JP2002023781A - 音声合成装置、音声合成装置におけるフレーズ単位修正方法、音声合成装置における韻律パターン編集方法、音声合成装置における音設定方法および音声合成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

音声合成装置、音声合成装置におけるフレーズ単位修正方法、音声合成装置における韻律パターン編集方法、音声合成装置における音設定方法および音声合成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002023781A
JP2002023781A JP2000211636A JP2000211636A JP2002023781A JP 2002023781 A JP2002023781 A JP 2002023781A JP 2000211636 A JP2000211636 A JP 2000211636A JP 2000211636 A JP2000211636 A JP 2000211636A JP 2002023781 A JP2002023781 A JP 2002023781A
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Naoyuki Yoda
直之 余田
Takayuki Kowada
孝之 古和田
Akiko Inami
晶子 居波
Hiroki Onishi
宏樹 大西
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、フレーズの単位の修正を、ユー
ザが簡単に行なうことができる音声合成装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 所定のテキストに対する言語処理結果に
基づいて、当該テキストに対する読み情報をフレーズ毎
に区切って表示させる手段、表示された読み情報から、
ユーザが分割させたいフレーズをユーザに指定させると
ともに、指定したフレーズの分割位置をユーザに指定さ
せるための手段、ユーザによって指定された分割対象の
フレーズを、ユーザによって指定された分割位置で分割
することにより、フレーズ単位を修正する手段、表示さ
れた読み情報から、ユーザが結合させたい複数のフレー
ズをユーザに指定させるための手段、ならびにユーザに
よって指定された結合対象のフレーズを結合することに
より、フレーズ単位を修正する手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声合成装置、
音声合成装置におけるフレーズ単位修正方法、音声合成
装置における韻律パターン編集方法、音声合成装置にお
ける音設定方法および音声合成プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からテキストを音声に変換する音声
合成装置が知られている。音声合成装置では、入力され
たテキストのフレーズ単位への分割は自動的に行なわれ
ている。しかしなから、フレーズ単位毎の分割が、正し
く行なわれないこともあり得る。このような場合に、フ
レーズの単位の修正を、ユーザが簡単に行なうことがで
きれば、便利である。
【0003】各フレーズの韻律パータン(アクセント、
イントネーション、強勢、強調、卓立、リズム、テン
ポ、ポーズ等)も音声合成装置によって自動的に生成さ
れるが、ユーザが意図するような韻律パターンに修正で
きれば便利である。
【0004】従来の音声合成装置の中には、合成音声の
声の高さ(ピッチ)、発話速度、音量等の設定を、ユー
ザが行なえるようにしたものがある。しかしなから、従
来のこの種の音声合成装置では、テキスト全体に対する
合成音声の声の高さ等をユーザが設定できるようにした
ものであり、フレーズ単位に合成音声の声の高さ等を設
定できるものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、フレーズ
の単位の修正を、ユーザが簡単に行なうことができる音
声合成装置、音声合成装置におけるフレーズ単位修正方
法および音声合成プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】この発明は、フレーズの韻律パターンを、
ユーザが修正することができる音声合成装置、音声合成
装置における韻律パターン編集方法および音声合成プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を提供することを目的とする。
【0007】この発明は、合成音声の声の高さ、発話速
度、音量を、フレーズ毎に設定することができる音声合
成装置、音声合成装置における音設定方法および音声合
成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の音
声合成装置は、テキストに対する言語処理の結果に基づ
いて音声合成を行う音声合成装置において、所定のテキ
ストに対する言語処理結果に基づいて、当該テキストに
対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示させる手
段、表示された読み情報から、ユーザが分割させたいフ
レーズをユーザに指定させるとともに、指定したフレー
ズの分割位置をユーザに指定させるための手段、ユーザ
によって指定された分割対象のフレーズを、ユーザによ
って指定された分割位置で分割することにより、フレー
ズ単位を修正する手段、表示された読み情報から、ユー
ザが結合させたい複数のフレーズをユーザに指定させる
ための手段、ならびにユーザによって指定された結合対
象のフレーズを結合することにより、フレーズ単位を修
正する手段を備えていることを特徴とする。
【0009】表示された読み情報から、ユーザが削除さ
せたいフレーズをユーザに指定させるための手段、およ
びユーザによって指定された削除対象のフレーズを削除
する手段を備えていることが好ましい。
【0010】この発明による第2の音声合成装置は、テ
キストに対する言語処理の結果に基づいて音声合成を行
う音声合成装置において、所定のテキストに対する言語
処理結果に基づいて、当該テキストに対する読み情報を
フレーズ毎に区切って表示させる手段、表示された読み
情報から、ユーザが韻律パターンを編集したいフレーズ
をユーザに指定させる手段、ユーザによって指定された
編集対象のフレーズの韻律パターンをグラフィカルに表
示させる手段、ならびに韻律パターンの表示画面上にお
いて、ユーザに韻律パターンを編集させるための手段を
