JP2001526069A - 医薬品管理給配用の装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 医薬品管理給配用の給配装置（１０）で、それは複数の抽斗（１４）を有するキャビネットを含み、各抽斗は複数の貯蔵部（２４）を有し、それぞれの貯蔵部は１アイテムを収容する大きさに作られており、閉位置と開位置との間で動くことができる蓋（２８）を有する。選択的に駆動させることのできる錠前（６０）が、蓋（２８）を閉位置に解放可能に維持するよう設けてあり、錠前（６０）は、錠前（６０）に接続された電気応答駆動線（８６）であって供給される電流に応じて、前記錠前を動作させる電気応答駆動線（８６）を含む。プロセッサ（１８）が選択的に駆動させることのできる錠前（６０）と接続しており、電気応答駆動線（８６）に信号を送り、蓋（２８）を解錠するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （関連出願） 本出願は、本発明の出願人に譲渡された出願中の米国特許出願に関連し、それ
らの出願中の出願は、「給配すべきアイテムへのアクセスを提供するための装置
及び方法」の名称で１９９４年６月１４日に出願された米国特許出願番号第08/2
74,926号；「薬剤給配装置及び方法」の名称で１９９５年１０月１０日に出願さ
れた米国特許出願番号第08/544,379号；「アイテム給配の方法及び装置」の名称
で１９９４年１０月１１日に出願された米国特許出願番号第08/320,585号；「ア
イテム給配の方法及び装置」の名称で１９９４年５月２７日に出願された米国特
許出願番号第08/250,223号；「アイテム給配の方法及び装置」の名称で１９９６
年１２月２日に出願された米国特許出願番号第08/758,863号、および「給配装置
用照明装置及び方法」の名称で１９９７年６月２５日に出願された米国特許出願
番号第08/761,726号であり、これらの記載の全てをここに援用する。

【０００２】 （技術分野） 本発明は、医薬品及び医療用サプライ品を給配するための、また、医薬品及び
医療用サプライ品の在庫管理を支援するための装置に関する。

【０００３】 （背景技術） 医療施設においては、正確な在庫管理を維持し、また非公認の人物が管理下の
物品にアクセスできないようにしながら、供給薬物および管理下の医療器械のサ
プライ品を医療関係者にとって素早くまた便利にアクセスできる保管場所に保持
しておくことが必要である。それらの薬物や医療器械を供給するキャビネットの
内容は、そのキャビネットが設置される医療施設で実行される医療手順に左右さ
れる。給配を行うキャビネットは、再補充を行うために中央薬局もしくは別の場
所に戻されることもあり、あるいは医療スタッフ若しくは薬局スタッフによって
その場所で再補充されることもある。

【０００４】 全ての要求医薬品及び医療用サプライ品を適正に供給し物資を提供し、保管場
所での在庫状態を注意して監視していない場合に生じる「在庫切れ」の発生を避
けることは重要なことである。しかし、保管場所において充分なる物資を保持す
ることを確かなものにすることは、在庫として保持すべきアイテムを実際に使用
するよりも多くすることを要求することとなり、医療施設の在庫システムのコス
トを増大させ、過剰在庫を引き起こす。行き過ぎた在庫補充は、また、未使用物
資を損なうことになり無駄な結果をもたらす。過剰な在庫補充を行うとまた、充
分な物資が入手できることを保証するために、病院のスタッフが時間を更につぎ
込んで保管場所の監視をしなくてはならない。

【０００５】 医薬物資（医薬品及び医療用サプライ品）を、これを使用する医療施設の領域
に提供するのに用いられる１つの方法は、給配用キャビネットからアイテムを取
り出したことを記録するコンピュータプロセッサを備えた給配用キャビネットで
ある。これらのキャビネットは一般に施錠された薬剤貯蔵部を有する施錠された
抽斗を含み、またコンピュータプロセッサを含む。コンピュータプロセッサは、
一般に、それらキャビネットや貯蔵部に対して指定された医療関係者しかアクセ
スできないように限定したり、コンピュータプロセッサへの情報記入に応じキャ ビネットの特定の抽斗や場所に対してのアクセスを制限したり、またキャビネッ
ト内にまだ在庫があるかどうか分かるようにして医療スタッフが使用する上での
在庫情報を記録したりする。

【０００６】 管理された医療物資および薬剤の場合、供給用キャビネットはそれぞれの単位
が持ち去られると記録され、また薬剤など医療物資へのアクセスは公認のまた身
分証明がなされた人物のみがなし得るように、おそらく一単位もしくは一回の使
用量の給配が行えるように設計される。

【０００７】 （発明の概要） 本発明は、改良された医療用の給配用キャビネットを提供し、また薬剤若しく
は医療物資の一回使用量単位で管理を行った給配を行うのに特に利点を有する。
本発明を具現化した給配用キャビネットは、薬剤および医療物資を最大限度に多
様化して供給することができるようにし、一方ではそれらアイテムに関する正確
な管理を維持する。給配用キャビネットはまた、医療スタッフによって簡単に充
足される、もしくは再補充される構成を提供する。

【０００８】 給配用キャビネットはまた、キャビネットのスペースを効果的に使用し数的に
最大限に異なった薬剤もしくは医療物資を医療関係者がキャビネットから得るこ
とのできるように、医療スタッフが充足することのできる隔室構成を提供する。
給配用キャビネットは、また、非常にコンパクトでまたポータブルな給配装置を 提供する。

【０００９】 本発明を具現化した給配用キャビネットは、薬剤もしくは医療物資の給配を先
入れ先出しベースで管理し、それで医療スタッフがキャビネット内に収容されて
いる製品の保管期間を管理できる。

【００１０】 本発明を具現化した給配用キャビネットは、また、キャビネットの中身や供給 キャビネットが設置されている医療実施領域の性質や要求に基づいて、１単位も
しくは多単位の医療物資にのみへのアクセスを管理できる。

【００１１】 給配キャビネットは数多くのアイテムの医療物資を収容しておくのに有用であ
り、キャビネットのそれぞれの抽斗中に収容される医療物資整理状態は、医療ス
タッフに対して最も効果的に物資の供給がなされるように薬剤師が変えることが
できる。

