JP2002008185A - 交通状況提供サービスシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通状況提供サービスシステムおよび方法を
提供する。 【解決手段】 ユーザ端末１１と，交通状況提供サービ
ス会社端末１２と，道路管理者端末１３と，カメラ端末
（Ａライン）１４と，カメラ端末（Ｂライン）１５と，
カメラ端末（Ｃライン）１６と，これらを相互に接続す
るインターネット等の通信ネットワーク１００とより構
成されている。交通状況提供サービス会社端末１２は、
カメラ端末１４，１５，１６により撮影されたと静止画
像情報および動画像情報を受信し、ユーザ端末１１には
静止画像情報を送信し、道路管理者端末１３には静止画
像情報と動画像情報とを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、交通状況提供サー
ビスシステムおよび方法に関し、特に、道路の状況を静
止画像情報と動画像情報として提供する交通状況提供サ
ービスシステムおよび方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、自動車により目的地へ移動する際
に目的地までのルートがよく分からない場合には、事前
に出発地から目的地までのルートを地図等で確認して決
定してから運転をしていた。そして、もし、事前に決定
しておいたルートで渋滞等が発生していた場合には、ラ
ジオの交通情報をもとに、地図を用いて別のルートに変
更するか、または事前に決定したルートで走行するかを
選択していた。しかし、ラジオによる交通情報は頻繁に
行われておらず、常に新しい情報を得ることができな
い。

【０００３】現在では、カーナビゲーションが普及した
ために、運転を開始する前に出発地と目的地とをカーナ
ビゲーションに入力して、カーナビゲーションの指示す
るルートに従って運転すれば目的地に到着できるように
なった。これにより、従来のように事前に出発地から目
的地までのルートを地図等で確認して決定する必要がな
くなった。また、渋滞が発生していた場合には、リアル
タイムの交通情報をカーナビゲーションへ提供するＶＩ
ＣＳ（登録商標）（Ｖｅｈｉｃｌｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔ
ｉｏｎ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓ
ｔｅｍ；道路交通情報通信システム）を利用できる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＶＩＣ
Ｓによる交通情報では、実際の渋滞を撮影した画像情報
ではないために渋滞等の交通状況がよく分からない。し
かし、交通状況は、カーナビゲーションに指示されたル
ートで走行した方が早く目的地に到着できるか、または
他のルートに変更した方が早く目的地に到着できるかの
判断基準となるために非常に重要である。

【０００５】また、カーナビゲーションに表示される地
図は、カーナビゲーションにより指定されたルートが分
かりにくく、特に、夜間の交差点のような場所では間違
えやすい。

【０００６】また、カーナビゲーションにインターネッ
トを接続するシステムがあるが、このシステムによる交
通情報では、実際の渋滞等の交通状況を画像情報として
提供するものではないため、正確に渋滞の状況を知るこ
とができないという問題があった。

【０００７】そこで上記従来の問題点を解消すべく、本
発明の目的は、交通状況をリアルタイム情報に関する画
像情報として提供する交通状況提供サービスシステムお
よび方法を提供することにある。

【０００８】本発明の他の目的は、ネットワークを介し
てリアルタイム情報に関する画像情報を提供する交通状
況提供サービスシステムおよび方法を提供することにあ
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の第１の態様は、ユーザ端末と，交通状況提
供サービス会社端末と，道路管理者端末と，複数のカメ
ラ端末とを接続するネットワークを利用する交通状況提
供サービスシステムであり、前記カメラ端末は、道路の
静止画像と動画像とを撮影して、前記静止画像と前記動
画像との各々を静止画像情報と動画像情報として記憶
し、前記交通状況提供サービス会社端末は、前記カメラ
端末からリアルタイム情報に関する前記静止画像情報を
受信することを特徴とする。

【００１０】本発明の第２の態様は、ユーザ端末と，交
通状況提供サービス会社端末と，複数のカメラ端末とを
接続するネットワークを利用する交通状況提供サービス
方法であり、前記カメラ端末は、道路の静止画像を撮影
して静止画像情報として記憶するステップと、前記交通
状況提供サービス会社端末は、前記カメラ端末からリア
ルタイム情報に関する静止画像情報を受信するステップ
と、前記交通状況提供サービス会社端末は、前記静止画
像情報を前記ユーザ端末へ送信し、課金するステップを
含むことを特徴とする。

