JP2002008598A - 二次電池 - Google Patents
二次電池Info
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- JP2002008598A JP2002008598A JP2000186569A JP2000186569A JP2002008598A JP 2002008598 A JP2002008598 A JP 2002008598A JP 2000186569 A JP2000186569 A JP 2000186569A JP 2000186569 A JP2000186569 A JP 2000186569A JP 2002008598 A JP2002008598 A JP 2002008598A
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- case
- secondary battery
- electrodes
- groove
- electrode
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 体積効率を低下させることなく、かつ、容易
にケースの過大変形を防止することができる二次電池を
提供すること。 【解決手段】 ケース20と、該ケース20内に複数積
層された電極(正極2,負極3)とを備えた二次電池に
おいて、前記ケース20の電極積層方向に略平行な側面
のうち少なくとも一側面を構成する壁部に、ケース20
の内外方向に高低差を有する傾斜部としての溝部21を
設けた。
にケースの過大変形を防止することができる二次電池を
提供すること。 【解決手段】 ケース20と、該ケース20内に複数積
層された電極(正極2,負極3)とを備えた二次電池に
おいて、前記ケース20の電極積層方向に略平行な側面
のうち少なくとも一側面を構成する壁部に、ケース20
の内外方向に高低差を有する傾斜部としての溝部21を
設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム二次電池
などの二次電池に関する。
などの二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、充電及び放電を繰り返して直
流電力を貯蔵し、必要に応じて外部に直流電流を供給す
ることが可能な電源として、二次電池と呼ばれる電池が
広く使用されている。特に、携帯電話、デジタルカメ
ラ、そしてノートブック型パーソナルコンピュータなど
の電子機器分野においては、小型化、薄型化、軽量化の
促進とともにその生産が増加し、また、電源となる二次
電池の使用量も急増している。
流電力を貯蔵し、必要に応じて外部に直流電流を供給す
ることが可能な電源として、二次電池と呼ばれる電池が
広く使用されている。特に、携帯電話、デジタルカメ
ラ、そしてノートブック型パーソナルコンピュータなど
の電子機器分野においては、小型化、薄型化、軽量化の
促進とともにその生産が増加し、また、電源となる二次
電池の使用量も急増している。
【0003】このような状況の中で電源となる二次電池
にも高性能化が求められ、鉛蓄電池やニッケルカドミウ
ム電池に代わる高エネルギー密度電池として、リチウム
二次電池が開発され広く普及してきている。このリチウ
ム二次電池は、上述した電子機器向けの小型で小容量の
ものにとどまらず、たとえば工場や病院などの非常電源
設備や電力貯蔵設備用として、あるいは電気自動車の動
力用として、大型で大容量のものも開発されている。図
4は、大型二次電池の構成例として、箱型のリチウム二
次電池を示したものである。ここで、図中の符号1はケ
ース、2は正極、3は負極、4はセパレータ、5は正極
端子、6は負極端子、7は安全弁、10はリチウム二次
電池を示しており、ケース1内には電解溶液(図示省
略)が充填されている。このリチウム二次電池10で
は、ケース1内において正極2、セパレータ4、負極
3、セパレータ4、正極2、セパレータ4、負極3・・
・の順に多数積層され、全ての正極2及び負極3がそれ
ぞれ並列に接続されている。また、各正極2はその上端
2aにおいて正極端子5に接続され、同じく各負極3は
その上端3aにおいて負極端子6にそれぞれ接続されて
いる。すなわち、正極2、セパレータ4及び負極3によ
り構成された多数の単位電池が、ケース1内に全て並列
に接続された構成となっている。
にも高性能化が求められ、鉛蓄電池やニッケルカドミウ
ム電池に代わる高エネルギー密度電池として、リチウム
二次電池が開発され広く普及してきている。このリチウ
ム二次電池は、上述した電子機器向けの小型で小容量の
