JP2002022763A - マイクロメカニック式構成素子 - Google Patents
マイクロメカニック式構成素子Info
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- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
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- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B81—MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
- B81B—MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
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- B81B3/0051—For defining the movement, i.e. structures that guide or limit the movement of an element
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- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0808—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate
- G01P2015/0811—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass
- G01P2015/0814—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass for translational movement of the mass, e.g. shuttle type
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイクロメカニックな構成素子を改良して、
過負荷加速時における隣接部分に対する撓みばね装置の
粘着作用を効果的に防止する。 【解決手段】 撓みばね装置40を介して基板1上にば
ね支承されていて加速によって少なくとも1つの方向P
に振れ可能な地震質量体10を備え、該地震質量体10
の振れを第1のストッパ装置200;200′によって
制限可能であり、かつ前記撓みばね装置40を前記地震
質量体10の側方に装着した形式の、マイクロメカニッ
ク式構成素子、特に加速度センサにおいて、撓みばね装
置40の歪曲を制限するために第2のストッパ装置30
0;400;450;600が設けられている。
過負荷加速時における隣接部分に対する撓みばね装置の
粘着作用を効果的に防止する。 【解決手段】 撓みばね装置40を介して基板1上にば
ね支承されていて加速によって少なくとも1つの方向P
に振れ可能な地震質量体10を備え、該地震質量体10
の振れを第1のストッパ装置200;200′によって
制限可能であり、かつ前記撓みばね装置40を前記地震
質量体10の側方に装着した形式の、マイクロメカニッ
ク式構成素子、特に加速度センサにおいて、撓みばね装
置40の歪曲を制限するために第2のストッパ装置30
0;400;450;600が設けられている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撓みばね装置を介
して基板上にばね支承されていて加速によって少なくと
も1つの方向に振れ可能な地震質量体を備え、該地震質
量体の振れを第1のストッパ装置によって制限可能であ
り、かつ前記撓みばね装置を前記地震質量体の側方に装
着した形式の、マイクロメカニック式構成素子、特に加
速度センサに関する。
して基板上にばね支承されていて加速によって少なくと
も1つの方向に振れ可能な地震質量体を備え、該地震質
量体の振れを第1のストッパ装置によって制限可能であ
り、かつ前記撓みばね装置を前記地震質量体の側方に装
着した形式の、マイクロメカニック式構成素子、特に加
速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】任意のマイクロメカニック式構成素子及
び構造、特に任意のセンサ及びアクチュエータに適用可
能であるにも拘わらず、本発明並びにその基礎となる問
題点は、珪素表面積マイクロメカニック・テクノロジー
で製作される、回転速度センサの、マイクロメカニック
式コリオリの加速度センサに基づいて説明される。
び構造、特に任意のセンサ及びアクチュエータに適用可
能であるにも拘わらず、本発明並びにその基礎となる問
題点は、珪素表面積マイクロメカニック・テクノロジー
で製作される、回転速度センサの、マイクロメカニック
式コリオリの加速度センサに基づいて説明される。
【0003】一般的には加速度センサ、特に表面積マイ