【００１２】 より詳しくは、本発明は医薬物資の給配を管理するための給配装置を含む。給
配装置は、複数の貯蔵部がある少なくとも一つの抽斗を有するキャビネットを含
む。それぞれの貯蔵部は施錠された位置と解錠された位置との間を移動すること
ができる錠前部材を伴った、選択的に駆動することができる錠前を含んだ蓋を有
する。電気応答駆動線がその錠前部材に接続される。給配装置は、また、使用者
の情報とアイテムを識別する情報とを受け取るためのプロセッサを含み、そのプ
ロセッサは選択的に駆動することができる錠前に連絡しており、また、電気応答
駆動線に信号を送り、使用者の身分証明、患者及び／又はアイテム選択の情報に
基づいて少なくとも一つの選択された蓋を解錠するように構成される。

【００１３】 それぞれの抽斗が数多くの選択的に施錠された保管隔室を含むことができるよ
うに、信頼性のある、また、極めてコンパクトなラッチ・システムを提供するた
めに電気応答駆動線構成を備えている。電気応答駆動線は高度に信頼性があり、
また、最小限度の可動部分を伴った複雑でなくまた高価でもない構造のラッチ構
成を容易に採用できるようにする。コンパクトなラッチ・システムを使用するこ
とは、また、抽斗内に設けられた隔室の寸法と配列とに柔軟性を持たせることを
容易にし、また、製品を抽斗内に配列する点で柔軟性を持たせることをも容易に
する。

【００１４】 本発明の一実施態様にあっては、キャビネットのプロセッサは、１回使用量を
超える薬剤製品がキャビネット内に収容されてある場合、キャビネット内の在庫
回転が管理されてあるように、キャビネット内に最初におかれた薬剤製品が医療
関係者にとって最初にアクセスされ得るようプログラムをすることができる。

【００１５】 本発明の一実施態様にあっては、キャビネットの全ての抽斗を開放するための
、また、緊急の医療事態の場合にはキャビネット内の貯蔵部に制限なくアクセス
することができるようにするための、もしくはキャビネットへ在庫補充をするた
めの、施錠メカニズムが備えられる。

【００１６】 本発明の一実施態様にあっては、抽斗は取り外しができるトレイを設けられて
おり、それぞれのトレイは個別の医療供給単位を収容する複数の貯蔵部を含む。
トレイは、在庫補充をする目的で例えば薬局のような場所に返却をするために取
り外すことができる。トレイは、品質を保証しておく目的で貯蔵部を覆っている
引き剥がすことができる、いじったらそのことを証拠立てする金属箔もしくは基
体を備えることができる。

【００１７】 本発明の一実施態様にあっては、トレイとトレイを支えている抽斗とは、キャ
ビネットのプロセッサに対して働きのあるように連結され、また、プロセッサに
対して抽斗内にあるトレイの適正な位置もしくは方向を、もしくは抽斗内にある
トレイの非適正なもしくは非適正な方向を示すための信号を提供する、センサを
備えることができ、また、抽斗内に置かれているトレイの内容を示すためのプロ
セッサに対する信号を提供することができる。

【００１８】 本発明の給配用のキャビネットは、また、多様な寸法にある１回使用量単位の
保管と供給とが効果的にできるようにすることを目的とした、異なった寸法の貯
蔵部を容易く採用することができるような構造を有する。

【００１９】 （好ましい実施の形態） 図１は、本発明を具現化した給配用装置１０を示し、装置１０は、互いに垂直
方向に積み重て並べられた複数の抽斗１４を支持するキャビネット１２を含む。
抽斗１４は、手で手前に引くことによって開けることができる。抽斗１４は動き
やすいように、抽斗スライド１６に支えられている。図１に示す特定の構成にあ
っては、抽斗１４は比較的浅いが、抽斗の高さより実質的に大きい巾と奥行きと
を備えている。他の構成にあっては、抽斗１４の高さ、巾および奥行きは別の相
対寸法をとることができる。加えて、図示の構成にあっては、キャビネット１２
は１３段の抽斗１４を有しているとして描かれているが、他の構造にあっては、
キャビネット１２の使用意図に基づいて、キャビネット１２は一以上の抽斗１４
を備えていていればよい。

【００２０】 キャビネット１２には、キャビネット１２の上部に示される制御用プロセッサ
１８が設けられる。制御用プロセッサ１８は、情報をプロセッサ１８に入力する
ためのキーボード・パネル２０と表示スクリーン２２とを含む。

【００２１】 他の構成にあっては、キャビネット１２は、他の構造体に組込んでもよいし、
または独立型であってもよく、もしくはポータブルな動きができるようにキャス
タで支えられていてもよい。キャビネット１２は、また、プロセッサ１８に対し
て操作可能に接続され、給配処理をプリントアウトするためのプリンタを含むこ
とができる。

【００２２】 図示した構成にあっては、それぞれの抽斗１４は、複数の隔室２４を含み、各
隔室２４は給配すべき物品２６を収容するように作られている。図に示される本
発明の特定の実施態様にあっては、それぞれの抽斗１４は８列になった隔室２４
を含み、それぞれの列は抽斗の前部から後部にかけて間隔を隔てた「１２」の隔
室を含む。本発明の他の実施態様にあっては、抽斗は多様な他の隔室構成をとる
ことができ、また、図示されているものより多かったり少なかったりの隔室を有
することができる。隔室２４は、それぞれがその後部端３０においてヒンジ結合
され個別に開くことができ、選択された隔室２４内に収容されている物品２６に
アクセスできるようにする蓋２８で選択的にカバーされる。図１および図２に示
すキャビネット１２および抽斗組立体１４の特別に利点を有する応用例は、薬剤
の一回使用量もしくは医療物資の一単位給配におけるものである。他の構成にあ
っては、キャビネット１２は、また、多数回の使用量もしくは多単位の給配にお
いて有用であることができる。隔室２４とこれら隔室２４をカバーしているそれ
ぞれの蓋２８とは、平面図において見た場合一般に四角であるように示してある
が、他の構成にあっては、隔室２４は例えば注射器のような長細い医療用供給ア
イテムを収容するために長方形であることができる。