ものにとどまらず、たとえば工場や病院などの非常電源
設備や電力貯蔵設備用として、あるいは電気自動車の動
力用として、大型で大容量のものも開発されている。図
4は、大型二次電池の構成例として、箱型のリチウム二
次電池を示したものである。ここで、図中の符号1はケ
ース、2は正極、3は負極、4はセパレータ、5は正極
端子、6は負極端子、7は安全弁、10はリチウム二次
電池を示しており、ケース1内には電解溶液(図示省
略)が充填されている。このリチウム二次電池10で
は、ケース1内において正極2、セパレータ4、負極
3、セパレータ4、正極2、セパレータ4、負極3・・
・の順に多数積層され、全ての正極2及び負極3がそれ
ぞれ並列に接続されている。また、各正極2はその上端
2aにおいて正極端子5に接続され、同じく各負極3は
その上端3aにおいて負極端子6にそれぞれ接続されて
いる。すなわち、正極2、セパレータ4及び負極3によ
り構成された多数の単位電池が、ケース1内に全て並列
に接続された構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
二次電池10では、例えば負極3に黒鉛を用いた場合、
充電を行うと負極3が膨張し、放電を行うと負極3が収
縮することが知られている。よって、電極2,3をケー
ス1内に密に収めると負極3の膨張によりケース1も膨
張し、ケース1が塑性変形してしまうという問題点があ
った。このため、ケース1内部において膨張を吸収する
ようにした技術が開発されている。図5に示したもの
は、このような二次電池の一例である。図のように、電
極(正極2、負極3)群を挟んで両側に押さえ板15と
バネ板16とを設け、バネ板16が押さえ板15を電極
2,3群に付勢しつつ、電極2,3の膨張に従いバネ板
16自身の幅が減少することで、電極2,3の膨張から
ケース1の変形を防止している。しかし、このような二
次電池では、押さえ板15およびバネ板16をケース1
内に装填する必要があり、工数が増加してしまうという
問題がある。さらには、二次電池全体の体積が大きくな
ってしまい、体積効率(エネルギー密度)が低下してし
まうという問題があった。
二次電池10では、例えば負極3に黒鉛を用いた場合、
充電を行うと負極3が膨張し、放電を行うと負極3が収
縮することが知られている。よって、電極2,3をケー
ス1内に密に収めると負極3の膨張によりケース1も膨
張し、ケース1が塑性変形してしまうという問題点があ
った。このため、ケース1内部において膨張を吸収する
ようにした技術が開発されている。図5に示したもの
は、このような二次電池の一例である。図のように、電
極(正極2、負極3)群を挟んで両側に押さえ板15と
バネ板16とを設け、バネ板16が押さえ板15を電極
2,3群に付勢しつつ、電極2,3の膨張に従いバネ板
16自身の幅が減少することで、電極2,3の膨張から
ケース1の変形を防止している。しかし、このような二
次電池では、押さえ板15およびバネ板16をケース1
内に装填する必要があり、工数が増加してしまうという
問題がある。さらには、二次電池全体の体積が大きくな
ってしまい、体積効率(エネルギー密度)が低下してし
まうという問題があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、体積効率を低下させることなく、かつ、容易にケ
ースの過大変形を防止することができる二次電池を提供
することを目的とする。
あり、体積効率を低下させることなく、かつ、容易にケ
ースの過大変形を防止することができる二次電池を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケースと、該ケース内に複数積層された電極とを備
えた二次電池において、前記ケースの前記電極積層方向
に略平行な壁部のうち少なくとも一壁部には、ケースの
内外方向に高低差を有する傾斜部が設けられていること
を特徴とする。
は、ケースと、該ケース内に複数積層された電極とを備
えた二次電池において、前記ケースの前記電極積層方向
に略平行な壁部のうち少なくとも一壁部には、ケースの
内外方向に高低差を有する傾斜部が設けられていること
を特徴とする。
【0007】この二次電池においては、前記一壁部の電
極積層方向における一端縁から他端縁までの直線距離よ
り、該一端縁から他端縁までの該一壁部の表面に沿った
長さの方が長い。このため、ケースの内圧が高まると、
壁部両端縁の距離が伸びると共に傾斜部の傾斜が緩くな
ることで膨張を吸収する。なお、傾斜部の傾斜角はいか
なる角度であってもよい。
極積層方向における一端縁から他端縁までの直線距離よ
