JP2002008996A - 給電アンテナ及び給電方法 - Google Patents

給電アンテナ及び給電方法

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JP2002008996A
JP2002008996A JP2000189202A JP2000189202A JP2002008996A JP 2002008996 A JP2002008996 A JP 2002008996A JP 2000189202 A JP2000189202 A JP 2000189202A JP 2000189202 A JP2000189202 A JP 2000189202A JP 2002008996 A JP2002008996 A JP 2002008996A
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antenna
electrode
coil
frequency
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Ryuichi Matsuda
竜一 松田
Noriaki Ueda
憲照 上田
Kazuto Yoshida
和人 吉田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/26Plasma torches
    • H05H1/30Plasma torches using applied electromagnetic fields, e.g. high frequency or microwave energy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/364Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith using a particular conducting material, e.g. superconductor
    • H01Q1/366Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith using a particular conducting material, e.g. superconductor using an ionized gas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本のコイルを有する場合であっても均一
な電界及び磁界を発生することができる給電アンテナを
提供する。 【解決手段】 複数個のコイル1a、1b、1cを同心
円状に配設してなる給電アンテナIの各コイル1a、1
b、1cの両端部に形成した給電部1d、1e、1f
が、同一平面上の異なる位相に位置して隣接する給電部
1d、1e、1f間が等間隔になるように配設したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は給電アンテナ及び給
電方法に関し、特にプラス又はへの給電アンテナとして
有用なものである。 【0002】 【従来の技術】現在、半導体の製造では、プラズマCV
D(Chemical Vapor Deposition) 装置を用いた成膜が知
られている。プラズマCVD装置は、膜の材料となる材
料ガスを容器内の成膜室の中に導入してプラズマ状態に
し、プラズマ中の活性な励起原子又は分子によって基板
表面の化学的な反応を促進して成膜を行う装置である。
成膜室内をプラズマ状態にするために、容器には電磁波
透過窓が備えられ、容器の外側に配置された給電アンテ
ナに電力を供給して電磁波透過窓から電磁波を入射させ
ることで成膜室をプラズマ状態にしている。 【0003】図11は上述の如き半導体製造装置に用い
られる従来技術に係る給電アンテナを示す図である。同
図に示すように、この給電アンテナ01は、給電部01
Aが一個の単一ループアンテナである。この給電アンテ
ナ01は、円筒状の真空容器02に注入されたガスをプ
ラズマ化し、静電チャック03に載置して下方に配設さ
れたウエハ04に成膜を施すべく、通常真空容器02の
最上部に配設される。ここで、ウエハ04の中心を原点
Oとする円筒座標を考えた場合、座標軸rは半径方向、
Zは円筒軸方向、θは円周方向を意味している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述の如く、給電部0
1Aが一箇所である単一ルーブアンテナでは、当然なが
ら給電アンテナ01の各部を流れる電流値は一定である
が、この様な電流分布では、プラズマの給電アンテナ0
1からの電磁波の吸収分布(半径方向)は強い不均一性
を示す。図12は、プラズマ中の給電アンテナ01から
の電磁波の伝搬を数値的に解き(電磁波の波動方程式を
解き)、プラズマの電磁波エネルギー吸収分布を求めた
ものである。同図の横軸は給電アンテナ01中心(ウエ
ハ04の中心である原点O)を原点とする径方向の位置
(m)、縦軸は電磁波エネルギー吸収量(W/m3 )で
ある。同図の実線の特性は、図11に示すウエハー04
の表面から垂直方向(Z方向)上方に0.16(m)の
位置における吸収パワー分布である。Z=0.16はこ
のことを表している(以下、同じ。)。図12から分か
るように、真空容器02の半径の1/2付近に強いピー
クを有し、真空容器02の中心部及び周辺部ではエネル
ギー吸収が非常に弱いことが分かる。真空容器02の壁
から遠い中心部近傍では、プラズマが温度、密度の低い
中心へ向かって拡散し、その分布は時間の経過とともに
