JP2002009968A - テレビ電話システム、及び、携帯型電話機 - Google Patents

テレビ電話システム、及び、携帯型電話機

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JP2002009968A
JP2002009968A JP2000192262A JP2000192262A JP2002009968A JP 2002009968 A JP2002009968 A JP 2002009968A JP 2000192262 A JP2000192262 A JP 2000192262A JP 2000192262 A JP2000192262 A JP 2000192262A JP 2002009968 A JP2002009968 A JP 2002009968A
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telephone
video
portable telephone
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JP2000192262A
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Takafumi Nakase
貴文 中瀬
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯型電話機を用いたテレビ電話システムを
提供する。 【解決手段】 端末装置2が接続されたテレビ受像機3
と、携帯型電話機4とによって構成されるテレビ電話シ
ステム1であって、携帯型電話機4によってテレビ電話
の通信先と通信回線を確立し、この通信回線を介して送
受信される画像データ及び音声データは、携帯型電話機
4と端末装置2との間で送受信される。端末装置2が備
えるカメラ21によって撮影された画像とマイク22に
よって集音された音声とが通信先へ送信され、通信先か
らの画像はテレビ受像機3のディスプレイ31に表示さ
れ、通信先からの音声は、スピーカー32によって出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声と画像とを送
受信するテレビ電話システム、及び、テレビ電話システ
ムに好適な携帯型電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、互いの音声とともに画像を送受信
する、いわゆるテレビ電話システムの実現に向けて、様
々な提案がなされている。
【0003】例えば、特開平10−56675号公報に
は、拡張スロットを備えたテレビ受像機を用い、上記拡
張スロットを公衆電話回線に接続することにより、テレ
ビ電話システムを構築する例が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビ電話システムは、専用の端末装置を利用する必要
があるという問題があった。例えば、上記特開平10−
56675号公報に開示されたテレビ電話システムで
は、拡張スロットを備えたテレビ受像機が必要となる
が、このようなテレビ受像機に汎用性はなく、当該テレ
ビ電話システムの専用のものとなる。
【0005】また、近い将来、携帯型電話機による広帯
域通信の実用化が見込まれており、画像を含めた大容量
のデータを送受信することが可能になる。しかしなが
ら、携帯型電話機の利用を想定したテレビ電話システム
は、これまで提案されていなかった。
【0006】本発明の課題は、携帯型電話機を利用し
て、利便性に富むテレビ電話システムを提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する
図面参照符号等である。
【0008】請求項1記載の発明は、通信回線に接続さ
れた携帯型電話機(4)と、テレビ受像機(3)に接続
され、前記携帯型電話機との間で通信可能な端末装置
(2)とを備えるテレビ電話システム(100)であっ
て、前記携帯型電話機は、前記通信回線を介して送信さ
れた画像データ及び音声データを受信して前記端末装置
へ送信する端末向通信手段(例えば、図3に示す通信部
410、及び、通信モジュール411)を備え、前記端
末装置は、前記携帯型電話機から送信された画像データ
及び音声データをもとに、テレビ受像機が処理可能な映
像信号及び音声信号を生成してテレビ受像機へ出力する
テレビ受像機制御手段(例えば、図2に示す制御部20
1)を備えることを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、通信回線に
接続された携帯型電話機と、テレビ受像機に接続され、
携帯型電話機との間で通信可能な端末装置とを備えるテ
レビ電話システムであって、携帯型電話機は、端末向通
信手段によって、通信回線を介して送信された画像デー
タ及び音声データを受信して端末装置へ送信し、端末装
置は、テレビ受像機制御手段によって、携帯型電話機か
ら送信された画像データ及び音声データをもとに、テレ
ビ受像機が処理可能な映像信号及び音声信号を生成して
テレビ受像機へ出力する。
【0010】ここで、テレビ受像機が処理可能な映像信
号及び音声信号としては、例えば、NTSC規格に準じ
たビデオ信号が挙げられる。
【0011】従って、端末装置をテレビ受像機に接続す
ることにより、通信回線を介して携帯型電話機が受信し
た画像データ及び音声データをもとに、テレビ受像機に
よって映像及び音声が出力される。これにより、携帯型
電話機を用いて構築されるテレビ電話システムにおい
て、テレビ受像機を用いることによって画面の大きさや
音量による制限がなくなり、非常に利便性の高いテレビ
電話システムを提供できる。また、端末装置とテレビ受
像機とが設置された場所であれば、外出先であっても携
帯型電話機を使用してテレビ電話を利用でき、さらに、
テレビ受像機に対して電話回線を有線接続する必要も無
いので、より一層利便性の高いテレビ電話システムを提
供できる。そして、本発明のテレビ電話システムは一般
的なテレビ受像機を用いるので、低コストで容易に実現
できる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のテ
レビ電話システムにおいて、前記端末装置は、画像を撮
影して画像データを生成するとともに、音声を集音して
