JP2002024698A - ショッピング支援方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】改善されたショッピング支援方法および装置を
提供する。 【解決手段】本発明の一実施例によれば、対象のアイテ
ムについての情報をユーザが捕捉し、それを携帯装置に
記憶するか、移動無線インフラストラクチャを介してサ
ービスシステムに記憶のために送るショッピング支援方
法および装置が提供される。ユーザが自宅に戻ったとき
に、ユーザは捕捉したデータを自宅のＰＣにダウンロー
ドするか、ＰＣを用いてサービスシステムにアクセスす
る。どちらの場合においても、捕捉したデータは、訪れ
た小売店によって、対象のアイテムを示す個人的ショッ
ピング・カタログとしてユーザに提供される。捕捉した
データは、その後、たとえば、関連する小売店のウェブ
サイトから追加の情報を検索するのに用いることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ショッピング支援
方法および装置に関し、詳細には、排他的ではないが、
本出願と同時係属の英国特許出願９９２７３４９．２の
情報捕捉および処理方法ならびに装置を用いる方法およ
び装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、移動体ユーザに適した通信インフ
ラストラクチャ（限定はしないが、特にセルラー無線イ
ンフラストラクチャ）が幅広く採用されるようになっ
た。主な通信手段は移動電話であったが、これらのイン
フラストラクチャ上で移動体データ系サービスを実施す
るための要望が高まり、そのようなネットワークを用い
たデータ系ベアラサービスが急速に発展している。これ
は、移動体ユーザが多くのインターネット系サービスを
利用できるようになる可能性を広げている。

【０００３】例として、図１は、電話およびデータ系ベ
アラサービスの両方を提供する、移動体ユーザのための
知られている通信インフラストラクチャの一形態を示
す。この例では、移動端末２０は、無線サブシステム２
２および電話サブシステム２３が設けられ、基本的な音
声系電話サービスを提供するために、ＧＳＭ ＰＬＭＮ
（公衆陸上移動通信ネットワーク）１０の固定インフラ
ストラクチャと通信を行う。さらに、移動端末２０は、
ＰＬＭＮによって提供されるデータ系ベアラサービスを
用いてデータを送受信するために、データインターフェ
ース２４を介して、無線サブシステム２２と相互に動作
するデータ処理サブシステム２５を備える。データ系ベ
アラサービスによって移動端末２０は、公衆インターネ
ット３９に接続されるサービスシステム４０と通信でき
るようになる。データ処理システム２５は、アプリケー
ションが実行され、適当な通信タスクを含む動作環境２
６を動作可能にする。

【０００４】より詳細には、ＧＳＭ ＰＬＭＮの固定イ
ンフラストラクチャ１０は１つあるいは複数の基地局サ
ブシステム（ＢＳＳ）１１と、ネットワークおよび交換
サブシステムＮＳＳ１２とを備える。各ＢＳＳ１１は、
それぞれ無線ネットワークの各「セル」と関連する、多
数の無線基地局（ＢＴＳ）１３を制御する基地局コント
ローラ（ＢＳＣ）１４を備える。動作時に、移動端末２
０の無線サブシステム２２は、無線リンクを介して、移
動端末が現時点で在圏しているセルのＢＴＳ１３と通信
を行う。ＮＳＳ１２に関しては、ビジターロケーション
レジスタ（ＶＬＲ）３２およびホームロケーションレジ
スタ（ＨＬＲ）３１のような他の構成要素とともに、少
なくとも１つの移動通信交換局（ＭＳＣ）１５を備え
る。

【０００５】移動端末２０を用いて通常の通話を行うと
き、関連するＢＳＳ１１を介して、デジタル化された音
声を搬送するためのトラフィック回線がＮＳＳ１２に対
して設定され、その後ＮＳＳ１２は、着信先の電話（同
じＰＬＭＮ内にあるか、あるいは別のネットワーク内に
ある）に呼をルーティングするための役割を果たす。

【０００６】移動端末２０との間のデータ伝送に関して
は、他の実現可能性もあるが、この例では、３つの異な
るデータ系ベアラサービスが示されている。第１のデー
タ系ベアラサービスは、回線交換データ（ＣＳＤ）サー
ビスの形態において利用することができる。この場合に
は、データを搬送するために１つのトラフィック回線が
占有され、ＭＳＣ３２がインターワーキング機能ＩＷＦ
３４にその回線をルーティングする。ＩＷＦ３４の厳密
な性質は、ＩＷＦの他方に接続されるものに依存する。
こうしてＩＷＦは、公衆インターネット３９への直接ア
クセスを提供する（すなわち、ＩＡＰ−インターネット
アクセスプロバイダＩＡＰに類似の機能を提供する）よ
うに構成することができる。別法では、ＩＷＦには単に
ＰＳＴＮに接続されるモデムを用いることができる。こ
の場合には、インターネットアクセスは、標準的なＩＡ
ＰにＰＳＴＮを介して接続することにより行うことがで
きる。

【０００７】第２の、狭帯域のデータ系ベアラサービス
は、公衆インターネット３９への接続を提供するように
構成することができるＳＭＳユニットに、シグナリング
チャネルスロットにおいて搬送されるデータを伝送す
る、ショートメッセージサービスを用いて利用すること
ができる。

【０００８】第３のデータ系ベアラサービスは、ＩＰ
（あるいはＸ．２５）パケットデータが、移動端末２０
のデータ処理システムから、データインターフェース２
４と、無線サブシステム２１と、関連するＢＳＳ１１と
を介して、ＰＬＭＮ１０のＧＰＲＳネットワーク１７に
（あるいはその逆方向に）渡されるようになるＧＰＲＳ
（汎用パケット無線サービス）の形態で提供される。Ｇ
ＰＲＳネットワーク１７は、ＢＳＣ１４とネットワーク
１７とのインターフェースを形成するＳＧＳＮ（サービ
スＧＰＲＳサポートノード）１８と、ネットワーク１７
と外部ネットワーク（この例では、公衆インターネット
３９）とのインターフェースを形成するＧＧＳＮ（ゲー
トウエイＧＰＲＳサポートノード）とを含む。ＧＰＲＳ
の完全な詳細は、ＥＴＳＩ（欧州電気通信標準化協会）
ＧＳＭ０３．６０仕様書に見ることができる。ＧＰＲＳ
を用いて、移動端末２０は、ＢＳＳ１１およびＧＰＲＳ
ネットワーク１７を介して、パケットデータを公衆イン
ターネット３９に接続されるエンティティと交換するこ
とができる。

【０００９】ＰＬＭＮ１０とインターネット３９との間
のデータ接続は一般に、プロキシおよび／またはゲート
ウエイ機能を有するファイアウォール３５を介して行わ
れるであろう。

【００１０】上記のサービスとは異なるデータ系ベアラ
サービスも実現することができ、上記のサービスは実現
可能なサービスの単なる例にずぎない。

【００１１】図１では、サービスシステム４０は、イン
ターネット３９に接続されるように示されており、この
サービスシステムは、上記の任意のデータ系ベアラサー
ビスを使用することにより、移動端末において実行され
るＯＳ／アプリケーション２６にアクセスすることがで
きる。そのデータ系ベアラサービスは同じく、ＰＬＭＮ
オペレータのサービスエリア内にあるか、あるいは別の
公衆または私設データネットワークに接続されるサービ
スシステムへのアクセスを提供することができる。

【００１２】移動端末２０のデータ処理サブシステム２
５において実行されるＯＳ／アプリケーションソフトウ
エア２６に関しては、例えば、ＷＡＰスタックの最上位
で実行されるＷＡＰアプリケーションを用いることがで
きる。ただしＷＡＰはワイヤレスアプリケーションプロ
トコル標準規格である。ＷＡＰの詳細は、例えば、「Of
ficial Wireless Application Protocol」（ワイヤレス
アプリケーションプロトコルフォーラム、１９９９年発
行、Wiley Computer Publishing）に見出すことができ
る。ＯＳ／アプリケーションソフトウエアがＷＡＰに準
拠する場合、一般にファイヤウォールが、ＷＡＰプロキ
シおよびゲートウエイとして機能するであろう。当然、
ＯＳ／アプリケーション２６は、ＷＡＰ機能の代わり
に、あるいはそれに加えて他の機能（例えば、Ｅメール
クライアント）を備えることができる。

