JP2002000264A - 新規なヒスタミンオキシダーゼを産生するアースロバクター・クリスタロポイーテス及び固定化ヒスタミンオキシダーゼ - Google Patents

新規なヒスタミンオキシダーゼを産生するアースロバクター・クリスタロポイーテス及び固定化ヒスタミンオキシダーゼ

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JP2002000264A JP2000191614A JP2000191614A JP2002000264A JP 2002000264 A JP2002000264 A JP 2002000264A JP 2000191614 A JP2000191614 A JP 2000191614A JP 2000191614 A JP2000191614 A JP 2000191614A JP 2002000264 A JP2002000264 A JP 2002000264A
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邦男 松本
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/68Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
    • G01N33/6803General methods of protein analysis not limited to specific proteins or families of proteins
    • G01N33/6806Determination of free amino acids
    • G01N33/6812Assays for specific amino acids

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱安定性を有し、優れた固定化率を有するヒ
スタミンオキシダーゼ及びその産生菌、並びに食品中等
のヒスタミンを測定する場合等に使用するのに好適な固
定化ヒスタミンオキシダーゼ及びこれを用いたヒスタミ
ン測定装置を提供すること。 【解決手段】 熱安定性を有するヒスタミンオキシダー
ゼを産生するアースロバクター・クリスタロポイーテス
である。ヒスタミンオキシダーゼは、アースロバクター
・クリスタロポイーテスから産生され、70℃以下で熱
的に安定である。このようなヒスタミンオキシダーゼを
担体に固定化して成る固定化ヒスタミンオキシダーゼで
ある。ヒスタミン測定装置は、この固定化ヒスタミンオ
キシダーゼと、酸素センサー、アンモニアセンサー及び
過酸化水素センサー等を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なヒスタミン
オキシダーゼを産生するアースロバクター・クリスタロ
ポイーテス及び固定化ヒスタミンオキシダーゼに係り、
更に詳細には、食品等、特に水産食品や食肉製品の食品
衛生管理において、ヒスタミン量を簡便に測定するのに
有用なヒスタミンオキシダーゼ、固定化ヒスタミンオキ
シダーゼ及びこれを用いたヒスタミン測定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、食品衛生管理においてヒスタ
ミンが測定されている。このヒスタミンは、新鮮な魚
肉、食用肉中には殆ど存在しない成分であるが、温度管
理の不手際等により、微生物、特にヒスチジン脱炭酸酵
素活性の強いモルガン菌などが増殖すると、肉組織中の
遊離ヒスチジンが脱炭酸されて生成する不揮発性アミン
である。一方、タンパク質の分解により生成したヒスチ
ジンも同様の反応を行う。
【0003】また、ヒスタミンを多量(約500pp
m)に含有する食品を摂取するとアレルギー性食中毒を
発症するおそれがあることから、欧米諸国ではその量を
法的に規制している。米国では、要注意レベル(DA
L)が50ppm、健康上有害とし行政処分をするレベ
ル(AL)が500ppm(Federal regi
ster[Docket No.95D−0157]D
ecomposition and Histamin