音声データを生成する端末側データ生成手段(例えば、
図2に示すカメラ21、マイク22、変換処理部203
及び制御部201)と、この端末側データ生成手段によ
り生成された画像データ及び音声データを前記携帯型電
話機へ送信する端末側データ送信手段(例えば、図2に
示す通信モジュール202)とをさらに備え、前記携帯
型電話機は、前記端末装置から送信された画像データ及
び音声データを受信して前記通信回線を介して送信する
回線向通信手段(例えば、図3に示す通信部410、及
び通信モジュール411)をさらに備えることを特徴と
する。
【0013】請求項2記載の発明によれば、端末装置
は、端末側データ生成手段によって画像を撮影して画像
データを生成するとともに音声を集音して音声データを
生成し、端末側データ送信手段によって、端末側データ
生成手段により生成された画像データ及び音声データを
携帯型電話機へ送信し、携帯型電話機は、回線向通信手
段によって、端末装置から送信された画像データ及び音
声データを受信して通信回線を介して送信する。
【0014】従って、端末装置が備えるデータ生成手段
によって画像データと音声データとを生成し、携帯型電
話機によって通信回線を介して送信できるので、画像デ
ータと音声データとを双方向に通信できるテレビ電話シ
ステムを、容易に、低コストで構築できる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のテレビ電話システムにおいて、前記端末装置は、
前記テレビ受像機に内蔵されてなることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明によれば、端末装置
は、テレビ受像機に内蔵されてなるので、利便性に富む
テレビ電話システムの小型化により、より一層の利便性
の向上が図られる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載のテ
レビ電話システムにおいて、前記携帯型電話機は、画像
を撮影して画像データを生成するとともに、音声を集音
して音声データを生成する電話機側データ生成手段(例
えば、図6に示すカメラ62、撮像処理部610、マイ
ク608及び音声処理部607)と、この電話機側デー
タ生成手段により生成された画像データ及び音声データ
を前記通信回線へ送信する電話機側データ送信手段(例
えば、図6に示す通信部611、及び通信モジュール6
12)とをさらに備えることを特徴とする。
【0018】請求項4によれば、携帯型電話機は、送信
用データ生成手段によって、画像を撮影して画像データ
を生成するとともに音声を集音して音声データを生成
し、データ送信手段によって、データ生成手段により生
成された画像データ及び音声データを通信回線へ送信す
る。
【0019】従って、端末装置が備えるデータ生成手段
によって画像データと音声データとを生成し、携帯型電
話機によって通信回線を介して送信できるので、画像デ
ータと音声データとを双方向に通信できるテレビ電話シ
ステムを、容易に、低コストで構築できる。特に、携帯
型電話機側にデータ生成手段を備えるので、テレビ受像
機側には、端末装置を接続しておくだけで良く、テレビ
電話システムの低コスト化が図れる。
【0020】請求項5記載の発明は、通信回線を介して
画像データ及び音声データを送受信する携帯型電話機
(6a)において、前記通信回線を介して受信した画像
データ及び音声データをもとに、テレビ放送用に割り当
てられた周波数帯域の無線信号を生成して出力する無線
信号生成手段(例えば、図8に示すCPU601及び放
送信号出力部616)を備えることを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明によれば、通信回線を
介して画像データ及び音声データを送受信する携帯型電
話機において、無線信号生成手段により、通信回線を介
して受信した画像データ及び音声データをもとに、テレ
ビ放送用に割り当てられた周波数帯域の無線信号を生成
して出力する。
【0022】ここで、テレビ放送用に割り当てられた周
波数帯域の無線信号とは、例えば、UHF放送、VHF
放送の各チャンネルに割り当てられた映像信号周波数
帯、音声信号周波数帯を指す。
【0023】従って、テレビ放送を受信できる装置があ
る場所であれば、携帯型電話機によって受信した映像デ
ータ及び音声データをもとに、映像と音声とを出力させ
ることができる。このため、携帯型電話機によって、場
所を選ばずにテレビ電話システムを構築できる。また、
携帯型電話機の他には一般的なテレビ受像機が有れば良
く、非常に低コストで、容易にテレビ電話システムを構
築できる。さらに、テレビ受像機に対して何らの加工を
施す必要がなく、速やかにテレビ電話システムを構築で
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0025】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態におけるテレビ電話システム100の構
成を示す図である。同図に示すように、テレビ電話シス
テム100は、端末装置2、テレビ受像機3及び携帯型
電話機4により構成される。
【0026】端末装置2は、テレビ受像機3に接続され
た装置であり、携帯型電話機4との間で無線通信を行う
ことができる。また、端末装置2は、テレビ受像機3の
前面を撮影するカメラ21と、テレビ受像機3の前面側
の音声を取得するマイク22とを備えている。
【0027】テレビ受像機3は、通常の家庭用テレビ受
像機であり、CRT(Cathode RayTube)や液晶パネル
等によってなるディスプレイ31、及び、スピーカー3
2を備えている。なお、テレビ受像機3は、図示しない
リモコン装置等によって操作されるものである。
【0028】また、携帯型電話機4は、図示しない基地
局との間で無線通信回線を確立し、データ通信や音声通
話が可能な携帯型電話機であり、後述するように、端末
装置2との間で無線通信を行うことができる。携帯型電
話機4は、アンテナ42、液晶ディスプレイ43等を具
備するケース41の内部に、各部を内蔵して構成され
る。
【0029】図2は、図1に示す端末装置2及びテレビ
受像機3の内部回路構成を示すブロック図である。図2
に示すように、端末装置2は、制御部201、通信モジ
ュール202、変換処理部203、及び、カメラ21、
