JP2002019424A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2002019424A
JP2002019424A JP2000206737A JP2000206737A JP2002019424A JP 2002019424 A JP2002019424 A JP 2002019424A JP 2000206737 A JP2000206737 A JP 2000206737A JP 2000206737 A JP2000206737 A JP 2000206737A JP 2002019424 A JP2002019424 A JP 2002019424A
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tire
groove
wear
pneumatic tire
corner
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JP2000206737A
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Yuzo Shizeki
雄三 始関
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏摩耗を防止することができる空気入りタイヤ
を得る。 【解決手段】鋭角隅部22Aと鈍角隅部22Rを有する
ショルダーブロック22の鈍角隅部22Rには、摩耗促
進手段としての溝26が形成されている。このため、鈍
角隅部22Rの剛性を鋭角隅部22Aの剛性に近づける
ことができる。この結果、鈍角隅部22Rの摩耗量と鋭
角隅部22Aの摩耗量との差を小さくできるため、ショ
ルダーブロック22に偏摩耗が発生するのを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に用いら
れ、特にトレッドに実質菱形形状のブロックパターンを
備えた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気入りタイヤのトレッドに設
けられた実質ひし形形状のブロックパターンには、摩耗
が促進される部分は配置されていない。
【0003】ところが、上記実質菱形形状のブロックパ
ターンでは、鋭角隅部の摩耗が鈍角隅部の摩耗よりも促
進され、鋭角隅部と鈍角隅部の摩耗量の差を原因とする
偏摩耗が生じる問題がある。
【0004】詳細には、この偏摩耗は、ブロックパター
ンの鋭角隅部の剛性が鈍角隅部の剛性よりも低いため、
車両の走行中に鋭角隅部の方が鈍角隅部よりも動きが大
きくなり、摩耗が促進してしまう。このように、鋭角隅
部と鈍角隅部との摩耗量に差が生じると、摩耗量の大き
い鋭角隅部は径が小さくなり、摩耗量の少ない鈍角隅部
は径が大きくなるため、ブロックパターンに段差が生じ
る。ブロックパターンに段差が生じると、径が小さい鋭
角隅部が鈍角隅部と同じパスを取ろうとしてさらに動き
が大きくなり、径差が拡大してしまう問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記事実を考慮し、鈍角隅部の摩耗を促進させて鋭角隅部
との摩耗差をできるだけ減少させることにより、偏摩耗
を防止することができる空気入りタイヤを提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の空気入
りタイヤでは、トレッドに鈍角隅部と鋭角隅部を有する
ブロックを備えた空気入りタイヤであって、ブロックの
鈍角隅部に、鋭角隅部の摩耗量との差を小さくするため
の摩耗促進手段を設けたことを特徴とする。
【0007】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの
作用について説明する。
【0008】空気入りタイヤのトレッドには、鈍角をな
す鈍角隅部と鋭角をなす鋭角隅部とを有したブロックが
設けられている。
【0009】一般に、鈍角隅部は鋭角隅部と比較して剛
性が高いため、鋭角隅部の方が鈍角隅部よりも摩耗量が
