JP2002016495A - データ変換装置及びこれを備えた画像形成装置、データ変換方法 - Google Patents

データ変換装置及びこれを備えた画像形成装置、データ変換方法

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JP2002016495A
JP2002016495A JP2000194389A JP2000194389A JP2002016495A JP 2002016495 A JP2002016495 A JP 2002016495A JP 2000194389 A JP2000194389 A JP 2000194389A JP 2000194389 A JP2000194389 A JP 2000194389A JP 2002016495 A JP2002016495 A JP 2002016495A
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Tomoyasu Yoshikawa
智康 吉川
Keizo Isemura
圭三 伊勢村
Ichiro Sasaki
一郎 佐々木
Manabu Yamauchi
学 山内
Naoto Watanabe
直人 渡辺
Hiroto Nishihara
寛人 西原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ変換テーブルや浮動小数点処理装置な
どを有する演算処理装置を用いることなく、処理速度の
低下を防ぐとともに、コストを抑えてアナログ−ディジ
タル変換を行う際の変換誤差の少ないデータ変換装置を
提供する。 【解決手段】 AD変換された信号の対応電圧値vが第
1設定電圧V1より小さければ、変換用のグラフ線10
3に相当する変換式により、ディジタル信号値を変換す
る。対応電圧値vが第1設定電圧V1以上であり、かつ
第2設定電圧V2より小さければ、変換用のグラフ線1
04に相当する変換式により、ディジタル信号値を変換
する。またもし対応電圧値vが第2設定電圧V2以上で
あったならば、変換用のグラフ線105に相当する変換
式により、ディジタル信号値を変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するデータ変換装置及びこれを備え
た画像形成装置、データ変換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロプロセッサ等のディジタ
ル信号を処理する処理装置を制御装置として採用したシ
ステムが急激に増加している。このようなシステムにお
いては、システムの制御を行う上で、システムの制御に
必要不可欠なパラメータである外部情報ならびに内部情
報を各種センサ手段により、観測・計測する必要があ
る。
【0003】これらの要因を各種のセンサ装置により電
気的アナログ信号に変換する。しかしアナログ信号では
前述のようなマイクロプロセッサのようなディジタル演
算装置では直接扱うことができない。そのため前述のア
ナログ信号を、さらにシステム内の演算装置で処理可能
な2進数で表されるディジタル信号に変換する必要があ
る。
【0004】このため、マイクロプロセッサのようなデ
ィジタル演算装置でシステムを制御するような構成の場
合、アナログ信号をディジタル信号に変換するためのA
D変換装置は必須の装置であり、ディジタル演算装置を
制御手段として用いるさまざまなシステムに内蔵されて
いる。
【0005】AD変換装置はその構成により、積分型,
カウンタ制御型,逐次比較型,全列無帰還型などに分類
することが可能である。一般にAD変換装置は,入力さ
れたアナログ信号をサンプリング周期で一時的にホール
ドし、入力されたアナログ電圧を装置構成であらかじめ
決まっているビット数(分解能)でディジタル値に変換
される。
【0006】この時、アナログ信号をディジタル信号に
変換するためにはAD変換装置に供給されるクロックの
周期とAD変換器の分解能に比例した変換時間が必要と
なる。また入力されるアナログ電圧の範囲は基準電圧に
より決定される。
【0007】ここで分解能とは、入力されたアナログ電
圧をディジタル信号に変換される際のビット数のことで
あり、AD変換装置の性能を示す一つの指標となる。ま
た、アナログ電圧をディジタル信号に変換するまでの変
換時間も、AD変換装置の性能を示す指標である。
【0008】理想的なAD変換装置は、入力されたアナ
