JP2002020797A - 増強された高温で粘度安定性を有する放出制御漂白増粘性組成物 - Google Patents

増強された高温で粘度安定性を有する放出制御漂白増粘性組成物

Info

Publication number
JP2002020797A
JP2002020797A JP2000197876A JP2000197876A JP2002020797A JP 2002020797 A JP2002020797 A JP 2002020797A JP 2000197876 A JP2000197876 A JP 2000197876A JP 2000197876 A JP2000197876 A JP 2000197876A JP 2002020797 A JP2002020797 A JP 2002020797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
weight
monomer
controlled release
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000197876A
Other languages
English (en)
Inventor
Christopher G Gore
ジー.ゴア クリストファー
M Steel Sonia
エム.スティール ソニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Starch and Chemical Investment Holding Corp
Original Assignee
National Starch and Chemical Investment Holding Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to US09/310,272 priority Critical patent/US6187221B1/en
Priority to CA002311978A priority patent/CA2311978A1/en
Priority to EP00113002A priority patent/EP1167505B1/en
Application filed by National Starch and Chemical Investment Holding Corp filed Critical National Starch and Chemical Investment Holding Corp
Priority to JP2000197876A priority patent/JP2002020797A/ja
Publication of JP2002020797A publication Critical patent/JP2002020797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0008Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties aqueous liquid non soap compositions
    • C11D17/003Colloidal solutions, e.g. gels; Thixotropic solutions or pastes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3746Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/3757(Co)polymerised carboxylic acids, -anhydrides, -esters in solid and liquid compositions
    • C11D3/3765(Co)polymerised carboxylic acids, -anhydrides, -esters in solid and liquid compositions in liquid compositions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3947Liquid compositions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/395Bleaching agents
    • C11D3/3956Liquid compositions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高温で粘性安定性を有する放出制御漂白増粘組
成物の提供。 【解決手段】漂白剤、水及び放出制御漂白増粘性組成物
の総質量に基づいて0.1〜50質量%の、少なくとも
1種の架橋カルボキシル化ポリマーを含む放出制御漂白
増粘性組成物であって、前記架橋カルボキシル化ポリマ
ーは、30〜80質量%の少なくとも1種のエチレン性
不飽和親水性モノマー、20〜70質量%の少なくとも
1種のエチレン性不飽和疎水性モノマー及び約0.5〜
約10質量%の、少なくとも2個のエチレン性不飽和部
分を有する架橋性モノマー、少なくとも1個のエチレン
性不飽和部分及びモノマーの他の官能基と反応して分解
可能な架橋を形成し得る少なくとも1個の官能基を有す
る架橋性モノマー並びにそれらの組み合わせからなる群
から選択される分解可能な架橋性モノマーから製造され
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン性不飽和
親水性モノマー、エチレン性不飽和疎水性モノマー及び
少なくとも2個のエチレン性不飽和部分を有する分解可
能な架橋性モノマーから製造される架橋カルボキシル化
ポリマーを含む、放出制御漂白増粘性組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】増粘化水性漂白組成物は、漂白溶液、消
毒剤、硬表面清浄化剤及び自動皿洗機用配合物として有
用である。しかしながら、このような漂白組成物につい
ての問題は、高温での塩素により引き起こされる分解及
び粘度低下を受けることである。水溶液のためのアルカ
リ溶解性ポリアクリレート及びポリメタクリレート増粘
剤は周知である。しかしながら、これらは、アルカリ性
の酸化力のある溶液、たとえば、次亜塩素酸塩を含有す
る清浄化配合物における長期安定性が乏しい。欧州特許
第541203号明細書はCARBOPOL架橋ポリア
クリル酸で増粘した自動皿洗い機用ゲルを含有する次亜
塩素酸塩漂白剤を記載している。ゲル中のポリアクリレ
ート増粘剤の機能は膨張し、そして、水と結合すること
である。米国特許第5,348,682号明細書は、C
ARBOPOLポリアクリル酸またはACRYSOL
ICS−1(ポリEA/MAA)漂白増粘性組成物を記
載している。欧州特許第636689号明細書は、ハロ
ゲンまたはペルオキシ漂白物質、界面活性剤及び非架橋
ポリマーを含有する漂白組成物を記載する。ポリマー増
粘剤は荷電親水性モノマー及び非荷電疎水性モノマーか
ら製造する。しかしながら、当業者は促進老化テストに
より測定すると、この配合物は長期安定性がないことに
気がつくであろう。 【0003】米国特許第5,169,552号及び米国
特許第5,384,061号明細書は、次亜塩素酸塩に
よる酸化からCARBOPOL樹脂を保護することによ
り、促進された老化の間の粘度降下を防止するために、
ラジカルスカベンジャーとしての安息香酸及びその誘導
体の添加を記載する。米国特許第4,867,896号
明細書は、多官能性スクロースアリルエーテル及びペン
タエリトリットアリルエステル架橋剤を、アルカリ性次
亜塩素酸塩による分解に対して比較的に不活性である架
橋剤、たとえば、ジビニルベンゼンまたは1,2,4−
トリビニルシクロヘキサンで置換することにより、配合
粘性溶液を維持したCARBOPOL類似体を記載す
る。 【0004】米国特許第4,839,077号明細書
は、少量のエチレン/アクリル酸ポリマーの添加が、界
面活性剤増粘のみにより得ることができるよりも大きな
相乗的粘度増加を引き起こす、次亜塩素酸塩溶液の粘度
を築くための混合界面活性剤系の使用を記載している。
このポリマーは比較的に低分子量で、架橋しておらず、
貧弱な溶解性を有しており、溶解するために、界面活性
剤、特に非イオン界面活性剤、たとえば、アミンオキシ
ドの存在が必要である。これらの配合物は、約37.8
℃(100°F)で4週間後の50%の粘度低下により
示されるように中位の熱老化安定性を有している。 【0005】欧州特許第636691号明細書は、次亜
塩素酸塩/界面活性剤溶液を増粘するために非架橋スチ
レン−メタクリル酸ポリマーを用いることを記載してお
り、ここで、このポリマーの架橋は高い粘度を与える
が、溶液の透明性は低下する。これらの増粘溶液は長期
安定性を欠き、室温で6週間後、その50%の粘度を失
った。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】これらの理由のため、
3〜4週間、約48.9℃(120°F)に近い温度で
すら増粘効果を維持する、放出制御漂白増粘性組成物に
対するニーズが継続して存在する。 【0007】 【課題を解決するための手段】漂白剤、水及び放出制御
漂白増粘性組成物の総質量に基づいて0.1〜50質量
%の、少なくとも1種の架橋カルボキシル化ポリマーを
含む放出制御漂白増粘性組成物であって、前記架橋カル