【００２３】 それぞれの抽斗組立体３２の構造は、図２、図３および図５〜図１１により明
確に示され、また、抽斗スライド１６で支えられ、キャビネット１２の内部およ
び外部に向けて手で前後に動かしてスライドすることができる抽斗１４を含む。
それぞれの抽斗１４は、取り外しができるトレイ３６を収容するのに合わせてあ
る浅い空間を含み、トレイ３６は隔室を形成している上方向に開いたポケット３
８の複数の列を含む。トレイ３６はヒンジ結合されたカバー４０でカバーされる
ように構成されている。カバー４０はその後部端４２において抽斗１４の上部で
且つ後部にヒンジ結合されており（図５）、カバー４０は、トレイ３６が抽斗１
４から取り外せる、持ち上げられた位置から、カバー４０がトレイ３６上に横た
わる位置に動くことができる（図1および図３）。カバー４０は、カバー４０が 閉じられた場合にトレイ３６の隔室２４に重なり合うように配列された構成の複
数の開口部４４を含む。カバー４０は、蓋２８とカバー４０とを連結するための
蝶番組立体を支える。図６に最もよく示されるように、それぞれのカバー４０は
、蓋２８の相対する側方から飛び出しているピン４９を収容するように、また、
閉じられて施錠された位置と解錠された位置との間でヒンジ結合された動きをす
ることができるように蓋２８を支えるようにしてある対になった上部に向かって
突出しているボス４８および５０を備えている。それぞれの蓋２８は、カバー４
０で支えられ、また、蓋２８に係合しており蓋２８を開位置に付勢するように機
能する端部５５を有するスプリング５４（図１０から図１２）を含む。

【００２４】 カバー４０は、蓋２８を選択的に施錠するためにラッチ６０の構成を個々に含
む。図示された構成（図７、図８、図１２、図１３）にあっては、図３に最もよ
く示されるように、それぞれの蓋２８は下方に向かって突出し、カバー中の補助
開口部即ち凹部６４中に伸びているピン６２を含む。図７に示すように、本発明
の図示された実施態様にあっては、選択的に駆動することができるラッチ部材６
０は、ピン６２がカバー中の開口部即ち凹部６４の中に伸長すると、蓋２８にあ
る下方に向かって突出しているピン６２に選択的に係合することができる。選択
的に駆動されたラッチ部材６０は、図７に示されるように、下方に向かって突出
しているピン６２に選択的に係合し蓋２８を閉じた状態に保持する。ラッチ部材
６０は、ラッチ部材６０がピン６２の肩６８に係合する位置と、蓋２８が自由に
開く後退させられた位置との間に往復して動くことができる。好ましい構成にあ
っては、スプリング５４は、ラッチ部材６０がピン６２を解放すると、蓋が開く
位置に向けて付勢する。

【００２５】 図３、図５、図７〜図１３に示す本発明の実施態様にあっては、ヒンジ結合さ
れたカバー４０はトップ・プレート７０を含み、また、印刷回路基板７２がトッ
プ・プレート７０の底部表面にしっかりととめられる。図１２に最もよく示すよ
うに、複数のラッチ組立体７４は、ラッチ組立体７４がカバー４０にあるトップ
・プレート７０の底部表面に固定されるように印刷回路基板７２とトップ・プレ
ート７０との間に収容される。ラッチ組立体７４は、トップ・プレート７０の下
部表面に対して位置せしめることができる成形されたプラスチック・ハウジング
即ちボディ７６を含む。成形されたプラスチック・ボディ７６は、蓋２８を開く
のに付勢をかける目的で用いられているスプリング５４を収容しているキャビテ
ィ７８を含む。成形されたプラスチック・ボディ７６は、また、退却位置と係止
した施錠位置との間で限定されたスライド運動をすることができるようにラッチ
部材６０を支える。それぞれのラッチ部材６０は、成形されたプラスチック・ボ
ディ７６にある上方に向かって突出しているピン８２をそれぞれ収容している一
対のスロット８０を有するベース・プレート６３に支えられた、上方に向かって
伸びているフック部材６１を含み、スロット８０はそれぞれピン８２を収容して
おりラッチ部材６０が限られた直線状の往復運動を行えるようにしている。

【００２６】 図７、図９、図１２に最もよく示されているが、成形されたプラスチック・ボ
ディ７６の下部部分は一対の並列チャネル８４を含む。チャネル８４は、電気応
答形状記憶合金駆動線８６を収容する。駆動線８６は、施錠している位置と蓋を
解放している位置との間でラッチ部材６０の選択的な動きを引き起こすようにそ
れぞれ順番に対応するラッチ部材６０に接続される。図９、図１２、図１３に示
される構成にあっては、駆動線８６はラッチ部材６０に接続され、そのラッチ部
材が動くことのできるようにし、また、駆動線８６´がラッチ部材６０´に接続
されそのラッチ部材が動くことのできるようにする。駆動線８６および８６´の
構造と動作とは同一であり、また、従って、駆動線８６の構造のみを記述する。
より明確には、ポスト即ちピン８８（図７）が、ラッチ部材６０から下方に向か
って突出し、また、形状記憶駆動線８６の一端８９がポスト８８に固定される。
成形されたプラスチック・ボディ７６は下方に向かって突出している一対のバル
クヘッド９０を含む。バルクヘッド９０は、電気接点９４を支え、電気接点は順
番に回路基板７２に電気的に接続された端子９６を有する。駆動線８６は、バル
クヘッド９０の中にある開口部を通って伸び、間隔をあけて位置を占めている電
気接点９４に電気的に接する。

【００２７】 軽荷重用の圧縮スプリング９８は下方に向かって伸びているポスト８８とバル
クヘッド９０との間に配置され、ラッチ部材６０を閉じた位置即ちラッチ位置に
向かって付勢する。第二番目の、そして幾分かやや重荷重用の圧縮スプリング１
００が駆動線８６の反対端に支えられ、バルクヘッド９０と駆動線８６の端部上
に圧着されたストップ部材１０２との間で圧縮される。

【００２８】 電気応答駆動線８６の動作にあっては、電流が接点９４を通り、次いでスプリ
ング９８および１００を通って駆動線８６に供給されたとき、線８６が長さを縮
めることになる。バルクヘッド９０とストップ部材１０２との間に固定されてい
るやや重荷重用の圧縮スプリング１００は、圧縮しない傾向なので、駆動線８６
の縮みは軽荷重用の圧縮スプリングの圧縮を引き起こすことになり、ラッチ部材
６０が図７に示されている右に向かって動かすことになる。駆動線８６への電流
が断ち切られると、軽荷重用の圧縮スプリング９８は、駆動線８６の元の長さへ
の復帰を、また、ラッチ６０の閉じ位置即ちラッチ位置への復帰させる。

【００２９】 駆動線８６が駆動され、また、動くことができるラッチ部材６０が動かないよ
うに邪魔か妨害をされる場合、駆動線８６は、やや重荷重用の圧縮スプリング１
００の圧縮によって縮むことができる。

【００３０】 本発明の一実施態様にあっては、形状づけられた記憶駆動線８６は、カリフォ
ルニア州アーバインにあるダイナロイ社（Dynalloy, Inc.）が製造する商標「フ
レキシノル（FLEXINOL）」の駆動線であるのがよい。