多くなり鋭角隅部と鈍角隅部とで段差が生じるが、本発
明では、鈍角隅部に摩耗促進手段が設けられており、鈍
角隅部の摩耗が促進されるため、鈍角隅部と鋭角隅部と
の摩耗量の差が小さくなる。この結果、従来技術におい
て生じていた偏摩耗を極力防止することができる。
【0010】なお、鈍角隅部と鋭角隅部を有するブロッ
クとしては、例えば菱形形状のものが適当であるが、こ
れに限られるものではなく、台形形状等の他の形状のも
のであってもよい。
【0011】請求項2に記載の空気入りタイヤでは、摩
耗促進手段を設けたブロックは、タイヤ接地最大幅の端
部近傍に設けられていることを特徴とする。
【0012】次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの
作用について説明する。
【0013】一般に、トレッドに設けられた複数のブロ
ックのうち、タイヤ接地最大幅の端部近傍に設けられた
ブロックには高い接地圧が作用する。このため、タイヤ
接地最大幅の端部近傍に設けられたブロックの偏摩耗が
著しくなる。
【0014】ここで、タイヤ接地最大幅の端部近傍のブ
ロックの鈍角隅部に請求項1に記載した摩耗促進手段を
設けることにより、従来において偏摩耗が顕著であった
タイヤ接地最大幅の端部近傍のブロックの偏摩耗を防止
することができる。
【0015】なお、「タイヤ接地最大幅」とは、タイヤ
を「正規リム」にリム組して「正規内圧」を充填し、
「正規荷重」を静的に負荷したときのトレッドのタイヤ
軸方向の接地最大幅を指す。
【0016】ここで、「荷重」とは下記規格に記載され
ている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能
力)のことであり、「内圧」とは下記規格に記載されて
いる適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能
力)に対応する空気圧のことであり、「リム」とは下記
規格に記載されている適用サイズにおける標準リム(ま
たは”Approved Rim”、”Recomme
nded Rim”)のことである。
【0017】そして、規格とは、タイヤが生産又は使用
される地域に有効な産業規格によって決められている。
例えば、アメリカ合衆国では”The Tire an
dRim Association Inc.のYEA
R BOOK”であり、欧州では”The Europ
ean Tire and Rim Technica
l OrganizationのStandards
Manual”であり、日本では日本自動車タイヤ協会
の”JATMA Year BOOk”にて規定されて
いる。
【0018】請求項3に記載の空気入りタイヤでは、摩
耗促進手段は、単数あるいは複数の凹部であることを特
徴とする。
【0019】次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの
作用について説明する。
【0020】摩耗促進手段は、単数あるいは複数の凹部
が好ましい。すなわち、鈍角隅部に凹部を設けることに
より、鈍角隅部の体積が減少し、鈍角隅部の剛性を低下
させることができる。このため、鈍角隅部の剛性を鋭角
隅部の剛性に近づけることができるため、鈍角隅部と鋭
角隅部の摩耗量の差を小さくすることができる。この結
果、偏摩耗を防止することができる。
【0021】なお、凹部として、後述する溝の他、開孔
等でもよく、鈍角隅部の体積を減少させ、剛性を低下さ
せるものであればよい。
【0022】請求項4に記載の空気入りタイヤでは、凹
部は、軸がタイヤ周方向に延びる縦溝に対して平行に延
び、かつタイヤ幅方向に亘って複数形成された溝であっ
て、鈍角隅部の端部から離れるに従って溝の軸長が短く
なることを特徴とする。
【0023】次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの
作用について説明する。
【0024】上記凹部は、軸がタイヤ周方向に延びる縦
溝に対して平行に延び、かつタイヤ幅方向に亘って複数
形成された溝であるため、効果的に鈍角隅部の剛性を低
下させることができ、ひいては偏摩耗を防止することが
