JP2001521691A - 移動体通信システムでの加入者ユニット位置決定 - Google Patents

移動体通信システムでの加入者ユニット位置決定

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Abstract

(57)【要約】 移動体電話システムは、衛星群(14)と、移動体電話等の移動体電話加入者ユニット(12)との通信を制御するために地上に配置されるセットのゲートウェイ地上局(10)とを採用する。信号は、1以上の衛星を経由して移動体電話加入者ユニット(12)と最寄りゲートウェイ地上局(10)との間を転送される。ゲートウェイシステムは、加入者ユニットの位置に基づいて移動体加入者ユニット(12)からの電話呼出接続要求を処理するよう構成されている。加入者ユニットの位置は、例えばどのように電話番号を解読するかや、どのように適切に緊急電話呼出を最寄りの適切な緊急サービスセンタへ送るかを決定するために用いられる。複数の位置マッピング方式は、移動体加入者ユニットの位置の決定を可能にし、緊急呼出の配信を助ける。一実施例として、システムのサービスエリアの各位置は、均一サイズのセットへマッピングされ、情報セル(802)を形づくる。各情報セルは、その他の事物中で定義されているデータ構成のポインタと、その位置に対する呼出を処理することが許されたサービスプロバイダと、そして、最寄りの緊急サービスセンタとを含んでいる。各位置は、少なくとも一つの仮想サービス・プロバイダ・セル(812,814,816,818,820)へマッピングされ、このセルはサービスプロバイダの優遇度と、その位置に対する呼出の制御を行ない、固有の位置の識別を行うことの要求とを含んでいる。地球的規模の移動体通信システム(GSM)に使用される具体的な実施例が示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 移動体通信システムでの加入者ユニット位置決定 発明の背景 I.発明の分野 本発明は一般に移動体通信システムでの加入者ユニットの位置決定に関する。 より具体的には、本発明は複式位置マッピング方式を用いて移動体電話システム での位置ベース呼出処理を行うための方法および装置に関する。 II.関連技術の説明 衛星ベース移動体遠距離通信システムが移動体電話のような移動体通信加入ユ ニットを世界中のほとんどどこでもでも利用できるようにするものとして開発さ れている。図1に示すシステムでは、低地球周回軌道衛星群が”ゲートウェイ” と呼ばれる地上基地局群と一緒に用いられる。信号は加入者ユニット12から( 描画の容易さのため単一の衛星で示す)衛星14に送信され、地上公衆交換電話 網(PSTN)のようなローカル地上有線電話網またはサービスプロバイダによ って運営される他の通信網への相互接続を提供するものでどれも16で示すロー カルサービスプロバイダ群の一つに送るゲートウェイに中継される。通信の性質 に依存して、信号は最終的に例えば地上有線網に接続された電話とが、異なるゲ ートウェイに包括される世界の他地域で稼働する移動体電話とか、コンピュータ とかに送られる。信号は電話通話のような音声通信、または例えばファクシミリ 送信、インターネット信号、その他のデータ通信に符号化できる。加入者ユニッ ト12は携帯式移動体電話や、船舶、列車、または航空機に装備された移動体電 話や、ラップトップコンピュータや、パーソナルデータアシスタントや、衛星群 を経由してゲートウェイと通信する特有設備に設けられた他の適合通信ユニット である。 単一ゲートウェイは2000km×3000kmほどをカバーする範囲内の全 ての遠距離通信トラフィックを扱える。図2はヨーロッパで稼働するゲートウェ イ20の典型的有効範囲18を示す。こうして、有効範囲は多数の国を包含する 。各国は概ね−以上のサービスプロバイダを持つ。機材に依存し、各サービスプ ロバイダは一国だけで運営されたり、一国の一部だけで運営されたりする。こう し た制約はサービスプロバイダシステムの能力による物理的制限、契約上あるいは 他の法的束縛によるものである。例えば、これをする運用能力があったとしても 、フランスのサービスプロバイダはイタリアで動作する加入者ユニットのための 移動体通信を扱うことが契約上およびあるいは法律上認められず、逆も同様であ る。このため、(標本ユニット22のような)フランスの加入者ユニットについ て、ゲートウェイはTE.SA.Mのようなフランスのサービスプロバイダを通 じて通信を送る必要があるが、イタリアの加入者ユニットについては、ゲートウ ェイはFinmeccanicaのようなイタリアのサービスプロバイダを通じ て通信を送る必要がある。さらに、矢印24で表されるように、加入者ユニット はある国から他の国へ移動し得る。単一国内でも、ゲートウェイはこの国におい て加入者ユニット位置に依存した異なるサービスプロバイダに通信を選択的に送 る必要がある。さらに、加入者ユニットのオペレータはある位置であるサービス プロバイダを利用する義務を契約上負ったり、他の法的束縛を受けることがある 。加入者ユニットを特定サービスプロバイダに電話接続することを妨げる契約上 の制限に加えて、加入者ユニットのユーザはどのサービスプロバイダを採用する かに関して単純に好みを持つ。 このようなおよび他の理由から、ゲートウェイは広大な地理的範囲にわたり多 数のサービスプロバイダ間および多数の移動体電話ユーザ間のアクセスを信頼性 良く調整できることが望ましい。これまで、こうした目的のために開発された適 切なシステムはなく、特にユーザの好みを考慮したものがなかった。 加入者ユニットが一つの国から他の国または一つのエリアコード区域から他の エリアコード区域のように一地理的エリアから他の地理的エリアに運ばれるとき にも問題が生じる。例えば、典型例として、加入者ユニットのユーザは任意の電 話番号のダイアルに先行して長距離エリアコードをダイアルしなくてはならず、 たとえこのユーザが呼出する番号のエリアコード区域に加入者ユニットを持ち込 んでもこれをしなくてはならない。このため、ユーザが現在いる区域内のローカ ル電話番号である電話番号を呼んでいるにもかかわらず、長距離呼出であるかの ようにすべてエリアコードを付けて番号をダイアルする必要がある。同様にユー ザは普段国際呼出コードおよびエリアコードの両方をユーザの自国にない任意の 電話番号のダイアルに先行してダイアルしなくてはならず、たとえこのユーザが 呼出する番号の国に加入者ユニットを持ち込んでもこれをしなくてはならない。 これはユーザが頻繁にある国から他の国に加入者ユニットを移動することが必要 なヨーロッパのような世界の一部において加入者ユニットを操作するユーザにと って特に問題となる。 時折、ユーザはこうしたダイアルの制約を忘れ、ローカル番号に接続しようと してエリアコードまたは国際ダイアルコード番号なしに電話番号をダイアルし、 その代わりにこれをすることでユーザの自国内であってもホームエリアコード内 の対応ローカル番号に間違って接続されてしまう。これはダイアルしたローカル 番号が911や直通警察、消防、救急番号のような緊急サービス電話番号であれ ば特に重大な問題である。実際に緊急状態でユーザはいかなるダイヤルの制約も ほとんど思い出せない。また、いくつかの加入者ユニットは緊急サービス番号を 自動的にダイアルする特別な緊急電話番号ボタンを備えている。これをやってみ ると、ダイアルした緊急番号が意図するローカル緊急サービスセンタでなくホー ムエリアコードまたはユーザの自国内に戻った緊急サービスセンタのものである たりする。電話システムの運営者は緊急サービス電話番号がローカル緊急サービ スセンタに向けられていたならば回避されたような傷害または損害に対して責任 を負うことになると考えられる。 問題はある加入者ユニットへまたはからの電話呼出を傍受したり監視したりす る法律執行機関の要求に関連しても生じる。このようなことをする法律執行機関 の管轄権は加入者ユニットの位置、特に加入者ユニットが位置する地区、州、国 に依存する。例えば特定国の法律執行機関はその境界内に位置するあいだ加入者 ユニットへまたはからの電話呼出を傍受することを許されるが、他国の境界内に 位置するあいだ許されない。衛星ベースシステムでは、加入者ユニットがある国 から他国に運ばれ得るので、法律執行機関が加入者ユニットへのまたはからの電 話呼出を傍受する管轄権を持つかどうか明確でない。 このようなまたは他の理由から、ゲートウェイ、その他の移動体通信システム が加入者ユニットの位置に基づいて加入者ユニットへのまたはからの電話呼出に ついて直通、傍受、その他の処理を行えることが望ましい。 移動体通信システムは移動体通信プロトコル用グローバルシステム(GSM) に従って運営できる。GSMは現在の規定でローカルエリアコード(LAC’s )以外の位置情報をサポートしていない。LAC’sは51フレームマルチフレ ーム信号構造の4フレーム放送制御チャネル(BCCH)セグメントの一部を構 成する。4フレームだけがLACを含むBCCHをエンコードするために利用さ れるため、極めて小さな位置解像度しか得られない。2000km×3000k mをカバーするようなゲートウェイシステムについて、GSMLACは例えば最 寄りの緊急サービスステーションを決定することを認めたり、法律執行機関がサ ービスエリア内のどこかに位置する加入者ユニットによってなされた呼出を傍受 するのに妥当な管轄権を持つかどうかを決定することを認めたりするために加入 者ユニット位置を正確に特定できるほど十分ではない。いいかえると、利用可能 なGSMLAC’sが単に2000km×3000kmのサービスエリア全体に ついて均等に細分化されたものであれば、各LACは位置ベース呼出処理に役立 てるには大きすぎるエリアをカバーすることになる。このため、GSMゲートウ ェイシステム内で大きい位置特定解像度を持たせる必要があり、発明はこれに向 けられている。 位置情報がより容易に得られる非GSMシステムでも、異なるサービスプロバ イダが加入者ユニットの物理的位置を個別セルにマッピングする異なる内部マッ ピング方式をそれぞれ用いることを望むことができる。いくつかのサービスプロ バイダでは、こうした内部マッピング方式が例えば地上基地トランシーバ局(B TS’s)の位置によって規定された従来のセルラ電話システムセルレイアウト に基づいている。こうしたセルラ電話システムセルのレイアウトは山、ビル、そ の他の位置を含む土地の地形の物理的特徴によって主に決定または束縛される。 衛星移動体送信システムでは、こうした地上ベースの制限は普通無関係であり、 仮想”virtual”セルが土地の地形を考慮せず任意に規定される。 このため、加入者ユニットの物理的位置を様々な異なる独立サービスプロバイ ダセルレイアウトにマッピングするシステムを提供して位置特定要求や異なるサ ービスプロバイダの好みに対応することが望まれる。たとえ様々なサービスプロ バイダが別々の内部マッピング方式を持たず、その代わりに共通の仮想マッピン グ方式を用いて物理的位置情報を全て許容できるとしても、サービスプロバイダ はゲートウェイからの通信がある特殊データフォーマットであることを好んだり 望んだりすることから、独立なサービスプロバイダセルマッピングが異なるデー タフォーマットを容易にするうえで好ましいようである。また、異なるサービス プロバイダが緊急サービス呼出を送出したり、法律執行のために呼出を傍受した り、呼出を暗号化したりするために異なる位置ベースの好みを持ち得る。 また、位置ベースシステム情報を保持し追跡するシステムを提供することがG SMの制限および異なるサービスプロバイダ位置マッピングシステムの利用にか かわらずにこのような情報のアクセスを容易にするために望まれる。位置ベース システム情報例は緊急サービスセンタの位置、あるいは異なる位置の加入者ユニ ットへまたはからの呼出を処理するサービスプロバイダに負わされた位置ベース の法律上または契約上の制限を含む。これに関して、個別サービスプロバイダマ ッピング方式のどれにも影響を及ぼさずに必要に応じた情報更新を認めるような 位置ベース情報を追跡するシステムを提供することが特に望まれる。 発明の概要 本発明の目的は上述の問題および欠点に取り組んだ装置および方法を提供する ことにある。 本発明は、加入者ユニットからの電話呼出接続要求信号を受信する手段と、こ の加入者ユニットの位置を決定する手段と、この加入者ユニットの位置に基づい て電話呼出接続要求信号を翻訳する手段とを備える移動体通信システムを提供す る。 本発明は、また加入者ユニットからの電話呼出接続要求信号を受信し、この加 入者ユニットの位置を決定し、この加入者ユニットの位置に基づいて電話呼出接 続要求信号を翻訳する移動体通信処理方法を提供する。 本発明は、さらに加入者ユニットへまたはからの移動体電話通信を処理する手 段と、この加入者ユニットの位置を決定する手段と、法律執行官庁が加入者ユニ ットへまたはからの電話通信を傍受することを要求したかどうかを決定する手段 と、加入者ユニットの位置に基づいてこの法律執行官庁がこの加入者ユニットへ またはからの電話通信を傍受するのに妥当な管轄権を持つかどうかを確認する手 段と、法律執行官庁が管轄権を持つという確認に応答してこの加入者へまたはか らの電話通信を傍受する手段とを備える移動体通信システムを提供する。 本発明は、また加入者ユニットへまたはからの移動体電話通信を処理し、この 加入者ユニットの位置を決定し、法律執行官庁が加入者ユニットへまたはからの 電話通信を傍受することを要求したかどうかを決定し、加入者ユニットの位置に 基づいてこの法律執行官庁がこの加入者ユニットへまたはからの電話通信を傍受 するのに妥当な管轄権を持つかどうかを確認し、もしそうであればこの加入者へ またはからの電話通信を傍受する移動体通信方法を提供する。 本発明の一実施例によれば、加入者ユニット位置へまたはからの電話通信を処 理するシステムが2以上の個別サービスプロバイダを持つ移動体通信システムに 用いるために提供される。