JP2002015752A - 燃料電池セパレータの製造方法および製造装置 - Google Patents

燃料電池セパレータの製造方法および製造装置

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JP2002015752A JP2000197828A JP2000197828A JP2002015752A JP 2002015752 A JP2002015752 A JP 2002015752A JP 2000197828 A JP2000197828 A JP 2000197828A JP 2000197828 A JP2000197828 A JP 2000197828A JP 2002015752 A JP2002015752 A JP 2002015752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス流路一体型の燃料電池セパレータを、加工
精度等を低下させることなく低コストで効率的に生産可
能な方法を提供する。 【解決手段】部分的にマスキングMを施したセパレータ
基材Bの被加工面に対し、面対向型の電極ノズル30を
対向配置する。電極ノズル30及びセパレータ基材Bへ
の給電下、電極ノズル30側から前記被加工面に対して
その略直角方向から電解液を噴射供給する。そして、前
記被加工面と電極ノズル30との間に介在される電解液
で非マスキング部位を電解エッチングし、ガス流路構成
用凹部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス流路一体型の
燃料電池セパレータの製造方法および製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料ガスの供給を受けて発電を行う燃料
電池は一般に、複数の電池セルを積層して構成される。
隣り合う電池セル間には、両者を分離するためのセパレ
ータが介在され、このセパレータは各セルに燃料ガスを
供給するガス流路を形成するための流路構成材の役割も
担っている。かかるガス流路一体型のセパレータにガス
流路となる凹部(溝や凹み)を形成する手法としては、
セパレータ基材となる金属板に機械切削を施して溝等を
形成する切削加工法、セパレータ基材となる金属板にプ
レス加工を施し型押しによって溝等を形成するプレス加
工法、セパレータ基材となる金属板にエッチングを施し
て溝等を化学的に形成するエッチング加工法が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】切削加工法によれば、
溝や凹みの加工精度を上げられる反面、ガス流路の形状
が複雑化して延べ面積も大きくなると、加工に多大の時
間を要し製造コストが高くなるという難点がある。プレ
ス加工法によれば、加工精度が高くロット間のバラツキ
も極めて小さいため量産には好都合であるが、プレス型
の製作費が高いこと、及び、加工硬化や局部的薄肉化が
避けられず耐腐食性などの経時的な耐久面で十分な保証
を与えられないという難点がある。更に、上記従来のエ
ッチング加工法によれば、電解液等のエッチング液を固
定槽に準備し、その中にセパレータ基材となる金属板を
浸してエッチングを行っている。しかし、このようなド
ブ漬け的な方法では、被処理面でのエッチング液の移動
が鈍く反応生成物の移動も遅いため、加工時間が長くな
る傾向にあった。特に、電極を用いた電解エッチング加
工法においては、電流供給量を増してもそれに見合うだ
けの新鮮なエッチング液が被処理面に短時間のうちに供
給され難い。このため、特に溝深さが数百μmとなるよ
うな溝の加工には時間を要し、生産性が低く製造コスト
が高くなるという難点があった。
【0004】本発明の目的は、ガス流路一体型セパレー
タを比較的低コストで効率的に生産することが可能であ
ると共に、加工精度や耐久性能の面でも問題を生じない
燃料電池セパレータの製造方法を提供することにある。
また、その製造方法を効果的に実施するための燃料電池
セパレータの製造装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガス
流路一体型の燃料電池セパレータの製造方法であって、
セパレータ基材の被加工面にマスキングを部分的に施す
マスク付与工程と、マスキングされたセパレータ基材の
被加工面に対して電極を対向配置すると共に、当該電極
