JP2002020314A - 免疫化組成物における免疫性アジュバントとしての糖エーテルの使用、それらを含有する治療用組成物、および該組成物のワクチンとしての使用 - Google Patents

免疫化組成物における免疫性アジュバントとしての糖エーテルの使用、それらを含有する治療用組成物、および該組成物のワクチンとしての使用

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JP2002020314A JP2001169177A JP2001169177A JP2002020314A JP 2002020314 A JP2002020314 A JP 2002020314A JP 2001169177 A JP2001169177 A JP 2001169177A JP 2001169177 A JP2001169177 A JP 2001169177A JP 2002020314 A JP2002020314 A JP 2002020314A
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ジェローム・オコーテュリエ
Sebastien Devill
セバスティアン・デビーユ
Laurent Dupuis
ローラン・デュピュイ
Gerard Trouve
ジェラール・トルーベ
Vincent Ganne
バンサン・ガンヌ
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EXPLOIT DES PROD POUR LES IND
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 副作用を回避し、しかも安定な、新規アジュ
バンドを含有する免疫刺激剤の提供。 【解決手段】 下記式(I)の化合物又は式(I)の化
合物の混合物、及び所望ならば、下記式(II)の化合
物、又は式(II)の化合物の混合物を含む混合物の、
少なくとも一の抗原、又はあるアミノ酸配列を含む化合
物の少なくとも一のインビボジェネレーター(gene
rator)を含む免疫化組成物における免疫性アジュ
バントとしての使用、並びに、式(I)及び(II)の
前記化合物を含む免疫化組成物。 〔式(I)中、Rは、飽和もしくは不飽和の、直鎖状
もしくは分枝状の、1〜30の炭素原子を含む炭化水素
ベースの基を表し、Gはサッカリドの基を表し、Xは1
〜5の間の小数(decimal number)を表
す;式(II)中、Rは、Rとは独立に、飽和もし
くは不飽和の、直鎖状もしくは分枝状の、8〜30の炭
素原子を含む炭化水素ベースの基を表す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、免疫化組成物のための新規アジ
ュバントに関し、更に本発明は、少なくとも一の抗原
(とりわけ、ウイルス、細菌、もしくは寄生生物由来の
抗原)および少なくとも一のアジュバントを含む組成物
に関する。
【0002】現在までに不活化ワクチンもしくは精製抗
原を含有するワクチンが多数開発されている。これは、
このようなワクチンの開発により、望ましくない副作用
を回避できるためである。しかし、抗原の質を改良する
と、該抗原の免疫原性は損なわれる。このため、抗原は
免疫性アジュバントと組み合わせる。
【0003】免疫性アジュバントは、ウイルス、細菌、
もしくは寄生生物由来の抗原と投与された場合に、免疫
系の反応を高める産物である。免疫性アジュバントは、
注入部位、次いでリンパ節でマクロファージの大量の出
現を引き起こし、特定の免疫グロブリン、即ち抗体の産
生を増加させ、免疫防御のメカニズムに関与する多数の
細胞を刺激する。
【0004】これらアジュバントの種類は多様である。
これらアジュバントは、例えば、油と界面活性物質の混
合物から成り、リポソームもしくはエマルジョンの形態
でワクチンを産生し得る。
【0005】フロイントアジュバントが非常に有効であ
る:フロイントアジュバントは、鉱油とマンニトールエ
ステルの組み合わせにより得られ、これは、殺傷された
ミコバクテリウムを含んでいても含んでいなくてもよ
い。
【0006】フロイントアジュバントと水性抗原性媒質
を同量混合することにより調製されるワクチンは、今な
お世界中で研究のための基準となっている。このワクチ
ンは、油中水滴型(W/O)エマルジョン、即ち、連続
相が油であるエマルジョンの形態を有する。これらエマ