【００１３】移動端末２０は、多くの形態をとることが
できる。例えば、移動端末は、適当なリンク（ケーブル
接続、赤外線、あるいはブルートゥースのような近距離
無線システム）によって接続される、移動電話（構成要
素２２〜２４を実現する）およびモバイルＰＣ（データ
処理システム２５）のように、２つの個別のユニットで
構成することができる。別法では、移動端末２０は、Ｗ
ＡＰ機能内臓の移動電話のような１つのユニットで構成
することもできる。当然、データの送受信のみが必要と
される（音声は必要としない）場合には、電話機能２４
は省略することができる。この一例は、ＧＳＭデータ通
信系機能を内臓したＰＤＡであり、一方、別の例は、同
様にＧＳＭデータ通信系機能を内臓し、カメラから記憶
サーバまでのデジタル画像のアップロードを可能したデ
ジタルカメラ（データ処理サブシステム）である。

【００１４】上記の記載はＧＳＭ技術に基づいたＰＬＭ
Ｎを参照しつつ与えられてきたが、多くの他のセルラー
無線技術があり、典型的には、ＧＳＭ ＰＬＭＮ１０の
場合に記載されたのと同じタイプの機能を提供できるこ
とは理解されよう。

【００１５】最近、移動体ユーザの関心は、ユーザ（あ
るいは他の移動体通信相手）の現在の位置を考慮に入れ
たサービスである「位置系」、「位置依存」あるいは
「位置認識」サービスに集まっている。このサービスの
中で最も基本的な形は緊急位置サービスであり、それに
よれば災難に見舞われているユーザは自分の移動電話上
のパニックボタンを押下し、自分の位置データを添付し
て緊急援助要求メッセージ（emergency request-for-as
sistance message）を送出することができる。別のよく
知られている位置系サービスは、車両運転者の現在の位
置に基づいて、その運転者に交通情報および経路案内情
報を提供するサービスである。さらに知られているサー
ビスは「イエローページ」サービスであり、ユーザは自
分が現在いる場所の近くにある施設（商店、レストラ
ン、映画館等）をついての情報を見つけ出すことができ
る。本明細書で用いる用語「位置認識サービス」は全般
に、位置に依存しているこれらのサービスあるいは類似
のサービスのことである。

【００１６】位置認識サービスは全て、入力パラメータ
としてユーザ位置を必要とする。関連する移動体装置に
よって表されるような移動体ユーザの位置を決定するた
めに、既に多数の方法が存在している。ここで、例示的
な位置決定方法が図２〜図５を参照して記載される。図
に示されるように、これらの方法の中には、ユーザが自
分の位置を知り、その位置を、受信させたい位置認識サ
ービスに送信できるようにする方法や、ユーザの位置を
ネットワークエンティティが特定し、その位置を位置認
識サービスに直接に供給すること（一般には関連するユ
ーザの承諾を得ている場合のみ）ができる方法もある。
図２〜図５に示される以外にも位置決定方法があること
は理解されたい。

【００１７】位置決定とともに、図２〜図５は、移動端
末が、サービスシステム４０によって提供される位置認
識サービスを如何に要求するかも示す。その例では、そ
の要求は、セルラー移動体通信ネットワーク（ＰＬＭＮ
１０）を介してサービスシステム４０に伝送されるもの
として示される。ＰＬＭＮは例えば、図１に示されるネ
ットワークと類似であり、サービス要求はＰＬＭＮのデ
ータ系ベアラサービスを用いて行われる。サービスシス
テム４０は、ＰＬＭＮ自体の一部であるか、あるいは公
衆インターネットのようなデータネットワークを通して
ＰＬＭＮに接続される場合もある。しかしながら、別法
では、セルラーネットワーク以外のインフラストラクチ
ャをサービス要求を行うために用いることができること
は理解されたい。

【００１８】図２に示される位置決定方法は、移動端末
２０Ａに設けられる慣性位置決めシステム５０を用いて
おり、このシステム５０は最初の基準位置からの移動端
末の変位を決定する。移動端末２０Ａが位置認識サービ
スを呼び出したいとき、自分の現在の位置を、サービス
要求５１とともに対応するサービスシステム４０に伝送
する。このアプローチは、インフラストラクチャが外部
の座標を提供することを必要としない。しかしながら現
在のところ、コスト、サイズおよび長期間の精度の問題
によって、そのようなシステムは、大量市場の携帯装置
に組み込むための関心を集めていない。

【００１９】図３は２つの異なる位置決定方法を示して
おり、いずれもローカルで、固定位置にあるビーコンを
使用することを含でんでおり、ここでは赤外線ビーコン
ＩＲＢとして示される。ビーコンとしては、近距離無線
システム（具体的には、ブルートゥスシステム）のよう
な他の技術も同様に用いることができる。図３の右側半
分は、それぞれ個々の位置を連続して伝送する多数の個
別のビーコン５５を示す。移動端末２０Ｂは、十分に近
いときにビーコンからの伝送を受信するように構成さ
れ、それにより、そのビーコンからの受信範囲の精度で
その位置を確立する。その後この位置データは、移動端
末２０Ｂによって、サービスシステム４０から利用でき
る位置認識サービスに対して行われる要求５９に添付す
ることができる。この構成の変形形態は、ビーコン５５
が、直接的な位置データではないが、そのようなデータ
を探索するために用いることができる情報を伝送するこ
とである（例えば、そのデータは、関連するビーコン５
５を収容している商店のインターネットホームページＵ
ＲＬの場合があり、このホームページはその商店の場
所、あるいは少なくとも識別を与え、それによりディレ
クトリサービスにおいて位置を探索できるようにな
る）。

【００２０】図３の左側半分では、ＩＲＢビーコン５４
が全てネットワークに接続されており、ネットワークは
位置サーバ５７に接続される。ビーコン５４は存在信号
を送信し、移動端末２０Ｃは存在信号を受信できるほど
十分に接近するとき、その識別（ＩＤ）をビーコンに送
出することにより応答する（従って、ビーコン５５はＩ
Ｒ信号の送信のみを、移動端末２０ＢはＩＲ信号の受信
のみを行うのに対して、この実施形態では、ビーコン５
４および移動端末２０ＣはいずれもＩＲ信号を送受信で
きる）。ビーコン５４が移動端末の識別を受信すると、
ネットワーク５６を介して位置サーバ５７にメッセージ
を送出し、このメッセージによって、移動端末２０Ｃの
識別が、関連するビーコン５４の位置にリンクする。こ
こで、移動端末がサービスシステム４０によって提供さ
れる位置認識サービスを呼び出したいとき、移動端末は
その位置を知らないので、サービス要求５８にその識別
を付加し、サービスシステム４０によって、位置サーバ
５７においてその移動端末の現在の位置が探索される。
位置データは個人情報で、非常に微妙な情報である可能
性があるため、位置サーバ５７は一般に、要求５８にお
いて移動端末２０Ｃによって供給される許可証をサービ
スシステムが生成した後にのみ、位置データをサービス
システム４０に供給するであろう。サービスシステム４
０は、移動端末２０Ｂおよび２０Ｃの両方のタイプから
のサービス要求を取り扱うものとして示されるが、各移
動端末タイプに対して個別のシステム４０を設けること
ができることは理解されよう（これは、図４および図５
に示されるサービスシステムに関しても同じように当て
はまる）。

【００２１】図４は、ＧＰＳ位置決定システムのいくつ
かの形態を示す。図４の左側半分においては、移動端末
２０Ｄが標準的なＧＰＳモジュールを設けられ、衛星６
０からの信号を受信することにより、端末２０Ｄの位置
を決定することができる。その後、端末２０Ｄは、要求
６１において、サービスシステム４０からの位置認識サ
ービスを要求する際に、この位置を供給することができ
る。

