JP2002015364A - 商品案内販売装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種類の商品を大量に１つの装置で販売する
ことができないという課題があった。 【解決手段】 販売する商品を案内するモニターとモニ
ター上に設けられたタッチセンサパネルとから構成され
た商品案内表示指定部２１と、タッチセンサパネルで指
定された商品を内部から取り出す商品取出部２２とを備
えた商品受渡端末２と、商品受渡端末２と接続する搬送
路３と、搬送路３に沿って移動し、タッチセンサパネル
で指定された商品を商品受渡端末２まで搬送する搬送機
４とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ショッピングセ
ンター、ショッピングモール、商店街、駅ビル、空港ビ
ルなどの店舗が集合している施設、デパートメントスト
アなどの大店舗施設、ホテル、旅館などの旅客サービス
施設等に設置し、施設の利用者に施設内で販売されてい
る商品を案内し、販売する商品案内販売装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】各種の商品を販売する商品自動取扱装置
が特開平１０−４９７３４号公報に開示されている。

【０００３】図９は特開平１０−４９７３４号公報に示
された商品自動取扱装置を示す構成図である。図におい
て、１０１は商品自動取扱装置を適用した店舗、１０２
は店舗１０１内に設置された商品自動販売機、１０３は
利用者の入力情報に基づきＩＣカードを発行するととも
に、利用者が投入した金額を預金額としてＩＣカードに
記録するカード発行／預金機、１０４は商品自動販売機
１０２及びカード発行／預金機１０３が設置された場所
と区画された事務室、１０５は事務室１０４内に設置さ
れた、商品自動販売機１０２及びカード発行／預金機１
０３を集中管理する管理コンピュータである。

【０００４】次に動作について説明する。商品を購入す
るために、利用者は、店舗１０１内に入って、カード発
行／預金機１０３に現金を投入すると共に、利用者の個
人情報を入力する。これにより、カード発行／預金機１
０３は、利用者カードとして利用可能なＩＣカードを作
成して利用者に発行する。このＩＣカードには、利用者
情報、預金金額が記録されている。

【０００５】利用者は、発行されたＩＣカードを、商品
自動販売機１０２に挿入して購入希望の商品を指定す
る。商品自動販売機１０２は、ＩＣカードに記録された
預金金額から商品の代金を減額し、得られた減算結果を
預金残高として、ＩＣカードに書き込む。その後、ＩＣ
カードを利用者に返却する。

【０００６】なお、各商品自動販売機１０２の販売情
報、各商品自動販売機１０２内の商品在庫情報は、管理
コンピュータ１０５によって管理されている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来の商品自動取扱装
置は以上のように構成され、商品自動販売機１０２から
商品を購入するため、商品自動販売機１０２内に収納す
る商品の種類が限られ、利用者が所望の商品を購入でき
ない場合があるという課題があった。

【０００８】また、商品自動販売機１０２内に大量の商
品を保管できないため、商品を頻繁に補給しなければな
らないという課題があった。

【０００９】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、多種類の商品を大量に１つの装置
で販売することができる商品案内販売装置を提供するこ
とを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明に係る商品案内
販売装置は、販売する商品を案内する商品案内部と、商
品案内部で案内された商品を指定する商品指定部と、商
品指定部で指定された商品を内部から取り出す商品取出
部と、商品指定部で指定された商品の代金の支払い処理
を行う代金支払部とを備えた商品受渡手段と、商品受渡
手段と接続する搬送路と、搬送路に沿って移動し、商品
指定部で指定された商品を商品受渡手段まで搬送する商
品搬送手段とを備えたものである。

【００１１】この発明に係る商品案内販売装置は、販売
する商品を保管する商品保管手段を備え、商品保管手段
が、搬送路と接続し、商品指定部で指定された商品をそ
の保管場所から商品搬送手段まで搬送する搬送機構を有
するものである。

