JP2002019159A - インクジェットプリンタ用保守ステーション - Google Patents

インクジェットプリンタ用保守ステーション

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JP2002019159A
JP2002019159A JP2001182674A JP2001182674A JP2002019159A JP 2002019159 A JP2002019159 A JP 2002019159A JP 2001182674 A JP2001182674 A JP 2001182674A JP 2001182674 A JP2001182674 A JP 2001182674A JP 2002019159 A JP2002019159 A JP 2002019159A
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pinch
printhead
tube
camshaft
ink
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JP2001182674A
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Richard H Berg
エイチ.バーグ リチャード
Arthur J Sobon
ジェイ.ソボン アーサー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタの保守ステーション
用のピンチチューブ機構を提供する。 【解決手段】 保守ステーションは、軸受面145を備
えたピンチカム142、144を有するカムシャフト
と、ピンチチューブ機構400と、を含む。ピンチチュ
ーブ機構400は、プリントヘッドキャップに接続され
たピンチチューブ63と、ピンチチューブ63及びピン
チカム142、144にそれぞれ関連したピンチ弁43
0、440と、ピンチ弁がそれぞれ関連する圧縮性パッ
ド410、420と、を含む。ピンチ弁と、関連する圧
縮パッドとの間の対応するピンチチューブをピンチする
ように、各ピンチカムは対応するピンチ弁と係合可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リント装置用の保守ステーションに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、インクの液
滴を記録媒体に向けて送る少なくとも1つのプリントヘ
ッドを有する。プリントヘッド内では、インクを複数の
チャネル内に含むことができる。チャネルの端部にある
オリフィスからインクの液滴を必要に応じて吐出するた
めに、エネルギーパルスが用いられる。
【0003】サーマルインクジェットプリンタでは、エ
ネルギーパルスは通常抵抗器によって生成される。各抵
抗器は各々のチャネルに配置されており、チャネル内の
インクを加熱して気化させるように、電流パルスによっ
て個々にアドレス可能である。気泡がいずれか1つのチ
ャネル内で大きくなると、電流パルスが止まり気泡が崩
壊し始めるまでインクはチャネルのオリフィスから膨出
する。この段階で、チャネル内のインクは引込んで膨出
インクから分離し、チャネルから離れて記録媒体に向か
う方向に移動する液滴が形成される。そして、チャネル
は毛管作用によって再充填され、この作用により供給容
器からインクが引き出される。サーマルインクジェット
プリンタの動作は、例えば米国特許第4,849,77
4号に記載されている。
【0004】キャリッジタイプのサーマルインクジェッ
トプリンタが、米国特許第4,638,337号に記載
されている。このプリンタは、各々が独自のインクタン
クカートリッジを備えた複数のプリントヘッドを有し、
これらのプリントヘッドは往復動キャリッジに取り付け
られている。各プリントヘッドのチャネルオリフィス
は、キャリッジの移動ラインに対して垂直になるように
配置されている。キャリッジが一方向に移動されると、
一スワス(プリント幅)分の情報が静止した記録媒体上
にプリントされる。次いで、記録媒体は、プリントされ
たスワスの幅に等しい距離だけ、キャリッジの移動ライ
ンに対して垂直にステップ移動される。そして、キャリ
ッジは逆方向に移動され、別の一スワス分の情報がプリ
ントされる。
【0005】インクジェットプリンタのインク射出オリ
フィスは、例えば、プリンタを使用している時にオリフ
ィスを定期的にクリーニングすることによって、及び/
又はプリンタを使用していない時や連続した時間でアイ
ドリングしている時にプリントヘッドにキャップをする
ことによって、保守される必要がある。プリントヘッド
にキャップをすることは、プリントヘッド内のインクが
乾いてしまうのを防ぐように意図されている。キャップ
により、ノズル内にさらされたインクが乾いてしまうの
を防ぐために制御された環境が提供される。
【0006】また、プリントヘッドは、初めに使用する
前にプライミングを行うことが必要な場合がある。これ
は、プリントヘッドのチャネルがインクで完全に充填さ
れ、汚染物質や気泡を含まないことを確実にするためで
