JP2002008046A - 線幅測定方法、線幅測定装置、画像処理方法、画像処理装置、線幅管理方法、画像入力装置、画像出力装置及び記録媒体 - Google Patents

線幅測定方法、線幅測定装置、画像処理方法、画像処理装置、線幅管理方法、画像入力装置、画像出力装置及び記録媒体

Info

Publication number
JP2002008046A
JP2002008046A JP2000189825A JP2000189825A JP2002008046A JP 2002008046 A JP2002008046 A JP 2002008046A JP 2000189825 A JP2000189825 A JP 2000189825A JP 2000189825 A JP2000189825 A JP 2000189825A JP 2002008046 A JP2002008046 A JP 2002008046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
line width
image
value
maximum density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000189825A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kagitani
賢治 鎰谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000189825A priority Critical patent/JP2002008046A/ja
Publication of JP2002008046A publication Critical patent/JP2002008046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間の知覚による見かけの線幅と高い相関を
有する測定結果を得られる線幅測定方法及び装置を実現
する。 【解決手段】 積分値・最大濃度値演算部104で、線
画像の線幅方向の濃度プロファイルの積分値SID及び
最大濃度値Dmaxを求め、線幅決定部105で、その積
分値及び最大濃度値を用いて、F=SID/√Dmax に
より、線画像の見かけの線幅を表す線幅相当量Fを求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には線画像
を扱う画像処理の分野に係り、より詳細には、線画像の
線幅測定、線画像の2値化、線画像の線幅管理、及び、
線画像の入出力のための方法又は装置に関する。
【0002】
【従来の技術】線画像の反射率プロファイルを利用して
線幅を測定する方法が特開平10−283483号公報
に開示されている。この方法においては、まず、エッジ
の明確な標準線画像の反射率データを長さ方向に積算し
た反射率プロファイルと、その最大反射率Rmax及び最
小反射率Rminを求め、反射率プロファイルの幅が標準
線画像の線幅と一致する反射率Rnから、N=Rn/
(Rmax−Rmin)を計算する。次に、線幅を測定しよう
とする線画像の反射率プロファイル、その最大反射率r
maxと最小反射率rminを求め、rn=N×(rmax−rm
in)を計算し、この反射率rnにおける反射率プロファ
イルの幅を被測定線画像の線幅とする。
【0003】しかし、このような線幅測定方法では、人
間が観察したときに感じる主観的な線幅(見かけの線
幅)と、測定された線幅との相関が必ずしもよく一致し
ないという問題がある。例えば、人間が視覚的に感じる
線幅は濃度とも密接に関係し、同じ線幅の線であっても
濃度が高いほど太く感じるため、濃度の相異なる線画像
の線幅を測定し、その比較を行うと、人間の知覚による
比較結果と一致しないことが少なくない。
【0004】従来より、画像の色彩情報を管理するにあ
たっては、デバイス・インデペンデント・カラーという
概念が導入されており、画像の作成、入力、処理、出力
のすべての工程にわたって、画像の見かけの色を等しく
するための方法が確立されつつある。他方、線画像の見
かけの線幅をデバイス間で一致させることは至難の業で
あった。従来、線画像の線幅は、長さ又はそれに関連し
た量を用いて定義され、管理されているが、同じ2値情
報を元にした線であっても、コンピュータのモニタに表
示させた場合とプリンタで出力させた場合とでは、線幅
が異なって見えるのが普通であり、また、同じ線画像を
機種や画像形成方式が異なるプリンタで出力した場合に
も、見かけの線幅はやはり異なってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、人間の知覚した線幅と高い相関を有する線幅測定結
果を得られる線画像の線幅測定方法及び装置を提供する
ことにある。
【0006】本発明のもう1つの目的は、多階調線画像
の見かけの線幅もしくは線幅比が保存された2値線画像
を生成できる画像処理方法及び装置を提供することにあ
る。本発明のもう1つの目的は、多階調線画像の見かけ
の線幅もしくは線幅比が保存され、かつ、相対位置が保
存された2値線画像を生成できる画像処理方法及び装置
を提供することにある。本発明の他の目的は、線画像の
表示又は印刷出力に使用される画像出力装置が異なって
も同等のみかけの線幅の線画像を出力できるようにする
ための線幅管理方法と、この線幅管理方法を実施するた
めの画像入力装置及び画像出力装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1乃至3記載の発
明の線幅測定方法は、線画像の線幅方向の濃度プロファ
イルの積分値及び最大濃度値を求め、その積分値及び最
大濃度値を用いて特定の関数、例えば、F=SID/√
Dmax(SIDは積分値、Dmaxは最大濃度値、Fは線幅
相当量)により、線画像の見かけの線幅を表す線幅相当
量を決定することを特徴とするもので、人間の知覚によ
る見かけの線幅と高い相関を有する測定結果を得ること
ができる。また、請求項3記載の発明の線幅測定方法
は、線画像の複数の位置における線幅相当量を決定し、
それら線幅相当量の平均値を求めることを特徴とするも
