JP2002007790A - 取引対象の価格設定支援装置 - Google Patents

取引対象の価格設定支援装置

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JP2002007790A
JP2002007790A JP2000185379A JP2000185379A JP2002007790A JP 2002007790 A JP2002007790 A JP 2002007790A JP 2000185379 A JP2000185379 A JP 2000185379A JP 2000185379 A JP2000185379 A JP 2000185379A JP 2002007790 A JP2002007790 A JP 2002007790A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】販売希望者が取引対象に対して適正な価格を設
定することが可能な取引対象の価格設定支援装置を提供
する。 【解決手段】依頼元からの要求に応じて取引対象の価格
設定を支援する装置であって、取引対象の識別情報と、
取引対象の品質を示す品質情報とを記憶した外部記憶装
置と、依頼元から価格を設定すべき取引対象の識別情報
と、当該取引対象の品質を判定するための品質判定情報
とを受信する通信インターフェイスと、受信された識別
情報及び品質判定情報に合致する品質情報を外部記憶装
置から読み出すCPUと、読み出された品質情報を依頼
元へ送信する通信インターフェイスとを備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取引対象の価格設
定支援装置に関し、特に、コンピュータネットワークを
用いた取引システムに適用可能な取引対象の価格設定支
援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及により、イ
ンターネットを通じた商取引が日常的に行われている。
【0003】従来、インターネットを通じた商取引のサ
ービスを提供する取引情報システム、特に中古品の取引
情報システムには、取引対象の商品の売買価格を掲示す
る売買掲示板や、商品に対して最も高い価格を設定した
者がその商品を落札するオークションシステム等があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したインターネッ
トを通じた商取引では、インターネットの利用者が、売
買掲示板に販売対象の品物を掲示する者や、オークショ
ンに品物を出品する者等の販売希望者として商取引に参
加することができる。
【0005】中古品の取引情報システムでは、販売希望
者は、自身が所有する不要な品物を売買掲示板に掲示し
たり、オークションに出品したりする。このとき、販売
希望者は、品物の価格(オークションでは最低価格)を自
身で自由に設定することができる。この販売希望者の価
格設定に際し、従来の取引情報システムは、価格設定の
ための情報を何ら提供していなかった。
【0006】しかしながら、販売希望者は、提供する品
物の販売を業とする者でないことが多く、販売対象の品
物の中古市場における価格相場を知らないことが多い。
このため、販売希望者が、相場よりも価格を高く設定し
てしまい、購入相手が見つからない場合や、相場よりも
価格を低く設定してしまい、取引後に自身が損な取引を
したことに気付く場合があった。
【0007】本発明の目的は、販売希望者が取引対象に
対して適正な価格を設定することが可能となる取引対象
の価格設定支援装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の構成を採用する。
【0009】即ち、本発明は、依頼元からの要求に応じ
て取引対象の価格設定を支援する装置であって、取引対
象の識別情報と、取引対象の品質を示す品質情報とを記
憶した記憶手段と、依頼元から価格を設定すべき取引対
象の識別情報と、当該取引対象の品質を判定するための
品質判定情報とを受信する受信手段と、受信された識別
情報及び品質判定情報に合致する品質情報を前記記憶手
段から読み出す読出手段と、読み出された品質情報を依
頼元へ送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、品質情報が価格設定の支
援情報として依頼元へ送信されるので、品質情報を目安
とした価格の設定が可能となる。
【0011】本発明は、記憶手段が取引対象について実
際に行われた取引における取引価格の情報を含む取引実
績情報をさらに記憶し、前記読出手段は、前記受信され
た識別情報と前記読み出された品質情報とに合致する単
数又は複数の取引実績情報を前記記憶手段から読み出
し、読み出された単数又は複数の取引実績情報に含まれ
た取引価格の統計値を算出する統計値算出手段をさらに
備え、送信手段が、前記取引価格の統計値を前記依頼元
へ送信する構成としても良い。統計値は、例えば、取引
価格の平均値である。このように、取引実績に基づく取
引価格の統計値が支援情報として依頼元へ送信されるの
で、依頼元では、さらに、価格設定を適正に行うことが
可能となる。
【0012】また、本発明は、記憶手段が、取引対象に
ついて実際に行われた取引の所要時間に関する情報をさ
らに含み、前記統計値算出手段は、前記読み出された単
数又は複数の取引実績情報に基づいて前記所要時間の統
計値を算出し、前記送信手段は、前記取引価格の統計値
とともに前記所要時間の統計値を前記依頼元へ送信する
構成としても良い。統計値は、例えば、所要時間の平均
値である。
【0013】また、本発明は、受信手段が前記識別情報
及び前記品質判定情報とともに、前記価格を設定すべき
取引対象の希望取引価格を受信し、前記読み出された取
引実績情報から、前記希望取引価格が属する価格範囲で
なされた取引に関する取引実績情報を抽出する抽出手段
をさらに備え、前記統計値算出手段は、前記抽出手段に
よって抽出された取引実績情報に基づいて所要時間の統
計値を算出し、前記送信手段は、前記抽出された取引実
績情報に基づく所要時間の統計値を前記依頼元へ送信す
る構成としても良い。
【0014】また、本発明は、統計値算出手段が、前記
価格を設定すべき取引対象に対して設定された複数の価
格範囲の夫々について、前記取引価格の統計値と前記所
要時間の統計値とを算出し、前記送信手段は、各価格範
囲に対する取引価格及び所要時間の算出結果を前記依頼
元に送信する構成としても良い。
【0015】また、本発明は、統計値算出手段が、前記
価格を設定すべき取引対象に対して設定された複数の取
引情報の掲載時間の夫々について、前記取引価格の統計
値と前記所要時間の統計値とを算出し、送信手段は、各
掲載期間に対する取引価格及び所要時間の算出結果を前
記依頼元に送信する構成としても良い。
【0016】また、本発明は、品質判定情報が、前記価
格を設定すべき取引対象の使用期間であり、前記品質情
報は、使用期間を区分して設定された使用度である構成
としても良い。
【0017】また、本発明は、使用期間が所定の限度を
超えている場合には、前記統計値算出手段による処理が
行われない構成としても良い。
【0018】また、本発明は、品質判定情報が、前記価
格を設定すべき取引対象に対する査定項目に関する質問
の回答であり、前記品質情報は、前記質問の回答に応じ
て増減される査定ポイントに対応する査定ランクである
構成としても良い。
【0019】また、本発明は、取引対象は、車両の部品
である構成としても良い。車両は、乗用自動車,貨物自
動車,自動二輪等を含む。
【0020】また、本発明は、記記憶手段が、車両の特
定情報と、この車両に対する部品の交換作業又は部品の
清掃作業の時点の情報とをさらに記憶し、前記受信手段
