JP2001525683A - 多機能用途のためのヘアドライヤ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 多機能使用に適するヘアドライヤは壁に取り付けられたハウジングと電気ケーブルを介してハウジング内の電源に接続された手持ちドライヤとを有する。ドライヤへの電力供給はハウジングからのケーブルの伸びの程度によって制御される。ハウジングはハウジング内に安全に設置され得る若干数の各種モジュールを受け入れるようになっている。タンブルドライヤをハウジング中に取り込むことができる。装置にはスイッチング装置を取り付けることができ、これはドライヤからの加熱空気の供給を制御して加熱空気利用装置例えばタンブルドライヤ、手および爪ドライヤ、ルームヒータ、および除霧装置のような選択された加熱空気利用装置へ加熱空気の供給を制御するスイッチング装置を設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 多機能用途のためのヘアドライヤ装置 ［技術分野］ 本発明は複数のアクセサリーユニットが装置内で選択的に使用可能な多機能利 用に適合したヘアドライヤ装置に関する。この種のアクセサリーユニットは電気 剃刀ソケット、エアフレッシュナ（ａｉｒ ｆｒｅ−ｓｈｅｎｅｒ）、照明付ミ ラー、ラジオ、テレビジョンセット、等を含めることができる。 ヘアドライヤ装置の多機能使用にはまた、タンブルドライヤ、手および爪の乾 燥、室内加熱、除霧目的等に装置の手持ちヘアドライヤからの加熱空気を使用す ることも含まれる。 ［背景技術］ 本発明者の以前の特許第４、８６８、９９８号明細書において、タンブルドラ イヤのドラムの回転と加熱熱源とが装置の手持ちヘアドライヤによって作られた 加熱空気から得られるヘアドライヤ装置が開示されている。ヘアドライヤ自身の 構成は本発明者の特許第４、７００、０４９号明細書に開示されている。 このヘアドライヤ装置は浴室での使用を意図したものである。この種の装置の 浴室内での使用に対しては２個の主要な安全上の必要条件がある。即ち、 １）浴室内で使用する電気器具は全て、電流が常に製品内に残留しているので 、特にこれがスイッチインされたときに水に接触することは絶対に許されない。 その理由は水と電気との接触は感電による死亡を生じる可能性があるからである 。 ２）１個以上の器具は１個の電源点から駆動させることはできない。従って、 各製品を技術的に説明するならば、毛髪乾燥機、衣類乾燥機、エアフレッシュナ 、照明付携帯ミラー等は、それ自身の電源と接地事故回路遮断機（ＧＦＣＩ）を 持たねばならぬが、この後者は、水との接触があった場合直ちに電力供給を遮断 することとなろう。これは各製品に対するＧＦＣＩを含めて、個人的家庭持ちで あろうが別の電源の為のホテルであろうが、相当のコストを使用者に加えること と なる。 本発明者は手持ちヘアドライヤと電気剃刀用の電源取口を一体に組合わせた壁 掛けヘアドライヤ装置を提供した。電力をユニット内の両構成要素に給電する電 子的制御盤の使用によって、１電力源を必要とするのみの多機能製品が得られる 。 この装置の重要な事実は、電源の全てが壁に取付けられたハウジング中に含ま れていることである。ヘアドライヤを駆動するには、使用者は単にヘアドライヤ のハンドルをそのハウジング内の臨時支持体から取り外せば、これによってヘア ドライヤは自動的に駆動される。従って水の近くの電気に人が接触する必要性が ない。ハウジングが壁に固着され、従って水中に落下できないことから、製品は 浴室内での使用が安全となる。この組合わせユニットの短所は、全使用者が剃刀 用電源を必要とするものではなく、その為組合わせユニットとドライヤーのみの 製品の両者を製造し貯蔵する必要性が生じることである。 ［発明の開示］ 本発明の目的は全安全基準を満足しながら従来周知の組合わせユニットの欠陥 を回避した多機能利用性を有するヘアドライヤ装置を提供することである。 本発明の別の目的は各種の用途に対する装置の構造は複数種の交換可能のモジ ュールの１またはそれ以上を選択的に使用することによって迅速確実に行い得る 多機能利用を与えるこの種の装置を提供することである。この目的は、壁に取付 け可能なハウジングと、手持ちヘアドライヤと、前記ハウジング内の電力供給装 置と、前記手持ちドライヤを前記電源供給装置に接続する電力ケーブルと、前記 電力ケーブルの前記電力供給装置に接続する電力ケーブルの電気接続を制御する スイッチ装置とを有し、前記手持ちドライヤは前記電力供給源に接続されたとき に加熱空気を発生し、前記ハウジングは前記手持ちドライヤ用のリセプタクルを 有しこのリセプタクルには開孔が有り、これを介して前記ドライヤで発生した加 熱空気が前記ハウジング内に導入され、少なくとも１個の空気出口が前記ハウジ ング内にあり、また、加熱空気を前記ドライヤから前記空気出口へ選択的に方向 付けする為の前記外部からアクセス可能な制御装置とを有する多機能利用に適す るヘアドライヤ装置によって満足される。 