JP2001525846A - 造影剤 - Google Patents

造影剤

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JP2001525846A JP55013898A JP55013898A JP2001525846A JP 2001525846 A JP2001525846 A JP 2001525846A JP 55013898 A JP55013898 A JP 55013898A JP 55013898 A JP55013898 A JP 55013898A JP 2001525846 A JP2001525846 A JP 2001525846A
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ナイコムド イメージング エーエス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、例えば、肺がん患者の病期を分類するための、肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)の生体内画像診断における微粒子造影剤の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 造影剤 本発明は、肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)の画像診 断用造影剤および肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)の生 体内画像診断方法に関する。 肺がんは、新しい症例が米国内のみで一年間に約20万件発生するがん診断の 大部分を占めている。がんの疑いのある症例およびがんが確認された症例は、医 師がリンパ節の大きさを見ながら、リンパ節のCT(X線)スキャンにより病期 分類される。大きな節は、転移性の疾患を含むと考えられているのに対して、小 さな節は、疾患がないと考えられている。しかし、これは決して常にその通りで あるとは限らない。腫脹したリンパ節は、単に腫れているだけでがん性ではない こともあるのに対して、小さな節は、転移細胞が浸潤していることもある。した がって、患者の治療および予後は、しばしば比較的不正確な情報により決定され ている。CTスキャン以外の従来の診断検査は、縦隔鏡検査のみである。これは 、縦隔洞のリンパ節を除去し、疾病状態を組織病理学的に判断する外科的手法で ある。しかし、この外科的手法は、通常、大規模三次がんセンターのみでしか効 果的に実施されない。 したがって、肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)の状態 を判断し、これにより肺がん患者の疾患の広がりを病期分類できる、より効果的 な別の手段が必要である。 本発明者らは、肺がんの病期を分類するために、不溶性微粒子造影剤を肺に投 与すると、生体内画像診断法において肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)を適切に視覚化できることを見出した。 したがって、一側面によると、本発明は、肺ドレーンリンパ節(the lung dra ining lymph nodes)の生体内画像診断方法を提供する。この方法は、空気呼吸 動物(例えば、ヒトまたはその他の哺乳類あるいは爬虫類または鳥類)の肺に、 例えば、肺の深部の気道あるいは特定の関心のある部位またはその付近に直接滴 下することにより、診断上有効な量の生理学的に耐性のある、実質的に水不溶性 の微粒子造影剤を投与し、かつ肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)が造影剤粒子を吸収するのに十分な時間経過後、動物の肺の少なくとも 一部の画像を、例えば、X線、MR、核または超音波画像診断モダリティにより 生成する方法である。 さらなる側面によると、本発明は、診断用造影剤組成物を空気呼吸動物の肺に 投与し、かつ肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)が造影剤 粒子を吸収するのに十分な時間経過後、動物の肺の少なくとも一部の画像を生成 する診断方法に使用する診断用造影剤組成物の製造のための生理学的に耐性のあ る、実質的に水不溶性の微粒子造影剤の使用を提供する。 