JP2001521252A - ソフトウェアの評価及び性能を測定するためのシステム及び方法 - Google Patents

ソフトウェアの評価及び性能を測定するためのシステム及び方法

Info

Publication number
JP2001521252A
JP2001521252A JP2000518348A JP2000518348A JP2001521252A JP 2001521252 A JP2001521252 A JP 2001521252A JP 2000518348 A JP2000518348 A JP 2000518348A JP 2000518348 A JP2000518348 A JP 2000518348A JP 2001521252 A JP2001521252 A JP 2001521252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
software product
user
data
information
knowledge base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000518348A
Other languages
English (en)
Inventor
マクレディ,スコット・シー
マーレイ,ゲイリー・ジェイ
ホープ,ジョン
レイノルズ,ポール
Original Assignee
アヴァントソフト・コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アヴァントソフト・コーポレーション filed Critical アヴァントソフト・コーポレーション
Publication of JP2001521252A publication Critical patent/JP2001521252A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/04Forecasting or optimisation specially adapted for administrative or management purposes, e.g. linear programming or "cutting stock problem"

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ソフトウェア製品の購入について評価しようとする組織を手助けするために、ソフトウェア製品の導入に関わる財政データを分析する方法が提供される。その方法は、ソフトウェア製品についての財務分析を提供するために、経験的に決められた基準である第1組の情報を持つ知識ベースを提供する。そうして、その方法は、一式の質問に対してユーザに答えさせる形で、財務分析の中で手助けとなる、ソフトウェア製品の導入に伴って生じるファクタである第2組の情報を集める。その後、第1組と第2組の情報が、財務分析を表わす結果を生成するために処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、ソフトウェア技術の導入に関わる費用と利便性を確認するためのシ
ステム及び方法に関係し、ソフトウェア技術を購入する際の評価を行うのに役立
つものである。
【0002】
【従来の技術】
ソフトウェア製品は、さまざまな産業、特に企業運営に対して情報技術(IT
)の与える影響に関心を持つユーザや組織体によって、ますます購入されている
。しかしながら、ソフトウェア製品の購入、及びソフトウェア製品を支援するた
めの技術インフラストラクチャをアップグレードすることは、非常に高価なもの
になる。過去10年程度で、米国の企業は、情報技術に1兆ドル以上を費やした
。この消費は、特にホワイトカラー労働者の生産性で見れば、面白いことに、収
益が殆ど上がっていない限界収益点だった。その結果、企業運営に対して肯定的
な財政的効果を実証することができなければ、多くの組織体が新しいソフトウェ
ア技術に投資することに抵抗するようになっていた。従って、これらの組織の多
くで、正式な投資収益(ROI:Return on Investment)分析を行い、いかなる
新技術に対しても、投資を正当化するよう、IT意思決定者に圧力がかけられた
。しかしながら、IT専門家の大多数は、財務に関する教育、また投資収益分析