備えていることを特徴とする。
【0011】ユーザに韻律パターンを編集させるための
手段としては、たとえば、編集対象のフレーズとその前
のフレーズとの間の休止長さ、編集対象のフレーズの先
頭の音の高さ、編集対象のフレーズのイントネーション
の立ち上がり位置、編集対象のフレーズのイントネーシ
ョンの強さ、イントネーションの立ち下がり位置および
文末イントネーションの高さのうちから、任意に選択さ
れた一つまたは任意の組み合わせを編集させるものが用
いられる。
【0012】ユーザからの指令に基づいて、表示された
読み情報のうち、ユーザによって指定された編集対象の
フレーズに対してのみ、合成音声を生成して出力させる
手段を備えていることが好ましい。
【0013】この発明による第3の音声合成装置は、テ
キストに対する言語処理の結果に基づいて音声合成を行
う音声合成装置において、所定のテキストに対する言語
処理結果に基づいて、当該テキストに対する読み情報を
フレーズ毎に区切って表示させる手段、表示された読み
情報から、声の高さ、発話速度および音量のうちの少な
くとも1つをユーザが設定したいフレーズをユーザに指
定させる手段、ユーザによって指定されたフレーズに対
して、声の高さ、発話速度および音量を設定させるため
の設定画面を表示させる手段、ならびに設定画面上にお
いて、声の高さ、発話速度および音量のうちの少なくと
も1つをユーザに設定させるための手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0014】ユーザからの指令に基づいて、表示された
読み情報のうち、ユーザによって指定されたフレーズに
対してのみ、合成音声を生成して出力させる手段を備え
ていることが好ましい。
【0015】この発明による音声合成装置におけるフレ
ーズ単位修正方法は、テキストに対する言語処理の結果
に基づいて音声合成を行う音声合成装置におけるフレー
ズ単位修正方法において、所定のテキストに対する言語
処理結果に基づいて、当該テキストに対する読み情報を
フレーズ毎に区切って表示させるステップ、表示された
読み情報から、ユーザが分割させたいフレーズおよび分
割位置がユーザによって指定された場合に、ユーザによ
って指定された分割対象のフレーズを、ユーザによって
指定された分割位置で分割することにより、フレーズ単
位を修正するステップ、ならびに表示された読み情報か
ら、ユーザが結合させたい複数のフレーズがユーザによ
って指定された場合に、ユーザによって指定された結合
対象のフレーズを結合することにより、フレーズ単位を
修正するステップを備えていることを特徴とする。
【0016】表示された読み情報から、ユーザが削除さ
せたいフレーズがユーザによって指定された場合に、ユ
ーザによって指定された削除対象のフレーズを削除する
ステップを備えていることが好ましい。
【0017】この発明による音声合成装置における韻律
パターン編集方法は、テキストに対する言語処理の結果
に基づいて音声合成を行う音声合成装置における韻律パ
ターン編集方法において、所定のテキストに対する言語
処理結果に基づいて、当該テキストに対する読み情報を
フレーズ毎に区切って表示させるステップ、表示された
読み情報から、ユーザが韻律パターンを編集したいフレ
ーズをユーザに指定させるステップ、ユーザによって指
定された編集対象のフレーズの韻律パターンをグラフィ
カルに表示させるステップ、ならびに韻律パターンの表
示画面上において、ユーザに韻律パターンを編集させる
ためのステップを備えていることを特徴とする。
【0018】ユーザに韻律パターンを編集させるための
ステップでは、たとえば、編集対象のフレーズとその前
のフレーズとの間の休止長さ、編集対象のフレーズの先
頭の音の高さ、編集対象のフレーズのイントネーション
の立ち上がり位置、編集対象のフレーズのイントネーシ
ョンの強さ、イントネーションの立ち下がり位置および
文末イントネーションの高さのうちから、任意に選択さ
れた一つまたは任意の組み合わせが編集される。
【0019】ユーザからの指令に基づいて、表示された
読み情報のうち、ユーザによって指定された編集対象の
フレーズに対してのみ、合成音声を生成して出力させる
ステップを備えていることが好ましい。
【0020】この発明による音声合成装置における音設
定方法は、テキストに対する言語処理の結果に基づいて
音声合成を行う音声合成装置における音設定方法におい
て、所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、
当該テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って
表示させるステップ、表示された読み情報から、声の高
さ、発話速度および音量のうちの少なくとも1つをユー
ザが設定したいフレーズをユーザに指定させるステッ
プ、ユーザによって指定されたフレーズに対して、声の
高さ、発話速度および音量を設定させるための設定画面
を表示させるステップ、ならびに設定画面上において、
声の高さ、発話速度および音量のうちの少なくとも1つ
をユーザに設定させるためのステップを備えていること
を特徴とする。
【0021】ユーザからの指令に基づいて、表示された
読み情報のうち、ユーザによって指定されたフレーズに
対してのみ、合成音声を生成して出力させるステップを
備えていることが好ましい。
【0022】この発明による音声合成プログラムを記録
した第1の記録媒体は、テキストに対する言語処理の結
果に基づいて音声合成を行うための音声合成プログラム
を記録した記録媒体であって、所定のテキストに対する
言語処理結果に基づいて、当該テキストに対する読み情
報をフレーズ毎に区切って表示させる手段、表示された
読み情報から、ユーザが分割させたいフレーズをユーザ
に指定させるとともに、指定したフレーズの分割位置を
ユーザに指定させるための手段、ユーザによって指定さ
れた分割対象のフレーズを、ユーザによって指定された
分割位置で分割することにより、フレーズ単位を修正す
る手段、表示された読み情報から、ユーザが結合させた
い複数のフレーズをユーザに指定させるための手段、な
らびにユーザによって指定された結合対象のフレーズを
結合することにより、フレーズ単位を修正する手段とし
てコンピュータを機能させるための音声合成プログラム
を記録していることを特徴とする。
【0023】表示された読み情報から、ユーザが削除さ
せたいフレーズをユーザに指定させるための手段、およ
びユーザによって指定された削除対象のフレーズを削除
する手段として機能させるためのプログラムを記録して
いることが好ましい。
