JP2002010725A - 掬い網 - Google Patents

掬い網

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JP2002010725A
JP2002010725A JP2000196615A JP2000196615A JP2002010725A JP 2002010725 A JP2002010725 A JP 2002010725A JP 2000196615 A JP2000196615 A JP 2000196615A JP 2000196615 A JP2000196615 A JP 2000196615A JP 2002010725 A JP2002010725 A JP 2002010725A
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Isamu Fukuda
勇 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 網目が比較的細かい網地を用いて網部を構成
する場合にも、網部の網枠部への装着を容易に行うこと
ができる掬い網を提供すること。 【解決手段】 柄部2と、この柄部2の先端に着脱可能
に連結された環状の網枠部3と、この網枠部3に着脱可
能に装着された網部とを備えた掬い網において、網枠部
3は、切欠環状をなす枠材31と、この枠材31を柄部
2に連結するために枠材2の一端側に配設された連結部
33とを有するとともに、枠材31の一端側には、枠材
31の他端部31dを挿入可能な挿入穴34が形成され
ており、さらに、他端部31dを挿入穴34に挿入され
た状態に係止する係止部23aを備えているものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に「タモ網」
等と称される類の、柄部と網枠部と網部とからなる掬い
網に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の掬い網は、極めて広い用途に使
用されている。魚釣の際に魚を掬い上げるタモ網もその
一種であるし、いわゆる捕虫網もその一種である。ま
た、農業分野においても、この種の掬い網がよく使用さ
れている。例えば、梅栽培農家は、梅果実を収穫する
際、果樹から落下させた梅果実を拾い集める用途に、こ
の種の掬い網を使用している。
【0003】ところで、図14及び図15は、この種の
掬い網の従来例として、特開平9−9822号公報に記
載されたものを示している。図14に示すように、この
掬い網101は、柄部102と、この柄部102の先端
に着脱可能に連結された環状の網枠部103と、この網
枠部103に着脱可能に装着された網部104とを備え
ている。
【0004】柄部102と網枠部103との連結部分
は、図15に示すようになっている。すなわち、網枠部
103の大部分を構成する、C字状(切欠環状)をなす
枠材105の両端部に座部106がそれぞれ固着されて
おり、各座部106にはそれぞれ角形被嵌孔107が形
成されている。また、柄部102の先端にはネジ穴10
8が形成されるとともに、このネジ穴108と螺合する
ネジ杆109を有する止着具110が備えられている。
【0005】止着具110は、ネジ杆109の一端側に
前記角形被嵌孔107と嵌合する形状の嵌合角杆部11
1が連設されるとともに、この嵌合角杆部111の一端
側に抜け止め用の皿部112が連設されてなる。
【0006】また、網部104は、比較的網目が粗い
(網目の開口寸法が大きいこと:以下同意である)網地
を用いて上端が開口した袋状に形成されている。
【0007】そして、この網地の開口周縁部の網目に枠
材105を挿通することにより網部104を網枠部10
3に装着したのち、一対の座部106を上下に重ね合わ
せた状態で角形被嵌孔107に嵌合角杆部111を挿通
し、この状態で下になった座部106の下方に突出した
ネジ杆109がネジ穴108にねじ込まれるように柄部
102を螺着することによって、網枠部103と柄部1
02とが連結され、掬い網101が形成されている。
【0008】なお、柄部102と網枠部103との連結
強度を確保するために、座部106(及び止着具11
0)は、ある程度寸法の大きいものとなっている。すな
わち、図15に示したように、座部106の幅方向の寸
法Wは、枠材105を構成する線材の直径の3〜4倍の
寸法となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、こ