マイク22等を備えて構成される。また、テレビ受像機
3は、制御装置301、チューナー302、制御部30
3、表示制御部304、及びディスプレイ31、スピー
カー32を備えて構成され、さらに、外部アンテナ33
に接続されている。
【0030】テレビ受像機3において、制御装置301
は、内蔵する所定のプログラムに従ってテレビ受像機3
の各部を制御する。即ち、制御装置301は、チューナ
ー302を制御して、図示しないリモコン装置等によっ
て指定されたチャンネルの電波のみを、外部アンテナ3
3によって受信された放送電波の中から抽出させる。そ
して、制御装置301は、チューナー302により抽出
された放送電波の復調、分離、デコード等の各種処理を
実行し、得られた信号を音声制御部303及び表示制御
部304へ出力して、ディスプレイ31上にテレビ放送
の画像を表示させるとともに、スピーカー32からテレ
ビ放送の音声を出力させる。
【0031】また、制御装置301は、図示しないリモ
コン装置等によって、端末装置2からの信号を受信する
よう指示された場合には、端末装置2から入力される映
像信号及び音声信号を受信して、該音声信号を音声制御
部303へ出力し、映像信号を表示制御部304へ出力
する。
【0032】チューナー302は、外部アンテナ33に
より受信されたテレビ放送用電波の中から、制御装置3
01によって指定されたチャンネルの放送電波のみを抽
出して、制御装置301へ出力する。
【0033】音声制御部303は、制御装置301から
入力された音声信号を抽出し、所定の信号レベルに増幅
してスピーカー32へ出力することにより、スピーカー
32から音声を出力させる。
【0034】表示制御部304は、制御装置301から
入力された映像信号をもとにディスプレイ31を駆動制
御して、ディスプレイ31上に画像を表示させる。
【0035】端末装置2が有する制御部201は、内蔵
する制御プログラムを実行することにより、端末装置2
の各部を駆動制御する。具体的には、制御部201は、
通信モジュール202を介して携帯型電話機4との間で
無線通信を実行し、携帯型電話機4から送信され、通信
モジュール202によって受信された画像データ及び音
声データについて、復調、分離、デコード等の各種処理
を実行して、映像信号及び音声信号を生成する。
【0036】また、制御部201は、変換処理部203
により、カメラ21によって撮影された画像の画像デー
タや、マイク22により取得された音声の音声データを
生成させ、通信モジュール202によって携帯型電話機
4へ送信させる。
【0037】なお、制御部201によって生成され、制
御装置301へ出力される映像信号及び音声信号として
は、例えば、ビデオ信号における音声信号及び映像信号
に準じた信号が挙げられる。この場合、通常のテレビ受
像機が備えているビデオ入力用端子からの入力が可能で
あり、専用のテレビ受像機3を用意する必要が無くな
る。
【0038】通信モジュール202は、例えば、Blueto
oth 規格に準じた無線通信装置であり、後述する通信モ
ジュール411(図3)との間で、無線通信を実行す
る。そして、通信モジュール411から送信された画像
データ及び音声データを受信して制御部201へ出力す
るとともに、制御部201から入力された画像データ及
び音声データを通信モジュール411へ送信する。
【0039】カメラ21は、CCD(Charge Coupled D
evice :電荷結合素子)やCMOS(Complementary Me
tal Oxide Semiconductor )センサ等を内蔵し、所定の
範囲を撮影して撮影画像を変換処理部203へ出力す
る。また、マイク22は、音声を取得して、該音声を変
換処理部203へ出力する。
【0040】変換処理部203は、カメラ21から入力
される撮影画像をもとに、所定のデータ形式に準ずる画
像データを生成し、制御部201へ出力する。また、変
換処理部203は、A/Dコンバータ等を内蔵し、マイ
ク22により取得された音声を示す音声データを生成
し、制御部201へ出力する。なお、伝送時の効率を向
上させるため、変換処理部203は、画像データ及び音
声データを生成する際に、所定の方式に従ってデータを
圧縮し、或いはデータの変換を行うようにしても良い。
【0041】図3は、携帯型電話機4の内部回路構成を
示すブロック図である。図3に示すように、携帯型電話
機4は、CPU(Central Processing Unit )401、
ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random A
ccess Memory)403、記憶部404、入力部405、
表示部406、音声処理部407、マイク408、スピ
ーカー409、通信部410、通信モジュール411、
及び、電源部412等を備えてなり、これらの各部はバ
ス413により接続されている。
【0042】CPU401は、ROM402に記憶され
る各種システムプログラムを読み出して実行し、各部を
駆動制御する。また、CPU401は、入力部405に
おける入力操作に従って、記憶部404に記憶された各
種アプリケーションプログラムを読み出して実行し、携
帯型電話機4の各種機能を実現する。
【0043】具体的には、入力部405が備える数字キ
ーから通信先の電話番号が入力され、通話開始を指示す
る操作が行われた場合には、図示しない基地局に対し、
通信部410から発信信号を送信させて、基地局との間
に無線通信回線を確立し、入力された通信先への通話を
可能とする。
【0044】また、CPU401は、通信部410によ
って基地局から送信された着信信号を受信すると、記憶
部404に記憶された着信音メロディデータの中から予
め設定された着信音メロディデータを読み出し、所定の
着信音をスピーカ409から出力させる。
【0045】さらに、CPU401は、上記基地局を介
して、テレビ電話の通話先からの画像データ及び音声デ
ータが送受信される場合には、上記基地局から送信され
た画像データ及び音声データを通信部410によって受
信させ、受信された画像データ及び音声データを通信モ
ジュール411によって端末装置2へ送信する。また、
CPU401は、端末装置2から通信モジュール202
によって送信された画像データ及び音声データを、通信
部410を介して上記基地局へ送信する。
【0046】この他、CPU401は、入力部405に
