JP2002007334A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2002007334A
JP2002007334A JP2000189788A JP2000189788A JP2002007334A JP 2002007334 A JP2002007334 A JP 2002007334A JP 2000189788 A JP2000189788 A JP 2000189788A JP 2000189788 A JP2000189788 A JP 2000189788A JP 2002007334 A JP2002007334 A JP 2002007334A
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JP2000189788A
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Toru Sakai
徹 境井
Hiroyuki Tsutsumi
弘之 堤
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の端末装置と、ホストコンピュータとを
備えたデータ処理システムにおいて、ホストコンピュー
タへの過度の処理集中を避け、各端末装置とホストコン
ピュータとの間の処理を効率よく実行できるようにす
る。 【解決手段】 ホストコンピュータ10は、CPU31
により、処理スレッド31cの生成を制御する予約レイ
ヤ31bを実行し、CPU31の処理能力を超える処理
要求はキューに登録される。キューに登録された処理要
求は、実行中の処理スレッドが終了する毎に順番に処理
される。また、処理開始時間及び処理終了時間等を算出
し、通知することにより、無駄な処理要求の繰り返しを
なくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信の安定化機能
を有するデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータ上に複数の端
末装置がネットワークを介して接続されたデータ処理シ
ステムが知られている。このデータ処理システムでは、
ホストコンピュータのサーバプログラムが、上記複数の
端末装置とデータを送受信しながら端末装置の処理要求
に応じて処理を行う。詳細には、ホスト上のサーバプロ
グラムは端末装置からの処理要求に従って、スレッドと
呼ばれるCPUの処理時間を非常に短い単位に分割した
処理単位を生成し、端末装置と処理スレッドとが、仮想
経路(バーチャルサーキット)を介した1対1の通信経
路を確立し、処理を実行するようになっている。
【0003】以上のように従来のデータ処理システムで
は、各端末装置からの処理要求を受信したサーバプログ
ラムが、直接受けた処理要求ごとに処理スレッドを生成
し、端末装置とのバーチャルな通信経路を確立するシス
テムとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータ処理システムにあっては、受けた処理
要求ごとに処理スレッドを生成して処理要求の処理を行
っているため、処理要求を行う端末装置が増えると生成
される処理スレッド数も増え、処理要求を行う端末装置
が同時に多数殺到したときは、ホストコンピュータのC
PU能力やメモリリソースを使い果たしてしまう。
【0005】また、端末装置からはホストコンピュータ
に処理要求を行う端末装置が殺到していることが分から
ないため、処理要求を繰り返し、これによりさらにCP
Uに負担がかかり、パフォーマンスが低下するなど問題
があった。さらに、端末装置からは処理要求が受け付け
られても処理が完了するタイミングが計れなかったり、
あるいは、タイムアウトエラーが頻発するという問題が
あった。
【0006】本発明の課題は、複数の端末装置と、これ
ら複数の端末装置に対して順次処理を行うホストコンピ
ュータとを備えたデータ処理システムにおいて、ホスト
コンピュータへの過度の処理集中を避け、各端末装置と
ホストコンピュータとの間の処理を効率よく実行できる
ようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ネットワークを介して複数の端末装置に接続され、これ
ら複数の端末装置から送信される処理要求に応じて処理
を行うデータ処理装置(図1のホストコンピュータ1
0)であって、前記端末装置から送信された処理要求が
入力される毎に、該処理要求に対応する通信プロセスを
生成するプロセス生成手段(例えば、図5のステップS
51に示す処理を行うサーバプログラム31a)と、こ
のプロセス生成手段により生成された通信プロセスを並
列的に実行するプロセス実行手段(例えば、図5のステ
ップS53に示す処理を行うサーバプログラム31a)
と、このプロセス実行手段により実行中の通信プロセス
の数が、予め設定された所定の数以上か否かを判別する
判別手段(例えば、図4のステップS42に示す処理を
行う予約レイヤ31b)と、この判別手段により前記通
信プロセスの数が前記所定の数以上と判別された場合
に、前記端末装置から入力された処理要求を、入力順に
順次登録する処理要求登録手段(例えば、図4のステッ
プS44に示す処理を行う予約レイヤ31b)と、前記
処理要求登録手段により登録された処理要求については
前記プロセス生成手段による通信プロセスの生成を禁止
すると共に、前記プロセス実行手段により実行中の通信
プロセスが完了する毎に、順次、前記処理要求登録手段
に登録された処理要求を読み出して、該処理要求に応じ
た通信プロセスを前記プロセス生成手段により生成させ
る制御手段(例えば、図6のフローチャートに示す処理
を行う予約レイヤ31b)と、を備えることを特徴とし
ている。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、ネット
ワークを介して複数の端末装置に接続され、これら複数
の端末装置から送信される処理要求に応じて処理を行う
データ処理装置であって、プロセス生成手段により、端
末装置から送信された処理要求が入力される毎に、処理
要求に対応する通信プロセスを生成し、プロセス実行手
段により、このプロセス生成手段により生成された通信
プロセスを並列的に実行し、判別手段により、このプロ
セス実行手段により実行中の通信プロセスの数が、予め
設定された所定の数以上か否かを判別し、処理要求登録
手段により、この判別手段により通信プロセスの数が所
定の数以上と判別された場合に、端末装置から入力され
た処理要求を、入力順に順次登録し、制御手段により、
処理要求登録手段により登録された処理要求については
プロセス生成手段による通信プロセスの生成を禁止する
と共に、プロセス実行手段により実行中の通信プロセス
