JP2002017932A - 打数認識装置、及びスコア出力装置 - Google Patents

打数認識装置、及びスコア出力装置

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JP2002017932A
JP2002017932A JP2000207854A JP2000207854A JP2002017932A JP 2002017932 A JP2002017932 A JP 2002017932A JP 2000207854 A JP2000207854 A JP 2000207854A JP 2000207854 A JP2000207854 A JP 2000207854A JP 2002017932 A JP2002017932 A JP 2002017932A
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putter
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JP2000207854A
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Hiroji Kodera
博治 小寺
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Kodera Electronics Co Ltd
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Kodera Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウントを指示するための操作が不要で、極
めて簡単に打数をカウントでき、しかも容易に取扱うこ
とができる打数認識装置を提供する。 【解決手段】 この打数認識装置は、パターのフェイス
と球との衝突を検出する衝突検出手段11と、衝突が検
出される回数をカウントするカウント手段12と、カウ
ントされた回数を回数データとして記憶する記憶手段1
3と、記憶された回数データに基づいて表示器8に回数
を示す数値を表示させるデータ出力手段15とを備える
ものである。また、グリップを両手で握っていない場合
には、回数のカウント処理をカウント禁止手段16によ
って禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打数認識装置に関
するものであり、特に、ゴルフ場等において使用され、
競技者の打数を記録することが可能な打数認識装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばパターゴルフ場では、パターを用
い、グリーン上のカップを狙って球を転がし、いかに少
ない打数でカップに球を入れることができるのかを競い
合う、という競技が行われる。このようなパターゴルフ
場は屋外または屋内に作られており、一般に複数のホー
ル(ティからホールアウトするまでの区画)から構成さ
れている。つまり、各ホールに設けられたカップに対し
て順に球を入れ、各ホールにおける打数の累積値を一ラ
ウンドにおけるスコアとして競合う。
【0003】ところで、従来のパターゴルフ場では、競
技を行う前に、スコアカードとボールペン等の筆記具が
競技者に渡される。このスコアカードには、例えば各ホ
ールにおける打数と、打数の合計値(スコア)を記入す
る欄が設けられている。つまり、競技者は、カップに球
を入れるまでの打数を数えながら競技を行い、カップに
球を入れた後、次のホールに移動するまでの間に、その
打数をスコアカードに記入するようにしている。そし
て、全てのホールにおける競技を終了した後に各ホール
における打数を加えて合計を算出する。
【0004】ところが、従来の方法では、打数を数えな
がら競技を行わなければならないため、パットの強さや
パッティングラインに神経を集中させることができない
恐れがあった。また、スコアカードに打数を記録するの
を忘れることも度々あった。
【0005】なお、パターゴルフ場以外の通常のゴルフ
場においても、例えば一ホール毎のパットの打数や一ラ
ウンドにおけるパットの打数を記録したい場合がある。
そして、このような場合も打数を数えながら競技を行う
か、スコアカードに記入しながら競技を行わなければな
らず、集中力が欠けてしまうことがあった。
【0006】そこで、打数をカウントし表示する装置が
提案されている。具体的にはカウントを指示するカウン
トアップ指示スイッチと、このカウントアップ指示スイ