本発明のその他の目的は、通常の加熱空気源と通常の電力供給源から前記交換 可能モジュールへ加熱空気流と電力とを供給することである。 本発明の他の目的は、非常に電気的安全性基準を有するこの種の装置を提供す ることである。この目的は、電力コードが所定の量ハウジングから引き出された 後にのみドライヤを電源に接続する電力コードを使用し電力供給源中にＧＦＣＩ を設けることによって満足される。 本発明の別の目的は、手持ちドライヤからの加熱空気を、手および爪の乾燥、 ルームヒーテイング、ミラー除霧、およびタンブルドライヤ用の加熱源等の多目 的利用に提供することである。この目的は、壁に取付け可能なハウジングと、手 持ちヘアドライヤと、前記ハウジング内の電力供給源装置と、前記手持ちドライ ヤを前記電力供給装置に接続する電気ケーブルと、前記電気ケーブルを前記電力 供給装置に電気的に接続する電気接続を制御するスイッチ装置とを有し、前記手 持ちドライヤは前記電源に接続された時に加熱空気を発生し、前記ハウジングは 前記手持ちドライヤ用のリセプタクルを有しこれに開孔があり、これを介して前 記ドライヤによって作られた加熱空気が前記ハウジング内に導入され、少なくと も１個の空気出口が前記ハウジングにあり、また、更に加熱空気を前記ドライヤ から前記空気出口に選択的に向ける為の前記ハウジングの外側からアクセス可能 な制御装置とを有する、多機能利用に適合するヘアドライヤ装置によって満足さ れる。 本発明の別の目的は、剃刀プラグ、エアフレッシュナ、照明付ミラー、その他 、を含む広範囲形の交換可能モジュール用の電力供給源として通常の電力入力源 を使用することである。この目的は、壁に取付け可能なハウジングと、手持ちヘ アドライヤと、前記ハウジング内の電力供給装置と、前記手持ちドライヤを前記 電力供給装置に接続する電気ケーブルと、前記電力供給装置への前記電気ケブル の接続を制御するスイッチ装置とを有し、前記手持ちドライヤは前記電力供給装 置に接続されたときに加熱空気を生じ、前記ハウジングは前記手持ちドライヤ用 のレセプタクルを有しこれが開孔を有してこれを介して前記ドライヤで作られた 加熱空気が前記ハウジング中に導入され、更に複数個のモジュール状アクセサリ ーユニットと、前記ハウジング内で前記ハウジングに選択的なモジュラアクセサ リ ーユニットの分離可能接続用の装置と、前記ハウジング内で電気的出力接続を設 ける為の前記電力供給装置に接続された回路装置と、を有し、前記モジュール状 アクセサリーユニットは夫々、アクセサリーユニットが前記ハウジングに接続さ れているときに前記電気的出力接続に電気的に接続された入力を有する電気的利 用装置を有する多機能利用用のヘアドライヤによって満足される。 図１は本発明によるヘアドライヤ装置の第１実施例の斜視図である。 図２は内部の詳細を示す為に一部切欠した図１の実施例の一部を示す。 図３は本発明によるヘアドライヤ装置の第２実施例の斜視図である。 図４は内部の詳細を示す為に一部切欠した図３の実施例の一部を拡大縮尺で示 す。 図５は図３の実施例中の加熱空気流の略示である。 図６Ａ−６Ｄは空気流制御の為の図３の実施例中の制御装置の各部分を示す。 図７は図３の実施例の回路装置の回路図である。 図８Ａ−８Ｈは本発明の第１および第２実施例中で使用可能な各種モジュール を示す。 図９は図１の線９−９で取った断面図である。 ［実施例］ 図１は、握りハンドル２とドライヤ１からの加熱空気を放出するノズル３とを 有する本発明のヘアドライヤ装置の第１実施例を示す。加熱部材４は空気の加熱 の為にドライヤ１の中に収められている。従来同様、モータ（図示せず）はノズ ル３を介して入口スロット５からの空気流を作る為にファンを回転する為にドラ イヤ１内に含まれている。電気ケーブル６はドライヤモータとヒータ４をハウジ ング７内の電力供給装置に接続している。ハウジング７はハウジング７を壁に固 定されたベース９に取り外し自在に支持面を固定することによって壁８その他の 強固な部分に固定されている。ハウジング７はプラスチック材料で作られている 。ハウジング７の頂部は平らな底部即ち棚１２を有する空間１１を部分的に取り 囲んでいる。通常浴室内に見られる各種の物品、例えば剃刀、歯ブラシ等を空間 １１内の棚１２内に置くことができる。カバー１３は空間１１を閉じる為にハウ ジングの後壁にヒンジ取り付けされている。