【００１２】この発明に係る商品案内販売装置は、搬送
路と接続する商品案内取入手段を備え、商品案内取入手
段が、商品指定部で指定された商品を案内する指定商品
案内部と、指定商品案内部における商品の案内に基づい
て、商品指定部で指定された商品を商品搬送手段に搭載
する商品取入部とを有するものである。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態１．図１はこの発明の実施の形態１による商
品案内販売装置を示す構成図である。図２はこの発明の
実施の形態１による商品案内販売装置に用いる搬送路及
び搬送機を示す構成図である。図において、１は商品案
内販売装置、２は商品受渡端末（商品受渡手段）、３は
商品受渡端末２と接続する搬送路、４は搬送路３に沿っ
て移動し、商品を商品受渡端末２まで搬送する搬送機
（商品搬送手段）、５は搬送路３と接続し、商品案内販
売装置１で販売する商品を保管する倉庫（商品保管手
段）である。

【００１４】商品受渡端末２において、２１は商品案内
販売装置１で販売する商品を映像によって案内するモニ
ター（商品案内部）とモニター上に設けられたタッチセ
ンサパネル（商品指定部）とから構成され、モニターに
表示された商品の案内上のタッチセンサパネルを触わる
ことにより、購入希望の商品を指定する商品案内表示指
定部、２２はタッチセンサパネルで指定され、搬送機４
により搬送されてきた商品を商品受渡端末２の内部から
取り出す商品取出部、２３はタッチセンサパネルで指定
された商品の代金の支払い処理を行う代金支払部、２３
ａは代金支払部２３に設けられたカード差込口、２４は
商品受渡端末２を操作する利用者の映像を受信するカメ
ラ部、２５は商品受渡端末２を操作する利用者の音声を
受信するマイクと、販売する商品を音声によって案内す
るスピーカとが一体となった音声入出力部である。例え
ば、商品案内表示指定部２１のモニターに、商品名や商
品自体をビデオ映像、ＣＧ、アニメーションで表示する
ことにより、販売する商品を案内する。商品が多岐にわ
たる場合には、大分類、中分類、小分類の階層構造で、
販売する商品を案内する。

【００１５】搬送路３において、３１はパイプ、３２は
搬送機４の移動をガイドするガイドレール、３３は搬送
路３内を移動する搬送機４に電力を供給する電力線、３
４は種々の信号を伝送する信号線である。

【００１６】搬送機４において、４１は搬送機本体、４
２はガイドレール３２上に位置する車輪、４３は商品を
載せる載置台、４４は載置台４３に搭載された商品を覆
う蓋である。

【００１７】なお、倉庫５には、タッチセンサパネルで
指定された商品を、その保管場所から倉庫５内で待機し
ている搬送機４まで搬送し、載置台４３に搭載する搬送
機構が設けられている。また、倉庫５内に、搬送機４の
移動をガイドするガイドレールを設けて搬送機４が倉庫
５内を移動できるようにし、ガイドレールに沿ってタッ
チセンサパネルで指定された商品の保管場所まで移動し
た搬送機４の載置台４３に、搬送機構を用いてタッチセ
ンサパネルで指定された商品を搭載するように構成して
もよい。

【００１８】次に動作について説明する。図３はこの発
明の実施の形態１による商品案内販売装置の動作説明に
用いるフローチャートである。

【００１９】商品案内販売装置１で販売する商品の購入
を希望する利用者は、商品案内表示指定部２１のモニタ
ーに表示された商品の案内を見て（ステップＳＴ１
１）、モニターに表示された商品の案内上のタッチセン
サパネルを触わり、購入希望の商品を指定する（ステッ
プＳＴ１２）。

【００２０】利用者が購入希望の商品を指定すると、そ
の商品の代金の支払い要求が商品案内表示指定部２１の
モニターに表示され、利用者は、代金支払部２３のカー
ド差込口２３ａにデビットカードやクレジットカードを
差し込み、購入希望の商品の代金の支払い処理を行う
（ステップＳＴ１３）。その際、オンラインで口座確認
を行う。代金の支払い処理の前には、商品の確認、搬送
時間の確認が行われ、商品の指定に誤りがある場合に
は、商品の取消し、商品の再指定が行われる。

【００２１】代金の支払い処理が終了すると、利用者が
指定した商品に関する信号が、パイプ３１内に設置され
た信号線３４を通って倉庫５まで伝わる。そして、利用
者が指定した商品が、倉庫５に設けられた搬送機構によ
り、その保管場所から倉庫５内で待機している搬送機４
まで搬送され、載置台４３に搭載される（ステップＳＴ
１４）。そして、搬送機４の蓋４４が閉じる。

