JP2002012904A - 電気接点用Ag−Ni系複合材の製造方法及び電気接点材料 - Google Patents

電気接点用Ag−Ni系複合材の製造方法及び電気接点材料

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Akihiko Okuda
晃彦 奥田
Shigeo Shioda
重雄 塩田
Osamu Sakaguchi
理 坂口
Yoshinobu Watanabe
嘉伸 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Agマトリックス中にNi粒子をより微細に
分散させることができるAg−Ni系複合材の製造方法
を提供し、そのAg−Ni系複合材により電気接点材料
を形成し、耐溶着性や耐消耗性の特性向上を図る。 【解決手段】 Agマトリックス中にNi粒子が分散し
た電気接点用Ag−Ni系複合材の製造方法において、
Ag及びNiの金属塩を含有する溶液を噴霧することで
液滴にし、該液滴を、金属塩の熱分解温度以上であると
ともにAg及びNiから形成される複合粉の融点以下の
温度において熱分解することで粉末を生成し、該粉末を
圧縮成形して成形体とし、該成形体を600〜960℃
の温度内で水素還元処理するものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リレー、マグネッ
トスイッチ、ブレーカーなどの開閉機器の電気接点に用
いられるAg−Ni系複合材の製造方法及びそのAg−
Ni系複合材により形成した電気接点材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、Agマトリックス中にNi粒
子を分散させたAg−Ni系複合材は、開閉機器の電気
接点材料、即ち開閉接点材料として用いられている。こ
のAg−Ni系複合材は、開閉接点特性としての耐溶着
性や耐消耗性を満足させるために、Ni粒子がAgマト
リックス中へ微細に分散するように製造される。
【0003】このAg−Ni系複合材の製造法の1つと
して、化学的に製造したAg粉及びNi粉をV形混合機
などを用いて機械的に混合し、いわゆる粉末冶金法によ
り圧縮成形、焼結処理をして製造する方法が知られてい
る。そして、この方法で製造されたAg−Ni系複合材
は、押出加工処理、塑性加工処理を行うことにより電気
接点材料として加工される。
【0004】しかしながら、このAg粉及びNi粉を機
械的に混合することでは、Ag粉とNi粉と均一に混ぜ
合わせることが難しいものである。つまり、得られるA
g−Ni系複合材は、Ni粒子がAgマトリックス中
に、微細に且つ均一に分散している状態ではなく、Ni
がAgマトリックス中に塊状に存在したり、材料中の一
部にNiの偏在が生じることもある。このようなNiの
分散状態では、最終的に加工して得られる開閉接点材
は、耐溶着性や耐消耗性等の特性に関し、十分に満足で
きるものではなかった。
【0005】そして、このようにAg粉及びNi粉を用
いる方法では、Ag粉の粒径以下にNi粉を分散させる
ことは困難であり、また、Ag及びNi粉末の製造上に
おける制約などから、Agマトリックス中にNi粒子を
微細に分散させることには限界があるものと考えられて
いる。
【0006】一方、Ni粒子をAgマトリックス中へ微
細に分散させるために、Ag及びNiを化学的に同時に
沈殿させて、Ag−Ni複合粉末を得る共同沈殿法を利
用した粉末生成方法が知られている。この共同沈殿法
は、Ag及びNiを含有する溶液にアルカリ成分を加え
ることにより、Ag及びNiを水酸化物として同時的に
沈殿させ、この沈殿物を水素還元することでAg−Ni
複合粉末を得るものである。そして、このAg−Ni複
合粉末を圧縮成形及び焼結処理しAg−Ni系複合材と
するのである。
【0007】この共同沈殿法によるAg−Ni複合粉末
によれば、AgとNiとが非常に微細な状態で複合的な
粉末を生成するため、得られるAg−Ni系複合材で
は、Ni粒子がAgマトリックス中へ微細に分散した状