ので、長さ方向に線幅のばらつきがあるハードコピーの
線画像などでも安定な線幅測定が可能となる。
【0008】請求項4乃至6記載の発明の線幅測定装置
は、線画像を光学的に読み取り多階調画像データとして
入力する手段と、入力された線画像の線幅方向の濃度プ
ロファイルの積分値及び最大濃度値を求める手段と、求
められた前記積分値及び前記最大濃度値を用いて特定の
関数、例えば、F=SID/√Dmax (SIDは積分
値、Dmaxは最大濃度値、Fは線幅相当量)により前記
線画像の線幅相当量を決定する手段とを具備することを
特徴とするもので、人間の知覚による見かけの線幅と高
い相関を有する測定結果を得ることができる。また、請
求項6記載の発明の線幅測定装置は、線幅決定手段によ
り決定された線画像の複数の位置における線幅相当量の
平均値を求める手段をさらに具備することを特徴とする
もので、長さ方向に線幅のばらつきがあるハードコピー
の線画像などでも安定な線幅測定が可能となる。
【0009】請求項8乃至10記載の発明の画像処理方
法は、多階調線画像から2値線画像を生成する画像処理
方法であって、前記多階調線画像の線幅方向の濃度プロ
ファイルの積分値及び最大濃度値を求めるステップと、
このステップにより求められた積分値及び最大濃度値を
用いて特定の関数、例えば、F=SID/√Dmax(S
IDは積分値、Dmaxは最大濃度値、Fは線幅相当量)
により前記多階調線画像の見かけの線幅を表す線幅相当
量を決定する線幅決定ステップとを有し、生成される2
値線画像の線幅を前記線幅決定ステップで決定された線
幅に比例させることを特徴とするものであり、多階調線
画像の見かけの線幅もしくは線幅比が保存された2値線
画像を生成可能である。また、請求項10記載の発明の
画像処理方法は、濃度プロファイルから多階調線画像の
濃度重心を検出するステップをさらに有し、このステッ
プにより検出された濃度重心と生成される2値線画像の
中心とを一致させることを特徴とするもので、多階調線
画像の見かけの線幅もしくは線幅比のみならず相対位置
も保存された2値線画像を生成可能である。
【0010】請求項11乃至13記載の発明の画像処理
装置は、多階調線画像から2値線画像を生成する画像処
理装置であって、前記多階調線画像の線幅方向の濃度プ
ロファイルの積分値及び最大濃度値を求める手段と、こ
の手段により求められた積分値及び最大濃度値を用いて
特定の関数、例えば、F=SID/√Dmax(SIDは
積分値、Dmaxは最大濃度値、Fは線幅相当量)により
前記多階調線画像の見かけの線幅を表す線幅相当量を決
定する線幅決定手段とを具備し、生成される2値線画像
の線幅を前記線幅決定手段で決定された線幅相当量に比
例させることを特徴とするもので、多階調線画像の見か
けの線幅もしくは線幅比が保存された2値線画像を生成
可能である。また、請求項13記載の発明の画像処理装
置は、濃度プロファイルから多階調線画像の濃度重心を
検出する手段をさらに具備し、この手段により検出され
た濃度重心と生成される2値線画像の中心とを一致させ
ることを特徴とするもので、多階調線画像の見かけの線
幅もしくは線幅比のみならず相対位置も保存された2値
線画像を生成可能である。
【0011】請求項15乃至17記載の発明の線幅管理
方法は、線画像の線幅方向の濃度プロファイルの積分値
及び最大濃度値から特定の関数、例えば、F=SID/
√Dmax(SIDは積分値、Dmaxは最大濃度値)により
決定される線幅相当量Fを用いて、画像出力装置により
出力される線画像の線幅を管理することを特徴とするも
ので、線画像の表示又は印刷出力に使用される画像出力
装置が異なっても同等の見かけの線幅の線画像を出力さ
せることが可能になる。また、請求項17記載の発明の
線幅管理方法は、線画像の長さ方向に平均した線幅相当
量を用いることを特徴とするもので、ハードコピーの線
画像のように本来均一であるべき線幅が長さ方向で不均
一になった線画像の場合でも、その線幅相当量を1つの
値で代表させ、見かけの線幅を適切かつ容易に管理でき
る。
【0012】請求項18記載の発明の画像入力装置は、
画像を光学的に読み取り多階調画像データとして入力す
る手段と、入力された画像から線を抽出する手段と、こ
の手段により抽出された線の線幅方向の濃度プロファイ
ルの積分値及び最大濃度値を前記入力された画像より求
める手段と、この手段により求められた前記積分値及び
前記最大濃度値を用いて特定の関数により線の見かけの
線幅を表す線幅相当量を決定する手段と、この手段によ
り決定された線幅相当量を前記線を抽出する手段により
抽出された線のデータとともに出力する手段とを具備す
ることを特徴とするもので、線幅相当量を用いた線画像
の線幅管理を容易に実施できるのうよなる。
【0013】請求項19記載の発明の画像出力装置は、
請求項15乃至17記載の線幅相当量を画素数に変換す
るためのルックアップテーブルと、線データとともに入
力された線幅相当量を前記ルックアップテーブルにより
変換した画素数の線幅を持つ線画像を、該線データに従
って記憶装置に描画する手段と、この記憶装置に描画さ
れた画像を可視像として出力する手段とを具備すること
を特徴とするもので、元の線画像と見かけの線幅が同等
の線画像を出力することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照し説明する。
【0015】《実施の形態1》図1は、本発明の線幅測
定方法及び装置の実施の形態を示す概略ブロック図であ
り、101は画像入力部、102は変換部、103は画
像記憶部、104は積分値・最大濃度値演算部、105
は線幅決定部、106は出力部である。
【0016】画像入力部101は、紙などに記録された
測定対象の線画像を光学的に読み取り多階調画像データ
として入力する手段であり、一般的なスキャナと同様な
ラインセンサ、エリアセンサ等で構成されるものであ
る。入力される多階調画像データとしては、反射率に比
例したデータ、濃度に比例したデータ、明度に比例した
データなど様々なものでよい。濃度に比例した多階調画
像データが入力される場合には変換部102は不要であ
り、その多階調画像データはそのまま画像記憶部103
に格納される。濃度に比例しない多階調画像データが入
力される場合には、その多階調画像データは変換部10