が前記価格を設定すべき取引対象の識別情報として前記
交換作業又は前記清掃作業の対象となった部品の識別情
報とともに、品質判定情報としての使用期間の代わりに
前記車両の特定情報を受信した場合には、当該部品に対
する交換作業又は清掃作業の時点から現時点までの期間
が前記使用期間とされるように構成しても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0022】〔第1実施形態〕最初に、本発明の第1実
施形態を説明する。
【0023】〈ネットワーク構成〉図1(A)は、本発明
による取引対象の価格設定支援装置が適用された取引シ
ステムのネットワークシステムの構成例を示す図であ
り、図1(B)は、取引システムの原理図である。
【0024】図1(A)及び(B)において、取引システム
は、取引対象の価格設定支援装置としてのサーバSと、
依頼元としての複数のクライアントCとがインターネッ
トNを通じて接続されることにより構成されている。各
クライアントC及びサーバSのインターネットNに対す
る接続形態は、既存の接続形態の何れを採用しても良
い。
【0025】サーバSは、ワールドワイドウェブ(WW
W)サーバとして機能し、品物の売買情報の掲示板1を
含むウェブページ(ホームページ)を保持している。サー
バSは、各クライアントCからの要求に応じて掲示板1
を含むホームページをクライアントCに提供する。各ク
ライアントCは、WWWブラウザとして機能し、各クラ
イアントCのユーザは、サーバSから提供された掲示板
1を参照することができる。掲示板1は、取引対象とな
る品物の取引情報を掲載しており、品物の情報は、サー
バSの図示せぬデータベースに登録されている。
【0026】各クライアントCのユーザは、販売希望者
として、自身が販売を望む品物の情報を掲示板1に掲示
することができる。一方、ユーザは、自身が所望する品
物の販売が掲示板1に掲示されていた場合には、販売希
望者に対し掲示板1を通じて又は他の手段(例えば、販
売希望者への購入希望の電子メール送信)で品物の購入
の意思表示を行うことができる。
【0027】これによって、販売者(販売希望者)と購入
希望者との間で売買契約が成立し、品物とその対価の交
換が行われる。掲示板1を含むホームページの提供者
(管理者)は、掲示板1を通じた売買の仲介者であり、例
えば、掲示板1に売買情報を掲載する者から手数料を徴
収する。
【0028】また、図示しないが、サーバSは、ホーム
ページとして、仮想のオークション会場を各クライアン
トCに対して提供する。各クライアントCのユーザは、
販売を希望する品物をオークションに出品するととも
に、その最低価格を提示する。すると、他のクライアン
トCのユーザが、その品物に対して最低価格以上の価格
を提示する。そして、最も高い価格を提示したユーザ
が、その品物を購入することができる。
【0029】このように、インターネットNを用いた取
引システムによると、クライアントCのユーザ同士が、
品物を掲示板1や仮想のオークション会場を通じて売買
することができる。
【0030】本実施形態では、サーバSは、車両の部品
を取引対象とする取引情報(売買情報)の掲示板1を各ク
ライアントCに提供する。各クライアントCのユーザ
は、自身が所有する車両の部品(新品か否かを問わない)
の販売希望を掲示板1に、自由に又は掲示板1の管理者
の許可を得て掲示することができる。
【0031】このとき、ユーザは、車両の部品の販売希
望価格を掲示板1に掲示しなければならない。これにあ
たって、サーバSは、クライアントCのユーザに対して
販売希望価格の設定を支援する情報を提供する。
【0032】〈クライアント及びサーバのハードウェア
構成〉次に、図1に示した各クライアントC及びサーバ
Sのハードウェア構成を説明する。図2は、各クライア
ントC及びサーバSのハードウェア構成例を示す図であ
る。但し、各クライアントCは、ほぼ同じ構成を有する
ので、図2には、クライアントCを1つだけ図示してあ
る。
【0033】図2において、サーバSは、パーソナルコ
ンピュータ(PC),ワークステーション(WS),これら
の上位コンピュータ,或いは専用のサーバマシン等を用
いて構成される。
【0034】サーバSは、バスBを通じて相互に接続さ
れたCPU2(読出手段,統計値算出手段,抽出手段に
相当),メインメモリ(MM)3,外部記憶装置4(記憶手
段に相当),インターネットNに通信回線を通じて接続
された通信インターフェイス(通信I/F:送信手段,
受信手段に相当)5,及びインターフェイス回路(I/
F)6〜8を備えている。
【0035】I/F6には、陰極線管,液晶ディスプレ
イ,プラズマディスプレイ等のディスプレイ装置9が接
続され、I/F7には、キーボード(KBD)10が接続
され、I/F8には、マウス,トラックボール,ジョイ
スティック,フラットスペース等のポインティングデバ
イス(PD)11が接続されている。
【0036】外部記憶装置4は、例えば、ハードディス
ク,フロッピー(登録商標)ディスク,光ディスク,光
磁気ディスク(MO)等の読み書き可能な記録媒体を用い
て構成される。外部記憶装置4は、CPU6によって実
行されるオペレーティングシステム(OS),通信プロト
コルに係るプログラム,サーバSがWWWサーバとして
機能するためのプログラム等の複数種類のプログラム
と、これらのプログラムの実行に際して使用されるデー
タ(例えば、掲示板1を含むホームページを構成するテ
キストファイル,イメージファイル,HTML(HyperTe
xt Markup Language)ファイル等)とを保持している。
【0037】また、外部記憶装置4は、車両部品の販売
希望を掲示板1に掲示するクライアントCのユーザ(販
売希望者)に対し、車両部品の価格設定を支援するため
のデータベース(DB)として、部品DB23と、取引履
歴DB24と、価格範囲テーブル25と、査定項目DB
26と、査定ランクテーブル27と、整備修復歴DB2
8と、車両DB29とを保持している。外部記憶装置4
が、本発明の記憶手段に相当する。
【0038】CPU2は、サーバSのオペレータの指示
入力に応じて、必要なデータを外部記憶装置4からMM
3にコピーするとともに、指示入力に応じたプログラム
を外部記憶装置4からMM3にロードして実行する。こ
れによって、CPU2は、各クライアントCとの通信に
係る処理,例えば、各クライアントCからの要求に応じ
て掲示板1を含むホームページを提供する処理や、車両
部品の価格設定を支援するための情報を提供する処理等
の各種の情報処理を実行する。
【0039】即ち、CPU2がプログラムを実行するこ
とによって、サーバSが、記憶手段,受信手段,読出手
段,送信手段,統計値算出手段,抽出手段を備えた取引
対象の価格設定支援装置として機能する。
【0040】MM3は、CPU2の作業領域として使用
される他、ディスプレイ装置9の画面に表示するテキス
トやイメージ等を記憶するビデオメモリ(VRAM)とし
て使用される。
【0041】クライアントCは、パーソナルコンピュー
タ(PC)を用いて構成されている。但し、クライアント
Cには、ワークステーション(WS),モバイルコンピュ
ータ,電子手帳等のPDA(Personal Digital Assistan
t),カーナビゲーション端末,携帯電話等の少なくとも
既存のインターネットNに対する情報処理端末(DTE)
となり得るコンピュータの全てを適用することができ
る。
【0042】クライアントCは、サーバSと同様の構成
要素であるCPU12,MM13,外部記憶装置14,
通信I/F15,I/F16〜18を備え、I/F16
にディスプレイ装置19が接続され、I/F17にKB
D20が接続され、I/F18にPD21が接続されて
いる。
