JP2001524697A - ホログラム合成のための方法及び装置 - Google Patents

ホログラム合成のための方法及び装置

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JP2001524697A
JP2001524697A JP2000522500A JP2000522500A JP2001524697A JP 2001524697 A JP2001524697 A JP 2001524697A JP 2000522500 A JP2000522500 A JP 2000522500A JP 2000522500 A JP2000522500 A JP 2000522500A JP 2001524697 A JP2001524697 A JP 2001524697A
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diffraction
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JP2000522500A
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ジャン−クロード グロセッティ
ピエール ヌワラール
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ユーロピアン コミュニティ(イーシー)
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/04Processes or apparatus for producing holograms
    • G03H1/08Synthesising holograms, i.e. holograms synthesized from objects or objects from holograms
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2210/00Object characteristics
    • G03H2210/202D object

Abstract

(57)【要約】 本発明は、実関数によって定義される2次元ディジタル像を複素関数によって定義される複素2次元像(IM2)へ変換し(E1,E2)、複素像(IM2)をオーバーサンプリングし(E3)、光波の回折によって得られる回折像(IM4)の生成をオーバーサンプリングされた像(IM5)によってシミュレートし(E4)、ホログラムを生成するために回折像(IM4)に参照光波を表わす複素フィールドを加える(E5)ことからなる方法に関する。このようにして生成されたホログラムは3次元像を生成するため又は電気通信において使用されうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は概してホログラムの合成に関連し、更に特定的にはメモリ中に記憶さ
れた2次元像からディジタル式にホログラムを合成することに関する。
【0002】 2次元像からのホログラムのディジタル合成は、例えば3次元像を再生する方
法において用いられる。2次元ディジタル像について、異なる視点から3次元物
体を表わす夫々のホログラムが計算される。これらのホログラムは、空間光変調
器によって物理的に再生され干渉性波によって照明されたときに物体の3次元像
を再生する物体のホログラムを生成するよう組み合わされる。
【0003】 ホログラムのディジタル合成は、特に電気通信、レーダー、X線、及びソーナ
ーにおいて他の用途を有する。
【0004】 ホログラムを合成するディジタル技術は従来技術で公知である。例えば、SPIE
Conference 1994, Practical Holography VIII, 第249−254頁で発表さ れたS. Michelin外による「Fourier-transform computer generated hologram:
a variation on the off-axis principle」なる名称の文献には、アナログホロ グラムの生成をシミュレートする方法が記載されている。方法は、2次元像に対
してフーリエ変換を行ない、このようにして得られるフーリエ変換像に対して参
照光波を表わす複素フィールドを追加し、複素フィールド及びフーリエ変換像の
和に含まれる振幅情報を抽出することを含む。2次元像に対してフーリエ変換を
行なうことにより、2次元像による架空の光波の回折から生ずる「回折」像の生
成がディジタル式にシミュレートされる。2次元像はまたフーリエ変換が行なわ