クロテクニックもしくは体積マイクロテクニックのテク
ノロジーにおけるマイクロメカニック式加速度センサ
は、自動車装備品分野において益々大きな市場セクター
を獲得し、かつ次第に従来慣用の圧電式加速度センサに
取って代わりつつある。
クロテクニックもしくは体積マイクロテクニックのテク
ノロジーにおけるマイクロメカニック式加速度センサ
は、自動車装備品分野において益々大きな市場セクター
を獲得し、かつ次第に従来慣用の圧電式加速度センサに
取って代わりつつある。
【0004】公知のマイクロメカニック式加速度センサ
は通例、ばね支承されていて外的な加速によって少なく
とも1つの方向に振れ可能な地震質量装置が、その振れ
時に、これと結合された差動コンデンサ装置の容量を変
化させるように機能し、この容量変化が加速度の尺度と
なる。これらの素子は通常、酸化物から成る犠牲層(分
離層)の上位のエピタキシーポリシリコン表面に微細構
造化されている。
は通例、ばね支承されていて外的な加速によって少なく
とも1つの方向に振れ可能な地震質量装置が、その振れ
時に、これと結合された差動コンデンサ装置の容量を変
化させるように機能し、この容量変化が加速度の尺度と
なる。これらの素子は通常、酸化物から成る犠牲層(分
離層)の上位のエピタキシーポリシリコン表面に微細構
造化されている。
【0005】地震質量体の振れを、単数又は複数の固定
ストッパによって制限可能にし、該ストッパを例えば地
震質量体の切欠部内にか又は地震質量体の定着アンカー
部に装着した形式の加速度センサが公知になっている。
ストッパによって制限可能にし、該ストッパを例えば地
震質量体の切欠部内にか又は地震質量体の定着アンカー
部に装着した形式の加速度センサが公知になっている。
【0006】図4には、公知の加速度センサの部分的な
平面図が示されている。
平面図が示されている。
【0007】図4に符号1で示した珪素から成る基板の
上位には、細長い地震質量体10がループ状の撓みばね
40によって定着アンカー部20に弾性装架されてい
る。地震質量体10は加速によって符号Pの方向に振れ
可能であり、その場合撓みばね(又はループばね)40
はループ部45と共に、このような振れに対する戻し力
を及ぼす。定着アンカー部20には複数のストッパ20
0が装着されており、該ストッパは小さな疣部の形状を
有している。符号30は、基板1内に固定された定着ブ
ロックである。符号50は固定櫛歯70,72用の台座
であり、また符号60,62は、地震質量体10の側方
に装着されていて二重桁構造を有する可動櫛歯である。
符号d1は定着ブロック30に対する撓みばね40の間
隔、符号d2は隣接した可動櫛歯60に対する撓みばね
40の間隔、また符号d3は平衡状態における定着アン
カー部20に対する地震質量体10の間隔である。固定
櫛歯と可動櫛歯は公知の差動コンデンサ装置を形成して
いる。
上位には、細長い地震質量体10がループ状の撓みばね
40によって定着アンカー部20に弾性装架されてい
る。地震質量体10は加速によって符号Pの方向に振れ
可能であり、その場合撓みばね(又はループばね)40
はループ部45と共に、このような振れに対する戻し力
を及ぼす。定着アンカー部20には複数のストッパ20
0が装着されており、該ストッパは小さな疣部の形状を
有している。符号30は、基板1内に固定された定着ブ
ロックである。符号50は固定櫛歯70,72用の台座
であり、また符号60,62は、地震質量体10の側方
に装着されていて二重桁構造を有する可動櫛歯である。
符号d1は定着ブロック30に対する撓みばね40の間
隔、符号d2は隣接した可動櫛歯60に対する撓みばね
40の間隔、また符号d3は平衡状態における定着アン
カー部20に対する地震質量体10の間隔である。固定
櫛歯と可動櫛歯は公知の差動コンデンサ装置を形成して
いる。
【0008】公知の加速度センサにおける欠点として判
明した点は、中央電極としての地震質量体10が過負荷
加速後に、粘着力に基づいて、かつ/又は充電に起因し
た静電力に基づいて、ばねの戻し力が過度に小さいため
に、接着もしくは粘着した状態になることである。他面
においてばねの戻し力を高めると、測定感度に不利な影
響を及ぼすことになる。
明した点は、中央電極としての地震質量体10が過負荷
加速後に、粘着力に基づいて、かつ/又は充電に起因し
た静電力に基づいて、ばねの戻し力が過度に小さいため
に、接着もしくは粘着した状態になることである。他面
においてばねの戻し力を高めると、測定感度に不利な影
響を及ぼすことになる。
【0009】更に接着は、地震質量体10の場合に定着
アンカー部20において発生するばかりでなく、撓みば
ね40の場合隣接した台座30又は櫛歯60においても
発生する。
アンカー部20において発生するばかりでなく、撓みば
ね40の場合隣接した台座30又は櫛歯60においても
発生する。
【0010】前記の接着は、可動の地震質量体エレメン
ト間、システムのばね装置エレメント間及び構成素子の
固定結合もしくは定着された構成要素間の直接的かつ永
久的な接触と解されねばならない。このように接着作用