2によって濃度に比例したデータに変換されてから画像
記憶部103に格納される。
【0017】積分値・最大濃度値演算部104は、画像
記憶部103内の多階調画像データを参照し、測定対象
の線画像上に測定位置を選び、この測定位置における線
幅方向(線の長さ方向と直交する方向)の濃度プロファ
イルを適切な積分区間につき積分した積分値(SID)
を線幅決定部105に送り、また、同測定位置における
濃度プロファイルの最大濃度値(Dmax)を算出し、そ
れを線幅決定部105に送る。線幅決定部105は、積
分値・最大濃度値演算部104より与えられた積分値S
ID及び最大濃度値Dmaxを用い、所定の関数により測
定対象の線画像の見かけの線幅を表す線幅相当量(F)
を算出する。出力部106は線幅決定部105により決
定された線幅相当量Fを数値やグラフィック図形などと
して出力する手段であり、例えばプリンタやディスプレ
イなどによって構成される。
【0018】なお、ここでは画像入力部101による読
み取り領域内の線画像の位置が予め決まっていることを
前提としている。このような前提を置かない場合には、
積分値・最大濃度値演算部104か、あるいは別に設け
た手段により、多階調画像データを参照し、測定対象の
線画像を検出する処理を行ってから、濃度プロファイル
の積分値及び最大濃度値の算出を行うようにすればよ
い。
【0019】線幅決定部105において線幅相当量Fを
決定するために用いられる関数の好ましい例は、 F=SID/√Dmax ...(1) である。線幅方向の最大濃度と濃度プロファイルが異な
る複数の直線について、被験者を用いた主観評価実験に
よれば、図2に示すように、この関数による線幅相当量
Fは人間が観察した主観的な線幅と0.97という非常
に高い相関が得られることが確認された。図2におい
て、縦軸は、最大濃度と濃度プロファイルが異なる2本
の直線の線幅を被験者が等しいと答える確率Pである。
横軸は、線幅相当量Fから予測される当該2本の直線の
見かけの線幅F1,F2を求め、 P=A|F1−F2|/(F1+F2) (Aは定数) ...(2) の形で心理物理量化した確率Pの規格化された予測値で
ある。ただし、この実験では、濃度プロファイルの積分
値を求める積分区間として、反射率の最大値Rmaxと最小
値Rminの差(Rmax - Rmin)が60%である区間(R60)
を用いた。
【0020】比較のため、一般に線幅の定義として用い
られている「反射率の最大値Rmaxと最小値Rminの差(Rma
x - Rmin)の60%以下である区間の幅」を線幅とし
て、主観評価結果と比較した結果を図3に示す。この場
合には、主観評価結果との相関係数は0.87であり、
線幅相当量Fを用いる場合と比較すると相関は相当に劣
ることが認められる。
【0021】以上の説明から明らかなように、この実施
の形態によれば、人間の知覚による見かけの線幅と高い
相関を有する測定結果を得ることができる。なお、測定
対象の線画像の長さ方向に適切な間隔で複数の測定位置
を設定し、各々の位置における線幅相当量を求めてもよ
く、そのような測定によれば長さ方向の線幅の変化の様
子を知ることができる。
【0022】以上説明した線幅測定のための、少なくと
も積分値・最大濃度値演算部104及び線幅決定部10
5による処理を、CPUやメモリなどから構成される一
般的なコンピュータを利用しプログラムにより実行させ
ることも可能である。このプログラムは、例えば、それ
が記録された磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、半導体メモリなどの記録媒体からコンピュータのメ
モリに読み込まれ、あるいはハードディスクなどの補助
記憶装置に一旦保存された上で必要な時にメモリに読み
込まれ、CPUに実行されることになる。このようなプ
ログラムを記録した記録媒体も本発明に包含される。
【0023】《実施の形態2》図4は、本発明の線幅測
定方法及び装置のもう1つの実施の形態を示す概略ブロ
ック図であり、201は画像入力部、202は変換部、
203は画像記憶部、204は積分値・最大濃度値演算
部、205は線幅決定部、206は平均演算部、207
は出力部である。
【0024】平均演算部206以外の部分は、図1の対
応部分と同様な手段である。ただし、積分値・最大濃度
値演算部204は、測定対象の線画像の長さ方向に適切
な間隔で複数の測定位置を設定し、各々の位置における
濃度プロファィルの積分値及び最大濃度値を求めて線幅
決定部205に与え、線幅決定部205は各々の測定位
置における線幅相当量を例えば前記関数を用いて決定す
る。平均演算部206は、線幅決定部205により決定
された複数の測定位置における線幅相当量の平均値を算
出する。この平均値は、測定対象の線画像の線幅相当量
の代表値として出力部207により出力される。したが
って、ハードコピーの線画像のように、本来均一である
べき線幅が長さ方向に変化するような線画像でも安定な
線幅測定が可能となる。
【0025】以上に説明した線幅測定のための、少なく
とも積分値・最大濃度値演算部104、線幅決定部10
5及び平均演算部206による処理を、一般的なコンピ
ュータを利用しプログラムにより実行させることも可能
であり、そのようなプログラムが記録された磁気ディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどの
記録媒体も本発明に包含される。
【0026】《実施の形態3》図5は、本発明の画像処
理方法及び装置の実施の形態を示す概略ブロック図であ
る。この実施の形態は、多階調線画像から2値線画像を
生成するもので、図示のように、画像入力部301、変
換部302、画像記憶部303、線抽出部304、線デ
ータ記憶部305、2値線画像生成部306、2値画像
記憶部307、出力部308、積分値・最大濃度値演算
部309、線幅決定部310及び線幅データ記憶部31
1から構成される。
【0027】画像入力部301は、処理対象の多階調線
画像データを入力する手段であり、例えば、紙などに記
録された図面などの画像を光学的に読み取り多階調画像
データとして入力する、一般的なスキャナと同様なライ
ンセンサ、エリアセンサ等で構成されるものである。た