態となる。しかしながら、この共同沈殿法では、中和処
理を行う際に用いられるNaイオンなどのアルカリ金属
がAg−Ni系複合材に混入するため、最終的に開閉接
点材として使用した場合、開閉接点時における異常放電
の発生や電子部品に搭載した際のマイグレーションの原
因に繋がり、機能上問題が生じるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情を背景になされたものであり、Agマトリックス
中にNi粒子をより微細に分散させることができるAg
−Ni系複合材の製造方法を提供し、Ag−Ni系複合
材により形成される電気接点材料の耐溶着性や耐消耗性
の特性を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0010】上記課題を解決するために、本発明者らは
鋭意研究を重ねた結果、次のような電気接点用Ag−N
i系複合材の製造方法を見出すに至った。それは、Ag
マトリックス中にNi粒子が分散した電気接点用Ag−
Ni系複合材の製造方法において、Ag及びNiの金属
塩を含有する溶液を噴霧することで液滴にし、該液滴を
金属塩の熱分解温度以上であるとともにAg及びNiか
ら形成される複合粉の融点以下の温度において熱分解す
ることで粉末を生成し、該粉末を圧縮成形して成形体と
し、該成形体を600〜960℃の温度内で水素還元処
理をするものである。
【0011】本発明に係る製造方法によると、Ni粒子
がAgマトリックス中に極めて微細に且つ均一に分散し
たAg−Ni系複合材を得ることができ、それにより電
気接点材を形成すると、耐溶着性や耐消耗性等の開閉接
点特性の優れたものとすることができる。
【0012】本発明における製造方法では、まず、Ag
及びNiの金属塩を含有する溶液を噴霧することで液滴
にし、該液滴を金属塩の熱分解温度以上であるとともに
Ag及びNiから形成される複合粉体の融点以下の温度
において熱分解することで粉末を生成する。
【0013】このAg及びNiの金属塩を含有する溶液
は、硝酸系、硫酸系、アンモニア系、リン酸系、カルボ
ン酸系、塩化水素系、金属アルコラート系、アセトニト
リル系、樹脂酸系のいずれかを用いることが好ましい。
これらのいずれかのものによる溶液は、Ag及びNiを
金属塩として含有させるのに好適なものであるからであ
る。
【0014】噴霧する溶液中のAg及びNi濃度は、噴
霧する際に問題が生じない程度の濃度にすればよく、溶
液温度を調整することでしてAg及びNiを高濃度とし
た溶液を用いることも可能である。このAg及びNi濃
度は、粉末生成量や粉末粒子径に直接影響するもので、
Ag及びNi濃度を高くした場合、粉末生成量が増加
し、粉末粒子径も大きくなる傾向となり、逆に濃度を低
くしていくと、粉末粒子径を小さくすることができるも
のの、粉末生成量の低下が生じる。従って、噴霧する溶
液のAg及びNi濃度は、必要とする粉末生成量や粉末
粒子径を考慮して適宜選択して決定すればよい。
【0015】そして、噴霧する溶液に含有されるAgと
Niとの比率は特に制限されないが、電気接点材料とし
て使用する場合には、最終的に得られるAg−Ni系複
合材中に、Niが1〜40wt%含有されるように調整
することが好ましい。本発明での溶液は、Ag及びNi
を対象としているものであるが、他の金属元素を金属塩
として含ませるて使用することも当然に可能である。さ
らに、硝酸や硫酸などによる溶液では、フリーな硝酸や
硫酸が共存した状態であっても粉末生成には特に大きな
影響は及ぼさないものである。
【0016】また、Ag及びNiの金属塩を含有する溶
液の噴霧は、ノズルを用いた方法、超音波霧化器を用い
た方法などが知られているが、どのような方法によって
もよいものである。例えば、ノズルを用いる方法の場
合、一流体ノズル、二流体ノズル、或いは、三流体ノズ
ルや四流体ノズルなど、いずれを使用してもよく、その
際のキャリアーガスとしては空気、窒素、アルゴン等を
用いることができる。
【0017】噴霧された液滴は、金属塩の熱分解温度以