り、該一端縁から他端縁までの該一壁部の表面に沿った
長さの方が長い。このため、ケースの内圧が高まると、
壁部両端縁の距離が伸びると共に傾斜部の傾斜が緩くな
ることで膨張を吸収する。なお、傾斜部の傾斜角はいか
なる角度であってもよい。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の二次電池において、前記電極の積層方向に対して垂直
方向に延在する溝部が設けられ、該溝部が前記傾斜部を
構成していることを特徴とする。
の二次電池において、前記電極の積層方向に対して垂直
方向に延在する溝部が設けられ、該溝部が前記傾斜部を
構成していることを特徴とする。
【0009】この二次電池においては、ケースの内圧が
高まると、溝部の深さが浅くなるとともに一壁部の一端
縁から他端縁までの距離が長くなる。なお、溝部はケー
ス内部に窪むものであっても、ケース外部に窪むもので
あってもよい。
高まると、溝部の深さが浅くなるとともに一壁部の一端
縁から他端縁までの距離が長くなる。なお、溝部はケー
ス内部に窪むものであっても、ケース外部に窪むもので
あってもよい。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の二次電池において、前記溝部は前記壁部に対して前記
電極積層方向に沿って蛇腹状に複数設けられていること
を特徴とする。
の二次電池において、前記溝部は前記壁部に対して前記
電極積層方向に沿って蛇腹状に複数設けられていること
を特徴とする。
【0011】この二次電池においては、前記一壁部が蛇
腹形状となる。ケースの内圧が上がると、この蛇腹形状
が伸びることで、前記一端縁から他端縁までの距離が長
くなる。
腹形状となる。ケースの内圧が上がると、この蛇腹形状
が伸びることで、前記一端縁から他端縁までの距離が長
くなる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の二次電池において、前記溝部は、前記ケースの底壁の
前記電極積層方向における両端縁近傍にそれぞれ位置し
て設けられていることを特徴とする。
の二次電池において、前記溝部は、前記ケースの底壁の
前記電極積層方向における両端縁近傍にそれぞれ位置し
て設けられていることを特徴とする。
【0013】この二次電池においては、溝部がケース外
部に窪むものである場合に、溝部が二次電池の足となり
安定して置くことができる。
部に窪むものである場合に、溝部が二次電池の足となり
安定して置くことができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
のいずれかに記載の二次電池において、前記傾斜部は、
前記ケースの両側壁および底壁に設けられていることを
特徴とする。
のいずれかに記載の二次電池において、前記傾斜部は、
前記ケースの両側壁および底壁に設けられていることを
特徴とする。
【0015】この二次電池においては、両側壁と底壁と
に溝部が設けられているから、ケースの内圧が上昇した
際、ケース上部の厚さはそのままで底部側のケース厚さ
が広がる。
に溝部が設けられているから、ケースの内圧が上昇した
際、ケース上部の厚さはそのままで底部側のケース厚さ
が広がる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、従来と同一の構成
については同一の符号を用い、その説明を省略する。図
1に示したものは、本発明の第1の実施形態として示し
たリチウム二次電池である。ケース20には、電極(正
極2,負極3)積層方向に対して略平行な側面をなす両
側壁20a(一方の側壁は図示省略した)と、底壁20
bとに、サインカーブ状の蛇腹を成す溝部21が多数設
けられている。各溝部21は、電極2,3の積層方向に
対して垂直方向に延在しているとともに、ケース20の
外方向に窪む溝部21aと内方向に窪む溝部21bとが
電極積層方向に連続して交互に設けられている。また、
ケース20の両側壁20aに設けられた溝部21の深さ
は、底壁20b側から上部20c側に行くに従い浅くな
るようになっており、最上部20dでは溝が解消されて
電極積層方向には平板状になっている。底壁20bに設
けられた溝部21は、底壁20bの幅方向全体に渡って
設けられている。
て、図面を参照して説明する。なお、従来と同一の構成
については同一の符号を用い、その説明を省略する。図
1に示したものは、本発明の第1の実施形態として示し
たリチウム二次電池である。ケース20には、電極(正
極2,負極3)積層方向に対して略平行な側面をなす両
側壁20a(一方の側壁は図示省略した)と、底壁20