のトレーニングに関する正式な教育を受けていない。
【0003】 現時点で、組織やその組織のIT専門家が、新しいソフトウェア技術の購入を
合理化するために、そして、ビジネスに新しい情報技術を投入することの投資収
益効果を決めるために、利用できる手段のうちの1つは、通常、独立しているコ
ンサルタントに何万ドルもの大金を使うことである。1996年だけでも、ソフ
トウェア製品に対して143,000を越える購入決定がなされたが、その多く
が、高価なコンサルタント業者を雇って初めてなされたものである。購入決定数
は、2000年の一年間に30パーセントを超える成長が予想されている。しか
し、ソフトウェア購入の決定がなされるために、ROI分析に高価な相談料を支
払わなければならず、特にその相談料が高価な情報技術の購入負担をさらに著し
く増大させる場合、組織は、その購入決定を思い止まるであろう。
【0004】 ソフトウェア・ベンダ(製造元)は、顧客要求に応えるためソフトウェア製品
の新しい特徴や機能を考え出すためにすさまじい仕事を行うが、たいていは、ソ
フトウェア製品が顧客のビジネスに及ぼす効果を測る確かな尺度を顧客に提供す
ることができないでいる。新しいソフトウェア製品は、追加された技術的な利点
に興味を持つ人達によって最初に購入される。しかしながら、これらの購入者の
数は少ない。より大きな市場は、新しいソフトウェア製品によって企業運営がど
のように改善されるかに応じて、購入する動機が提供される組織体に依存してい
る。その結果、製品がより大きな市場に多く認められるようになって初めて、そ
のライフ・サイクルの初期ステージから主流ステージへと移行するのであり、よ
って、多くのソフトウェア技術の販売は徐々に増大する。
【0005】 このような状況を打破するために、いくつかの例では、新しいソフトウェア技
術のベンダが、組織体の事業運営面でのソフトウェア製品の費用及び利便性を含
んだ効果の分析を行うために、独立のコンサルタントを雇って組織の要求に応え
ている。一例として、IDCは、1994年に異なる13カ国の12の異業種の
65の顧客サイトで、ロータス・ノーツが財政に与える影響を記録した時、最も
注目に値する費用及び利便性の研究を完成させた。その研究によれば、ロータス
・ノーツの投資収益の3年間の平均が約179パーセントであることが実証され
た。現在までに、155,000以上この研究のコピーが公表され配布されてお
り、その研究は、ロータス・ノーツの購入を決定しようとしている新たな組織体
に対して、今もロータスの主要な販売戦略となっている。
【0006】 ロータス・ノーツの最初の研究以来、IDCはさらに多くのROI研究を完成
させた。該新らしい研究のそれぞれは、即座に、マスコミや感心を持つ顧客から
一様に注目を集めた。該研究によって作成されたレポートが大量であったにもか
かわらず、新しいソフトウェア技術の購入に興味を持っていた組織体は、情報の
処理のために、レポートを調査して自分の組織にどれほどの生産性があるかを、
何とか推定しようとし続けている。このような研究に対する需要を見れば、新し
い情報技術の潜在的な購入者が、それらを購入すると財政的にどうなるかを理解
する手助けとなる情報の提供を切望しているは、明らかである。
【0007】 有意義な新しい情報技術の購入を望む組織体は、特にコンサルタント料が、技
術の購入(コンサルタント料を考慮しない場合でも高価になる可能性があるが)
に対する負担を著しく増大させる場合、ROI分析に対する要望と、ROI分析
に対して高価なコンサルタント料を支払う必要性とのバランスを考慮しなければ
ならないので、一般的にそのような分析にかかる負担や料金を回避するために、
少しの判定基準を用いて、組織体が合理的に迅速で正確な投資収益分析を行なう
ことができるような製品が必要になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの実施例に従って、あるソフトウェア製品を購入すべきかどうか
の評価を、組織体が下せるよう支援するために、そのソフトウェア製品の導入に
関する財務データを分析するための方法が提供される。その方法は、ソフトウェ
ア製品の導入に関係する財務分析を提供するために、経験的に決められた判定基
準となる第1組の情報を備えた知識ベースをまず提供する。1つの実施例で、第