【0024】この発明による音声合成プログラムを記録
した第2の記録媒体は、テキストに対する言語処理の結
果に基づいて音声合成を行うための音声合成プログラム
を記録した記録媒体であって、所定のテキストに対する
言語処理結果に基づいて、当該テキストに対する読み情
報をフレーズ毎に区切って表示させる手段、表示された
読み情報から、ユーザが韻律パターンを編集したいフレ
ーズをユーザに指定させる手段、ユーザによって指定さ
れた編集対象のフレーズの韻律パターンをグラフィカル
に表示させる手段、ならびに韻律パターンの表示画面上
において、ユーザに韻律パターンを編集させるための手
段としてコンピュータを機能させるための音声合成プロ
グラムを記録していることを特徴とする。
【0025】ユーザに韻律パターンを編集させるための
手段としては、たとえば、編集対象のフレーズとその前
のフレーズとの間の休止長さ、編集対象のフレーズの先
頭の音の高さ、編集対象のフレーズのイントネーション
の立ち上がり位置、編集対象のフレーズのイントネーシ
ョンの強さ、イントネーションの立ち下がり位置および
文末イントネーションの高さのうちから、任意に選択さ
れた一つまたは任意の組み合わせを編集するものが用い
られる。
【0026】ユーザからの指令に基づいて、表示された
読み情報のうち、ユーザによって指定された編集対象の
フレーズに対してのみ、合成音声を生成して出力させる
手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム
を記録していることが好ましい。
【0027】この発明による音声合成プログラムを記録
した第3の記録媒体は、テキストに対する言語処理の結
果に基づいて音声合成を行うための音声合成プログラム
を記録した記録媒体であって、所定のテキストに対する
言語処理結果に基づいて、当該テキストに対する読み情
報をフレーズ毎に区切って表示させる手段、表示された
読み情報から、声の高さ、発話速度および音量のうちの
少なくとも1つをユーザが設定したいフレーズをユーザ
に指定させる手段、ユーザによって指定されたフレーズ
に対して、声の高さ、発話速度および音量を設定させる
ための設定画面を表示させる手段、ならびに設定画面上
において、声の高さ、発話速度および音量のうちの少な
くとも1つをユーザに設定させるための手段としてコン
ピュータを機能させるための音声合成プログラムを記録
していることを特徴とする。
【0028】ユーザからの指令に基づいて、表示された
読み情報のうち、ユーザによって指定されたフレーズに
対してのみ、合成音声を生成して出力させる手段として
コンピュータを機能させるためのプログラムを記録して
いることが好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0030】図1は、音声合成装置の構成を示してい
る。
【0031】パーソナルコンピュータ110には、ディ
スプレイ121、マウス122およびキーボード123
が接続されている。パーソナルコンピュータ110は、
CPU111、メモリ112、ハードディスク113、
CD−ROMのようなリムーバブルディスクのドライブ
(ディスクドライブ)114を備えている。
【0032】ハードディスク113には、OS(オペレ
ーティングシステム)等の他、音声合成プログラムが格
納されている。音声合成プログラムは、それが格納され
たCD−ROM120を用いて、ハードディスク113
にインストールされる。
【0033】音声合成プログラムは、通常の音声合成プ
ログラムと同様にテキストを合成音声に変換する機能の
他、フレーズの単位の修正をユーザに行なわすための機
能、フレーズの韻律パターンの修正(編集)をユーザに
行なわすための機能、合成音声の声の高さ、発話速度、
音量を、フレーズ毎にユーザに設定させる機能を備えて
いる。
【0034】図2は、音声合成プログラムによる基本的
な処理手順を示している。
【0035】テキストが入力されると(ステップ1)、
入力されたテキストに対して言語処理が行なわれる(ス
テップ2)。言語処理結果はメモリ112に記憶されて
いる。
【0036】言語処理結果に対する修正指令が入力され
た場合には(ステップ3)、言語処理結果の修正処理が
行なわれる(ステップ4)。修正処理後の言語処理結果
はメモリ112に記憶されている。
【0037】再生指令が入力された場合には(ステップ
5)、メモリ112に現在保持されている言語処理結果
に対して波形合成処理が行なわれ、合成音声が出力され
る(ステップ6)。
【0038】図3は、図2のステップ1の言語処理手順
の詳細を示している。
【0039】まず、入力されたテキストに対して形態素
解析が行なわれる(ステップ11)。つまり、形態素辞
書を参照して、品詞などの文法情報が入力テキストに対
して付与される。
【0040】次に形態素解析結果に基づいて、入力され
たテキストに対して、読み情報が付与されるとともに
(ステップ12)、得られた読み情報がフレーズ毎に分
割する(ステップ13)。そして、各フレーズ毎に、韻
律パターンが付与される(ステップ14)。
【0041】図2のステップ6の波形合成処理では、言
語処理結果に適した音素片の組み合わせが、波形辞書か
ら選択され、それらの音素片が接続されることにより、
合成音声が出力される。
【0042】図4は、音声合成プログラムを立ち上げた
ときに表示されるメインウインドウを示している。
【0043】メインウインドウは、主として、メニュー
バー1、読み上げボタン21、韻律編集ボタン22、編
集操作ボタン3、4、5、音声操作ボタン6、7、8、
9、入力エリア10等を備えている。
【0044】入力エリア10には、読み上げるテキスト
が入力される。
【0045】メニューバー1には、メニュー項目とし
て、”機能”、”設定”および”読み上げ”がある。
【0046】メニュー項目”機能”のプルダウンニュー
項目には、メインウインドウと同様なテキスト読み上げ
画面を表示させるための”テキスト読み上げ”、韻律編
集画面を表示させるための”韻律編集”等がある。
【0047】メニュー項目”設定”のプルダウンニュー
項目には、合成音声の種類、高さ、速さ、抑揚および音
量をテキスト全体について設定するための”声の設定”
等がある。
【0048】メニュー項目”読み上げ”のプルダウンニ
ュー項目には、テキストを音声合成して読み上げを開始
または再開させるための”読み上げ/再開”、テキスト
を音声合成してWAVEファイルへの波形データの出力
を開始させるための”WAVEファイル出力”、読み上
げを一時停止させるための”一時停止”、読み上げまた
