JP2002022444A - 座標情報収集システム、座標情報収集方法及びマーク部材 - Google Patents

座標情報収集システム、座標情報収集方法及びマーク部材

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JP2002022444A
JP2002022444A JP2000202178A JP2000202178A JP2002022444A JP 2002022444 A JP2002022444 A JP 2002022444A JP 2000202178 A JP2000202178 A JP 2000202178A JP 2000202178 A JP2000202178 A JP 2000202178A JP 2002022444 A JP2002022444 A JP 2002022444A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模空間においても多数の位置に簡易にラ
ンドマークポイントを配置することができると共に、配
置されたランドマークポイントの座標情報を簡易かつ高
精度に得ることができる座標情報収集システム及び座標
情報収集方法を得る。 【解決手段】 表面に複数のランドマークポイントを示
すマーク(市松模様)を付した板状のキャリブレーショ
ンボード30を用意し、撮影対象空間52内の所定位置
にキャリブレーションボード30を配置した際の各ラン
ドマークポイントの3次元位置を示す座標情報を3次元
測量器24によって取得すると共に、各ビデオカメラ1
2の撮影によって得られた画像中の各ランドマークポイ
ントの2次元位置を示す座標情報を取得し、同一ランド
マークポイントの上記3次元位置を示す座標情報と上記
2次元位置を示す座標情報とを対応付けて記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標情報収集シス
テム、座標情報収集方法及びマーク部材に係り、より詳
しくは、座標情報の収集対象とする領域内の任意の位置
における座標情報を簡易かつ高精度に得ることができる
座標情報収集システム及び座標情報収集方法と、該座標
情報収集システム及び座標情報収集方法に用いられるマ
ーク部材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年の
コンピュータの処理能力やビデオ機器の発達に伴い、多
視点カメラによって撮影された映像データをコンピュー
タ内部で融合し、その情報を用いて自由視点からの見え
方を提示する研究が盛んに行われている。
【0003】多視点映像データの融合には、3次元形状
推定やモデリングといったコンピュータビジョンの技術
等が用いられ、自由視点映像の生成には、イメージベー
ス、又はモデルベースのレンダリングに基づくコンピュ
ータ・グラフィクス技術等が用いられている。
【0004】しかしながら、撮影対象とする空間が大き
くなると、完全に同期のとれた多視点映像の撮影や、正
確なカメラ校正(キャリブレーション)が困難になるた
め、ほとんどの研究は、数m四方の空間内でのイベント
を対象に行われている。
【0005】すなわち、ビデオカメラによって撮影され
た画像の画像データを処理するためには、実世界と、ビ
デオカメラによって得られた画像データが示す2次元画
像との位置関係を予め得ておく必要があり、このために
は、ビデオカメラの画像の中に正確な実世界の位置座標
が分かる特徴点(以下、「ランドマークポイント」とい
う)が複数存在する必要がある。
【0006】一方、ビデオカメラによる画像の解像度に
は限界があるので、カメラ校正には必然的に誤差が生じ
る。従って、正確なカメラ校正を行うためには、なるべ
く多くの正確なランドマークポイントを実空間中に均一
に配置することが求められる。
【0007】しかしながら、イベントホールやスタジア
ムといった大規模な空間に、そのようなランドマークポ
イントを配置することは著しく困難であり、従来は、机
上、或いは5m程度の立方体空間でのランドマークポイ
ントの配置に留まっていた。
【0008】本発明は上記事実に鑑みて成されたもので
あり、大規模空間においても多数の位置に簡易にランド
マークポイントを配置することができると共に、配置さ
れたランドマークポイントの座標情報を簡易かつ高精度
に得ることができる座標情報収集システム及び座標情報
収集方法を提供すると共に、該座標情報収集システム及
び座標情報収集方法に好適に用いることができるマーク
部材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の座標情報収集システムは、座標情報
の収集対象となる位置を示すマークが付された移動可能
なマーク部材と、座標情報の収集対象とする領域内に配
置された前記マーク部材の前記マークの3次元位置を計
測するための3次元測量器と、各々異なる位置に配置さ
れると共に、前記3次元測量器によって前記マークの3
次元位置が計測された前記マーク部材の前記マークを含
む領域を撮影して画像信号として出力する複数の撮像器
と、前記複数の撮像器の各々から出力された画像信号が
示す画像における前記マークの2次元位置を示す座標情
報を前記撮像器毎に導出する2次元座標導出手段と、前
記2次元座標導出手段によって導出された前記マークの
2次元位置を示す座標情報と、前記3次元測量器によっ
て計測された前記マークの3次元位置を示す座標情報と
を対応付ける対応付手段と、前記対応付手段によって対
応付けられた座標情報を記憶する記憶手段と、を備えて
いる。
【0010】請求項1記載の座標情報収集システムによ
れば、座標情報の収集対象とする領域内に配置された、
座標情報の収集対象となる位置を示すマークが付された
移動可能なマーク部材の前記マークの3次元位置が3次
元測量器によって計測され、各々異なる位置に配置され
た複数の撮像器により、上記3次元測量器によって上記
マークの3次元位置が計測されたマーク部材のマークを
含む領域が撮影されて画像信号として出力される。
【0011】ここで、上記マークは前述のランドマーク
ポイントに相当するものであり、該マークとしては、円
形図形、矩形図形、×印等の位置を示すことができる全
ての形状のマークを適用することができる。また、上記
3次元測量器としては、レーザ光等の所定波長の光の反
射光に基づいて計測対象の3次元位置を計測するタイプ
の測量器や、三角測量に基づいて計測対象の3次元位置
を計測するタイプの測量器等の、あらゆる3次元測量器
を適用することができる。また、上記撮像器には、撮影
対象の動画像を撮影するビデオカメラの他、撮影対象の
静止画像を撮影するカメラが含まれる。なお、撮像器が
ビデオカメラの場合は、デジタル方式及びアナログ方式
の何れのものも適用することができる。
【0012】また、本発明では、上記複数の撮像器の各
々から出力された画像信号が示す画像における上記マー
クの2次元位置を示す座標情報が2次元座標導出手段に
よって撮像器毎に導出され、導出された上記マークの2
次元位置を示す座標情報と、上記3次元測量器によって
計測された上記マークの3次元位置を示す座標情報とが
対応付手段によって対応付けられ、更に該対応付けられ
た座標情報が記憶手段によって記憶される。ここで、上
記記憶手段には、RAM(Random Access Memory)、E