1組の情報は、次のようなものを含むが、しかしこれに制限されるものではない
。すなわち、第1組の情報、ソフトウェア製品の利用に伴ない、現在の技術イン
フラストラクチャをアップグレードするための費用と、ソフトウェア製品の利用
に伴ない、ユーザをトレーニングしたりサポートするための費用と、ソフトウェ
ア製品の利用に伴ない、時間、作業及び(又は)従業員の削減によって生じる利
便性とを含む。
【0009】 本方法は、次に、財務分析を支援するために、一式の質問にユーザが答える形
で、ソフトウェア製品の導入に伴って生じるファクタである第2組の情報を集め
る。望ましい実施例では、第2組の情報は、ソフトウェア製品が利用されようと
している産業に関するデータ、ソフトウェア製品を利用するユーザ総数に関する
データ、ソフトウェア製品を利用する各ユーザの平均給与に関するデータ、組織
体内のソフトウェア製品の利用の方法及び範囲に関するデータ、及びクライアン
ト・サーバの導入に対する組織体の経験レベルに関するデータを含んでいる。 そして、本方法は、財務分析を表わす結果を生成するために、第1組及び第2
組の情報を処理する。言いかえれば、提供される答えに基づいて生成される結果
によって、ソフトウェア製品が導入された場合、組織体に及ぼす費用と利便性と
が明瞭になる。
【0010】 本発明の別の実施例に従って、ソフトウェア製品購入のための財務分析に関わ
る判定基準となる情報を備えた知識ベースが提供される。該実施例において、知
識ベースは、ユーザから可変情報を集めるための質問となる質問情報を含む。集
められる可変情報は、一般に、ソフトウェア製品が導入される環境に関する情報
である。尋ねられる質問の例としては、組織体が活動している産業、採用される
ソフトウェア製品を使用することが予想されるユーザ数、ユーザ当たりの平均給
料、利用の範囲(つまり、ソフトウェア製品が特定部門か、企業全体で用いられ
るかなど)、新しいソフトウェア技術の導入に対して組織が持つ経験のレベル、
及び新しいソフトウェア製品の導入によって可能となる自動化のレベルが含まれ
る。知識ベースはさらに、特定のソフトウェア製品の購入に伴う費用及び利便性
を表わす経験的に決められたデータの組を含む。該経験的に決められたデータの
組は、ソフトウェアの利用に伴って組織の現在の技術インフラストラクチャをア
ップグレードするための費用と、ユーザをトレーニングしたりサポートするため
の費用と、時間、作業、従業員の削減によって生じる便益とに関するデータを含
む。そして、該データは、ユーザから集められた可変情報の関数としてアクセス
されるような方法で、体系づけてまとめられる。
【0011】 本発明の別の実施例では、ソフトウェア製品の購入に当たって、ユーザに助言
を与える方法が提供される。その方法には、ソフトウェア製品が導入される環境
を表わす可変情報をユーザから得るために、初めに少なくとも1つの質問をする
ことが含まれている。次に、経験的に決められたデータの組が、ユーザによって
提供される可変情報の関数として、知識ベースから選択される。その後、財務分
析を表わす情報を得るために選択された経験的なデータの組が、関数として財務
分析を行うための経験的に決められた公式を持つスプレッド・シートに適用され
る。財務分析情報が得られると、該情報は、ソフトウェア製品の購入に際してユ
ーザに助言を与えるために表示される。
【0012】
【発明の実施の態様】
本明細書で使用される「投資収益」すなわち「ROI」は、数年に渡ってパー
センテージで表現される、1つの企業投資に対する魅力と別の企業投資に対する
魅力とを評価し比較する方法のことである。例えば、3年の150%のROIと
は、得られる利益が、プロジェクトを導入するために必要となる費用や資源より
1.5倍大きいことを意味する。 本明細書で使用される「正味現在価値(Net Present Value)」すなわち「NP
V」は、プロジェクトの原価を差し引いた毎年の純利益の現在価値を合計するこ
とにより得られる値のことである。プラスのNPV(NPV+)は、プロジェク トが利益を生み出していることを意味する。マイナスのNPV(NPV-)は、 プロジェクトが損失を生み出していることを意味する。 本命最初で使用される「回収期間(Payback Period)」すなわち「Paybac
k」は、プロジェクトが資金を取り戻すのためにかかる時間を意味する。この期
