JP2002017843A - ハニカム構造体 - Google Patents

ハニカム構造体

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JP2002017843A
JP2002017843A JP2000208395A JP2000208395A JP2002017843A JP 2002017843 A JP2002017843 A JP 2002017843A JP 2000208395 A JP2000208395 A JP 2000208395A JP 2000208395 A JP2000208395 A JP 2000208395A JP 2002017843 A JP2002017843 A JP 2002017843A
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JP
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honeycomb structure
honeycomb
water
tourmaline
air
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JP2000208395A
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English (en)
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Yasuo Hosaka
靖夫 保坂
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TOMUSU ACADEMY KK
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TOMUSU ACADEMY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水や空気のフィルター部材として、長期間交
換の必要のないハニカム構造体を提供する。 【解決手段】 合成樹脂からなるキャリア素材に、トル
マリン鉱石の粉末を最大50%混合させ、これをハニカ
ム構造物に成形する。成形されたハニカム構造物をスラ
イス状にカットして複数枚のハニカム板6を形成する。
複数枚のハニカム板6を、ハニカム構造物を復元するよ
うに所要の厚みに積層させてハニカム構造体7とする。
ハニカム構造体7を流体の通り道に置いてトルマリン効
果を発揮させ、流体を清浄化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水や空気等の流体を
清浄化するためのフィルター部材として用いるハニカム
構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水や空気を清浄化する機器、装置、設備
等は世の中に数多く存在し、種々の型式がある。
【0003】一例として、水道の蛇口に取り付けて用い
る簡易型の浄水器について示すと、図3にその一例の概
略を示す如く、底部を出口ネット1bで覆った円筒状の
ケーシング2内に、フィルター部材(濾過材)としての
活性炭3を充填し、該活性炭3の上面を押さえるように
ケーシング2内の上部に入口ネット1aを着脱可能に配
置し、更に、上記ケーシング2の上端部に、水道の蛇口
へ取り付けるためのゴム製の差し込み口5を、キャップ
4を介して着脱可能に組み付けた構成としてあり、ケー
シング2内に流入した水道水は、上部の入口ネット1a
で異物が除去され、更に、活性炭3により塩素(カルキ
臭)が除去されてから底部の出口ネット1bを通過して
吐出させられるようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記浄水器
の場合、一定期間使用すると、フィルター部材としての
活性炭3の吸着効果がなくなるため、その都度、活性炭
3を新しいものと交換しなければならない。
【0005】そこで、本発明者は、電気石として知られ
るトルマリンに着目し、種々の研究、実験を行った結
果、長期間交換する必要のないフィルター部材として用
いることができるハニカム構造体を開発し、本発明を完
成させた。したがって、本発明は、水や空気の通り道に
置いて、長期間交換することなく使用できるフィルター
部材として用いるハニカム構造体を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、トルマリンの粉末を担持させた複数枚の
ハニカム板を積層してなる構成とする。
【0007】水の通り道に置いた場合、水に対し微弱電
流による吸着効果を与えることができると共に、水の電
気分解によりOHイオンと水の分子が結合してマイナ
スイオンを発生させることができることにより、水を清
浄化することができる。一方、空気の通り道に置いた場
合は、水の電気分解と同様に、OHイオンが空気中の
水分と結合してマイナスイオンを発生させることにな
