JP2002004485A - 屋根材一体型太陽光発電システムにおける製作組立、設置方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】屋根材一体型太陽光発電システムの製作、組立
て、設置について、その構造上、各々部分的に製作、加
工、設置し、高所作業になれた屋根職人が危険を伴いな
がら、しかも天候に左右され作業していた。 【解決手段】屋根材一体型太陽光発電システムを、運搬
輸送の許す限り、最大限に工場で内作し、地上からの仮
設足場をせず、クレーン等で一気に仕上げる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜屋根を必要と
する屋根材一体型太陽光発電モジュールの工場内製作及
び現場に関する。

【０００２】

【従来の技術】屋根材一体型太陽光発電モジュールを設
置する場合、骨組を組立て、下地材を貼り、屋根材を貼
って傾斜屋根を完成させる作業を個々に現場で行ってい
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法は、高
所作業が多い為、危険性が高く、屋外の作業の為、天候
に左右されやすく、コスト増となる問題点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、屋根材一体型
太陽光発電システムを取り付けるにあたり、地上作業で
傾斜屋根（太陽光発電モジュール取付け含む）を組立
て、クレーン等で吊り上げる方法を提供することによっ
て、上記の課題を解決するものである。

【０００５】

【実施例】屋根を乗せる箇所の実寸とレベル測定を行
う。

【０００６】屋根を乗せる箇所に墨出しし、コンクリー
ト屋根の場合は梁の有るところにアンカーを打ち、折半
屋根の場合は一部折半を取除き鉄骨にアンカーを固定
し、アンカーの廻りに防水テープ・コーキング等で養生
・防水しておく。

【０００７】実寸を元に建築基準法に基づき強度・雨・
風に対しての強度を考え図面を作成し、それを元に原寸
場又は定盤に三角トラスの実寸を描いて墨出しする。

【０００８】定盤の寸法の長さに屋根骨組の使用材を切
断し、軒先等は屋根に合わせて角度切する。

【０００９】屋根骨組の使用材とは一般の鉄骨に比べ、
軽量でありかつ、施工がたやすく、レッカーで吊っても
歪みが生じない材とする。

【００１０】寸法切した材を三角トラス・母屋・梁形ト
ラス等を直角・勾配角度を正確にビスや溶接で組み立
て、母屋は下地材を止められるところにビスで止める。
三角トラスは強度に応じたピッチで梁形トラスに取り付
ける。梁形トラスは立ちをよく確認し固定する。

【００１１】この時トラス長さは運搬するトラックの荷
台に合わせたブロックの長さにする。

【００１２】組上げた骨組材の上に使用する金属屋根の
施工方法に従い下地材・金属屋根材を貼っていく。

【００１３】出来上がった屋根を吊る形態に関しては図
に基づいて説明する。ワイヤーでの引上げ時に屋根下部
に角パイプを吊用に吊芯を考えて固定する。もしくは平
行に吊れるようにする。

【００１４】運搬した屋根を前記

【０００２】で記載したアンカーに固定する。棟下の梁
形トラス部でボルト・ナット・溶接等で固定し錆止めを
ぬる。

【００１５】棟板・ケラバ板等役物を取付ける。

【発明の効果】

【００１６】以上の方法によって、現場での作業時間が
短縮され、天候に左右されるということも少なくなる。
また、高所での作業も減る為、安全が確保させる。

【図面の簡単な説明】

【図１】〜

【図４】既存建物に、屋根を載せていく課程を示したイ
メージ図である。

【図５】

【図６】屋根の断面図の切断部分示した図である。

【図７】断面を記した図面である。

【図８】図７中の棟部分の拡大を示した図面である。

【図９】図７中のトラス部分の拡大を示した図面であ
る。

【図１０】図７中の軒先部分の拡大を示した図面であ
る。

【図１１】材の接合部分の詳細を示す図面である。

【図１２】材の接合部分の詳細を示す図面である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】屋根材一体型太陽光発電モジュール組込み
   型傾斜屋根の地上作業での組立て。
2. 【請求項２】屋根材一体型太陽光発電システムを運搬輸
   送の許す限り、最大限で工場で内作し、地上からの仮設
   足場をせず、クレーン等で一気に仕上げる工法。