及びセパレータ基材への給電状態下、前記セパレータ基
材の被加工面に対しその略直角方向から電解液を噴射供
給して前記被加工面と電極との間に電解液を介在させ、
前記被加工面の非マスキング部位を電解してガス流路構
成用凹部を形成する電解加工工程と、前記凹部形成後に
前記被加工面からマスキングを除去するマスク除去工程
とを備えたことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、部分的にマスキングが
施されたセパレータ基材の被加工面に対しその略直角方
向から電解液が噴射供給されるため、被加工面と電極と
の間の領域に電解液を即座に行き渡らせ、被加工面の全
体を満遍なく電解液で覆うことができる。特に電解液の
供給方向が被加工面に対して略直角方向であることか
ら、被加工面の中心領域にも直接電解液を送り込むこと
が可能となり、この点でセパレータ基材の端部から被加
工面と平行方向に電解液を流し込む場合に比べ、電解液
の供給効率が極めてよい。このため、電解液の噴射供給
作用ともあいまって、被加工面と電極との間には十分な
量の新鮮な電解液が次々と供給されると共に、不要な電
解生成物が被加工面上から外へ押し流され、被加工面の
非マスキング部位における電気化学反応が促進される。
従って、被加工面の非マスキング部位には、高いエネル
ギー効率でもって比較的短時間のうちに所望のガス流路
構成用凹部が形成される。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の燃料
電池セパレータの製造方法において、前記電極は、前記
被加工面に対して所定間隔を隔てた状態で対向配置され
る面対向型の電極であると共に、前記被加工面に対して
その略直角方向から電解液を噴射供給するノズルでもあ
ることを特徴とする。本件方法では、セパレータ基材の
被加工面に対しその略直角方向から電解液を噴射供給す
る関係上、被加工面と面対向する電極内部に電解液の噴
射供給構造を設けることが好ましい。この点を慮ったの
が請求項2である。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の燃料電池セパレータの製造方法において、前記セパレ
ータ基材は平板状をなし、その両面共に被加工面となっ
ており、これら両被加工面に対して各々の略直角方向か
ら電解液が同時に噴射供給されることを特徴とする。こ
の方法によれば、平板状セパレータ基材の両面に対し同
時にガス流路構成用凹部を形成することができて作業能
率が向上する。それのみならず、電解加工時において平
板状セパレータ基材の姿勢を安定して保持することがで
き、電解加工の精度を向上させることができる。つま
り、請求項3のように両被加工面に対して各々の略直角
方向から電解液を同時に噴射した場合、二つの液噴射は
互いに反対向きとなり、双方の噴射圧がほぼ等しけれ
ば、各々の液噴射は互いにセパレータ基材の背後を支え
合い且つ互いの影響を打ち消し合う関係となる。それ
故、平板状セパレータ基材の姿勢が安定し、それぞれの
被加工面は均等な電解作用を受けることができる。
【0009】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
か一項に記載の燃料電池セパレータの製造方法におい
て、前記セパレータ基材はほぼ鉛直方向に保持され、そ
の鉛直方向に延びる被加工面に対して電解液が略水平方
向から噴射供給されることを特徴とする。この構成によ
れば、被加工面に吹き付けられた電解液は、重力の影響
で鉛直方向に延びる被加工面に沿って自然に流れ落ちる
ことができる。それ故、被加工面上での電解液の入れ替
えが円滑化し、電解加工の効率が向上する。
【0010】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
か一項に記載の燃料電池セパレータの製造方法におい
て、前記セパレータ基材の被加工面に一度噴射供給され
た電解液を回収し、ポンプで汲み上げて前記被加工面に
再供給することを特徴とする。この構成によれば、被加
工面から流れ落ちた電解液を再利用することが可能とな
る。尚、請求項3,4及び5の構成を採用すれば、燃料
電池セパレータの連続生産が可能となり、燃料電池の工
業的実現性が高くなる。
【0011】請求項6の発明は、ガス流路一体型の燃料
電池セパレータの製造装置であって、部分的にマスキン
