JP2002016189A - Icパッケージ及びicパッケージの製造方法 - Google Patents
Icパッケージ及びicパッケージの製造方法Info
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- JP2002016189A JP2002016189A JP2000197688A JP2000197688A JP2002016189A JP 2002016189 A JP2002016189 A JP 2002016189A JP 2000197688 A JP2000197688 A JP 2000197688A JP 2000197688 A JP2000197688 A JP 2000197688A JP 2002016189 A JP2002016189 A JP 2002016189A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ICパッケージの天面における捺印スペース
を確保するとともに、ICパッケージの方向認識の精度
を向上させる。 【解決手段】 略矩形状の基板2と、基板2上に載置さ
れるとともに基板2に電気的に接続されたICチップ3
と、ICチップ3をモールドするモールド樹脂5とを備
えるICパッケージ1において、モールド樹脂5の天面
の所定の少なくとも1辺にICパッケージ1の方向を示
すテーパ部6を形成する。
を確保するとともに、ICパッケージの方向認識の精度
を向上させる。 【解決手段】 略矩形状の基板2と、基板2上に載置さ
れるとともに基板2に電気的に接続されたICチップ3
と、ICチップ3をモールドするモールド樹脂5とを備
えるICパッケージ1において、モールド樹脂5の天面
の所定の少なくとも1辺にICパッケージ1の方向を示
すテーパ部6を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に載置され
たICをモールド樹脂でモールドして形成されたICパ
ッケージ及びその製造方法に関し、特にICパッケージ
の方向を識別するためのマークに特徴を有するICパッ
ケージ及びその製造方法に関する。
たICをモールド樹脂でモールドして形成されたICパ
ッケージ及びその製造方法に関し、特にICパッケージ
の方向を識別するためのマークに特徴を有するICパッ
ケージ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すようなICパッケージ20が
知られている。ICパッケージ20は、図4(a)に示
すように、全体略矩形状の基板21と、基板21上に載
置されたICチップ22と、ICチップ22をモールド
(封止)するモールド樹脂23とを備える。ICチップ
22に設けられた所定の端子は、ワイヤ24を介して、
基板21上に形成された所定のパターンに電気的に接続
されており、基板21の底面には、このICパッケージ
20をさらに所定のマザー基板に接続するための端子面
が形成されている。
知られている。ICパッケージ20は、図4(a)に示
すように、全体略矩形状の基板21と、基板21上に載
置されたICチップ22と、ICチップ22をモールド
(封止)するモールド樹脂23とを備える。ICチップ
22に設けられた所定の端子は、ワイヤ24を介して、
基板21上に形成された所定のパターンに電気的に接続
されており、基板21の底面には、このICパッケージ
20をさらに所定のマザー基板に接続するための端子面
が形成されている。
【0003】このICパッケージ20を所定のマザー基
板に配設する際、ICパッケージ20の方向が問題とな
る。ICパッケージ20は、全体略直方体の形状を有し
ており、ICパッケージ20の天面、すなわち、モール
ド樹脂23の天面は長方形の形状を有している。したが
って、ICパッケージ20を水平方向に180度回転さ
せても上方から見た形状は同一であり、ICパッケージ
20配置の際に正しい方向を識別することが困難であ
る。
板に配設する際、ICパッケージ20の方向が問題とな
る。ICパッケージ20は、全体略直方体の形状を有し
ており、ICパッケージ20の天面、すなわち、モール
ド樹脂23の天面は長方形の形状を有している。したが
って、ICパッケージ20を水平方向に180度回転さ
せても上方から見た形状は同一であり、ICパッケージ
20配置の際に正しい方向を識別することが困難であ
る。
【0004】そこで、図4(b)に示すように、モール
ド樹脂23の天面の所定のコーナ部に1ピンマーク25
をマーキングし、これによりICパッケージ20の方向
を識別する手法が知られている。すなわち、同種のIC
パッケージ20については、常に同様の所定の位置に1