このシステムは移動体通信システムのサービスエリア 内の物理的位置をこの物理的位置に対応する位置ベースシステム情報を保持する 1セットの情報セルにマッピングする手段と、移動体通信システムのサービスエ リア内の複数の物理的位置を複数セットの仮想サービスプロバイダと一緒に個別 サービスプロバイダに各々対応する少なくとも1つの別セットの仮想プロバイダ セルとにマッピングする手段と、サービスエリア内の加入者ユニットおよびサー ビスプロバイダ間の通信をこれら情報セルおよびこれら対応仮想サービスプロバ イダセルを用いて処理する手段とを有する。 典型例では、情報セルがこの情報セルによってカバーされる複数の物理的位置 に位置する複数の加入者ユニットにサービスをどれか提供する複数のサービスプ ロバイダを表す情報を保持する。この情報セルはさらにこの情報セルによってカ バーされる複数の物理的位置に対して最寄りの緊急サービスセンタを表す情報も 保持すると共に、この情報セルによってカバーされる物理的位置に位置する加入 者ユニットへまたはからの電話通信をどれか傍受する法律執行官庁の管轄権を表 す情報を保持する。サービスエリア用情報セルはすべて同一サイズおよび形状で あり、移動体通信システムの全サービスエリアにわたって並べられる。サービス エリア間の境界に対応する情報セルは境界の形状を確認するデータ構造へのポイ ンタを含み、このデータ構造に表されるような境界の形状に基づいて加入者ユニ ットの物理的位置にサービスを提供するサービスエリアを確認する手段が設けら れる。 また、この典型例では、加入者ユニットおよびサービスプロバイダ間の通信を 処理する手段が移動体通信システムのサービスエリア内の加入者ユニットへまた はからの電話呼出接続要求信号を受信する手段、並びにこの加入者ユニットの位 置を決定する手段を含む。また、加入者ユニットの物理的位置に対応する情報セ ルを決定する手段、並びにこの情報セルによって確認される加入者ユニットの物 理的位置でサービスを提供するサービスプロバイダを決定する手段も設けられる 。加えて、加入者ユニット情報セルの物理的位置に対応する仮想サービスプロバ イダセルを決定する手段、並びに仮想プロバイダセルを表す信号を対応サービス プロバイダに出力する手段が含まれる。 このような手法で、このシステムはどのサービスプロバイダが特定サービスプ ロバイダからの呼出を処理するために利用できるかというような位置ベース情報 を追跡しアクセスするためにこれら情報セルを利用し、この情報セルを用いてサ ービスプロバイダを選択し、例えば合法的傍受や緊急サービス呼出の送出を調整 している。加入者ユニットの位置を確認したサービスプロバイダに実際に転送さ れた情報はしかしながら情報セルのレイアウトに基づいておらず、特定サービス プロバイダについて用いられた仮想サービスプロバイダセルに基づいている。情 報セルでなく仮想サービスプロバイダセルについて位置を提供することにより、 サービスプロバイダは少なくともある程度自分のマッピング構成を選択できる。 また、情報セルについて保持された情報の更新が移動体通信システムおよび外部 サービスプロバイダ間のインタフェースに影響を与えずに行える。いいかえると 、このような更新はこれらサービスプロバイダに非常にわかりやすい。 LAC’sを用いるGSMシステムに関して用いられる特定の典型例では、対 応サービスプロバイダのサービスエリア用の複数仮想サービスプロバイダセルが セルグループに配置される。セルグループの仮想セルの全ては同一サイズおよび 形状であり、このセルグループ全体にわたって均一に並べられる。異なるセルグ ループの複数仮想セルはしかしながら異なるサイズになる。1まとめのセルグル ープは単一の対応LACを持つ。仮想サービスプロバイダセルは各々サービスプ ロバイダコードおよび仮想セル識別コードによって独自に表される。仮想セル 識別コードはLACおよびセル識別コードによって表される。いくつかのセルグ ループはオーバラップする。仮想サービスプロバイダセルおよびセルグループは 矩形であり、情報セルのセットを複数セットの仮想サービスプロバイダセルにマ ッピングする手段は各セルグループのコーナ位置の緯度および経度を保持する手 段、加入者ユニットの緯度および経度の証明を受信する手段、加入者ユニットが 位置する選択セルグループのコーナ位置と加入者ユニットの位置との緯度および 経度オフセットを決定する手段、並びにこれら緯度および経度オフセットに基づ いて加入者ユニットが位置する選択セルグループの特定仮想セルを確認する手段 を含む。 本発明の様々な実施例では、加入者ユニットが移動体電話、パーソナルデータ アシスタント、専用インターネットアクセス装置、電子オーガナイザ、およびラ ップトップコンピュータのようなもので無線電話能力を持つ装置となる。移動体 通信システムは例えば符号分割多重アクセス(CDMA)のような適切な移動体 電話処理技術に従って移動体電話通信を処理することになる。さらに、電話呼出 接続要求信号は例えば音声通信、データ通信、または音声およびデータ通信の組 合せを含む電話通信の形式を特定するものである。 本発明は方法または他の適切な形式の発明実施例によっても実施することがで きる。 図面の簡単な説明 本発明の特徴、目的、長所は、同様な参照符号で全体にわたって確認される図 面を参照して以下の発明実施例の詳細な説明からより明確となる。 図1はゲートウェイ地上局を用いた衛星ベース移動体遠距離通信システムを表 す図であり、 図2は図1のシステムの単一ゲートウェイ地上局について典型的有効範囲を表 す図であり、 図3Aおよび3Bはいずれも発明の第1実施例に係るもので、ゲートウェイ地 上局を用いた衛星ベース移動体電話システムのためにサービスプロバイダを選択 する方法を示すフローチャートであり、 図4はシステムのゲートウェイ地上局内で加入者ユニットの位置を決定する手 段を持ち図3AおよびBの方法を実行する衛星ベース移動体電話システムを表す 図であり、 図5は図4のシステムに類似するものの加入者ユニットが位置決定手段を含む 別の衛星ベース移動体電話システムを表す図であり、 図6は発明の第2実施例に係るもので、加入者ユニットの位置に部分的に基づ いて加入者ユニットからの受信ダイアル電話番号を翻訳する方法を示すフローチ ャートであり、 図7は図6の方法を実行する衛星ベース移動体電話システムを表す図であり、 図8は図7のシステムの解読テーブルのブロック図であり、 図9は図7のシステムの緊急サービス電話番号および位置テーブルのブロック 図であり、 図10は発明の第3実施例に係るもので、加入者ユニットの位置に部分的に基 づいて加入者ユニットへまたはからの電話呼出の傍受を調整する方法を示すフロ ーチャートであり、 図11は図10の方法を実行する衛星ベース移動体電話システムを表す図であ り、 図12は図11のシステムの合法的傍受要求テーブルのブロック図であり、 図13は図11のシステムの法律執行管轄権テーブルのブロック図であり、 図14は発明の第4実施例に係るもので、複数サービスプロバイダを利用する ための個別マッピング方式例を表す図であり、 図15A−15Dは図14のマッピング方式について用いられる特定データ構 造を表す図であり、 図16は図14の個別マッピング方式を用いる方法を示すフローチャートであ り、 図17は図16の方法を実行する衛星ベース移動体電話システムを表す図であ り、 図18はGSMシステムに利用するためにセルグループおよび情報セルを用い た個別マッピング方式を表す図であり、 図19は均一なセルグループ例を示す図であり、 図20は均一でないセルグループ例を示す図であり、 図21は単一セルグループを示す図であり、 図22はマッピングテーブルを示す図であり、 図23は情報セルおよびセルグループに関連してマッピングテーブルを示す図 であり、 図24は2つのサービスプロバイダエリア間の境界上の情報セルを示す図であ る。 好適実施例の詳細な説明 本発明の好ましい実施例を残り図面を参照して説明する。まず、加入者ユニッ ト位置情報およびユーザの優遇(好み)に基づいて移動体電話を扱うサービスプ ロバイダを選択するようにした実施例が図3−5に示す衛星ベース移動体通信シ ステムを参照して説明される。続いて、位置情報に基づいて電話呼出を処理し、 例えば加入者ユニットが位置する地方の解読方式に基づいて電話番号を解読する ようにした実施例が図6−13を参照して説明される。個別プロバイダ用個別マ ッピング方式を用いて緊急サービス位置情報のような位置ベース情報を処理する ような実施例は図14−21を参照して説明される。本発明のこれら好ましい実 施例のいくつかはIS−41規格に従って接続処理を行なうもので、この利用は 当該技術においてよく知られている。 サービスベース選択 図3Aおよび3Bのフローチャートは加入者ユニットからの接続開始中に行わ れる動作を示す。この図は加入者ユニットおよびゲートウェイ地上局によって行 われる動作を並べて示す。加入者ユニットおよび地上局間の送信は破線矢印によ って表される。このような送信の全ては、信号を中継して地球に送り返す1以上 の衛星に信号を送り上げることにより達成される。 まず、ステップ100では、地上局がページングチャネルでゲートウェイを( ゲートウェイidで)確認しこのゲートウェイにより接続されるサービスプロバ イダを(サービスidで)確認するシステムパラメータと、衛星ビームidのよ うな他の適切なパラメータを送信する。システムパラメータは地上局のカバーエ リア内加入者ユニットが情報を受信できるように繰り返し周期的に送信される。 送信されるサービスプロバイダのリストは例えば運用または契約上の制限で現在 位置の加入者ユニットによって利用できないサービスプロバイダを含むゲートウ ェイに接続されたそれぞれのサービスプロバイダを特定する。 ステップ102では、加入者ユニットがページングチャネルでシステムパラメ ータを受信する。このステップは加入者ユニットがパワーアップされるときによ く行われる。ユーザはここで電話呼出または他の電話接続の開始をステップ10 4で試行し、このとき加入者ユニットがアクセス登録要求、開始情報、およびチ ャネル要求を含むアクセス情報を送信する。加入者ユニットは、また利用できれ ば優遇選択サービスプロバイダIDおよび登録ビットを送信する。これに関して 、加入者ユニットは最初に優遇サービスプロバイダを確認した加入者ユニット内 で優遇サービスプロバイダテーブルまたは(図示しない)他のデータベースをア クセスする。これを行なうことで、加入者ユニットは単一の優遇サービスプロバ イダ、各ゲートウェイカバーエリア毎に異なる優遇サービスプロバイダ、または 1日の時刻毎あるいは日付毎等で異なる優遇サービスプロバイダを保持できる。 もしリストに優遇サービスプロバイダがなければ、移動体電話はおそらく以前の 電話接続の結果としてこれが最後に登録されたサービスプロバイダのIDを送信 するか、単純に何もサービスプロバイダIDを送信しない。加入者ユニットが最 後に登録されたサービスプロバイダのIDを送信するならば、この加入者ユニッ トはまた1の登録ビットも送信し、そうでなければ登録ビットが0として送信さ れる。どの優遇もしくは最終登録サービスプロバイダも利用できないとすると、 移動体電話は何もサービスプロバイダ情報を送信しない。別のやり方では、加入 ユニットが好みに従う順序の複数サービスプロバイダIDを送信したり、加入者 ユニットが何らかの理由で接続を許可できないようなサービスプロバイダIDを 送信したりもできる。 ステップ106では、ゲートウェイがアクセスチャネル信号を受信し、どのサ ービスプロバイダが加入者ユニットからの接続を取り扱えるかを決めるために加 入者ユニットの位置決定を試行する。−実施例で、それぞれの衛星は1以上の衛 星で加入者ユニットから受信した信号の相対的遅延時間および周波数シフトを表 す情報をゲートウェイに送信する。この情報および衛星の位置を確認する情報を 用い、ゲートウェイは加入者ユニットの位置を概算する。 衛星ベース無線通信システムで位置決めを行なう様々な方法が以下の米国特許 出願に記述されている。これらはUSSN 08/723,725およびPCT/US97/17378として ファイルされた"Unambiguous Position Determiation Using Two Low-Earth Orb it Satellites"、USSN 08/723,751およびPCT/US97/17330としてファイルされたP osition Determination Using One Low-Earth Orbit Satellite"、USSN 08/723, 722としてファイルされた"Passive Position Determination Using Two Low-Ear th Orbit Satellites"、USSN 08/723,723としてファイルされた"Ambiguity Reso lution For Ambiguous Position Solutions Using Satellite Beams"、USSN 08/ 723,724としてファイルされた"Determination of Frequency Offsets In Commun ication Systems"、およびUSSN 08/723,490としてファイルされた"Method and A pparatus for Precorrecting Timing and Frequency in Communication Systems "というタイトルであり、全て本特許の譲受人に譲渡され、ここに参考文献とし て組み込まれる。 ゲートウェイは、また位置決定がどの程度の信頼性または正確性であるかを確 認する信頼率または度を割り当てる。この信頼度は相対時間および周波数計算を 採用する上述の技術を用いて位置を決定した場合に低い。にもかかわらず、この 信頼値は特定国または1国内の特定サービスプロバイダ区域にある加入者ユニッ トを信頼性良く確認するのに少なくとも十分なものとなる。