JP2002024819A - 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体Info
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- JP2002024819A JP2002024819A JP2000211160A JP2000211160A JP2002024819A JP 2002024819 A JP2002024819 A JP 2002024819A JP 2000211160 A JP2000211160 A JP 2000211160A JP 2000211160 A JP2000211160 A JP 2000211160A JP 2002024819 A JP2002024819 A JP 2002024819A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハーフトーンで表される文字や細線のかす
れ、消失を防ぐ。 【解決手段】 六角形セルで画像データをハーフトーン
スクリーニングすると共に、文字・線描画領域l以外の
領域にあって、かつ、文字・線描画領域lと隣接するド
ットq1〜q4を文字・線描画領域内lに移動させる。
れ、消失を防ぐ。 【解決手段】 六角形セルで画像データをハーフトーン
スクリーニングすると共に、文字・線描画領域l以外の
領域にあって、かつ、文字・線描画領域lと隣接するド
ットq1〜q4を文字・線描画領域内lに移動させる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の階調を網点
(ハーフトーン)で表現するハーフトーンスクリーニン
グによって画像を処理する画像処理装置、画像処理方法
およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関す
る。
(ハーフトーン)で表現するハーフトーンスクリーニン
グによって画像を処理する画像処理装置、画像処理方法
およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、画像処理装置の多くは、黒または
白のドットを組み合わせることによって画像の濃淡を表
している。黒または白のドットの組合せによって中間階
調を擬似的に表現する処理を本明細書中ではディジタル
ハーフトーンスクリーニングという。ドットの組合せ
は、ピクセル(画素)を配列して作成される反復可能な
パターン(以降、セルという)によって決定される。セ
ルを構成するピクセルのパターンを作ることをディザリ
ング(本明細書ではディザ処理)という。また、セルの
集合をスクリーンという。ディジタルハーフトーンスク
リーニングでカラー画像を処理する場合、各色ごとに専
用のスクリーンが用いられる。
白のドットを組み合わせることによって画像の濃淡を表
している。黒または白のドットの組合せによって中間階
調を擬似的に表現する処理を本明細書中ではディジタル
ハーフトーンスクリーニングという。ドットの組合せ
は、ピクセル(画素)を配列して作成される反復可能な
パターン(以降、セルという)によって決定される。セ
ルを構成するピクセルのパターンを作ることをディザリ
ング(本明細書ではディザ処理)という。また、セルの
集合をスクリーンという。ディジタルハーフトーンスク
リーニングでカラー画像を処理する場合、各色ごとに専
用のスクリーンが用いられる。
【0003】ところが、ディジタルハーフトーンスクリ
ーニングで画像の中間階調を表現した場合、ハーフトー
ンで表現される比較的細い線や文字が消える、あるいは
かすれることがある。細線の消失やかすれをなくすた
め、特開平11−345327号公報に記載された発明
は、入力された画像データが細線あるいは文字を形成す
るものか否か検出する。そして、画像データが細線ある
いは文字が形成される領域に含まれる場合には、ディザ
マトリックスのしきい値を下げている。
ーニングで画像の中間階調を表現した場合、ハーフトー
ンで表現される比較的細い線や文字が消える、あるいは
かすれることがある。細線の消失やかすれをなくすた
め、特開平11−345327号公報に記載された発明
は、入力された画像データが細線あるいは文字を形成す
るものか否か検出する。そして、画像データが細線ある
いは文字が形成される領域に含まれる場合には、ディザ
マトリックスのしきい値を下げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−345327号公報に記載されている発明は、正
方形の分散型ハーフトーンセルを用いてディザ処理をし
ている。図6は、正方形セルを用いたディザ処理で起こ
る問題を説明するための図である。図6は、細線が描画
されるべき位置(細線描画領域(図中に比較的薄い網掛
けで表されている))lを正方形セルCを用いてディザ
処理した状態を示している。正方形セルCのうち、比較
的濃い網掛けで示すピクセルpは、細線描画領域lの濃
度(トーンバリュー)以下のしきい値を持ち、細線描画
領域をオンとして表現するピクセルである。
11−345327号公報に記載されている発明は、正
方形の分散型ハーフトーンセルを用いてディザ処理をし
ている。図6は、正方形セルを用いたディザ処理で起こ
る問題を説明するための図である。図6は、細線が描画
されるべき位置(細線描画領域(図中に比較的薄い網掛
けで表されている))lを正方形セルCを用いてディザ
処理した状態を示している。正方形セルCのうち、比較
的濃い網掛けで示すピクセルpは、細線描画領域lの濃
度(トーンバリュー)以下のしきい値を持ち、細線描画
領域をオンとして表現するピクセルである。
【0005】図6のように、正方形のセルは、垂直、水
平の方向に繰り返し配置される。このため、正方形セル
Cを用いたハーフトーンスクリーニングでは、垂直、水
平に延びる細線描画領域上にピクセルpが連続してヒッ
トしないことが起こりえる。このような場合、再現され
た画像上の細線描画領域上の比較的広い範囲にドットが
存在しなくなり、細線のかすれや消失が起こる。
平の方向に繰り返し配置される。このため、正方形セル
Cを用いたハーフトーンスクリーニングでは、垂直、水
平に延びる細線描画領域上にピクセルpが連続してヒッ
トしないことが起こりえる。このような場合、再現され