bとに、サインカーブ状の蛇腹を成す溝部21が多数設
けられている。各溝部21は、電極2,3の積層方向に
対して垂直方向に延在しているとともに、ケース20の
外方向に窪む溝部21aと内方向に窪む溝部21bとが
電極積層方向に連続して交互に設けられている。また、
ケース20の両側壁20aに設けられた溝部21の深さ
は、底壁20b側から上部20c側に行くに従い浅くな
るようになっており、最上部20dでは溝が解消されて
電極積層方向には平板状になっている。底壁20bに設
けられた溝部21は、底壁20bの幅方向全体に渡って
設けられている。
【0017】このように構成された二次電池では、電極
2,3の膨張によってケース20の内圧が上がると、底
壁20b及び両側壁20aに形成された溝部21の深さ
が浅くなるとともに各壁部20a、20bの電極積層方
向一端縁から他端縁までの距離が長くなる。すなわち、
蛇腹形状が伸びて電極2,3の膨張を吸収することで、
内圧の増加に対してケース20が塑性変形してしまうこ
とが防止される。なお、ケース20の上部20cは溝部
21に相当する構成を有していないので、内圧が上昇し
た際、図1(b)の破線で示すようにケース上部20cの
厚さはそのままで底壁20b側のケース厚さが広がり、
いわば末広がり状となる。上部には図のように電極端子
5,6等が位置しており、膨張する電極2,3は電極端
子5,6より下に位置している。従って、ケース上部は
その厚さに変化がなくとも、電極2,3上端の膨張に対
しては、ケース20は十分にその厚さが増大される。な
お、放電により電極2,3の膨張が解消されると、溝部
21は再び深くなり、ケース20の厚さは元に戻る。
2,3の膨張によってケース20の内圧が上がると、底
壁20b及び両側壁20aに形成された溝部21の深さ
が浅くなるとともに各壁部20a、20bの電極積層方
向一端縁から他端縁までの距離が長くなる。すなわち、
蛇腹形状が伸びて電極2,3の膨張を吸収することで、
内圧の増加に対してケース20が塑性変形してしまうこ
とが防止される。なお、ケース20の上部20cは溝部
21に相当する構成を有していないので、内圧が上昇し
た際、図1(b)の破線で示すようにケース上部20cの
厚さはそのままで底壁20b側のケース厚さが広がり、
いわば末広がり状となる。上部には図のように電極端子
5,6等が位置しており、膨張する電極2,3は電極端
子5,6より下に位置している。従って、ケース上部は
その厚さに変化がなくとも、電極2,3上端の膨張に対
しては、ケース20は十分にその厚さが増大される。な
お、放電により電極2,3の膨張が解消されると、溝部
21は再び深くなり、ケース20の厚さは元に戻る。
【0018】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。なお、従来と同一の構成については同一の符号
を用い、その説明を省略する。図2に示すように、ケー
ス25の底壁25bには、ケース25の内側から外側に
向かって窪む溝部26が、電極2,3積層方向における
両端縁近傍にそれぞれ位置して設けられている。各溝部
26は、電極2,3の積層方向に対して垂直方向であっ
て、底壁25bの幅方向全体に渡って延在しているこの
二次電池においては、上記第1の実施形態と同様に電極
2,3が膨張すると、図2(b)の破線で示すように、底
壁25bの電極2,3積層方向両端間の距離が伸びて溝
部26の深さが浅くなることで電極2,3の膨張を吸収
する。したがって、ケース25の塑性変形を防ぐことが
できる。また、本例の二次電池においては溝部26がケ
ース20の足となり、安定して置くことができる。
明する。なお、従来と同一の構成については同一の符号
を用い、その説明を省略する。図2に示すように、ケー
ス25の底壁25bには、ケース25の内側から外側に
向かって窪む溝部26が、電極2,3積層方向における
両端縁近傍にそれぞれ位置して設けられている。各溝部
26は、電極2,3の積層方向に対して垂直方向であっ
て、底壁25bの幅方向全体に渡って延在しているこの
二次電池においては、上記第1の実施形態と同様に電極
2,3が膨張すると、図2(b)の破線で示すように、底
壁25bの電極2,3積層方向両端間の距離が伸びて溝
部26の深さが浅くなることで電極2,3の膨張を吸収
する。したがって、ケース25の塑性変形を防ぐことが
できる。また、本例の二次電池においては溝部26がケ
ース20の足となり、安定して置くことができる。
【0019】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。なお、従来と同一の構成については同一の符号