ボキシル化ポリマーは、30〜80質量%の少なくとも
1種のエチレン性不飽和親水性モノマー、20〜70質
量%の少なくとも1種のエチレン性不飽和疎水性モノマ
ー及び約0.5〜約10質量%の、少なくとも2個のエ
チレン性不飽和部分を有する架橋性モノマー、少なくと
も1個のエチレン性不飽和部分及びモノマーの他の官能
基と反応して分解可能な架橋を形成し得る少なくとも1
個の官能基を有する架橋性モノマー並びにそれらの組み
合わせからなる群から選択される分解可能な架橋性モノ
マーから製造され、そこで、質量%は架橋カルボキシル
化ポリマーを製造するのに用いられるモノマーの総質量
に基づく。 【0008】本発明の放出制御漂白増粘性組成物におい
ては、ポリマーの溶解性は架橋により抑制される。ほと
んどのポリマーは漂白剤による分解から隔離され、した
がって、分子量を低下させ増粘効果を破壊するポリマー
主鎖の分解を防止する。ポリマーの架橋の遅いが選択的
な分解は少量の、有効な増粘剤として機能する、ポリマ
ーを可溶化させるように作用する。一旦溶解すると、ポ
リマー主鎖も漂白剤によりゆっくりと分解されるだろ
う。溶解性ポリマーの連続的な供給はこの時間放出メカ
ニズムにより確立され、漂白剤により分解されるにつれ
て溶解性ポリマーを補給し、したがって、高温での老化
後の増粘効果を以前に当業界で示されたものよりも顕著
に長く維持する。 【0009】長期間にわたり、安定な粘度を得るため
に、異なった量または型の架橋剤を有するポリマーの混
合物があることが好ましい。したがって、軽度に架橋し
たポリマーは初期粘度を与えるが、一方高度に架橋した
ポリマーは溶解度が少なく、かつ、ゆっくりと放出され
る、より長期間の備えを与える。本発明の放出制御漂白
増粘性組成物は漂白剤、水及び架橋カルボキシル化ポリ
マーを含有する。架橋ポリマーはエマルションまたは溶
液重合により製造される。架橋ポリマーは、放出制御漂
白増粘性組成物の総質量に基づいて、0.1〜50質量
%、好ましくは1〜25質量%、より好ましくは2〜1
0質量%の量で存在する。本明細書では、「グラジエン
ト架橋」は、「均質な架橋」と反対にカルボキシル化ポ
リマーの架橋の程度が異っていることを意味する。した
がって、架橋の程度に依存して、ポリマーは漂白組成物
において異なった時間に溶解するようになる。 【0010】架橋ポリマーは、30〜80質量%の少な
くとも1種のエチレン性不飽和親水性モノマー、20〜
70質量%の少なくとも1種のエチレン性不飽和疎水性
モノマー及び約0.5〜約10質量%の分解可能な架橋
性モノマーから製造され、そこで質量%はポリマーを製
造するのに用いられるモノマーの総質量に基づく。本明
細書では「分解可能な架橋性モノマー」は、架橋性モノ
マーにより形成された結合が、アルカリ性加水分解また
は漂白剤との反応により切断可能であることを意味す
る。架橋での分解の例は、架橋を形成する重合したエス
テル、たとえば、エチレングリコールジメタクリレート
またはジアリルマレエートのアルカリ性加水分解であ
る。好ましくは、ポリマーは50〜70質量%の少なく
とも1種の親水性モノマー、30〜50質量%の少なく
とも1種の疎水性モノマー及び約1〜約5質量%の分解
可能な架橋性モノマーから製造される。 【0011】分解可能な架橋性モノマーは、少なくとも
2個のエチレン性不飽和部分を有する架橋性モノマー、
または少なくとも1個のエチレン性不飽和部分及びモノ
マーの他の官能基と反応して分解可能な架橋を形成する
ことができる少なくとも1個の官能基を有する架橋性モ
ノマーから選択される。分解可能な架橋がエチレン性不
飽和親水性モノマー及びエチレン性不飽和疎水性モノマ
ーの重合の最中または重合後に生じることは本発明の範
囲内である。たとえば、グリシジルメタクリレートは、
本発明のポリマーが低温で重合でき、温度が上昇して架
橋を活性化できるようにメタクリル酸と反応し得るエポ
キシ環を含有している。その結果はアルカリ性加水分解
により分解し得るエステル架橋である。分解可能な架橋
性モノマーの組み合わせも用い得る。 【0012】本発明のポリマーは、下記の型の結合が好
ましいけれども、あらゆる可能性のある化学結合により
架橋し得る: 【化1】 【0013】好ましくは、分解可能な架橋性モノマー
は、アクリル酸のエステル、メタクリル酸のエステル、
マレイン酸のエステル、クロトン酸のエステル、アリル
またはメタリルアルコールとのエステル、ポリエチレン
グリコールのアリルエーテルまたはビニルエーテル、ア
リルスクロースエーテル、チオエステル、チオエステ
ル、チオアミド、不飽和エポキシド、イソシアネート及
びシランから選択される。架橋性モノマーの特定の例
は、グリシジルメタクリレート、2−イソシアナトエチ
ルメタクリレート、α,α−ジメチルメタ−イソプロペ
ニルベンジルイソシアネート、ビニルトリメトキシシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン、エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジアクリレート、ブタンジオールジアクリ
レート、ペンタエリトリットテトラアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、ジアリルフタレ
ート、ジアリルマレエート、アリルメタクリレート、ビ
ニルクロトネート、トリアリルシアヌレート、ジアリル
ホスフェート、エタンジチオールジアクリレート、N−
メチロールアクリルアミド及びN,N’−メチレン−ビ
ス−アクリルアミドである。最も好ましくは、分解可能
な架橋性モノマーはジアリルマレエートまたはエチレン
グリコールジメタクリレートである。 【0014】架橋ポリマーは、酸、好ましくはC1 〜C
6 の酸、アミド、エーテル、アルコール、アルデヒド、
ケトン及びエステルから選択される、少なくとも1種の
エチレン性不飽和親水性モノマーから製造される。好ま
しくは、エチレン性不飽和親水性モノマーはモノ不飽和
である。エチレン性不飽和親水性モノマーの組み合わせ
も用い得る。好ましくはエチレン性不飽和親水性モノマ
ーは少なくとも5質量%の水溶液を形成するのに十分に
水溶性である。 【0015】エチレン性不飽和親水性モノマーの特定の
例は、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、α−
クロルアクリル酸、α−シアノアクリル酸、β−メチル
アクリル酸(クロトン酸)、α−フェニルアクリル酸、
β−アクリルオキシプロピオン酸、ソルビン酸、α−ク
ロルソルビン酸、アンゲリカ酸、ケイ皮酸、P−クロル
ケイ皮酸、β−スチリルアクリル酸(1−カルボキシ−
4−フェニルブタジエン−1,3)、イタコン酸、マレ
イン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、ア
コニチン酸、フマル酸、トリカルボキシエチレン、2−
アクリルオキシプロピオン酸、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸、ビニ
ルホスホン酸、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メ
タリルスルホン酸ナトリウム、スルホン化スチレン、ア
リルオキシベンゼンスルホン酸、ジメチルアクリルアミ
ド、ジメチルアミノプロピルメタクリレート、ジエチル
アミノプロピルメタクリレート、ビニルホルムアミド、
ビニルアセトアミド、アクリル酸及びメタクリル酸及び
イタコン酸のポリエチレングリコールエステル、ビニル
ピロリドン並びにビニルイミダゾールである。好ましく
はエチレン性不飽和親水性モノマーはメタクリル酸また
はアクリル酸から選択される。 【0016】架橋ポリマーは少なくとも1種のエチレン
性不飽和疎水性モノマーから製造される。好ましくは2
0g/l未満、より好ましくは5g/l未満、最も好ま
しくは1g/lの疎水性モノマーを周囲温度及び3.0
〜12.5のpHで水に溶解する。好ましくはエチレン性
不飽和疎水性モノマーは、たとえば、5〜24の炭素原
子、好ましくは6〜18の炭素原子、最も好ましくは8
〜16の炭素原子を有する、不飽和アルキル及びアルコ
キシ鎖から選択される。疎水性モノマーの組み合わせも
用い得る。 【0017】エチレン性不飽和疎水性モノマーの特定の
例は、スチレン、α−メチルスチレン、2−エチルヘキ
シルアクリレート、オクチルアクリレート、ラウリルア
クリレート、ステアリルアクリレート、ベヘニルアクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート、オクチル
メタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリル
メタクリレート、ベヘニルメタクリレート、メチルメタ
クリレート、エチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリルアミド、オクチルアクリルアミド、ラウリルア
クリルアミド、ステアリルアクリルアミド、ベヘニルア
クリルアミド、プロピルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、ペンチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、
1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、3−メ
チルスチレン、4−プロピルスチレン、t−ブチルスチ
