JP2001526876A - インテリジェントネットワークをシミュレーションするためのシミュレータ - Google Patents

インテリジェントネットワークをシミュレーションするためのシミュレータ

Info

Publication number
JP2001526876A
JP2001526876A JP54644799A JP54644799A JP2001526876A JP 2001526876 A JP2001526876 A JP 2001526876A JP 54644799 A JP54644799 A JP 54644799A JP 54644799 A JP54644799 A JP 54644799A JP 2001526876 A JP2001526876 A JP 2001526876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
simulator
event
time
scp
simulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP54644799A
Other languages
English (en)
Inventor
シュテルトナー,フランク
トリンケル,マリアン
ディーター フィッシャー,ハンス
グレーガー,ベルトホルト
ライヒ,フリッツ−ユルゲン
Original Assignee
ドイッチェ テレコム アーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ドイッチェ テレコム アーゲー filed Critical ドイッチェ テレコム アーゲー
Publication of JP2001526876A publication Critical patent/JP2001526876A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q3/00Selecting arrangements
    • H04Q3/0016Arrangements providing connection between exchanges
    • H04Q3/0062Provisions for network management
    • H04Q3/0091Congestion or overload control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/22Arrangements for supervision, monitoring or testing
    • H04M3/36Statistical metering, e.g. recording occasions when traffic exceeds capacity of trunks
    • H04M3/362Traffic simulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、1つのインテリジェントネットワーク(IN)のパフォーマンスをシミュレートするための、以下の構成要素を持つシミュレータに関する。1.トラヒック理論にそって任意のIN型事象列(トラヒックシミュレータ)をシミュレートするための1つのモジュール(201,301,401)、2.プロセスモジュールを使って行うサービス制御ポイントの事象指向シミュレーション(SCPシミュレータ)のための1つのモジュール(202,302,402)、3.モジュール間のデータ受け渡しのための装置(203,204,304−307,406−409)、4.ネットワークコンフィギュレーション、通信サービス仕様、およびその他のシミュレーションパラメータの入力と保存のため、ならびに対応するモジュールへそれらを渡すための装置(207,311,416,208−212,312−317,411−415)、5.シミュレートされたデータの出力および/または保存のための装置(205−207,308−310,417−420,423)。その他にSS7符号化システムのシミュレーションのためのモジュール(303,403,503,404,502)が、好適には、サービス中継ポイントSRP(103)の機能を考慮しながら、IN内部の過負荷防御メカニズムによって設定されている。シミュレーションモジュールはデータファイルモードで伝達データファイルを介して、またはオンラインモードで共通の組織プログラムを介して、オンラインシミュレータに接続されている。オンラインモードでのシミュレータの中央要素は事象カレンダーであり、その中にはシミュレーションモジュールが処理する事象が処理の順番で登録されており、実際には平行に進行するプロセスを連続処理することをが可能になる。本発明のINシミュレータにより、現在実現されるIN、および将来実現されるINのパフォーマンスを有利に算定できるようになり、その結果弱点ポイントが見つけ出され、INの効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】 インテリジェントネットワークをシミュレーションするためのシミュレータ 技術分野 本発明は、インテリジェントネットワークのシミュレーションに関し、特に弱 点ポイントの発見と分析のため、通信網コンフィギュレーションおよび/または 制御メカニズムの試験のため、および通信網の性能を向上させる方法を発見する ためのシミュレータに関する。 発明の背景 インテリジェントネットワーク(IN)という概念は、すべての電気通信網に 世界的に適用される通信網アーキテクチャのコンセプトである。このコンセプト の中心的要素は、電気通信サービスの顧客用のソフトウェアで定義される個別通 信プロファイルである。INにおいては重要な機能とデータは集中化され、1つ だけのノード、または少数のノードで準備される。こうした機能とデータは、情 報、たとえば、1つのコールは、発信元、ダイヤルした番号、時刻、および/ま たはその他のパラメータに依存するIN特有のコール番号でどのように処理され るか、たとえば、コールが伝送されるかどうか、どの加入者に伝送されるか、メ ッセージをコールが接続するかどうか、またはどのメッセージが接続されるか、 またはコールが計数されるかどうかといった情報に関係する。インテリジェント ネットワークによって、多くのサービスアクセスポイント(サービス交換ポイン ト、SSP)から、データと機能のサービス制御のための1つ、またはいくつか の中央ノード(サービス制御ポイント、SCP)への知的な、分岐したデータバ ンクアクセスが実現される。 インテリジェントネットワークはこの際、組織的には電話網を介する集中化さ れたネットワークとなり、電話網を介する構築、解除、接続のためのインテリジ ェンスを使用できる。電話網とインテリジェントネットワークとのインタフェー スはSSPによって作られ、そこに、IN仕様のコール番号を持つコールが届き 、その指示に沿ってSCPが伝送処理情報を受け取ると、コールが処理される。 たとえば、SCPが知らせた1つのコール番号に伝えられる。 インテリジェントネットワークでは、個別の機能複合体が別々のシステムレベ ルで実現される。IN輸送・伝送機能はSSPレベル(サービス交換ポイント) で実現され、サービス制御機能とサービスデータの管理はSCPレベル(サービ ス制御ポイント)で、サービス管理はサービス管理システム(SMS)で実現さ れる。SSPレベルとSCPレベルの間の通信は符号化システム7番(SS7シ ステム)を介して行われ、そのシステムを介してコール処理のためのIN仕様の 情報が送られる。SS7システム内での符号化伝送とその制御は、1つ、または 複数のサービス伝送ポイント(STP)ないし中継ポイント(SRP)を介して 実現される。STPないしSRPはその際、SCPとSSP間の中央符号化回路 にある情報の伝送と分配(ルーティング)に有用である。STPないしSRPは 情報の出入り口として使用できるようになり、それらはその他のネットワーク事 業者のINサービスに適合し、その他のINのSCPによって処理されなければ ならない。1つのIN情報の重要なルーティング基準はグローバルなタイトル( global title)である。STP/SRPレベルはその際グローバル タイトルトランスレーション(GTT)を実現する。 SSPレベルには、IN接続を、たとえば、コール番号によって認識し、支援 する可能性がある。こうした接続の場合、その他の接続構築のためにSCPに情 報を問い合わせなければならない。SCPには、サービス制御のためのプログラ ムとそれに関連する関連データが入っている。さらにSCPは課金と統計的評価 のためのデータを集める。複数のSSPは中央のSCPにアクセスする。SCP の上にはサービス管理システムが置かれており、これにはINサービスのアドミ ニストレーションとIN構成要素が入っている。 インテリジェントネットワークによって、たとえば、以下のINサービスが実 現される。 テレボトム(TV):テレボトムサービスでは、サービス加入者が自分のテレ ボトム番号でコール回数を記録することが可能になる。このサービスの1つの変 更例では、コールがあるとSCPへ問い合わせがあり、もう1つの変更例では、 コールがSSPで計数され、SCPへはそれぞれk番目のコールのときに問い合 わせがある。選んだ変更例とは無関係にINシステムに入ってきた個々のTVコ ールが記録される。その際、アクティブなトラヒック案内プログラムに依存して 、個々のn番目のコールを特別に処理できる。たとえば、サービス加入者が決め た目的アドレスへ記録してからさらに伝送できる。その他のすべてのコールは記 録されてから、同様にトラヒック案内プログラムでサービス加入者が定めた1つ のメッセージの方へ進む。 フリーホン(FPH):フリーホンサービスではサービス利用者が「サービス 加入者」に料金無料で電話できる。全体の料金はサービス加入者が引き受ける。 ユニバーサル電話番号(UNU):ユニバーサル電話番号サービスでは、サー ビス加入者に単一の、地域に無関係の電話番号でどこからでも電話できる。この 種の接続料金はサービス加入者の規定に従って、発呼者だけから、または双方に 分配して徴収することができる。 テレインフォサービス(TIS):テレインフォサービスでは、サービス加入 者の情報提供へのアクセスへのコールが、そのメッセージ装置を介して、または 直接対話して可能になる。料金は発呼者に対して計算され、接続関連の情報を 使って、ネットワーク事業者とサービス加入者の間で分配できる。 さらにその他のサービスが考えられる。たとえば、ある顧客への1つのコール 番号によるすべてのコールを接続回線へ割り当てる代わりに顧客の所在地へ割り 当てるサービス。この意味ではモバイル無線網もインテリジェントネットワーク である。 サービス加入者はその他の特徴を利用してサービスを専門化できる。たとえば 、コール迂回(リルーティング):ダイヤルされた加入者が電話に出ないか、ま たは話し中ならばそのコールはメッセージ装置に接続されるか、またはその他の 番号に接続される。このプロセスは規定の回数まで試行し続けることができ、そ うされなければコールは拒否される。 コール制限:コール回数が、ある時間内で、サービス加入者が決めた限度を超 えると、超過したコールは、決められたもう1つのコール番号、またはメッセー ジに導かれる。 時間依存の目標制御:コール時間が、周期的および/または一時的な時間窓( ウィンドウ)で検査される。有効な時間窓が見つからないと、SCPがそのIN コールを標準指示メッセージに導く。そうでなければ、コール目標へ、またはそ の次のサービスヘ分岐される。 発信依存の目標制御:ネットワーク発信情報をトラヒック誘導プログラムに入 っている発信情報と比べる。一致しないならば、SCPはそのコールを1つの標 準指示メッセージへ導く。そうでなければコール目標へ、またはその次のサービ スへ分岐される。 コール分配:コール分配サービスでは個別の割合を決めることができる。それ によってコールはさまざまな目的地に分配される。 コールが1つのメッセージに切り替わるとSSPが架空の通信加入者として機 能する。SSPはネットワーク性能に関連する標準案内メッセージをサポートし 、それをコール目標として制御できる。個別のメッセージは問い合わせ場所の数 が制限される。問い合わせ場所すべてが占有されていると、多く計数されたコー ルは拒否される。個々のメッセージは最大聴取時間とリピート回数によって制限 される。 ほとんどのINサービス、たとえば、FPH、UNU、TISおよび前払いな しのTVについての、インテリジェントネットワークの課題は、ダイヤルしたI N番号がトラヒック誘導プログラムで定義されたサービスパラメータに依存して 真の番号に変換することである。これは以下の基本的流れで進められる。 1.SSPで、ダイヤルされた電話番号の第1の符号が判定され、INサービ スが認識する。SSPは、情報PROVIDE INSTRUCTIONでコー ル処理するために、SCPに1つの質問を送る。その情報にはパラメータとして 、サービス使用者がダイヤルしたIN加入者コール番号(CALLED−PAR TY−ADDRESS)とそのコールのコール番号(CALLING−PART Y−ADDRESS)が含まれる。 2.SCPでは、情報PROVIDE INSTRUCTIONが、対応する INサービスのためのサービス論理プログラムに働きかける。CALLED−P ARTY−ADDRESSを介してアドレス指定された加入者特有のトラヒック 誘導プログラムが制御される。ここで説明する定格事例の場合、結果として接続 構築のための目標が決められ、それがコール番号またはメッセージになりうる。 追加的にトラヒックプログラムから接続監視のための要求、たとえば、「加入者 話し中」、「応答ありません」を監視せよとの要求が出されることがある。SC Pは接続特有のコンテキストでその結果を保護し、情報CREATE−JOIN およびMONITORをSSPに送る。その情報にはパラメータとしてCALL ED−PARTY−ADDRESSおよびEVENTLISTが含まれ、それら は監視される事象を特殊化する。 3.SSPでは、CREATE−JOINで渡された目標コール番号とB加入 者との接続構築が、電話網を介してなされるか、または1つのメッセージに切り 替えられる。 4.このことがEVENTLISTにおいて特殊化されたならば、SSPはB 加入者への接続構築を監視する。B加入者が反応しないならば、B加入者の方向 への接続はタイムアウトになると解消され、SCPは情報EVENTで、発生し た事象を伝える。 5.トラヒック案内プログラムから選択目標が決められ(リルーティング)、 1つの情報CREATE−JOINおよびMONITORが対応するパラメータ と共にSSPに送られる。 6.SSPでは、CREATE・JOINで伝えられた目標コール番号に関し て、電話網を介して、B加入者への接続構築が行われるか、または1つのメッセ ージに切り替えられる。B加入者が応答すると接続が行われる。 7.通話の最後に、SSPでは課金と統計のために必要なデータがまとめられ 、情報EVENT(CALL−END)で伝送される。SSPではタイマーで、 この情報のSCPによる確認が監視される。タイマーが終わるまでに確認されな いと情報EVENT(CALL−END)の送信が繰り返される。 8.情報EVENT(CALL−END)が受信されると、SCPはTCAP ダイアログを終了するための情報を送る。SCPでは、接続特有のコンテキスト が再びアクティブになる。受信されたタイムスタンプは、コンテキストに残され ているデータと共に保存される(コールチケット)。それはその後SMSに送ら れ、さらに処理される。SCPでは(たとえば、成功したコールに関して)導か れたカウンタが、高く計数される(カウンタチケット)。 こうした流れになると、4項、5項および6項はリルーティングの場合にのみ 行われる。 高いトラヒックのある場合も、INの正常な運転を確実に行うために、INの 内部で過負荷防御メカニズムが準備される。過負荷防御によって、SSPは一定 の条件に沿ってINコールをSCPへ問い合わせしないで拒否する。過負荷防御 メカニズムの例はAUTOMATIC−CALL−GAPPING(ACG)、 またはLEAKY−BUCKET方式である。サービス依存の、および/または 目標依存の過負荷防御が可能である。 サービス制御ポイントは、通常は1つのハードウェア基盤および、複数の、通 常は3つのレイヤを持つ多層システムである。ハードウェア基盤は、接続導線、 固定プレート、磁気バンド、端末およびプリンタ付きの、1つまたは複数の並列 して動作するプロセッサを有する1つのコンピュータで構成される。第1のソフ トウェアレイヤにはシステムソフトウェアが含まれる。第2のソフトウェアレイ ヤ(NODEソフトウェア)にはサービスアプリケーション用の一般的機能が含 まれる。第3のソフトウェアレイヤはコール処理するサービスを支援するアプリ ケーションで構成される。SCPの並列処理アーキテクチャの場合、複数のプロ セッサが付いており、それらはCPU、主記憶装置、電源および入出力プロセッ サを持つ独立ユニットになり、バスシステムと相互に結び付いている。 さまざまなSCPソフトウェアレイヤには、運転システムプロセッサおよび一 般的なプロセッサのほかに、運転システムに直接的には帰属しないプロセッサ、 たとえば、プロセッサ相互間の通信のための、またはローカルな記憶装置の効果 的な管理のためのプロセッサ、アプリケーションプロセッサが含まれており、そ れらはIN情報の処理のために必要である。SCPに届くIN情報はSCPのさ まざまなレイヤを通過し、それがコール処理するための問い合わせに対する答え になるSCPからSSPへのIN情報である。そのプロセスは、サービス依存、 および/またはサービス加入者依存になることがあり、またはそれとは無関係に 全体のIN情報によって利用できる。そのプロセスは、SCPのすべての、ない し選ばれたプロセッサにおいて1つまたは複数のインカーネーション(体現)で 実行される。 SCPでのIN情報の処理は基本的には以下の図式で進められ、個別プロセス の規定されたチェーンを呼び出すことによって実現される。 SSPからの1つの情報が受信され、SCP計算機に送られる。SCP計算機 はその情報を受け取り、記億装置が使用できるようになり、情報の有効エリアが 検証される。コール処理のためのコンテキストが作られる。1つのルーチンツリ ーが作業記憶装置から、または固定プレートからロードされる。ルーチンツリー から選ぶべきコール番号が決められる。コールのためのコンテキストが保存され 、SSPへの答えが作られる。答えは新しいIN情報としてSSPへ送られる INコールを処理するために必要なすべてのプロセスは、1つのプロセッサだ けに合わせて起動され、その際、それまでのプロセスは、次のプロセスを起動で きるようになる前に終了していなければならない。 接続がSSPへの交換局によって解消されると、接続終了処理が発呼者によっ て、先に説明した接続構築処理に対してアナログで、対応するプロセスチェーン によってなされる。 