ルジョンは、非常に粘性が高いため、注入するのが難し
い。更にこれらエマルジョンは、調製からわずか数日後
に相分離が観察されるため比較的不安定である。
【0007】慣用的なアジュバントとしては、更に、水
酸化アルミニウム、硝酸セリウム、硫酸亜鉛、コロイド
状水酸化鉄、もしくは塩化カルシウムなどの金属塩もあ
る。これらのなかで、水酸化アルミニウムが最も一般に
使用される。これらアジュバントは、Rajesh K. Gupta
et alによる論文“アジュバント、毒性とアジュバント
性の間のバランス(Adjuvants, balance between toxic
ity and adjuvanticity)”, Vaccine, Vol.11, Issue
3, 1993, 293-306ページに記載されている。しかしこれ
らアジュバントは、免疫刺激性効果が乏しく、これらの
治療用組成物を注入すると、その注入ポイントで肉芽腫
のような病巣および他の局所反応の発生をときどき誘導
する。
【0008】ごく最近、二価もしくは三価の金属の水溶
性塩が、優れた免疫性アジュバントであることが発見さ
れている。これらのなかで、グルコン酸マンガン、グル
コン酸カルシウム、グリセロリン酸マンガン、可溶性酢
酸アルミウム、もしくはサリチル酸アルミニウムが最も
有望である。このようなアジュバントは、WO96/3
2964およびWO98/17311の番号で公開され
た国際特許出願に記載されている。
【0009】他の免疫性アジュバントとして、とりわけ
粘膜投与の場合には、WO98/15288の番号で公
開された国際特許出願に記載されている交感神経作用性
化合物を挙げることができる。
【0010】新規アジュバントの開発を手がけている最
中に、出願人は、ある種の界面活性物質、それら自体
が、油の存在なしで免疫刺激薬(immunostimulant)と
して有効であることを発見し、これにより、これら作用
物質を免疫刺激薬として一種以上含む水性免疫化組成物
を調製可能であることを見出した。
【0011】これにより、本発明の主題は、 a)式(I)の化合物: R1−O−(G)X−H (I) (ここでR1は、飽和もしくは不飽和の、直鎖状もしく
は分枝状の、1〜30の炭素原子を含む炭化水素ベースの
基を表し、Gはサッカリドの基を表し、Xは1〜5の間
の小数(decimal number)を表す)、または式(I)の
化合物の混合物、および所望ならば、 b)式(II)の化合物: R2−OH (II) (ここでR2は、R1とは独立に、飽和もしくは不飽和
の、直鎖状もしくは分枝状の、8〜30の炭素原子を含む
炭化水素ベースの基を表す)、または式(II)の化合物
の混合物を含む混合物の、少なくとも一の抗原、または
あるアミノ酸配列を含む化合物の少なくとも一のインビ
ボ・ジェネレーター(generator)を含む免疫化組成物
における免疫性アジュバントとしての使用である。
【0012】「サッカリドの基」という表現は、Gに関
するものであり、糖分子から、一つはその水酸基のうち
の一つの水素原子を、もう一つはアノマー水酸基を除去
することにより得られる二価の基を指す。「サッカリ
ド」という語句は、とりわけ、グルコースもしくはデキ
ストロース、フルクトース、マンノース、ガラクトー
ス、アルトロース、イドース、アラビノース、キシロー
ス、リボース、グロース、リキソース、マルトース、マ
ルトトリオース、ラクトース、セロビオース、デキスト
ラン、タロース、アロース、ラフィノース、レボグルカ
ン、セルロースもしくはデンプンのことをいう。オリゴ
マー構造(G)Xは、光学異性、幾何異性、位置異性の何
れであろうと、任意の異性体の形態で存在することがで
き、また、異性体の混合物を表していてもよい。
【0013】式(I)においてサッカリドの平均重合度
を表す数字Xは、より詳しくは1〜3の間であり、とり
わけ1.05〜2.5の間であり、最も詳しくは1.1〜2.0の間
であり、好ましくは1.5以下である。
【0014】Gは、より詳しくは、グルコースの基もし
くはキシロースの基を表す。
【0015】R1基は、とりわけ、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシ
ル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナ
デシル、エイコシル、ウンエイコシル、ドコシル、ヘプ
タデセニル、エイコセニル、ウンエイコセニル、ドコセ