おける入力操作に従って、通信相手の番号等が設定され
た電話帳データの追加・削除等の編集処理、及び、指定
されたデータの呼び出し処理等を実行する。
【0047】ROM402は、フラッシュメモリやEE
PROM、EPROM等の半導体記憶素子によってな
り、携帯型電話機4の基本制御プログラム、及び、この
プログラムに係るデータを記憶する。
【0048】RAM403は、CPU401によって実
行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデ
ータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0049】記憶部404は、フラッシュメモリ等の書
き換え可能な半導体記憶素子等の記憶媒体を備え、この
記憶媒体内に、CPU401により実行される携帯型電
話機4の各種アプリケーションプログラム、及び、これ
らのプログラムに係るデータ等を記憶する。例えば、記
憶部404には、過去に通信を行った通信先の電話番
号、過去に着信した電話番号や、複数の氏名・名称と各
名称に対応する電話番号とが設定された電話帳データが
記憶される。また、記憶部404には、着信報知時に出
力される着信音メロディ等、携帯型電話機4の動作に関
する各種設定内容が記録された設定データが記憶され
る。
【0050】入力部405は、文字キー、数字キーの
他、通話開始・切断、電話帳編集等の各種機能に対応づ
けられた各種キーを備え、操作されたキーに対応する操
作信号をCPU401へ出力する。
【0051】表示部406は、液晶ディスプレイ43に
接続されており、入力部405における入力内容や、電
話帳データの内容、或いは、実行中の処理に係るメッセ
ージ等を液晶ディスプレイ43に表示させる。また、液
晶ディスプレイ43の液晶表示パネルの裏面側には、表
示部406の制御に従って発光するバックライト装置
(図示略)が配設され、入力部405の操作時や発呼時
及び着信時等に、液晶表示画面の照明を行う。
【0052】音声処理部407は、音声コーデックやア
ンプ等を備え、通信部410を用いる通信時には、マイ
ク408から入力される音声信号を符号化して通信部4
10へ出力するとともに、通信部410から入力される
データを復号化して音声信号を生成し、スピーカ409
から音声を出力させる。なお、音声処理部407は、各
種ヘッドホンを接続可能なヘッドホン端子を備える構成
としても良い。
【0053】マイク408は、通話時、或いは後述する
着信音入力処理時にユーザが発する音声を取得して音声
信号を音声処理部407へ出力する。また、スピーカ4
09は、音声処理部407から入力される音声信号に従
って音声を出力する。なお、マイク408は、ノイズ除
去のためのフィルタ等を備える構成としても良い。
【0054】通信部410には、アンテナ42が接続さ
れており、基地局(図示略)との間で無線信号の送受信
を実行する。具体的には、アンテナ42によって、通話
着信を示す無線信号を受信すると、着信を示す信号をC
PU401に出力して利用者に対する着信報知動作を実
行させ、また、利用者によって入力部405が操作さ
れ、通話発信指示がCPU401から入力されると、基
地局(図示略)との間で無線通信回線を接続する。ま
た、通信部410は、携帯型電話機4の現在位置を示す
位置信号を、所定の時間毎に上記基地局に対して送信す
る。
【0055】通信モジュール411は、例えば、Blueto
oth 規格に準じた無線通信装置であり、端末装置2が有
する通信モジュール202(図2)との間で、無線通信
を実行する。そして、通信モジュール202から送信さ
れたデータを受信してCPU401へ出力するととも
に、CPU401から入力されたデータを通信モジュー
ル202へ送信する。
【0056】電源部412は、リチウムイオン電池、ニ
ッケル水素電池等の充電可能なバッテリ(図示略)を内
蔵しており、このバッテリ(図示略)からの電源を携帯
型電話機4の各部へ供給する。
【0057】以上のように構成されるテレビ電話システ
ム100においては、テレビ受像機3を用いてテレビ電
話を実現することができる。即ち、携帯型電話機4を用
いて、テレビ電話の通信先との間における通信回線を確
立し、この通信回線を介して送信された画像データ及び
音声データを通信部410によって受信し、通信モジュ
ール411によって、端末装置2へ送信する。
【0058】端末装置2においては、携帯型電話機4の
通信モジュール411から送信された画像データ及び音
声データを通信モジュール202によって受信する。そ
して、受信したデータについて、制御部201によって
復調、分離、デコード等の各種処理を行うことにより、
テレビ受像機3が処理可能な映像信号及び音声信号を生
成して、制御装置301へ出力する。
【0059】制御装置301においては、制御部201
から入力された映像信号及び音声信号に基づいて、表示
制御部304及び音声制御部303によってディスプレ
イ31及びスピーカー32を駆動制御し、テレビ電話の
画像をディスプレイ31に表示させるとともに、音声を
スピーカー32によって出力させることができる。
【0060】従って、利用者は、テレビ受像機3の前に
おいて、テレビ電話で送信される画像と音声とを楽しむ
ことができる。また、テレビ受像機3のディスプレイ3
1を用いることで、携帯型電話機4の液晶ディスプレイ
43に比べて非常に大きな画面を用意できるので、複数
の利用者が同時に利用することも容易であり、使い勝手
の良いテレビ電話システム100を実現できる。さら
に、テレビ受像機3は一般的なテレビ受像機であり、特
殊な装置を必要としないので、テレビ電話システム10
0は低コストで実現可能である。
【0061】また、端末装置2においては、テレビ受像
機3の前側における画像をカメラ21によって撮影し、
音声をマイク22によって取得する。そして、カメラ2
1により撮影された画像のデータは、変換処理部で所定
のデータ形式に従って圧縮処理される。また、マイク2
2により取得された音声を示す信号は、変換処理部20
3に入力され、所定のデータ形式のデジタルデータに変
換される。そして、変換処理部203により得られた画
像データ及び音声データは、通信モジュール202によ
って携帯型電話機4へ送信される。
【0062】携帯型電話機4においては、端末装置2の
通信モジュール202から送信されたデータが通信モジ
ュール411によって受信されると、このデータを通信
部410によって上記基地局へ送信する。
【0063】従って、テレビ受像機3の前における画像
及び音声が、携帯型電話機4によってテレビ電話の通信
先へ送信されるので、利用者はテレビ受像機3の前で話
をすることでテレビ電話システム100を利用できる。
【0064】さらに、テレビ電話システム100におい
ては、端末装置2と携帯型電話機4とが無線通信によっ
てデータを送受信するため、端末装置2の設置場所等の
制限を受けにくく、手軽に構築することができる。これ
により、より利便性が高く、かつ、低コストで実現可能
なテレビ電話システム100を提供できる。
【0065】そして、テレビ電話システム100におい
ては、携帯型電話機4を利用してテレビ電話を実現する
ので、端末装置2及びテレビ受像機3が設置されている
環境であれば場所を選ばず使用できる。これにより、利
便性に優れたテレビ電話システムを提供できる。
【0066】なお、以上の第1の実施の形態において
は、端末装置2のカメラ21によってテレビ受像機3の
前側が撮影されるものとしたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、端末装置2をテレビ受像機3と接続
した上で、離隔して配設することも可能であり、テレビ
受像機3から離れた所定位置を撮影するものとしても良
い。
【0067】また、テレビ受像機3の外観やその他の機
能等、具体的な細部構成についても適宜に変更可能であ
ることは勿論である。
【0068】[第2の実施の形態]図4は、本発明の第
2の実施の形態におけるテレビ電話システム200の構
成を示す図である。同図に示すように、テレビ電話シス
テム200は、テレビ受像機5と携帯型電話機6とによ
って構成される。
【0069】テレビ受像機5は、CRT(Cathode Ray
Tube)や液晶パネル等によってなるディスプレイ51及
びスピーカー52を備えている。なお、テレビ受像機5
は、図示しないリモコン装置等によって操作されるもの
である。
【0070】また、携帯型電話機6は、図示しない基地
局との間で無線通信回線を確立し、データ通信や音声通
話が可能な携帯型電話機であり、端末装置2との間で無
線通信を行うことができる。携帯型電話機6は、カメラ
62、アンテナ63、液晶ディスプレイ64等を具備す
るケース61内に、各部を内蔵して構成される。
【0071】図5は、図4に示すテレビ受像機5の内部
回路構成を示すブロック図である。図5に示すように、
テレビ受像機5は、制御装置501、チューナー50
2、制御部503、表示制御部504、通信モジュール
505、及び、ディスプレイ51、スピーカー52を備
えて構成され、さらに、外部アンテナ33に接続されて
いる。
【0072】テレビ受像機5において、制御装置501
は、内蔵する所定のプログラムに従ってテレビ受像機5
の各部を制御する。即ち、制御装置501は、チューナ
ー502を制御して、図示しないリモコン装置等によっ
て指定されたチャンネルの電波のみを、外部アンテナ3
3によって受信された放送電波の中から抽出させる。制
御装置501は、抽出された放送電波について復調、分
離、デコード等の各種処理を実行し、映像信号及び音声
信号を生成する。そして、制御装置501は、生成した
映像信号及び音声信号を表示制御部504及び音声制御
部503へ出力して、ディスプレイ51上にテレビ放送
の画像を表示させるとともに、スピーカー52からテレ
ビ放送の音声を出力させる。
【0073】また、制御装置501は、図示しないリモ
コン装置等によって、テレビ電話として動作するよう指
示された場合には、通信モジュール505から入力され
る画像データ及び音声データについて、復調、分離、デ
コード等の各種処理を行い、映像信号及び音声信号を生
成する。そして、制御装置501は、映像信号及び音声
信号を表示制御部504及び音声制御部503へ出力し
て、ディスプレイ51上にテレビ電話の画像を表示させ
るとともに、スピーカー52からテレビ電話の音声を出
力させる。
【0074】チューナー502は、外部アンテナ33に
より受信されたテレビ放送用電波の中から、制御装置5
01によって指定されたチャンネルの放送電波のみを抽
出して、制御装置501へ出力する。
【0075】音声制御部503は、制御装置501から
入力された音声信号を所定の信号レベルに増幅してスピ
ーカー52へ出力することにより、スピーカー52から
音声を出力させる。
【0076】表示制御部504は、制御装置501から
入力された映像信号をもとにディスプレイ51を駆動制
御し、ディスプレイ51上に画像を表示させる。
【0077】通信モジュール505は、例えば、Blueto
oth 規格に準じた無線通信装置であり、後述する通信モ
ジュール612(図6)との間で、無線通信を実行す
る。そして、通信モジュール612から送信された画像
データ及び音声データを受信して、制御部501へ出力
する。
【0078】図3は、携帯型電話機4の内部回路構成を
示すブロック図である。図3に示すように、携帯型電話
機4は、CPU401、ROM402、RAM403、
記憶部404、入力部405、表示部406、音声処理
部407、マイク408、スピーカー409、通信部4
10、通信モジュール411、及び、電源部412等を
備えてなり、これらの各部はバス413により接続され
ている。
【0079】CPU601は、ROM602に記憶され
る各種システムプログラムを読み出して実行し、各部を
駆動制御する。また、CPU601は、入力部605に
おける入力操作に従って、記憶部604に記憶された各
種アプリケーションプログラムを読み出して実行し、携
帯型電話機6の各種機能を実現する。
【0080】具体的には、入力部605が備える数字キ
ーから通信先の電話番号が入力され、通話開始を指示す
る操作が行われた場合には、図示しない基地局に対し、
通信部610から発信信号を送信させて、基地局との間
に無線通信回線を確立し、入力された通信先への通話を
可能とする。
【0081】また、CPU601は、通信部611によ
って基地局から送信された着信信号を受信すると、記憶
部604に記憶された着信音メロディデータの中から予
め設定された着信音メロディデータを読み出し、所定の
着信音をスピーカ609から出力させる。
【0082】さらに、CPU601は、上記基地局との
間でテレビ電話に関するデータが送受信される場合に
は、上記基地局から送信された画像データ及び音声デー
タを通信部611によって受信させ、通信モジュール6
12によってテレビ受像機5へ送信する。また、CPU
601は、撮像処理部610により得られた画像データ
及び音声処理部607により得られた音声データを、通
信部611から基地局へ送信する。
【0083】この他、CPU601は、入力部605に
おける入力操作に従って、通信相手の番号等が設定され
た電話帳データの追加・削除等の編集処理、及び、指定
されたデータの呼び出し処理等を実行する。
【0084】ROM602は、フラッシュメモリやEE
PROM、EPROM等の半導体記憶素子によってな
り、携帯型電話機6の基本制御プログラム、及び、この
プログラムに係るデータを記憶する。
【0085】RAM603は、CPU601によって実
行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデ
ータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0086】記憶部604は、フラッシュメモリ等の書
き換え可能な半導体記憶素子等の記憶媒体を備え、この
記憶媒体内に、CPU601により実行される携帯型電
話機6の各種アプリケーションプログラム、及び、これ
らのプログラムに係るデータ等を記憶する。例えば、記
憶部604には、過去に通信を行った通信先の電話番
号、過去に着信した電話番号や、複数の氏名・名称と各
名称に対応する電話番号とが設定された電話帳データが
記憶される。また、記憶部604には、着信報知時に出
力される着信音メロディ等、携帯型電話機6の動作に関
する各種設定内容が記録された設定データが記憶され
る。
【0087】入力部605は、文字キー、数字キーの
他、通話開始・切断、電話帳編集等の各種機能に対応づ
けられた各種キーを備え、操作されたキーに対応する操
作信号をCPU601へ出力する。
【0088】表示部606は、液晶ディスプレイ64に
接続されており、入力部605における入力内容や、電
話帳データの内容、或いは、実行中の処理に係るメッセ
ージ等を液晶ディスプレイ64に表示させる。また、液
晶ディスプレイ64の液晶表示パネルの裏面側には、表
示部606の制御に従って発光するバックライト装置
(図示略)が配設され、入力部605の操作時や発呼時
及び着信時等に、液晶表示画面の照明を行う。
【0089】音声処理部607は、音声コーデックやア
ンプ等を備え、通信部410を用いる通信時には、マイ
ク608から入力される音声信号を符号化して通信部4
10へ出力するとともに、通信部611から入力される
データを復号化して音声信号を生成し、スピーカ609
から音声を出力させる。さらに、携帯型電話機6がテレ
ビ電話として動作する際には、音声処理部607は、マ
イク608から入力される音声信号をもとに音声データ
を生成して、CPU601へ出力する。なお、音声処理
部607は、各種ヘッドホンを接続可能なヘッドホン端
子を備える構成としても良い。
【0090】マイク608は、通話時、或いは後述する
着信音入力処理時にユーザが発する音声を取得して音声
信号を音声処理部607へ出力する。また、スピーカ6
09は、音声処理部607から入力される音声信号に従
って音声を出力する。なお、マイク608は、ノイズ除
去のためのフィルタ等を備える構成としても良い。
【0091】撮像処理部610は、カメラ62に接続さ
れており、カメラ62により撮影された画像のデータを
生成して、CPU601へ出力する。カメラ62は、C
CD(Charge Coupled Device :電荷結合素子)やCM
OS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )セ
ンサ等を内蔵し、所定の範囲を撮影することができる。
【0092】通信部611には、アンテナ63が接続さ
れており、基地局(図示略)との間で無線信号の送受信
を実行する。具体的には、アンテナ63によって、通話
着信を示す無線信号を受信すると、着信を示す信号をC
PU601に出力して利用者に対する着信報知動作を実
行させ、また、利用者によって入力部605が操作さ
れ、通話発信指示がCPU601から入力されると、基
地局(図示略)との間で無線通信回線を接続する。ま
た、通信部611は、携帯型電話機6の現在位置を示す
位置信号を、所定の時間毎に上記基地局に対して送信す
る。
【0093】通信モジュール412は、例えば、Blueto
oth 規格に準じた無線通信装置であり、テレビ受像機5
が有する通信モジュール505(図5)との間で無線通
信を実行可能であり、通信部611により受信されたデ
ータ等を通信モジュール505へ送信する。
【0094】電源部613は、リチウムイオン電池、ニ
ッケル水素電池等の充電可能なバッテリ(図示略)を内
蔵しており、このバッテリ(図示略)からの電源を携帯
型電話機6の各部へ供給する。
【0095】以上のように構成されるテレビ電話システ
ム200においては、テレビ受像機5を用いてテレビ電
話を実現することができる。即ち、携帯型電話機6を用
いて、テレビ電話の通信先との間における通信回線を確
立し、この通信回線を介して送信された画像データ及び
音声データを通信部611によって受信し、通信モジュ
ール612によって、テレビ受像機5へ送信する。
【0096】テレビ受像機5においては、携帯型電話機
6の通信モジュール612から送信された画像データ及
び音声データを通信モジュール505によって受信す
る。そして、受信した画像データ及び音声データについ
て、制御部501によって復調、分離、デコード等の各
種処理を行うことにより、映像信号及び音声信号を生成
して、表示制御部504及び音声制御部503へ出力
し、テレビ電話の画像をディスプレイ51に表示させる
とともに、音声をスピーカー52からテレビ電話の音声
を出力させることができる。
【0097】従って、利用者は、テレビ受像機5の前に
おいて、テレビ電話で送信される画像と音声とを楽しむ
ことができる。また、テレビ受像機5のディスプレイ5
1を用いることで、携帯型電話機6の液晶ディスプレイ
64に比べて非常に大きな画面を用意できるので、複数
の利用者が同時に利用することも容易であり、使い勝手
の良いテレビ電話システム200を実現できる。さら
に、テレビ受像機5の外部に何らかの装置を接続する必
要がなく、テレビ受像機5と携帯型電話機6とは無線信