IN情報の処理は、STP/SRPで、同様に連続するプロセスの規定された チェーンを処理することによって行われる。 技術的課題: 現在のINネットワーク、特にその中央の構成要素SCPで計測する場合、高 い平均的処理時間が観察された。このことはINトラヒックによるシステムの負 荷が高い場合に、受容できないような長い接続構築時間、特にテレボトムサービ スのピーク時間を導くが、それはその他の影響によっても引き起こされることも ある。しかし、そうした高い応答時間を導くようなINネットワークの弱点ポイ ントの分析には、問題が多い。なぜなら測定値は統計データであり、情報処理の それぞれの段階で必ずしも測定できないからである。さらに、真のINでの測定 の場合、すべての真のデータファイル測定が、検査されるシステムのパフォーマ ンスに、正規のINコール処理には帰属しない追加測定プロセスが活発化される ことによって、影響を与えるという基本的な問題がある。 既存のINに新しい構成要素を入れる場合は、さらにもう1つの問題が生じる 。INはそれぞれの時点で運転状態になっており、こうした複合システムでのパ ラメータ変更は運転安全性を危険にする可能性を伴う。さらに現在のところ、た とえば、特定の技術仕様を持つプロセッサが製造者が保証した性能を実際に示す かどうかは確かめられない。 既存のインテリジェントネットワークの弱点ポイントを分析することが必要で あり、そのほかに、まだ実現されていないネットワークコンフィギュレーション をプランニングスタディーにおいて試験し、所与の条件内で最善のパフォーマン スを持つコンフィギュレーションを確かめる必要がある。たとえば、SCP計算 機ないし個別プロセッサにはどんな性能がなければならないか、またはどの程度 の容量が必要か、場合によっては個別サービスに関してどんな形で準備されなけ ればならないかが問われる。さらに、INのプロセッサ内部でプロセス管理を変 えることによって、より良いパフォーマンスが達成可能かどうか、またはどのよ うにして達成できるかが問題になる。そのほかに、インテリジェントネットワー クを運転する際の重要な要素は過負荷防御であり、これによってシステムを出力 限度にできるだけ近づけて安定させなければならない。対応する過負荷防御パラ メータの算定は実際には困難なので、その他のネットワークコンフィギュレーシ ョンに依存する過負荷防御の最適な調整値を、ネットワーク運転とは無関係に求 め、真のネットワークに伝送することが必要である。 本発明の基礎は、それゆえ、IN構造の通信網のパフォーマンスを算定するた めの1つのツールを利用できるようにすることである。その際、ユーザは、ネッ トワークコンフィギュレーションならびにネットワーク構成要素内部でのコール 処理方式を指示し、変更することができる。シミュレーションも、選んだINプ ラットフォームとは無関係に行える。ネットワークのパフォーマンスに関する統 計データが作られ、真のIN構成要素で測定されたデータとの比較が可能になり 、真のネットワークではアクセスできないそうしたデータも利用できるようにな り、インテリジェントネットワークを通過する際の処理時間のコール特有の(特 殊化された)プロトコル化がなされる。 本発明の公開とその長所: 課題は、以下の構成要素を持つインテリジェントネットワークの(IN)のパ フォーマンスをシミュレートするための本発明のシミュレータで解決される。 1.トラヒック理論に沿った任意のIN型の事象列をシミュレートするための 1つのモジュール(トラヒックシミュレータ)。 2.プロセスモデルを使ったサービス制御ポイント(SCPシミュレータ)の 事象指向のシミュレーションのための1つのモジュール。 3.モジュール間のデータ伝送手段。 4.ネットワークコンフィギュレーション、通信サービス仕様、およびその他 のシミュレーションパラメータの保存と入力、ならびにそれを、対応するモ ジュールへ伝送するための手段。 5.シミュレートされたデータの出力および/または保存のための手段。 インテリジェントネットワークのパフォーマンス不足は、その中央化された構 造のためであり、中央のSCPでその原因が探されることが多いので、シミュレ ータの中心部分のSCPがモデル化される。待ち行列モデル/プロセスモデルに よって、SCPのソフトウェア構造の詳細なモデル化を実現できる。その他のモ ジュール、トラヒックシミュレーターはINシミュレーターでは、IN特有の負 荷を生成し、SCPシミュレーターのための実際の入力を作り出すために必要で ある。 シミュレータの中心部分はコンピュータプログラムによって実現される。この プログラムはスタート時に、またはシミュレーション中に、データファイルにア クセスし、そのデータファイルに、ネットワークないしネットワーク構成要素の コンフィギュレーションのための、ないし通信サービスの特殊化のためのパラメ ータ、つまり、コール処理の方式、流れおよびその他のシミュレーション流れに 関係するパラメータ、たとえば、トラヒック発生に関するステートメントが保存 される。こうしたデータファイルに、ユーザは既知の方法で書き込みと変更を行 える。好適には、シミュレーションパラメータはコンピュータのディスプレイと キーボードを使って入力される。シミュレーションパラメータは保存され、新し いシミュレーションが終了する前に、個別に、または全体を変えることができる ので、個別パラメータが、シミュレートされるINパーフォーマンスに及ぼす作 用を分析することができる。 使われるシミュレーション方式はいわゆる事象制御シミュレーションに対応す る。特別の時間に関してIN特有の事象が生成され、その事象は処理のために、 シミュレータの個別構成要素を通過する。個別のシミュレーションモジュールに おける処理時間、場合によってはシミュレーションモジュールの下部構成要素に おける処理時間も一緒にプロトコル化される。 好適には、INシミュレータは基本構成要素、SCPシミュレータおよびトラ ヒックシミュレータのほかに、符号化システム7番の、事象指向シミュレーショ ンのための1つのモジュールを有する。このSS7シミュレータは、待ち合わせ モデルを基礎にして動作する。ただし、機能性がSS7に統合されたプロセッサ を模倣し、および/または1つの情報に一定の遅延時間が刻印され、それがSS PとSCPの間の符号化回路での最終的な運転時間を考慮する。SS7シミュレ ータ内部でシミュレートされる構成要素はSSPレベル、STP/SRPレベル 、およびネットワークコンフィギュレーションに沿った個々のSCPレベルのプ ロセッサ/プロセスチェーン、たとえば、1つのSCP入力プロセッサ(FRO NT END SYSTEM)であり、それは符号化システムのためのインタフ ェースになる。 本発明のその他の有利な実施例では、過負荷防御メカニズムによるシミュレー ションのための1つのモジュールが準備される。この過負荷防御シミュレータは 、その他の1つ以上のシミュレーションモジュールで処理される事象の個数を、 1つまたは複数のシミュレーションモジュールのロードに依存して、たとえば、 待ち行列長さおよび/またはユーザ定義可能なパラメータに依存して、修正する 。ユーザ定義のパラメータは、たとえば、負荷限度であり、それを超えると過負 荷防御がアクティブになる。確定された限度の代わりに「穏やかな」判定を設定 することもできる。たとえば、ファジー論理を使う。現実の特性に最適に対応す るのは過負荷防御シミュレータであり、これはSCPシミュレータから制御パラ メータを受け取り、トラヒックシミュレータにアクセスし、それによって作られ た、または伝えられたIN事象の個数を制御パラメータに依存して制御する。過 負荷防御がなされると、トラヒックシミュレータによって最初に作られるコール は、SSPからSCPへの問い合わせに対応するIN事象にはほとんど変換され ない。つまりその他のシミュレーションモデルには伝えられない。実際にはこれ はSSPが拒否したコールになる。 好適には、過負荷防御シミュレータは、Automatic Call Ga pping(ACG)のメカニズムを模倣する。その際、一定の時間間隔で一定 の回数を超えて出されたコール/事象は拒否される。 モジュール・トラヒックシミュレータ、SCPシミュレータ、場合によっては SS7シミュレータ、ならびに過負荷防御シミュレータは、対応するネットワー ク構成要素の独自のシミュレータである。それらの機能はデータファイルを介し て結合されるか(データファイルモード)、または、好適には、組織プログラム を介して統合され(オンラインモード)、それによって、INシミュレータのす べての構成要素による個別のIN事象の処理が保証される。 データファイルモードで、データファイルへの書き込みないし読み取りアクセ スの形で、シミュレーションモジュール間の通信がなされ、データファイルには 、ネットワークのコンフィギュレーション、ないしシミュレートされるネットワ ーク構成要素に関するデータ、場合によってはシミュレーションモジュールが作 るデータも預けられている。 ネットワークの完全なシミュレーションを行うためには、部分シミュレーショ ンを次々に呼び出さなければならない。シミュレーション流れは、トラヒックシ ミュレータによってINでのトラヒック発生が生成されるときに始まる。生成さ れた情報(作成時間t1で、PROVIDE INSTRUCTIONがEVE NTまたはCALL ENDになる)は、第1の伝達データファイルに保存され 、続いて呼び出されたシミュレーションモジュールがそれを読み取る。それぞれ の 情報に関してコール識別番号が保存されており、それによって、1つのコールに 複数の情報が割り当てられ、コール特有の応答時間が定められるようになる。 シミュレータの最も簡単なバージョンでは、この2番目のシミュレーションモ ジュールはSCPシミュレータである。SS7を考慮する場合、第1のデータフ ァイルはSS7シミュレータに伝えられる。この場合、SS7シミュレータ通過 後の情報がSS7出力時点t2で補完され、第2の伝達データファイルに書き込 まれ、そこへSCPシミュレータがアクセスする。SCPシミュレータは伝えら れたデータファイルに存在するそれぞれの登録に関して、情報CREATE −JOINまたはCALL ENDを作りだし、これを出力時間t3で第3の データファイルに書きこむ。情報がSSPに届く前に、場合によっては再度SS 7シミュレータに通され、その際SS7出力時点t4がプロトコル化される。 シミュレーションモジュールの伝達データファイルからプロトコル化された時 間ラベルの差分を作ることによって、個別のネットワーク構成要素での、および 全体ネットワークでの遅延時間が算定できる。 部分シミュレーションの連続運転によって、ネットワーク構成要素間のフィー ドバックが接続解除されるので、実際のネットワークの機能性を模倣するという 状態を保持するために、上記の行程を複数回、通過しなければならない。 データファイル運転は個別のネットワーク構成要素の特性を、ネットワークと は別に、つまりフィードバックなしに検証するのに適している。個別構成要素の 特性は、たとえば、対応するシミュレーションパラメータの変更によってすばや く、直接、確かめられる。その際、個別のIN構成要素は別々に変更でき、分析 できる。データファイルモードでは、構成要素間の個別EVENTをフォローす ることが容易である。しかし、全体システムの静的特性はデータファイルモード の適切な初期条件で反復して算定する。 オンラインモードでは組織プログラムによって、部分シミュレーションが準並 行に進行するようにする。それによってシミュレータはネットワークを全体とし てシミュレートできるようになり、その際、特に構成要素間のフィードバックも 直接考慮される。実際に平行に進められるネットワーク構成要素の情報処理を、 シミュレーションモジュールでのIN事象の連続処理ないし準並行処理に変える ことは事象カレンダーによって実現される。事象カレンダーは、1つの要素、た とえば、シミュレータ、シミュレーションモジュールまたは、処理される事象、 たとえば、IN情報または個別プロセスの1つのモジュールの1つの部分構成要 素のすべてのリストであり、それらは年代順にこのリストに登録される。事象カ レンダーによってオンラインシミュレータは、どの事象が次に処理されるべきか を決める(事象指向のシミュレータ)。次の事象の開始時刻は、開始時刻とそれ 以前の事象の持続時間の和になる。シミュレーションモジュールの準並行運転を 実現する場合、中心的役割を果たすのは大域事象カレンダーであり、それにはシ ミュレーションモジュールによって処理される事象を年代準に含まれる。大域事 象カレンダーを使って、シミュレータはどの部分シミュレータがどのシミュレー ション時刻で呼び出されるかを決める。大域事象カレンダーのほかにローカルな 事象カレンダーもあり、これはシミュレーションモジュールによって導かれる。 大域事象カレンダーでは以下のようなグループの事象が登録される。 内的事象:内的事象は対応するシミュレーションモジュールのローカルカレン ダーへの指示である。それは1つの個別のシミュレーションステップ分だけ1つ のシミュレーションモジュールを接続することに関連する。 外的事象:外的事象は1つのIN情報の1つの部分シミュレーションへの入力 を表わし、それらはシミュレーション構成要素間で送られる情報であり、シミュ レーション構成要素の相互の通信に有用である。 コール依存の事象:本発明を発展させるとそうした事象も、IN事象から独立 しており、たとえば、部分構成要素での運転システムのシミュレーションに帰属 する大域カレンダーに登録される。 すべての事象は基本的にはそれぞれのシミュレーションモジュールに1つの続 き事象を生成させ、それは大域事象カレンダーに、条件によってはローカルな事 象カレンダーにも登録される。いくつかの事象は処理の後にプロトコル化を指示 し、それを使って、1つの情報がそれぞれのシミュレーションモジュールによっ ていかに早く処理されたかが追体験できる。 INシミュレーシータの機能を、ユーザは、好適には、ユーザレベルから使用 できる。このレベルは、1つまたは複数のシミュレーションの管理を引き受け、 そこでは個別シミュレーションモジュールのシミュレーションパラメータを入力 するための入力マスクが準備され、それは入力されたデータを対応するデータフ ァイルに入れ、シミュレーション関連で保存する。新しいシミュレーションの生 成は選んだパラメータのコピーと修正によって、ユーザが行うことができる。ユ ーザレベルにはさらに、コンフィギュレーションデータファイルと結果データフ ァイルの個々のシミュレーションに帰属するシステムの独立したデータファイル 管理が含まれる。ユーザは、全体的にシミュレータされたデータを提示させるこ とができる。ユーザが選んだ「測定量」、たとえば、SCPの負荷、SCPでの 待ち行列長さ、INでのトラヒック発生がグラフィックプログラムを使って準備 され、グラフィックとしてコンピュータのディスプレイに表示される。好適には 、1つのシミュレーションおよび異なるシミュレーションのシミュレーション結 果を一緒にディスプレイに表示できる。さらに好適には、データフィルターを介 して、その他のプログラムで処理するための出力ファイルを作ることも可能であ る。 図の説明 図1は、インテリジェントネットワークのトポロジーを示す。 図2および図3は、データファイルモードで運転されるシミュレータの本発明 に沿った構造を示す。 図4は、データファイルモードおよびオンラインモードで運転できるシミュレ ータの本発明に沿った構造を示す。 図5は、INシミュレータの基本構造を示す。 図6は、トラヒックシミュレータのコンフィギュレーションパラメータの例を 示す。 図7は、データモードでの基本的なシミュレーション流れを示す。 図8は、オンラインモードでの基本的なシミュレーション流れを示す。 図9は、オンラインシミュレーションの視点による大域内的事象の処理図式を 示す。 図10は、SCPシミュレーションの基本を示す。 図11は、SCPシミュレータのコンフィギュレーションの例を示す。 図12、図13は、CPUプロセス管理の、SCPシミュレーションに基礎を 置くモデルを示す。 図14は、SCPシミュレータの図式的、オブジェクト指向モデルを示す。 図15は、SS7層の配置を示す。 図16は、SRPのMTP3レベルのモデル化を示す。 図17は、SS7のTCAP層のモデル化を示す。 図18は、SS7シミュレータのコンフィギュレーションパラメータの例を示 す。 図19は、オンラインモードでのINシミュレータへの過負荷防御シミュレー タのインプリメンテーションを示す。 図20は、過負荷防御シミュレータのデータファイルモードでのINシミュレ ータへのインプリメンテーションを示す。 図21、図22、図23は、INシミュレータで算定されるシミュレーション データの例を示す。 本発明を実施するための方法 図1はシミュレーションコンセプトを表わすためのインテリジェントネットワ ークのトポロジーを示す。インテリジェントネットワークは実質的には3つの論 理的構成要素、つまりサービス制御ポイント(SCP)109、サービス交換ポ イント(SSP)102、および信号伝送ポイントないし信号中継ポイント(S TPないしSRP)103で構成される。SSPレベルは外部機器とみなされる 顧客機器の信号化要求を、電話網の交換局101の1つを介して受け取り、そう したIN特有の接続のための接続構築を行う。 SCPレベルにはコール判定と接続管理のための手順とデータバンクが含まれ る。こうした情報は電話網を介する接続のための回路を見つけるのに有用である 。SCPないしSRPは、SCP とSSPの間の伝送機能を引き受ける。構成 要素SSP、SCPおよびSTP/SRP間の通信は符号化システム7番(SS 7)を経て行われる。そのために基本的にはSTP/SRPとSSPないしST P間の複数の符号化回路106、107、108が設けられる。 原則的には3つの論理的な構成要素SSP、SCPおよびSTP/SRPを1 つの物理的機器、たとえば、1つの交換局に統合できる。しかし基本は図1に示 した中央のSCP109インテリジェントネットワークのピラミッド型構造であ り、それには、SS7システムの情報ノードになる複数のSSP102、および いくつかのSTR/SRP103の中央SCPが付いている。電話網の交換局と SSPのそれとの間に物理的有効回路105があり、これを経て電話網接続を構 築できる。IN特有のコール番号でのコールは、まず基本的にはSSPへ伝えら れ、SSPはSCPから処理情報を受け取るとその接続をそれぞれの目標へさら に伝える。SSPは電話網とインテリジェントネットワークの間のインタフェー スである。SSP機能を直接、交換局に統合することもできる。 INシミュレーションの枠内で、SSPからインテリジェントネットワークに 届けられたINトラヒックは、トラヒックシミュレータでシミュレートされ、S CPの機能はSCPシミュレータによってモデル化され、SS7シミュレータは SSP、STP/SRP、SCP入力プロセッサ104およびこれらの構成要素 間の接続回線の機能をモデル化する。