だし、画像処理装置としては画像入力部301を具備せ
ず、外部のスキャナなどで読み取った多階調画像データ
をパソコンなどから取り込んで処理するように構成して
もよい。
【0028】入力される多階調画像データとしては、反
射率に比例したデータ、濃度に比例したデータ、明度に
比例したデータなど様々なものでよい。濃度に比例した
多階調画像データが入力される場合には変換部302は
不要であり、その多階調画像データはそのまま画像記憶
部303に格納される。濃度に比例したデータ以外の多
階調画像データが入力される場合には、その多階調画像
データは変換部302によって濃度に比例したデータに
変換されてから画像記憶部303に格納される。なお、
この変換部302による変換を外部のパソコンなどで行
うようにしてもよい。
【0029】線抽出部304は、画像記憶部303に記
憶されている多階調画像データから線を抽出する手段で
ある。この線抽出は任意の手法によればよく、例えば、
多階調画像データに微分オペレータを適用して線素を検
出し、それら線素を統合して直線、円弧などの予め定め
た種類の線を生成する手法などを適用し得る。抽出され
た線を表すデータ、例えば直線の始終点座標、円弧の中
心及び始終点の座標などが線データとして線データ記憶
部305に格納される。
【0030】積分値・最大濃度値演算部309は、線デ
ータ記憶部305内の線データと画像記憶部303内の
多階調画像データを参照し、線データにより表される各
線上に選んだ1点又は複数点における線幅方向の濃度プ
ロファイルを適切な積分区間につき積分し、得られた積
分値(SID)を線幅決定部310に送り、また、その
点での線幅方向の最大濃度値(Dmax)を算出し、それ
を線幅決定部310に送る。すなわち、積分値・最大濃
度値演算部309は、線データを参照する点を除けば、
図1中の積分値・最大濃度値演算部104と同様の処理
を行う手段である。
【0031】線幅決定部310は、図1中の線幅決定部
310と同じ手段であり、積分値・最大濃度値演算部3
09より与えられた積分値SID及び最大濃度値Dmax
を用い、例えば前記(1)式により線画像の見かけの線
幅を表す線幅相当量(F)を算出する。各線に関して算
出された1つ又は複数の線幅相当量は、その線データと
対応付けられて線幅データ記憶部311に格納される。
なお、線データ記憶部305と線幅データ記憶部311
を1つの記憶部に統合してもよい。
【0032】2値線画像生成部306は、線データ記憶
部305内の線データと線幅データ記憶部311内の線
幅相当量を参照し、線データで表される各線を、それに
関連した線幅相当量に比例した線幅(線幅方向の画素
数)を持つ線画像として2値画像記憶部307に描画す
る手段である。2値線画像生成部306は、線幅相当量
を線幅(線幅方向の画素数)に変換するためのルックア
ップテーブルなどの変換手段を保有している。抽出され
た全ての線の描画が終わると、入力された元の図面など
の2値化画像が2値画像記憶部307上に生成される。
出力部308は2値画像記憶部307に生成された2値
画像を可視像として出力する手段であり、例えばプリン
タやディスプレイなどによって構成される。
【0033】以上の説明から明らかなように、この実施
の形態によれば、多階調線画像の見かけの線幅もしくは
線幅比が保存された2値線画像の生成が可能になる。す
なわち、2値線画像生成部306の前記ルックアップテ
ーブルなどを、出力部308の出力特性に応じて適切に
設定することにより、元の線画像と同等の見かけの線幅
を持つ2値線画像を出力させることも、元の線画像の見
かけの線幅に比例した見かけの線幅を持つ2値線画像を
出力させることもできる。
【0034】なお、各線上に適当な間隔で選んだ複数の
点における線幅相当量を決定し、その平均値で各線の線
幅相当量を代表させるようにしてもよい。すなわち、線
の長さ方向に平均した線幅相当量を代表値として用いる
わけである。この平均演算は、例えば線幅決定部310
で実行してもよいし、線幅決定部310の後段に追加し
た演算手段によって実行してもよい。このような長さ方
向に平均した代表値を求める構成によれば、ハードコピ
ーの線画像のように、線幅が本来均一であるべき線幅が
位置によって変化するような線画像でも、線幅が安定し
た2値線画像を生成することができ、また、各線に関す
る線幅相当量が1つになるため、2値線画像生成部30
6の処理も簡単になる。また、元の多階調線画像の位置
などが予め分かっている場合、換言すれば、線データが
予め取得できる場合には、線抽出は不要である。
【0035】以上に説明した画像処理のための、少なく
とも線抽出部304、積分値・最大濃度値演算部30
9、線幅決定部310及び2値線画像生成部306によ
る処理を、CPUやメモリなどから構成される一般的な
コンピュータを利用しプログラムにより実行させること
も可能である。このプログラムが記録された磁気ディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどの
記録媒体も本発明に包含される。なお、前述のように予
め線データが得られる場合には、線抽出は不要となる。
このような条件下の画像処理のための、少なくとも積分
値・最大濃度値演算部309、線幅決定部310及び2
値線画像生成部306による処理を一般的なコンピュー
タに実行させるためのプログラムが記録された各種記録
媒体も本発明に包含される。
【0036】《実施の形態4》図6は、本発明の画像処
理方法及び装置のもう1つの実施の形態を示す概略ブロ
ック図である。この実施の形態は、多階調線画像から2
値線画像を生成するもので、図示のように、画像入力部
401、変換部402、画像記憶部403、線抽出部4
04、線データ記憶部405、2値線画像生成部40
6、2値画像記憶部407、出力部408、積分値・最
大濃度値演算部409、線幅決定部410濃度重心演算
部411及び線幅データ・重心データ記憶部412から
構成される。これらの各部は、2値線画像生成部405
と濃度重心演算部411を除けば、図5中の対応部分と
同様の手段である。ただし、線幅データ・重心データ記
憶部412には、線幅決定部410により決定された線
幅相当量と、濃度重心演算部411により求められた濃
度重心が格納される。
