は機械読み取り可能なバ
ーコードといった光記憶媒体、ランダムアクセスメモリ
(RAM)又は読み出し専用メモリ(ROM)といった
固体電子記憶装置、又はコンピュータプログラムを格納
するのに使用される任意の他の物理的装置又は媒体とい
ったものを含むコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に
格納されうる。
【0013】本発明について説明する前に、本発明は望
ましくはパーソナルコンピュータといった周知のコンピ
ュータシステム上で用いられることに留意すると、本発
明を容易に理解することができるであろう。従って、本
願ではコンピュータシステムについては詳述しない。ま
た、画像は(例えばディジタルカメラにより)コンピュ
ータシステムに直接入力されるか、コンピュータシステ
ムに入力される前に(例えばハロゲン化銀フィルムのよ
うな原画像を走査することによって)ディジタル化され
る。
【0014】本発明の望ましい実施例の基礎となる部分
は、Mallat及びZhongのエッジ・ウェーブレット変換に
使用されるようにCannyのエッジ検出器上に構築され
る。論理的な導出及び実際的な実施の詳細については上
述の論文に記載されている。他のエッジ検出器又は多解
像度解析もまた使用されうることが理解される。以下の
説明は、エッジの性質によりウェーブレット係数を変更
する方法の望ましい実施例を含む。エッジ強調画像の再
構成は、繰り返しのないワンショット処理である。
【0015】図1を参照するに、本発明の第1の段階
は、様々な解像度の複数のウェーブレット係数及び残像
を生成するためにエッジ感応ウェーブレット変換を用い
てディジタル画像を変換する(10)ことであり、これ
は、入力画像B0(x,y)に順エッジ・ウェーブレッ
ト変換を適用して、幾つかの空間解像度i=1,
2,..,Nについて一次偏導関数Hi(x,y)=∂
i-1(x,y)/∂x及びVi(x,y)=∂B
i-1(x,y)/∂yを計算し、但しBiはBi-1をぼけ
させた変形である。尚、ウェーブレット係数は偏導関数
である。次に、偏導関数(ウェーブレット係数)は、ウ
ェーブレット係数スケーリングマスクによって夫々のウ
ェーブレット係数に対応する解像度における画像グラジ
エント及びその変化率の関数として変更され(12)、
新しい偏導関数H'i及びV'iが生成される。最後に、変
更されたウェーブレット係数H'i及びV'iと残像は逆変
換され(14)、処理されたディジタル画像が生成され
る。
【0016】順エッジ・ウェーブレット変換段階(1
0)を実行するために、幾つかの空間解像度i=1,
2,..,Nにおける入力画像の一次偏導関数H
i(x,y)及びVi(x,y)がエッジ・ウェーブレッ
ト変換によって計算される。解像度レベルNの最も良い
数は、各適用の要件に依存する。Nの典型的な値は3又
は4である。望ましいエッジ・ウェーブレット変換は、
上述の引用文献の中でMallet及びZhongによって説明さ
れている。画像グラジエントの大きさGi(x,y)
は、一次導関数を用いて、Gi=√(H2 i+V2 i)とし
て計算される。各空間解像度iにおける二値エッジマッ
プは、その解像度における画像グラジエントの方向極大
から発生される。各画像解像度iについて、画像グラジ
エントGiの関数として、減衰係数faを含む減衰係数テ
ーブルを発生するために画像グラジエントヒストグラム
が使用される。画像グラジエントの変化率は、本願では
画像グラジエント曲率と称する。各エッジ画素における
画像グラジエント曲率Ci(x,y)は、画像グラジエ
ントに対してラプラス演算子を適用し、次にこれをグラ
ジエント値で正規化すること、即ち、 Ci(x,y)=|∇2i(x,y)|/Gi(x,y) によって計算される。画像グラジエント曲率Ciの関数
としてブースト係数fbを含むブースト係数テーブル
は、ユーザ指定パラメータから発生される。
【0017】ウェーブレット係数変更を行なうために、
減衰テーブル及びブーストテーブルはエッジマップ及び
画像グラジエントに適用され、ウェーブレット係数スケ
ーリングマスクmi(x,y)が生成される。一次偏導
関数(ウェーブレット係数)Hi(x,y)及びV