EPROM(Electrically Erasable and Programmable
Read Only Memory)、フラッシュEEPROM(Flash
EEPROM)等の記憶素子、フロッピィディスク、
CD−ROM、光磁気ディスク、磁気テープ等の可搬記
録媒体やハードディスク等の固定記録媒体、或いはネッ
トワークに接続されたサーバーコンピュータ等に設けら
れた外部記憶装置等を適用することができる。
【0013】このように、請求項1に記載の座標情報収
集システムによれば、ランドマークポイントを示すもの
として座標情報の収集対象となる位置を示すマークが付
された移動可能なマーク部材を用いているので、多数の
位置に簡易にランドマークポイントを配置することがで
きると共に、座標情報の収集対象とする領域内に配置さ
れたマーク部材のマークの3次元位置を3次元測量器に
よって計測して、複数の撮像器によって得られた画像に
おける上記マークの2次元位置を示す座標情報と3次元
測量器によって計測された上記マークの3次元位置を示
す座標情報とを対応付けているので、配置されたランド
マークポイントの座標情報を簡易かつ高精度に得ること
ができる。
【0014】また、本発明によれば、上述のように多数
の位置に簡易にランドマークポイントを配置することが
できる結果、座標情報の収集対象とする空間の形状や広
さの自由度を増大させることができる。
【0015】また、請求項2記載の座標情報収集システ
ムは、請求項1記載の発明において、前記マーク部材の
前記マークを含む領域に、前記マークが付されている位
置の基準となる基準マークを付し、前記3次元測量器に
よって、前記基準マークの3次元位置を計測すると共
に、前記3次元測量器によって計測された前記基準マー
クの3次元位置を基準として前記マークの3次元位置を
示す座標情報を導出する3次元座標導出手段を更に備え
たものである。
【0016】請求項2記載の座標情報収集システムで
は、請求項1に記載の発明におけるマーク部材の上記マ
ークを含む領域に、該マークが付されている位置の基準
となる基準マークが付され、3次元測量器によって上記
基準マークの3次元位置が計測され、更に、該計測され
た基準マークの3次元位置を基準として上記マークの3
次元位置を示す座標情報が3次元座標導出手段によって
導出される。なお、上記基準マークとしては、円形図
形、矩形図形、×印等の位置を示すことができる全ての
形状のマークを適用することができる。ここで、3次元
測量器がレーザ光の反射光に基づいて計測対象の3次元
位置を計測するタイプの測量器である場合には、レーザ
光を反射するための反射板に上記基準マークを付する形
態を適用することもできる。
【0017】このように、請求項2に記載の座標情報収
集システムによれば、請求項1記載の発明と同様の効果
を奏することができると共に、マーク部材に対してマー
クが付されている位置の基準となる基準マークを付して
おき、3次元測量器によって上記基準マークの3次元位
置を計測して、該計測した3次元位置を基準として上記
マークの3次元位置を示す座標情報を導出しているの
で、基準マークのみが3次元測量器によって計測できる
状態にマーク部材を配置することが可能となり、マーク
部材の配置の自由度を増すことができる。
【0018】また、請求項3記載の座標情報収集システ
ムは、請求項2記載の発明における前記マーク部材を、
表面に前記マークと少なくとも3箇所の前記基準マーク
とが付された板状部材とするものである。
【0019】すなわち、マーク部材の形状を、移動の簡
易性や設置の容易性を向上するために板状とし、かつ表
面にマークを付した場合、基準マークの3次元位置を基
準としてマークの3次元位置を導出するためには、マー
クを付した面の3次元測量器に対する傾斜を知る必要が
ある。
【0020】一方、上記傾斜は、マークを付した面の最
低3箇所の3次元位置に基づいて導出することが可能で
ある。従って、本発明では、マーク部材のマークが付さ
れた面の少なくとも3箇所に上記基準マークを付してお
くことによって、これらの基準マークの3次元位置を3
次元測量器で計測して上記傾斜を導出し、該傾斜に基づ
いて上記マークの3次元位置を導出することができるよ
うにしている。
【0021】このように請求項3に記載の座標情報収集
システムによれば、請求項2記載の発明と同様の効果を
奏することができると共に、マーク部材の形状を板状と
したので、マーク部材の移動の簡易性や設置の容易性を
向上することができる。
【0022】また、請求項4記載の座標情報収集システ
ムは、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明に
おいて、前記マーク部材に複数の前記マークを付し、前
記対応付手段は、前記複数のマークの2次元位置を示す
座標情報と前記複数のマークの3次元位置を示す座標情
報との間で、同一マーク同士の座標情報を対応付けるも
のである。
【0023】請求項4記載の座標情報収集システムによ
れば、座標情報の収集対象とする領域内に配置された、
座標情報の収集対象となる位置を示す複数のマークが付
された移動可能なマーク部材の上記複数のマークの3次
元位置が3次元測量器によって計測され、各々異なる位
置に配置された複数の撮像器により、上記3次元測量器
によって上記複数のマークの3次元位置が計測されたマ
ーク部材のマークを含む領域が撮影されて画像信号とし
て出力される。
【0024】また、この発明では、上記複数の撮像器の
各々から出力された画像信号が示す画像における上記複
数のマークの2次元位置を示す座標情報が2次元座標導
出手段によって撮像器毎に導出され、導出された上記複
数のマークの2次元位置を示す座標情報と、上記複数の
マークの3次元位置を示す座標情報との間で、同一マー
ク同士の座標情報が対応付手段によって対応付けられ
る。
【0025】このように請求項4に記載の座標情報収集
システムによれば、請求項1乃至請求項3の何れか1項
記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、
マーク部材を複数のマークが付されたものとしているの
で、マーク部材の設置毎に収集できる座標情報の位置数
を複数とすることができ、より短時間に多数の座標情報
を収集することができる。
【0026】更に、請求項5記載の座標情報収集システ
ムは、請求項4記載の発明において、前記マーク部材の
前記マークを含む領域に、前記複数のマークの座標情報
の順位を決定するための起点となる起点マークを付し、
前記対応付手段は、前記撮像器から出力された画像信号
から前記起点マークの位置を検出し、所定ルールに基づ
いて、前記検出した位置を起点として前記複数のマーク
の2次元位置を示す座標情報と前記複数のマークの3次
元位置を示す座標情報との間で、同一マーク同士の座標
情報を対応付けるものである。
【0027】請求項5記載の座標情報収集システムによ
れば、請求項4に記載の発明におけるマーク部材のマー
クを含む領域に、上記複数のマークの座標情報の順位を
決定するための起点となる起点マークが付される。な
お、上記起点マークとしては、円形図形、矩形図形、×
印等の位置を示すことができる全ての形状のマークを適
用することができる。
【0028】また、請求項5記載の発明では、対応付手
段によって、上記撮像器から出力された画像信号から起
点マークの位置が検出され、所定ルールに基づいて、上