【0037】濃度重心演算部411は、線データ記憶部
405内の線データと画像記憶部403内の多階調画像
データを参照し、各線上に1つ又は複数の点における線
幅方向の濃度プロファイルの濃度重心を算出し、それを
線幅データ・重心データ記憶部412に格納する。濃度
重心の算出点は、例えば線幅相当量の算出点と同一点が
選ばれるが、異なった点が選ばれてもよい。
【0038】2値線画像生成部406は、基本的には図
5中の2値線画像生成部306と同様の方法で2値線画
像を描画するが、その際に、線幅データ・重心データ記
憶部412内の濃度重心データを参照し、元の多階調線
画像の濃度重心に2値線画像の線幅方向の中心を一致さ
せるように2値線画像の描画位置を制御する。
【0039】以上の説明から明らかなように、この実施
の形態によれば、多階調線画像の見かけの線幅もしくは
線幅比のみならず相対位置も保存された2値線画像の生
成が可能になる。
【0040】なお、各線上に適当な間隔で選んだ複数の
点における線幅相当量を決定し、その平均値で各線の線
幅相当量を代表させるようにしてもよい。この平均演算
は、例えば線幅決定部410で実行してもよいし、線幅
決定部410の後段に追加した演算手段によって実行し
てもよい。このような長さ方向に平均した代表値を求め
る構成によれば、ハードコピーの線画像のように、線幅
が本来均一であるべき線幅が位置によって変化するよう
な線画像でも、線幅が安定した2値線画像を生成するこ
とができ、また、各線に関する線幅相当量が1つになる
ため、2値線画像生成部406の処理も簡単になる。ま
た、元の多階調線画像の位置などが予め分かっている場
合、換言すれば、線データが予め取得できる場合には、
線抽出は不要である。
【0041】以上に説明した画像処理のための、少なく
とも線抽出部404、積分値・最大濃度値演算部40
9、線幅決定部410、濃度重心演算部411及び2値
線画像生成部406による処理を、CPUやメモリなど
から構成される一般的なコンピュータを利用しプログラ
ムにより実行させることも可能であり、そのようなプロ
グラムが記録された磁気ディスク、光ディスク、光磁気
ディスク、半導体メモリなどの記録媒体も本発明に包含
される。なお、前述のように予め線データが得られる場
合には、線抽出は不要となる。このような条件下の画像
処理のための、少なくとも積分値・最大濃度値演算部4
09、線幅決定部410、濃度重心演算部411及び2
値線画像生成部406による処理を一般的なコンピュー
タに実行させるためのプログラムが記録された各種記録
媒体も本発明に包含される。
【0042】《実施の形態5》図7は、本発明の線幅管
理方法及び画像入力装置の実施の形態を示す概略ブロッ
ク図である。図7において、500は画像入力装置、5
20は画像出力制御装置、530_1,...,530
_nはディスプレイやプリンタなどの複数種類の画像出
力装置である。
【0043】画像入力装置500は画像入力部501、
変換部502、画像記憶部503、線抽出部504、線
データ記憶部505、出力部506、積分値・最大濃度
値演算部507、線幅決定部508及び線幅データ記憶
部509から構成される。これら各部は、出力部506
を除き、図5中の対応部分と同様の手段である。出力部
506は、線データ記憶部505内の線データと線幅デ
ータ記憶部509内の線幅相当量とを関連付けて画像出
力制御装置520へ出力するためのインターフェース手
段である。なお、線幅データ記憶部509内に格納され
る各線の線幅相当量は、前述のように線の長さ方向に平
均した代表値であってもよい。
【0044】画像出力制御部520は、データ入力部5
21、データ記憶部522、描画部523、画像出力装
置530_1〜530_nの各々に対応したルックアッ
プテーブル524_1〜524_n、フレーム記憶部5
25及び出力部526から構成されている。各ルックア
ップテーブル524は、それに対応した画像出力装置5
30において、線幅相当量を、それに相当した見かけの
線幅を得るための線幅方向の画素数に変換するためのテ
ーブルである。
【0045】データ入力部521は画像入力装置500
より線データと線幅相当量とを取り込むためのインター
フェース手段であり、これによって取り込まれた線デー
タと線幅相当量はデータ記憶部522に格納される。描
画部523は、データ記憶部522内の各線の線データ
と線幅相当量を参照し、線データに従って線画像をフレ
ーム記憶部525に描画するが、画像出力装置530_
1〜530_n中の画像出力に使用される1つの画像出
力装置(530_i)に対応したルックアップテーブル
(524_i)を用いて線幅相当量を線幅方向の画素数
に変換し、その線幅で線画像を描画する。このような1
画面分の描画処理が終了すると、フレーム記憶部525
内の画像データは出力部526により出力先の画像出力
装置530_iへ送られ、可視画像として出力される。
【0046】このように、本発明による線幅相当量を用
いて、画像出力装置により出力される線画像の線幅を管
理することによって、線画像の表示又は印刷に使用され
る画像出力装置が異なっても、元の線画像と見かけの線
幅が同等の線画像を出力することが可能になる。なお、
画像入力装置500において、前述のように各線の線幅
相当量を長さ方向に平均した値で代表させた場合には、
本来均一であるべき線幅が長さ方向で不均一になった線
画像の場合でも、出力線画像の見かけの線幅を適切かつ
容易に管理できる。
【0047】なお、ここに説明した画像入力装置500
及び画像出力装置520は、一般的なコンピュータを利
用して実現することも可能である。
【0048】《実施の形態6》図8は、本発明の画像出
力装置の実施の形態を示すブロック図である。この画像
出力装置は、データ入力部601、データ記憶部60
2、描画部603、ルックアップテーブル604、フレ
ーム記憶部605及び画像出力部606から構成され
る。
【0049】データ入力部601は、図7に示した画像
入力装置500より出力されるような線データと、その
線幅データである線幅相当量を、外部のコンピュータな
どから取り込むインターフェース手段であり、これによ
って取り込まれた線データと線幅相当量はデータ記憶部
602に格納される。ルックアップテーブル604は、