を有する構造は、構成素子の機能性を害ない、かつ0k
m故障もしくは、後にはフィールド故障を惹起すること
になる。
ト間、システムのばね装置エレメント間及び構成素子の
固定結合もしくは定着された構成要素間の直接的かつ永
久的な接触と解されねばならない。このように接着作用
を有する構造は、構成素子の機能性を害ない、かつ0k
m故障もしくは、後にはフィールド故障を惹起すること
になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、本発
明のマイクロメカニックな構成素子を改良して、過負荷
加速時における隣接部分に対する撓みばね装置の粘着作
用を効果的に防止することである。
明のマイクロメカニックな構成素子を改良して、過負荷
加速時における隣接部分に対する撓みばね装置の粘着作
用を効果的に防止することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の構成では、撓みばね装置の歪曲を制限する
ために第2のストッパ装置が設けられている。
に、本発明の構成では、撓みばね装置の歪曲を制限する
ために第2のストッパ装置が設けられている。
【0013】
【発明の効果】本発明の基礎となる思想、すなわち前記
課題を解決する本発明の構成手段は、請求項1の特徴部
に記載した通り、撓みばね装置の歪曲を制限するために
第2のストッパ装置が設けられている点にあり、この第
2のストッパ装置によって、過負荷加速時に撓みばね装
置が隣接部分に接着したままになることが防止される。
ここで提案した第2のストッパ装置は構成素子の機能性
を変化することはなく、かつ設計時の機能パラメータは
一定に保持される。予測されるようなテクノロジー上の
問題点はなく、かつこれに関連したレイアウトは、多額
の経費をかけることなしに実施することができる。
課題を解決する本発明の構成手段は、請求項1の特徴部
に記載した通り、撓みばね装置の歪曲を制限するために
第2のストッパ装置が設けられている点にあり、この第
2のストッパ装置によって、過負荷加速時に撓みばね装
置が隣接部分に接着したままになることが防止される。
ここで提案した第2のストッパ装置は構成素子の機能性
を変化することはなく、かつ設計時の機能パラメータは
一定に保持される。予測されるようなテクノロジー上の
問題点はなく、かつこれに関連したレイアウトは、多額
の経費をかけることなしに実施することができる。
【0014】請求項2以降の従属請求項は、請求項1に
記載したマイクロメカニックな構成素子の有利な実施形
態及び改良に関する。
記載したマイクロメカニックな構成素子の有利な実施形
態及び改良に関する。
【0015】有利な実施形態によれば、第2のストッパ
装置は、撓みばね装置に並置された定着ブロックに装着
された複数のストッパを有している。
装置は、撓みばね装置に並置された定着ブロックに装着
された複数のストッパを有している。
【0016】更に有利な実施形態によれば、第2のスト
ッパ装置は、撓みばね装置に並置された可動櫛歯に装着
された複数のストッパを有している。。
ッパ装置は、撓みばね装置に並置された可動櫛歯に装着
された複数のストッパを有している。。
【0017】更に有利な実施形態によれば、第2のスト
ッパ装置は、撓みばね装置に装着されたストッパを有し
ている。
ッパ装置は、撓みばね装置に装着されたストッパを有し
ている。
【0018】更に有利な実施形態によれば、撓みばね装
置はループばねから成っている。
置はループばねから成っている。
【0019】更に有利な実施形態によれば、第2のスト
ッパ装置は、撓みばね装置のループ部に装着されたスト
ッパを有している。
ッパ装置は、撓みばね装置のループ部に装着されたスト
ッパを有している。
【0020】更に有利な実施形態によれば、第1のスト
ッパ装置は、地震質量体の運動方向で定着アンカー部に
装着されたストッパを有している。
ッパ装置は、地震質量体の運動方向で定着アンカー部に
装着されたストッパを有している。
【0021】更に有利な実施形態によれば、最大限2個
のストッパが、地震質量体の運動方向で定着アンカー部
に装着されている。
のストッパが、地震質量体の運動方向で定着アンカー部
に装着されている。
【0022】更に有利な実施形態によれば、二重桁構造
を有する多数の可動櫛歯及び固定櫛歯を備えた差動コン
デンサ装置が設けられており、しかも前記可動櫛歯は、
地震質量体の側方に装着されている。
を有する多数の可動櫛歯及び固定櫛歯を備えた差動コン
デンサ装置が設けられており、しかも前記可動櫛歯は、
地震質量体の側方に装着されている。
【0023】
【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明の実施
例を詳説する。
例を詳説する。
【0024】なお同一の構成要素又は同等機能の構成要
素には同一の符号を付した。
素には同一の符号を付した。
【0025】図1には、本発明の第1実施形態による加
速度センサが部分的な平面図で図示されている。
速度センサが部分的な平面図で図示されている。
【0026】すでに図4で説明した符号に加えて図1に