記検出された位置を起点として上記複数のマークの2次
元位置を示す座標情報と上記複数のマークの3次元位置
を示す座標情報との間で、同一マーク同士の座標情報が
対応付けられる。なお、上記所定ルールとしては、起点
マークの最近傍に位置するマークを起点として、上記複
数のマークの座標情報の順位を決定することができるル
ールであれば、如何なるルールも適用することができ
る。
【0029】このように請求項5に記載の座標情報収集
システムによれば、請求項4記載の発明と同様の効果を
奏することができると共に、マーク部材に対して複数の
マークの座標情報の順位を決定するための起点となる起
点マークを付しておき、所定ルールに基づいて、上記起
点マークの位置を起点として上記複数のマークの2次元
位置を示す座標情報と上記複数のマークの3次元位置を
示す座標情報との間で、同一マーク同士の座標情報の対
応付けを行っているので、該対応付けを人手を介在させ
ることなく自動的に行うことができる。
【0030】一方、上記目的を達成するために、請求項
6記載の座標情報収集方法は、座標情報の収集対象とす
る領域内に配置された、座標情報の収集対象となる位置
を示すマークが付された移動可能なマーク部材の前記マ
ークの3次元位置を3次元測量器によって計測すると共
に、各々異なる位置に配置された複数の撮像器により、
前記3次元測量器によって前記マークの3次元位置が計
測された前記マーク部材の前記マークを含む領域を撮影
して画像信号として出力し、前記複数の撮像器の各々か
ら出力された画像信号が示す画像における前記マークの
2次元位置を示す座標情報を前記撮像器毎に導出し、導
出された前記マークの2次元位置を示す座標情報と、前
記3次元測量器によって計測された前記マークの3次元
位置を示す座標情報とを対応付け、対応付けられた座標
情報を記憶するものである。
【0031】従って、請求項6に記載の座標情報収集方
法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するの
で、多数の位置に簡易にランドマークポイントを配置す
ることができると共に、配置されたランドマークポイン
トの座標情報を簡易かつ高精度に得ることができる。
【0032】また、上記目的を達成するために、請求項
7記載のマーク部材は、空間内の任意位置における座標
情報を収集する際に前記任意位置を示すために用いられ
るマーク部材であって、板状部材と、前記板状部材の表
面に付された前記任意位置を示すマークと、前記マーク
が付された面の予め定めた少なくとも3箇所に付される
と共に、前記マークが付されている位置の基準となる基
準マークと、を備えている。
【0033】すなわち、空間内の任意位置における座標
情報を収集する際に上記任意位置を示すために用いられ
るマーク部材の形状を、移動の簡易性や設置の容易性を
向上するために板状とし、かつ表面に上記任意位置を示
すマークを付した場合、基準マークの3次元位置を基準
としてマークの3次元位置を導出する場合には、マーク
を付した面の3次元位置計測位置に対する傾斜を知る必
要がある。
【0034】一方、上記傾斜は、マークを付した面の最
低3箇所の3次元位置に基づいて導出することが可能で
ある。従って、本発明では、マーク部材のマークが付さ
れた面の少なくとも3箇所に上記基準マークを付してお
くことによって、これらの基準マークの3次元位置を計
測して上記傾斜を導出し、該傾斜に基づいて上記マーク
の3次元位置を導出することができるようにしている。
【0035】このように請求項7に記載のマーク部材に
よれば、マーク部材の形状を板状としたので、マーク部
材の移動の簡易性や設置の容易性を向上することができ
る。
【0036】なお、請求項8記載の発明のように、請求
項7記載のマーク部材において、前記少なくとも3箇所
に付された基準マークは、前記板状部材の外周近傍でか
つ互いに離間する位置に付されていることが好ましい。
【0037】これによって、マークを付した面の3次元
位置計測位置に対する傾斜を高精度に導出することがで
き、この結果としてマークの3次元位置を高精度に導出
することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。まず、図1を参照
して、本実施の形態に係る多視点映像撮影システム10
の構成について説明する。なお、図1は、本実施の形態
に係る多視点映像撮影システム10の全体構成を示すブ
ロック図である。
【0039】同図に示すように、本実施の形態に係る多
視点映像撮影システム10は、撮影対象とする空間内を
撮影して画像信号として出力する複数(本実施の形態で
は15台)のビデオカメラ12と、各ビデオカメラ12
から出力された画像信号の同期をとるための同期信号を
発生する同期信号発生器14と、各ビデオカメラ12か
ら出力された画像信号に書込むべき撮影時刻を示すタイ
ムコードを発生するLTC(Longitudinal Time Code)
発生器18と、各々LTC発生器18によって発生され
たタイムコードに応じた撮影時刻を対応するビデオカメ
ラ12から出力された画像信号に書込む複数(本実施の
形態では15台)のタイムスタンパ16と、各々3枚の
画像ボード26が装着された画像信号取り込み用のパー
ソナル・コンピュータ(以下、「取込用PC」という)
20と、撮影対象とする空間内の任意点の3次元位置を
計測するための3次元測量器24と、本多視点映像撮影
システム10全体の動作を司る制御用のパーソナル・コ
ンピュータ(以下、「制御用PC」という)22と、を
含んで構成されている。
【0040】なお、本実施の形態では、上記ビデオカメ
ラ12として、ソニー株式会社製、商品名DXC−90
00というプログレッシブ・スキャン3CCDカメラを
適用している。また、本実施の形態では、上記3次元測
量器24として、株式会社ニコン製、商品名GF−EX
1を適用している。
【0041】各ビデオカメラ12には同期信号発生器1
4が接続されており、同期信号発生器14によって発生
された共通の同期信号が各ビデオカメラ12に供給され
るように構成されている。これによって、デジタイズさ
れたフレームにおいてインターレース・スキャン撮影時
のようなブレが発生することなく、かつ完全に同期した
多視点映像の撮影が可能となる。
【0042】また、各ビデオカメラ12の画像信号を出
力する出力端子は、各々LTC発生器18が接続された
対応するタイムスタンパ16に接続されており、LTC
発生器18によって発生されたタイムコードを各タイム
スタンパ16によってVITC(Vertical Interval Ti
me Code)に変換した後、対応するビデオカメラ12か
ら入力された画像信号の垂直ブランク領域に書き込むこ
とによって、フレームの撮影時刻の特定を可能としてい
る。
【0043】更に、各タイムスタンパ16のタイムコー
ドが書込まれた画像信号を出力する出力端子は各々対応
する画像ボード26を介して対応する取込用PC20に
入力されるように構成されており、各タイムスタンパ1
6によってタイムコードが書込まれた画像信号は対応す
る画像ボード26によって取込用PC20に内蔵された
図示しないメモリ上に、デジタルカラー画像データとし
て、フルサイズ(640×480画素)、ビデオレート
(毎秒30フレーム)で取り込まれる。
【0044】また、各取込用PC20は制御用PC22