はWAVEファイル出力を中断させるための”中断”等
がある。
【0049】読み上げボタン21は、テキスト読み上げ
画面を表示させるためのボタンである。韻律編集ボタン
22は、韻律編集画面を表示させるためのボタンであ
る。
【0050】編集操作ボタンには、指定したファイルの
内容をカーソル位置に挿入させるためのファイル挿入ボ
タン3、選択されているテキストをクリップボードにコ
ピーするためのコピーボタン4、クリップボードデータ
をカーソル位置に張り付けるための張り付けボタン5等
がある。
【0051】音声操作ボタンには、テキストを音声合成
して読み上げを開始または再開させるための再生ボタン
8、テキストを音声合成してWAVEファイルへの波形
データの出力を開始させるためのWAVEファイル出力
ボタン9、読み上げを一時停止させるための一時停止ボ
タン6および読み上げまたはWAVEファイル出力を中
断させるための中断ボタン7がある。
【0052】入力エリア10にテキストを入力した後、
再生ボタン8をクリックするか、メニュー項目”読み上
げ”のプルダウンニュー項目の”読み上げ/再開”を選
択することによって、入力エリア10に入力されたテキ
ストに対して音声合成処理が行なわれて、読み上げが開
始される。
【0053】フレーズの単位の修正、フレーズの韻律パ
ターンの修正、合成音声の声の高さ、発話速度および音
量の設定をフレーズ毎に行ないたい場合には、ユーザ
は、韻律編集ボタン22をダブルクリックするか、メニ
ュー項目”機能”のプルダウンニュー項目”韻律編集”
を選択する。
【0054】ユーザが、韻律編集ボタン22をダブルク
リックするか、メニュー項目”機能”のプルダウンニュ
ー項目”韻律編集”を選択すると、入力エリア10内の
テキストに対して言語処理が行なわれて、韻律編集画面
が表示される。
【0055】図5は、韻律編集画面を示している。
【0056】韻律編集画面は、主として、メインメニュ
ー画面と同様なメニューバー1、メインメニュー画面と
同様な読み上げボタン21、韻律編集ボタン22、編集
操作ボタン31〜38、メイメニュー画面と同様な音声
操作ボタン6、7、8、9、韻律テキストエリア40、
フレーズ編集エリア50等を備えている。
【0057】韻律テキストエリア40には、読み上げる
テキストの読み情報がひらがなで、フレーズ単位にスペ
ースで区切って表示される。アクティブフレーズ(反転
表示されているフレーズ)が編集操作の対象となる。フ
レーズをアクティブにするには、アクティブにしたい領
域をクリックすればよい。
【0058】フレーズ編集エリア50には、アクティブ
フレーズの韻律パターンがグラフィカルに表示される。
複数のフレーズがアクティブとなっている場合には、そ
のうちの先頭のアクティブフレーズに対する韻律パター
ンのみが表示される。編集操作については、後述する。
【0059】編集操作ボタンには、既存の韻律テキスト
(言語処理結果)を開くための開くボタン31、韻律テ
キストを上書き保存する第1保存ボタン32、韻律テキ
ストを名前を付けて保存するための第2保存ボタン3
3、アクティブフレーズを削除するための削除ボタン3
5、複数のアクティブフレーズをひとつに結合させるた
めの結合ボタン36、アクティブフレーズを分割させる
ための分割ボタン37およびアクティブフレーズに対し
て声の高さ、発話速度、音量を設定するための設定ボタ
ン38がある。
【0060】また、音声操作ボタン6、7、8、9の近
くには、韻律テキストエリア40に表示されているフレ
ーズのうち、アクティブフレーズのみを読み上げるか、
すべてのフレーズを読み上げるかを選択させるためのチ
ェックボックス71が設けられている。チェックボック
ス71がチェックされている場合に、再生ボタン8がク
リックされると、韻律テキストエリア40に表示されて
いるフレーズのうち、アクティブフレーズのみが読み上
げられる。チェックボックス71がチェックされている
場合に、再生ボタン8がクリックされると、韻律テキス
トエリア40に表示されているすべてのフレーズが読み
上げられる。
【0061】以下、編集操作について説明する。
【0062】〔1〕フレーズの韻律パターンの編集方法
の説明
【0063】韻律パターンの編集は、フレーズ編集エリ
ア50に表示されている4つの調整ハンドルをドラック
(移動)することによって行なわれる。
【0064】図6は、フレーズ編集エリア50に表示さ
れている韻律パターンおよび4つの調整ハンドル51、
52、53、54を示している。
【0065】韻律パターンは、次の6つの要素を有して
いる。
【0066】アクティブフレーズとその前のフレーズ
との間の休止長さ 休止長さは、矩形マーク55の個数で表される。
【0067】アクティブフレーズの先頭の音の高さ 先頭の音の高さは、第1調整ハンドル51の高さ位置で
表される。
【0068】イントネーションの立ち上がり位置 イントネーションの立ち上がり位置は、第2調整ハンド
ル52の位置で表される。
【0069】イントネーションの強さ イントネーションの強さは、第2調整ハンドル52の高
さ位置で表される。
【0070】イントネーションの立ち下がり位置 イントネーションの立ち下がり位置は、第3調整ハンド
ル53の位置で表される。
【0071】文末イントネーション(平叙分/疑問
文) 文末イントネーションは、第4調整ハンドル54の高さ
位置で表される。
【0072】以下、各調整ハンドルの操作方法について
説明する。
【0073】(1)第1調整ハンドル51についての説
明 第1調整ハンドル51を左右に移動させることによっ
て、アクティブフレーズとその前のフレーズとの間の休
止長さを4段階で設定する。休止長さは、調整ハンドル
51の下側に表示される矩形マークの数によって表示さ
れる。矩形マークは、設定された休止長さの段階に応じ
て、0〜3個表示される。
【0074】第1調整ハンドル51を上下に移動させる
ことによって、アクティブフレーズの先頭の音の高さを
4段階で設定する。なお、文頭のフレーズにおいては、
第1調整ハンドル51は使用不可となっている。
【0075】(2)第2調整ハンドル52についての説
明 第2調整ハンドル52を左右に移動させることによっ
て、イントネーションの立ち上がり位置を設定する。
【0076】第2調整ハンドル52を上下に移動させる
ことによって、イントネーションの強さを7段階で設定
する。
【0077】(3)第3調整ハンドル53についての説
明 第3調整ハンドル53を左右に移動させることによっ
て、イントネーションの立ち下がり位置を設定する。
【0078】(4)第4調整ハンドル54についての説