を用い、その説明を省略する。図3に示したものは、本
実施形態として示した二次電池の上面図である。電極
2,3積層方向に対して略平行な側面をなすケース30
の両側壁30aには、それぞれ電極2,3積層方向の両
端縁に、ケース30の内外方向に高低差を有する傾斜部
31が設けられている。傾斜部31は、ケース30の高
さ方向全域に渡って設けられている。これにより、両側
壁30aの傾斜部31間に位置する中央部32は、それ
ぞれケース30の外側に膨出している。この二次電池に
おいては、電極2,3が膨張すると、図中破線で示すよ
うに傾斜部31の中央部32に対する傾斜が緩くなると
共に両側壁30aの電極2,3積層方向両端間の距離が
長くなることで電極2,3の膨張を吸収する。したがっ
て、ケース30の塑性変形を防ぐことができる。
明する。なお、従来と同一の構成については同一の符号
を用い、その説明を省略する。図3に示したものは、本
実施形態として示した二次電池の上面図である。電極
2,3積層方向に対して略平行な側面をなすケース30
の両側壁30aには、それぞれ電極2,3積層方向の両
端縁に、ケース30の内外方向に高低差を有する傾斜部
31が設けられている。傾斜部31は、ケース30の高
さ方向全域に渡って設けられている。これにより、両側
壁30aの傾斜部31間に位置する中央部32は、それ
ぞれケース30の外側に膨出している。この二次電池に
おいては、電極2,3が膨張すると、図中破線で示すよ
うに傾斜部31の中央部32に対する傾斜が緩くなると
共に両側壁30aの電極2,3積層方向両端間の距離が
長くなることで電極2,3の膨張を吸収する。したがっ
て、ケース30の塑性変形を防ぐことができる。
【0020】なお、以上各例におけるリチウム二次電池
のケース20,25,30において、溝部21,26や
傾斜部31は、アルミなどの金属を深絞り加工してケー
ス20,25,30と一体に容易に製造することができ
る。したがって、押さえ板15およびバネ板16(図5
参照)を設けるより、簡単にケースの塑性変形を防止す
ることができる。
のケース20,25,30において、溝部21,26や
傾斜部31は、アルミなどの金属を深絞り加工してケー
ス20,25,30と一体に容易に製造することができ
る。したがって、押さえ板15およびバネ板16(図5
参照)を設けるより、簡単にケースの塑性変形を防止す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の二次電池
によれば、以下の効果を得ることができる。請求項1に
記載の発明においては、ケースの内圧が高まると、壁部
両端縁の距離が伸びると共に傾斜部の傾斜が緩くなるこ
とで膨張を吸収する。したがって、ケースの塑性変形を
防ぐことができる。
によれば、以下の効果を得ることができる。請求項1に
記載の発明においては、ケースの内圧が高まると、壁部
両端縁の距離が伸びると共に傾斜部の傾斜が緩くなるこ
とで膨張を吸収する。したがって、ケースの塑性変形を
防ぐことができる。
【0022】請求項2に記載の発明においては、ケース
の内圧が高まると、壁部両端縁の距離が伸びると共に溝
部の深さが浅くなることで膨張を吸収する。したがっ
て、ケースの塑性変形を防ぐことができる。請求項3に
記載の発明においては、ケースの内圧が上がると、複数
の溝部により構成された蛇腹形状が伸びることで、ケー
スの塑性変形を防ぐことができる。請求項4に記載の発
明においては、溝部がケース外部に窪むものである場合
に、溝部が二次電池の足となり安定して置くことができ
る。請求項5に記載の発明においては、いわば末広がり
状にケース厚さが広がることで電極の膨張に対してケー
スの塑性変形を防止することができる。
の内圧が高まると、壁部両端縁の距離が伸びると共に溝
部の深さが浅くなることで膨張を吸収する。したがっ
て、ケースの塑性変形を防ぐことができる。請求項3に
記載の発明においては、ケースの内圧が上がると、複数
の溝部により構成された蛇腹形状が伸びることで、ケー
スの塑性変形を防ぐことができる。請求項4に記載の発
明においては、溝部がケース外部に窪むものである場合
に、溝部が二次電池の足となり安定して置くことができ
る。請求項5に記載の発明においては、いわば末広がり
状にケース厚さが広がることで電極の膨張に対してケー
スの塑性変形を防止することができる。
【図1】 本発明の一実施形態として示したリチウム二
次電池であり、(a)は斜視図、(b)は側断面図である。横
断面図である。
次電池であり、(a)は斜視図、(b)は側断面図である。横