ッチの操作に応じて電気的にカウントするカウンター
と、カウンターによってカウントされた数値を液晶表示
器に表示させる表示制御手段とを備えるものである。こ
れによれば、カウントアップ指示スイッチを押圧操作す
ることにより、液晶表示器に表示させる数値が一つ増加
する。つまり、競技者がパターによって球を打った後
に、カウントアップ指示スイッチを操作するようにすれ
ば、競技者は液晶表示器に表示された数値によって自分
の打数を認識することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の装置で
は、一打毎にカウントアップ指示スイッチを操作する必
要があることから、その操作が極めて面倒であるととも
に、操作し忘れる可能性があった。特に、打たれた球が
狙った通りに転がらなかった場合には、それに気を取ら
れ操作し忘れる可能性が高かった。
【0008】また、上記の装置を使用する場合、競技者
はこれを携帯する必要があった。そして、この装置をポ
ケット等に収容した場合には、一打毎にポケットから出
入れしなければならず、取扱いが不便であるとともに紛
失する恐れもあった。また、紐等を介して衣服や体の一
部に吊り下げるようにした場合には、競技、特にスイン
グの邪魔になる恐れがあった。
【0009】そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、カ
ウントを指示するための操作が不要で、極めて簡単に打
数をカウントでき、しかも容易に取扱うことができる打
数認識装置の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
打数認識装置は、パターのフェイスと球との衝突を検出
する衝突検出手段と、該衝突検出手段によって衝突が検
出される回数をカウントするカウント手段と、該カウン
ト手段によってカウントされた回数を回数データとして
記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された回数デー
タを出力するデータ出力手段とを備えるものである。こ
こで、「フェイス」とはクラブヘッドの球を打つ面のこ
とである。なお、この打数認識装置は、パタ−の内部に
組込んでもよく、パタ−に着脱可能に取付けるようにし
てもよい。
【0011】したがって、請求項1の発明の打数認識装
置によれば、球を打つ際に、パターのフェイスが球に衝
突すると、この衝突が衝突検出手段によって検出され
る。カウント手段は衝突が検出される回数をカウント
(例えばカウントアップ)する。そして、カウントされ
た回数は回数データとして記憶手段に記憶される。記憶
手段に記憶された回数データは、必要に応じ、データ出
力手段によって出力される。つまり、パターによって球
を打つ毎に、記憶手段に記憶される回数データが更新さ
れる。このため、データ出力手段から打数を示すデータ
が出力される。
【0012】請求項2の発明にかかる打数認識装置は、
請求項1に記載の打数認識装置において、パターのグリ
ップが両手で握られているか否かを検出する把持検出手
段と、前記グリップが両手で握られていない場合に、前
記カウント手段によるカウントの処理を禁止するカウン
ト禁止手段とをさらに備えるものである。ここで、把持
検出手段は、グリップの把持状態を電気的な変化によっ
て検出し、それに応じた電気信号を出力するものであ
る。
【0013】したがって、請求項2の発明の打数認識装
置によれば、請求項1の発明の打数認識装置の作用に加
え、パターのグリップが両手で握られているか否かが把
持検出手段によって検出される。そして、グリップが両
手で握られていない場合、換言すれば競技者が球を打つ
体勢ではない場合には、カウント禁止手段によってカウ
ントの処理を禁止する。つまり、例えば移動中にパター
が収容バックやフィールドに接触し、それが衝突として
検出されても、カウント手段はそれを回数としてカウン
トしない。
【0014】請求項3の発明にかかる打数認識装置は、
請求項1または請求項2のいずれかに記載の打数認識装
置において、複数のホールを有するゴルフ場で使用され
るものであって、競技を行うホールが変わる毎に操作さ
れる操作手段をさらに備え、前記記憶手段は、前記カウ
ント手段及び前記操作手段の出力に基づき、ホール毎に
カウントされた回数を複数の回数データとして記憶する
ものである。
【0015】したがって、請求項3の発明の打数認識装
置によれば、請求項1または請求項2のいずれかの発明
の打数認識装置の作用に加え、記憶手段には、複数の回
数データが記憶される。具体的には、操作手段が操作さ
れる毎に回数は初期値(例えば0)からカウントが開始