た画像上の細線描画領域上の比較的広い範囲にドットが
存在しなくなり、細線のかすれや消失が起こる。
【0006】本発明は、上述の問題点を解決するために
成されたものであり、その第1の目的は、ハーフトーン
で表される細線や文字のかすれや消失を防ぐことができ
る画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピ
ュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を提供することである。
成されたものであり、その第1の目的は、ハーフトーン
で表される細線や文字のかすれや消失を防ぐことができ
る画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピ
ュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0007】その第2の目的は、文字や細線のジャギー
をなくし、より良好な形状の文字や細線を形成できる画
像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供することである。
をなくし、より良好な形状の文字や細線を形成できる画
像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供することである。
【0008】さらに、その第3の目的は、カラー画像の
色同士が重なることによってドットがつぶれることをな
くし、色再現性が高い画像処理装置、画像処理方法およ
びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことである。
色同士が重なることによってドットがつぶれることをな
くし、色再現性が高い画像処理装置、画像処理方法およ
びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる画
像処理装置は、正方格子上に形成された正方形セルにお
いて、該正方形セルの4つの頂点のうちの対向する2つ
の頂点をそれぞれ頂点とする2つの二等辺三角形部分を
形成し、該二等辺三角形部分を前記正方形セルから除く
ことによって作成された六角形セルを用いて画像データ
をハーフトーンスクリーニングするハーフトーンスクリ
ーニング手段と、ハーフトーンスクリーニングされた画
像データにおいて、文字または線が描画される文字・線
描画領域と接する所定の範囲に含まれるドットの位置を
調整するドット位置調整手段と、を備えることを特徴と
する。
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる画
像処理装置は、正方格子上に形成された正方形セルにお
いて、該正方形セルの4つの頂点のうちの対向する2つ
の頂点をそれぞれ頂点とする2つの二等辺三角形部分を
形成し、該二等辺三角形部分を前記正方形セルから除く
ことによって作成された六角形セルを用いて画像データ
をハーフトーンスクリーニングするハーフトーンスクリ
ーニング手段と、ハーフトーンスクリーニングされた画
像データにおいて、文字または線が描画される文字・線
描画領域と接する所定の範囲に含まれるドットの位置を
調整するドット位置調整手段と、を備えることを特徴と
する。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、六角
形セルを用いて画像データをハーフトーンスクリーニン
グすることにより、垂直、水平方向に延びる細線上にド
ットが形成される確立を高めることができる。また、ハ
ーフトーンスクリーニングされた画像データの文字・線
描画領域と接する所定の範囲に含まれるドットの位置を
調整することができる。
形セルを用いて画像データをハーフトーンスクリーニン
グすることにより、垂直、水平方向に延びる細線上にド
ットが形成される確立を高めることができる。また、ハ
ーフトーンスクリーニングされた画像データの文字・線
描画領域と接する所定の範囲に含まれるドットの位置を
調整することができる。
【0011】請求項2に記載の発明にかかる画像処理装
置は、前記ドット位置調整手段が、前記文字・線描画領
域以外の領域にあって、かつ、前記文字・線描画領域と
隣接するドットを前記文字・線描画領域内に移動させる
ことを特徴とする。
置は、前記ドット位置調整手段が、前記文字・線描画領
域以外の領域にあって、かつ、前記文字・線描画領域と
隣接するドットを前記文字・線描画領域内に移動させる
ことを特徴とする。
【0012】この請求項2に記載の発明によれば、文字
・線描画領域以外の領域にあって、かつ、文字・線描画
領域と隣接するドットを文字・線描画領域内に移動させ
ることにより、ドットを文字・線描画領域上に配置する
ことができる。また、文字・線描画領域と隣接し、かつ
文字・線描画領域外にあるドットをなくすことができ
る。
・線描画領域以外の領域にあって、かつ、文字・線描画
領域と隣接するドットを文字・線描画領域内に移動させ
ることにより、ドットを文字・線描画領域上に配置する
ことができる。また、文字・線描画領域と隣接し、かつ
文字・線描画領域外にあるドットをなくすことができ
る。
【0013】請求項3に記載の発明にかかる画像処理装
置は、前記画像データが複数の色成分を含むカラー画像
データである場合、前記ハーフトーンスクリーニング手
段は、前記複数の色成分の各色のスクリーンのうちの少
なくとも2つを互いにずらすことを特徴とする。
置は、前記画像データが複数の色成分を含むカラー画像
データである場合、前記ハーフトーンスクリーニング手
段は、前記複数の色成分の各色のスクリーンのうちの少
なくとも2つを互いにずらすことを特徴とする。
【0014】この請求項3に記載の発明によれば、複数
の色成分の各色の少なくとも2色が画像上で重なること
を防ぐことができる。
の色成分の各色の少なくとも2色が画像上で重なること
を防ぐことができる。
【0015】請求項4に記載の発明にかかる画像処理方
法は、正方格子上に形成された正方形セルにおいて、該
正方形セルの4つの頂点のうちの対向する2つの頂点を
それぞれ頂点とする2つの二等辺三角形部分を形成し、
該二等辺三角形部分を前記正方形セルから除くことによ
って作成された六角形セルを用いて画像データをハーフ