明 第4調整ハンドル54を上下に移動させることによっ
て、文末イントネーションを7段階で設定する。なお、
文末フレーズ以外では、第4調整ハンドル54は使用不
可となっている。
【0079】なお、調整ハンドルが重なった場合には、
シフトキーを押しながらドラッグすることにより、背面
側の調整ハンドルを移動させることができる。
【0080】以下、イントネーションの調整方法を例に
とって具体的に説明する。
【0081】図7は、アクティブフレーズが”てすとで
す”の場合の韻律編集画面を示している。
【0082】この場合のプログラム内部のデータは、次
のようになる。
【0083】「”00” ”05” ”04” ”0
5” ”て” ”09” ”す” ”と” ”で” ”
す” 」
【0084】上記データのうち、数字は制御データを、
ひらがなは読みの文字をそれぞれ示している。各制御デ
ータの意味は次の通りである。
【0085】最初の”00”は、フレーズ単位での声の
高さ、発話速度、音量の設定の有無を表し、”00”で
あれば設定がないことを、”01”であれば設定がある
ことを示している。2番目の”05”は、フレーズのモ
ーラ長を表している。3番目の”04”はフレーズの開
始高さを表している。4番目の”04”はフレーズの開
始位置での立ち上がり高さを表している。5番目の”0
9”は、アクセントのある”て”から”す”にかけての
下がり幅を示している。
【0086】図8は、マウス操作によって、アクセント
位置および声の高さを編集した後の韻律編集画面を示し
ている。
【0087】より具体的には、図8は、図7の韻律編集
画面内のフレーズ編集エリア50において、第2調整ハ
ンドル52を2段階分下方に移動させるとともに、第3
調整ハンドル53を右方に所定量移動させた後の韻律編
集画面を示している。
【0088】編集後のプログラム内部のデータは、次の
ようになる。
【0089】「”00” ”05” ”04” ”0
3” ”て” ”07” ”す” ”と” ”で” ”
す” 」
【0090】最初の”00”は、フレーズ単位での声の
高さ、発話速度、音量の設定の有無を表している。2番
目の”05”は、フレーズのモーラ長を表している。3
番目の”04”はフレーズの開始高さを表している。4
番目の”03”はフレーズの開始位置での立ち上がり高
さを表している。5番目の”07”は、アクセントのあ
る”て”から”す”にかけての下がり幅を示している。
【0091】つまり、上記編集操作によって、フレーズ
の開始位置での立ち上がり高さが”05”から”03”
に変化し、アクセントのある”て”から”す”にかけて
の下がり幅が”09”から”07”に変化している。
【0092】〔2〕フレーズの単位の修正方法(フレー
ズの分割、結合、削除方法)についての説明
【0093】〔2−1〕フレーズの分割方法についての
説明 図9は、アクティブフレーズが”しんおーさかこーじょ
ー”の場合の韻律編集画面を示している。
【0094】この場合のプログラム内部のデータは、次
のようになる。
【0095】「”00” ”10” ”04” ”0
0” ”し” ”05” ”ん” ”お” ”ー” ”
さ” ”か” ”こ” ”09” ”ー” ”じょ”
”ー”」
【0096】最初の”00”は、フレーズ単位での声の
高さ、発話速度、音量の設定の有無を表している。2番
目の”10”は、フレーズのモーラ長を表している。3
番目の”04”はフレーズの開始高さを表している。4
番目の”00”はフレーズの開始位置での立ち上がり高
さを表している。5番目の”05”は第1モーラから第
2モーラにかけての上がり幅を表している。6番目の”
09”は、アクセントのある”こ”から”ー”にかけて
の下がり幅を示している。
【0097】アクティブフレーズ”しんおーさかこーじ
ょー”を、”しんおーさか”と”こうじょー”に分割し
たい場合には、分割ボタン36をクリックする。する
と、図10に示すように、アクティブフレーズ”しんお
ーさかこーじょー”の分割編集ボックスを有する分割ダ
イアログが表示される。
【0098】ユーザは、分割編集ボックス内に表示され
たアクティブフレーズ”しんおーさかこーじょー”中の
分割位置にカーソルを移動させた後、分割ボタンをクリ
ックする。すると、分割ダイアログが消え、その分割結
果が、図11に示すように、韻律編集画面に反映され
る。この例では、”しんおーさか”と”こーじょー”の
うち、”こーじょー”がアクティブフレーズになってい
る場合を示している。
【0099】分割後のプログラム内部のデータは、次の
ようになる。
【0100】「”00” ”06” ”04” ”0
0” ”し” ”05” ”ん” ”お” ”ー” ”
さ” ”か” ”00” ”04” ”01” ”0
5” ”こ” ”06” ”ー” ”じょ” ”ー”」
【0101】最初の”00”は、”しんおーさか”のフ
レーズに対するフレーズ単位での声の高さ、発話速度、
音量の設定の有無を表している。2番目の”06”
は、”しんおーさか”のフレーズのモーラ長を表してい
る。3番目の”04”は、”しんおーさか”のフレーズ
の開始高さを表している。4番目の”00”は、”しん
おーさか”のフレーズの開始位置での立ち上がり高さを
表している。5番目の”05”は、”しんおーさか”の
フレーズの第1モーラから第2モーラにかけての上がり
幅を表している。6番目の”00”は、”こーじょー”
のフレーズに対するフレーズ単位での声の高さ、発話速
度、音量の設定の有無を表している。7番目の”04”
は、”こーじょー”のフレーズのモーラ長を表してい
る。8番目の”01”は、”こーじょー”のフレーズの
開始高さを表している。9番目の”05”は、”こーじ
ょー”のフレーズの開始位置での立ち上がり高さを表し
ている。10番目の”06”は、アクセントのある”
こ”から”ー”にかけての下がり幅を示している。
【0102】〔2−2〕フレーズの結合方法についての
説明
【0103】2以上のフレーズを結合した場合には、結
合したいフレーズをアクティブにした後、結合ボタン3
6をクリックすればよい。
【0104】〔2−3〕フレーズの削除方法についての
説明 フレーズを削除した場合には、削除したいフレーズをア
クティブにした後、削除ボタン35をクリックすればよ
い。
【0105】〔3〕合成音声の声の高さ、発話速度、音
量のフレーズ毎の設定方法についての説明
【0106】ここでは、図11に示すように、”こーじ
ょー”がアクティブフレーズになっている場合を例にと
って説明する。合成音声の声の高さ、発話速度、音量
を、アクティブフレーズ”こーじょー”に対して行いた
い場合には、フレーズ編集エリア50内のコントロール