さらなる側面によると、本発明は、診断方法に使用する造影剤組成物を提供す る。この診断方法は、組成物を空気呼吸動物の肺に投与し、かつ肺ドレーンリン パ節(the lung draining lymph nodes)が造影剤粒子を吸収するのに十分な時 間経過後、動物の肺の少なくとも一部の画像を生成する方法であり、この組成物 は、例えば、気体または気体前駆物質または液体の、少なくとも1つの生理学的 に耐性のある担体または賦形剤とともに生理学的に耐性のある、実質的に水不溶 性の微粒子造影剤を含む組成物である。 またさらなる側面によると、本発明は、任意に、例えば、気体または気体前駆 物質または水のような液体の、少なくとも1つの生理学的に耐性のある担体およ び賦形剤とともに生理学的に耐性のある、実質的に水不溶性の微粒子造影剤を含 むエアロゾルまたは粉末ディスペンサーを含む造影剤組成物パッケージを提供す る。 本発明で使用される微粒子造影剤は、選択した診断用画像モダリティにおいて コントラストを増強できる、実質的に水不溶性で生理学的に耐性のある材料であ ればいかなる粒子であってもよい。粒子は、液体の小滴または可撓性の小胞であ ってもよいが、固体の粒子であればなお好ましい。実質的に水不溶性とは、例え ば、1重量%以下の粒子が37℃の水に10日以内で溶解するような有意な程度 には、粒子が肺の体液に溶解しないということである。粒径は、可能な限り均一 であることが望ましい。例えば、数の上で90%以上の粒子の大きさが、数平均 粒径から10%以内である、つまり実質的に単分散であることが望ましい。平均 粒径は、1から10000nmの範囲であることが望ましく、5nmから1μm であることが好ましく、特に8から400nmであることが好ましい。このよう な粒子は、沈降または乳化技術あるいはミリングによって調製できる。 診断用画像モダリティがX線(例えば、CTスキャン)である場合、粒子は、 ヨウ素または重金属(つまり、原子量37以上)を含む材料であることが望まし い。このような材料の例は、ビスマス、タングステンまたは硫酸バリウムなどの バリウム化合物あるいは固体または液体のヨウ素化合物(例えば、トリヨードフ ェニル化合物)で、US-A-5330739号、US-A-5318768号、US-A-5310537号、US-A-5 308607号、US-A-5312616号、US-A-5316755号、US-A-5260049号、US-A-5326553号 、US-A-5310538号、US-A-5260478号、US-A-5318767号およびUS-A-5264610号の各 明細書に開示されている。MR画像診断に使用するには、造影剤は、無機強磁性 、フェリ磁性、超常磁性または常磁性材料で、例えばシランまたはポリスチレン などのポリマー性コーティングのような、コーティングまたはマトリックス材料 を任意に備えていることが好ましい。したがって、ナノメートル級の大きさの酸 化鉄粒子、つまりSPIOまたはUSPIO、すなわちナイコムド(Nycomed) のアブドスキャン(ABDOSCAN)という製品またはアドバンストマグネティック( Advanced Magnetic)のバイオマグ(Biomag)M4200という製品の種類ある いはPCT/GB97/0067号明細書に説明されている種類の粒子を使用してもよい。あ るいは、シュウ酸ガドリニウムまたはその他の比較的不溶性の常磁性化合物の粒 子を使用してもよい。さらに、分子篩粒子(例えば、ガドライト(Gadolite)に 用いられている種類の粒子)をつめた常磁性金属化合物を使用してもよい。同様 に、例えば樹枝状大環状キラント(chelant)担体化合物(WO93/06868に例示) のような、ポリキラント(polychelant)をつめたガドリニウムの不溶性粒子を 使用してもよい。超音波画像診断には、造影剤として、いかなるエコー源性材料 を使用してもよく、これらの例としては、例えば無機微粒子(例えば、硫酸バリ ウム)のようなリンパ節内の体液より高いまたは低い密度の粒子、あるいは気体 を充填した合成ポリマーのカプセルであってもよい。適切な気体は、PCT/GB97/0 0459号明細書およびWO-96/40285号明細書(ウンゲル(Unger))に説明されて いる。気体として好ましいのは、空気、ペルフロオロブタンおよびペルフロオロ ペンタンである。カプセル材料は、いかなる生物学的に許容できるポリマーまた は架橋膜形成材料であってもよく、WO93/17718号明細書およびEP-A-458745号明 細書に例示がある。