シミュレータを使用する者は、ネットワー クコンフィギュレーションのための入力の枠内でネットワークトポロジーを自由 に選び、シミュレートされたネットワークの構造を任意の基準に合わせることが できる。ユーザ定義のシミュレーションパラメータは、SSP102の個数、S TP/SRP103の個数、SCP入力プロセッサ104の個数、STP/SR PおよびSCPないしSSPの間の符号回路の個数であり、場合によってはSC Pの個数も含まれる。 図2は、本発明に沿ったデータファイルモードで運転されるINシミュレータ の構造、シミュレーションモジュール、トラヒックシミュレータ201、および SCPシミュレータ202を示す。トラヒックシミュレータ201は、入力デー タファイル208、209、210、211、212に預けられているユーザス テートメントに沿って、場合によっては伝達データファイル204に保存されて いるデータを考慮しながら、IN特有のトラヒック発生、つまり一連の事象を生 成する。これはSCPへの、1つまたは複数のSSPのIN情報になる。入力デ ータファイル208から212に、ユーザは、好適には、共通のユーザレベル を経てアクセスでき、トラヒックシミュレータ201がシミュレーション開始時 にそれを読みこむ。入力データファイル208から212には、シミュレーショ ンのそのつど異なる様態に関係する、たとえば、INネットワークと電話網の間 のインタフェースの領域のネットワークコンフィギュレーション(SSP個数) 、SSPの内的調整(サービス、タイムアウトまでの時間ごとにメッセージ場所 の数、回線数)、確率に関係するコールのその他の運命(平均通話時間および/ またはメッセージ時間、最大メッセージ時間、方向転換確率)、1つまたは複数 の連続インターバルに関する、時間単位とサービスごとのコール平均回数のステ ートメントに関係するパラメータが含まれる。入力データファイル208から2 12の個数は無作為であり、たとえば、全体のユーザステートメントが、その他 のシミュレーションモジュールに関連するものであっても、任意の数のデータフ ァイルに、たとえただ1つのデータファイルであっても、それに保存できること は自明である。 ここに提示する例では、SCPシミュレータ202はSCP入力データファイ ル207をもち、そのなかでSCPコンフィギュレーションに関するユーザステ ートメントが保存され、それをSCPシミュレータ202がシミュレーション開 始時に読む。 データファイルモードでは、モジュール・トラヒックシミュレータ201とS CPシミュレータ202が続いて運転される。トラヒックシミュレータが作り出 す事象列は第1の伝達データファイル203に書き込まれ、それにはさらにSC Pシミュレータ202によって処理された事象列が含まれる。次の段階ではSC Pシミュレータがこの伝達データファイル203を読み、その中に保存されてい た事象を処理する。処理された事象はSCPシミュレータ202によって第2の 伝達データファイル204に登録される。これはこのシミュレーションでは再度 トラヒックシミュレータ201に伝達されるが、第1の伝達データファイル20 3のように直接、判定のために送ることもできる。 伝達データファイルは内容的にはそれぞれの受信モジュールの事象カレンダー である。伝達データファイル203、204には、トラヒックシミュレータ20 1、ないしSCPシミュレータ202が作ったデータがデータセットとして保存 され、そのデータセットは、トラヒックシミュレータでの対応する情報、ないし SCPシミュレータでの情報の作成時間を知らせる1つ以上の時間ラベル、およ び、2つの情報、ないしそれ以上の情報を1つのコールに帰属するものとして配 置することを可能にする1つの識別番号を含む。2つの時間ラベルの差分はSC Pでの情報処理時間を示す。それゆえ図2に示すシミュレータは、与えられたト ラヒック発生に対するSCPの反応を直接シミュレートする。符号化システム7 番はその際考慮されない。 シミュレーションモジュール201、202は、さらに、統計データ、たとえ ば、SCPのプロセッサロード、SCPの待ち行列長さ、または、SSPから、 およびSSPへの回線ロードに関する統計データを、出力データファイル205 、206に納める。その中に記録されたデータもシミュレーション結果判定に使 われる。 図3は、データファイルモードで運転される本発明のシミュレータの構造を示 す。このシミュレータには、シミュレーションモジュールのトラヒックシミュレ ータ301、SS7シミュレータ303、およびSCPシミュレータ302が付 いている。図2のシミュレータに比べると、図3のシミュレータはモジュールS S7シミュレータ303が増えているだけである。その結果、部分シミュレーシ ョンを連続処理する際にモジュール間で4つの伝達データファイル304、30 5、306、307が受け渡される。 インテリジェントネットワークのシミュレーションは上述のように、1つのI N特有のトラヒック発生が生成される時に始まる。トラヒックシミュレータ30 1は、図2のデータファイル208〜212に対応する入力データファイル31 2〜316を読み、伝達データファイル307があるなら、それも読みこまれる 。トラヒックシミュレータ301が生成した事象列は第1伝達データファイル3 04に保存される。次にSS7シミュレータ303が呼び出される。このシミュ レータはまずSS7入力データファイル317を読み込む。その中には、たとえ ば、SS7システムのコンフィギュレーションに関するデータが保存されている 。SS7シミュレータ303はそれ自身が処理した事象列を第2伝達データファ イル305に保存し、それはSCPシミュレータ302によって、その呼び出し 時に読みこまれる。SCPシミュレータ302が処理した事象列は、1つの伝達 データファイル306に登録される。IN情報のSCPからSSPへの戻りをシ ミュレートするために、SS7シミュレータ303があらためて活発化され、第 3伝達データファイル306に保存されていた事象列が処理され、結果が第4伝 達データファイル307に納められる。必要ならば、再度トラヒックシミュレー タ301が活発化され、SS7シミュレータ、SCPシミュレータ、SS7シミ ュレータというサイクルがあらてめて繰り返されると、ネットワーク構成要素間 のフィードバックがシミュレートされる。その反復は、1つまたは複数の伝達デ ータファイル304〜307(ないし上記の203、204)におけるトラヒッ クデータの変更が、ユーザが受け入れられる基準を下回り、システムが一過性の 状態になるまで続けられる。 個別シミュレーションモジュール301、302、303に関する統計データ は、出力データファイル309、308ないし310に書き込まれる。SS7シ ミュレーションに関する統計データは、たとえば、SRPプロセッサのロードま たはSRPからSCPへの回線ないしSSPへの占有された回線の数である。 伝達データファイルに預けられたデータは、コール特有のデータセットであり 、これは少なくとも1つの時間ラベルを含む。これらの時間ラベルは、対応する シミュレーションモジュールでのそれに帰属する情報を作成ないし処理する時に 、実際のシミュレーション時間から作られる。差分を作ることによって、それぞ れのシミュレートされたネットワーク構成要素での処理時間が計算される。 図4は、データファイルモードないしオンラインモードで運転される本発明の シミュレータの構造を示す。このシミュレータは、図3ですでに示し、説明した シミュレーションモジュールのトラヒックシミュレータ401、SS7シミュレ ータ403およびSCPシミュレータ402を有する。これらは上述のように、 伝達データファイル406、407、408、409を介して通信する。 図3のシミュレータとは異なり、ここに説明するシミュレータには過負荷防御 シミュレーションのためのモジュール404が含まれている。このモジュールは 、トラヒックシミュレータ401の生成した、ないし伝えた事象列をデータファ イル422に保存された一定のユーザ定義のパラメータ、およびその他のシミュ レーションモジュールのロードに依存して制御する。 シミュレーションモジュール401、402、403、404は共通の組織プ ログラム・オンラインシミュレータ405を介して結合される。さらにユーザレ ベル410があり、これはすべての構成要素と、つまりシミュレーションモジュ ールと直接、単一方向接続または双方向接続されている。そのほかにユーザレベ ルとシミュレーションモジュールは間接的に、データファイル411から414 まで(トラヒックシミュレータ401用の入力データファイル)、415(SS 7入力データファイル)、416および423(SCP入出力データファイル) 、417から420(オンラインシミュレータ405の出力データファイ ル)を介して接続され、それらを経てモジュールをコンフィギュレートし、算出 されたシステムデータをも読み出すことができる。図4の破線の矢印は、図2、 図3でも示したようなデータファイル演算を示す。まっすぐの矢印は直接通信を 意味する。たとえば、共通の組織プログラムでの結合による通信を示す。矢印は 、パラメータまたは情報をその他のシミュレーション部分に渡すような構成要素 から出ている。 図4に示したシミュレータでは、個別シミュレーションモジュールの連続コー ルでのデータファイル運転も、オンライン運転も可能であり、その場合、シミュ レーションモジュールは準並行に動作する。 ユーザレベルはトラヒックシミュレータ、SS7シミュレータ、およびSCP シミュレータと接続している。それぞれのシミュレーションは、対応するシミュ レーションパラメータが渡されるユーザレベルからスタートする。データファイ ルモードの場合、部分システムは呼び出されると自立したプログラムとして、レ べルとは無関係に、かつ、インタラタションなしでスタートする。 ユーザレベル410とオンラインシミュレータ405が双方向接続されている ため、一方では対応するパラメータ伝達によるシミュレーションスタートが可能 になり、他方では「測定データ」から、進行中に(オンラインモード)グラフィ ッタステートメントへのフィードバックが可能になる。さらにユーザはシミュレ ーション流れを一時的に中断するか、または早めに終了することができる。 シミュレーションモジュール401、402、403、および404はプログ ラミング技術でオンラインシミュレータ405に統合され、それは部分シミュレ ーションの準並行の流れを、大域事象カレンダーで管理される情報の送受信によ って制御する。オンライン運転では、モジュール・トラフィッタシミュレータ4 01、SS7シミュレータ403およびSCPシミュレータ402相互間の全 体の通信プロセスは、オンラインシミュレータ405を介して行われる。伝達デ ータファイル406から409はオンラインモードでは直接には使用されない。 しかし、間接的にローカルな事象カレンダーでは見つけられる。 オンラインシミュレータ405は、あらかじめ決められるプロトコルの大きさ の登録を指示する。たとえば、上述の時間ラベルt1からt4まで、SCPロー ド、ネットワークロードのためにデータ、占有される回線数が、プロトコルデー タファイル417、418、419、420に登録される。そこに保存されたデ ータは、既知の方法でユーザレベルで出力可能であり、目で見られるようになる 。 過負荷防御メカニズムが、INに届くトラヒックをフィードバックによって制 御するので、過負荷防御メカニズムによるシミュレーションはほとんどの場合、 オンラインモジュールでのみ有意義に動作する。過負荷防御モジュール404は 、それゆえ図4に示したシミュレータの場合、SCPシミュレータとは直接接続 されない。そのロードによって、過負荷防御シミュレータ404は、トラヒック シミュレータ401が生成する事象個数を制御する。SCPシミュレータ402 と過負荷防御シミュレータ404は、オンラインモードで間接的にオンラインシ ミュレータ405を介してのみ接続される。 図5は、ユーザの視点からのINシミュレーションの基本流れを示す。シミュ レーションモジュール自体は図示されていないが、ブラックボックス501の枠 内で処理される。その際、過負荷防御シミュレータ502および/またはSS7 シミュレータ503を、それぞれ接続できるか、または解除でき、図5ではスイ ッチ記号で表わされている。さらにユーザはデータファイルモードとオンライン モードを選択でき、これも同様にスイッチ記号で表されている。 シミュレータの、調節に関連する構造のほかに、ユーザはシミュレータが始動 してから、実際のシミュレーションパラメータ、つまり、シミュレートされるべ きネットワークコンフィギュレーション、トラヒック発生などを定義できる。最 初の始動時に全体の入力データファイルがシミュレーションモジュールによって 新たに読みこまれる。しかし、新しいシミュレーションを生成するために個別パ ラメータを変更すること、または古いシミュレーションを再度実行することも可 能である。シミュレータ501は、以前に決めた、または呼び出されたシミュレ ーションパラメータに基づいて規定の出力データ、トラヒック、CPUロード、 シミュレーション時間の関数として、待ち行列を算定し、それらをデータファイ ルに書きこむ。データはディスプレイに表示するか、またはデータキャリアに保 存でき、さらに処理するために送ることもできる。 図6は、トラヒックシミュレータのコンフィギュレーションパラメータならび にそれに関する数値の例を示す。図6の表に記されたパラメータは、全体でシミ ュレートされるサービスに関して別々に調整できるサービス特有のパラメータ、 サービスTelevotumに関連するTelevotumパラメータ、および 、全体サービスに関するパラメータ、つまりトラヒックゼネレータが生成するす べてのコールについて有効な一般パラメータに分類される。サービス特有のパラ メータは以下のINサービスのために調整できる。フリーホン(FPH)、テレ インフォサービス(TIS)、汎用コール番号(UNU)、イン・サービスFP HL、およびTelevotum(TVS)。Televotumサービスにつ いては、その他のサービスのために調整できるパラメータのすべてが必ずしも意 味を持つわけではない。それゆえそのような欄にはXが記入される。そのほかに 電話通常トラヒック(NVK)も考慮できる。なぜならIN特有のコールも一定 のネットワークコンフィギュレーションでは、SSPに負担をかけず、それゆえ INがフル稼働できるからである。NVKでは、第1のサービス特有のパラ メータのステートメント、つまり平均通話時間だけが意味を持つ。なぜならその 他のINパラメータは、1つのコールの1つのメッセージへの切り替え、または 1つのコールの方向転換のようなIN機能に関係するからである。 サービス特有のパラメータは、平均通話時間、平均メッセージ時間、最大メッ セージ時間、メッセージと方向転換確率、ならびに「加入者話し中」による方向 転換確率に関するメッセージ場所の数である。このパラメータは個々のシミュレ ーション時点で続き事象生成の確率を決めるために、つまり1つの事象EVEN TまたはEVENT(CALL END)の生成に関する確率を決めるために必 要である。 Televotumパラメータは、それぞれのサービス加入者TV1、TV2 などのために別々に指示できる。ここに示す例では2人のサービス加入者だけが アクティブである。調整可能なパラメータは、目標値SSPIないしSSP2、 接続までの目標値の数、開始時間、終了時間、および連続コールの終了時間であ る。パラメータ「目標値」はその際Televotumコールの回数を知らせ、 それは指示されたSSPに届かなければならない。それによってSCPへの1つ の情報が生成される。このパラメータが数値1にセットされると前カウントなし のオプションTelevotumとなり、その数値が1以上ならSSPで前カウ ントされるTelevotumとなる。次のパラメータ「接続までの目標値の数 」はサービス加入者と接続されるかどうか、何番目のコールでサービス加入者と 接続されるかを指示する。サービスTelevotumは基本的には短い制限時 間で提供されるので、それに合わせてサービス開始ないし終了の指示が準備され る。「連続コールに関する終了時間」パラメータは、遅れて受け入れられたTV コールがどの時点で、情報的なメッセージに、場合によってはサービス加入者特 有のメッセージに変わるかを指示する。Televotumパラメータは、ど んな条件で、トラヒックゼネレータによってまず作られるTVコールがIN第1 事象を引き起こすかを指示する。 さらに、一般的なコンフィギュレーションパラメータは調整可能である。パラ メータ「タイムアウトまでの時間」は、IN情報がSCPに送られ、SCPから 回答がないなら何分後に1つのコールがSSPによって拒否されるかを指示する 。パラメータ「方向転換のための時間遅延」はコール・リルーティングの場合の 遅延を知らせる。パラメータ「平均メッセージ時間と最大時間『TV不活発』」 、およびそれらのステートメントに関する「メッセージ場所の数」は、サービス Televotumがアクティブでない時に届いたTVコールがどのように処理 されるかを知らせる。パラメータ「SSPからの回線数、ないしSSPへの回線 数」は、交換局とSSPの間のエリアのネットワークコンフィギュレーションに 関係する。さらにフリーホンサービス用の回線の数を規定できる。パラメータ「 A加入者の平均待ち時間」は、接続がなされないとコールしている加入者は平均 何分後に受話器を置くかを指示する。この次の2つのパラメータは接続がうまく いかない場合、どの程度の確率で連続コールするか、および最大何回コールする かを指示する。 IN特有の組み合わせトラヒック発生にするために、主にIN続き事象(EV ENT)を生成するための上述のパラメータのほかに、対応するIN第1事象( PROVIDE INSTRUCTION)を生成するための限界条件を決める その他のパラメータが必要である。それゆえ、平均的なトラヒック発生を時間単 位ごとのコール回数で入力することが予定される。平均的なトラヒック発生は、 ユーザが決められる任意の時点で変化するが、それまでは一定で変化しない。そ れによって任意の形で時間的負荷曲線を作ることができる。特に、意味のあるサ ービス規定の場合に、Televotumサービスに関して典型的に見られる ような突出部を作ることもできる。平均的なトラヒック発生は個々のINサービ ス(FPH,TIS,UNU,FPHL,TV1,...,TVn)、および通 常の電話トラヒック(NVK)のために入力される。複数のSSPがある場合は 、トラヒック発生は個々のSSPのサービス特有に、別々に入力される。それゆ えSSPの個数もパラメータであり、それはトラヒックシミュレーションの枠内 で調節できる。 トラヒック発生の場合、段階式の時間的経過が基礎になっており、個々の段階 ないし個々の時間間隔は、好適には、同じ時間的長さを持っている。間隔の数な らびに間隔長さはあらかじめ決められる。 