グを施した被加工面を有するセパレータ基材を保持する
保持手段と、前記保持手段によって保持されたセパレー
タ基材の被加工面に対して対向配置されると共に、前記
被加工面に対してその略直角方向から電解液の噴射供給
を可能とする誘導路を備えた面対向型の電極兼用ノズル
と、前記セパレータ基材及び前記電極兼用ノズルに電流
を供給する給電手段と、前記電極兼用ノズルから前記セ
パレータ基材に対し噴射されて流れ出した電解液を回収
する回収手段と、前記回収手段に回収された電解液を前
記電極兼用ノズルに再供給する供給手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】この製造装置を用いれば前記製造方法を効
果的に実施することができる。すなわち、保持手段によ
って保持されたセパレータ基材の被加工面に対しそれと
対向配置された面対向型の電極兼用ノズルから電解液が
噴射供給されると、給電手段からの電流供給によって電
解液が被加工面の非マスキング部位を電解してガス流路
構成用凹部が形成される。セパレータ基材に噴射されて
流れ出した電解液は回収手段によって回収され、供給手
段によって電極兼用ノズルに再供給される。故にこの装
置によれば、燃料電池セパレータを連続生産することが
容易になる。
【0013】請求項7の発明は、請求項6に記載の燃料
電池セパレータの製造装置において、前記面対向型の電
極兼用ノズルは一対をなして設けられると共に、当該二
つの電極兼用ノズルはそれぞれの噴射口が互いに向き合
うように配置されており、前記保持手段はこれら一対の
電極兼用ノズル間にセパレータ基材を配置することを特
徴とする。この請求項7の技術的意義は、前記請求項3
とほぼ同じである。
【0014】請求項8の発明は、請求項6又は7に記載
の燃料電池セパレータの製造装置において、前記保持手
段は、前記被加工面がほぼ鉛直方向に沿って配置される
ように前記セパレータ基材を保持することを特徴とす
る。この請求項8の技術的意義は、前記請求項4とほぼ
同じである。なお、請求項6,7及び8に記載のセパレ
ータ基材の保持手段が所定の搬送手段と作動連結される
ことは好ましく、こうすることで、燃料電池セパレータ
の量産システムの構築が容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本件方法およびその方法の
実施に用いる装置の一例を説明する。 (燃料電池セパレータの製造装置の概要)図1に示すよ
うに、燃料電池セパレータの製造装置の下部には、電解
液の貯留槽11が配設されている。この貯留槽11に
は、空冷式又は水冷式の温度調節装置(図示せず)が付
属しており、貯留槽11に貯留される電解液はほぼ所望
温度に保持される。貯留槽11の上方には、噴射供給時
に飛散する電解液を回収するための二重槽式の回収槽1
2が設けられている。回収槽12の底壁部中央には垂直
連通路13が設けられ、この垂直連通路13を経由して
回収槽12から貯留槽11に電解液が戻される。尚、回
収槽12及び垂直連通路13は回収手段を構成する。
【0016】図1及び図2に示すように、回収槽12の
上方には一対のスパージャボックス14,15が並設さ
れている。これらのスパージャボックス14,15は同
じ高さに位置するものの水平方向には互いに距離を隔て
て配置され、各々の対向部位には電極兼用ノズル30
(以下「電極ノズル」という)が設けられている。電極
ノズル30の詳細な構造については後述するが、図4に
示すように電解液を噴射するためのスリット状噴射口3
1が複数設けられている。各スパージャボックス14,
15内には、下から上へ電解液を導くための内部通路1
6が形成され、この内部通路16は前記スリット状噴射
口31の各々に連通している。更に、スパージャボック
ス14,15の内部通路16はそれぞれ、途中にポンプ
P(好ましくはケミカルポンプ)及びフィルタFを備え
た供給通路17を介して貯留槽11に接続されている。
そして、ポンプPの作用により貯留槽11に貯留されて
いる電解液が汲み上げられ、供給通路17及び内部通路
16を介して電極ノズル30の各スリット状噴射口31
に供給される。フィルタFは、電解液に混入した不純物
や不要な電解生成物を取り除く。尚、貯留槽11、供給
通路17及びポンプPは電解液の供給手段を構成し、内
部通路16及びスリット状噴射口31は、被加工面に対