レン、4−シクロヘキシルスチレン、4−ドデシルスチ
レン、2−エチル−4−ベンジルスチレン及び4−(フ
ェニルブチル)スチレンである。好ましい疎水性モノマ
ーはスチレンである。 【0018】放出制御漂白増粘性組成物に用いられる漂
白剤は種々のハロゲン漂白剤から選択される。このよう
な漂白剤の例は次亜ハロゲン酸のアルカリ金属及びアル
カリ土類金属塩、ハロアミン、ハロイミン、ハロイミド
及びハロアミドを包含する。好ましい次亜ハロゲン酸塩
は次亜塩素酸塩及び水溶液中で次亜塩素酸塩を生成する
化合物である。適当な次亜塩素酸塩生成化合物は、次亜
塩素酸ナトリウム、カリウム、リチウム及びカルシウ
ム、塩素化リン酸三ナトリウム・12水塩、ジクロルイ
ソシアヌル酸カリウム及びナトリウム並びにトリクロル
シアヌル酸を包含する。 【0019】用いるのに適切な有機漂白源は、複素環式
N−ブロム及びN−クロルイミド、たとえば、トリクロ
ルシアヌル酸及びトリブロムシアヌル酸、ジブロム及び
ジクロルシアヌル酸並びにそれらのカリウム及びナトリ
ウム塩、N−臭素化及び−N塩素化スクシンイミド、マ
ロンイミド、フタルイミド並びにナフタルイミドを包含
する。ヒダントイン、たとえば、ジブロム及びジクロル
ジメチルヒダントイン、クロルブロムジメチルヒダント
イン、N−クロルスルフアミド(ハロアミド)及びクロ
ルアミン(ハロアミン)も適切である。特に好ましいの
は、約0.2〜約15質量%、より好ましくは約0.2
〜約10質量%及び最も好ましくは約1〜約5質量%の
量の、式NaOClを有する次亜塩素酸ナトリウムであ
る。 【0020】本発明の1態様では、放出制御または時間
放出漂白増粘性組成物は、ハロゲン漂白剤を含有する増
粘構造化界面活性剤溶液に有用である。このような構造
化界面活性剤溶液は、ある粘度、典型的には0.05〜
1Pa・s (50〜1000cps )のオーダーの粘度を達
成するために高濃度の界面活性剤を含有する。重合体増
粘剤は、所望の粘度を達成するのに必要な界面活性剤の
量を減少させるため、または、濃縮界面活性剤のみで得
ることが可能な範囲を越えて粘度を増加させるために加
えることができる。しかしながら、溶解性ポリマーの存
在は界面活性剤の相互作用に不利な影響を与え、粘度低
下を引き起こすことがある。構造化石けん/漂白剤溶液
に長期間増粘のために十分なポリマーを入れるために、
分解可能な架橋によりポリマーの粘度を抑えることが好
ましい。 【0021】放出制御漂白増粘性組成物は架橋カルボキ
シル化ポリマーと共に相乗増粘効果を与える粘度増強剤
として界面活性剤及び/または粘土を任意に含有し得
る。界面活性剤及び/または粘土は好ましくは、漂白剤
による分解に対して耐性である。適切な界面活性剤は非
イオン性、アニオン性、カチオン性及び両性界面活性剤
である。放出制御漂白増粘性組成物のために適切な界面
活性剤は石けんを包含する。界面活性剤は、任意に、放
出制御漂白増粘性組成物の約0〜約50質量%、好まし
くは約2〜約45質量%、より好ましくは約5〜約40
質量%の量で存在する。アニオン性界面活性剤は、たと
えば、C8 〜C12のアルキルベンゼンスルホネート、C
12〜C16のアルカンスルホネート、C12〜C16のアルキ
ルスルフェート、約C12〜C16のアルキルスルホスクシ
ネートまたはC12〜C16硫酸化エトキシル化アルコール
を包含する。 【0022】非イオン性界面活性剤は、たとえば、C6
〜C12 アルキルフェノールエトキシレート、C12〜C
20アルカノールアルコキシレート並びにエチレンオキシ
ド及びプロピレンオキシドのブロックポリマーを包含す
る。任意にポリアルキレンオキシドの末端基をブロック
することができ、そこで、ポリアルキレンオキシドの遊
離OH基をエーテル化、エステル化、アセタール化及び
/またはアミノ化することができる。他の変性はポリア
ルキレンオキシドの遊離OH基とイソシアネートとの反
応からなる。非イオン界面活性剤はC4 〜C18アルキル
グルコシド並びにアルコキシル化によりそれらから得る
ことができるアルコキシル化生成物、特にアルキルグル
コシドとエチレンオキシドの反応により得ることができ
るものも包含する。 【0023】カチオン性界面活性剤は、水溶液に溶解ま
たは分散した時に官能基の荷電が陽性である親水性官能
基を含有する。典型的なカチオン性界面活性剤は、たと
えば、アミン化合物、酸素含有アミン及び第4級アミン
塩を包含する。両性界面活性剤は酸性及び塩基性親水性
基の両方を含有する。両性界面活性剤は好ましくは第2
級及び第3級アミンの誘導体、第4級アンモニウム、第
4級ホスホニウムまたは第3級スルホニウム化合物の誘
導体である。第4級アンモニウム化合物におけるカチオ
ン性原子は複素環の一部であり得る。両性界面活性剤
は、好ましくは、約3〜約18個の炭素原子を含有する
少なくとも1つの脂肪族基を含有する。少なくとも1つ
の脂肪族基は好ましくは水−可溶化基、たとえば、カル
ボキシ、スルホネートまたはホスホノ基を含有する。 【0024】一般に、アニオン性界面活性剤、たとえ
ば、線状アルキルスルホネート(LAS)、たとえば、
ナトリウムラウリルエーテルスルフェート、または非イ
オン性界面活性剤、たとえば、アミンオキシド、たとえ
ば、AMMONYXLO及びAMMONYXMO(St
epan Chemical Companyから得ら
れる)並びにアシルサルコシネート、たとえば、HAM
POSYL−L(n−ラウロイルサルコシン、Hamp
shire Chemical Companyから得
られる)が、放出制御漂白増粘性組成物で用いるのに好
ましい。放出制御漂白増粘性組成物は任意に電解質を包
含してもよい。低レベルの電解質、たとえば、塩化ナト
リウムは水溶液にイオンを供給するように機能し、溶液
粘度を改良することが分かった。塩化ナトリウムは一般
に市販されている次亜塩素酸ナトリウムに存在するか、
または、次亜塩素酸ナトリウムの安定性に不利な影響を
与えないような適当な量で組成物に加えてもよい。 【0025】放出制御漂白性組成物はpHを維持するため
に任意に、緩衝剤も包含し得る。アルカリ性pH、典型的
には11〜14、たとえば、約13が一般に所望の粘度
及び安定性を達成するのに適当である。ある試薬は電解
質及び緩衝剤の両方として機能する。放出制御漂白増粘
性組成物はさらに少なくとも1種の添加剤を含むことが
できる。適当な添加剤は、たとえば、染料移行防止剤、
腐食防止物質、帯電防止剤、光学的増白剤、香料、芳香
剤、染料、充てん剤、キレート化剤、布帛白色化剤、増
白剤、泡立ち調節剤、緩衝剤、防汚剤、布帛柔軟剤及び
それらの組み合わせを包含し得る。一般に、上記添加剤
及びその量は当業者に知られている。 【0026】いかなる理論により束縛されることを望ま
ないけれども、発明者は、放出制御増粘性組成物におい
ては、架橋エマルションポリマーの溶解性は、ポリマー
が最初には、増粘するとしても、最少限度のみで漂白溶
液を増粘するように抑制されると信じる。しかしなが
ら、アルカリ性漂白溶液がポリマーの架橋された部分を
分解するにつれ、架橋ポリマーは徐々に可溶化し、漂白
溶液を増粘する。好ましくは、漂白溶液中のポリマーの
可溶化の速度は漂白剤が溶解性ポリマーを分解する速度
以上である。長時間放出するための予備のポリマーがあ
るように高レベルのポリマーを加えるために、抑制され
た溶解度の架橋ポリマーを有することが必要である。長
時間にわたり一定の粘度を得るために、異なった量また
は型の架橋剤を有するポリマーの混合物を有することが
好ましい。したがって、軽度に架橋したポリマーは初期
粘度を与え、一方、高度に架橋したポリマーは溶解性が
少なく、よりゆっくりと放出される、より長時間の備え
を与える。 【0027】 【実施例】次の非限定例は本発明のさらなる面を説明す
る。次の例において、特記されていないなら、溶液の粘
度はブルックフィールド粘度計により25℃で測定され
た。 例1 比較例−非架橋ポリマー PPE−1196は、ナショナル スターチ アンド
ケミカル カンパニーから得られる約46%のスチレン
及び54%のメタクリル酸を含有する非架橋アルカリ溶
解性エマルションポリマーである。このポリマーは30
%の固体含量を有していた。 【0028】例2 均質に架橋されたカルボキシル化ポリマーの製造 1リットル4首反応容器に撹拌機、温度計、触媒添加漏
斗、窒素ブランケット機構及び連続的に撹拌された容器
からモノマーを移すためのポンプを装備した。300g
の水、3.0gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム及び0.1gの2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸を含有する初期装填物を調製し、窒素パ
ージの完了後、初期装填物を反応容器に加え、反応の間
中連続的に撹拌しながら80℃に加熱した。容器を窒素
雰囲気下に保ちながら、300gの水、2.5gのドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム、150.0gのス
チレン、65.0gのメタクリル酸、65.0gのアク
リル酸、0.5gの2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、4gのエチレングリコールジメタク
リレート及び10.0gのベンジル(25)POEイタ
コネート半エステルからなるモノマーエマルションを調
製した。乳化はモノマー混合タンク中で、連続的な撹拌
により維持した。 【0029】125gの水中の0.9gの過硫酸ナトリ
ウムを用いて開始剤溶液を調製した。モノマーエマルシ