GPS技術を採用し た以下に述べる実施例では、位置決定が非常に正確で、信頼度がこれにより非常 に高い。 ステップ108では、ゲートウェイがどのサービスプロバイダが加入者ユニッ トの位置に基づいて加入者ユニットによって開始された電話接続を取り扱うこと ができるかを決定する。これに関して、ゲートウェイはゲートウェイによって扱 われる各サービスプロバイダがカバーできる位置範囲を表すサービスプロバイダ 位置テーブルをアクセスする。この位置範囲は例えば緯度および経度の範囲によ って表されることになる。言及したように、この位置範囲は契約上または他の法 的束縛あるいは物理的動作束縛によって影響される。いずれのばあいでも、ゲー トウェイは加入者ユニットの位置をデータベースのサービスプロバイダカバー情 報と比較して、利用可能なサービスプロバイダを確認する。 利用可能なサービスプロバイダの決定は位置決定の信頼率に影響されることに なる。例えばもし加入者ユニットの位置が2つのサービスプロバイダカバーエリ ア間の境界または分割線の近くにあることがわかり、信頼度はどちらのカバーエ リア内に加入者ユニットがあるかシステムが確認できないほど低いとすれば、契 約上いずれのサービスプロバイダも利用できないため、電話接続を完了できない ことを宣言する必要がある。他のやり方では、加入者ユニットがあると仮定され るカバーエリアを持つサービスプロバイダが利用可能であるとみなされる。従っ て、もし加入者ユニットがドイツにあると決定されたが、信頼度は加入者ユニッ トが実際にフランスにあるという信頼度の低さであるような場合には、ゲートウ ェイがドイツまたはフランスのサービスプロバイダを利用可能であるとして指定 する。他のバリエーションおよびやり方も同様に可能である。 このようにして、ゲートウェイはもしあれば利用可能なサービスプロバイダの リストを確認する。加入者ユニットが優遇サービスプロバイダIDを送信すれば 、ゲートウェイがこの優遇サービスプロバイダが利用可能サービスプロバイダに あるか調べて、他の全てを排除する。加入者ユニットが承認できないサービスプ ロバイダのリストを送信すれば、ゲートウェイがこの加入者ユニットについて利 用可能なサービスプロバイダのリストからいずれかを削除する。加入者ユニット が好みの順序で承認サービスプロバイダのリストを送信すれば、ゲートウェイが 最も優遇されるものを指定する。加入者ユニットが優遇サービスプロバイダを送 信する代わりに、設定登録ビットにより確認されこれがリストにある最終サービ スプロバイダを送信すれば、ゲートウェイが他の全てのエントリを排除する。最 終的に、この処理はエントリなし、1エントリ、または複数のエントリのどれか を持つような利用可能サービスプロバイダのリストを作成する。 次に、ゲートウェイはステップ110で単一サービスプロバイダを選定させる ために加入者ユニットと交渉する必要があるかを調べる。もしサービスプロバイ ダが無かったり、単一のサービスプロバイダだけが利用可能なサービスプロバイ ダのリストに残っているとすれば、ここで交渉の必要はない。もし何も残ってい なければ、接続セットアップを遂行できないことを示す信号が加入者ユニットに 送られる。リストに1以上のサービスプロバイダが残っていれば、ゲートウェイ が利用可能なサービスプロバイダのうちの一つを加入者ユニットに選択させるよ う加入者ユニットと交渉する。 交渉が不要であるとステップ110で判断されれば、続いてステップ112が 処理され、ここでゲートウェイがトラフィックチャネルを移動体電話に割当て、 ページングチャネルでトラフィックチャネル割当情報を加入者ユニットに送信す る。好ましい実施例では、トラフィックチャネルがプライベート非分配信号およ びユーザトラフィックベアリングチャネル(private non-shered signaling and user trafic-bearing channel)である。このトラフィックチャネル割当情報はゲ ートウェイによって確認された単一サービスプロバイダの識別子を含む。加入者 ユニットはステップ114でサービスプロバイダを確認するトラフィックチャネ ル割当情報を受け取り、ステップ116で接続セットアップの手続きを行なう。 あるやり方では、加入者ユニットが承認できないサービスプロバイダのリストを 保持し、トラフィックチャネル割当情報で確認されたサービスプロバイダが承認 できなければ、加入者ユニットが電話接続を破棄して、サービスプロバイダが承 認できないことをゲートウェイに通知する。 交渉が必要であるとステップ110で判断されれば、続いてステップ118が 処理され、ここでゲートウェイが移動体電話のためにトラフィックチャネルを割 当て、ページングチャネルでサービスプロバイダID無しにトラフィックチャネ ル割当情報を加入者ユニットに送信する。加入者ユニットはステップ120でこ の送信情報を受信する。この後、ゲートウェイはステップ122で承認可能なサ ービスプロバイダのリストをトラフィックチャネルで送信する。移動体局はこの 利用可能なサービスプロバイダのリストをステップ126で受信する。図3Bを 参照すると、送信後、ゲートウェイはステップ126でタイマを設定する。加入 者ユニットはステップ128で予め保持するリストと比較してこれらサービスプ ロバイダのうちの最優遇される1つを選択し、ゲートウェイがステップ132に おいて割当トラフィックチャネルで受信することになる対応サービスプロバイダ IDをステップ130で送信する。もしゲートウェイが最優遇サービスプロバイ ダを受信する前にステップ126でのタイマ設定が経過すれば、ゲートウェイが ステップ134で接続セットアップを終了し、このためステップ132は実行さ れない。ちなみに本発明の好ましい実施例において、ステップ118−134は 適切なサービスプロバイダがステップ104−110で決定できない場合のよう に加入者ユニットが最初に優遇サービスプロバイダ情報をステップ104で送信 しない場合にだけ必要とされる。 このため、加入者ユニットおよびゲートウェイは加入者ユニットの位置および 加入者ユニットによって特定される好みに基づいて適切なサービスプロバイダを 選択するステップを一緒に行なう。ひとたびこの選択が確定すると、加入者ユニ ットおよびゲートウェイは電話接続の手続きを行なう。本発明の一実施例では、 加入者ユニットの位置が接続中周期的に更新され、もし加入者ユニットが最初の プロバイダがもはや利用できないエリアに入ったことがわかると、ゲートウェイ と加入者ユニットが新規サービスプロバイダのために再び交渉を行ない、図3の 適切なステップを繰り返す。これらステッブは移動体通信の展開を途絶させるこ となく行われることが好ましい。ある状況では、しかしながら、新規サービスプ ロバイダが見つからなければ、この接続を終了させる必要もある。 図4は図3Aおよび3Bのステップを行うために構成された衛星ベースシステ ムの関連要素を示す。このシステムは図1のそれに類似するもので、100ずつ 増大させた同様参照番号で類似部分を表し、相違点についてのみ詳しく説明する 。ゲートウェイ地上局210、加入者ユニット212、および衛星214が示さ れる。信号は衛星を経由して加入者ユニットおよびゲートウェイ間で送信される 。ゲートウェイは、またローカル地上有線電話網または他の通信網への相互接続 を提供するものでいずれも216で示されるような1セットのサービスプロバイ ダに相互接続される。 加入者ユニット212は優遇サービスプロバイダの選択用にプロバイダ優遇サ ービスプロバイダリスト218を持つ。上述したように、優遇サービスプロバイ ダのIDはアクセスチャネルでアクセス要求の一部としてあるいはページングチ ャネルで受信されるゲートウェイからの問合せに応答してゲートウェイ210に 送信される。これを行なうことにより、優遇サービスプロバイダリストが単一の サービスプロバイダ、ゲートウェイ毎の単一サービスプロバイダ、あるいは国ま たはエリア毎のサービスプロバイダを確認できる。このリストは、また優遇順に サービスプロバイダを確認できる。このリストは、また加入者ユニットのユーザ がある理由または他の理由からユーザがアクセスできないがアクセスしたくない サービスプロバイダを含み利用したくないサービスプロバイダを確認できる。ま た、これを行なうことで、サービスプロバイダリストが加入者ユニット製造者、 販売時点社員、またはユーザによってプログラムされる。後者では、加入者ユニ ットがおそらく加入者ユニットのキーパッドから入力されたり予め保持される承 認サービスプロバイダのセットでユーザに与えられるリストから選択されたりし てユーザから優遇サービスプロバイダ情報を取込む回路またはソフトウェアの提 供を受ける。データベースはデータポートを介して電気的に更新されたり、ゲー トウェイからの移動体通信で受信される信号に応答して更新されたりする。どの 場合でも、全承認サービスプロバイダID’sはユーザがこれらID’sを知る 必要がないように予め保持される。むしろ、ユーザはサービスプロバイダの名前 だけ知る必要がある。様々なやり方が可能であることは望ましいことである。 ゲートウェイ210はゲートウェイに接続された全サービスプロバイダを確認 するサービスプロバイダリスト220、リスト220の各サービスプロバイダの 許容カバーエリアを確認するサービスプロバイダ位置テーブル222、サービス プロバイダ位置決定ユニット224、および利用可能サービスプロバイダ決定ユ ニット226を備える。加入者ユニット位置決定ユニットは移動体の位置を確認 し、この位置で加入者ユニットのために電話接続を取り扱うことが可能なサービ スプロバイダを確認できるようその情報を位置テーブル222に供給する。上述 したように、接続を扱うサービスプロバイダの能力は契約上の他の法的束縛に服 従する。また、述べたように、加入者ユニットの位置はいくつかの程度、精度、 または信頼率を条件に決定される。信頼率は上述したように利用可能なサービス プロバイダ決定ユニット226によって承認サービスプロバイダの確認に用いら れる。 承認サービスプロバイダのリストが作成された後、ゲートウェイ210はもし 必要であれば加入者ユニットと交渉してサービスプロバイダのうちの1つを選択 させるために上述のステップを行なう。ひとたび、サービスプロバイダが確定す ると、ゲートウェイは電話接続処理をさらに行うために加入者ユニットおよび選 択サービスプロバイダ間で信号を送る。加入者ユニットによって開始された後続 電話接続は、選択された先行のものと違うサービスプロバイダであったりなかっ たりするサービスプロバイダの再確認を要する。 図5は加入者ユニットが位置決定のためのGPSユニットを持つものの図4の それに類似するシステムの関連要素を示す。(ここで、類似部分は100ずつ増 大させた同様参照番号で表される。)相違点だけを詳しく説明する。 加入者ユニット312は、加入者ユニットの現在位置を決定するGPSユニッ ト324を持って示される。GPSユニット324は(別に示されない)GPS 衛星群との関連で従来のGPS技術に従って加入者ユニットの位置を決定する。 位置は電話接続の開始に先行して決定されるが、ゲートウェイからの問合せに応 答して提供される。どちらの場合でも、一度位置が決定すると、加入者ユニット が位置を確認する座標をゲートウェイ310に送信して、どのサービスプロバイ ダがその位置について利用可能であるかを決定させる。ゲートウェイは続いて図 3を参照して上述のように処理し、もし必要であればサービスプロバイダのうち の1つを選択するために加入者ユニットと交渉する。 こうした前技術は加入者ユニットによって開始された電話接続を参照して説明 された。同様技術は加入者ユニット終了接続についても行われる。また、同様技 術はパワーアップ時に加入者ユニットを登録するためと登録を周期的に更新する ためにも行われる。さらに、同様技術は電話呼出の他に別の移動体通信について も行われる。 前述したのは移動体電話システムのためのサービスプロバイダを選択するシス テムであり、選択は位置およびユーザの好みに基づいている。述べたように、他 の選択指数が用いられても良い。例えば選択が全体または一部で利用送信周波数 、1日の時刻、日付、または他の要素に基づいても良い。加入者ユニットは異な るサービスプロバイダのレートスケジュールを特定する情報を保持し、現最低レ ートに基づいて優遇サービスプロバイダを選択しても良い。また、選択は内包含 要因よりむしろ排他要因に基づいても良い。これに関し、選択処理は特定移動体 ユーザについての請求結果として特別に除外されない全サービスプロバイダを選 択 しても良い。配置ベースまたは位置ベース選択に関するかぎり、単純に地上の緯 度および経度位置に制限されない。選択はさらに高度、速度、速さに基づいても 良い。例えば異なる離散要因が徒歩または自動車で運ばれる携帯加入者ユニット に対して航空機、船舶、列車内の加入者ユニットのために優遇サービスプロバイ ダを選択するために用いられても良い。速度については、この速度が方向ベクト ルを持つため、加入者ユニットの速度および方向について最も長いサービスを提 供できるサービスプロバイダを選択できる。例えば加入者ユニットが2つのサー ビスプロバイダが利用可能な地理的エリア上の飛行機にあって、もうすぐこれら 2つのうちの1つだけが利用可能になる方向に移動していれば、システムはこの 特定の移動体通信について良い方のサービスプロバイダをそのサービスプロバイ ダに選択することになる。一般に、本発明の原理は任意の適合要因に基づいてサ ービスプロバイダ選択を行なうために応用できる。さらに原理はサービスプロバ イダの他に別の動作特性の選択にも応用できる。また、本発明の原理は衛星ベー ス移動体通信システムに限定されず、他の通信システムにも応用できる。 電話番号の位置ベース解読 図6−9を参照して、加入者ユニットの位置に基づいて加入者ユニットから受 信された電話番号を解読するようにした発明の実施例を説明する。