おける符号d1′は定着ブロック30と撓みばね40と
の間の拡張間隔、符号d2′は撓みばね40(ループば
ねとも呼ばれる)と可動櫛歯60′との間の拡張間隔で
あり、この場合、この拡張に関連して固定櫛歯70′も
ずらされている。
おける符号d1′は定着ブロック30と撓みばね40と
の間の拡張間隔、符号d2′は撓みばね40(ループば
ねとも呼ばれる)と可動櫛歯60′との間の拡張間隔で
あり、この場合、この拡張に関連して固定櫛歯70′も
ずらされている。
【0027】更に図1では符号300は、定着プロック
30に装着された第2のストッパ装置の複数のストッ
パ、また符号600は、撓みばね40の側で可動櫛歯6
0′に装着された第2のストッパ装置の複数のストッパ
である。
30に装着された第2のストッパ装置の複数のストッ
パ、また符号600は、撓みばね40の側で可動櫛歯6
0′に装着された第2のストッパ装置の複数のストッパ
である。
【0028】更に、桁構造を含めて撓みばね40を囲む
台座30のエピタキシーポリシリコン構造は、電荷分布
による静電力及び台座30へのループばね40の接近時
に作用する粘着力を防止するために、間隔d1′分だけ
更に後退させられている。同等のことは、撓みばね40
つまりループばねと、隣接した可動櫛歯60′との間の
間隔d2′についても該当する。
台座30のエピタキシーポリシリコン構造は、電荷分布
による静電力及び台座30へのループばね40の接近時
に作用する粘着力を防止するために、間隔d1′分だけ
更に後退させられている。同等のことは、撓みばね40
つまりループばねと、隣接した可動櫛歯60′との間の
間隔d2′についても該当する。
【0029】これらの手段は3つの重要な効果を有し、
しかもセンサの機械的な感度は、不変的に維持されてい
る。
しかもセンサの機械的な感度は、不変的に維持されてい
る。
【0030】一面において、発生する妨害力は、台座3
0まで、或いは隣接した可動櫛歯60′にまでループば
ね40を振れさせるためには可成り高くなければならな
いが、他面において、振れが比較的大きくてもループば
ね40の戻し力が著しく高いので、台座30及び可動櫛
歯60′の形のばね周辺部におけるループばねの引懸か
りや接着は阻止される。
0まで、或いは隣接した可動櫛歯60′にまでループば
ね40を振れさせるためには可成り高くなければならな
いが、他面において、振れが比較的大きくてもループば
ね40の戻し力が著しく高いので、台座30及び可動櫛
歯60′の形のばね周辺部におけるループばねの引懸か
りや接着は阻止される。
【0031】更にスペーサ、つまり疣部状のストッパ3
00,600は、ループばね40が台座30もしくは隣
接した櫛歯60′に大きな面をもって接近するのを防止
する。
00,600は、ループばね40が台座30もしくは隣
接した櫛歯60′に大きな面をもって接近するのを防止
する。
【0032】これら全ての手段に基づいて、ループばね
40が接着したままになる事態が効果的に防止される。
40が接着したままになる事態が効果的に防止される。
【0033】図2には、本発明の第2実施形態による加
速度センサが部分的な平面図で図示されている。
速度センサが部分的な平面図で図示されている。
【0034】図2の第2実施形態によれば、定着アンカ
ー部20に設けた複数個の固定的なストッパが1個に減
少されている。換言すれば、ただ1個の疣部200′が
設けられているにすぎない。それというのは、図4のス
トッパ200は潜在的な接着部位を成しており、かつ多
数個のこのようなストッパは接着公算を明らかに高める
からである。地震質量体10の運動方向で効果的なスト
ッパを形成するためには、原理的には、このようなスト
ッパ200′は最大限2個設ければ十分である。
ー部20に設けた複数個の固定的なストッパが1個に減
少されている。換言すれば、ただ1個の疣部200′が
設けられているにすぎない。それというのは、図4のス
トッパ200は潜在的な接着部位を成しており、かつ多
数個のこのようなストッパは接着公算を明らかに高める
からである。地震質量体10の運動方向で効果的なスト
ッパを形成するためには、原理的には、このようなスト
ッパ200′は最大限2個設ければ十分である。
【0035】図3には、本発明の第3実施形態による加
速度センサが部分的な平面図で図示されている。
速度センサが部分的な平面図で図示されている。
【0036】図3に示した第3実施形態によれば、第1
実施形態及び第2実施形態とは異なって、第2のストッ
パ装置が、ループばね(つまり撓みばね)40の直線部
分に設けたストッパ400と、ループばね40のループ
部45に設けたストッパ450とによって実現されてい
る。
実施形態及び第2実施形態とは異なって、第2のストッ
パ装置が、ループばね(つまり撓みばね)40の直線部
分に設けたストッパ400と、ループばね40のループ
部45に設けたストッパ450とによって実現されてい
る。
【0037】更にまた固定櫛歯(電極フィンガーとも呼
ばれる)70″,72′の振れを著しく小さくしかつこ
れらの部分の接着を防止するために、前記固定櫛歯7