上であるとともにAg及びNiから形成される複合粉の
融点以下の温度において熱分解することで粉末とされ
る。この熱分解は、電気炉などの加熱手段により、金属
塩の熱分解温度以上であるとともにAg及びNiから形
成される複合粉の融点以下の温度にされた反応管へ、噴
霧した液滴を導入することで行うことができ、生成され
る粉末はバグフィルターやサイクロン等によって回収す
ることができる。本発明の液滴を噴霧する温度を、Ag
及びNiから形成される複合粉の融点以下にするのは、
該複合粉の融点より温度が高いと、複合粉の融解が生じ
るので、NiO粒子が凝集してしまい、NiOの微細分
散が実現できなくなるためである。
【0018】本発明における液滴を噴霧する温度は、具
体的には700〜950℃の温度範囲にすればよく、こ
の温度内で熱分解すると、Ag及びNiから形成される
複合粉、より具体的にはAgマトリックス中にNiOが
分散した核部を、Agが覆った状態の粉末が生成される
のである。そして、この粉末を圧縮成形することにより
成形体とする。この成形体を得る方法としては、いわゆ
る金型成形や静水等方圧成形によって行うことができ
る。
【0019】熱分解により得られた粉末はNiが酸化物
となった状態であるため、Ag−Ni系複合材とするに
は、圧縮成形した成形体を還元処理する必要がある。そ
のため、本発明の製造方法では、得られた成形体を60
0〜960℃の温度内で水素還元処理するのである。本
発明では、生成した粉末を成形体とした後に水素還元処
理を行うこととしているが、得られた粉末をそのまま水
素還元処理して圧縮成形により成形体とし、後の加工工
程に供することによって、本発明に係る電気接点用Ag
−Ni系複合材を得ることも可能である。
【0020】水素還元前の粉末内組織を金属顕微鏡やS
EMにより観察したところ、核部におけるNiOはある
程度塊となって存在していることが確認された。ところ
が、粉末を圧縮成形して得た成形体を上記温度内で水素
還元処理すると、粉末の核部にあったNiOが還元さ
れ、Agマトリックス中へ微細に分散析出した状態とな
るのである。このメカニズムの詳細は解明できていない
が、600〜960℃の温度内で水素還元処理を行う
と、粉末の核部における塊状のNiOが分子レベル或い
はクラスターレベルでAgマトリックス中に分散するこ
とになり、また、NiがAgとの固溶相を形成しないた
め、NiがAgマトリックス中へ、微細にNi粒子とし
て分散析出するのではないものかと推測している。
【0021】この水素還元処理の温度は、600℃未満
であると粉末中のNiOのO(酸素)、或いは粉末中に
取り込まれているN(窒素)が抜け出さない状態のまま
Niが析出してしまい、Agマトリックス中へNi粒子
を微細分散させることができなくなる。逆に960℃を
越える温度、即ちAgの融点以上の温度になると、Ag
の溶融が生じてNi粒子の凝集が起こりNi粒子の微細
分散が実現できなくなる。この水素還元処理の温度は、
実用的には800〜930℃で行うことが最も効率よく
還元反応が進み、Agマトリックス中へNiを微細に分
散することができるものとなる。
【0022】この水素還元処理して得られたAg−Ni
系複合材は、押出し加工及び塑性加工を行うことで電気
接点材料とすることができる。この本発明に係る電気接
点材料を開閉接点に用いると、耐溶着性、耐消耗性に優
れた特性を示すものとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に係るAg−Ni系複合材
の製造方法及びその製造方法により得られたAg−Ni
系複合材を用いたAg−Ni系電気接点材料の実施形態
について説明する。
【0024】本実施形態におけるAg−Ni系複合材の
製造方法は、噴霧する溶液に硝酸溶液を用いた場合を例
にして説明する。まず、硝酸銀結晶833g、硝酸ニッ
ケル六水和物結晶263gを純水で溶解し、Ag−Ni
硝酸溶液を1L作成した(Ag濃度533g/L、Ni
濃度53g/L)。Ag−Ni硝酸溶液を二流体ノイズ
