JP2002005711A - 流れに関する測定装置 - Google Patents

流れに関する測定装置

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JP2002005711A
JP2002005711A JP2000184451A JP2000184451A JP2002005711A JP 2002005711 A JP2002005711 A JP 2002005711A JP 2000184451 A JP2000184451 A JP 2000184451A JP 2000184451 A JP2000184451 A JP 2000184451A JP 2002005711 A JP2002005711 A JP 2002005711A
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Shunsuke Maeda
俊介 前田
Yoshihiko Yukimura
由彦 幸村
Takio Kojima
多喜男 小島
Takafumi Oshima
崇文 大島
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管長の短い吸気管にも取付けることができ、か
つ精度の良い流量測定が可能である流れに関する測定装
置及びそのための流路構造の提供。 【解決手段】検出対象である主流管1内の流れが導入さ
れる分流管2と、分流管2内に配置され分流管2内に導
入された主流管1内の流れを検出する検出素子3とを有
し、主流管1の開口1a近傍の流路がファンネル状又は
テーパー状に形成され、すなわち、この開口1a近傍の
流路に流れ断面積が徐々に縮小される部分が形成され、
分流管2の導入口2aが主流管1の開口1a近傍に形成
された流れ断面積が徐々に縮小される部分に近接して配
置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流れに関する諸
量、特に流量及び流速を測定するための流れに関する測
定装置ないしそのための流路構造に関し、中でも温度に
依存する検出素子及び/又は半導体チップ上に一体形成
された検出素子を用いた分流式流量計に関し、例えば、
車両又は産業用エンジンの燃焼制御用質量流量センサ、
或いは、産業用空調システムやコンプレッサ圧空供給シ
ステム用の質量流量センサ、更には家庭用ガスコンロの
空燃比制御用流量センサとして好適に用いられる分流式
流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】四輪車用エンジン燃焼制御用流量計に関
して、例えば、特開平8−5427号公報に開示されて
いるように、吸気系をモジュール化することにより、コ
ストの低減及び装着性の向上を図るものが種々提案され
ている。
【0003】図5は、従来例に係る四輪車用エンジン燃
焼制御用流量計の流路構造を説明するための軸方向要部
断面図である。図5を参照すると、測定対象である主流
管51は、その開口51aも含めて管内径が一定のスト
レート管であり、流量を測定するための検出素子55
は、主流管51内に突出して配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、依然と
して、四輪車のエンジンルーム内において吸気管の占め
る体積は、非常に大きく、エンジンルーム内全体として
のメンテナンス性は、それ程向上されていない。
【0005】また、再度図5を参照して、上記従来例に
係る流量測定用の流路構造によれば、主流管51がスト
レート管であるため、その開口51aから取り込まれた
流れが安定するまでには、十分な流路長を必要とする。
加えて、検出素子55が主流管51内に剥き出しで配置
されているため、主流管51内に取り込まれた流れが乱
れている場合、この乱れが検出素子55による測定に与
える影響は大きい。
【0006】また別に、二輪車に至っては、スペース的
に大きな制約があり、さらに吸気管の長さが極端に短
い。このため、現在に至るまで、二輪車の吸気管に流量
計が取付けられたケースは皆無である。
【0007】以上の事情に鑑み、本発明は、管長の短い
吸気管にも取付けることができ、かつ精度の良い流量測
定を可能とする流れに関する測定装置ないしそのための
流路構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による流れに関す
る測定装置のための流路構造は、測定対象である主流管
の開口近傍の流路に、流れ断面積が徐々に縮小される部
分が形成されることを特徴とする。そして、本発明によ
る測定装置は、上記流れ断面積が徐々に縮小される部分
に近接して、分流管の導入口が配置されることを特徴と
する。
【0009】本発明による流れに関する測定装置のため