うした掬い網を使用していると、網枠部の枠材に被さっ
ている網地の周縁部が摩耗して擦り切れやすく、擦り切
れると掬い網の使用に支障をきたすので、そうした場合
は使用者自らが、破損した網地を新しいものと交換する
こともある。その際、掬い網の使用現場にある適宜な網
地(例えば魚網や農業用ネットの切れ端等)を網枠部に
装着して網部を構成することができれば、極めて好都合
である。
【0010】しかしながら、従来の掬い網101では、
前記したように枠材105の両端に寸法の大きい座部1
06が固設されているために、網部104を構成する網
地が網目の粗いものである場合はともかく、網目が細か
い(網目の開口寸法が小さいこと:以下同意である)網
地の場合には、座部106が邪魔になって、網目に枠材
105を挿通する作業が困難又は不可能となった。そし
て、網目に枠材105を挿通できない場合には、例え
ば、紐や糸等を用いて網地の周縁部を枠材105に適宜
間隔で結着するというような手段で網枠部に装着しなけ
ればならず、装着に極めて多大な手間がかかることにな
っていた。
【0011】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、網目が比較的細かい網地を用いて網
部を構成する場合にも、網部の網枠部への装着を容易に
行うことができる掬い網を提供することを目的とするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る掬い網は、柄部と、この柄部の先端に
着脱可能に連結された環状の網枠部と、この網枠部に着
脱可能に装着された網部とを備えた掬い網において、前
記網枠部は、一部が切り欠かれた切欠環状をなす枠材
と、この枠材を柄部に連結するために当該枠材の一端側
に配設された連結部とを有するとともに、前記枠材の一
端側には、当該枠材の他端部を挿入可能な挿入穴が形成
されており、さらに、前記枠材の他端部を前記挿入穴に
挿入された状態に係止する係止部を備えているものであ
る。
【0013】また、前記の構成において、柄部の先端部
にネジ杆が突設されており、連結部には、前記ネジ杆と
螺合可能で、穴奥側が前記挿入穴に連通するネジ穴が形
成されており、係止部は、ネジ杆をネジ穴にねじ込んだ
状態で前記挿入穴内に突出する当該ネジ杆の先端部によ
り構成されているものである。
【0014】また、前記の構成において、網部は、適宜
な大きさ及び形状の網地からなり、この網地の周縁部に
当該網地を折り曲げた折曲部を形成するとともに、この
折曲部が枠材の周囲を螺旋状に巻回する状態となるよう
に枠材を網目に挿通することにより網枠部に装着されて
いるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
掬い網を図1〜図13に基づいて説明する。この実施形
態で例示する掬い網は、梅栽培農家で使用されるもので
ある。すなわち、梅栽培農家では、梅果樹の下方の地面
に合成樹脂製の農業用ネット(網目が4〜6mm程度と比
較的細かい)を敷いておき、収穫時には、果樹から前記
ネット上に梅果実を落下させ、この落下した梅果実を掬
い網で掬って、拾い集めるようにしている。
【0016】こうした用途に適合するように製作された
本実施形態の掬い網1は、図1に示すように、柄部2
と、この柄部2の先端に着脱可能に連結された環状の網
枠部3と、この網枠部3に着脱可能に装着された網部4
とを備えている。柄部2の長さは約30cmに設定され、
網枠部3の直径は約23cmに設定されている。
【0017】柄部2は、木材や合成樹脂等からなる丸棒
状の柄本体21と、この柄本体21の先端部に外嵌して
固着された、先端側が閉塞した円筒状のキャップ部材2
2とを備えている。キャップ部材22は金属等で形成さ
れている。
【0018】また、柄部2の先端部にはネジ杆23が突
設されている。図3及び図4に示すように、ネジ杆23
は、キャップ部材22の先端面22aの中央部から柄部
2の先端方向に突き出した状態で固設されている。ネジ
杆23の外周面には雄ネジが刻設されている。なお、符
号5は、ネジ杆23に外嵌されたワッシャを示してい
る。使用中に柄部2と網枠部3との連結状態が緩むのを
防ぐため、ワッシャ5としてはスプリングワッシャ(い
わゆる、ばね座金)を使用するのが望ましい。
【0019】網枠部3は、柄部2から取り外された状態
では、図7のように、その環の一部が切り欠き部32と
して切り欠かれた切欠環状(略C字状)をなす枠材31