できる。
【0025】特に、鈍角隅部の端部から離れるに従って
溝の軸長が短くなるように形成されているので、鈍角隅
部の剛性を低下させると同時に、ブロック全体の剛性の
低下を防止することができる。
【0026】請求項5に記載の空気入りタイヤでは、凹
部は、軸がタイヤ幅方向に延びる横溝に対して平行に延
び、かつタイヤ周方向に亘って複数形成された溝であっ
て、鈍角隅部の端部から離れるに従って溝の軸長が短く
なることを特徴とする。
【0027】次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの
作用について説明する。
【0028】上記凹部は、軸がタイヤ幅方向に延びる横
溝に対して平行に延び、かつタイヤ周方向に亘って複数
形成された溝であるため、効果的に鈍角隅部の剛性を低
下させることができ、ひいては偏摩耗を防止することが
できる。
【0029】特に、鈍角隅部の端部から離れるに従って
溝の軸長が短くなるように形成されているので、鈍角隅
部の剛性を低下させると同時に、ブロック全体の剛性の
低下を防止することができる。
【0030】請求項6に記載の空気入りタイヤでは、凹
部は、軸がタイヤ周方向に延びる縦溝又はタイヤ幅方向
に延びる横溝と略平行に延びる1本の溝であることを特
徴とする。
【0031】次に、請求項6に記載の空気入りタイヤの
作用について説明する。
【0032】上記凹部は、軸がタイヤ周方向に沿って延
びる縦溝又はタイヤ幅方向に沿って延びる横溝と略平行
に延びる1本の溝であることが好ましい。請求項4又は
請求項5では、複数の溝が形成された形態を示したが、
本発明のように1本の溝とすることにより、鈍角隅部の
剛性を低下させるとともに、ブロック全体の剛性の低下
を防止できる。
【0033】請求項7に記載の空気入りタイヤでは、摩
耗促進手段は、鈍角隅部の端部からブロックのタイヤ周
方向長さの0.05以上0.5倍以下の領域にかけて設
けられていることを特徴とする。
【0034】次に、請求項7に記載の空気入りタイヤの
作用について説明する。
【0035】鈍角隅部に摩耗促進手段を設け、鈍角隅部
の剛性を低下させることを考えると、摩耗促進手段を広
い範囲に設けることがより効果的であるとも考えられ
る。しかし、あまりに広い範囲に摩耗促進手段を設ける
と、剛性の低下が甚だしくなり、車両の操縦安定性能あ
るいはブレーキ性能が低下してしまう問題がある。
【0036】ここで、本発明では、摩耗促進手段は、鈍
角隅部の端部からブロックのタイヤ周方向長さの0.0
5以上0.5倍以下の領域にかけて設けられているた
め、車両の操縦安定性能及びブレーキ性能の低下を極力
防止して、偏摩耗を効果的に防止することができる。
【0037】逆に、摩耗促進手段を鈍角隅部からタイヤ
周方向の長さの0.5倍よりも広い領域にかけて設ける
と、ブロック全体の剛性の低下が甚だしくなり、車両の
操縦安定性能あるいはブレーキ性能が低下してしまう問
題があり、また摩耗促進手段を鈍角隅部からブロックの
タイヤ周方向の長さの0.05倍よりも狭い領域にかけ
て設けると、鈍角隅部の剛性の低下が小さくなり、効果
的に偏摩耗を防止することができないという問題があ
る。
【0038】なお、上記ブロックのタイヤ周方向長さと
は、ブロックの鈍角隅部の端部からタイヤ周方向の鋭角
隅部の端部まで測定した距離を指す。
【0039】請求項8に記載の空気入りタイヤでは、摩
耗促進手段は、鈍角隅部の端部からブロックのタイヤ幅
方向長さの0.33倍以上の領域にかけて設けられてい
ることを特徴とする。
【0040】次に、請求項8に記載の空気入りタイヤの
作用について説明する。
【0041】摩耗促進手段は、鈍角隅部の端部からブロ
ックのタイヤ幅方向長さの0.33倍以上の領域にかけ
て設けられているため、車両の操縦安定性能及びブレー
キ性能の低下を極力防止して、偏摩耗を効果的に防止す
ることができる。
【0042】逆に、摩耗促進手段が鈍角隅部の端部から
ブロックのタイヤ幅方向長さの0.33倍よりも狭い領
域にかけて設けられている場合には、鈍角隅部の剛性の
低下が小さく、効果的に偏摩耗を防止することができな