ニル、ヘプタデカジエニル、およびデセニル基から成る
群より選択される、直鎖状もしくは分枝状の5〜22の炭
素原子を含む基を表す。R1は、好ましくは、直鎖状も
しくは分枝状の8〜20の炭素原子を含む基を表す。
【0016】R2は、より詳しくは、オクチル、ノニ
ル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テト
ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ウンエイ
コシル、ドコシル、ヘプタデセニル、エイコセニル、ウ
ンエイコセニル、ドコセニル、ヘプタデカジエニル、お
よびデセニル基から成る群より選択される、直鎖状もし
くは分枝状の8〜22の炭素原子を含む基を表す。
【0017】上記混合物が、少なくとも一の式(I)の
化合物および少なくとも一の式(II)の化合物を含む場
合、式(I)の化合物/式(II)の化合物の重量比は、
一般には10/90〜90/10の間であり、より詳しくは10/90
〜60/40の間である。
【0018】「抗原、またはあるアミノ酸配列を含む化
合物の少なくとも一のインビボ・ジェネレーター(gene
rator)」は、ウイルス、細菌、もしくは寄生生物など
の殺傷された微生物、これら微生物の精製分画、または
その病原力を弱毒化した生きた微生物の何れかを指す。
本発明によれば抗原を構成し得るウイルスとして、狂犬
病ウイルス、アウエスキー病ウイルスなどのヘルペスウ
イルス、インフルエンザウイルスなどのオルトミクソウ
イルス、口蹄疫ウイルスなどのピコルナウイルス、また
はHIVなどのレトロウイルスを挙げることができる。
本発明によれば抗原を構成し得る細菌タイプの微生物と
して、E.coli、およびパスツレラ属(Pasteurella)、
フルンクロシス属(Furunculosis)、ビブリオ属(Vibr
io)、ブドウ球菌属(Staphylococcus)、連鎖球菌属
(Streptococcus)のものを挙げることができる。寄生
生物としては、トリパノソーマ属(Trypanosoma)、プ
ラスモディウム属(Plasmodium)、リーシュマニア属
(Leishmania)のものを挙げることができる。更に、組
換えウイルス、特にアデノウイルスなどの外膜をもたな
いウイルス、ワクシニアウイルス、カナリア痘ウイル
ス、ヘルペスウイルス、バキュロウイルスを挙げること
ができる。更に、外膜をもたない生きたウイルスの組換
えベクターであって、そのゲノムが、上述の外膜をもつ
ウイルスもしくは病原性微生物に対して抗体の合成およ
び/または保護効果を誘導する抗原性サブユニットをコ
ードする配列を(好ましくは、対応する外膜をもつウイ
ルスの複製に必須ではない部分に挿入されて)有してい
るものを挙げることができる。これら抗原性サブユニッ
トは、例えば、タンパク質、糖タンパク質、ペプチド、
あるいは性質的にペプチドであり、および/または外膜
をもつウイルス、細菌、もしくは寄生生物などの生きた
微生物による感染に対して防御的な分画であり得る。該
微生物に挿入された外来遺伝子(exogenist gene)は、
例えば、アウエスキー病ウイルスもしくはHIVウイル
スに由来し得る。
【0019】とりわけ、病原性ウイルスもしくは微生物
に由来する外来ヌクレオチド配列が挿入されたヌクレオ
チド配列から成る組換えプラスミドを挙げることができ
る。このヌクレオチド配列の目的は、アミノ酸配列を含
む化合物の発現を可能にすることであり、該化合物それ
自体の目的は、宿主生物における免疫応答を引き起こす
ことである。
【0020】「あるアミノ酸配列を含む化合物のインビ
ボ・ジェネレーター(generator)」という表現は、前
記インビボ・ジェネレーターが導入された宿主生物にお
いて前記化合物を発現することができる任意の生物学的
産物を指す。アミノ酸配列を含む化合物は、タンパク
質、ペプチド、もしくは糖タンパク質であり得る。これ
らインビボ・ジェネレーターは、遺伝子工学から派生す
る手法を用いて一般に得られる。より詳しくは、これら
インビボ・ジェネレーターは、ヌクレオチド配列(とり
わけ外来遺伝子)が挿入された、組換えベクターの役割
を果たす生きた微生物(一般にはウイルス)から構成さ
れ得る。これら化合物は、それ自体公知であり、特に、
組換えサブユニットワクチンとして使用されている。こ
の点に関して、M.Eloit et al.,による論文、Journal o