トーンスクリーニングするハーフトーンスクリーニング
工程と、ハーフトーンスクリーニングされた画像データ
に対し、文字または線が描画される文字・線描画領域と
接する所定の範囲に含まれるドットの位置を調整するド
ット位置調整工程と、を含むことを特徴とする。
法は、正方格子上に形成された正方形セルにおいて、該
正方形セルの4つの頂点のうちの対向する2つの頂点を
それぞれ頂点とする2つの二等辺三角形部分を形成し、
該二等辺三角形部分を前記正方形セルから除くことによ
って作成された六角形セルを用いて画像データをハーフ
トーンスクリーニングするハーフトーンスクリーニング
工程と、ハーフトーンスクリーニングされた画像データ
に対し、文字または線が描画される文字・線描画領域と
接する所定の範囲に含まれるドットの位置を調整するド
ット位置調整工程と、を含むことを特徴とする。
【0016】この請求項4に記載の発明によれば、六角
形セルを用いて画像データをハーフトーンスクリーニン
グすることにより、垂直、水平方向に延びる細線上にド
ットが形成される確立を高めることができる。また、ハ
ーフトーンスクリーニングされた画像データの文字・線
描画領域と接する所定の範囲に含まれるドットの位置を
調整することができる。
形セルを用いて画像データをハーフトーンスクリーニン
グすることにより、垂直、水平方向に延びる細線上にド
ットが形成される確立を高めることができる。また、ハ
ーフトーンスクリーニングされた画像データの文字・線
描画領域と接する所定の範囲に含まれるドットの位置を
調整することができる。
【0017】請求項5に記載の発明にかかる画像処理方
法は、前記ドット位置調整工程が、前記文字・線描画領
域以外の領域にあって、かつ、前記文字・線描画領域と
隣接するドットを前記文字・線描画領域内に移動させる
ことを特徴とする。
法は、前記ドット位置調整工程が、前記文字・線描画領
域以外の領域にあって、かつ、前記文字・線描画領域と
隣接するドットを前記文字・線描画領域内に移動させる
ことを特徴とする。
【0018】この請求項5に記載の発明によれば、文字
・線描画領域以外の領域にあって、かつ、文字・線描画
領域と隣接するドットを文字・線描画領域内に移動させ
ることにより、ドットを文字・線描画領域上に配置する
ことができる。また、文字・線描画領域と隣接し、かつ
文字・線描画領域外にあるドットをなくすことができ
る。
・線描画領域以外の領域にあって、かつ、文字・線描画
領域と隣接するドットを文字・線描画領域内に移動させ
ることにより、ドットを文字・線描画領域上に配置する
ことができる。また、文字・線描画領域と隣接し、かつ
文字・線描画領域外にあるドットをなくすことができ
る。
【0019】請求項6に記載の発明にかかる画像処理方
法は、前記画像データが複数の色成分を含むカラー画像
データである場合、前記ハーフトーンスクリーニング工
程においては、前記複数の色成分の各色のスクリーンの
うちの少なくとも2つを互いにずらすことを特徴とす
る。
法は、前記画像データが複数の色成分を含むカラー画像
データである場合、前記ハーフトーンスクリーニング工
程においては、前記複数の色成分の各色のスクリーンの
うちの少なくとも2つを互いにずらすことを特徴とす
る。
【0020】この請求項6に記載の発明によれば、複数
の色成分の各色の少なくとも2色が画像上で重なること
を防ぐことができる。
の色成分の各色の少なくとも2色が画像上で重なること
を防ぐことができる。
【0021】請求項7に記載の発明にかかる記録媒体
は、前記請求項4または5に記載された画像処理方法の
いずれか1つをコンピュータに実行させるプログラムを
記録したことを特徴とする。
は、前記請求項4または5に記載された画像処理方法の
いずれか1つをコンピュータに実行させるプログラムを
記録したことを特徴とする。
【0022】この請求項7に記載の発明によれば、請求
項4または5に記載された画像処理方法のいずれか1つ
をコンピュータに実行させるプログラムを記録媒体に記
録することができる。
項4または5に記載された画像処理方法のいずれか1つ
をコンピュータに実行させるプログラムを記録媒体に記
録することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる画像処理装置、画像処理方法およびその方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態
を詳細に説明する。
発明にかかる画像処理装置、画像処理方法およびその方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態
を詳細に説明する。
【0024】(実施の形態1)実施の形態1の画像処理
装置は、六角形のセルを用いて画像データをディジタル
ハーフトーンスクリーニング(以下、単にハーフトーン
スクリーニングという)するものである。六角形セル
は、正方形セルによるハーフトーンスクリーニングで発
生する人間の目につきやすい垂直、水平パターンを抑制
し、分離型組織ディザスクリーニングにおける画質の向
上を図ることができる。
装置は、六角形のセルを用いて画像データをディジタル
ハーフトーンスクリーニング(以下、単にハーフトーン
スクリーニングという)するものである。六角形セル
は、正方形セルによるハーフトーンスクリーニングで発
生する人間の目につきやすい垂直、水平パターンを抑制
し、分離型組織ディザスクリーニングにおける画質の向
上を図ることができる。
【0025】図1は、実施の形態1で使用する六角形セ
ルを説明するための図である。実施の形態1の六角形セ
ルAは、正方格子上に形成された正方形セルにおいて、
該正方形セルの4つの頂点のうちの対向する2つの頂点
をそれぞれ頂点とする2つの二等辺三角形部分を形成
し、該二等辺三角形部分を前記正方形セルから除くこと
によって作成されている。このため、正方格子上で作成
が可能であって、正六角形セルのように60度格子にド
ットを打つデバイスを用いることなく作成することがで
きるという長所を有する。
ルを説明するための図である。実施の形態1の六角形セ
ルAは、正方格子上に形成された正方形セルにおいて、
該正方形セルの4つの頂点のうちの対向する2つの頂点
をそれぞれ頂点とする2つの二等辺三角形部分を形成
し、該二等辺三角形部分を前記正方形セルから除くこと