ログ信号に完全に比例したディジタル信号値を出力する
ようなAD変換装置である。
【0009】しかしながら、一般にAD変換装置はその
電気・電子回路の特性より、入力側のアナログ信号と出
力側のディジタル信号間において完全な線形変換を行う
ことは不可能である。
【0010】ここで、AD変換装置において入力側のア
ナログ信号と出力側のディジタル信号間におけるAD変
換の理想的な変換特性直線との誤差のことを一般的に変
換線形誤差と呼んでいる。
【0011】一方、AD変換装置により変換されたディ
ジタル信号を、さらに演算装置により必要な信号に加工
するシステムも多く見受けられる。画像形成装置に採用
されているAD変換装置も同様に変換したディジタル信
号を演算装置等の演算を実行することにより、さらに加
工するデータ変換装置を有する構成を取っているものが
存在する。
【0012】従って、アナログ信号とディジタル信号と
の変換を線形と見なして演算を行うようなデータ変換装
置を構成すると、変換後のデータに含まれる変換線形誤
差を無視できなくなることが考えられる。またアナログ
信号を発生させるセンサの特性やノイズの影響もデータ
変換の非線形性に影響を与えると考えられる。
【0013】さらに,データ変換装置が固定小数点演算
を行うような構成の場合、演算時の桁落ち等の影響によ
りさらに変換誤差が大きくなる可能性がある。
【0014】そこで、前述のデータ変換装置をAD変換
装置の分解能で表現可能な全てのディジタル信号の値全
てに対して、1対1で変換されるデータ値を有するよう
なメモリテーブルで構成するデータ変換装置も存在す
る。この構成をとることにより、AD変換に含まれる変
換線形誤差による影響を除去した構成とすることが可能
となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のメモリテーブルをもつデータ変換装置の場
合、データ変換する全てのデータ数値を画像形成装置内
の制御手段がアクセスする記憶手段内に蓄積する必要が
あり、効率は良いとはいえないという問題点があった。
またコストの面でも全データ数値分の記憶手段を用意し
なければならず、不利であるという問題点があった。
【0016】また、浮動小数点処理装置などを有する演
算処理装置を用い、データ数値の変換処理精度を高める
ことも可能であるが、処理速度が遅くなり、またコスト
の面でも不利となるという問題点があった。
【0017】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、処理速度の低下を防ぐとと
もに、コストを抑えてアナログ−ディジタル変換を行う
際の変換誤差の少ないデータ変換装置及びこれを備えた
画像形成装置、データ変換方法を提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ変換装置
及びこれを備えた画像形成装置、データ変換方法は次の
ように構成したものである。
【0019】(1)データ変換装置において、アナログ
信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル
変換手段と、該アナログ−ディジタル変換手段により変
換されたディジタル信号値を複数の異なる所定の変換式
のうちのいずれかに従って変換する信号値変換手段とを
有し、該信号値変換手段は前記アナログ−ディジタル変
換手段により変換されたディジタル信号値の属する範囲
に応じて使用する前記変換式を切り替えてディジタル信
号値の変換を行うようにした。
【0020】(2)上記(1)のデータ変換装置におい
て、各々の変換式は使用する該変換式を切り替える基準
となるアナログ−ディジタル変換手段により変換された
特定のディジタル信号値及びその変換値を満たす関係式
とした。
【0021】(3)上記(2)のデータ変換装置におい
て、使用する変換式を切り替える基準となるアナログ−
ディジタル変換手段により変換された特定のディジタル
信号値及びその変換値を可変可能とした。
【0022】(4)画像形成装置において、アナログ信
号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変
換手段と、該アナログ−ディジタル変換手段により変換
されたディジタル信号値を複数の異なる所定の変換式の
うちのいずれかに従って変換する信号値変換手段とを有
するデータ変換装置を備え、前記信号値変換手段は前記