してその略直角方向から電解液の噴射供給を可能とする
電極ノズル30の誘導路を構成する。
【0017】スパージャボックス14,15の上方に
は、図1に示すように紙面と直交する方向に延びるガイ
ドレール21が設けられている。このガイドレール21
には、保持手段としてのワークホルダ22が往復動可能
に設けられている。図3に示すように、ワークホルダ2
2は、無限軌道状のチェーン又はワイヤ23の一部に固
定されており、駆動モータ24によるチェーン又はワイ
ヤ23の正方向又は逆方向への移送に乗じてガイドレー
ル21上を往復動する。図1及び図2に示すようにワー
クホルダ22は、平板状ワークとしてのセパレータ基材
Bの一端(上端)を把持し、鉛直方向に吊り下げる格好
で該セパレータ基材Bを保持する。ワークホルダ22に
保持されたセパレータ基材Bは、一対の電極ノズル30
の対向面間のほぼ中央に配置され、ワークホルダ22の
往復動に伴って両電極ノズル30間を行ったり来たりす
ることができる。つまり、ガイドレール21、チェーン
又はワイヤ23及び駆動モータ24は、ワークホルダ2
2と作動連結された搬送手段を構成する。
【0018】図1に示すように当該製造装置は、給電手
段としての直流電源26を備えている。直流電源26の
正極は、フレキシブルな給電線27を介してワークホル
ダ22に接続されている。他方、直流電源26の負極
は、2本のフレキシブルな給電線28を介してそれぞれ
対応する電極ノズル30の上端に接続されている。直流
電源26からの給電によって電極ノズル30とセパレー
タ基材Bとの間には電位差が付与され、セパレータ基材
Bの被加工面と各電極ノズル30の対向面との間には電
界が形成される。
【0019】図4は、セパレータ基材Bの被加工面と対
向する電極ノズル30の対向面の概略を示す。図4に示
すように、電極ノズルの対向面32には、複数条のスリ
ット状噴射口31(本例では9条)が形成されている。
各スリット状噴射口31は鉛直方向に延びており、且
つ、その鉛直方向長さhはセパレータ基材Bの被加工面
(加工必要部位)の高さh(図2参照)に一致するよう
に設定されている。つまり電極ノズル30は、その対向
面32のほぼ全面が被加工面と対向し得る面対向型の電
極ノズルである。各スリット状噴射口31の幅は0.5
mm〜2.5mmの範囲、好ましくは1.5mmに設定
されている。前述のように各スリット状噴射口31は、
対応するスパージャボックスの内部通路16と連通して
おり、その内部通路16を経由して各噴射口31に供給
される以外に電解液が他に漏洩することがないように高
いシール性でもって、電極ノズル30はスパージャボッ
クスに取り付けられている。又、電極ノズルの対向面3
2には、隣り合うスリット状噴射口31間において、逃
がし溝33が設けられている。これら複数の逃がし溝3
3は、電解液が各スリット状噴射口31からセパレータ
基材Bに向けて噴射されたときに、逃げ場を求めて左右
に流れた電解液を捕らえて回収槽12内への円滑な排出
を促進するための電解液排出促進手段として機能する。
なお、逃がし溝33の深さは約20mmである。
【0020】更に、各スリット状噴射口31の上端縁を
つなぐ仮想ラインから上の領域(図4に斜線で示す上部
領域)および各スリット状噴射口31の下端縁をつなぐ
仮想ラインから下の領域(図4に斜線で示す下部領域)
には、それぞれマスキング34,35が施されている。
これらのマスキング34,35は、ワークとしてのセパ
レータ基材Bとの間に電界を形成する必要のない領域を
極力封鎖して、スリット状噴射口31に沿った露出領域
(実質的な負極)がセパレータ基材Bの被加工面(実質
的な正極)と対向した場合に両者間に形成される電界の
強度又は効率を向上させるためのものである。尚、マス
キング34,35の厚みは極めて薄く、電極ノズル30
とセパレータ基材Bとの非接触状態を阻害するものでは
ない。また、電極ノズル30は、導電性と耐腐食性とを
兼ね備えた材料で構成されればよく、そのような電極構
成材料としては例えば、白金、グラファイト、又は、ス
テンレス鋼もしくはチタン系金属の表面に白金メッキを
施したものがあげられる。更に、マスキング34の上辺
位置には、複数のワークガイド36が水平方向横一列に
配列されている。又、マスキング35の下辺位置には、
水平方向に延びるワークガイド37が設けられている。
これらのワークガイド36,37は、電解エッチング加