0″,72′の幅を拡大しかつ該固定櫛歯を二重桁構造
に形成することによって、固定櫛歯70″,72′が補
強されている。前記のようにこの補強は、多重結合され
た二重桁によって実現される。
ばれる)70″,72′の振れを著しく小さくしかつこ
れらの部分の接着を防止するために、前記固定櫛歯7
0″,72′の幅を拡大しかつ該固定櫛歯を二重桁構造
に形成することによって、固定櫛歯70″,72′が補
強されている。前記のようにこの補強は、多重結合され
た二重桁によって実現される。
【0038】以上、本発明を有利な実施例に基づいて説
明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
く、多種多様に変形可能である。
明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
く、多種多様に変形可能である。
【0039】以上の実施例において本発明の加速度セン
サは、該加速度センサの基本原理を説明するために単純
な形態で説明されている。当然のことながら諸実施例の
コンビネーション及び、同一の構成素子を使用した著し
く複雑な実施形態が考えられる。
サは、該加速度センサの基本原理を説明するために単純
な形態で説明されている。当然のことながら諸実施例の
コンビネーション及び、同一の構成素子を使用した著し
く複雑な実施形態が考えられる。
【0040】当然またストッパは、ループばねにも、隣
接した台座もしくは隣接した櫛歯にも設けることができ
る。このようなストッパは、対向配置することも、或い
は相互にずらして装着することもできる。
接した台座もしくは隣接した櫛歯にも設けることができ
る。このようなストッパは、対向配置することも、或い
は相互にずらして装着することもできる。
【0041】またマイクロメカニックなベース材料は任
意に使用することができ、例として挙げた珪素基板だけ
に限定されるものではない。
意に使用することができ、例として挙げた珪素基板だけ
に限定されるものではない。
【図1】本発明の第1実施形態による加速度センサの部
分的な平面図である。
分的な平面図である。
【図2】本発明の第2実施形態による加速度センサの部
分的な平面図である。
分的な平面図である。
【図3】本発明の第3実施形態による加速度センサの部
分的な平面図である。
分的な平面図である。
【図4】公知の加速度センサの部分的な平面図である。
1 基板、 10 地震質量体、 20 定着ア
ンカー部、 30定着ブロック、 40 撓みばね、
45 ループ部、 50 台座、60,60′,
62 可動櫛歯、 70,70′,70″,72,7
2′固定櫛歯、 200;200′ 第1のストッパ
装置のストッパ又は疣部、300;400;450;6
00 第2のストッパ装置のストッパ、 P振れの方
向を示す矢印、 d1 定着ブロックに対する撓みば
ねの間隔、 d1′ 定着ブロックと撓みばねとの間
の拡張間隔、 d2 隣接した可動櫛歯に対する撓み
ばねの間隔、 d2′ 撓みばねと可動櫛歯との間
の拡張間隔、 d3 平衡状態における定着アンカー
部に対する地震質量体の間隔
ンカー部、 30定着ブロック、 40 撓みばね、
45 ループ部、 50 台座、60,60′,
62 可動櫛歯、 70,70′,70″,72,7
2′固定櫛歯、 200;200′ 第1のストッパ
装置のストッパ又は疣部、300;400;450;6
00 第2のストッパ装置のストッパ、 P振れの方
向を示す矢印、 d1 定着ブロックに対する撓みば
ねの間隔、 d1′ 定着ブロックと撓みばねとの間
の拡張間隔、 d2 隣接した可動櫛歯に対する撓み
ばねの間隔、 d2′ 撓みばねと可動櫛歯との間
の拡張間隔、 d3 平衡状態における定着アンカー
部に対する地震質量体の間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン ピンター ドイツ連邦共和国 ロイトリンゲン ペス タロッツィシュトラーセ 142 (72)発明者 フランク フィッシャー ドイツ連邦共和国 ゴーマリンゲン ロバ ート−コッホ−シュトラーセ 8
Claims (9)
- 【請求項1】 撓みばね装置(40)を介して基板
(1)上にばね支承されていて加速によって少なくとも
1つの方向(P)に振れ可能な地震質量体(10)を備
え、該地震質量体(10)の振れを第1のストッパ装置
(200;200′)によって制限可能であり、かつ前
記撓みばね装置(40)を前記地震質量体(10)の側
方に装着した形式の、マイクロメカニック式構成素子、
特に加速度センサにおいて、撓みばね装置(40)の歪
曲を制限するために第2のストッパ装置(300;40
0;450;600)が設けられていることを特徴とす
る、マイクロメカニック式構成素子。 - 【請求項2】 第2のストッパ装置(300;400;
450;600)が、撓みばね装置(40)に並置され
た定着ブロック(30)に装着された複数のストッパ
(300)を有している、請求項1記載のマイクロメカ
ニック式構成素子。 - 【請求項3】 第2のストッパ装置(300;400;