マーク56をクリックする。
【0107】コントロールマーク56をクリックする
と、図12に示すように、コントロール設定ダイアログ
が表示される。コントロール設定ダイアログにおいて、
ユーザは音の設定とポーズの設定を行なうことができ
る。
【0108】〔3−1〕音の設定の説明 音の設定を行なうか行なわないかを、ラジオボタン6
1、62によって設定する。音の設定をしないを選択し
た場合(ラジオボタン61がオンされた場合)には、直
前のフレーズの設定を引継ぐ。先頭フレーズに対して音
の設定が行なわれていない場合には、メニュー項目”設
定”のプルダウンニュー項目”声の設定”によって設定
された値(デフォルト値)が適用される。
【0109】音の設定を行なうを選択した場合(ラジオ
ボタン62がオンされた場合)には、次の〜の設定
が可能となる。
【0110】標準に戻す ”標準に戻す”のチェックボックス63をチェックした
場合には、声の高さ、速さおよび大きさが、いったんデ
フォルト値に戻される。
【0111】高さ ”高さ”のチェックボックス64をチェックした場合に
は、その右側のスライドキーによって声の高さを設定す
ることができる。
【0112】速さ ”速さ”のチェックボックス65をチェックした場合に
は、その右側のスライドキーによって発話速度を設定す
ることができる。
【0113】大きさ ”大きさ”のチェックボックス66をチェックした場合
には、その右側のスライドキーによって音量を設定する
ことができる。
【0114】〔3−2〕ポーズの設定の説明 ”ポーズ”のチェックボックス67をチェックした場合
には、その右側のスライドキーによって、現アクティブ
フレーズの前に挿入されるポーズ長を設定することがで
きる。
【0115】図12に示すような設定が行なわれた場合
には、フレーズ”こーじょー”に対する内部データは、
次のようになる。
【0116】「”01” ”185” ”173” ”
7” ”1” ”04” ”01””05” ”こ”
”06” ”ー” ”じょ” ”ー”」
【0117】最初の”01”は、フレーズ単位での声の
高さ、発話速度、音量の設定の有無を表している。2番
目の”185”は、声の高さを表している。3番目の”
173”は、発話速度を表している。4番目の”7”
は、音量を表している。5番目の”1”は、ポーズ長を
表している。6番目の”04”は、フレーズのモーラ長
を表している。7番目の”01”は、フレーズの開始高
さを表している。8番目の”05”は、フレーズの開始
位置での立ち上がり高さを表している。9番目の”0
6”は、アクセントのある”こ”から”ー”にかけての
下がり幅を示している。
【0118】上記実施の形態では、音声合成手法とし
て、音声波形を繋ぎ合わせる波形合成処理が採用されて
いるが、音声の特徴パラメータ(パーコール、LSP、
ケプストラム等)を用いた合成手法を用いてもよい。
【0119】
【発明の効果】この発明によれば、フレーズの単位の修
正を、ユーザが簡単に行なうことができるようになる。
【0120】この発明によれば、フレーズの韻律パター
ンを、ユーザが修正することができるようになる。
【0121】この発明によれば、合成音声の声の高さ、
発話速度、音量を、フレーズ毎に設定することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】音声合成装置の構成を示す模式図である。
【図2】音声合成プログラムによる基本的な処理手順を
示すフローチャートである。
【図3】図2のステップ1の言語処理手順の詳細を示す
フローチャートである。
【図4】音声合成プログラムを立ち上げたときに表示さ
れるメインウインドウを示す模式図である。
【図5】韻律編集画面を示す模式図である。
【図6】フレーズ編集エリア50に表示されている韻律
パターンの例および4つの調整ハンドル51、52、5
3、54を示す模式図である。
【図7】アクティブフレーズが”てすとです”の場合の
韻律編集画面を示す模式図である。
【図8】マウス操作によって、アクセント位置および声
の高さを編集した後の韻律編集画面を示す模式図であ
る。
【図9】アクティブフレーズが”しんおーさかこーじょ
ー”の場合の韻律編集画面を示す模式図である。
【図10】分割ダイアログを示す模式図である。
【図11】分割結果が反映された韻律編集画面を示す模
式図である。
【図12】コントロール設定ダイアログを示す模式図で
ある。
【符号の説明】
110 パーソナルコンピュータ 111 CPU 112 メモリ 113 ハードディスク 114 ディスクドライブ 120 CD−ROM 121 ディスプレイ 122 マウス 123 キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 居波 晶子 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大西 宏樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D045 AA08 AA09 AA11 AB30 (54)【発明の名称】 音声合成装置、音声合成装置におけるフレーズ単位修正方法、音声合成装置における韻律パター ン編集方法、音声合成装置における音設定方法および音声合成プログラムを記録したコンピュー タ読み取り可能な記録媒体

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキストに対する言語処理の結果に基づ
    いて音声合成を行う音声合成装置において、 所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、当該
    テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示
    させる手段、 表示された読み情報から、ユーザが分割させたいフレー
    ズをユーザに指定させるとともに、指定したフレーズの
    分割位置をユーザに指定させるための手段、 ユーザによって指定された分割対象のフレーズを、ユー
    ザによって指定された分割位置で分割することにより、
    フレーズ単位を修正する手段、 表示された読み情報から、ユーザが結合させたい複数の
    フレーズをユーザに指定させるための手段、ならびにユ
    ーザによって指定された結合対象のフレーズを結合する
    ことにより、フレーズ単位を修正する手段、 を備えていることを特徴とする音声合成装置。
  2. 【請求項2】 表示された読み情報から、ユーザが削除