【００２２】利用者が指定した商品が搬送機４の載置台
４３に搭載されると、搬送機４は搬送路３を通って商品
受渡端末２まで移動する（ステップＳＴ１５）。搬送機
４は商品受渡端末２の商品取出部２２の位置で静止する
ように制御される。

【００２３】搬送機４が商品受渡端末２まで移動する
と、商品の取出し要求が商品案内表示指定部２１のモニ
ターに表示され、利用者は、商品受渡端末２の商品取出
部２２を開き、搬送機４の載置台４３に載っている商品
を商品受渡端末２外に取出す（ステップＳＴ１６）。

【００２４】以上のように、この実施の形態１によれ
ば、利用者が指定した商品を、商品を保管する倉庫５と
商品受渡端末２とを接続する搬送路３に沿って移動する
搬送機４により、倉庫５から商品受渡端末２まで搬送す
るように構成されているので、商品受渡端末２を商品の
販売場所に設置し、倉庫５を商品の販売場所から離れた
位置に設置することにより、狭い販売場所で多種類の商
品を大量に販売することができる効果が得られる。

【００２５】また、この実施の形態１によれば、商品を
保管する倉庫５と、商品の受け渡しを行う商品受渡端末
２とが分離されているので、商品の盗難を防ぐことがで
きる効果が得られる。

【００２６】また、この実施の形態１によれば、商品受
渡端末２の代金支払部２３で代金の支払い処理が終了し
た後、商品が利用者に引き渡されるので、代金の未払い
がなくなる効果が得られる。

【００２７】また、この実施の形態１によれば、包装材
を省くことができる効果が得られる。

【００２８】例えば、図４には、この実施の形態１によ
る商品案内販売装置をホテルに設置した例を示してい
る。

【００２９】これまで、ホテル内に大面積の商品の売り
場を設けることができないため、ホテル内では、簡単な
飲食物や洗面道具などの小物を、主に自動販売機で販売
するだけであったが、図４に示すように、この実施の形
態１による商品案内販売装置をホテルに設置した場合、
利用者のアクセスの悪い場所に倉庫５を設置することに
より、狭い売り場面積で多種類の商品を販売することが
できる。

【００３０】また、この実施の形態１による商品案内販
売装置を地価の高い場所に位置する商店に設置した場合
には、商品の売り場の上層に倉庫５を設置することによ
り、狭い売り場面積で多種類の商品を販売することがで
きる。

【００３１】また、この実施の形態１による商品案内販
売装置で冷凍食品などを販売する場合には、搬送路３を
冷凍・冷蔵倉庫と接続することにより、エネルギーを節
約することができる。

【００３２】実施の形態２．図５はこの発明の実施の形
態２による商品案内販売装置を示す構成図である。図に
おいて、５１は商品案内販売装置、５２は搬送路３と接
続した商品案内取入端末（商品案内取入手段）である。

【００３３】商品案内取入端末５２において、５３は商
品受渡端末２のタッチセンサパネルで指定された商品を
映像によって案内するモニター（指定商品案内部）、５
４はモニター５３に表示された商品の案内に基づいて、
商品受渡端末２のタッチセンサパネルで指定された商品
を、販売者が商品案内取入端末５２内で待機している搬
送機４に搭載する商品取入部、５５は商品受渡端末２を
操作する利用者に応対する販売者の映像を受信するカメ
ラ部、５６は商品受渡端末２を操作する利用者に応対す
る販売者の音声を受信するマイクと、利用者が指定した
商品を音声によって案内するスピーカとが一体となった
音声入出力部である。例えば、モニター５３に商品名や
商品自体や商品コードを表示することにより、商品受渡
端末２のタッチセンサパネルで指定された商品を案内す
る。

【００３４】その他の構成要素は、図１で同一符号を付
して示したものと同一あるいは同等であるため、その詳
細な説明は省略する。

【００３５】次に動作について説明する。図６はこの発
明の実施の形態２による商品案内販売装置の動作説明に
用いるフローチャートである。

【００３６】実施の形態１の場合と同様に、商品案内販
売装置５１で販売する商品の購入を希望する利用者は、
商品の案内を見て（ステップＳＴ２１）、購入希望の商
品を指定し（ステップＳＴ２２）、その商品の代金の支
払い処理を行う（ステップＳＴ２３）。