アナログ−ディジタル変換手段により変換されたディジ
タル信号値の属する範囲に応じて使用する前記変換式を
切り替えてディジタル信号値の変換を行うようにした。
【0023】(5)上記(4)の画像形成装置におい
て、各々の変換式は使用する該変換式を切り替える基準
となるアナログ−ディジタル変換手段により変換された
特定のディジタル信号値及びその変換値を満たす関係式
とした。
【0024】(6)上記(5)の画像形成装置におい
て、使用する変換式を切り替える基準となるアナログ−
ディジタル変換手段により変換された特定のディジタル
信号値及びその変換値を可変可能とした。
【0025】(7)データ変換方法において、アナログ
−ディジタル変換手段によりアナログ信号をディジタル
信号に変換し、信号値変換手段により前記アナログ−デ
ィジタル変換手段によって変換されたディジタル信号値
を複数の所定の異なる変換式のうちのいずれかに従って
変換するとともに、前記信号値変換手段により前記アナ
ログ−ディジタル変換手段によって変換されたディジタ
ル信号値の属する範囲に応じて使用する前記変換式を切
り替えてディジタル信号値の変換を行うようにした。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本実施例を図面に基づいて
説明する。なお、本実施例では本発明に係るデータ変換
装置を備えた画像形成装置によって説明する。
【0027】図1は、一実施例のバックアップ記憶装置
が適用された画像形成装置の構成を示す縦断面図であ
る。
【0028】図1において、10は記録紙に原稿画像デ
ータに基づいて画像出力する本体画像出力部、11は原
稿から画像データを読み取る本体画像入力部、12は本
体画像入力部11の上部に装着された自動原稿送り装
置、13は本体画像出力部10から排出されるコピー用
紙を複数のビンに仕分けして排出するためのソータであ
り、この画像形成装置は本体画像出力部10、本体画像
入力部11、自動原稿送り装置12、ソータ13を備え
ている。
【0029】この画像形成装置はディジタル複写機であ
り、原稿から画像データを読み取る装置である本体画像
入力部11のCCD26により画素化され画像データと
して読み込まれ、必要な画像処理が行われた後、画像メ
モリに蓄えられる。その画像データを本体画像出力部1
0に転送し、画像再生して記録紙にコピーされる。
【0030】本体画像入力部11は、入力部11の上面
の原稿台に積載された原稿を照射しながら走査する光源
21を備える。光源21は不図示の光学系モータから駆
動力を得て、図1の左右方向に往復駆動する。光源21
から発生した光は、積載された原稿により反射され,光
学像が得られる。その光学像をミラー22,23,24
及びレンズ25を介してCCD26に伝送される。
【0031】またミラー22,23,24は光源21と
一体的に駆動される。CCD26は光を電気信号に変換
する素子により構成されており、この素子の働きにより
伝送されてきた光学像が電気信号に変換され、さらにデ
ィジタル信号(画像データ)に変換される。
【0032】これらの画像入力部における各調整値は不
図示のバックアップ記憶装置により、記憶される。
【0033】読み込まれた原稿の画像データは、種々の
補正処理とユーザの希望する処理による画像処理が加え
られ、不図示の画像メモリに蓄積される。
【0034】これらの画像処理における各調整値はバッ
クアップ記憶装置により、記憶される。
【0035】本体画像出力部10は画像メモリに蓄積さ
れた画像データを読み出し、ディジタル信号からアナロ
グ信号に再変換し、さらに不図示の露光制御部により適
正な出力値に増幅され,光学照射部27により光信号に
変換される。その光信号はスキャナ28、レンズ29及
びミラー30を伝播され、感光ドラム31上に照射され
静電による潜像が形成される。
【0036】この潜像はトナーにより画像を形成し、本
体内を搬送されてくる記録紙上に転写され、さらに定着
ローラ32により記録用紙上にトナーが定着され、画像
データが記録され、ソータ13に送られる。
【0037】ソータ13は本体画像出力部10の左側に
設置されている装置であり、本体画像出力部10から出
力された記録紙を排紙トレイ33に仕分けして排紙する
処理を行う。排紙トレイ33は上記不図示の本体制御部
により制御され、出力された記録紙紙は制御部の指示し
た任意の排紙トレイに排出される。