ある。大量にプリントをした後、そしてユーザの裁量に
より、追加として少量のプライミングが、プリントの視
覚的欠陥を生じる粒子又は気泡を取り除くために必要と
なる場合がある。様々な種類のインクジェットプリンタ
のプリントヘッド用の保守ステーション及び/又はプラ
イミングステーションが、例えば米国特許第4,36
4,065号、第4,855,764号、第4,85
3,717号、及び第4,746,938号に記載され
ており、プリント中におけるプリントヘッドのインクリ
ザーバからの気体の除去が米国特許第4,679,05
9号に記載されている。
【0007】通常はインクをプリントヘッドに強制的に
通すか又は引き込むことを含むプライミング動作によ
り、インクの液滴がプリントヘッド面に残る場合があ
る。その結果、インクの残留物がプリントヘッド面に蓄
積する。このインク残留物は、プリント品質に有害な影
響を及ぼしうる。紙の繊維及び他の異物も、プリントの
進行中にプリントヘッド面に蓄積する場合がある。イン
ク残留物と同様に、この異物もプリント品質に有害な影
響を及ぼしうる。
【0008】米国特許第4,853,717号は、プリ
ントヘッドがキャップをされる前に埃及び他の汚染物質
がオリフィスから掻き取られるように、プリント動作の
終わりにワイパーブレードを横切るようにプリントヘッ
ドを移動させることと、プリントヘッドのキャップを支
持装着するスレッド(そり部材)の役割のプリンタキャ
リッジを移動させることによってプリントヘッドノズル
にキャップをすることを開示している。これにより、キ
ャップ用の別個の作動デバイスが不要になる。米国特許
第4,746,938号は、インクジェットプリンタに
洗浄ユニットを設けることを開示しており、この洗浄ユ
ニットは、プリント動作の終わりに水をプリントヘッド
面に送り、プリントヘッドにキャップがされる前にプリ
ントヘッドを洗浄する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ットプリンタのプリントヘッドに与えられる圧力を規制
し、プリントヘッドキャップによってプリントヘッドか
ら受け取られる廃棄インクの流れを規制する、インクジ
ェットプリンタの保守ステーション用のピンチチューブ
機構を提供する。
【0010】本発明の保守ステーションの1つの例示的
な実施の形態では、保守ステーションは、1つ又はそれ
より多くのプリントヘッドにキャップをするために使用
可能である1つ又はそれより多くのプリントヘッドキャ
ップを含む。真空ポンプが、1つ又はそれより多くのピ
ンチチューブによって1つ又はそれより多くのプリント
ヘッドキャップに接続されている。真空ポンプは1つ又
はそれより多くのピンチチューブを介して1つ又はそれ
より多くのプリントヘッドキャップに負圧を与え、1つ
又はそれより多くのプリントヘッドキャップが1つ又は
それより多くのプリントヘッドに係合している場合は、
1つ又はそれより多くのプリントヘッドに負圧を与え
る。ピンチチューブ機構は、真空ポンプと1つ又はそれ
より多くのプリントヘッドキャップとの間にあるピンチ
チューブに隣接して配置される。ピンチチューブ機構は
1つ又はそれより多くのピンチチューブを個々にピンチ
オフ、即ち閉めることができ、1つ又はそれより多くの
プリントヘッドキャップに負圧を瞬間的に与えることが
できる。ピンチチューブ機構が開くと1つ又はそれより
多くのプリントヘッドはプライミングされ、1つ又はそ
れより多くのプリントヘッドが1つ又はそれより多くの
キャップと係合した際に、真空ポンプによって生じた負
圧を1つ又はそれより多くのプリントヘッドに与えるこ
とができる。その結果、インクはプリントヘッドからプ
リントヘッドキャップ内に引き込まれる。
【0011】コントローラによって制御される、キャリ
ッジが歯車及びカム作動弁クローズを含む保守ステーシ
ョンの上方に位置する所定の時間と、キャリッジがキャ
ッピングプラットホームに対して配置される所定の時間
により、圧力のプロファイル及び廃棄インク量が決定さ
れる。コントローラは、廃棄インク量及び圧力プロファ
イルのスペクトルを可能にする。ノズルと供給カートリ
ッジとの間の全てのフロー経路がプライミングされるこ
とを確実にするのを促すためにキャップをされたプリン
トヘッドがキャッピング位置に長い間維持されるカート
リッジの最初の取付時には、ある(第1の)インク量及
び圧力プロファイルが適切である。手動によるリフレッ
シュプライミング時には、別の(第2の)インク量及び
圧力プロファイルが適切である。このような手動リフレ
ッシュプライミングの際は、プリントヘッドのみをプラ
イミングするために、キャップをされたプリントヘッド
は比較的短い時間キャッピング位置に維持される。
【0012】本発明の態様は、少なくとも1つのプリン
トヘッドを有するインクジェットプリンタ用保守ステー
ションであって、該保守ステーションは各プリントヘッ
ド毎に対応するプリントヘッドキャップを有し、軸受面
を備えた少なくとも1つのピンチカムを有するカムシャ
フトとピンチチューブ機構とを含み、ピンチチューブ機
構は、プリントヘッドキャップのうちの1つに接続され
た少なくとも1つのピンチチューブと、対応するピンチ