e,Vol.60,No194,39754−3975
6(1995))とされている。
【0004】更に、国際的な食品の品質管理法として重
視されるHACCPにおいて、特に水産品については、
漁獲工程から、加工、流通、摂食の最終段階に至る全工
程におけるヒスタミン量のモニターリングが要求され、
規制値を超えたものは廃棄することが要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水産食
品のヒスタミン定量には、AOACの公定分析法となっ
ている蛍光分析法又はHPLC法などが従来用いられて
きた。何れも研究室用の分析法で、操作が複雑で数時間
を要し、HACCPで要求される迅速なフィールド測定
には使用困難なものであるという課題がある。
【0006】そのため、最近海外では動物由来のジアミ
ンオキシダーゼ(DiamineOxidase)を用
いた酵素法(例えば、Lepez−sabater,F
ood Add Cont.Vol.10,593−6
02(1993))、又は酵素免疫キット(SFSAN
HACCP(seafood)Chapter27,
6〜8(2000))等による水産食品のヒスタミン簡
易定量法が提案されているが、HACCPの実行に真に
好適な分析法は未だ見出されていない。酵素免疫法は1
〜2時間を要し、キットが高価な難点がある。寿命も6
ヶ月程度である。また、上記ジアミンオキシダーゼを用
いた酵素法には、約2時間を要し、目的成分のヒスタミ
ンがモノアミンであるため、選択性が合致しないという
基本的な課題がある。
【0007】我が国では、山田(Yamada)らの研
究による微生物由来のモノアミンオキシダーゼ(Mon
oamine Oxidase)(Agric.Bio
l.Chem.,Vol.29,649−654(19
65))をコラーゲン膜に固定化したバイオセンサーに
よるヒスタミン定量法が、軽部(Karube)らによ
り報告されている(Enzyme Microbio
l.Technol.,Vol.2,117〜120
(1980))。但し、この方法では、固定化により酵
素が変性し固定化率が3%に満たないものであった。そ
の後、Ivo Frebortらが、山田らの酵素を更
に精製したものを固定化してフォトダイオード(pho
todiode)つきHPLCによるヒスタミン定量を
再試したが、1〜2日の寿命しか得られなかったと述べ
ている(山口大学博士論文、Asp.niger AK
U3302由来の銅/トパキノンアミン酸化酵素の局在
性と活性部位の構造,page12,line1〜2
(1997))。
【0008】ところが、かかる酵素はフリーエンザイム
の状態では極めて安定で、大橋(Ohashi)らは、
酸素電極法によるヒスタミンの簡易迅速測定を実用化し
ている(J.Food Science,Vol.5
9,519−522(1994)U.S.P.,Pa
t.No.5565,329.Oct.15,(199
6);特開平9−2717745号公報(1997),
特開平10−174599号公報、平成10年6月30
日)。しかし、このようなフリーエンザイム法によるヒ
スタミン測定は、高価な酵素試薬を多量に消費するた
め、分析のランニングコストが嵩むという経済的弱点が
あり、産業用として未熟な方法であるという課題があ
る。
【0009】本発明は、このような従来技術の有する課
題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、熱安定性を有し、優れた固定化率を有するヒスタミ
ンオキシダーゼ及びその産生菌、並びに食品中等のヒス
タミンを測定する場合等に使用するのに好適な固定化ヒ
スタミンオキシダーゼ及びこれを用いたヒスタミン測定
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を行い、京都府中郡大宮町近郊の
ほうれん草畑の土壌の中から、ヒスタミンを唯一の栄養
源とする集積培養法を用いてヒスタミン資化菌を採取
し、この菌株を種々研究したところ、所定の特性を有し
ヒスタミンの定量に好適であり、熱安定性を有する新規
な酵素ヒスタミンオキシダーゼが産生されることなどを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明のアースロバクター・クリス