の流路構造によれば、測定対象である主流管において、
その開口近傍に流れ断面積が徐々に縮小される部分が形
成されることにより、主流管流路面からの流れの剥離が
防止される。これによって、一般的に、主流管開口付近
の流れは乱れ易いにもかかわらず、本発明の流路構造に
よれば、主流管開口付近においても安定した流れが形成
される。したがって、分流管の導入口を主流管開口に近
接して配置した場合であっても、安定した流れが分流管
内に取り込まれるため、正確な測定が可能となる。ゆえ
に、本発明による流路構造は、管長がきわめて短い主流
管にも好適に適用される。
【0010】また、本発明によれば、分流管によって、
主流管内の流れを主流管外に取出して測定することがで
き、これによって、次のような利点が生じる。(1)測
定が主流管内の流れに対して与える影響が低減される。
(2)主流管において分流管導出口より下流に位置する
障害物が、測定に与える影響も低減される。(3)主流
管開口から検出素子までの流路長が拡張され、整流効果
が向上される。
【0011】以上より、本発明の流れに関する測定装置
用の流路構造は、管長の短い吸気管、例えば、小型四輪
車或いは二輪車用の吸気管に好適に適用され、精度の良
い流量測定を可能とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を説明する。
【0013】本発明の好ましい実施の形態においては、
主流管開口(流れの取入口)の近傍流路が、ファンネル
状又はテーパー状に形成される。
【0014】本発明の好ましい実施の形態においては、
主流管の開口に近接して分流管が取付けられ、より好ま
しくは、主流管の開口と、分流管の導入口との主流管内
流れ方向に沿った距離が、主流管の流れ断面径(円管の
場合は直径)の3倍よりも短くされる。このように、主
流管開口と分流管導入口の間隔を狭くした場合であって
も、本発明の測定装置によれば正確な測定を行うことが
可能である。
【0015】本発明の好ましい実施の形態においては、
分流管の導出口が、主流管において該分流管より下流に
位置する要素から遠くない位置に配置され、より好まし
くは、この分流管導出口と、主流管において分流管より
下流側に位置し主流管内の流れを変化させる要素との主
流管内流れ方向に沿った距離が、該主流管の流れ断面径
(円管の場合は直径)の3倍よりも短くされる。このよ
うに、分流管導出口と下流要素(障害物)の間隔を狭く
した場合であっても、本発明の測定装置によれば正確な
測定を行うことが可能である。
【0016】本発明の好ましい実施の形態によれば、主
流管の流れ断面積が徐々に縮小される部分において、該
主流管流路壁の管軸方向断面が曲面状ないし直線状に形
成される。
【0017】本発明の好ましい実施の形態においては、
安定した高精度測定を実現するため、分流管の導入口と
導出口とを短絡するバイパス流路を追加し、及び/又
は、検出素子近傍の分流管路を絞るためのベンチュリを
付加する。このバイパス流路によって、検出素子への測
定流体供給が安定化され、又、分流管内へ測定流体(主
流管内の流れ)が取り込まれ易くなる。また、上記ベン
チュリによって、検出素子の検出面上において、測定流
体の乱れを効果的に除去することができる。かくして、
これらバイパス流路及びベンチュリによって、順流及び
逆流の双方に関して、測定が安定化され、又高精度の測
定が可能となる。
【0018】特に、分流管の流路構造を検出素子を中心
として対称に形成する場合には、上記バイパス流路ない
し該バイパス流路の流れ断面径を小さくするオリフィス
を設けることにより、順流及び逆流の双方に関して、検
出素子に到達する流れの一層の安定化を図ることができ
る。
【0019】本発明の好ましい実施の形態においては、
上記バイパス流路にオリフィスが設けられ、オリフィス
を形成する流路壁の突起量ないしオリフィス開口面積に
よって検出素子へ向かう測定流体の流量が設定される。
これによって、検出素子へ向かう流量を定量的に制御す
ることができる。
【0020】本発明の好ましい実施の形態においては、
分流管内に、検出素子の検出面に向かって斜めに当たる
ような流れを形成する手段が設けられる。この流れ制御
手段によって、定常的に検出素子の検出面に検出すべき
流れが供給され、確実に該検出面上を検出すべき流れが
流れるようになると考えられる。加えて、検出面近傍に
おける渦流及び剥離の発生が抑制されるため、検出精度
及び再現性が向上されると考えられる。
【0021】本発明の好ましい実施の形態においては、
ダウンフロー、すなわち、検出素子の検出面に斜めに当
たる流れないし検出面に対し斜めに流れる流れを形成す
るための流れ制御手段として、検出素子の少なくとも上
流、或いは上流及び/又は下流において、検出面より隆
起している流路面(隆起部)が設けられる。上記隆起の
形態としては、検出面に斜めに当たる流れを形成できる