れる前にオーバーサンプリングされる。しかしながらこのようにしてオーバーサ
ンプリングされた2次元像は、実強度分布によって定義されるが、これはフーリ
エ変換像といった複素変換像を計算するのに常に適しているわけではない。
【0005】 本発明は、従来技術よりも効率的なホログラムを合成する方法を提供すること
を目的とする。
【0006】 このため、実関数によって定義される2次元像からホログラムを生成する方法
は、 上記実関数によって定義される2次元像を複素関数によって定義される複素2
次元像へ変換する段階と、 上記複素像をオーバーサンプリングする段階と、 光波の回折によって得られる回折像の生成をオーバーサンプリングされた複素
像によってシミュレートする段階と、 上記ホログラムを生成するために参照光波を表わす複素フィールドを上記回折
像に加える段階とを含むことを特徴とする。
【0007】 方法は、上記複素フィールドと上記回折像の和の振幅がとる値を符号化する段
階を更に有し、それによりホログラムは例えば液晶スクリーン上に再生されるか
又は伝送線を介して伝送されうる。
【0008】 本願の文脈では、「実関数又は複素関数」とは、ディジタルデータ形式の2つ
の変数の関数であり夫々実値又は複素値をとるものを意味する。実関数は典型的
には強度分布であり、一方複素関数は夫々が実振幅及び実位相によって定義され
る複素数の分布である。
【0009】 所与の2次元像を複素像へ変換する段階は、最適には実光学フィールドを表わ
しシミュレート段階において用いられる計算を容易とする複素数によって定義さ
れる像を元の2次元像から導出する。
【0010】 オーバーサンプリング段階は、続く段階において用いられる計算がより多くの
像点に適用されるため、ホログラムの画素数を増加させる。この段階は、元の複
素像の外側の画素の強度が0とされるより大きな画像の中へ複素像を挿入するこ
とからなる。この場合、2次元像を複素像へ変換する段階の後に複素像をオーバ
ーサンプリングする段階を行なうことで、元の複素像の外側のオーバーサンプリ
ングされた像の点について複素関数を計算する必要性が回避される。
【0011】 変換段階は典型的には以下の段階、即ち、 上記実関数がとる対応する値の平方根に夫々依存する振幅値を決定する段階と
、 複素像の各点について振幅値及び位相値が定義されるよう上記振幅値の夫々に
対して位相を関連付ける段階とを含む。 を含む。
【0012】 ホログラムの振幅値を平均化することにより、位相を各振幅値と関連付けるこ
とで、所与の2次元像の結果として得られるホログラム中の過剰に高い振幅のピ
ークが回避される。
【0013】 シミュレート段階は、以下の複素変換、即ち、フーリエ変換、ウォルシュ変換
、Hankel変換、直交多項変換、アダマール変換、カルーネン−レーヴ変換
、多解像度離散ウェーブレット変換、適応ウェーブレット変換、及び上述の変換
のうち少なくとも2つを複合したものである変換を含みうる。
【0014】 シミュレート段階は有利には、2つの成分の上記オーバーサンプリングされた
複素像に関連付けられる畳込み積を、上記2つの成分の夫々の複素変換の積に対
して上記複素変換の逆である変換を行なうことによって計算することからなる。
【0015】 これまで、当業者は、光学において広く用いられているフーリエ変換をこの種
類の畳込み積を計算するための最善の変換とみなしてきた。しかしながら本願発
明者によって行われた実験により、フーリエ変換以外の上述の複素変換のうちの
1つを使用することで、2次元像について、より良い質のホログラム、即ち、物
理的に再生され干渉性の源によって照明されたとき従来技術のシステムによって
概して生成されるものよりも細かい2次元像に関連付けられた像を生成するホロ
グラムが生成されることが分かった。
【0016】 本発明の他の面によれば、実関数によって定義される2次元像からホログラム
を生成する方法は、 上記2次元像をオーバーサンプリングする段階と、 オーバーサンプリングされた2次元像を複素関数によって定義される複素2次
元像へ変換する段階と、 光波の回折によって得られる回折像の生成をオーバーサンプリングされた複素
像によってシミュレートする段階と、 上記ホログラムを生成するために参照光波を表わす複素フィールドを上記回折
像に加える段階とを含むことを特徴とする。
【0017】 本発明はまた、 実関数によって定義される2次元像からホログラムを生成するシステムであっ
て、 上記実関数によって定義される2次元像を複素関数によって定義される複素2
次元像へ変換する変換手段と、 上記複素像をオーバーサンプリングする手段と、 光波の回折によって得られる回折像の生成をオーバーサンプリングされた複素