され、その回数データはそれぞれ個々の記憶領域に記憶
される。このため、各ホールにおいて競技を終了する
毎、つまり各ホールに設けられたカップに球を入れる毎
に、操作手段を操作するようにすれば、ホール毎にカウ
ントされた回数が回数データとして記憶手段に記憶され
る。
【0016】請求項4の発明にかかる打数認識装置は、
請求項3に記載の打数認識装置において、前記データ出
力手段は、前記記憶手段に記憶されたホール毎の回数デ
ータと、全ての回数を累積したラウンド全体の回数デー
タとを出力するものである。
【0017】したがって、請求項4の発明の打数認識装
置によれば、請求項3の発明の打数認識装置の作用に加
え、記憶手段にはホール毎にカウントされた回数が回数
データとして記憶されるため、データ出力手段によって
ホール毎の回数データと、ラウンド全体の回数データと
を出力することが可能となる。なお、ラウンド全体の回
数データは、記憶手段に記憶されたホール毎の回数デー
タを読み出して累積してもよく、予め累積した回数デー
タを記憶手段に記憶させておき、それを読出すようにし
てもよい。
【0018】請求項5の発明にかかる打数認識装置は、
請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の打数認識
装置において、数値を表示することが可能な表示手段を
さらに備え、前記データ出力手段は、前記記憶手段に記
憶された回数データに基づき前記表示手段に回数を示す
数値を表示させる表示制御手段を有するものである。
【0019】したがって、請求項5の発明の打数認識装
置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか一つ発明
の打数認識装置の作用に加え、表示制御手段は記憶手段
から回数データを読出し、表示手段に回数を示す数値を
表示する。表示される数値は競技者の打数であることか
ら、競技者は表示手段によって自分の打数を認識するこ
とが可能となる。
【0020】請求項6の発明にかかる打数認識装置は、
請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の打数認識
装置において、前記衝突検出手段は、加速度センサまた
はマイクロフォンのいずれか一方を有するものである。
【0021】ここで、「加速度センサ」とは、運動して
いる質量に加わる力の変位を測定するものであり、歪ゲ
ージ式、容量式、圧電式、または電磁式等が知られてい
る。また、「マイクロフォン」とは音波を電流の大きさ
に換えるものである。
【0022】したがって、請求項6の発明の打数認識装
置によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか一つ発明
の打数認識装置の作用に加え、衝突検出手段として加速
度センサーを用いた場合には、ヘッドに加わる衝突が質
量に加わる力の変位として検出される。一方、衝突検出
手段としてマイクロフォンを用いた場合には、球にヘッ
ドのフェイスが衝突する際に発生する衝突音が検出され
る。
【0023】請求項7の発明にかかるスコア出力装置
は、請求項1乃至請求項6のいずれか一つの打数認識装
置から送出された回数データを受信するデータ受信手段
と、数値を表示することが可能な第二表示手段と、前記
データ受信手段によって受信された回数データに基づき
前記第二表示手段に回数を示す数値を表示させる第二表
示制御手段とを具備するものである。
【0024】したがって、請求項7の発明のスコア出力
装置によれば、打数認識装置のデータ出力手段から回数
データが送出されると、データ受信手段はこれを受信し
第二表示制御手段に回数データを送信する。第二表示制
御手段はこの回数データに基づき第二表示手段に回数を
示す数値を表示する。このため、パターに備えられた打
数認識装置とは別のスコア出力装置によって競技者の打
数を認識することが可能となる。ここで、この第二表示
手段を第三者が見ることが可能な位置に配設すれば、競
技者は自分の打数と他人の打数とを比較することが可能
となる。
【0025】請求項8の発明にかかるスコア出力装置
は、請求項1乃至請求項6のいずれか一つの打数認識装
置から送出された回数データを受信するデータ受信手段
と、数値を印刷することが可能な印刷手段と、該データ
受信手段によって受信された回数データに基づき前記印
刷手段に回数を示す数値を印刷させる印刷制御手段とを
具備するものである。
【0026】したがって、請求項8の発明のスコア出力
装置によれば、打数認識装置のデータ出力手段から回数