【００３７】代金の支払い処理が終了すると、利用者が
指定した商品に関する信号が、パイプ３１内に設置され
た信号線３４を通って商品案内取入端末５２まで伝わ
る。そして、利用者が指定した商品の案内が商品案内取
入端末５２のモニター５３に表示される（ステップＳＴ
２４）。

【００３８】利用者が指定した商品の案内が商品案内取
入端末５２のモニター５３に表示されると、販売者は、
商品案内取入端末５２の商品取入部５４を開き、モニタ
ー５３に表示された商品の案内に基づいて、利用者が指
定した商品を商品案内取入端末５２内で待機している搬
送機４の載置台４３に搭載する（ステップＳＴ２５）。
そして、搬送機４の蓋４４を閉じる。

【００３９】利用者が指定した商品が搬送機４の載置台
４３に搭載されると、実施の形態１の場合と同様に、搬
送機４は商品受渡端末２まで移動し（ステップＳＴ２
６）、利用者は、搬送機４の載置台４３に載っている商
品を商品受渡端末２外に取出す（ステップＳＴ２７）。

【００４０】以上のように、この実施の形態２によれ
ば、利用者が指定した商品を、商品と販売者のいる位置
に設置された商品案内取入端末５２と商品受渡端末２と
を接続する搬送路３に沿って移動する搬送機４により、
商品案内取入端末５２から商品受渡端末２まで搬送する
ように構成されているので、商品受渡端末２を商品の販
売場所に設置し、商品案内取入端末５２を商品の販売場
所から離れた店舗内に設置することにより、狭い販売場
所で多種類の商品を大量に販売することができる効果が
得られる。

【００４１】また、この実施の形態２によれば、実施の
形態１と同様に、商品の盗難を防ぐことができる効果
や、代金の未払いがなくなる効果や、包装材を省くこと
ができる効果が得られる。

【００４２】例えば、図７には、この発明の実施の形態
２による商品案内販売装置を商店街などの店舗が集合し
ている施設やデパートメントストアなどの大店舗施設に
設置した例を示している。図７は、複数の商品受渡端末
２を商店街の入口付近やデパートメントストアの１つの
フロアの入口付近に設置し、商品案内取入端末５２を各
店舗や各売り場に１つずつ設置し、入口付近に設置され
た複数の商品受渡端末２と各店舗や各売り場に１つずつ
設置された商品案内取入端末５２とを搬送路３で接続し
た場合を示している。図７において、６１は商店街の入
口付近やデパートメントストアの１つのフロアの入口付
近に設けられた、複数の商品受渡端末２の設置施設、６
２は商店街を構成する店舗やデパートメントストアの１
つのフロアを構成する売り場、６３は通路などの人の通
行場所である。その他の構成要素は図５で同一符号を付
して示したものと同一あるいは同等である。この場合、
搬送路３は地下や上空などの人の通行の邪魔にならない
部分に配置する。また、搬送機４は所定の商品受渡端末
２の商品取出部２２の位置で静止するように制御され
る。また、商品受渡端末２の商品案内表示指定部２１の
モニターに各店舗や各売り場の案内、宣伝も表示する。

【００４３】図７に示すように、この実施の形態２によ
る商品案内販売装置を商店街やデパートメントストアに
設置した場合、各店舗や各売り場の商品を１箇所で購入
することがきる。このため、商店街やデパートを歩き回
る必要がなく、歩行に障害がある人に便利である。

【００４４】また、図８には、この実施の形態２による
商品案内販売装置の商品受渡端末２を商店街などの店舗
が集合している施設やデパートメントストアなどの大店
舗施設の駐車場などの自動車が乗り付けることができる
位置に設置した例を示している。ただし、図８では、利
用者が自動車内から操作できるように商品案内表示指定
部２１を傾斜させ、また、自動車の通行を避ける位置ま
で商品取出部２２を底上げし、また、自動車の通行を妨
げないように搬送路３を地下に設置している。