り、空気を清浄化することができる。
【0008】又、隣接するハニカム板の目開きの位置が
ずれるようにハニカム板を積層させた構成とすると、ハ
ニカム構造体内部を流れる流体の乱流を促進できて、滞
留時間を延ばすことができるため、トルマリン効果をよ
り向上させることができる。
【0009】更に、トルマリンの粉末の担持率を最大5
0%とすることにより、トルマリン効果を最大限に発揮
させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1(イ)(ロ)は本発明の実施の一形態
を示すもので、図3に示す浄水器のフィルター部材とし
て用いる場合について示す。すなわち、トルマリンの粉
末を担持させた厚みの薄いハニカム板6を、ケーシング
2の内径に合致する外径として、所要の厚みに積層して
なるハニカム構造体7とし、該ハニカム構造体7を、従
来の活性炭に代えて、ケーシング2内に装填してフィル
ター部材として用いるようにする。
【0012】上記ハニカム構造体7は、たとえば、AB
SやPP、PE等の合成樹脂からなるキャリア素材(分
散材)に、トルマリン鉱石の粉末(微粉末)を数%から
最大50%混合させ、これを所要面積の目開き8を有す
るハニカム構造物に成形した後、スライス状にカットし
て複数枚のハニカム板6を作製し、これらハニカム板6
をハニカム構造物に復元するように積層させてなる構成
としてある。
【0013】トルマリンの粉末を混合させるキャリア素
材としては、上記の合成樹脂の他に、非金属性無機物、
ポリエステル、アルミニウム、シリコン、磁鉄鉱、ゴ
ム、カーボン、珪酸塩鉱物、ニッケル、パルプ、バリュ
ームフェライト、銅、イルライト、プチレン樹脂等の単
体又は混合物を用いることができる。
【0014】なお、キャリア素材に混合させるトルマリ
ン粉末の量(担持率)を最大50%としたのは、トルマ
リン粉末の電極同士を努めて接触させないような状態と
して、より高い電圧が得られるようにすることによって
トルマリン効果を最大限に発揮させるようにするためで
ある。換言すると、トルマリン粉末の量は多ければ多い
ほどトルマリン効果は向上するものであるが、50%を
超えると、電極同士が接触し易くなって、逆にトルマリ
ン効果が減少してしまうからである。
【0015】上記構成としたハニカム構造体7を、図1
(イ)に示す如く、浄水器のフィルターとして用いる
と、ケーシング2内に流入した水道水は、ハニカム構造
体7の中を通過する際に、塩素が吸着されると共に、マ
イナスイオン化され、消臭化されて清浄化される。
【0016】詳述すると、トルマリンには、宇宙から絶
えず注がれている素粒子の電子をプラス電極に吸い付
け、マイナス電極に運ぶ性質があることが知られてい
る。したがって、吸着作用は電極に帯電するために起
り、反発作用は帯電した電子が瞬時に放電するために起
るので、この作用によって、水道水に含まれる塩素を固
定し、その毒性を消失させることができる。又、マイナ
ス電極に蓄えられた電子(マイナスイオン)は、トルマ
リン鉱石の結晶が水に触れると瞬間的に水中に放電さ
れ、更に、トルマリンの微弱電流が水分(H2O)に対
して電気分解を起し、H イオンとOHイオンに分離
するので、Hイオンはトルマリン電極に引き付けら
れ、電子を結合してHガスとなって放出される。すな
わち、水は弱アルカリ化される。この際、水の電気分解
によって発生するOHイオンと水の分子が結合するこ
とにより、ヒドロキシルイオンに変化する。このヒドロ
キシルイオンはマイナスイオンであるため、水分を浄化
したり、消臭したり、有害物質を変質させたり、界面活
性効果を生じさせる。
【0017】更に、トルマリンの元素には、ナトリウ
ム、マグネシウム、鉄、マンガン、リチウム、アルミニ
ウム、ホウ素、珪素、カルシウム、酸素、水素、フッ素
等の多くが含まれているので、これらが水に溶けること
により、水道水をミネラル化できる利点がある。
【0018】上記において、ハニカム構造体7は、ハニ
カム構造物をスライスカットした形状のハニカム板6を
積層した構造としてあって、図1(ロ)に示す如く、隣
接するハニカム板6の目開き8の位置には微妙にずれが
生ずることになるため、すなわち、ハニカム板6を積層
しても、積層方向で隣接する目開き8の位置にほとんど
ずれが生じないような状態にハニカム構造を復元するこ
とは困難であるため、逆にこのずれを利用し、通過する
水道水の乱流を促進して滞留時間を延長させるようにす
ることができることから、上記したようなトルマリン効
果を大幅に強化することができる。因に、電気分解によ
り発生するマイナスイオンの量は、乱流の促進状態にも
よるが、単なるハニカム構造物の場合に比し、ハニカム
板6を積層した場合の方が3〜10倍(300〜300
0個/cc)以上増大することが確認されている。した
がって、水の流通性を大幅に阻害しない範囲内で、恣意
的に目開き8の位置をずらすようにハニカム板6を積層
させるようにすると、より効果的である。又、トルマリ
ンの微弱電流は、宇宙から素粒子を受け続けている限り