に100Base−TX Etherネットワーク経由
で接続されており、各取込用PC20によって取り込ま
れたデジタルカラー画像データを制御用PC22に入力
できるように構成されている。このように、取込用PC
20と制御用PC22が独立したシステム構成であるた
め、ビデオカメラ12や取込用PC20の増減設が容易
に行える。
【0045】ビデオカメラ12と取込用PC20は比較
的近接した位置に配置され、信号が劣化しやすいアナロ
グビデオ信号は短いビデオケーブルで伝送される。一
方、各ビデオカメラ12間の距離は、100Base−
TX Etherケーブルの最大延長可能距離によって
決定されるが、このケーブルには時間的制約の大きい信
号が流れ込まないため、ハブなどによるケーブルの延長
が可能であり、大規模空間への拡張が容易に行える。
【0046】一方、3次元測量器24は制御用PC22
にRS232Cケーブルによって接続されており、3次
元測量器24によって計測された3次元位置を示す座標
情報が必要に応じて制御用PC22に入力されるように
構成されている。
【0047】次に、図2を参照して、本実施の形態にお
いてカメラ校正用に用いられるキャリブレーションボー
ド30の構成について説明する。図2(A)に示すよう
に、本実施の形態に係るキャリブレーションボード30
は、市松模様と、黒色の×印とされた起点マーカー36
とが付された矩形状の板状部材に対して、市松模様が付
された面の外周近傍でかつ互いに離間する予め定められ
た3箇所に反射板取付部材32が設置されて構成されて
いる。
【0048】本実施の形態では、キャリブレーションボ
ード30の上記板状部材に付された市松模様の格子点を
ランドマークポイントLi(i=1〜28)として適用
するものとしており、該ランドマークポイントLiが本
発明のマークに相当する。
【0049】なお、本実施の形態に係るキャリブレーシ
ョンボード30では、上記板状部材を長手方向長さが1
80cm、短手方向長さが90cmの剛性の高いホワイ
トボードで構成しており、上記市松模様は、20cm四
方の黒紙を上記ホワイトボードに20cm間隔で交互に
貼り付けることによって構成している。
【0050】一方、図2(B)に示すように、キャリブ
レーションボード30に設置されている各反射板取付部
材32には、3次元測量器24による3次元位置の計測
の際のターゲットとなる基準マーク38が付された反射
板34A及び反射板34Bが取り付けられている。3次
元測量器24は、反射板34A又は反射板34Bに対し
てレーザ光を射出し、反射板34A又は反射板34Bに
よって反射されたレーザ光を受光することによって、3
次元測量器24による測量位置を原点座標(0、0、
0)としたターゲットの3次元位置を示す座標情報を取
得する。
【0051】上述したように、本実施の形態に係るキャ
リブレーションボード30は、剛性の高い板状部材をベ
ースとして構成されているので、キャリブレーションボ
ード30自身の歪みは無視できる。そのため、キャリブ
レーションボード30上の個々のランドマークポイント
Liについて3次元座標位置を測定する必要はなく、最
低3点の基準点の測定値から、全てのランドマークポイ
ントLiの3次元座標値を求めることができる。
【0052】すなわち、上記最低3点の基準点のうちの
1つの基準点の2次元座標位置を基準位置(0、0)と
した場合の各ランドマークポイントLiの2次元座標値
を予め記憶しておく。そして、各ランドマークポイント
Liの3次元位置を示す座標情報を導出する際には、ま
ず、上記最低3個の基準点の3次元座標位置を3次元測
量器24によって計測し、次に、キャリブレーションボ
ード30のランドマークポイントが付された面の3次元
測量器24に対する傾きを、計測した上記最低3個の基
準点の3次元座標位置に基づいて求め、最後に、上記傾
きと、上記1つの基準点の3次元座標位置と、上記予め
記憶しておいた各ランドマークポイントLiの2次元座
標値と、に基づいて、各ランドマークポイントの3次元
位置を示す座標情報を導出する。
【0053】本実施の形態では、反射板取付部材32の
3箇所の設置位置が上記基準点の位置に対応している。
従って、3次元測量器24によって反射板取付部材32
に設けられている反射板34A又は反射板34Bに付さ
れた基準マーク38の3次元位置を計測することによっ
て、上述した手順により、各ランドマークポイントLi
の3次元位置を示す座標情報を導出することができる。
【0054】次に、図3を参照して、本実施の形態に係
る撮影対象と、各ビデオカメラ12及び3次元測量器2
4の配置位置について説明する。同図に示すように、本
実施の形態では、イベントホール50内の略中央に位置
する撮影対象空間52を撮影対象としている。
【0055】また、同図に示すように、本実施の形態で
は、イベントホール50の図3紙面前後位置に位置する
2面の壁面の各々に4台づつ、残りの2面の壁面に3台
づつ、天井の中心近傍に1台、各々ビデオカメラ12が
設置されている。
【0056】更に、同図に示すように、本実施の形態で
は、3次元測量器24をイベントホール50内の天井近
傍の壁面に設置しており、これによって、キャリブレー
ションボード30を撮影対象空間52のどの位置に配置
した場合であっても、キャリブレーションボード30上
の基準マーク38の3次元位置を3次元測量器24によ
って計測することができる。
【0057】次に、図4を参照して、本実施の形態にお
けるキャリブレーションボード30の配置位置について
説明する。本実施の形態では、図4(A)に示すよう
に、平面視矩形状とされた撮影対象空間52の2箇所の
角部近傍位置及び該2箇所の角部に対向する2箇所の角
部の略中心位置の3箇所の位置の各々について、図4
(B)に示すように、撮影対象空間52の上端部近傍、
中心部近傍及び下端部近傍の3箇所づつ、合計9箇所に
キャリブレーションボード30を配置する。
【0058】多視点映像撮影システム10が本発明の座
標情報収集システムに、キャリブレーションボード30
が本発明のマーク部材に、3次元測量器24が本発明の
3次元測量器に、ビデオカメラ12が本発明の撮像器
に、制御用PC22に内蔵されたハードディスク(図示
省略)が本発明の記憶手段に、基準マーク38が本発明
の基準マークに、起点マーカー36が本発明の起点マー
クに、各々相当する。
【0059】次に、図5〜図7を参照して、本実施の形
態に係る多視点映像撮影システム10の作用について説
明する。なお、図5〜図7は、多視点映像撮影システム
10における各ビデオカメラ12の撮影によって得られ
たデジタルカラー画像データが示す画像上のランドマー
クポイントLiの2次元位置を示す座標情報(u、v)
と、3次元測量器24による計測によって得られたラン
ドマークポイントLiの3次元位置を示す座標情報
(X、Y、Z)との位置関係、すなわち、各ビデオカメ
ラ12によって得られたデジタルカラー画像データが示
す画像と実世界との位置関係を導出する際に多視点映像
撮影システム10において行われる処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【0060】まず、図5のステップ100では、計測者
により、図4に示したキャリブレーションボード30の
各配置位置のうちの何れか一箇所にキャリブレーション
ボード30を配置する。このとき、キャリブレーション