カバー１３は透明な材料で作り得る 。棚１２の左、前、部分には孔１４があるが、その中には詳細を後述する要領で ハウジング内に特定のモジュールを固定および取り外し可能にするように特殊な 工具を挿入可能である。ハウジング７の前壁１５の上部には図８Ａ−８Ｇに示す ような、更に詳細を後述するような物品の一つのモジュールの挿入の為のカット アウト１６が存在する。カットアウト１６はほぼ壁１５の幅全体に亘って伸び、 通常モジュールのフェースプレートによって、またはモジュールがカットアウト 中にないときは取り外し自在なブランク閉止板によって覆われている。 カットアウト１６の下にはドライヤ１のノズル３の挿入と支持の為の窪み乃至 レセプタクル１７が存在する。レセプタクル１７はドライヤを安定支持の為にハ ウジング内で下向きに傾斜している。電気ケーブル６は孔１８を介してハウジン グ７中に引込めることができる。ハウジング７の底壁１９は後方に向かって下向 きに傾斜し接地事故回路遮断機（ＧＰＣＩ）のテストおよびリセットスイッチ２ ０と２１の夫々が壁１９の表面から突出している。 図２はハウジング７内のケーシング２３内にある回転可能リール２２を示す為 に除去した前面部分を有するハウジング７を示す。ケーブル６はリール２２に巻 回され電源に接続されている。減速歯車２４がリールに固着されてこれと一緒に 回転する。減速歯車２４はケーシング２３に支持されているデイジー車輪２５を 回転駆動する。歯車構造は、ケーブル６がハウジング７から完全に引き伸ばされ ヘアドライヤ１がハウジングから最も離れているとき、デイジー車輪がケーブル の完全に引込められた位置から１回転（３６０°）回転するようになっている。 デイジー車輪２５とケーシング２３の間の捩じりばね２６が捩じり運動を与えて デイジー車輪にケーブル６を引き込めるようにする。デイジー車輪２５は複数個 の曲り可能なノジュール２７をデイジー車輪の周囲に周辺に沿って離隔位置する 端部に有し、マイクロスイッチ２８がハウジング７内にデイジー車輪が回転運動 をするときにノジュールの移動路の近くになるように取り付けられている。ノジ ュールを上向きに手動で曲げることによって（放射状に外側に）、ハウジング７ から伸びたケーブル６の長さに応じてマイクロスイッチ２８の付勢が制御される 。このようにしてマイクロスイッチ２８はドライヤが予めセットした範囲に延ば さ れた時にのみドライヤ１への電力供給の接続を制御するように動作可能である。 換言すれば、ドライヤへの電力供給はドライヤ１が所定の距離レセプタクル１７ から伸びた時に開始されドライヤが最後に上方にまがったモジュールがマイクロ スイッチ２８を通過した以上の距離伸びたときに遮断されるまで継続する。その 為、ドライヤ１は、ドライヤ１が、例えば、シンクからケーブル６が伸長最大限 まで離れた距離に移動したときのみに付勢可能である。 図８Ａは、相違する電圧例えば夫々１１０および２２０ボルトが供給される剃 刀出力３１と３２を有する剃刀モジュール３０の実施例を示す。剃刀モジュール ３０は以下に詳説する機能を有する絶縁変圧器３３を含んでいる。図１の実施例 のハウジング７中に剃刀モジュール３０を収める為に、カットアウト６用の閉止 板は孔１４中に挿入された特別な工具を使用して板を解錠することによって除去 され、モジュール３０はカットアウト１６中に嵌め込まれてハウジング７中の所 定の位置にモジュールを堅く支える。この目的の為にモジュール３０はその両端 に取付けリップ３６を有するフレキシブルな側方タブ３５を有する。ハウジング ７には強固なプラグ３７（図９）が設けられてこれが夫々のモジュールのタブ３ ５に隣接した定位置に伸びている。プラグ３７は溝３８が設けられるがその中に はモジュールがカットアウト１６中に挿入された時にリップ３６が嵌め込まれる 。溝３８中へのリップ３６の係合は一般にモジュールの重量を支持するのに十分 なものであるが、補助的な支持が必要ならばシェルフ（図示せず）をハウジング 中にモールドしてもよい。モジュール３０がハウジング中に挿入されると、孔１ ４中へ挿入された工具によって制御される解除機構３９の操作以外では取り外し できない。解除機構３９はハウジング７内に支持されて孔１４中の工具の回転に よって回転される回転自在シャフト４０を有する。シャフト４０にはフィンガ４ １が固着されているがこれはシャフト４０が回転されたときにタブ３５を曲げて リップ３６をスロット３８から解除するように作用すること図９に点線で示す通 りで、これによってモジュールのカットアウトからの取り外しを可能とする。全 部のモジュールは同様に構成されているので全モジュールはカットアウト内で交 換可能である。