i(x,y)は、ウェーブレット係数スケーリングマス
クm i(x,y)によって乗算され、新しい一次偏導関
数(変更されたウェーブレット係数)H'i(x,y)=
i(x,y)・Hi(x,y)及びV'i(x,y)=m
i(x,y)・Vi(x,y)が生成される。出力画像
は、逆ウェーブレット変換により新しいH'i及びV'i
i=1,2,...,Nにより再構成される。
【0018】図2a及び図2bを参照するに、色画像
は、しばしば、三つ以上の色レコード(例えばR,G,
B)で表現される。殆どの適用では、入力色画像は、1
つの輝度成分及び2つのクロミナンス成分へ変換されう
る(16)。計算時間を減少させるために、本発明は、
輝度成分にのみ適用され(18)、図2aに示されるよ
うなエッジ整形された輝度成分が生成される。エッジ整
形された輝度成分及びクロミナンス成分は逆変換され
(20)、処理された画像R’G’B’が生成される。
【0019】色雑音が厳しいか、より良い画質が望まし
いとき、エッジ整形方法(18)は、各色レコード
(R,G,B)に独立に適用され、図2bに示されるよ
うな処理された画像(R’,G’,B’)が生成され
る。
【0020】図3を参照して、順エッジ・ウェーブレッ
ト変換について説明する。望ましい実施例におけるウェ
ーブレット変換に使用される全てのフィルタは、x−y
に分離可能であり、従ってフィルタが適用される方向に
依存してx又はyの添え字を付すものとする。まず、入
力画像B0(x,y)22は平滑化フィルタSxy(Mal
lat及びZhongの付録Aの表1ではHと示される)26と
コンボリューションされ24、入力画像を一回ぼけさせ
た変形BI(x,y)28が生成される。適当な平滑化
フィルタは、Mallat及びZhongの引用文献に記載され
る。また、入力画像は、微分フィルタDxy(Mallat及
びZhongではGと示される)32とコンボリューション
され、水平偏導関数H1(x,y)(Mallat及びZhongで
はW1 1と示される)34を生成し、微分フィルタKxy
(Mallat及びZhongではGと示される)38とコンボリ
ューションされ、垂直偏導関数V1(x,y)(Mallat
及びZhongではW1 2と示される)40を生成する。H
1(x,y)及びV1(x,y)は、最も細かい解像度1
における入力画像の水平(x)偏導関数(ウェーブレッ
ト係数)及び垂直(y)偏導関数(ウェーブレット係
数)である。次に、処理は、入力画像の代わりにB
1(x,y)28を用いて繰り返される。同じフィルタ
が使用されるが、コンボリューションは画素を1つおき
にとばして行なわれ、従って、更にぼけさせた画像とB
2(x,y)42と、一回ぼけさせた画像の水平ウェー
ブレット係数H2(x,y)44及び垂直ウェーブレッ
ト係数V2(x,y)46を生成するための解像度を低
下させる。B2(x,y)42、H2(x,y)44、及
びV2(x,y)46が計算された後、同じ処理が再び
繰り返されるが、フィルタコンボリューション24は四
つめ毎に行なわれ、二回ぼけさせた残像B3(x,y)
48、水平ウェーブレット係数H3(x,y)50、及
びV3(x,y)52が生成される。毎回、より粗い解
像度が計算され、コンボリューションカーネルは同じで
あるが、画素間隔は二倍増加される。これは、Mallat及
びZhongによって記載されるようにコンボリューション
カーネルにゼロを加える処理と同じである。この処理
は、望まれるエッジ整形変更の所望の細かさに依存して
三回以上繰り返されうる。
【0021】図4を参照して、逆エッジ・ウェーブレッ
ト変換について説明する。エッジが鮮鋭化された画像を
生成するための画像再構成は、最も低い解像度のぼけた
画像(残像)と、B3(x,y)48、一次偏導関数
(ウェーブレット係数)H3(x,y)50及びV
3(x,y)52から始まる。これらは夫々、夫々の再
構成フィルタとのコンボリューション24により、夫々
異なる再構成フィルタPxy(Mallat及びZhongではH
と示される)54,Qxy(Mallat及びZhongではKL
と示される)56,及びLxy(Mallat及びZhongでは