像によってシミュレートするシミュレータ手段と、 上記ホログラムを生成するために参照光波を表わす複素フィールドを上記回折
像に加える手段とを含むことを特徴とするシステムを提供する。
【0018】 システムは更に、上記複素フィールドと上記回折像の和の振幅がとる値を符号
化する手段を更に有しうる。
【0019】 変換手段は、上記実関数がとる対応する値の平方根に夫々依存する振幅値を決
定する手段と、複素像の各点について振幅値及び位相値が定義されるよう上記振
幅値の夫々に対して位相を関連付ける手段とを含みうる。
【0020】 シミュレータ手段は、以下の複素変換、即ち、フーリエ変換、ウォルシュ変換
、Hankel変換、直交多項変換、アダマール変換、カルーネン−レーヴ変換
、多解像度離散ウェーブレット変換、適応ウェーブレット変換、及び上述の変換
のうち少なくとも2つを複合したものである変換のうちの1つを計算する手段を
含みうる。
【0021】 シミュレータ手段は有利には、2つの成分の上記オーバーサンプリングされた
複素像に関連付けられる畳込み積を、上記2つの成分の夫々の複素変換の積に対
して上記複素変換の逆である変換を行なうことによって計算する手段からなる。
【0022】 本発明の他の面によれば、実関数によって定義される2次元像からホログラム
を生成するシステムは、 上記2次元像をオーバーサンプリングする手段と、 上記オーバーサンプリングされた2次元像を複素関数によって定義される複素
2次元像へ変換する変換手段と、 光波の回折によって得られる回折像の生成をオーバーサンプリングされた複素
像によってシミュレートするシミュレータ手段と、 上記ホログラムを生成するために参照光波を表わす複素フィールドを上記回折
像に加える手段とを含むことを特徴とする。
【0023】 本発明の他の利点は添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより
明らかとなろう。
【0024】 図1は、いずれも図2に示されるマイクロプロセッサMP及びそれに関連付け
られるメモリMMによって実行されるディジタルホログラムを合成するための本
発明のアルゴリズムを示す図である。
【0025】 予備的な段階EOにおいて、図3に図式的に示される2次元ディジタル像IM
は、マイクロプロセッサMPに関連付けられたメモリMMの中にディジタルデー
タの形式で記憶される。2次元像IMは典型的には、特に強度の分布による2つ
の変数の実関数f(x,y)によって定義され、但し、(x,y)は2次元の座
標系(O,x,y)中での像IMに関連付けられる座標を表わす。
【0026】 段階E1において、2次元像IMは、像IMの各点について対応する強度値の
平方根に比例する値を計算することによって振幅分布によって決められる変換2
次元像IM1へ変換される。
【0027】 次の段階E2では、ディジタル式に「擬似ランダム」ディフューザが発生され
る。このディフューザは、2次元像IMと同数の画素を有する「像」からなり、
像の中の各画素は1の強度値及びランダムな位相を有する。ディフューザの各位
相は変換2次元像IM1の対応する画素と関連付けられ、それにより像IM1は
各画素について振幅値及び位相値によって決定される複素数が定義される「複素
」像IM2へ変換される。擬似ランダムディフューザは、ホログラムの振幅値を
平均化することにより、図3に図式的に示される像IMと関連付けられる得られ
たホログラムHOが過剰な振幅レベル不均衡を有することを防止する。
【0028】 段階3では、段階E2で得られた複素像IM2がオーバーサンプリングされ、
即ち、像は図4に示されるようにより大きな像の中に含まれる。オーバーサンプ
リングされた像IM3はこのように中央部PCに複素像IM2を含み、補足的な
周辺部PFに例えば0であるよう任意に選択される振幅を有する画素を含むよう
形成される。このように複素像IM2をオーバーサンプリングすることにより得
られるホログラムHOの画素数が増加され、従って解像度が高められる。
【0029】 段階E4において、オーバーサンプリングされた複素像IM3による架空の干
渉性光波の回折DIFから生ずる回折像IM4の生成がディジタル式にシミュレ
ートされる。このため、第1及び第2の平行な別個の幾何学平面P1及びP2は
図5に示されるように3次元座標軸(O’,X,Y,Z)の中で定義される。第
1の平面P1はオーバーサンプリングされた複素像IM3を含み、第2の平面P
2はホログラムHOを計算するための平面を構成する。回折像IM4の生成は、
像IM3に対してフーリエ変換を行なうことによって従来公知の方法でシミュレ