【００２２】図４の右側半分は、移動端末２０Ｅに関連
して、ＧＰＳ衛星から位置を導出する際に端末を補助す
ることができる２つの態様を示す。第１の態様では、Ｐ
ＬＭＮ１０は固定ＧＰＳ受信機６２が設けられ、固定Ｇ
ＰＳ受信機６２はそれぞれ、受信機から見通すことがで
きる衛星６０のトラックを連続して保持し、メッセージ
６３において、これらの衛星を探すための場所および推
定される信号到達時間に関する情報をローカル移動端末
２０Ｅに伝送することができる。これにより移動端末２
０Ｅは大幅に、衛星の捕捉時間を低減し、測定の精度を
高めることができる（「Geolocation Technology Pinpo
ints Wireless 911 calls within 15 Feet」１９９９年
７月１日、Lucent Technologies、Bell Labsを参照）。
別の改善形態として、第２の態様では、ネットワークエ
ンティティ６４（ＰＬＭＮ１０内に存在するか、あるい
はＰＬＭＮ１０を通してアクセス可能である）のサービ
スを用いて、移動端末２０Ｅ上の処理負荷を低減し、符
号化されたジッタを除去することができる。

【００２３】一旦移動端末２０Ｅがその位置を決定した
なら、サービスシステム４０によって提供される位置認
識サービスを呼び出す際に、要求６５においてその情報
を伝送することができる。

【００２４】図５は、セルラー無線インフラストラクチ
ャ内に存在する信号から位置決定を行うための２つの一
般的なアプローチを示す。最初のアプローチでは、一般
に、移動端末およびネットワークはいずれも、移動端末
が現時点で在圏しているセルの識別（ＩＤ）を認識して
いることに留意されたい。この情報はシステムの通常の
動作の一部として与えられる（ＧＳＭのようなシステム
では、ネットワークだけが、「位置登録エリア」として
知られるセルの集合体の分解能（精度）で現在位置を格
納する場合があり、実際の現在セルＩＤは一般に、ＢＳ
Ｃ１４と移動端末との間で交換される信号をモニタする
ことから導出されるであろう）。現在の基本的なセルを
越えて、移動端末と多数のＢＴＳ１３との間でタイミン
グおよび／または方向のパラメータを測定することによ
り、より精度の高い位置を取得することができ、これら
の測定はネットワークあるいは移動端末のいずれか一方
で行われる（例えば、移動端末において位置決定を行う
ための種々の技術を記載する国際特許出願ＷＯ９９／０
４５８２および移動体ネットワークの移動体位置登録セ
ンタ−サーバ−に対して、位置認識アプリケーションに
よって行われる要求に応答して、移動体ネットワークに
よって行われる位置決定を記載する国際特許出願ＷＯ９
９／５５１１４を参照）。

【００２５】図５の左側半分は、例えば、ＢＴＳ１３か
らの信号に対して、観測時間差（Observed Time Differ
ence：ＯＴＤ）測定を行い、ＢＴＳ位置の情報を用いて
位置を計算することにより、移動端末２０Ｆにおいて位
置決定が行われる場合を示す。その位置データは、位置
認識サービスに関してサービスシステム４０に送出され
るサービス要求６６に実質的に付加される。作業のいく
つかをネットワークエンティティに行わせることによ
り、移動端末２０Ｆにおける計算負荷を低減することが
でき、移動端末がＢＴＳ位置を知る必要性をなくすこと
ができる。図５の右側半分は、例えば、３つのＢＴＳ１
３に対してタイミングアドバンス測定を行い、これらの
測定値を用いて位置を導出することにより、位置決定が
ネットワークにおいて行われる場合を示す（この導出は
典型的には、ＢＳＣ１４に関連するユニット内で行われ
る）。その結果生成された位置データは、許可されたサ
ービスを利用できるようにする位置サーバ６７に渡され
る。図３の移動端末２０Ｃの場合と同様に、図５の移動
端末２０Ｇがサービスシステム４０上で利用することが
できる位置認識サービスを呼び出したいとき、許可証お
よびそのＩＤ（許可証に組み込まれることもある）を含
む要求６９をサービスシステム４０に送出する。その後
サービスシステムはその許可証を用いて、位置サーバ６
７から移動端末２０Ｇの現在の位置を取得する。

【００２６】上記の例では、移動端末が位置を決定する
ための役割を担う場合、一般的に位置決定は、位置認識
サービスが要求されている時点でのみ行われるであろ
う。位置決定がインフラストラクチャにおいて行われる
場合には、ＩＲＢによって移動端末が新たに検出される
ときには必ず位置データ収集が行われるように、ある制
限された数のユーザにのみサービスを提供するシステム
（例えば、多数の赤外線ビーコン５４が全般に確実に制
限された場所をカバーする、図２の左側半分に示される
システム）の場合に実用的であり、このデータは位置サ
ーバ５７に渡され、必要なときに利用するためにキャッ
シュされる。しかしながら、図５のシステムのように、
潜在的には多数の移動端末を有する大きなエリアをカバ
ーするシステムの場合、位置決定を行う必要性が生じる
のに応じて、そのときに位置決定を行うことがより効率
的である。従って、位置決定は、移動端末２０Ｇからの
サービス要求６８に応答して、位置サーバ６７によって
起動される場合があるか、あるいは要求６８を行う直前
に、移動端末がＢＳＣ１４を直接に起動して位置決定を
行い、その結果を位置サーバ６７に供給する場合があ
る。

【００２７】さらに位置サーバ５７、６７に関して、位
置認識サービスによるアクセス許可は、関連する移動端
末によって供給される許可証を介して行われるものとし
て記載されているが、他の許可技術を用いることもでき
る。具体的には、位置認識サービスは、特定の移動端末
に関連する位置サーバで予め許可を受けることができ
る。この場合には、位置データに対するそのサービスか
らの各要求は、位置データがある端末のために要求され
る場合に、その要求がその移動端末に代わって許可を受
けたサービスから来ていることを証明することのみが必
要となる。

【００２８】既に示したように、図２〜図５は、位置決
定を如何に行うことができるかに関していくつかの例の
みを示しており、他にも多数の利用可能な技術の組み合
わせがあり、その際、位置決定のための測定が行われ、
その位置が計算され、格納され、利用される。従って、
位置認識サービスは、その位置が対象となっている移動
端末に、ネットワークに接続されるサービスシステム４
０（図のように）に、あるいはさらに別の移動端末に存
在する場合がある。さらに、図２〜図５の例では、位置
認識サービスの呼出しは、その位置が対象となっている
移動端末によって行われているが、位置認識サービスの
性質によっては、別の通信相手（ＰＬＭＮ自体である可
能性も含む）によって呼び出されるようにもなされる。
この場合、呼出しを行う通信相手が既にその移動端末の
位置を知っており、この情報を位置認識サービスに伝送
できる（それは、例えば、ＰＬＭＮがサービスを呼び出
す状況でもよい）場合を除いては、位置認識サービス
が、移動端末自体に要求を送出するか、あるいは位置サ
ーバからそのデータを要求するかのいずれかによって、
要求される位置データを取得するたの役割を担う。位置
サーバが既にキャッシュ内に必要とされる情報を有して
いる場合を除いては、移動端末に応答させるか、あるい
は移動端末の位置を特定するためにインフラストラクチ
ャ構成要素を起動するかのいずれかにより、サーバはデ
ータを取得し始める。例えば、図５のサービスシステム
４０上で実行されている位置認識サービスが移動端末２
０Ｇの位置を見つける必要がある場合、位置認識サービ
スが位置サーバ６７からこの情報を要求し、その後位置
サーバが関連するＢＳＣから位置データを要求し、ＢＳ
ＣはＢＴＳ１３からの測定値を用いて必要な決定を行う
ことにより、それを実行するように構成される。