【0043】外部記憶装置14は、OS,クライアント
CがWWWブラウザとして機能するためのプログラム,
サーバSとの通信プロトコルに係るプログラム等の各種
のプログラムを保持している。
【0044】CPU12は、クライアントCのユーザ
(オペレータ)の指示入力に応じて、必要なデータを外部
記憶装置14からMM13にコピーするとともに、指示
入力に応じたプログラムを外部記憶装置14からMM1
3にロードして実行する。
【0045】これによって、CPU12は、サーバSに
対して掲示板1の提供を要求する処理,掲示板1に掲示
すべき情報をサーバSに送信する処理,サーバSに対し
て車両部品の価格設定を支援するための情報の提供を要
求する処理等を行う。
【0046】〈サーバ及びクライアントの処理〉次に、
図2に示したサーバS及びクライアントCの処理を、サ
ーバSの処理を中心に説明する。各クライアントCのユ
ーザは、サーバSに保持された掲示板1を参照する場合
には、クライアントCの操作によってサーバSにアクセ
スする。
【0047】即ち、ユーザは、クライアントCを操作し
てWWWブラウザを起動させた後、サーバSの掲示板1
を含むホームページのURL(Uniform Resource Locato
r)を指定する。すると、クライアントCのCPU12
は、当該ホームページの提供要求を通信I/F15から
インターネットNへ送信する。この要求は、インターネ
ットNを通じてサーバSに受信される。
【0048】すると、サーバSのCPU2が、図3に示
す処理を開始する。図3及び図4は、サーバSのCPU
2による処理(サーバSにおける処理)を示すフローチャ
ートである。図3において、サーバSのCPU2は、各
クライアントCからの各種の要求を受け付ける状態にな
っている(S1)。
【0049】その後、CPU2は、クライアントCから
の要求を受け付けると(S1;Y)、受け付けた要求がク
ライアントCの掲示板1へのアクセス要求(掲示板1を
含むホームページの提供要求)か否かを判定する(S
2)。
【0050】このとき、CPU2は、要求が掲示板1の
提供要求であると判定した場合(S2;Y)には、掲示板
1を含むホームページを該当するクライアントCに提供
する(S3)。即ち、CPU2は、当該ホームページを構
成するHTMLファイル,テキストファイル,イメージ
ファイル等を外部記憶装置4から読み出して該当するク
ライアントCへ通信I/F5から送信する。その後、C
PU2は、処理をS1に戻し、他の要求を受け付ける状
態になる。
【0051】サーバSから送信されたHTMLファイル
等は、インターネットNを通じて該当するクライアント
Cに通信I/F15で受信される。すると、当該クライ
アントCのCPU12は、受信したHTMLファイルの
記述に従ってテキストやイメージがレイアウトされたホ
ームページの画像データをMM13上に作成し、この画
像データに応じた画像をディスプレイ装置19の画面に
表示する。
【0052】これによって、クライアントCのディスプ
レイ装置19にホームページと、このホームページに含
まれた掲示板1とが表示され、クライアントCのユーザ
は、掲示板1に掲示された車両の部品の売買情報を参照
することが可能になる。
【0053】ここで、クライアントCのユーザが、不要
になった車両の部品(既使用品:中古品)を、掲示板1を
利用して販売しようとすると仮定する。この場合、クラ
イアントCのユーザは、販売対象(取引対象)の車両の部
品の売買情報(取引情報)を販売価格を提示して掲示板1
に掲示しなければならない。
【0054】このとき、ユーザが、当該部品の販売価格
や、掲示してからどの位で売買が成立するのかを判断し
かねる場合には、ユーザは、KBD20及び/又はPD
21の操作により、販売価格の支援情報の提供をうける
ための指示をクライアントCに入力する。すると、クラ
イアントCのCPU12は、支援情報の提供要求のメッ
セージを生成し、通信I/F15からインターネットN
を通じてサーバSに送信する。
【0055】サーバSでは、CPU2が、通信I/F5
で受信された支援情報の提供要求を受け取ると、上記し
たS1,S2を経てS4でYESと判定し、処理をS6
に進める。これに対し、CPU2がS4でNOと判定し
た場合には、CPU2は、S5で受け取った要求に対応
する他の処理を行い、処理をS1に戻す。
【0056】S6に処理が進んだ場合には、CPU2
は、支援情報の作成に必要な情報を入力するための入力
画面31のデータを、クライアントCに送信する。クラ
イアントCは、入力画面31のデータを受信すると、C
PU12が、当該データに基づいて、入力画面31をデ
ィスプレイ装置19に表示する。
【0057】図5は、ディスプレイ装置19に表示され
る入力画面31の表示例を示す図である。図5におい
て、入力画面31は、販売対象の部品の部品番号の記入
欄32と、当該部品の画像の表示領域33と、当該部品
の使用期間の記入欄34と、販売希望価格の記入欄35
と、送信ボタン36とを備えている。
【0058】記入欄32に記入する部品番号は、例え
ば、掲示板1のホームページの提供者(管理者)が予め部
品に割り当ててある部品番号を使用する。表示領域33
に表示される部品の画像は、例えば、クライアントCに
図示せぬインターフェイスを介して接続されたカメラ型
のイメージスキャナを用いて当該部品をスキャンするこ
とによって部品の画像をクライアントCに入力するとと
もに、表示領域33に表示させることができる。この場
合、入力画面31に設けられている入力ボタン33a
は、イメージスキャナのスキャン動作の開始ボタンとし
て使用される。
【0059】これに対し、クライアントCのユーザが予
めディジタルカメラやディジタルビデオカメラで撮影・
作成し、外部記憶装置4に記録しておいた当該部品の画
像ファイル(GIF,ビットマップ,JPEG等)を指定
することで、表示領域33に当該部品の画像を表示させ
ることもできる。
【0060】記入欄34には、ユーザが当該部品を使用
していた期間(使用期間)を月単位で記入する。但し、使
用期間の単位は任意に設定可能であり、年,日,時間,
分等を使用期間の単位として採用しても良い。記入欄3
5には、ユーザが希望する当該部品の販売価格(販売希
望価格)を記入する。
【0061】ユーザは、ディスプレイ装置19に入力画
面31が表示されると、KBD20及び/又はPD21
を操作し、部品の画像をクライアントCに入力するとと
もに、部品番号,使用期間及び販売希望価格を各記入欄
32,34,35に記入する。その後、送信ボタン36を
KBD20又はPD21の操作によって押すと、CPU
12は、入力画面31を通じて入力された部品(取引対
象)の識別情報(画像及び部品番号),品質判定情報(使用
期間)及び販売希望価格をサーバSへ送信する。
【0062】一方、サーバSのCPU2は、S6におい
て入力画面31のデータをクライアントCに送信する
と、入力画面31を通じて入力される情報がクライアン
トCから送信されて来るのを待つ状態となる(S7)。そ
して、CPU2は、クライアントCから送信された当該
情報を受信すると(S7;8)、処理をS8に進める。
【0063】S8では、CPU2は、外部記憶装置4に
保持された部品DB23を参照し、クライアントCから
受信した部品番号に対応するレコードをMM3に読み出
し、処理をS9に進める。
【0064】図6は、図2に示した部品DB23のデー
タ構造の例を示す図である。図6において、部品DB2
3は、部品番号,部品コード,標準価格,使用度A,使
用度B及び使用限度(使用度C)を要素とする単数又は複
数のレコードを保持している。
【0065】部品番号は、ホームページ(掲示板1)の管
理者によって部品に割り当てられたユニークな番号であ
り、部品の識別情報として使用される。部品コードは、