によって作成されている。このため、正方格子上で作成
が可能であって、正六角形セルのように60度格子にド
ットを打つデバイスを用いることなく作成することがで
きるという長所を有する。
【0026】六角形セルAは、垂直、水平方向を横切っ
て配置される。このため、六角形セルAは、図示するよ
うに垂直、水平方向に延びる細線描画領域l上にピクセ
ルp(細線描画領域lのトーンバリュー以下のしきい値
を持つ)がヒットする確立を高めることができる。細線
描画領域l上にヒットしたピクセルpを図中にピクセル
p´と示す。ピクセルp´は、再現された画像上でドッ
トとして表現される。このため、六角形セルを用いた実
施の形態1は、従来技術よりも細線描画領域l上にドッ
トが存在する確立が高く、細線や文字のかすれや消失を
低減することができる。
て配置される。このため、六角形セルAは、図示するよ
うに垂直、水平方向に延びる細線描画領域l上にピクセ
ルp(細線描画領域lのトーンバリュー以下のしきい値
を持つ)がヒットする確立を高めることができる。細線
描画領域l上にヒットしたピクセルpを図中にピクセル
p´と示す。ピクセルp´は、再現された画像上でドッ
トとして表現される。このため、六角形セルを用いた実
施の形態1は、従来技術よりも細線描画領域l上にドッ
トが存在する確立が高く、細線や文字のかすれや消失を
低減することができる。
【0027】なお、本明細書中では、以降、例えば図1
に示した細線描画領域lのように、セルにおいてピクセ
ルp(線のトーンバリュー以下のしきい値を持つピクセ
ル)間に存在するピクセルの数以下でその線幅が表され
る線を細線というものとする。そして、本発明は、この
ような細線や文字を対象にした場合に特に効果を奏する
ものであり、実施の形態1、実施の形態2は、文字・線
描画領域を細線が描画される細線描画領域としている。
に示した細線描画領域lのように、セルにおいてピクセ
ルp(線のトーンバリュー以下のしきい値を持つピクセ
ル)間に存在するピクセルの数以下でその線幅が表され
る線を細線というものとする。そして、本発明は、この
ような細線や文字を対象にした場合に特に効果を奏する
ものであり、実施の形態1、実施の形態2は、文字・線
描画領域を細線が描画される細線描画領域としている。
【0028】図2は、実施の形態1および後述する実施
の形態2の画像処理装置を説明するためのブロック図で
ある。図2に示した画像処理装置は、画像を読み取って
ディジタルデータ(画像データ)を作成するスキャナ2
01と、画像データに対してシェーディング補正、色空
間変換、対数変換、黒生成、色補正、変倍、空間フィル
タ、γ変換といった画像処理を施す画像処理部202
と、画像データの色判定や属性判定をする像域分離部2
06と、画像処理後の画像データの中間階調を擬似的に
表現する処理を実行するハーフトーンスクリーニング部
203と、ハーフトーンスクリーニング後の画像データ
において、文字または線が描画される文字・線描画領域
と接する所定の範囲に含まれるドットの位置を調整する
ドット位置調整部204と、画像データをプリント出力
するプリンタ205とを備えている。
の形態2の画像処理装置を説明するためのブロック図で
ある。図2に示した画像処理装置は、画像を読み取って
ディジタルデータ(画像データ)を作成するスキャナ2
01と、画像データに対してシェーディング補正、色空
間変換、対数変換、黒生成、色補正、変倍、空間フィル
タ、γ変換といった画像処理を施す画像処理部202
と、画像データの色判定や属性判定をする像域分離部2
06と、画像処理後の画像データの中間階調を擬似的に
表現する処理を実行するハーフトーンスクリーニング部
203と、ハーフトーンスクリーニング後の画像データ
において、文字または線が描画される文字・線描画領域
と接する所定の範囲に含まれるドットの位置を調整する
ドット位置調整部204と、画像データをプリント出力
するプリンタ205とを備えている。
【0029】像域分離部206の属性判定は、濃度レベ
ルの分布やエッジ量、エッジの分布といった特徴量に基
づいて行われる。実施の形態1のハーフトーンスクリー
ニング部203、ドット位置調整部204は、像域分離
部206によって抽出されるエッジ量やエッジの分布の
特徴量から細線描画領域lを検出している。
ルの分布やエッジ量、エッジの分布といった特徴量に基
づいて行われる。実施の形態1のハーフトーンスクリー
ニング部203、ドット位置調整部204は、像域分離
部206によって抽出されるエッジ量やエッジの分布の
特徴量から細線描画領域lを検出している。
【0030】スキャナ201で生成された画像データ
は、画像処理部202でシェーディング補正などの画像
処理を施された後にハーフトーンスクリーニング部20
3において図1に示した六角形セルAでハーフトーンス
クリーニングされる。すなわち、六角形セルAに含まれ
るピクセルにはそれぞれしきい値が割り当てられてい
る。六角形セルAのしきい値は、画像データと対照され
る。そして、画像データのトーンバリューが六角形セル
Aにおいて対応するピクセルのしきい値に達すると、ピ
クセルがオンされる。オンされたピクセルをピクセルp
´として示す。
は、画像処理部202でシェーディング補正などの画像
処理を施された後にハーフトーンスクリーニング部20
3において図1に示した六角形セルAでハーフトーンス
クリーニングされる。すなわち、六角形セルAに含まれ
るピクセルにはそれぞれしきい値が割り当てられてい
る。六角形セルAのしきい値は、画像データと対照され
る。そして、画像データのトーンバリューが六角形セル
Aにおいて対応するピクセルのしきい値に達すると、ピ
クセルがオンされる。オンされたピクセルをピクセルp
´として示す。
【0031】以上のようにして画像データのピクセルを
オン、オフすることによってハーフトーンスクリーニン
グがなされ、画像の中間階調を表現するための処理が終
了する。オンされたピクセルp’は、プリンタ205で
形成される画像においてドットとして表現される。
オン、オフすることによってハーフトーンスクリーニン
グがなされ、画像の中間階調を表現するための処理が終
了する。オンされたピクセルp’は、プリンタ205で
形成される画像においてドットとして表現される。
【0032】実施の形態1の画像処理装置は、ハーフト