工時にワークの表面に接触してワークの移動をガイドす
ると共に、ワークを側方から支えてそのぐらつきを防止
する。なお、本例では、ワークガイド36,37は電極
ノズル30上に設けられているが、これらの部位は電極
としての機能には全く関与しない。
【0021】(燃料電池セパレータの製造手順)次に、
上記製造装置を用いてガス流路一体型の燃料電池セパレ
ータを製造する手順について説明する。なお、以下の説
明では、燃料電池用セパレータを製造する際の周知・慣
用の手順については、説明を省略するか極めて簡潔に述
べるにとどめる。
【0022】(準備工程)ガス流路一体型の燃料電池セ
パレータを形成するための出発材料たるセパレータ基材
Bは、例えば金属板材からカッティングすることにより
予め準備される。セパレータ基材Bは導電性材料で構成
される。使用可能な導電性材料としては、例えばアルミ
ニウム系、ステンレス鋼系、チタン系、銅系の金属又は
合金があげられる。セパレータ基材Bは、好ましくは平
板状の金属板材である。本例では、セパレータ基材Bと
して、厚さ1.5mm、幅430mm、高さ300mm
のステンレス鋼板(SUS304)を採用した。セパレ
ータ基材Bの被加工面(表面及び裏面)には、脱脂洗浄
等の前処理の後、マスキングが施される。図1及び図2
に示すように、セパレータ基材B上のマスキングMは、
ガス流路を形成した際に凸部又は陸部として残す部位、
即ち非エッチング部位に施される。マスキング材料とし
ては、電解又は無電界メッキ用の一般的なマスキング材
料を用いることができる。マスク形成に際しては例え
ば、耐酸性エッチレジストを所定の希釈溶剤で薄めて適
度な粘度とし、これをセパレータ基材Bの各被加工面に
スクリーン印刷後、乾燥させるという手法がとられる。
なお、耐酸性エッチレジストに代えてUV硬化型レジス
トを用いてもよい。このようにして準備されたマスク付
きセパレータ基材Bは、その上端部がワークホルダ22
に把持され、鉛直方向に吊り下げられる。
【0023】他方、貯留槽11内には、電解エッチング
加工用の処理液たる電解液が用意される。電解液として
は、電解エッチング処理液として一般に知られているも
のが使用でき、例えば、エッチング対象となる金属材料
の種類に応じて、硝酸、フッ化水素酸、リン酸、塩酸及
び硫酸からなる群より複数種の酸を選択・混合して混酸
溶液を作り、そこへエッチング速度等を調整するための
添加剤を少量(混酸溶液1リットルに対し添加剤を0.
1〜0.5ミリリットル程度)加えたものが推奨され
る。あるいは電解液として、硝酸ナトリウム溶液を用い
てもよい。電解液の温度は、30℃〜65℃の範囲で任
意に選択できるが、温度がエッチング処理に与える影響
は大きいため、電解エッチング中は極力一定の温度に保
つことが好ましい。
【0024】(電解加工工程)ワークホルダ22に保持
されたマスク付きセパレータ基材Bは、駆動モータ24
の駆動に伴って、両スパージャボックス14,15に設
けられた一対の電極ノズル30間に搬送される。セパレ
ータ基材Bが二つの電極ノズル30間に非接触状態で配
置されたとき、セパレータ基材Bの各被加工面とそれに
対向する電極ノズルの対向面32との間隔は好ましくは
0.1mm〜30mmに設定される(本例では1.0m
mに設定)。この間隔が0.1mm未満であると、セパ
レータ基材Bと電極ノズル30とが接触してスパークを
生じ易くなる。他方、前記間隔が30mmを超えると、
電解液抵抗が増大して電解エッチング効率が著しく低下
し実用に供さなくなる。なお、電極ノズル30の対向面
32とセパレータ基材Bの被加工面とは、本例では平行
な面対向状態となっているが、溝の深さ方向に傾斜を付
ける場合には、対向面32とセパレータ基材Bの被加工
面とに適度な傾斜角を付与してもよい。
【0025】セパレータ基材Bの被加工面と電極ノズル
30とが対向した状態で、各電極ノズル30からセパレ
ータ基材Bに対して電解液が噴射供給されると共に、直
流電源26によってセパレータ基材B及び電極ノズル3
0に電流が供給される。電解エッチング加工時に直流電
源26から供給される直流電流の電流密度は、好ましく
は1平方センチメートルあたり0.5A〜45Aである
(本例では18A/cm2)。また、給電時間は本例で
は約5分であるが、電流密度や溝深さに応じて適宜変更
される。
【0026】電極ノズル30からの電解液の噴射圧及び