【００３１】 トップ・プレート７０の下部表面に固定された印刷回路基板７２（図７、図８
、図９）は、電気接点９４に接触するように構成された電導性通路を含む。印刷
回路基板７２は、カバー・トップ・プレート７０の構成を補足する構成を有し、
印刷回路基板７２はカバー内の開口部とトレイによって設けられた隔室とに沿っ
て配置された複数の開口部１０３（図９）とを含む。印刷回路基板７２は、ネジ
１０６（図７）もしくは他の適切な締め付け具によってトップ・プレート７０の
下部表面にしっかりと取付けられる。印刷回路基板７２はまた、その後部端上に
、抽斗の後部に設けられたマイクロプロセッサ１０７に印刷回路基板７２を接続
する役の端子構成を含み、またマイクロプロセッサは順番にリボンもしくはリー
ド線１08//（図５）を通ってプロセッサ１８に接続される。

【００３２】 図３および図４に示される如く、ラッチ機構１１０は、カバー４０（図５）が
持ち上げられることがないように、抽斗１４に対してカバー４０を解放すること
ができるように施錠する目的で設けられる。ラッチ機構１１０は、給配ユニット
の通常の動作中はトレイ３６へのアクセスを妨げるが、しかし、補給の場合には
抽斗１４からトレイ３６が取り除けるように、もしくは、医療緊急の場合には抽
斗の内容に対して妨げられずにアクセスできるように意図してある。他の構成に
あっても抽斗１４に対してカバー４０を解放可能なように施錠するようにするこ
とは可能であるものの、図示された構成にあっては、キー操作がなされたタンブ
ラ錠前１１２が抽斗１４の前面部に設けられ、また、カバー４０の前方端１１８
に設けられたスロット１１６と連携している、回転することができるラッチング
部材１１４を含む。図３に示されるように、ラッチング部材１１４がスロット内
に収容されたとき、カバーは上方向に動かないように拘束され、また、ラッチン
グ部材がキー操作されたタンブラの駆動によって図４において仮想線で示された
位置に回転させられた場合、カバー４０は解放される。

【００３３】 キャビネットを使用している間、プロセッサ１８のキー・パッド２０を用いて
、医療関係者は名前、人物身分証明番号もしくはコードをプロセッサに入力する
ことができる。医療関係者は、また、プロセッサ１８に処置を受けた患者を識別
する目的で患者情報を、及び／又は給配すべき薬剤物品もしくは医療物品を識別
する情報を入力することができる。この情報は、給配キャビネットにある適当な
抽斗に対するアクセスを提供するために、また、適当な隔室の蓋２８を医療関係
者のために識別して開け、それによって選択された患者に使用されるべき適当な
薬物もしくは医療器材を提供するために処理をされ、また、使用される。プロセ
ッサはまた、患者への請求情報と併せて、給配される物品に関する情報を記録し 在庫記録を維持することになる。管理下にある内容物を給配する場合、プロセッ
サは薬物へのアクセスを適当な許可を有する人物のみに制限し、薬物がアクセス
される前に医療関係者および患者両方の身分証明を要求することができる。

【００３４】 プロセッサは、先入れ先出しの給配システムを提供する目的で、キャビネット
内に置かれた順番通りに薬物の給配を行うため、適当な蓋２８のみを開けるよう
に薬物の給配を管理する。このことは、キャビネット１２内の薬物もしくは医療
物資について最新の在庫の維持を可能にし、また、補充プロセスの間抽斗内にあ
るアイテムを前方に移動する必要性を回避する。

【００３５】 抽斗１４が選択された薬物の多数回使用量を収容している場合にあっては、プ
ロセッサ１８は薬物の最も古い使用量を収容している隔室２４を開けることがで
き、また、それによってキャビネット内に収容された薬物を使用するのに、あり
うる最良の形態を確保することができる。

【００３６】 本発明の他の実施態様にあっては、蓋２８は、プロセッサに対して動作可能に
接続され、蓋が開いたことを記録するセンサを含む。かかるセンサは、給配の動
作にあって、正確さを保証するのに機能するはずである。センサは、蓋が開いた
ことを記録するのに有用であり、また、非公認の蓋２８を試みに開けようとした
場合に警告を発するためのトリガーに用いることができる。

【００３７】 本発明の好ましい形態にあっては、キャビネットは薬局もしくは他の場所に補
充目的で動かすことができる、もしくは、トレイ３６は抽斗１４から取り外すこ とができ、また、薬局もしくは他のある場所に補給目的で返却することができる
。トレイはまた、隔室を補充するために空の隔室の蓋を開けて補給することがで
きる。本発明の一実施態様にあっては、トレイ３６は、金属箔の層もしくは他の
保護膜でもってカバーされ、トレイの内容物の継続性と安全性とを保証する。給
配装置の使用にあっては、一旦トレイ３６が抽斗中に収容され、そして蓋２８が
開かれたら、金属箔もしくは膜はトレイの隔室に収容された物品を取り去る場合
に突き通したり引き剥がしたりすることができる。

【００３８】 本発明の好ましい実施態様にあっては、トレイは、トレイが抽斗内で正しく位
置されたときにプロセッサ１８に対する信号提供を意図してある近接チップ１１
９（図５）を備えることができる。補給されたトレイが抽斗に返却されたときに
万一トレイが抽斗内で正しく位置されない場合、プロセッサに信号が送られ、薬
剤師もしくは医療関係者にトレイが正しく位置されていないことを示すことにな
る。近接チップ１１９は、給配装置に対して医療物資もしくは薬剤の新しいトレ イが追加された旨の信号をプロセッサ宛に提供することができる。

【００３９】 本発明の好ましい形態にあっては、カバー４０の蓋２８は、蓋２８の前方端上
にカラー標識１２０（図３）を含む。このカラー標識１２０は、抽斗１４が引き
だされ、閉じた蓋とスプリング５５とを保持しているラッチを解放した結果、蓋
２８がポンと開いたとき容易に目に見える。カラー標識１２０は、給配すべき薬
剤もしくは医療物資を収容している抽斗の適当な隔室に医療関係者が向かうこと
ができるように表示する機能を果たすことになる。カラー標識１２０および駆動
された場合に自動的に開く蓋の使用は、医療関係者に対して標識として機能させ
るための光やその他の電気信号を使用することなく、医療関係者に対して適当な
隔室の標識を提供するという利点を有する。他の構成にあっては、開いている隔
室に対して使用者の注意を引くために標識用の光を、それぞれの隔室に設けるこ
とができる。