タロポイーテスは、熱安定性を有するヒスタミンオキシ
ダーゼを産生することを特徴とする。
【0012】また、本発明のヒスタミンオキシダーゼ
は、上述の如きアースロバクター・クリスタロポイーテ
スから産生され、70℃以下で熱的に安定であることを
特徴とする。
【0013】更に、本発明のヒスタミンオキシダーゼの
好適形態は、タンパク質量を基準とした担体への固定化
率が30〜95%であることを特徴とする。更にまた、
本発明のヒスタミンオキシダーゼの他の好適形態は、上
記固定化の際の活性発現率が50〜95%であることを
特徴とする。
【0014】また、本発明の固定化ヒスタミンオキシダ
ーゼは、上述の如きヒスタミンオキシダーゼを担体に固
定化して成ることを特徴とする。
【0015】更に、本発明の固定化ヒスタミンオキシダ
ーゼの好適形態は、pH6.7〜8.5で良好な活性を
示すことを特徴とする。更にまた、本発明の固定化ヒス
タミンオキシダーゼの他の好適形態は、上記担体が、多
孔性アルキルアミノ化ガラス、多孔性アミノ化ポリアク
リロニトリル及び多孔性アルキルアミノ化セラミックス
から成る群より選ばれた少なくとも1種のものであるこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明のヒスタミン測定装置は、上
述の如き固定化ヒスタミンオキシダーゼと、酸素センサ
ー、アンモニアセンサー及び過酸化水素センサーから成
る群より選ばれた少なくとも1つのセンサーを備えるこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。なお、本明細書において、「%」は特記しない限
り、質量百分率を示す。本発明のアースロバクター・ク
リスタロポイーテス(Arthlobacter cr
ystallopoietes)は、上述の如く、京都
府中郡大宮町近郊のほうれん草畑の土壌から採取・分離
されたものである。なお、アースロバクター・クリスタ
ロポイーテスは、FERM P−17915として平成
12年6月22日付けで工業技術院生命工学工業技術研
究所に寄託してある。
【0018】アースロバクター属は、既知のヒスタミン
オキシダーゼ産生菌である。上記アースロバクター属の
ヒスタミンオキシダーゼ産生菌としては、寄藤らの「新
規ヒスタミンオキシダーゼとその製造方法」(特開平5
−236952号公報)に開示されている発明に用いら
れている酵素産生菌が知られているが、この酵素産生菌
は、表1(Bergey’s Manual of S
ystemBacteriology,vol.2,p
age 1294のTable 15・11(198
6)から転載)及び上記明細書の記載から明らかなよう
に、アースロバクター・グロビホルミス(Arthro
bacter globiformis)である。これ
に対して、本発明のアースロバクターは、種がクリスタ
ロポイーテスであり、寄藤らの用いているヒスタミンオ
キシダーゼ産生菌とは別種のものである。
【0019】
【表1】
【0020】また、上記アースロバクター・クリスタロ
ポイーテスと上記アースロバクター・グロビホルミスと
は、ペプチドグリカンタイプ(peptidogryc
antype Group3、即ちLyg−Ala 1
−4)における相同性の指数(index)がクリスタ
ロポイーテス100に対し、グロビホルミスは19であ
り、両株の相同性は極めて低く、クリスタロポイーテス
のDNAについては、指数10〜19%で、相同性はほ
とんどない(Archeives of Microb
iology,Vol.120,page 289〜2
95(特にTable 2及びpage 29の右欄、
Group 3の記載)(1979))。更に、上記表
1に示したように、グロビホルミスはデンプン加水分解
能を有するのに対し、クリスタロポイーテスはデンプン
加水分解能がなく、生理学的特性の異なるものである。
【0021】また、本発明のアースロバクターは、16
SrRNA遺伝子塩基配列の解析によってもクリスタロ
ポイーテスであることが確認されている。以下の表2及
び表3に、本発明のアースロバクター・クリスタロポイ
ーテスの菌学的性質を示す。なお、上記寄藤らの公開公