【0038】給紙トレイ34,35は本体下部にあり、
記録紙をある程度蓄積しておくことが可能である。制御
部により、給紙トレイ34,35から蓄積された記録紙
を搬送し画像出力を行う。給紙トレイ34,35に格納
される紙のサイズは様々であり、画像形成装置にはその
記録紙のサイズを正しく検知するために紙幅検知機構が
備わっているが、その部分に本発明のデータ変換装置を
構成するAD変換装置が採用されている。この紙幅検知
機構は図2で詳細に説明する。
【0039】給紙デッキ36は本体画像出力部10の左
側に設置されている装置であり、記録紙を大量に蓄積し
ておくことが可能である。給紙トレイ34,35と同様
に制御部により蓄積された記録紙を搬送し画像出力を行
う。
【0040】本体画像出力部10の左側に、操作者が少
数の任意種類のコピー用紙を比較的容易に給紙すること
が可能となる手差しトレイ37が設置されている。また
この手差しトレイ37は、OHPシートや厚紙、はがき
サイズ紙など特殊な記録用紙を使用する場合にも使用さ
れる。この手差しトレイ37においても、給紙トレイ3
4,35と同様のAD変換装置が採用された紙幅検知機
構が備わっている。
【0041】給紙ローラ38,39,40,41,42
は紙搬送ローラであり、各ローラはコピー出力処理の給
紙を行う際、記録紙を実際に搬送する役割を担ってい
る。
【0042】図2は、図1で示す画像形成装置において
AD変換装置により計測される対象である給紙トレイ3
4,35に内蔵されている記録紙の幅検知機構の詳細を
示す斜視図である。
【0043】図2において、45は側板、46は伝達装
置、47は直動装置である。ユーザにより給紙トレイ3
4,35に記録紙が設置された場合、ユーザは側板45
を駆動し、記録紙の紙束の側面に側板45を押し当て固
定する動作を行う。
【0044】このユーザによる側板45の記録紙束への
押し当て動作は伝達装置46により直動装置47へ伝達
される。直動装置47は、側板45の間隔に比例した長
さだけ、給紙トレイ34,35から飛び出る。
【0045】ユーザにより一連の記録紙設置動作が終了
し、給紙トレイ34,35が画像形成装置に押し戻され
ると、給紙トレイ34,35から飛び出ている直動装置
47が画像形成装置に設置されている不図示のボリュー
ム機構を押す動作を行う。
【0046】このボリューム機構は直動装置47に比例
した電圧を発生させるが、このボリューム機構の発生さ
せる電圧をAD変換装置により観測し、ディジタル値に
変換することで、ユーザが給紙トレイ34,35に設置
した紙幅を計測し、記録紙サイズを推定する。
【0047】しかし、記録紙のサイズ種によっては、他
のサイズの記録紙の紙幅と非常に近似している物もあ
り、ユーザによる側板45の押し当て動作が不十分であ
ると、誤検知する可能性もある。
【0048】図3は、上記画像形成装置に適用した、本
発明に係るデータ変換装置を構成するアナログ−ディジ
タル変換装置(AD変換手段)の詳細構成を示す回路図
である。
【0049】図3において、51は被変換対象であるア
ナログ信号を入力する入力端子、52は基準電圧電源、
53は入力端子51に入力された電圧をディジタル値に
変換したディジタル信号を出力するディジタル信号の出
力端子である。
【0050】基準電圧電源52はAD変換装置で計測可
能なアナログ信号の電圧範囲になっている。また、基準
電圧電源52は抵抗61,62,63,64で分圧され
ており、各抵抗61,62,63,64で分圧された電
位はそれぞれ各比較装置(コンパレータ)65,66,
67に供給されている。
【0051】また入力端子51に入力された電圧も、各
比較装置(コンパレータ)65,66,67に供給され
ており、それぞれの比較装置(コンパレータ)65,6
6,67は、基準電圧から分圧された各電位値と入力端
子51からの電圧を比較し、アナログの入力端子51か
らの電圧が大きければ、“1”に相当する出力を発生
し、またアナログの入力端子51からの電圧が小さけれ
ば、“0”に相当する出力を発生させている。
【0052】これらの各比較装置(コンパレータ)6
5,66,67の比較した前記出力結果はエンコーダ6
8に伝達される。エンコーダ68により各比較装置(コ
ンパレータ)65,66,67の信号を2進数に置き換
えてディジタル信号に変換し、ディジタルの信号端子5
3へ出力する。
【0053】またこれら一連のアナログディジタル変換
を行う間、アナログ信号の入力端子51の電圧をホール