【００１１】本発明の第３の態様は、道路管理者端末
と，交通状況提供サービス会社端末と，複数のカメラ端
末とを接続するネットワークを利用する交通状況提供サ
ービス方法であり、前記カメラ端末は、道路の静止画像
と動画像とを撮影し、前記静止画像と前記動画像との各
々を静止画像情報と動画像情報として記憶するステップ
と、前記交通状況提供サービス会社端末は、前記カメラ
端末からリアルタイム情報に関する静止画像情報を受信
するステップと、前記交通状況提供サービス会社端末
は、前記静止画像情報を前記道路管理者端末へ送信する
ステップと、前記道路管理者端末は、前記静止画像情報
による前記道路の状況に応じて前記動画像情報の必要な
前記カメラ端末の指定を、前記交通状況提供サービス会
社端末へ送信するステップと、前記交通状況提供サービ
ス会社端末は、前記指定に従った前記カメラ端末から前
記動画像情報を受信し、前記動画像情報を前記道路管理
者端末へ送信して課金するステップを含むことを特徴と
する。

【００１２】

【発明の実施の形態】次に、本発明のネットワークを利
用した交通状況提供サービスシステムの実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図１は、本発明の実施の
形態による概念図を示すものである。図１を参照する
と、第１の実施の形態によるネットワークを利用した交
通状況提供サービスシステムは、ユーザ端末１１と，交
通状況提供サービス会社端末１２と，道路管理者端末１
３と，カメラ端末（Ａライン）１４と，カメラ端末（Ｂ
ライン）１５と，カメラ端末（Ｃライン）１６と，これ
らを相互に接続するインターネット等の通信ネットワー
ク１００とより構成されている。このシステムによれ
ば、交通状況提供サービス会社端末１２は、電柱等に取
り付けられた複数のカメラ端末１４，１５，１６により
撮影された静止画像を静止画像情報として、ネットワー
ク１００を介して受信し、同様にネットワーク１００を
介して、自動車の運転手のユーザ端末１１に送信するシ
ステムである。ユーザ端末１１は、静止画像を表示し、
運転手等は、その静止画像をもとにルートの決定を行う
ことができる。

【００１３】またこのシステムのカメラ端末１４，１
５，１６は、動画像情報を記憶する補助記憶装置を備
え、道路上で発生した事故および事件等を動画像情報と
して記憶することができる。交通状況提供サービス会社
端末１２は、ネットワーク１００を介して動画像情報受
信し、ネットワーク１００を介して、道路管理者端末１
３へ送信することができる。道路管理者端末１３を使用
する道路管理者は、道路上で発生した事故および事件等
の状況を動画像情報を用いて観察し、またその原因等を
解明することに用いることができる。

【００１４】次に、本発明の実施例について説明する。

【００１５】図１を参照すると、本実施例は、ユーザ端
末１１と，交通状況提供サービス会社端末１２と，道路
管理者端末１３と，カメラ端末（Ａライン）１４と，カ
メラ端末（Ｂライン）１７と，カメラ端末（Ｃライン）
１６と，これらを相互に接続するインターネット等の通
信ネットワーク１００とより構成されている。これらの
各構成要素について説明する。

【００１６】ユーザ端末１１は、ネットワーク１００に
接続され、自動車を運転する運転手によって利用され
る。図２は、本発明のユーザ端末の形態を示す図であ
る。図２を参照すると、ユーザ端末１１は、カーナビゲ
ーション本体４１と，タッチパネル付きモニタ４２と，
携帯電話接続アダプター４３と，携帯電話４４とより構
成され、携帯電話４４が接続されたカーナビゲーション
システムである。