モジュールは全て電気的接点（図示せず）を有し、これらはモジ ュールがカットアウトにスナップ取付けされた時に電気回路にモジュールを接 続する。この目的の為に、通常のスライド接点が使用できる。 図８Ｂはエアフレシュナとして作用するモジュール５０を示す。モジュール５ ０はその前面にルーバー溝（ｌｏｕｖｒｅ ｓｌｏｔ）付のグリル５１を有する が、これを介して香気付きの空気が放出可能である。モジュール５０は熱と運動 とによって人間の存在を検出することのできる赤外線検出器５２を有する。赤外 線検出器５２は１２ボルト直流電動機５３に接続され、これがグリル５１の近く にある香料含有パッド（図示せず）の上に空気を強制通風させる。付勢されると 、ファンは空気を香料含有パッド上に通風しグリル５１を介して香料含有空気を 排出する。人間の存在がもはや検出されなくなって後所定の時間の間モータとフ ァンの動作を延長する為にモータ回路にはタイマーが設置される。 図８Ｃは電動機５８によって駆動される歯車付きカム５７の回転によって付勢 されるエアロゾル缶５６を含むエアフレシュナの別の実施例を示す。缶が付勢さ れると、そのノズルは内側に力が加えられ、適当な期間香料付の流体の短いバー ストを放出するようになされる。検出器５２がもはや人間の存在を検出しなくな ると、モータの時間的に連続した操作によってそれ以上の香料付の流体のバース トは中止される。 図８Ｄは照明パネル６０の形のモジュールの別の実施例を示す。パネル６０は 図示のように照明された広告材料を含んでもいいし、ブランクのものでもよい。 更に加えて、パネルは照明付きのミラーでもよい。パネル６０は光源装置６１の 発光ダイオード６２がパネルを照明可能のようにパネルの裏に取付けられた光照 明装置６１によって照明される。光源装置６１はモジュール６０がヘアドライヤ 装置のカットアウト１６に挿入されたときに電気回路の直流１２ボルト電源から 給電される。パネル６０の照明は連続的でその為夜間照明としての役割も果たす 。 図８Ｅは、ここに図示のモジュール６５が図３（後述）の実施例に使用するこ とを意図したものであり、モジュール６５の照明パネル６６の寸法を拡大する為 に２カットアウトに亘って延長されていることを除き図８Ｄと類似している。こ の実施例においては、大型パネル６６の照明の為に２光源６１が設けられている 。 図８Ｆは図３の実施例の４カットアウトをカバーするようになされた照明パネ ル６７の別の実施例を示す。照明パネル６８はその為図８Ｂの寸法の４倍で４個 の光源６１が採用され、各カットアウトに夫々１個を有する。 図８Ｇは、放送局と音量を選択する適当な制御ダイアル７１を有するラジオの 形のモジュール７０を示す。ラジオの代わりにモジュール７０はテレビジョンセ ットとして構成してもよい。 図８Ｈは、図１のリッド１２がキー７３によって開放、閉鎖されるロック可能 リッド７２に置き換えられている変形例を示す。このようにして各種の施設がハ ウジング７の上部の空間１１内の棚１２の上に設けることができ、ホテル内のミ ニバーと同様な要領で販売され得る。この実施例はまた孔１４をロックした空間 内に保存する長所も有する。リッド７２は販売用の物品の展示の為に透明に作る 。 図３の実施例８０は、これが４個のカットアウト１６を複数個のモジュールの 選択的な受入れの為に有し、更に加えるにタンブルドライヤ８１を含む若干数の 加熱空気利用装置も含むが、その構造と配列とは本発明者の以前の特許第４、８ ６８、９９８号明細書記載のものとほぼ対応し、その詳細はここに参考文献とし て採用されるものである。略言すると、タンブルドライヤ８１は、ヘアドライヤ のノズル３がリセプタクル１７内に置かれた時にドライヤ１からの加熱空気によ って回転されるようにハウジング７’内に回転自在に支持されている。加熱空気 はドライヤ８１を通過してその中に設置された物品を加熱し、その為物品はタン ブリングと加熱とを同時に受ける。事実、図１の実施例は図３の実施例ではタン ブルドライヤと組み合わされている。 実施例８０のハウジング７’は底壁１９中に出口開孔８２を有し、これから加 熱空気が使用者の爪磨きおよび／または手の乾燥の為に放出させ得る。開孔８２ はまた浴室への熱の供給にも使用し得る。鏡等の除霧の為の加熱空気を供給する 為にハウジング７’の側壁８４に開孔８３が設けられる。 選択された加熱空気流利用装置への加熱空気の流れを制御する為に、外部制御 スイッチ８５を有する制御装置８４が設けられる。制御装置８４は加熱空気排出 用の出口スロット８７を有する回転可能ドラム８６を有する。ドライヤ１からの 加熱空気はリセプタクル１７の後部の開孔８８（図１）を通って流れる。加熱空 気はマニフォールド乃至チャンネル８９を介して流れ、次にドラム８６の内部に 入る。