トラヒック理論の基本に沿って、個々のシミュレーション時点に関して、ない し個々のシミュレーション間隔に関して、上記のステートメントに基づいて、1 つのコールが特別のサービス目印ないしサービス加入者目印をつけて、1つのS SPに届く確率が算定される。シミュレーション時間間隔の長さは、好適には、 実際には、ユーザが平均的なトラヒック発生に関して決めた間隔よりも短い。シ ミュレーション間隔の長さは、好適には、ナノセカンドの範囲であり、一方トラ ヒック発生は秒の単位、たとえば、10〜100秒の単位で変化する。シミュレ ーション時間間隔は、好適には、最大で1つのコールが1間隔ごとに作られ、そ れによって全体で作られたコールが年代順にリスト化されるような間隔にする。 瞬時の確率は、適切な確率分布を想定して、ならびに処理されるサービス、サ ービス加入者、ないしSSPに関して決められた瞬時平均トラヒック量を想定し て計算される。使用する確率分布は、好適には、ポアゾン分布である。なぜなら これは相互に独立した事象の統計的的中を説明し、それによって電話トラヒック の統計的変動が最も良く再現されるからである。個々のサービス、サービス加入 者、および/またはSSPに関して、事象の時間列が作られ、時間単位ごとの コール回数が、統計的にこれまで与えられた瞬時の平均値の分だけ変動する。F PH、TIS、UNU、FPHLおよび前カウントなしのTelevotumサ ービスの場合、潜在的には個々の生成されたコールが1つのIN特有の事象にな り、それらはインテリジェントネットワークのロードを軽減させ、それゆえ、I N、特にSCPのパフォーマンスをシミュレートするために重要である。 そのように生成され、IN情報PROVIDE INSTRUCTIONに対 応する第1事象は、その生成時間t1で年代順に、大域事象カレンダー、ないし はデータファイルモードの第1の伝達データファイルに登録される。Telev otumコールは、アクティブな前カウントでは、それぞれのn番目のコールの 時にのみ、1つのIN事象(PROVIDE INSTRUCTION)になる 。これも同様に生成時間t1で大域事象カレンダーないし伝達データファイルに 受け入れられる。その他のコールおよび通常の電話トラヒックのコールはSSP だけをロードし、IN事象は作成しない。 さらにトラヒックゼネレータは、1つのINコールないし第1事象に割り当て られた続き事象を、1つのIN事象のその後の運命に関係するコンフィギュレー ションデータファイルに入力された確率を考慮しながら作成する。たとえば、真 の加入者へのIN接続、ないしSCPによる接続処理情報(CREATE−JO IN)に基づく1つのメッセージ場所への切り替えが、シミュレーションにおい て規定通りならば、通話は、指示された平均通話時間ないしメッセージ時間が経 過すると終了し、その間にトラヒックゼネレータが続き事象EVENT(CAL L END)を作成し、伝達データファイルないし大域事象カレンダーに登録す る。INが、シミュレーションではSCPが通知する真の加入者と接続されてお らず、このことをトラヒックゼネレータが、指示された確率を考慮しながら、確 認するなら、トラヒックゼネレータは続き事象としてIN情報EVENTを作成 し、それと共に、たとえば、SCPからのリルーティング情報が要求される。こ のような方法で、トラヒックゼネレータはIN型の事象列を作成できるようにな り、それはINにおける真のトラヒック発生に対応する。 個々のIN事象については次のパラメータが保存される。コールの識別番号、 情報がSSPから送られる時間t1、情報の識別番号、たとえば、1はPROV IDE INSTRUCTION、2はEVENT、3はEVENT(CALL END)、サービスの識別番号、たとえば、3はTIS、5はUNU、6はFP H、10+j(J=0,...,89)はサービスTVのj番目のサービス加入 者、ならびにSSPの識別番号。 さらにINでの大域タイトル翻訳を考慮するために、本発明を有利な成形にす ると、大域タイトル(GT)の識別符号もルーティング基準として生成され、I N事象のパラメータとして保存される。GT等級も同様に所与の確率分布で生成 される。STP/SRPシミュレータでは、次いで、好適には、GT特有のプロ セスチェーンが突き合わされ、それはSTP/SRPレベルのルーチング機能性 をシミュレートする。つまり、たとえば、その他のネットワーク提供者のネット ワークへコールを伝送することがシミュレートされる。 さらにトラヒックシミュレータによって生成された事象を、有効等級と負荷等 級に分類することは有利である。コール関連のIN事象は有効等級に分類され、 一方、たとえば、INレベル相互の管理トラヒックは負荷等級の事象によってシ ミュレートできる。トラヒックシミュレータが生成した個々の事象に対して、対 応する等級識別符号が作られ、保存され、その識別符号はその他のシミュレーシ ョンモジュールによって認識され、場合によってはその事象をさらに処理する決 定に関与する。 オンラインモードでは、シミュレーション運転中にトラヒックゼネレータが適 切な確率で続き事象を作る。その前に、関連する第1事象が、シミュレーション モジュールSCPシミュレータ、および場合によってはSS7シミュレータを通 過しており、つまりSCP情報CREATE−JOINに対応する1つの事象が SCPシミュレータによって作られており、場合によってはトラヒックシミュレ ータではSS7シミュレータを通過した後、処理されるために残っている。それ によってオンライン運転でシミュレーションモジュール相互間フィードバックが 、自動的に、IN特有の事象列の場合は、トラヒックシミュレータによって考慮 される。 データファイルモードではそうしたフィードバックは、シミュレーションモジ ュールの連続コールがあるために、反復によってのみ達成できる。それゆえトラ ヒックシミュレータが最初に呼び出されると、上述の方法で第1事象が生成され 、続き事象のためにまず所定の、たとえば、時間的に一定のSCP回答時間が想 定される。この回答時間は、トラヒックシミュレータが再度呼び出されると、S CPシミュレータないしSS7シミュレータがトラヒックシミュレータに渡した データファイルから作られる回答時間によって訂正される。シミュレータを複数 回通過すると、定常状態になり、そのさいモジュール相互の交替作用も考慮され る。 オンライン運転におけるIN特有の第1事象は、全体シミュレーションの進行 中に生成される。つまり個々のシミュレーション時点で、たとえば、ns間隔で 生成される。それによってその他のシミュレーションモジュールが瞬時過負荷に なる際の過負荷防御の介入もシミュレートできるようになり、1つの対応するI N事象が作成ないし伝達される前のコールが拒否される。 SSPないし複数のSSPに届く1連のコールは、基本的にはIN事象になる が、シミュレーション開始の前に、上述のトラヒック理論方法にそって作成する ことができ、シミュレーション中に処理できる。つまりIN事象として与えられ るか、または過負荷防御に基づいて見捨てられる。 生成されたトラヒックから、個々のシミュレーション時点に関するインテリジ ェントネットワークの符号回路のロードを算定できる。コールのその後の運命( たとえば、定められた平均時間のメッセージまたは通話)に関するユーザ定義の 確率を基にして、SSPへの、またはSSPからの占有されている通話回線の数 および/またはフリーホンサービス加入者のために占有されている一般回線の数 も時間の関数としてプロトコル化され、出力される。さらにシミュレーション時 間の関数として、さまざまな段階でコールが拒否された回数、たとえば、過負荷 防御の直後に、SCPが反応しない場合のタイムアウトの後に拒否された回数、 または全体のメッセージ場所が使用中であるために拒否された回数を出力できる 。 図7はデータファイルモジュールでの基本的なシミュレーション流れを示す。 シミュレータの始動後に個別シミュレーションモジュールの入力データファイル が読み込まれる。トラヒックシミュレータは、すでにSCPの情報を持つデータ ファイルがあるかどうか(図2の伝達データファイル204、ないし図3の伝達 データファイル307)を確かめる。あるならば、そのデータはSCP回答時間 に関して分析され、事象列を生成する際にトラヒックシミュレータによって考慮 される。もしないならば分析せずに次の段階へ伝達され、SCP回答時間に関し て1つのデフォルト値が使われる。カウンタの初期化には、内部シミュレーショ ン時計をゼロ時にセットにすること、状態変数の初期化、および初期値での統計 的カウンタが含まれる。 次の段階では、スタート事象が生成される。つまり、第1の情報PROVID E INSTRUCTIONが生成され、事象カレンダーに登録される。事象カ レンダーには、シミュレーション中に処理されるべきすべての事象が、スタート 時間にそって記されている。 初期化のあと、1つのループの内側で独自のシミュレーションが始まる。まず 中断条件の問い合わせがあり、その際、実際のシミュレーション時間tが所与の シミュレーション時間より大きいならば、シミュレーションが中断される。ルー プの内側で、その次の事象がカレンダーから削除され、シミュレーション時計が その次の事象の時点に切り替えられる。シミュレーションのスタートの際、これ らの事象はシミュレーションにそって作られる第1の事象である。処理される事 象の事象型式が決められ、それにそって関連する事象ルーティンが処理される。 この例では新しいさまざまな事象形式が予定されている。左から右へ、新しい コールの到着(NEW CALL)、リダイヤルされたコールの到着(FOCA LL)、SCPからの情報CREATE−JOINの受け取り(CONNECT SSPCON)、B加入者への接続構築(CONNECT B)、コール経路変 更(REROUT)、コール経路変更の際のSCPからの情報CREATE−J OINの受け取り(REROUTCON)、通話終了(TALKEND)、メッ セージ終了(TAPEND)、およびコールの拒否(REJECT)。 カレンダーに第1に登録されている事象は、基本的に1つの新しいコール(N EW CALL)である。それに割り当てられている事象ルーチンは、トラヒッ クゼネレータにその次のコールの生成、およびSSPへの接続構築のシミュレー ションをさせる。事象ルーチンNEWCALLはSSPからのIN情報PROV IDE INSTRUCTIONのSCPへの送信を、対応する事象を生成する ことによって、および事象カレンダー、ないし伝達データファイルに登録するこ とによってシミュレートする。 SCPはさらに情報CREATE−JOINをSSPに送る。シミュレーショ ンではそれゆえSCPのCREATE−JOINの受け取りは、その時点の実際 のシミュレーション時間プラスSCP回答時間の事象として事象カレンダーに登 録される。それによって第1の事象ルーチンは終了し、シミュレーション時計が 次の事象時間にセットされ、その事象は、シミュレーション時間がすでに終了し ていなければ、読まれ、処理される。2つの事象の間の時間は飛ばされる。 その次の事象は、SCPの情報CREATE−JOINの受け取りである。S SPの接続構築の継続が事象ルーチン(CONNECTSSPCON)でシミュ レートされる。その際、B加入者への接続構築が成功したかどうか(続き事象C ONNECTB)が、たとえば、上述の確率で確かめられ、その際B加入者は真 の加入者であるか、または1つのメッセージになることがあり、またはそれ以前 にトライされたが伝達されなコールが経路変更しなければならないかどうかが確 かめられる(続き事象(CONNECTB またはREROUT))。事象CO NECTBが呼び出されると、B加入者への接続が構築される。続き事象はTa lk−EndないしTape−Endであり、その時間は平均コールないしメッ セージ時間ならびに実際のシミュレーション時間で決まる。接続構築がうまくい かないとある程度の確率で、続きコールが作られ、その事象FOCALLは事象 カレンダーに登録される。リダイヤルされたコールはその後、最初のコールと同 じように処理される。 1つの事象を事象カレンダーからループ呼び出しすること、対応する事象ルー チンの終了、場合によっては続き事象の作成および事象カレンダーへの登録、事 象カレンダーに登録されているその次の事象にシミュレーション時間をセットす ること、およびその呼び出しは、その前に調節したシミュレーション時間になる まで、つまりシミュレーションの終わりを特徴付ける事象が生じるまで一巡され る。シミュレーション終了後、処理されたインテリジェントネットワークのパフ ォーマンスを評価するために、事象カレンダーまたはプロトコルデータファイ ルに登録され、シミュレータによって作成され処理されたデータファイルないし 個別の構成要素が自由に使用できるようになる。 図8は、オンラインモードでの基本的なシミュレーション流れを示す。まずコ ンフィギュレーションをユーザが決める。その際、対応するコンフィギュレーシ ョンデータファイルをシミュレーションモジュールが読みこむ。図8に示した例 ではトラヒック−、SS7−、SCP−、および過負荷防御−(ACG−シミュ レータ)はアクティブであり、共通の組織プログラムであるオンラインシミュレ ータによって管理される。図7の実施例について説明されているように、まずト ラヒックシミュレータによってスタート事象が作られる。大域のシミュレーショ ン時計がt=0にセットされる。ループの内側では、図7に示したシミュレーシ ョン流れのように、大域事象カレンダーに登録された事象ルーチンが、年代順に 処理され、呼び出され、その事象ルーチンが関係する事象ルーチンを処理し、場 合によっては作られた続き事象が大域カレンダーに登録される。1つの事象ルー チンが終わるとそのつど、シミュレーション時間はその次の事象の時刻にセット され、その事象が処理される。ループの中断条件になるのは、あらかじめ決めら れた最大のシミュレーション時間であり、これが個々のループ通過の際に実際の シミュレーション時間と比較される。シミュレーションエンドに達すると、動的 な記憶装置が解放されるによって部分シミュレーションが終わりになる。シミュ レーションエンドに達しなければ、ユーザレベルがシミュレーション中にデータ 呼び出しする共同記憶装置が現実化されるので、実際のシステムデータがユーザ に対して直接表示されるようになる。さらに過負荷防御シミュレーションのため のシステムデータが現実化される。最後にコンスタントな時間間隔で算出された 測定データ、つまりSCPロード、待ち行列長さなどがプロトコル化され、対応 するプロトコルデータファイルに登録され、および/またはユーザに視覚的 に示される。次いでカレンダー内のその次の事象が処理される。 ここに提示する例では、全部で13の大域事象に分類されており、それらは2 つのグループに区分される。 内的事象:内的事象になるのは個別シミュレーションモジュールの状態にだけ 影響を与えるルーチンである。個々のシミュレーションモジュールは、多数の事 象とその管理に関する独自のローカルカレンダーを有する独立した事象指向のプ 口グラムである。全体シミュレータの流れ制御の観点から見ると、この場合、3 つの大域の内的事象TRAFIC INTERN、SS7 INTERNおよび SCP INTERNがあり、それらはそれぞれローカルな事象カレンダーを指 示する。 図9は、オンラインシミュレーションの観点から見たそうした内的事象の処理 を図式的に示す。部分構成要素が呼び出されると、内部プログラム流れに依存し てその次の内部事象、および場合によってはその次の外部事象が作られ、シミュ レーションモジュールのローカルカレンダーに登録される。さらに事象のすべて の必要なパラメータが、流れ制御に渡され、その結果全体シミュレーションの大 域カレンダーに分類して入れられる。 図8に提示されているシミュレーション流れのその他の事象は、シミュレーシ ョンモジュール相互の通信に有用な外部事象である。それらは真のインテリジェ ントネットワークで1つの構成要素からその他の構成要素に送られる情報、たと えば、PROVIDE INSTRUCTION、CREATE−JOIN、E VENTに対応する。ここで発生する外部事象は、PROINST TO SS 7、EVENT TO SS7およびSSP CALLEND TO SS7で あり、これらは情報INSTRUCTION、EVENTないしSCPにあるS SPのEVENT(CALL END)に対応する。列挙した内部事象は、ト ラヒックシミュレータで生成される(ルーチン:TRAFFIC INTERN )。データファイルモードでそれらに相当するのは、第1の伝達データファイル 304(図3)に登録されている事象である。 外部事象PROVINST TO SCP、EVENT TO SCPおよび CALL END TO SCPは、情報PROVIDE INSTRUCTI ON、EVENTないしEVENT(CALL END)のためであり、それら はSS7システムないしSRP/STPからSCPへ伝達される。これらの事象 は、第2の伝達データファイル305(図3)に登録された事象に対応する。 SCPの回答は、事象SCP CALL END TO SS7およびCRE ATE−JOIN TO SS7の中にある。事象SCP CALL END TO SS7は、接続解消を承認し、事象CREATE−JOIN TO SS 7は、接続構築情報の伝送をシミュレートする。これらの事象は第3の伝達デー タファイル306に登録された事象に対応する。それらはSCPシミュレータに よって生成され、SS7シミュレータに向けられる。外部事象CALL END TO SSPおよびCREATE−JOIN TO SSPは、SS7シミュ レータによって生成され、SCPからの1つの情報をSSPへ、SS7システム を介して伝送することを確保する。対応する事象はデータファイルモードで第4 の伝達データファイル307に保存される。 情報CALL END TO SSPは、SS7が不活発な場合にのみ必要と なる。 1つの外部事象を流れ制御の内側で処理することは、1つのシミュレーション 構成要素に対応する情報を入力することである。その際、構成要素に、その情報 によって新しい内部事象を生成させることが可能であり、その事象はさらにオン ラインシミュレーションの方に送られ、大域カレンダーに登録される。1つの事 象ルーチンが処理されると、その次の事象が大域カレンダーから削除され、シミ ュレーション時計が現実化される。つまりその続き事象のスタート時点にセット される。 内部事象TRAFFIC INTERNが処理されると、トラヒックシミュレ ータが呼び出され、1つの新しいコールを生成する。その他のシミュレーション モジュールの実際のロードに基づいて、この新しいコールが過負荷防御(ACG )によって拒否されるかどうかが決められる。コールが過負荷防御によって拒否 されると、その事実がプロトコル化され、事象ルーチンが終了する。コールが拒 否されないと、そのコールはシミュレーションに受け入れられる。つまり、対応 する事象PROVINST TO SS7が大域カレンダーに登録される。