【００１７】図１，図２を参照して、自動車の運転者等
であるユーザは、ユーザ端末１１のタッチパネル付きモ
ニタ４２を用いて探索開始点（出発地、通常は現在地）
と探索終了点（目的地）とを入力することができる。ユ
ーザ端末１１は、カーナビゲーション本体４１の最短時
間ルート機能，最短距離ルート機能，有料道路（高速道
路）使用ルート機能，および有料道路（高速道路）未使
用ルート機能等の機能のうちの１つ以上の機能を用いて
ルートを探索し、タッチパネル付きモニタ４２に表示す
ることができる。ユーザ端末１１は、ユーザが探索した
ルートの中から最も走行したいと思うルートを指定する
ことができる。ユーザ端末１１は、ネットワーク１００
を介して、交通状況提供サービス会社端末１２に、指定
されたルートが通過する道路指定コード（国道および県
道等の号線の名称）と交差点名称等とを送信する機能を
有する。ユーザ端末１１は、指定したルートの交通状況
を撮影した静止画像情報をネットワーク１００を介して
受信し、タッチパネル付きモニタ４２に表示する機能を
有する。

【００１８】図１を参照して、交通状況提供サービス会
社端末１２は、交通状況提供サービス会社により使用さ
れ、ワークステーション・サーバ等の情報処理装置によ
り構成されている。交通状況提供サービス会社端末１２
は、ユーザ指定したルートの道路指定コードと交差点名
称等とにおいて、カメラ端末１４，１５，１６が設置さ
れている場合には、カメラ端末１４，１５，１６からの
静止画像情報をネットワーク１００を介して受信し、ユ
ーザ端末１１へ送信する機能を有する。なお、交通状況
提供サービス会社端末１２は、リアルタイム情報として
の最新の静止画像情報をユーザ端末１１に送信するため
に、少なくとも１０秒に１回の割合で全てのカメラ端末
１４，１５，１６から静止画像情報を受信し、書き換え
をする。また、交通状況提供サービス会社端末１２は、
道路管理者端末１３へ静止画像情報を送信し、道路管理
者端末１３から受信したカメラ端末の指定に従って指定
されたカメラ端末から動画像情報を受信し、道路管理者
端末へ送信する機能を備えている。

【００１９】道路管理者端末１３は、道路管理者により
使用され、ワークステーション・サーバ等の情報処理装
置により構成される。道路管理者会社端末１３は、交通
状況提供サービス会社端末１２からの静止画像情報と動
画像情報とを受信する機能を備えており、動画像情報を
記憶する記憶装置を備えている。道路管理者端末１３か
ら、ネットワーク１００を介して、カメラ端末の指定を
道路交通状況センター端末へ送信して、指定されたカメ
ラ端末からの動画像情報を受信することができる。

【００２０】カメラ端末１４，１５，１６の各々は、電
柱等に設置される。図３は、本発明のカメラ端末を設置
した例を示す図である。図３の例においては、自動車２
４の走行状況を撮影するために、カメラ端末２１が電柱
２２に設置され、電話線２３に接続されている。図１に
示したカメラ端末１４，１５，１６は、図３に示すカメ
ラ端末２１のように道路の電柱等２２に設置され、公衆
回線である電話線２３と接続されている。

【００２１】次に、カメラ端末の構成を説明する。図４
は、本発明のカメラ端末の構成を示す図である。図４を
参照すると、本発明のカメラ端末２１（図１におけるカ
メラ端末１４，１５，１６）は、ＣＰＵ３１と，デジタ
ルカメラ３２と，モデム３３と，補助記憶装置３４とよ
り構成される。ＣＰＵ３１はプログラム格納のメモリと
デジタルカメラ３２の静止画像や動画像を記憶するメモ
リとを内蔵する。デジタルカメラ３２は、静止画像と動
画像の両方を撮影し、ＣＰＵ３１のメモリへこれらの情
報を送信する機能を有する。補助記憶装置３４は、ＤＶ
Ｄ−ＲＡＭもしくはＤＶＤ―ＲＷであり、ＣＰＵ３１の
メモリ内の道路で発生した事故および事件の動画像を記
憶する機能を有する。