手短に述べる と、ゲートウェイ地上局はエリアコードの無い列のような短い電話番号列を検出 し、この短い列を加入者ユニットのある地域内のローカル電話番号として翻訳す る。 図6はゲートウェイ地上局によって行われるステップを示す。最初に、ステッ プ402で、地上局は電話呼出接続要求(または他の移動体電話接続要求)を加 入者ユニットから受信する。この接続要求は加入者ユニットのユーザがおそらく 音声電話呼出またはデータ通信呼出を確立するために連絡しようとする電話番号 を特定する。電話番号は様々な長さのいずれかである。例えば、この電話番号は 7桁のローカルU.S.電話番号、9桁の長距離U.S.電話番号、または長い 国際電話番号である。さらにこの電話番号は、特に違う標準電話番号長を持つ他 国の電話番号に向けてこれをダイアルすればより様々な他の長さにもなる。また 、番号の長さはこれが(共通U.S.ディレクトリ案内番号”411”のような ) ディレクトリ案内番号、(共通U.S.修理番号”611”のような)電話修理 案内番号、(共通U.S.緊急番号”911”または共通U.K.緊急番号”9 99”のような)緊急サービス番号、またはその他であっても異なる。 ステップ404では、地上局が加入ユニットの位置を決定する。これは加入者 ユニット高精度GPSベースの位置を受信するか衛星群によって決定された略近 似位置を受信する上述の技術を含む任意の適合技術を用いることにより達成し得 る。電話番号の受信に続いて起こるように示されるが、加入者ユニットの位置決 定は電話番号の受信に先行してあるいは同時になされることになる。位置は緯度 および経度要素または予め定義された位置グリッド要素を含む任意の適合方式で 特定される。 ひとたび加入者ユニットの位置が決定されると、地上局は受信電話番号を次の ように位置に従って翻訳する。ステップ406では、地上局が電話番号を解読し 、ステップ408でこれが国際ダイアルコードを含むかどうか調べる。もしそう であれば、ステップ410が実行され、ここで電話番号は例えば呼出完了のため に適切な国際オペレータへ呼出を転送することにより国際呼出として処理される 。ある場合には、ユーザが不必要に国際ダイアルコードを入力してしまうことが ある。例えばユーザが国際ダイアルコードによって特定された国内にいることが ある。もしそうであれば、システムは単純にこの国際コードを電話番号から取り 除き、呼出完了のために電話番号の残りの桁をローカルPSTNに転送する。も しステップ408で電話番号が国際呼出コードを含まないと判定されれば、続い てステップ412が実行され、ここで電話番号はローカル番号、長距離番号、ま たは緊急サービス番号のどれであるかを調べるために加入者ユニットが位置する 付近のローカル電話番号システム解読規則に従って解読される。このため、加入 者ユニットがU.S.に位置すれば、電話番号はU.S.PSTN解読方式に従 って解読される。加入者ユニットが例えばインドに位置すれば、電話番号はイン ド電話システム解読方式に従って解読される。こうした解読は従来の技術に従っ て行なうことができる。典型的解読テーブル並びU.S.およびインド用技術が 1996年2月29日にファイルされ"Tolephone Number Parser for Wireless Local Loop Telephones"というタイトルの同時係属U.S.特許出願シリアル番 号 08/609,924に述べられており、これを参考文献として組み込む。多数の電話番号 システムが広範囲の電話番号構成およびアクセスコードを含む。このため、完全 な解読が複雑化している。しかし、完全な解読を行なう必要はない。むしろ、図 6の方法で、電話番号がローカル番号、長距離番号、または緊急サービス番号の どれであるかを調べるだけで十分である。 ステップ414で電話番号が(例えば電話番号がエリアコードまたは他の適切 な長距離識別子を含む)長距離番号であると判定されれば、続いてステップ41 6が実行され、ここで電話番号は加入者ユニットが位置する国の長距離番号とし て処理される。前述のように、ユーザは長距離エリアコードで特定されるエリア にいるにもかかわらず、ダイアル電話番号が実際にローカル番号であるように不 必要にこのエリアコードを入力することがある。再び、システムは単純にこの不 要なエリアコードを取り除いて、呼出完了のために残りの桁をローカルPSTN に転送する。こうした作業はローカルPSTNの構成に依存する。 ステップ414で電話番号がエリアコードを含まないと判定されれば、続いて 地上局はステップ418で電話番号の桁が911または999のような緊急番号 を表すかどうか調べる。もしそうであれば、続いてステップ420で地上局が加 入者ユニットの位置に最も近い適切な緊急サービスセンタを確認し、呼出をこの センタに接続する。もしそうでなければ、続いてステップ422で地上局が電話 番号をローカル呼出として処理する。 緊急サービス番号について、地上局は世界中のどこでも利用できるように全て またはほとんどの緊急サービス番号(911または999のような)のリストを 保持し、受信電話番号をリストと比較してこの番号が緊急サービス番号の一つに 対応するかどうかを確認する。こうして、ユーザは彼または彼女のいる地域また は国での適切な緊急サービス番号を知る必要がなくなる。むしろ、ユーザは彼ま たは彼女が慣れている緊急サービスコードさえ利用すれば良い。このため、U. K.からのユーザがダイアル999をU.S.でダイアルして、ローカル911 オペレータに接続することができる。もしある国で緊急サービス番号として用い られた電話番号がユーザがいる地域で別用途で用いられているという理由から曖 昧さがあれば、システムはさらにユーザが呼出完了前に緊急サービスオペレータ に接続しようとしているかをさらに確認する。これに関して、システムは確認要 求の自動音声メッセージを加入者ユニットに送るよう構成されることになる。 述べたように、緊急呼出は加入者ユニットの位置に対して最寄りの適切な緊急 サービスセンタに接続される。これに関して、地上局は緊急サービスセンタの位 置を確認するデータベースを保持し、最寄りの緊急サービスセンタを確認するた めに加入者ユニットの位置をデータベースと比較する。こうして、ユーザが離れ た緊急サービスセンタに不適切に接続されることがなくなる。ここで”適切な” 緊急サービスセンタとは、緊急電話番号がどこか特定緊急サービスを指定してい るかを地上局が調べて、この呼出を最寄りのこうしたサービスに転送することを 意味する。例えば、消防、救急、警察等の個別緊急番号があるような場所または 国で、地上局は呼出を最寄りの適切なセンタに接続する。単一の緊急コード(9 11のような)が採用された地域では、呼出が加入者ユニットの位置に対して最 寄りの緊急オペレータに単純に接続される。図6の方法では、受信電話番号が( 国際コードまたは長距離コードを持たない)ローカル番号であれば緊急サービス 番号であるか調べられるだけである。他のやり方では、エリアコードまたは国際 コードを含む全ての番号が緊急サービス番号であるか調べても良い。 このため、地上局は加入者ユニットの位置で普通に採用されるた形式でなくて も緊急サービス番号を確認し、この呼出を最寄りの適切な緊急サービスセンタに 転送する。このように、ユーザは彼または彼女がいる国または場所用の正確な緊 急サービスコードを知る必要がなく、緊急時におそらく相当な時間を省ける。い くつかの移動体電話または他の加入者ユニットは911のような適切な緊急番号 または他の信号を送信する専用緊急呼出ボタンを備える。このような信号も検出 され、電話接続が最寄りの緊急サービスセンタになされる。 また、述べたように、このシステムはダイアル番号がローカル番号か調べ、も しそうであれば、この番号を加入者がいる場所でローカル番号として処理し、こ れによりユーザがローカル電話番号に連絡するために長距離または国際電話番号 をダイアルする必要から解放する。 図7−9は、図6のステップを行うように構成された衛星ベースシステムの関 連要素を示す。このシステムは図5のそれに類似するもので、510から始まる 同様参照番号で類似部分を表し、相違点についてのみ詳しく説明する。図7は地 上局510、代表的加入者ユニット512、および代表的衛星514を示す。加 入者ユニットは加入者位置を確認する信号を受信する加入者ユニット位置決定ユ ニット524、電話番号を加入者ユニットから受信する電話番号受信ユニット5 25、および図6の方法を用い加入者ユニットの位置に基づいて電話番号を解読 もしくは翻訳する解読ユニット526を備える。このため、解読ユニット526 は1セットの解読テーブル522並びに緊急サービス番号および位置テーブル5 20をアクセスする。解読テーブル520は、図8に詳細に示されるように個別 の解読方式を持つ国または他の存在毎にこの方式が採用される位置範囲およびこ の解読方式自体に関する情報を含む。解読ユニット526(図7)は加入者ユニ ットの位置をテーブル522の位置範囲と比較して、受信電話番号がローカル番 号、長距離番号等であるかを調べるために用いられる適切な解読方式を出力する 。テーブル522は例えばU.S.の地理的境界を確認する米国用1エントリ、 およびU.S.内のローカル番号が7桁で、長距離番号が11桁で、国際番号が 01を先頭に付けられるということを特定する1セットの解読方式レコードを含 むことができる。個別エントリはメキシコのような個別の国または場所毎に設け られる。代わって、U.S.およびカナダのように同一基本解読方式を共有する 国については、これらの国の両方を特定する位置範囲を持つ単一の共通エントリ が設けられる。この位置範囲は緯度および経度のセットまたはグリッド座標のセ ットにより特定される。 このため、地上局は適切な解読方式を決定するために加入者ユニットの位置を テーブル522に供給する。述べたように、解読方式は受信電話番号がローカル 番号、長距離番号、または国際番号であるか調べるために用いられる。もし位置 がリスト国の一つに無く、あたかもユーザが船舶や飛行機上にいるとすると、シ ステムは最も近いと思われる国を選択するか、ユーザが完全な国際電話番号を入 力するように単純に要求する。 図9は受信電話番号が緊急サービス番号であるかを調べるために用いられる緊 急番号テーブル520を示す。911または999のような緊急サービス番号の 各々について、テーブルは対応緊急サービスセンタの各位置および直通電話接続 番号(適用できれば)を保持する。地上局は受信電話番号をリスト緊急サービス 番号と比較し、適合すれば、この呼出を加入者ユニットの位置に対して最寄りの 適切な緊急サービスセンタに送る。このため、ユーザがU.S.内で911をダ イアルすると、地上局はこれにより911を緊急アクセス番号として確認すると 共に、加入者の位置に対して最寄りの911緊急オペレータを確認する。この呼 出はこの後特定の911オペレータに送られる。このテーブルは、もしユーザが 999をU.S.でダイアルしたとして、この番号もまた緊急番号として確認し て最寄りの911オペレータに転送するように、U.S.緊急サービスセンタと 関連して999をさらにリストしている。好ましくは、世界的に用いられる全て の適切な緊急サービス番号および全ての緊急サービスステーションが保持され、 ユーザが接続される最寄りの適切な緊急サービスセンタが消防署、病院、警察署 、または総合緊急オペレータのどれであるかを確実にする必要から相互参照され る。ここに述べた緊急番号テーブル520および様々な他のテーブルは広範囲の 技術に従って相互参照され構成されることが望ましい。 合法的傍受の位置ベース調整 図10−13を参照して、加入者ユニットの位置に基づいて加入者ユニットへ またはからの電話呼出の合法的傍受を調整するようにした発明の実施例を説明す る。手短に述べれば、ゲートウェイ地上局は合法的傍受の対象となる加入者ユニ ットおよびこの傍受が妥当である管轄権のリストを保持し、管轄権が妥当である 位置に加入者ユニットがあることを調べ、もしそうであれば、法律執行機関の要 求により与えられる命令に従って電話呼出の傍受、記録、阻止、またはその他の 処理を行なう。 図10は合法的傍受の助成においてゲートウェイによって行われるステップを 示す。最初にステップ602で、地上局が加入者ユニットからまたは加入者ユニ ットへの電話呼出接続要求(または他の移動体電話接続要求)を受信する。もし 呼出が加入者ユニットへであれば、他の加入者ユニット、従来の固定地上電話、 またはこの加入者ユニットとの電話連絡を確立できる他の装置からの呼出である 。いずれの場合でも、やってきた”移動体終端”呼出は特定電話番号、インター ネットプロトコル(IP)アドレス等によって呼ばれた加入者ユニットを独自に 確 認する信号を含む。もし呼出が出ていくものであれば(すなわち、”移動体開始 呼出”)、加入者ユニットはダイアル電話番号と一緒に与えられそれ自身を確認 する信号を含む。 ステップ604で、地上局は加入者ユニットへまたはからの通信が合法的傍受 または他の同様行為の対象かどうか調べる。これは、次に述べるように、こうし た傍受の対象となる加入者ユニットをリストするデータベーステーブルをアクセ スすることにより達成される。続くステップ606で、地上局は加入者ユニット の位置を決定する。これは任意の適合技術を用いて達成できる。また、呼出が傍 受の対象であるかを調べた後に生じるように示されるが、加入者ユニットの位置 決定はこれより先行してまたは同時に行われる。 次に、ステップ608で、地上局は加入者ユニットの位置を要求法律執行機関 が妥当な管轄権を持つ位置範囲と比較し、これにより電話呼出が合法的に傍受出 きるかどうか判定する。もし管轄権がステップ610で妥当であれば、ステップ 612で呼出が傍受されるか、法律執行機関によって要求された他の適切な活動 が行われる。もし管轄権が妥当でなければ、ステップ614で傍受が拒絶される 。いずれの場合でも、電話呼出は行われる。普通、この呼出が傍受されても、こ の活動は呼び出されたパーティには知られない。