管理者によって車両の種類に関係なく部品の機能に対し
て付されたコードであり、部品のカテゴリを示す情報と
して使用される。標準価格は、部品の標準小売り価格
(いわゆる定価)を示す価格である。なお、標準価格は、
市場の実勢価格等の市場の相場を考慮した価格であって
も良い。
【0066】また、各使用度A〜Cは、部品の使用期間
に応じた品質を示す品質情報であり、部品毎に設定され
ている。使用限度は、部品の価値が零になる使用期間を
示し、使用期間が使用限度を超えた部品は、無価値なも
のとして取り扱われる。部品DB23は、掲示板1を通
じた取引の対象となる部品が増える毎に、その部品に対
するレコードが作成され、部品DB23に登録される。
【0067】S9では、サーバSのCPU2は、クライ
アントCから受信した使用期間と、MM3に読み出した
レコード中の使用限度とを対比し、使用期間が使用限度
を超えているか否かを判定する。このとき、CPU2
は、使用期間が使用限度を超えている場合(S9;Y)に
は、処理をS10に進め、エラー処理を実行する。即
ち、CPU2は、販売を希望する部品が使用限度を超え
ており無価値である(販売対象とできない)旨のメッセー
ジを作成しクライアントCに送信する。これによって、
クライアントCのディスプレイ装置19に当該メッセー
ジが表示される。その後、S10の処理が終了すると、
CPU2は、処理をS1に戻す。
【0068】これに対し、CPU2は、使用期間が使用
限度を超えていない場合(S9;N)には、当該使用期間
と、レコード中の各使用度A〜Cを対比し、使用期間が
合致する使用度を特定することによって、当該部品の使
用度を求める(S11)。
【0069】次に、CPU2は、外部記憶装置4に保持
された取引履歴DB24を参照し、クライアントから受
信した部品番号及びS11にて求めた使用度に対応する
全てのレコードをMM3に読み出し(S12:図4参
照)、処理をS13に進める。
【0070】図7は、図2に示した取引履歴DB24の
データ構造の例を示す図である。図7において、取引履
歴DB24は、掲示板1を通じて売買が成立した取引の
履歴を保持したデータベースであり、掲載番号,取引番
号,取引年月日,部品番号,部品コード,使用度,使用
期間,掲載開始日,取引価格及び査定ランクを要素とす
る単数又は複数のレコードからなる。取引履歴DB24
に保持された各レコードが本発明における取引実績情報
に相当する。
【0071】掲載番号は、掲示板1に掲示(掲載)された
売買情報(取引情報)の特定情報として使用されるユニー
クな番号である。取引番号は、掲示板1を通じて成立し
た売買を特定するためのユニークな番号である。取引年
月日は、取引が成立した年月日であり、売買契約が成立
した日又は部品と対価の交換が行われた日等が、掲示板
1の管理者によって適宜設定される。
【0072】掲載開始日は、掲示板1への売買情報の掲
載が開始された日であり、取引価格は、部品の売買契約
において部品の対価として設定された金額である。査定
ランクは、掲示板1の管理者が設定した所定の査定基準
に従った品質を示す情報である。なお、取引履歴DB2
4は、掲示板1を通じた売買が成立するたびに、S5に
おける他の処理の1つとして、成立した売買取引に関す
るレコードが新たに登録される。
【0073】S13では、CPU2は、S12にて取引
履歴DB24から読み出した単数又は複数のレコード
(「第1抽出レコード」と称する)を用い、クライアント
Cから受信した販売希望価格が属する価格範囲(価格帯)
の平均応札日数を求める。平均応札日数は、掲示板1に
取引対象の取引情報が掲載されてからその取引対象の取
引が成立するまでに要した日数であり、取引の所要時間
を示す。取引の成立時は、購入者が販売者に購入の意思
表示をした時、上記意志表示が掲示板の管理者に伝達さ
れた時、部品と対価とが交換された時等を適宜選択する
ことができる。
【0074】S13を詳細に説明すると、CPU2は、
外部記憶装置4に保持された価格範囲テーブル25を参
照し、当該販売希望価格が価格範囲テーブル25の何れ
の価格範囲に属するかを求める。
【0075】図8は、図2に示した価格範囲テーブル2
5の例を示す図である。図8に示すように、価格範囲テ
ーブル25は、この例では、部品番号毎に用意されてい
る。但し、価格範囲テーブル25は、部品コード毎に用
意するようにしても良い。
【0076】また、価格範囲テーブル25は、この例で
は、0〜5000円,5001〜8000円,8001
〜10000円,10001〜15000円,1500
1〜99999円の5つの価格範囲を用意している。C
PU2は、販売希望価格と、各価格範囲とを対比するこ
とによって、この販売希望価格が属する価格範囲を割り
出す。
【0077】なお、価格範囲の数及び価格範囲の大きさ
は適宜設定可能である。また、価格範囲テーブル25に
代えて、2000円毎,3000円毎といったように、
演算によって価格範囲をなす最低価格と最高価格とを算
出するようにしても良い。
【0078】CPU2は、販売希望価格が属する価格範
囲を求めると、第1抽出レコードから、取引価格が求め
た価格範囲内に属するレコードを第2抽出レコードとし
て抽出する。続いて、CPU2は、各第2抽出レコード
について、[取引年月日] −[掲載開始日] の演算を行
い、当該演算結果の和を第2抽出レコードの数で割るこ
とによって、平均応札日数を求める。
【0079】その後、CPU2は、S11で求めた使用
度と、S13で求めた平均応札日数とを含むメッセージ
を作成し、このメッセージを該当するクライアントCに
送信する(S14)。その後、CPU2は、処理をS15
に進める。
【0080】クライアントCは、サーバSから送信され
たメッセージを受信すると、このメッセージをディスプ
レイ装置19に表示する。図9は、S13の処理に対応
する販売希望者へのメッセージ37の表示例を示す図で
ある。このようにして、部品の販売希望者に対し、販売
価格設定の支援情報として、販売対象の部品の品質情報
としての使用度と、販売希望価格の属する価格範囲にお
ける平均応札日数とがクライアントCのユーザに提供さ
れる。
【0081】S15では、CPU2は、価格範囲毎に平
均応札日数を求め、続いて、価格範囲毎に平均取引価格
を求める(S16)。以下、S15及びS16の処理につ
いて詳細に説明する。
【0082】CPU2は、S13で参照した価格範囲テ
ーブル25に基づく第1集計テーブル38をMM3に作
成する。図10は、第1集計テーブル38の説明図であ
る。第1集計テーブル38は、価格範囲テーブル25に
保持された各価格範囲に対応するレコード数,日数及び
取引価格を集計するためのテーブルである。第1集計テ
ーブル38の作成時には、各価格範囲に対応するレコー
ド数,日数及び取引価格は、図10に示すように、初期
値として零に設定される。
【0083】CPU2は、第1集計テーブル38を作成
すると、或る第1抽出レコードについて、その取引価格
の属する価格範囲を参照し、該当する価格範囲に対応す
る第1集計テーブル38の「レコード数」を1インクリ
メントする(レコード数に1を加算する)。続いて、CP
U2は、当該第1抽出レコードの取引年月日から掲載開
始日を減じた値を、該当する価格範囲に対応する「日
数」に加算する。さらに、CPU2は、当該第1抽出レ
コードの取引価格を、該当する価格範囲に対応する「価
格」に加算する。以上の処理を、CPU2は全ての第1
抽出レコードに対して行う。
【0084】その後、CPU2は、全ての第1抽出レコ
ードに対する上記処理が終了すると、第1集計テーブル
38に保持された各「日数」の値と、各「価格」の値と
を、これらに対応する「レコード数」で割る。このよう
にして、CPU2は、「日数」の平均値(平均応札日数)