いという問題がある。
【0043】なお、上記ブロックのタイヤ幅方向長さと
は、ブロックの鈍角隅部の端部からタイヤ幅方向の鋭角
隅部の端部まで測定した距離を指す。
【0044】請求項9に記載の空気入りタイヤでは、摩
耗促進手段の深さは、前記ブロックの踏面から測定した
前記縦溝又は前記横溝の深さの0.5倍以下の範囲に設
定されていることを特徴とする。
【0045】次に、請求項9に記載の空気入りタイヤの
作用について説明する。
【0046】摩耗促進手段の深さは、ブロックの踏面か
ら測定した縦溝又は横溝の深さの0.5倍以下の範囲に
設定されているため、車両の操縦安定性能及びブレーキ
性能の低下を極力防止して、偏摩耗を効果的に防止する
ことができる。
【0047】逆に、摩耗促進手段の深さが横溝又は縦溝
の深さの0.5倍よりも深く設定されていると、鈍角隅
部の剛性の低下が甚だしくなり、車両の操縦安定性能あ
るいはブレーキ性能が低下してしまう問題がある。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の第1実施形態に係る空気入りラジアルタイヤについ
て説明する。図1は本発明の空気入りタイヤのトレッド
の平面図である。
【0049】図1に示すように、本実施形態の空気入り
タイヤ10(以下、単に「タイヤ10」という。)のト
レッド12には、タイヤ周方向(矢印R方向及び矢印R
方向とその反対方向:なお、本実施形態の空気入りタイ
ヤ10は回転方向が指定されており、矢印R方向がタイ
ヤ回転方向となっている。)に沿って延びる周方向主溝
14が4本形成されていると共に、タイヤ幅方向(矢印
S方向)の中央からタイヤ幅方向外側へ向かって延びる
横溝としての傾斜溝16がタイヤ周方向に沿って複数本
形成されている。
【0050】トレッド12のタイヤ幅方向の中央にはリ
ブ18が形成されており、このリブ18にはタイヤ赤道
面CL上に細溝20が形成されている。
【0051】傾斜溝16は、タイヤ幅方向に対してリブ
18の端部からタイヤ周方向側へ傾斜して延び、ショル
ダー部近傍でタイヤ幅方向に延びている。
【0052】トレッド12のショルダー部側(幅方向両
側)、すなわちタイヤ接地最大幅の端部近傍には、周方
向主溝14と傾斜溝16とで区画された実質菱形形状
(踏面が菱形形状となる。)のショルダーブロック22
がタイヤ周方向に沿って複数配置され、ショルダーブロ
ック22とリブ18との間には、同じく周方向主溝14
と傾斜溝16とで区画されたセカンドブロック24がタ
イヤ周方向に沿って配置されている。
【0053】ここで、各ショルダーブロック22の鈍角
隅部22Rに形成された摩耗促進手段について説明す
る。
【0054】図1及び図2に示すように、各ショルダー
ブロック22は踏面が菱形形状をしており、鋭角隅部2
2A(図1中斜線部)と鈍角隅部22R(図1中斜線
部)を有している。この鈍角隅部22Rには、摩耗促進
手段として周方向主溝14に対して平行にタイヤ周方向
に延びた複数の溝26がタイヤ幅方向に亘って所定の間
隔をもって形成されている。
【0055】図2及び図3に示すように、この溝26
は、鈍角隅部22Rの端部Rからショルダーブロック2
2のタイヤ周方向長さLの0.05以上0.5倍以下の
領域に亘って形成されている。
【0056】また、溝26は、鈍角隅部22Rの端部R
からショルダーブロック22のタイヤ幅方向長さWの
0.33以上1.00倍以下の領域にかけて複数形成さ
れている。
【0057】ここで、ショルダーブロック22のタイヤ
周方向長さLとは、ショルダーブロック22の鈍角隅部
22Rの端部Rからタイヤ周方向の鋭角隅部22Aの端
部Aまで測定した距離を指す。また、ショルダーブロッ
ク22のタイヤ幅方向長さWとは、ショルダーブロック
22の鈍角隅部22Rの端部Rからタイヤ周方向の鋭角
隅部22Bの端部Bまで測定した距離を指す。
【0058】また、タイヤ幅方向に亘って複数形成され
た溝26の軸長は、鈍角隅部22Rの端部Rから離れる
に従って短くなるように設定されている。
【0059】さらに、溝26の深さは、ショルダーブロ
ック22の踏面から測定した傾斜溝16(周方向主溝1