    させたいフレーズをユーザに指定させるための手段、お
    よびユーザによって指定された削除対象のフレーズを削
    除する手段、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の音声合
    成装置。
  3. 【請求項3】 テキストに対する言語処理の結果に基づ
    いて音声合成を行う音声合成装置において、 所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、当該
    テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示
    させる手段、 表示された読み情報から、ユーザが韻律パターンを編集
    したいフレーズをユーザに指定させる手段、 ユーザによって指定された編集対象のフレーズの韻律パ
    ターンをグラフィカルに表示させる手段、ならびに韻律
    パターンの表示画面上において、ユーザに韻律パターン
    を編集させるための手段、 を備えていることを特徴とする音声合成装置。
  4. 【請求項4】 ユーザに韻律パターンを編集させるため
    の手段は、編集対象のフレーズとその前のフレーズとの
    間の休止長さ、編集対象のフレーズの先頭の音の高さ、
    編集対象のフレーズのイントネーションの立ち上がり位
    置、編集対象のフレーズのイントネーションの強さ、イ
    ントネーションの立ち下がり位置および文末イントネー
    ションの高さのうちから、任意に選択された一つまたは
    任意の組み合わせを編集させるものであることを特徴と
    する請求項3に記載の音声合成装置。
  5. 【請求項5】 ユーザからの指令に基づいて、表示され
    た読み情報のうち、ユーザによって指定された編集対象
    のフレーズに対してのみ、合成音声を生成して出力させ
    る手段を備えていることを特徴とする請求項3および4
    のいずれかに記載の音声合成装置。
  6. 【請求項6】 テキストに対する言語処理の結果に基づ
    いて音声合成を行う音声合成装置において、 所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、当該
    テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示
    させる手段、 表示された読み情報から、声の高さ、発話速度および音
    量のうちの少なくとも1つをユーザが設定したいフレー
    ズをユーザに指定させる手段、 ユーザによって指定されたフレーズに対して、声の高
    さ、発話速度および音量を設定させるための設定画面を
    表示させる手段、ならびに設定画面上において、声の高
    さ、発話速度および音量のうちの少なくとも1つをユー
    ザに設定させるための手段、 を備えていることを特徴とする音声合成装置。
  7. 【請求項7】 ユーザからの指令に基づいて、表示され
    た読み情報のうち、ユーザによって指定されたフレーズ
    に対してのみ、合成音声を生成して出力させる手段を備
    えていることを特徴とする請求項6に記載の音声合成装
    置。
  8. 【請求項8】 テキストに対する言語処理の結果に基づ
    いて音声合成を行う音声合成装置におけるフレーズ単位
    修正方法において、 所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、当該
    テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示
    させるステップ、 表示された読み情報から、ユーザが分割させたいフレー
    ズおよび分割位置がユーザによって指定された場合に、
    ユーザによって指定された分割対象のフレーズを、ユー
    ザによって指定された分割位置で分割することにより、
    フレーズ単位を修正するステップ、ならびに表示された
    読み情報から、ユーザが結合させたい複数のフレーズが
    ユーザによって指定された場合に、ユーザによって指定
    された結合対象のフレーズを結合することにより、フレ
    ーズ単位を修正するステップ、 を備えていることを特徴とする音声合成装置におけるフ
    レーズ単位修正方法。
  9. 【請求項9】 表示された読み情報から、ユーザが削除
    させたいフレーズがユーザによって指定された場合に、
    ユーザによって指定された削除対象のフレーズを削除す
    るステップを備えていることを特徴とする請求項8に記
    載の音声合成装置におけるフレーズ単位修正方法。
  10. 【請求項10】 テキストに対する言語処理の結果に基
    づいて音声合成を行う音声合成装置における韻律パター
    ン編集方法において、 所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、当該
    テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示
    させるステップ、 表示された読み情報から、ユーザが韻律パターンを編集
    したいフレーズをユーザに指定させるステップ、 ユーザによって指定された編集対象のフレーズの韻律パ
    ターンをグラフィカルに表示させるステップ、ならびに
    韻律パターンの表示画面上において、ユーザに韻律パタ
    ーンを編集させるためのステップ、 を備えていることを特徴とする音声合成装置における韻
    律パターン編集方法。
  11. 【請求項11】 ユーザに韻律パターンを編集させるた
    めのステップでは、編集対象のフレーズとその前のフレ
    ーズとの間の休止長さ、編集対象のフレーズの先頭の音
    の高さ、編集対象のフレーズのイントネーションの立ち
    上がり位置、編集対象のフレーズのイントネーションの
    強さ、イントネーションの立ち下がり位置および文末イ
    ントネーションの高さのうちから、任意に選択された一
    つまたは任意の組み合わせが編集されることを特徴とす
    る請求項10に記載の音声合成装置における韻律パター
    ン編集方法。
  12. 【請求項12】 ユーザからの指令に基づいて、表示さ
    れた読み情報のうち、ユーザによって指定された編集対
    象のフレーズに対してのみ、合成音声を生成して出力さ
    せるステップを備えていることを特徴とする請求項10