チューブ及び対応するピンチカムに関連した少なくとも
1つのピンチ弁と、各ピンチ弁が関連する少なくとも1
つのコンプライアント部材と、を含み、ピンチ弁と関連
するコンプライアント部材との間の対応するピンチチュ
ーブをピンチするように、各ピンチカムは対応するピン
チ弁と係合可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の種々の例示的な実施の形
態を、同様の番号が同様の要素を表す図面を参照しなが
ら詳しく説明する。
【0014】図1はプリンタ10を示しており、このプ
リンタ10は、破線で示され、インク供給カートリッジ
14に固定された1つ又はそれより多くのプリントヘッ
ド12を含んでいる。インク供給カートリッジ14は、
キャリッジ16に取り外し可能に取り付けられている。
キャリッジ16は、矢印20で示されるように、1つ又
はそれより多くのガイドレール18上を往復して平行移
動することができ、これにより、1つ又はそれより多く
のプリントヘッド12及びインク供給カートリッジ14
はキャリッジ16と同時に移動する。1つ又はそれより
多くのプリントヘッド12の各々は複数のインクチャネ
ルを含み、これらのインクチャネルはノズル面23のノ
ズル22(共に破線で示される)を終端とする。インク
チャネルは、インク供給カートリッジ14からプリント
ヘッドノズル22へインクを運ぶ。
【0015】プリンタ10がプリントモードにある場
合、キャリッジ16はプリントゾーン24(破線で示さ
れる)を縦横に平行移動し、往復移動する。インクの液
滴は、プリントヘッドノズル22から、プリントゾーン
に位置する用紙などの記録媒体上にオンデマンドで選択
的に射出され、一度に一スワス又は一部分の情報が記録
媒体にプリントされる。キャリッジ16の一方向への各
パス(移動)又は各平行移動の際、記録媒体は静止して
いる。各パスの終わりに、記録媒体はプリントされた一
スワスの距離又は高さだけ矢印26の方向にステップ移
動される。内容が全て本明細書に援用されている米国特
許第4,571,599号及び米国再発行特許第32,
572号は、プリントヘッド及びプリント動作をより詳
細に説明している。
【0016】プリンタ10がもはやプリントモードにな
い場合、キャリッジ16は、プリントゾーン24から離
間された保守ステーション1000に移動する。1つ又
はそれより多くのプリントヘッド12が保守ステーショ
ン1000に配置されると、種々の保守機能を1つ又は
それより多くのプリントヘッド12に対して行うことが
できる。
【0017】図2は、保守ステーション1000の平面
斜視図である。図2に示されるように、保守ステーショ
ン1000は、カムシャフト100、カム作動レバーキ
ャッピングアーム200、及びガイドシャフト1010
に取り付けられたキャップキャリッジ300を含む。特
に、図2に示されるように、そして図3においてより明
確に示されるように、カムシャフト100は駆動及び制
御部110、ワイパーブレード駆動部120、カム作動
レバーキャッピングアーム駆動部130、及びピンチチ
ューブ作動部140を含む。
【0018】種々の例示的な実施の形態では、図2及び
図3に示されるように、駆動及び制御部110はセンサ
ホイール112、センサホイール112に形成された光
窓114、及び主駆動歯車116を含む。動作として
は、1つ又はそれより多くの駆動歯車に接続された駆動
モータを含む駆動歯車列(トレーン)(図示せず)が主
駆動歯車116と係合してカムシャフト100を反時計
回り方向、そして時計回り方向に駆動させ、保守ステー
ション1000によって可能になる種々の保守機能を作
動させる。
【0019】図2及び図4〜図7は保守ステーション1
000を示しており、この保守ステーションは2つのプ
リントヘッドキャップ600と、従って2つのピンチチ
ューブ63を含んでいる。従って、カムシャフト100
のピンチチューブ作動部140及びピンチチューブ機構
400は、2つのピンチチューブ63にピンチ力を加え
るために使用可能な要素を含む。従って、1つのプリン
トヘッド600と、従って1つのピンチチューブ63の
みが保守ステーション1000に含まれる場合、第1及
び第2のピンチカム142及び144のうちの1つのみ
と、従ってピンチャー430及び440とそれぞれに対
応する圧縮性パッド410及び420のセットのうち1
つのみが必要であることを理解すべきである。同様に、
保守ステーション1000が2つよりも多くのプリント
ヘッドキャップを含んだり、1つよりも多くのピンチチ
ューブ63が各プリントヘッドキャップに接続されてい
る場合、カムシャフト100のピンチチューブ作動部1
40のピンチカムの数、ピンチャーの数、及び圧縮性パ
ッドの数はこれに応じて変更される。従って、2つのピ
ンチチューブ63にピンチ力を加えるように設計されて
いるピンチチューブ機構400は単に例示的なものであ
り、本発明の範囲を限定しないものとして理解すべきで
ある。
【0020】図4に示されるように、第1及び第2のピ
ンチカム142及び144の各々は弓状の軸受面(押
面)145を有し、この面はそれぞれピンチ弁430及
び440の軸受面432及び442と係合可能である。
第1のピンチカム142及び第2のピンチカム144の