間は、一般に,年又は月で表現される。 本明細書で使用される「内部収益率(Internal Rate of Return)」すなわち「 IRR」は、プロジェクトの正味現価がゼロに等しくなるまで、毎年の利益に適
用される必要がある割引係数を意味する。言いかえれば、利益が費用と等しくな
るまで、利益が割引かれなければならないパーセンテージである。
【0013】 本明細書においては、本発明のシステム及び方法を、商用パッケージ・ソフト
の価値を決定する目的でなされる費用及び便益分析を示す投資指標で、ユーザが
収益率を決定できるようにするための図示の実施例を参照しつつ、説明している
。しかしながら、図示の実施例は、ソフトウェア製品の価値を決定するために財
務分析を行うためのシステムと方法に関するものであるが、ここに記述されるシ
ステム及び方法は、1つの資本設備を購入する決定が、投資分析や正味現価分析
といった財務分析から利益を得るような何らかのアプリケーションを含む他のア
プリケーションにおいても、使用できることが理解されるであろう。さらに、こ
こに記述されたシステム及び方法は、任意のタイプの財務分析を確定することに
使用されることができ、ROIやNPVや本命最初において説明する他の財務分
析に、限定されるものではない。
【0014】 本発明のシステム及び方法は、予期される購入者が、提案されたソフトウェア
製品の購入に対して財務分析を行うことができるよう、コンピュータ・プログラ
ム、及びコンピュータに組み込まれた方法を含んでいる。本明細書に記述された
システム及び方法は、ユーザから少しの情報を集め、財務分析方法を介して、ユ
ーザに助言を与えるエキスパート・システムを含んでいる。ユーザから収集され
た一式の情報は、知識ベース内に格納された情報を入手するために使用される。
知識ベースは、そのユーザがソフトウェア製品の価値を算出する際に使用できる
データを含み、経験的に決められたデータを格納している。知識ベースから選択
された情報は、ユーザに対してソフトウェア製品の価値を示す財務分析(つまり
費用/便益分析)の指標を確定するために、そのデータを処理する能力を持つス
プレッド・シートのようなコンピュータ・プログラム上で使用することができる
【0015】 図1は、ユーザに対してソフトウェア製品の財政的価値を決定するためのシス
テム10を提供し使用する方法を機能的に表している。特に、図1は、ユーザに
よって検討されているソフトウェア製品を導入した際の、費用及び便益に関係す
る一連のケース・スタディといったような情報ソース12(以下、「知識ソース
」)を表わしている。図1はさらに、財務分析処理で使用されるルール14を表
わしている。分析ルール14は、知識ソース12内に含まれている情報を経験的
に処理することによって生成され、そして知識ベース16は、特別なソフトウェ
ア製品と、スプレッド・シート・プログラム等からなる図1に図示されるコンピ
ュータの処理プログラム18と、ユーザに情報を提供してユーザから情報を集め
ることができるインターフェース・スクリーン20と、財務分析の結果をユーザ
に表示することができるインターフェース・スクリーン22とを用いてなされる
費用/便益分析で使えるよう、経験的に決められたファクタからなる情報を格納
している。
【0016】 図1は、知識ソース12が、分析ルール14、知識ベース16、及び処理プロ
グラム18内に導入される数値モデルを生成するために使用されることを示して
いる。1つの実施例においては、知識ソース12は複数のケース・スタディ(事
例研究)から成り、その各々が、ユーザが購入に興味を持ちそうな特別なソフト
ウェア製品の導入に関する情報を含んでいる。ケース・スタディは一般的に、組
織体のタイプ別に、その製品の価値を財務分析したものを含んでいる。例えば1
つの実施例では、ケース・スタディは、PC Docsの文書/知識管理プログ
ラムの価値を分析したさまざまな会社に向けられている。さまざまなケース・ス
タディで、さまざまなユーザ要求を考慮したPC Docsの文書・知識管理プ
ログラムの評価を見ることができる。例えば、PC Docsのソフトウェア製
品は、社内の1つの部署に導入するように、個別サイトでの導入のために購入さ
れることが可能である。もう一つの方法として、PC Docsシステムは、会