と、この枠材31を柄部2に連結するための円筒状の連
結部33とを備えて構成されている。枠材31は、手で
力を加えることにより弾性変形させることが可能な、断
面円形のステンレス鋼の線材(直径約5mm程度)で形成
されている。
【0020】連結部33は、枠材31の、切り欠き部3
2に臨む一端側に配設されている。より詳しく説明する
と、枠材31は、その一端側に他の部分よりも直径が若
干大きくなった大径部31aを有しており、連結部33
は、この大径部31aの先端近傍の外周面に、網枠部3
の直径方向外向きに突設されている。大径部31aの基
端側には、枠材31の大径部31aと他の部分との間に
段差が生じないようにするためのテーパ部31bが形成
されている。
【0021】図3及び図4に示すように、枠材31の一
端側の内方には、大径部31aの先端面31cに開口
し、切り欠き部32に臨む枠材31の他端部31dを前
記開口から内部へ挿入可能な挿入穴34が形成されてい
る。また、連結部33の内方には、この連結部33の先
端面33aに開口するネジ穴35が形成されている。ネ
ジ穴35は、連結部33をその軸心方向に貫通し、ネジ
穴35の穴奥側は前記挿入穴34に連通している。すな
わち、挿入穴34とネジ穴35とはT字状をなすように
略直角方向に形成され、ネジ穴35は挿入穴34の内周
面に開口している。ネジ穴35の内周面には、前記ネジ
杆23の雄ネジと螺合する雌ネジが刻設されている。
【0022】枠材31の他端部31dは、その先端が先
細りのテーパ状に形成されるとともに、先端近傍位置に
はネジ杆23の先端部23aと係合する係合凹部36が
切り欠き形成されている。
【0023】なお、ネジ杆23の長さ、ネジ穴35の深
さ、係合凹部36の形成位置等は、図3に示す状態が得
られるように設定されている。すなわち、枠材31の他
端部31dを挿入穴34に挿入し、他端部31dの先端
が挿入穴34の穴奥面34aに当接する状態としたと
き、係合凹部36の位置がネジ穴35の挿入穴34への
開口位置とほぼ一致するようになっている。
【0024】また、この状態で、ネジ穴35にネジ杆2
3をほぼいっぱいに(すなわち、キャップ部材22の先
端面22aと連結部33の先端面33aとがワッシャ5
を介して圧接する状態となるまで)ねじ込んだとき、ネ
ジ杆23の先端部23aは挿入穴34内に突出して、係
合凹部36に嵌入し、これにより他端部31dが挿入穴
34内に挿入された状態に係止されて、抜け止めされる
ようになっている。(したがって、この実施形態では、
ネジ杆23の先端部23aにより、本発明にいう「係止
部」が構成されている。)
【0025】図8は、網枠部3に装着されて網部4を構
成する網地41の、装着前の状態を示している。ここで
は、網目が4〜6mm程度の合成樹脂製の農業用ネット
(梅果樹の下方に敷くネットと同じもの)を直径約35
cmの円形に裁断して網地41としている。
【0026】次いで、この実施形態における網地41の
装着のしかたを、図9〜図13を参照しつつ説明する。
なお、これらの図は説明のための略図であるので、網目
等の細部は図示を省略している。
【0027】先ず、網地41を手に取り、その周縁部の
適宜な範囲を、二つ折りないし三つ折り程度に折り曲げ
て、図9に示すような折曲部42を形成する。
【0028】そして、一方の手で網地41の折曲部42
を保持しつつ、他方の手で、柄部2から取り外された
(図7の状態の)網枠部3を保持し、折曲部42よりも
1目ないし2目程度内側(網地41の中心側)の網目
に、枠材31を他端部31dから挿通する。これによ
り、図9及び図10に示した状態とする。
【0029】次いで、挿通した枠材31が網目から抜け
ないように、網地41と枠材31との重なり部分(図1
1,図12に符号Cで示した部分)を手で摘んで保持し
ながら、他端部31d寄りに位置する折曲部42を枠材
31に巻き付ける。すなわち、先ず折曲部42を図11
のように他端部31dの下側へ引き下げた後、この折曲
部42を図12のように網枠部3の内側から上側へ持ち
上げる。
【0030】そして、図12の状態から、折曲部42よ
りも内側の網目に枠材31の他端部31dを挿通して図
13の状態とする。そうして、前記Cの部分を枠材31
の一端側(大径部31aの側)に送り、今度は他端部3
1d寄りに生じた網地41と枠材31との重なり部分
(図13に符号Dで示した部分)を保持しながら、前記
図11〜図12と同様に折曲部42を枠材31に巻き付
けた後、他端部31dを網目に挿通する。
【0031】以上のように、網地41に折曲部42を形
成しつつ、折曲部42近傍の網目に枠材31を他端部3
1dから挿通し、この挿通した網地41を枠材31の一
端側へ送りながら、折曲部42の枠材31への巻き付け
と、網目への枠材31の挿通とを繰り返して行う。そし
て、以上の作業を網地41周縁部の全周にわたって行
い、網地41の、最初に枠材31に巻き付けた部分が大
径部31aに被さる位置まで来れば、図3に示したよう
に、枠材31の他端部31dを挿入穴34に挿入した
後、ネジ穴35にネジ杆23をねじ込んで、網枠部3を
閉塞環状に構成するとともに、この網枠部3と柄部2と
を連結して、前記掬い網1を形成する。
【0032】したがって、図1に示したように、掬い網
1の網部4は、網地41の周縁部に形成された折曲部4
2が枠材31の周囲を螺旋状に巻回した状態で、網枠部
3に装着されている。なお、こうして装着された網部4
を網枠部3から取り外す場合は、網枠部3を柄部2から
取り外した後、枠材31の他端部31dを挿入穴34か
ら抜き出して、枠材31を切欠環状の状態に戻せば、容
易に取り外せる。
【0033】以上に説明したように、この実施形態の掬
い網1では、網地41を2〜3重に折り曲げて厚く形成
された折曲部42が枠材31を巻回した状態で、網部4
が網枠部3に装着されているので、使用により折曲部4
2が多少摩耗しても、それにより直ちに掬い網1が使用
不可能な状態となることはなく、折曲部42が擦り切れ
るまで長期間にわたって使用することができる。したが
って、網地の周縁部が擦り切れやすかった従来の掬い網
に比べて、網部の交換頻度を減らすことができる。
【0034】また、枠材31の他端部31dには、従来
例に示した座部106のような、網目への挿通の際に邪
魔になる部材が設けられていないので、網目が比較的細
かい網地41を用いて網部4を構成する場合であって
も、網枠部3を柄部2から取り外した状態で切欠環状を
なす枠材31を、他端部31dの側から容易に網目に挿
通してゆくことができる。したがって、従来の掬い網に
比べて、網枠部への網部の装着作業を容易に行うことが
できる。
【0035】特に、この掬い網1では、使用中に、枠材
31を巻回している折曲部42が擦り切れて使用不可能
となった場合、使用現場にある農業用ネットの切れ端等
を適宜な形状に切断して新たな網地41とし、これを用
いて使用者自らが網部4を交換することができるため、
極めて好都合である。
【0036】また、網枠部3を連結するために柄部2の
先端部に突設されているネジ杆23が、枠材31の他端
部31dを挿入穴34へ挿入された状態に係止する係止
部を兼ねているため、ネジ杆23とは別に他端部31d
を係止するための係止具(止めネジ等)を枠材31の一
端側に設けた場合と比較して、部品点数を減らせるとと
もに、網部4の交換作業中に前記係止具を紛失するおそ
れもなく、使用中に網部4が係止具に引っ掛かるような
こともない等、種々の利点を有している。
【0037】さらに、枠材31の一端側には大径部31
aが形成されているものの、この大径部31aの直径
(外径)は内部に挿入穴34を形成できる程度であれば
よいのであって、従来例に示した座部106ほどの大き
さは必要なく、しかも、大径部31aの基部にはテーパ
部31bも形成されている。したがって、網地41を装
着するために、枠材31の他端側から挿通した網地41
を枠材31の一端側に送ってゆく場合、その網地41が
テーパ部31bを乗り越えて大径部31aに被さり、連
結部33に接触する位置まで、容易に送ることができ
る。そのため、網地41のほぼ全周を枠材31で保持で
きることになって、従来の掬い網では網枠部の柄部との
連結部分に生じやすかった網部の孔(網地と網枠部とが
離れている部分)が生じにくいという効果も得られる。
【0038】なお、本発明の技術的範囲が以上の実施形
態により限定されないことは言うまでもなく、例えば前
記では農業用の掬い網を示したが、本発明は漁業用、捕
虫用等、種々の用途の掬い網に適用することができる。
【0039】また、前記では網枠部が円形環状のものを
示したが、本発明の掬い網は、その用途に応じて、三角
形環状、四角形環状等、種々の形状の網枠部を採用する
ことが可能である。
【0040】また、前記では網部を、ネットを円形に切
断してなる網地で構成したが、網地の形状は任意であ
り、例えば充分な深さを有する網部を設けたい場合に
は、網地を予め上端が開口した袋状に形成しておき、こ
の網地の開口周縁部の網目に枠材を挿通することによ
り、網枠部に装着することも可能である。