LKと示される)58でフィルタリングされる。フィル
タリングされた結果は足し合わされ62、レベル2のぼ
けた画像のエッジが鮮鋭化された変形B'2(x,y)が
生成される。レベル3では、コンボリューションされる
8番目の画素でカーネル要素を乗算することによってコ
ンボリューションが計算される。
【0022】図4に示されるように、同じ処理は、最も
細かい解像度で出力画像が再構成されるまで繰り返され
る。レベルが上がるたびに、コンボリューション画素間
隔は二倍減少される。コンボリューション画素間隔は、
コンボリューションカーネルの値に挿入されるゼロの数
に対応する。B'3(x,y)と全ての偏導関数(ウェー
ブレット係数H'i及びV'i)は変更されず、即ち、B'3
(x,y)=B3(x,y)、H'i=Hi、V'i=Vi
あり、再構成された画像は入力画像と同一となる。
【0023】本発明の望ましい実施例では、図3及び図
4に示されるフィルタは、以下のカーネル、
【0024】
【表1】 を有する。他のカーネルを使用することもでき、カーネ
ルのサイズはユーザがエッジ形状を微調整したいと望む
かによって決められる。
【0025】図5を参照して、各解像度iにおいて偏導
関数(ウェーブレット係数)を変更する方法について説
明する。まず、偏導関数Hi(x,y)及びVi(x,
y)は、画像グラジエントGi=√(H2 i+V2 i)を計
算するために使用される62。次に、画像グラジエント
からヒストグラムが計算される64。グラジエントヒス
トグラム中で最も高いカウントを有するグラジエントは
γiと示され、この解像度iにおける雑音レベルの推定
値として用いられる。γiに基づいて、減衰係数テーブ
ルai(Gi,γi)が構築され66、それにより各グラ
ジエント値Giについて、減衰係数fa=ai(Gi
γi)がある。本発明の望ましい実施例では、減衰係数
テーブルは、以下の関数の形式、
【0026】
【数1】 として実施され、但し、αi及びnはその解像度で画像
中に存在する雑音の種類に依存して選択される。雑音が
画素間で強く相関されていれば、αiが減少される。白
雑音では、αiは2.5以上に設定されねばならない。
殆どの画像では、nは感度パラメータではなく、n=
3.0を選択すると良い。図6は、代表的な減衰係数テ
ーブルを示すプロット68であり、画像グラジエントの
絶対値に対する減衰係数を示している。
【0027】2値エッジマップは、画像グラジエント上
の方向極大点の位置を見つけることによって計算される
70。この処理は従来技術で周知である(例えば、H.-
C. Lee and D.R.Cokによる論文"Detecting boundaries
in a vector field," IEEE Transaction on Signal Pro
cessing, pp. 1181-1194, May 1991参照)。画素は、そ
の画像グラジエントがそのグラジエント方向上の極大で
あれば、エッジ画素としてラベル付けされる。各画素に
ついて、そのグラジエント曲率Ci(x,y)は画像グ
ラジエントのラプラシアンとして計算され72、グラジ
エント値で正規化され、即ち、 Ci(x,y)=|∇2i(x,y)|/Gi(x,y) と表わされる。Gi(x,y)は、閾値τiよりも小さい
とき、ゼロによる割り算を避けるため、τiに設定され
る。閾値は、敏感なものではなく、殆どの適用について
τi=0.1γiと設定することでうまく動作する。グラ
ジエント曲率Ciは、画像メトリックスケールに依存し
ないため、エッジの本質的な性質である。これは、エッ
ジの空間的な広がりを測定し、従ってエッジがどれだけ
敏感であるかを良く示すものは、画像のぼけである。画
像強調のために、グラジエント曲率がより大きければエ
ッジは鮮鋭とされるべきである。ブースト計数テーブル
i(Ci,Ui)は、各グラジエント曲率値Ciに対して
ブースト係数fb=bi(Ci,Ui)があるように、エッ
ジ鮮鋭化パラメータUiのユーザ指定集合を構成する。
本発明の望ましい実施例では、ブースト係数テーブル
は、以下の関数、 fb=Ai(1−e−βiCi)+bi で実施され、但し、Ai,bi及びβiはパラメータのユ
ーザ指定集合Uiから構築される。Uiの中のパラメータ