450;600)が、撓みばね装置(40)に並置され
た可動櫛歯(60′)に装着された複数のストッパ(6
00)を有している、請求項1又は2記載のマイクロメ
カニック式構成素子。 - 【請求項4】 第2のストッパ装置(300;400;
450;600)が、撓みばね装置(40)に装着され
たストッパ(400)を有している、請求項1から3ま
でのいずれか1項記載のマイクロメカニック式構成素
子。 - 【請求項5】 撓みばね装置(40)がループばねから
成っている、請求項1から4までのいずれか1項記載の
マイクロメカニック式構成素子。 - 【請求項6】 第2のストッパ装置(300;400;
450;600)が、撓みばね装置(40)のループ部
(45)に装着されたストッパ(450)を有してい
る、請求項5記載のマイクロメカニック式構成素子。 - 【請求項7】 第1のストッパ装置(200;20
0′)が、地震質量体(10)の運動方向で定着アンカ
ー部(20)に装着されたストッパを有している、請求
項1から6までのいずれか1項記載のマイクロメカニッ
ク式構成素子。 - 【請求項8】 最大限2個のストッパ(200′)が、
地震質量体(10)の運動方向で定着アンカー部(2
0)に装着されている、請求項7記載のマイクロメカニ
ック式構成素子。 - 【請求項9】 二重桁構造を有する多数の可動櫛歯(6
0,60′,62)及び固定櫛歯(70,70″,7
2)を備えた差動コンデンサ装置が設けられており、し
かも前記可動櫛歯が、地震質量体(10)の側方に装着
されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の
マイクロメカニック式構成素子。
Applications Claiming Priority (2)
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DE10024698A DE10024698A1 (de) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | Mikromechanisches Bauelement |
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Family Applications (1)
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DE (1) | DE10024698A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012528305A (ja) * | 2009-05-26 | 2012-11-12 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | マイクロマシン構造 |
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CN115112498A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-09-27 | 中国航发沈阳发动机研究所 | 一种悬臂落锤冲击载荷实验装置及冲击载荷修正方法 |
-
2000
- 2000-05-18 DE DE10024698A patent/DE10024698A1/de not_active Ceased
-
2001
- 2001-05-15 JP JP2001145351A patent/JP2002022763A/ja active Pending
- 2001-05-18 US US09/860,844 patent/US20020011112A1/en not_active Abandoned
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JP2012528305A (ja) * | 2009-05-26 | 2012-11-12 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | マイクロマシン構造 |
US9828235B2 (en) | 2014-05-01 | 2017-11-28 | Seiko Epson Corporation | Functional element, physical quantity sensor, electronic apparatus and mobile entity |
US10421661B2 (en) | 2014-05-01 | 2019-09-24 | Seiko Epson Corporation | Functional element, electronic apparatus and mobile entity |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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