ものであればよく、好ましくは、凹状又は凸状に隆起し
たり、隆起表面が直線的、多角形状又は凹曲面状の傾斜
面とされる。
【0022】本発明の好ましい実施の形態においては、
分流管(検出管)の変曲部において、検出素子の検出面
が該分流管内に晒されている。さらに好ましくは、主流
管(測定対象管)に直交する方向に変曲管(分流管)が
取付けられ、この変曲管の変曲部(折曲部、流路が曲が
る部分)に検出素子が設けられる。或いは、分流管の流
れが反転する部分又は流れの向きが大きく変更される部
分ないし近傍に、検出素子が配置される。また好ましく
は、分流管内の流れが速い部分に、検出素子の検出面が
晒される。また好ましくは、分流管内において流れが絞
られ、続いて流れが変向する部分ないしその近傍に検出
素子の検出面が晒される。
【0023】本発明の好ましい実施の形態においては、
分流管の底壁に対して取付けられた検出素子が、主流管
の管外に位置する。これによって、検出素子の取付け及
び交換が容易となり、検出素子の出力の取出しも容易と
なる。
【0024】本発明の好ましい実施の形態においては、
下記のような検出素子を用いることができる。すなわ
ち、この検出素子は、基本的に半導体チップに4つの薄
膜抵抗体が設けられた熱式検知素子である。より具体的
には、半導体層上にダイヤフラム部とリム部が設けられ
ている。ダイヤフラム部には、(1)上流温度センサ及び
(2)下流温度センサと上流温度センサの間に配置された
(3)ヒータが設けられている。一方、リム部には(4)雰
囲気温度センサが設けられている。ダイヤフラム部は、
極薄化され熱絶縁が図られている。
【0025】次に、この検出素子を用いた流速や流量等
の流れに関する諸量の検出原理を下記に示す。 (1)ヒータが雰囲気温度に対して常に一定の温度差をも
つよう、ヒータに供給する電力を制御する。 (2)したがって、流れがない場合には、上流温度センサ
と下流温度センサの温度はほぼ等しくなっている。 (3)しかし、流れがある場合には、上流温度センサの温
度はその表面から熱が逃げるため低下する。下流温度セ
ンサの温度はヒータからの熱入力が増加するため、温度
変化は上流温度センサのそれよりも小さい。なお、下流
温度センサの温度は上昇する場合もある。 (4)上流温度センサと下流温度センサの温度差に基づき
流量や流速等を検出し、この温度差の符号から流れ方向
を検出する。なお、上記温度差は、温度による電気抵抗
の変化に基づき検出することができる。
【0026】本発明の好ましい実施の形態において、あ
るいは、下記のような別の検出素子を用いることもでき
る。すなわち、この検出素子は、基本的に半導体チップ
に3つの薄膜抵抗体が設けられた熱式検知素子である。
より具体的には、半導体層上にダイヤフラム部とリム部
が設けられている。ダイヤフラム部には、(1)上流ヒー
タ及び(2)下流ヒータが設けられている。一方、リム部
には(3)雰囲気温度センサが設けられている。ダイヤフ
ラム部は、極薄化され熱絶縁が図られている。
【0027】次に、この別の検出素子を用いた流速や流
量等の流れに関する諸量の検出原理を下記に示す。 (1)上流ヒータおよび下流ヒータともに雰囲気温度に対
して常に一定の温度差をもつよう、ヒータに供給する電
力を制御する。 (2)したがって、流れがない場合には、上流ヒータと下
流ヒータの温度はほぼ等しくなっている。 (3)しかし、流れがある場合には、上流ヒータと下流ヒ
ータの温度はその表面から熱が逃げるため低下する。下
流ヒータの温度は上流ヒータからの熱入力が増加するた
め、温度変化は上流ヒータのそれよりも小さい。なお、
下流ヒータの温度は上昇する場合もある。 (4)上流ヒータと下流ヒータの温度低下に基づき、定温
を維持するために必要とした電流あるいは電圧の各々の
差から流量や流速等を検出し、またこの電流あるいは電
圧の差の符号から流れ方向を検出する。なお、上記温度
低下は、温度による電気抵抗の変化に基づき検出するこ
とができる。
【0028】本発明の好ましい実施の形態においては、
検出素子が温度に基づいて、流量及び/又は流速を少な
くとも含む流れに関する量を測定するものである。
【0029】本発明による測定装置は、種々の車両のエ
ンジンの吸気系に設置され、2輪又は4輪の車両に搭載
されるエンジンの吸気量等の測定に適用することができ
る。例えば、本発明による分流式流量計は、4輪の車両
に搭載されるエンジンの吸気系において、エアクリーナ
内からスロットルバルブ間に設置される。また、本発明
による分流式流量計は、2輪の車両に搭載されるエンジ
ンの吸気系において、シリンダに接続する二輪車用吸気
管(エアファンネル)に、吸気の流量ないし流速等を測
定するため付設される。
【0030】
【実施例】以上説明した本発明の好ましい実施の形態を
さらに明確化するために、以下図面を参照して、本発明