f Virology (1990) 71, 2925-2431、およびWO-A-9
1/00107およびWO-A-94/16681の番号で
公開された国際特許出願を参照することができる。ま
た、本発明によればインビボ・ジェネレーターは、アミ
ノ酸配列を含む化合物を宿主生物において発現すること
ができる、外来ヌクレオチド配列を含む組換えプラスミ
ドから構成され得る。このような組換えプラスミドおよ
び該プラスミドの宿主生物への投与方法は、LINet al.,
Circulation 82: 2217, 2221; Cox et al., J.of Viro
l, Sept. 1993,67, 9, 5664-5667、およびWO95/2
5542の番号で公開された国際出願に記載されてい
る。インビボ・ジェネレーターに含有されるヌクレオチ
ド配列の性質に依存して、宿主生物で発現されるアミノ
酸配列を含む化合物は、(i)抗原であり、免疫応答を引
き起こすことができ、(ii)宿主生物に引き起こされる疾
患(本質的に、その性質上(in nature)機能的な疾
患)に対して治療作用を果たし得る。この場合、インビ
ボ・ジェネレーターは、遺伝子治療タイプの処置を宿主
に施す。
【0021】一例として、このような治療作用は、イン
ビボ・ジェネレーターによるサイトカイン(例えばイン
ターロイキン、特にインターロイキン2)の合成から構
成され得る。これは、がん細胞の選択的排除を目的とし
た免疫応答を引き起こしたり強化したりし得る。
【0022】本発明の第一の特定の側面に従えば、この
主題は、水相と鉱油、動物油、および植物油から選択さ
れる一以上の油とを含み、重量比で油相が全重量の10〜
90%の間であり、好ましくは全重量の30〜70%の間であ
る免疫化組成物における上述の使用である。
【0023】免疫化組成物が水相と油相を含む場合、一
般に油中水滴型(W/O)エマルジョン、水中油滴型
(O/W)エマルジョン、水中油滴中水滴型(W/O/
W)エマルジョン、またはミクロエマルジョンの形態で
ある。
【0024】本発明の第二の特定の側面に従えば、この
主題は、 a)式(I)の化合物: R1−O−(G)X−H (I) (上記定義したとおり)、または式(I)の化合物の混
合物、および所望ならば、 b)式(II)の化合物: R2−OH (II) (上記定義したとおり)、または式(II)の化合物の混
合物を含む混合物の、水相を含むが油相を含まない免疫
化組成物における免疫性アジュバントとしての使用であ
る。
【0025】更に本発明の主題は、(i)少なくとも一の
抗原、またはあるアミノ酸配列を含む化合物の少なくと
も一のインビボ・ジェネレーター(generator)、およ
び(ii)少なくとも一の式(I)の化合物: R1−O−(G)X−H (I) および、所望ならば、(iii)少なくとも一の式(II)の化
合物(ここで式(I)および(II)は上記定義したとお
りである)を含む水相の形態にある組成物である。
【0026】上記組成物が、少なくとも一の式(I)の
化合物および少なくとも一の式(II)の化合物を含む場
合、式(I)の化合物/式(II)の化合物の重量比は、
一般には10/90〜90/10の間であり、より詳しくは10/90
〜60/40の間である。
【0027】また、上記組成物は、鉱油、動物油、およ
び植物油から選択される一以上の油を含み、重量比で油
相が全重量の10〜90%の間であり、好ましくは全重量の
30〜70%の間であり得る。
【0028】該組成物が水相と油相を含む場合、一般に
油中水滴型(W/O)エマルジョン、水中油滴型(O/
W)エマルジョン、水中油滴中水滴型(W/O/W)エマ
ルジョン、またはミクロエマルジョンの形態である。
【0029】また、上記組成物は、水相を含むが油相を
含まない。
【0030】本発明によれば組成物は、該抗原の性質お
よび治療される個体の性質に応じた抗原の濃度を含む。
しかし、本発明によるアジュバントが、従来必要とされ
ていた抗原投与量を著しく減少させることができたこと
は特に注目すべきである。適切な抗原濃度は、当業者に
より慣用的に決定され得る。一般的に、この投与量は、
約0.1μg/cm3〜1g/cm3、より一般的には、約1μg/cm
3〜100 mg/cm3の間である。
【0031】本発明によれば組成物における前記インビ
ボ・ジェネレーター(generator)の濃度は、更に、と
りわけ前記・ジェネレーターの性質および投与する宿主