プロ トコルデータファイルには、生成されたコールのために1つの新しい要素が追加 され、その次のデータ、つまりそのコール生成時にトラヒックシミュレータによ って作られるそれぞれのコールの識別番号、そのコールが届いたSSPの番号、 そのコールのサービス識別番号、情報PROVIDE INSTRUCTION またはEVENTがあるかどうかの情報識別番号、および実際のコールに関し て対応する情報PROVIDE INSTRUCTIONまたはEVENTが生 成された時間t1が保存される。シミュレーション進行中にこのプロトコル列は その他の時間ラベルによって補完される。つまり、ルーチンPROVINST TO SCPまたはEVENT TO SCPをSS7シミュレータ(時間ラベ ルt2)によって処理した後、ルーチンCREATE−JOIN SS7をSC Pシミュレータ(時間ラベルt3)によって処理した後、およびルーチンCRE ATE−JOIN TO SSPをSS7シミュレータ(時間ラベルt4)によ って処理した後に補完される。 CALL END型の情報はプロトコル化のさいに考慮されない。それが引き 起こす遅延時間は、IN発呼者の待ち時間には有用な作用をせず、回答時間を超 えるメッセージを改ざんするからかもしれないからである。別の質問設定にすれ ば対応する時間ラベルのプロトコル化も意味を持つことがある。 第2、第3の時間構成要素には、SS7シミュレータがアクティブな場合に有 効な数値だけが含まれる。 1つの個別のコールに関する1つの完全なデータセットは、SSPに情報CR EATE−JOINが届く時点ではじめて存在するので、データはまず中間保存 されなければならない。1つのコールを生成すると新しいデータセットが作成さ れ、それはプログラム流れの間に、まだ不充分な時間構成要素が補完される。個 別の、コールに関連する時間ラベル相互の差分を作ることにより、次のような回 答時間を算定できる。 t2−t1:SCPへの途中のSS7の1つの情報の遅延 t3−t2:SCPの1つの情報の遅延 t4−t3:SCPへの途中のSS7の1つの情報の遅延 t4−t1:INでの1つの情報の全体遅延 ネットワーク負荷はシミュレーション流れの間は一定の時間間隔で保存される 。コール特有の情報ではなく大域の統計的なネットワークデータが保存される。 その際、好適には、次のような大きさがプロトコル化される。実際の測定時間、 INに届いた1秒ごとのコール回数、SCPへの途中にあるSS7において処理 されている情報の割合、SCPならびにSSPへの途中にあるSS7にある情報 の個数。 SCPシミュレータ内では、個々のプロセッサに関して負荷、待ち行列長さお よび処理される情報の数量(dispatches)が算定され、プロトコルデ ータファイルに保存される。オンラインシミュレータはこのデータにアクセス し、すべてのCPUを介して算定される数値をデータファイルに書き込む。その データはオンラインシミュレーション中にユーザレベルを経て表示できる。 最後に、トラヒックデータを使って占有されているSSPからの、ないしSS Pへの回線の数が算定され、シミュレーション時間の関数としてプロトコル化さ れる。 図8aは図8を補完するために、使われた事象相互の関係を示す。図8のシミ ュレータにはSRPのシミュレーションのための1つの個別モジュールが追加さ れている。そのモジュールはSS7シミュレータの一部にもなりうる。それゆえ 、ここではSRP_INTERN型の事象も生じる。4つの内部事象TRAFF IC_INTERN、SS7_INTERN、SRP_INTERNおよびSC P_INTERNは、1つの事象を処理するためにシミュレーションモジュール の呼び出しを指示する。その他の外部モジュールはすべて、1つのシミュレーシ ョンモジュールをその次に移行させる上で有用である。全体シミュレーションに おけるスタート事象は、常に1つの事象TRAFFIC_INTERNである。 なぜならそのトラヒックシミュレータはINコールの源泉だからである。 個々のシミュレーションモジュールは、内部事象を処理(work off) してから、処理(processing)のための続き事象を同じシミュレーシ ョンモジュールで生成できる。それと同時に、曲がった矢印をつけてある外部事 象の1つを生成できる。この情報はそれぞれのシミュレーションモジュールのオ ンラインシミュレータに含まれる。 1つの外部事象の呼び出しは、INのそれぞれ別のノードへの1つの情報の送 信に対応する。1つの情報を送信すると、3つの情報が区別される。トラヒック ゼネレータからSCPシミュレータへの移行が3通りになる。1つのTRAFF IC_INTERN事象が呼び出され、その事象は、その情報を生成し、その コールに対して、シミュレーションの内側で明白な1つの番号(CALLID) を与える。その後、さらに多くのトラヒックが生成される場合は、情報に応じて PROINST−TO−SS7−、EVENT−TO−SS7またはSSP−C ALLEND−TO−SS7事象、およびもう1つのTRAFFIC_INTE RN事象が続く。次いで外部事象が処理され、SS7−INTERN事象が続く 。これは、SSPのSS7部分での処理が終わり、SRPへの1つの外部事象が 生成されるまで、次々に何回も起きる。情報はその際、変化しない。つまり、入 ってくるPROVIDE−INSTRUCTIONがそうした事象としても伝送 される。この外部事象の後には、アナログでSS7INTERN事象になるまで 、複数のSRP−INTERN事象が続く。SCP−INTERN事象への伝達 は、SS7INTERN事象のSRP−INTERN事象への伝達とアナログで 行われる。 1つのSCP−INTERN事象を複数回処理した後、SCPシミュレータは 、オンラインンシミュレータに1つの情報をSSPシミュレータに送るように委 任する。2つの異なる情報CREATE−JOIN、CALLENDがあり、こ れらはアナログで、すでに説明したシナリオでSS7シミュレータに導かれ、S S7−INTERN事象になる。しかし、そこからはCREATE−JOIN型 のみがTRAFFIC_INTERN事象になる。CALLEND型の事象は、 トラヒックゼネレータに、それに関係する続き事象を作らせない。しかし、続き コールはコンフィギュレートされ、接続できなかった場合、偶然ゼネレータが決 めた時間になると、続きコールをトラヒックシミュレータによってスタートさせ ることは可能である。これは最初のコールとおなじCALL IDを持つ。 トラヒックシミュレータを、CREATE−JOIN事象の結果になるTRA FFIC_INTERN事象を通して呼び出すと、偶然ゼネレータごとに、あら かじめ決められた確率にそって、この事象についてのその次の情報が、いつ送ら れるが決められる。この時点で上述の事象チェーンが始動する。 1つ以上のコールの場合、それぞれのコールに関してこの事象チェーンが保持 される。重なりあう複数のコールの事象は、大域の事象カレンダーにおけるその 位置に依存して処理される。 以下に、SCP−、SS7シミュレータの構造を説明する。 図10はSCPシミュレーションの原理を図式的に示す。事象制御のシミュレ ーションであり、不連続の事象時点だけが考慮され、それぞれの事象時点で状態 変化が生じることがある。 SCPシミュレータはローカルな事象カレンダーをもっており、その中に、S CPシミュレータによって処理される事象全体が年代順に登録されている。次の ような事象が区別される。情報:情報はSSPないしSS7のSCPへの、コー ル処理のための質問であり、その場合、SCPないしSCPシミュレータに、1 つの情報が到着すると、あらかじめ決められたプロセス列で構成されるサービス 処理プログラムがスタートする。1つの情報は1つの大域外部事象に対応する。 (ローカルな)内部事象:1つのローカルな内部事象は、1つのプロセスない し事象の終了および1つの新しいプロセスないし対応する事象の生成を導く。そ の際、その種類と特性はサービス処理プログラムで定義されたプロセスチェーン からもたらされる。 (ローカルな)外部事象:1つのローカルな外部事象は、1つのサービス処理 プログラムが終了すると、つまりプロセスチェーンで最後に特殊化されたプロセ スが処理されたあとに、生成される。1つの外部事象は1つの情報のSSPから SS7への送信を導き、1つの大域の外部事象の生成と大域事象カレンダーへの 登録を導く。 図11は、SCPシミュレータのコンフィギュレーションパラメータの1例で ある。表の上部はシミュレートされる全体プロセスの一覧であり、これはSCP によって実行できる接続構築ないし接続解除に関連するプロセスである。個別プ ロセスの特徴はプロセス識別番号(プロセスID)で示されている。プロセス名 称を指示することによって、真のSCPの機能にコンフィギュレーションを合わ せることが容易になる。それぞれのプロセスに、ここではミリセカンドで指示さ れるプロセス時間と1つの優先性が割り当てられる。ステートメントはユーザ定 義可能であるため、たとえば、優先性配置またはプロセス時間変更の影響がシミ ュレータで算定できる。 表の下段には、ユーザ定義可能なSCPサービス流れが示されている。ここで は識別番号が特徴の個々のサービスと、情報識別番号が特徴になっているサービ ス特有の個々の情報PROVIDE INSTRUCTION、EVENTまた はEVENT(CALL END)に、1つのプロセス列が割り当てられている 。プロセス列ないしサービス処理プログラムは、その際、上にリスト化したプロ セスのプロセスIDを次々に指示(ステートメント)することによって定義され る。さらにここでは個々の情報は、サービス特有で、CPUに割り当てられ、そ のCPUでプロセス列が処理される。全体の情報も全体で使用可能なCPUで処 理できる。 さらに、1つの個別プロセスを任意の多くの部分プロセスに分けることも可能 であり、それらの間に別のプロセスのプロセス列が入ることもある。最初の部分 プロセスが、プロセスIDに関連するコピーを1つのプロセス列に置くならば、 これは最後の部分プロセスが完全に処理されるまでそこに置かれたままである。 そうした特性はすべてのサービスプロセスに見られる。 貯蔵所(Cache)アクセス、固定プレートアクセスまたはTVサービス用 の1つのカウンター増分をシミュレートするために、待ちプロセスをプロセス列 に入れることができる。平均待ち時間とその変数は調節できる。実際値は、シミ ュレーション中に、これらのパラメータでの適切な確率分布、たとえば、ガウス 分布を基礎にして算定される。 さらに図11で示すように、パラメータとしては、多くのネットワークトポロ ジーでSCPとSS7システムの間のインタフェースになるFront End System ST2000の遅延、およびTerevotumサービス用の 最大カウンタ示度を挙げることができる。 図12はSCPシミュレーションに基づく、SCP内のCPU1201のプロ セス管理のモデルを示す。基本的にそうしたプロセス管理の個々のモデルは、待 ち行列ないし事象カレンダーを適切に定義すれば、SCPシミュレータによって 受け入れられる。プロセス管理においては、SCP待ち行列、ないしSCPシミ ュレータ内のローカル事象カレンダーの結合方式と回数だけが決められ、それに よって、1つの情報のように、ないしそこから生じる個別プロセスのように、シ ミュレータ内で処理される。シミュレータはユーザステートメントに合わせられ るので、任意のリアリティがシミュレートできる。特定のハードウェアおよび/ またはソフトウェア構造は想定されず、任意のコンフィギュレーションをモデル 化できる。 CPU1201は、図12の事例では、ネットワーク(LAN)1202、1 203の2つのローカルエリアを使ってSS7に、たとえば、2つのToken −Bus−LANによってFront End System ST2000を 介して接続される。 SCPに届いた情報1208(PROVIDE INSTRUCTION)は 、それぞれのサービスに依存して、サービス特有の待ち行列1204、1205 、 1206、1207に書き込まれる。この待ち行列において、1つのプロセスな いし1つの情報が外部/内部情報を待っており、その情報は処理のためのプロセ スを呼び出す。プロセスは希望する情報を得ると、活発化されたプロセスの待ち 行列に入る。この優先待ち行列1210には、活発化されたプロセスが優先性に そって並んでおり、一方、サービス特有の待ち行列1204から1207までに 登録された事象は年代順に並んでいる。優先待ち行列1210の中で最高の優先 性を持つプロセスは、CPUを入手し、そこで処理される。呼び出されるプロセ スのすべてのインカーネーションは占有されているために、たとえば、1つのプ ロセスがCPUによって処理できない場合は、この進行できないプロセスは、プ 口セスインカーネーションが再び準備され、そのプロセスが進行できる状態にな るまで、追加の待ち行列1209において管理される。次いで優先待ち行列12 10に登録される。 図13はSCP機能をシミュレートするためのCPUのプロセス管理のもう1 つのモデルを示す。CPU1301に届いた情報は、サービス処理プログラムに そって1つのプロセス列に変換される。この中の第1のプロセスがプロセス特有 の待ち行列1302、1303、1304、1305に登録され、その結果、割 り当てられたプロセスルーチン1307、1308、1309、1310によっ て処理される。プロセス特有の待ち行列1302から1305には、届いたプロ セスが年代順に整理して入れられる。個々のプロセスルーチン1307、130 8、1309、1310には、さらに一定の優先性P1からPnが割り当てられ る。待ち行列1302、1303、1304、1305だけは、優先性特有のコ ンフィギュレーションも考えられる。つまりすべての、異なるプロセスも一定の 優先性を受け入れ、それらが年代順に処理される。 プロセスルーチンは、同じプロセスについていくつかにインカーネーションす ることが可能であり、たとえば、サービスごとに1つのコピーがある。この場合 、プロセス特有の待ち行列1302〜1305もサービス特有である。プロセス ルーチン1307〜1310が準備されているなら、次のプロセスは対応する待 ち行列1302〜1305から呼び出される。するとそのプロセスはスタンバイ になる。CPU1301がフリーなら、そのプロセスは処理される。プロセス終 了後、CPU1301によって、プロセスチェーンにおいて、終了したプロセス に続くプロセスが生成され、対応する待ち行列に登録される。進行できないプロ セスは、再び、進行できる状態になるまで、追加の待ち行列1306において管 理される。中断されたが進行できる状態のプロセスはその待ち行列の始めに置か れ、その優先性が認められるなら、次のプロセスとして処理される。 進行しているプロセスは、たとえば、CPUの運転システムをシミュレートす るプロセス、ないし事象によって中断される。そうした事象には、そのシミュレ ーションにおいては、サービス処理するプロセスよりも高い優先性が与えられる 。CPUがそうしたプロセスの処理に平均でどのくらい時間を使うべきかは、ユ ーザが調節できる。そのようなプロセス自体は偶然ゼネレータによって生成され る。 図14はSCPシミュレータのオブジェクト指向モデルを図式的に示す。シミ ュレータは多くのサブユニットをもち、これらはそれぞれCPU1401、14 02、1403、1404の機能をシミュレートする。これらのサブユニットは モジュールでSCPシミュレータに統合できる。 届いた情報はFront End System ST2000、参照記号1 405で受信され、規定されたCPU選択基準にそって、CPU1401から1 404へ完全な処理のために送られる。フロントエンドシステム1405は、そ の際一定の遅延時間でシミュレートされる。そのシステムはSCPシミュレータ 内では1つの独自の待ち行列を持つこともある。 続き事象、たとえば、情報EVENTまたはEVENT(CALL END) は、第1事象が処理されているCPUで自動的に処理される。実際にはそこにコ ールのためのコンテキストが保存されているからである。CPUへの第1事象の 指示(PROVIDE INSTRUCTION)は、さまざまな基準で行うこ とができる。SCPシミュレータの統計データに関して考慮されるのは、たとえ ば、それぞれのCPUのロード、CPUの瞬時の状態(アクティブまたは非アク ティブ)と共に、CPUで処理されるための情報の個数、CPUで進行する、な いし待っているプロセスのすべての残り待ち時間の総量である。これは統計デー タとそれに対応する決定所見を求めるためのシミュレーション中に演算時間を要 求する。それゆえCPUによる自立した情報受け入れを設定することもできる。 全体の第1事象(情報PROVIDE INSTRUCTIONに対応)は、す べてのCPUで共通の待ち時間に書き込まれる。続き事象(情報EVENTまた はEVENT(CALLEND)に対応)は、CPU特有の待ち時間、場合によ ってはCPU特有の待ち時間と情報特有の待ち時間に登録される。1つのCPU のプロセッサがフリーなら、自動的に次の情報がCPU特有の、または共通の待 ち時間から読み出される。 その事象は、CPUシミュレーションの内部で処理される際に決められたプロ セス列、たとえば、図11に示すようなプロセス列を通過する。プロセス列の個 々のプロセスは多くの部分プロセスに分けることができ、その際、部分プロセス の間で別のプロセスが終了することがある。個々のプロセスについて、CPUに 少なくとも1つのプロセスルーチン1408、1409、1413〜1416が あり、それによってプロセス待ち時間1410、1411に登録されたプロセス が、順番がきているなら処理される。1つのプロセスルーチンは複数のイン カーネーションになってCPUに存在し、その際、たとえば、1つの事象がプロ セスルーチンの1つにサービス特有で割り当てられる。このことは図14で、そ れぞれ1つのプロセス待ち時間1410ないし1411を持つ、プロセスルーチ ン1408、1409、1413ないし1414から1416の2つのブロック によって記号的に示す。 入ってくる事象は次のように処理される。その事象はまずプロセス待ち時間1 410ないし1411に登録され、呼び出されたプロセスの、対応するプロセス ルーチンがフリーになるのを待つ。プロセスがスタンバイになるとその事象は優 先待ち時間に入れられる。優先待ち時間1407に登録された事象はCPU14 01によって順番通りに処理される。CPUによるプロセス処理中に待ち事象、 たとえば、固定プレートへのアクセスをシミュレートするような待ち事象が生じ ることがある。これらの待ち事象は偶然にまたはプロセス条件で生成され、待ち 時間1412に登録される。これらの事象は高い優先性をもち、CPU1401 で進行中のプロセスを中断する。 1つのプロセス処理中に、サービス依存するカウンタ事象が要求されることが ある。それはカウンター1406によって生成される。このカウンター1406 にはすべてのCPUから質問が入りこみ、互いにブロックすることがある。