データが送出されると、データ受信手段はこれを受信し
印刷制御手段に回数データを送信する。印刷制御手段は
この回数データに基づき印刷手段に回数を示す数値を印
刷させる。このため、競技者は自分の打数が印刷された
印刷物を入手することが可能となる。なお、印刷する
際、複数の競技者の打数を一つの印刷物にまとめて印刷
させるようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の打数認識装置、そ
の打数認識装置を備えたパター、及び本発明のスコア出
力装置を有するパターゴルフ場の一例について、図1乃
至図5に基づき説明する。図1はパターの構成を示す斜
視図であり、図2は打数認識装置及びスコア出力装置の
機能的構成を示すブロック図であり、図3はパターゴル
フ場の構成を示す説明図であり、図4は打数認識装置に
おける処理の流れを示すフローチャートであり、図5は
スコア出力装置における具体的な表示内容を示す説明図
である。
【0028】本実施形態のパター1は、図1に示すよう
に、競技者が両手で握るためのグリップ2と、クラブの
頭部に位置し球を軽打するためのヘッド3と、グリップ
2及びヘッド3を繋ぐ棒状のシャフト4とから構成され
ている。なお、ヘッド3のうち特に球を打つ面3aをフ
ェイスと呼ぶ。
【0029】また、グリップ2の内部には打数認識装置
5が組込まれており、打数認識装置5に含まれる二つの
通電端子6,7、表示器8、及び操作スイッチ9がグリ
ップ2の周壁を貫通して表面に現れている。通電端子
6,7は、把持検出手段10(図2参照)を構成するも
のであり、パター1で球を打つ際に右手及び左手で握ら
れる位置にそれぞれ配設されている。つまり、把持検出
手段10は、パター1のグリップ2が両手で握られてい
るか否かを、通電端子6,7の導通状態、すなわち競技
者の体内を介して流れる微小な電流を検出することによ
り判断する。また、表示器8は数値を表示することが可
能なものであり、例えば液晶表示器が使用される。操作
スイッチ9は競技者によって押圧された際、その操作に
応じた信号を出力するものであり、例えば押圧操作して
いる間のみ電気的接点が閉成するアンロック式のリミッ
トスイッチが使用される。ここで、表示器8が本発明の
表示手段に相当し、操作スイッチ9が本発明の操作手段
に相当する。
【0030】図2に示すように、打数認識装置5は、さ
らに機能的な構成として、衝突を検出する衝突検出手段
11と、衝突検出手段11によって衝突が検出された回
数をカウントアップするカウント手段12と、カウント
手段12によってカウントされた回数を記憶手段13に
回数データとして記憶させる書込手段14と、記憶手段
13に記憶された回数データを出力するデータ出力手段
15と、カウント手段12によるカウントの処理を把持
検出手段10の出力に基づいて禁止するカウント禁止手
段16とを備えている。
【0031】具体的には、衝突検出手段11は、衝突の
有無を検出することにより、パタ−1のフェイス3aで
球を打ったか否かを判断するものであり、衝突力を電気
量の変化に変換する加速度センサ11a、この加速度セ
ンサ11aの出力信号を増幅する増幅部11b、及び増
幅部11bによって増幅された信号を所定値と比較し、
所定値よりも大きい場合に衝突したと判断する判断部1
1c等から構成されている。ここで、加速度センサ11
aとしては力測定タイプのものが使われる。これは運動
している質量に加わる力を測定するものであり、例えば
圧電素子を用いて質量の変位を測定する。
【0032】また、データ出力手段15は、記憶手段1
3に記憶された回数データを読出す読出手段15a、記
憶手段13から読出された回数データに基づき表示器8
に回数を示す数値を表示させる表示制御手段15b、及
び記憶手段13から読出された回数データをスコア出力
装置17(後述する)に送信するデータ送信手段15c
等から構成されている。ここで、データ送信手段15c
は、発振器(図示しない)を有しており、電波に信号を
乗せスコア出力装置17に無線でデータを送信する。
【0033】また、カウント禁止手段16は、把持検出
手段10の出力に基づいてグリップ2が両手で握られて
いないと判断した場合、換言すれば競技者が球を打つ体
勢ではない場合には、カウント手段12の処理を禁止す
る。つまり、例えばホールの移動中に、パター1が収容
バック(図示しない)やフィールドに接触し、その接触
が衝突(衝撃)として検出されても、カウント手段12
はその衝突を回数としてカウントアップしない。これに
より、パットの回数のみを正確にカウントすることがで
きる。
【0034】ところで、上記のパター1は、図3に示す