ートされうる。本発明による方法では、回折像IM4は望ましくはその他の方法
で、即ち平面P2上でオーバーサンプリングされた複素像IM3に関連付けられ
た畳込み積を計算することによって決定されることが望ましい。この畳込み積は
スカラー回折理論に従う。例えば、レイリー・ゾンマーフェルトの公式を用いて
、畳込み積の2つの成分は夫々、オーバーサンプリングされた複素像IM3を表
わす複素フィールドと、光波DIFと同じ波長を有する球面光波を表わす複素フ
ィールドとに対応しうる。しかしながら当業者によれば、回折像を計算するため
の他の種類の畳込み積が知られている。段階E4で計算される畳込み積は、幾何
学平面P1及びP2間の距離Dと干渉性光波DIFの波長とを含むパラメータを
使用する。
【0030】 本発明によれば、畳込み積は、畳込み積の2つの成分に対して高速複素変換と
も称される複素変換を行ない、高速複素変換の結果の積を計算し、この高速複素
変換の結果の積に対して上記高速複素変換の逆である高速複素変換を行なうこと
によって計算される。
【0031】 より詳細には、CONVは畳込み積を示し、C1及びC2は2つの成分を示し
、Tは高速複素変換を示すとすると、畳込み積は以下の式:
【0032】
【数1】 と書くことができる。
【0033】 本願の文脈では、「高速複素変換」という用語は、スカラー光学屈折理論と同
等の数学的変換、即ち得られる変換された関数が従来のスカラー回折公式を満た
すものを意味する。高速複素変換はまた、2つの成分の畳込み積の高速複素変換
が上記2つの成分の夫々の高速複素変換結果の積に等しくなるような性質を有さ
ねばならない。フーリエ変換、直交多項変換、Paley変換、アダマール変換
、ウォルシュ変換、Hankel変換、カルーネン−レーヴ変換、多解像度離散
ウェーブレット変換及び適応ウェーブレット変換は、全て上述の条件を満たす高
速複素変換である。他の適当な複素変換は上述の変換のうち少なくとも2つを複
合したもの、例えばウォルシュ変換とアダマール変換を複合したものである。任
意の像Iに対して2つの変換T1及びT2を複合したものを適用することは、標
準的な数学的な表現によれば、以下の式、
【0034】
【数2】 によって定義される。
【0035】 上述の高速複素変換の夫々は、特定の場合に使用されうる。特に、高速複素変
換は平面P1とP2との間の距離Dに従って選択されうる。フーリエ変換は大き
な距離Dに適している。ウォルシュ変換はより小さな距離Dにより適している。
また、フーリエ変換以外の上述の高速複素変換を使用することは、ホログラムH
Oの質に関して、フーリエ変換を用いて得られるものよりも良い結果を与えるこ
とが分かっている。
【0036】 2次元像IMが複素像IM2へ変換されるので、高速変換は実関数によって定
義される画像に対してではなく複素関数によって定義される像IM3に対して直
接行われるため、段階E4において像IMに関連付けられる畳込み積を計算する
ことは従来技術におけるものよりも実際的であることに注意すべきである。
【0037】 段階E4から出る際、回折像IM4は夫々が像IM4の点と関連付けられる1
組の複素数からなる複素フィールドによって定義される。これらの複素数の夫々
は全体として像IM3にも依存する。
【0038】 次の段階E5において、光波DIFと同じ波長を有する参照光波REFをシミ
ュレートしホログラム計算平面P2に向けられる複素フィールドは、平面P2上
で回折像IM4を表わす複素フィールドへ加えられる。得られる複素フィールド
に含まれる振幅情報は干渉フィールドを生成するために抽出される。上述の2つ
の複素フィールドの加算は、回折像IM4の各点において、その点に関連付けら
れる複素数と参照波REFを表わす複素フィールドの同じ点における値とを加え
ることによって行われる。干渉フィールドは、2次元像IMのホログラムHOを
構成する。
【0039】 図1のアルゴリズムの1つの変形は、複素像IM2を生成する段階E1とE2
及び/又はオーバーサンプリング段階E3を省いたものである。他の変形は、オ
ーバーサンプリング段階E3が段階E1に先行するものである。
【0040】 段階E5において獲得される2次元像IMのホログラムHOは、特定の波長、
即ち光波DIF及びREFの波長について計算される回折フィールド又は格子で
ある。段階E5において仮想形式で、即ちディジタルデータによって表わされる
このホログラムは、ホログラフィースクリーンによって物理的に再生された場合
に、上述の波長で放出するレーザ源でこのホログラフィースクリーンを照明する
ことにより所与の次数の回折で元の2次元像IMを再生する。