【００４０】 本発明の好ましい形態にあっては、給配用キャビネットはまた、解放可能に且
つ選択的に、抽斗１４が開位置に引出されることを防止する錠前組立体を含む。
図５、図１４、図１５に示す図示の構成にあっては、それぞれの抽斗１４は、ソ
レノイドで駆動されるラッチ１３０を備えられる。ラッチ１３０それぞれは往復
動をする部材１３２、それはプロセッサ１８によって順番に駆動されるソレノイ
ド１３０を駆動することで伸びる、を含む。給配用キャビネット１２は、ロッド
１３４から突出している複数のラッチ部材１３６を有するロッド１３４を含み、
ラッチ部材１３６はソレノイド１３０の往復動をする部材１３２を収容するのに
、また、抽斗１４が外側に向かって動こうとするのを選択的に制限するのに適合
している開口部を含んでいる。ロッド１３４はキーで駆動されるレバー機構１４
０によって支えられる。もしキーがタンブラ錠前１４２に挿入されると、レバー
１４４は機能してロッド１３４を持ち上げることができ、それによって全てのラ
ッチ部材１３６を動かし、ソレノイド１３０の往復動をする部材１３２から係合
を外すようにし、それによってキャビネットの全ての抽斗は開けることができる
。この構成は、医療緊急の場合に医療関係者にとってキャビネットの全ての抽斗
を開け放つことができるようにし、もしくは給配用キャビネットの補充が楽に行
えるようにする。

【００４１】 本発明の好ましい形態にあっては、各抽斗１４は、標識用ライト１５０（図１
）を含むことができ、それは抽斗１４が開け放たれた場合に照明を行い、また、
医療関係者に対して即ち薬剤もしくは医療物資を抽斗から取り去るために抽斗を
開けることができる旨の信号を提供する。

【００４２】 給配用キャビネットの操作にあっては、医療関係者は身分証明をプロセッサに
入力し選択された患者にとって必要な薬剤もしくは医療器具を選択する。プロセ
ッサはそれで要求された製品を収容している幾つかの抽斗を開け放ち、また併せ
て、プロセッサは、要求された製品を収容している隔室の幾つかのラッチを駆動
することになる。これらの隔室の蓋は、連結されたスプリングの作用によって開
くことになり、また開いた蓋は、医療関係者に対して選択された物品を収容して
いる隔室の場所を簡単に表示する目で見える標識手段を含むことになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明を具現化した給配装置の斜視図である。