ョンの一部、すなわち、30gを加熱された容器に加え
た。5分後に、35gの過硫酸塩溶液を加え、容器内容
物を10分間反応させた。次いで、残りのモノマーエマ
ルションを3時間かけて加え、同時に残りの過硫酸塩溶
液を3時間半かけて加えた。モノマー供給の完了後、1
ショットで加えた、11gの水中に0.5gの70%t
−ブチルハイドロジエンペルオキシドを含有する溶液で
ラテックスを掃去した。過硫酸塩溶液が完了すると、1
1.0gの水中に0.7gのエリソルビン酸(eryt
horbic acid)を含有するスカベンジャー溶
液を15分間にわたって加えた。ラテックスを30分間
80℃に保持し、40℃まで冷却し、ろ過して、生成し
たあらゆる凝塊を除去した。ろ過したラテックスを測定
すると27.5%の固体含量を有していた。 【0030】例3 均質に架橋されたカルボキシル化ポリマーの製造 7.0gのエチレングリコールジメタクリレートを用い
た以外は例2に記載された手順にしたがってポリマーを
製造した。ろ過されたラテックスを測定すると28.4
%の固体含量を有していた。例1及び3で製造したポリ
マーを1.9質量%の次亜塩素酸ナトリウム及び少量の
界面活性剤を含有する、市販の洗剤組成物である、CL
OROX CEANUPにおいて評価した。この溶液を
2.5%の、架橋剤を含有しない、例1からの増粘剤ま
たは4.9%の例3からの高度に架橋したアルカリ溶解
性エマルションのいずれかで増粘した。ポリマーの添加
後、溶液のpHを約12.5まで上げ、ポリマー試料を5
0℃で3週間まで貯蔵した。試験結果を表1及び図1に
要約する。 【0031】 表1 ポリマー ポリマー濃度 粘度 粘度 粘度 粘度 (質量%) Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (cps) (cps) (cps) (cps) 0日 7日 14日 21日 ────────────────────────────────── 例1 2.5% 1.430 0.167 0.088 0.064 (1430) (167) (88) (64) 例3 4.9% 0.025 0.383 0.923 1.878 (25) (383) (923) (1878) 【0032】表1の試験結果は、慣用の非架橋アルカリ
溶解性エマルション増粘剤(例1)は次亜塩素酸塩漂白
配合物において速みやかに分解し、粘度を失うが、高度
に架橋された、時間放出ポリマー(例3)は、数ヶ月の
老化をまねた50℃で3週間後ですら溶液を粘性とし得
る。グラフは、例1の非架橋ポリマーは7日で全部分解
したことを示す。しかしながら、例3の架橋ポリマーは
21日後ですら洗剤組成物を増粘し続けた。 【0033】例4 均質に架橋されたカルボキシル化ポリマーの製造 下記の量の反応剤がモノマー混合物中で異なる以外は例
2に記載された手順に従ってポリマーを製造した:13
2.0gのスチレン、74.0gのメタクリル酸及び7
4.0gのアクリル酸、10.0gのエチレングリコー
ルジメタクリレート及び14.0gのベヘニル(25)
POEイタコネート半エステル。ろ過されたラテックス
は、測定すると25.7%の固体含量を有していた。 【0034】例5 グラジエント架橋されたカルボキシル化ポリマーの製造 1リットル4首反応容器に撹拌機、温度計、触媒添加漏
斗、窒素ブランケット機構及び連続的に撹拌された容器
からモノマーを移すためのポンプを装備した。390.
66gの水、8.62gのCRODAFOS N3A、
13.81gのRHODASURF LA−3及び3.
37gのアンモニアの0.910モル溶液を含有する初
期装填物を調製した。窒素パージの完了後、初期装填物
を反応容器に加え、65℃に加熱した。容器を窒素雰囲
気下に保ちながら、215.54gの水、8.62gの
CRODAFOS N3A,13.81gのRHODA
SURF LA−3、74.90gのスチレン、16
5.36gのメタクリル酸からなるモノマーエマルショ
ンを調製した。乳化はモノマー混合タンク中で連続的な
撹拌により維持した。 【0035】各々、1.81gの3つの等しい投与量
の、架橋剤である、ジアリルマレエートを調製した。1
6.84gの水中に0.20gの過硫酸ナトリウムを含
有する初期触媒溶液を調製した。8.62gのスチレン
及び12.12gのメタクリル酸の初期モノマー混合物
を調製した。初期モノマー混合物を加熱された初期装填
物に加え、5分間混合した。次に、初期触媒を加え、反
応を撹拌する間に、反応温度は80℃まで上昇した。次
いで80℃で15分間、維持した。残りのモノマーエマ
ルションを4時間かけて加え、1/4,1/2及び3/
4のモノマーエマルションが反応容器に供給された時に
モノマー混合タンクに1.81gのジアリルマレエート
を添加した。0.27gの過硫酸塩及び60.62gの
水からなる過硫酸塩溶液の遅い添加物を同時に4時間半
かけて加えた。モノマー供給の完了後、ラテックスを2
0.21gの水中の0.07gの過硫酸ナトリウムの溶
液を1時間かけて加えて掃去した。ラテックスを40℃
まで冷却し、ろ過して生成したあらゆる凝塊を除去し
た。ろ過したラテックスを測定すると2.43のpH及び
30.5%の固体含量及び161nmの平均粒径を有して
いた。 【0036】例6 グラジエント架橋されたカルボキシル化ポリマーの製造 1/4,1/2及び3/4のモノマーエマルションが反
応容器に供給された時に2.25gのジアリルマレエー
トを加えた以外は例5に記載された手順に従ってポリマ
ーを製造した。ろ過されたラテックスを測定すると3
0.6%の固体含量を有していた。 例7 グラジエント架橋されたカルボキシル化ポリマーの製造 1/4,1/2及び3/4のモノマーエマルションが反
応容器に供給された時に3.05gのジアリルマレエー
トを加えた以外は例5に記載された手順に従ってポリマ
ーを製造した。ろ過されたラテックスを測定すると3
0.6%の固体含量を有していた。 【0037】例8 グラジエント架橋されたカルボキシル化ポリマーの製造 391gの水、9.4gのCRODAFOS N3A、
13.9gのRHODASURF LA−3及び3.4
gのアンモニアの0.910モル溶液を含有する初期装
填物を調製した。窒素パージ完了後、初期装填物を反応
容器に加え、65℃に加熱した。容器を窒素雰囲気下に
保ちながら、215gの水、8.6gのCRODAFO
S N3A、13.8gのRHODASURF LA−
3、79.30gのスチレン、171.45gのメタク
リル酸からなるモノマーエマルションを調製した。乳化
はモノマー混合タンクにおける連続的な撹拌により維持
された。各々、3つの等しい投与量の1.02gのエチ
レングリコールジメタクリレート及び1.02gのジア
リルマレエートの混合物を調製した。 【0038】16.8gの水中に0.20gの過硫酸ナ
トリウムを含有する初期触媒溶液を調製した。4.3g
のスチレン及び6.05gのメタクリル酸の初期モノマ
ー混合物を調製した。初期モノマー混合物を加熱された
初期装填物に加え、5分間混合した。次に、初期触媒を
加え、反応を撹拌する間、反応温度は80℃まで上昇し
た。次いで80℃で15分間、維持した。重合が開始さ
れ、それは溶液が不透明に変化したことにより見ること
ができた。残りのモノマーエマルションを3時間かけて
加え、1/4,1/2及び3/4のモノマーエマルショ
ンが反応容器に供給された時にモノマー混合タンクに
2.04gのジアリルマレエート/エチレングリコール
ジメタクリレート混合物を添加した。0.27gの過硫
酸塩及び60.6gの水からなる過硫酸塩溶液の遅い添
加物を同時に3時間半かけて加えた。モノマー添加の完
了後、2.0gの水中の0.1gの70%t−ブチルハ
イドロジエンペルオキシド溶液を反応に加えた。触媒添
加完了後、10gの水中の0.1gのエリソルビン酸の
最後の掃去剤を30分かけて加えた。ラテックスを40
℃まで冷却し、ろ過してあらゆる凝塊を除去した。ろ過
されたラテックスを測定すると30.0%の固体含量を
有していた。 【0039】例9 グラジエント架橋カルボキシル化ポリマー 遅いモノマー添加物において、次の量を用いた以外は、
例8に記載された手順に従ってポリマーを製造した:1
50.0gのメタクリル酸及び100.0gのスチレ
ン。ろ過されたラテックスを測定すると29.8%の固
体含量を有していた。 【0040】例10 例5、8及び9で製造したポリマーを1.9%の塩化ナ
トリウム、2.9〜3.7%のポリマー及び乾燥ポリマ
ー1g当りほぼ1gの水酸化ナトリウムを含有する水溶
液に可溶化し、次いでpHを水酸化ナトリウムで13.0
に上げた。溶液を50℃で貯蔵した。試験結果を表IIに
要約する。 表II ポリマー ポリマー濃度 粘度 粘度 粘度 粘度 (質量%) Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (cps) (cps) (cps) (cps) 0日 7日 14日 21日 ────────────────────────────────── 例5 2.9% 1.948 18.960 19.040 19.520 (1,948) (18,960) (19,040) (19,520) 例8 3.2% 1.568 31.680 33.920 36.480 (1,568) (31,680) (33,920) (36,480) 例9 3.7% 3.012 60.960 66.480 73.920 (3,012) (60,960) (66,480) (73,920) 表IIの結果は本発明のポリマーは21日後ですらアルカ