ようなパターゴルフ場19において使用される。このパ
ターゴルフ場19は、楕円柱形の外観を呈したハウス2
0と、ハウス20の周囲に設けられた複数のホール21
とを備えている。また、ハウス20内には、パターゴル
フ場19全体の管理を行う管理装置22、競技者のスコ
アをカードに印刷するプリンタ等の印刷機23、画像を
表示することが可能なディスプレイ24、及び競技の順
番を待つ人やディスプレイ24を見る人が腰掛けるため
のソファ−25等が設けられている。また、ハウス20
の外壁面26には、複数台のディスプレイ27が所定の
間隔で配設されている。ここで、印刷機23が本発明の
印刷手段に相当し、ディスプレイ27が本発明の第二表
示手段に相当する。
【0035】さらに詳しく説明すると、管理装置22
は、図2に示すように、スコア出力装置17を構成する
データ受信手段28、第二表示制御手段29、並替手段
30、及び印刷制御手段31等を有している。ここで、
データ受信手段28は、打数認識装置5のデータ送信手
段15cから無線で送信されたデータ、すなわち各競技
者に関する回数データを受信するものである。第二表示
制御手段29は、データ受信手段28によって受信した
回数データに基づき、ハウス20の外壁面26に取付け
られたディスプレイ27に競技者の得点表(図5(a)
参照)を表示させるものである。また、並替手段30
は、データ受信手段28によって受信した回数データを
順次記憶するとともに、所定の期間内(例えば一日の
間)に記憶されたデータを成績の良い順(スコアが低い
順)に並び替え、ハウス20内に設置されたディスプレ
イ24に上位者のスコアの一覧表(図5(b)参照)を
表示するものである。また、印刷制御手段31は、デー
タ受信手段28によって受信した回数データに基づいて
印刷機23にスコアを印刷させるものであり、複数の競
技者の氏名を予めグループ登録しておくことにより、グ
ループに含まれる競技者のスコアを一覧表としてまとめ
て表示することもできる。
【0036】一方、各ホール21には、芝生の手入れが
行き届いたグリーンが形成されており、グリーン上に穴
状のカップ21aが穿設されている。また、各ホール2
1におけるグリーンの形状、及びティからカップ21a
までの距離はそれぞれ異なるように設定されている。競
技者は予め定められた順序に従い、各ホール21におい
て競技を行う。つまり、競技者はカップ21aを狙って
球を転がし、球がカップ21aに入ると次のホール21
に移動する、という行為を最後のホール21まで繰り返
し行う。
【0037】次に、本実施形態の打数認識装置5におけ
る処理の流れについて図4に基づき説明する。この処理
は、打数認識装置5に設けられたスタートスイッチ(図
示しない)が操作されることにより開始される。まず、
記憶手段13に記憶されている回数データを全て消去
し、初期状態とする(ステップS1)。また、ホール2
1の順番を示す数字hを「1」とする(ステップS
2)。つまり、一番ホール21における打数をカウント
できる状態に設定する。
【0038】その後、衝突検出手段11によって衝突が
検出され(ステップS3においてYES)、且つグリッ
プ2を両手で握っていることが把持検出手段10によっ
て検出された場合(ステップS4においてYES)、す
なわちパター1のフェイス3aによって球が軽打された
ことが認識された場合には、回数を示す変数Ch(C
1)をカウントアップし(ステップS5)、この変数C
1を1番ホール21における回数データとして記憶手段
13に記憶する(ステップS6)。また、データ出力手
段15は記憶手段13に記憶された回数データを読出
し、表示器8に回数を示す数値を表示する(ステップS
7)。そして、操作スイッチ9または終了スイッチ(図
示しない)が操作されるまで(ステップS8及びステッ
プS11においてNO)、ステップS3乃至ステップS
7の処理を繰り返す。つまり、衝突検出手段11によっ
て衝突が検出される毎に変数C1がカウントアップされ
表示器8に表示される数値が更新される。これにより、
競技者は一番ホール21における自分の打数を視覚によ
って認識することが可能となる。
【0039】一方、競技者の打った球がカップ21aに
入った際には、競技者によって操作スイッチ9が押され
る。操作スイッチ9が押された場合(ステップS8にお
いてYES)には、記憶手段13に記憶されている回数
データを、データ出力手段15のデータ送信手段15c
によってスコア出力装置17に送信する(ステップS
9)。これにより、その競技者の打数を示す数値がスコ
ア出力装置17のディスプレイ27に表示される。