軸受面145が、それぞれ対応するピンチ弁430及び
440の対応軸受面432及び442を押すと(に載る
と)、ピンチ弁430及び440のピンチ部434及び
444はそれぞれ対応する1つのピンチチューブ63を
押圧する。これは、図6により詳しく示されている。特
に、ピンチチューブ63は、ピンチ弁430及び440
のピンチ部434及び444と、対応する圧縮性パッド
410及び420との間でそれぞれ圧縮されており、ピ
ンチチューブ63に与えられる圧力、及び/又はプリン
トヘッドキャップ600からピンチチューブ63を介し
て流れるインクのフローに抗するように、ピンチチュー
ブ63を、完全ではないにしてもその大部分を塞ぐ又は
閉じる。
【0021】種々の例示的な実施の形態では、ピンチチ
ューブ機構400のピンチ弁430及び440並びにフ
レーム450は、剛性のプラスチック材料から形成され
ている。ピンチ弁430及び440はフレーム450に
形成された溝内にスライド可能に挿入され、ピンチ弁4
30及び440は、圧縮性パッド410及び420との
相対位置が適切になるようにピンチチューブ63の上方
にしっかりと位置決めされる。種々の例示的な実施の形
態において、ピンチ弁430及び440は、フレーム4
50に形成された平行な溝内にスナップ挿入される。種
々の例示的な実施の形態では、ピンチ弁430及び44
0はフレーム450に形成された溝内を垂直に移動し
て、ピンチ弁430及び440の下方、並びに圧縮性パ
ッド410及び420の上方をそれぞれ通るピンチチュ
ーブ63を圧縮する。
【0022】ピンチ弁430及び440がピンチチュー
ブ63を圧迫してピンチチューブ63を圧縮する際、圧
縮性パッド410及び420はコンプライアンス(圧縮
伸展性)を提供する。圧縮性パッド410及び420に
よって提供されるコンプライアンスは、ピンチチューブ
63をほぼ又は完全に閉じるために、ピンチ弁430及
び440によってピンチチューブ63に加えられるのに
必要なエネルギーの量を低減する傾向がある。前述のよ
うに、カムシャフト100が時計回り及び反時計回りに
回転すると、ピンチ弁430及び440は、ピンチカム
142及び144の軸受面145によりピンチチューブ
63に対してそれぞれ押圧される。
【0023】種々の例示的な実施の形態では、図1〜図
3に関連して上記に略述したように、カムシャフト10
0は歯車トレーンを用いて回転され、これにより、回転
エネルギーが駆動モータから駆動歯車116に伝達され
る。種々の例示的な実施の形態では、モータを含む歯車
トレーンは大量のトルクをカムシャフト100に提供す
ることができないため、これらの種々の例示的な実施の
形態では、ピンチチューブ63をピンチするのに必要な
力、即ちエネルギーの量をできるだけ低減することが重
要である。前述のように、圧縮性パッド410及び42
0によって提供されるコンプライアンスは、ピンチチュ
ーブ63をピンチするのに必要な力の量を低減するのに
役立つ。
【0024】前述のように、このコンプライアンスは圧
縮性パッド410及び420によって提供される。種々
の例示的な実施の形態において、圧縮性パッド410及
び420はポロンなどの多孔性フォーム材で形成され
る。しかしながら、圧縮性パッド410及び420は、
機械ばね、ガス充填圧縮性パッド、及び圧縮性エラスト
マー部材などのあらゆるコンプライアントな部材もしく
はコンプライアンス提供部材、又はあらゆる既知のもし
くは後に開発されるコンプライアントな部材もしくはコ
ンプライアンス提供部材で置き換えられうることを理解
すべきである。種々の例示的な実施の形態では、金属、
又はあらゆる他の既知のもしくは後に開発される弾性変
形が可能な材料から機械ばねを形成することができる。
同様に、種々の例示的な実施の形態では、ポリウレタ
ン、又はあらゆる他の既知のもしくは後に開発される圧
縮性エラストマー材料からエラストマー部材を形成する
ことができる。
【0025】前述のように、ピンチカム142及び14
4の軸受面145はそれぞれピンチ弁430及び440
の軸受面432及び442を押し、カムシャフト100
の回転によって提供される機械エネルギーをピンチ弁4
30及び440を介して伝達し、ピンチチューブ63を
圧縮する。ピンチカム142及び144、並びにピンチ
弁430及び440の種々の例示的な実施の形態では、
軸受面145、432、及び442の形状は、ピンチチ
ューブ63をほぼ及び/又は完全にピンチして閉じるの
に必要な機械エネルギーの量を低減するように設計され
ている。
【0026】図1〜図3に関連して上記に略述したよう
に、ワイパーブレードプラットホームがカムシャフト1
00のワイパーブレード駆動部120によって第1の位
置から第2の位置に移動され、キャップキャリッジ30
0がカムシャフト100のカム作動レバーキャッピング
アーム駆動部130によって非係合位置から係合位置に
移動され、プリントヘッドキャップ600がプリントヘ
ッド12に係合するまで、カムシャフト100のピンチ
チューブ作動部140はピンチチューブ機構400を作
動させない。同様に、前述のように、カムシャフト10
0のピンチチューブ作動部140がピンチチューブ機構