社内の各々のコンピューター・ステーションにまたがって導入される企業全体を
カバーするアプリケーションとして購入されることができる。さらに、知識ソー
ス12は、個人企業から、多くの物理的に離れた支社を持つ何千もの従業員がい
る大企業まで、さまざまな大きさの組織体を考慮したケース・スタディを含むこ
とができる。さらに、これらのケース・スタディは、法曹界、金融産業、政府、
先端技術産業、あるいはその他の適切な産業のような、さまざまな産業で使用し
た場合のPC Docs文書/知識管理ソフトウェア製品の評価を含むことがで
きる。ケース・スタディの各々は、一般的に、マイクロソフト・エクセルのよう
なスプレッド・シートで開発された完全な財務分析を含んでおり、個々の会社の
事業運営に対するソフトウェア製品の財政的価値について意義のある理解を深め
させるために使用される。
【0017】 さらに図1では、知識ソース12が、個々のユーザの必要性から生じた、ケー
ス・スタディに記述されるソフトウェア製品に対する、適切な財務分析を定義す
るための枠組みとなる、一式の制約あるいは基準を確定するために使用される情
報を収容している、基になる経験的データを提供するために使用されることが示
されている。例えば、知識ソース12によって提供される情報を分析することに
よって、ユーザに関する情報が財務分析に適用される有益な制約であることが理
解される。同様に、知識ソース12を分析することによって、他の有益な制約に
どのようなものがあるかが分かる。その制約には、ユーザが技術を導入しようと
する方法と、クライアント・サーバ・アーキテクチャを導入する際や、検討中の
ソフトウェア製品に関連する他のタイプのソフトウェアを導入する際にユーザが
持っている経験レベルと、ユーザがソフトウェア製品の購入と共にアップグレー
ドを行う方法が現時点でどれほど自動化されているかのレベル等が含まれる。こ
れらの制約は、ユーザ評価の問題を明確にすることになると考えられ、またユー
ザの評価の問題を解決するために財務分析を行うための適切な枠組みを選択する
ことになる。記述された制約が、有益な財務分析をもたらす実例を通して示され
ているが、本発明の範囲を逸脱せずに、上に記述されたリストに他の制約を加え
たり置き換えたりすることができ、そして、本発明が上に記述された制約に制限
を受けず、また、ここに記述した実施例の中で示される制約にも制限を受けない
ことは、この分野の一般的な知識を持つ者には理解されるであろう。示された実
施例は、単に実例とする目的のためだけのものである。
【0018】 さらに図1は、要素14によって示された制約が、一連のスクリーン20を通
してユーザに表示されることを示し、該スクリーン20は、ユーザが表示を読み
かつシステムへ情報を入力できるようにするために、コンピュータ・モニタ上に
表示され、またユーザが入力した情報は後で集められ、システムによって使用さ
れる。図2〜6には、代表的なディスプレイ画面が示されている。図2は、ウイ
ンドウズ・オペレーティング・システムで一般に使用される、システムにデータ
を入力するのに適したGUIを示す。本発明の1つの実施例において、図2に示
されたディスプレイ28は、PC Docs文書管理ツールの購入について分析
するための、異なる3つの選択をユーザに提示している。この目的のために、デ
ィスプレイ28は、ボタン30、32及び34として示された3つのコンポーネ
ントを含む。示されたコンポーネントの各々は、ユーザ応答あるいはユーザ入力
に応えて、後でメッセージを処理できるように、内在するアプリケーション・プ
ログラムにメッセージを送るよう、オペレーティング・システムに命令すること
ができる、標準のウィンドウ・タイプのコンポーネントである。たとえば図2〜
6で示されるように、ユーザは、コンポーネント30「クイック・スタート」(
quick−start)を始動させ、ユーザの考えているソフトウェア購入に
対する費用及び便益分析を行うための枠組みを定義するために、上述の制約を用
いてなされる財務分析処理を開始することが想定される。
【0019】 図3Aは、検討中のソフトウェア製品を使用することになるユーザに関する情
報である、第1の制約に関する情報を集めるために、ユーザに表示される最初の
ディスプレイ38を示す。図3Aの中で示されるように、ディスプレイ38は、
三つの質問をユーザに示す。1つの実施例では、第1の質問は「あなたの会社は