比較的平坦化されるが、壁(wall)に近い周辺部で
は、この壁にプラズマが逃げる。このため、当該周辺部
でのプラズマの平坦化を行うことができない。この結
果、周辺部では、プラズマの温度や密度は低い。したが
って、成膜の結果、ウエハ04の全面に亘る膜厚の均一
性が確保できない。このことは、実験的にも確認されて
いる。 【0005】本発明は、上記従来技術に鑑み、半径方向
のプラズマの電磁波エネルギー吸収分布をより平坦化す
ることができ、さらに複数本のコイルを有する場合であ
っても均一な電界及び磁界を発生することができる給電
アンテナ、給電装置及びこれを有する半導体製造装置並
びに給電方法を提供することを目的とする。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明に係る給電アン
テナは次の点を特徴とする。 【0007】1) 複数本の導体をそれぞれ円弧状に折
曲して構成した複数個のコイルを同心円状に配設してな
る給電アンテナにおいて、高周波電源に接続するよう各
コイルの両端部に形成した給電部が、同一平面上の異な
る位相に位置するように構成したこと。 【0008】2) 上記1)に記載する給電アンテナに
おいて、各コイルのコイル半径やコイルの太さ等を調節
することにより自己及び相互インダクタンスを変えて各
コイルに流れる電流を変え、プラズマに吸収されるエネ
ルギー分布を調節できるように構成したこと。 【0009】3) 上記1)又は2)に記載する給電ア
ンテナにおいて、少なくとも一つのコイルを同一平面上
以外の平面上に配設することにより相互インダクタンス
を変えてプラズマに吸収されるエネルギー分布を調節す
るようにしたこと。 【0010】4) 上記1)乃至3)に記載する何れか
一つの給電アンテナにおいて、各コイルにおいて隣接す
る給電部間が等間隔になっていること。 【0011】5) 複数本の導体をそれぞれ円弧状に折
曲して構成した複数個のコイルを同心円状に配設してな
る給電アンテナと、この給電アンテナの各コイルに並列
に接続するコンデンサを有する整合手段とを具備する給
電装置において、 整合手段は、軸方向に関する両端部
にそれぞれ電極を有する筒状の第1及び第2のコンデン
サと、相互に電気的な絶縁を確保して上記給電アンテナ
と平行に配設する第1乃至第3の3枚の電極とを有する
とともに、第1のコンデンサの一方の電極と第1の電
極、第2のコンデンサの一方の電極と第2の電極、並び
に第1及び第2のコンデンサの他方の電極と第3の電極
をそれぞれ接続して構成したこと。 【0012】6) 上記5)に記載する給電装置におい
て、整合手段の第1の電極と第3の電極とを両端部に配
設する一方、第2の電極を、貫通孔を有する平板部とこ
の平板部から第1の電極側に突出する凹部とを設けたも
のとして第1の電極と第3の電極との間に配設し、さら
に第1のコンデンサは、上記貫通孔を貫通してその一方
の電極が第1の電極に接続され、第2のコンデンサは、
上記凹部に嵌入してその一方の電極が第2の電極に接続
されるように構成するとともに、給電アンテナを構成す
る各コイルの少なくとも一方の給電部は、少なくとも第
1の電極を貫通して第2の電極との電気的な接続関係を
確保するように構成したものであること。 【0013】7) 上記5)又は6)に記載する給電装
置において、給電アンテナは、上記1)に記載する給電
アンテナであること。 【0014】8) 上記5)又は6)に記載する給電装
置において、給電アンテナは、上記2)に記載する給電
アンテナであること。 【0015】9) 上記5)又は6)に記載する給電装
置において、給電アンテナは、上記3)に記載する給電
アンテナであること。 【0016】10) 上記5)又は6)に記載する給電
装置において、給電アンテナは、上記4)に記載する給
電アンテナであること。 【0017】11) 電磁波透過窓を備えた容器と、電
磁波透過窓に対向して容器の外側に設けられる給電アン
テナと、給電アンテナに高周波電圧を印加する電源とを
有し、電源により高周波電圧を給電アンテナに印加する
ことにより発生する電磁波を電磁波透過窓から容器内に
透過させ、プラズマを生成して容器内の基板の表面に処
理を施すように構成した半導体製造装置において、上記
1)乃至10)の何れか一つに記載する給電アンテナ又
は給電装置を有すること。 【0018】12) 上記1)乃至11)に記載する何
れか一つの給電アンテナ、給電装置又は半導体製造装置
における給電アンテナの、最外周のコイルについてこれ
に印加する高周波電圧の周波数を、他のコイルに印加す
る高周波電圧の周波数より相対的に低くすることにより
最外周コイルの直下のプラズマの加熱を促進するように
したこと。 【0019】13) 上記5)乃至10)に記載する何
れか一つの給電装置において、異なる周波数の高周波電
圧を供給する複数種類の電源を有するとともに、出力電
圧の周波数が最も低い高周波電源を最外周のコイルに接
続するとともに、出力電圧の周波数が相対的に高い高周
波電源を他のコイルに接続して構成したこと。 【0020】14) 上記11)に記載する半導体製造
装置において、異なる周波数の高周波電圧を供給する複
数種類の電源を有するとともに、出力電圧の周波数が最
も低い高周波電源を最外周のコイルに接続するととも
に、出力電圧の周波数が相対的に高い高周波電源を他の
コイルに接続して構成したこと。 【0021】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0022】図1に示すように、単一ループではなく、
複数本(図では3本)の導体をそれぞれ円弧状に折曲し
て構成した複数個のコイル01a、01b、01cを同