噴射流量は、ポンプPの圧送能力を調節することにより
任意設定可能である。電解液は、電極ノズル30の各々
のスリット状噴射口31から、セパレータ基材Bの被加
工面に対しほぼ直角方向(図1では水平方向)に噴射さ
れる。この噴射は、左右二つの電極ノズル30から一斉
に行われる。図4に示すように各スリット状噴射口31
は垂直方向に延びており、しかも水平方向(セパレータ
基材の搬送方向)に所定間隔を隔てて複数個設けられて
いる。このため、各スリット状噴射口31から噴射され
た電解液の多くは、被加工面にぶつかるとそのまま下に
流れ落ちるよりも逃げ場を求めて左右に広がり、逃がし
溝33に進入する。逃がし溝33に進入した電解液はそ
の逃がし溝33に沿って垂直に流れ落ち、回収槽12内
に回収される。
【0027】このように、左右の電極ノズル30からセ
パレータ基材Bの左右の被加工面に噴射供給された電解
液は、即座に(又は極めて短時間のうちに)各被加工面
の全体に満遍なく行き渡り電解エッチング加工に供され
る。又、電解エッチングによって生じた電解生成物も、
次々と電極ノズル30から噴射供給される電解液によっ
て押し流され、被加工面と電極ノズルとの間にとどまる
ことがない。故に、電解液による被加工面の電解エッチ
ング及び電解研磨が高い効率でもって遂行される。な
お、セパレータ基材Bを一対の電極ノズル30間に配置
した状態で所要時間(本例では約5分間)だけ停止させ
てもよいが、電解エッチング加工中においてワークホル
ダ22を周期的に往復動させ、セパレータ基材Bに一対
の電極ノズル30間の前後を行ったり来たりさせてもよ
い。
【0028】(後処理工程)電解エッチング加工後、セ
パレータ基材Bはワークホルダ22から取り外されて、
あるいはライン上を給電されないワークホルダ22に装
着されたままで、付着した電解液除去のための洗浄が行
われ、更にマスキングMを除去するための処理が行われ
る。マスキングMを除去した後のセパレータ基材Bに
は、非マスキング部位において凹部(溝や凹み)が形成
され、所望形態が付与された流路一体型セパレータとな
る。本例のセパレータ基材Bの非マスキング部位には深
さが0.4mm(誤差範囲0.02mm以内)というほ
ぼ均一の深さの凹部が形成された。また、これらの凹部
の底面には優れた光沢が観察され、所期の電解エッチン
グと同時に、底面その他の露出面に対する電解研磨が併
せて施された。なお、このよにして得られた流路一体型
セパレータに対しては、最終的に形を整えるためのプレ
ス加工等が必要に応じて施される。
【0029】(効果)本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 ・電解エッチング加工時には電解液を、マスク付きセパ
レータ基材Bの各被加工面に対してその直角方向から噴
射供給するため、電解液は即座に被加工面の全体に満遍
なく行き渡り、金属イオン溶出等の電気化学反応に有効
利用される。つまり、被加工面には必要にして十分な量
と濃度の電解液が常に供給される。このため、流路一体
型セパレータの加工精度を低下させることなく、低コト
スで効率的に燃料電池セパレータを製造することができ
る。
【0030】・電解エッチング加工時に被加工面と電極
ノズル30との隙間領域で電解生成物が生じても、噴射
の勢いによって電解生成物は電解液と共に回収槽12に
押し流される。それ故、被加工面の近傍には、電解エッ
チングの効率を低下させる電解生成物が沈殿又は滞留す
ることがなく、電極ノズル30と被加工面との間隔を小
さく設定することが可能となる。このため、電解エッチ
ングにおけるエネルギー効率を高めて電解処理時間を短
縮し、生産性を向上させることができる。
【0031】・セパレータ基材Bの被加工面はその表裏
両面に存在し、これら両被加工面に対して左右両方向か
ら同時に電解液を噴射供給している。しかも、それぞれ
の噴射方向は被加工面に対して直角方向であることか
ら、左右両方向からの液噴射は互いに反対向きであり、
各々の噴射圧も等しい。このため、左右両方向からの液
噴射は互いにセパレータ基材Bの背後を支え合い、互い
の噴射圧の影響を打ち消し合う関係となる。それ故、液
噴射の影響でセパレータ基材Bの保持が不安定化するこ
とがなく、セパレータ基材Bの姿勢の安定度が高まる。
また、加工時におけるセパレータ基材Bの姿勢が安定す
れば、それぞれの被加工面と対向する電極ノズル30と