どの産業に属するか」(WHICH INDUSTRY IS YOUR CO
MPANY IN?)である。この第1の質問は、見込まれるユーザが関係して
いる産業のタイプを示す情報を入力するよう、ユーザに命令する。この目的のた
めに、ディスプレイ38は、ウインドウズ・モニタリング・システムの下で提供
される定型のリストボックス・コンポーネントとして、図3Bに示されるリスト
ボックス40を含む。リストボックス40が、右側の矢印を作動させることによ
って始動されると、各々が特定の産業を表す多くの選択肢をユーザに提示する。
例えば、リストボックス40が始動されると、ユーザに、図3Bに示された次の
ような産業の選択が表示される。法曹界(LEGAL)、金融(FINANCE
)、先端技術(HI TECH)、政府(GOVERNMENT)、教育(ED
UCATION)、その他(OTHER)。それから、ユーザは、リストボック
ス40の上に表示されるものの中から、適切なエントリを選択することができる
【0020】 さらに図3Aは、「DOCS Openのユーザを最初いくつ導入するか」(
HOW MANY DOCS OPEN USERS DO YOU INTE
ND TO INITIALLY DEPLOY)という第2の質問を示す。こ
の第2の質問は、テキスト・ボックス42に示され、そこへユーザはテキストを
入力することができる。従ってディスプレイ38で、ユーザは財務分析で検討し
たいと思っているDOCS Openのユーザ数を示す数字を、テキスト・ボッ
クス42に入力できる。 ディスプレイ38は、「ユーザ当たりの平均給与はいくらか」(WHAT I
S THE AVERAGE SALAY PER USER?)と言う第3の
質問を示す。この第3の質問は上に示されたテキスト・ボックス42に似たテキ
スト・ボックス44でユーザに提示される。テキスト・ボックス44へ、ユーザ
は、検討中のソフトウェア製品を使用する予定であるユーザ1人当たりの平均給
与を表わす数字を、ドルで入力するよう求められる。 すべての情報がディスプレイ38に入力されたならば、ユーザは図3Aのコン
トロール・バー48に並べられたコントロール・ボタンを使用できる。現在の例
を続ける場合、ユーザがディスプレイ38によって要求される情報をすべて入力
したならば、ユーザは次のステップに移るアプリケーション・プログラムを命令
するためのコントロール・バー48のNEXTボタンを稼動させることができる
【0021】 この次のステップは図4に示されるが、該ステップでは、ユーザ・サイトで導
入が検討されているソフトウェア製品に対して、ユーザが望む範囲や方法を示す
情報を、ユーザから集めるためのディスプレイ50を提供する。特に、ディスプ
レイ50は、入力フィールド52と54、メッセージ・ボックス58及びコント
ロール・バー60を含む。第1の入力フィールド52は、ユーザが区分された数
を選択できるよう複数のボタンを含む。ユーザは、ユーザ・サイトで採用される
であろう導入方法を明確にするための複数のボタンから1つを選択することがで
きる。特に、入力フィールド52は、「個別にアプリケーション導入」(DIS
CRETE APPLICATION)、「企業全体にアプリケーション導入」
(ENTERPRISE WIDE APPLICATION)及び「企業枠を
超えて導入」(EXTENDING THE ENTERPRISE)を含む選
択肢をユーザに提示する。示された実施例では、ユーザが提案された導入方法の
1つのボタンだけを選択できるようになっていることが望ましい。さらにディス
プレイ50は、入力フィールド52によって示されたボタンと連動して操作する
ことができる、選択自由なメッセージボックス58を提供する。特に、選択を行
うための入力フィールド52のボタンを選択する際に、メッセージ・ボックス5
8は、ユーザが考慮している選択の意味を説明するメッセージをユーザに提示す
ることができる。例えば図4で示されるように、ディスプレイ50は、入力フィ
ールド52の中の「個別にアプリケーション導入」(DISCRETE APP
LICATION)という選択がユーザによって選ばれたことを示す。この選択
と連動して、メッセージボックス58は、「個別にアプリケーション導入とは、
通常、同じ部署のユーザに対して導入することをいう」「DISCRETE A