【0040】また、カウント手段12は、ホール21の
順番を示す数字hに「1」を加え「2」とする(ステッ
プS10)。つまり、二番ホール21における打数をカ
ウントできる状態に設定する。そして、この二番ホール
21においても一番ホール21と同じように処理が繰り
返される。すなわち、衝突が検出される毎に、回数を示
す変数Ch(C2)をカウントアップし、この変数C2
を二番ホール21における回数データとして記憶手段1
3に記憶するとともに、この回数データに基づき表示器
8に回数を示す数値を表示する。このように、各ホール
21のカップ21aに球を入れる毎に、操作スイッチ9
を操作するようにすれば、全てのホール21における回
数データを順次記憶することができる。なお、表示器8
には、競技中のホール21における回数とともに、記憶
手段13に記憶されている全ての回数の累積値(合計)
も表示される。
【0041】そして、最終ホール21において競技を終
了し、終了スイッチ(図示しない)がオン操作されると
(ステップS11においてYES)、処理を終了する。
【0042】このように、上記の打数認識手段5では、
軽打した際の衝突を検出し、それをカウントすることに
より打数を認識するため、一打毎にスイッチを押すよう
な煩わしい操作が不要となり、極めて簡単にカウントす
ることができる。また、打数認識手段5がパター1に取
付けられているため、紛失することなく容易に取扱うこ
とができる。特に、グリップ2が両手で握られ、パット
の体勢であるときのみ衝突の回数がカウントされるた
め、球を打っていないのに誤ってカウントされるような
ことはない。つまり、カウントの信頼性を向上できる。
【0043】また、上記の打数認識手段5では、検出さ
れる衝突の回数を、ホール21毎にカウントし記憶する
ため、一ラウンドのスコアのみならず、各ホール21毎
の打数も認識できる。したがって、ホール21毎の評価
を行うことも可能である。なお、たとえ操作スイッチ9
を操作し忘れることがあっても、そのホールにおける打
数が次のホールに加算されるだけで、一ラウンドのスコ
アは変わらないため、少なくとも全体の評価は可能とな
る。
【0044】上記の打数認識手段5では、記憶手段13
に記憶された回数データを、外部に設置されたスコア出
力装置17に送信し、ディスプレイ27にスコアの一覧
表を表示するため、自分の得点と他人の得点とを容易に
比較することができ、競技における面白みを増すことが
できる。また、ディスプレイ24には得点の上位者の成
績が表示されるため、競技者の意欲を一層高めることが
できる。
【0045】さらに、上記の打数認識手段5では、記憶
手段13に記憶された回数データに基づいて、回数を示
す数値を印刷するため、スコアカードに打数を書き写す
手間がなくなり、さらに使い勝手に優れる。
【0046】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可
能である。
【0047】すなわち、上記実施形態では、打数認識手
段5をパター1に組込むものを示したが、図6に示すよ
うに、打数認識手段5を収容したケース38をパター3
3に着脱自在に装着するようにしてもよい。この実施形
態では、ケース38の裏面38aにケース36をグリッ
プ34に取り付けるための取付部材(図示しない)が設
けられている。また、打数認識手段5に含まれる表示器
8及び操作スイッチ9がケース38の正面38bを貫通
して配設されている。そして、この実施形態によれば、
打数認識手段5はパター33に脱着可能な状態で装着さ
れることから、ゴルフ場における専用のパター1のみな
らず、競技者が持ち込んだパター33においても使用す
ることが可能である。
【0048】また、上記実施形態の打数認識手段5で
は、衝突を検出するための手段として加速度センサ11
aを利用するものを示したが、音波を電気的な信号に変
換するマイクロフォンを設け、衝突の際に発生する音を
検出することにより、衝突の有無を認識するようにして
もよい。
【0049】上記実施形態の打数認識手段5では、グリ
ップ2を両手で握っているか否かを判断するため把持検
出手段として、二つの通電端子間の導電性を検出するも
のを示したが、本発明の把持検出手段はこの方法に限定
されるものではなく、例えば、圧電素子を備え、競技者
の手でグリップの一部が押圧された際に生じる圧電素子
の電気的変化を検出するようにしてもよく、光電素子を
備え、グリップに穿設された開口が手で塞がれたときに
生じる光電素子の電気的変化を検出するようにしてもよ
い。あるいは、人体の存在を検出する赤外線センサを備
え、グリップを握った際に生じる赤外線センサの電気的