リ性水溶液を増粘し続けることを示す。溶液のアルカリ
性は、ポリマーの溶解性を抑制するポリマーの架橋剤を
選択的に分解するが、ポリマーの主鎖を分解して粘度を
低下させることはない。この結果はアルカリ性溶液中の
ポリマーの濃度が高い程、大きな増粘効果を有している
ことも示す。 【0041】例11 アルカリ溶解性エマルションポリマーを1〜3%の次亜
塩素酸ナトリウム、3.0〜3.5%のポリマー及び乾
燥ポリマー1g当りほぼ1gの水酸化ナトリウムを含有
する水溶液に50℃で可溶化し、次いで水酸化ナトリウ
ムでpHを13.0に上げた。溶液を50℃で貯蔵した。
試験結果を表III に要約する。 表III ポリマー 漂白剤濃度 粘度 粘度 粘度 粘度 (質量%) Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (cps) (cps) (cps) (cps) 0日 7日 14日 21日 ────────────────────────────────── 例1 1% 2.020 0.476 0.220 0.128 (2020) (476) (220) (128) 例5 1% 1.336 1.152 0.484 0.144 (1336) (1152) (484) (144) 例5 2% 1.828 0.924 0.288 0.104 (1828) (924) (288) (104) 例5 3% 1.360 0.816 0.036 0.016 (1360) (816) (36) (16) 【0042】表III の結果は、低濃度の漂白剤と比較し
て、漂白剤の濃度が高い程ポリマーを速みやかに分解す
ることを示す。しかしながら、本発明のポリマーは例1
で製造した架橋ポリマーよりも漂白剤溶液に関して顕著
に長く増粘効果を維持する。架橋剤なしの例1からのポ
リマーは、急速に分解して2.020Pa・s(2020
cps )から7日後に0.476Pa・s(476cps )と
なる。例5からの架橋ポリマーは1.336Pa・s(1
336cps )の初期粘度を有し、1%次亜塩素酸ナトリ
ウム中でその時間放出作用は7日にわたり、なお粘度を
維持する。表III の結果はさらに例5からのポリマーは
長時間の放出を可能とするのに十分な架橋剤を含有しな
いので、粘度は7日より後に着実に下がることを示す。 【0043】例12 例2、7、8及び9で製造したアルカリ溶解性エマルシ
ョンポリマーを1〜3%の次亜塩素酸ナトリウム、3.
0〜3.5%のポリマー及び乾燥ポリマー1g当りほぼ
1gの水酸化ナトリウムを含有する水溶液に可溶化し、
次いで水酸化ナトリウムでpHを13.0に上げた。溶液
を50℃で貯蔵した。試験結果を表IV、V及びVIに要約
する。図2は表Vにおける結果のグラフである。 表IV ポリマー 漂白剤濃度 粘度 粘度 粘度 粘度 (質量%) Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (cps) (cps) (cps) (cps) 0日 7日 14日 21日 ────────────────────────────────── 例2 1% 0.096 0.976 0.428 0.188 (96) (976) (428) (188) 例7 1% 0.562 0.788 0.576 0.368 (562) (788) (576) (368) 例8 1% 1.380 2.748 2.032 1.540 (1380) (2748) (2032) (1540) 例9 1% 1.068 2.844 2.252 1.944 (1068) (2844) (2252) (1944) 【0044】 表V ポリマー 漂白剤濃度 粘度 粘度 粘度 粘度 (質量%) Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (cps) (cps) (cps) (cps) 0日 7日 14日 21日 ────────────────────────────────── 例2 2% 0.136 3.776 0.772 0.996 (136) (3,776) (772) (996) 例7 2% 1.076 1.032 0.628 0.364 (1,076) (1,032) (628) (364) 例8 2% 1.904 2.432 1.702 1.184 (1,904) (2,432) (1,702) (1,184) 例9 2% 2.676 3.964 2.884 2.736 (2,676) (3,964) (2,884) (2,736) 【0045】 表VI ポリマー 漂白剤濃度 粘度 粘度 粘度 粘度 (質量%) Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (cps) (cps) (cps) (cps) 0日 7日 14日 21日 ────────────────────────────────── 例2 3% 0.156 4.856 0.084 0.012 (156) (4,856) (84) (12) 例7 3% 0.920 1.136 0.060 0.020 (920) (1,136) (60) (20) 例8 3% 1.232 3.248 0.560 0.056 (1,232) (3,248) (560) (56) 例9 3% 1.296 3.232 1.276 0.088 (1,296) (3,232) (1,276) (88) 【0046】表IV、V及びVIの結果は、本発明のポリマ
ーは50℃で21日後ですら、1〜3%の漂白剤溶液を
増粘し続けることを示す。例2からの均質に架橋された
ポリマーはその最も抑制された初期粘度を有するが急速
に加水分解し、粘度のピークに達し、その後粘度が急速
に低下する。この性質は漂白剤の濃度が増加するにつれ
悪くなる。グラジエント架橋ポリマーは、軽度に架橋し
た成分が初期粘度を与え、一方、高度に架橋し、より耐
加水分解性の画分が長時間の遅い放出を与えるから、よ
りよい性能を有する。50℃で21日後、ポリマーを有
する3%漂白剤試料はいまだに当初の平均47%の漂白
剤含量を含有していた。ポリマーを有する2%漂白剤試
料は当初の41%の量を含有し、ポリマーを有する1%
漂白剤試料は平均当初の35%の量を含有した。ポリマ
ー合成において存在するいくつかのアルキルエトキシレ
ート界面活性剤は漂白剤の分解を引き起こすことが知ら
れており、それが加えられたエマルションポリマーの量
に比例した決まった量の漂白剤の損失があるようにみえ
る理由であると推定される。アルカリ性条件だけがポリ
マーを分解するわけでなく、粘度低下は漂白剤により引
き起こされるポリマーによることを指摘する。 【0047】例13 均質に架橋したカルボキシル化ポリマーの製造 エチレングリコールジメタクリレート架橋剤を配合から
除いた以外は例2に記載した手順に従ってポリマーを製
造した。ろ過されたラテックスを測定すると26.8%
の固体含量を有していた。例2、3及び13で製造した
ポリマーを、粘度約0.5Pa・s(500cps )の濃縮
界面活性剤/漂白剤清浄化生成物であるComet G
elに加えた。ポリマーをComet Gelにおいて
異なった濃度でそれらの相乗的増粘効果について評価し
た。試験結果を表VII に要約する。図3は表VII のグラ
フである。 表VII ポリマー 0%の 0.5 %の 1.1 %の 1.5 %の 2.2 %の ポリマー ポリマー ポリマー ポリマー ポリマー 濃度の 濃度の 濃度の 濃度の 濃度の 粘度 粘度 粘度 粘度 粘度 Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (cps) (cps) (cps) (cps) (cps) ─────────────────────────────────── 例2 0.478 0.835 4.060 3.912 2.674 (478) (835) (4060) (3912) (2674) 例3 0.478 0.516 0.880 1.086 1.450 (478) (516) (880) (1086) (1450) 例13 0.478 1.922 2.497 1.302 0.202 (478) (1922) (2497) (1302) (202) 【0048】表VII の結果は、分解可能な架橋剤を含有
しない例13からのポリマーは、0.5及び1.1の濃
度で粘度の大きな増加を引き起こすが、より高い1.5
及び2.2の濃度では、ポリマーは界面活性剤の構造化
のじゃまをして、ポリマーを含有しない溶液の粘度であ
る0.478Pa・s(478cps )未満までにすら、降
下を引き起こすことを示す。例2からのポリマーは本発
明に従って架橋され、粘度にピークはあるけれども、配
合物の粘度をポリマーを含有しない溶液の粘度まで低下
させることなしに、もっと多くのポリマーを加えること
ができる。例3からのポリマーは例2のポリマーよりも
溶解度が抑制されており、したがって、より長時間放出
の増粘効果のために高レベルのこのポリマーを加えるこ
とができる。 【0049】例14 50℃(122°F)における促進老化貯蔵の間の漂白
増粘性組成物における例1及び例4で製造したポリマー
の評価 4.1gの例4で製造した架橋カルボキシル化ポリマー
を20gのRHODAPEX ES−2(2モル%のエ
チレンオキシドラウリルエーテルスルフェート界面活性
剤の25%溶液)(「SLES」)、67gの蒸留水、
4gの水酸化ナトリウム及び100gのCLOROX液
体漂白剤(ほぼ、5.4%の次亜塩素酸ナトリウム)と
組み合わせた。これは、2.5%の界面活性剤及び0.