【００４５】図８に示すように、商品受渡端末２を駐車
場に設置した場合、利用者は自動車に乗ったまま、多種
類の商品を購入することができる。このため、歩行に障
害がある人に便利である。

【００４６】なお、この実施の形態２では、販売する商
品の商品名や商品自体などを商品受渡端末２の商品案内
表示指定部２１のモニターに表示することにより、販売
する商品を案内する場合について説明したが、商品案内
取入端末５２のカメラ部５５で受信する販売者の映像を
商品受渡端末２の商品案内表示指定部２１のモニターに
表示し、商品案内取入端末５２の音声入力部５６のマイ
クで受信する販売者の音声を商品受渡端末２の音声入出
力部２５のスピーカから出力するように構成し、商品受
渡端末２の商品案内表示指定部２１のモニターに表示さ
れる販売者の映像と商品受渡端末２の音声入出力部２５
のスピーカから出力される販売者の音声により、商品を
案内するように構成することもできる。

【００４７】また、この実施の形態２では、商品受渡端
末２の商品案内表示指定部２１のモニターに表示された
商品の案内上のタッチセンサパネルを触わることによ
り、商品を指定するとともに、利用者が指定した商品の
商品名や商品自体や商品コードなどを商品案内取入端末
５２のモニター５３に表示することにより、利用者が指
定した商品を案内する場合について説明したが、商品受
渡端末２のカメラ部２４で受信する利用者の映像を商品
案内取入端末５２のモニター５３に表示し、商品受渡端
末２の音声入出力部２５のマイクで受信する利用者の音
声を商品案内取入端末５２の音声入力部５６のスピーカ
から出力するように構成し、商品受渡端末２のカメラ部
２４で受信する利用者の映像と商品受渡端末２の音声入
出力部２５のマイクで受信する利用者の音声により、商
品を指定し、また、商品案内取入端末５２のモニター５
３に表示される利用者の映像と商品案内取入端末５２の
音声入力部５６のスピーカから出力される利用者の音声
により、利用者が指定した商品を案内するように構成す
ることもできる。

【００４８】また、この実施の形態２では、商品受渡端
末２のカメラ部２４で受信する利用者の映像を商品案内
取入端末５２のモニター５３に表示し、商品受渡端末２
の音声入出力部２５のマイクで受信する利用者の音声を
商品案内取入端末５２の音声入力部５６のスピーカから
出力するように構成することにより、販売者は利用者の
商品の受け取りを確認することができる。

【００４９】また、この実施の形態２では、代金支払部
２３のカード差込口２３ａにデビットカードやクレジッ
トカードを差し込み、代金の支払い処理を行う場合につ
いて説明したが、搬送機４を用いた現金の受け渡しによ
り、代金の支払い処理を行うように構成することもでき
る。

【００５０】また、上述した各実施の形態では、商品受
渡端末２の商品取出部２２や搬送機４の蓋４４を開ける
パスワードを設定し、防犯機構を設けるように構成する
こともできる。

【００５１】また、上述した各実施の形態では、タッチ
センサパネルを触わることにより、購入希望の商品を指
定する場合について説明したが、モニターに表示された
商品の案内にカーソルを移動させることにより、購入希
望の商品を指定する場合であっても同様の効果が得られ
る。

【００５２】また、上述した各実施の形態では、搬送機
４が車輪駆動方式である場合について説明したが、リニ
アモータによる駆動方式、圧縮空気による駆動方式であ
る場合であっても同様の効果が得られる。また、上述し
た各実施の形態では、搬送機３により商品を搬送する場
合について説明したが、ベルトコンベアにより商品を搬
送する場合であっても同様の効果が得られる。

【００５３】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、販売
する商品を案内する商品案内部と、商品案内部で案内さ
れた商品を指定する商品指定部と、商品指定部で指定さ
れた商品を内部から取り出す商品取出部と、商品指定部
で指定された商品の代金の支払い処理を行う代金支払部
とを備えた商品受渡手段と、商品受渡手段と接続する搬
送路と、搬送路に沿って移動し、商品指定部で指定され
た商品を商品受渡手段まで搬送する商品搬送手段とを備
えるように商品案内販売装置を構成したので、狭い販売
場所で多種類の商品を大量に販売することができる商品
案内販売装置が得られる効果がある。また、代金支払部
で代金の支払い処理が終了した後、利用者に商品を引き
渡すようにすることにより、代金の未払いがない商品案
内販売装置が得られる効果がある。