ドする不図示のホールド装置がある。また各比較装置
(コンパレータ)65,66,67の数により、AD変
換装置の分解能が決定する。
【0054】上記AD変換装置により変換されたディジ
タル信号値(ディジタルデータ値)は不図示の信号値変
換手段により後述の複数の異なる所定のデータ変換式の
うちのいずれかに従って変換される。この信号値変換手
段はAD変換装置により変換されたディジタル信号値の
属する範囲に応じて使用する前記変換式を切り替えてデ
ィジタル信号値の変換を行う。
【0055】図4は、AD変換装置により変換されるア
ナログ入力信号とディジタル出力信号の特性を示す図で
ある。
【0056】図4において、101は理想的なAD変換
の特性を示すグラフ線であり、このように入力側のアナ
ログ電圧と出力側のディジタル信号値が線形の特性であ
ることが理想である。しかし、実際にはAD変換装置の
電子回路の特性よりグラフ線102に示すような非線形
の特性を示す。
【0057】上述のように、AD変換装置の出力には変
換誤差が含まれており、AD変換の結果を用いるシステ
ムによっては、この誤差が無視できない場合も存在す
る。
【0058】図5は、本発明の特徴である上記信号値変
換手段を付加したAD変換装置(データ変換装置)によ
り変換されるアナログ入力信号とディジタル出力信号の
特性を示す図である。
【0059】図5に示すように、AD変換の結果から,
アナログ入力電圧が第1設定電圧V1より低い場合、変
換されたディジタル信号をグラフ線103に相当する変
換式でデータ変換を行う。
【0060】同様に、アナログ入力電圧が第1設定電圧
V1より高く、かつ第2設定電圧V2より低い場合、変
換されたディジタル信号をグラフ線104に相当する変
換式でデータ変換を行う。アナログ入力電圧が第2設定
電圧V2より高い場合、変換されたディジタル信号をグ
ラフ線105に相当する変換式でデータ変換を行う。
【0061】このように、入力電圧に応じてデータ変換
式を使い分けることにより、実際の変換特性であるグラ
フ線102に近づけることが可能となる。
【0062】図6は、図5に示すデータ変換式の切り替
え処理動作を示すフローチャートであり、本処理動作は
不図示のROMに格納されているプログラムに基づいて
不図示のCPUの指示により実行される。本処理はAD
変換装置からの信号を画像形成装置の制御部に取り込む
毎に発生する。本処理がスタートするとステップ101
(図中ではS101で示されている。なお、他のステッ
プについても同様である。)へ処理が進む。
【0063】ステップ101においては、AD変換され
た信号の対応電圧値vが第1設定電圧V1より小さいか
否かの判断を行い、結果によりフローを分岐する処理を
行っている。もし、対応電圧値vが第1設定電圧V1よ
り小さければ、処理をステップ103へ進める。またも
し対応電圧値vが第1設定電圧V1以上であったなら
ば、処理をステップ102へ進める。
【0064】ステップ102においては、AD変換され
た信号の対応電圧値vが第2設定電圧V2より小さいか
否かの判断を行い、結果によりフローを分岐する処理を
行っている。もし、対応電圧値vが第2設定電圧V2よ
り小さければ、処理をステップ104へ進める。またも
し対応電圧値vが第2設定電圧V2以上であったなら
ば、処理をステップ105へ進める。
【0065】ステップ103においては、ステップ10
1においてAD変換された信号の対応電圧値vが第1設
定電圧V1より小さいと判断された場合に行われる処理
であり、図5に示す変換用のグラフ線103に相当する
変換式f1により、ディジタル信号値を変換する。
【0066】ステップ104においては、ステップ10
2においてAD変換された信号の対応電圧値vが第1設
定電圧V1以上で第2設定電圧V2より小さいと判断さ
れた場合に行われる処理であり、図5に示す変換用のグ
ラフ線104に相当する変換式f2により、ディジタル
信号値を変換する。
【0067】ステップ105においては、ステップ10
2においてAD変換された信号の対応電圧値vが第2設
定電圧V2以上であると判断された場合に行われる処理
であり、図5に示す変換用のグラフ線105に相当する
変換式f3により、ディジタル信号値を変換する。
【0068】以上の処理により、AD変換装置の回路特
性を吸収し実際の入力信号に近いディジタル信号を得る
ことが可能となる。
【0069】これにより、給紙トレイ34,35に設置