画像出力部606より出力される線画像の見かけの線幅
が線幅相当量に相当した見かけの線幅と同等になる線幅
方向の画素数を、線幅相当量から求めるためのテーブル
である。
【0050】描画部603は、データ記憶部603内の
各線の線データと線幅相当量を参照し、線データに従っ
て線画像をフレーム記憶部605に描画するが、その
際、ルックアップテーブル604を用いて線幅相当量を
線幅方向の画素数に変換し、その線幅で線画像を描画す
る。このような1画面分の描画処理が終了すると、フレ
ーム記憶部605内の画像データは画像出力部606に
より出力(表示又は印刷)されるが、上述のように線幅
相当量に従って線幅方向の画素数が制御されるため、元
の線画像と見かけの線幅が同等の出力画像を得られる。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
以下のような効果を得られる。
【0052】(1)請求項1乃至3記載の発明の線幅測
定方法及び請求項4乃至6記載の発明の線幅測定装置に
よれば、人間の知覚による見かけの線幅と高い相関を有
する測定結果を得ることができ、また、請求項3記載の
発明の線幅測定方法及び請求項6記載の発明の線幅測定
装置によれば、長さ方向に線幅のばらつきがあるハード
コピーの線画像などでも安定な線幅測定が可能である。
【0053】(2)請求項8乃至10記載の発明の画像
処理方法及び請求項11乃至13記載の発明の画像処理
装置によれば、多階調線画像の見かけの線幅もしくは線
幅比が保存された2値線画像の生成を生成でき、また、
請求項10記載の発明による画像処理方法及び請求項1
3記載の発明の画像処理装置によれば、多階調線画像の
見かけの線幅もしくは線幅比のみならず相対位置も保存
された2値線画像の生成が可能になる。
【0054】(3)請求項15乃至17記載の発明の線
幅管理方法によれば、線画像の表示又は印刷に使用され
る画像出力装置が異なっても、見かけの線幅が同等の線
画像を出力させることができる。また、請求項17記載
の発明の線幅管理方法によれば、ハードコピーの線画像
のように本来均一であるべき線幅が長さ方向で不均一に
なった線画像の場合でも、その線幅相当量を1つの値で
代表させ、見かけの線幅を適切かつ容易に管理できる。
【0055】(4)請求項18記載の発明の画像入力装
置によれば、画像出力装置によって出力される線画像の
線幅相当量による線幅管理を容易に実施可能となる。
【0056】(5)請求項19記載の発明の画像出力装
置によれば、元の線画像と同等の見かけの線幅を有する
線画像を出力可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線幅測定方法及び装置の実施の形態を
示す概略ブロック図である。
【図2】本発明の線幅相当量を用いた場合の主観評価結
果との相関を示すグラフである。
【図3】R60の線幅を用いた場合の主観評価結果との
相関を示すグラフである。
【図4】本発明の線幅測定方法及び装置のもう1つの実
施の形態を示す概略ブロック図である。
【図5】本発明の画像処理方法及び装置の実施の形態を
示す概略ブロック図である。
【図6】本発明の画像処理方法及び装置のもう1つの実
施の形態を示す概略ブロック図である。
【図7】本発明の線幅管理方法及び画像入力装置の実施
の形態を示す概略ブロック図である。
【図8】本発明の画像出力装置の実施の形態を示す概略
ブロック図である。
【符号の説明】
101 画像入力部 102 変換部 103 画像記憶部 104 積分値・最大濃度値演算部 105 線幅決定部 106 出力部 201 画像入力部 202 変換部 203 画像記憶部 204 積分値・最大濃度値演算部 205 線幅決定部 206 平均演算部 207 出力部 301 画像入力部 302 変換部 303 画像記憶部 304 線抽出部 305 線データ記憶部 306 2値線画像生成部 307 2値画像記憶部 308 出力部 309 積分値・最大濃度値演算部 310 線幅決定部 311 線幅データ記憶部 401 画像入力部 402 変換部 403 画像記憶部 404 線抽出部 405 線データ記憶部 406 2値線画像生成部 407 2値画像記憶部 408 出力部 409 積分値・最大濃度値演算部 410 線幅決定部 411 濃度重心演算部 412 線幅データ・重心データ記憶部 500 画像入力装置 501 画像入力部 502 変換部 503 画像記憶部 504 線抽出部 505 線データ記憶部 506 出力部 507 積分値・最大濃度値演算部 508 線幅決定部 509 線幅データ記憶部 520 画像出力制御部 521 データ入力部 522 データ記憶部 523 描画部 524_1〜524_n ルックアップテーブル 525 フレーム記憶部 526 出力部 530_1〜530_n 画像出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA12 AA23 AA56 FF42 GG01 HH02 JJ02 JJ03 JJ25 JJ26 MM24 QQ04 QQ14 QQ21 QQ24 QQ29 QQ32 QQ42 5B057 AA11 CA08 CA12 CA16 CB06 CB12 CB16 CC01 CE12 CH07 CH08 CH20 DB02 DB09 DC22 5C077 MP01 PP43 PP46 PP48 PP54 PQ12 PQ18 PQ23 RR02 5L096 AA06 FA14 FA32 GA09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線画像の線幅方向の濃度プロファイルの
    積分値及び最大濃度値を求め、その積分値及び最大濃度
    値を用いて特定の関数により線画像の見かけの線幅を表
    す線幅相当量を決定することを特徴とする線幅測定方
    法。
  2. 【請求項2】 前記特定の関数として F=SID/√Dmax (ただし、SIDは積分値、Dmaxは最大濃度値、Fは
    線幅相当量)を用いることを特徴とする請求項1記載の
    線幅測定方法。
  3. 【請求項3】 線画像の複数の位置における線幅相当量
    を決定し、それら線幅相当量の平均値を求めることを特