ドラムの位置は加熱空気使用装置のどれが加熱空気を受け取るかを定める 。 制御ノブ８５はドラム８６の回転のためのフィンガグリップ９０を有しまたフィ ンガグリップ９０の位置は加熱空気が加えられている加熱空気使用装置を示して いる。ハウジング７’の目盛り９１は利用者に加熱空気を受け取っている特別に 選定された加熱空気使用装置を表示している。 図５と６Ａ−６Ｄはコントロールドラム８６の位置とこれによって作られた加 熱空気の流れの各種パターンとを示す。ドラム８６は、加熱空気をタンブルドラ イヤ８１、爪および／またはハンドドライヤ出口８２およびデフォッガ出口８３ に送る為の出口９３、９４および９５を有するハウジング９２内に回転自在に支 持されている。ドラム８６の位置に応じて、加熱空気は各種加熱空気利用装置に 選択的に方向付けられる。図６Ａに示す位置において、ドラム８６はスロット８ ７が出口９４と合致するようにされその為全部の加熱空気が最大空気流で使用者 の手を乾燥するように出口８２に供給されるように向いている。出口８２からの 空気流は浴室の空気を暖めるのにも使用可能である。 図６Ｂにおいて、ドラム８６はスロット８７が出口８２に若干少ない空気を供 給するように向いている。この位置において出口８２への加熱空気の若干減少し た流れは爪乾燥機能に適する。 図６Ｃは出口８７が出口９３と一致しその為加熱空気の全量がタンブルドライ ヤ８１に流れるようになっている位置のドラム８６を示す。 図６Ｄにおいて、ドラム８６の位置は出口８７がデゴッグ出口８３に加熱空気 が供給されるようになっている。 加熱空気の流れの各種パターンを図５に示す。この中で、ドライヤ１からの流 入加熱空気は１００で図示され、加熱空気はチャンネル８９を介してドラム８６ に流入している。ドラム８６の位置に応じて、加熱空気は流路１０１を介して出 口８２へ、流路１０２を介してタンブルドライヤ８１へ、または流路１０３を介 してデゴッグ出口に供給し得る。図５に示す実施例において、デフォッグ出口空 気の第２部分１０４への流出の為に、ハウジング７’の右側に設けられた第２デ フォッグ出口８３がある。デフォッグ空気の使用の為に、管（図示せず）が出口 ８３に取付けられ、デフォッグすべきミラー上または隣接部に固着されている。 この管はその中にスリットを有しこれが事実上ミラーの全幅に及び管は前端部で 封じされて管にデフォッグ空気を供給するとデフォッグ空気はその曇りを防止す る為にミラーを「ウオッシ」するようになっている。 図７は、回路に接続された剃刀モジュール３０を有する図３に示す実施例の回 路図である。この回路は夫々の回路板に取付けられた相当数の回路素子で構成さ れるが、これらの回路板は回路素子の一つが動作しなくなった場合には取換え可 能である。回路板はＧＦＣＩとタイマ回路板１１０、ヘアドライヤ、ヒータ回路 板２１０および過負荷保護回路板３１０を有する。ＧＦＣＩとタイマ回路板１１ ０はハウジング７’中に含まれている。回路１１０はこれがハウジング内の夫々 のカットアウト中に挿入されたときに各モジュールの夫々に給電の為の１２ボル トを供給する出力端子１１１を有する。ヘアドライヤヒータ回路板２１０はヘア ドライヤのヒータ素子４とブラワーモータ２１１に電力を供給するＧＦＣＩとタ イマー回路に接続されている。過負荷保護回路３１０は剃刀ソケットモジュール ３０に付属している。回路板３１０には絶縁変圧器３３が接続されているが、こ れはソケット３１に１１０ボルトを、ソケット３２に２２０ボルトを供給してい る。 回路１１０は２２０ボルトの電源１１２に接続されている。電源１１２は電圧 選択スイッチ１１３ａを介して変圧器１１３に接続されている。電源１１２の両 端子にはＧＦＣＩ１１４が接続され、これは常時電源の両端子の電流の大きさの 差を監視している。２０ｍＡ程度の小ささの差が存在すると、ＧＦＣＩはオプト アイソレータＬＥＤ１１５を操作し、これは一方で２極双投リレー１１６をシリ コン制御整流器１１７を介して操作する。リレー１１６はＧＦＣＩが付勢された とき剃刀ソケットモジュールの絶縁変圧器３３とヘアドライヤヒータ回路の両者 を供給電源から隔離する。一度リレーがシリコン制御整流器によって付勢される と、これは活性位置に維持されてヒータ回路と剃刀ソケットモジュールを切り離 す。シリコン制御整流器は「ラッチ」されてリセットスイッチ２１による手動リ セットを必要とする。テストスイッチ２０は、手動で操作されると、事故をシミ ュレートしてＧＰＣＩの正確な動作をチェックする。回路１１０にはタイマ回路 １１８を含むが、これは付勢後のドライヤの動作の時間を制御する為にスイッチ １２０を操作するリレー１１９を使用している。