変化を検出するようにしてもよい。
【0050】さらに、上記実施形態の打数認識手段5で
は、検出される衝突の回数を、ホール21毎にカウント
し記憶するものを示したが、全部のホールを通した合計
打数のみをカウントするようにしてもよい。この場合に
は、操作スイッチ9が不要となり構成が簡略化される。
また、上記実施形態の打数認識手段5では、パターゴル
フ場で使用されるパターにおいて適用するものを説明し
たが、パターゴルフ場以外のゴルフ場(通常のゴルフ
場)において使用されるパターにおいても同様に適用す
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の打数認
識手段は、球が打たれた際の衝突を検出し、それをカウ
ントすることにより打数を認識するため、一打毎にスイ
ッチを押すような煩わしい操作が不要であり、極めて簡
単にカウントすることができる。また、打数認識手段は
パターに設けられているため、紛失することなく容易に
取扱うことができる。
【0052】請求項2の発明の打数認識手段は、請求項
1の発明の打数認識手段の効果に加え、グリップが両手
で握られ、パットの体勢であるときのみ衝突の回数がカ
ウントされるため、球を打っていないのに誤ってカウン
トされることを防止できる。つまり、カウントの信頼性
を向上できる。
【0053】請求項3の発明の打数認識手段は、請求項
1または請求項2のいずれかの発明の打数認識手段の効
果に加え、検出される衝突の回数を、ホール毎にカウン
トし記憶するため、競技者にホール毎の打数を認識させ
ることが可能である。
【0054】請求項4の発明の打数認識手段は、請求項
3の発明の打数認識手段の効果に加え、各ホール毎の打
数、及び一ラウンドの合計打数をともに認識させること
ができるため、競技者は全体的な評価、及び個々のホー
ルにおける評価を容易に行うことが可能である。
【0055】請求項5の発明の打数認識手段は、請求項
1乃至請求項4のいずれか一つの発明の打数認識手段の
効果に加え、パターに設けられた表示器に打数を表示す
るため、競技者に競技中の打数を視覚的に認識させるこ
とができる。
【0056】請求項6の発明の打数認識手段は、請求項
1乃至請求項5のいずれか一つの発明の打数認識手段の
効果に加え、パターのフェイスと球との衝突を、加速度
センサ等、周知の素子を利用した比較的簡単な構成で検
出するため、製造コストの増加を低く抑えることができ
るとともに、装置全体を小型化することが可能である。
【0057】請求項7の発明のスコア出力装置は、打数
認識手段の記憶手段に記憶された回数データを受信し、
第二表示手段に回数を示す数値を表示するため、競技者
に自分の打数と他人の打数とを容易に比較させることが
でき、競技の面白みを増すことができる。
【0058】請求項8の発明のスコア出力装置は、打数
認識手段の記憶手段に記憶された回数データを受信し、
それに基づいて回数を示す数値を印刷するため、スコア
カード等に打数を書き写すという手間を省くことがで
き、利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である打数認識装置を備え
たパターの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態である打数認識装置及びス
コア出力装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態であるスコア出力装置を有
するパターゴルフ場の構成を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態である打数認識装置におけ
る処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態であるスコア出力装置にお
ける具体的な表示内容を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施形態である打数認識装置を備え
たパターの他の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パター 3a フェイス 5 打数認識手段 8 表示器(表示手段) 9 操作スイッチ(操作手段) 10 把持検出手段 11 衝突検出手段 11a 加速度センサ 12 カウント手段 13 記憶手段 15 データ出力手段 15b 表示制御手段 16 カウント禁止手段 17 スコア出力手段 21 ホール 23 印刷機(印刷手段) 27 ディスプレイ(第二表示手段) 28 データ受信手段 29 第二表示制御手段 31 印刷制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターのフェイスと球との衝突を検出す