その他の画像診断モダリティには、適切なコントラスト増強 物質を使用することができる。 造影剤は、X線造影剤であり、特に不溶性で(37℃で)固体のヨウ素化合物 であることが好ましい。 造影剤は、一般的に乾燥粉塵または液体エアロゾルとして投与され、例えば、 注射液、生理食塩水、リン酸緩衝生理食塩水および混合水性/非水性溶媒システ ム(例えば、水性アルカノリック(alkanolic)溶液)のような、従来の液体懸 濁剤を使用してもよい。必要であれば、投与される組成物は、さらに安定剤(例 えば、プルロニクス(pluronics)のようなポリアルキレンオキシド)、界面活性 剤、分散剤、pHおよびオルモル濃度調整剤、抗酸化剤などのような成分を含ん でもよい。したがって、投与される組成物は、全体が造影剤で構成されていても よく、または、例えば、0.001%w/wしか造影剤を含んでいなくてもよい 。実際の内容物は、使用する画像診断モダリティによることは明らかであろう。 しかし、一般的には、CTおよびX線画像診断法には、組成物は、1から99% w/w、さらに好ましくは10〜70%w/wの造影剤を含む。 造影剤または造影剤を含む組成物を、乾燥粉末またはエアロゾルを肺に投与す るのに従来使用されている種類の吸入装置に充填してもよい。活性化ごとに所定 の量の造影剤が送り込まれるように、このような装置を計量して吸入器に入れる ことが好ましい。次に、装置の複数回の活性化により、必要な造影剤の適用量が 送り込まれる。WO96/19253号、WO96/04948号、WO92/10229号およびWO92/09323号 の各明細書に開示されている種類の装置が好ましい。 あるいは、かつさらに好ましくは、造影剤は、経口的または経鼻的に挿入され た管を通じて、肺に直接滴下してもよい。肺の深部または調べたい病変部に、気 管支鏡を通じて直接滴下することが好ましい。ここでもまた、造影剤は、乾燥粉 末またはエアロゾルスプレーあるいは液体懸濁液として送り込まれることが好ま しい。 必要な造影剤の適用総量は、研究されている被験者および使用される画像診断 モダリティによることは明らかであろう。しかし、一般的には、造影剤の適用量 は、0.1から500mg/kg体重、好ましくは0.1から200mg/kg 、または105から1020粒子/kg体重、好ましくは107から1015粒子/k gである。X線画像診断には、適用量は、20から400mg/kgの範囲であ ることが好ましく、60から200mg/kgであることがさらに好ましい。常 磁性微粒子を用いたMR画像診断には、0.1から10mmol常磁性金属/k gであり、超常磁性粒子を用いたMR画像診断には、1から100mg/kgで あり、無機微粒子を用いた超音波画像診断には、0.1から100mg/kgで 、さらに好ましくは1から20mg/kgであり、かつ気体または気体前駆物質 を含む粒子(例えば、小胞、ミセル、リポソーム、マイクロバルーンなど)を用 いた超音波画像診断には、0.1から100mg/kgで、さらに好ましくは1 から20mg/kgである。 画像生成は、造影剤が肺ドレーンリンパ節(thelung draining lymph nodes) に輸送された後、例えば、造影剤投与後120分から60日、好ましくは2から 40日、特に好ましくは6から20日で適切に行われる。大部分の不溶性微粒子 画像生成は、例えば、60日以内のようなさらに長い遅延時間後に行われてもよ い。画像生成前の遅延時間は、例えば粘膜繊毛管(mucociliary pathway)を通 じた、肺からの実質的粒子クリアランスが起こるのに十分であることが好ましい 。ヒトでは、少なくとも4日の遅延時間が好ましい。 画像生成は、例えば、X線CT、B−モード超音波、スピンエコ−MRIなど のような従来技術で行ってもよい。例えば、シェーリングAG(Schering AG) のキャビサム(Cavisome)という製品のエンベロプに類似したエンベロプを有す るような、気体を含む造影剤には、高い超音波強度を用いて、リンパ節に含まれ る粒子を爆発させてもよく、この爆発から生じる超音波信号を「ポップコーン」 技術を使用して結像することができる。 必要であれば、すでに肺がんであると診断されている場合は、造影剤を、治療 薬(例えば、細胞傷害薬または遺伝子療法薬)とともに送り込んでもよい。これ により、治療薬の進入および治療の進み具合を、本発明の技術を使用して監視す ることができる。