この ことは、呼び出されたCPUがそれによりロードされないにもかかわらず、プロ セス処理時間の延長をもたらす。 CPUロードは、SCP統計データを得るためにSCPシミュレータによって 次のように算定される。ユーザが指示したそれぞれの時間に、たとえば、nシミ ュレーション秒ごとに、残っている、ユーザ定義の時間間隔Δtの内部で何時間 (%)、CPUがアクティブだったか、が計算される。つまり最新の時間間隔Δ tの中で進行した個別プロセスのすべての時間が加算され、時間間隔Δtに占 める%割合が計算される。 SCPロードに関するその他の基準として待ち時間が、それぞれの待ち時間な いしローカルな事象カレンダーの長さから直接生成される。 図15はSS7レイヤの配置を示す。このレイヤはSSPとSCPとの対話に 関与し、それゆえSS7シミュレータでシミュレートされる。一番上のレイヤ1 501はSS7ユーザのレイヤであり、SSPないしSCPとSS7との結合を 示す。ここから情報がインテリジェントネットワークないしSS7に送信される か、または受信される。その下にはTCAPレイヤ1502、SCCPレイヤ1 503およびMTPレイヤ1504(レベル3から1)があり、これらはそれぞ れ固有のプロセッサで決まるSS7機能性を実現する。SSPからSCPへの情 報流れは、右図のように、レイヤ1501から1504にまで流れ、1501へ 戻り、その際、情報流れは双方向性である。 SS7のシミュレーションのために、SS7レベル1502から1504、つ まりTCAP、SCCP、MTPI−3が別々にモデル化される。1つのレベル の個別プロセスは遅延時間によって模倣される。符号化情報の流れを1つのレベ ル内で、ないし2つのレベルの間でシミュレートできるようにするために1つの 待ち行列モデルが使われる。 例として図16には、SS7シミュレータ内でのSRPのMTP3レベル10 08のモデル化が示されている。このレベルで生じる3つのプロセスは、MES SAGE DISTRIBUTION(HMDT)、MESSAGE DISC RIMINATION(HMDC)およびMESSAGE ROUTING(H MRT)である。プロセス相互の作用(ビヘイビア)と、制限されたレイヤSC CP1607ないし、MTP2 1609との作用は、図16aでは流れ線図と して、図16bではローカルなプロセス待ち行列1601、1602、1603 として示されている。 プロセスHMDC1604にはレベルMTP2の符号化情報が含まれ、これは 情報の目標ノードに依存して分配される。プロセスHMDC1604で処理され る前に、情報はそれに関係するプロセス待ち行列1603に入れて整理される。 独自ノードについては、つまりMTPレイヤ1608に割り当てられるSRPに ついては、定められた情報がプロセスHMDT1605に導かれる。それらは、 対応する往路待ち行列1601に入れられ、プロセスHMDTで処理された後に SCCP1007へ渡される。1つの情報が別のノードに対して定められている 場合は、プロセスHMDC1604からプロセスHMRT1606へ導かれる。 このプロセスは情報を、処理された後、つまり対応するプロセス待ち行列160 2からの呼び出しの後にレベルMTP2 1609へ伝える。SCCP1607 のレベルMTP3 1608を含む情報についても同様である。 図16bで使われているFIFO待ち行列1601、1602、1603は複 数の符号化情報を受け入れ、次々に処理できる状態にある。処理の順番はそれぞ れの遅延時間で決まり、SRPないしSS7シミュレータのローカルな事象カレ ンダーに登録される。 図17は、別の例として、SS7のTCAPレイヤのモデル化を示す。図15 の図式のように、TCAPレイヤ1702は、SS7−USER1701とSC CPレイヤ1703の間にある。レイヤの間、およびTCAPレイヤ1702に おける情報の流れは矢印で示す。TCAPレイヤ1702では、4つのプロセス がシミュレートされている。プロセスINVOCATION STATE MA CHINE 1704、COMPONENT COORDINATOR 170 5、DIALOG HANDLING 1706およびTRANSACTION SUB−LAYER 1707である。それぞれのプロセスには、1つのプロ セス待ち行列1708〜1711が割り当てられている。1つの待ち行列に登録 されていた1つの事象が処理されると、ここに示した情報流れに応じて同じレイ ヤの次のプロセスが呼び出されるか、またはその上か下にあるSS7レイヤにそ の情報が送られる。プロセス列はユーザが決めることができるので、TCAPレ イヤ内の真のプロセス流れにフレキシブルに適応可能である。 図18は、SS7シミュレータのコンフィギュレーションパラメータの例を示 す。まず、個別のSS7レイヤに関して、SSPとSCP間の通信に関与するプ ロセスについてのプロセス時間を指示できる。その際、この例では、SSPとS CPの側でのTCAPプロセッサとSCCPプロセッサのプロセス時間、および SSP、STPおよびSCPエリアのMTP3レベルのプロセッサのプロセス時 間が指示される。それぞれのレベルで3つまたは4つのプロセスが関与する。S S7レイヤでのプロセス順番は、SCPシミュレーションの場合のサービス処理 プログラムのように、ユーザが決めることができるので、真の条件にフレキシブ ルに適応できる。個別プロセスに、一定の優先性を割り当てることも可能だが、 これについてはここでは記述しない。 図18の下の表は、ユーザが決めることのできるパラメータを示し、これはS S7のエリアにおけるインテリジェントネットワークのトポロジーに関連する。 たとえば、SCPの個数、SSPとSTPの間およびSTPとSCPの間の符号 回路の数、およびプロセッサ相互間の遅延である。そのほかに情報長さも指示で きる。 図19は、オンライン運転でのINシミュレータでの過負荷防御シミュレータ 1903のインプリメンション(実行)およびその基本的な機能を示す。過負荷 防御シミュレータ1903は、この例では、トラヒックシミュレータ1902が 生成した、または送ったトラヒック量をシステムデータに基づいて制御し、それ は瞬時の負荷状況、特にSCPシミュレータの負荷状況についてのメッセージを 許容し、オンラインシミュレータ1901によって管理され、過負荷防御シミュ レータ1903に、オンラインインタフェースを介して伝達される。 ここで示す例では、過負荷防御シミュレータ1903はトラヒックシミュレー タ1902が生成した、または送ったトラヒック量を自動コールギャッピング( ACG)の原理で制御する。時間間隔Δt1(ギャップ時間)の中で、たとえば 、そのつど1つのコールだけを、場合によってはあらかじめ決めた特性をもたせ てSSPからSCPへ通過させる。時間間隔Δt2(ギャップ持続)は、そうし た低減措置がどのくらい続くかを示す。「Leaky Bucket」の原理に そった過負荷防御メカニズムも、過負荷防御シミュレータ1903で模倣できる 。 過負荷シミュレータ1903(オーバーロードプロセス)は、トラヒックシミ ュレータ1902によって呼び出される。それは、対応するパラメータ、たとえ ば、サービス識別番号、情報識別番号、SSP識別番号、時間で1つのコールを 伝達する。このデータのほかにオーバーロードプロセスは、実際のシステムデー タ、たとえば、CPUロード、回答時間および待ち行列を、オンラインシミュレ ータ1901から受け取る。1回初期化されたオーバーロードプロセスは、独自 のカウンタと伝えられたシステムデータによって進行する。個々のSSP、サー ビス、および/またはサービス等級に関して、独自のカウンタを設けることがで きる。そのコールが対応するカウンタで把握されると、過負荷防御シミュレータ はシステムデータによって実際の過負荷レベルを計算する。続いて実際の過負荷 レベルのためのギャップパラメータが初期化表から読み出される。初期化表は初 期化データファイルに入っており、それは過負荷防御シミュレータ1903のス タート時に呼び出される。ギャップパラメータは、たとえば、1つのコー ル、場合によっては定められた特性を持つコールがSSPからSCPへ通される 時間間隔Δt1(ギャップ時間)、およびそうした低減措置がどのくらい続くか を示す時間間隔Δt2(ギャップ持続)である。 実際の過負荷レベルを計算するためには、決められた時間窓の中ですべてのコ ールがカウントされ、場合によっては時間で重みを付けられる。重みは、好適に は、コールの古さに指数的に依存しており、その際若い方のコールは古い方のコ ールよりも強く重みをかけられる。さらにSSPないしサービスへのロードの分 配がなされ、サービス依存および/またはSSP依存の過負荷防御をシミュレー トできるようになり、その際、決められた特性を持つコールが選ばれて押さえら れる。 さまざまな過負荷レベルをユーザは定義でき、それにはユーザ定義のギャップ パラメータが割り当てられている。 過負荷レベルが計算された後、ギャップ措置が現実化され、たとえば、時間間 隔Δt1ないしΔt2の長さが適合される。次いで実際のコールがそうした措置 の下位になるかどうかが検査される。呼び出されるプロセスには、成功した場合 、返還値TRUEまたはその他の特性記号がつけられ、そうでなければ値FAL SEないしその他の、それに割り当てられた特性符号がつけられる。 返還値はトラヒックシミュレータ1902によって評価される。FALSEの 場合は、互いに調整された確率が次のコールを生成する。TRUEの場合、コー ルはトラヒックシミュレータ1902によってオンラインインタフェースへ送ら れ、そこからコールはSCPシミュレータないしSS7シミュレータに伝えられ る。トラヒックシミュレータは1つの新しいコールを生成し、プロセスが新たに 始まる。 図20は、データファイル運転でのINシミュレータでの過負荷防御シミュ レータ2002のインプリメンション(実行)を示す。データファイル運転では コールは先にトラヒックシミュレータによって生成され、伝達データファイル2 001に入れられる。データファイル運転では、実際のシステムデータは過負荷 防御シミュレータ2002には送られないので、シミュレータ自体が、時間単位 ごとのコールの形になっている実際のロードを測定する。実際のロードを、トラ ヒックシミュレータから出されるコールの最大の回数に関して決められた値と比 較する。この値が、たとえば、初期化データファイルに保存される。実際に入り こんだロードと出ていく最大のロードから実際の過負荷レベルが計算される。オ ンライン運転に対してアナログで、新しい防御パラメータが初期化表から読み出 され、防御措置が現実化される。 図21は、INシミュレータで求めたシミュレーションデータの例である。こ れは、図6、図11、および図18に示されているコンフィギュレーションデー タファイルから作られるコンフィギュレーションが基礎になっている。SS7シ ミュレータは、過負荷防御シミュレータが接続解除されている間、アクティブで ある。時間間隔0から500秒で、1秒ごとにコール30回の電話トラヒックが 設定された。 図21a−cは、シミュレータがネットワーク統計のために算出したデータを 示す。図21aには選んだ平均電話トラヒック、およびトラヒックシミュレータ によって生成された電話トラヒックが、それぞれシミュレーション時間の関数と して示されている。調整された電話トラヒックには線が引いてあり、上述の条件 に対応する。つまり間隔0から500秒でコンスタントに1秒に30回コールが あり、その後0になる。生成された電話トラヒックは直線で示してあるが、あら かじめ選んだ平均値のところで統計的変動が見られる。電話トラヒックはt=5 00sになるとゼロになる。 図21bはシミュレーション時間の関数としてのSCP回答時間(秒)を示す 。1秒で約30回のコールというコンスタントな電話トラヒックでは、このシミ ュレーション結果にそった定常状態になる。つまりSCPは出された質問に0. 4から0.7秒の回答時間で対応する。 図21cは、処理のためにSCPシミュレータに入っているシミュレーション 時間の関数となる情報の個数を示す。SCPでのコールの回数とSCPの回答時 間は互いに相関することが望ましい。 図21d−fは、時間の関数となるSCP統計データ、%でのCPUのロード 、CPU待ち行列での情報の個数、時間単位ごとに1つのCPUで処理されるプ ロセスの個数を示す。それぞれ最大、最少および平均のCPUロード、待ち行列 長さ、およびディスパッチの個数が示されている。ある一定の時間にSCPでは 、処理されている情報の個数は、図21cにそって20から60の間を揺れ動き 、一方、待ち行列には図21eでは平均で6つの情報しか入っていない。この数 値から、また平均CPUロードが80%であることからも、SCPは選んだコン フィギュレーションで、1秒に30回コールという1つのトラヒック発生を問題 なく処理することが理解できる。 図21g−iはSS7統計データを示す。図21gは図21aに対応し、シミ ュレーション時間の関数となる、調節された、ないし生成された電話トラヒック を示す。図21hはSSPからSCPへの途中でのSS7シミュレータの情報の 遅延(線が消してある)を時間の関数として、およびSCPからSSPへの途中 での1つの情報の遅延(点々になっている)を示す。図21iは、SCP方向( 線が消してある)でのSS7の情報の個数ないし、SSP方向(点々になってい る)での情報の個数をシミュレーション時間の関数として示す。符号化システム での遅延はSCPのそれよりもかなり下にあり、最大値0.045秒になる。 図21jは時間の関数となるSSP統計データを示す。つまりSSP1ないし SSP2(左ないし右のグラフ)からSSP1ないしSSP2への占有されてい る回線の数を示す。SSPから、およびSSPへの占有されている回線の数は約 300のときに定常状態になる。T=300秒の時に全体の電話トラヒックはS SP1からSSP2に代わる。これはトラヒックデータファイルで調節されてい た。 図22はINシミュレータで算出し別のシミュレーションデータの例を示す。 大きく変わるトラヒック発生の時のデータである。トラヒック発生は100秒ご とに変化した。1秒ごとに40から20、80、10、50、および5回コール に変わった。SS7シミュレータは、過負荷防御が非アクティブである間はアク ティブである。シミュレートされる大きさは図21と同じ大きさで表わす。 図22aでは、生成されたトラヒックはt=250秒までは、調節されたトラ ヒック発生をフォローするが、その際、生成されたトラヒック発生には統計的変 動による歪みが見られる。t=250秒の時点で生成されたトラヒック発生、つ まりINに届き、トラヒックシミュレータによって生成された情報の個数は、基 準よりもかなり少なくなっている。これについては図22jを使って説明する。 ネットワークに通じる回線はすべてt=250秒のときに占有されるているので コールのほんの一部だけがIN事象になることができる。 図22の過負荷防御が介入しないシミュレーションでは、1秒にコール30回 という限度を超えると直ちにSCP回答時間が大幅に増加する。SCPでのコー ル回数およびSCP待ち行列長さも同様に増える。この限度が30回を下回ると 、SCPは待っている情報を処理できるようになるので、遅延時間と待ち行列の 長さも減少する。中央の符号化システムの情報の処理時間は、さまざまなトラヒ ック量にもかかわらず0.02秒だけ変動する。 図23は、図22の場合と同じに調整されたトラヒック発生でのシミュレーシ ョンを示すが、ここではアクティブな過負荷防御シミュレータが付いている。過 負荷防御シミュレータには1秒にコール30回という最大のトラヒック発生が設 定された。図23aから、生成されたトラヒック発生は、コール平均30回に制 限されていることがわかる。SCPの回答時間(図23b)は、それゆえ約0. 4から0.5秒の値に減少したが、これは、図21の例で、コンスタントなトラ ヒック発生について1秒に30回コールで算出したSCP回答時間に対応する。 回答時間はそれによって図22の例よりも係数で100小さくなる。 実用性: 本発明のINシミュレータは、インテリジェントネットワークの計画、および 運転のすべての段階で、ネットワークのパフォーマンスを試験し、一定の基準に 適合させ、ならびに弱点部分を見つけ出すために、意味のあるツールである。シ ミュレーションモジュールのフレキシビリティーが大きいので、与えられたリア リティ、将来のリアリティにも適合させることが問題なく可能である。シミュレ ートされた値、およびシミュレーションに基礎を置くパラメータを比べることに よって、真のインテリジェントネットワークのコンフィギュレーションを、与え られた限界条件でINの最良の効率が実現されるように、選択することが可能に なる。このことは、インテリジェントネットワークの運転および計画の際のコス トの大幅な削減に通じる。INシミュレーションを使えば、インテリジェントネ ットワークおよびその構成要素の最適なコンフィギュレーションが確かめられ、 真のINでの高価な実験時間を必要とすることなく、直接、リアリティに変える ことが可能である。INシミュレータは、たとえば、不確実な過負荷防御の基礎 を安定させることのできる管理パラメータを算出するための適切なツールである 。シミュレーションの結果は、一般的な大域の管理機能またはネットワークノー ド 関連の管理機能の開発と検証をも可能にし、それはこれまで使われた過負荷防御 メカニズムよりもより効果的に実現され、導入できる。 参照番号一覧: 101 交換局 102 SSP 103 STPないしSRP 104 SCP入力プロセッサ 105 電話−有効回路 106,107,108 SS7回路 109 SCP 201,301,401,1902 トラヒックシミュレータ 202,302,402 SCPシミュレータ 303,403,503 SS7シミュレータ 203,204,304,305,306,307,406−409,2001 伝送データ 205,308,423 SCP出力データ 206,309 トラヒック出力データ 310 SS7出力データ 207,311,416 SCP入力データ 208,209,210,211,212,312−316,411−414 トラヒック入力データ 317,415 SS7入力データ 404,502,1903,2002 過負荷防御シミュレータ 410 ユーザエリア 417−420 プロトコルデータ 421 ファイル名称−データ 422 過負荷防御−入力データ 501 「ブラックボックス」 1201,1301,1401,1402,1403,1404 CPU 1202,1203 LAN(SS7に接続するため) 1204,1205,1206,1207,1410,1411 サービス特有 の待ち行列(キューイング) 1208 IN情報/事象 1209,1306 進行できないプロセスに関する待ち行列 1210,1407 (アクティブ化され、進行できるプロセスに関する)優先 性待ち行列 1302,1303,1304,1305,1601,1602,1603 プ ロセス特有の待ち行列 1307−1310,1408,1409,1413−1416,1604,1 605,1606,1704−1707 プロセスルーチン 1405 フロントエンドシステム 1406 カウンタ 1412 「待ち事象」 1501,1701 SS7ユーザレイヤ 1502,1702 TCAPレイヤ 1503,1703,1607 SCCPレイヤ 1504,1505,1506,1608,1609 MTPレイヤ 405,1901 オンラインシミュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィッシャー,ハンス ディーター ドイツ国.