報には、アースロバクターをヒスタミンの定量に固定化
して使用できることの具体的記載はない。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】上述した本発明のアースロバクター・クリ
スタロポイーテスは、従来公知のヒスタミンオキシダー
ゼと異なる、熱安定性などの優れた特性を有するヒスタ
ミンオキシダーゼを産生する。かかる本発明のヒスタミ
ンオキシダーゼは、以下に記載するように、優れた基質
特異性や熱安定性の他にも固定化率などが良好であり、
また固定化の際の失活が少ないなどの優れた特性を有す
る。
【0025】まず、本発明のヒスタミンオキシダーゼ
(フリーエンザイム)の理化学的特性について説明す
る。上記グロビホルミスが産生するヒスタミンオキシダ
ーゼは、至適pH8.0、熱安定性60℃以下、分子量
73000、基質特異性はカダベリン(Cadaver
ine)及びプトレッシン(Putrescine)で
5.9%であるのに対し、上記クリスタルポイーテスが
産生する本ヒスタミンオキシダーゼは、表4及び図1に
示したように、至適pH9、熱安定性70℃以下、至適
温度45℃、分子量70000〜80000、基質特異
性はカダベリン及びプトレッシンで0%であり、これら
の腐敗性アミンには全く応答せず、本発明に係るヒスタ
ミン測定に適合する差異が認められた。
【0026】
【表4】
【0027】即ち、本発明のヒスタミンオキシダーゼ
は、腐敗性アミンのプトレッシン、カダベリンには全く
応答せず、後述する本ヒスタミン測定に適合する差異性
を有している。なお、チラミン(Tyramine)に
対する応答性は実用上の問題にはならないものである。
【0028】また、本発明のヒスタミンオキシダーゼ
は、熱安定性、即ち耐熱性が高い。この性質は、実用上
特に重視すべき特性である。図2に示したように、寄藤
らの用いたグロビホルミス IFO 12137株は、
60℃以上の加熱処理(10分)により失活するのに対
し、本発明のヒスタミンオキシダーゼを産生するクリス
タロポイーテス KAIT−B−007株では、70℃
を超える温度付近で初めて活性低下を示し、極めて耐熱
性の高い菌株であることが明らかである。よって、この
特性を活用すれば耐熱性の高いバイオセンサーを得るこ
とができる。この高い耐熱性は、現在、輸出指向の水産
加工業が最も活発化しているタイなどの暑い国、アセア
ン地域などでの利用上特に有効である。
【0029】更に、本発明のヒスタミンオキシダーゼ
は、担体への固定化率が高く、特にタンパク質を基準と
した固定化率は、30〜95%程度である。ヒスタミン
オキシダーゼをヒスタミン測定などに利用するときに
は、酵素の触媒的性質を利用した反復使用を可能にすべ
く、担体に固定化して用いることが好ましいが、例え
ば、従来のヒスタミン測定に用いられているモノアミン
オキシダーゼを固定化しようとすると、この酵素が変性
してしまい、固定化率が数%程度になってしまう。ま
た、公知のヒスタミンオキシダーゼに関しては、固定化
に関する具体例は全くない。これに対し、本発明のヒス
タミンオキシダーゼは、例えばグルタルアルデヒド架橋
法によって担体に固定化した場合、固定化率が90%以
上と極めて高い。
【0030】また、かかる固定化の際の失活が少なく、
活性発現率が高いことも、本発明のヒスタミンオキシダ
ーゼの利点であり、具体的には、上記固定化の際の活性
発現率は50〜95%程度である。よって、従来のヒス
タミン測定に用いられているモノアミンオキシダーゼの
場合の活性発現率3〜10%に比べて極めて失活率が小
さく、ほとんど失活することなく担体に固定化できる。
【0031】次に、本ヒスタミンオキシダーゼを担体に
固定した、本発明の固定化ヒスタミンオキシダーゼにつ
き説明する。かかる固定化ヒスタミンオキシダーゼの製
法としては、通常の固定化酵素の製法である担体結合
法、架橋法や包括法等が挙げられるが、固定化ヒスタミ
ンオキシダーゼの使用目的・使用形態により、最適な方
法を採用すればよく、特に限定されるものではない。例
えば、ヒスタミンの測定に固定化ヒスタミンオキシダー
ゼを利用するには、固定化ヒスタミンオキシダーゼをカ
ラムに詰めて使用することなどが考えられ、この場合、