の性質に依存する。この濃度は、慣例の実験に基づいて
当業者により容易に決定され得る。しかし、示唆として
は、インビボ・ジェネレーターが組換え微生物である場
合、本発明によれば組成物におけるその濃度は、102〜1
015微生物/cm3、好ましくは105〜1012微生物/cm3の間で
あると特定され得る。インビボ・ジェネレーターが組換
えプラスミドである場合、該組成物におけるその濃度
は、0.01〜100mg/cm3の間である。
【0032】本発明の主題である組成物は、0.2〜500 m
g/cm3のアジュバント、より詳しくは2〜500 mg/cm3
アジュバント、好ましくは50〜200 mg/cm3のアジュバン
トを含有する。
【0033】式(I)および(II)の化合物は、好まし
くは薬学的に許容され、ヒトもしくは動物による充分な
耐性がある;式(I)および(II)の化合物は、特に、
重金属を含んでおらず、非常に低い酸もしくは過酸化物
の指標を有していなければならない。更に、これら化合
物は、無毒性試験により決定される基準、特にS.S.Berl
lin, Annals of Allergy, 1962, 20, 473、または欧州
薬局方(European Pharmacopoeia)に記載される基準を
満たしていることが望ましい。
【0034】本発明による組成物は、更に慣用的な免疫
刺激薬(immunostimulant)、例えば、Avridine TM
N,N-ジオクタデシル-N’N’-ビス(2-ヒドロキシエ
チル)-プロパンジアミン、MDP(ムラミルジペプチ
ド)誘導体、特にトレオニル-MDP、ミコール酸、ま
たはLipidA誘導体を含むことができる。
【0035】本発明による組成物は、一以上の水溶性の
金属陽イオン有機塩、例えば、グルコン酸カルシウム、
グルコン酸マンガン、グリセロリン酸マンガン、グリセ
ロリン酸カルシウム、フルクトヘプタン酸カルシウム、
フルクトヘプタン酸マンガン、サリチル酸アルミニウ
ム、または可溶性酢酸アルミウムを更に含むことができ
る。
【0036】本発明によるアジュバント組成物が、一以
上の塩を含む場合、これは、0.02〜3000 mg/cm3、好ま
しくは0.1〜1000 mg/cm3、より好ましくは0.1〜150 mg/
cm3の濃度にある。本発明による組成物は、交感神経作
用性化合物を含むことができる。
【0037】「交感神経作用性化合物」という語句は、
とりわけ、アンフェタミン、カテコールアミン、フェニ
ルイソプロイルアミン、またはチラミンを指す。このよ
うな化合物の例として、特に、イソプロテレノール、L
-アドレナリン、レバルテレノール、エフェドリン、フ
ェニルエフェドリン、またはサルブタモールを挙げるこ
とができる。
【0038】本発明によるアジュバント組成物が、交感
神経作用性化合物を含む場合、これは、10-10〜10-2
ル濃度、好ましくは10-7〜10-5モル濃度にある。
【0039】本発明による組成物は、予防用もしくは治
療用医薬生成物として使用することができる。抗原もし
くはインビボ・ジェネレーター(generator)の性質に
応じて、本発明による組成物は、魚、エビなどの甲殻
類、家禽類(特にガチョウ、シチメンチョウ、ハト、お
よびニワトリ)、イヌなどのイヌ科(Canidae)、ネコ
などのネコ科(Felidae)、ブタ、霊長類、ウシ科(Bov
idae)、ヒツジ科(Ovidae)、ウマに投与することがで
きる。本発明による組成物は、更にヒトに投与すること
ができる。該組成物の投与は、非経口ルート、特に皮
下、筋内、もしくは腹腔内注入により、または粘膜ルー
ト、特に口、直腸、鼻、もしくは腟により、慣用的に行
われ得る。本発明の別の側面によれば、これは、感染症
(特に、上述のウイルスもしくは微生物により引き起こ
される感染症)の予防もしくは治療を目的としたワクチ
ンを調製するための上記アジュバントの使用から成る。
【0040】本発明の別の最後の側面によれば、これ
は、その性質上(in nature)機能的な疾患、例えばが
んもしくは嚢胞性線維症などを治療することを意図した
組成物を調製するための該アジュバントの使用から成
る。
【0041】以下の実施例は、本発明を説明している
が、本発明を限定するものではない。
【0042】A)使用した界面活性物質 使用した界面活性物質は、下記のとおりである。
【0043】
【表1】
【0044】例1 界面活性物質、油、リン酸緩衝液(PBS)、および0.