が完了する毎に、順次、処理要求登録手段に登録された
処理要求を読み出して、処理要求に応じた通信プロセス
をプロセス生成手段により生成させるので、端末装置か
らの処理要求の数に係わらず、予め設定された規定値に
より、生成される処理スレッドの数を制限でき、ホスト
コンピュータに端末装置から処理要求が集中しても、C
PUやメモリリソースの能力を必要以上に使用せず、理
想的な処理スピードでサービスを提供できる。また、サ
ーバプログラムが処理しきれない処理要求はいったんキ
ューに登録されるため、キューに受け付けられた順番で
処理が速やかに実行される。さらに、タイムアウトエラ
ーなどにより、何度も処理要求を繰り返すような無駄な
トラフィックを増やすことがなく、CPUに負担をかけ
ずにデータ処理が行える。
【0009】請求項6記載の発明は、ネットワークを介
して複数の端末装置に接続され、これら複数の端末装置
から送信される処理要求に応じて処理を行うデータ処理
装置であって、前記端末装置から送信された処理要求が
入力される毎に、該処理要求に対応する通信プロセスを
生成するプロセス生成手段と、このプロセス生成手段に
より生成された通信プロセスを並列的に実行するプロセ
ス実行手段と、このプロセス実行手段により実行中の通
信プロセスの数が、予め設定された所定の数以上か否か
を判別する判別手段と、この判別手段により前記通信プ
ロセスの数が前記所定の数以上と判別された場合は、前
記プロセス生成手段により生成される通信プロセスを休
止状態に移行させるプロセス休止手段(例えば、図13
のステップS134に示す処理を行う予約レイヤ31
b)と、前記プロセス実行手段により実行中の通信プロ
セスが完了する毎に、順次、休止状態の前記通信プロセ
スを前記プロセス実行手段により実行させる制御手段
(例えば、図14のステップS146に示す処理を行う
予約レイヤ31b)と、を備えることを特徴としてい
る。
【0010】この請求項6記載の発明によれば、ネット
ワークを介して複数の端末装置に接続され、これら複数
の端末装置から送信される処理要求に応じて処理を行う
データ処理装置であって、プロセス生成手段により、端
末装置から送信された処理要求が入力される毎に、処理
要求に対応する通信プロセスを生成し、プロセス実行手
段により、このプロセス生成手段により生成された通信
プロセスを並列的に実行し、判別手段により、このプロ
セス実行手段により実行中の通信プロセスの数が、予め
設定された所定の数以上か否かを判別し、プロセス休止
手段により、この判別手段により通信プロセスの数が所
定の数以上と判別された場合は、プロセス生成手段によ
り生成される通信プロセスを休止状態に移行させ、制御
手段により、プロセス実行手段により実行中の通信プロ
セスが完了する毎に、順次、休止状態の通信プロセスを
プロセス実行手段により実行させるため、端末装置から
処理要求がある毎に処理スレッドを生成し、生成した処
理スレッドを休止状態に移行させることにより、CPU
やメモリリソースの能力に見合った理想的な処理スピー
ドでサービスを提供できる。また、タイムアウトエラー
などにより、何度も処理要求を繰り返すような無駄なト
ラフィックを増やすがことなく、CPUに負担をかけず
にデータ処理が行える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0012】[第1の実施の形態]図1〜図6は本発明
を適用した第1の実施の形態におけるデータ処理システ
ム1を示す図である。
【0013】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態におけるデータ処理システム1の構成を示す図であ
る。ホストコンピュータ10には、LANケーブル13
を介して、複数のI/O BOX11が接続されており、ホス
トコンピュータ10とI/O BOX11は、TCP/IPプロトコ
ルによる通信を行える環境にある。また、I/O BOX11
には端末装置12が接続され、I/O BOX11は、ホスト
コンピュータ10と端末装置12とのデータの送受信を
制御する。
【0014】図2は、ホストコンピュータ10のCPU
31によって実行される各処理の関連を概念的に示す図
である。CPU31は、サーバプログラム31aを実行
するとともに、予約レイヤ31bと呼ばれる通信レイヤ
の処理を行う。サーバプログラム31aは、端末装置1
2からの処理要求を実行するためのプログラムであり、
予約レイヤ31bは、端末装置12からの処理要求に対
して、CPU31の能力に見合った処理を実行できるよ
うに、生成される処理スレッド31cの数を制御するた
めの通信レイヤである。
【0015】ここで、処理スレッド31cとは、通信プ
ロセスを意味するものであって、CPU31の処理時間
を非常に短い単位に分割した処理単位のことであり、処
理スレッド31cは、端末装置12と1対1のバーチャ
ルな通信経路を確立し、複数の処理スレッド31cに端
末装置12を順番に割り当てることにより、見かけ上複
数の処理を同時に行う。
【0016】CPU31によって実行されるサーバプロ
グラム31aは、予約レイヤ31bの指示に従って、処
理スレッド31cを生成する。そして、サーバプログラ
ム31aは、処理スレッド31cによって確立された通
信経路を介して、端末装置12からの処理要求に応じた
データの処理を実行し、処理が終了したら処理スレッド
31cを終了させ、予約レイヤ31bに処理終了を通知
する。
【0017】CPU31によって実行される予約レイヤ
31bは、端末装置12から処理要求を受け付けると、
処理スレッド31c生成の指示をサーバプログラム31
aに出力する前に、既存の処理スレッド31cの数が予
め設定された規定値を超えている否かをチェックする。
予約レイヤ31bは、処理スレッド31cの数が規定値
以下の場合は、サーバプログラム31aに対して処理ス
レッド31c生成の指示を出力し、処理スレッド31c
の数が規定値以上の場合には、処理要求をキューに保存
し、実行中の処理スレッド31cが終了するのを待機す
る。以上のように、予約レイヤ31bは、処理要求を行
う端末装置12の数を管理調整し、CPU31やメモリ
リソースの能力に見合った処理を実行できるように処理
スレッド31c生成の制御を行う。
【0018】図3はホストコンピュータ10の要部構成
を示すブロック図である。ホストコンピュータ10は、
図3に示すように、CPU(Central Processing Uni
t)31、表示部32、入力部33、伝送制御部34、
RAM(Random Access Memory)35、記憶装置36、
及び記憶装置36が備える記憶媒体37から構成され、
記憶媒体37を除く各部はバス38により接続されてい
る。
【0019】CPU31は、記憶装置36内に格納され
ているサーバプログラム、システムプログラム、及び各
種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプ
リケーションプログラムを、RAM35内の図示しない
ワークエリアに展開し、入力部33、及び伝送制御部3
4から入力されるデータに応じて、アプリケーションプ
ログラムに従って各種処理を実行し、処理結果をRAM
35内に格納する。さらに、処理結果を表示するための
表示情報を生成して表示部32へ出力するとともに、伝
送制御部34を介して、端末装置12に当該結果を出力
する。そして、RAM35内の指定された保存先へ処理
結果を保存する。
【0020】表示部32は、CRT(Cathode Ray Tub
e)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってな
る表示画面を備え、CPU31から入力される表示情報
に基づいて、入力部33や、伝送制御部34を介して送
受信されたデータの内容等を表示画面上に表示させる。
【0021】入力部33は、カーソルキー、数字入力キ
ー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、この
キーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCP
U31に出力する。なお、入力部33は、必要に応じて
マウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、
その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0022】伝送制御部34は、モデム(MODEM:
MOdulator/DEModulator )またはターミナルアダプタ
(TA:Terminal Adapter)等によって構成され、電話
回線、ISDN回線等の通信回線を介して外部機器との
通信を行うための制御を行い、モデムは、電話回線を介
してパーソナルコンピュータ等の外部機器との通信を行
うために、CPU31によって処理されたデジタルデー
タを電話回線の周波数帯域にあったアナログ信号に変調
し、また、電話回線を介して入力されたアナログ信号を
デジタル信号に復調する装置であり、ターミナルアダプ
タは、ISDN回線を介してパーソナルコンピュータ等
の外部機器との通信を行うために、既存のインタフェー
スをISDNに対応するインタフェースに変換する装置
である。本実施例では、LANケーブル13を介して、
ネットワーク上に接続された端末装置12と通信を行う
ための制御を行い、ネットワーク上にはI/O BOX11が
接続されており、端末装置12はI/O BOX11に接続し
て、ホストコンピュータ10とTCP/IPによる通信を行え
るようになっている。
【0023】RAM35は、CPU31によって実行さ
れる各種プログラムや、これら各種プログラムにかかる
データ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0024】記憶装置36は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体37を有しており、この記
憶媒体37は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体
メモリで構成されている。この記憶媒体37は記憶装置
36に固定的に設けられたもの、若しくは着脱自在に装
着するものであり、この記憶媒体37には、前記サーバ
プログラム、前記システムプログラム及び当該システム
に対応する各種アプリケーションプログラム、通信制御
処理プログラム、処理スレッド数制限処理プログラム、
及び各種処理プログラムで処理されたデータ、文書デー
タ等を記憶する。
【0025】また、この記憶媒体37に記憶するプログ
ラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやク
ライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送
媒体を介して伝送制御部34から受信して記憶する構成
にしてもよく、さらに、記憶媒体37はネットワーク上
に構築されたサーバの記憶媒体であってもよい。さら
に、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を
介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器に
インストールするように構成してもよい。
【0026】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、ホストコンピュータ10と端末装置12との間にお
いて、予約レイヤ31bによって実行される処理スレッ
ド数制限処理、及び端末装置12からの処理要求に基づ
いてサーバプログラム31aによって実行される処理を
図4〜6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0027】ここで、これらのフローチャートに記述さ
れている各機能を実現するためのプログラムは、読み取
り可能なプログラムコードの形態で記憶媒体37に格納
されており、CPU31はこのプログラムコードに従っ
た動作を逐次実行する。また、CPU31は、伝送媒体
を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従っ
た動作を逐次実行することもできる。すなわち、記憶媒
体37の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラ
ム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行す
ることもできる。
【0028】図4は、CPU31の予約レイヤ31bに
よって実行される処理スレッド数制限処理を示すフロー
チャートである。この図4に示す処理では、はじめに予
約レイヤ31bは、ステップS41において、伝送制御
部34を介して端末装置12から入力される処理要求の
有無を判断する。処理要求がない場合は、そのまま待機
し、処理要求があった場合はステップS42に移行す
る。
【0029】ステップS42において、端末装置12か
ら伝送制御部34を介して処理要求が送信されると、予
約レイヤ31bは、RAM35内に一時的に格納されて
いる既存の処理スレッド31cの数から、処理スレッド
31cの数が予め設定された規定値を超えているか否か
判断する。
【0030】ステップS42において、予約レイヤ31
bにより、処理スレッド31cの数が規定値以下である
と判断された場合、ステップS43に移行し、予約レイ
ヤ31bは、処理スレッド31c生成の指示をサーバプ
ログラム31aへ出力する。
【0031】予約レイヤ31bにより、処理スレッド3
1cの数が規定値以上であると判断された場合、ステッ
プS44に移行し、予約レイヤ31bは処理要求をキュ
ーに保存し、実行中の処理スレッド31cが終了するま
で待機する。
【0032】なお、上記図4のステップS42に示す処
理において、判断の基準となる処理スレッド31cの数
の規定値はRAM35内に格納されており、CPUの処
理能力や実装されたRAMの容量から算出する方法など
が考えられるが、入力部33における入力操作等によっ
て任意に設定及び変更可能である。
【0033】次に、予約レイヤ31bから処理スレッド
31c生成の指示が出力された場合のサーバプログラム
31aによって行われる処理について図5に示すフロー
チャートを用いて説明する。
【0034】まず、図4のステップS43において、予
約レイヤ31bにより処理スレッド31c生成の指示が
出力されると、ステップS51において、サーバプログ
ラム31aにより、処理スレッド31cが生成され、ス
テップS52に移行して、処理要求を行った端末装置1
2と処理スレッド31cとの間に、バーチャルな通信経
路を介した1対1の通信回線が確立される。
【0035】そして、ステップS53に移行して、サー
バプログラム31aにより、所定のアプリケーションに
基づいて、処理要求を行った端末装置12の各処理が実
行され、各処理が終了すると、ステップS54に移行し
て、サーバプログラム31aは予約レイヤ31bに対し
て処理終了を通知して処理を終了する。
【0036】次に、サーバプログラム31aから処理終
了の通知を入力された後、予約レイヤ31bによって実
行される処理について図6に示すフローチャートを用い
て説明する。
【0037】まず、ステップS61において、予約レイ
ヤ31bは、サーバプログラム31aから処理終了の通
知が入力されたか否かを判断する。処理終了の通知がな
い場合はそのまま待機し、処理終了の通知があった場合
はステップS62に移行する。
【0038】ステップS62において、予約レイヤ31
bは、キューに処理要求があるか否かを判断する。処理
要求がない場合は、ステップS61へ戻って待機し、処
理要求がある場合は、ステップS63に移行する。
【0039】ステップS63において、予約レイヤ31
bは、処理要求をキューから取り出し、ステップS64
に移行して、処理スレッド31c生成の指示をサーバプ
ログラム31aに出力し、ステップS61へ戻って処理
を終了する。
【0040】以上のように、本発明の第1の実施の形態
によれば、端末装置12から処理要求があった場合は、
いったん予約レイヤ31bにより、処理要求の数が予め
設定された規定値を超えているか否かが判断され、規定
値以下の場合は、サーバプログラム31aにより処理ス
レッド31cが生成され、処理要求に対応する処理が実
行される。また、処理スレッド31cが予め設定された
規定値に達した後に、端末装置12から処理要求があっ
た場合でも、予約レイヤ31bにより処理要求はキュー
に登録され、実行中の処理スレッド31cが終了するの
を、登録された順番で待機できる。そして、実行中の処
理スレッド31cが終了したら、キューに登録された順
番で処理スレッド31cが生成され、速やかに処理が実
行される。
【0041】つまり、本第1の実施の形態におけるデー
タ処理システム1によれば、端末装置12からの処理要
求の数に係わらず、予め設定された規定値により、生成
される処理スレッド31cの数を制限できるので、ホス
トコンピュータ10に端末装置12から処理要求が集中
しても、CPU31やメモリリソースの能力を必要以上
に使用せず、理想的な処理スピードでサービスを提供で
きる。
【0042】また、サーバプログラム31aが処理しき
れない処理要求はいったんキューに登録されるため、キ
ューに受け付けられた順番で処理が速やかに実行され
る。さらに、タイムアウトエラーなどにより、何度も処
理要求を繰り返すような無駄なトラフィックを増やすが
ことなく、CPU31に負担をかけずにデータ処理が行
える。
【0043】なお、上記実施の形態においては、ホスト
コンピュータ10とI/O BOX11とはTCP/IPプロトコル
による通信を行える環境にあるとしたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、IPX/SPX、Net Beul等のネ
ットワークプロトコルを利用するようにしてもよく、各
種データを送受信するための通信方式や通信プロトコル
は任意に構成可能であり、ホストコンピュータ10とI/
O BOX11とが通信を行える環境にあればよい。
【0044】また、ホストコンピュータ10とI/O BOX
11とは、LANケーブル13によって接続される構成
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、接
続方式は電磁波による無線信号や赤外線信号を利用した
構成であってもよい。その他細部の構成についても任意
に変更可能である。
【0045】[第2の実施の形態]図7及び図8を参照
して、本発明の第2の実施の形態について説明する。な
お、本第2の実施の形態におけるデータ処理システム1
は、上記第1の実施の形態におけるデータ処理システム
1と同様の構成によってなるものであり、その構成につ
いては図示及び説明を省略する。
【0046】図7は、予約レイヤ31bによって実行さ
れる処理時間算出処理を示すフローチャートである。こ
の図7に示す処理では、はじめに予約レイヤ31bは、
ステップS71において、伝送制御部34を介して端末
装置12から送信される処理要求の有無を判断する。処
理要求がない場合は、そのまま待機し、処理要求がある
場合はステップS72に移行する。
【0047】伝送制御部34を介して端末装置12か
ら、処理要求が送信されると、ステップS72におい
て、予約レイヤ31bは、RAM35内に一時的に格納
されている既存の処理スレッド31cの数から、処理ス
レッド数が予め設定された規定値を超えているか否か判
断する。
【0048】ステップS72において、予約レイヤ31
bにより、処理スレッド31cの数が規定値以下である
と判断された場合、ステップS73に移行し、予約レイ
ヤ31bは、処理スレッド31c生成の指示をサーバプ
ログラム31aへ出力する。
【0049】そして、ステップS74に移行して、基本
処理時間及び現在稼働中の処理スレッド31cの数から
処理終了時間を算出し、ステップS77に移行して、処
理要求を行った端末装置12に処理終了時間を送信した
後にステップS71に戻って処理を終了する。
【0050】また、予約レイヤ31bにより、処理スレ
ッド31cの数が規定値以上であると判断された場合、
ステップS75に移行し、予約レイヤ31bは処理要求
をキューに保存する。そして、ステップS76におい
て、現在稼働中の処理スレッド31cの数、キューに登
録された処理要求数、及び基本処理時間から処理開始時
間と処理終了時間を算出する。さらに、ステップS77
に移行して、処理要求を行った端末装置12に処理開始
時間及び処理終了時間を送信した後にステップS71に
戻って処理を終了する。
【0051】ステップS74、及びS76において、基
本処理時間とは、サーバプログラム31aがひとつの処
理スレッド31cを生成して、端末装置12からの処理
要求を処理するのに要する時間を指す。
【0052】端末装置12を使用した業務フローでは、
ホストコンピュータ10とのデータの送受信に端末装置
12ごとの違いはなく、CPU31の能力やトラフィッ
クなどの要因の影響を受けるものの、ほぼ一定であると
考えられる。
【0053】そこで、処理開始時間については、予約レ
イヤ31bによって処理要求が受信されたときから、処
理スレッド31cが生成されるまでの時間を指し、処理
スレッド31cの数が予め設定された規定値以下である
場合は、開始までの待ち時間がないので処理開始時間は
算出しない。
【0054】処理スレッド31cの数が規定値以上であ
る場合は、この基本処理時間に現在キューに登録してあ
る処理要求の数を処理待ち数として掛け合わせたものを
処理開始時間として算出する。
【0055】また、処理終了時間については、予約レイ
ヤ31bによって処理要求が受信されたときから、端末
装置12からの処理要求の実行が終了するまでの時間を
指し、処理スレッド31cの数が予め設定された規定値
以下である場合は、基本処理時間に現在稼働中の処理ス
レッド31cの数を掛け合わせたものを終了時間として
算出する。
【0056】そして、処理スレッド31cの数が規定値
以上である場合は、基本処理時間に、現在稼働中の処理
スレッド31cの数と、現在キューに登録してある処理
要求の数を処理待ち数として足した数とを掛け合わせた
ものを処理終了時間として算出する。
【0057】図8は、予約レイヤ31bから処理開始時
間または処理終了時間が送信された場合の端末装置12
の表示画面における表示例であり、これによりユーザー
は端末装置12を目視にて確認するだけで、処理開始時
間及び処理終了時間を知ることができる。
【0058】以上のように、本発明の第2の実施の形態
によれば、端末装置12から処理要求が受信されたとき
から、この処理要求に対応する処理スレッド31cが生
成されるまでの時間を処理開始時間として、キューに登
録されている処理待ち数に基づいて処理開始時間を算出
し、算出された処理開始時間を処理要求を行った端末装
置12に送信する。
【0059】さらに、端末装置12から処理要求が受信
されたときから、この処理要求に対応する処理スレッド
31cが生成され、処理が終了するまでの時間を処理終
了時間として、現在実行中の処理スレッド31cの数と
キューに登録されている処理待ち数に基づいて処理終了
時間を算出し、算出された処理終了時間を処理要求を行
った端末装置12に送信する。
【0060】これにより、上記第1の実施の形態により
得られる効果に加えて、ユーザーはホストコンピュータ
10の混雑状況や、処理が開始されるまでの待ち時間及
び処理が終了されるまでの時間を知ることができる。つ
まり、従来は、空いた時間帯や混んだ時間帯で必要な処
理時間が異なるため、無駄な待ち時間が生じていたが、
処理開始時間及び処理終了時間を的確に知ることによ
り、無駄な待ち時間を減らして作業効率の向上を図るこ
とができる。
【0061】また、ユーザーがホストコンピュータ10
が混雑していることを知らずに要求を繰り返すことがな
いので、CPU31の過負担による、処理速度の低下を
防止できる。
【0062】[第3の実施の形態]続いて、図9及び図
10を参照して、本発明の第3の実施の形態について説
明する。なお、本第3の実施の形態におけるデータ処理
システム1は、上記第1の実施の形態におけるデータ処
理システム1と同様の構成によってなるものであり、そ
の構成については図示及び説明を省略する。
【0063】図9は、予約レイヤ31bによって、実行
される処理開始通知処理を示すフローチャートである。
この図9に示す処理では、はじめに予約レイヤ31b
は、ステップS91において、伝送制御部34を介して
端末装置12から送信される処理要求の有無を判断す
る。処理要求がない場合は、そのまま待機し、処理要求
があった場合はステップS92に移行する。
【0064】ステップS92において、端末装置12か
ら伝送制御部34を介して処理要求が送信されると、予
約レイヤ31bは、RAM35内に一時的に格納されて
いる既存の処理スレッド31cの数から、処理スレッド
数が予め設定された規定値を超えているか否かを判断す
る。
【0065】ステップS92において、予約レイヤ31
bにより、処理スレッド31cの数が規定値以下である
と判断された場合、ステップS93に移行し、予約レイ
ヤ31bは処理スレッド31c生成の指示をサーバプロ
グラム31へ出力する。そして、ステップS95に移行
して、処理要求を行った端末装置12に対して、処理要
求の実行が開始されたことを通知し、ステップS91に
戻って処理を終了する。
【0066】ステップS92において、予約レイヤ31
bにより、処理スレッド31cの数が規定値以上である
と判断された場合、ステップS94に移行し、予約レイ
ヤ31bは処理要求をキューに登録し、ステップS91
に戻って処理を終了する。
【0067】なお、サーバプログラム31aが、予約レ
イヤ31bの指示により処理スレッド31cを生成し、
端末装置12からの処理要求を実行した後に、処理スレ
ッド31cを終了させ、予約レイヤ31bに対して処理
終了の通知を出力する処理については、上記第1の実施
の形態における図5に示したフローチャートと同様の処
理が行われるものであり、その処理については図示及び
説明を省略する。
【0068】次に、サーバプログラム31aから処理終
了の通知を受信した予約レイヤ31bによって実行され
る処理について図10に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0069】まず、ステップS101において、予約レ
イヤ31bは、サーバプログラム31aから処理終了の
通知が入力されたか否かを判断する。処理終了の通知が
ない場合はそのまま待機し、処理終了の通知があった場
合はステップS102に移行する。
【0070】ステップS102において、予約レイヤ3
1bはキューに処理要求があるか否かを判断する。処理
要求がない場合は、ステップS101に戻って待機し、
処理要求がある場合は、ステップS103に移行する。
【0071】ステップS103において、予約レイヤ3
1bは、処理要求をキューから取り出し、ステップS1
04に移行して、処理スレッド31c生成の指示をサー
バプログラム31aに出力する。
【0072】そして、ステップS105に移行し、処理
要求を行った端末装置12に対して、処理要求の実行が
開始されたことを通知し、ステップS101に戻って処
理を終了する。
【0073】以上のように、本発明の第3の実施の形態
によれば、いったんキューに登録された処理要求がキュ
ーから取り出され、処理スレッド31cが生成された時
点で、処理要求を行った端末装置12に処理開始が通知
される。また、処理要求に応じてキューに登録されずに
すぐに処理スレッド31cが生成された場合でも、処理
スレッド31cが生成された時点で、処理要求を行った
端末装置12に処理開始が同様に通知される。
【0074】これにより、上記の各実施の形態により得
られる効果に加えて、ユーザーは、端末装置12を目視
することにより、端末装置12と処理スレッド31cと
の通信経路が確立され、処理が実行されていることを確
認できるので、端末装置12からの無駄な処理要求を繰
り返すことがなく、結果としてネットワークのトラフィ
ック及び、ホストコンピュータ10の負荷が軽減され、
より効率よく処理することができる。
【0075】[第4の実施の形態]次に、図11及び図
12を参照して、本発明の第4の実施の形態について説
明する。なお、本第4の実施の形態におけるデータ装置
1は、上記第1の実施の形態におけるデータ装置1との
同様の構成によってなるものであり、その構成について
は図示及び説明を省略する。
【0076】図11は、予約レイヤ31bによって実行
されるキュー情報通知処理を示すフローチャートであ
る。この図11に示す処理では、はじめに予約レイヤ3
1bは、ステップS111において、サーバプログラム
31aから処理終了の通知を入力されたか否かを判断す
る。終了処理の通知がない場合はそのまま待機し、処理
終了の通知があった場合はステップS112に移行す
る。
【0077】ステップS112において、予約レイヤ3
1bは、キューに処理要求があるか否かを判断する。処
理要求がない場合はステップS111に戻って待機し、
処理要求がある場合は、ステップS113に移行して、
処理要求をキューから取り出す。
【0078】そして、ステップS114に移行し、予約
レイヤ31bは、キューに処理要求を登録している端末
装置12に対して、キューから処理要求が取り出される
毎に、端末装置12に各自の順番や処理開始時間をキュ
ー情報として通知する。
【0079】さらに、ステップS115に移行し、予約
レイヤ31bは、処理スレッド31c生成の指示をサー
バプログラム31aに出力し、ステップS111に戻っ
て処理を終了する。
【0080】図12は、予約レイヤ31bからキュー情
報が送信された場合の端末装置12の表示画面における
表示例であり、これによりユーザーは、端末装置12を
目視にて確認するだけで、自分の順番や処理開始時間を
知ることができる。
【0081】以上のように、本発明の第4の実施の形態
によれば、キューに登録されている処理要求が取り出さ
れる毎に、キューに処理要求を登録している全ての端末
装置12に対して各自の順番や処理開始までの時間を通
知する。
【0082】これにより、上記の各実施の形態により得
られる効果に加えて、自分の前に待っている処理要求数
が減って行く様子を端末装置にて確認することができ、
ユーザーは処理が開始されるまでの順番や時間を的確に
知ることができ、その間の待ち時間を有効に利用でき
る。
【0083】[第5の実施の形態]図13及び図14を
参照して、本発明の第5の実施の形態について説明す
る。なお、本第5の実施の形態におけるデータ処理シス
テム1は、上記第1の実施の形態におけるデータ処理シ
ステム1と同様の構成によってなるものであり、その構
成については図示及び説明を省略する。
【0084】図13は、予約レイヤ31bによって、実
行される処理スレッド休止処理を示すフローチャートで
ある。この図13に示す処理では、はじめに予約レイヤ
31bはステップS131において、伝送制御部34を
介して端末装置12から入力される処理要求の有無を判
断する。処理要求がない場合はそのまま待機し、処理要
求があった場合はステップS132に移行して、予約レ
イヤ31bは、処理スレッド31c生成の指示をサーバ
プログラム31aに出力する。
【0085】そして、ステップS133に移行し、予約
レイヤ31bは、RAM35内に一時的に格納されてい
る既存の処理スレッド31cの数から、処理スレッド数
が予め設定された規定値を超えているか否かを判断す
る。
【0086】ステップS133において、予約レイヤ3
1bにより、処理スレッド31cのの数が規定値以下で
あると判断された場合、ステップS131に戻って処理
を終了する。
【0087】ステップS133において、予約レイヤ3
1bにより、処理スレッド31bの数が規定値以上であ
ると判断された場合、ステップS134に移行し、予約
レイヤ31bは、処理スレッド31bを休止状態に移行
させ、ステップS131に戻って処理を終了する。
【0088】なお、上記図13のステップS133に示
す処理において、判断の基準となる処理スレッド31c
の数の規定値はRAM35内に格納されており、CPU
の処理能力や実装されたRAMの容量から算出する方法
などが考えられるが、入力部33における入力操作等に
よって任意に設定及び変更可能である。
【0089】次に、予約レイヤ31bから処理スレッド
31c生成の指示が出力された場合のサーバプログラム
31aによって実行される処理について図14に示すフ
ローチャートを用いて説明する。
【0090】まず、図13のステップS132におい
て、予約レイヤ31bにより処理スレッド31b生成の
指示が出力されると、ステップS141において、サー
バプログラム31aにより、処理スレッド31cが生成
され、ステップS142に移行して、処理要求を行った
端末装置12と処理スレッド31cとの間に、バーチャ
ルな通信経路を介した1対1の通信回線が確立される。
【0091】そして、ステップS143に移行して、サ
ーバプログラム31aにより、所定のアプリケーション
に基づいて、処理要求を行った端末装置12の各処理が
実行され、ステップS144に移行して各処理が終了す
ると、ステップS145に移行する。
【0092】さらに、ステップS145において、サー
バプログラム31aは、休止状態に移行している処理ス
レッド31cがあるか否かを判断する。休止状態に移行
している処理スレッド31cがない場合は、そのまま処
理を終了し、休止状態に移行している処理スレッド31
cがある場合は、ステップS146に移行し、処理スレ
ッド31cの休止状態を解除し、ステップS142に戻
る。
【0093】以上のように本発明の第5の実施の形態に
よれば、端末装置12から処理要求があった場合は、予
約レイヤ31bにより、サーバプログラム31aに対し
て処理スレッド31c生成の指示が出力される。そし
て、予約レイヤ31bにより、既存の処理スレッド31
cの数が予め設定された規定値を超えているか否かを判
断され、既存の処理スレッドが規定値以上であった場合
は、予約レイヤ31bにより、処理スレッド31cは休
止状態に移行される。そして、実行中の処理スレッド3
1cが処理を終了した後に、休止状態に移行した順に休
止状態を解除され、処理要求に対応する処理が実行され
る。
【0094】これにより、端末装置12からの処理要求
の数に係わらず処理スレッド31cが生成されても、予
め設定された規定値を超える数の処理スレッド31cに
ついては、予約レイヤ31bにより、休止状態に移行さ
れるので、ホストコンピュータ10に端末装置12から
処理要求が集中しても、CPU31やメモリリソースの
能力を必要以上に使用せず、理想的な処理スピードでサ
ービスを提供できる。
【0095】また、タイムアウトエラーなどにより、何
度も処理要求を繰り返すような無駄なトラフィックを増
やすことなく、CPU31に負担をかけずにデータ処理
が行える。
【0096】なお、処理スレッド31cが休止状態に移
行した場合や、休止状態を解除された場合に逐次処理要
求を行った端末装置12に対して、処理休止及び休止解
除の情報を通知する構成にしてもよい。あるいは、休止
状態にある処理スレッド31cの数及び基本処理時間か
ら処理開始時間を算出し、休止状態にある処理スレッド
31cの数、現在稼働中の処理スレッド31cの数、及
び基本処理時間から処理終了時間を算出し、処理要求を
行った端末装置12に対して処理開始時間及び処理終了
時間を通知する構成にしてもよい。
【0097】
【発明の効果】請求項1記載の発明のデータ処理装置に
よれば、端末装置からの処理要求の数に係わらず、予め
設定された規定値により、生成される処理スレッドの数
を制限できるので、ホストコンピュータに端末装置から
処理要求が集中しても、CPUやメモリリソースの能力
を必要以上に使用せず、理想的な処理スピードでサービ
スを提供できる。また、サーバプログラムが処理しきれ
ない処理要求はいったんキューに登録されるため、キュ
ーに受け付けられた順番で処理が速やかに実行される。
さらに、タイムアウトエラーなどにより、何度も処理要
求を繰り返すような無駄なトラフィックを増やすがこと
なく、CPUに負担をかけずにデータ処理が行える。
【0098】請求項2記載の発明のデータ処理装置によ
れば、前記端末装置から処理要求が入力された際に、待
機時間算出手段により、前記処理要求登録手段に登録さ
れている処理要求の数に基づいて、当該処理要求に対応
する通信プロセスが生成されるまでの待機時間を算出
し、待機時間送信手段により、この待機時間算出手段に
より算出された待機時間を当該処理要求を送信した前記
端末装置へ送信するため、ユーザーはホストコンピュー
タの混雑状況や、処理が開始されるまでの待ち時間を知
ることができる、従来は、空いた時間帯や混んだ時間帯
で必要な処理時間が異なるため無駄な待ち時間が生じて
いたが、処理開始時間を的確に知ることにより、無駄な
待ち時間を減らして作業効率の向上を図ることができ
る。また、ユーザーがホストコンピュータが混雑してい
ることを知らずに要求を繰り返すことがないので、CP
Uの過負担による、処理速度の低下を防止できる。
【0099】請求項3記載の発明のデータ処理装置によ
れば、前記端末装置からの処理要求が入力された際に、
終了時間算出手段により、前記プロセス実行手段により
実行中の通信プロセスの数と前記処理要求記憶手段に記
憶されている処理要求の数とに基づいて、当該処理要求
に対応する通信プロセスの処理が終了するまでの待機時
間を算出し、終了時間送信手段により、この処理終了時
間算出手段により算出された処理終了時間を当該処理要
求を送信した前記端末装置へ送信するため、ユーザーは
ホストコンピュータの混雑状況や、処理が終了するまで
の待ち時間を知ることができるので、従来は、空いた時
間帯や混んだ時間帯で必要な処理時間が異なるため、無
駄な待ち時間が生じていたが、処理終了時間を的確に知
ることにより、無駄な待ち時間を減らして作業効率の向
上を図ることができる。
【0100】請求項4記載の発明のデータ処理装置によ
れば、前記制御手段の制御により、前記処理要求登録手
段に登録された処理要求に応じた通信プロセスが前記プ
ロセス生成手段によって生成される際に、処理再開信号
送信手段により、当該処理要求を送信した前記端末装置
へ処理再開を示す信号を送信するため、ユーザーは、端
末装置を目視することにより、端末装置と処理スレッド
との通信経路が確立され、処理が実行されていることを
確認できるので、端末装置からの無駄な処理要求を繰り
返すことがなく、結果としてネットワークのトラフィッ
ク及び、ホストコンピュータの負荷が軽減され、より効
率よく処理することができる。
【0101】請求項5記載の発明のデータ処理装置によ
れば、前記処理要求登録手段に登録された処理要求を送
信した前記端末装置に対し、登録順送信手段により、当
該処理要求が前記処理要求登録手段に登録された順番を
送信するため、自分の前に待っている処理要求数が減っ
て行く様子を端末装置にて確認することができ、ユーザ
ーは処理が開始されるまでの順番や時間を的確に知るこ
とができ、その間の待ち時間を有効に利用できる。
【0102】請求項6記載の発明のデータ処理装置によ
れば、端末装置からの処理要求がある毎に処理スレッド
が生成されても、予め設定された規定値を超える数の処
理スレッドについては、予約レイヤにより、休止状態に
移行されるので、CPUやメモリリソースの能力を必要
以上に使用せず、理想的な処理スピードでサービスを提
供できる。また、タイムアウトエラーなどにより、何度
も処理要求を繰り返すような無駄なトラフィックを増や
すがことなく、CPUに負担をかけずにデータ処理が行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるデータ処理システ
ム1の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるホストコンピュー
タ10のCPU31によって実行される各処理の関連を
概念的に示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるホストコンピュー
タ10の要部構成を示すブロック図である。
【図4】図1のホストコンピュータ10の予約レイヤ3
1bによって実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】図1のホストコンピュータ10のサーバプログ
ラム31aによって実行される処理を示すフローチャー
トである。
【図6】図1のホストコンピュータ10の予約レイヤ3
1bによって実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】図1のホストコンピュータ10の予約レイヤ3
1bによって実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】第2の実施の形態における端末装置12の表示
画面上における表示例を示す図である。
【図9】図1のホストコンピュータ10の予約レイヤ3
1bによって実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】図1のホストコンピュータ10の予約レイヤ
31bによって実行される処理を示すフローチャートで
ある。
【図11】図1のホストコンピュータ10の予約レイヤ
31bによって実行される処理を示すフローチャートで
ある。
【図12】第4の実施の形態における端末装置12の表
示画面上における表示例を示す図である。
【図13】図1のホストコンピュータ10の予約レイヤ
31bによって実行される処理を示すフローチャートで
ある。
【図14】図1のホストコンピュータ10のサーバプロ
グラム31aによって実行される処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】 1 データ処理システム 10 ホストコンピュータ 11 I/O BOX 12 端末装置 13 LANケーブル 31 CPU 32 表示部 33 入力部 34 伝送制御部 35 RAM 36 記憶装置 37 記憶媒体 38 バス 31a サーバプログラム 31b 予約レイヤ 31c 処理スレッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B045 BB47 EE29 GG06 5B085 BA04 BC02 BG07 5B098 AA10 GA04 GB14 GB15 GC15 GC16 GD02 GD12 GD14 GD22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して複数の端末装置に接
    続され、これら複数の端末装置から送信される処理要求
    に応じて処理を行うデータ処理装置であって、 前記端末装置から送信された処理要求が入力される毎
    に、該処理要求に対応する通信プロセスを生成するプロ
    セス生成手段と、 このプロセス生成手段により生成された通信プロセスを
    並列的に実行するプロセス実行手段と、 このプロセス実行手段により実行中の通信プロセスの数
    が、予め設定された所定の数以上か否かを判別する判別
    手段と、 この判別手段により前記通信プロセスの数が前記所定の
    数以上と判別された場合に、前記端末装置から入力され
    た処理要求を、入力順に順次登録する処理要求登録手段
    と、 前記処理要求登録手段により登録された処理要求につい
    ては前記プロセス生成手段による通信プロセスの生成を
    禁止すると共に、前記プロセス実行手段により実行中の
    通信プロセスが完了する毎に、順次、前記処理要求登録
    手段に登録された処理要求を読み出して、該処理要求に
    応じた通信プロセスを前記プロセス生成手段により生成
    させる制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記端末装置から処理要求が入力された際
    に、前記処理要求登録手段に登録されている処理要求の
    数に基づいて、当該処理要求に対応する通信プロセスが
    生成されるまでの待機時間を算出する待機時間算出手段
    と、 この待機時間算出手段により算出された待機時間を、当
    該処理要求を送信した前記端末装置へ送信する待機時間
    送信手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記
    載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】前記端末装置からの処理要求が入力された
    際に、前記プロセス実行手段により実行中の通信プロセ
    スの数と前記処理要求記憶手段に記憶されている処理要
    求の数とに基づいて、当該処理要求に対応する通信プロ
    セスの処理が終了するまでの待機時間を算出する処理終
    了時間算出手段と、 この処理終了時間算出手段により算出された処理終了時
    間を、当該処理要求を送信した前記端末装置へ送信する
    終了時間送信手段とをさらに備えることを特徴とする請
    求項1または2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段の制御により、前記処理要求
    登録手段に登録された処理要求に応じた通信プロセスが
    前記プロセス生成手段によって生成される際に、当該処
    理要求を送信した前記端末装置へ処理再開を示す信号を
    送信する処理再開信号送信手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデータ処理
    装置。
  5. 【請求項5】前記処理要求登録手段に登録された処理要
    求を送信した前記端末装置に対し、当該処理要求が前記
    処理要求登録手段に登録された順番を送信する登録順送
    信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】ネットワークを介して複数の端末装置に接
    続され、これら複数の端末装置から送信される処理要求
    に応じて処理を行うデータ処理装置であって、 前記端末装置から送信された処理要求が入力される毎
    に、該処理要求に対応する通信プロセスを生成するプロ
    セス生成手段と、 このプロセス生成手段により生成された通信プロセスを
    並列的に実行するプロセス実行手段と、 このプロセス実行手段により実行中の通信プロセスの数
    が、予め設定された所定の数以上か否かを判別する判別
    手段と、 この判別手段により前記通信プロセスの数が前記所定の
    数以上と判別された場合は、前記プロセス生成手段によ
    り生成される通信プロセスを休止状態に移行させるプロ
    セス休止手段と、 前記プロセス実行手段により実行中の通信プロセスが完
    了する毎に、順次、休止状態の前記通信プロセスを前記
    プロセス実行手段により実行させる制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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