号の送受信を行うので、テレビ受像機5の設置に関して
場所やケーブル等の制限がない。これにより、テレビ電
話システム200は、容易に、低コストで実現可能であ
る。
【0098】また、携帯型電話機6においては、カメラ
62によって利用者を撮影することによって撮像処理部
610で画像データを生成し、マイク608で取得した
音声をもとに音声処理部607で音声データを生成し
て、テレビ電話の通信先へ送信する。このため、携帯型
電話機6を利用して手軽にテレビ電話を実現できるの
で、利便性に富み、簡単に設置可能なテレビ電話システ
ム200を提供できる。
【0099】なお、上記第2の実施の形態においては、
テレビ受像機5内に通信モジュール505を備え、携帯
型電話機6から送信された画像データ及び音声データを
受信する構成としたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば、テレビ受像機5に、カメラ、マイ
ク、及び画像データと音声データを生成する手段を備
え、通信モジュール505から携帯型電話機6に対し
て、画像データと音声データを送信するようにしても良
い。この場合、携帯型電話機6においてはカメラ62を
備える必要がないので、小型化が可能である。
【0100】[変形例1]ここで、上記第2の実施の形
態における変形例1について説明する。図7は、上記テ
レビ電話システム200の変形例1としてのテレビ電話
システム300の構成を示す図である。
【0101】テレビ電話システム300は、携帯型電話
機6と、公衆電話機7とにより構成される。即ち、テレ
ビ電話システム300は、利用者が持参した携帯型電話
機6を、公衆電話機7とともに利用することで実現でき
る。
【0102】公衆電話機7は、ディスプレイ71の他、
受話器、各種ボタンを有する入力操作部、カードスロッ
トやコインスロット等を備えた公衆電話機であり、音声
通話を行うことができる。
【0103】そして、この公衆電話機7に、上記第2の
実施の形態におけるテレビ受像機5が有する通信モジュ
ール505等を備えることにより、携帯型電話機6の通
信モジュール612から送信された画像データを受信し
てディスプレイ71に表示させることができる。
【0104】この場合、外出先等、携帯型電話機6を持
ち歩いている状態でテレビ電話としての機能を利用する
際、より画面サイズの大きいディスプレイ71を備えた
公衆電話機7を利用することで、テレビ電話使用時の使
用感の向上を図ることができる。
【0105】なお、図7に示す変形例1で、テレビ電話
使用時の音声については、携帯型電話機6の通信モジュ
ール612から送信された音声データをもとに公衆電話
機7の受話器から音声を出力することも可能であり、ま
た、携帯型電話機6が有するスピーカー609から音声
を出力する構成としても良い。また、利用者が、テレビ
電話の通信先へ送信する音声についても、公衆電話機7
の受話器が有するマイクを利用して集音しても良いし、
或いは、携帯型電話機6が備えるマイク608によって
集音しても良い。
【0106】[変形例2]図8は、上記第2の実施の形
態の変形例2としての携帯型電話機6aの構成を示すブ
ロック図である。この図8に示すように、携帯型電話機
6aは、上記第2の実施の形態における携帯型電話機6
(図6)を、さらに放送アンテナ615及び放送信号出
力部616を具備するように構成したものである。
【0107】放送信号出力部616は、VHF、UHF
等のテレビ放送で利用されている周波数帯域に適合する
ように、映像信号及び音声信号を含む放送電波を生成し
て、放送アンテナ615から出力する。ここで、放送信
号出力部616により生成される放送電波は、例えば、
携帯型電話機6が使用される地域で公共放送に使用され
ていない空きチャンネルの放送電波が挙げられる。な
お、放送信号出力部616及び放送アンテナ615によ
り出力される放送電波は、その出力強度が微弱であり、
所定の距離以上離隔した場所では受信できないものとす
る。
【0108】つまり、携帯型電話機6aにおいては、図
示しない基地局から送信された画像データ及び音声デー
タを通信部611により受信すると、この画像データ及
び音声データをもとに、放送信号出力部616によって
テレビ放送電波を生成し、放送アンテナ615から出力
する。
【0109】従って、携帯型電話機6aは、上記第2の
実施の形態において通信モジュール612によってテレ
ビ受像機5へ送信されていた画像データや音声データ
を、テレビ放送の放送電波として送信する。
【0110】従って、携帯型電話機6から送信されるテ
レビ電話の画像データ及び音声データは、通信モジュー
ル612に対応する通信モジュールを用いることなく、
通常のテレビ放送を受信できるチューナ等を備えた装置
により受信可能である。このため、例えば、家庭用のテ
レビ受像機や、携帯用の液晶テレビを用いてテレビ電話
システムを構築することも可能である。
【0111】この場合、一般に販売されているテレビ受
像機を用いて、テレビ電話システムを、容易に、かつ低
コストで実現できる。また、テレビ受像機が設置されて
いる場所であれば、携帯型電話機6aを用いたテレビ電
話システムを構築できるので、携帯型電話機6aによ
り、携帯時の利便性に優れたテレビ電話システムを実現
できる。
【0112】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、端末装置
をテレビ受像機に接続することにより、通信回線を介し
て携帯型電話機が受信した画像データ及び音声データを
もとに、テレビ受像機によって映像及び音声が出力され
る。これにより、携帯型電話機を用いて構築されるテレ
ビ電話システムにおいて、テレビ受像機を用いることに
よって画面の大きさや音量による制限がなくなり、非常
に利便性の高いテレビ電話システムを提供できる。ま
た、端末装置とテレビ受像機とが設置された場所であれ
ば、外出先であっても携帯型電話機を使用してテレビ電
話を利用でき、さらに、テレビ受像機に対して電話回線
を有線接続する必要も無いので、より一層利便性の高い
テレビ電話システムを提供できる。そして、本発明のテ
レビ電話システムは、一般的なテレビ受像機を用いるの
で、低コストで容易に実現できる。
【0113】請求項2記載の発明によれば、端末装置が
備えるデータ生成手段によって画像データと音声データ
とを生成し、携帯型電話機によって通信回線を介して送