他の場合では、しかしながら、 電話呼出が単純に阻止される。一例として、あるパーティは裁判所命令を持って 、ストーキングまたはハラスメント防止のために他のパーティが彼または彼女を 呼び出すことを阻止するとがある。こうした裁判所命令は一州だけで適用され、 他では適用されない。このため、もし加入者ユニットが他の州に移動すると、こ の阻止は法律上許されない。このように、システムは加入者ユニットの位置を決 定して、その位置に基づいて自動阻止を行なう。 図11−13は、図10のステップを行なうよう構成された衛星ベースシステ ムの関連要素を示す。このシステムは図7のそれに類似するもので、710から 始まる同様参照番号で類似部分を表し、相違点についてのみ詳しく説明する。図 11は地上局710、代表加入ユニット712、代表衛星714を示す。加入者 ユニットは加入者ユニットの位置を確認する信号を受信する加入者ユニット位置 決定ユニット724および加入者ユニットへまたはからの電話呼出が合法的傍受 の対象であるか判定し、もしそうであれば、こうした活動が図10の方法を用い 加入者ユニットの位置に基づいて管轄権的に認められるかどうか調べる合法的傍 受証明ユニット726を備える。このため、証明ユニット726は合法的傍受要 求テーブル722および合法的傍受管轄位置テーブル720をアクセスする。要 求テーブル722は図12に詳細に示すように、何種かの合法的傍受の対象とな る加入者ユニット毎に傍受を要求する法律執行機関の身元および行われる傍受の 形式を保持する。傍受例は音声呼出であれば電話呼出の記録であり、データ通信 であれば送信データのダウンロードを含む。管轄権テーブル720は図13に詳 細に示すように、法律執行機関毎にこの機関が管轄権を持つ加入者ユニットの位 置範囲を保持する。管轄権が妥当である位置範囲は実行される傍受の種類に依存 する。このため、管轄権テーブルは実行される行為に従ってさらに細分化される 。さらに、管轄権の範囲は特定の加入者ユニットに依存するもので、法律執行機 関毎にこの機関がU.S.のどこかのある特定ユーザからの呼出を傍受する権限 を持っても、他のユーザからの呼出を傍受する権限はある特定の州にいるときだ けとなる。このため、特定加入者ユニットに関連づけられた管轄権制限を確認す る情報が必要に応じて管轄権テーブル720または傍受要求テーブル724に付 加的に保持される。情報は管轄権および傍受要求データベースに保持され、法律 執行機関の妥当な要求により更新されるもので、裁判所命令、その他の適切な証 拠書類に対する専任のシステムオペレータによって入力されることが望ましい。 こうした要求はしかしながら国毎に異なる。いくつかの国では、このような裁判 所命令または証拠書類が必要とされない。妥当な管轄権の範囲はもしあれば要求 機関から提出される適切な証拠書類に基づいて決定され、こうした管轄権を独立 に証明しようとはしていない。 いずれの場合でも、証明ユニット726(図11)は加入者ユニットが合法的 傍受の対象であるかを調べ、続いて加入者ユニットの位置を承認管轄権の位置範 囲とテーブル724において比較し、これにより傍受が承認できるかを決定し、 もしそうであれば、このような傍受を行う。実際の傍受は後述しない従来技術に 従って行われる。 管轄権の時間制限もデータベーステーブルに記録され、例えば管轄権の経過を 調べるために電話呼出の時刻および日付がこのデータテーブルにおいて特定され る制限と比較される。 複数位置マッピング方式 図14−24を参照して、他の事物中で位置ベースシステム情報のトラッキン グを容易にする個別サービスプロバイダ用個別マッピング方式を提供するように した発明の実施例を説明する。最初に、マッピング方式の全体観を図14−17 を参照して説明し、続いてGSMシステムに関連して用いられる特定例の詳細を 図18−24を参照して説明する。 手短に述べると、ゲートウェイシステムはゲートウェイのサービスエリア内の 物理的位置を様々なオーバラップセットの仮想セルにマッピングするハードウェ アまたはソフトウェアを備える。図14はゲートウェイのサービスエリア800 内の位置に重なる代表セットの仮想セルマップを示す。第1セットのセル802 はここで1セットの情報セルとして参照され、均一サイズおよび形状の矩形セル でこのサービスエリアをカバーもしくは”タイル”貼りされる。各情報セルはサ ービスエリアの比較的小さい部分をカバーする。これら情報セルは任意サイズお よび形状であるが、データ処理の容易さから均一なサイズおよび形状の矩形であ ることが好ましく、各々適度の位置精度を得るために例えば10km×10km 四方のような比較的小さいサイズである。各情報セルは情報セルによってカバー される位置範囲に関連した位置ベース情報を含む(図15A−15Cに示す)デ ータ構造へのポインタを持つ。ここで述べる実施例では、位置ベース情報が他の 事物中でi)どこに最寄の緊急サービスセンタがあるがの証明、ii)もしあれ ばどの法律執行機関が情報セルによって定義される物理的位置野範囲内に位置す る例えば代表例804のような加入者ユニットへまたはからの呼出を傍受する管 轄権を持つかの証明、およびiii)どのサービスプロバイダが加入者ユニット へまたはからの呼出を処理するかの証明を含む。運用において、ここへ(または ここからの)の通信が開始される加入者ユニットの位置が上述の技術を用いて緯 度および経度で決定される。続いて、加入者ユニットの位置に対応する情報セル が確認され、情報セルに対応する位置ベース情報が必要に応じてアクセスされる 。緯度および経度評価に基づいて情報セルを効率的に確認するある特定技術をG S M実行に関連して以下に述べる。 図14および15A−15Dを参照すると、このシステムは最初にどのサービ スプロバイダが加入者ユニットへまたはからの呼出を処理できるか各情報セル毎 に承認サービスプロバイダのリストを持つサービスプロバイダデータ構造806 (図15A)をアクセスすることにより調べ、続いて上述の優先ベース選択技術 を用いて承認サービスプロバイダの1つを選択する。ここでサービスプロバイダ 間の境界が情報セル間よりむしろ情報セル内で生じる状況が起きることがあるが 、これは以下のように扱われる。もし加入者ユニットにより開始された電話呼出 が緊急サービス番号を特定すると、システムは各情報セル毎に直通電話番号また は他の適切な指示物のような最寄の緊急サービスセンタの証明を含む緊急サービ スデータ構造808(図15B)を調べることによりこの加入者ユニットについ て最寄の緊急サービスセンタを決定する。これを行うことと情報セルに対応する 国により、データ構造が例えば病院、消防署、警察署、救急車、毒物センタ等の 個別直通番号をリストする。他の実行および他国については、データ構造が単純 に例えば”911”または”999”のようなその国の適切な総合緊急サービス 番号をリストする。最初に対応情報セルを確認してこのセルに対応する最寄の適 切な緊急サービスセンタを参照すれば、システムが加入者ユニットの実際の緯度 および経度をサービスエリアにおいて緊急サービスセンタのそれらと比較して最 寄の緊急サービスセンタを決定する必要が無くなり、この最寄の緊急サービスセ ンタ呼出の送出が促進される。以下に述べるように、緊急呼出用のサービスプロ バイダの優遇は仮想サービスプロバイダセルに関連して付加的に保持される。 もし加入者ユニット804へまたはからの通信が合法的傍受の対象であれば、 システムは特定法律執行機関が加入者ユニットの検出された情報セルによってカ バーされるエリア内で管轄権を持つか、特定情報セルエリア上で管轄権を持つ全 法律執行機関を特定する管轄データ構造810(図15C)をアクセスすること により調べ、これが管轄的に承認されるときに呼出を傍受する手続をする。繰返 しであるが、システムは加入者ユニットの緯度および経度を管轄権の緯度および 経度の範囲と直接比較する必要がなく、システムはこれにより都合良く妥当な管 轄権を決定できる。 図14に示す残りセットのセル、すなわちセット812、814、816、8 18、およぴ820はサービスプロバイダあたり1セットとなる複数セットの独 立な仮想サービスプロバイダセルであろ。ここでわかるように、これら独立セッ トのサービスプロバイダセルはサービスエリア800の部分をそれぞれマッピン グする異なるマッピング方式を提供する。セット812は例えばサービスプロバ イダAに関連して用いるために設けられる。このセット812は情報セル802 に揃えられるが、セット812の各セルはセット802の各セルのエリアの4倍 のエリアをカバーするというように解像度においてこれとは異なる。セット81 4はサービスプロバイダBに関連して用いるために設けられ、情報セルセット8 02とそれと同じ解像度を持つが、これからの僅かにオフセットされている。セ ット816はサービスプロバイダCに関連して用いるために設けられ、先行して 定義された地上ベースセルラ電話セルレイアウトに対応する不均一な配列を持つ 。セット818はサービスプロバイダDに関連して用いるために設けられ、情報 セルセット802のそれに揃えられ同一解像度を持つが、サービスエリアの一部 だけをカバーする。セット820はサービスプロバイダEに関連して用いるため に設けられ、情報セルセット802のそれに揃えられ同一解像度を持つが、セッ ト818によってカバーされないサービスエリアの部分だけをカバーする。 異なるサービスプロバイダセルマッピングが、異なるサービスプロバイダの要 求または優遇を受入れたり、サービスプロバイダおよびゲートウェイ間の通信を 容易にするためこの実施例で提供される。運用では、ひとたびサービスプロバイ ダが選択されると、システムが加入者ユニットの位置に対応する選択サービスプ ロバイダの仮想セル用セル番号を決定する。これは例えば加入者ユニットの緯度 および経度をサービスプロバイダの各仮想セルを定義する位置の範囲と比較した り、なにが他の適切な技術により行われる。選択サービスプロバイダ用仮想セル が決定されると、システムはサービスプロバイダとの通信に関連するかまたは呼 出処理に関連する情報をアクセスする。この情報は位置エンコード並びに、緊急 呼出扱い、呼出配信、暗号化等に関するサービスプロバイダの優遇性を提供する 特殊セル番号確認値を含む。 例えば、呼出取扱を容易にするため、サービスプロバイダは、加入者ユニット の位置を、緯度および経度の値よりも、所定の数値コードを用いて特定すること を要求する。図15Dに示されたサービスプロバイダ優遇データ構造822は、 必要であれば、所定の仮想数値データを提供し、また、特定のサービスプロバイ ダに伴う優遇あるいは要求を、専用の数値セルコードによって規定された仮想セ ル毎に提供する。(独立した優遇データ構造は、独立したサービスプロバイダ毎 に提供される。)例えば、呼出の料金を正確に請求できるように、サービスプロ バイダは位置情報を要求する。そのため、特定のサービスプロバイダが、加入者 ユニットの位置を所定のセルラ電話セルナンバリングシステム(図14のサービ スプロバイダCのような)の特有の表現で特定することを要求あるいは望む場合 、容易に対応でき、正確な数値セル指定を用いてサービスプロバイダの電話呼出 のルーチンを容易にすることができる。従って、図14の例において、システム は、サービスプロバイダC(このプロバイダが、加入者ユニット804によって 初めになされた呼出を取扱うために選択されたものと仮定する)に対し、仮想セ ル番号1455を加入者ユニット位置の確認として提供する。サービスプロバイ ダ自身が、セルあるいは位置指令に関して優遇あるいは要求を持っていない場合 でも、ゲートウェイシステムにとって、種々のサービスプロバイダに対して種々 の仮想セル確認番号を用いて電話呼出を探知することが度々好都合となる。この ような場合、各仮想サービスプロバイダ呼出マッピングは、同一の寸法、配置、 および形状を有しているが、数値セル指定器のみが相違している。以下に述べる 特定のGSM実施において、数値セル指定器はLAC’sに関連している。 図14、および図15Aないし15Dに続くように、ダイアルされた電話番号 が緊急サービス電話番号である場合、システムは、選択されたサービスプロバイ ダが特別な緊急呼出ルーチン要求をしているか否かを確認する。例えば、選択さ れたサービスプロバイダが、ある場所では、緊急サービスデータ構造(図15B )内で特定されている直通の警察番号あるいは消防署番号よりも、911のよう な一般的な緊急サービス番号を使用することを希望する場合がある。また、この サービスプロバイダによってカバーされている他の位置においては、サービスプ ロバイダは上記のような特定の直通番号の使用を希望する場合もある。そのため 、サービスプロバイダは異なる国々に渡るエリアをカバーしていると特に有効と な る。また、サービスプロバイダ優遇データ構造においては、法律的な規制、呼出 暗号化、あるいは他の位置に基づく呼出取扱特徴に関する他の優遇あるいは要求 が特定されている(図15D)。 図16は、上述した独立のマッピング方式に関連したゲートウェイ地上システ ムによって実行されるステップを示すフローチャトである。まず、ステップ90 2において、システムは、種々の項目の内、接続される電話番号を特定している 加入者ユニットからの電話呼出接続要求信号を受信する。ステップ904におい て、システムは、上述した技術を用いて、加入者ユニットの位置を決定する。加 入者ユニットが移動している場合、その位置は定期的に更新される必要がある。 続いて、システムは、ステップ906において、加入者ユニットの位置をカバー している情報セルを確認し、ステップ908において、一部、サービスプロバイ ダデータ構造(図15A)にアクセスすることにより、呼出の処理に利用するサ ービスプロバイダを決定する。上述した方法により、いずれかの加入者優遇が決 定され、利用される。次に、ステップ910において、システムは、前述した技 術を用いて、ダイアルされた電話番号が緊急サービス番号であるか否かを確認し 、そうである場合、緊急サービスセンタデータ構造(図15B)から最寄りの適 切な緊急サービスセンタを決定する。