4)の深さ(ショルダーブロック22の高さと同じ。)
をHとした場合に、0.5H以下に設定されている。
【0060】本実施形態では、図2及び図3に示すよう
に、溝26のタイヤ周方向長さは最長で0.25Lに形
成されており、タイヤ幅方向に0.5Wの領域に亘って
複数形成されている。また、溝26の深さは、0.75
H(一定)に設定されている。
【0061】さらに、図4に示すように、上記溝26は
タイヤ幅方向に沿って等間隔に複数形成されており、溝
26の山部26Aと山部26Aとの開き角度は80°に
設定されている。
【0062】なお、本実施形態では、その軸長が周方向
主溝14に対して平行にタイヤ周方向に延びた溝26を
説明したが、これに限られるものではない。
【0063】例えば、図示しないが、その軸が傾斜溝2
6に対して平行にタイヤ幅方向に延びた溝をタイヤ周方
向に亘って複数形成し、かつ鈍角隅部22Rの端部Rか
ら離れるに従って溝の軸長が短くなるように形成しても
よい。この場合、溝は、鈍角隅部22Rの端部Rからシ
ョルダーブロック22のタイヤ周方向長さLの0.05
以上0.5倍以下の領域にかけて形成され、かつ鈍角隅
部22Rの端部Rからタイヤ幅方向長さWの0.33以
上1.00倍以下の領域にかけて形成されることが好ま
しい。
【0064】さらに、溝の深さは、ショルダーブロック
22の踏面から測定した傾斜溝16(周方向主溝14)
の深さ(ショルダーブロック22の高さと同じ。)をH
とした場合に、0.5H以下に設定されていることが好
ましい。
【0065】また、本実施形態では、鈍角隅部22Rに
設けられた摩耗促進手段として溝26が形成された場合
を説明したが、これに限られるものではなく、例えば切
り溝状に形成されたサイプでもよい。
【0066】さらに、摩耗促進手段としての溝26が形
成されたブロックとしてショルダーブロック22を例に
取って説明したが、セカンドブロック24に形成しても
よい。
【0067】次に、本実施形態の空気入りタイヤの作用
及び効果について説明する。
【0068】タイヤ10のタイヤ接地最大幅の端部近傍
に配置された実質菱形形状のショルダーブロック22
は、開き角度が鋭角となる鋭角隅部22Aと、開き角度
が鈍角となる鈍角隅部22Rを有している。このタイヤ
10を車両に装着して走行させると、一般に鋭角隅部2
2Aの剛性が鈍角隅部22Rの剛性よりも低いため走行
中に鋭角隅部22Aの引きずり量が鈍角隅部22Rの引
きずり量よりも大きくなり、鋭角隅部22Aの方が鈍角
隅部22Rよりも摩耗が早く進んでしまう。鋭角隅部2
2Aの摩耗が早く進むと、摩耗量の大きい鋭角隅部22
Aの径が鈍角隅部22Rの径よりも小さくなるため、段
差(偏摩耗)が発生する。この段差が発生すると、径の
小さい鋭角隅部22Aが径の大きい鈍角隅部22Rと同
じパスを取ろうとして動きが大きくなり、上記段差がさ
らに拡大してしまう。
【0069】本発明では、鈍角隅部22Rに摩耗促進手
段としての溝26を形成することにより、鈍角隅部22
Rの剛性を低下させている。すなわち、鈍角隅部22R
の剛性を鋭角隅部22Aの剛性に近づけること(より好
ましくは両者の剛性を同じにすること)により、鋭角隅
部22Aの摩耗量と鈍角隅部22Rの摩耗量との差を小
さくする(より好ましくは摩耗量の差をなくす)ことが
できる。このため、鋭角隅部22Aと鈍角隅部22Rと
の径差が生じないため、段差(偏摩耗)の発生を防止で
きる。
【0070】特に、本発明のように、溝26を、鈍角隅
部22Rの端部Rからショルダーブロック22のタイヤ
周方向長さLの0.05以上0.5倍以下の領域にかけ
て設け、鈍角隅部22Rの端部Rからショルダーブロッ
ク22のタイヤ幅方向長さWの0.33以上1.00倍
以下の領域に亘って複数形成し、かつ溝26の深さをシ
ョルダーブロック22の踏面から測定した傾斜溝16
(周方向主溝14)の深さをHとした場合に、0.5H
以下に設定されているため、車両の操縦安定性能及びブ
レーキ性能の低下を極力防止して、偏摩耗を効果的に防
止することができる。
【0071】逆に、溝26を鈍角隅部22Rの端部Rか
らショルダーブロック22のタイヤ周方向長さLの0.