信できるので、画像データと音声データとを双方向に通
信できるテレビ電話システムを、容易に、低コストで構
築できる。
【0114】請求項3記載の発明によれば、端末装置
は、テレビ受像機に内蔵されてなるので、利便性に富む
テレビ電話システムの小型化により、より一層の利便性
の向上が図られる。
【0115】請求項4記載の発明によれば、端末装置が
備えるデータ生成手段によって画像データと音声データ
とを生成し、携帯型電話機によって通信回線を介して送
信できるので、画像データと音声データとを双方向に通
信できるテレビ電話システムを、容易に、低コストで構
築できる。特に、携帯型電話機側にデータ生成手段を備
えるので、テレビ受像機側には、端末装置を接続してお
くだけで良く、テレビ電話システムの低コスト化が図れ
る。
【0116】請求項5記載の発明によれば、テレビ放送
を受信できる装置がある場所であれば、携帯型電話機に
よって受信した映像データ及び音声データをもとに、映
像と音声とを出力させることができる。このため、携帯
型電話機によって、場所を選ばずにテレビ電話システム
を構築できる。また、携帯型電話機の他には一般的なテ
レビ受像機が有れば良く、非常に低コストで、容易にテ
レビ電話システムを構築できる。さらに、テレビ受像機
に対して何らの加工を施す必要がなく、速やかにテレビ
電話システムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態におけるテ
レビ電話システム100の構成を示す図である。
【図2】図1の端末装置2及びテレビ受像機3の内部回
路構成を示すブロック図である。
【図3】図1の携帯型電話機4の内部回路構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明を適用した第2の実施の形態におけるテ
レビ電話システム200の構成を示す図である。
【図5】図4のテレビ受像機5の内部回路構成を示すブ
ロック図である。
【図6】図4の携帯型電話機6の内部回路構成を示すブ
ロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における変形例1と
してのテレビ電話システム300の構成を示す図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態における変形例2と
しての携帯型電話機6aの構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
100,200,300 テレビ電話システム 2 端末装置 21 カメラ 22 マイク 201 制御部 202 通信モジュール 203 変換処理部 3,5 テレビ受像機 31,51 ディスプレイ 32,52 スピーカー 33 外部アンテナ 301,501 制御装置 302,502 チューナー 303,503 音声制御部 304,504 表示制御部 505 通信モジュール 4,6 携帯型電話機 41,61 ケース 61 カメラ 42,63 アンテナ 43,64 液晶ディスプレイ 401,601 CPU 402,602 ROM 403,603 RAM 404,604 記憶部 405,605 入力部 406,606 表示部 407,607 音声処理部 408,608 マイク 409,609 スピーカー 610 撮像処理部 410,611 通信部 411,612 通信モジュール 412,613 電源部 413,614 バス 615 放送アンテナ 616 放送信号出力部 7 公衆電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 AA01 AB04 AC02 AC06 AC13 AC16 AD08 5K023 AA07 BB11 HH06 HH10 5K027 AA11 BB01 CC08 FF22 FF28 5K101 KK04 LL12 NN06 NN15 NN18 NN21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線に接続された携帯型電話機と、テ
    レビ受像機に接続され、前記携帯型電話機との間で通信
    可能な端末装置とを備えるテレビ電話システムであっ
    て、 前記携帯型電話機は、前記通信回線を介して送信された
    画像データ及び音声データを受信して前記端末装置へ送
    信する端末向通信手段を備え、 前記端末装置は、前記携帯型電話機から送信された画像
    データ及び音声データをもとに、テレビ受像機が処理可
    能な映像信号及び音声信号を生成してテレビ受像機へ出
    力するテレビ受像機制御手段を備えること、 を特徴とするテレビ電話システム。
  2. 【請求項2】前記端末装置は、 画像を撮影して画像データを生成するとともに、音声を
    集音して音声データを生成する端末側データ生成手段
    と、 この端末側データ生成手段により生成された画像データ
    及び音声データを前記携帯型電話機へ送信する端末側デ
    ータ送信手段とをさらに備え、 前記携帯型電話機は、前記端末装置から送信された画像
    データ及び音声データを受信して前記通信回線を介して
    送信する回線向通信手段をさらに備えること、 を特徴とする請求項1記載のテレビ電話システム。
  3. 【請求項3】前記端末装置は、前記テレビ受像機に内蔵
    されてなることを特徴とする請求項1または2記載のテ
    レビ電話システム。
  4. 【請求項4】前記携帯型電話機は、 画像を撮影して画像データを生成するとともに、音声を
    集音して音声データを生成する電話機側データ生成手段
    と、 この電話機側データ生成手段により生成された画像デー
    タ及び音声データを前記通信回線へ送信する電話機側デ
    ータ送信手段とをさらに備えること、 を特徴とする請求項1記載のテレビ電話システム。
  5. 【請求項5】通信回線を介して画像データ及び音声デー
    タを送受信する携帯型電話機において、 前記通信回線を介して受信した画像データ及び音声デー
    タをもとに、テレビ放送用に割り当てられた周波数帯域
    の無線信号を生成して出力する無線信号生成手段を備え
    ること、を特徴とする携帯型電話機。
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