ーンスクリーニングされた画像データをドット位置調整
部204に出力する。図3は、実施の形態1のドット位
置調整部204における処理を説明するための図であ
る。実施の形態1ではドット位置調整部が、像域分離部
206が抽出されたエッジ量やエッジの分布などの特徴
量から細線描画領域lを検出する。そして、細線描画領
域l以外の領域にあって、かつ、線描画領域lと隣接す
るピクセルのトーンバリューとピクセルに割り当てられ
たしきい値とを比較する。
ーンスクリーニングされた画像データをドット位置調整
部204に出力する。図3は、実施の形態1のドット位
置調整部204における処理を説明するための図であ
る。実施の形態1ではドット位置調整部が、像域分離部
206が抽出されたエッジ量やエッジの分布などの特徴
量から細線描画領域lを検出する。そして、細線描画領
域l以外の領域にあって、かつ、線描画領域lと隣接す
るピクセルのトーンバリューとピクセルに割り当てられ
たしきい値とを比較する。
【0033】ドット位置調整部204は、細線描画領域
lと隣接するピクセルのトーンバリューがしきい値に達
した場合にこのピクセルをオンする。図3中に示したピ
クセルq1、q2、q3、q4は、細線描画領域lと隣接し、
かつオンされたピクセルを示している。さらに、ドット
位置調整部204は、矢線で示すようにピクセルq1〜
q4を細線描画領域l内に移動させている。
lと隣接するピクセルのトーンバリューがしきい値に達
した場合にこのピクセルをオンする。図3中に示したピ
クセルq1、q2、q3、q4は、細線描画領域lと隣接し、
かつオンされたピクセルを示している。さらに、ドット
位置調整部204は、矢線で示すようにピクセルq1〜
q4を細線描画領域l内に移動させている。
【0034】この結果、細線描画領域lに隣接して形成
されるドットが細線描画領域lに移動することになる。
実施の形態1は、ドット位置調整部204の処理によっ
て細線描画領域l上にドットを移動し、細線のかすれや
消失をいっそう低減することができる。また、ジャギー
の発生を抑え、滑らかな細線を形成することができる。
されるドットが細線描画領域lに移動することになる。
実施の形態1は、ドット位置調整部204の処理によっ
て細線描画領域l上にドットを移動し、細線のかすれや
消失をいっそう低減することができる。また、ジャギー
の発生を抑え、滑らかな細線を形成することができる。
【0035】図4は、実施の形態1の画像処理方法を説
明するためのフローチャートである。図示したフローチ
ャートによれば、実施の形態1の画像処理方法は、先
ず、画像をスキャナ201で読み取って画像データを生
成する(ステップS401)。そして、画像データにシ
ェーディング補正等のハーフトーンスクリーニング以前
に行われる画像処理を施す(ステップS402)。
明するためのフローチャートである。図示したフローチ
ャートによれば、実施の形態1の画像処理方法は、先
ず、画像をスキャナ201で読み取って画像データを生
成する(ステップS401)。そして、画像データにシ
ェーディング補正等のハーフトーンスクリーニング以前
に行われる画像処理を施す(ステップS402)。
【0036】ステップS402で画像処理が施された画
像データは、ハーフトーンスクリーニングされる(ステ
ップS403)。さらに実施の形態1の画像処理方法で
は、ドット位置調整部204が、細線描画領域lに隣接
するピクセルを検出する(ステップS404)。そし
て、検出されたピクセルのオン、オフを判断する(ステ
ップS405)。
像データは、ハーフトーンスクリーニングされる(ステ
ップS403)。さらに実施の形態1の画像処理方法で
は、ドット位置調整部204が、細線描画領域lに隣接
するピクセルを検出する(ステップS404)。そし
て、検出されたピクセルのオン、オフを判断する(ステ
ップS405)。
【0037】判断の結果、ピクセルがオンされる場合に
は(S405:Yes)、このピクセルを細線描画領域
内に移動する(ステップS406)。一方、ピクセルが
オンされない場合には(S405:No)、ピクセルを
移動することなく隣接ピクセルの検出が終了したか否か
判断する(ステップS407)。ステップS406のピ
クセルの移動により、細線描画領域lに隣接するドット
が細線描画領域l内に移動される。
は(S405:Yes)、このピクセルを細線描画領域
内に移動する(ステップS406)。一方、ピクセルが
オンされない場合には(S405:No)、ピクセルを
移動することなく隣接ピクセルの検出が終了したか否か
判断する(ステップS407)。ステップS406のピ
クセルの移動により、細線描画領域lに隣接するドット
が細線描画領域l内に移動される。
【0038】つぎに、画像処理装置は、ハーフトーンス
クリーニングされた画像データ中にある細線描画領域l
に隣接するピクセルの検出が終了したか否か判断する
(ステップS407)。判断の結果、隣接するピクセル
の検出が終了していれば(S407:Yes)、画像デ
ータをプリンタ205に出力する(ステップS40
8)。一方、隣接するピクセルの検出が終了していない
場合には(S407:No)、ステップS404の処理
に戻って隣接ピクセルを検出する。
クリーニングされた画像データ中にある細線描画領域l
に隣接するピクセルの検出が終了したか否か判断する
(ステップS407)。判断の結果、隣接するピクセル
の検出が終了していれば(S407:Yes)、画像デ
ータをプリンタ205に出力する(ステップS40
8)。一方、隣接するピクセルの検出が終了していない
場合には(S407:No)、ステップS404の処理
に戻って隣接ピクセルを検出する。
【0039】なお、実施の形態1で説明した画像処理方
法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・
コンピューターやワークステーション等のコンピュータ
で実行することにより実現することができる。このプロ
グラムは、ハードディスク、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータ
で読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータに
よって記録媒体から読み出されることによって実行され
