JP2002010123A - 電子カメラ装置 - Google Patents

電子カメラ装置

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JP2002010123A
JP2002010123A JP2000189890A JP2000189890A JP2002010123A JP 2002010123 A JP2002010123 A JP 2002010123A JP 2000189890 A JP2000189890 A JP 2000189890A JP 2000189890 A JP2000189890 A JP 2000189890A JP 2002010123 A JP2002010123 A JP 2002010123A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音声記録を伴う動画撮影時に、AF動作に関係
する音声記録ノイズを最小限に抑制すると共に、いわゆ
るピントのぼけた動画撮影を防止できる電子カメラ装置
を提供することにある。 【解決手段】メインCPU32は、音声記録を伴う動画
撮影モード時には、撮影準備動作時に動画用AF動作を
実行して、動画撮影開始後では合焦ずれ判断処理を実行
するだけで、自動的なAF動作を禁止する。操作部35
のレリーズボタンによる第1操作が実行されると、メイ
ンCPU32は動画用AF動作を実行して、動画撮影中
に発生したピントずれを解消する。メインCPU32
は、動画撮影中に発生したピントずれ量を示す情報をL
CDモニタ43上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声記録を伴う動
画撮影機能を備えた電子カメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被写体を電子的撮像機能により画
像データに変換して、当該画像データを記録媒体に記録
する電子カメラ(ディジタルカメラとも呼ばれている)
が普及している。電子カメラは静止画撮影が主機能であ
るが、最近では動画撮影や、音声記録を伴う動画撮影機
能を備えたものも開発されている。
【0003】従来、音声記録を伴う動画撮影は、ビデオ
カメラ(ムービ)の主機能である。音声記録を伴う動画
撮影では、音声記録時に、AF(自動焦点調節または合
焦動作)動作のためにレンズ(AFレンズ)を駆動する
と、当該レンズの駆動音がノイズとして記録される可能
性がある。ビデオカメラは、相対的に筐体全体が大き
く、レンズ部と音声マイクとの距離を十分確保できる構
造であるため、当該レンズの駆動音がそれ程問題になら
ない。
【0004】しかしながら、電子カメラは、ビデオカメ
ラと比較した場合に筐体が小さいため、レンズ部(レン
ズ鏡筒)と音声マイクとが近接して配置される構造とな
ってしまう。従って、音声記録に伴う動画撮影を実行す
ると、AFレンズを駆動するモータやその伝達機構の駆
動音が音声と同時に記録されてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】音声記録を伴う動画撮
影機能を有する電子カメラでは、音声記録中にAF動作
が実行されると、レンズ駆動音などの騒音が音声と共に
ノイズとして記録される不都合がある。このため、音声
記録を伴う動画撮影を実行する場合には、動画撮影直前
に1回だけAF動作を実行して、撮影開始後の動画撮影
中は、AF動作を禁止している。しかしながら、動画撮
影中であっても、被写体との距離が大きく変化すれば、
ピントのぼけた画像を撮影することになり、動画撮影の
性能が低下してしまう。
【0006】そこで,本発明の目的は、音声記録を伴う
動画撮影時に、AF動作に関係する音声記録ノイズを最
小限に抑制すると共に、いわゆるピントのぼけた動画撮
影を防止できる電子カメラ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、音声記録を伴
う動画撮影時に、自動的に実行するAF動作を禁止し
て、AF動作に伴うレンズ駆動音がノイズとして音声記