    徴とする請求項1又は2記載の線幅測定方法。
  4. 【請求項4】 線画像を光学的に読み取り多階調画像デ
    ータとして入力する手段と、入力された線画像の線幅方
    向の濃度プロファイルの積分値及び最大濃度値を求める
    手段と、求められた前記積分値及び前記最大濃度値を用
    いて特定の関数により前記線画像の見かけの線幅を表す
    線幅相当量を決定する手段とを具備することを特徴とす
    る線幅測定装置。
  5. 【請求項5】 前記線幅相当量を決定する手段は前記特
    定の関数として F=SID/√Dmax (ただし、SIDは積分値、Dmaxは最大濃度値、Fは
    線幅相当量)を用いることを特徴とする請求項4記載の
    線幅測定装置。
  6. 【請求項6】 前記線幅相当量を決定する手段により決
    定された線画像の複数の位置における線幅相当量の平均
    値を求める手段をさらに具備することを特徴とする請求
    項4又は5記載の線幅測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2又は3記載の線幅測定方法
    のための処理をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 多階調線画像から2値線画像を生成する
    画像処理方法において、前記多階調線画像の線幅方向の
    濃度プロファイルの積分値及び最大濃度値を求めるステ
    ップと、このステップにより求められた積分値及び最大
    濃度値を用いて特定の関数により前記多階調線画像の見
    かけの線幅を表す線幅相当量を決定する線幅決定ステッ
    プとを有し、生成される2値線画像の線幅を前記線幅決
    定ステップで決定された線幅相当量に比例させることを
    特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記特定の関数として F=SID/√Dmax (ただし、SIDは積分値、Dmaxは最大濃度値、Fは
    線幅相当量)を用いることを特徴とする請求項8記載の
    画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記濃度プロファイルから前記多階調
    線画像の濃度重心を検出するステップをさらに有し、こ
    のステップにより検出された濃度重心と生成される2値
    線画像の中心とを一致させることを特徴とする請求項8
    又は9記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 多階調線画像から2値線画像を生成す
    る画像処理装置において、前記多階調線画像の線幅方向
    の濃度プロファイルの積分値及び最大濃度値を求める手
    段と、この手段により求められた積分値及び最大濃度値
    を用いて特定の関数により前記多階調線画像の見かけの
    線幅を表す線幅相当量を決定する線幅決定手段とを具備
    し、生成される2値線画像の線幅を前記線幅決定手段で
    決定された線幅相当量に比例させることを特徴とする画
    像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記特定の関数として F=SID/√Dmax (ただし、SIDは積分値、Dmaxは最大濃度値、Fは
    線幅相当量)を用いることを特徴とする請求項11記載
    の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記濃度プロファイルから前記多階調
    線画像の濃度重心を検出する手段をさらに具備し、この
    手段により検出された濃度重心と生成される2値線画像
    の中心とを一致させることを特徴とする請求項11又は
    12記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項8、9又は10記載の画像処理
    方法のための処理をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 線画像の線幅方向の濃度プロファイル
    の積分値及び最大濃度値から特定の関数により決定され
    る線幅相当量を用いて、画像出力装置により出力される
    線画像の線幅を管理することを特徴とする線幅管理方
    法。
  16. 【請求項16】 前記特定の関数として F=SID/√Dmax (ただし、SIDは積分値、Dmaxは最大濃度値、Fは
    線幅相当量)を用いることを特徴とする請求項15記載
    の線幅管理方法。
  17. 【請求項17】 線画像の長さ方向に平均した線幅相当
    量を用いることを特徴とする請求項15又は16記載の
    線幅管理方法。
  18. 【請求項18】 画像を光学的に読み取り多階調画像デ
    ータとして入力する手段と、入力された画像から線を抽
    出する手段と、この手段により抽出された線線幅方向の
    濃度プロファイルの積分値及び最大濃度値を前記入力さ
    れた画像より求める手段と、この手段により求められた
    前記積分値及び前記最大濃度値を用いて特定の関数によ
    り線の見かけの線幅を表す線幅相当量を決定する手段
    と、この手段により決定された線幅相当量を前記線を抽
    出する手段により抽出された線のデータとともに出力す
    る手段とを具備することを特徴とする画像入力装置。
  19. 【請求項19】 請求項15、16又は17記載の線幅
    相当量を画素数に変換するためのルックアップテーブル
    と、線データとともに入力された線幅相当量を前記ルッ
    クアップテーブルにより変換した画素数の線幅を持つ線
    画像を、該線データに従って記憶装置に描画する手段
    と、この記憶装置に描画された画像を可視像として出力
    する手段とを具備することを特徴とする画像出力装置。