1 mg/cm3のオボアルブミンを含有する100マイクロリッ
トルの種々の組成物を、平均体重18〜20グラムの5匹の
メスマウスOF1株の種々の群にt=0で皮下注入し、
t=28日で追加投与(booster)した。
【0045】14、28、42、56、および90日目に、血液サ
ンプルを採取した。
【0046】血液サンプルに対して、体液性免疫応答を
測定するためにIgG1について、細胞性免疫応答を測
定するためにIgG2aについて、ELISAアッセイ
を行った。
【0047】注入した組成物は、下記のとおりである。
【0048】
【表2】
【0049】ELISAアッセイの結果は、下記のとお
りである。
【0050】
【表3】
【0051】例2 界面活性物質、リン酸緩衝液(PBS)、および25 mg/
cm3のBSAを含有する100マイクロリットルの種々の組
成物を、平均体重18〜20グラムの5匹のメスマウスOF
1株の種々の群にt=0で皮下注入し、t=28日で追加
投与(booster)した。
【0052】14、28、42、56、90、および180日目に、
血液サンプルを採取した。
【0053】血液サンプルに対して、体液性免疫応答を
測定するためにIgG1について、細胞性免疫応答を測
定するためにIgG2aについて、ELISAアッセイ
を行った。注入した組成物は、下記のとおりである。
【0054】
【表4】
【0055】ELISAアッセイの結果は、下記のとお
りである。
【0056】
【表5】
【0057】上記結果は、式(I)化合物が単独の場合
もしくは式(II)の化合物と組み合わせた場合の免疫刺
激活性を実証している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/12 A61P 31/12 35/00 35/00 (72)発明者 ジェローム・オコーテュリエ フランス国、92290 シャテナイ・マラブ リー、アブニュ・ジャン・ジョレース 26 (72)発明者 セバスティアン・デビーユ フランス国、75011 パリ、ブールバー ル・リシャール・ルノワール 108 (72)発明者 ローラン・デュピュイ フランス国、81100 キャッスレ、リュ・ デュ・トラベット 32 (72)発明者 ジェラール・トルーベ フランス国、81100 キャッスレ、シュマ ン・デュ・ローゼ 134 (72)発明者 バンサン・ガンヌ フランス国、94210 ラ・バレンヌ・サ ン・イレール、アブニュ・ジャンヌ・ダル ク 7テール Fターム(参考) 4C076 AA17 AA18 BB15 BB16 BB21 BB22 BB25 BB29 BB30 CC06 CC31 CC35 4C085 AA03 AA38 DD86 EE06 FF01 FF12 4C206 AA02 AA03 FA10 FA14 FA15 MA03 MA05 MA42 MA75 MA76 MA77 MA79 MA80 MA86 NA14 ZB32 ZB33 ZB35

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)式(I)の化合物: R1−O−(G)X−H (I) (ここでR1は、飽和もしくは不飽和の、直鎖状もしく
    は分枝状の、1〜30の炭素原子を含む炭化水素ベースの
    基を表し、Gはサッカリドの基を表し、Xは1〜5の間
    の小数(decimal number)を表す)、または式(I)の
    化合物の混合物、および所望ならば、 b)式(II)の化合物: R2−OH (II) (ここでR2は、R1とは独立に、飽和もしくは不飽和
    の、直鎖状もしくは分枝状の、8〜30の炭素原子を含む
    炭化水素ベースの基を表す)、または式(II)の化合物
    の混合物を含む混合物の、少なくとも一の抗原、または
    あるアミノ酸配列を含む化合物の少なくとも一のインビ
    ボ・ジェネレーター(generator)を含む免疫化組成物
    における免疫性アジュバントとしての使用。
  2. 【請求項2】 式(I)において、数字Xは1〜3の間
    であり、より詳しくは1.05〜2.5の間であり、最も詳し
    くは1.1〜2.0の間であり、好ましくは1.5以下である請
    求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 式(I)において、Gはグルコースの基
    もしくはキシロースの基を表す請求項1または2に記載
    の使用。
  4. 【請求項4】 式(I)において、R1基は、ペンチ
    ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、
    ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペ
    ンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシ
    ル、ノナデシル、エイコシル、ウンエイコシル、ドコシ
    ル、ヘプタデセニル、エイコセニル、ウンエイコセニ
    ル、ドコセニル、ヘプタデカジエニル、およびデセニル
    基から成る群より選択される、直鎖状もしくは分枝状の
    5〜22の炭素原子を含む基を表す、請求項1ないし3の
    何れか1項に記載の使用。
  5. 【請求項5】 式(I)において、R1は、直鎖状もし
    くは分枝状の8〜20の炭素原子を含む基を表す、請求項