400の作動を停止した後で、カムシャフト100のカ
ム作動レバーキャッピングアーム駆動部130はキャッ
プキャリッジ300を係合位置から非係合位置に移動さ
せ、プリントヘッド12からキャップ600の係合を解
除する。
【0027】従って、種々の例示的な実施の形態では、
ピンチカム142及び144のカムシャフト100上の
周縁位置と、ピンチ弁430及び440の軸受面432
及び442にそれぞれ相対する軸受面145の角長さ
は、以下のことを確実にするように設計されている。即
ち、カムシャフト100が反時計回り方向に回転される
際は、キャップ600がプリントヘッド12に適切に係
合するまで、ピンチ弁430及び440がピンチチュー
ブ63をほぼ又は完全にピンチして閉じないようにする
ことと、キャップ600がプリントヘッド12から係合
を解除される前に、ピンチされて閉じられたピンチチュ
ーブ63をほぼ又は完全に閉じられた状態から開放する
ことである。即ち、カムシャフト100のカム作動レバ
ーキャッピングアーム駆動部130及びワイパーブレー
ドプラットホーム駆動部120の動作に対する、ピンチ
弁430及び440並びにピンチカム442及び444
によるピンチチューブ63の開閉のタイミングは、カム
作動レバーキャッピングアーム駆動部130及びワイパ
ーブレードプラットホーム駆動部120の種々の要素に
対して、適切な形状のピンチカム142及び144をカ
ムシャフト100上に適切に配置することによって提供
される。
【0028】ピンチ弁(押弁)430及び440は、フ
レーム450に形成された溝内に容易にスナップフィッ
トすることができるため、ピンチ弁430及び440を
フレーム内に容易に組み付けることができる。種々の例
示的な実施の形態において、ピンチ弁430及び440
は、ピンチチューブ機構400の組み立てやすさを更に
向上させる一定のシーケンスでフレーム450内に配置
される。
【0029】前述のように、図4において、カムシャフ
ト100の回転位置は、ピンチカム142及び144の
軸受面145がそれぞれピンチ弁430及び440の軸
受面432及び442から係合を解除されるような位置
である。その結果、図4に示されるピンチチューブ63
は共に完全に開いている。特に図4では、図1〜図3に
関連して上記に略述したように、カムシャフト100は
最大の(最も回転した時の)時計回り位置で示されてい
る。カムシャフト100が最大の時計回り位置から離れ
るように反時計回りに回転されると、ほぼ180°反時
計回りに回転した後には、第2のピンチカム144の軸
受面145はピンチ弁440の軸受面442と係合し始
める。これにより、ピンチ弁440はピンチチューブ6
3及び圧縮性パッド420に向かって移動する。カムシ
ャフト100が反時計回りに回転し続けると、第2のピ
ンチカム144はピンチ弁440を更に圧縮性パッド4
20へ向けて移動させ、ピンチチューブ63を圧縮し始
める。カムシャフト100が反時計回り方向に回転し続
けると、第2のピンチカム144はピンチ弁440を移
動させ、ピンチ弁440と圧縮性パッド420との間で
ピンチチューブ63をほぼ及び/又は完全にピンチして
閉じる。しかしながら、このとき、カム142はピンチ
弁430をもう一方のピンチチューブ63に押圧し始め
たばかりにすぎない。その結果、第1のピンチチューブ
63が取り付けられたプリントヘッドキャップ600に
よって蓄積されたインクが第1のピンチチューブ63を
介して流れてしまうことを、ピンチ弁440及び圧縮性
パッド420によって防止する。一方で、第2のピンチ
チューブ63に接続されたもう一方のプリントヘッドキ
ャップ600によって蓄積された廃棄インクは第2のピ
ンチチューブ63内を流れ続け、ピンチ弁430を通り
過ぎる。
【0030】前述のように、そして図5に示されるよう
に、ピンチチューブ63は最終点で真空ポンプに接続さ
れており、真空ポンプはピンチチューブ63を介してプ
リントヘッドキャップ600に負圧を与える。特に、ピ
ンチ弁430又は440が対応するピンチチューブ63
を完全に又はほぼ閉じると、対応するプリントヘッドキ
ャップ600に負圧をもはや与えることができず、実
際、負圧は、ピンチチューブ63内の、ピンチ弁430
及び/又は440の真空ポンプ側に蓄積する。
【0031】従って、カムシャフト100が図5に示さ
れる位置から図6に示される位置まで更に反時計回り方
向に回転されると、第2のピンチカム144の軸受面1
45は弁440の軸受面145から係合を解除し、第1
のピンチチューブ63を押圧する状態からピンチ弁44
0をリリースし、従って第1のピンチチューブ63を開
く。同時に、カムシャフト100のこの更なる回転によ
って第1のピンチカム142の軸受面145がピンチ弁
430の軸受面432を押し、ピンチカム142は第2
のピンチチューブ63に対してピンチ弁430を十分に
押圧し、第2のピンチチューブ63をほぼ及び/又は完
全に閉じる。
【0032】種々の例示的な実施の形態では、第2のピ
ンチカム144がピンチ弁440との係合を解除する
と、真空ポンプによってピンチチューブ63内のピンチ
弁440の真空ポンプ側に与えられた負圧が解放され、