【００２２】次に、本実施例の動作について詳細に説明
する。なお、以降の説明では、ネットワーク１００はイ
ンターネットであるとする。

【００２３】まず初めに、ユーザ端末１１と交通状況提
供サービス会社端末１２との間の動作を説明する。図
１，２，５を参照して、運転者であるユーザと交通状況
提供サービス会社との各々は、ユーザ端末１１と交通状
況提供サービス会社端末１２とを用いて、ネットワーク
１００を介して情報を送受信する。

【００２４】交通状況提供サービス会社端末１２は、全
てのカメラ端末１４，１５，１６にアクセスして静止画
像を受信し（ステップＡ１）、リアルタイム情報に関す
る最新の静止画像情報に書き換えする（ステップＡ
２）。

【００２５】ユーザ端末１１は、タッチパネル付きモニ
タ４２から、探索開始点（出発地、通常は現在地）と探
索終了点（目的地）とを入力する（ステップＡ３）。ユ
ーザ端末１１のカーナビゲーション本体４１は、最短時
間ルート機能，最短距離ルート機能，有料道路（高速道
路）使用ルート機能，有料道路（高速道路）未使用ルー
ト機能等の機能のうちの１つ以上の機能を用いてルート
を探索し（ステップＡ４）、検索した１つ以上のルート
をタッチパネル付きモニタ４２に表示する（ステップＡ
５）。

【００２６】ユーザは、ユーザ端末１１のタッチパネル
付きモニタ４２に表示されたルートから走行したい思う
ルートを指定する（ステップＡ６）。

【００２７】ユーザ端末１１は、携帯電話接続アダプタ
ー４３と携帯電話４４を用いて、選択されたルートの道
路指定コード（国道および県道等の号線の名称）と交差
点名称等とを交通状況提供サービス会社端末に送信する
（ステップＡ７）。

【００２８】交通状況提供サービス会社は、道路指定コ
ードと交差点名称等とにより指定された道路等にカメラ
端末が設置されているかを判断し（ステップＡ８）、設
置されている場合には、カメラ端末が撮影した静止画像
情報をまとめてユーザ端末１１へ送信し（ステップＡ
９）、ユーザに静止画像情報に対しての課金をする。

【００２９】ユーザ端末１１のタッチパネル付きモニタ
４２は、受信した静止画像情報をルートが通過する順序
の道路ごとに表示する（ステップＡ１０）。

【００３０】ユーザは、表示された静止画像情報を見
て、指定したルートの渋滞の状態および事故の有無等の
交通状況を判断し（ステップＡ１１）、指定したルート
で良いならば運転を開始する（ステップＡ１２）。また
は、ユーザが指定したルートで過密な渋滞および事故が
発生して指定したルート以外で走行したいと判断した場
合には、ステップＡ６に戻って他のルートを指定してそ
の静止画像情報を見て判断する（ステップＡ１１）。

【００３１】次に、道路管理者端末１３と交通状況提供
サービス会社端末１２との間の動作について説明する。
図１，４，６を参照して、道路管理者と交通状況提供サ
ービス会社との各々は、道路管理者端末１３と交通状況
提供サービス会社端末１２とを用いて、ネットワーク１
００を介して情報の送受信を行う。

【００３２】交通状況提供サービス会社端末１２は、全
てのカメラ端末１４，１５，１６にアクセスして静止画
像情報を受信し（ステップＢ１）、リアルタイム情報に
関する最新の静止画像情報に書き換える（ステップＢ
２）。交通状況提供サービス会社端末１２は、最新の静
止画像情報を道路管理者端末１３へ送信する（ステップ
Ｂ３）。この交通状況提供サービスの費用は、交通状況
提供サービス会社と道路管理者との間の契約によるもの
であり、例えば、月極料金のような一定金額とする。

【００３３】道路管理者端末１３は、交通状況提供サー
ビス会社端末１２から送信された全ての静止画像を表示
する（ステップＢ４）。

【００３４】道路管理者は、表示された静止画像を用い
て交通状況を監視する（ステップＢ５）。事故および事
件が発生していない場合には、ステップＢ４へ戻り、ま
た静止画像を用いて交通状況を監視する。事故および事
件が発生していた場合には、道路管理者端末１３は、事
故および事件の発生箇所のカメラ端末を指定するため
に、道路指定コード（国道および県道等の号線の名称）
と交差点名称とを交通状況提供サービス会社端末１２へ
送信する（ステップＢ６，Ｂ７）。