ステップ912において、システムは、呼 出が法的規制を受けるか否か確認し、法的規制を受ける場合には、管轄権データ 構造(図15C)にアクセスすることにより、要求法律執行機関がこの呼出を規 制あるいは監視する管轄権を持っているか否かを確認する。 ステップ914において、システムは、適切なサービスプロバイダ優遇データ 構造(図15D)に設定されている特定のサービスプロバイダに関するマッピン グ方式を用いて、加入者ユニットの情報セルに対応する仮想サービスプロバイダ セルを確認する。また、ステップ916において、優遇データ構造を用い、シス テムは、緊急呼出ルーチン、管轄権、法律規制等に関する優遇あるいは要求を含 む呼出に適応される特定の位置に基づく呼出取扱優遇あるいは要求を決定する。 ステップ918において、呼出が緊急サービスセンタへの呼出である場合、シス テムは、適合可能な優遇および要求を受ける選択されたサービスプロバイダを用 いて、上記呼出を最寄りの緊急サービスセンタへ送る。ステップ920において 、 呼出が非緊急呼出である場合、システムは利用可能な好みまたは暗号化要求のよ うな要求の対象となる選択プロバイダに呼出を送る。ステップ992では、呼出 が合法的傍受の対象で要求法律執行機関が妥当な管轄権を加入者ユニットに対し て持つことが加入者ユニットの位置に基づいて判ったとき、システムが呼出の傍 受を開始する。このシステムは図10−13に関連して上述した呼出傍受技術を 付加的または選択的に用いることができる。 従って、図16は加入者開始呼出用に発明の複数サービスプロバイダマッピン グシステムを利用して行われるステップを要約している。類似ステップが呼出を 受けた加入者ユニットはカバーサービスエリア内にある加入者終端呼出でも行わ れる。 図17は図16のステップを実行するよう構成された衛星ベースシステムの関 連要素を示す。このシステムは図4、5、7、および11のそれに類似するもの で、相違点だけを詳細に説明する。図17は地上局1010、代表加入者ユニッ ト1012、代表衛星1014を示す。地上局またはゲートウェイ加入者ユニッ トは加入者ユニットの位置を確認する信号を受信する加入者ユニット位置決定ユ ニット1024、加入者ユニットから電話番号を受信する電話番号受信ユニット 1025、および加入ユニットが位置する情報セルを確認し図16の方法を用い て加入者ユニットからの呼出の処理を制御するマッピングおよび制御ユニット1 026を備える。このため、情報セルマッピングユニット1026は既に要約し た1セットのデータ構造806、808、810、および822をアクセスし、 (加入者ユニット開始呼出であるとして)呼出を処理するサービスプロバイダを 決定すると共に、上述したようにして緊急サービス呼出扱い、合法的傍受等を調 整する。 複数位置マッピング方式のGSMの一例 次に、複数のサービスプロバイダに用いられる多数位置マッピング方式を採用 するGSMベースゲートウェイシステムを図18−23を参照して説明する。こ のゲートウェイは16までのサービスプロバイダにより共有することができ、2 000km×3000kmまでのエリアをカバーする。このゲートウェイは各サ ービスプロバイダについて別々の仮想マッピング方式を採用することにより、G SMのLAC’sは再利用できる。すなわち、同一のLACがサービスエリア内 の16までの位置を16の異なるサービスプロバイダに基づいて定義できる。各 LACは各々複数の仮想セルのセットを有するセルグループを含む。仮想セル、 セルグループ、およびLAC’sの別々のマッピングが、各サービスプロバイダ に提供される。前述したタイプの情報セルも、位置を基本とする情報をエンコー ドするために用いられる。これら情報セルはゲートウェイシステムの全サービス エリアを均一にカバーすることにより、1以上のサービス区域をカバーする。こ のサービス区域は、共通サービスプロバイダの単一のセットによりカバーされる エリアである。 図18は、異なるサービスプロバイダ1106の各セットに対する仮想セル1 100、セルグループ1102およびLAC1104の間の関係を示している。 また図18は、位置情報をエンコードするときに用いられる情報セル1108、 サービス区域1110およびサービスエリア1112の対応するマッピングを示 している。 セルグループ1102の全仮想セル1100は、同一サイズおよび同一形状で 、セルグループと全体を通して均一に配置されている。仮想サービスプロバイダ セルおよびセルグループは両方とも長方形である。一実施例においては、図19 のように、全セルグループのサイズは同一である。好適実施例においてセルグル ープは、図20に示すように、異なるサイズを有する。従って、異なるセルグル ープの仮想セルは、異なるサイズであっても良い。非均一のセルグループを提供 する図20の実施例により、異なる人口密度の地域が許容され、必要なセルグル ープの数が減少され、それにより全体の保持容量および処理時間が減少される。 フランスをカバーする図20の例においては、図19の構成による均一セルグル ープを使用した場合に比べ、453だけ少ないセルグループが必要となる。いず れの場合でも、幾らがのセルグループはオーバーラップすることがある。 セルグループの集りは、対応する単一のLACを有する。仮想サービスプロバ イダセルはサービスプロバイダコード(SP)および仮想セル識別子(VCI) により各々固有に表されている。このVCIコードはLACおよびセル識別コー ド(Cell_ID)により表される。このSPコードは3桁の移動国コード (MCC)および2桁の移動ネットワークコード(MNC)により表される。V CIは各移動スイッチングセンタ(MSC)に提供され、最も近い緊急プロバイ ダを認識する等の前述したタイプの位置ベースの処理を実行するために使用され る。特定サービスプロバイダが複数のMSCを採用する場合、適切なMSCを選 択するためにLACが使用される。 図21は仮想セル1100からなる単一のセルグループ1102を示す。仮想 セルの位置は、セル番号によって特定される。これらセルには、仮想セル”0” から始まる番号が付されている。従って、特定セルのセル番号(Cell#)は 、参照点からのx方向およびy方向オフセットおよびセルの幅および高さの関数 である。すなわち、 Cell#=f(xオフセット、yオフセット、幅、高さ) セルIDはそのセルのCell Group cel1内のCell#および そのセルのCell Groupについての基本値に基づいている。特定セルI Dを計算するための例を以下に示す。 好適に、仮想セルは10km以内で十分な位置精度を確保するために約0.5 −1.0kmの小さい半径を有する。従って、2000km×3000kmのゲ ートウェイサービスエリアについて、100万から800万の仮想セルがそのサ ービスエリアをカバーするのために使用され、それにより、エンコードのために 22−24ビットを必要とし、100−300のLACを必要とする。 前述の情報セルは、全サービスエリアについて均一に配置され、同様に各セル は0.5km−1.0kmの半径を有する。各情報セルは、利用可能サービスプ ロバイダ、IS−41と共に用いられる公共安全回答点(すなわち緊急サービス センタ)およびIS−41で傍受され発呼と共に用いられる最も近い合法的傍受 センタを定義する情報を含む(すなわちデータ構造へのポインタを含む)。情報 セルがあるプロバイダのサービスエリアの境界付近にある場合、加入者ユニット が該サービスプロバイダのサービスエリア内にいるか否かの判定が更に正確に行 えるように、その情報セルも該境界の形状を定義するデータ構造へのポインタを 含む。 またこの情報セルは、テリトリー(すなわち国)を囲むための情報およびサー ビスプロバイダの選択に用いられ、サービスプロバイダにより特定された最小限 の信頼閾値ファクターがあればそれに関する情報を含む。この点に関して、加入 者ユニットの位置判断の精度は、その加入者の緯度等様々な要因に依存して変化 する。例えば加入者が該サービスプロバイダのサービスエリア内に実際にいるこ とを確認するために、かなり精密に定義された位置を有する加入者ユニットのみ からの発呼を処理することを望むサービスプロバイダもいる。他の場合、サービ スプロバイダは、契約または他の法的な理由から、それらのサービスエリア以外 の加入者からの発呼の処理を制限されることがある。従ってサービスプロバイダ は、その加入者ユニットがサービスを許可できる区域内にいることに関する最小 限の信頼性を持っていなければならない。情報セルは如何なる場合でも、与えら れたセルおよび各情報セルにサービスを提供できる各サービスプロバイダについ て最低限の信頼閾値を特定する。システムは、特定加入者ユニットの位置決め処 理の一部として衛星から受信した位置信頼度を比較し、該信頼度が該情報セルに より特定される最低信頼閾値より低い場合、該サービスプロバイダを選択の候補 から除外する。 図15A−15Dで高いレベルで示され、システムによって用いられる様々な データ構造は、次の特定なレコードを含む。 情報セルレコードは、該情報セルID、情報セルセンタ(経度および緯度によ り)、およびセルのタイプ(すなわち境界部vs.内部)を定義するセルヘッダ を含む。また各情報セルは、その位置からの発呼を扱うことができるサービスプ ロバイダを定義するサービス区域定義レコード(SRDR)へのポインタを提供 するセル本体、公共安全回答ポイントの所望レコードおよび合法的傍受センタの 所望レコードへのポインタ、利用可能サービスプロバイダについての最低限の信 頼値、および利用できれば境界の形状情報を含む。 サービス区域レコードはサービス区域識別子、サービスプロバイダSRDRへ のポインタのセット、テリトリーを囲むためのサービスエリア定義レコードへの ポインタを含む。セルグループレコードは、セルグループID、LACを囲むた めのLACレコードへのポインタ、該セルグループのための参照点位置、該セル グループのサイズ、セルID基本値(各々がLACを囲むための値)を含む。L ACレコードはセルIDをセルグループにマッピングするための表、およびLA Cを含むサービスエリアに対するサービスエリア定義レコードへのポインタを含 む。サービスエリア定義レコードは、サービスエリア識別子、隣接するサービス エリアのリスト、サービスを提供し発呼を完了させることを許可された他のサー ビスエリアから提供されたサービスのリスト、および最低限の信頼性に関する要 求または好みを含む。サービスプロバイダ所望レコードは、発呼の配置および緊 急発呼の取り扱いに関する好み、および信頼性および暗号化に関するオプション を含む。またサービスプロバイダ所望レコードは、MSCを現在のLACに基づ いて判断するときに用いられるMSCマッピングテーブルを含む。 公衆安全ポイントレコード(public safety point record)は、公衆安全応答ポ イントの識別および該応答ポイントを評価する(rating)ための選択(preferences )と要求(requirement)を含む。最も低い評価の応答ポイントが最初にアクセス される。該評価が有効であるか、否かを明確にするために、信用係数(confidenc e factor)がまた使用され得る。応答ポイントレコードは、また送付情報を含む 。正当な傍受(intercept)センタ選択レコードは、正当な傍受センタの識別およ び評価と信頼に関する選択または要求を含む。送付情報が同様に保存される。 種々のデータ構造とレコードが、情報セルおよび仮想(virtual)プロバイダー セルにより定義された加入者ユニット位置に基づく電話通話または他の情報を処 理するために図14−17と連携して上記した態様で一般に使用される。情報セ ルおよび仮想セルの決定は、図22に示された、マッピングテーブルを使用して 容易にされる。該マッピングテーブルは、前述したサービスレコード、情報セル レコードおよびセルグループIDリストに全ゲートウェイサービスエリア内の位 置に関係する。情報セルおよびセルグループとのマッピングテーブルの関係は、 図22に示される。 加入者ユニット位置は、衛星により供された緯度および経度値を使用してマッ ピングテーブル中にマップされる。参照位置は、テーブルのベース(base)を指定 する。緯度および経度のオフセット(offsets)は、参照位置と加入者ユニット位 置との間で計算される。オフセットはテーブル中で位置をインデックスするため に使用される。マッピングテーブル中の位置は、それから情報セルとサービスプ ロ バイダー仮想セルグループの中にインデックスされる。 参照位置と加入者ユニット位置との間の距離は、現在の緯度を使用し、そして 選択ポイント緯度により指し示されたテーブルを使用して、緯度および経度に関 して離れたユニット中の空間を最初に決定することにより近似され、そして与え られた緯度での緯度と経度ユニット間の距離に関するエントリー(entries)を包 含する。それから、緯度と経度の差が決定され、最終的なオフセットが決定され る。故に、経度差倍経度空間(long.differerence times long.spacing)に基づ くxオフセットを計算することにより、および緯度差と緯度空間に基づくyオフ セットを計算することにより、P1とP2間の距離が決定される。この近似は、 100から150kmに至る距離から適している。故に、マッピングテーブルエントリー および参照ポイントは、加入者位置が最も近い参照位置から約100から150kmより 近いことを常に確実にするようなサイズにされる。他の距離計算技術が代わって 使用されることが出来る。 マッピングテーブルを使用する位置マッピングは、情報セルと一組のセルグル ープを提供する。次に、サービス地域は、情報セルから決定される。それから、 多重サービスエリアが含まれているか否かに関して決定がなされ、そして該サー ビス地域レコードは一つ以上利用可能かどうかが検査される。