53%の架橋ポリマーの相互作用により増粘された、
2.5%の漂白剤溶液を生じた。この溶液は0.33Pa
・s(330cps )の初期粘度を有し、アッセイにより
2.5%の次亜塩素酸ナトリウムを含有していた。pHを
測定すると13.0であった。この溶液は不溶性の架橋
ポリマーのため濁っていた。また、架橋剤を含有しない
例1からのポリマーを、2.9%のRHODAPEX
ES−2を用い、より少量のポリマーを要した以外は同
様な条件で評価した。試験結果を表VIIIに要約する。 【0050】 表VIII ポリマー ポリマー/ 粘度 粘度 粘度 粘度 粘度 粘度 SLES濃度 Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (質量%) (cps) (cps) (cps) (cps) (cps) (cps) 0日 5日 13日 19日 22日 27日 ─────────────────────────────────── 例4 0.53%/ 332 520 425 357 268 105 2.5 % 例1 0.28%/ 1735 563 125 2.9 % 表VIIIの試験結果は、本発明に従って製造した例4のポ
リマーは3週間まで漂白増粘性組成物を増粘し続けたこ
とを示す。22日後、次亜塩素酸ナトリウム含量は1.
4%であった。試験結果は、例1で製造した非架橋ポリ
マーは、その漂白溶液が最初の13日ですべての粘度を
急速に失うから、許容できないことを示す。 【0051】例15 漂白増粘性組成物の製造 混合界面活性剤系を含有する2%次亜塩素酸ナトリウム
溶液を、75gのClorox Bleach(ほぼ
5.4%の次亜塩素酸ナトリウム)、2.15gの水酸
化ナトリウム、97gの蒸留水、7.5gのRHODA
PEX ES−2(25%活性)及び6.5gのAMM
ONYX MO(30%活性)を混合することにより調
製した。この溶液は一般的に0.075〜0.150Pa
・s(75〜150cps )の粘度を示した。60gのこ
の溶液に1.1gの例5のエマルションポリマー(固体
30%)を加えた。混合物のpHを13.0に調整し、粘
度は0.310Pa・s(310cps )に増加した。試料
を50℃のオーブンに入れ、粘度及び次亜塩素酸塩含量
を試験するために周期的に取り除いた。この手順を例
1、5及び7からのポリマーを有する試料を製造するた
めに用いた。試験結果を表IXに要約する。図4は表IXの
グラフである。 【0052】 表IX ポリマー ポリマー 粘度 粘度 粘度 粘度 粘度 (質量%) Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (cps) (cps) (cps) (cps) (cps) 0日 10日 14日 21日 27日 ─────────────────────────────────── 例7 0.63 0.388 0.742 0.821 0.673 0.496 (388) (742) (821) (673) (496) 例1 0.42 1.052 0.020 0.020 0.039 0.020 (1052) (20) (20) (39) (20) 例5 0.54 0.310 0.973 0.551 0.619 (310) (973) (551) (619) 表IXの試験結果は、架橋剤を含有しない例1のポリマー
は急速に分解し、混合物は10日後にすべての粘度を失
うことを示す。架橋ポリマーは最初に粘度を増加し、次
いで、3〜4週間の試験期間適当な粘性の溶液を維持し
たことを示す。21日後、例5からのポリマーを用いる
配合物についての次亜塩素酸含量は0.91%で、27
日後の例7からのポリマーについては0.63%であっ
た。 【0053】例16 漂白増粘性組成物の製造 Comet Gelは市販の増粘漂白組成物であって、
ほぼ0.9〜1%の次亜塩素酸ナトリウムを有し、漂白
安定性界面活性剤を用いて増粘すると0.5Pa・s(5
00cps )の粘度に到達する。Comet Gelの粘
度を0.5〜0.8%(乾燥基準)の例5及び8からの
ポリマー増粘剤を加えることにより増加させ、50%の
水酸化ナトリウムで調整した、pH12.8〜13で、1
Pa・s(1000cps )の粘度に到達した。この試料を
50℃で3週間貯蔵した。試験結果を表Xに要約する。 【0054】 表X ポリマー ポリマー濃度 粘度 粘度 粘度 粘度 (質量%) Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s (cps) (cps) (cps) (cps) 0日 7日 14日 21日 ────────────────────────────────── 例8 0.78 1.080 1.060 0.980 1.048 (1080) (1060) (980) (1048) 例5 0.54 0.914 1.312 1.479 1.750 (914) (1312) (1479) (1750) 表Xの試験結果は、例8からのポリマーは3週間約1Pa
・s(1000cps )で一定の粘度を維持したが、例5
からのポリマーは着実な粘度の増加をもたらしたことを
示す。したがって、例5からのポリマーは分解するより
も速く可溶化した。また、それは21日後に当初の80
%の量の次亜塩素酸塩を維持していたことが測定され
た。 【0055】例17 漂白増粘性組成物の製造 40gのComet Gelと18gのClorox
Bleach(5.4%の次亜塩素酸ナトリウム)を混
合することによりComet Gelの漂白剤含量が
2.3%まで増加し、0.33Pa・s(330cps )の
粘度の混合物が得られた。その混合物に0.5%(乾燥
物基準)の例5及び6からのポリマー増粘剤を配合し
て、50%の水酸化ナトリウムで調整したpH12.8〜
13で0.8〜1Pa・s(800〜1000cps )の粘
度を得た。試験結果を表XIに要約する。 【0056】 表XI ポリ ポリ 粘度 粘度 粘度 粘度 粘度 粘度 粘度 マー マー Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s Pa・s 濃度 (cps) (cps) (cps) (cps) (cps) (cps) (cps) (質量%) 0日 7日 12日 21日 28日 35日 46日 ─────────────────────────────────── 例5 0.5 0.428 0.767 0.826 0.968 0.939 0.653 0.477 (428) (767) (826) (968) (939) (653) (477) 例6 0.5 0.767 1.106 0.841 0.909 0.870 0.560 0.280 (767) (1106) (841) (909) (870) (560) (280) 表XIの試験結果は、例5及び6からの高度に架橋した
ポリマーは相容性であり、均質な混合物を生成し、それ
は低下の前に50℃で4週間、目的の範囲に近い粘度を
維持したことを示す。高漂白剤濃度は、第1週の後に、
一定に近い粘度を保持するのに十分に速く、例5からの
ポリマーを分解した。21日後に当初の漂白剤含量の5
6%を維持したことも測定された。 【0057】例18 非分解可能架橋剤の効果 エチレングリコールジメタクリレート及びジアリルマレ
エート架橋剤を、反応の始めに遅いモノマー添加物と均
質に混合した0.63gのジビニルベンゼンで置換した
以外は例9に記載された手順に従ってポリマーを製造し
た。ろ過されたラテックスは測定すると30.0%の固
体含量を有していた。非分解可能架橋剤であるジビニル
ベンゼンを含有する9.6gの例18のポリマー、10
0gの2%次亜塩素酸ナトリウム及び3gの50%水酸
化ナトリウムを含有するpH13.0のアルカリ性溶液を
調製した。11.6gの例18のポリマー、145gの
蒸留水、5gの50%水酸化ナトリウム及び3gの塩化
ナトリウムから、pH13.3の別のアルカリ性溶液を調
製した。試験結果を表XIIに要約する。 【0058】 表XII ポリマー ポリマー pH 次亜塩素酸 粘度 粘度 粘度 濃度 ナトリウム Pa・s Pa・s Pa・s (質量%) (cps) (cps) (cps) 0日 3日 8日 ────────────────────────────────── 例18 2.1% 13.0 有 1.016 2.088 0.852 (1016) (2088) (852) 例18 2.6% 13.3 無 1.124 1.552 1.452 (1124) (1552) (1452) 【0059】表XIIの試験結果は、漂白剤を含有しない
アルカリ性溶液中の例18のポリマーの粘度は、第1週
の後では、約30%増加するだけであり、これは、ポリ
マーの架橋が加水分解に対して安定であることを示した
ことを示す。比較として、例10の分解可能な架橋は1
0〜20倍の粘度増加を生成する。しかしながら、漂白
剤溶液中の例18のポリマーは、3日後に2倍の増加を
生成するが、8日後に急速に粘度を喪失し、16%の粘
度低下をもたらし、これは、放出され、可溶化して補償
する追加のポリマーがなく、ポリマーの主鎖が分解して
いることを示した。漂白溶液中のポリマーは濁った溶液
を生成し、それは、増粘のために用い得るポリマーはあ
るが、可溶化されていないことを示した。本発明をその
特定の態様に関して記載してきたが、請求の範囲及び精
神の内で当業者により変更及び修正ができることが理解
されるだろう。
【図面の簡単な説明】 本発明の上記及び他の特徴を添付の図面と共に検討され
た発明の詳細な説明において記載した。 【図1】相乗的なポリマー/石けん相互作用なしに、次
亜塩素酸ナトリウムを含有する市販の洗剤組成物中の2
つのポリマーの粘度対時間を表わすグラフである。 【図2】いかなる洗剤もない、2%の次亜塩素酸ナトリ
ウム溶液中の4つのポリマーの粘度対時間を表わすグラ
フである。 【図3】相乗的なポリマー/石けん相互作用を有する次
亜塩素酸ナトリウムを含有する洗剤組成物中の粘度対ポ
リマー%を表わすグラフである。 【図4】2%の次亜塩素酸ナトリウム/1%のアミンオ
キシド/1%のナトリウムラウリルエーテルスルフェー
ト溶液中の3つのポリマーの粘度対時間を表わすグラフ
である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/34 C08K 5/34 5/435 5/435 C08L 101/02 C08L 101/02 C11D 3/37 C11D 3/37 3/395 3/395 7/22 7/22 7/26 7/26 7/32 7/32 7/34 7/34 7/36 7/36 (72)発明者 ソニア エム.スティール アメリカ合衆国,テネシー 37415,チャ ッタヌーガ,オークランド テラス 4019 Fターム(参考) 4H003 AB31 AC14 BA12 DA05 DA19 EA21 EB28 EB30 EB32 EB37 ED02 EE08 FA28 FA30 FA42 4J002 AA031 BC011 BC041 BC081 BC091 BC121 BE041 BF001 BF051 BG011 BG041 BG051 BG071 BG131 BH021 BJ001 BQ001 CH022 CH051 CH052 DE196 DH046 ED027 EN006 EN137 EU026 EU186 EV247 EV286 EV297 EW177 FD206 FD312 FD317

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 漂白剤、水及び放出制御漂白増粘性組成
    物の総質量に基づいて0.1〜50質量%の、少なくと