心円状に配設して給電アンテナ01を構成した場合、各
コイル01a、01b、01cに通電する電流を独立に
制御することができる等、種々の利点がある(この点に
関しては後に詳述する。)。ところが、この場合に、図
1に示すように、各コイル01a、01b、01cの給
電部01d、01e、01fを円周方向の一箇所に集中
させた場合には、、発生する電界及び磁界の乱れを生起
する虞があり、かかる乱れが発生した場合には、成膜室
内のプラズマ密度が不均一になり、成膜膜厚分布の不均
一の原因となる。これら、電界、磁界の乱れは、給電部
01d、01e、01fにおける垂直方向(Z方向)へ
の立ち上がり部で発生する電界のZ方向成分Ez によ
る。図1に示す給電アンテナ01では、このZ方向成分
zに基づく電界及び磁界の乱れが一箇所に集中してし
まう。 【0023】そこで、複数本の導体をそれぞれ円弧状に
折曲して構成した複数個のコイル01a、01b、01
cを同心円状に配設した給電アンテナ01において、上
記給電部01d、01e、01fにおける電界及び磁界
の乱れを周方向に分散して、Z方向成分Ez の影響を可
及的に低減すべく提案するのが図2に示す実施の形態で
ある。 【0024】図2は本発明の第1の実施の形態に係る給
電アンテナを示す平面図である。同図に示すように、給
電アンテナIは、複数本(本形態では3本)の導体をそ
れぞれ円弧状に折曲して構成した複数個のコイル1a、
1b、1cを同心円状に配設してなる。ここで、高周波
電圧を印加するよう各コイル1a、1b、1cの両端部
に形成した給電部1d、1e、1fは、同一平面上の異
なる位相に位置するように構成してある。本形態におい
ては、隣接する給電部1d、1e、1f間が等間隔(1
20°)になるように配設してある。 【0025】図3は本発明の第2の実施の形態に係る給
電アンテナを示す平明図である。同図に示すように、当
該給電アンテナIIは、最内周部のコイル1gを2ターン
のコイルとしたものである。このように、構成すること
により各コイル1a、1b、1gのインダクタンスを可
及的に近似させることができる。インダクタンスは各コ
イル1a、1b、1g長に相関するからである。なお、
当該給電アンテナIIにおける給電部1d、1e、1h
は、図2に示す実施の形態と同様に隣接するもの同士が
120°の位相差を有して配設してある。 【0026】上述の如く図2及び図3に示す給電アンテ
ナI、IIは、その各コイル(1a、1b、1c)、(1
a、1b、1g)の給電部(1d、1e、1f)、(1
d、1e、1h)が隣接するもの同士位相差を有するの
で、発生する電磁波を均一にすることができる。すなわ
ち、かかる給電アンテナI、IIによれば、給電端子部に
発生する前記Z方向成分Ez 等の不均一な電界を分散で
きることから、より均一な電界、磁界、つまり均一な電
磁波を給電アンテナI、IIで発生することができる。こ
のとき、各コイル1a、1b、1cは、必ずしも給電部
1d、1e、1f間が等間隔になるように配設する必要
はないが、このように等間隔に配設した場合が、最も効
果的に不均一な電界を分散できることは明らかである。
また、給電アンテナI、IIを構成するコイル(1a、1
b、1c)、(1a、1b、1g)の数も3本に限定す
る必要はない。必要に応じその数を決定すれば良い。 【0027】上述の如き給電アンテナI、IIは、高周波
電源から印加される高周波電圧で電磁波を発生するもの
であるが、かかる給電アンテナI、IIは、一般に整合器
とともに高周波電源に接続される。給電アンテナI、II
に最大電力を供給するためであるが、CVD装置等の半
導体製造装置では、給電アンテナI、IIと整合器とが一
体となって給電装置を構成している。 【0028】図4及び図5に本形態に係る給電装置を示
す。図4(a)は図5(a)のA−A線断面図、図4
(b)はその等価回路図、図5(a)は図4(a)のB
−B線断面図、図5(b)は図4(a)のC−C線断面
図である。これらの図に示すように、整合器III は、同
形の円筒状の可変コンデンサ2、3と、相互に電気的な
絶縁を確保した状態で各可変コンデンサ2、3の軸方向
の両端部がそれぞれ接触する第1の電極4、第2の電極
5及び第3の電極6を有している。ここで、第1の電極
4と第3の電極6が上下両端部の電極となっており、第
2の電極5は、第1の電極4と第3の電極6との間に位
置している。第2の電極5は、貫通孔5cを有する平板
部5aと、この平板部5aから下方に突出する凹部5b
とを有している。貫通孔5cは隙間を介して可変コンデ
ンサ2を貫通させて、その両端部を第1の電極4及び第
3の電極6にそれぞれ当接させるためのもので、凹部5
bは可変コンデンサ3を嵌入させて第1の電極4と面一
の位置でコンデンサ3の下端面を第2の電極5に当接さ
せるためのものである。ここで、第1の電極4にも貫通
孔4aが設けてあり、この貫通孔4aに隙間を介して凹
部5bの底部が嵌入されている。 【0029】さらに、図5(a)及び図5(b)に、よ
り明確に示すように、第1の電極4には、当該整合器II
I の下方に配設される給電アンテナI、II(図2及び図
3参照。)の各コイル1a、1b、1c(1g)の給電
部1d、1e、1f(1h)を下方から上方に貫通させ
るための貫通孔(4b、4c)、(4d、4e)、(4
f、4g)及び貫通孔5d、5e、5fを有している。
各給電部1d、1e、1f(1h)の一方の給電部1d
1 、1e1 、1f1 、(1h1 )は貫通孔4b、4d、
4fを貫通して第1の電極4に固定部材7a、7b、7
cを介して固定することにより電気的な接続を確保する
ように構成してある。また、他方の給電部1d2 、1e