次に、以下に記さ れるいずれかの境界条件が考慮される。それから、VCIが以下のようなセルグ ループを使用して計算される。加入者ユニットの位置を含む各セルグループのた めに、セル番号が位置推定を使用してせるグループに関して計算される。それか ら、LAC/CellIDに関して、セル番号が最終のCell IDを得るためにCell IDベースに加えられる。LAC値がVCIの最上位16ビットとして使用され 、および最終のCell IDが最下位16ビットとして使用される。計算されたV CIはそれから与えられたLACに対応するサービスプロバイダと結合される。 図21に示された例において、セル番号は103である。セル番号(103)は 、CIを形成するために各LACのためにCell IDベースに加えられる。例え ば、もしもテーブルが0x03FEのLAC値および12987のCell IDベースを有す るLAC1および0x0023のLACおよび908のCellIDベースを有するLAC2を 特定するならば、それから、 LAC1―最終CellID=2987+103=13090=0x3322;VCI=0x03FE3322 LAC2―最終CellID=908+103=0x03F3;VCI=0x002303F3. VCIはサービスプロバイダに転送される。それはプロバイダと結合されたG SMへの伝送に典型的に対応する。VCIは、GSMベースのシステムとの関係 において「Cell識別子」に典型的に対応する。 例えば緊急通話等を送る目的に関して、加入者ユニットの位置を追尾するため に内的に使用される。VCIは、GSMによるメッセージタイプに押し付けられ た制約の故に、選択されたサービスプロバイダに転送されない。代わって、選択 されたサービスプロバイダはLACを受信する。 上記したように、サービスエリアの境界が単一の情報セル内にあるという環境 が生起し得る。図24は情報セル1200、サービスプロバイダサービスエリア の境界1202、および加入者ユニット1204を示す。サービスプロバイダが 加入者ユニット1204へまたはからの通話を許可されて取り扱えるかどうかの 確認は、情報セルを識別することのみによっては成され得ない。そのようなセル は、境界セルとして参照され、境界の形状を定義するデータ構造への指針を含む 。境界データ構造は直線により結合された頂点によりサービスプロバイダサービ スエリアの全境界を表す。境界データ構造への指標は、情報セルに隣接した最初 の境界頂点1206を識別し、情報セル内の残りの頂点の数を識別する。故に、 システムは、それから情報セル内の全ての頂点にアクセスし、境界の形状を再構 築し、加入者ユニット1204の位置がサービスエリア内にあるかどうかを決定 する。 境界セルマップの使用は、加入者ユニットが特定のサービスプロバイダのサー ビスエリア内にあるかどうか、しかし評価されうるように、より大きな処理時間 を要するかどうか、を決定することにおいて、よき大きな解決を供することの利 点を有している。ある実施においては、それ故に、境界データ構造は使用されな い。 正さに説明されてきたものは、特別なGSM例の多重位置マッピングスキーム の使用である。上記したように、多重マッピングスキームは非GSMシステムに 結合されて使用されることができる。 ここに説明された種々の例示的な実施態様は、装置要素を図示するブロック図 および基本的な方法工程を図示するフローチャートを参照して基本的に説明され てきた。フローチャートに関して、ここでの各ブロックは、方法工程と引用され た工程を実施するための装置要素とを表している。実施に依存して、各装置要素 、またはその一部は、ハードウエア、ソフトウエア、フアームウエア或いはそれ らの結合により構成され得る。実際のシステムの完全な実行のために必要な全て の要素が、図示されてはおらず、詳細には説明されていない。むしろ、本発明の 完全な理解のために必要なそれらの要素のみが図示され、記述された。また、実 際のシステムは、添付された図に示された特徴の結合、例えば、図5,7および 11の地上局要素の結合を含むことができる。しかし、本発明の原理はセルラ電 話システムを含むいずれの移動体電話システムに適用されることができる。セル ラ電話システムに関して、加入者ユニットの位置は、追尾されることができ、或 いは他方、セル基地によりセル上で決定されることがたできる。 最後に、好ましく例示的な実施態様の上記の説明は、当該分野のいずれの当業 者も本発明を作りまたは使用するできるように提供される。他の実施態様への種 々の変形は等外分野の当業者には、既に明白であり、そしてここに定義された一 般的な原理は、発明能力を使用すること無く他の実施態様に適用されることが出 来る。このように、本発明が、ここに示された実施態様に限定される意図はなく 、ここに開示された原理と新規な特徴に応じた最も広い範囲を与えられるべきも のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 コンスタンドセ、ロジャー・エム アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92111、サン・ディエゴ、アーンスクリ フ・プレイス・ナンバー 16 【要約の続き】 緊急サービスセンタとを含んでいる。各位置は、少なく とも一つの仮想サービス・プロバイダ・セル(812, 814,816,818,820)へマッピングされ、 このセルはサービスプロバイダの優遇度と、その位置に 対する呼出の制御を行ない、固有の位置の識別を行うこ との要求とを含んでいる。地球的規模の移動体通信シス テム(GSM)に使用される具体的な実施例が示されて いる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.加入者ユニットからの電話呼出接続要求信号を受信する手段と; 前記加入者ユニットの位置を決定する手段と; 前記加入者ユニットの位置に基づいて前記電話呼出接続要求信号を解釈する手 段とを具備した移動体通信システム。 2.前記加入者ユニット位置決定手段が、前記加入者ユニットが位置する地理的 エリアを確定するように動作する請求項1に記載のシステム。 3.異なる地理的エリアが異なる電話番号解釈方式を採用しており、前記電話呼 出接続要求信号解釈手段が、前記加入者ユニットが位置する地理的エリアの解釈 方式に従って要求信号を解釈するように動作する請求項2に記載のシステム。 4.前記電話呼出接続要求信号がアルファニューメリック文字列を示す請求項3 に記載のシステム。 5.前記異なる地理的エリアは異なる国に属し、前記解釈方式がローカル電話番 号と国際電話番号を区別するものであり、この国際電話番号に国際呼出コードの プリフィックスが置かれており; もし前記文字列が国際呼出コードプリフィックスを含まないならば、前記電話 呼出接続要求信号解釈手段が、前記文字列を、前記加入者ユニットが位置する国 内のローカル電話番号を示すものとして解釈するように動作する請求項3または 請求項4に記載のシステム。 6.異なる地理的エリアが異なるエリアコード領域に対応しており、前記解釈方 式がローカル電話番号と長距離電話番号を区別するものであり、この長距離電話 番号に長距離エリアコードのプリフィックスが置かれており; もし前記要求信号が長距離エリアコードプリフィックスを含まないならば、前 記電話呼出接続要求信号解釈手段が、前記要求信号を、前記加入者ユニットが位 置するエリアコード領域内のローカル電話番号を示すものとして解釈するように 動作する請求項3、請求項4または請求項5に記載のシステム。 7.所定の電話呼出接続要求信号が緊急サービス電話番号を示すものであり; 前記加入者ユニットの位置に基づいて、前記電話呼出接続要求信号解釈手段が 、前記要求信号を、前記加入者ユニットに最も近い適切な緊急サービスステーシ ョ ンを示すものとして解釈するように動作する先行請求項のいずれか1項に記載の システム。 8.前記緊急サービスステーションが、警察、消防署、病院、および救急サービ スを含むグループのいずれかから選択されたものである請求項7に記載のシステ ム。 9.ある地理的エリアでは法執行当局が加入者ユニットからの電話呼出を傍受す る司法権を持ち、前記システムが、 法執行当局が、加入者ユニットからの電話通信を傍受すべきであると要求され たかどうかを決定する手段と; 加入者ユニットの位置に基づいて、法執行当局が加入者ユニットからの電話通 信を傍受する適切な司法権を持つかどうかを識別する手段と; 前記法執行当局が司法権を持つとのことに応答して、前記電話呼出接続要求信 号をきっかけに、前記加入者ユニットからの電話通信を傍受する手段とをさらに 具備した請求項2、または請求項3ないし請求項8のいずれか1項に記載のシス テム。 10.前記「法執行当局が加入者ユニットからの電話通信を傍受すべきであると 要求されたかどうかを決定する手段」と、前記「加入者ユニットの位置に基づい て法執行当局が加入者ユニットからの電話通信を傍受する適切な司法権を持つか どうかを識別する手段」とが、電話通信傍受を受ける加入者ユニットを識別する データベースを審査し、傍受を要求する法執行機関を識別し、電話通信を傍受す る司法権を持つ法執行機関がある地理的エリアを識別する手段を含む請求項9に 記載のシステム。 11.前記加入者ユニットが、移動電話、無線ローカルループ電話、個人データ 補助装置、公共インターネットアクセス装置、電子組織者、およびラップトップ コンピュータを含む、無線通信能力を備えた装置のグループから選択されたもの である先行請求項のいずれか1項に記載のシステム。 12.前記移動体通信システムが、コード分割多重アクセス(CDMA)に従っ て移動体電話通信を処理する先行請求項のいずれか1項に記載のシステム。 13.前記電話呼出接続要求信号が、音声通信、データ通信、および音声/デー タ混成通信を含むグループから選択された電話通信を特定する先行請求項のいず れか1項に記載のシステム。 14.前記移動体通信システムのサービスエリア内の物理配置を、この物理配置 に対応した位置ベース情報を格納する情報セルの組にマッピングする手段と; 前記移動体通信システムのサービスエリア内の物理配置を、各々が個別サービ スプロバイダに対応する仮想プロバイダセルの少なくとも1つの独立した組とと もに、複数組の仮想サービスプロバイダにマッピングする手段と; 前記サービスエリア内の加入者ユニットと前記情報セルおよび対応する仮想サ ービスプロバイダセルを使用するサービスプロバイダとの間の通信を処理する手 段とをさらに具備した請求項1に記載のシステム。 15.前記情報セルが、もしあるなら、この情報セルでカバーされる前記物理配 置の少なくとも1つに位置する加入者ユニットへのサービスを提供するサービス プロバイダを示す請求項14に記載のシステム。 16.前記「加入者ユニットとサービスプロバイダとの間の通信を処理する手段 」が、 前記移動体通信システムのサービスエリア内の加入者ユニットを特定する電話 呼出接続要求信号を受信する手段と; 前記加入者ユニットの物理配置を決定する手段と; 前記加入者ユニットの物理配置に対応した前記情報セルを決定する手段と; 前記情報セルにより指定することによって、加入者ユニットの物理配置におい てサービスを提供するサービスプロバイダを決定する手段と; 前記情報セルに対応する仮想サービスプロバイダセルを決定する手段と; 前記仮想プロバイダセルを示す信号を対応するサービスプロバイダへ出力する 手段とを具備した請求項15に記載のシステム。 17.前記情報セルによりカバーされる物理配置においてサービスを提供するサ ービスプロバイダであって、前記情報セルによりカバーされる物理配置の少なく とも1つに位置する加入者ユニットへの電話通信またはこの加入者ユニットから の電話通信を受け付ける意志がある各サービスプロバイダに対する必要最小限の 機密の程度を表す情報を、前記加入者ユニットの実際の物理配置の決定における 疑いに基づいて、前記情報セルが付加的に格納し; 前記加入者ユニットの位置の決定における疑いが前記必要最小限の機密の程度 を越えない場合に限り、前記サービスプロバイダを決定する手段がサービスプロ バイダを選択する請求項16に記載のシステム。 18.前記情報セルによりカバーされる物理配置において最も近い緊急サービス センターを示す情報を、前記情報セルが付加的に格納する請求項16または請求 項17に記載のシステム。 19.前記「加入者ユニットとサービスプロバイダとの間の通信を処理する手段 」が、 前記電話呼出接続要求が緊急サービス呼出であるかどうかを決定するとともに 、もし緊急サービス呼出であるならば、前記加入者ユニットの物理配置に対応す る情報セルを指定することによって、その呼出を、最も近い緊急サービスセンタ ーに回す手段をさらに具備した請求項18に記載のシステム。 20.前記情報セルでカバーされる物理配置において加入者ユニットへまたは加 入者ユニットからの電話通信を傍受する法執行当局の司法権がもしあるなら、前 記情報セルが、法執行当局に対する司法権を示す情報を付加的に格納する請求項 16ないし請求項19のいずれか1項に記載のシステム。 21.前記サービスエリアに対する情報セルは、全て同一のサイズおよび形状で あり、前記移動体通信システムのサービスエリア全体に張り巡らされる請求項1 5ないし請求項20のいずれか1項に記載のシステム。 22.サービスプロバイダの共通の組を指定する情報セルが共通のサービスエリ アをもつ請求項21に記載のシステム。 23.サービスエリア間の境界に対応した情報セルはこの境界の形を示すデータ 構造を持ち、前記データ構造で示される前記境界の形に基づいて、前記加入者ユ ニットの物理配置へサービスを提供するサービスエリアを識別する手段が設けら れた請求項21または請求項22に記載のシステム。 24.対応サービスプロバイダのサービスエリアに対する前記仮想サービスプロ バイダセルが、セルグループ内に配置される請求項14ないし請求項23のいず れか1項に記載のシステム。 