カラムに詰めるビーズ状担体にヒスタミンオキシダーゼ
を固定化すればよい。
【0032】また、本発明のヒスタミンオキシダーゼを
固定化すれば、従来のアミンオキシターゼのような固定
化による失活を起こす欠点がないだけではなく、かかる
固定化により、ヒスタミン測定装置の一例であるバイオ
センサーやフローアンペロメトリー等への利用において
好都合なpH特性や耐久性に改質され、利用し易く何度
も使用できるものが得られる。なお、上記担体として
は、各種多孔性材料、即ち多孔性樹脂や多孔性セラミッ
クス、具体的には、多孔性アルキルアミノ化ガラス、多
孔性アミノ化ポリアクリロニトリル又は多孔性アルキル
アミノ化セラミックス及びこれらの組合せを利用した担
体を挙げることができる。また、担体形状としては、布
状や粒状などが挙げられるが、特にこれらに限定される
ことなく、通常の固定化担体に用いられるもののいずれ
でもかまわない。
【0033】次に、本発明のヒスタミン測定装置につい
て説明する。上述した本発明のヒスタミンオキシダー
ゼ、特に固定化ヒスタミンオキシダーゼを用いれば、反
復乃至は連続使用に耐えるヒスタミン測定装置を作製す
ることができる。即ち、ヒスタミンオキシダーゼは、ヒ
スタミンが水と酸素と反応してイミダゾールアセトアル
デヒドになり、アンモニアと過酸化水素を発生する反応
を促進する。よって、この反応系で生成又は消費される
物質、例えば過酸化水素(生成)、アンモニア(生成)
及び酸素(消費)などを検出できるセンサーと、本発明
の固定化ヒスタミンオキシダーゼを組み合わせれば、ヒ
スタミン測定装置が得られるのである。
【0034】具体的には、固定化ヒスタミンオキシダー
ゼを充填したカラムと過酸化水素電極を用いたヒスタミ
ン測定装置などが挙げられる。本発明のヒスタミン測定
装置は、上述の固定化ヒスタミンオキシダーゼを利用し
ていることにより、従来のヒスタミン測定法に比較し
て、食品中のヒスタミンの定量を極めて迅速且つ容易に
行うことができ、しかも感度や再現性も上述した法規制
に対して十分なものを得ることができる。
【0035】また、装置構造、特に試料の供給形式など
には限定されるものではなく、フローインジェクション
方式も採用でき、これにより、回分式で使われるリアク
ター洗浄の手間と時間が省略され、迅速且つ経済的な酵
素の分析が可能になる。更に、本発明の固定化ヒスタミ
ンオキシダーゼは極めて長寿命であるため、ランニング
コストも低く産業的利用に適しており、従来実施されて
いないヒスタミンのフィールド検索を可能にするもので
あり、Seafood HACCPの実行を容易にする
ことができる。なお、上述した大橋らの酵素分析法は回
分リアクターを用いるため、測定の度毎にリアクターを
丁寧に洗浄して、酵素のキャリーオーバーをなくす必要
があり、これに10数分を要することを余儀なくされた
が、フローインジェクション方式を採用した本発明のヒ
スタミン測定装置によれば、洗浄に要する時間と手間を
削減することができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0037】(クリスタロポイーテスの分離・培養及び
ヒスタミンオキシダーゼの産生)本発明に係るクリスタ
ロポイーテスは、0.1%ヒスタミン二塩酸塩を含む寒
天平板(寒天2%,pH7.0)を用いる集積培養法に
より、京都府中郡大宮町近郊のほうれん草畑の土壌から
分離された。また、本発明に係るヒスタミンオキシダー
ゼは、上記菌を下記の組成を有する培地のもとでロータ
リーシェーカー(回転速度200rpm)を用いて培養
して得られた。
【0038】[培地組成] 成分 配合量(wt/vol%) ────────────────────── ヒスタミン 0.1 酵母エキス 0.05 ペプトン 0.03 KHPO 0.1 KHPO 0.2 CuSO・5HO 0.0005 MgSO・7HO 0.01 NaCl 0.2 ────────────────────── 初発pH 7.0 培養温度 30℃ 培養時間 17〜21時間
【0039】(酵素活性の測定方法)ヒスタミンをヒス
タミンオキシダーゼで酸化させ、酸化反応で生じる過酸
化水素を、4−アミノアンチピリン及びDAOS(N−
エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)
3,5−ジメトキシアニリン)の存在下でペルオキシダ
ーゼと共役させて、青色キノン色素(600nm)に導
く比色法を用いた。具体的には、ペルオキシダーゼ(5
U)、4−アミノアンチピリン(1.5mM)、DAO
S(1mM)、トリトンX−100(0.05%)及び
ヒスタミン(1mM)を含む容量1.0mlの溶液を3
7℃で5分間予備加熱した後、ヒスタミンオキシダーゼ
(0.1ml)を加え、37℃で5分間反応させた。し
かる後、0.5%のSDS(ドデシル硫酸ナトリウム)
を2.0ml添加し、600nmの比色法で測定した。
なお、酵素活性の計算式は、以下の通りである。 酵素活性(U)=(AΔ600/5)/16.8×
(3.1/0.1)
【0040】(酵素の採取方法)液体培養した後、4℃
及び1300rpmで遠心分離を行って菌体を得、これ
を20kHzで30秒間超音波処理して細胞を破砕し、
粗酵素液を抽出した。その後、30〜75%の硫酸アン
モニウムで塩析を行い、上清と沈殿を分離した。次い
で、上述のようにして得られた沈殿をセロファンチュー
ブで透析し、リン酸塩緩衝液を用いてDEAE−イオン
交換セファロースカラムでグラジエント溶出して、0.
15mM〜0.3mMの画分を得、この画分をマイクロ
コンチューブで濃縮した。しかる後、この濃縮物をリン
酸塩緩衝液及び塩化ナトリウム溶液を用いてDEAE−
イオン交換セファロースカラムで溶出し、更にマイクロ
コンチューブで濃縮し、目的とするヒスタミンオキシダ
ーゼを得た。
【0041】(至適緩衝液の検討)上述のようにして得
られた本発明のヒスタミンオキシダーゼの至適緩衝液に
ついて検討した。Phosphate Buffer、
PIPES−NaOH Buffer、Bicine−
NaOH Buffer、Tris−HCl Buff
erの4つについて、サンプル量10μl、反応温度3
7℃、反応pH7.5の条件下で検討したところ、図3
に示したように、PIPES−NaOH(ピペラジン−
N,N’−ビス(2−エタンスルホン酸))を用いたと
きに、最大活性が示された。但し、安価なPhosph
ate Buffer(リン酸塩緩衝液)であっても十
分使用できることも明らかであり、こちらの方が実用的
である。
【0042】(固定化ヒスタミンオキシダーゼの作製)
次に、カラムに入れて用いる粒子状の固定化ヒスタミン
オキシダーゼの作製例を示す。本ヒスタミンオキシダー
ゼ溶液(0.1U/ml)を調製し、固定化担体(各種
アルキルアミノ化ユニポートC(王子計測機器製)粒子
径30〜60メッシュ、細孔径5μm以下、表面積4m
/g)にグルタルアルデヒド架橋法により固定化し
た。この際、本ヒスタミンオキシダーゼの固定化率をタ
ンパク量から求めたところ、91%であり、Karub
eらによる固定化モノアミンオキシダーゼの固定化率
2.4%と比べて、顕著な差があった。
【0043】(固定化ヒスタミンオキシダーゼの特性) <至適pH>固定化する前の本ヒスタミンオキシダーゼ
溶液は、図4に示したように、pH9付近の甚だ狭い領
域で最大活性を示しただけであるのに対し、固定化ヒス
タミンオキシダーゼでは、活性が中性域にシフトし、p
H6.7〜8.5の広い領域で安定な最大活性を示し
た。従って、本ヒスタミンオキシダーゼを固定化するこ
とにより、実用に好適なpH特性を実現することができ
る。
【0044】<基質特異性>本発明のヒスタミンオキシ
ダーゼ(フリーエンザイム)は、上述のように、基質特
異性についてカダベリン及びプトレッシンは0%であ
り、また、図5に示したように、固定化後のヒスタミン
オキシダーゼであってもフリーエンザイムの有する上記
基質特異性は変化せず、カダベリンとプトレッシンのい
ずれも0%であった。従来法では、カダベリン、プトレ
ッシンやトリプタミン等の腐敗性アミンを除去していた
が、本発明のヒスタミンオキシダーゼを用いれば、この
操作をすることなく、腐敗性アミンの共存する試料液で
あってもヒスタミンの選択的定量が可能となる。
【0045】<固定化ヒスタミンオキシダーゼの耐久性
>0.1mM(11.1mg/L)のヒスタミン溶液を
モデル試料とし、直径4mm、長さ30mm、容積0.