により噴霧して液滴とした。二流体ノズルによる噴霧
は、噴霧圧0.5kgf/cm (0.049MP
a)、10mL/minの条件で行った。この噴霧され
た液滴は、20mL/minの送り速度で、電気炉内に
配置された反応管に送り込んだ。反応管は950℃に加
熱されており、熱分解により生成される粉末は、反応管
に接続されているサイクロンとバグフィルターにより捕
集した。この熱分解処理によって生成された粉末は、図
1の粉末観察写真(SEM観察 倍率750、以下同
様)に示すように、約2〜3μm径の大きさのものであ
った。
【0025】このようにして得られた粉末は、回収後プ
レス加工により、タブレットに形成した(寸法φ12m
m−長さ2mm)。このタブレットを900℃水素気流
中で1時間還元処理を行った。図2は、還元処理を行っ
た後の断面組織観察写真(金属顕微鏡観察 倍率800
以下同様)である(実施例1)。
【0026】図3〜図7には、従来から行われている方
法で得た粉末観察写真及びそれを用いてタブレット形成
した時の断面組織観察写真を示している。図3は、カル
ボルニ塩より得られたNi粉の粉末観察写真である。こ
のNi粉とカルボルニ塩より得られたAg粉とを機械的
に混合した。このときのNi粉とAg粉との混合は、最
終的なAg−Ni系複合材の組成比が10wt%Ni−
90wt%Agとなるようにしている。図4は、機械的
に混合した粉末をプレス加工により、タブレットに形成
したものの断面観察写真を示している(従来例1)。
【0027】図5は、工業的に使用されているNiO粉
の粉末観察写真である。このときのNi粉とAg粉との
混合も、最終的なAg−Ni系複合材の組成比が10w
t%Ni−90wt%Agとなるようにしている。図6
は、図5で示したNiO粉と、化学的沈殿法により得ら
れたAg粉とを機械的に混合し、プレス加工によりタブ
レットを形成し、その断面組織観察を行ったものであ
る。そして、図7は、このタブレットを900℃水素気
流中で1時間還元処理を行った後の断面組織観察写真で
ある(従来例2)。
【0028】図2、図4、図7を見ると判るように、実
施例1でのAg−Ni系複合材は、Agマトリックス中
にNi粒子が極めて微細に且つ均一に分散していること
が判る(図2、図4、図7中、黒く見えるのがNi粒
子)。一方、図4の従来例1を見るとわかるように、局
所的に多く偏ってNiが析出している部分が確認され
た。同様に、図7の従来例2についてもAgマトリック
ス中に10μm前後の大きな粒子となったNiが確認さ
れた。
【0029】次に、実施例1で説明したAg−Ni系複
合材の製造方法において、水素気流中の温度を変化させ
て還元処理した結果について説明する。図8には、各温
度で1時間還元処理をした後の断面組織観察写真(金属
顕微鏡観察、倍率800)を示している。(A)が40
0℃、(B)が500℃、(C)が600℃、(D)が
700℃、(E)が800℃、(F)が900℃の場合
を示している。
【0030】図7で示す写真中、黒く見える部分がNi
であるが、(A)及び(B)を見るとわかるように50
0℃以下では、Ni粒子が塊状に存在しているのが見受
けられる。ところが600℃を越えると、(C)〜
(F)を見ると判るように、塊状のNiはほとんどなく
なりNiが細かに、且つ均一分散していることが判明し
た。
【0031】次に、上述したAg−Ni系複合材により
電気接点材料を製造して評価した結果について説明す
る。実施例1で示した方法により粉末を生成し、プレス
加工によりφ100mm−長さ150mmのビレットに
成形した。そして、このビレットを、800℃の水素気
流中で1時間還元処理を行った。そして、還元処理を行
ったビレットを、φ8mmで押出加工をして、φ2.5
mmまで伸線加工をした後、リベット接点に加工した
(実施例2)。このリベット接点を用いて、ASTM試
験により耐溶着性、耐消耗性について評価を行った。A
STM試験条件は、表1に示す通りである。
【0032】
【表1】
【0033】また、上記した従来例1及び従来例2によ