5倍よりも広い領域に設けると、ショルダーブロック2
2全体の剛性の低下が甚だしくなり、車両の操縦安定性
能及びブレーキ性能が低下してしまう問題があり、また
溝26を鈍角隅部22Rの端部Rからショルダーブロッ
ク22のタイヤ周方向長さLの0.05倍よりも狭い領
域にかけて設けると、鈍角隅部22Rの剛性の低下が小
さくなり、効果的に偏摩耗を防止することができないと
いう問題があるため好ましくない。
【0072】また、溝26を鈍角隅部22Rの端部Rか
らショルダーブロック22のタイヤ幅方向長さWの0.
33倍よりも狭い領域にかけて設けると、鈍角隅部22
Rの剛性の低下が小さく、効果的に偏摩耗を防止するこ
とができないという問題があるため好ましくない。
【0073】さらに、溝26の深さが傾斜溝16又は周
方向主溝14の深さHの0.5倍よりも深く設定されて
いると、鈍角隅部22Rの剛性の低下が甚だしくなり、
車両の操縦安定性能あるいはブレーキ性能が低下してし
まう問題があるため好ましくない。
【0074】なお、溝の軸が傾斜溝26に対して平行に
形成するとともにタイヤ幅方向に延びた溝をタイヤ周方
向に亘って複数形成し、かつ鈍角隅部22Rの端部Rか
ら離れるに従って溝の軸長が短くなるように形成した場
合でも、上記に示した領域に形成されていれば、上記軸
が周方向主溝14に対して平行に形成した溝26の場合
と、同様の作用及び効果が得られる。
【0075】また、本実施形態のように、摩耗促進手段
としての溝26をタイヤ接地圧の高いショルダーブロッ
ク22の鈍角隅部22Rに形成すれば、従来偏摩耗が著
しかったショルダーブロック22の偏摩耗を効果的に防
止できる。
【0076】次に、本発明の第2実施形態に係る空気入
りタイヤについて説明する。本実施形態の空気入りタイ
ヤでは、第1実施形態のタイヤの鈍角隅部に設けられた
摩耗促進手段と別形態の摩耗促進手段を設けたものであ
る。このため、第1実施形態のタイヤと同様の構成には
同符号を付し、適宜説明を省略する。
【0077】図5乃至図7に示すように、本実施形態の
空気入りタイヤ30に用いられる摩耗促進手段は、傾斜
溝16に対して平行に略タイヤ幅方向に延びる1本の細
溝32(ディフェンスグルーブ)である。
【0078】この細溝32は、鈍角隅部22Rの端部R
からショルダーブロック22のタイヤ周方向長さLの
0.05L以上0.5L以下の領域であって、かつ、鈍
角隅部22Rの端部Rからショルダーブロック22のタ
イヤ幅方向長さWの0.33W以上1.00W以下の範
囲の領域にかけて形成されている。また、細溝32の深
さをショルダーブロック22の表面から測定した傾斜溝
16(周方向主溝14)の深さ(ショルダーブロック2
2の高さと同じ。)をHとした場合に、0.5H以下に
設定されている。
【0079】なお、図7に示すように、細溝32と傾斜
溝16との間に位置するリブ22Cの高さは、ショルダ
ーブロック22の他の部分の高さよりも低いことが好ま
しい。
【0080】本実施形態においては、1本の細溝32の
形態としたが、これに限られず、傾斜溝16に対して平
行に形成された細溝32をタイヤ周方向に沿って複数形
成してもよい。また、その軸長が周方向主溝14に対し
て平行にタイヤ周方向に延びるように形成してもよい。
【0081】本実施形態の空気入りタイヤ30において
は、鈍角隅部22Rの剛性が低下するとともに、リブ2
2Cの摩耗が促進されるため、鈍角隅部22Rと鋭角隅
部22Aとの摩耗量の差を小さくできる。この結果、車
両の操縦安定性能及びブレーキ性能の低下を極力防止し
て、偏摩耗を効果的に防止することができる。
【0082】次に、本発明の第3実施形態に係る空気入
りタイヤについて説明する。本実施形態の空気入りタイ
ヤでは、第1実施形態のタイヤの鈍角隅部に設けられた
摩耗促進手段と別形態の摩耗促進手段を設けたものであ
る。このため、第1実施形態と同様の構成には同符号を
付し、適宜説明を省略する。
【0083】図8に示すように、本実施形態の空気入り
タイヤのショルダーブロック22に用いられる摩耗促進
手段は、その軸長が周方向主溝14に対して平行にタイ
ヤ周方向に沿って延びる複数の溝52であるが、タイヤ
幅方向に隣接する溝52の間隔が一定ではなくランダム
に設定されている。また、各溝52同士の深さも一定で
はなくランダムに設定されている。
【0084】この溝52は、第1実施形態の溝26と同
様に、鈍角隅部22Rの端部Rからショルダーブロック
22のタイヤ周方向長さLの0.05L以上0.5L以