【0041】 段階E5において獲得されるホログラムHOは、2次元振幅関数A(u,v)
によってディジタル式に定義され、但し、(u,v)は、段階E4において選択
された高速複素変換が例えばフーリエ変換であった場合の、ホログラム計算平面
P2上の像空間周波数に対応する座標を示す。2次元振幅関数A(u,v)は、
上述のように2次元像IMを記述する2次元強度関数f(x,y)から演繹され
る。実際は、関数A(u,v)は、及びが整数であるとすると、一連の離散
点(u,v)=(u,v)についてのみ計算される。関数A(u,v)がと
りうる値は、最小振幅値と最大振幅値との間で連続的に広がりうる。
【0042】 図1のアルゴリズムの段階E6では、関数A(u,v)がとりうる値が量子化
され符号化され、即ちこの関数の各値は例えば8ビットでディジタル式に符号化
される離散値と関連付けられる。すると、離散点(u,v)の各対は256
のグレーレベルのうちの1つを表わす離散振幅値に対応する。振幅A(u,v)
はまた、A(u,v)の各振幅値が所定の閾値以下であればこの振幅値に対して
離散値「0」を割り当て、所定の閾値以上であれば離散値「1」を割り当てるこ
とによってより簡単に量子化されうる。
【0043】 符号化段階E6は、ホログラムHOがディジタル式に制御された液晶スクリー
ンといったディジタル表示システムに合うよう、又は電気通信システムを通じた
ホログラムの伝送を容易とするよう適応されることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図2】 図1に示されるアルゴリズムを実行するコンピュータを示すブロック図である
【図3】 2次元像からのホログラムの生成を示す図である。
【図4】 図2に示されるアルゴリズムによる2次元像のオーバーサンプリングを示す図
である。
【図5】 図1に示されるアルゴリズムにおいて用いられる幾何学平面を示す図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実関数(f(x,y))によって定義される2次元像(IM
    )からホログラム(HO)を生成する方法であって、 上記実関数によって定義される2次元像を複素関数によって定義される複素2
    次元像(IM2)へ変換する段階(E1,E2)と、 上記複素像(IM2)をオーバーサンプリングする段階(E3)と、 光波(DIF)の回折によって得られる回折像(IM4)の生成をオーバーサ
    ンプリングされた複素像(IM3)によってシミュレートする段階(E4)と、 上記ホログラム(HO)を生成するために参照光波(REF)を表わす複素フ
    ィールドを上記回折像(IM4)に加える段階(E5)とを含むことを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】 実関数(f(x,y))によって定義される2次元像(IM
    )からホログラム(HO)を生成する方法であって、 上記2次元像(IM)をオーバーサンプリングする段階(E3)と、 オーバーサンプリングされた2次元像を複素関数によって定義される複素2次
    元像へ変換する段階(E1,E2)と、 光波(DIF)の回折によって得られる回折像の生成をオーバーサンプリング
    された複素像によってシミュレートする段階(E4)と、 上記ホログラム(HO)を生成するために参照光波(REF)を表わす複素フ
    ィールドを上記回折像に加える段階(E5)とを含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 上記複素フィールドと上記回折像(IM4)の和の振幅がと
    る値を符号化する段階(E6)を更に有する、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記変換段階は、 上記実関数がとる対応する値の平方根に夫々依存する振幅値を決定する段階(
    E1)と、 複素像の各点について振幅値及び位相値が定義されるよう上記振幅値の夫々に
    対して位相を関連付ける段階(E2)とを含む、請求項1乃至3のうちいずれか
    一項記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記シミュレート段階(E4)は複素変換を計算することを
    含み、上記複素変換はフーリエ変換である、請求項1乃至4のうちいずれか一項
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記シミュレート段階(E4)は、以下の複素変換、即ち、
    ウォルシュ変換、Hankel変換、直交多項変換、アダマール変換、カルーネ