るAg−Ni系複合材を用い、押出、伸線加工処理をし
て、同様なリベット接点をそれぞれ作成し、ASTM試
験の比較例1及び比較例2として用いた。表2にAST
M試験結果を示す。
【0034】
【表2】
【0035】表2中、耐溶着性の評価で、○は溶着な
し、△は9個中1〜3個溶着有り、×は9個中4個以上
溶着があった結果を意味し、耐消耗性の評価では、○は
10%以下の重量減、△は10〜50%の重量減であっ
た結果を意味するものとして示している。
【0036】表2の結果が示すように、リベット接点と
して使用した際に、実施例2のものが耐溶着性、耐消耗
性ともに優れていることが確認された。一方、Agマト
リックス中にNi粒子が微細分散していなかった従来例
1及び従来例2で示したAg−Ni系複合材を用いたリ
ベット接点では、耐溶着性、耐消耗性ともに満足する特
性を示さなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るAg−Ni系複合材の製造
方法は、Agマトリックス中にNi粒子を極めて微細に
且つ均一に分散させることが可能となる。そして、その
製造方法によって得られたAg−Ni系複合材で電気接
点材料を形成すると、開閉接点特性として重要である耐
溶着性、耐消耗性を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の粉末観察写真図
【図2】実施例1の断面組織観察写真図。
【図3】従来例1の粉末観察写真図。
【図4】従来例1の断面組織観察写真図。
【図5】従来例2のNiO粉末観察写真図。
【図6】従来例2における水素還元前のタブレット断面
組織観察写真図。
【図7】従来例2の断面組織観察写真図。
【図8】水素還元処理温度を変化させた際の金属組織観
察写真図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 1/02 H01H 1/02 A 11/04 11/04 B // C22C 5/06 C22C 5/06 C (72)発明者 坂口 理 神奈川県平塚市新町2番73号 田中貴金属 工業株式会社技術開発センター内 (72)発明者 渡辺 嘉伸 神奈川県厚木市飯山字台の岡2453番21号 田中貴金属工業株式会社厚木工場内 Fターム(参考) 4K017 AA06 BA02 BB06 CA01 DA01 EB00 EK05 4K018 AA02 AA07 BC01 BC09 CA11 EA11 EA31 EA41 FA01 FA08 FA14 KA34 5G023 AA03 BA11 CA01 CA08 5G050 AA01 AA29 BA05 BA06 CA19 DA01 DA04 DA05 EA06 EA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Agマトリックス中にNi粒子が分散し
    た電気接点用Ag−Ni系複合材の製造方法において、 Ag及びNiの金属塩を含有する溶液を噴霧することで
    液滴にし、 該液滴を、金属塩の熱分解温度以上であるとともにAg
    及びNiから形成される複合粉の融点以下の温度におい
    て熱分解することで粉末を生成し、 該粉末を圧縮成形して成形体とし、該成形体を600〜
    960℃の温度内で水素還元処理することを特徴とする
    電気接点用Ag−Ni系複合材の製造方法。
  2. 【請求項2】 溶液は、硝酸系、硫酸系、アンモニア
    系、リン酸系、カルボン酸系、塩化水素系、金属アルコ
    ラート系、アセトニトリル系、樹脂酸系のいずれかを用
    いるものである請求項1記載の電気接点用Ag−Ni系
    複合材の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の製造方法
    により得られたAg−Ni系複合材を押出加工処理、塑
    性加工処理を行って形成した電気接点材。
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