と、「価格」の平均値(平均取引価格)とを求める。
【0085】その後、CPU2は、求めた平均応札日数
及び平均取引価格とを含むメッセージを作成し、このメ
ッセージを該当するクライアントCに送信する(S1
7)。その後、CPU2は、処理をS18に進める。
【0086】クライアントCは、サーバSから送信され
たメッセージを受信すると、このメッセージをディスプ
レイ装置19に表示する。図11は、S15及びS16
の処理に対応する販売希望者へのメッセージ39の表示
例を示す図である。このようにして、部品の販売希望者
に対し、販売価格設定の支援情報として、販売対象の部
品の品質情報としての使用度がクライアントCのユーザ
に提供されるとともに、平均応札日数と平均取引価格と
が、価格範囲毎にクライアントCのユーザに提供され
る。
【0087】S18では、CPU2は、所定の掲載期間
毎に平均応札日数を求め、続いて、所定の掲載期間毎に
平均取引価格を求める(S19)。S18及びS19の処
理の詳細は以下の通りである。
【0088】CPU2は、所定の掲載期間(例えば、1
0日,20日,30日)に基づく第2集計テーブル40
をMM3に作成する。図12は、第2集計テーブル40
を示す説明図である。第2集計テーブル40は、所定の
各掲載期間に対応するレコード数,日数及び取引価格を
集計するためのテーブルである。第2集計テーブル40
の作成時には、各掲載期間に対応するレコード数,日数
及び取引価格は、図12に示すように、初期値として零
に設定される。
【0089】CPU2は、第2集計テーブル40を作成
すると、或る第1抽出レコードについて、取引年月日か
ら掲載開始日を減じた日数が属する掲載期間に対応する
第32集計テーブル40の「レコード数」を1インクリ
メントする(レコード数に1を加算する)。続いて、CP
U2は、当該第1抽出レコードの取引年月日から掲載開
始日を減じた値を、該当する掲載期間に対応する「日
数」に加算する。さらに、CPU2は、当該第1抽出レ
コードの取引価格を、該当する掲載期間に対応する「価
格」に加算する。以上の処理を、CPU2は全ての第1
抽出レコードに対して行う。
【0090】その後、CPU2は、全ての第1抽出レコ
ードに対する上記処理が終了すると、第2集計テーブル
40に保持された各「日数」の値と、各「価格」の値と
を、これらに対応する「レコード数」で割る。このよう
にして、CPU2は、「日数」の平均値(平均応札日数)
と、「価格」の平均値(平均取引価格)とを求める。
【0091】その後、CPU2は、求めた平均応札日数
及び平均取引価格とを含むメッセージを作成し、このメ
ッセージを該当するクライアントCに送信する(S2
0)。その後、CPU2は、処理をS1に戻す。
【0092】クライアントCは、サーバSから送信され
たメッセージを受信すると、このメッセージをディスプ
レイ装置19に表示する。図13は、S18及びS19
の処理に対応する販売希望者へのメッセージ41の表示
例を示す図である。このようにして、部品の販売希望者
に対し、販売価格設定の支援情報として、販売対象の部
品の使用度がクライアントCのユーザに提供されるとと
もに、平均応札日数と平均取引価格とが、所定の掲載期
間毎にクライアントCのユーザに提供される。
【0093】なお、本実施形態では、所定の掲載期間と
して、10日間未満,11〜20日間,21〜30日
間,31日間以上を設定した例を示したが、掲載期間の
長さは適宜設定可能である。
【0094】〈第1実施形態の作用〉第1実施形態によ
ると、クライアントCのユーザが掲示板1を通じた車両
の部品の販売を希望する場合に、部品の価格を設定する
ための支援情報の要求がクライアントCからサーバSに
与えられる。これによって、サーバSが、支援情報を提
供するために必要な情報(取引対象の識別情報,品質判
定情報)を入力するための入力画面31がクライアント
Cに与える。
【0095】すると、クライアントCは、入力画面31
を通じて取引対象としての部品の識別情報(画像及び部
品番号)と、当該部品の品質判定情報(使用期間)と、販
売希望価格とをサーバSに与える。すると、サーバS
は、部品の識別情報と品質判定情報(使用期間)に基づい
て、部品の品質(使用度)を判定する(S11)。
【0096】続いて、サーバSは、クライアントCから
受け取った各情報と、掲示板1を通じて行われた売買の
取引実績情報(取引履歴DB24のレコード)とを用い
て、販売希望価格が属する価格範囲における平均応札日
数を求め(S13)、使用度及び平均応札日数を支援情報
としてクライアントCに与える(S14)。
【0097】支援情報は、クライアントCのディスプレ
イ装置19に表示される。これによって、クライアント
Cのユーザ(販売希望者)は、販売対象の部品の品質を知
ることができるとともに、平均応札日数から、販売希望
価格で当該部品に買い手がつくのにどの程度かかるのか
を知ることができる。
【0098】また、サーバSは、販売対象の部品につい
て、価格範囲毎の平均応札日数及び平均取引価格とを求
め(S15,S16)、クライアントCに与える(S1
7)。これによって、販売希望者は、販売対象の部品に
ついて、どの価格範囲であれば早く買い手が見つかるか
を知ることができる。
【0099】さらに、サーバSは、販売対象の部品につ
いて、掲載期間毎の平均応札日数及び平均取引価格とを
求め(S18,S19)、クライアントCに与える(S2
0)。これによって、販売希望者は、販売対象の部品に
ついて、掲載期間の長さと取引価格との関係について知
ることができる。
【0100】以上のように、販売希望者は、支援情報と
して使用度を受け取ることで、販売対象の部品の品質を
受け取ることができ、当該部品に価格を設定する場合の
目安とすることができる。また、販売希望者は、支援情
報として販売を希望する部品と部品番号及び使用度が同
じ部品(識別情報及び品質情報が同じ部品)に対する取引
実績(統計値としての平均応札日数や平均取引価格)を受
け取ることで、販売対象の部品についてどの位の価格を
設定すれば、どれ位の早さで買い手が見つかるかを予想
することが可能となる。
【0101】従って、販売希望者は、販売対象の部品の
販売希望価格を、その販売希望者にとって望ましい結果
となる(高く売れる,早く売れる等)価格で設定すること
ができる。即ち、販売希望者は、価格設定を適正に行う
ことができる。これによって、掲示板1の管理者は、掲
示板1の利用者を増やすことができ、掲示板1の利用者
からその使用料を徴収している場合には、収益の向上を
図ることができる。
【0102】なお、第1実施形態では、S13の処理結
果,S15及びS16の処理結果,及びS18及びS1
9の処理結果が個別にクライアントCに送信される構成
としたが、サーバSは、S19の処理が終了した時点
で、各メッセージ37,39及び41が1つにまとめら
れたメッセージをクライアントCに送信するようにして
も良い。
【0103】また、S13の処理,S15及びS16の
処理,及びS18及びS19の処理が1つの支援情報の
提供要求に対して直列に行われるようにしたが、クライ
アントCが上記処理の何れかのみを個別に要求できる構
成としても良い。
【0104】また、S13の処理,S15及びS16の
処理,並びにS18及びS19の処理の順序は問わな
い。さらに、S15の処理とS16の処理とは順序が逆
であっても良く、S18の処理とS19の処理とは順序
が逆であっても良い。
【0105】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態
と共通点を有する。このため、主として相違点について
説明する。
【0106】第2実施形態におけるサーバS及びクライ
アントCの処理は、図3に示したS1〜S5の処理につ