の間隔も均等に保たれ、凹部の加工深さが左右でバラ付
くことがない。
【0032】・電解エッチング加工時、左右の電極ノズ
ル30にそれぞれ設けられたワークガイド36,37
は、セパレータ基材Bを左右両方向から支えて左右への
ぐらつきを防止する。このような機械的工夫は、加工時
におけるセパレータ基材Bの姿勢の安定度を高め、溝加
工の精度を向上させる。
【0033】・本実施形態では、ワークホルダ22にセ
パレータ基材Bを保持又は懸架し、ワークホルダ22ご
とガイドレール21に沿って移動可能としたので、ワー
クホルダ22を予め多数用意しておけば、セパレータ基
材Bを次々と連続加工することが可能となる。これは、
バッチ式の固定電解槽を用いていた従来のエッチング加
工法に比べれば、はるかに能率的であり、固体高分子型
燃料電池用のセパレータの量産化に道を開くものであ
る。
【0034】・本件方法を用いて製造された流路一体型
のセパレータには、最終製品として次のような特徴又は
長所がある。プレス成型品と比べて、歪みが極めて少な
く凹部の深さも均一に仕上がる。このため、電池セルと
して組立てたときのガス流れ特性や、ガス流路内での水
蒸気の結露現象の防止対策を設計者の意図した通りのも
のとし易く、電池性能が向上する。また、歪みがほとん
どないため、電池セルを多数積層した場合でも歪みの累
積によるシール性低下を生じない。更に、電池セル内に
おいてプロトン透過性の固体高分子膜を挟装する電極に
対し、セパレータが均等な面圧を及ぼすことができるた
め、当該電極の局部損傷等を未然に回避でき、電池性能
を向上させることができる。
【0035】(別例)上記実施形態を以下のように変更
してもよい。上記実施形態では、スパージャボックス1
4,15の上方にガイドレール21及びワークホルダ2
2を配置したが、スパージャボックス14,15の下方
にガイドレール21及びワークホルダ22を配置し、セ
パレータ基材Bの下端部をワークホルダ22で把持する
ようにしてもよい。又、セパレータ基材Bを鉛直方向に
立てて保持したが、セパレータ基材Bを水平に寝かせて
保持してもよい。この場合、電解液の噴射供給方向は垂
直方向となる。このように、セパレータ基材B及びそれ
と対向する電極ノズル30は、地面に対してどのような
角度で配置されてもよい。
【0036】上記実施形態では、左右一対のスパージャ
ボックス14,15を一組だけ用いたが、同様のスパー
ジャボックス対を複数組準備しそれらを直列に配置し
て、セパレータ基材Bを搬送する直線状経路を設定して
もよい。このようにすれば、多数のセパレータを一方向
に搬送しながら電解エッチングを流れ作業的にこなすこ
とが可能となり、低コストで燃料電池セパレータの量産
が可能となる。
【0037】前記ワークガイド36,37は電極ノズル
30と一体に設ける必要はなく、ワークガイド36,3
7と電極ノズル30とを別体化してもよい。
【0038】尚、本明細書において「電解加工」とは、
電解エッチング加工を含めた広義の電解加工を意味する
ものであり、狭義の電解加工のみを指すものではない。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の製造方法に
よれば、ガス流路一体型の燃料電池セパレータを比較的
低コストで効率的に生産できると共に、加工精度や耐久
性能の面でも問題を生じない燃料電池セパレータを提供
することが可能となる。また、本発明の製造装置によれ
ば、前記製造方法を効果的に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料電池セパレータの製造装置の概要を示す正
面図。
【図2】ワークとしてのセパレータ基材と製造装置の一
部を示す斜視図。
【図3】ワークホルダの搬送系の概略を示した平面図。
【図4】電極兼用ノズルの対向面の概要を示した正面
図。
【符号の説明】
11…貯留槽(供給手段)、12…回収槽(回収手
段)、13…垂直連通路(回収手段)、16…内部通路
(誘導路)、17…供給通路(供給手段)、22…ワー
クホルダ(保持手段)、26…直流電源(給電手段)、
30…電極兼用ノズル、31…スリット状噴射口(誘導
路)、B…セパレータ基材、M…セパレータ基材上のマ