の一実施例を説明する。
【0031】[実施例1]図1(A)は、本発明の実施
例1に係る流れに関する測定装置の軸方向要部断面図、
図1(B)は、図1(A)に示した分流管の軸方向部分
断面図である。図1(A)及び図1(B)を参照する
と、主流管1の開口1a近傍の流路が、ファンネル状に
形成されている。すなわち、主流管1においてその開口
1a近傍の流路に、流れ断面積が徐々に縮小される部分
が形成されている。詳細には、この部分において、主流
管1の一方及び他方の管軸方向流路壁断面1c,1dが
曲面状かつ管中央に向かって凸に形成されている。
【0032】一方、分流管2は主流管1に対して、後述
するその導入口2aが該主流管1の開口1aに近接して
配置されるよう、かつ互いの管軸方向が直交するよう取
付けられている。この分流管2は、主流管1内の流れ方
向と直交する面でそれぞれ開口する導入口2a及び導出
口2bを有している。分流管2内は導入板4によって区
画され、導入口2aと導出口2bを連通する湾曲した流
路2cが形成されている。分流管2の頂部には、導入口
2aと導出口2bを直通するバイパス流路2dが形成さ
れている。湾曲した流路2cの底壁には、検出素子3が
取付けられている。検出素子3は、主流管1の流路面よ
り外方に配置されている。
【0033】次に、本実施例1に係る測定装置の利点を
説明する。主流管1の開口1a近傍の流路がファンネル
状に形成されていることにより、開口1a付近において
も流れが主流管1の流路面から剥離することが防止さ
れ、十分に整流されている。この整流された流れが、開
口1aに近接配置された分流管2の導入口2aを通じ
て、その湾曲した流路2c内に導入され、湾曲した流路
2cの底部に配置された検出素子3上に到達する。この
間、すなわち、分流管2内においても、流れはさらに整
流される。また、このように分流管2を用いて、主流管
1の管内から管外に流れを取出して測定を行うことによ
り、開口1aから検出素子3に到るまでの流路長を長く
とることができ、これによって整流作用が一層向上され
る。
【0034】したがって、本実施例1に係る測定装置に
よれば、主流管が管内径一定のストレート管である場合
(図5参照)、ないし検出素子が主流管内に剥き出しに
配置されている場合(図5参照)に比べて、分流管2の
取付位置を主流管1の開口1aにきわめて近接させ、分
流管2の導入口2aを主流管1の開口1a下流直近に配
置しても、十分に精度の良い測定を行うことができる。
具体的には、主流管1の開口1aと、分流管2の導入口
2aとの主流管1流れ方向に沿った距離l1を、主流管
1の流れ断面径(管内直径)dの3倍より短くすること
ができる。
【0035】[実施例2]次に、本発明の実施例2に係
る測定装置を説明する。なお、本実施例2に係る測定装
置が前記実施例1と同様の構成及び機能を有する点につ
いては、適宜前記実施例1の記載を参照することができ
るものとする。
【0036】図2は、本発明の実施例2に係る測定装置
の軸方向要部断面図である。図2を参照すると、本発明
の測定装置によれば、分流管2の導出口2bと、主流管
1において分流管2より下流側に位置し主流管1内の流
れを変化させる要素5との主流管1流れ方向に沿った距
離l2を、主流管1の流れ断面径dの3倍よりも短くす
ることができる。その理由は、分流管2を用いて、主流
管1の管内から管外に流れを取出して測定を行っている
ことにより、下流の要素5が分流管2内における測定に
与える影響が低減されているからである。
【0037】[実施例3]次に、本発明の実施例3に係
る測定装置を説明する。なお、本実施例3に係る測定装
置が前記実施例1と同様の構成及び機能を有する点につ
いては、適宜前記実施例1の記載を参照することができ
るものとする。
【0038】図3は、本発明の実施例3に係る測定装置
の軸方向要部断面図である。図3を参照すると、主流管
1の開口1a近傍の流路が、テーパー状に形成されてい
る。これによって、主流管1はその開口1a近傍に流れ
断面積が徐々に縮小される部分を有している。詳細に
は、この部分において、主流管1の一方及び他方の管軸
方向流路壁断面1c,1dが直線状に形成されている。
この実施例3に係る流路構造によれば、前記実施例1と
同様に、開口1a付近での流れの剥離が防止される。
【0039】[実施例4]次に、本発明の実施例4に係
る測定装置を説明する。なお、本実施例4に係る測定装
置が前記実施例1と同様の構成及び機能を有する点につ
いては、適宜前記実施例1の記載を参照することができ
るものとする。
【0040】図4は、本発明の実施例4に係る測定装置
の軸方向要部断面図である。図4を参照すると、主流管
1の開口近傍の流路壁において、一方の管軸方向流路壁
断面1cが曲線状(ファンネル状)に形成され、他方の
管軸方向流路壁断面1dが直線状に形成されている。こ
の実施例4に係る流路構造によれば、前記実施例1又は
3と同様に、開口1a付近での流れの剥離が防止され
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、管長の短い吸気管にも
取付けることができ、かつ精度の良い流量測定が可能で
ある流れに関する測定装置ないしそのための流路構造が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施例1に係る流れに関する
測定装置の軸方向要部断面図であり、(B)は図1に示
した分流管の軸方向部分断面図である。
【図2】本発明の実施例2に係る流れに関する測定装置
の軸方向要部断面図である。
【図3】本発明の実施例3に係る流れに関する測定装置
の軸方向要部断面図である。
【図4】本発明の実施例4に係る流れに関する測定装置
の軸方向要部断面図である。
【図5】従来例に係る測定装置の軸方向断面図である。
【符号の説明】
1 主流管 1a 主流管の開口 1c 一方の管軸方向流路壁断面 1d 他方の管軸方向流路壁断面 2 分流管 2a 分流管の導入口 2b 分流管の導出口 2c 湾曲した流路 2d バイパス流路 3 検出素子 4 分流管の導入板 5 主流管において分流管より下流に位置する要素(障
害物) d 主流管の内径(流れ断面径) l1 主流管の導入口と、分流管の導入口との主流管流
れ方向に沿った距離 l2 分流管の導出口と、主流管において分流管より下
流側に位置し主流管内の流れを変化させる要素との主流
管流れ方向に沿った距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 多喜男 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 大島 崇文 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 Fターム(参考) 2F035 AA02 EA03 EA04 EA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出対象である主流管内の流れが導入され
    る分流管と、前記分流管内に配置され該分流管内に導入
    された前記主流管内の流れを検出する検出素子とを有
    し、 前記主流管の開口近傍の流路に、流れ断面積が徐々に縮
    小される部分が形成されること、 前記分流管の導入口が、前記主流管の開口近傍に形成さ
    れた流れ断面積が徐々に縮小される部分に近接して配置
    されること、 を特徴とする流れに関する測定装置。
  2. 【請求項2】前記主流管の開口近傍の流路が、ファンネ
    ル状又はテーパー状に形成されたことを特徴とする請求
    項1記載の流れに関する測定装置。
  3. 【請求項3】前記主流管の開口と、前記分流管の導入口
    との該主流管内流れ方向に沿った距離が、該主流管の流
    れ断面径の3倍よりも短いことを特徴とする請求項1又
    は2記載の流れに関する測定装置。
  4. 【請求項4】前記検出素子が、前記主流管流路面より外
    方に配置されること、 前記分流管によって、前記主流管内の流れが該主流管外
    に取出され、前記検出素子上に供給されること、 を特徴とする請求項1〜3のいずれか一記載の流れに関
    する測定装置。
  5. 【請求項5】前記分流管の導出口と、該主流管において
    前記分流管より下流側に位置し該主流管内の流れを変化
    させる要素との該主流管内流れ方向に沿った距離が、該
    主流管の流れ断面径の3倍よりも短いことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか一記載の流れに関する測定装
    置。
  6. 【請求項6】車両に搭載される内燃機関に適用されるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載の流れ
    に関する測定装置。
JP2000184451A 2000-06-20 2000-06-20 流れに関する測定装置 Withdrawn JP2002005711A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020053301A (ko) * 2000-12-27 2002-07-05 이계안 차량용 에어 플로우 센서 장착구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020053301A (ko) * 2000-12-27 2002-07-05 이계안 차량용 에어 플로우 센서 장착구조

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