JP2000189825A 2000-06-23 2000-06-23 線幅測定方法、線幅測定装置、画像処理方法、画像処理装置、線幅管理方法、画像入力装置、画像出力装置及び記録媒体 Pending JP2002008046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000189825A JP2002008046A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 線幅測定方法、線幅測定装置、画像処理方法、画像処理装置、線幅管理方法、画像入力装置、画像出力装置及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000189825A JP2002008046A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 線幅測定方法、線幅測定装置、画像処理方法、画像処理装置、線幅管理方法、画像入力装置、画像出力装置及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002008046A true JP2002008046A (ja) 2002-01-11

Family

ID=18689409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000189825A Pending JP2002008046A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 線幅測定方法、線幅測定装置、画像処理方法、画像処理装置、線幅管理方法、画像入力装置、画像出力装置及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002008046A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8514418B2 (en) 2011-03-28 2013-08-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Line width measuring device, line width measuring method, image processing apparatus, image processing system, and computer readable medium
JP2014241583A (ja) * 2013-05-15 2014-12-25 キヤノン株式会社 画像処理装置、その制御方法およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8514418B2 (en) 2011-03-28 2013-08-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Line width measuring device, line width measuring method, image processing apparatus, image processing system, and computer readable medium
JP2014241583A (ja) * 2013-05-15 2014-12-25 キヤノン株式会社 画像処理装置、その制御方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4619720B2 (ja) ドキュメントの品質の測度を定量化する方法
JP2005051407A (ja) 画像処理方法および装置
CN116665615B (zh) 一种医用显示器控制方法、系统、设备及其存储介质
JP3793137B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体
JP2002008046A (ja) 線幅測定方法、線幅測定装置、画像処理方法、画像処理装置、線幅管理方法、画像入力装置、画像出力装置及び記録媒体
JP2005159850A (ja) 画像と文字列の合成
JP2009171158A (ja) モザイク画像生成装置、方法及びプログラム
JP4708866B2 (ja) ルックアップテーブル作成装置および方法,ならびにルックアップテーブル作成プログラム
JP2000244722A (ja) 画像処理方法およびシステム並びに記録媒体
US20210312703A1 (en) Alpha value determination apparatus, alpha value determination method, program, and data structure of image data
JP4207256B2 (ja) カラー画像の領域分割方法およびプログラム記憶媒体
JP2011175309A (ja) 画像処理装置、及びプログラム
JP2017073699A (ja) 投影装置、投影システム及びプログラム
JP6164024B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP2006140873A (ja) 画質評価装置及び画質評価方法
JP2006180380A (ja) 線境界補正装置、画像処理装置、線境界補正方法
JP2003150289A (ja) 画像表示方法および画像表示システムならびに画像表示処理プログラム
JP7366689B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2006079349A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2010282377A (ja) 画像形成装置、プログラム、及び方法
JP2795083B2 (ja) 画像処理における同一材質感画像の作成方法
JP2009004945A (ja) 計測装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
CN115439563A (zh) 图像插值方法、装置、设备和计算机可读存储介质
JP6593112B2 (ja) 画像処理装置、表示システムおよびプログラム
JP2023126059A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム