JP2002005943A5 - - Google Patents

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Description

【書類名】 明細書
【発明の名称】 分析計
【特許請求の範囲】
【請求項1】 測定セルに試料液を連続的に導入して分析測定を行う分析計
であって、記試料液中の気泡を除去するための気泡除去部前記測定セルの上
流側に備え、前記測定セルを通る試料液の流量を少なくとも二段階に調整可能と
し、前記測定セルを通る試料液の流量が小となり、測定セル側が高圧となる測定
状態と、測定セルを通る試料液の流量が大となり、測定セル側が低圧となる気泡
除去状態とに切り換え可能としたことを特徴とする分析計。
【請求項2】 第一導入路を通って外部から送られてきた試料液が導入され
る気泡除去部と、記気泡除去部からの試料液を、試料液の分析測定を行うため
の測定セルへと導入するための第二導入路と、前記測定セルからの試料液を外部
へ導出するための導出路と、前記気泡除去部から試料液の一部を前記導出路へと
直接送るための分岐路とを備え、前記測定セルに試料液を連続的に導入して分析
測定を行う分析計であって、前記導出路中に、導出路を流れる試料液の流量を制
御するための流量制御手段が設けられていることを特徴とする分析計。
【請求項3】 前記流量制御手段が前記分岐路中にも設けられている請求項
2に記載の分析計。
【請求項4】 前記導出路が、バイパス流路を有しており、このバイパス流
路が、前記導出路中に設けられた前記流量制御手段をまたぐように配置されてい
る請求項2または3に記載の分析計。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定セルに試料液を導入し分析測定を行う分析計に関する。
【0002】
【従来の技術】
測定セルに試料液を導入して分析測定を行う場合、測定方法によっては、試料
液の液温によって測定値が大きな影響を受けることがあり、特に、近赤外分光法
などの分光学的方法においてはその影響が顕著である。
【0003】
たとえば、分析測定しようとする試料液がアンモニア−過酸化水素水溶液であ
る場合、高温になると多量の気泡が発生し、この気泡によって測定データが干渉
影響を受けることが多い。従って、このような場合には、正確な測定を行うため
、液温を下げ、かつ、温度調整して測定することが望ましい。
【0004】
上記のような点が考慮されている従来の分析計として、図4に示すように、試
料液Sを冷却する冷却部1と、試料液S中の気泡を除去するための脱泡槽18と
、試料液Sの分析を行うための測定セル3と、試料液Sの流れを一時的に停止さ
せるための弁19とを備えたものがある。尚、図中、4は試料槽、5は吸引ポン
プである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の構成からなる従来の分析計では、測定セル3における試料液S
の一回の測定毎に、前記弁19によって試料液Sの流れを停止させていたことか
ら、一回の分析測定に要する時間が長くなる(たとえば最短でも約20秒必要)
という問題があった。
【0006】
また、自然発生的に生じた気泡が前記測定セル3内に付着すると、分析計の分
析に悪影響が及ぶため、前記気泡を測定セル3から除去する必要があった。
【0007】
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、気泡の発生し
やすい試料液を、短時間で精度良く分析測定することが可能な分析計を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の分析計は、測定セルに試料液を連続的に導
入して分析測定を行う分析計であって、記試料液中の気泡を除去するための気
泡除去部前記測定セルの上流側に備え、前記測定セルを通る試料液の流量を少
なくとも二段階に調整可能とし、前記測定セルを通る試料液の流量が小となり、
測定セル側が高圧となる測定状態と、測定セルを通る試料液の流量が大となり、
測定セル側が低圧となる気泡除去状態とに切り換え可能とした(請求項1)。
【0009】
上記の構成からなる分析計では、測定セルを通る試料液の流量を二段階に調整
することができることから、測定セル内を流れる試料液の流量を急激に変化させ
ることにより、測定セル内に付着した気泡を簡単に除去することができる。
【0010】
また、本発明の分析計を、第一導入路を通って外部から送られてきた試料液が
導入される気泡除去部と、記気泡除去部からの試料液を、試料液の分析測定を
行うための測定セルへと導入するための第二導入路と、前記測定セルからの試料
液を外部へ導出するための導出路と、前記気泡除去部から試料液の一部を前記導
出路へと直接送るための分岐路とを備え、前記測定セルに試料液を連続的に導入
して分析測定を行う分析計であって、前記導出路中に、導出路を流れる試料液の
流量を制御するための流量制御手段が設けられているとしてもよい(請求項2)
。この場合には、気泡の発生しやすい試料液を、短時間で精度良く分析測定する
ことが可能となる。
【0011】
さらに、前記流量制御手段が前記分岐路中にも設けられているとしてもよい(
請求項3)。この場合には、前記導出路を流れる試料液の流量と前記分岐路を流
れる試料液の流量とのバランスをとることがより簡単になる
【0012】
また、前記導出路が、バイパス流路を有しており、このバイパス流路が、前記
導出路中に設けられた前記流量制御手段をまたぐように配置されているとしても
よい(請求項4)。この場合には、簡単な構成で、前記測定セルを流れる試料液
の流量を少なくとも二段階に調整可能とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の詳細について図を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第一実施例に係る分析計Dの構成を概略的に示す説明図であ
る。
本発明の分析計Dは、料液S中の気泡を除去するための気泡除去部2測定
セル3の上流側に備え、前記測定セル3に、泡が除去された状態の試料液Sを
連続的に導入して試料液Sの分析測定を行うものであり、前記測定セル3を通る
試料液Sの流量を少なくとも二段階に調整可能とし、前記測定セル3を通る試料
液Sの流量が小となり、測定セル3側が高圧となる測定状態と、測定セル3を通
る試料液Sの流量が大となり、測定セル3側が低圧となる気泡除去状態とに切り
換え可能とした点に特徴がある。
【0014】
そして、上記の特徴を有する分析計Dは、外部にある試料槽4から吸引ポンプ
5によって第一導入路6を通して送られてきた試料液Sが導入される気泡除去部
2と、この第一導入路6中に設けられ、前記試料液Sを冷却するための冷却部1
と、前記気泡除去部2からの試料液Sを、試料液Sの分析測定を行うための測定
セル3へと導入するための第二導入路7と、前記測定セル3からの試料液Sを外
部の前記試料槽4へと導出する(戻す)ための導出路8と、この導出路8中に設
けられた逆止弁9と、前記気泡除去部2から試料液Sの一部を前記導出路8へと
直接送るための分岐路10とを備えており、また、前記導出路8中に、導出路8
を流れる試料液Sの流量を制御するための流量制御手段11と、前記逆止弁9の
下流側に設けられ、かつ前記流量制御手段11をまたぐように配置されているバ
イパス流路12とを有している。
【0015】
前記試料液Sは、たとえばアンモニア−過酸化水素水溶液であり、前記試料槽
4において、高温状態で保持されている。なお、前記試料液Sは、アンモニア−
過酸化水素水溶液に限るものではなく、たとえば硫酸−過酸化水素水溶液や塩酸
−過酸化水素水溶液などの薬液でもよい。すなわち、本発明の分析計Dは、高温
で気泡の発生しやすい多成分水溶液等の試料液Sをも安定に測定することができ
る。
【0016】
1は冷却部で、前記第一導入路6の一部を螺旋状に巻回させることで形成した
熱交換部分1aに、排気ファン1bを近接させて配置することにより構成されて
いる。なお、冷却部1は、このような構成に限るものではなく、たとえば、前記
熱交換部分1aが直線状やジグザグ状に設けられていてもよいが、前記排気ファ
ン1bによる試料液Sの熱交換の効率をできるだけ向上させるために、短い距離
でなるべく熱交換部分1aの表面積が大きくなるような構成にしておくことが望
ましい。また、前記冷却部1は、上記のように、熱交換部分1aに排気ファン1
bを近接させるものに限られず、例えば、電気的に冷却を行う構成のものや水冷
により冷却を行う構成のものでもよく、これら複数の構成をともに有するものな
どであってもよい。
【0017】
前記気泡除去部2は、たとえば脱泡槽からなり、第一導入路6を経て送られて
きた試料液S中の気泡を分離するためのものである。そして、気泡除去部2は、
その一端側(上部側)より、試料液S中から発生したガスを導出路8に向けて分
岐路10中へ送出し、その他端側(下部側)より、気泡が分離された試料液Sを
測定セル3に向けて第二導入路7中へ送出する構成となっている。なお、気泡除
去部2は、脱泡槽に限るものではなく、たとえばT字管などであってもよい。
【0018】
前記測定セル3の両側には、特定波長の光を照射する光源3aと、その光を検
出可能な検出器3bとが配置されており、前記光源3aからの特定波長の光を、
内部に試料液Sが流れている状態の測定セル3に向けて照射し、前記検出器3b
によって測定セル3を透過した光を検出することによって、高い精度でその吸光
度を測定することができる。そして、この吸光度から、ランバート・ベール(La
mbert-Beer)の法則などの換算式を用いて成分濃度の検出をすることができる。
【0019】
前記第二導入路7中には、前記気泡除去部2において気泡が除去された後の試
料液Sを冷却するための冷却部13が設けられている。この冷却部13は、前記
冷却部1と同じ構成であり、前記第二導入路7の一部を螺旋状に巻回させること
で形成した熱交換部分13aに、排気ファン13bを近接させて配置することに
より構成されている。なお、冷却部13は、このような構成に限るものではなく
、たとえば、前記熱交換部分13aが直線状やジグザグ状に設けられていてもよ
いが、前記排気ファン13bによる試料液Sの熱交換の効率をできるだけ向上さ
せるために、短い距離でなるべく熱交換部分13aの表面積が大きくなるような
構成にしておくことが望ましい。また、前記冷却部13は、上記のように、熱交
換部分13aに排気ファン13bを近接させるものに限られず、例えば、電気的
に冷却を行う構成のものや水冷により冷却を行う構成のものでもよく、これら複
数の構成をともに有するものなどであってもよい。
【0020】
なお、前記冷却部13は、試料液Sが特に高温である場合などに設ければよく
、常に設ける必要はない。
【0021】
また、前記冷却部1を構成する排気ファン1bおよび冷却部13を構成する排
気ファン13bはともに、分析計D内に常設のものを利用することができるが、
専用の排気ファンを用いるようにしてもよいし、あるいは、たとえばペルチェ素
子を使用した電子冷却器などを用いるようにしてもよく、水冷により冷却を行う
構成のものでもよい。もちろん、上記の冷却手段や冷却するための構成を複数あ
わせ持つようなものでもよい。
【0022】
さらに、前記冷却部1および冷却部13は、ともに分析計Dの内部・外部のい
ずれに配置されていてもよい。
【0023】
前記導出路8からの試料液Sは、試料槽4へと戻らずに、図示しない別の試料
槽などへ送られてもよい。
【0024】
前記流量制御手段11は、たとえば可変式のニードル弁であり、前記導出路8
を流れる試料液Sの流量を制御するためのものである。この流量制御手段11に
よって導出路8を流れる試料液Sの流量を小さくする(しぼる)ことで、前記測
定セル3を流れる試料液Sの流量・流速が、その濃度を前記光源3aと検出器3
bとによって測定できる程度に小さくなる。この流量・流速は、測定セル3にお
ける試料液Sの測定に要する所要時間を考慮して決定される。なお、流量制御手
段11としては、上記ニードル弁に限るものではなく、たとえば、図2に示すよ
うな、所定の抵抗を得ることができる部材(たとえば固定のキャピラリーなど)
14でもよいし、図3に示すような、試料液Sの流量調整をより簡単かつ確実に
行うことができる可変バルブ15などでもよい。さらに、この可変バルブ15に
は、前記バイパス流路12を流れる試料液Sの流量の調整を行えるバイパス流量
調整機能のついたバルブを用いてもよい。
【0025】
また、上記流量制御手段11と同一構造の部材である流量制御手段16を、前
記分岐路10中にも設けることにより、導出路8を流れる試料液Sの流量と分岐
路10を流れる試料液Sの流量とのバランスをとることがより簡単になる。
【0026】
前記バイパス流路12は、一端が、前記逆止弁9とこの逆止弁9の下流側に設
けられた流量制御手段11との間において導出路8に接続されており、他端が、
前記分岐路10と導出路8との接続ポイントよりも下流側において導出路8に接
続されている。なお、前記他端が、前記流量制御手段11よりも下流側で、かつ
前記接続ポイントよりも上流側において導出路8に接続されていてもよい。
【0027】
また、前記バイパス流路12には、たとえば二方電磁弁や二方空圧弁などから
なる開閉弁17が設けられており、この開閉弁17によって、バイパス流路12
に試料液Sを流したり、流さないようにしたりする操作を行うことができる。な
お、バイパス流路12に流すことが可能な試料液Sの流量が、流量制御手段11
が設けられている導出路8に流すことが可能な試料液Sの流量に比して、充分に
大きくなるように構成されている。
【0028】
次に、上記の構成からなる分析計Dの動作について説明する。
予め前記試料槽4内に収容されている試料液Sを分析計Dを用いて分析するに
は、まず、前記試料液Sを、吸引ポンプ5によって第一導入路6を通して分析計
D内に導入する。そして、分析計D内に導入された試料液Sは、冷却部1におい
て冷却された後、気泡除去部2においてその内部に発生した気泡が除去される。
この気泡除去部2において試料液Sから除去された気泡は、分岐路10を通って
導出路8に送られる一方、前記気泡が除去された試料液Sは、第二導入路7に送
出され、冷却部13において冷却された後、測定セル3に送られる。
【0029】
そして、前記測定セル3において、所定の分析が行われ、その後、導出路8中
の逆止弁9と流量制御手段11を通って分析計Dの外部へと導出され、試料槽4
に戻される。なお、上記のように試料液Sの分析を行う測定状態においては、前
記バイパス流路12に設けられている開閉弁17は閉じられており、試料液Sが
バイパス流路12を流れることはない。
【0030】
上記のように分析計Dを用いて試料液Sの分析を続けていると、前記測定セル
3内に自然発生的に生じた気泡が付着し、測定に悪影響を及ぼすようになる場合
がある。このような場合には、バイパス流路12中に設けられた開閉弁17を開
き、試料液Sがバイパス流路12にも流れる気泡除去状態にしてやることにより
、測定セル3の下流側における試料液Sの流量が急激に大きくなり、測定セル3
を流れる試料液Sの流量も急激に大きくなることになる。そして、測定セル3に
流量が急激に増大した試料液Sを流すことによって、測定セル3内の気泡が除去
される。
【0031】
上記の構成からなる分析計Dでは、測定セル3を流れる試料液Sの流量を、測
定セル3によって分析可能な程度と、測定セル3内に付着した気泡を除去できる
程度との少なくとも二段階に調整可能としてあり、言い換えれば、前記測定セル
3を通る試料液Sの流量が小となり、測定セル3側が高圧となる測定状態と、測
定セル3を通る試料液Sの流量が大となり、測定セル3側が低圧となる気泡除去
状態とに切り換え可能としてあることから、短時間で、かつ連続的に試料液Sの
分析を行えるとともに、測定セル3内に付着した気泡を簡単に除去することがで
きるのである。
【0032】
なお、図1および図2に示した分析計Dでは、前記測定セル3を流れる試料液
Sの流量の少なくとも二段階の調整は、バイパス流路12に設けられた開閉弁1
7の開閉によって行われるが、図3に示すように、前記流量制御手段11として
試料液Sの流量を簡単かつ確実に変化させることが可能な可変バルブ15を用い
た分析計Dでは、可変バルブ15のみを調整することで、測定セル3を流れる試
料液Sの流量を少なくとも二段階に調整できることから、前記バイパス流路12
および開閉弁17を省くことが可能となる。
【0033】
なお、上記の構成からなる分析計Dにおいて、測定セル3における気泡の検出
に関しては、測定波形などより、ソフト的に気泡と判断し、データ処理すること
が従来から行われている。また、測定セル3内に付着した気泡の除去のために、
バイパス流路12中に設けられた開閉弁17の開閉は、定期的・定時間毎(たと
えば三十分毎、一時間毎など)に行ってもよいし、ソフト処理で、気泡を検出し
たときに行うようにしてもよい。
【0034】
上記の構成からなる分析計Dでは、分析計Dの外部から導入した試料液Sを、
気泡除去部2にまで高い速度で送ることが可能であることから、応答の遅れが問
題とならない。
【0035】
また、試料液Sの分析時には、測定セル3の下流側を流れる試料液Sの流量が
、流量制御手段11によって絞られることから、測定セル3付近を流れる試料液
Sの流量が小さくなる。これにより、前記冷却部13が設けられている場合には
、この冷却部13における試料液Sの冷却効率が上昇し、簡単な構成の冷却部1
3を用いて、試料液Sの温度を目的の温度まで下げることが可能となる。また、
この冷却効率の上昇に加えて、流量制御手段11の上流側における試料液Sの圧
力が高くなることから、試料液Sからの気泡の発生が抑止され、測定セル3にお
ける試料液Sの分析を精度良く行うことができ、さらに、測定セル3内に気泡が
付着しにくくなり、バイパス流路12の開閉弁17を開いて測定セル3内に付着
した気泡を一掃するという作業を行う回数を減らすことができる。
【0036】
なお、上記の構成からなる分析計Dでは、気泡除去部2から分岐路10へはガ
スのみが導出される構成となっているが、このような構成に限るものではなく、
気泡除去部2から分岐路10へは、ガスのみならず試料液Sの大半を導出する構
成としてもよい。この場合には、試料槽4から分析計D内への試料液Sの導入を
、より短時間で行うことが可能となる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の分析計Dによれば、気泡の発生しやすい試料液
を、短時間で精度良く分析測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第一実施例に係る分析計の構成を概略的に示す説明図である。
【図2】
上記第一実施例における流量制御手段として、所定の抵抗を得ることができる
部材を用いた場合の分析計の構成を概略的に示す説明図である。
【図3】
上記第一実施例における流量制御手段として、可変バルブを用いた場合の分析
計の構成を概略的に示す説明図である。
【図4】
従来の分析計の構成を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
…気泡除去部、3…測定セル、D…分析計、S…試料液。
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