第1のピンチチューブ63によって対応するプリントヘ
ッドキャップ600に与えられる。これにより、実際
に、このプリントヘッドキャップ600と係合したプリ
ントヘッド12に瞬間的な負圧が与えられる。この瞬間
的な負圧は、このプリントヘッド12のチャネルからイ
ンクを引き出し、このプリントヘッド12のインクチャ
ネル内にある詰まり、デブリ、乾燥インク又は気泡を全
て取り除く傾向にある。この負圧により、このプリント
ヘッド12から引き出されたインク及びデブリが対応す
るプリントヘッドキャップ600に引き込まれ、第1の
ピンチチューブ63に入り、ピンチチューブ機構400
を越えて前述の廃棄インクコレクタ内に引き込まれる。
【0033】カム100が反時計回り方向に更に回転さ
れると、第1のピンチカム142は、第2のピンチカム
144及びピンチ弁440に関して前述したのと同一の
態様でピンチ弁430との係合を解除し、瞬間的な負圧
が、第2のピンチチューブ63を介して対応するプリン
トヘッドキャップ600、従って対応するプリントヘッ
ド12に与えられる。カムシャフト100が最大の反時
計回り位置に達すると、前述のように、カムシャフト1
00は所定の時間だけ最大の反時計回り位置に保持され
る。前述のように、この所定の時間をフルプライミング
モードで比較的長い時間にしたり、中間、保守プライミ
ングモードで比較的短い時間にしたりすることができ
る。選択される特定のプライミングモードに関わらず、
所定の時間が経過した後、駆動モータを含む駆動トレー
ンは逆方向に作動し、最大の反時計回り位置から最大の
時計回り位置までカムシャフト100を時計回り方向に
駆動する。その結果、第1及び第2のピンチカム142
及び144はピンチ弁430及び440と再度係合し、
第1及び第2のピンチチューブ63を再びピンチして閉
じる。しかしながら、この場合、ピンチカム142及び
144は、前述したカムシャフトが反時計回り方向に回
転される場合とは反対のシーケンスでピンチ弁430及
び440と係合する。これにより、第2及び第1のピン
チチューブ63がこのシーケンスで再び閉じられ、ピン
チ弁430及び440がこの順で第1及び第2のピンチ
カム142及び144によって解放されて第2及び第1
のピンチチューブ63がこの順に開かれると、瞬間的な
負圧が真空ポンプによって与えられる。特に、カムシャ
フト100が最大の時計回り位置に向かって約180°
回転すると、第1及び第2のピンチカム142及び14
4は共にピンチ弁430及び440との係合が完全に解
除される。真空ポンプによって与えられた負圧はピンチ
チューブ63から決して取り除かれないため、この負圧
は、プリントヘッド12から受け取った、引き出された
インク及び他のデブリを、プリントヘッドキャップ60
0を介して第1及び第2のピンチチューブ63へ引き込
み、ピンチチューブ機構400を越えて廃棄インクコレ
クタへと引き込み続ける。
【0034】前述のように、プリントヘッドキャップ6
00がプリントヘッド12と係合しているか否かに関わ
らず、真空ポンプは負圧をピンチチューブ63に与え
る。特に、プリントヘッドキャップ600がプリントヘ
ッド12から係合を解除している場合と、プリントヘッ
ドキャップ600がプリントヘッド12から係合解除さ
れる直前には、ピンチチューブ63はピンチチューブ機
構400によって閉じられない。これにより、真空ポン
プによって提供される負圧は、残留インク及び/又はデ
ブリをプリントヘッドキャップ600及びピンチチュー
ブ63から廃棄インクコレクタ内に引き込み続けること
ができる。
【0035】図7に示されるように、種々の例示的な実
施の形態において、ピンチチューブ63は、ピンチチュ
ーブ機構400の真空ポンプ側にすぐ隣接した位置でY
コネクタ460の接続部分462に接続されている。Y
コネクタ460は、2つのピンチチューブ63を介して
引き出されたインク及び他のデブリを、単一のチュービ
ング66の下流セクション内に送る。Yコネクタによ
り、真空ポンプによって与えられた負圧は、2つのピン
チチューブ63において与えられうる負圧の量と比較し
て、チュービング66のセクション内のインク及び他の
デブリに積極的に与えられる。即ち、Yコネクタ460
を用いて2つのピンチチューブ63を単一のチュービン
グ66に結合することにより、廃棄インクコレクタまで
それぞれ独立して延びているピンチチューブ63と比較
して、ピンチチューブ63及びチュービング66から廃
棄インク及び他のデブリをより確実に引き出すことがで
きる。
【0036】カムシャフト100の最大の時計回り位置
及びカムシャフト100の最大の反時計回り位置の各々
において、光窓114は光学継電器(リレー)(図示せ
ず)と一直線になっている(位置が合う)。従って、駆
動歯車トレーンが主駆動歯車116を駆動させてカムシ
ャフト100を最大の時計回り又は最大の反時計回りの
位置に回転させた後、センサホイール112に形成され
た光窓114は光学継電器と一直線になる。種々の例示
的な実施の形態では、光学継電器は、センサホイール1
12の一方の側に位置する光エミッタと、センサホイー
ル112のもう一方の側に位置する光検出器とを含む。
光窓114が光学継電器と一直線になっていない場合、