【００２９】上記の説明では、移動無線インフラストラ
クチャを介して移動端末に位置データを提供すること
は、データ系ベアラチャネル上で行われるサービスとし
て取り扱われてきたが、位置データが移動無線インフラ
ストラクチャサービスの基本的な要素と考えられるよう
になるなら、位置データがシグナリングチャネル上で移
動端末に伝送されるように、関連する移動無線標準規格
において規定されるものと予想される。

【００３０】本発明はショッピング支援サービスに関
し、それによれば、ユーザは、ショッピングで外出中
に、対象のアイテムに関する価格の比較情報を取得する
ことができる。移動通信を用いて、価格の比較情報(com
parative price)を取得するための手法は既に知られて
いる（例えば、www.barpoint.comにおいて提供され、ユ
ーザが、共通の製品コードを入力し、価格情報および説
明を受け取ることができるサービスを参照されたい）。
また製品に関連する情報の検索は、前述の英国特許出願
９９２７３４９．２にも記載されており、その出願で
は、携帯スキャナを用いて、例えば、移動通信ネットワ
ーク上で、リモート処理システムに送出される情報を捕
捉し、リモート処理システムは、走査された画像を用い
て、所定のタスク（例えば、走査された画像が関係する
製品について、より多くの情報を提供すること、類似の
製品についての情報を提供すること、製品を注文するこ
と等）を実行することができる。

【００３１】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改善
されたショッピング支援方法および装置を提供すること
である。

【００３２】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、ショッ
ピング支援方法が提供され、その方法は、（ａ）２つ以
上の小売店に関して、これらの小売店において対象とな
るアイテムについてのアイテムデータと、その小売店の
識別（ＩＤ）を示す商店データとを捕捉するステップで
あって、少なくとも上記のアイテムデータは関連する小
売店の店舗において捕捉される、捕捉するステップと、
（ｂ）捕捉されたアイテムデータの各部分と、アイテム
データが捕捉された小売店に対する商店データとを関連
付けるように、捕捉されたデータを編成するステップ
と、（ｃ）各小売店に対して、その小売店内でアイテム
データが捕捉された、対象のアイテムについての情報を
示すために、前記捕捉されたデータを提供するステップ
と、を含む。

【００３３】本発明の別の態様によれば、汎用のデータ
処理装置の動作を制御するためのショッピング支援コン
ピュータプログラムが提供され、データ処理装置上で実
行される際にコンピュータプログラムは、２つ以上の小
売店における対象の商品についてのアイテムデータと、
その小売店の識別（ＩＤ）を示す商店データとの両方を
受信し、かつ格納するための受信手段と、各小売店に対
して、その小売店における対象のアイテムについての情
報を示すために、受信したアイテムデータおよび商店デ
ータを処理し、その処理されたデータを提供するための
提供手段と、を実装する。

【００３４】

【発明の実施の形態】ここで、いずれも本発明を具現す
るショッピング支援方法および装置が、添付の図面を参
照しながら記載されることになるが、そこに記載される
例は本発明を制限するものではない。

【００３５】ここで、本発明のショッピング支援方法お
よび装置の第１の実施形態が、図６を参照して記載され
ることになる。図６には、公衆インターネット３９に接
続されるショッピング支援サービスシステム４０が示さ
れる。本発明は、図６に示される移動端末２０、位置検
出手段および通信インフラストラクチャの仕様に制限さ
れないことは理解されよう。これらの構成要素に関して
図１〜図５に関連して上で記載された一般形態は、サー
ビスシステム４０の動作に関しても同様に当てはまる。
さらに、サービスシステム４０は、公衆インターネット
に接続されるものとして示されるが、ＧＰＲＳネットワ
ーク１７、あるいはネットワーク１７またはネットワー
ク３９との直接的な、あるいは間接的なインターフェー
スを形成する別の固定データネットワークに接続するこ
ともできる。また、任意の適当なデータ系ベアラサービ
ス（ＧＰＲＳ以外の）を、ＰＬＭＮ１０を介してデータ
を渡すために用いることができることも理解されよう。

【００３６】図６の実施形態では、移動端末２０のデー
タ処理サブシステム２５は、ショッピング支援アプリケ
ーション（例えば、ＷＡＰアプリケーション）２６を実
行し、ショッピング支援アプリケーションによって、ユ
ーザは、対象のアイテムに関するアイテムデータを提供
され（例えば、小売店あるいは商店のような取引先店舗
９２において表示される商品９０）、そのアイテムデー
タに関連して実行されることになるタスクを選択し、Ｐ
ＬＭＮ１０のデータ系ベアラサービス、ＷＡＰゲートウ
エイ３５、およびインターネット３９を介して、そのア
イテムデータおよびタスクデータを、ショッピング支援
サービスシステム４０に送出する。システム４０は、受
信したデータを処理し、指定されたタスクを実行し、必
要に応じて付加的な情報を取り込み、その後ユーザによ
って指定されたように、その結果を供給する。指定され
るタスクは、（例えば、自宅のＰＣ７９から）対象のア
イテムに対する価格の比較データを収集すること、アイ
テムの概説にアクセスすること、カタログを注文するこ
と、後に参照するために、個人ショッピングセッション
カタログを作成すること等を含むことができる。

【００３７】アイテムデータは、捕捉変換器２７を用い
て、ショッピング支援アプリケーション２６に与えられ
る。この例では、捕捉変換器２７は、移動端末ユーザ
が、アイテム９０に関連する情報ラベル９１を走査し、
画像データを生成するために用いられる携帯スキャナで
ある。画像データは、視認用インターフェース２８を介
してユーザに表示され、ユーザが、走査が成功したこと
を検査できるようにする。情報ラベル９１は、例えば、
製品を特定するバーコード、およびテキスト記述ならび
に価格を含む。適切なスキャナの詳細は、前述の同時係
属のＵＫ特許出願に与えられる。

【００３８】また移動端末は、ユーザが、走査で取り込
まれたアイテムデータに関連して実行されることを望む
所定のタスクを選択するために、ユーザが用いることが
できるインターフェース２９も備える。このインターフ
ェース、あるいは移動端末の別のインターフェースによ
って、ユーザが、商店９２の明示的な識別のような、さ
らに別のデータを入力できるようにすることが好まし
い。商店識別は、画像データとともに捕捉されている場
合があるが（例えば、製品バーコードが、商店識別デー
タを含むように拡張される場合）、明示的なデータフィ
ールドとして商店識別を含むことにより処理が容易にな
り、一般に、このデータの入力は、対象のアイテムが走
査により如何に取り込まれるかに関係なく、各商店にお
いて一度だけしか行われる必要がない。しかしながら、
商店識別は、以下に記載されるように、商店の位置から
取得されることを含む、種々の方法で取得されることが
できる。従って、商店の識別を指示するための商店デー
タに対してここで行われる参照は、商店の識別が直接的
に、あるいは間接的に導出されるようになる任意のデー
タを含むものとして幅広く理解されるべきであることを
理解されたい。

【００３９】アイテムデータ、タスク選択データおよび
任意の他の入力データは、ウエブインタフェース４１を
介して、ショッピング支援サービスシステム４０におい
て受信され、処理ブロック４２によって処理される。よ
り具体的には、これらのデータは最初に、予備処理７１
にかけられる。その目的は、必要に応じて、画像判読プ
ロセス７４のサービスを用いて、全ての主要データ要素
を特定することである。主要データ要素は以下に掲載さ
れる。

【００４０】ユーザデータ ユーザが最初にサービスシステムに接続されるときに、
サービスシステムはユーザ識別データを受信しており、
これを用いて、データベース４３内のユーザプロファイ
ルデータを探索する。ユーザプロファイルデータは、以
下に記載するように、ある一定の処理優先度を指定す
る。

【００４１】要求されるタスク 全般に、これは、サービスシステムに渡されるデータ内
の個別のデータ要素であり、このデータを特定し、かつ
抽出する際に困難なことはない。別法では、ユーザは、
ユーザプロファイルにおいて、ある事項が常に実行され
ることを指定することができる。対象の同じアイテムに
関して、２つ以上のタスクを指定することができる。