デー―44879 ボクム,フォー ゲルベーアヴェグ 41 (72)発明者 グレーガー,ベルトホルト ドイツ国.デー―45721 ハルテルン,ヴ ィーケルシュトラッセ 2 (72)発明者 ライヒ,フリッツ−ユルゲン ドイツ国.デー―44799 ボクム,ツェダ ーンヴェグ 6 【要約の続き】 モジュール(303,403,503,404,50 2)が、好適には、サービス中継ポイントSRP(10 3)の機能を考慮しながら、IN内部の過負荷防御メカ ニズムによって設定されている。シミュレーションモジ ュールはデータファイルモードで伝達データファイルを 介して、またはオンラインモードで共通の組織プログラ ムを介して、オンラインシミュレータに接続されてい る。オンラインモードでのシミュレータの中央要素は事 象カレンダーであり、その中にはシミュレーションモジ ュールが処理する事象が処理の順番で登録されており、 実際には平行に進行するプロセスを連続処理することを が可能になる。本発明のINシミュレータにより、現在 実現されるIN、および将来実現されるINのパフォー マンスを有利に算定できるようになり、その結果弱点ポ イントが見つけ出され、INの効率が向上する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.IN特有のコール番号が伝送される1つ以上のサービス交換ポイントSS P(102)、SSPにコール処理のための情報を提供するサービス制御ポイン トSCP(109)、およびSSP(102)とSCP(109)の対話がそれ を介して行われる符号化システム7番(SS7)で構成されるインテリジェント ネットワーク(IN)のシミュレーションのためのシミュレータであって、以下 の構成要素を有しているシミュレータ: 1.1 トラヒック理論の基本にそった任意のIN型の事象列(トラヒックシ ミュレータ)をシミュレートするための1つのモジュール(201,301,4 01)、 1.2 プロセスモデルを使ったサービス制御ポイント(SCPシミュレータ )の事象指向シミュレーションのための1つのモジュール(202,302,4 02)、 1.3 モジュール間のデータ受け渡しのための装置(203,204,30 4−307,406−409)、 1.4 ネットワークコンフィギュレーション、通信サービス仕様およびその 他のシミュレーションパラメータを入力し、保存するための、ならびにそれを対 応するモジュールへ渡すための装置(207,311,416,208−212 ,312−317,411−415)、 1.5 シミュレートされたデータを出力させるため、および/または保存す るための装置(205−207,308−310,417−420,423)。 2.プロセスモデルおよび/または一定の遅延時間を基本にした符号化システ ム7番(SS7シミュレータ)の事象指向シミュレーションのための1つのモ ジュール(303,403,503)が設定されていることを特徴とする請求項 1に記載のシミュレータ。 3.SS7シミュレータ(303,403,503)が構成要素SSP、信号 伝達ポイントないし信号中継ポイント(STPないしSRP)およびプロセスモ デルによるSCPとの結合をシミュレートし、ならびにSSP、STPおよびS CP間のSS7符合回路を一定の遅延によってシミュレートすることを特徴とす る請求項2に記載のシミュレータ。 4.1つのモジュール(404、502)が過負荷防御メカニズムのシミュレ ーションのために設定されており(過負荷防御シミュレータ)、1つ以上のその 他のモジュールによって処理される事象の個数が、1つまたは複数のシミュレー ションモジュールのロードに依存して、たとえば、待ち行列長さに依存して、ユ ーザ定義パラメータによって変更されることを特徴とする請求項1から請求項3 の何れか1項に記載のシミュレータ。 5.過負荷防御シミュレータ(404,502)が、トラヒックシミュレータ (201,301,401)によって生成され、および/または伝送された事象 の量をSCPシミュレータ(202,302,402)のロードに依存して制御 することを特徴とする請求項4に記載のシミュレータ。 6.ネットワークコンフィギュレーションおよび/または通信サービス仕様を 提示するために1つ以上の、好適には、複数個の、次項に記すパラメータを、仕 様エディター、特にユーザレベル(410)への入力によってユーザが定義でき 、その際、パラメータは1つまたは複数のコンフィギュレーションデータファイ ル(207,311,416,208−212,312−317,411−41 5)に保存され、シミュレーション開始時に、それぞれのシミュレーションモジ ュールに渡されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載 のシミュレータ: 6.1 SS7シミュレーション関係:SSPの個数、STP/SRPの個数 、STP/SRPとSCPないしSSP間の符号回路の個数、STP/SRPと SCPないしSSP間の遅延、MTP1、MTP2、MTP3、SCCP、TC APのようなさまざまなSS7レイヤに導入されているプロセッサの種類および /または個数、その上を進行するプロセス(プロセス時間つき)の種類および/ または個数、それらのプロセッサ間の遅延、 6.2 SCPシミュレーション関係:SCPのプロセッサ(CPU)の種類 および/または個数、プロセッサ(たとえば、サービス特有の)への事象の割り 当ての方式、SCPで進行中のプロセスの種類、持続時間、および/または優先 性、IN事象のSCPプロセス列への変換の方式、CPUごとのプロセスのイン カーネーションの個数、 6.3 トラヒックシミュレーション関係: 6.3.1 −般パラメータ:タイムアウトまでの時間、方向転換時の遅延時 間、SSPからの回線数、および/またはSSPへの回線数、その次のコールの 確率、その次のコールの最大回数、平均/最長メッセージ時間、メッセージ場所 の数、 6.3.2 サービス特有のパラメータ:平均通話時間および/またはメッセ ージ時間、最長メッセージ時間、メッセージ場所の数、メッセージ確率、方向転 換確率、回線数、 6.3.3 TVサービスの関係:開始時間、終了時間、その次のコールに関 する終了時間、目標値、目標値の数、 6.4 過負荷防御シミュレータ関係:臨界的SCP、待ち行列長さ、臨界的 SCPロード、SSPでのコール防御の持続時間。 7.トラヒックシミュレータ(201,301,401)がIN型事象列を、 全体的にまたは部分的にユーザが定義できるステートメントに基づいて生成し、 それは1つまたは複数のデータファイルに保存され、シミュレーション開始時に トラヒックシミュレータに渡され、その中には少なくとも以下が含まれているこ とを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載のシミュレータ: 7.1 時間単位ごとの、その都度考慮すべきINサービスおよび/またはサ ービス加入者および/またはSSPごとのコールにおける平均トラヒック量の時 間的流れについてのステートメント、 7.2 下記の場合の、コールの別の運命の確率についてのステートメント、 7.2.1 SCPからの別の処理情報を得た後、たとえば、伝送が成功した 後の平均通話時間ないしメッセージ持続時間、伝送ができない確率(話し中、加 入者が出ない場合)、 7.2.2 SCPから別の処理情報、たとえば、タイムアウト、発呼者が電 話機を置くという情報が得られる前に、1つの事象列が生成される場合、 7.3 そこでは、個々のシミュレーション時間間隔に関して、考慮すべきI Nサービスおよび/またはサービス加入者、および/またはSSPごとに、1つ の適切な確率分布を想定して、好適には、ポアゾン分布および7.1項に対応し て先に決められた瞬時の平均トラヒック量を考慮して1つのコールないし第1事 象(PROVIDE INSTRUCTION)が生成され、生成時間に依存し て事象カレンダーに登録され、 7.4 1つのコールないし第1事象に割り当てられたその次の情報ないしそ の次の事象(EVENT,EVENT(CALL−END))が、6.2項のス テートメントを考慮して生成され、生成時間に依存して事象カレンダーに登録さ れ、 7.5 事象カレンダーはそれによって全体の第1事象とその次の事象を年代 順に受け入れる。 8.トラヒックシミュレータ(201,301,401)によって生成された コール、ないしシミュレータを通過する時に生成されたIN情報のそれぞれに関 して、次の時間ラベルがプロトコル化されることを特徴とする請求項1、請求項 6、または請求項7に記載のシミュレータ(時間ラベル:コールないし第1事象 が生成されるときの時間ラベルt1、これはSSPでのその情報の生成時点に対 応する;トラヒックシミュレータ(201,301,401)からの1つの情報 がSCPシミュレータ(202,302,402)によって処理された後の時間 ラベルt4)。 9.トラヒックシミュレータ(201,301,401)が生成したコールの それぞれに関して、そのシミュレータを通過するときに次の時間ラベルがプロト コル化されることを特徴とする請求項2から請求項7の何れか1項に記載のシミ ュレータ(時間ラベル:コールないし第1事象の生成されるときの時間ラベルt 1。これはSSPでのその情報の生成時点に対応する。トラヒックシミュレータ からの1つの情報がSS7シミュレータ(303,403,503)によって処 理された後の時間ラベルt2。SS7シミュレータからの1つの情報がSCPシ ミュレータ(202,302,402)によって処理された後の時間ラベルt3 。SCPシミュレータ(202,302,402)からの1つの情報がSS7シ ミュレータによって処理された後の時間ラベルt4)。 10.以下を特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記載のシミュレ ータ: 10.1 トラヒックシミュレータ(201,301,401)が生成した事 象列が第1の伝達データファイル(203)に登録され、それはSCPシミュ レータに渡され、それによって処理され、その際それぞれの事象に関して、SS Pでのその情報の生成時点に対応する時点t1が保存されており、 10.2 SCPシミュレータが処理した事象が第2の伝達データファイル( 204)に登録され、それはトラヒックシミュレータに渡され、その際それぞれ の事象に関して、SCPでのその次の情報の生成時点とSSPへのその情報の到 着時点に対応する時点t4が保存されていること(データファイルモード)。 11.以下を特徴とする請求項2に記載のシミュレータ: 11.1 トラヒックシミュレータが生成した事象列が第1の伝達データファ イル(304,406)に登録され、それがSS7シミュレータに渡され、それ によって処理され、その際それぞれの事象に関して、SSPでのその情報の生成 時点に対応する時点t1が保存されており、 11.2 SS7シミュレータが処理した事象が第2の伝達データファイル( 305,407)に登録され、それがSCPシミュレータに渡され、その際それ ぞれの事象に関して、その情報がSCPに到着した時間に対応する処理時間t2 が保存されており、 11.3 SCPシミュレータが処理した事象が第3の伝達データファイル( 306,408)に登録され、それがSS7シミュレータに渡され、その際それ ぞれの事象に関して、SCPでの、続き情報の生成時点に対応する時点t3が保 存されており、 11.4 SS7シミュレータが処理した事象が第4の伝達データファイル( 307,409)に登録され、それはトラヒックシミュレータに渡され、その際 それぞれの事象に関して、その情報がSSPに到着した時間に対応する時間t4 が保存されていること。 12.ステップ10.1および10.2ないし11.1から11.4までが多 数回、次々に実行され、その際、トラヒックシミュレータが続き事象を生成する ためのステップ10.1ないし11.1において最初の通過がなされる時に、一 定のSCP遅延時間ないしSCPとSS7の遅延時間が想定され、その遅延時間 はその後のサイクルにおいて、第2ないし第4の伝達データファイルから、SC PシミュレータないしSCPとSS7のシミュレータを通過した後に、算出され た回答時間によって変更されることを特徴とする請求項10または請求項11に 記載のシミュレータ。 13.トラヒックシミュレータに割り当てられたローカルな事象カレンダーで あって、そこにはトラヒックシミュレータが処理した事象が登録されている事象 カレンダーを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記載のシミュレー タ。 14.SS7シミュレータに割り当てられたローカルな事象カレンダーであっ て、そこにはSS7シミュレータが処理した事象が、それらの時間ラベルおよび /または優先性の関数として登録されている事象カレンダーを特徴とする請求項 1から請求項9または請求項13の何れか1項に記載のシミュレータ。 15.SCPシミュレータに割り当てられたローカルな事象カレンダーであっ て、そこにはSCPシミュレータが処理した事象がそれらの時間ラベルおよび/ または優先性の関数として登録されている事象カレンダーを特徴とする請求項1 から請求項9、請求項13または請求項14の何れか1項に記載のシミュレータ 。 16.1つのローカルな事象カレンダーには複数の接続された待ち行列があり 、それらにはシミュレーションモジュールの下部構成要素によって処理される事 象が入っていることを特徴とする請求項13から請求項15の何れか1項に記載 のシミュレータ。 17.1つの大域の事象カレンダーであって、それには、SSP、SCP間の 情報、場合によってはSS7システムに対応する事象(大域外部事象)と、トラ ヒックシミュレータおよび/またはSCPシミュレータのモジュール、および/ またはSS7シミュレータを参照せよとの指示が、共通の待ち行列として入って おり(大域内部事象)、その際その事象は時間および/または優先性の関数とし て大域事象カレンダーに登録される(オンラインモード)ような1つの大域事象 カレンダーを特徴とする請求項13から請求項16の何れか1項に記載のシミュ レータ。 18.ネットワーク構成要素内のコールに依存しない行程、たとえば、SCP プロセッサ内での運転システム干渉を考慮するために、コールに依存しない事象 が偶然に生成され、大域の事象カレンダー、および場合によっては対応するロー カルな事象カレンダーに登録され、それぞれのシミュレーションモジュールによ って処理されることを特徴とする請求項17に記載のシミュレータ。 19.シミュレータとシミュレーションモジュールにそれぞれ1つのシミュレ ータ時計が割り当てられており、それは大域の、ないしローカルな事象カレンダ ーからの1つの事象を処理している間は止まっており、それが終わると、対応す る大域の、ないしローカルの事象カレンダーに登録されているその次の事象の時 点に進められることを特徴とする請求項1から請求項18の何れか1項に記載の シミュレータ。 20.1つのシミュレーションモジュールが、定義された持続時間(Δt)を 持つ1つの、または一連の内部事象を、ユーザ定義可能な、1つの外部情報ない し1つの外部事象に分類し、個別事象をローカルな事象カレンダーに登録(内部 事象の生成)することを特徴とする請求項1から請求項19の何れか1項に記載 のシミュレータ。 21.以下を特徴とする請求項20に記載のシミュレータ: 21.1 1つのシミュレーションモジュールが、大域の事象カレンダーに登 録されており、ローカルな事象カレンダーを考慮するように指示する内部事象に よってその次の内部事象を処理するために呼び出され、 21.2 その事象が処理されると内部シミュレーション時計が合わされ、そ の際、 21.3.1 プロセスチェーンに帰属する事象がもう1つ存在する場合は、 実際の内部シミュレーション時間で、その次の内部事象を考慮するようにとの指 示が大域の事象カレンダーに登録され、 21.3.2 または、実際に処理された事象がプロセスチェーンの最後であ る場合は、1つの外部事象がシミュレーションモジュールによって生成され、実 際の内部シミュレーション時間で大域の事象カレンダーに登録される。 22.電話通常トラヒックがトラヒックシミュレーションに加えられることを 特徴とする請求項1から請求項21の何れか1項に記載のシミュレータ。 23.一定の時間間隔で、またはあらかじめ決められるシミュレーション時間 に関して、1つ以上の、下記のネットワークロード量がそれに関係するシミュレ ーション時間で出力データファイルに書き込まれることを特徴とする請求項1か ら請求項22の何れか1項に記載のシミュレータ。 (ネットワークロード量: トラヒックシミュレータが生成し、INに届く時間単位ごとのコール回数。 SCPシミュレータへの途中のSS7シミュレータで処理されている情報の数 。 SCPシミュレータにある情報の数。 トラヒックシミュレータへの途中のSS7シミュレータで処理されている情報 の数。) 24.SCPシミュレータが、一定の時間間隔で、または決められたシミュ レーション時点に関してCPUロードおよび/または待ち行列長さおよび/また は時間単位ごとに処理されたプロセス(ディスパッチ)の数を、それぞれCPU 番号にそって個別化し、および/またはすべてのCPUを介して、および/また はCPUの最小値および最大値をSCP統計の大きさとして関連するシミュレー ション時間で、1つの出力データファイルに書きこむことを特徴とする請求項1 から請求項23の何れか1項に記載のシミュレータ。 25.一定の時間間隔で、またはあらかじめ決められたシミュレーション時点 に関して、占有された回線の数が、SSP特有で、1つの伝送場所で、および/ またはINにおいてプロトコル化され、1つのデータファイルに書き込まれるこ とを特徴とする請求項1から請求項24の何れか1項に記載のシミュレータ。 26.ユーザレベルが設定されており、それはシミュレーションパラメータの 入力によりシミュレーションを生成するための入力要素になり、それはコンフィ ギュレーションデータファイルを管理し、シミュレーション結果がグラフィック で示されるようになることを特徴とする請求項1から請求項25の何れか1項に 記載のシミュレータ。 27.その他のネットワーク構成要素の事象指向のシミュレーションのための 1つのモジュールが設定されており、特にサービス管理システム(SMS)およ び/またはインテリジェント周辺機器(IPs)のシミュレーションのための1 つのモジュールが設定されていることを特徴とする請求項1から請求項26の何 れか1項に記載のシミュレータ。