これを行う場合、例えばシスプラチンなどの治療薬は、溶解形 態またはさらに好ましくは微粒子形態であってもよく、微粒子である場合は、治 療薬および造影剤は、同じまたは別の粒子内にあってもよい。したがって、例え ば、治療薬は、小胞形態の造影剤のカプセルに入っていてもよく、固体の造影剤 を被覆していても、または造影剤の孔に入っていてもよく、あるいは造影剤粒子 の表面に結合していてもよい。必要な治療薬の適用量は、選択されている特定の 薬剤により、例えば、選択されている薬剤の従来の適用量と同じまたはそれより 少量であってもよい。 このような組み合わせた画像診断および治療、ならびにこれに使用される組成 物は、本発明のさらなる側面となる。 したがって、さらなる側面によると、本発明は、肺がんの画像診断および治療 方法を提供する。この方法は、がんに冒された動物の肺に、治療上および診断上 有効な量の治療薬および生理学的に耐性のある、実質的に水不溶性の微粒子造影 剤を投与し、かつ肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)が造 影剤粒子を吸収するのに十分な時間経過後、動物の肺の少なくとも一部の画像を 、例えば、X線、MR、核または超音波画像診断モダリティにより生成する方法 である。 例えば、肺内の調べたい病変部または肺の深部などの肺の中に、微粒子治療薬 を投与する直接滴下の使用もまた、本発明のさらなる側面である。したがって、 もう1つの側面によると、本発明は、微粒子治療薬を、例えば、肺内の調べたい 病変部または肺の深部などの、ヒトまたはヒト以外の動物の肺に直接滴下して、 動物の体を治療する方法を提供する。 適用した量の大部分が当分は注射部位に残る皮下注射とは異なり、肺界面活性 剤自体の存在およびこれが気管支繊毛管(bronchociliary pathway)を通じて肺 から移動することにより、肺に直接滴下すると続いて肺内で急速に分散するので 、このような治療は効果的である。 本発明の方法を使用して生成した画像の解像度は、画像診断モダリティおよび 適用量による。CT−X線により、リンパ節の形態学および陰影欠損を、生体内 でミリメートル級またはそれ以下の寸法で結像することができる。MRIにより 、CTで要求されるより低い粒子適用量レベルで優れたコントラストが可能であ る。これは、例えば、ガンマ線画像診断などの核医学画像診断技術に使用される (インジウムまたはヨウ素同位体のような、テクネチウムより半減期の長い同位 体を含む)放射性医薬品についてもまた当てはまる。 本明細書中で引用している刊行物は、ここでは参照により組み込まれている。 これより、以下の非限定的な実施例および添付の図を参照しながら、本発明を さらに説明する。 図1は、イヌの肺の略図であり、図2および図3は、造影剤投与9日および1 6日後のイヌの肺のX線CT画像である。実施例1 CT懸濁液 ナノ微粒子 NC 70146* 75mgI/mL プルロニックF 68 3.5% w/v 注射液 加る 100% w/w* US-A-5525328号明細書中の実施例3で説明されているように調製した不溶性ヨ ウ素化合物、粒径132±40nm実施例2 CT懸濁液 ナノ微粒子 NC 70146* 75mgI/mL プルロニック F108 3.0% w/v 注射液 加る 100% w/w* US-A-5525328号明細書中の実施例3で説明されているように調製した不溶性ヨ ウ素化合物、粒径127±45nm実施例3 3匹のビーグル犬に実施例1の懸濁液を滴下した。左下葉に1.5ml、右下 葉に3×1.5ml、小中心下葉のみに賦形剤を1.5ml、および左上葉に生 理食塩水を1.5ml気管支鏡を通じて滴下した。(図1を参照のこと)。滴下を 気管支鏡を通じて録画したが、滴下に伴う有害な結果は見られなかった。滴下直 後に、麻酔のかけられたイヌを従来のX線により結像し、被検物質の配置を調べ た。次に、イヌをおりに戻した。その後、イヌをコンピュータ断層撮影法(CT )により結像した。画像診断は、幼児用の標準臨床設定で、ピッカー(Picker)渦 巻状CTスキャナー上の胸部スキャン(120kv、ピッチ=1)を使用して、 滴下後2日目、9日目および16日目に行った。再度、イヌは従来のX線により 結像され、肺組織の形態学的および組織病理学的評価を行うために、17日目に 犠牲にした。 9日目および16日目の画像を、図2および3に示す。 