    も1種の架橋カルボキシル化ポリマーを含む放出制御漂
    白増粘性組成物であって、前記架橋カルボキシル化ポリ
    マーは、30〜80質量%の少なくとも1種のエチレン
    性不飽和親水性モノマー、20〜70質量%の少なくと
    も1種のエチレン性不飽和疎水性モノマー及び約0.5
    〜約10質量%の、少なくとも2個のエチレン性不飽和
    部分を有する架橋性モノマー、少なくとも1個のエチレ
    ン性不飽和部分及びモノマーの他の官能基と反応して分
    解可能な架橋を形成し得る少なくとも1個の官能基を有
    する架橋性モノマー並びにそれらの組み合わせからなる
    群から選択される分解可能な架橋性モノマーから製造さ
    れ、そこで、質量%は架橋カルボキシル化ポリマーを製
    造するのに用いられるモノマーの総質量に基づくもので
    ある、前記組成物。 【請求項2】 漂白剤、水及び放出制御漂白増粘性組成
    物の総質量に基づいて0.1〜50質量%の、少なくと
    も1種の架橋カルボキシル化ポリマーを含む放出制御漂
    白増粘性組成物であって、前記架橋カルボキシル化ポリ
    マーは、30〜80質量%の少なくとも1種のエチレン
    性不飽和親水性モノマー、20〜70質量%の少なくと
    も1種のエチレン性不飽和疎水性モノマー及び約0.5
    〜約10質量%の、アクリル酸のエステル、メタクリル
    酸のエステル、マレイン酸のエステル、クロトン酸のエ
    ステル、アリルもしくはメタクリルアルコールとのエス
    テル、アリルエーテル、ビニルエーテル、アリルスクロ
    ースエーテル、チオアミド、不飽和エポキシド、N−メ
    チロールアクリルアミド、イソシアネート及びシランか
    らなる群から選択される分解可能な架橋性モノマーから
    製造される、前記組成物。 【請求項3】 請求項2に記載の放出制御漂白増粘性組
    成物であって、前記分解可能な架橋モノマーが、グリシ
    ジルメタクリレート、2−イソシアナートエチルメタク
    リレート、α,α−ジメチルメタ−イソプロペニルベン
    ジルイソシアネート、ビニルトリメトキシシラン、γ−
    メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、エチレ
    ングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコー
    ルジアクリレート、ブタンジオールジアクリレート、ペ
    ンタエリスリトール、テトラアクリレート、トリメチロ
    ールプロパントリアクリレート、ジアリルフタレート、
    ジアリルマレエート、アリルメタクリレート、ビニルク
    ロトネート、トリアリルシアヌレート、ジアリルホスフ
    ェート、エタンジチオールジアクリレート及びN,N’
    −メチレン−ビス−アクリルアミドからなる群から選択
    される、前記組成物。 【請求項4】 請求項1に記載の放出制御漂白増粘性組
    成物であって、前記架橋カルボキシル化ポリマーが、5
    0〜70質量%の少なくとも1種の親水性モノマー、3
    0〜50質量%の少なくとも1種の疎水性モノマー及び
    約1〜約5質量%の分解可能な架橋性モノマーから製造
    される前記組成物。 【請求項5】 請求項1に記載の放出制御漂白増粘性組
    成物であって、前記エチレン性不飽和親水性モノマー
    が、酸、アミド、エーテル、アルコール、アルデヒド、
    ケトン、エステル及びそれらの組み合わせからなる群か
    ら選択される前記組成物。 【請求項6】 請求項1に記載の放出制御漂白増粘性組
    成物であって、前記エチレン性不飽和疎水性モノマーが
    1 〜C24のアルキル、C1 〜C24のアルコキシ、アル
    キルアリール及びそれらの組み合わせからなる群から選
    択される前記組成物。 【請求項7】 請求項1に記載の放出制御漂白増粘性組
    成物であって、さらに、アニオン性界面活性剤、カチオ
    ン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双性界面活性
    剤及び両性界面活性剤からなる群から選択される少なく
    とも1種の界面活性剤を含む前記組成物。 【請求項9】 請求項1に記載の放出制御漂白増粘性組
    成物であって、さらに、染料移行防止剤、腐食防止物
    質、帯電防止剤、光学的増白剤、香料、芳香剤、染料、
    充てん剤、電解質、緩衝液、キレート化剤、布帛白色化
    剤、増白剤、泡調節剤、緩衝剤、防汚剤、布帛柔軟剤及
    びそれらの組み合わせからなる群から選択される少なく
    とも1種の添加剤を含む前記組成物。 【請求項10】 請求項1に記載の放出制御漂白増粘性
    組成物であって、前記架橋カルボキシル化ポリマーが、
    放出制御漂白増粘性組成物の総質量に基づいて1〜10
    質量%の量で存在する前記組成物。
JP2000197876A 1999-05-12 2000-06-27 増強された高温で粘度安定性を有する放出制御漂白増粘性組成物 Pending JP2002020797A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/310,272 US6187221B1 (en) 1999-05-12 1999-05-12 Controlled release bleach thickening composition having enhanced viscosity stability at elevated temperatures
CA002311978A CA2311978A1 (en) 1999-05-12 2000-06-19 Controlled release bleach thickening composition having enhanced viscosity stability at elevated temperatures
EP00113002A EP1167505B1 (en) 1999-05-12 2000-06-20 Controlled release bleach thickening composition having enhanced viscosity stability at elevated temperatures
JP2000197876A JP2002020797A (ja) 1999-05-12 2000-06-27 増強された高温で粘度安定性を有する放出制御漂白増粘性組成物

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/310,272 US6187221B1 (en) 1999-05-12 1999-05-12 Controlled release bleach thickening composition having enhanced viscosity stability at elevated temperatures
CA002311978A CA2311978A1 (en) 1999-05-12 2000-06-19 Controlled release bleach thickening composition having enhanced viscosity stability at elevated temperatures
EP00113002A EP1167505B1 (en) 1999-05-12 2000-06-20 Controlled release bleach thickening composition having enhanced viscosity stability at elevated temperatures
JP2000197876A JP2002020797A (ja) 1999-05-12 2000-06-27 増強された高温で粘度安定性を有する放出制御漂白増粘性組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002020797A true JP2002020797A (ja) 2002-01-23

Family

ID=27427624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000197876A Pending JP2002020797A (ja) 1999-05-12 2000-06-27 増強された高温で粘度安定性を有する放出制御漂白増粘性組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6187221B1 (ja)
EP (1) EP1167505B1 (ja)
JP (1) JP2002020797A (ja)
CA (1) CA2311978A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531639A (ja) * 2003-07-03 2007-11-08 ダウ・ライヒホールド・スペシャルティ・ラテックス、リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 抗菌性および帯電防止性のポリマーおよびそのようなポリマーの種々の基材上への使用方法
JP2008531839A (ja) * 2005-03-07 2008-08-14 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 増粘化漂白組成物
JP2016525582A (ja) * 2013-04-04 2016-08-25 ローム アンド ハース カンパニーRohm And Haas Company アルカリ膨潤性エマルションポリマー

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6462126B1 (en) * 2000-05-10 2002-10-08 Illinois Tool Works Inc. Structural adhesive
US20020077435A1 (en) * 2000-10-09 2002-06-20 Desimone Joseph M. Methods for preparing polymers in carbon dioxide having reactive functionality
KR20140043502A (ko) * 2011-08-03 2014-04-09 에어 프로덕츠 앤드 케미칼스, 인코오포레이티드 이온성/이온발생 빗모양 코폴리머 조성물 및 이를 함유하는 퍼스널 케어 제품
EP2981562B1 (en) 2013-04-04 2020-01-08 Rohm and Haas Company Alkaline-swellable emulsion polymers
CN103805368A (zh) * 2014-02-28 2014-05-21 刘菊 一种护色洗衣液
CN106634897B (zh) * 2016-11-07 2019-11-15 天津天诚拓源科技发展有限公司 钻井液用乳液微球封堵剂及其制备方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8315838D0 (en) * 1983-06-09 1983-07-13 Unilever Plc Coloured bleaching compositions