断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態として示したリチウ
ム二次電池であり、(a)は斜視図、(b)は側断面図であ
る。
ム二次電池であり、(a)は斜視図、(b)は側断面図であ
る。
【図3】 本発明の第3の実施形態として示したリチウ
ム二次電池の水平面に沿った断面図である。
ム二次電池の水平面に沿った断面図である。
【図4】 従来のリチウム二次電池の一部を破断した斜
視図である。
視図である。
【図5】 従来のリチウム二次電池の側断面図である。
2 正極(電極) 3 負極(電極) 20,25,30 ケース 20b、25b 底壁 21 溝部 26 溝部 31 傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 英彦 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 橋本 勉 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 5H011 AA01 AA13 CC02 FF02 HH02
Claims (5)
- 【請求項1】 ケースと、該ケース内に複数積層された
電極とを備えた二次電池において、 前記ケースの前記電極積層方向に略平行な壁部のうち少
なくとも一壁部には、ケースの内外方向に高低差を有す
る傾斜部が設けられていることを特徴とする二次電池。 - 【請求項2】 請求項1に記載の二次電池において、 前記電極の積層方向に対して垂直方向に延在する溝部が
設けられ、該溝部が前記傾斜部を構成していることを特
徴とする二次電池。 - 【請求項3】 請求項2に記載の二次電池において、 前記溝部は前記壁部に対して前記電極積層方向に沿って
蛇腹状に複数設けられていることを特徴とする二次電
池。 - 【請求項4】 請求項2に記載の二次電池において、 前記溝部は、前記ケースの底壁の前記電極積層方向にお
ける両端縁近傍にそれぞれ位置して設けられていること
を特徴とする二次電池。 - 【請求項5】 請求項1から4いずれかに記載の二次電
池において、 前記傾斜部は、前記ケースの両側壁および底壁に設けら
れていることを特徴とする二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000186569A JP2002008598A (ja) | 2000-06-21 | 2000-06-21 | 二次電池 |
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ID=18686704
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002008598A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100788553B1 (ko) | 2006-02-27 | 2007-12-26 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 이차전지용 캔 및 이를 이용한 리튬 이차전지 |
JP2014505986A (ja) * | 2011-02-15 | 2014-03-06 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | リチウムイオン蓄電池およびその製造方法 |
EP3018739A1 (en) * | 2011-03-02 | 2016-05-11 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Molten salt battery |
-
2000
- 2000-06-21 JP JP2000186569A patent/JP2002008598A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100788553B1 (ko) | 2006-02-27 | 2007-12-26 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 이차전지용 캔 및 이를 이용한 리튬 이차전지 |
JP2014505986A (ja) * | 2011-02-15 | 2014-03-06 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | リチウムイオン蓄電池およびその製造方法 |
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