光学継電器は開回路状態にある。
【0037】保守動作の始めに、センサホイール112
は最大の時計回り位置にあり、光窓114は光学継電器
と一直線になっており、光学継電器全体にわたる回路は
閉じられている。その結果、1つ又はそれより多くのプ
リントヘッド12が保守ステーション1000と一直線
になって主駆動歯車116が初めに反時計回り方向に駆
動されると、光窓114はもはや光学継電器とは一直線
にならず、光学継電器は開回路状態になる。そして、セ
ンサホイール112がその最大の反時計回り位置に達す
ると、窓114は再び光学継電器と一直線になる。その
結果、光学継電器は閉回路状態になる。
【0038】光学継電器の開回路状態及び閉回路状態
は、コントローラ(図示せず)によって感知される。こ
れに応答して、コントローラは、主駆動歯車116と係
合した歯車トレーンによるカムシャフト100の回転を
所定の時間停止させる。特に、この所定の時間は、保守
ステーション1000のために目下選択されているプラ
イミングモードに依存する。
【0039】所定の時間が経過すると、コントローラは
駆動トレーンを始動させ、主駆動歯車116、従ってカ
ムシャフト100を時計回り方向に駆動させる。センサ
ホイール112の光窓114が再び光学継電器と一直線
になり、光学継電器が再び閉回路状態になるまで、カム
シャフト100は時計回り方向に回転し続ける。コント
ローラが光学継電器の閉回路状態を再び感知すると、コ
ントローラは歯車トレーンによる主駆動歯車116、従
ってカムシャフト100の時計回り方向の駆動を再び停
止させる。
【0040】特に、種々の例示的な実施の形態におい
て、カムシャフト100がまず反時計回り方向に回転し
始めると、ワイパーブレード駆動部120はワイパーブ
レードプラットホーム(図示せず)を第1の位置から第
2の位置に駆動させ、1つ又はそれより多くのプリント
ヘッド12のノズル面23を拭う。そして、カムシャフ
ト100が時計回り方向に駆動されると、カムシャフト
100のワイパーブレード駆動部120は最後にワイパ
ーブレードプラットホームを第2の位置から第1の位置
に戻るように駆動させ、プリントヘッド14が保守ステ
ーション1000からプリントゾーン24に移動される
前に1つ又はそれより多くのプリントヘッド12のノズ
ル面23を再度拭う。
【0041】種々の例示的な実施の形態では、ワイパー
ブレード駆動部120がワイパーブレードプラットホー
ムを第1の位置から第2の位置に移動させた後、カムシ
ャフト100は反時計回り方向に更に回転する。その結
果、カム作動レバーキャッピングアーム駆動部130は
カム作動レバーアーム200と相互作用し、キャップキ
ャリッジ300を非係合位置から係合位置に移動させ
る。係合位置では、カムシャフト100が反時計回り方
向に回転し続けるにつれて、キャップキャリッジ300
によって支持される1つ又はそれより多くのプリントヘ
ッドキャップ600は、1つ又はそれより多くのプリン
トヘッド12と係合する。同様に、カムシャフト100
が時計回り方向に駆動されると、カム作動レバーキャッ
ピングアーム駆動部130はカム作動レバーアーム20
0と相互作用してキャッピングキャリッジ300を係合
位置から非係合位置に移動させ、その後に、ワイパーブ
レード駆動部120はワイパーブレードプラットホーム
を第2の位置から第1の位置に戻るように移動させる。
このことを、以下により詳しく説明する。
【0042】同様に、カム作動レバーキャッピングアー
ム駆動部130がキャップキャリッジ300を非係合位
置から係合位置に移動させた後、カムシャフト100は
反時計回り方向に更に回転する。その結果、ピンチチュ
ーブ作動部140は1つ又はそれより多くのピンチチュ
ーブ(図示せず)を作動させ、キャップキャリッジ30
0に取り付けられた1つ又はそれより多くのプリントヘ
ッドキャップ600に負圧を与える。そして、カムシャ
フト100は、最大の反時計回り位置に達するまで、反
時計回り方向に回転し続ける。コントローラは、光窓1
14が光学継電器と一直線になると生成される光学継電
器からの信号に基づいて、複数の所定時間のうち1つの
所定時間の間、カムシャフト100を最大の反時計回り
位置に維持する。
【0043】そして、所定時間の経過後、コントローラ
は駆動歯車トレーンの駆動モータを働かせ、カムシャフ
ト100を時計回り方向に回転させる。カムシャフト1
00が時計回り方向に回転されると、ピンチチューブ作
動部140は1つ又はそれより多くのピンチチューブと
再び相互作用し、その後に、キャップキャリッジ300
はカム作動レバーキャッピングアーム駆動部130によ
って係合位置から非係合位置に移動される。この移動
は、ワイパーブレード駆動部120がワイパーブレード
プラットホームを第2の位置から第1の位置に移動させ
る前に生じる。
【0044】図2及び図3に示されるように、カムシャ
フト駆動部110、ワイパーブレード駆動部120、カ
ム作動レバーキャッピングアーム駆動部130、及びピ
ンチチューブ作動部140といった種々の要素は、カム
シャフト100のシャフト102に取り付けられてい
る。図2及び図3に示されるように、種々の例示的な実
施の形態において、ワイパーブレード駆動部120は、