また、ドライヤへの電源回路に 接続されているのはスイッチ２８でこれはハウジング７からの電力ケーブル６の 伸長度に応じてデイジー車輪上のノジュールの設定に応じて動作する。リレー１ １９を操作するタイマ回路１１８はヘアドライヤ１がリセプタクル中に再設置さ れ、電気ケーブル６がユニット内に引き込められた時にリセットされる。タイマ ー回路１１８を付勢する為にマイクロスイッチ１２１が回路内に設置されるが、 このスイッチ１２１はハウジング内のリセプタクル１７中のヘアドライヤのノズ ル挿入と取り外しによって制御される。 上述から明瞭なように、回路によって設けられた３段階の電気的保護が存在す る。第１レベルの電気的保護はＧＦＣＩの包含で、第２は電気ケーブル６の巻取 巻き戻しによるヘアドライヤオンオフ機能であり、第３は適当な操作時間の後ヘ アドライヤへの給電を遮断するタイマ回路の採用である。絶縁変圧器３３は剃刀 モジュールに付属する追加レベルの保護である。 ユニットに供給すべき電圧の選択用のスイッチ１１３ａはハウジング中に設置 され、これは予めハウジングがベース９上に設置された時に動作するようになっ ている。 動作の開始の為に及び全回路の経過時間の為に回路内に機械的なタイマスイッ チ１２２を好みによって採用してもよい。 本発明をその特定な実施例に関して記載したが、添付の請求範囲に記載の本発 明の範囲と精神内に多数の変形、及び変更がなし得ることは当業者に明白なとこ ろであろう。

【手続補正書】 【提出日】平成８年１２月１９日（１９９６．１２．１９） 【補正内容】 請求の範囲 （１） 壁に取り付け自在のハウジングと、手持ちヘアードライヤと、前記ハウ ジング内の電力供給装置と、前記手持ちドライヤの前記電力供給装置への電気的 接続によって、前記手持ちドライヤで加熱空気を発生する装置とを有する多機能 利用用のヘアドライヤ装置において、 複数個のモジュール状アクセサリーユニットが設けられ、 前記ハウジングに少なくとも１個の選択されたモジュール状アクセサリ ーユニットを取り外し自在に接続するための装置が前記ハウジングの中に設けら れ、 前記ハウジング内では前記ハウジング内の電気出力接続を設けるために 前記電力供給装置に回路装置が接続され、 夫々の前記各モジュール状アクセサリーユニットはアクセサリーユニッ トが前記ハウジングに接続されたときに前記電気出力接続に電気的に接続される 入力を有する電気使用装置を含んでいることを特徴とする多機能用途のためのヘ アドライヤ装置。 （２） 前記モジュール状アクセサリーユニットの少なくとも１個は加熱空気利 用装置を有し、前記ハウジングは前記少なくとも１個のアクセサリーユニットの 前記加熱空気利用装置に前記手持ちドライヤによって作られた加熱空気を供給す るための制御装置を有することを特徴とする請求項１に記載の多機能用途のため のヘアドライヤ装置。 （３） 前記回路装置中に前記電源装置と前記手持ちヘアドライヤと前記選択さ れたモジュール状アクセサリーユニットの両者との間にＧＦＣＩを有する請求項 １に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 （４） 前記ハウジングはこれに同時に複数個のモジュール状アクセサリーユニ ットを取り外し自在に接続する複数個の装置を有することを特徴とする請求項３ に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 （５） 前記複数個のモジュール状アクセサリーユニットは夫々の電気出力接続 と前記ＧＦＣＩを介して前記電源装置に接続されていることを特徴とする請求項 ４に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 （６） 前記ハウジングは複数個のカットアウトを有しその中に前記モジュール 状アクセサリーユニットが交換自在の係合可能であることを特徴とする請求項１ に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 （７） 特定の機能を有するように形成された前記ハウジング中の複数個の空気 出口と、加熱空気を前記手持ちドライヤから前記空気出口の特定の一つに選択的 に向ける外部からアクセス可能な制御装置を有する請求項１に記載の多機能用途 のためのヘアドライヤ装置。 （８） 前記ハウジング内に回転自在タンブルドライヤを有し、前記制御装置は 手持ちドライヤから前記タンブルドライヤに供給して後者を動作させる一つの位 置と、加熱空気を選択された空気出口を供給する別の位置を有する請求項７に記 載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 （９） 前記手持ちドライヤからの加熱空気を受け取るためのマニフォールドを 前記ハウジング内に有し、前記制御装置は前記マニフォールドからの加熱空気の 流れを前記空気出口と前記タンブルドライヤに選択的に切り替えるドラムを有す る請求項８に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 （１０）前記タンブルドライヤと前記複数個の出口への加熱空気の供給時間をセ ットするために、前記ハウジングの外部からアクセス可能なタイマー装置を有す る請求項８に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ラビン，リチャード オーストラリア、ヴィクトリア、メルボル ン，ノース リングウッド 3134、クオム ビー ロード 12―16、クオムビー ロッ ジ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．壁に取り付け自在のハウジングと、手持ちヘアドライヤと、前記ハウジング 内の電力供給装置と、前記手持ちドライヤを前記電力供給装置に接続する電気ケ ーブルと、前記電気ケーブルを前記電力供給装置への電気的接続を制御するスイ ッチ装置とを有し、前記手持ちドライヤは前記電源装置に接続されたときに加熱 空気を発生し、前記ハウジングは前記手持ちドライヤ用の開孔付きのリセプタク ルを有しこれを介して前記ドライヤによって作られた加熱空気は前記ハウジング 内に導入され、前記ハウジング中の複数個の空気出口は爪と手の乾燥用および除 霧用空気の供給用を含む特定機能用に形成され、また、加熱空気を前記ドライヤ から前記出口へ選択的に向かわせる為の前記ハウジングの外部からアスセス可能 の制御装置とを有する多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 ２．前記制御装置によって前記ドライヤからの加熱空気を選択的に受け入れる前 記ハウジング内の回転可能ドラムを有する、請求項１に記載の多機能用途のため のヘアドライヤ装置。 ３．前記ドライヤと前記複数個の出口に加熱空気を供給する時間を設定する為の 前記ハウジングの外側からアクセス可能のタイマ装置を有する請求項１に記載の 多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 ４．前記ヘアドライヤからの加熱空気を受け取るために前記ハウジング中にマニ フォールドを有し、前記制御装置は前記マニフォールド中の加熱空気の流れを前 記空気出口と前記ドライヤに選択的に方向付けする請求項１に記載の多機能用途 のためのヘアドライヤ装置。 ５．壁に取り付け自在のハウジングと、手持ちヘアドライヤと、前記ハウジング 内の電力供給装置と、前記手持ちドライヤを前記電力供給装置に接続する電気ケ ーブルと、前記電気ケーブルを前記電力供給装置への電気的接続を制御するスイ ッチ装置とを有し、前記手持ちドライヤは前記電源装置に接続されたときに加熱 空気を発生し、前記ハウジングは前記手持ちドライヤ用の開孔付きのリセプタク ルを有しこれを介して前記ドライヤによって作られた加熱空気が前記ハウジング 内に導入され、複数個のモジュール状のアクセサリーと、前記ハウジングに選択 されたモジュール状アクセサリーユニットの取り外し自在な接続を行う為の前記 ハウジング内の装置と、前記ハウジング内に電気的出力接続を設ける為の前記電 力供給装置に接続された回路装置と、を有し、前記各モジュール状のアクセサリ ーユニットはアクセサリーユニットが前記ハウジングに接続された時に前記電気 出力接続に電気的に接続される入力を有する電気的利用装置を有する多機能用途 のためのヘアドライヤ装置。 ６．前記アクセサリーユニットの少なくとも１個は加熱空気利用装置を有し、前 記ハウジングは前記１個のアクセサリーユニットの前記加熱空気利用装置に前記 ドライヤによって発生された加熱空気を供給する為の制御装置を有する請求項５ に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 ７．前記アクセサリーユニットと前記ハウジングはスナップ固定接続装置を有す る請求項５に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 ８．前記電力供給装置と前記ヘアドライヤと前記選定されたアクセサリーユニッ トの両者の間にＧＦＣＩを有する請求項５に記載の多機能用途のためのヘアドラ イヤ装置。 ９．前記ハウジングは同時に複数個のモジュール状アクセサリーユニットの取り 外し自在の接続を行う複数個の装置を有する請求項５に記載の多機能用途のため のヘアドライヤ装置。 １０．