【図２】 図１に示す給配装置にある１つの抽斗の拡大平面図である。

【図３】 図２に示す抽斗の一部分の拡大斜視図である。

【図４】 図３に示す抽斗錠前装置の部分図である。

【図５】 図１に示す給配装置の側面図であり、給配装置の抽斗から製品を取りだすため
に引き出された抽斗を示している。

【図６】 図２に示す給配装置の抽斗構成部品の展開部分図である。

【図７】 図２における線７−７に沿って見た拡大断面図である。

【図８】 図７に示す構成部品の展開図である。

【図９】 図７における線９−９に沿って見た拡大断面図である。

【図１０】 図２に示す抽斗の一部分の拡大断面図である。

【図１１】 図１０における線１１−１１に沿って見た断面図である。

【図１２】 図９に示す抽斗構成部品の斜視図である。

【図１３】 図１２に示す構成部品の展開図である。

【図１４】 図５に示す給配装置の一部分の拡大断面図である。

【図１５】 図１４に示す構成部品の部分断面図である。

Claims (58)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部を有するキャビネットを有し、 少なくとも一つの抽斗を有し、前記抽斗は、前記キャビネットの前記内部に収
   容される保管位置と前記抽斗が前記抽斗からアイテムを取りだすのにアクセスす
   ることの可能な引きだされた位置との間で動くために前記キャビネットによって
   支えられ、前記抽斗が複数の貯蔵部を有し、それぞれの貯蔵部が少なくとも１つ
   のアイテムを収容する大きさに作られており、またそこに、少なくとも前記貯蔵
   部の１つが閉位置と開位置との間で動くことのできる蓋を含んでおり、 前記蓋を解放可能に前記閉位置に維持する、選択的に駆動可能な錠前を有し、
   前記選択的に駆動可能な錠前は、施錠位置と解錠位置との間を移動可能である錠
   前部材、及び前記錠前部材に接続され、電気応答駆動線に供給される電流に応答
   して前記錠前部材を動かす前記電気応答駆動線を含んでおり、 前記選択的に駆動可能な錠前に連絡しており、また、前記蓋の解錠をするため
   に前記電気応答駆動線に信号を送るように構成されたプロセッサを有することを
   特徴とする医薬品管理給配用の給配装置。
2. 【請求項２】 前記電気応答駆動線は相対する端部を含み、また前記駆動線
   の長さが前記駆動線に対する電気信号に応じて変化することを特徴とする請求項
   １に記載の給配装置。
3. 【請求項３】 前記駆動線の前記相対する端部の１つに接続され、前記錠前
   部材が前記施錠位置から前記解錠位置に動くことによって圧縮され、前記錠前部
   材を前記解錠位置の方向に付勢している第一スプリングと、前記駆動線の相対す
   る端部の他方に接続され前記駆動線を収縮できるようにする第二スプリングとを
   更に含むことを特徴とする請求項２に記載の給配装置。
4. 【請求項４】 第一スプリングは前記駆動線の前記相対する端部の１つに接
   続されて前記錠前部材を前記施錠位置に向けて付勢し、第二スプリングは前記駆
   動線の前記相対する端部の他方に接続されて前記駆動線の収縮に抗することを特
   徴とする請求項２に記載の給配装置。
5. 【請求項５】 前記蓋は、前記錠前部材が解錠位置に動くと、少しばかり開
   くように支えられていることを特徴とする請求項１に記載の給配装置。
6. 【請求項６】 前記錠前部材が解錠位置に動くと少なくとも少し開く位置に
   向けて前記蓋を付勢するためのスプリングを更に含むことを特徴とする請求項１
   に記載の給配装置。
7. 【請求項７】 前記蓋は、開いた位置に前記蓋が動くとき目に見える信号を
   提供するための目に見える標識を含むことを特徴とする請求項１に記載の給配装
   置。
8. 【請求項８】 前記蓋は、前記蓋が開のときは目に見えるようにむきだしに
   され、前記蓋が閉のときには隠される前方端部を含み、前記前方端部は前記蓋が
   開いている旨の目に見える標識を提供するためのカラー・パッチを含むことを特
   徴とする請求項１に記載の給配装置。
9. 【請求項９】 前記プロセッサは、入力された使用者情報とアイテム識別情
   報とを受領し、また、それら入力情報に応じて出力信号を提供する手段を含むこ
   とを特徴とする請求項１に記載の給配装置。
10. 【請求項１０】 前記抽斗の複数の前記貯蔵部は、ヒンジ結合された前記蓋
    によって選択的に閉じられ、また、選択的に駆動可能な錠前が前記蓋の閉じた状
    態を選択的に維持する目的で設けられており、それぞれの前記選択的に駆動可能
    な錠前は電気応答駆動線を含むことを特徴とする請求項１に記載の給配装置。
11. 【請求項１１】 前記電気応答駆動線は、相対する端部を含み、前記相対す
    る端部の１つは前記錠前部材に接続され、前記相対する端部の他方は前記抽斗に
    接続されており、また、前記電気応答駆動線は前記電気応答駆動線に電流が供給
    されたとき長さを縮めることを特徴とする請求項１に記載の給配装置。
12. 【請求項１２】 更に、前記抽斗が引きだされた位置に動くことを選択的に
    防止するための抽斗錠前を含み、前記プロセッサは前記抽斗錠前と連絡状態にあ
    り、前記プロセッサに対して供給された識別情報に応じて前記抽斗錠前に信号を
    送って解錠させるように構成されていることを特徴とする請求項１に記載の給配
    装置。
13. 【請求項１３】 前記抽斗は、複数の前記貯蔵部をカバーしているヒンジ結
    合されたカバーを含み、前記ヒンジ結合されたカバーはアイテムを取りだすため
    に前記貯蔵部が露出される開位置と、閉位置との間で動くことができ、前記カバ
    ーは前記ヒンジ結合されたカバーが閉位置のときに前記貯蔵部上に整合する開口
    部を有し、前記ヒンジ結合されたカバーは前記貯蔵部を覆って位置しているヒン
    ジ結合された複数の蓋を支えていることを特徴とする請求項１に記載の給配装置
    。
14. 【請求項１４】 前記カバーは、下部部分を含み、また前記カバーの前記下
    部部分にしっかりと取付けられた回路基板を更に含み、前記回路基板はそれ自身
    を貫く複数の開口部を有し、前記回路基板中の前記開口部は、前記カバーの前記
    複数の開口部と一致して配列してあることを特徴とする請求項１３に記載の給配
    装置。
15. 【請求項１５】 前記錠前部材と前記電気応答駆動線とは前記カバーと前記
    回路基板との間に収容されることを特徴とする請求項１４に記載の給配装置。
16. 【請求項１６】 前記錠前部材と前記電気応答駆動線とは、前記ヒンジ結合
    されたカバーと共に動くように前記ヒンジ結合されたカバーによって支えられる
    ことを特徴とする請求項１３に記載の給配装置。
17. 【請求項１７】 前記ヒンジ結合されたカバーは、前記錠前部材と前記電気
    応答駆動線とを支えている下部表面を含むことを特徴とする請求項１３に記載の
    給配装置。
18. 【請求項１８】 前記蓋は、前記ヒンジ結合されたカバーに関してヒンジ結
    合された回転軸運動ができるように前記カバーによってそれぞれ支えられている
    ことを特徴とする請求項１３に記載の給配装置。
19. 【請求項１９】 前記抽斗は、前記複数の貯蔵部を含む取り外し可能なトレ
    イを含み、前記トレイは前記ヒンジ結合されたカバーが閉位置のときに前記ヒン ジ結合されたカバーによって選択的にカバーされ、前記ヒンジ結合されたカバー
    が持ち上げられた位置に動かされるときには補給を行うために前記抽斗から取り
    外すことができることを特徴とする請求項１３に記載の給配装置。
20. 【請求項２０】 前記取り外すことができるトレイは、引き剥がすことがで