ボード30は必ずしもランドマークポイントLiが付さ
れた面を水平とする必要はない。
【0061】次のステップ102では、実世界ランドマ
ークポイント取得処理を行う。以下、図6を参照して、
本実施の形態に係る実世界ランドマークポイント取得処
理について説明する。
【0062】同図のステップ200では、計測者により
キャリブレーションボード30の3箇所に設けられてい
る反射板34A又は反射板34Bのうちの何れか1つの
基準マーク38の中心位置を3次元測量器24によって
計測し、該計測によって得られた3次元位置を示す座標
情報(X、Y、Z)を制御用PC22に送信する。
【0063】そこで、次のステップ202では、制御用
PC22により、上記ステップ200によって3次元測
量器24から受信された3次元位置を示す座標情報
(X、Y、Z)を制御用PC22に内蔵された図示しな
いメモリに記憶する。
【0064】次のステップ204では、3箇所全ての反
射板34における基準マーク38の中心位置の計測及び
制御用PC22のメモリへの記憶が終了したか否かを判
定し、終了していない場合(否定判定の場合)は上記ス
テップ200へ戻って、残りの反射板34の基準マーク
38に対する中心位置の計測及び上記メモリへの記憶を
繰り返して実行し、全ての反射板34について終了した
時点(肯定判定となった時点)でステップ206へ移行
する。
【0065】ステップ206では、制御用PC22によ
り、上記ステップ200乃至ステップ204の繰り返し
処理によって得られた3箇所の反射板34における基準
マーク38の3次元位置を示す座標情報(X、Y、Z)
に基づいて、キャリブレーションボード30に付された
全てのランドマークポイントLiの3次元位置を示す座
標情報を演算する。
【0066】すなわち、前述したように、キャリブレー
ションボード30のランドマークポイントが付された面
の3次元測量器24に対する傾きは、3箇所に設けられ
た反射板34における基準マーク38の3次元位置座標
に基づいて得ることができる。そして、キャリブレーシ
ョンボード30の1つの反射板34における基準マーク
38の中心位置を基準点とした各ランドマークポイント
Liの2次元座標値は予め記憶されているので、上記傾
きと上記1つの反射板34における基準マーク38の3
次元位置を示す座標情報と、上記予め記憶されている各
ランドマークポイントLiの2次元座標値と、に基づい
て、各ランドマークポイントLiの3次元位置を示す座
標情報を導出することができる。
【0067】具体的には、まず、キャリブレーションボ
ード30の3次元測量器24に対する傾きを求め、次に
上記各ランドマークポイントの2次元座標値を上記傾き
に応じた3次元座標値に変換し、最後に、上記変換によ
って得られた各ランドマークポイントLiの3次元座標
値を上記1つの反射板34における基準マーク38の3
次元位置を示す座標情報に加算する。
【0068】次のステップ208では、制御用PC22
により、上記ステップ206で得られた各ランドマーク
ポイントLiの3次元位置を示す座標情報を、キャリブ
レーションボード30に付されている起点マーカー36
の位置を基準として一定のルールに従って並び替える。
【0069】なお、本実施の形態では、上記一定のルー
ルを、キャリブレーションボード30を平面視した場合
において、起点マーカー36の最近傍に位置する反射板
34(本実施の形態では図2紙面左上の反射板取付部材
32に設けられている反射板34)の最近傍に位置する
ランドマークポイントを1番目とし、該1番目のランド
マークポイントの図2紙面右側に位置するランドマーク
ポイントに対して上記1番目のランドマークポイントに
近い順に順次順番付けしていき、図2紙面右端のランド
マークポイントに達したら、次の行の左端のランドマー
クポイントを上記右端のランドマークポイントの次の順
番とするように順番付けすることを繰り返して行うこと
により、全てのランドマークポイントに対して順番付け
を行い、この順番付けによって決定された順番となるよ
うに、各ランドマークポイントLiの3次元位置を示す
座標情報の順番を並べ替えるものとする。
【0070】この並べ替えによって、図2に示す例で
は、各ランドマークポイントの3次元位置を示す座標情
報が、L1、L2、・・・、L28という順番に並び替
えられることになる。
【0071】次のステップ210では、制御用PC22
により、上記ステップ200乃至ステップ208の処理
によって得られたランドマークポイントLiの3次元位
置を示す座標情報を図示しないメモリに記憶し、その後
に本実世界ランドマークポイント取得処理を終了して、
図5のステップ104に戻る。
【0072】ステップ104では、ビデオ画像ランドマ
ークポイント取得処理を行う。以下、図7を参照して、
本実施の形態に係るビデオ画像ランドマークポイント取
得処理について説明する。なお、ここでは、上記ステッ
プ100(図5も参照)において撮影対象空間52内に
配置されたキャリブレーションボード30に対する撮影
によって各ビデオカメラ12からデジタルカラー画像デ
ータが取込用PC20を経由して制御用PC22に入力
されていることを前提に説明する。
【0073】同図のステップ250では、制御用PC2
2により、何れか1台のビデオカメラ12から入力され
ているデジタルカラー画像データが示す画像から起点マ
ーカー36の画像位置座標を抽出する。なお、本実施の
形態の起点マーカー36は黒色の×印とされているの
で、ここでは、上記デジタルカラー画像データにおい
て、直線状でかつ長手方向の長さが略同一の2つの黒画
素データ群が交差している領域を起点マーカー36とし
て検出し、該領域の中心位置の2次元座標を起点マーカ
ー36の画像位置座標として抽出する。
【0074】次のステップ252では、制御用PC22
により、上記ステップ250で起点マーカー36の画像
位置座標の抽出対象とされたビデオカメラ12から入力
されているデジタルカラー画像データから、全てのラン
ドマークポイントLiの2次元位置を示す座標情報を抽
出する。
【0075】ここでは、まず、上記デジタルカラー画像
データに含まれる市松模様を示す領域から、黒色領域と
白色領域の境界線を抽出する。図2に示す例では、この
抽出によって、市松模様の左端から右端まで行方向に延
びた4本の直線と、市松模様の上端から下端まで列方向
に延びた7本の直線が得られることになるので、次に、
上記行方向に延びた4本の直線と、列方向に延びた7本
の直線の交点の2次元位置座標を求める。これによっ
て、図2に示す例では、28箇所の交点の2次元位置座
標が得られる。この2次元位置座標が各ランドマークポ
イントLiの2次元位置を示す座標情報に相当する。な
お、本実施の形態では、上記デジタルカラー画像データ
が示す画像領域の左上点を原点(0、0)として上記ラ
ンドマークポイントの2次元位置を示す座標情報を得
る。
【0076】次のステップ254では、制御用PC22
により、上記ステップ252で抽出した各ランドマーク
ポイントLiの2次元位置を示す座標情報を、上記ステ
ップ250によって抽出した起点マーカー36の画像位
置座標を基準として一定のルールに従って並び替える。
【0077】なお、本実施の形態では、上記一定のルー
ルを、キャリブレーションボード30を平面視した場合
において、起点マーカー36の最近傍に位置する反射板
34(本実施の形態では図2紙面左上の反射板取付部材