下の領域であって、かつ、鈍角隅部22Rの端部Rから
ショルダーブロック22のタイヤ幅方向長さWの0.3
3W以上1.00W以下の範囲の領域にかけて形成され
ている。この溝52の軸長は、鈍角隅部22Rの端部R
から離れるに従って短くなるように形成されている。
【0085】また、溝52の深さは、各溝52によって
異なるが、全てショルダーブロック22の踏面から測定
した傾斜溝16(周方向主溝14)の深さ(ショルダー
ブロック22の高さと同じ。)をHとした場合に、0.
5H以下に設定されている。
【0086】なお、本実施形態では溝52は、周方向主
溝14に対して平行に形成された形態を示したが、例え
ば、溝の軸長が傾斜溝16に対して平行にタイヤ幅方向
に延びるように形成してもよい。
【0087】本実施形態の空気入りタイヤにおいても、
車両の操縦安定性能及びブレーキ性能の低下を極力防止
して、偏摩耗を効果的に防止することができる。
【0088】次に、本発明の第4実施形態に係る空気入
りタイヤについて説明する。本実施形態の空気入りタイ
ヤでは、第1実施形態のタイヤの鈍角隅部に設けられた
摩耗促進手段と別形態の摩耗促進手段を設けたものであ
る。このため、第1実施形態と同様の構成には同符号を
付し、適宜説明を省略する。
【0089】図9に示すように、本実施形態の空気入り
タイヤのショルダーブロック22に用いられる摩耗促進
手段として複数の開孔60が形成されている。
【0090】この開孔60は、鈍角隅部22Rの端部R
からショルダーブロック22のタイヤ周方向長さLの
0.05L以上0.5L以下の領域であって、かつ、鈍
角隅部22Rの端部Rからショルダーブロック22のタ
イヤ幅方向長さWの0.33W以上1.00W以下の領
域にかけて形成されており、開孔60の深さはショルダ
ーブロック22の表面から測定した傾斜溝16(周方向
主溝14)の深さ(ショルダーブロックの高さと同
じ。)をHとした場合に、0.5H以下に設定されてい
る。
【0091】なお、開孔60の深さは、全て一定の深さ
とする場合に限られず、各開孔60で異なった深さを有
していてもよい。
【0092】本実施形態の空気入りタイヤにおいても、
車両の操縦安定性能及びブレーキ性能の低下を極力防止
して、偏摩耗を効果的に防止することができる。 (試験例)次に、本発明である空気入りタイヤについて
の試験例を説明する。
【0093】試験の条件として、タイヤサイズ235/
45ZR17の空気入りタイヤに摩耗促進手段として第
3実施形態で示した溝を設けたものをドラム表面にセー
フティーウォークを貼り付けた摩耗測定試験機にかけて
速度50km/hで2000kmを走行させ、上記溝を
設けていない従来のタイヤを同様の条件で走行させた場
合と、ブロック内の段差、すなわち偏摩耗の発生につい
て比較した。
【0094】なお、タイヤはリムサイズ8JJ*17に
組付け、タイヤの内圧を230kPaに設定し、タイヤ
に荷重5.0kN、横力0.88Gを作用させて試験を
行い、タイヤに発生する段差(偏摩耗)を測定した。
【0095】この結果、次の表1に記載した試験結果が
得られた。この試験結果は、従来のタイヤに発生する段
差を100とした場合の本発明のタイヤに発生する段差
を指数表示で表している。なお、表1中の数値が小さい
ほど、段差(偏摩耗)が発生しにくいことを意味してい
る。
【0096】
【表1】
【0097】上記表1に示すように、本発明のタイヤで
は、従来のタイヤよりも段差(偏摩耗)が発生しにくい
ことが判明した。
【0098】
【発明の効果】本発明の空気入りタイヤによれば、鈍角
隅部の摩耗を促進させて鋭角隅部との摩耗差をできるだ
け減少させることにより、偏摩耗を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である空気入りタイヤのトレッドの平面
図である。
【図2】本発明の第1実施形態の空気入りタイヤを構成
するショルダーブロックに摩耗促進手段としての溝が形
成された状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態の空気入りタイヤを構成
するショルダーブロックの平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の空気入りタイヤを構成
するショルダーブロックに形成された溝の傾斜溝側から
観た部分断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態の空気入りタイヤを構成