ワイパーブレードプラットホームを第1の方向から第2
の方向に駆動させるのに用いられる順方向ワイパーブレ
ード駆動カム122と、ワイパーブレードプラットホー
ムを第2の方向から第1の方向に戻すように駆動させる
のに用いられる逆方向ワイパーブレード駆動カム124
を含んでいる。
【0045】図4は、カムシャフト100のピンチチュ
ーブ作動部140と本発明のピンチチューブ機構400
の1つの例示的な実施の形態を示している。図4に示さ
れるように、カムシャフト100のピンチチューブ作動
部140は第1のピンチカム142及び第2のピンチカ
ム144を含む。ピンチチューブ機構400は、2つの
ピンチチューブピンチ弁430及び440と、2つの圧
縮性パッド410及び420とを含む。図4に示される
ように、一対のピンチチューブ63はピンチチューブ機
構400を介して延びている。特に、第1のピンチチュ
ーブ63はピンチャー430と圧縮性パッド410との
間を通過し、第2のピンチチューブ63はピンチャー4
40と圧縮性パッド420との間を通過している。ピン
チチューブ63の第1の端部64は、図2に示されるプ
リントヘッドキャップ600に形成された出口ポート
(図示せず)につながっている。ピンチチューブ63の
第2の端部65はピンチチューブ機構400を越えて図
7に示されるようなYコネクタのポートにつながってい
るか、又は廃棄インクコレクタ(図示せず)に形成され
たポートにつながっている。
【0046】プリンタのオペレータがプリント品質の低
下に気づき、例えばその原因がインクの液滴を射出して
いないノズルにある場合、プリンタオペレータが作動さ
せるための手動プライミングボタン(図示せず)が必要
に応じて設けられる。手動プライミングボタンの作動に
よるこの手動プライミングは前述の自動プライミングの
シーケンスとほぼ同様に作用し、プリントカートリッジ
が取り付けられる際、又はプリンタのコントローラにプ
ログラムされているあらゆる他の感知事象の際に一般に
行われる。唯一の相違点は、廃棄インクを減少させるた
めにプリントカートリッジから吸込まれるインクの量を
約0.1ccに減少させ、プリントカートリッジあたり
のプリント能力が低下するのを防ぐために、ピンチ弁を
開いた後の経過時間を0.5秒に減少させることであ
る。手動リフレッシュプライミングは、プリント品質を
向上させるには十分ではない場合がある。従って、コン
トローラのユーザか又はプリンタは、1回かそれ以上の
手動リフレッシュプライミングを試みた後に初期のプラ
イミング手順を行うことができる。例えば、2分間の間
に2回連続して手動リフレッシュプライミングを試みた
後、プリンタのコントローラが初期の手動プライミング
手順を用いて第3の試みを行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリンタ及び保守ステ
ーションの略正面図である。
【図2】図1の本発明の保守ステーションの内部を上か
らみた等斜視図である。
【図3】図2のカムシャフトの部分斜視図である。
【図4】ピンチチューブ機構及び図3のカムシャフトの
ピンチチューブ作動部の部分斜視図であり、第1の非作
動の開位置にあるピンチチューブ機構を示している。
【図5】ピンチチューブ機構及び図3のカムシャフトの
ピンチチューブ作動部の斜視図であり、第1の作動閉位
置にあるピンチチューブ機構を示している。
【図6】ピンチチューブ機構及び図3のカムシャフトの
ピンチチューブ作動部の斜視図であり、第2の作動閉位
置にあるピンチチューブアセンブリを示している。
【図7】2つのピンチチューブと、2つのピンチチュー
ブを単一の出力ポートに接続するYコネクタの部分斜視
図である。
【符号の説明】
10 プリンタ 12 プリントヘッド 63 ピンチチューブ 100 カムシャフト 142、144 ピンチカム 145 軸受面 300 キャップキャリッジ 400 ピンチチューブ機構 410、420 圧縮性パッド 430、440 ピンチ弁 600 プリントヘッドキャップ 1000 保守ステーション

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのプリントヘッドを有す
    るインクジェットプリンタ用保守ステーションであっ
    て、該保守ステーションは各プリントヘッド毎に対応す
    るプリントヘッドキャップを有し、軸受面を備えた少な
    くとも1つのピンチカムを有するカムシャフトとピンチ
    チューブ機構とを含み、ピンチチューブ機構は、 プリントヘッドキャップのうちの1つに接続された少な
    くとも1つのピンチチューブと、 対応するピンチチューブ及び対応するピンチカムに関連
    した少なくとも1つのピンチ弁と、 各ピンチ弁が関連する少なくとも1つのコンプライアン
    ト部材と、 を含み、 ピンチ弁と関連するコンプライアント部材との間の対応
    するピンチチューブをピンチするように、各ピンチカム
    は対応するピンチ弁と係合可能である、 インクジェットプリンタ用保守ステーション。
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