【００３５】カメラ端末（Ａライン）１４の設置された
道路で事故が発生した場合について説明する。

【００３６】交通状況提供サービス会社端末１２は、受
信した指定に従って、カメラ端末（Ａライン）１４のう
ちの事故の発生した付近のカメラ端末の補助記憶装置３
４から動画像情報を受信する（ステップＢ８）。

【００３７】交通状況提供サービス会社端末１２は、受
信した動画像情報を道路管理者端末１３へ送信する（ス
テップＢ９）。交通状況提供サービス会社は、道路管理
者に動画像情報に対しての課金をする。

【００３８】道路管理者端末１３は、受信した動画像情
報を表示する（ステップＢ１０）。道路管理者端末１３
は、受信した動画像情報を記憶装置に記憶する（ステッ
プＢ１１）。

【００３９】道路管理者は、動画像情報を用いて事故お
よび事件を観察し、発生要因の解明を図る（ステップＢ
１２）。

【００４０】本発明においては、ユーザを運転者として
説明したが、同乗者としても良い。また、ユーザ端末を
携帯電話に接続されたカーナビゲーションとして説明し
たが、ノートパソコン，デスクトップパソコン等のパー
ソナルコンピュータにカーナビゲーションの機能を持た
せて携帯電話に接続したシステムとしても良い。また、
交通状況提供サービス会社と道路管理者とを別々の端末
として説明したが、一体の端末としても良い。この場合
には、一体の端末によりカメラ端末から静止画像情報と
動画像情報とを受信し、受信した静止画像情報および動
画像情報を用いて、渋滞，事故，および事件等の発生を
監視できる。また、カメラ端末を電柱へ設置して説明し
たが、電柱に限らず信号機および道路に面した建物等の
交通状況を撮影できる場所であるならどこに設置しても
良い。また、交通状況提供サービス会社端末が、ユーザ
端末と道路管理者端末とへ別々に交通状況を提供するも
のとして説明したが、ユーザ端末と道路管理者端末とへ
同時に交通状況を提供するものとしても良い。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第１の
効果は、運転開始前に最適なルートを的確に判断できる
ことである。その理由は、運転者等のユーザが、カーナ
ビゲーションで指示したルートの交通状況のリアルタイ
ム情報に関する最新の画像情報を受信でき、これにより
指示されたルートにおける渋滞および事故の発生の有無
等の交通状況が良く分かるためである。

【００４２】第２の効果は、道路管理者が用いて事故お
よび事件の発生を即座に知ることができ、また、動画像
情報で事故および事件の発生要因を解明することであ
る。道路管理者は、リアルタイム情報に関する最新の静
止画像情報を用いて道路で発生する事故および事件を監
視でき、事故および事件等が発生した場合には、その発
生状況を撮影した動画像情報を得ることができるためで
ある。

【００４３】第３の効果は、道路管理者が安価に画像情
報を受信できることである。その理由は、従来のよう
に、有料道路（高速道路）および渋滞の激しい道路に設
けられた高価な専用回線を使用せずに、一般の公衆回線
使用するものとし、カメラ端末は一般に市販されている
デジタルビデオカメラまたはＤＶＤ−ＲＡＭ（もしくは
ＤＶＤ−ＲＷ）等により構成するものとしたためであ
る。

【００４４】第４の効果は、インターネットを用いて容
易に利用できることである。その理由は、従来の交通状
況の情報を提供する端末を専用回線ではなく、一般の公
衆回線に接続するものとし、ユーザ端末を携帯電話を接
続したカーナビゲーションシステムとしたためである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示す概念図である。