の選択は各画像強調適用の目的によって異なるが、パラ
メータの値を設定するための単純な規準は、画像中の隠
蔽境界を理想のステップエッジと同じぐらい鮮鋭にする
ことである。図7は、ブースト係数を画像グラジエント
によって正規化された画像グラジエントのラプラシアン
の絶対値に対して示す、代表的なブースト係数テーブル
の値を示すプロット74である。
【0028】図5を参照するに、エッジマップ上の各エ
ッジ画素(xe,ye)について、ウェーブレット係数ス
ケーリングマスクmi(xe,ye)は、その画素におけ
る減衰係数とブースト係数の積として計算され76、即
ち、 mi(xe,ye)=fa(Gi(xe,ye),γi)・fb
(Ci(xe,ye),U i) と表わされる。
【0029】エッジでない画素(x,y)におけるウェ
ーブレット係数スケーリングマスクの値mi(x,y)
は、(x,y)を中心とする窓Wiの中の全ての近傍エ
ッジ画素から決定される。各エッジ画素は、幾つかのウ
ェーブレット係数スケーリング係数から(x,y)へ寄
与し、ウェーブレット係数スケーリング係数mi(x,
y)は、窓の中の全ての近傍エッジ画素からの寄与の平
均として計算される。(xe,ye)を、窓Wi(x,
y)中のエッジ画素とする。Gi(x,y)を(x,
y)における画像グラジエントとし、Gi(xe,ye
を(xe,ye)における画像グラジエントとする。エッ
ジ画素(xe,ye)からエッジでない画素(x,y)へ
の寄与は、以下の式、
【0030】
【数2】 で計算され、但し、λiはユーザ指定パラメータであ
る。λiの典型的な値は、約0.2である。殆どの適用
では、hi(x,y,xe,ye)の値は1.0以上に設
定されるよう制限される。計算された値が1.0よりも
小さければ、1.0に設定される。雑音を抑制すること
が必要とされる特別な場合では、hi(x,y,xe,y
e)は0.5よりも大きい値又は、他のユーザ指定値を
有するよう制限されうる。エッジでない画素のウェーブ
レット係数スケーリング係数は、
【0031】
【数3】 と計算され、Mは窓W(x,y)中の近傍エッジ画素の
総数である。
【0032】一旦、ウェーブレット係数スケーリングマ
スクmi(x,y)が決定されると、偏導関数Hi(x,
y)及びVi(x,y)は以下の式、 H'i(x,y)=mi(x,y)・Hi(x,y) V'i(x,y)=mi(x,y)・Vi(x,y) を用いて変更され78、新しい偏導関数H'i(x,y)
及びV'i(x,y)が生成される。所望の出力画像は、
図4に示されるような逆エッジ・ウェーブレット変換に
よってH'i(x,y)及びV'i(x,y)、i=1,
2,...,Nから再構成される。
【0033】出力画像中の知覚されるエッジのコントラ
スト及びテクスチャの細部は、本発明のエッジ整形操作
によってかなり強調される。図は、エッジ整形の前及び
後のエッジの右側にテクスチャ細部を有する画像エッジ
の比較を示す図である。破線で示される曲線は、入力画
像を通るラインの強度プロファイルを表わす。実線で示
される曲線は、同じラインのプロファイルを、入力画像
が本発明のエッジ整形演算を通じて処理された後につい
て示す。左半分の主なエッジ遷移は、明らかなオーバー
シュート又はアンダーシュートなしにかなり急になる。
エッジの右側のテクスチャ詳細の信号変調もまたかなり
強調されている。
【0034】
【発明の効果】本発明の1つの利点は、各解像度におい
てウェーブレット係数を変更することによってウェーブ
レット係数スケーリングマスクを計算することによって
エッジ再構成法における計算速度がかなり速くなるとい
うことである。本発明によれば処理速度が20倍減少さ
れる。本発明の他の利点は、エッジコントラストをグラ
ジエントのグラジエント曲率によって測定される空間的
な広がりによって変更することによって画像の鮮鋭度が
改善されることである。従って、微細なテクスチャはス
テップエッジとは異なるように鮮鋭とされる。グラジエ
ント曲率に基づく鮮鋭化プロセスは画像のぼけの物理的
なモデルから導出されるため、結果として生ずる画像は