いては第1実施形態と同様である。これに対し、第2実
施形態では、CPU2がS6においてクライアントCに
送信する入力画面が第1実施形態と異なる。
【0107】図19は、第2実施形態におけるサーバS
の処理(CPU2の処理)を示すフローチャートである。
第2実施形態では、CPU2は、S6に相当するS10
6において、入力画面31の代わりに入力画面31Aの
表示データをクライアントCに送信する。
【0108】図14は、第2実施形態における入力画面
31Aの表示例を示す図である。図14に示すように、
入力画面31Aは、以下の点で入力画面31(図5参照)
と異なっている。即ち、入力画面31Aは、使用期間の
記入欄34がなく、送信ボタン36の代わりに「次へ」
ボタン43が設けられている。
【0109】クライアントCが入力画面31Aの表示デ
ータを受け取って入力画面31Aをディスプレイ装置1
9に表示すると、クライアントCのユーザは、第1実施
形態と同様の手法で、画像,部品番号及び希望価格を入
力する。そして、「次へ」ボタン43をKBD20又は
PD21の操作によって押す。
【0110】すると、クライアントCのCPU12は、
少なくとも販売対象の部品の部品番号を含む第2入力画
面44(図16参照)の表示データの付与要求をサーバS
に送信する。サーバSのCPU2は、当該要求を受信す
ると(S107;Y)、部品DB23を参照し、クライア
ントCから受信した部品番号に対応する部品コードを部
品DB23からMM3に読み出す(S108)。
【0111】次に、CPU2は、外部記憶装置4に保持
され、且つMM3に読み出された部品コードに対応する
査定項目DB26を参照し、査定チェック項目をMM3
に読み出し、第2入力画面44の表示データ(HTML
フォーム等)を作成する(S109)。
【0112】図15は、図2に示した査定項目DB26
のデータ構造の例を示す図である。査定項目DB26
は、例えば、部品コード毎に設けられている。査定項目
DB26は、第2入力画面44の組み立てに適した構造
で、部品に対する査定の対象となる査定項目の情報と、
査定項目に関する質問の回答に応じた点数を保持してい
る。図15に示す例では、査定項目DB26は、査定項
目として、使用期間,○○部の清掃,◇◇部磨き,錆
び,すり傷,引っ掻き傷,へこみを有している。
【0113】CPU2は、第2入力画面44の表示デー
タを作成すると、その表示データをクライアントCに送
信する(S110)。クライアントCは、表示データを受
信すると、その表示データに基づく第2入力画面44を
ディスプレイ装置19に表示する。
【0114】図16は、第2入力画面44の表示例を示
す図である。図16において、第2入力画面44は、使
用期間の記入欄34と、査定項目DB26に保持された
各査定項目に関する質問の回答欄44aと、送信ボタン
36とを備えている。回答欄44aには、査定項目に関
する質問の回答が複数種類表示され、回答毎に円形のチ
ェックボックスが設けられている。
【0115】クライアントCのユーザは、記入欄34に
使用期間を記入するとともに、各査定項目に関する質問
に対し、該当する回答に対応するチェックボックスにチ
ェックを入れることで質問に対する回答を行う。そし
て、全ての質問に対する回答を選択し終わると、送信ボ
タン36を押す。
【0116】すると、クライアントCのCPU12は、
入力画面31Aで入力された画像,部品番号,販売希望
価格と、第2入力画面44で入力された使用期間及び他
の査定項目に関する質問の回答とを、サーバSへ送信す
る。
【0117】サーバSのCPU2は、通信I/F5を通
じて上記した各情報を受信すると(S111)、第1実施
形態と同様に、使用期間が使用限度を超えていないか否
かを判定し(S112)、使用限度を超えている場合(S
112;Y)には、上述したエラー処理(S113:S1
0と同じ)を行う。
【0118】これに対し、使用期間が使用限度(使用度
Cに該当しない)を超えていない場合(S112;N)に
は、CPU2は、第2入力画面44の表示データの作成
に使用した査定項目DB26を再度参照し、クライアン
トCから受信した質問の回答に従って査定ポイントを計
算する(S114)。例えば、CPU2は、査定ポイント
の基本ポイントを100とし、質問の回答に対応するポ
イントを基本ポイントに対して加算又は減算する。
【0119】次に、CPU2は、査定ポイントの計算結
果を用いて査定ランクを求める(S115)。即ち、CP
U2は、外部記憶装置4に保持されている査定ランクテ
ーブル27を参照し、当該計算結果に対応する査定ラン
クをMM3に読み出す。
【0120】図17は、図2に示した査定ランクテーブ
ル27の説明図である。図17に示すように、査定ラン
クテーブル45は、査定ポイントの範囲と、査定ランク
とを対応づけて保持している。なお、この例では査定ラ
ンクをA2,A1,B2,B1,Cの5種類に設定している
が、査定ランクの種類(数)は、適宜設定可能である。
【0121】次に、CPU2は、求めた査定ランクを用
いて平均応札日数及び平均取引価格を求める(S11
6)。具体的には、CPU2は、クライアントCから受
信した部品番号及び求めた査定ランクを持つレコードの
全てを第3抽出レコードとして抽出する(MM3に読み
出す)。
【0122】続いて、CPU2は、抽出した第3抽出レ
コードに対し、第1実施形態におけるS15及びS16
と同様の手法で、価格範囲テーブル25及び第1集計テ
ーブル38を用いて価格範囲毎の平均応札日数及び平均
取引価格を求める。
【0123】その後、CPU2は、求めた査定ランク,
査定ポイント,価格範囲毎の平均応札日数及び平均取引
価格を含むメッセージを作成し、該当するクライアント
Cに送信する(S117)。
【0124】これによって、クライアントCは、当該メ
ッセージを受信し、当該メッセージがディスプレイ装置
19に表示される。図18は、ディスプレイ装置19に
表示されるメッセージ46の表示例を示す図である。図
18に示すように、クライアントCのユーザ(販売希望
者)に対し、販売対象の部品の査定ポイント及び査定ラ
ンクが表示されるとともに、当該査定ランクを有し且つ
部品番号が同じ部品についての価格範囲毎の平均応札日
数(平均掲載期間)及び平均取引価格が表示される。
【0125】なお、第2実施形態においても、第1実施
形態におけるS13とほぼ同様の手法により、査定ラン
クに基づいて、販売希望価格が属する価格範囲の平均応
札日数が求められ、クライアントCに送信され、ディス
プレイ装置19に表示される(支援情報として販売希望
者に提供される)ようにしても良い。
【0126】また、第2実施形態においても、第1実施
形態におけるS18及びS19とほぼ同様の手法によ
り、査定ランクに基づいて、第2集計テーブル40を用
いて所定の掲載期間毎の平均応札日数及び平均取引価格
が求められ、クライアントCに送信され、ディスプレイ
装置19に表示されるようにしても良い。
【0127】第2実施形態によっても、販売希望者が取
引対象の部品に対し、支援情報(査定ランク,平均応札
日数,平均取引価格)を参照して適正な価格を設定する
ことが可能になる。さらに、第2実施形態では、使用期
間を含む複数の査定項目(査定基準)に従って部品の品質
が判定される。このように、第2実施形態では、販売対
象の部品の品質が第1実施形態よりも詳細に吟味される
ため、販売対象の部品の程度と取引価格とのギャップを
第1実施形態に比べて小さくすることができる。
【0128】なお、取引履歴DB24のレコードの要素
の1つである査定ランクと、査定項目DB26及び査定
ランクテーブル27は、第2実施形態による取引システ
ムにて使用される構成であり、第1実施形態では使用さ
れない。このため、第1実施形態による取引システムに
ついて実施する場合には、取引履歴DB24の査定ラン