これらの研究の結果は以下の通りである。 1. 滴下中および研究の生活相においては、有害な結果はまったく見られなか った。 2. 滴下時には、滴下部位における試験物を、従来のX線を通じてはっきりと 視覚化できた。2日目にCT確認を行った。9日目までに滴下部位におけ る試験物を示したのは、肺開窓画像(windowed images)のみであった。 16日目の最終画像診断前に、滴下部位からのクリアランスは完了してい た。 3. 時間とともに気管気管支リンパ節のCT半透明化が進んだ。滴下後2日目 には最低限の増強、9日目には適度な増強、16日目には優れた増強が見 られた。 4. 17日目の従来のX線または16日目のCTスキャンのいずれによっても 、滴下部位に試験物の残存する形跡はなかった。 5. 犠牲時、当初の滴下部位付近の肺表面に、少量のナノ粒子被検物質の最低 限の残存が観察された。検死時、組織損傷、炎症または壊死/線維症は、 肉眼ではまったく観察されなかった。実施例4 3匹のビーグル犬に実施例2の懸濁液を滴下した。左下葉に1.5ml、右下 葉に3×1.5ml、小中心下葉のみに賦形剤を1.5ml、および左上葉に生 理食塩水を1.5ml気管支鏡を通じて滴下した。(図1を参照のこと)。滴下を 気管支鏡を通じて録画したが、滴下に伴う有害な結果は見られなかった。滴下直 後に、麻酔のかけられたイヌを従来のX線により結像し、被検物質の位置を調べ た。次に、イヌをおりに戻した。その後、イヌをコンピュータ断層撮影法(CT )により結像した。画像診断は、幼児用の標準臨床設定で、ピッカー渦巻状CT スキャナー上の胸部スキャン(100kv、ピッチ=1)を使用して、滴下後6 日目、13日目および34日目に行った。再度、イヌは従来のX線により結像さ れ、肺組織の形態学的および組織病理学的評価を行うために、35日目に犠牲に した。 本研究の結果は以下の通りである。 1. 滴下後6日目および13日目の両日における結像は優れていた。 2. 滴下中および滴下後に、有害な結果はまったく見られなかった。 3. 13日目まで、滴下部位で試験物の残存は観察されなかった。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年7月7日(1999.7.7) 【補正内容】 請求の範囲 1. 肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)の生体内画像診 断方法であって、前記方法は、空気呼吸動物の肺に、診断上有効な量の生理学的 に耐性のある、実質的に水不溶性の微粒子造影剤を投与し、かつ肺ドレーンリン パ節(the lung draining lymph nodes)が前記造影剤粒子を吸収するのに十分 な時間経過後、前記動物の肺の少なくとも一部の画像を生成する方法であって、 前記造影剤を、肺の深部の気道あるいは特定の関心のある部位またはその付近に 直接滴下することにより投与する方法。 2. 前記画像を、X線、MR、核または超音波画像診断モダリティにより生成 する請求項1に記載の方法。 3. 前記造影剤は、有機ヨウ素化合物である請求項1に記載の方法。 4. 診断用造影剤組成物を空気呼吸動物の肺に投与し、かつ肺ドレーンリンパ 節(the lung draining lymph nodes)が造影剤粒子を吸収するのに十分な時間 経過後、前記動物の肺の少なくとも一部の画像を生成する診断方法に使用する前 記診断用造影剤組成物の製造のための生理学的に耐性のある、実質的に水不溶性 の前記微粒子造影剤の使用であって、前記造影剤を、肺の深部の気道あるいは特 定の関心のある部位またはその付近に直接滴下することにより投与する使用。 5. 前記造影剤は、有機ヨウ素化合物である請求項4に記載の使用。 6. 診断方法に使用する造影剤組成物であって、前記診断方法は、前記組成物 を空気呼吸動物の肺に投与し、かつ肺ドレーンリンパ節(the lung draining ly mph nodes)が前記造影剤粒子を吸収するのに十分な時間経過後、前記動物の肺 の少なくとも一部の画像を生成する方法であり、前記造影剤を、肺の深部の気道 あるいは特定の関心のある部位またはその付近に直接滴下することにより投与し 、前記組成物は、少なくとも1つの生理学的に耐性のある担体または賦形剤とと もに生理学的に耐性のある、実質的に水不溶性の微粒子造影剤を含む組成物。 7. 