2 、1f2 、(1h2 )は貫通孔5d、5e、5fを貫
通して第2の電極5に固定部材8a、8b、8cを介し
て固定することにより電気的な接続を確保するように構
成してある。可変コンデンサ2、3に共通の電極である
第3の電極6はケーブル9を介して高周波電源IVに接続
してある。この結果、給電アンテナI(II)、整合器II
I 及び高周波電源IVで図4(b)に示すような等価回路
で表される電磁波発生回路を構成している。 【0030】第1の電極4と第2の電極5との間隔はス
ペーサ10a、10b、10cで確保するようになって
いる。第3の電極6の上方には、第2の電極5に対して
スペーサ11a、11b、11cで所定の間隔を確保し
た平板部12が配設してある。平板部12には、可変コ
ンデンサ2、3のそれぞれに対応させたモータ13、1
4が配設してあり、このモータ13、14の駆動により
可変コンデンサ2、3の容量を適宜調整するようになっ
ている。モータ13、14の駆動により給電アンテナ
I、IIとのインピーダンスマッチッングが取れるように
各可変コンデンサ2、3の容量を調整する。 【0031】上記整合器III は、第1の電極4及び第2
の電極5が略円板状の部材となっているので、各給電部
1d、1e、1f(1h)と第1及び第2の電極4、5
とを接続する位置の選定を容易に行うことができる。す
なわち、給電部1d、1e、1f(1h)の位相がそれ
ぞれ異なっていても、円周上のいずれの位置でも給電部
1d、1e、1f(1h)を立ち上げて接続することが
できるので、その距離を可及的に短縮することができ
る。ちなみに、給電アンテナI、IIに供給される電圧は
高周波電圧であるので、給電部1d、1e、1f(1
h)の距離が長ければ長い程、顕著に損失が大きくな
る。また、給電部1d、1e、1f(1h)の数は、給
電アンテナI、IIを構成するコイル1a、1b、1c
(1g)に応じて決まるが、給電アンテナのコイルの数
を変更した場合でも柔軟に対処することができる。すな
わち、コイル数が異なる複数種類の給電アンテナに対す
る整合器として標準化することができる。 【0032】ただ、本発明の整合器としては、必ずしも
図4及び図5に示すものに限定する必要はない。第1乃
至第3の3枚の電極を有するとともに、一方のコンデン
サ2の一方の電極と第1の電極、他方のコンデンサ3の
一方の電極と第2の電極、並びに両コンデンサ2、3の
他方の各電極と第3の電極をそれぞれ接続して構成した
ものであれば良い。 【0033】上述の如き実施の形態に係る給電アンテナ
I,II又は給電アンテナI,II、整合器III 及び高周波
電源IVからなる給電装置は、半導体製造装置、例えばC
VD装置のプラズマ発生手段に適用して有用なものであ
る。当該給電装置を適用したCVD装置を図6に基づき
説明する。図6は、当該CVD装置を概念的に示す説明
図である。 【0034】同図に示すように、基部21には円筒状の
アルミニウム製の容器22が設けられ、容器22内に処
理室としての成膜室23が形成されている。容器22の
上部には円形の天井板24が設けられ、容器22の中心
における成膜室23にはウエハ支持台25が備えられて
いる。ウエハ支持台25は半導体の基板26を静電的に
吸着保持する円盤状の載置部27を有し、載置部27は
支持軸28に支持されている。載置部27にはバイアス
電源41及び静電電源42が接続され、載置部27に高
周波を発生させると共に静電気力を発生させる。ウエハ
支持台25は全体が昇降自在もしくは支持軸28が伸縮
自在とすることで、上下方向の高さが最適な高さに調整
できるようになっている。 【0035】給電アンテナI又はIIは、整合器III と一
体となって、電磁波透過窓としての天井板24の上方に
配設してある。ここで、給電アンテナI又はIIには整合
器III を介して高周波電源IVが接続されており、高周波
電源IVで高周波電圧を給電アンテナI、IIに供給するこ
とにより電磁波を容器22の成膜室23に入射させる。 【0036】容器22にはシラン(例えば SiH4)等の材
料ガスを供給するガス供給ノズル36が設けられ、この
ガス供給ノズル36から成膜室23内に成膜材料(例え
ばSi)となる材料ガスが供給される。また、容器22に
はアルゴンやヘリウム等の不活性ガス(希ガス)や酸
素、水素、クリーニング用のNF3 等の補助ガスを供給
する補助ガス供給ノズル37が設けられ、基部21には
容器22の内部を排気するための真空排気系(図示省
略)に接続される排気系38が設けられている。また、
図には省略してあるが、容器22には基板26の搬入・
搬出口が設けられ、搬送室との間で基板26が搬入・搬
出される。 【0037】上述したプラズマCVD装置では、ウエハ
支持台25の載置部27に基板26が載せられ、静電的
に吸着される。ガス供給ノズル36から所定流量の材料
ガスを成膜室23内に供給すると共に補助ガス供給ノズ
ル37から処置流量の補助ガスを成膜室23内に供給
し、成膜室23内を成膜条件に応じた所定圧力に設定す
る。その後、高周波電源IVから給電アンテナI又はIIに
電力を供給して電磁波を発生させるとともに、バイアス
電源41から載置部27に電力を供給して低周波を発生
させる。 【0038】これにより、成膜室23内の材料ガスが放
電して一部がプラズマ状態となる。このプラズマは、材
料ガス中の他の中性分子に衝突して更に中性分子を電離
あるいは励起する。こうして生じた活性な粒子は、基板
26の表面に吸着して効率良く化学反応を起こし、堆積
してCVD膜となる。 【0039】図7(a)、図7(b)は電磁波動方程
式、∇×∇×E−(ω2 /c2 )・K・E=iωμ0
ext (但し、ωはアンテナに印加した高周波の周波数