自然に鮮鋭に見える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウェーブレット係数の変更を用い
た従来技術のエッジ・ウェーブレット変換を示すブロッ
ク図である。
【図2a】本発明を輝度チャネルに適用する方法を示す
図である。
【図2b】本発明を画像の全ての色チャネルに夫々適用
する方法を示す図である。
【図3】本発明において用いられる従来技術の順エッジ
・ウェーブレット変換を示すブロック図である。
【図4】本発明において用いられる従来技術の逆エッジ
・ウェーブレット変換を示すブロック図である。
【図5】本発明によって発生されるウェーブレット係数
−スケーリングマスクをどのようにして作成するかを示
すフローチャートである。
【図6】本発明において用いられる減衰係数テーブルの
一例を示す図である。
【図7】本発明において用いられるブースト係数テーブ
ルの一例を示す図である。
【図8】本発明によるエッジ整形方法による処理の前後
のエッジを含む画像中のラインの強度プロファイル(画
像コード値)の対比を示す図である。
【符号の説明】
10 変換段階 12 ウェーブレット係数変更段階 14 逆変換段階 16 色空間変換段階 18 本発明を画像に適用する段階 20 色空間逆変換段階 22 入力画像 24 入力画像を平滑化フィルタでコンボリューショ
ンする段階 26 平滑化フィルタ 28 ぼけた画像 32 微分フィルタ 34 水平偏導関数 38 微分フィルタ 40 垂直偏導関数 42 更なるぼけたサブサンプリングされた画像 44 1回ぼけさせた画像の水平ウェーブレット係数 46 1回ぼけさせた画像の垂直ウェーブレット係数 48 残像 50 2回ぼけさせた画像の水平ウェーブレット係数 52 2回ぼけさせた画像の垂直ウェーブレット係数 54 ぼけさせた画像の再構成フィルタ 56 水平ウェーブレット係数用の再構成フィルタ 58 垂直ウェーブレット係数用の再構成フィルタ 60 加算段階 62 画像グラジエント計算段階 64 ヒストグラム計算段階 66 グラジエント係数テーブル構築段階 68 減衰係数テーブル値のプロット 70 2次マップ計算段階 72 画素グラジエント曲率計算段階 74 ブースト係数テーブル値のプロット 76 スケーリングマスク計算段階 78 ウェーブレット係数変更段階
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シエン−チョ リー アメリカ合衆国 ニューヨーク 14526 ペンフィールド ヒルライズ・ドライヴ 23 Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CD20 CE03 CE16 5C021 PA31 PA73 PA89 RA02 XB02 YC08 YC10 ZA01 5C077 LL18 LL19 MP01 MP07 MP08 PP03 PP32 PP47 PP58 PQ08 5J064 AA01 BA16 BC11 BC28 BD03 BD04 BD07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)様々な解像度における複数のウェ
    ーブレット係数及び残像を生成するようエッジ感応ウェ
    ーブレット変換を用いてディジタル画像を変換する段階
    と、(b)上記ウェーブレット係数を各ウェーブレット
    係数に対応する解像度における画像グラジエント及びそ
    の変化率の関数として変更する段階と、(c)処理され
    たディジタル画像を生成するよう上記変更されたウェー
    ブレット係数及び上記残像を逆変換する段階とを含む、 ディジタル画像処理方法。
  2. 【請求項2】 上記エッジ感応ウェーブレット変換は、
    Mallat-Zongエッジ・ウェーブレットである、請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記グラジエントの変化率は、各解像度
    における上記画像のグラジエントの正規化されたラプラ
    シアンとして決定される、請求項1記載の方法。
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