る。またこのプログラムは、伝送媒体としてまたは上記
記録媒体を介して、インターネット等のネットワークを
介して配布することができる。
法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・
コンピューターやワークステーション等のコンピュータ
で実行することにより実現することができる。このプロ
グラムは、ハードディスク、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータ
で読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータに
よって記録媒体から読み出されることによって実行され
る。またこのプログラムは、伝送媒体としてまたは上記
記録媒体を介して、インターネット等のネットワークを
介して配布することができる。
【0040】なお、本発明は、以上説明した実施の形態
1に限定されるものではない。例えば、実施の形態1
は、細線描画領域lに隣接するドットを移動した。しか
し、本発明は、細線描画領域lから所定の範囲にあるド
ットを移動することも可能である。
1に限定されるものではない。例えば、実施の形態1
は、細線描画領域lに隣接するドットを移動した。しか
し、本発明は、細線描画領域lから所定の範囲にあるド
ットを移動することも可能である。
【0041】また、実施の形態1は、細線を形成する場
合の処理について説明した。しかし、本発明の画像処理
装置は、細線に限らず、文字が描画される領域を検出
し、同様にして文字描画領域に隣接するドットを移動さ
せても文字のかすれや消失を防ぐことができる。また、
文字のジャギーを抑え、高品質の画像を形成することが
できる。
合の処理について説明した。しかし、本発明の画像処理
装置は、細線に限らず、文字が描画される領域を検出
し、同様にして文字描画領域に隣接するドットを移動さ
せても文字のかすれや消失を防ぐことができる。また、
文字のジャギーを抑え、高品質の画像を形成することが
できる。
【0042】(実施の形態2)つぎに、本発明の実施の
形態2について説明する。実施の形態2の画像処理装置
は、実施の形態1の画像処理装置と同様に構成されてい
る。このため、実施の形態2では画像処理装置の装置構
成については図示および説明を省くものとする。
形態2について説明する。実施の形態2の画像処理装置
は、実施の形態1の画像処理装置と同様に構成されてい
る。このため、実施の形態2では画像処理装置の装置構
成については図示および説明を省くものとする。
【0043】実施の形態2の画像処理装置は、画像デー
タが複数の色成分を含むカラー画像データである場合、
ハーフトーンスクリーニング部203が、複数の色成分
の各色のスクリーンのうちの少なくとも2つを互いにず
らすものである。
タが複数の色成分を含むカラー画像データである場合、
ハーフトーンスクリーニング部203が、複数の色成分
の各色のスクリーンのうちの少なくとも2つを互いにず
らすものである。
【0044】実施の形態2は、画像処理装置がR(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)の3色で画像を読
み取る。R,G,Bの画像データは、画像処理部202
の黒生成の処理によってY,M,C,Kの4色に変換さ
れ、Y(イエロー),M(マゼンダ),C(シアン),
K(ブラック)の各色でなる画像を形成する。このと
き、ハーフトーンスクリーニング部203は、Y,M,
C,Kの各色ごとにそれぞれ専用のスクリーンを用いて
画像データをハーフトーンスクリーニングする。
ド),G(グリーン),B(ブルー)の3色で画像を読
み取る。R,G,Bの画像データは、画像処理部202
の黒生成の処理によってY,M,C,Kの4色に変換さ
れ、Y(イエロー),M(マゼンダ),C(シアン),
K(ブラック)の各色でなる画像を形成する。このと
き、ハーフトーンスクリーニング部203は、Y,M,
C,Kの各色ごとにそれぞれ専用のスクリーンを用いて
画像データをハーフトーンスクリーニングする。
【0045】図5は、実施の形態2の画像処理装置を説
明するための図である。図5中に示したピクセルpは、
Kの画像データをハーフトーンスクリーニングするスク
リーンの六角形セルに含まれる。ピクセルrは、Mの画
像データをハーフトーンスクリーニングするスクリーン
の六角形セルに含まれる。また、ピクセルsは、Cの画
像データをハーフトーンスクリーニングするスクリーン
の六角形セルに含まれる。ピクセルp´は、Y,M,C,
Kの色によらず細線描画領域lにヒットしたピクセルを
示す。なお、図5中に示した六角形セルは、各色専用の
六角形セルのうちの1つを便宜上示したものである。
明するための図である。図5中に示したピクセルpは、
Kの画像データをハーフトーンスクリーニングするスク
リーンの六角形セルに含まれる。ピクセルrは、Mの画
像データをハーフトーンスクリーニングするスクリーン
の六角形セルに含まれる。また、ピクセルsは、Cの画
像データをハーフトーンスクリーニングするスクリーン
の六角形セルに含まれる。ピクセルp´は、Y,M,C,
Kの色によらず細線描画領域lにヒットしたピクセルを
示す。なお、図5中に示した六角形セルは、各色専用の
六角形セルのうちの1つを便宜上示したものである。
【0046】実施の形態2のハーフトーンスクリーニン
グ部203は、Y,M,C,Kの各色のうちM,C,K
の3色のスクリーンを互いにずらし、画像においてM,
C,Kの各色のドットが重なることを防いでいる。実施
の形態2のハーフトーンスクリーニング部203の処理
により、色の異なるドットが重なって互いにつぶれ、色
の再現性が低下することを防ぐことができる。実施の形
態2でM,C,Kの各色のスクリーンをずらしたのは、
M,C,KがYよりも人間の目に認識されやすい色であ
り、つぶれたときに色再現性の低下が比較的大きいとい
う理由からである。
グ部203は、Y,M,C,Kの各色のうちM,C,K
の3色のスクリーンを互いにずらし、画像においてM,
C,Kの各色のドットが重なることを防いでいる。実施
の形態2のハーフトーンスクリーニング部203の処理
により、色の異なるドットが重なって互いにつぶれ、色
の再現性が低下することを防ぐことができる。実施の形
態2でM,C,Kの各色のスクリーンをずらしたのは、