    きる基体によってカバーされる上部表面を有し、前記引き剥がすことができる基
    体は引き剥がされるまでは貯蔵部を選択的にシールしていることを特徴とする請
    求項１９に記載の給配装置。
21. 【請求項２１】 前記引き剥がすことができる基体は、金属箔であることを
    特徴とする請求項２０に記載の給配装置。
22. 【請求項２２】 前記抽斗と前記取り外しができるトレイとの間にセンサ手
    段を更に含み、前記トレイが前記抽斗中に正しく位置されていることを示すため
    の信号を前記プロセッサに対して提供することを特徴とする請求項２０に記載の
    給配装置。
23. 【請求項２３】 前記センサ手段は、前記プロセッサに対する信号を提供し
    、前記プロセッサに対して前記抽斗中に正しいトレイが収容されていることを示
    すことを特徴とする請求項２２に記載の給配装置。
24. 【請求項２４】 前記プロセッサに連絡していて、また、前記プロセッサに
    対して入力信号を提供する複数の接触感応ボタンを更に含むことを特徴とする請
    求項１に記載の給配装置。
25. 【請求項２５】 保管位置と前記抽斗からアイテムを取り出すためにアクセ
    スすることができる前記抽斗の引きだされた位置との間で動くことができるよう
    に支えられるように構成された少なくとも一つの抽斗であって、前記抽斗は複数
    の貯蔵部を有しており、それぞれの貯蔵部は単一のアイテムを収容する大きさに
    作られており、少なくとも複数の前記貯蔵部が施錠可能な蓋を有している抽斗と
    、 前記貯蔵部へのアクセスを防ぐ目的の前記施錠が可能な蓋を解錠が可能である
    ように施錠する、選択的に駆動することができる錠前であって、それぞれの前記
    選択的に駆動することができる錠前は、施錠している位置と解錠している位置と
    の間を移動可能なようにしてある錠前部材を含んでおり、電気応答駆動線が前記
    錠前部材に接続されており、また、前記電気応答駆動線に供給される電気信号に
    応じて前記錠前部材に動きを引き起こし、前記電気応答駆動線は使用者情報とア
    イテム識別情報とを含むプロセッサにより駆動されるように構成されている錠前
    とを有していることを特徴とする医薬品を単一単位だけ給配するように管理され
    る給配装置で用いられるための抽斗組立体。
26. 【請求項２６】 前記電気応答駆動線は、駆動線に対する電気信号に応じて
    短くなることを特徴とする請求項２５に記載の抽斗組立体。
27. 【請求項２７】 また前記保管位置から引きだされた位置までの前記抽斗の
    動きを選択的に妨げるため前記抽斗に連絡されている抽斗の錠前と、前記抽斗に
    連絡され、識別情報に応答して前記抽斗を解錠すべく信号を送るように構成され
    た前記プロセッサを更に含むことを特徴とする請求項２５に記載の抽斗組立体。
28. 【請求項２８】 前記抽斗は、ヒンジ結合されたカバーであって複数の前記
    貯蔵部をカバーしているものを含み、前記ヒンジ結合されたカバーは、前記貯蔵
    部がアイテムを取り出すために露出される開位置と、閉位置との間を動くことが
    できるようになっており、前記カバーは前記ヒンジ結合されたカバーが閉位置に
    あるときに前記貯蔵部上に整合された複数の開口部を有しており、前記ヒンジ結
    合されたカバーは前記貯蔵部を覆って配置された前記複数のヒンジ結合された蓋
    を支えていることを特徴とする請求項２５に記載の抽斗組立体。
29. 【請求項２９】 前記錠前部材および前記電気応答駆動線は、前記ヒンジ結
    合されたカバーと共に動くように前記ヒンジ結合されたカバーによって支えられ
    ていることを特徴とする請求項２８に記載の抽斗組立体。
30. 【請求項３０】 前記ヒンジ結合されたカバーは、前記錠前部材と前記電気
    応答駆動線とを支えている下部表面を有することを特徴とする請求項２８に記載
    の抽斗組立体。
31. 【請求項３１】 前記蓋は、前記ヒンジ結合されたカバーに関してヒンジ結
    合された回転軸運動ができるように前記カバーによってそれぞれ支えられている
    ことを特徴とする請求項２８に記載の抽斗組立体。
32. 【請求項３２】 前記カバーは、直線的に延びているリブによって分割され
    ている複数の開口部列を有し、また、前記錠前部材と前記電気応答駆動部材とは
    前記リブによって支えられていることを特徴とする請求項２８に記載の抽斗組立
    体。
33. 【請求項３３】 更に前記複数の貯蔵部を含む取り外し可能なトレイを含み
    、また、前記トレイは前記ヒンジ結合されたカバーが前記閉位置にあるときには
    前記ヒンジ結合されたカバーによって選択的にカバーされ、前記ヒンジ結合され
    たカバーが持ち上げられた位置に動かされたときには補給するために前記抽斗か
    ら取り外すことができることを特徴とする請求項２５に記載の抽斗組立体。
34. 【請求項３４】 前記取り外し可能なトレイは、引き剥がすことのできる基
    体によってカバーされる上部表面を含み、前記引き剥がすことができる基体は、
    引き剥がされるまでは前記貯蔵部を選択的にシールしていることを特徴とする請
    求項３３に記載の抽斗組立体。
35. 【請求項３５】 前記引き剥がすことのできる基体が、金属箔であることを
    特徴とする請求項３４に記載の給配装置。
36. 【請求項３６】 内部を有するキャビネットと、 抽斗が前記キャビネットの内部に収容される保管位置と前記抽斗が前記抽斗か
    らアイテムを取り去るためにアクセスすることのできる引きだされた位置との間
    で動くことができるように前記キャビネットによって支えられる少なくとも一つ
    の抽斗であって、その前記抽斗は、複数の上部方向に開口した貯蔵部を有するト
    レイを収容し、それぞれの貯蔵部は少なくとも１つのアイテムを収容するような
    大きさに作られており、前記抽斗は、前記トレイと前記複数の貯蔵部をカバーし
    ているヒンジ結合されたカバーを含み、前記ヒンジ結合されたカバーは前記貯蔵 部がアイテムを取り去るために露出される開位置と閉位置との間で動くことがで
    きるようになっており、前記カバーは前記ヒンジ結合されたカバーが閉位置にあ
    るときに前記貯蔵部上に整合された複数の開口部を含んでおり、前記ヒンジ結合 されたカバーは前記貯蔵部上に位置せしめられた複数のヒンジ結合された蓋を支
    えており、それぞれの蓋は前記カバーによって支えられ、また、閉位置と開位置
    との間を動くことができ、それぞれの蓋は選択的に駆動可能な錠前を含み、前記
    選択的に駆動可能な錠前は施錠位置と解錠位置との間で移動可能な錠前部材を含
    んでいる抽斗と、 使用者情報とアイテム識別情報とを受けるプロセッサであって、前記プロセッ
    サはそれぞれの選択的に駆動可能な錠前に連絡されており、また、少なくとも一
    つの選択された蓋を前記プロセッサに対して供給される識別情報に基づいて解錠
    するための信号を送るように構成されているプロセッサと、を含むことを特徴と
    する医薬品管理給配用給配装置。
37. 【請求項３７】 前記錠前部材を解錠する位置に選択的に動かす目的で、前
    記錠前部材に操作可能に連結されている電気応答駆動線を更に含み、前記電気応
    答駆動線は、相対する端部を含み、そこにおいては前記電気応答駆動線の長さが
    前記プロセッサから前記駆動線に対しての電気信号に応じて変わることを特徴と
    する請求項３６に記載の給配装置。
38. 【請求項３８】 前記蓋が、それぞれ前記カバーによって、前記カバーに関