するショルダーブロックの平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の空気入りタイヤを構成
するショルダーブロックに摩耗促進手段としての細溝が
形成された状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態の空気入りタイヤを構成
するショルダーブロックに形成された細溝の周方向主溝
側から観た部分断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態の空気入りタイヤを構成
するショルダーブロックに摩耗促進手段としての溝が形
成された状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態の空気入りタイヤを構成
するショルダーブロックに摩耗促進手段としての開孔が
形成された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 14 周方向主溝(縦溝) 16 傾斜溝(横溝) 22 ショルダーブロック 22A 鋭角隅部 22R 鈍角隅部 26 溝(摩耗促進手段) 32 細溝(摩耗促進手段) 52 溝(摩耗促進手段) 60 開孔(摩耗促進手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドに鈍角隅部と鋭角隅部を有する
    ブロックを備えた空気入りタイヤであって、 前記ブロックの鈍角隅部に、鋭角隅部の摩耗量との差を
    小さくするための摩耗促進手段を設けたことを特徴とす
    る空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記摩耗促進手段を設けたブロックは、
    タイヤ接地最大幅の端部近傍に設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記摩耗促進手段は、単数あるいは複数
    の凹部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記凹部は、軸がタイヤ周方向に延びる
    縦溝に対して平行に延び、かつタイヤ幅方向に亘って複
    数形成された溝であって、鈍角隅部の端部から離れるに
    従って前記溝の軸長が短くなることを特徴とする請求項
    3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記凹部は、軸がタイヤ幅方向に延びる
    横溝に対して平行に延び、かつタイヤ周方向に亘って複
    数形成された溝であって、鈍角隅部の端部から離れるに
    従って前記溝の軸長が短くなることを特徴とする請求項
    3に記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 前記凹部は、軸がタイヤ周方向に延びる
    縦溝又はタイヤ幅方向に延びる横溝と略平行に延びる1
    本の溝であることを特徴とする請求項3に記載の空気入
    りタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記摩耗促進手段は、鈍角隅部の端部か
    らブロックのタイヤ周方向長さの0.05以上0.5倍
    以下の領域にかけて設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記摩耗促進手段は、鈍角隅部の端部か
    らブロックのタイヤ幅方向長さの0.33倍以上の領域
    にかけて設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 【請求項9】 前記摩耗促進手段の深さは、前記ブロッ
    クの踏面から測定した前記縦溝又は前記横溝の深さの
    0.5倍以下の範囲に設定されていることを特徴とする
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の空気入りタイ
    ヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7460888B2 (ja) 2020-02-17 2024-04-03 横浜ゴム株式会社 タイヤ

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