ク,査定項目DB26及び査定ランクテーブル27は不
要である。
【0129】また、第2実施形態では、錆,すりきず,
引っ掻き傷,へこみについての査定は、販売希望者の回
答に基づいて行っている。これに代えて、これらの査定
項目を査定項目DB26及び第2入力画面44から外
し、これらの査定項目については、第2入力画面44を
通じて受信する部品の画像を用いて査定ポイントを計算
するようにしても良い。このとき、部品の画像をディス
プレイ装置9に表示させてサーバSのオペレータが査定
結果に相当するポイントをサーバSに入力するようにし
ても良く、サーバS内において、CPU2が画像に対し
て所定の処理を施すことで、自動的に査定ポイントが算
出されるようにしても良い。
【0130】〔第3実施形態〕次に、本発明の第3実施
形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態
と共通点を有するので、主として第1実施形態との相違
点について説明する。
【0131】図20は、第3実施形態におけるサーバS
の処理(CPU2の処理)を示すフローチャートである。
第3実施形態におけるサーバS及びクライアントCの処
理は、図3に示したS1〜S5の処理については第1実
施形態と同様である。これに対し、第3実施形態では、
CPU2がS6においてクライアントCに送信する入力
画面が第1実施形態と異なる。
【0132】第3実施形態では、クライアントCにおい
て、販売対象の部品を取り出した車両の型式及び車台番
号を入力画面に入力する。このため、第3実施形態は、
S6に相当するS206において、入力画面31Bの表
示データをクライアントCに送信する。
【0133】図21は、第3実施形態における入力画面
31Bの表示例を示す図である。図21に示すように、
入力画面31Bは、以下の点で入力画面31(図5参照)
と異なっている。即ち、入力画面31Bは、入力画面3
1の構成に、車両の型式の記入欄48と、車台番号の入
力欄49とが付加されている。
【0134】クライアントCが入力画面31Bの表示デ
ータを受け取って入力画面31Bをディスプレイ装置1
9に表示すると、クライアントCのユーザは、第1実施
形態と同様の手法で、画像,部品番号,希望価格を入力
する。このとき、ユーザは、使用期間と、型式及び車台
番号とを選択的に入力することができる。
【0135】即ち、入力画面31Bは、使用期間と型式
及び車台番号との一方を入力した場合には、他方が入力
できないようになっている。そして、使用期間と型式及
び車台番号との双方が記入されていない場合には、送信
ボタン36を押してもデータをサーバSへ送信できない
ようになっている。
【0136】ユーザは、入力画面31Bに対するデータ
の記入処理が終了すると、送信ボタン36をKBD20
又はPD21の操作によって押す。すると、クライアン
トCのCPU12は、画像,部品番号,希望価格,使用
期間(又は型式及び車台番号)を、サーバSに送信する。
【0137】サーバSのCPU2は、クライアントCか
ら上記した情報を受信すると(S207)、受信した情報
中に車両の型式と車台番号が含まれているか否かを判定
する(S208)。このとき、CPU2は、型式及び車台
番号が含まれている場合(S208;あり)には、処理を
S209に進める。これに対し、型式及び車台番号が含
まれていない場合(S208;なし)には、CPU2は、
クライアントCから受信した情報に型式及び車台番号で
はなく使用期間が含まれているものとして、処理を図3
のS8へ進める。その後の処理は、第1実施形態と同じ
である。
【0138】S209に処理が進んだ場合には、CPU
2は、型式及び車台番号を用いて外部記憶装置4に保持
された車両DB51を検索し、型式及び車台番号に対応
するレコードが格納されているか否かを判定する。
【0139】図22は、図2に示した車両DB29の説
明図である。図22に示すように、車両DB29は、型
式,車台番号及び運行開始年月日を要素とする単数又は
複数のレコードからなる。
【0140】CPU2は、型式及び車台に対応するレコ
ードが車両DB29にない場合(S209;なし)には、
クライアントCから受け取った情報に使用期間が含まれ
ているものとして、処理を図3のS8に進める。その後
の処理は、第1実施形態と同じである。これに対し、型
式及び車台番号に対応するレコードが車両DB29にあ
る場合(S209;あり)には、CPU2は、該当するレ
コードを車両DB29からMM3に読み出す。
【0141】次に、CPU2は、クライアントCから受
け取った部品番号に対応する部品コードを取得する(S
211)。この処理は、CPU2が外部記憶装置4に予
め保持された図示せぬ部品番号−部品コード変換テーブ
ルを部品番号を用いて参照することにより行われる。な
お、CPU2が部品DB23を参照して部品コードを得
るようにしても良い。
【0142】次に、CPU2は、部品コード,型式及び
車台番号に対応するレコードが外部記憶装置4に保持さ
れた整備修復歴DB28に格納されているか否かを判定
する(S212)。
【0143】図23は、図2に示した整備修復歴DB2
8の説明図である。整備修復歴DB28は、型式,車台
番号,作業年月日,部品コード及び作業区分を要素とす
る単数又は複数のレコードを保持している。作業区分
は、整備又は修理(修復)の種類に応じて、「交換」「清
掃」「板金」「塗装」の何れかの値をとる。
【0144】CPU2は、部品コード,型式及び車台番
号に対応するレコードが整備修復歴DB28に保持され
ていない場合(S212;なし)には、処理をS217に
進め、そうでない場合(S212;あり)には、処理をS
213に進め、対応するレコードをMM3に読み出す。
【0145】続いて、CPU2は、MM3に読み出した
レコード中の作業区分が「交換」か否かを判定し(S2
14)、作業区分が「交換」である場合には、処理をS
216に進め、そうでない場合には、処理をS217に
進める。
【0146】S215では、CPU2は、MM3に読み
出した整備修復歴DB28のレコード中の作業区分が
「清掃」か否かを判定し、作業区分が「交換」である場
合には、処理をS216に進め、そうでない場合には、
処理をS217に進める。
【0147】S216では、CPU2は、MM3に読み
出した整備修復歴DB28のレコード中の「作業年月
日」から現在までの期間を使用期間として取得する。そ
の後、CPU2は、処理をS3のS8に進め、第1実施
形態と同様の処理が行われる。
【0148】S217では、CPU2は、S210でM
M3に読み出した車両DB29のレコード中の「運行開
始年月日」から現在までの期間を使用期間として取得
し、処理をS8に進め、その後は第1実施形態と同様の
処理を行う。
【0149】第3実施形態によると、販売希望者の販売
対象の部品が、車両から取り外したものであって、当該
部品の車両に対する取付作業を掲示板1の管理者に関す
る整備修理会社にて行ったものである場合には、当該車
両の型式及び車台番号を使用期間に変わって入力画面3
1Bに記入すれば、これらに基づいて使用期間が自動的
に設定される。従って、上記条件下では、販売希望者が
部品の使用期間を忘却した場合であっても、正確な使用
期間に基づいて部品の使用度を決定することが可能とな
る。
【0150】なお、図2に示した整備修復歴DB28,
車両DB29と、部品番号−部品コード変換テーブル
(図示せず)と、入力画面31Bは、第3実施形態のみで
使用されるものであるので、第1実施形態による取引シ
ステムを実施する場合には、これらの構成要素はなくて
も良い。また、第1〜第3の実施形態は、本発明の目的
を逸脱しない範囲内で適宜組み合わせることができる。
【0151】
【発明の効果】本発明による取引対象の価格設定支援装