録されることを抑制すると共に、動画撮影中の必要時に
AF動作を実行可能にして、許容範囲を超える合焦ずれ
を防止する電子カメラ装置に関するものである。
【0008】即ち、本電子カメラ装置は、音声記録を伴
う動画撮影動作を実行する動画撮影手段と、撮像素子に
結像する被写体像を合焦させる合焦手段と、合焦手段の
実行を指示する合焦指示手段と、動画撮影手段による動
画撮影の開始前では前記合焦手段を動作させて、動画撮
影の実行時には前記合焦指示手段による指示のみに応じ
て前記合焦手段を動作させるように制御する合焦制御手
段とを備えたものである。
【0009】合焦指示手段は、撮影開始の直前に、撮影
準備動作(予備撮影動作)を指示するための第1操作に
応じて、合焦動作(AF動作)を実行させる手段(例え
ばレリーズボタン又は専用ボタンによるマニュアル手
段)に相当する。合焦制御手段は、動画撮影の開始後で
は自動的な合焦動作(AF動作)の実行を禁止し、当該
合焦指示手段による指示があった場合のみ合焦動作(A
F動作)を実行させる。
【0010】このような構成であれば、動画撮影前にA
F動作を実行した後は、自動的にAF動作を実行するこ
とは無いため、音声記録時にAF動作に伴うレンズ駆動
音などがノイズとして音声記録されることを抑制でき
る。一方、被写体との距離が大きく変化したような場合
には、AF動作を実行できるため、ピントのぼけた画像
を撮影するような事態を防止できる。要するに、動画撮
影時の音声ノイズの記録を最小限に抑制し、かつ必要に
応じてAF動作を実行できるため動画品質の低下を防止
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】(電子カメラの構成)図1は、同実施形態
に関係する電子カメラの要部を示すブロック図である。
同電子カメラは、静止画撮影を主機能とする電子スチー
ルカメラ(またはディジタルカメラ)を想定している。
同電子カメラは、図1に示すように、大別して撮影系1
と、画像処理系2と、制御・操作系3と、表示・出力系
4と、音声記録系5とから構成されている。
【0013】撮影系1は、光学レンズユニット(ズーム
レンズ、絞り部、オートフォーカス(AF)レンズなど
を含む)10と、撮像素子11と、撮像回路12と、レ
ンズ駆動モータ13と、レンズ制御部(ドライバ)14
とを有する。
【0014】撮像素子11は、通常では数百万画素のC
CD(charge coupled device)を有し、光学レンズユ
ニット10を介して入射した被写体像を光電変換する。
撮像回路12は、撮像素子11からの撮像信号を入力
し、AGC(自動利得調整)処理、CDS(相関2重サ
ンプリング)処理、及びA/D変換処理などの各種の信
号処理を行う。撮像回路12は、撮影された被写体に対
応するディジタル信号からなる画像データを生成する。
【0015】画像処理系2は、通常ではASIC(Appl
ication Specific Integrated Circuit)から構成され
ており、撮像回路12から得られた画像データから画像
圧縮処理した撮像画像や、表示用データを生成する。画
像処理系2は、第1のSRAM(スタティックRAM)
20Aと、ディジタル信号プロセッサ(DSP)21
と、AF(自動焦点調節)回路22と、JPEG方式の
画像圧縮/伸張回路23と、AE(自動露出制御)回路
24とを有する。
【0016】第1のSRAM20Aは、撮像回路12か
ら出力される画像データを一時的に格納するためのメモ
リである。DSP21は、所定のディジタル信号処理
(画像処理)を実行すると共に、AF回路22及びAE
回路24を制御する。AF回路22は、AFエリアの狭
い静止画用AF動作と、AFエリアの広い動画用AF動
作とを変更する機能を有する。なお、DSP21は、A
F回路22及びAE回路24以外に、AWB(自動ホワ
イトバランス)回路(図示せず)を制御する。画像圧縮
/伸張回路23は、撮影動作により得られた画像データ
に対して、JPEG方式の画像圧縮及び画像伸長の各処
理を実行する。
【0017】さらに、画像処理系2は、画像混合回路2
5と、エンコーダ26と、LCDインターフェース27
と、D/Aコンバータ28A〜28Cとを備えている。
画像混合回路25は、モニタ用としてSRAM20Aか
ら出力されるスルー画像または再生時にメモリカード3
1から読出された再生画像に、後述する表示データ(図
5を参照)をミックスして出力する。エンコーダ26
は、画像混合回路25から出力される画像データ(スル
ー画像または再生画像)から、ディジタル輝度データ
(Yデータ)とディジタル色データ(Cデータ)の各デ
ィジタル符号データを生成する。画像用D/Aコンバー
タ28Bは、エンコーダ25からの出力をアナログの輝
度信号(Y信号)と、アナログの色信号(C信号)に変
換して、表示出力系4に出力する。また、LCDインタ
ーフェース27は、画像混合回路25から出力される画
像データ(スルー画像または再生画像)を表示・出力系
4のLCDドライバ42に出力する。
【0018】表示・出力系4は、LCD(liquid cryst
al display)ドライバ42、LCDモニタ43、YCM
IX回路44、ビデオドライバ45、ビデオ出力端子4
6,後述する音声記録系5に関係する音声出力アンプ回
路41及び音声出力端子40を有する。
【0019】LCDドライバ42は、LCD用D/Aコ
ンバータ28Aから出力されるY及びC信号に対して所
定の信号処理(γ処理など)を実行してLCDモニタ4
3に出力する。LCDモニタ43は、撮影時のスルー画
像及びメモリカード31に記録された再生画像を表示す
る。YCMIX回路44は、画像D/Aコンバータ28
Bから出力されるアナログ信号からYCMIX信号(輝
度信号Yと色信号Cとの混合信号)を生成する。ビデオ
ドライバ45は、YCMIX信号をNTSC信号(NT
SC規格のビデオ信号)に変換する機能を有し、ビデオ
出力端子46に出力する。ビデオ出力端子46は、テレ
ビジョン装置等の外部モニタにNTSC信号などのビデ
オ信号を送出するための外部出力端子である。
【0020】ここで、音声記録系5は、音声マイク50
と、マイクアンプ回路(AGC回路を含む)51と、A
/Dコンバータ52とを有する。A/Dコンバータ52
は、マイクアンプ回路51により増幅された音声アナロ
グ信号を音声ディジタル信号に変換して、画像処理系2
に含まれる第2のSRAM20Bに出力する。
【0021】PCMモジュレータ29は、第2のSRA
M20Bに格納された音声ディジタル信号をディジタル
録音又は再生処理を実行する。ディジタル録音時には、
音声ディジタデータは、制御・操作系3のSDRAM3
0またはメモリカード31に記録される。また、音声再
生時には、SDRAM30またはメモリカード31から
読出された音声ディジタルデータは、第2のSRAM2
0Bに一時的に格納されて、音声用D/Aコンバータ2
8Cに出力される。音声用D/Aコンバータ28Cは、
音声ディジタルデータを音声アナログ信号に変換して、
表示・出力系4に含まれる音声出力アンプ回路41に送
られる。
【0022】制御・操作系3は、SDRAM(シンクロ
ナスDRAM)30と、メモリカード31と、メインC
PU32と、サブCPU33と、フラッシュメモリ34
と、操作部35と、モードLCD36とを有する。SD
RAM30は、画像処理(音声記録処理も含む)に必要
なワークメモリ(一時記憶メモリ)である。メモリカー
ド31は撮影画像(画像圧縮された画像データ)を保存
するための着脱可能な記録媒体であり、例えばフラッシ
ュEEPROMからなる。なお、メモリカード31は着
脱可能な光磁気ディスク(MO)や、超小型でカード型
のハードディスクドライブでもよい。フラッシュメモリ
34は、メインCPU32とサブCPU33の動作に必
要なプログラムを格納するプログラムメモリである。
【0023】メインCPU32及びサブCPU33は、
カメラ本体のシステムコントローラとして機能するマイ
クロプロセッサである。メインCPU32は、例えばR
ISCマイクロプロセッサからなり、カメラ全体の制御
(画像処理の制御やディジタルズーム制御、色温度変換
処理なども含む)を実行すると共に、同実施形態に関係
する合焦状態の判断処理を実行する。具体的には、メイ
ンCPU32は、AF回路22から得られるコントラス
ト検出値に基づいて、合焦ずれ量が許容範囲外であるか
否かを判断する。
【0024】サブCPU33は、例えば4ビットマイク
ロプロセッサからなり、操作部35から入力される操作
指示を受け付けてメインCPU32に伝達したり、カメ
ラの操作に必要なモード情報をモードLCD36に表示
するための制御を実行する。また、サブCPU33は、
操作部35から操作指示またはメインCPU32から指
示に応じてレンズ制御部14を介して、レンズ駆動モー
タ13の動作(即ち、合焦動作)を制御する。操作部3
5は、カメラの操作に必要な操作ボタン、ダイヤル、キ
ーなどの操作スイッチ群からなる。具体的には、モード
ダイヤル、レリーズボタン、パワースイッチ、メニュス
イッチ、指示用十字キーなどが設けられている。なお、
制御・操作系3と画像処理系2とは、データ信号線60
及びアドレス信号線61を介して、各種のデータ及びア
ドレスの転送を実行している。
【0025】(静止画撮影動作)同実施形態の電子カメ
ラは、通常の静止画撮影モード及び再生モード以外に、
同実施形態に関係する音声記録付の動画撮影モード及び
音声記録なしの動画撮影モードを有する。まず、図1と
共に,図4のフローチャートを参照して通常の静止画撮
影モードでの撮影動作を説明する。
【0026】カメラ本体の電源が投入(パワーオン)さ
れて、操作部35のモードダイヤルにより静止画撮影モ
ードが設定される。このモードにおいて、操作部35の
レリーズボタンの第1操作(半押し操作)がなされる
と、メインCPU32は、撮影準備動作(予備撮影動
作)を実行する(ステップS30のYES)。この撮影
準備動作として、AE回路24によるAE動作及びAF
回路22によるAF動作を実行する(ステップS31,
S32)。ここで、静止画撮影モードでは、AFエリア
の狭いAF動作を実行する。この撮影準備動作により、
いわゆるピントと露出が固定されることになる。
【0027】次に、レリーズボタンの第2操作(押し切
り操作)がなされると、メインCPU32は、本撮影で
ある静止画撮影動作を実行する(ステップS33のYE
S,S34)。即ち、撮影系1により得られた被写体を
撮影した画像データは、画像処理系2により各種の処理
が実行されて、メモリカード31に圧縮データとして記
録される。撮影中では、LCDモニタ43上には、被写
体のスルー画像が表示されている。
【0028】(動画撮影動作)次に、操作部35のモー
ドダイヤルにより、動画撮影モードが設定される。動画
撮影モードは、音声記録付の動画撮影モード(音声動画
モード)及び音声記録なしの動画撮影モード(音声無し
動画モード)からなる。図2のフローチャート及び図5
を参照して、同実施形態の音声動画モードを説明する。
【0029】操作部35のモードダイヤルにより、音声
動画モードが設定されると、メインCPU32は、音声
記録と同時に、動画撮影動作を実行するモードになる
(ステップS1のYES)。まず、操作部35のレリー
ズボタンの第1操作(半押し操作)がなされると、メイ
ンCPU32は、前述のように、撮影準備動作(予備撮
影動作)を実行する(ステップS2のYES)。この撮
影準備動作として、AE回路24によるAE動作及びA
F回路22によるAF動作(AFレンズの駆動制御を含
む)を実行する(ステップS3,S4)。ここで、動画
撮影モードでは、AFエリアの広い動画用AF動作を実
行する。この撮影準備動作により、いわゆるピントと露
出が固定されることになる。
【0030】次に、レリーズボタンの第2操作(押し切
り操作)がなされると、メインCPU32は、本撮影で
ある動画撮影動作を開始する(ステップS5のYES,
S6)。ここで、メインCPU32は、AF回路22か
ら得られるコントラスト検出値に基づいて、動画撮影と
同時並行的に合焦ずれ状態を判断する処理を実行する
(ステップS7)。即ち、合焦ずれ量が許容範囲外であ
るか否かを判断する。
【0031】動画撮影開始時には、図5(A)に示すよ
うに、LCDモニタ43上には、被写体のスルー画像5
00を表示すると共に、撮影条件を示す情報を表示す
る。表示情報としては、動画撮影を示す情報501,音
声記録を示す情報502,AF情報503,シャッタス
ピードを示す情報504がある。
【0032】メインCPU32は、動画撮影中に合焦ず
れ状態(ピントずれ)を判断し、合焦ずれ量が許容範囲
外になったときには、LCDモニタ43上に当該合焦ず
れ量に応じた特定の表示を行なう(ステップS8)。具
体的には、図5(B)に示すように、例えば軽いピント
ずれが発生した場合の特定マーク505AをLCDモニ
タ43上に表示する。また、図5(C)に示すように、
相対的に大きいピントずれが発生した場合の特定マーク
505BをLCDモニタ43上に表示する。
【0033】このようなLCDモニタ43上の表示状態
において、撮影者により再度のレリーズボタンの第1操
作(半押し操作)がなされると、メインCPU32は、
前述の動画用AF動作を実行する(ステップS9のYE
S,S10)。この動画用AF動作により、図5(D)
に示すように、ピントずれが解消された状態で、動画撮
影がそのまま継続される(ステップS11のNO)。そ
して、撮影者によりレリーズボタンの第2操作(押し切
り操作)がなされると、メインCPU32は、動画撮影
動作を終了する(ステップS11のYES)。
【0034】一方、操作部35のモードダイヤルによ
り、音声無し動画モードが設定された場合について、図
3のフローチャートを参照して説明する。
【0035】まず、撮影準備動作(予備撮影動作)から
撮影開始までの手順は、音声記録動作がないが、前述の
音声動画モードの場合と同様である。即ち、操作部35
のレリーズボタンの第1操作(半押し操作)がなされる
と、メインCPU32は、前撮影準備動作(予備撮影動
作)を実行する(ステップS20のYES)。この撮影
準備動作として、AE回路24によるAE動作及びAF
回路22による動画用AF動作(AFレンズの駆動制御
を含む)を実行する(ステップS21,S22)。次
に、レリーズボタンの第2操作(押し切り操作)がなさ
れると、メインCPU32は、本撮影である動画撮影動
作を開始する(ステップS23のYES,S24)。
【0036】ここで、音声動画モードの場合と同様に、
メインCPU32は、AF回路22から得られるコント
ラスト検出値に基づいて、動画撮影と同時並行的に合焦
ずれ状態を判断する処理を実行する(ステップS2
5)。但し、メインCPU32は、音声動画モードの場
合とは異なり、合焦ずれ量(ピントずれ)が許容範囲外
の場合には、自動的に動画用AF動作を実行する(ステ
ップS26のYES,S27)。従って、動画撮影中に
ピントずれが発生した場合には、自動的にピントずれが
解消されて、動画撮影が続行される(ステップS28の
NO)。そして、撮影者によりレリーズボタンの第2操
作(押し切り操作)がなされると、メインCPU32
は、動画撮影動作を終了する(ステップS28のYE
S)。
【0037】以上のように同実施形態の音声動画モード
の場合には、撮影準備動作(予備撮影動作)時に動画用
AF動作を実行して、動画撮影が開始された後では、レ
リーズボタンの第1操作(即ち、AF指示操作)が無い
場合には、動画用AF動作を実行しない。従って、動画
撮影中の音声記録時に、AF動作に伴うレンズ駆動音が
ノイズとして音声に混入するような事態を抑制すること
ができる。
【0038】一方、撮影者は、動画撮影中にレリーズボ
タンの第1操作(AF指示操作)で、必要に応じて動画
用AF動作を実行できるため、例えば被写体との距離が
大きく変化したような場合のピントずれを解消すること
ができる。従って、音声の品質に対して、動画の撮影画
質を優先したい場合に有効である。この場合、動画撮影
中の合焦ずれ状態(ピントずれ)を判断し、LCDモニ
タ43上に許容範囲害の合焦ずれ量(ピントずれの程
度)を表示するため、撮影者は、動画撮影中に動画用A
F動作を実行させるタイミングを容易に判断できる効果
もある。
【0039】なお,同実施形態では、音声動画モードの
場合に、動画撮影中の動画用AF動作の指示として、レ
リーズボタンの第1操作を再実行する方法を説明した
が、これに限定されるものではない。例えば、操作部3
5に専用指示ボタンが設けられて、当該専用指示ボタン
の操作があった場合のみ、動画撮影中の動画用AF動作
を実行する構成でもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、音
声記録を伴う動画撮影時に、動画撮影前にAF動作を実
行した後は、自動的にAF動作を実行することは無いた
め、音声記録時にAF動作に伴うレンズ駆動音などがノ
イズとして音声記録されることを抑制できる。一方、被
写体との距離が大きく変化したような場合には、AF動
作を実行できるため、ピントのぼけた画像を撮影するよ
うな事態を防止できる。要するに、動画撮影時の音声ノ
イズの記録を最小限に抑制し、かつ必要に応じてAF動
作を実行できるためピントのぼけた動画撮影を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係する電子カメラの要部
を示すブロック図。
【図2】同実施形態に関係する音声記録付の動画撮影モ
ードの手順を示すフローチャート。
【図3】同実施形態に関係する音声記録無しの動画撮影
モードの手順を示すフローチャート。
【図4】同実施形態に関係する静止画撮影モードの手順
を示すフローチャート。
【図5】同音声記録付の動画撮影モード時のモニタ上の
表示例を示す図。
【符号の説明】
1…撮影系 2…画像処理系 3…制御・操作系 4…表示・出力系 5…音声記録系 10…光学レンズユニット 11…撮像素子(CCD) 12…撮像回路 13…レンズ駆動モータ 14…レンズドライバ 20A…第1のSRAM 20B…第2のSRAM 21…DSP 22…AF回路 23…画像圧縮/伸張ユニット 24…AE回路 30…SDRAM 31…メモリカード 32…メインCPU 33…サブCPU 34…フラッシュメモリ 35…操作部 40…音声出力端子 41…音声アンプ回路 42…LCDドライバ 43…LCDモニタ 44…YCMIX回路 45…ビデオドライバ 46…ビデオ出力端子 50…音声マイク 51…マイクアンプ回路 52…A/Dコンバータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 G10L 9/18 J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子により撮影した被写体像を画像
    データに変換する電子的撮像手段と、 音声記録を伴う動画撮影動作を実行する動画撮影手段
    と、 前記撮像素子に結像する被写体像を合焦させる合焦手段
    と、 前記合焦手段の実行を指示する合焦指示手段と、 前記動画撮影手段による動画撮影の開始前では前記合焦
    手段を動作させて、動画撮影の実行時には前記合焦指示
    手段による指示のみに応じて前記合焦手段を動作させる
    ように制御する合焦制御手段とを具備したことを特徴と
    する電子カメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記動画撮影手段による動画撮影中の合
    焦状態を検出する合焦検出手段と、 前記合焦検出手段により検出された合焦状態を表示する
    合焦表示手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の電子カメラ装置。
  3. 【請求項3】 前記合焦指示手段は、第1操作で撮影準
    備動作を指示し、第2操作で撮影動作を開始するための
    操作部材での当該第1操作による指示手段であることを
    特徴とする請求項1記載の電子カメラ装置。
  4. 【請求項4】 前記合焦制御手段は、前記動画撮影手段
    による音声記録を伴う動画撮影動作以外の動画撮影時
    に、合焦ずれ量が許容範囲外となる合焦状態の場合に
    は、前記合焦指示手段による指示とは無関係に前記合焦
    手段を動作させるように制御することを特徴とする請求
    項1記載の電子カメラ装置。
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