JP54644799A 1998-03-16 1999-02-23 インテリジェントネットワークをシミュレーションするためのシミュレータ Pending JP2001526876A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19811097.9 1998-03-16
DE19811097A DE19811097A1 (de) 1998-03-16 1998-03-16 Simulator zur Simulation eines intelliegenten Netzwerks
PCT/EP1999/001141 WO1999048306A1 (de) 1998-03-16 1999-02-23 Simulator zur simulation eines intelligenten netzwerks

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001526876A true JP2001526876A (ja) 2001-12-18

Family

ID=7860887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54644799A Pending JP2001526876A (ja) 1998-03-16 1999-02-23 インテリジェントネットワークをシミュレーションするためのシミュレータ

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6650731B1 (ja)
EP (1) EP1013109A1 (ja)
JP (1) JP2001526876A (ja)
CN (1) CN1258418A (ja)
CA (1) CA2289515A1 (ja)
DE (1) DE19811097A1 (ja)
HU (1) HUP0400884A2 (ja)
WO (1) WO1999048306A1 (ja)

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20010051862A1 (en) * 2000-06-09 2001-12-13 Fujitsu Limited Simulator, simulation method, and a computer product
ITTO20010180A1 (it) * 2001-03-01 2002-09-01 Cselt Centro Studi Lab Telecom Procedimento e sistema per il controllo della configurazione dei nodidi una rete per telecomunicazione.
US7158627B1 (en) * 2001-03-29 2007-01-02 Sonus Networks, Inc. Method and system for inhibiting softswitch overload
US20020188433A1 (en) * 2001-06-06 2002-12-12 Honeywell International Inc. Generic device simulator for process control
GB2379125B (en) * 2001-06-21 2003-11-12 Toshiba Kk Communication apparatus private branch exchange apparatus maintenance terminal apparatus and simulation method
US7774440B1 (en) * 2001-07-25 2010-08-10 Scalable Network Technologies, Inc. Method and system for enhancing performance of a physical network under real-time control using simulation of a reference model
DE10307408B3 (de) * 2003-02-20 2004-09-02 Radioplan Gmbh Verfahren zur Ablaufsteuerung von sequentiellen objektorientierten Systemsimulationen der Kommunikation in Mobilfunknetzen
CN1311663C (zh) * 2003-07-21 2007-04-18 华为技术有限公司 一种判断智能业务测试覆盖率高低的方法
EP1685732B1 (en) * 2003-11-21 2007-03-07 Telecom Italia S.p.A. Method and system for simulating communications networks, object and computer program product therefor
JP4610240B2 (ja) * 2004-06-24 2011-01-12 富士通株式会社 分析プログラム、分析方法及び分析装置
DE102004043028A1 (de) * 2004-09-06 2006-03-30 Siemens Ag Verfahren zur Beschränkung des Zugangs zu einem Televoting-Dienst auf Basis der Rufnummer eines Teilnehmers
US7369977B1 (en) * 2004-09-20 2008-05-06 The Mathworks, Inc. System and method for modeling timeouts in discrete event execution
US9197533B1 (en) 2005-05-09 2015-11-24 Cisco Technology, Inc. Technique for maintaining and enforcing relative policies with thresholds
US20070067296A1 (en) * 2005-08-19 2007-03-22 Malloy Patrick J Network capacity planning
US20070271079A1 (en) * 2006-05-17 2007-11-22 Kentaro Oguchi Simulator for Vehicle Radio Propagation Including Shadowing Effects
US20090099827A1 (en) * 2007-10-16 2009-04-16 Sony Corporation System and method for effectively performing a network simulation procedure
US8793117B1 (en) * 2008-04-16 2014-07-29 Scalable Network Technologies, Inc. System and method for virtualization of networking system software via emulation
US20100017486A1 (en) * 2008-07-16 2010-01-21 Fujitsu Limited System analyzing program, system analyzing apparatus, and system analyzing method
US8326977B2 (en) * 2008-07-16 2012-12-04 Fujitsu Limited Recording medium storing system analyzing program, system analyzing apparatus, and system analyzing method
JP5169614B2 (ja) * 2008-08-19 2013-03-27 富士通株式会社 システム分析プログラム、システム分析装置、システム分析方法
US20100066731A1 (en) * 2008-09-16 2010-03-18 James Calvin Vecore Configurator Process and System
GB2469510B8 (en) 2009-04-16 2012-05-30 Aircom Internat Ltd Modelling apparatus and method
GB2469509B8 (en) 2009-04-16 2012-05-30 Aircom Internat Ltd Modelling apparatus and method
GB2469508C (en) 2009-04-16 2012-08-29 Aircom Internat Modelling apparatus and method
US9210050B2 (en) * 2009-07-09 2015-12-08 Centurylink Intellectual Property Llc System and method for a testing vector and associated performance map
US8885636B2 (en) * 2009-09-01 2014-11-11 International Business Machines Corporation Method and system for platform-independent VoIP dial plan design, validation, and deployment
US20120084110A1 (en) * 2010-10-05 2012-04-05 M3 Technology, Inc. System and method for smart oil, gas and chemical process scheduling
US9065916B2 (en) * 2012-06-01 2015-06-23 Callpromise, Llc System and method for virtual queuing of calls
US9958843B2 (en) * 2012-11-07 2018-05-01 Hitachi, Ltd. System and program for managing management target system
CN105814931A (zh) * 2013-07-02 2016-07-27 七网络有限责任公司 基于移动网络信号的网络建模
CN103517311B (zh) * 2013-09-11 2017-02-22 百度在线网络技术(北京)有限公司 一种模拟无线网络的方法与装置
DE102015002367A1 (de) 2014-03-02 2015-09-03 Gabriele Trinkel Sichere Übertragung von Daten und Skalierung, Regelung zur Überlastabwehr in der Cloud und Cloud Computing
WO2016082225A1 (zh) 2014-11-28 2016-06-02 华为技术有限公司 一种业务分布的获取方法、装置及系统
US10282062B2 (en) 2016-10-03 2019-05-07 Sas Institute Inc. Techniques for repairable system simulations
US10534588B2 (en) * 2018-06-08 2020-01-14 Sap Se Data processing simulator with simulator module and data elements

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5621670A (en) * 1991-08-01 1997-04-15 Fujitsu Limited Communication service simulator and a communication service specification verifying method
US5359649A (en) * 1991-10-02 1994-10-25 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Congestion tuning of telecommunications networks
US5594782A (en) * 1994-02-24 1997-01-14 Gte Mobile Communications Service Corporation Multiple mode personal wireless communications system
US5805570A (en) * 1995-05-02 1998-09-08 Merge Technologies Group, Inc. Method of simulating an ISDN-BRI central office switch using a single microcomputer
US5787147A (en) * 1995-12-21 1998-07-28 Ericsson Inc. Test message generator in a telecommunications network
US5737517A (en) * 1995-12-21 1998-04-07 Ericsson, Inc. Testing tools in an intelligent network system
JPH09321869A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Nec Corp 呼情報試験方法とその装置
US5940472A (en) * 1996-12-16 1999-08-17 Mci Communications Corporation Intelligent services network test system
US5982852A (en) * 1997-01-31 1999-11-09 3Com Corporation Line performance test system

Also Published As

Publication number Publication date
DE19811097A1 (de) 1999-09-23
HUP0400884A2 (en) 2004-08-30
CN1258418A (zh) 2000-06-28
CA2289515A1 (en) 1999-09-23
US6650731B1 (en) 2003-11-18
WO1999048306A1 (de) 1999-09-23
EP1013109A1 (de) 2000-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001526876A (ja) インテリジェントネットワークをシミュレーションするためのシミュレータ
JP3471012B2 (ja) フレキシブル呼出し明細記録システム
US5390232A (en) System for control of subscriber progragmmability
EP1221236B1 (en) System for providing services
US6480597B1 (en) Switch controller for a telecommunications network
WO2001035618A2 (en) System and method for providing call information in real time
CN101542510A (zh) 将策略管理结合到汇聚预付费/后付费电信服务
US7809368B2 (en) Architecture for location independent, automated integration testing and quality assurance of next generation IMS services
CN107508725A (zh) 用于自动化测试的方法,装置及系统
US6529583B2 (en) PSTN call simulator and method of operation for testing PSTN-To-IP network telephone services for individual and group internet clients prior to availability of the services
CN101699843B (zh) 一种自动适应camel网络类型的语音呼叫的方法和装置
Unger et al. Simulation of SS7 common channel signaling
Doyle et al. The intelligent network concept
CN100417170C (zh) 一种预付费方法及其预付费系统
Yan et al. Teletraffic performance in intelligent network services
Kwiatkowski Performance modelling of UPT networks
JP3451886B2 (ja) トラヒック情報収集システム
CN100512344C (zh) 一种用于智能业务中的话务统计方法
Steinert et al. Generation of realistic signalling traffic in an ISDN load test system using SDL User Models
CN102340602B (zh) 回电提醒系统和方法
Deok et al. Analysis for load-balancing techniques in intelligent network systems
KR100317706B1 (ko) 공통선신호망시뮬레이터시스템
KR0136502B1 (ko) 서비스 교환기에서 지능망 서비스 응용 프로세스 기능 시험을 위한 기본 호처리 시뮬레이션 방법
KR930006553B1 (ko) 전전자 교환기의 스킵을 이용한 특정 루트를 제어하기 위한 방법
Gorg et al. Future systems for personal mobility services: design, performance evaluation, and implementation