置によれば、依頼元に対して価格設定の目安となる品質
情報や統計値が与えられるので、販売希望者が取引対象
に対して適正な価格を設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による取引システムのネット
ワーク構成図
【図2】取引システムのハードウェア構成例を示す図
【図3】サーバの処理を示すフローチャート
【図4】サーバの処理を示すフローチャート
【図5】入力画面の表示例を示す図
【図6】部品データベースの例を示す図
【図7】取引履歴データベースの例を示す図
【図8】価格範囲テーブルの例を示す図
【図9】クライアントにて表示される支援情報のメッセ
ージを示す図
【図10】第1集計テーブルの説明図
【図11】クライアントにて表示される支援情報のメッ
セージを示す図
【図12】第2集計テーブルの説明図
【図13】クライアントにて表示される支援情報のメッ
セージを示す図
【図14】第2実施形態における入力画面を示す図
【図15】査定項目データベースの例を示す図
【図16】第2入力画面の表示例を示す図
【図17】査定ランクテーブルの例を示す説明図
【図18】クライアントにて表示される支援情報のメッ
セージを示す図
【図19】第2実施形態におけるサーバの動作を示すフ
ローチャート
【図20】第3実施形態におけるサーバの動作を示すフ
ローチャート
【図21】第3実施形態における入力画面の表示例を示
す図
【図22】車両データベースの説明図
【図23】整備修復歴データベースの説明図
【符号の説明】
S サーバ C クライアント 1 掲示板 2,12 CPU 3,13 メインメモリ(MM) 4,14 外部記憶装置 5,15 通信インターフェイス 6〜8,12〜14 インターフェイス回路 9,19 ディスプレイ装置 10,20 キーボード 11,21 ポインティングデバイス 23 部品データベース 24 取引履歴データベース 25 価格範囲テーブル 26 査定項目データベース 27 査定ランクテーブル 28 整備修復歴データベース 29 車両データベース 31,31A,31B 入力画面 32,34,35,48,49 記入欄 33 表示領域 33a 入力ボタン 36 送信ボタン 37,39,41,46 メッセージ 38 第1集計テーブル 40 第2集計テーブル 43 「次へ」ボタン 44 第2入力画面 44a 回答欄

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】依頼元からの要求に応じて取引対象の価格
    設定を支援する装置であって、 取引対象の識別情報と、取引対象の品質を示す品質情報
    とを記憶した記憶手段と、 前記依頼元から価格を設定すべき取引対象の識別情報
    と、当該取引対象の品質を判定するための品質判定情報
    とを受信する受信手段と、 受信された識別情報及び品質判定情報に合致する品質情
    報を前記記憶手段から読み出す読出手段と、 読み出された品質情報を依頼元へ送信する送信手段とを
    備えたことを特徴とする取引対象の価格設定支援装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、取引対象について実際に
    行われた取引における取引価格の情報を含む取引実績情
    報をさらに記憶し、 前記読出手段は、前記受信された識別情報と前記読み出
    された品質情報とに合致する単数又は複数の取引実績情
    報を前記記憶手段から読み出し、 読み出された単数又は複数の取引実績情報に含まれた取
    引価格の統計値を算出する統計値算出手段をさらに備
    え、 前記送信手段は、前記取引価格の統計値を前記依頼元へ
    送信することを特徴とする請求項1記載の取引対象の価
    格設定支援装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、取引対象について実際に
    行われた取引の所要時間に関する情報をさらに含み、 前記統計値算出手段は、前記読み出された単数又は複数
    の取引実績情報に基づいて前記所要時間の統計値を算出
    し、 前記送信手段は、前記取引価格の統計値とともに前記所
    要時間の統計値を前記依頼元へ送信することを特徴とす
    る請求項2記載の取引対象の価格設定支援装置。
  4. 【請求項4】前記受信手段は、前記識別情報及び前記品
    質判定情報とともに、前記価格を設定すべき取引対象の
    希望取引価格を受信し、 前記読み出された取引実績情報から、前記希望取引価格
    が属する価格範囲でなされた取引に関する取引実績情報
    を抽出する抽出手段をさらに備え、 前記統計値算出手段は、前記抽出手段によって抽出され
    た取引実績情報に基づいて所要時間の統計値を算出し、 前記送信手段は、前記抽出された取引実績情報に基づく
    所要時間の統計値を前記依頼元へ送信することを特徴と
    する請求項3記載の取引対象の価格設定支援装置。
  5. 【請求項5】前記統計値算出手段は、前記価格を設定す
    べき取引対象に対して設定された複数の価格範囲の夫々
    について、前記取引価格の統計値と前記所要時間の統計
    値とを算出し、 前記送信手段は、各価格範囲に対する取引価格及び所要
    時間の算出結果を前記依頼元に送信することを特徴とす
    る請求項3記載の価格設定支援装置。
  6. 【請求項6】前記統計値算出手段は、前記価格を設定す
    べき取引対象に対して設定された複数の取引情報の掲載
    時間の夫々について、前記取引価格の統計値と前記所要
    時間の統計値とを算出し、 前記送信手段は、各掲載期間に対する取引価格及び所要
    時間の算出結果を前記依頼元に送信することを特徴とす
    る請求項3記載の価格設定支援装置。
  7. 【請求項7】前記品質判定情報は、前記価格を設定すべ
    き取引対象の使用期間であり、 前記品質情報は、使用期間を区分して設定された使用度
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の価格設定
    支援装置。
  8. 【請求項8】前記使用期間が所定の限度を超えている場
    合には、前記統計値算出手段による処理が行われないこ
    とを特徴とする請求項7記載の価格設定支援装置。
  9. 【請求項9】前記品質判定情報は、前記価格を設定すべ
    き取引対象に対する査定項目に関する質問の回答であ
    り、 前記品質情報は、前記質問の回答に応じて増減される査
    定ポイントに対応する査定ランクであることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の価格設定支援装置。
  10. 【請求項10】前記取引対象は、車両の部品であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の価格設定支援装置。
  11. 【請求項11】前記記憶手段は、車両の特定情報と、こ
    の車両に対する部品の交換作業又は部品の清掃作業の時
    点の情報とをさらに記憶し、 前記受信手段が前記価格を設定すべき取引対象の識別情
    報として前記交換作業又は前記清掃作業の対象となった
    部品の識別情報とともに、品質判定情報としての使用期
    間の代わりに前記車両の特定情報を受信した場合には、
    当該部品に対する交換作業又は清掃作業の時点から現時
    点までの期間が前記使用期間とされることを特徴とする
    請求項7記載の価格設定支援装置。
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