(13.56MHz)、μ0 は真空の透磁率、cは光速
度、KはCold Plasma近似モデルにおける誘
電率テルソン、Jext はアンテナに与えた電流であ
る。)を数値解析により求めたプラズマの電磁エネルギ
ー吸収分布特性を示す特性図である。 【0040】図7(a)は、図7(c)に示すように、
給電アンテナの3本の各コイルの電流比が一定の場合
(1:1:1)、図7(b)は、図7(d)に示すよう
に、電流比が(1:0:3)の場合を示す。 【0041】図7(a)を参照すれば、各コイルの電流
比が一定の場合には、真空容器の半径rのほぼ中心付近
に強い吸収ピークを呈し、プラズマのセンターや容器周
辺部では、殆ど吸収されないことが分かる。前述した通
り、このようなプラズマの電磁波エネルギー吸収分布は
周辺部のプラズマ温度や密度を低くし、従ってウエハー
04上の膜厚分布も周辺部で不均一となることは容易に
分かる。 【0042】一方、図7(b)を参照すれば、各コイル
の電流比を変えることにより周辺部の吸収が増えること
が分かる。これにより、周辺部のプラズマはより高温、
高密度となり、従ってより平坦な膜厚分布が期待でき
る。なお、前述の如く、プラズマセンター部での吸収分
布の落ち込みは、一般にプラズマの拡散により短時間で
自己回復する為、問題にならない。 【0043】この様に、電流比一定のループアンテナに
較べ、複数のコイルに分け、各コイルに流す電流を調整
することにより、プラズマ分布をより平坦化できること
が分かる。 【0044】したがって、例えば上述の如き給電アンテ
ナI、IIの各コイル(1a、1b、1c)、(1a、1
b、1g)に供給する電流を調節することにより、均一
な電磁波を発生し、プラズマの反径方向分布をより均一
にすることができる。また、一個の高周波電源で各コイ
ル(1a、1b、1c)、(1a、1b、1g)に供給
する電流を変えるには、自己及び相互インダクタンスを
変えれば良い。この場合の自己及び相互インダクタンス
は、各(1a、1b、1c)、(1a、1b、1g)の
コイル半径やコイル太さ等を調節することにより任意に
選択し得る。 【0045】7プラズマの半径方向(図11のr方向)
分布を均一にすることは、図8に示すように、複数本の
導体をそれぞれ円弧状に折曲して構成した複数のコイル
を有する給電アンテナVにおいて、少なくとも一つのコ
イル1iを他のコイル1a、1bとは同一平面上以外の
平面上に配設することにより相互インダクタンスを変え
てプラズマに吸収されるエネルギー分布を調節するよう
に構成することによっても実現し得る。図8は、コイル
1iの垂直方向(Z方向)位置を含む水平面が、他のコ
イル1a、1bの垂直方向(Z方向)位置を含む水平面
に対し距離Lだけずれていることを示している。 【0046】かかる給電コイルVにおけるコイル1i
は、他のコイル1a、1bに較べてプラズマとの距離が
遠くなるので、プラズマへの電磁波の吸収が弱くなる。
これにより、プラズマの加熱分布を成形し、均一な吸収
分布を図ることにより、プラズマの半径方向(r方向)
分布を均一にすることができる。なお、コイル1iは、
他のコイル1a、1bに較べてプラズマとの距離が近く
なるように構成しても、勿論良い。この場合には、逆に
プラズマへの吸収を強くして均一な吸収分布を図ること
ができる。 【0047】図9はアンテナの位置を変えたときのプラ
ズマの吸収分布を示したものであり、(a)、(b)は
図11に示す円筒状の真空容器02を垂直面で切った右
半分の領域を示している。左半分は、図中左端の垂直線
に対し軸対称となる。図9(c)、(d)は図9
(a)、(b)に対応する吸収パワー分布特性を示す特
性図である。図9(c)、(d)の横軸位置は、図9
(a)、(b)における横軸位置にそれぞれ対応してい
る。 【0048】図9(a)、(b)において、「+」印が
コイルの位置である。すなわち、図図9(a)、(c)
及び図9(b)、(d)を参照すればプラズマの電磁エ
ネルギー吸収は電流が流れているアンテナの直下に集中
することが分かる。このことを利用して、複数に分離し
た各コイルの位置を調整し(コイル半径を調整して)、
プラズマの電磁波吸収分布の半径方向分布を平坦化する
ことができる。 【0049】図11に示す金属製の真空容器02の壁の
近傍部分では、電界のθ方向成分は零でなければならな
いという物理法則の要請から、どうしてもこの部分での
電界は弱くなり、したがってプラズマへの吸収も減る
(例えば図12参照。)。そこで、複数個のコイルを同
心円状に配設してなる給電アンテナの最外周のコイル
に、相対的に周波数の低い(例えば数百kHzから数M
Hz)高周波電流を供給する。一般に、周波数の低い電
磁波程、プラズマ中を深く透過するからである。すなわ
ち、プラズマの電磁エネルギー吸収がアンテナの真下で
最も顕著であるという図9に示す現象を加味して上記給
電アンテナの最外周のコイルに、相対的に周波数の低い
高周波電流を供給することにより、吸収も多く、最終的
に高温、高密度のプラズマ生成が真空容器02の壁面近
傍でも期待できることになる。これにより、ウエハー0
4の周辺部の膜厚の平坦化を図ることができる。 【0050】図10は、アンテナを壁近傍の半径0.2
2(m)の位置に置いて、0.4(MHz)の高周波電
流を供給した場合のプラズマの吸収パワー分布特性を示
したものである。同図に示すように、この場合、パワー
吸収は、壁近傍部分に局在し、しかもプラズマ中深く進
入していることが分かる。したがって、上述の如く、最
外周のコイルに、相対的に周波数の低い高周波電流を供
給することにより、最外周コイルの位置に対応して図1
0に示す特性をうることができ、これと、例えば図11