M,C,KがYよりも人間の目に認識されやすい色であ
り、つぶれたときに色再現性の低下が比較的大きいとい
う理由からである。
【0047】なお、実施の形態2は、以上述べた構成に
限定されるものではない。例えば、スクリーンをずらす
色としてはM,C,Kに限定されるものではなく、カラ
ー画像を構成する複数の色のうちの少なくとも2色を互
いにずらすものであれば良い。
限定されるものではない。例えば、スクリーンをずらす
色としてはM,C,Kに限定されるものではなく、カラ
ー画像を構成する複数の色のうちの少なくとも2色を互
いにずらすものであれば良い。
【0048】また、実施の形態2も、細線に限らず文字
に適用しても文字の色再現性の低下を防ぐことができ
る。さらに実施の形態2は、実施の形態1と同様にドッ
ト位置調整部204でピクセルを移動して細線描画領域
lに隣接するドットを細線描画領域lの内部に移動する
こともできる。
に適用しても文字の色再現性の低下を防ぐことができ
る。さらに実施の形態2は、実施の形態1と同様にドッ
ト位置調整部204でピクセルを移動して細線描画領域
lに隣接するドットを細線描画領域lの内部に移動する
こともできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、垂直、水平方向に延びる細線上にドットが形成
される確立を高めることにより、ハーフトーンで表され
る文字や細線のかすれや消失を防ぐことができる。ま
た、ハーフトーンスクリーニングされた画像データの文
字・線描画領域と接する所定の範囲に含まれるドットの
位置を調整することにより、文字・細線形状を整えるこ
とができる画像処理装置を提供できるという効果を奏す
る。
発明は、垂直、水平方向に延びる細線上にドットが形成
される確立を高めることにより、ハーフトーンで表され
る文字や細線のかすれや消失を防ぐことができる。ま
た、ハーフトーンスクリーニングされた画像データの文
字・線描画領域と接する所定の範囲に含まれるドットの
位置を調整することにより、文字・細線形状を整えるこ
とができる画像処理装置を提供できるという効果を奏す
る。
【0050】請求項2に記載の発明は、ドットを文字・
線描画領域上に配置することにより、ハーフトーンで表
される文字や細線のかすれや消失を確実に防ぐことがで
きる。また、文字・線描画領域と隣接し、かつ文字・線
描画領域外にあるドットをなくすことにより、文字や細
線で発生したジャギーをなくしより良好な形状の文字や
細線を形成することができる画像処理装置を提供できる
という効果を奏する。
線描画領域上に配置することにより、ハーフトーンで表
される文字や細線のかすれや消失を確実に防ぐことがで
きる。また、文字・線描画領域と隣接し、かつ文字・線
描画領域外にあるドットをなくすことにより、文字や細
線で発生したジャギーをなくしより良好な形状の文字や
細線を形成することができる画像処理装置を提供できる
という効果を奏する。
【0051】請求項3に記載の発明は、複数の色成分の
各色の少なくとも2色が画像上で重なることを防ぎ、ド
ットがつぶれることをなくして色再現性を高められる画
像処理装置を提供できるという効果を奏する。
各色の少なくとも2色が画像上で重なることを防ぎ、ド
ットがつぶれることをなくして色再現性を高められる画
像処理装置を提供できるという効果を奏する。
【0052】請求項4に記載の発明は、垂直、水平方向
に延びる細線上にドットが形成される確立を高めること
により、ハーフトーンで表される文字や細線のかすれや
消失を防ぐことができる。また、ハーフトーンスクリー
ニングされた画像データの文字・線描画領域と接する所
定の範囲に含まれるドットの位置を調整することによ
り、文字・細線形状を整えることができる画像処理方法
を提供できるという効果を奏する。
に延びる細線上にドットが形成される確立を高めること
により、ハーフトーンで表される文字や細線のかすれや
消失を防ぐことができる。また、ハーフトーンスクリー
ニングされた画像データの文字・線描画領域と接する所
定の範囲に含まれるドットの位置を調整することによ
り、文字・細線形状を整えることができる画像処理方法
を提供できるという効果を奏する。
【0053】請求項5に記載の発明は、ドットを文字・
線描画領域上に配置することにより、ハーフトーンで表
される文字や細線のかすれや消失を確実に防ぐことがで
きる。また、文字・線描画領域と隣接し、かつ文字・線
描画領域外にあるドットをなくすことにより、文字や細
線で発生したジャギーをなくしより良好な形状の文字や
細線を形成することができる画像処理方法を提供できる
という効果を奏する。
線描画領域上に配置することにより、ハーフトーンで表
される文字や細線のかすれや消失を確実に防ぐことがで
きる。また、文字・線描画領域と隣接し、かつ文字・線
描画領域外にあるドットをなくすことにより、文字や細
線で発生したジャギーをなくしより良好な形状の文字や
細線を形成することができる画像処理方法を提供できる
という効果を奏する。
【0054】請求項6に記載の発明は、複数の色成分の
各色の少なくとも2色が画像上で重なることを防ぎ、ド
ットがつぶれることをなくして色再現性を高められる画
像処理方法を提供できるという効果を奏する。
各色の少なくとも2色が画像上で重なることを防ぎ、ド
ットがつぶれることをなくして色再現性を高められる画
像処理方法を提供できるという効果を奏する。
【0055】請求項7に記載の発明は、請求項4または
5に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したことで、そのプログラムが機械読み
取り可能となり、これによって、請求項4または5に記
載された動作のいずれか1つをコンピュータによって実
現することができるという効果を奏する。
5に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したことで、そのプログラムが機械読み
取り可能となり、これによって、請求項4または5に記
載された動作のいずれか1つをコンピュータによって実
現することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の実施の形態1で使用する六角形セルを
説明するための図である
説明するための図である