【図２】本発明のユーザ端末の形態を示す図である。

【図３】本発明の実施の形態を示す図である。

【図４】本発明のカメラ端末の構成を示す図である。

【図５】本発明の実施例の動作を示す図である。

【図６】本発明の実施例の動作を示す図である。

【符号の説明】 １１ ユーザ端末 １２ 交通状況提供サービス会社端末 １３ 道路管理者端末 １４，１５，１６，２１ カメラ端末 ２２ 電柱 ２３ 電話線 ２４ 自動車 ３１ ＣＰＵ ３２ デジタルカメラ ３３ モデム ３４ 補助記憶装置 ４１ カーナビゲーション本体 ４２ タッチパネル付きモニタ ４３ 携帯電話接続アダプタ ４４ 携帯電話 １００ ネットワーク

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ユーザ端末と，交通状況提供サービス会社
   端末と，道路管理者端末と，複数のカメラ端末とを接続
   するネットワークを利用する交通状況提供サービスシス
   テムにおいて、 前記カメラ端末は、道路の静止画像と動画像とを撮影し
   て、前記静止画像と前記動画像との各々を静止画像情報
   と動画像情報として記憶し、 前記交通状況提供サービス会社端末は、前記カメラ端末
   からリアルタイム情報に関する前記静止画像情報を受信
   することを特徴とする交通状況提供サービスシステム。
2. 【請求項２】前記交通状況提供サービス会社端末は、前
   記静止画像情報を前記ユーザ端末へ送信し、課金するこ
   とを特徴とする請求項１記載の交通状況提供サービスシ
   ステム。
3. 【請求項３】前記交通状況提供サービス会社端末は、前
   記道路管理者端末へ前記静止画像情報を送信して、一定
   金額を徴収することを特徴とする請求項１または２記載
   の交通状況提供サービスシステム。
4. 【請求項４】前記道路管理者端末は、前記静止画像情報
   による前記道路の状況に応じて前記動画像情報の必要な
   前記カメラ端末の指定を前記交通状況提供サービス会社
   端末へ送信し、 前記交通状況提供サービス会社端末は、前記指定に従っ
   た前記カメラ端末から前記動画像情報を受信し、前記動
   画像情報を前記道路管理者端末へ送信して課金すること
   を特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の交通状況
   提供サービスシステム。
5. 【請求項５】前記道路管理者端末は、前記動画像情報を
   記憶し、前記動画像情報を用いて前記道路で発生した事
   故および事件を解明することを特徴とする請求項１〜４
   のいずれかに記載の交通状況提供サービスシステム。
6. 【請求項６】ユーザ端末と，交通状況提供サービス会社
   端末と，複数のカメラ端末とを接続するネットワークを
   利用する交通状況提供サービス方法において、 前記カメラ端末は、道路の静止画像を撮影して静止画像
   情報として記憶するステップと、 前記交通状況提供サービス会社端末は、前記カメラ端末
   からリアルタイム情報に関する静止画像情報を受信する
   ステップと、 前記交通状況提供サービス会社端末は、前記静止画像情
   報を前記ユーザ端末へ送信し、課金するステップを含む
   ことを特徴とする交通状況提供サービス方法。
7. 【請求項７】道路管理者端末と，交通状況提供サービス
   会社端末と，複数のカメラ端末とを接続するネットワー
   クを利用する交通状況提供サービス方法において、 前記カメラ端末は、道路の静止画像と動画像とを撮影
   し、前記静止画像と前記動画像との各々を静止画像情報
   と動画像情報として記憶するステップと、 前記交通状況提供サービス会社端末は、前記カメラ端末
   からリアルタイム情報に関する静止画像情報を受信する
   ステップと、 前記交通状況提供サービス会社端末は、前記静止画像情
   報を前記道路管理者端末へ送信するステップと、 前記道路管理者端末は、前記静止画像情報による前記道
   路の状況に応じて前記動画像情報の必要な前記カメラ端
   末の指定を、前記交通状況提供サービス会社端末へ送信
   するステップと、 前記交通状況提供サービス会社端末は、前記指定に従っ
   た前記カメラ端末から前記動画像情報を受信し、前記動
   画像情報を前記道路管理者端末へ送信して課金するステ
   ップを含むことを特徴とする交通状況提供サービス方
   法。