【００５４】この発明によれば、販売する商品を保管す
る商品保管手段を備え、商品保管手段が、搬送路と接続
し、商品指定部で指定された商品をその保管場所から商
品搬送手段まで搬送する搬送機構を有するように商品案
内販売装置を構成したので、自動の商品案内販売装置が
得られる効果がある。

【００５５】この発明によれば、搬送路と接続する商品
案内取入手段を備え、商品案内取入手段が、商品指定部
で指定された商品を案内する指定商品案内部と、指定商
品案内部における商品の案内に基づいて、商品指定部で
指定された商品を商品搬送手段に搭載する商品取入部と
を有するように商品案内販売装置を構成したので、当該
装置を店舗が集合している施設や大店舗施設に設置する
ことにより、利用者が各店舗や各売り場を歩き回らずに
商品を購入できる商品案内販売装置が得られる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施の形態１による商品案内販売
装置を示す構成図である。

【図２】 この発明の実施の形態１による商品案内販売
装置に用いる搬送路及び搬送機を示す構成図である。

【図３】 この発明の実施の形態１による商品案内販売
装置の動作説明に用いるフローチャートである。

【図４】 この実施の形態１による商品案内販売装置を
ホテルに設置した例を示す図である。

【図５】 この発明の実施の形態２による商品案内販売
装置を示す構成図である。

【図６】 この発明の実施の形態２による商品案内販売
装置の動作説明に用いるフローチャートである。

【図７】 この発明の実施の形態２による商品案内販売
装置を商店街などの店舗が集合している施設やデパート
メントストアなどの大店舗施設に設置した例を示す図で
ある。

【図８】 この実施の形態２による商品案内販売装置の
商品受渡端末を商店街などの店舗が集合している施設や
デパートメントストアなどの大店舗施設の駐車場などの
自動車が乗り付けることができる位置に設置した例を示
す図である。

【図９】 特開平１０−４９７３４号公報に示された商
品自動取扱装置を示す構成図である。

【符号の説明】

１ 商品案内販売装置、２ 商品受渡端末（商品受渡手
段）、３ 搬送路、４搬送機（商品搬送手段）、５ 倉
庫（商品保管手段）、２１ 商品案内表示指定部、２２
商品取出部、２３ 代金支払部、２３ａ カード差込
口、２４ カメラ部、２５ 音声入出力部、３１ パイ
プ、３２ ガイドレール、３３ 電力線、３４ 信号
線、４１ 搬送機本体、４２ 車輪、４３ 載置台、４
４ 蓋、５１ 商品案内販売装置、５２ 商品案内取入
端末（商品案内取入手段）、５３モニター（指定商品案
内部）、５４ 商品取入部、５５ カメラ部、５６ 音
声入出力部、６１ 設置施設、６２ 売り場、６３ 通
行場所。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 販売する商品を案内する商品案内部と、
   該商品案内部で案内された商品を指定する商品指定部
   と、該商品指定部で指定された商品を取り出す商品取出
   部と、上記商品指定部で指定された商品の代金の支払い
   処理を行う代金支払部とを備えた商品受渡手段と、 上記商品受渡手段と接続する搬送路と、 上記搬送路に沿って移動し、上記商品指定部で指定され
   た商品を上記商品受渡手段まで搬送する商品搬送手段と
   を備えた商品案内販売装置。
2. 【請求項２】 販売する商品を保管する商品保管手段を
   備え、該商品保管手段は、搬送路と接続し、商品指定部
   で指定された商品をその保管場所から商品搬送手段まで
   搬送する搬送機構を有することを特徴とする請求項１記
   載の商品案内販売装置。
3. 【請求項３】 搬送路と接続する商品案内取入手段を備
   え、該商品案内取入手段は、商品指定部で指定された商
   品を案内する指定商品案内部と、該指定商品案内部にお
   ける商品の案内に基づいて、上記商品指定部で指定され
   た商品を商品搬送手段に搭載する商品取入部とを有する
   ことを特徴とする請求項１記載の商品案内販売装置。