【図2】本発明の実施の形態1、実施の形態2の画像処
理装置を説明するためのブロック図である。
理装置を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1のドット位置調整部にお
ける処理を説明するための図である。
ける処理を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態1の処理を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2の画像処理装置を説明す
るための図である。
るための図である。
【図6】正方形セルを用いたディザ処理で起こる問題を
説明するための図である。
説明するための図である。
201 スキャナ 202 画像処理部 203 ハーフトーンスクリーニング部 204 ドット位置調整部 205 プリンタ 206 像域分離部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AA27 AB13 BB03 BB06 BB20 BB22 DA01 DA02 EA08 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB07 CB12 CB16 CC03 CE13 CE14 5C077 LL08 MP05 MP08 NN08 PP05 PP27 PP33 PP47 RR02 5C079 LA06 LC04 NA02
Claims (7)
- 【請求項1】 正方格子上に形成された正方形セルにお
いて、該正方形セルの4つの頂点のうちの対向する2つ
の頂点をそれぞれ頂点とする2つの二等辺三角形部分を
形成し、該二等辺三角形部分を前記正方形セルから除く
ことによって作成された六角形セルを用いて画像データ
をハーフトーンスクリーニングするハーフトーンスクリ
ーニング手段と、 ハーフトーンスクリーニングされた画像データにおい
て、文字または線が描画される文字・線描画領域と接す
る所定の範囲に含まれるドットの位置を調整するドット
位置調整手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記ドット位置調整手段は、前記文字・
線描画領域以外の領域にあって、かつ、前記文字・線描
画領域と隣接するドットを前記文字・線描画領域内に移
動させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
置。 - 【請求項3】 前記画像データが複数の色成分を含むカ
ラー画像データである場合、前記ハーフトーンスクリー
ニング手段は、前記複数の色成分の各色のスクリーンの
うちの少なくとも2つを互いにずらすことを特徴とする
請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 正方格子上に形成された正方形セルにお
いて、該正方形セルの4つの頂点のうちの対向する2つ
の頂点をそれぞれ頂点とする2つの二等辺三角形部分を
形成し、該二等辺三角形部分を前記正方形セルから除く
ことによって作成された六角形セルを用いて画像データ
をハーフトーンスクリーニングするハーフトーンスクリ
ーニング工程と、 ハーフトーンスクリーニングされた画像データに対し、
文字または線が描画される文字・線描画領域と接する所
定の範囲に含まれるドットの位置を調整するドット位置
調整工程と、 を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項5】 前記ドット位置調整工程は、前記文字・
線描画領域以外の領域にあって、かつ、前記文字・線描
画領域と隣接するドットを前記文字・線描画領域内に移
動させることを特徴とする請求項4に記載の画像処理方
法。 - 【請求項6】 前記画像データが複数の色成分を含むカ
ラー画像データである場合、前記ハーフトーンスクリー
ニング工程においては、前記複数の色成分の各色のスク
リーンのうちの少なくとも2つを互いにずらすことを特
徴とする請求項4または5に記載の画像処理方法。 - 【請求項7】 前記請求項4または5に記載された画像
処理方法のいずれか1つをコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000211160A JP2002024819A (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000211160A JP2002024819A (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002024819A true JP2002024819A (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=18707321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000211160A Pending JP2002024819A (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002024819A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016046606A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム。 |
JP2017060204A (ja) * | 2017-01-06 | 2017-03-23 | 凸版印刷株式会社 | カラー画像処理装置 |
-
2000
- 2000-07-12 JP JP2000211160A patent/JP2002024819A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016046606A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム。 |
JP2017060204A (ja) * | 2017-01-06 | 2017-03-23 | 凸版印刷株式会社 | カラー画像処理装置 |
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