    してヒンジ結合された回転軸運動をすることができるように支えられていること
    を特徴とする請求項３６に記載の給配装置。
39. 【請求項３９】 内部を有するキャビネットを有し、抽斗が前記キャビネッ
    トの前記内部に収容される保管位置と、前記抽斗からアイテムを取り去るために
    前記抽斗にアクセスすることができる引き出された位置との間を動くことができ
    るように前記キャビネットによって支えられる少なくとも一つの抽斗を有し、前
    記抽斗は複数の貯蔵部を有し、それぞれの貯蔵部は少なくとも一つのアイテムを
    収容する大きさに作られており、またそこにおいては少なくとも前記貯蔵部の１
    つが閉位置と開位置との間で動くことができる蓋を有している医薬品管理給配用
    給配装置に用いるラッチであって、前記ラッチが、 前記抽斗によって支えられ、また錠前部材が前記蓋を施錠位置に拘束する施錠
    位置と、前記錠前部材が前記蓋を解放し前記蓋が開位置に動けるようにする解錠
    位置との間を移動することのできる錠前部材と、 電気応答駆動線に供給される電流に応じて前記錠前部材の動きを引き起こすた
    めに前記錠前部材と連結された電気応答駆動線とを含むことを特徴とするラッチ
    。
40. 【請求項４０】 前記給配装置が、使用者情報とアイテム識別情報とを受け
    るプロセッサを更に含み、前記プロセッサは前記電気応答駆動線と連絡しており
    、また、前記プロセッサに供給される識別情報に基づいて前記電気応答駆動線に
    信号を送り前記蓋を解錠することを特徴とする請求項３９に記載のラッチ。
41. 【請求項４１】 前記駆動線の長さが、前記駆動線への電気信号に応じて変
    化することを特徴とする請求項３９に記載の給配装置に用いるラッチ。
42. 【請求項４２】 前記電気応答駆動線は、相対する端部を有し、前記相対す
    る端部の一端は前記錠前部材に連結され、また、前記相対する端部の他端は前記
    抽斗に連結されており、また前記電気応答駆動線は電流が前記電気応答駆動線に
    供給されたときに長さを縮めることを特徴とする請求項３９に記載の給配装置に
    用いるラッチ。
43. 【請求項４３】 閉位置と開位置との間で動くことができる蓋を有し、少な
    くとも一つのアイテムを収容する大きさに作られている少なくとも一つの貯蔵部
    を含む少なくとも一つの保管部材と、 施錠位置と解錠位置との間を移動することができる錠前部材および前記錠前部
    材に接続され、供給される電流に応じて前記錠前部材の動きを引き起こす電気応
    答駆動線を含み、前記閉位置に前記蓋を解放可能に維持している選択的に駆動す
    ることができる錠前と、 前記選択的に駆動することができる錠前と連絡しておりまた、前記電気応答駆
    動線に前記蓋を解錠するための信号を送るように構成されているプロセッサとを
    有することを特徴とする物品管理給配用の給配装置。
44. 【請求項４４】 前記電気応答駆動線は、相対する端部を有し、また、前記
    駆動線の長さが前記駆動線への電気信号に応じて変化することを特徴とする請求
    項４３に記載の給配装置。
45. 【請求項４５】 前記蓋は、前記錠前部材が解錠位置に動くことによって少
    しばかり開くように支えられていることを特徴とする請求項４３に記載の給配装
    置。
46. 【請求項４６】 前記錠前部材が解錠位置に移動するとき、前記蓋を少なく
    とも少しばかり開く位置に付勢しておくためのスプリングを更に含んでいること
    を特徴とする請求項４３に記載の給配装置。
47. 【請求項４７】 前記蓋は、前記蓋が開位置に移動するときに目に見える信
    号を提供するための目に見える標識を含むことを特徴とする請求項４３に記載の
    給配装置。
48. 【請求項４８】 前記蓋は、前記蓋が開いた場合に目に見えるようにむきだ
    しにされ、また、前記蓋が閉じられた場合に隠されてしまう前方端部を含み、前
    記前方端部は前記蓋が開いていることの目に見える標識を提供するためのカラー
    ・パッチを含むことを特徴とする請求項４３に記載の給配装置。
49. 【請求項４９】 前記プロセッサが、入力された使用者情報とアイテム識別
    情報とを受けてそれらの入力情報に応じた出力信号を提供する手段を含むことを
    特徴とする請求項４３に記載の給配装置。
50. 【請求項５０】 前記保管部材が複数の貯蔵部を含み、前記保管部材の前記
    複数の前記貯蔵部がヒンジ結合された蓋によって選択的に閉じられ、また、選択
    的に駆動することができる錠前が前記蓋を閉じた形に選択的に維持するために備
    えられており、それぞれの前記選択的に駆動することができる錠前が電気応答駆
    動線を含んでいることを特徴とする請求項４３に記載の給配装置。
51. 【請求項５１】 前記保管部材と前記貯蔵部との間にセンサ手段を更に含み
    、前記プロセッサに対して前記貯蔵部が保管部材中に適正に位置していることを
    示すための信号を提供することを特徴とする請求項４３に記載の給配装置。
52. 【請求項５２】 前記センサ手段は、前記プロセッサに対する信号を提供し
    、前記プロセッサに適正な貯蔵部が前記保管部材中に収容されている旨を示すこ
    とを特徴とする請求項５１に記載の給配装置。
53. 【請求項５３】 前記プロセッサに連絡しており、また、前記プロセッサに
    対する入力信号を提供するための複数の接触感応ボタンを更に含むことを特徴と
    する請求項４３に記載の給配装置。
54. 【請求項５４】 少なくとも一つのアイテムを収容する大きさに作られてお
    り、施錠可能な蓋を有する少なくとも一つの貯蔵部と、 前記貯蔵部へのアクセスを防止するための前記施錠可能な蓋を解放可能に施錠
    するためのものであって、施錠位置と解錠位置との間を移動可能である錠前部材
    と、使用者情報とアイテム識別情報とを含むプロセッサによって駆動されるよう
    に構成された電気応答駆動線に供給される電気信号に応じて前記錠前部材に動き
    を引き起こすように前記錠前部材に連結された電気応答駆動線とを含む選択的に
    駆動が可能である錠前と、を含むことを特徴とする物品管理給配用に用いられる
    保管装置。
55. 【請求項５５】 前記電気応答駆動線が、前記駆動線への電気信号に応じて
    縮むことを特徴とする請求項５４に記載の保管装置。
56. 【請求項５６】 それぞれのは少なくとも１つのアイテムを収容する大きさ
    に作られており、閉位置と開位置との間で動くことができる蓋を備えている貯蔵
    部を有する管理給配用給配装置に用いるラッチであって、該ラッチは、 前記貯蔵部によって支えられ、また錠前部材が前記蓋を施錠位置に拘束する施
    錠位置と、前記錠前部材が前記蓋を解放し前記蓋が開位置に動けるようにする解
    錠位置との間を移動することのできる錠前部材と、 電気応答駆動線に供給される電流に応じて前記錠前部材の動きを引き起こすた
    めに前記錠前部材と連結された電気応答駆動線と、を含むことを特徴とするラッ
    チ。
57. 【請求項５７】 前記給配装置は、使用者情報とアイテム識別情報とを受け
    るためのプロセッサを更に含み、前記プロセッサは前記電気応答駆動線に連絡し
    ており、また、前記プロセッサに供給される識別情報に基づいて信号を前記電気
    応答駆動線に送り前記蓋を解錠するように構成されていることを特徴とする請求
    項５６に記載のラッチ。
58. 【請求項５８】 前記駆動線の長さが前記駆動線への電気信号に応じて変化
    することを特徴とする請求項５６に記載のラッチ。