任意に、少なくとも1つの生理学的に耐性のある担体および賦形剤ととも に生理学的に耐性のある、実質的に水不溶性の微粒子造影剤を含むエアロゾルま たは粉末ディスペンサーを含む造影剤組成物パッケージ。 8. 肺がんの画像診断および治療方法であって、前記方法は、がんに冒された 動物の肺に、治療上および診断上有効な量の治療薬および生理学的に耐性のある 、実質的に水不溶性の微粒子造影剤を投与し、かつ肺ドレーンリンパ節(the lu ng draining lymph nodes)が前記造影剤粒子を吸収するのに十分な時間経過後 、前記動物の肺の少なくとも一部の画像を生成する方法であって、前記造影剤を 、肺の深部の気道あるいは特定の関心のある部位またはその付近に直接滴下する ことにより投与する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 トナー、ジョン、ルーク アメリカ合衆国、ペンシルヴァニア州 19087―8630、ウェイン、デヴォン パー ク ドライヴ 466、ナイコムド インク 内 (72)発明者 ベーコン、エドワード、リチャード アメリカ合衆国、ペンシルヴァニア州 19087―8630、ウェイン、デヴォン パー ク ドライヴ 466、ナイコムド インク 内 (72)発明者 ヘイレイ、パトリック、ジョセフ アメリカ合衆国、ペンシルヴァニア州 19087―8630、ウェイン、デヴォン パー ク ドライヴ 466、ナイコムド インク 内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 肺ドレーンリンパ節(the lung draining lymph nodes)の生体内画像診 断方法であって、前記方法は、空気呼吸動物の肺に、診断上有効な量の生理学的 に耐性のある、実質的に水不溶性の微粒子造影剤を投与し、かつ肺ドレーンリン パ節(the lung draining lymph nodes)が前記造影剤粒子を吸収するのに十分 な時間経過後、前記動物の肺の少なくとも一部の画像を生成する方法。 2. 前記造影剤を、肺の深部の気道あるいは特定の関心のある部位またはその 付近に直接滴下することにより投与する請求項1に記載の方法。 3. 前記画像を、X線、MR、核または超音波画像診断モダリティにより生成 する請求項1に記載の方法。 4. 前記造影剤は、有機ヨウ素化合物である請求項1に記載の方法。 5. 診断用造影剤組成物を空気呼吸動物の肺に投与し、かつ肺ドレーンリンパ 節(the lung draining lymph nodes)が造影剤粒子を吸収するのに十分な時間 経過後、前記動物の肺の少なくとも一部の画像を生成する診断方法に使用する前 記診断用造影剤組成物の製造のための生理学的に耐性のある、実質的に水不溶性 の前記微粒子造影剤の使用。 6. 前記造影剤は、有機ヨウ素化合物である請求項5に記載の使用。 7. 診断方法に使用する造影剤組成物であって、前記診断方法は、前記組成物 を空気呼吸動物の肺に投与し、かつ肺ドレーンリンパ節(the lung draining ly mph nodes)が前記造影剤粒子を吸収するのに十分な時間経過後、前記動物の肺 の少なくとも一部の画像を生成する方法であり、前記組成物は、少なくとも1つ の生理学的に耐性のある担体または賦形剤とともに生理学的に耐性のある、実質 的に水不溶性の微粒子造影剤を含む組成物。 8. 任意に、少なくとも1つの生理学的に耐性のある担体および賦形剤ととも に生理学的に耐性のある、実質的に水不溶性の微粒子造影剤を含むエアロゾルま たは粉末ディスペンサーを含む造影剤組成物パッケージ。 9. 肺がんの画像診断および治療方法であって、前記方法は、がんに冒された 動物の肺に、治療上および診断上有効な量の治療薬および生理学的に耐性のある 、実質的に水不溶性の微粒子造影剤を投与し、かつ肺ドレーンリンパ節(the lu ng draining lymph nodes)が前記造影剤粒子を吸収するのに十分な時間経過後 、前記動物の肺の少なくとも一部の画像を生成する方法。 10. 抗がん剤および生理学的に耐性のある、実質的に水不溶性の微粒子造影 剤を含む薬品組成物。 11・ 微粒子治療薬をヒトまたはヒト以外の動物の肺に直接滴下して、前記動 物の体を治療する方法。 12. 前記治療薬を、肺内の調べたい病変部または肺の深部に直接滴下する請 求項11に記載の方法。
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