に示す特性とが重畳されるようにすることにより真空容
器02の壁の近傍部分でのプラズマ温度、密度の落ち込
みを修復した吸収特性を得ることができる。 【0051】かかる作用・効果は、異なる周波数の高周
波電圧を供給する複数種類の電源を有するとともに、出
力電圧の周波数が最も低い高周波電源を最外周のコイル
に接続するとともに、出力電圧の周波数が相対的に高い
高周波電源を他のコイルに接続して構成した給電装置を
用いることにより得ることができる。 【0052】上記説明からも明らかな通り、本願発明に
係る給電アンテナは、最低限の要件として、複数本の導
体をそれぞれ円弧状に折曲して構成した複数個のコイル
を同心円状に配設したものであれば良い。このように複
数のコイルが独立していれば、各コイルの自己及び相互
インダクタンス等を任意に調節して各コイルに供給する
高周波電流の電流値を調節でき、且つ場合によっては、
各コイルに供給する高周波電流の周波数も任意に選択す
ることができるからである。ただ、この場合、図1に示
すように給電部01e、01d、01fが一箇所に集中
すると、電界、磁界の乱れもこの部分に集中することに
なるので、図2乃至図3に示すように、給電部の周方向
の位相をずらして構成するのがより好ましてことは論を
またない。 【0053】 【発明の効果】以上実施の形態とともに詳細に説明した
通り、〔請求項1〕に記載する発明は、複数本の導体を
それぞれ円弧状に折曲して構成した複数個のコイルを同
心円状に配設してなる給電アンテナにおいて、高周波電
源に接続するよう各コイルの両端部に形成した給電部
が、同一平面上の異なる位相に位置するように構成した
ので、給電端子部に発生する前記Ez 等の不均一な電界
を分散できる。この結果、本発明によれば、複数の給電
部が、コイルの周方向に関する一箇所に集中する場合に
較べてより均一な電界、磁界、つまり均一な電磁波を給
電アンテナで発生することができ、当該電磁波により加
熱、生成されるプラズマ密度の半径方向(r方向)分布
を均一にすることができる。 【0054】〔請求項2〕に記載する発明は、〔請求項
1〕に記載する給電アンテナにおいて、各コイルのコイ
ル半径やコイルの太さ等を調節することにより自己及び
相互インダクタンスを変えて各コイルに流れる電流を変
え、プラズマに吸収されるエネルギー分布を調節できる
ように構成したので、各コイルに流す電流を調整するこ
とができる。この結果、プラズマ分布をより平坦化でき
る。 【0055】〔請求項3〕に記載する発明は、〔請求項
1〕又は〔請求項2〕に記載する給電アンテナにおい
て、少なくとも一つのコイルを同一平面上以外の平面上
に配設することにより相互インダクタンスを変えてプラ
ズマに吸収されるエネルギー分布を調節するようにした
ので、同一平面外に設置されたコイルとプラズマとの距
離が遠く、または近くなり、プラズマへの電磁波の吸収
が弱く、または強くなる。この結果、プラズマの加熱分
布を成形し、均一な吸収分布を図ることにより、プラズ
マの反径方向(r方向)分布を均一にすることができ
る。 【0056】〔請求項4〕に記載する発明は、〔請求項
1〕乃至〔請求項3〕に記載する何れか一つの給電アン
テナにおいて、各コイルにおいて隣接する給電部間が等
間隔になっているので、前記Ez 等による電界、磁界の
乱れが最も良好に周方向に分散される。この結果、〔請
求項1〕に記載する発明の効果を最も顕著に得ることが
できる。すなわち、周方向(θ方向)に最も均一な電磁
波を発生することができる。 【0057】〔請求項5〕に記載する発明は、複数本の
導体をそれぞれ円弧状に折曲して構成した複数個のコイ
ルを同心円状に配設してなる給電アンテナと、この給電
アンテナの各コイルに並列に接続するコンデンサを有す
る整合手段とを具備する給電装置において、 整合手段
は、軸方向に関する両端部にそれぞれ電極を有する筒状
の第1及び第2のコンデンサと、相互に電気的な絶縁を
確保して上記給電アンテナと平行に配設する第1乃至第
3の3枚の電極とを有するとともに、第1のコンデンサ
の一方の電極と第1の電極、第2のコンデンサの一方の
電極と第2の電極、並びに第1及び第2のコンデンサの
他方の電極と第3の電極をそれぞれ接続して構成したの
で、給電アンテナとインピーダンス整合がとれた給電装
置で、均一な電磁波を発生することができる。この結
果、本願発明によれば、最大強度の均一な電磁波で効果
的に均一なプラズマを発生することができる。 【0058】〔請求項6〕に記載する発明は、〔請求項
5〕に記載する給電装置において、整合手段の第1の電
極と第3の電極とを両端部に配設する一方、第2の電極
を、貫通孔を有する平板部とこの平板部から第1の電極
側に突出する凹部とを設けたものとして第1の電極と第
3の電極との間に配設し、さらに第1のコンデンサは、
上記貫通孔を貫通してその一方の電極が第1の電極に接
続され、第2のコンデンサは、上記凹部に嵌入してその
一方の電極が第2の電極に接続されるように構成すると
ともに、給電アンテナを構成する各コイルの少なくとも
一方の給電部は、少なくとも第1の電極を貫通して第2
の電極との電気的な接続関係を確保するように構成した
ので、位相が異なる複数の給電部と第1及び第2の電極
との接続部の位置の選択の自由度が最大となる。この結
果、本発明によれば、給電部の距離を可及的に短くして
この部分での損失を可及的に低減した状態で、給電アン
テナと第1及び第2の電極との電気的な接続を確保する
ことができる。 【0059】〔請求項7〕に記載する発明は、〔請求項
5〕又は〔請求項6〕に記載する給電装置において、給
電アンテナは、〔請求項1〕に記載する給電アンテナで
あるので、給電装置において、〔請求項1〕に記載する