PPLICATIONS ARB NORMALLY DEPLOYED TO
USERS IN THE SAME DEPARTMENT」というメッセ
ージをユーザに提示する。このメッセージ情報は、導入方法に対して適切な選択
を行なえるようユーザを導くために提供される。
【0022】 さらに図4は、入力フィールド54を示している。入力フィールド54は、示
されたリストの中から、ユーザが特定のアプリケーションを選択できるようにす
る。ユーザは、入力フィールド54のオプションから、検討中のソフトウェア製
品を使用する範囲を決める上で、最も適切なオプションを選択することができる
【0023】 図5は、検討中のソフトウェア製品に似ているソフトウェア製品を導入するこ
とに対する、ユーザの専門知識や専門知識へアクセスする能力を表わす制約の大
きさを計る可変情報を、ユーザから集めるためのディスプレイ60を示す。例え
ば、ディスプレイ60は、検討中のソフトウェア製品がクライアント/サーバ製
品である場合に、クライアント/サーバ・アーキテクチャを導入することに対す
るユーザの経験のレベル(度合)を計る情報を、ユーザから集めるために使用す
ることができる。この制約は、ROI分析のような費用/便益分析の費用の側に
、本質的な影響を及ぼすことが理解される。例えば、知識ソース12の分析によ
って、新しいソフトウェアの機能性を得るためにユーザにどれだけの費用がかか
るかということに、ユーザのこれまでのクライアント/サーバに対する経験が直
接の影響を及ぼすことが示される。このことは、たとえばパソコン、ネットワー
ク、通信設備などの技術インフラストラクチャを必要とするソフトウェア製品を
購入しようと考えているユーザが、このインフラストラクチャあるいはインフラ
ストラクチャの一部がユーザにとって既に利用可能であるかどうかによって、少
なくとも部分的に決定されてしまう財政的な障壁を持つかもしれないという事実
によっても、知ることができる。知識ソース12の分析はさらに、次のことを示
すことができる。つまり、クライアント/サーバ技術の導入に対するユーザの経
験が多いほど、既存のインフラストラクチャを新しいソフトウェア技術に適応さ
せるためのアップグレード費用をより安くすることができる。さらに、そのよう
な分析によって、トレーニングやアプリケーション開発といったサポート活動に
おける努力や費用でさえも、より少なくて済む可能性がある。
【0024】 図5において、ディスプレイ60には、ユーザがクライアント/サーバを導入
した経験があるかどうかを示す情報を入力するようユーザに命令するテキスト・
フィールド62が含まれている。さらにディスプレイ60には、ユーザの経験レ
ベルを示すために使用できる、見た通りの操作が可能なアイコンを備えたスライ
ダ・バー64が含まれる。この目的のために、「全く経験無し」(NO EXP
ERIENCE)あるいは「世界に通用する経験を持つ」(WORLD−CLA
SS EXPERIENCE)という経験レベルに対応して、最小及び最大の設
定がスライダ・バーを使ってなされる。さらに図5は、ディスプレイ60がパソ
コン、サーバ、トレーニングといったインフラストラクチャ・アイテム(品目)
のリストを含むことを示す。そしてそのインフラストラクチャ・アイテムの各々
が、ユーザの経験レベルによって変わるよう分類されたファクタ(因子)として
財務分析の中で考慮される。これらのインフラストラクチャ・アイテムの各々と
結び付けられた評価額が、フィールド66の箇条書きの項目と合計費用68の両
方でユーザに提示される。図5で示される実施例では、ディスプレイ60を生成
するアプリケーション・プログラムが、スライダ・バー64をユーザが操作する
ことを可能にし、スライダ・バー64の動きに応じて、フィールド66で示され
たインフラストラクチャ・アイテムと結び付けられた数値をダイナミックに変更
する。その結果、ユーザがスライダ・バー64を上げたり下げたりすると、それ
に従って、ユーザに提示される数値が増加したり減少したりし、合計費用68も
変化する。したがって、図5で示される実施例では、検討中のソフトウェア製品
の導入で必要になるインフラストラクチャに関連する費用のダイナミックな評価
が表示される。さらにオプションの実施例で、ユーザにふさわしい経験レベルを
選択させて、システムがユーザに説明を提示できることは注目されるであろう。