ピンマーク25を設けることにより、ICパッケージ2
0の方向を知ることができる。1ピンマーク25は、イ
ンク、レーザ、モールド成形等の手法により形成されて
いる。
ド樹脂23の天面の所定のコーナ部に1ピンマーク25
をマーキングし、これによりICパッケージ20の方向
を識別する手法が知られている。すなわち、同種のIC
パッケージ20については、常に同様の所定の位置に1
ピンマーク25を設けることにより、ICパッケージ2
0の方向を知ることができる。1ピンマーク25は、イ
ンク、レーザ、モールド成形等の手法により形成されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】モールド樹脂23の天
面には、ICパッケージ20の製造業者や型番などを示
す記号又は符号が捺印される。しかしながら、上述のよ
うにモールド樹脂23の天面に1ピンマーク25を設け
ることにより、捺印スペースが制限されるという問題が
あった。特に、近年、ICパッケージ自体の小型化に伴
い、捺印スペースの確保は重要な課題となっている。ま
た、上述の手法では、1ピンマーク25作成時の位置ず
れ等に起因する誤認識も発生していた。
面には、ICパッケージ20の製造業者や型番などを示
す記号又は符号が捺印される。しかしながら、上述のよ
うにモールド樹脂23の天面に1ピンマーク25を設け
ることにより、捺印スペースが制限されるという問題が
あった。特に、近年、ICパッケージ自体の小型化に伴
い、捺印スペースの確保は重要な課題となっている。ま
た、上述の手法では、1ピンマーク25作成時の位置ず
れ等に起因する誤認識も発生していた。
【0006】そこで、本発明は、上述のような課題に鑑
みてなされたものであり、十分な捺印スペースを確保で
きるとともに方向識別の誤認識を低減できるICパッケ
ージ及びICパッケージの製造方法を提供することを目
的とする。
みてなされたものであり、十分な捺印スペースを確保で
きるとともに方向識別の誤認識を低減できるICパッケ
ージ及びICパッケージの製造方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るICパッケージは、全体略矩形状の
基板と、上記基板上に載置されるとともに上記基板に電
気的に接続されたICチップと、上記ICチップをモー
ルド(封止)するモールド樹脂とを備え、上記モールド
樹脂の天面の所定の少なくとも1辺に当該ICパッケー
ジの方向を示すテーパ部(傾斜面)が形成されているこ
とを特徴とする。上記天面の形状が、長方形の場合は、
その長辺あるいは短辺のいずれか1辺にテーパ部を形成
し、また上記天面の形状が、正方形の場合は、相隣接す
る2辺にテーパ部を形成することが好ましい。
めに、本発明に係るICパッケージは、全体略矩形状の
基板と、上記基板上に載置されるとともに上記基板に電
気的に接続されたICチップと、上記ICチップをモー
ルド(封止)するモールド樹脂とを備え、上記モールド
樹脂の天面の所定の少なくとも1辺に当該ICパッケー
ジの方向を示すテーパ部(傾斜面)が形成されているこ
とを特徴とする。上記天面の形状が、長方形の場合は、
その長辺あるいは短辺のいずれか1辺にテーパ部を形成
し、また上記天面の形状が、正方形の場合は、相隣接す
る2辺にテーパ部を形成することが好ましい。
【0008】ICパッケージの天面にテーパ部を設け、
これによりICパッケージの方向を識別することによ
り、従来のような1ピンマークを作成する必要がなくな
り、捺印スペースがより広く確保される。
これによりICパッケージの方向を識別することによ
り、従来のような1ピンマークを作成する必要がなくな
り、捺印スペースがより広く確保される。
【0009】また、本発明に係るICパッケージの製造
方法は、基板上に複数のICチップを載置し、上記基板
上に載置された複数のICチップをモールド樹脂により
一括してモールドし、上記モールド樹脂の天面に第1の
テーパ面及び第2のテーパ面からなる断面V字状のV字
溝を格子状に削成し、上記格子状のV字溝の一方のテー
パ面を含む上記モールド樹脂及び上記基板の所定の領域
を切り落とすことにより、隣接するモールド樹脂及び基
板を分離し、モールド樹脂の天面の相隣接する所定の2
辺にICパッケージの方向を示すテーパ部が形成された
複数のICパッケージを製造する。
方法は、基板上に複数のICチップを載置し、上記基板
上に載置された複数のICチップをモールド樹脂により
一括してモールドし、上記モールド樹脂の天面に第1の
テーパ面及び第2のテーパ面からなる断面V字状のV字
溝を格子状に削成し、上記格子状のV字溝の一方のテー
パ面を含む上記モールド樹脂及び上記基板の所定の領域