発明と同様の効果を得る。 【0060】〔請求項8〕に記載する発明は、〔請求項
5〕又は〔請求項6〕に記載する給電装置において、給
電アンテナは、〔請求項2〕に記載する給電アンテナで
あるので、給電装置において、〔請求項2〕に記載する
発明と同様の効果を得る。 【0061】〔請求項9〕に記載する発明は、〔請求項
5〕又は〔請求項6〕に記載する給電装置において、給
電アンテナは、〔請求項3〕に記載する給電アンテナで
あるので、給電装置において、〔請求項3〕に記載する
発明と同様の効果を得る。 【0062】〔請求項10〕に記載する発明は、〔請求
項5〕又は〔請求項6〕に記載する給電装置において、
給電アンテナは、〔請求項4〕に記載する給電アンテナ
であるので、給電装置において、〔請求項4〕に記載す
る発明と同様の効果を得る。 【0063】〔請求項11〕に記載する発明は、電磁波
透過窓を備えた容器と、電磁波透過窓に対向して容器の
外側に設けられる給電アンテナと、給電アンテナに高周
波電圧を印加する電源とを有し、電源により高周波電圧
を給電アンテナに印加することにより発生する電磁波を
電磁波透過窓から容器内に透過させ、プラズマを生成し
て容器内の基板の表面に処理を施すように構成した半導
体製造装置において、〔請求項1〕乃至〔請求項10〕
の何れか一つに記載する給電アンテナ又は給電装置を有
するので、容器内に均一なプラズマ分布を形成すること
ができる。この結果、製造する半導体の膜厚を均一して
た高品質な製品を得ることができる。 【0064】〔請求項12〕に記載する発明は、〔請求
項1〕乃至〔請求項11〕に記載する何れか一つの給電
アンテナ、給電装置又は半導体製造装置における給電ア
ンテナの、最外周のコイルについてこれに印加する高周
波電圧の周波数を、他のコイルに印加する高周波電圧の
周波数より相対的に低くすることにより最外周コイルの
直下のプラズマの加熱を促進するようにしたので、最外
周コイルの直下のプラズマの電磁エネルギー吸収量を大
きくすることができる。この結果、容器の壁面近傍でも
高温、高密度のプラスマの生成を行うことができる。 【0065】〔請求項13〕に記載する発明は、〔請求
項5〕乃至〔請求項10〕に記載する何れか一つの給電
装置において、異なる周波数の高周波電圧を供給する複
数種類の電源を有するとともに、出力電圧の周波数が最
も低い高周波電源を最外周のコイルに接続するととも
に、出力電圧の周波数が相対的に高い高周波電源を他の
コイルに接続して構成したので、最外周コイルの直下の
プラズマの電磁エネルギー吸収量を大きくすることがで
きる。この結果、容器の壁面近傍でも高温、高密度のプ
ラスマの生成を行うことができる。 【0066】〔請求項14〕に記載する発明は、〔請求
項11〕に記載する半導体製造装置において、異なる周
波数の高周波電圧を供給する複数種類の電源を有すると
ともに、出力電圧の周波数が最も低い高周波電源を最外
周のコイルに接続するとともに、出力電圧の周波数が相
対的に高い高周波電源を他のコイルに接続して構成した
ので、最外周コイルの直下のプラズマの電磁エネルギー
吸収量を大きくすることができる。この結果、容器の壁
面近傍でも高温、高密度のプラスマの生成を行うことが
でき、製造する半導体の周辺部の膜厚も均一に形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の前提となる給電アンテナ
を概念的に示す説明図である。 【図2】本発明の第1の実施の形態に係る給電アンテナ
の平面図である。 【図3】本発明の第2の実施の形態に係る給電アンテナ
の平面図である。 【図4】本発明の実施の形態に係る給電装置を示す図
で、同図(a)は図4(a)のA−A線断面図、同図
(b)はその等価回路図である。 【図5】本発明の実施の形態に係る給電装置を示す図
で、同図(a)は図3(a)のB−B線断面図、同図
(b)は図3(a)のC−C線断面図である。 【図6】半導体製造装置(CVD装置)を概念的に示す
説明図である。 【図7】給電アンテナの独立した複数個の各コイルに同
一電流を供給した場合(a)、(c)と、供給電流を違
えた場合(b)、(d)とにおける吸収パワー特性を示
す特性図である。 【図8】本発明の第3の実施の形態に係る給電アンテナ
を概念的に示す説明図である。 【図9】吸収パワー特性が、給電アンテナのコイルの位
置に依存することを示す特性図である。 【図10】給電アンテナのコイルを真空容器の壁の近傍
に配設した場合の吸収パワー特性を示す特性図である。 【図11】従来技術に係る給電アンテナを半導体製造装
置とともに概念的に示す説明図である。 【図12】図11に示す装置における吸収パワー特性を
示す特性図である。 【符号の説明】 I、II、V 給電アンテナ III 整合器 IV 高周波電源 1a、1b、1c、1g コイル 1d、1e、1f、1h、1i 給電部 2、3 可変コンデンサ 4 第1の電極 4a 貫通孔 5 第2の電極 5a 平板部 5b 凹部 5c 貫通孔 6 第3の電極
フロントページの続き (72)発明者 吉田 和人 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 4K030 AA06 FA04 JA18 JA19 KA30 KA45 5F045 AB02 AC01 AC11 BB02 EH02 EH04 EH19 EM05 EM10 5J021 AA03 AA09 AB04 DB03 GA08 HA04 HA05 JA10 5J046 AA03 AB11 PA07

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数本の導体をそれぞれ円弧状に折曲し