32に設けられている反射板34)の最近傍に位置する
ランドマークポイントを1番目とし、該1番目のランド
マークポイントの図2紙面右側に位置するランドマーク
ポイントに対して上記1番目のランドマークポイントに
近い順に順次順番付けしていき、図2紙面右端のランド
マークポイントに達したら、次の行の左端のランドマー
クポイントを上記右端のランドマークポイントの次の順
番とするように順番付けすることを繰り返して行うこと
により、全てのランドマークポイントに対して順番付け
を行い、この順番付けによって決定された順番となるよ
うに、各ランドマークポイントLiの2次元位置を示す
座標情報の順番を並べ替えるものとする。
【0078】この並べ替えによって、図2に示す例で
は、各ランドマークポイントの2次元位置を示す座標情
報が、L1、L2、・・・、L28という順番に並び替
えられることになる。
【0079】次のステップ256では、制御用PC22
により、上記ステップ250乃至ステップ254の処理
によって得られた各ランドマークポイントの2次元位置
を示す座標情報を図示しないメモリに記憶し、次のステ
ップ258では、全てのビデオカメラ12について上記
ステップ250乃至ステップ256の処理が終了したか
否かを判定し、終了していないと判定された場合(否定
判定された場合)は上記ステップ250に戻り、終了し
たと判定された時点(肯定判定された時点)で本ビデオ
画像ランドマークポイント取得処理を終了して、図5の
ステップ106に戻る。
【0080】ステップ106では、制御用PC22によ
り、上記ステップ102の実世界ランドマークポイント
取得処理によって得られた各ランドマークポイントLi
の3次元位置を示す座標情報と、上記ステップ104の
ビデオ画像ランドマークポイント取得処理によって得ら
れた各ランドマークポイントLiの2次元位置を示す座
標情報との各座標情報に対して、同一のランドマークポ
イントの3次元位置を示す座標情報と2次元位置を示す
座標情報とを対応付ける。
【0081】なお、本実施の形態では、上記実世界ラン
ドマークポイント取得処理のステップ208の処理、及
び上記ビデオ画像ランドマークポイント取得処理のステ
ップ254の処理によって、各ランドマークポイントL
iの3次元位置を示す座標情報と2次元位置を示す座標
情報とは、同一ルールに従って並べ替えられて図示しな
いメモリに記憶されているので、本ステップ106で
は、同一順番の3次元位置を示す座標情報と2次元位置
を示す座標情報とを対応付けることのみによって、同一
ランドマークポイントの座標情報の対応付けを行うこと
ができる。
【0082】次のステップ108では、制御用PC22
により、各ランドマークポイントLiの3次元位置を示
す座標情報と2次元位置を示す座標情報とを上記ステッ
プ106の処理で対応付けられた状態で、制御用PC2
2に内蔵されたハードディスク(図示省略)に構築され
ているデータベースに追加記憶する。なお、本ステップ
108の処理が初めて行われる際には、上記データベー
スをステップ106までの処理で得られている座標情報
が含まれたものとして新規に作成する。
【0083】次のステップ110では、図4に示した全
ての配置位置にキャリブレーションボード30を配置し
て上記ステップ100乃至ステップ108の処理が終了
したか否かを判定し、終了していない場合(否定判定の
場合)は上記ステップ100へ戻る。ここで、計測者
は、図4に示した配置位置のうちの残りの何れかの位置
にキャリブレーションボード30を配置する。
【0084】一方、上記ステップ110で処理が終了し
たと判定された場合(肯定判定された場合)はステップ
112へ移行する。
【0085】以上のステップ100乃至ステップ110
の繰り返し処理によって、図4に示した全ての配置位置
にキャリブレーションボード30を配置したときの各ラ
ンドマークポイントの座標情報が得られることになる。
【0086】図8には、ステップ100乃至ステップ1
10の繰り返し処理によって得られたデータベースの構
造が模式的に示されている。図8(A)に示すように、
本実施の形態に係るデータベースは、各ビデオカメラ1
2毎に所定サイズの領域が設けられており、各領域に
は、キャリブレーションボード30の配置位置毎の領域
(本実施の形態では、9つの領域)が設けられている。
【0087】また、キャリブレーションボード30の配
置位置毎の各領域には、図8(B)に示すように、キャ
リブレーションボード30上の各ランドマークポイント
Li毎に、対応付けられた2次元位置を示す座標情報と
3次元位置を示す座標情報とが記憶される。
【0088】一方、図5のステップ112では、制御用
PC22により、以上の処理によって得られた各位置に
おける各ランドマークポイントの座標情報のデータベー
スに基づいて、実世界と各ビデオカメラ12によって得
られるビデオ画像の位置関係を示す射影変換行列Pnを
導出する。なお、この射影変換行列Pnの導出方法とし
ては、「3次元ビジョン」(徐 剛、辻 三郎著、共立
出版)の第6章の6.1(第79頁〜第82頁)に示さ
れる方法(同文献では、上記射影変換行列Pnに相当す
るものとして射影行列Pを導出)が例示されるが、これ
以外のあらゆる方法を適用することができることは言う
までもない。
【0089】次のステップ114では、制御用PC22
により、上記ステップ112によって導出された射影変
換行列Pnを内蔵された図示しないハードディスクに記
憶し、その後に本位置関係導出処理を終了する。
【0090】上記ビデオ画像ランドマークポイント取得
処理におけるステップ252の処理が本発明の2次元座
標導出手段に、上記位置関係導出処理におけるステップ
106の処理が本発明の対応付手段に、上記実世界ラン
ドマークポイント取得処理におけるステップ206の処
理が本発明の3次元座標導出手段に、各々相当する。
【0091】次に、以上説明した位置関係導出処理によ
って得られた射影変換行列Pnを用いた3次元形状の復
元手法の一例について説明する。なお、以下で示す3次
元形状の復元手法は、本発明者らによって研究が行われ
ている手法である。
【0092】まず、図9に示すように、復元対象とする
3次元形状を複数の平面上の形状、すなわち2次元形状
の集合として定義する。この手法では、平面間の線形補
間によって3次元形状の解像度を向上させることが可能
であるため、ボクセルモデルを中間媒体にする手法に比
べ、高解像度の場合でも処理の高速化が可能であるとい
う優位性がある。また、一般的なボクセルモデルは、複
数枚の平面を平行に等間隔で積み重ねたものであると考
えることができるが、それらの平面が持つ見え方の情報
には冗長性が存在し、効率的な表現であるとは言えな
い。一方、本手法は、平面の配置を適応的に変化させる
ことで冗長性の削減が可能である。
【0093】次に、図10を参照して、3次元物体の形
状を平面上の2次元形状の集合として推定する手法につ
いて説明する。この時、カメラ位置C1において撮影さ
れた入力画像上の点In(u、v)と平面上の点Sm
(i、j)の間には、次の(1)式に示すような射影変
換行列Pnによる関係が成り立っているものとする(n
=1、・・・、N,m=1、・・・、M)。
【0094】 In(u、v)=PnSm(i、j) (1) 例えば、図10に示すように、X−Z平面に平行で高さ
Y1の位置に平面S1を設定し、そこに入力映像を2次