発生するので、フィルター部材としてのハニカム構造体
7は、長期間使用しても新しいものと交換する必要性が
生じない。
【0019】次に、本発明の実施の他の形態として、上
記構成としたハニカム構造体7を、空気清浄器のフィル
ター部材として用いるようにすることができる。
【0020】この場合、空気がハニカム構造体7の中を
通過すると、水の電気分解と全く同様に、OHイオン
は空気中の水分と結合してマイナスの電荷をもつヒドロ
キシルイオンに変化する。空気中に放出されたヒドロキ
シルイオンは、絶縁体で、空気によって遮断され、同時
にそれぞれがマイナス電荷をもっているため互いに反発
し合うことになる。マイナス空気イオンは人体に好影響
を与えることができる。
【0021】なお、上記実施の形態では、ハニカム構造
体7を構成するハニカム板6の目開き形状を正六角形と
した場合を示したが、図2(イ)(ロ)(ハ)(二)に
示す如く、四角形、正弦波形、ずれ六角形、複波形等で
あってもよいこと、すなわち、本明細書中で言うところ
の「ハニカム」とは広義の意味で、通常の「網の目」を
も含むものであること、又、実施の形態では、ハニカム
構造物をスライス状にカットしてハニカム板6を形成す
るようにした場合を示したが、予め厚みの薄いハニカム
板単体として形成するようにしてもよいこと、更に、ハ
ニカム板6としては、非鉄金属、木材、陶器、ガラス、
紙、繊維、セラミック等によりハニカム状の部材を形成
して、その表面にトルマリン粉末を適宜接着等により最
大で50%担持させるようにしたり、特に、木材、紙、
繊維の場合には、トルマリン粉末を混合させたキャリア
素材を含浸させるようにしてもよいこと、更に又、上記
実施の形態では、浄水器や空気清浄器のフィルター部材
として用いる場合について説明したが、たとえば、水を
対象とする場合には、上水道の浄化設備、シャワーのノ
ズル口、活水器、各種排水口等のフィルター部材とし
て、又、空気(ガス)を対象とする場合には、排気ダク
ト、エアコン、掃除機、乾燥機、換気扇、扇風機のカバ
ー、自動車のエアクリーナー、空調設備等のフィルター
部材として用いることができること、ハニカム構造体7
を、フィルター部材以外のたとえば建材や装飾品、寝具
等に応用することは任意であること、その他本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のハニカム構造
体によれば、トルマリンの粉末を担持させた複数枚のハ
ニカム板を積層してなる構成としてあるので、水や空気
等の流体の通り道に置いてフィルター部材として用いる
ことにより、流体に微弱電流による吸着効果と電気分解
によるマイナスイオン効果等のトルマリン効果を与えて
清浄化することができると共に、このトルマリン効果は
継続することから長期間交換を要することなく使用する
ことができ、又、隣接するハニカム板の目開きの位置が
ずれるようにハニカム板を積層させた構成とすることに
より、流体の乱流を促進して滞留時間を長くとることが
できるので、トルマリン効果を向上でき、更に、トルマ
リンの粉末の担持率を最大50%とすることにより、ト
ルマリン効果を最大限発揮させることができる、という
優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハニカム構造体の実施の一形態を示す
もので、(イ)は浄水器への適用例を示す概略切断側面
図、(ロ)は(イ)A−A方向から見た部分拡大図であ
る。
【図2】ハニカム構造体を構成するハニカム板の形状例
を示すもので、(イ)(ロ)(ハ)(ニ)はいずれも異
なる目開き形状の概略図である。
【図3】従来の浄水器の一例を示す概略切断側面図であ
る。
【符号の説明】
6 ハニカム板 7 ハニカム構造体 8 目開き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 520 C02F 1/68 520S 530 530C 540 540B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルマリンの粉末を担持させた複数枚の
    ハニカム板を積層してなる構成を有することを特徴とす
    るハニカム構造体。
  2. 【請求項2】 隣接するハニカム板の目開きの位置がず
    れるようにハニカム板を積層させた請求項1記載のハニ
    カム構造体。
  3. 【請求項3】 トルマリンの粉末の担持率を最大50%
    とした請求項1又は2記載のハニカム構造体。
JP2000208395A 2000-07-10 2000-07-10 ハニカム構造体 Pending JP2002017843A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102949748A (zh) * 2012-11-02 2013-03-06 无锡新跃环境科学发展有限公司 便携式空气负离子泵
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