前記複数個の各モジュールアクセサリーユニットは夫々の電気出力接続と 前記ＧＰＣＩを介して前記電力供給装置に電気的に接続されている請求項９に記 載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 １１．前記アクセサリーユニットは照明付きパネル、各種電圧用の各種出力端子 を有する電気剃刀ユニット、エアフレッシュナーユニット、および照明付きミラ ーを有する請求項５に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 １２．前記ハウジングは複数個のカットアウトを有し、その中に前記モジュール 状アクセサリーが交換自在に係合可能となっている請求項５に記載の多機能用途 のためのヘアドライヤ装置。 １３．壁に取り付け自在のハウジングと、手持ちヘアドライヤと、前記ハウジン グ内にある電力供給装置と、前記手持ちヘアドライヤを前記電力供給装置に接続 する電気ケーブルと、前記電力供給装置への前記電気ケーブルの電気的接続を制 御するスイッチ装置とを有し、前記手持ちドライヤは前記電力供給装置に接続さ れたときに加熱空気を発生し、前記ハウジングは前記手持ちヘアドライヤ用のリ セプタクルを有しこのリセプタクルは開孔を有し、これを介して前記ドライヤに よって作られた加熱空気は前記ハウジング中に導入され、少なくとも１個の空気 出口が前記ハウジング中にあり、また加熱空気を前記ドライヤから前記空気出口 へ選択的に向ける為の前記ハウジングの外部からアクセス可能の制御装置を有す る多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 １４．複数個の前記空気出口は特定の機能の為に設けられて形成され、前記制御 装置は加熱空気を前記ドライヤから特定の空気出口に選択的に向かわせる請求項 １３に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 １５．前記ハウジング内に回転自在タンブルドライヤを有し、前記制御装置は加 熱空気をヘアドライヤから前記タンブルドライヤに供給して後者を駆動する１位 置と加熱空気を特定の空気出口に送る他の位置を有する請求項１３に記載の多機 能用途のためのヘアドライヤ装置。 １６．前記ヘアドライヤからの加熱空気を受入れるために前記ハウジング内にマ ニフォールドを有し、前記制御装置は前記マニフォールドからの加熱空気の流れ を前記空気出口および前記タンブルドライヤに選択的に切り替えるドラムを有す る請求項１３に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 １７．支持面に取り付け可能なハウジングと、加熱装置を有する手持ちドライヤ と、前記ハウジング内の電源装置と、前記ヘアドライヤを前記電源装置に前記加 熱装置の加熱用に接続する電気ケーブルと、前記電源装置から前記ドライヤへの 電力の供給を遮断するスイッチ装置と、前記ハウジング内に前記ヘアドライヤを 支持する支持装置と、ドライヤが前記支持装置によって支持されているときに前 記ハウジング内で電気ケーブルを貯蔵しドライヤが支持部材から除去されてハウ ジングから取り去られた時に前記ハウジングから前記ケーブルを延長する為の前 記電気ケーブルの貯蔵用の貯蔵装置と、ハンドルがドライヤから所定の距離移動 された時前記加熱装置に電力を供給する為に前記スイッチ装置を操作させる装置 と、前記ヘアドライヤと電源装置との間の接地事故回路遮断機とを有する多機能 用途のためのヘアドライヤ装置。 １８．前記スイッチ装置と前記接地事故遮断機とは直列に接続されている請求項 １７に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 １９．前記貯蔵装置は電気ケーブルがその上に巻回される回転リールを有する請 求項１７に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置。 ２０．前記貯蔵装置は前記電気ケーブルをハウジング内に引き込めるように作用 するばね装置を有する請求項１７に記載の多機能用途のためのヘアドライヤ装置 。 ２１．前記スイッチ装置を操作する前記装置は前記リールから離れたケーブルの 長さの関数として前記スイッチ装置の操作を制御する為に前記リールと共に回転 自在な手動調節可能装置を有する請求項１９に記載の多機能用途のためのヘアド ライヤ装置。 ２２．前記手動調節装置は前記リールと共に回転自在なデイジー車輪上の複数個 の周辺的に離隔した可曲性部材を有し、前記可曲性部材は動作位置に曲げられた 時これを操作の為に前記スイッチ回路に向いている請求項２１に記載の多機能用 途のためのヘアドライヤ装置。