を切り落とすことにより、隣接するモールド樹脂及び基
板を分離し、モールド樹脂の天面の相隣接する所定の2
辺にICパッケージの方向を示すテーパ部が形成された
複数のICパッケージを製造する。
【0010】ICパッケージの切断工程とともに、テー
パ部を形成する手法により、ICパッケージの所定の位
置にテーパ部が確実に形成され、ICパッケージ設置時
等における方向認識の精度が高くなる。また、テーパ部
によりICパッケージの方向を示すことにより、1ピン
マークが不要とり、捺印スペースが確保される。
パ部を形成する手法により、ICパッケージの所定の位
置にテーパ部が確実に形成され、ICパッケージ設置時
等における方向認識の精度が高くなる。また、テーパ部
によりICパッケージの方向を示すことにより、1ピン
マークが不要とり、捺印スペースが確保される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るICパッケー
ジ及びその製造方法の実施の形態について図面を参照し
て詳細に説明する。
ジ及びその製造方法の実施の形態について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0012】図1(a)及び図1(b)は、それぞれ本
発明を適用したICパッケージ1の正面図及び平面図で
ある。図1(a)に示すように、ICパッケージ1は、
全体略矩形状の基板2と、基板2上に載置されるととも
に基板2に電気的に接続されたICチップ3とを備え
る。ICチップ3は、ワイヤ4を介して、基板2上に形
成された電極パターンに電気的に接続されている。基板
2の底面には、このICパッケージ1を所定のマザー基
板に接続するための端子面が形成されている。
発明を適用したICパッケージ1の正面図及び平面図で
ある。図1(a)に示すように、ICパッケージ1は、
全体略矩形状の基板2と、基板2上に載置されるととも
に基板2に電気的に接続されたICチップ3とを備え
る。ICチップ3は、ワイヤ4を介して、基板2上に形
成された電極パターンに電気的に接続されている。基板
2の底面には、このICパッケージ1を所定のマザー基
板に接続するための端子面が形成されている。
【0013】ICチップ3は、ワイヤ4とともに、モー
ルド樹脂5によりモールド(封止)されている。モール
ド樹脂5の天面には、ICパッケージの方向を識別する
ための傾斜面であるテーパ部6が形成されている。この
具体例においては、図1(b)に示すように、テーパ部
6は、モールド樹脂5の天面の相隣接する2辺に形成さ
れている。モールド樹脂5の天面には、製造業者や製品
の型番を示す記号などが捺印される。また、テーパ部6
は、同種のICパッケージ1について、すべて同一の辺
に設けられており、これによりICパッケージ1をさら
に所定のマザー基板に組み付ける際に、ICパッケージ
1の方向を容易に認識することができる。
ルド樹脂5によりモールド(封止)されている。モール
ド樹脂5の天面には、ICパッケージの方向を識別する
ための傾斜面であるテーパ部6が形成されている。この
具体例においては、図1(b)に示すように、テーパ部
6は、モールド樹脂5の天面の相隣接する2辺に形成さ
れている。モールド樹脂5の天面には、製造業者や製品
の型番を示す記号などが捺印される。また、テーパ部6
は、同種のICパッケージ1について、すべて同一の辺
に設けられており、これによりICパッケージ1をさら
に所定のマザー基板に組み付ける際に、ICパッケージ
1の方向を容易に認識することができる。
【0014】続いて、図2及び図3を用いて、ICパッ
ケージ1にテーパ部6を形成する手順について説明す
る。図2(a)乃至図2(d)は、この工程を説明する
正面図であり、図3(a)及び図3(b)は、この工程
を説明する斜視図である。
ケージ1にテーパ部6を形成する手順について説明す
る。図2(a)乃至図2(d)は、この工程を説明する
正面図であり、図3(a)及び図3(b)は、この工程
を説明する斜視図である。
【0015】まず、基板2上の所定の位置に複数のIC
チップ3をマトリックス状に載置し、さらにワイヤ4に
より各ICチップ3と基板2上の電極パターンを電気的
に接続する。そして、図2(a)に示すように、モール
ド樹脂5により複数のICチップ3を一括してモールド
する。
チップ3をマトリックス状に載置し、さらにワイヤ4に
より各ICチップ3と基板2上の電極パターンを電気的
に接続する。そして、図2(a)に示すように、モール
ド樹脂5により複数のICチップ3を一括してモールド
する。
【0016】次に、図2(b)及び図3(a)に示すよ
うに、刃先がV字状に形成されたV字ブレード7を用い