US4600761A (en) * 1985-04-04 1986-07-15 Alco Chemical Corporation Acrylic emulsion copolymers for thickening aqueous systems and copolymerizable surfactant monomers for use therein
US5064553A (en) * 1989-05-18 1991-11-12 Colgate-Palmolive Co. Linear-viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
EP0256638B1 (en) 1986-08-07 1991-01-23 The Clorox Company Thickened hypochlorite composition and use thereof
US4867896A (en) 1988-02-17 1989-09-19 Lever Brothers Company Cleaning compositions containing cross-linked polymeric thickeners and hypochlorite bleach
CA2003857C (en) 1988-12-15 1995-07-18 Lisa Michele Finley Stable thickened aqueous bleach compositions
DE69033783T2 (de) 1989-02-27 2002-04-18 Unilever N.V., Rotterdam Flüssiges Reinigungsmittel
US5160655A (en) 1989-02-27 1992-11-03 Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. Aqueous structured liquid detergent compositions containing selected peroxygen bleach compounds
GB8909095D0 (en) 1989-04-21 1989-06-07 Allied Colloids Ltd Thickened aqueous compositions
US4992194A (en) * 1989-06-12 1991-02-12 Lever Brothers Company, Division Of Conopco Inc. Stably suspended organic peroxy bleach in a structured aqueous liquid
CA2026332C (en) 1989-10-04 1995-02-21 Rodney Mahlon Wise Stable thickened liquid cleaning composition containing bleach
US5169552A (en) 1989-10-04 1992-12-08 The Procter & Gamble Company Stable thickened liquid cleaning composition containing bleach
BR9105999A (pt) 1990-02-08 1992-10-20 Unilever Nv Composicao detergente liquida e processo de lavagem
AU656580B2 (en) * 1991-11-08 1995-02-09 Colgate-Palmolive Company, The Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
US5409633A (en) 1992-09-16 1995-04-25 Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. Bleach composition
CA2107938C (en) 1993-01-11 2005-01-11 Clement K. Choy Thickened hypochlorite solutions with reduced bleach odor and methods of manufacture and use
CA2107939C (en) 1993-01-13 2001-01-30 Stephen B. Kong Acidic aqueous cleaning compositions
GB9315760D0 (en) 1993-07-30 1993-09-15 Nat Starch Chem Corp Bleach compositions
GB9315761D0 (en) 1993-07-30 1993-09-15 Unilever Plc Bleach compositions
US5997764A (en) * 1997-12-04 1999-12-07 The B.F. Goodrich Company Thickened bleach compositions

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531639A (ja) * 2003-07-03 2007-11-08 ダウ・ライヒホールド・スペシャルティ・ラテックス、リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 抗菌性および帯電防止性のポリマーおよびそのようなポリマーの種々の基材上への使用方法
JP4842811B2 (ja) * 2003-07-03 2011-12-21 マラード・クリーク・ポリマーズ,インコーポレイテッド 抗菌性および帯電防止性のポリマーおよびそのようなポリマーの種々の基材上への使用方法
JP2008531839A (ja) * 2005-03-07 2008-08-14 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 増粘化漂白組成物
JP4819868B2 (ja) * 2005-03-07 2011-11-24 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 増粘化漂白組成物
JP2016525582A (ja) * 2013-04-04 2016-08-25 ローム アンド ハース カンパニーRohm And Haas Company アルカリ膨潤性エマルションポリマー

Also Published As

Publication number Publication date
CA2311978A1 (en) 2001-12-19
EP1167505B1 (en) 2004-10-06
EP1167505A1 (en) 2002-01-02
US6187221B1 (en) 2001-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4819868B2 (ja) 増粘化漂白組成物
AU2010338302B2 (en) Functionalized polyvinyl alcohol films
US5205953A (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
US5554321A (en) Thickened aqueous abrasive cleanser with improved rinsability
US5053158A (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
JP2002020797A (ja) 増強された高温で粘度安定性を有する放出制御漂白増粘性組成物
AU650130B2 (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition having improved chlorine stability
JP2000109574A (ja) ポリビニルアルコールフィルム
US5298180A (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
US5219486A (en) Linear visoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
AU656580B2 (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
WO2007023862A1 (ja) 染料移行防止剤、洗濯用洗剤組成物
US5368766A (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
AU647912B2 (en) Linear viscoelastic aqueous liquid detergent composition, especially for automatic dishwashers
US5246615A (en) Aqueous polymeric solution of a neutralized crosslinked polymeric acid
DE60014608T2 (de) Verdickte Bleichmittelzusammensetzungen mit kontrollierter Freisetzung und verbesserte Viskositätstabilität bei hohen Temperaturen
CA2091418A1 (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
EP0523826A1 (en) Viscoelastic aqueous liquid detergent composition, especially for automatic dishwashers of improved dispensability
PT100544A (pt) Composicao detergente liquida aquosa viscoelastica linear para maquinas automaticas de lavar loica contendo um espessante do tipo de acido poliacrilico de ligacoes cruzadas
IE921745A1 (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher¹detergent composition
EP0517312A1 (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
NZ242832A (en) Linear viscoelastic aqueous automatic dishwasher detergent containing alkali metal builder salt, bleach, cross-linked polyacrylate thickener and sodium and potassium ions
IE921754A1 (en) Linear viscoelastic aqueous liquid detergent composition,¹especially for automatic dishwashers, of improved high¹temperature stability
IE921752A1 (en) Linear viscoelastic aqueous liquid automatic dishwasher¹detergent composition