4mlの固定化ヒスタミンオキシダーゼカラムに対し、
0.3ml/minのキャリアー流速の下、37℃の温
度におけるヒスタミン測定を反覆し、夜間は4℃の冷蔵
庫に保存しながら、約1ヶ月に亘る固定化ヒスタミンオ
キシダーゼカラムの連続使用を行った。酵素活性は極め
て安定に保たれ再現性も優れ、測定値の相対変動係数
(R.S.D)は、n=50の条件で0.5%という低
い値であった。従って、従来の固定化酵素に比べ、耐久
性が非常に優れており、実用に適しているといえる。な
お、上述のように、アースロバクター・クリスタロポイ
ーテスから産生されるヒスタミンオキシダーゼは耐熱性
が高いことから、固定化ヒスタミンオキシダーゼの耐熱
性も高いといえる。
【0046】(ヒスタミンの測定方法)市販のフローイ
ンジェクション分析計(王子計測機器製、BF−4型)
を用いて、図6に示すようなヒスタミン測定装置を作製
した。図6において、符号1はキャリヤー液、2はポン
プ、3はインジェクター、4は流管、5はカラム、6は
過酸化水素電極、7は加電圧・出力電流増幅装置、8は
レコーダ又はコンピュータを示している。
【0047】好適温度(例えば37℃)に保持したキャ
リアー液1(例えば0.1Mリン酸塩緩衝液)をポンプ
2を用いて定流速(0.1〜0.3ml/min)で流
管4に流しつつ、試料液をインジェクター3から(例え
ば10μl)注入した。試料中のヒスタミンは、上述の
方法で調製した固定化ヒスタミンオキシダーゼを充填し
たカラム5(φ=4mm、L=30mm、V=0.4m
l)で、固定化ヒスタミンと接触することにより、次式
(1)
【0048】
【化1】
【0049】で表される反応を起こし、ヒスタミンと等
モルの過酸化水素(H)が生成される。このよう
にして生成されたHは、加電圧・出力電流増幅装
置7で(+)600mVに加電圧された過酸化水素電極
6に対して、次式(2) H→(過酸化水素電極)→H 2++2e+O…(2) で表される反応により、酸化電流を発生する。
【0050】電流は加電圧・出力電流増幅装置7で増幅
後、レコーダ又はコンピュータ8(例えばwindow
sの分析用解析ソフトウエア付き)によりヒスタミン濃
度に演算デジタル表示記録される。なお、上記カラム5
及び過酸化水素電極6を有する電極部はキャリヤーによ
り自動洗浄されるので、直ちに次の試料液を注入して約
2.5minのインターバルで分析することができる。
【0051】図7に示したように、ヒスタミン濃度と電
流値の間に原点を通る直線関係(電流による定量)が得
られるので、ヒスタミンのアンペロメトリーができる。
その測定範囲は0.1〜3.0mM(約10〜300m
g/L)で、例えば魚肉ヒスタミンのモニターリングに
好適である。
【0052】(測定例)ヒスタミンを生成し易い赤身魚
のサバ、マグロについて、ヒスタミン含有の測定を実施
した。試料は38℃で2〜6日保存してヒスタミン量を
増やしたものを用いた。まず、魚肉5gを秤取し、図8
に示したように、0.1Mリン酸塩緩衝液を加え、破砕
後、加熱処理し、遠沈、ろ過して抽出液を調製した。各
抽出液について上記要領でヒスタミンのアンペロメトリ
ーを行うと共に、HPLC法を同時に行なった。表5に
示したように、両法の結果は極めてよく一致した。
【0053】
【表5】
【0054】なお、念のため37℃に6日保存した試料
の抽出液にヒスタミンを添加して測定したところ、表6
に示したように、97〜100%の高い回収率が得られ
た。
【0055】
【表6】
【0056】また、上記測定は、サンプリング時間も含
め2.5minの短時間に行うことができ、固定化酵素
カラムは夜間は4℃で冷蔵保存して1ヶ月間使用でき
た。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定菌株から所定の特性を有しヒスタミンの定量に好適
であり、熱安定性を有する新規なヒスタミンオキシダー
ゼを産生させることなどとしたため、熱安定性を有し、
優れた固定化率を有するヒスタミンオキシダーゼ及びそ
の産生菌、並びに食品中等のヒスタミンを測定する場合