て、隣接するICチップの間の中心位置から変位させ
(図2(b)においては、中心位置から図面左方向に変
位している。)て、モールド樹脂5の天面に断面V字状
のV字溝8を格子状に削成する。
うに、刃先がV字状に形成されたV字ブレード7を用い
て、隣接するICチップの間の中心位置から変位させ
(図2(b)においては、中心位置から図面左方向に変
位している。)て、モールド樹脂5の天面に断面V字状
のV字溝8を格子状に削成する。
【0017】続いて、図2(c)及び図2(d)に示す
ように、刃先が平坦な通常のブレード9を用いて、モー
ルド樹脂5及び基板2を切断する。この切断工程により
切り落とされる部分は、図2(c)及び図3(b)に示
す点線で囲まれた領域10である。すなわち、切断工程
においては、V字溝8の一方のテーパ面(図2(c)に
おいて、上記変位した方向と反対方向にあるテーパ面)
を含むモールド樹脂5及び基板2の一部を切り落とす。
これにより、複数のICパッケージ1がそれぞれ分離さ
れるとともに、各ICパッケージ1のモールド樹脂5の
天面にテーパ部6が形成される。
ように、刃先が平坦な通常のブレード9を用いて、モー
ルド樹脂5及び基板2を切断する。この切断工程により
切り落とされる部分は、図2(c)及び図3(b)に示
す点線で囲まれた領域10である。すなわち、切断工程
においては、V字溝8の一方のテーパ面(図2(c)に
おいて、上記変位した方向と反対方向にあるテーパ面)
を含むモールド樹脂5及び基板2の一部を切り落とす。
これにより、複数のICパッケージ1がそれぞれ分離さ
れるとともに、各ICパッケージ1のモールド樹脂5の
天面にテーパ部6が形成される。
【0018】なお、以上のようなV字溝8の削成工程及
び領域10を切り落とす切断工程において、スピンドル
2本を同時に使用するデュアルダイサーを用いることに
より、全体の作業時間を短縮することができる。
び領域10を切り落とす切断工程において、スピンドル
2本を同時に使用するデュアルダイサーを用いることに
より、全体の作業時間を短縮することができる。
【0019】以上のようにして製造されたICパッケー
ジ1は、モールド樹脂5の天面の相隣接する所定の2辺
にテーパ部6を有する。テーパ部6が形成される辺はど
のICパッケージ1についても同様であるため、このテ
ーパ部6に基づいてICパッケージ1の方向を容易に認
識することができる。したがって、ICパッケージ1を
所定のマザーボードに設置及び接続する際等に、ICパ
ッケージ1の方向を確実に認識することができる。ま
た、このようにテーパ部6がICパッケージ1の方向を
示すために、モールド樹脂5の天面に従来のような1ピ
ンマークを設ける必要がない。したがって、モールド樹
脂5の天面における捺印スペースがより広く確保でき
る。
ジ1は、モールド樹脂5の天面の相隣接する所定の2辺
にテーパ部6を有する。テーパ部6が形成される辺はど
のICパッケージ1についても同様であるため、このテ
ーパ部6に基づいてICパッケージ1の方向を容易に認
識することができる。したがって、ICパッケージ1を
所定のマザーボードに設置及び接続する際等に、ICパ
ッケージ1の方向を確実に認識することができる。ま
た、このようにテーパ部6がICパッケージ1の方向を
示すために、モールド樹脂5の天面に従来のような1ピ
ンマークを設ける必要がない。したがって、モールド樹
脂5の天面における捺印スペースがより広く確保でき
る。
【0020】なお、以上説明した具体例では、モールド
樹脂の天面の2辺にテーパ部を設けている。しかしなが
ら、ICパッケージの基板形状、すなわちモールド樹脂
の天面の形状が長方形であれば、その長辺又は短辺のい
ずれか1辺にテーパ部を設けることで、ICパッケージ
の方向を識別することが可能である。したがって、テー
パ部は、少なくともモールド樹脂の天面のいずれか1辺
に設ければよい。モールド樹脂の天面の形状が正方形で
ある場合は、相隣接する2辺にテーパ部を形成する必要
がある。
樹脂の天面の2辺にテーパ部を設けている。しかしなが
ら、ICパッケージの基板形状、すなわちモールド樹脂
の天面の形状が長方形であれば、その長辺又は短辺のい
ずれか1辺にテーパ部を設けることで、ICパッケージ
の方向を識別することが可能である。したがって、テー
パ部は、少なくともモールド樹脂の天面のいずれか1辺
に設ければよい。モールド樹脂の天面の形状が正方形で
ある場合は、相隣接する2辺にテーパ部を形成する必要
がある。
【0021】また、以上の説明では、複数のICパッケ
ージを分離する前に、モールド樹脂にV字溝を削成した
のち、一方のテーパ面を切り落とすことによりテーパ部
を形成したが、このような手法によらず、従来のとおり