スキング、P…ポンプ(供給手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木全 竜太 愛知県豊田市高丘新町天王1番地 アイシ ン高丘株式会社内 (72)発明者 桑原 陽平 愛知県豊田市高丘新町天王1番地 アイシ ン高丘株式会社内 (72)発明者 出分 謙治 愛知県尾張旭市下井町前の上1658番地の1 日本ケミカル電子株式会社内 (72)発明者 出分 伸二 愛知県尾張旭市下井町前の上1658番地の1 日本ケミカル電子株式会社内 Fターム(参考) 5H021 AA02 BB12 BB13 BB19 CC11 5H026 AA06 BB00 BB04 CC03 CX04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス流路一体型の燃料電池セパレータの製
    造方法であって、 セパレータ基材の被加工面にマスキングを部分的に施す
    マスク付与工程と、 マスキングされたセパレータ基材の被加工面に対して電
    極を対向配置すると共に、当該電極及びセパレータ基材
    への給電状態下、前記セパレータ基材の被加工面に対し
    その略直角方向から電解液を噴射供給して前記被加工面
    と電極との間に電解液を介在させ、前記被加工面の非マ
    スキング部位を電解してガス流路構成用凹部を形成する
    電解加工工程と、 前記凹部形成後に前記被加工面からマスキングを除去す
    るマスク除去工程とを備えたことを特徴とする燃料電池
    セパレータの製造方法。
  2. 【請求項2】前記電極は、前記被加工面に対して所定間
    隔を隔てた状態で対向配置される面対向型の電極である
    と共に、前記被加工面に対してその略直角方向から電解
    液を噴射供給するノズルでもあることを特徴とする請求
    項1に記載の燃料電池セパレータの製造方法。
  3. 【請求項3】前記セパレータ基材は平板状をなし、その
    両面共に被加工面となっており、これら両被加工面に対
    して各々の略直角方向から電解液が同時に噴射供給され
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池セ
    パレータの製造方法。
  4. 【請求項4】前記セパレータ基材はほぼ鉛直方向に保持
    され、その鉛直方向に延びる被加工面に対して電解液が
    略水平方向から噴射供給されることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一項に記載の燃料電池セパレータの製
    造方法。
  5. 【請求項5】前記セパレータ基材の被加工面に一度噴射
    供給された電解液を回収し、ポンプで汲み上げて前記被
    加工面に再供給することを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載の燃料電池セパレータの製造方法。
  6. 【請求項6】ガス流路一体型の燃料電池セパレータの製
    造装置であって、 部分的にマスキングを施した被加工面を有するセパレー
    タ基材を保持する保持手段と、 前記保持手段によって保持されたセパレータ基材の被加
    工面に対して対向配置されると共に、前記被加工面に対
    してその略直角方向から電解液の噴射供給を可能とする
    誘導路を備えた面対向型の電極兼用ノズルと、 前記セパレータ基材及び前記電極兼用ノズルに電流を供
    給する給電手段と、 前記電極兼用ノズルから前記セパレータ基材に対し噴射
    されて流れ出した電解液を回収する回収手段と、 前記回収手段に回収された電解液を前記電極兼用ノズル
    に再供給する供給手段とを備えたことを特徴とする燃料
    電池セパレータの製造装置。
  7. 【請求項7】前記面対向型の電極兼用ノズルは一対をな
    して設けられると共に、当該二つの電極兼用ノズルはそ
    れぞれの噴射口が互いに向き合うように配置されてお
    り、前記保持手段はこれら一対の電極兼用ノズル間にセ
    パレータ基材を配置することを特徴とする請求項6に記
    載の燃料電池セパレータの製造装置。
  8. 【請求項8】前記保持手段は、前記被加工面がほぼ鉛直
    方向に沿って配置されるように前記セパレータ基材を保
    持することを特徴とする請求項6又は7に記載の燃料電
    池セパレータの製造装置。
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