等に使用するのに好適な固定化ヒスタミンオキシダーゼ
及びこれを用いたヒスタミン測定装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基質特異性を比較したグラフである。
【図2】熱安定性を示すグラフである。
【図3】至適緩衝液に対する相対活性を示すグラフであ
る。
【図4】pHに対する相対活性を示すグラフである。
【図5】基質特異性を示すグラフである。
【図6】ヒスタミン測定装置の概要図である。
【図7】ヒスタミン濃度と電流値の関係を示すグラフで
ある。
【図8】試料の調製法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キャリヤー液 2 ポンプ 3 インジェクター 4 流管 5 カラム 6 過酸化水素電極 7 加電圧・出力電流増幅装置 8 レコーダ又はコンピュータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12Q 1/26 C12Q 1/26 //(C12N 1/20 (C12N 1/20 C12R 1:06) C12R 1:06) Fターム(参考) 4B029 AA07 AA21 BB16 CC03 CC10 CC13 FA12 4B033 NA01 NA23 NB13 NB25 NB27 NB36 NB62 NB68 NC05 ND05 ND08 ND09 NE02 NF04 NF05 4B050 CC01 DD02 EE02 FF04E FF05E FF11E GG10 LL03 LL05 4B063 QA01 QQ16 QQ61 QR03 QR83 QS36 QS39 QX05 4B065 AA13X AC12 AC14 AC16 BA23 BB03 BB12 BB24 BB29 BC02 BC03 BC26 BD01 BD15 BD16 BD17 BD50 CA28 CA46

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱安定性を有するヒスタミンオキシダー
    ゼを産生することを特徴とするアースロバクター・クリ
    スタロポイーテス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアースロバクター・クリ
    スタロポイーテスから産生され、70℃以下で熱的に安
    定であることを特徴とするヒスタミンオキシダーゼ。
  3. 【請求項3】 タンパク質量を基準とした担体への固定
    化率が30〜95%であることを特徴とする請求項2記
    載のヒスタミンオキシダーゼ。
  4. 【請求項4】 上記固定化の際の活性発現率が50〜9
    5%であることを特徴とする請求項2又は3記載のヒス
    タミンオキシダーゼ。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか1つの項に記載
    のヒスタミンオキシダーゼを担体に固定化して成ること
    を特徴とする固定化ヒスタミンオキシダーゼ。
  6. 【請求項6】 pH6.7〜8.5で良好な活性を示す
    ことを特徴とする請求項5記載の固定化ヒスタミンオキ
    シダーゼ。
  7. 【請求項7】 上記担体が、多孔性アルキルアミノ化ガ
    ラス、多孔性アミノ化ポリアクリロニトリル及び多孔性
    アルキルアミノ化セラミックスから成る群より選ばれた
    少なくとも1種のものであることを特徴とする請求項6
    記載の固定化ヒスタミンオキシダーゼ。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか1つの項に記載
    の固定化ヒスタミンオキシダーゼと、酸素センサー、ア
    ンモニアセンサー及び過酸化水素センサーから成る群よ
    り選ばれた少なくとも1つのセンサーを備えることを特
    徴とするヒスタミン測定装置。
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