された記録紙の紙幅検知機構において、より正確な記録
紙の紙幅の計測が可能となり、記録紙の種類の検知精度
の向上が期待できる。
【0070】このように本実施例では、AD変換装置を
有する画像形成装置において、アナログ信号をディジタ
ル信号に変換するAD変換装置と、前記AD変換装置に
より変換したディジタル信号を別のデータ値に変換する
複数のデータ値変換変換手段とを有し、前記AD変換装
置により変換されたディジタル信号値の属する範囲によ
り前記データ変換手段を切り替えて使うようにしてい
る。
【0071】この構成により、アナログ入力とディジタ
ル出力の関係が理想的な線形特性でないAD変換装置に
おいても、浮動小数点演算等の処理を行わなくても、実
際の入力信号に近いディジタル信号へ変換することが可
能となり、処理速度の低下を防ぐとともに、コストを抑
えてアナログ−ディジタル変換を行う際の変換誤差の少
なくすることができる。
【0072】また、図5に示す特定の基準点(第1設定
電圧V1に対するグラフ線102上の点、第2設定電圧
V2に対するグラフ線102上の点、第3設定電圧V3
に対するグラフ線102上の点)を満たす変換式により
データ変換を行うようにしている。
【0073】この構成をとることにより、基準点付近で
より変換誤差の少ない正確なアナログ−ディジタル信号
変換を実現することが可能となる。
【0074】なお、本実施例では上記基準点は固定とし
て説明したが、この基準点は可変可能な構成としてもよ
く、この場合変換誤差の少ない正確なアナログ−ディジ
タル信号変換を実現したい範囲が外的および内的要因に
より可変である場合においても、基準点を変えることに
より、より正確なアナログ−ディジタル信号変換を実現
することが可能となる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ−デ
ィジタル変換手段と、該アナログ−ディジタル変換手段
により変換されたディジタル信号値を複数の異なる所定
の変換式のうちのいずれかに従って変換する信号値変換
手段とを有し、該信号値変換手段は前記アナログ−ディ
ジタル変換手段により変換されたディジタル信号値の属
する範囲に応じて使用する前記変換式を切り替えてディ
ジタル信号値の変換を行うようにしたため、処理速度の
低下を防ぐとともに、コストを抑えてアナログ−ディジ
タル変換を行う際の変換誤差の少なくすることができる
という効果がある。
【0076】また、各々の変換式は使用する該変換式を
切り替える基準点となるアナログ−ディジタル変換手段
により変換された特定のディジタル信号値及びその変換
値を満たす関係式としたため、基準点付近でより変換誤
差の少ない正確なアナログ−ディジタル信号変換を実現
することが可能となるという効果がある。
【0077】また、使用する変換式を切り替える基準と
なるアナログ−ディジタル変換手段により変換された特
定のディジタル信号値及びその変換値を可変可能とした
ため、より正確なアナログ−ディジタル信号変換を実現
することが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の画像形成装置の構成を示す縦断面
【図2】 一実施例の記録紙の幅検知機構を示す斜視図
【図3】 一実施例のアナログ−ディジタル変換装置の
詳細構成を示す回路図
【図4】 アナログ入力信号とディジタル出力信号の特
性を示す図
【図5】 一実施例のアナログ入力信号とディジタル出
力信号の特性を示す図
【図6】 一実施例のデータ変換式の切り替え処理動作
を示すフローチャート
【符号の説明】
10 本体画像出力部 11 本体画像入力部 12 自動原稿送り装置 13 ソータ 21 光源 22〜24 ミラー 25 レンズ(入力系) 26 CCD 27 光学照射部(レーザ) 28 スキャナ 29 レンズ(出力系) 30 ミラー 31 感光ドラム 32 定着ローラ 33 排紙トレイ 34,35 給紙トレイ 36 給紙デッキ 37 手差しトレイ 38〜42 紙搬送ローラ 45 側板 46 伝達機構 47 直動機構 51 入力端子 52 基準電圧源 53 ディジタル出力端子 61〜64 抵抗 65〜67 比較装置(コンパレータ) 68 エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山内 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡辺 直人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西原 寛人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C077 LL19 RR01 RR16 5J022 AA01 AA06 BA04 CB02 CD01 CD02 CD03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号をディジタル信号に変換す