    4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 式(I)において、R2は、オクチル、
    ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、
    テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデ
    シル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ウンエ
    イコシル、ドコシル、ヘプタデセニル、エイコセニル、
    ウンエイコセニル、ドコセニル、ヘプタデカジエニル、
    およびデセニル基から成る群より選択される、直鎖状も
    しくは分枝状の8〜22の炭素原子を含む基を表す、請求
    項1ないし5の何れか1項に記載の使用。
  7. 【請求項7】 前記混合物が、少なくとも一の式(I)
    の化合物および少なくとも一の式(II)の化合物を含む
    場合、式(I)の化合物/式(II)の化合物の重量比
    は、一般には10/90〜90/10の間であり、より詳しくは10
    /90〜60/40の間である、請求項1ないし6の何れか1項
    に記載の使用。
  8. 【請求項8】 水相と鉱油、動物油、および植物油から
    選択される一以上の油とを含み、重量比で油相が全重量
    の10〜90%の間であり、好ましくは全重量の30〜70%の
    間である免疫化組成物における、請求項1ないし7の何
    れか1項に記載の使用。
  9. 【請求項9】 水相を含むが油相を含まない免疫化組成
    物における、請求項1ないし7の何れか1項に記載の使
    用。
  10. 【請求項10】 (i)少なくとも一の抗原、またはある
    アミノ酸配列を含む化合物の少なくとも一のインビボ・
    ジェネレーター(generator)、および(ii)少なくとも
    一の式(I)の化合物: R1−O−(G)X−H (I) および、所望ならば、(iii)少なくとも一の式(II)の化
    合物(ここで式(I)および(II)は請求項1ないし7
    の何れか1項に定義したとおりである)を含む組成物。
  11. 【請求項11】 鉱油、動物油、および植物油から選択
    される一以上の油を更に含み、重量比で油相が全重量の
    10〜90%の間であり、好ましくは全重量の30〜70%の間
    である、請求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 油中水滴型(W/O)エマルジョン、
    水中油滴型(O/W)エマルジョン、水中油滴中水滴型
    (W/O/W)エマルジョン、またはミクロエマルジョン
    の形態である、請求項11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 油相を含まない請求項10に記載の組
    成物。
  14. 【請求項14】 一以上の水溶性の金属陽イオン有機
    塩、例えば、グルコン酸カルシウム、グルコン酸マンガ
    ン、グリセロリン酸マンガン、グリセロリン酸カルシウ
    ム、フルクトヘプタン酸カルシウム、フルクトヘプタン
    酸マンガン、サリチル酸アルミニウム、または可溶性酢
    酸アルミウムを更に含む、請求項10ないし13の何れ
    か1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 チラミン、イソプロテレノール、L-
    アドレナリン、レバルテレノール、エフェドリン、フェ
    ニルエフェドリン、およびサルブタモールから成る群よ
    り選択される交感神経作用性化合物を更に含む、請求項
    10ないし14の何れか1項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 ヒトもしくは動物の治療処置を行うた
    めの請求項10ないし15の何れか1項に記載の組成
    物。
  17. 【請求項17】 非経口経路を介して、皮下、筋内、も
    しくは腹腔内注入により、ヒトもしくは動物の治療処置
    を行うための請求項16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 粘膜経路を介して、特に口、直腸、
    鼻、もしくは腟により、ヒトもしくは動物の治療処置を
    行うための請求項16に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 感染症、特にウイルスもしくは微生物
    により引き起こされる感染症の予防もしくは治療を目的
    としたワクチンを調製するための、請求項1ないし7の
    何れか1項に記載のアジュバントの使用。
  20. 【請求項20】 その性質上機能的な疾患、例えばがん
    もしくは嚢胞性線維症などを予防もしくは治療すること
    を意図したワクチンを調製するための、請求項1ないし
    7の何れか1項に記載のアジュバントの使用。
JP2001169177A 2000-06-09 2001-06-05 免疫化組成物における免疫性アジュバントとしての糖エーテルの使用、それらを含有する治療用組成物、および該組成物のワクチンとしての使用 Withdrawn JP2002020314A (ja)

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