    て構成した複数個のコイルを同心円状に配設してなる給
    電アンテナにおいて、 高周波電源に接続するよう各コイルの両端部に形成した
    給電部が、同一平面上の異なる位相に位置するように構
    成したことを特徴とする給電アンテナ。 【請求項2】 〔請求項1〕に記載する給電アンテナに
    おいて、 各コイルのコイル半径やコイルの太さ等を調節すること
    により自己及び相互インダクタンスを変えて各コイルに
    流れる電流を変え、プラズマに吸収されるエネルギー分
    布を調節できるように構成したことを特徴とする給電ア
    ンテナ。 【請求項3】 〔請求項1〕又は〔請求項2〕に記載す
    る給電アンテナにおいて、 少なくとも一つのコイルを同一平面上以外の平面上に配
    設することにより相互インダクタンスを変えてプラズマ
    に吸収されるエネルギー分布を調節するようにしたこと
    を特徴とする給電アンテナ。 【請求項4】 〔請求項1〕乃至〔請求項3〕に記載す
    る何れか一つの給電アンテナにおいて、 各コイルにおいて隣接する給電部間が等間隔になってい
    ることを特徴とする給電アンテナ。 【請求項5】 複数本の導体をそれぞれ円弧状に折曲し
    て構成した複数個のコイルを同心円状に配設してなる給
    電アンテナと、この給電アンテナの各コイルに並列に接
    続するコンデンサを有する整合手段とを具備する給電装
    置において、 整合手段は、軸方向に関する両端部にそれぞれ電極を有
    する筒状の第1及び第2のコンデンサと、 相互に電気的な絶縁を確保して上記給電アンテナと平行
    に配設する第1乃至第3の3枚の電極とを有するととも
    に、 第1のコンデンサの一方の電極と第1の電極、第2のコ
    ンデンサの一方の電極と第2の電極、並びに第1及び第
    2のコンデンサの他方の電極と第3の電極をそれぞれ接
    続して構成したことを特徴とする給電装置。 【請求項6】 〔請求項5〕に記載する給電装置におい
    て、 整合手段の第1の電極と第3の電極とを両端部に配設す
    る一方、 第2の電極を、貫通孔を有する平板部とこの平板部から
    第1の電極側に突出する凹部とを設けたものとして第1
    の電極と第3の電極との間に配設し、 さらに第1のコンデンサは、上記貫通孔を貫通してその
    一方の電極が第1の電極に接続され、第2のコンデンサ
    は、上記凹部に嵌入してその一方の電極が第2の電極に
    接続されるように構成するとともに、 給電アンテナを構成する各コイルの少なくとも一方の給
    電部は、少なくとも第1の電極を貫通して第2の電極と
    の電気的な接続関係を確保するように構成したものであ
    ることを特徴とする給電装置。 【請求項7】 〔請求項5〕又は〔請求項6〕に記載す
    る給電装置において、 給電アンテナは、〔請求項1〕に記載する給電アンテナ
    であることを特徴とする給電装置。 【請求項8】 〔請求項5〕又は〔請求項6〕に記載す
    る給電装置において、 給電アンテナは、〔請求項2〕に記載する給電アンテナ
    であることを特徴とする給電装置。 【請求項9】 〔請求項5〕又は〔請求項6〕に記載す
    る給電装置において、 給電アンテナは、〔請求項3〕に記載する給電アンテナ
    であることを特徴とする給電装置。 【請求項10】 〔請求項5〕又は〔請求項6〕に記載
    する給電装置において、 給電アンテナは、〔請求項4〕に記載する給電アンテナ
    であることを特徴とする給電装置。 【請求項11】 電磁波透過窓を備えた容器と、電磁波
    透過窓に対向して容器の外側に設けられる給電アンテナ
    と、給電アンテナに高周波電圧を印加する電源とを有
    し、電源により高周波電圧を給電アンテナに印加するこ
    とにより発生する電磁波を電磁波透過窓から容器内に透
    過させ、プラズマを生成して容器内の基板の表面に処理
    を施すように構成した半導体製造装置において、 〔請求項1〕乃至〔請求項10〕の何れか一つに記載す
    る給電アンテナ又は給電装置を有することを特徴とする
    半導体製造装置。 【請求項12】 〔請求項1〕乃至〔請求項11〕に記
    載する何れか一つの給電アンテナ、給電装置又は半導体
    製造装置における給電アンテナの、最外周のコイルにつ
    いてこれに印加する高周波電圧の周波数を、他のコイル
    に印加する高周波電圧の周波数より相対的に低くするこ
    とにより最外周コイルの直下のプラズマの加熱を促進す
    るようにしたことを特徴とする給電方法。 【請求項13】 〔請求項5〕乃至〔請求項10〕に記
    載する何れか一つの給電装置において、 異なる周波数の高周波電圧を供給する複数種類の電源を
    有するとともに、出力電圧の周波数が最も低い高周波電
    源を最外周のコイルに接続するとともに、出力電圧の周
    波数が相対的に高い高周波電源を他のコイルに接続して
    構成したことを特徴とする給電アンテナ。 【請求項14】 〔請求項11〕に記載する半導体製造
    装置において、 異なる周波数の高周波電圧を供給する複数種類の電源を
    有するとともに、出力電圧の周波数が最も低い高周波電
    源を最外周のコイルに接続するとともに、出力電圧の周
    波数が相対的に高い高周波電源を他のコイルに接続して
    構成したことを特徴とする半導体製造装置。
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