    るアナログ−ディジタル変換手段と、該アナログ−ディ
    ジタル変換手段により変換されたディジタル信号値を複
    数の異なる所定の変換式のうちのいずれかに従って変換
    する信号値変換手段とを有し、該信号値変換手段は前記
    アナログ−ディジタル変換手段により変換されたディジ
    タル信号値の属する範囲に応じて使用する前記変換式を
    切り替えてディジタル信号値の変換を行うことを特徴と
    するデータ変換装置。
  2. 【請求項2】 各々の変換式は使用する該変換式を切り
    替える基準となるアナログ−ディジタル変換手段により
    変換された特定のディジタル信号値及びその変換値を満
    たす関係式であることを特徴とする請求項1記載のデー
    タ変換装置。
  3. 【請求項3】 使用する変換式を切り替える基準となる
    アナログ−ディジタル変換手段により変換された特定の
    ディジタル信号値及びその変換値を可変可能としたこと
    を特徴とする請求項2記載のデータ変換装置。
  4. 【請求項4】 アナログ信号をディジタル信号に変換す
    るアナログ−ディジタル変換手段と、該アナログ−ディ
    ジタル変換手段により変換されたディジタル信号値を複
    数の異なる所定の変換式のうちのいずれかに従って変換
    する信号値変換手段とを有するデータ変換装置を備え、
    前記信号値変換手段は前記アナログ−ディジタル変換手
    段により変換されたディジタル信号値の属する範囲に応
    じて使用する前記変換式を切り替えてディジタル信号値
    の変換を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 各々の変換式は使用する該変換式を切り
    替える基準となるアナログ−ディジタル変換手段により
    変換された特定のディジタル信号値及びその変換値を満
    たす関係式であることを特徴とする請求項4記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 使用する変換式を切り替える基準となる
    アナログ−ディジタル変換手段により変換された特定の
    ディジタル信号値及びその変換値を可変可能としたこと
    を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 アナログ−ディジタル変換手段によりア
    ナログ信号をディジタル信号に変換し、信号値変換手段
    により前記アナログ−ディジタル変換手段によって変換
    されたディジタル信号値を複数の所定の異なる変換式の
    うちのいずれかに従って変換するとともに、前記信号値
    変換手段により前記アナログ−ディジタル変換手段によ
    って変換されたディジタル信号値の属する範囲に応じて
    使用する前記変換式を切り替えてディジタル信号値の変
    換を行うことを特徴とするデータ変換方法。
JP2000194389A 2000-06-28 2000-06-28 データ変換装置及びこれを備えた画像形成装置、データ変換方法 Withdrawn JP2002016495A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7483066B2 (en) 2003-12-18 2009-01-27 Fujifilm Corporation Image processing method and apparatus
JP2009089360A (ja) * 2007-09-13 2009-04-23 Ricoh Co Ltd A/d変換制御装置及びこれを備えた画像形成装置

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