    る衝突検出手段と、 該衝突検出手段によって衝突が検出される回数をカウン
    トするカウント手段と、 該カウント手段によってカウントされた回数を回数デー
    タとして記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶され
    た回数データを出力するデータ出力手段とを備えること
    を特徴とする打数認識装置。
  2. 【請求項2】 パターのグリップが両手で握られている
    か否かを検出する把持検出手段と、 前記グリップが両手で握られていない場合に、前記カウ
    ント手段によるカウントの処理を禁止するカウント禁止
    手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載
    の打数認識装置。
  3. 【請求項3】 複数のホールを有するゴルフ場で使用さ
    れる打数認識装置であって、 競技を行うホールが変わる毎に操作される操作手段をさ
    らに備え、 前記記憶手段は、前記カウント手段及び前記操作手段の
    出力に基づき、ホール毎にカウントされた回数を複数の
    回数データとして記憶することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のいずれかに記載の打数認識装置。
  4. 【請求項4】 前記データ出力手段は、前記記憶手段に
    記憶されたホール毎の回数データと、全ての回数を累積
    したラウンド全体の回数データとを出力することを特徴
    する請求項3に記載の打数認識装置。
  5. 【請求項5】 数値を表示することが可能な表示手段を
    さらに備え、 前記データ出力手段は、前記記憶手段に記憶された回数
    データに基づき、前記表示手段に回数を示す数値を表示
    させる表示制御手段を有すること特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれか一つに記載の打数認識装置。
  6. 【請求項6】 前記衝突検出手段は、加速度センサまた
    はマイクロフォンのいずれか一方を有することを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の打数
    認識装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一つの
    打数認識装置から送出された回数データを受信するデー
    タ受信手段と、 数値を表示することが可能な第二表示手段と、 前記データ受信手段によって受信された回数データに基
    づき前記第二表示手段に回数を示す数値を表示させる第
    二表示制御手段とを具備することを特徴とするスコア出
    力装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項6のいずれか一つの
    打数認識装置から送出された回数データを受信するデー
    タ受信手段と、 数値を印刷することが可能な印刷手段と、 該データ受信手段によって受信された回数データに基づ
    き前記印刷手段に回数を示す数値を印刷させる印刷制御
    手段とを具備することを特徴とするスコア出力装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10843040B2 (en) 2015-01-13 2020-11-24 Seiko Epson Corporation Exercise analysis device, exercise analysis method, program, recording medium, and exercise analysis system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10843040B2 (en) 2015-01-13 2020-11-24 Seiko Epson Corporation Exercise analysis device, exercise analysis method, program, recording medium, and exercise analysis system

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