【００４２】アイテム識別 アイテムの識別（一般にはアイテムタイプであるが、高
価なアイテムの場合、特定のアイテムインスタンスの識
別の場合もある）は、アイテムデータの処理を通して抽
出される（この例では、アイテムデータは画像データで
あるが、明示的に入力されるデータとしてアイテム識別
を捕捉していることも可能であろう）。画像処理は、例
えば、ＵＰＣ（共通製品コード）を特定するために走査
により取り込まれたバーコードを読み出すように、ある
いはＯＣＲ（光学的文字認識）技術を用いて、走査によ
り取り込まれた文字を読み出すように動作する。別法で
は、画像処理は、格納された画像（例えば、関連する商
店によって提供されるラベル９１の画像）のライブラリ
に対して、捕捉された画像を一致させることを含む。こ
れらの画像は、関連するアイテムの詳細情報を与える関
連するデータ記録を有している。

【００４３】位置 アイテムデータが捕捉された商店の位置は、図２〜図５
を参照して上に記載された位置検出手段のうちの任意の
手段によって取得されることができる。この場合には、
移動端末２０の位置を取得するために、インターフェー
ス３６を介してＰＬＭＮ１０の位置サーバ６７が照会さ
れる。商店識別が明確に知られている場合、これは、取
引先識別を位置と関連付けるデータベース内を探索する
ことにより、位置を検出することに関する別の方法とし
て用いられることができる。

【００４４】商店識別 既に記載されたように、商店識別は、画像アイテムデー
タに埋め込まれるか、あるいは個別のデータアイテムと
して送出されることができる。ユーザが直接に商店識別
を入力したり、あるいは画像アイテムデータから抽出し
たりするのではなく、サービスシステムのプロセス７１
は、例えば、特定の所在地域のためのマッピングを提供
するデータベース４５を用いて、取引先識別にユーザ位
置をマッピングするように構成されることができる。多
数の取引先がショッピングモール内で非常に近接してい
るか、あるいは隣り合って並んでいるので、プロセス７
１は、判読されたアイテムデータをデータベース４５に
提供し、データベース４５が、関連する取引先の性質に
関する情報と、アイテムタイプを一致させることによ
り、曖昧さを解消できるようにすることが好ましい（デ
ータベース４５は、各取引先の取引先記述を含む）。ま
たデータベース４５は、データベース４５が詳細情報を
保持する取引先に対する交信詳細情報も保持する（この
理由により、データベース４５は、取引先識別が、位置
対取引先を探索することによって取得されない場所にも
設けられる）。データベース４５は、インターネットを
用いてサービスシステムによってアクセスされる外部の
リソースで構成することができる。

【００４５】予備処理ステップ７１によって、主要デー
タ要素が抽出された後、データベース４４から検索され
た適当なスクリプトを用いて、所定のタスクが実行され
る（ステップ７２）。タスクの性質に応じて、これは全
般に、他の物理的な商店および仮想商店において特定さ
れたアイテムの価格および入手可能性のような情報を含
む、ローカルおよび／またはリモートショッピング情報
データベース４６、４７と交信すること、あるいは製品
概説ウエブサイト、アイテムデータが捕捉された商店の
ウエブサイト、アイテムの製造メーカのウエブサイト等
を含むリソースのような、特定されたアイテムに関連す
るアイテム情報リソースと交信することを含むであろ
う。これらのデータベース４６、４７およびリソース４
８からの情報の検索は、検索プロセス７５の制御下で行
われる。

【００４６】価格の比較情報および／または入手可能性
情報が、その製品に関して必要とされる場合に、これ
は、ある位置の中心からの距離に応じて選択される。こ
の距離は、以下のゾーンに従って分類される。 −その位置の中心から問題なく歩行できる距離 −その位置の中心から問題なく運転できる距離 −インターネット上の仮想商店から、その位置の中心へ
の配信を利用可能 「問題なく」歩行あるいは運転できる距離は、ユーザプ
ロファイルにおいてユーザによって指定されるか、ある
いはインターネットの任意の特定のアイテムの場合に具
体的に入力されることが好ましい。ユーザが全く値を指
定しなかった場合には、サービスシステムは、デフォル
ト値を用いるであろう。図７は、価格の比較情報および
／または入手可能性データの取り込みを制限するため
に、２つの異なる位置の中心が用いられている場合のこ
れらのゾーンを示しており、一方の位置の中心はユーザ
の現在の位置（すなわち、アイテムデータが捕捉されて
いる商店）であり、もう一方の位置の中心は、ユーザプ
ロファイルデータにおいて指定されるようなユーザの自
宅位置である。図７に示されるゾーンは以下の通りであ
る。 Ｚ１−ユーザの現在の位置から問題なく歩行できる距離 Ｚ２−ユーザの現在の位置から問題なく運転できる距離 Ｚ３−ユーザの自宅位置から問題なく歩行できる距離 Ｚ４−ユーザの自宅位置から問題なく運転できる距離 Ｚ５−インターネット上の仮想商店から、現在の位置あ
るいはユーザの自宅への配信を利用可能（ここで、２つ
の間では差がないが、例えば、外国に旅行する場合も可
能である）。

【００４７】タスクを実行した後、タスクの結果は、ユ
ーザによって指定される（現在のアイテム照会の場合に
限定して、あるいはユーザプロファイルにおいて全般
に）ような以下に記載される方法のうちの任意の１つあ
るいは複数の方法においてユーザに供給される（ステッ
プ７３）。 −元の照会がサービスシステムによって受信された同じ
データチャネル上でＨＴＴＰ応答を返送する方法 −ユーザの自宅のＥ−メールアドレスにＥ−メールを送
る方法 −後に、サービスシステムのウエブサイトを介して、適
当な認証後に、インターネット上でユーザがアクセスす
るために、商店データベース４９に格納されるウエブペ
ージを作成する方法 −印刷して、物理的なメールシステムを用いてユーザに
郵送する方法 −ユーザローカル（自宅／オフィス）プリンタにおいて
リモートで印刷する方法 任意の他の適当なフィードバック機構を用いることもで
きる。あるアイテムに対する価格の比較情報および入手
可能性データの提供に関して、既に記載したように、こ
のデータは、ある一定の距離判定基準（ゾーンに関して
上記した）に従って、１つあるいは複数の位置の中心に
対して選択される。また、この情報の提供は、その距離
判定基準に従って提供されることが好ましい。グラフィ
カルな形式よりもリスト形式の提供が便利である。

【００４８】対象の個々のアイテムに関して、特定の情
報検索タスクを実行することに加えて（あるいはそれと
は別に）、サービスシステムは、データが捕捉された各
アイテムに対して、商店−カタログタスクを実行するよ
うに構成される。このタスクは、データベース４９に、
関連する対象となるアイテムについての情報を格納す
る。この情報は例えば、アイテムデータ自体、予備処理
７１によって抽出される主要データ要素（商店識別を含
む）、およびタイムスタンプ（日付を含む）である。こ
のアイテム情報は、全てのアイテムに対して同時に取得
され、ショッピング旅行中に見つけた対象のアイテムの
カタログを有効に構成する。対象の各アイテムに対して
関連するさらに別の情報リソースのＵＲＬが、訪れた商
店のウエブサイトのＵＲＬとともに格納されることが好
ましい（これらのＵＲＬは、予備処理の一部、あるいは
カタログタスク自体の一部のいずれかとして取得され
る）。商店−カタログタスクは、ディスパッチプロセス
を有効に含み、データをデータベース４９に供給する。