    および11のいずれかに記載の音声合成装置における韻
    律パターン編集方法。
  13. 【請求項13】 テキストに対する言語処理の結果に基
    づいて音声合成を行う音声合成装置における音設定方法
    において、 所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、当該
    テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示
    させるステップ、 表示された読み情報から、声の高さ、発話速度および音
    量のうちの少なくとも1つをユーザが設定したいフレー
    ズをユーザに指定させるステップ、 ユーザによって指定されたフレーズに対して、声の高
    さ、発話速度および音量を設定させるための設定画面を
    表示させるステップ、ならびに設定画面上において、声
    の高さ、発話速度および音量のうちの少なくとも1つを
    ユーザに設定させるためのステップ、 を備えていることを特徴とする音声合成装置における音
    設定方法。
  14. 【請求項14】 ユーザからの指令に基づいて、表示さ
    れた読み情報のうち、ユーザによって指定されたフレー
    ズに対してのみ、合成音声を生成して出力させるステッ
    プを備えていることを特徴とする請求項13に記載の音
    声合成装置における音設定方法。
  15. 【請求項15】 テキストに対する言語処理の結果に基
    づいて音声合成を行うための音声合成プログラムを記録
    した記録媒体であって、 所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、当該
    テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示
    させる手段、 表示された読み情報から、ユーザが分割させたいフレー
    ズをユーザに指定させるとともに、指定したフレーズの
    分割位置をユーザに指定させるための手段、 ユーザによって指定された分割対象のフレーズを、ユー
    ザによって指定された分割位置で分割することにより、
    フレーズ単位を修正する手段、 表示された読み情報から、ユーザが結合させたい複数の
    フレーズをユーザに指定させるための手段、ならびにユ
    ーザによって指定された結合対象のフレーズを結合する
    ことにより、フレーズ単位を修正する手段、 としてコンピュータを機能させるための音声合成プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 表示された読み情報から、ユーザが削
    除させたいフレーズをユーザに指定させるための手段、
    およびユーザによって指定された削除対象のフレーズを
    削除する手段、 としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記
    録していることを特徴とする請求項15に記載の記録媒
    体。
  17. 【請求項17】 テキストに対する言語処理の結果に基
    づいて音声合成を行うための音声合成プログラムを記録
    した記録媒体であって、 所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、当該
    テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示
    させる手段、 表示された読み情報から、ユーザが韻律パターンを編集
    したいフレーズをユーザに指定させる手段、 ユーザによって指定された編集対象のフレーズの韻律パ
    ターンをグラフィカルに表示させる手段、ならびに韻律
    パターンの表示画面上において、ユーザに韻律パターン
    を編集させるための手段、 としてコンピュータを機能させるための音声合成プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 ユーザに韻律パターンを編集させるた
    めの手段は、編集対象のフレーズとその前のフレーズと
    の間の休止長さ、編集対象のフレーズの先頭の音の高
    さ、編集対象のフレーズのイントネーションの立ち上が
    り位置、編集対象のフレーズのイントネーションの強
    さ、イントネーションの立ち下がり位置および文末イン
    トネーションの高さのうちから、任意に選択された一つ
    または任意の組み合わせを編集するものであることを特
    徴とする請求項17に記載の記録媒体。
  19. 【請求項19】 ユーザからの指令に基づいて、表示さ
    れた読み情報のうち、ユーザによって指定された編集対
    象のフレーズに対してのみ、合成音声を生成して出力さ
    せる手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
    ラムを記録していることを特徴とする請求項17および
    18のいずれかに記載の記録媒体。
  20. 【請求項20】 テキストに対する言語処理の結果に基
    づいて音声合成を行うための音声合成プログラムを記録
    した記録媒体であって、 所定のテキストに対する言語処理結果に基づいて、当該
    テキストに対する読み情報をフレーズ毎に区切って表示
    させる手段、 表示された読み情報から、声の高さ、発話速度および音
    量のうちの少なくとも1つをユーザが設定したいフレー
    ズをユーザに指定させる手段、 ユーザによって指定されたフレーズに対して、声の高
    さ、発話速度および音量を設定させるための設定画面を
    表示させる手段、ならびに設定画面上において、声の高
    さ、発話速度および音量のうちの少なくとも1つをユー
    ザに設定させるための手段、 としてコンピュータを機能させるための音声合成プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 ユーザからの指令に基づいて、表示さ
    れた読み情報のうち、ユーザによって指定されたフレー
    ズに対してのみ、合成音声を生成して出力させる手段と
    してコンピュータを機能させるためのプログラムを記録
    していることを特徴とする請求項20に記載の記録媒
    体。
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