元射影変換する場合、撮影した3次元空間中で実際に高
さY1に存在していた領域だけが、平面S1上に正確に
投影される。この性質を利用して平面上での物体の形状
を推定する。
【0095】まず、全ての入力映像を平面上に2次元射
影変換し、それらの写像の重なる領域を求める。背景領
域を除去した前景領域のみを射影する場合には、平面上
で写像の論理積(AND)をとることで、領域を求める
ことができる。このようにして求めた領域の形状は、3
次元物体を平面でスライスした形状であると仮定するこ
とができる。同様の処理を平面の位置、向きを様々に変
化させながら繰り返すことで、2次元形状の集合として
3次元形状を推定する。
【0096】次に、以上のようにして獲得した3次元形
状を用いた自由視点映像の生成手法について述べる。な
お、以下で示す生成手法も、本発明者らによって研究が
行われている手法である。
【0097】図11に、3次元シーン中の点M(X、
Y、Z)と、各入力映像In、自由視点映像Ivにおけ
る観測点との幾何的関係を示す。
【0098】3次元形状情報が既知であれば、注目点が
どの入力映像上のどこで観測されるかを求めることが可
能である。また、与えられた自由視点映像撮影用カメラ
の3次元位置、姿勢を用いて、3次元シーン中の点M
(X、Y、Z)と、自由視点映像Ivにおける観測点の
関係を表す射影変換行列Pvを求めることができる。
【0099】自由視点映像Iv上での注目点M(X、
Y、Z)の見え方の再現手法について説明する。まず、
射影変換行列Pvを用いて注目点の自由視点映像上での
観測位置を求める。次に、3次元形状情報を用いて各入
力画像上における注目点の見え方を求める。
【0100】それらの中から、3次元物体による隠れの
影響や物体の表面方向を考慮に入れ、自由視点からの見
え方に最も適していると思われるものを選択し、自由視
点映像上の観測位置にマッピングを行うことで、自然な
見え方を再現することが可能になる。
【0101】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係る多視点映像撮影システムでは、ランドマークポイ
ントを示すものとして座標情報の収集対象となる位置を
示すマーク(本実施の形態では、市松模様)が付された
移動可能なキャリブレーションボードを用いているの
で、多数の位置に簡易にランドマークポイントを配置す
ることができると共に、座標情報の収集対象とする領域
内に配置されたキャリブレーションボードのランドマー
クポイントの3次元位置を3次元測量器によって計測し
て、複数のビデオカメラによって得られた画像における
上記ランドマークポイントの2次元位置を示す情報と3
次元測量器によって計測された上記ランドマークポイン
トの3次元位置を示す座標情報とを対応付けているの
で、配置されたランドマークポイントの座標情報を簡易
かつ高精度に得ることができる。
【0102】また、本実施の形態に係る多視点映像撮影
システムでは、キャリブレーションボードに対してラン
ドマークポイントが付されている位置の基準となる基準
マークを付しておき、3次元測量器によって上記基準マ
ークの3次元位置を計測して、該計測した3次元位置を
基準として上記ランドマークポイントの3次元位置を示
す座標情報を導出しているので、基準マークのみが3次
元測量器によって計測できる状態にキャリブレーション
ボードを配置することが可能となり、キャリブレーショ
ンボードの配置の自由度を増すことができる。
【0103】また、本実施の形態に係る多視点映像撮影
システムでは、キャリブレーションボードの形状を板状
としたので、キャリブレーションボードの移動の簡易性
や設置の容易性を向上することができる。
【0104】また、本実施の形態に係る多視点映像撮影
システムでは、キャリブレーションボードを複数のラン
ドマークポイントが付されたものとしているので、キャ
リブレーションボードの設置毎に収集できる座標情報の
位置数を複数とすることができ、より短時間に多数の位
置の座標情報を収集することができる。
【0105】更に、本実施の形態に係る多視点映像撮影
システムでは、キャリブレーションボードに対して複数
のランドマークポイントの座標情報の順位を決定するた
めの起点となる起点マークを付しておき、かつ該起点マ
ークの位置を起点とした所定ルールに基づいて、上記複
数のランドマークポイントの2次元位置を示す座標情報
と上記複数のランドマークポイントの3次元位置を示す
座標情報との間で、同一ランドマークポイント同士の座
標情報の対応付けを行っているので、該対応付けを人手
を介在させることなく自動的に行うことができる。
【0106】なお、本実施の形態では、キャリブレーシ
ョンボード30に付するランドマークポイントとして市
松模様(図2も参照)を適用した場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
図12に示すように、各ランドマークポイントを中心と
した円状図形を適用する形態とすることもでき、各ラン
ドマークポイントを中心とした矩形状図形(図示省略)
を適用する形態とすることもできる。これらの場合は、
各円状図形又は各矩形状図形の重心位置(中心位置)を
導出することにより、各ランドマークポイントの2次元
位置を示す座標情報を得ることができる。
【0107】また、本実施の形態では、3次元物体の形
状を復元する手法として、平面上の2次元形状の集合と
して3次元物体の形状を推定する手法について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
前述の位置関係導出処理によって得られたデータベース
に基づいて各ビデオカメラの設置位置及び撮影方向を導
出し、かつ複数のビデオカメラによって得られた画像デ
ータが示す画像の中の対応点を導出した後、各対応点に
対する各ビデオカメラによる画像中の位置のベクトルの
交点位置を当該対応点の3次元位置座標として求めるこ
とによって3次元物体の形状を復元する、所謂ステレオ
画像による3次元形状の復元にも本発明は適用すること
ができる。
【0108】また、本実施の形態では、図3で示した位
置にビデオカメラ12及び3次元測量器24を配置した
場合について説明したが、この配置位置は一例であり、
同図以外の位置に配置してもよいことは言うまでもな
い。
【0109】また、本実施の形態では、図4で示した位
置にキャリブレーションボードを配置した場合について
説明したが、この配置位置は一例であり、同図以外の位
置に配置してもよいことは言うまでもない。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る座標
情報収集システム及び座標情報収集方法によれば、ラン
ドマークポイントを示すものとして座標情報の収集対象
となる位置を示すマークが付された移動可能なマーク部
材を用いているので、多数の位置に簡易にランドマーク
ポイントを配置することができると共に、座標情報の収
集対象とする領域内に配置されたマーク部材のマークの
3次元位置を3次元測量器によって計測して、複数の撮
像器によって得られた画像における上記マークの2次元
位置を示す座標情報と3次元測量器によって計測された
上記マークの3次元位置を示す座標情報とを対応付けて
いるので、配置されたランドマークポイントの座標情報
を簡易かつ高精度に得ることができる、という効果が得