【００４９】ユーザが自宅に戻るとき、ユーザはサービ
スシステム４０にアクセスし、一日の個人ショッピング
カタログを表示させることができる。これにより、ブロ
ック４２は、データベース４９から、今日の日付に対す
るユーザのアイテム情報を検索し、例えば適当なウエブ
ページを介して、この情報を編成してユーザに戻す、提
供−カタログタスクを実行できるようになる。格納され
たアイテム情報は各アイテムデータが捕捉された商店識
別を含むので、個人ショッピングカタログの提供は、個
人ショッピングカタログのウエブページ提供を示す図８
に示されるような商店によって行われることが好まし
い。より具体的には、各商店（ここでは商店「ＰＱＲ」
および「ＸＹＺ」）の場合に、対応するエントリ８１が
存在し、それぞれ商店識別と、その商店において捕捉さ
れる各画像アイテムデータのサムネイル８２と、関連す
るアイテムの対応するテキスト形式の記述（これは、予
備処理７１の間に抽出されるアイテム識別である）とが
与えられる。

【００５０】表示される要素に関するさらに別の情報
は、そのような要素をホットリンクさせることにより利
用可能になる。従って、ある商店のウエブサイトにアク
セスするために、ユーザは商店名のクリックし、それに
より、商店のウエブサイトへのハイパーリンクを起動す
る（そのＵＲＬはサービスシステムによって予め見つけ
られている）。アイテム画像サムネイル８２をクリック
することにより、フル画像が呼び出されるのに対して、
アイテム記述８３をクリックすることにより、そのアイ
テムのためのさらなる情報リソースと、指定することが
できるさらに別のタスク（例えば、他の小売店からの価
格の比較情報および入手可能性の検査であり、この情報
は図７を参照して上に記載されたように位置によって類
別されることが好ましい）とのリストが呼び出される。
別の利用可能なタスクは、関連する商店を介して、その
アイテムを購入するための購入タスクであることが好ま
しい（この便利さは、サービスシステムと連動するため
の商店のインセンティブとしての役割を果たす）。

【００５１】ボタン８７を起動することにより、例え
ば、ユーザが自分のユーザプロファイルにアクセスし、
かつそれを変更することができるか、異なる日付の自分
のショッピングカタログを視認するために選択すること
ができるか、あるいは捕捉したデータに関係なく、ある
特定のアイテムタイプに関連する全てのアイテムデータ
を表示することができるコントロールメニューが呼び出
される。

【００５２】ユーザが、今日の日付を含む、ある特定の
日付に対する自分の個人ショッピングカタログを視認す
ることを要求する際に、提供−カタログタスクは最初
に、ユーザに、訪れた商店を示すマップを提供すること
が好ましい（これは、商店位置データと、適切なマップ
データベースとを用いて行われる）。その後、ユーザ
は、その日のショッピングカタログへのエントリポイン
トとして、ある商店を選択することができる。商店エン
トリ８１は日付順に構成される（ただし、同じ日に同じ
商店を何度も訪れた場合には、その日の商店の最初のエ
ントリに全て含まれるので、その場合を除く）。

【００５３】便宜的には、アイテムデータがその商店に
おいて捕捉されたか否かに関係なく、ある特定の商店に
おいてユーザの存在を登録する目的のために、ショッピ
ング支援アプリケーション２６によって、ユーザは、サ
ービスシステムにヌルアイテムデータを送出できるよう
になる。サービスシステムは、この入力を通常通りに処
理するが、アイテム識別情報を抽出したり、あるいはア
イテム関連情報を検索したりしないことが異なる。提供
−カタログタスクは、ヌルアイテムデータに関連する商
店データを用いて、個人ショッピングカタログ内の商店
を提供するが、ヌルアイテムデータに関連して、アイテ
ム要素は表示されない。当然、その後、ヌルアイテムデ
ータではないデータが、関連する商店において捕捉され
る場合には、ヌルエントリは削除されることができる。

【００５４】変形形態 上記のショッピング支援サービス方法およびシステムに
対して、多数の変形形態を実行できることは、当業者に
は理解されよう。例えば、価格の比較情報および入手可
能性データの位置依存性を、どの価格および入手可能性
情報が検索されるかを判定するために用いる代わりに、
単に、その情報が如何に表示されるかに反映させること
ができる。位置が、価格の比較情報の検索および表示の
ための関連するパラメータであるのと同様に、相対的な
価格が１つのパラメータとして用いられる場合もあり、
それにより最も安い価格のみがユーザに返送されるか、
あるいはさらに、ユーザの現在位置よりも安い価格のみ
が返送される。

【００５５】対象のアイテムは、サービスおよび製品と
することができる。

【００５６】上記のアイテムデータ捕捉技術に加えて、
あるいはそれとは別に、オーディオ入力も可能であり、
ユーザは、アイテムデータとして音声メッセージを入力
し、その後、その音声メッセージが、予備処理ステップ
７１によるオーディオ処理にかけられ、アイテム識別
（そして、おそらく商店識別および要求されるタスク）
のような情報が抽出される。

【００５７】移動端末２０は、サービスシステム４０と
交信する前に、捕捉したデータ自体の予備処理のいくつ
かを実行するように構成することができる。従って、移
動端末は、走査された画像アイテムデータから、おそら
くユーザ入力による支援を受けて、アイテム識別および
価格情報を抽出するように構成することができる。

【００５８】記載された実施形態では、アイテムおよび
商店データは、概ね捕捉した時点で、ショッピング支援
サービスシステム４０に送信されているが、ユーザがア
イテムおよび商店データを捕捉し、携帯装置にセーブ
し、その後、１つあるいは複数のアイテムに関して捕捉
されたデータをサービスシステム４０に（例えば、自宅
のＰＣから）ダウンロードすることもできる。さらに、
予備処理およびタスク実行のうちの少なくともいくつか
は、ユーザのローカル処理リソースによって行うことが
できるが、その場合でも、価格、入手可能性、概説およ
び他のそのような情報を取得するために、リモート情報
リソースにアクセスする必要があろう。

【００５９】図９は、ユーザによって個人ショッピング
カタログを構築することに関して、サービスシステムが
関与する種々の度合いを示す。図９の左側半分は既に記
載した状況を示しており、捕捉変換器を装備された移動
端末２０が、対象のアイテム９０のラベル９１を走査
し、予備処理および商店−カタログタスク実行（ここで
は、そのいずれもプロセス９３によって表される）のた
めに、データを捕捉した時点で、ＰＬＭＮ１０およびイ
ンターネット３９を介して、ショッピング支援サービス
システム４０にそのデータを送出する（矢印１１０を参
照）。その後、ユーザは、自宅のＰＣ７９からサービス
システムにアクセスし、提供−カタログタスク９４によ
って準備される個人ショッピングカタログページを検索
する（矢印１１１）。ユーザは、価格および入手可能性
比較データのような後続のタスクを要求する場合もある
（矢印１１２を参照）。

【００６０】図９の右側半分は、捕捉されたデータを保
持するための十分な記憶手段と、位置検出手段（ＧＰＳ
受信機のような）とともに、図６の移動端末２０の構成
要素２５〜２８を備える携帯装置をユーザが所持する状
況を示す。捕捉されるアイテムおよびデータは、図６の
実施形態に関して上で記載されたものと類似である。し
かしながら、ここでは、捕捉されたデータは、ＰＬＭＮ
１０を介してサービスシステムに送信されるのではな
く、装置１２０内に保持される。自宅に戻ったとき（矢
印１１３）、ユーザは捕捉されたデータを自宅のＰＣ７
９にダウンロードする。

【００６１】ここでは、捕捉されたデータの処理は、自
宅ＰＣ７９と、サービスシステム４０のようなリモート
のリソースとの間の処理の分担に応じて、いくつかの異
なる態様で進められることができる。さらに、ある処理
（アイテムの特定のような）は、その日のユーザの個人
ショッピングカタログをユーザに提供する前後のいずれ
かの時点で行うことができる。

【００６２】従って、最も簡単なアプローチは、自宅Ｐ
Ｃ７９が、捕捉された全てのデータをサービスシステム
４０に渡し、それにより、サービスシステムが、予備処
理、商店−カタログタスクおよび提供−カタログタスク
（図９ではともにプロセス９７として示される）に関し
て、図６の実施形態と概ね同様に、その処理を実行でき
るように構成することである。このアプローチの変形形
態は、サービスシステムが予備処理および商店−カタロ
グタスクを実行するが、その結果的なアイテム情報はロ
ーカルで記憶するためにＰＣ７９に渡されるようにする
ことである。この場合、ＰＣ７９は便宜上、サービスシ
ステム４０から受信される受信アイテム情報に基づい
て、提供−カタログタスク自体を実行することができ
る。