ICパッケージを分離した後に、それぞれのICパッケ
ージに対してテーパ部を形成するようにしもよい。しか
しながら、全体の作業時間の観点からは、上述の手法が
より好ましい。
ージを分離する前に、モールド樹脂にV字溝を削成した
のち、一方のテーパ面を切り落とすことによりテーパ部
を形成したが、このような手法によらず、従来のとおり
ICパッケージを分離した後に、それぞれのICパッケ
ージに対してテーパ部を形成するようにしもよい。しか
しながら、全体の作業時間の観点からは、上述の手法が
より好ましい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るICパッケ
ージは、ICチップをモールドするモールド樹脂の天面
の所定の少なくとも1辺に当該ICパッケージの方向を
示すテーパ部を備えるので、このテーパ部によりICパ
ッケージの方向を確実に識別することができる。したが
って、従来のような1ピンマークをモールド樹脂の天面
に設ける必要がなく、捺印スペースが確保される。した
がって、本発明によれば、ICパッケージのサイズが小
型化されても、十分な捺印スペースを確保できる。
ージは、ICチップをモールドするモールド樹脂の天面
の所定の少なくとも1辺に当該ICパッケージの方向を
示すテーパ部を備えるので、このテーパ部によりICパ
ッケージの方向を確実に識別することができる。したが
って、従来のような1ピンマークをモールド樹脂の天面
に設ける必要がなく、捺印スペースが確保される。した
がって、本発明によれば、ICパッケージのサイズが小
型化されても、十分な捺印スペースを確保できる。
【0023】また、上記天面の形状を長方形にした場合
は、その長辺あるいは短辺のいずれかの1辺にテーパ部
を形成し、また、上記天面の形状を正方形にした場合
は、相隣接する2辺のテーパ部を形成するので、ICパ
ッケージの方向をより確実に識別することができる。
は、その長辺あるいは短辺のいずれかの1辺にテーパ部
を形成し、また、上記天面の形状を正方形にした場合
は、相隣接する2辺のテーパ部を形成するので、ICパ
ッケージの方向をより確実に識別することができる。
【0024】また、本発明に係るICパッケージの製造
方法は、ICチップをモールドするモールド樹脂の天面
にV字溝を格子状に削成し、このV字溝の一方のテーパ
面を含むモールド樹脂及び基板の所定の領域を切り落と
すことにより複数のICパッケージを製造するので、モ
ールド樹脂の天面の少なくとも1辺にICパッケージの
方向を示すテーパ部が形成された本発明に基づくICパ
ッケージを効率的に製造することができる。
方法は、ICチップをモールドするモールド樹脂の天面
にV字溝を格子状に削成し、このV字溝の一方のテーパ
面を含むモールド樹脂及び基板の所定の領域を切り落と
すことにより複数のICパッケージを製造するので、モ
ールド樹脂の天面の少なくとも1辺にICパッケージの
方向を示すテーパ部が形成された本発明に基づくICパ
ッケージを効率的に製造することができる。
【図1】本発明を適用したICパッケージの正面図及び
平面図である。
平面図である。
【図2】ICパッケージの分離工程を説明する正面図で
ある。
ある。
【図3】ICパッケージの分離工程を説明する斜視図で
ある。
ある。
【図4】従来のICパッケージの正面図及び平面図であ
る。
る。
1 ICパッケージ 2 基板 3 ICチップ 4 ワイヤ 5 モールド樹脂 6 テーパ部
Claims (5)
- 【請求項1】 全体略矩形状の基板と、上記基板上に載
置されるとともに上記基板上に形成された電極パターン
に電気的に接続されたICチップと、上記ICチップを
モールドするモールド樹脂とを備えるICパッケージに
おいて、 上記モールド樹脂の天面の所定の少なくとも1辺に当該
ICパッケージの方向を示すテーパ部が形成されている
ことを特徴とするICパッケージ。 - 【請求項2】 上記天面の形状を長方形にし、その長辺
あるいは短辺のいずれか1辺に当該ICパッケージの方
向を示すテーパ部が形成されていることを特徴とする請
求項1記載のICパッケージ。 - 【請求項3】 上記天面の形状を正方形状にし、その相
隣接する2辺に当該ICパッケージの方向を示すテーパ
部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のI
Cパッケージ。 - 【請求項4】 上記テーパ部は、上記モールド樹脂の天
面の相隣接する2辺に形成されていることを特徴とする
請求項1記載のICパッケージ。 - 【請求項5】 基板上に複数のICチップを載置し、 上記基板上に載置された複数のICチップをモールド樹
脂により一括してモールドし、 上記モールド樹脂の天面に第1のテーパ面及び第2のテ