られる。
【0111】また、本発明に係るマーク部材によれば、
マーク部材の形状を板状としたので、マーク部材の移動
の簡易性や設置の容易性を向上することができる、とい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る多視点映像撮影システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図2】(A)は本実施の形態に係るキャリブレーショ
ンボードの全体構成を示す斜視図であり、(B)はキャ
リブレーションボードに設けられた反射板取付部材の詳
細な構成を示す斜視図である。
【図3】実施の形態に係る撮影対象と、各ビデオカメラ
及び3次元測量器の配置位置を示す斜視図である。
【図4】実施の形態に係るキャリブレーションボードの
配置位置を示す図であり、(A)は平面図で、(B)は
側面図である。
【図5】実施の形態に係る多視点映像撮影システムによ
って行われる位置関係導出処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】図5に示す処理の途中で行われる実世界ランド
マークポイント取得処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図7】図5に示す処理の途中で行われるビデオ画像ラ
ンドマークポイント取得処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図8】実施の形態に係るデータベースの構成例を示す
模式図である。
【図9】3次元形状の復元手法の説明に供する概略図で
ある。
【図10】3次元形状の復元手法の説明に供する概略図
である。
【図11】自由視点映像の生成手法の説明に供する概略
図である。
【図12】キャリブレーションボードの他の形態例を示
す平面図である。
【符号の説明】
10 多視点映像撮影システム(座標情報収集システ
ム) 12 ビデオカメラ(撮像器) 18 LTC発生器 20 取込用PC 22 制御用PC 24 3次元測量器 30 キャリブレーションボード(マーク部材) 32 反射板取付部材 34A、34B 反射板 36 起点マーカー(起点マーク) 38 基準マーク 50 イベントホール 52 撮影対象空間 L1〜L28 ランドマークポイント(マーク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 BB28 DD00 FF05 FF12 GG06 JJ03 JJ05 JJ08 JJ26 PP22 QQ03 QQ24 QQ28 SS02 UU03 UU05 UU07 UU09 5B057 DA07 DB03 DC05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標情報の収集対象となる位置を示すマ
    ークが付された移動可能なマーク部材と、 座標情報の収集対象とする領域内に配置された前記マー
    ク部材の前記マークの3次元位置を計測するための3次
    元測量器と、 各々異なる位置に配置されると共に、前記3次元測量器
    によって前記マークの3次元位置が計測された前記マー
    ク部材の前記マークを含む領域を撮影して画像信号とし
    て出力する複数の撮像器と、 前記複数の撮像器の各々から出力された画像信号が示す
    画像における前記マークの2次元位置を示す座標情報を
    前記撮像器毎に導出する2次元座標導出手段と、 前記2次元座標導出手段によって導出された前記マーク
    の2次元位置を示す座標情報と、前記3次元測量器によ
    って計測された前記マークの3次元位置を示す座標情報
    とを対応付ける対応付手段と、 前記対応付手段によって対応付けられた座標情報を記憶
    する記憶手段と、 を備えた座標情報収集システム。
  2. 【請求項2】 前記マーク部材の前記マークを含む領域
    に、前記マークが付されている位置の基準となる基準マ
    ークを付し、 前記3次元測量器によって、前記基準マークの3次元位
    置を計測すると共に、 前記3次元測量器によって計測された前記基準マークの
    3次元位置を基準として前記マークの3次元位置を示す
    座標情報を導出する3次元座標導出手段を更に備えた請
    求項1記載の座標情報収集システム。
  3. 【請求項3】 前記マーク部材は、表面に前記マークと
    少なくとも3箇所の前記基準マークとが付された板状部
    材である請求項2記載の座標情報収集システム。
  4. 【請求項4】 前記マーク部材に複数の前記マークを付
    し、 前記対応付手段は、前記複数のマークの2次元位置を示
    す座標情報と前記複数のマークの3次元位置を示す座標
    情報との間で、同一マーク同士の座標情報を対応付ける
    請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の座標情報収集
    システム。
  5. 【請求項5】 前記マーク部材の前記マークを含む領域
    に、前記複数のマークの座標情報の順位を決定するため
    の起点となる起点マークを付し、 前記対応付手段は、前記撮像器から出力された画像信号
    から前記起点マークの位置を検出し、所定ルールに基づ
    いて、前記検出した位置を起点として前記複数のマーク
    の2次元位置を示す座標情報と前記複数のマークの3次
    元位置を示す座標情報との間で、同一マーク同士の座標
    情報を対応付ける請求項4記載の座標情報収集システ
    ム。
  6. 【請求項6】 座標情報の収集対象とする領域内に配置
    された、座標情報の収集対象となる位置を示すマークが
    付された移動可能なマーク部材の前記マークの3次元位
    置を3次元測量器によって計測すると共に、 各々異なる位置に配置された複数の撮像器により、前記
    3次元測量器によって前記マークの3次元位置が計測さ
    れた前記マーク部材の前記マークを含む領域を撮影して
    画像信号として出力し、 前記複数の撮像器の各々から出力された画像信号が示す
    画像における前記マークの2次元位置を示す座標情報を
    前記撮像器毎に導出し、 導出された前記マークの2次元位置を示す座標情報と、
    前記3次元測量器によって計測された前記マークの3次
    元位置を示す座標情報とを対応付け、 対応付けられた座標情報を記憶する座標情報収集方法。
  7. 【請求項7】 空間内の任意位置における座標情報を収
    集する際に前記任意位置を示すために用いられるマーク
    部材であって、 板状部材と、 前記板状部材の表面に付された前記任意位置を示すマー
    クと、 前記マークが付された面の予め定めた少なくとも3箇所
    に付されると共に、前記マークが付されている位置の基
    準となる基準マークと、 を備えたマーク部材。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも3箇所に付された基準マ
    ークは、前記板状部材の外周近傍でかつ互いに離間する
    位置に付されている請求項7記載のマーク部材。
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