【００６３】他の極端な場合には、位置−取引先識別の
ようなデータを探索し、かつ位置−中心−依存に基づい
て、価格の比較情報および入手可能性のようなショッピ
ングデータにアクセスする必要がある場合に、自宅ＰＣ
７９が、インターネット３９を用いて外部リソース１０
５を参照して（矢印１１５）、サービスシステムの全て
の機能（図９においてプロセス９６によって示される）
を実行するように構成することができる。

【００６４】１つの好ましい構成では、捕捉されたデー
タは、ＰＣ７９内の初期処理９８にかけられ、訪れた商
店を特定し、ウエブサイト交信情報を取得する（これ
は、例えば、捕捉された位置データを用いて、同様に交
信データを含む外部の位置−取引先識別データベース内
を探索することにより行われる）。その後、ユーザがそ
の日のショッピングカタログを見るのを要求するまで、
それ以上の処理は行われない。ユーザが要求する時点
で、提供−カタログプログラムが、商店によって、捕捉
された画像アイテムデータを表示するために実行され
る。その後、ユーザは、選択され、表示される画像アイ
テムについてのさらなる情報を要求でき、それにより、
提供−カタログプログラムが、画像アイテムデータ自体
を解析するか、あるいは関連する商店のウエブサイトと
交信し（矢印１１６）、商店ウエブサイト１４０に、画
像アイテムデータと、そのウエブサイトによって保持さ
れる画像データとを一致させるように要求するかのいず
れかを実行できるようになる。ユーザは、アイテム特定
処理に介入し、目印（一般的なアイテムタイプのよう
な）を挿入できることが好ましい。実際には、捕捉され
た画像アイテムデータは、商店のウエブサイトによって
保持される商店カタログ内の製品を突き止めるために、
ユーザに適当な検索ワードを入力させるための、単なる
視覚的な合図として用いることができる。この場合、携
帯装置１２０の捕捉変換器は便宜上、デジタルカメラを
用いることができる。

【００６５】またユーザは、画像アイテムデータ等とは
別の視覚的なプロンプトに基づいて、商店識別を入力す
るための役割も果たすことができる。この場合、実際に
ショッピングする間に、商店データを捕捉する必要はな
い。しかしながら、各アイテムデータとともに位置デー
タを捕捉することは、同じ商店から到来するアイテムを
関連付けることに関して便利な方法である。ただし、別
の機構を実現することもできる（例えば、ユーザは単
に、データが捕捉される各アイテムのための商店ＩＤを
入力することができる）。

【００６６】別の変形形態として、アイテムラベル９１
が、商店のウエブサイトカタログ内の対応するアイテム
情報を参照するＵＲＬデータを含むことが有利な場合が
ある。この場合、サービスシステム４０あるいは自宅Ｐ
Ｃ７９は、画像アイテムデータからＵＲＬデータを抽出
し、その後、個人ショッピングカタログを提供する際
に、そのＵＲＬを、画像アイテムデータサムネイル８１
をクリックすることにより起動することができるハイパ
ーリンクとして用いるか、あるいはサムネイルの代わり
に個人ショッピングカタログにおいて用いられる商店カ
タログ画像を取り込むかのいずれかを行う適当な手段を
備えることができる。

【００６７】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。

【００６８】[実施態様１]ショッピング支援方法であっ
て、（ａ）２つ以上の小売店に関して、前記小売店にお
ける対象のアイテムについてのアイテムデータと、前記
小売店の識別を示す商店データとを捕捉するステップで
あって、少なくとも前記アイテムデータは、関連する前
記小売店の店舗で捕捉される、捕捉ステップと、（ｂ）
捕捉された前記アイテムデータの各価格を、前記アイテ
ムデータが捕捉された前記小売店に対する前記商店デー
タと関連付けるように、前記捕捉されたデータを編成す
るステップと、（ｃ）前記各小売店に対して、前記アイ
テムデータが前記小売店において捕捉された対象となる
前記アイテムについての情報を表示するために、前記捕
捉されたデータを提供するステップと、を備えて成るシ
ョッピング支援方法。

【００６９】[実施態様２]前記商店データは、位置デー
タを含む、実施態様１に記載の方法。

【００７０】[実施態様３]前記商店データは、取引先識
別子を含み、前記取引先識別子は、関連する前記小売店
の位置を探索するために用いられる、実施態様１に記載
の方法。

【００７１】[実施態様４]前記小売店の前記位置は、セ
ルラー無線インフラストラクチャの位置サーバから、前
記小売店に配置されたセルラー無線装置の位置を取得す
ることにより捕捉される、実施態様１に記載の方法。

【００７２】[実施態様５]前記情報は、訪れた前記小売
店の相対的な位置を示すマップ表示の形で初期画像を介
して提供され、前記各小売店に関連する対象の前記アイ
テムについての前記情報は、前記画像から選択的に表示
される、実施態様２乃至４のいずれか一項に記載の方
法。

【００７３】[実施態様６]前記アイテムデータは画像デ
ータを含み、前記ステップ（ｃ）において提供される前
記情報は、前記各アイテムに対して捕捉される前記画像
データの少なくともサムネイルを含む、実施態様１に記
載の方法。

【００７４】[実施態様７]前記捕捉されたアイテムデー
タは、対象の前記各アイテムのタイプを識別するために
処理されるサービスシステムに渡され、さらなるデータ
が各アイテムについて取得され、前記アイテムのタイプ
情報および前記さらなるデータは、前記ステップ（ｃ）
において提供を行うための、リモートアクセスのために
利用可能にされる、実施態様１に記載の方法。

【００７５】[実施態様８]前記商店データは、前記サー
ビスシステムによって提供されるか、あるいは取得さ
れ、前記各小売店についてのさらなるデータを導出する
ために用いられ、前記さらなるデータは、前記ステップ
（ｃ）において提供を行う際に用いるための、リモート
アクセスのために利用可能になされる、実施態様７に記
載の方法。

【００７６】[実施態様９]前記さらなるデータは、関連
する特定の情報源へのハイパーリンクデータを含む、実
施態様７に記載の方法。

【００７７】[実施態様１０]前記ハイパーリンクデータ
を用いて、前記ステップ（ｃ）において提供されるハイ
パーリンクの起動に応答して、さらなる情報にアクセス
するステップをさらに含む、実施態様９に記載の方法。

【００７８】[実施態様１１]前記捕捉されたデータの処
理は、特定のデータフィールドからデータを抽出するス
テップと、ＯＣＲ技術を用いて、前記情報に含まれる画
像データを解析するステップと、格納された画像データ
に対して、前記情報に含まれる前記画像データを一致さ
せるステップと、前記情報に含まれるバーコード画像デ
ータを判読するステップと、前記情報に含まれる録音さ
れたオーディオデータに音声認識を適用するステップ
と、のうちの１つあるいは複数のステップを含む、実施
態様７に記載の方法。

【００７９】[実施態様１２]前記捕捉されたアイテムデ
ータは、前記情報の提供前に処理され、対象の前記アイ
テムの少なくともタイプを決定し、前記アイテムタイプ
は、提供される前記情報の一部を形成する、実施態様１
に記載の方法。

【００８０】[実施態様１３]前記捕捉されたデータの処
理は、特定のデータフィールドからデータを抽出するス
テップと、ＯＣＲ技術を用いて、前記情報に含まれる画
像データを解析するステップと、格納された画像データ
に対して、前記情報に含まれる前記画像データを一致さ
せるステップと、前記情報に含まれるバーコード画像デ
ータを判読するステップと、前記情報に含まれる録音さ
れたオーディオデータに音声認識を適用するステップ
と、のうちの１つあるいは複数のステップを含む、実施
態様１２に記載の方法。