ーパ面からなる断面V字状のV字溝を格子状に削成し、 上記V字溝の一方のテーパ面を含む上記モールド樹脂及
び上記基板の所定の領域を切り落とすことにより、隣接
するモールド樹脂及び基板を分離し、上記モールド樹脂
の天面の少なくとも1辺にICパッケージの方向を示す
テーパ部が形成された複数のICパッケージを製造する
ICパッケージの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000197688A JP2002016189A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | Icパッケージ及びicパッケージの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000197688A JP2002016189A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | Icパッケージ及びicパッケージの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002016189A true JP2002016189A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18695976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000197688A Pending JP2002016189A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | Icパッケージ及びicパッケージの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002016189A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006318508A (ja) * | 2006-08-14 | 2006-11-24 | Toshiba Corp | Icカード |
US7351920B2 (en) | 2002-05-22 | 2008-04-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | IC card and semiconductor integrated circuit device package |
JP2019160887A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 株式会社ディスコ | パッケージ基板の加工方法 |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000197688A patent/JP2002016189A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7351920B2 (en) | 2002-05-22 | 2008-04-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | IC card and semiconductor integrated circuit device package |
US7531757B2 (en) | 2002-05-22 | 2009-05-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | IC card and semiconductor integrated circuit device package |
JP2006318508A (ja) * | 2006-08-14 | 2006-11-24 | Toshiba Corp | Icカード |
JP4620011B2 (ja) * | 2006-08-14 | 2011-01-26 | 株式会社東芝 | Icカード |
JP2019160887A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 株式会社ディスコ | パッケージ基板の加工方法 |
JP7193920B2 (ja) | 2018-03-09 | 2022-12-21 | 株式会社ディスコ | パッケージ基板の加工方法 |
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Legal Events
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