    ン−レーヴ変換、多解像度離散ウェーブレット変換、適応ウェーブレット変換、
    上述の変換のうち少なくとも2つを複合したものである変換、及び上述の変換の
    うち少なくとも1つとフーリエ変換を複合したものである変換のうちの1つの計
    算を含む、請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記シミュレート段階(E4)は、2つの成分の上記オーバ
    ーサンプリングされた複素像に関連付けられる畳込み積を、上記2つの成分の夫
    々の複素変換の積に対して上記複素変換の逆である変換を行なうことによって計
    算することからなる、請求項5又は6記載の方法。
  8. 【請求項8】 実関数(f(x,y))によって定義される2次元像(IM
    )からホログラム(HO)を生成するシステムであって、 上記実関数によって定義される2次元像を複素関数によって定義される複素2
    次元像(IM2)へ変換する(E1,E2)変換手段(MP,MM)と、 上記複素像(IM2)をオーバーサンプリングする(E3)手段(MP)と、 光波(DIF)の回折によって得られる回折像の生成をオーバーサンプリング
    された複素像(IM3)によってシミュレートするシミュレータ手段(MP)と
    、 上記ホログラム(HO)を生成するために参照光波(REF)を表わす複素フ
    ィールドを上記回折像(IM4)に加える(E5)手段(MP)とを含むことを
    特徴とするシステム。
  9. 【請求項9】 実関数(f(x,y))によって定義される2次元像(IM
    )からホログラム(HO)を生成するシステムであって、 上記2次元像(IM)をオーバーサンプリングする(E3)手段(MP,MM
    )と、 上記オーバーサンプリングされた2次元像を複素関数によって定義される複素
    2次元像へ変換する(E1,E2)変換手段(MP)と、 光波(DIF)の回折によって得られる回折像(IM4)の生成をオーバーサ
    ンプリングされた複素像によってシミュレートするシミュレータ手段(MP)と
    、 上記ホログラム(HO)を生成するために参照光波(REF)を表わす複素フ
    ィールドを上記回折像(IM4)に加える(E5)手段(MP)とを含むことを
    特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 上記複素フィールドと上記回折像(IM4)の和の振幅が
    とる値を符号化する(E6)手段(MP)を更に有する、請求項8又は9記載の
    システム。
  11. 【請求項11】 上記変換手段は、 上記実関数がとる対応する値の平方根に夫々依存する振幅値を決定する(E1
    )手段(MP)と、 複素像の各点について振幅値及び位相値が定義されるよう上記振幅値の夫々に
    対して位相を関連付ける(E2)手段(MP)とを含む、請求項8乃至10のう
    ちいずれか一項記載のシステム。
  12. 【請求項12】 上記シミュレータ手段は、複素変換を計算する手段(MP
    )を含み、上記複素変換はフーリエ変換である、請求項8乃至11のうちいずれ
    か一項記載のシステム。
  13. 【請求項13】 上記シミュレータ手段は、以下の複素変換、即ち、ウォル
    シュ変換、Hankel変換、直交多項変換、アダマール変換、カルーネン−レ
    ーヴ変換、多解像度離散ウェーブレット変換、適応ウェーブレット変換、上述の
    変換のうち少なくとも2つを複合したものである変換、及び上述の変換のうち少
    なくとも1つとフーリエ変換を複合したものである変換のうちの1つを計算する
    手段(MP)を含む、請求項8乃至11のうちいずれか一項記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記シミュレータ手段は、2つの成分の上記オーバーサン
    プリングされた複素像に関連付けられる畳込み積を、上記2つの成分の夫々の複
    素変換の積に対して上記複素変換の逆である変換を行なうことによって計算する
    手段(MP)からなる、請求項12又は13記載のシステム。
JP2000522500A 1997-11-20 1998-11-17 ホログラム合成のための方法及び装置 Pending JP2001524697A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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