【００８１】[実施態様１４]前記アイテムデータおよび
前記商店データはいずれも、前記各小売店においてユー
ザによって捕捉され、後に、前記ステップ（ｃ）が実行
される前記ユーザのローカルコンピュータにダウンロー
ドされ、前記方法はさらに、対象の前記アイテムについ
てのさらなるデータを取得するために、前記捕捉された
アイテムデータの少なくともいくつかをリモートサービ
スシステムに渡すステップを含む、実施態様１に記載の
方法。

【００８２】[実施態様１５]前記リモートサービスシス
テムは、対象の前記アイテムに関連する前記小売店によ
って実行されるシステムであり、前記関連する商店デー
タを用いて、前記リモートサービスシステムに対する交
信データを決定する、実施態様１４に記載の方法。

【００８３】[実施態様１６]前記アイテムデータは、デ
ジタルカメラを用いて捕捉される画像データである、実
施態様１４に記載の方法。

【００８４】[実施態様１７]前記リモートサービスシス
テムが交信されている対象となる前記アイテムに関する
前記アイテムデータは、画像データを含み、前記サービ
スシステムは、前記データを、前記サービスシステム自
体が保持する対応する画像データと一致させ、それによ
り、関連する対象の前記アイテムを識別する、実施態様
１４に記載の方法。

【００８５】[実施態様１８]前記各小売店においてユー
ザによって捕捉された前記アイテムデータは、後に、前
記ステップ（ｂ）および（ｃ）を完了するために、前記
ユーザによって前記商店データが入力される前記ユーザ
のローカルコンピュータにダウンロードされ、その後、
前記商店データは、前記アイテムのうちの少なくとも選
択されたアイテムについてさらなる情報を検索するため
に、関連する前記小売店のウエブサイトと交信するため
に用いられる、実施態様１に記載の方法。

【００８６】[実施態様１９]前記アイテムデータは、デ
ジタルカメラを用いて捕捉される画像データである、実
施態様１８に記載の方法。

【００８７】[実施態様２０]前記リモートサービスシス
テムが交信されている対象となる前記アイテムに関する
前記アイテムデータは、画像データを含み、前記サービ
スシステムは、前記データを、前記サービスシステム自
体が保持する対応する画像データと一致させ、それによ
り、関連する対象の前記アイテムを識別する、実施態様
１８に記載の方法。

【００８８】[実施態様２１]少なくとも１つの対象の前
記アイテムは、販売あるいはレンタルのために提供され
る製品である、実施態様１に記載の方法。

【００８９】[実施態様２２]少なくとも１つの対象の前
記アイテムはサービスである、実施態様１に記載の方
法。

【００９０】[実施態様２３]汎用のデータ処理装置の動
作を制御するためのショッピング支援コンピュータプロ
グラムであって、前記データ処理装置において実行され
る際に、前記コンピュータプログラムは、２つ以上の小
売店における対象のアイテムについてのアイテムデータ
と、前記小売店の識別を示す商店データとの両方を受信
し、かつ格納するための受信手段と、前記受信したアイ
テムデータと商店データとを処理し、前記各小売店に対
して、前記小売店における対象の前記アイテムについて
の情報を表示するために、前記処理されたデータを提供
するための提供手段と、を備えるショッピング支援コン
ピュータプログラム。

【００９１】[実施態様２４]前記受信したデータは、前
記小売店と、対象の前記アイテムと、のうちの少なくと
も１つについてのさらなるデータにアクセスするため
に、前記提供手段によって用いられ、前記さらなるデー
タもまた提供される、実施態様２３に記載のショッピン
グ支援コンピュータプログラム。

【００９２】[実施態様２５]前記商店データは位置デー
タを含む、実施態様２３に記載のショッピング支援コン
ピュータプログラム。

【００９３】[実施態様２６]前記アイテムデータは画像
データを含み、前記提供手段によって提供される前記情
報は、前記各アイテムに対して捕捉される前記画像デー
タの少なくともサムネイルを含む、実施態様２３に記載
のショッピング支援コンピュータプログラム。

【００９４】[実施態様２７]前記提供手段は、訪れた前
記小売店の相対的な位置を示すマップ表示の形で、初期
画像を介して、前記データ処理装置の視認表示ユニット
上に前記情報を提供するように動作し、前記各小売店に
関連する対象の前記アイテムについての情報は、前記画
像から選択的に表示される、実施態様２３に記載のショ
ッピング支援コンピュータプログラム。

【００９５】[実施態様２８]前記商店データは位置デー
タを含み、前記提供手段は、前記小売店に関連する前記
位置データを用いて、前記マップ表示上に、前記小売店
の表示を適切に配置する、実施態様２７に記載のショッ
ピング支援コンピュータプログラム。

【００９６】[実施態様２９]汎用のデータ処理装置の動
作を制御するためのショッピング支援コンピュータプロ
グラムであって、前記データ処理装置において実行され
る際に、前記コンピュータプログラムは、２つ以上の小
売店における対象のアイテムについてのアイテムデータ
を受信し、かつ格納するための手段と、前記小売店の識
別を示す商店データを受信し、かつ格納するための手段
と、前記各小売店に対して、前記小売店における対象と
なる前記アイテムについての情報を表示するために、前
記受信したアイテムデータおよび商店データを提供する
ための手段と、を備えるショッピング支援コンピュータ
プログラム。

【００９７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、改善されたショッピング支援方法および装置
を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】移動端末との間で、音声および／またはデータ
を転送するために利用可能な知られている通信インフラ
ストラクチャの図である。

【図２】移動端末に慣性位置決めシステムを設けること
を含む、移動端末の位置を判定する１つの知られている
アプローチを示す図である。

【図３】固定位置のローカルビーコンに移動端末が接近
することに基づいて、移動端末の位置を判定する、別の
知られているアプローチを示す図である。

【図４】ＧＰＳ衛星の使用を含む、移動端末の位置を判
定する、さらに別の知られているアプローチを示す図で
ある。

【図５】セルラー移動無線通信システムに内在する信号
を使用することに基づいて、移動端末の位置を判定す
る、さらに別の知られているアプローチを示す図であ
る。

【図６】本発明を具現するショッピング支援サービスシ
ステムの図である。

【図７】選択されるアイテムの別のソースを報告するた
めの可能なターゲットゾーンを示す図である。

【図８】ショッピングの移動中に捕捉する情報のパーソ
ナルショッピングカタログを提供するウエブページを示
す図である。

【図９】図６のショッピング支援サービスシステムを含
む場合、あるいは含まない場合のパーソナルショッピン
グカタログを提供するための種々の構成を示す図であ
る。

【符号の説明】

８１：エントリ ８２：サムネイル ８３：アイテム記述 ８７：ボタン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アビガイル・ジェイン・セレン イギリス国ニューバリー ガーデン・クロ ス・レイン チェリーデン （番地なし) (72)発明者 レイチェル・ルーシー・マーフィー イギリス国ブリストル ハンプトン・パー ク 68 グランド・フロア・フラット Ｆターム(参考） 5B075 ND16 ND23 ND36 UU40 5K067 BB04 BB21 EE00 EE02 EE10 FF23 HH21 JJ64

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ショッピング支援方法であって、 （ａ）２つ以上の小売店に関して、前記小売店における
   対象のアイテムについてのアイテムデータと、前記小売
   店の識別を示す商店データとを捕捉するステップであっ
   て、少なくとも前記アイテムデータは、関連する前記小
   売店の店舗で捕捉される、捕捉ステップと、 （ｂ）捕捉された前記アイテムデータの各価格を、前記
   アイテムデータが捕捉された前記小売店に対する前記商
   店データと関連付けるように、前記捕捉されたデータを
   編成するステップと、 （ｃ）前記各小売店に対して、前記アイテムデータが前
   記小売店において捕捉された対象となる前記アイテムに
   ついての情報を表示するために、前記捕捉されたデータ
   を提供するステップと、 を備えて成るショッピング支援方法。