25.全ての前記仮想セルが、同一のサイズおよび形状をもち、対応サービスプ ロバイダのサービスエリア全体に張り巡らされる請求項24に記載のシステム。 26.単一セルグループの前記仮想セルが、全て同一のサイズおよび形状をもち 、このセルグループ全体に張り巡らされる請求項24または請求項25に記載の システム。 27.セルグループの集合が、単一の対応ロケーションエリアコードを持つ請求 項24、請求項25または請求項26に記載のシステム。 28.前記仮想サービスプロバイダセル各々が、サービスプロバイダコードおよ び仮想セル識別コードによって明示される請求項27に記載のシステム。 29.前記仮想セル識別コードが、ロケーションエリアコードおよびセル識別コ ードによって示される請求項28に記載のシステム。 30.異なるサービスプロバイダが異なる地理的エリア内の加入者ユニットに対 する通信を取り扱い、異なるセルグループのマッピングが異なるサービスプロバ イダ各々に提供される請求項24ないし請求項29のいずれか1項に記載のシス テム。 31.一部のセルグループがオーバーラップする請求項30に記載のシステム。 32.前記仮想サービスプロバイダセルおよびセルグループが矩形であり、前記 「仮想サービスプロバイダセルの複数組に情報セルの組をマッピングする手段」 が、 各セルグループの隅位置の緯度および経度を格納する手段と; 前記加入者ユニットの緯度および経度の確認を受信する手段と; 前記加入者ユニットが位置する選択されたセルグループの隅位置と前記加入者 ユニットの位置との間の、緯度および経度に関するオフセットを決定する手段と ; 前記緯度および経度に関するオフセットに基づいて、前記加入者ユニットが位 置する選択されたセルグループの特定の仮想セルを識別する手段とを含む請求項 31に記載のシステム。 33.加入者ユニットからの電話呼出接続要求信号を受信し; 前記加入者ユニットの位置を決定し; 前記加入者ユニットの位置に基づいて前記電話呼出接続要求信号を解釈する移 動体通信の処理方法。 34.前記加入者ユニット位置決定が、前記加入者ユニットが位置する地理的エ リアを確定するように実行される請求項33に記載の方法。 35.異なる地理的エリアが異なる電話番号解釈方式を採用しており、前記電話 呼出接続要求信号を解釈する工程が、前記加入者ユニットが位置する地理的エリ アの解釈方式に従って要求信号を解釈するように実行される請求項34に記載の 方法。 36.前記電話呼出接続要求信号がアルファニューメリック文字列を示す請求項 35に記載の方法。 37.前記異なる地理的エリアは異なる国に属し、前記解釈方式がローカル電話 番号と国際電話番号を区別するものであり、この国際電話番号に国際呼出コード のプリフィックスが置かれており; もし前記文字列が国際呼出コードプリフィックスを含まないならば、前記電話 呼出接続要求信号の解釈が、前記文字列を、前記加入者ユニットが位置する国内 のローカル電話番号を示すものとして解釈するように実行される請求項36に記 載の方法。 38.異なる地理的エリアが異なるエリアコード領域に対応しており、前記解釈 方式がローカル電話番号と長距離電話番号を区別するものであり、この長距離電 話番号に長距離エリアコードのプリフィックスが置かれており; もし前記要求信号が長距離エリアコードプリフィックスを含まないならば、前 記電話呼出接続要求信号の解釈が、前記要求信号を、前記加入者ユニットが位置 するエリアコード領域内のローカル電話番号を示すものとして解釈するように実 行される請求項36に記載の方法。 39.所定の電話呼出接続要求信号が緊急サービス電話番号を示すものであり; 前記加入者ユニットの位置に基づいて、前記電話呼出接続要求信号の解釈が、 前記要求信号を、前記加入者ユニットに最も近い適切な緊急サービスステーショ ンを示すものとして解釈するように実行される請求項33ないし請求項38のい ずれか1項に記載の方法。 40.前記緊急サービスステーションが、警察、消防署、病院、および救急サー ビスを含むグループのいずれかから選択されたものである請求項39に記載の方 法。 41.ある地理的エリアでは法執行当局が加入者ユニットからの電話呼出を傍受 する司法権を持ち、前記方法が、 法執行当局が、加入者ユニットからの電話通信を傍受すべきであると要求され たかどうかを決定し; 加入者ユニットの位置に基づいて、法執行当局が加入者ユニットからの電話通 信を傍受する適切な司法権を持つかどうかを識別し; もし持つなら、前記電話呼出接続要求信号をきっかけに、前記加入者ユニット からの電話通信を傍受する請求項34、または請求項35ないし請求項40のい ずれか1項に記載の方法。 42.前記「法執行当局が加入者ユニットからの電話通信を傍受すべきであると 要求されたかどうかの決定」と、前記「加入者ユニットの位置に基づいて法執行 当局が加入者ユニットからの電話通信を傍受する適切な司法権を持つかどうかの 識別」とが、電話通信傍受を受ける加入者ユニットを識別するデータベースを審 査し、傍受を要求する法執行機関を識別し、電話通信を傍受する司法権を持つ法 執行機関がある地理的エリアを識別することを含む請求項41に記載の方法。 43.前記加入者ユニットが、移動電話、無線ローカルループ電話、個人データ 補助装置、公共インターネットアクセス装置、電子組織者、およびラップトップ コンピュータを含む、無線通信能力を備えた装置のグループから選択されたもの である請求項33ないし請求項42のいずれか1項に記載の方法。 44.前記移動体通信方法が、コード分割多重アクセス(CDMA)に従って移 動体電話通信を処理する請求項33ないし請求項43のいずれか1項に記載の方 法。 45.前記電話呼出接続要求信号が、音声通信、データ通信、および音声/デー タ混成通信を含むグループから選択された電話通信を特定する請求項33ないし 請求項44のいずれか1項に記載の方法。 46.前記移動体通信システムのサービスエリア内の物理配置を、この物理配置 に対応した位置ベース情報を格納する情報セルの組にマッピングする工程と; 前記移動体通信システムのサービスエリア内の物理配置を、各々が個別サービ スプロバイダに対応する仮想プロバイダセルの少なくとも1つの独立した組とと もに、複数組の仮想サービスプロバイダにマッピングする工程と; 前記サービスエリア内の加入者ユニットと前記情報セルおよび対応する仮想サ ービスプロバイダセルを使用するサービスプロバイダとの間の通信を処理するす る工程とをさらに含む請求項33に記載の方法。 47.前記情報セルが、もしあるなら、この情報セルでカバーされる前記物理配 置の少なくとも1つに位置する加入者ユニットへのサービスを提供するサービス プロバイダを示す請求項46に記載の方法。 48.前記「加入者ユニットとサービスプロバイダとの間の通信を処理する工程 」が、 前記移動体通信システムのサービスエリア内の加入者ユニットを特定する電話 呼出接続要求信号を受信する工程と; 前記加入者ユニットの物理配置を決定する工程と; 前記加入者ユニットの物理配置に対応した前記情報セルを決定する工程と; 前記情報セルにより指定することによって、加入者ユニットの物理配置におい てサービスを提供するサービスプロバイダを決定する工程と; 前記情報セルに対応する仮想サービスプロバイダセルを決定する工程と; 前記仮想プロバイダセルを示す信号を対応するサービスプロバイダへ出力する 工程とを含む請求項46に記載の方法。 49.前記情報セルによりカバーされる物理配置においてサービスを提供するサ ービスプロバイダであって、前記情報セルによりカバーされる物理配置の少なく とも1つに位置する加入者ユニットへの電話通信またはこの加入者ユニットから の電話通信を受け付ける意志がある各サービスプロバイダに対する必要最小限の 機密の程度を表す情報を、前記加入者ユニットの実際の物理配置の決定における 疑いに基づいて、前記情報セルが付加的に格納し; 前記加入者ユニットの位置の決定における疑いが前記必要最小限の機密の程度 を越えない場合に限り、前記サービスプロバイダを決定する工程がサービスプロ バイダを選択する工程を含む請求項48に記載の方法。 50.前記情報セルによりカバーされる物理配置において最も近い緊急サービス センターを示す情報を、前記情報セルが付加的に格納する請求項48または請求 項49に記載の方法。 51.前記「加入者ユニットとサービスプロバイダとの間の通信を処理する工程 」が、 前記電話呼出接続要求が緊急サービス呼出であるかどうかを決定するとともに 、もし緊急サービス呼出であるならば、前記加入者ユニットの物理配置に対応す る情報セルを指定することによって、その呼出を、最も近い緊急サービスセンタ ーに回す工程をさらに含む請求項50に記載の方法。 52.前記情報セルでカバーされる物理配置において加入者ユニットへまたは加 入者ユニットからの電話通信を傍受する法執行当局の司法権がもしあるなら、前 記情報セルが、法執行当局に対する司法権を示す情報を付加的に格納する請求項 48ないし請求項51のいずれか1項に記載の方法。 53.前記サービスエリアに対する情報セルは、全て同一のサイズおよび形状で あり、前記移動体通信システムのサービスエリア全体に張り巡らされる請求項4 7ないし請求項52のいずれか1項に記載の方法。 54.サービスプロバイダの共通の組を指定する情報セルが共通のサービスエリ アをもつ請求項53に記載の方法。 55.サービスエリア間の境界に対応した情報セルはこの境界の形を示すデータ 構造を持ち、前記データ構造で示される前記境界の形に基づいて、前記加入者ユ ニットの物理配置へサービスを提供するサービスエリアが識別される請求項53 または請求項54に記載の方法。 56.対応サービスプロバイダのサービスエリアに対する前記仮想サービスプロ バイダセルが、セルグループ内に配置される請求項46ないし請求項55のいず れが1項に記載の方法。 57.全ての前記仮想セルが、同一のサイズおよび形状をもち、対応サービスプ ロバイダのサービスエリア全体に張り巡らされる請求項56に記載の方法。 58.単一セルグループの前記仮想セルが、全て同一のサイズおよび形状をもち 、 このセルグループ全体に張り巡らされる請求項56に記載の方法。 59.セルグループの集合が、単一の対応ロケーションエリアコードを持つ請求 項56、請求項57または請求項58に記載の方法。 60.前記仮想サービスプロバイダセル各々が、サービスプロバイダコードおよ び仮想セル識別コードによって明示される請求項59に記載の方法。 61.前記仮想セル識別コードが、ロケーションエリアコードおよびセル識別コ ードによって示される請求項60に記載の方法。 62.異なるサービスプロバイダが異なる地理的エリア内の加入者ユニットに対 する通信を取り扱い、異なるセルグループのマッピングが異なるサービスプロバ イダ各々に提供される請求項56ないし請求項61のいずれか1項に記載の方法 。 63.一部のセルグループがオーバーラップする請求項62に記載の方法。 64.前記仮想サービスプロバイダセルおよびセルグループが矩形であり、前記 「仮想サービスプロバイダセルの複数組に情報セルの組をマッピングする工程」 が、 各セルグループの隅位置の緯度および経度を格納する工程と; 前記加入者ユニットの緯度および経度の確認を受信する工程と; 前記加入者ユニットが位置する選択されたセルグループの隅位置と前記加入者 ユニットの位置との間の、緯度および経度に関するオフセットを決定する工程と ; 前記緯度および経度に関するオフセットに基づいて、前記加入者ユニットが位 置する選択されたセルグループの特定の仮想セルを識別する工程とを含む請求項 63に記載の方法。 65.加入者ユニットへまたは加入者ユニットからの移動体電話通信を処理する 手段と; 前記加入者ユニットの位置を決定する手段と; 加入者ユニットへまたは加入者ユニットからの電話通信を傍受すべきと法執行 当局が要求されたかどうかを決定する手段と; 前記加入者ユニットの位置に基づいて、加入者ユニットへまたは加入者ユニッ トからの電話通信を傍受する適切な司法権を前記法執行当局が持つかどうかを識 別する手段と; 前記法執行当局が司法権を持つとの識別に応答して、前記加入者へまたは前記 加入者からの電話通信を傍受する手段とを具備した移動体通信システム。 66.前記「法執行当局が加入者ユニットからの電話通信を傍受すべきであると 要求されたかどうかを決定する手段」と、前記「加入者ユニットの位置に基づい て法執行当局が加入者ユニットからの電話通信を傍受する適切な司法権を持つか どうかを識別する手段」とが、電話通信傍受を受ける加入者ユニットを識別する データベースを審査し、傍受を要求する法執行機関を識別し、電話通信を傍受す る司法権を持つ法執行機関がある地理的エリアを識別する手段を含む請求項65 に記載のシステム。 67.加入者ユニットへまたは加入者ユニットからの移動体電話通信を処理する 工程と; 前記加入者ユニットの位置を決定する工程と; 法執行当局が、加入者ユニットへまたは加入者ユニットからの電話通信を傍受 すべきであると要求されたかどうかを決定する工程と; 加入者ユニットの位置に基づいて、法執行当局が加入者ユニットへまたは加入 者ユニットからの電話通信を傍受する適切な司法権を持つかどうかを識別する工 程と; もし持つなら、前記加入者へまたは加入者からの電話通信を傍受するする工程 とを備えた移動体通信方法。 68.前記「法執行当局が加入者ユニットからの電話通信を傍受すべきであると 要求されたかどうかの決定工程」と、前記「加入者ユニットの位置に基づいて法 執行当局が加入者ユニットからの電話通信を傍受する適切な司法権を持つかどう かの識別工程」とが、電話通信傍受を受ける加入者ユニットを識別するデータベ ースを審査し、傍受を要求する法執行機関を識別し、電話通信を傍受する司法権 を持つ法執行機関がある地理的エリアを識別する工程を含む請求項67に記載の 方法。
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