【0041】さらに、前記では網地の折曲部を網枠部の
枠材に螺旋状に巻回した装着状態を示したが、特に耐久
性を要求されないような場合には、従来例に示したもの
と同様に、網地周縁部の網目に単に枠材を挿通するとい
うような装着方法も採用し得る。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る掬
い網にあっては、網目が比較的細かい網地を用いて網部
を構成する場合であっても、網枠部を柄部から取り外し
た状態で、切欠環状をなす枠材を、その他端部側から容
易に網目に挿通してゆくことができる。したがって、破
損した網地を交換する場合等における、網部の網枠部へ
の装着作業を、従来の掬い網よりも容易に行うことが可
能である。
【0043】また、網枠部を連結するために柄部に突設
されているネジ杆の先端部が、枠材の他端部を挿入穴に
挿入された状態に係止する係止部を構成しているため、
ネジ杆とは別に、枠材他端部を係止するための係止具を
枠材の一端側に設けた場合と比較して、部品点数を減ら
せるとともに、網部の交換作業中に前記係止具を紛失す
るおそれがない等、種々の利点が得られる。
【0044】さらに、網部は、網地の周縁部を折り曲げ
て厚く形成された折曲部が枠材の周囲を螺旋状に巻回し
た状態で網枠部に装着されているので、使用により折曲
部が多少摩耗しても、直ちに掬い網が使用不可能な状態
となることはなく、厚い折曲部が擦り切れるまで長期間
にわたって使用することができて、網部の交換頻度を減
らすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る掬い網の斜視図であ
る。
【図2】網部を省略して示した掬い網の要部拡大正面図
である。
【図3】網部を省略して示した掬い網の要部拡大断面図
である。
【図4】図3に示した要部を分解状態で示した説明図で
ある。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】柄部から取り外した状態における網枠部の正面
図である。
【図8】網枠部に装着する前の状態における網地の概略
平面図である。
【図9】網地の網枠部への装着工程を説明する概略断面
図である。
【図10】網地の網枠部への装着工程を説明する概略斜
視図である。
【図11】網地の網枠部への装着工程を説明する概略斜
視図である。
【図12】網地の網枠部への装着工程を説明する概略斜
視図である。
【図13】網地の網枠部への装着工程を説明する概略斜
視図である。
【図14】従来の掬い網の概略斜視図である。
【図15】従来の掬い網の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 掬い網 2 柄部 3 網枠部 4 網部 23 ネジ杆 23a 先端部(係止部) 31 枠材 31d 他端部 33 連結部 34 挿入穴 35 ネジ穴 41 網地 42 折曲部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄部と、この柄部の先端に着脱可能に連
    結された環状の網枠部と、この網枠部に着脱可能に装着
    された網部とを備えた掬い網において、 前記網枠部は、一部が切り欠かれた切欠環状をなす枠材
    と、この枠材を柄部に連結するために当該枠材の一端側
    に配設された連結部とを有するとともに、前記枠材の一
    端側には、当該枠材の他端部を挿入可能な挿入穴が形成
    されており、 さらに、前記枠材の他端部を前記挿入穴に挿入された状
    態に係止する係止部を備えていることを特徴とする掬い
    網。
  2. 【請求項2】 柄部の先端部にネジ杆が突設されてお
    り、 連結部には、前記ネジ杆と螺合可能で、穴奥側が前記挿
    入穴に連通するネジ穴が形成されており、 係止部は、ネジ杆をネジ穴にねじ込んだ状態で前記挿入
    穴内に突出する当該ネジ杆の先端部により構成されてい
    る、請求項1に記載の掬い網。
  3. 【請求項3】 網部は、適宜な大きさ及び形状の網地か
    らなり、この網地の周縁部に当該網地を折り曲げた折曲
    部を形成するとともに、この折曲部が枠材の周囲を螺旋
    状に巻回する状態となるように枠材を網目に挿通するこ
    とにより網枠部に装着されている、請求項1又は2に記
    載の掬い網。
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