この目的のために、ユーザ・インターフェースは、スライダ・バー・コンポーネ
ント64のスライダを、ユーザが動かすのに応じて現われるポップ・アップ・ボ
ックスを含めて、ユーザにメッセージ・ボックスを提供することができる。1つ
の実施例では、例えばスライダ・バーの動きが検知されると、ユーザが現在選ん
でいるスライダ・バーの位置と結び付けられる経験レベルの説明と共に、ポップ
・アップ・メッセージ・ボックスがディスプレイ60に表示される。従って、こ
の実施例の中で、ユーザがスライダ・バーの位置を一番下の「NO EXPER
IENCE」という設定値に移動させるならば、ユーザ・インターフェースは、
「NO EXPERIENCE」設定値の定義を説明するポップ・アップ・ボッ
クスを提供する。該ボックス中で「現場のスタッフは全く訓練を受けていないか
、あるいは会社のパソコンに個別に配置されるアプリケーション・プログラムの
導入に、トレーニングやサポートを必要とするスタッフばかりである」と説明さ
れる。同様に、ユーザが一番上の「WORLD CLASS EXPERIEN
CE」設定値にスライダ・バーを上げるならば、ユーザ・インターフェースは、
「現場のスタッフは、外部のサポート無しで既存のネットワークを介してクライ
アント/サーバ・アーキテクチャの導入を成功させたスタッフであり、情報シス
テム(IS)のスタッフは、ユーザを訓練するプロトコル、及びネットワークを
介して導入するためのアプリケーション・プログラムを開発する技術を確立して
いる」というメッセージを表示するメッセージ・ボックスを提供することができ
る。ユーザが最小と最大の間の設定値を選択すれば、他のメッセージ・ボックス
がユーザに提示される。ユーザが適切な経験レベルを選択したならば、システム
に次の制約に関する情報を提供させるステップへと進むために、コントロール・
バー70のNEXTボタンを稼動させることができる。
【0025】 図6に移って、NEXTボタンを稼動させると、システムは図示されたディス
プレイ80をユーザに提示することができる。ディスプレイ80は、利益の制約
に関する可変情報を入力することをユーザに要求するテキスト・フィールド82
を含んでいる。示されたスクリーン80について、利益の制約は、アプリケーシ
ョン内に現時点で存在する自動化のレベルに関する情報を含む。この制約は、検
討中のソフトウェア製品を使用することによって、ユーザに提供される便益(ベ
ネフィット)量を計るよう求める。新しいソフトウェア技術を導入することで達
成される利益と、検討中のソフトウェア製品にまかされる仕事に現時点で存在す
る自動化のレベルとの間に強い関係が存在することが、知識ソース12の分析か
ら理解されている。例えば、知識ソース12に集められたデータの分析によって
、より多くの処理が手動でなされていれば、自動化によって、より生産的な利益
がもたらされることが分かる。処理が既に高度に自動化されているならば、利益
はより低いものになるであろう。その代わり、処理の多くが手動でなされている
ならば、既存の手動システムに置き換わる新しいソフトウェア技術を導入するこ
とで、その利益は大きなものになるであろう。ユーザが迅速に自動化の程度を計
ることができるように、ディスプレイ80は「高度に自動化されている」(HI
GHLY AUTOMATED)と「非常に手動的」「HIGHLY MANU
AL」との間に設定されるスライダ・バー84を含む。さらにディスプレイ80
は、時間の節約(時間セーブ#)、作業の節約(作業セーブ)、ペーパ削減を含 む便益リストを含む。それぞれが、現在の仕事を自動化することで達成される財
政上の便益に相当するフィールド86内の数値で提示される。さらに便益の合計
は、フィールド88で提示される。同様に、ユーザ・インターフェース80に関
して、ユーザは現在の仕事に対する自動化のレベルを選択するために、スライダ
・コンポーネント84を操作できる。ユーザは自分の会社を自動化という尺度で
見て適切な位置に置くために、スライダ84を使用できる。ユーザがスライダを
上下させると、その尺度で見て、どこに会社を置きたいかということに従って、
ユーザを導くヘルプ・メッセージを表示させることができる。同時に、スライダ
84が上下に移動すると、リアル・タイムで便益の数値表示が変化する。例えば
、図6で示された表示では、ユーザが自動化設定の程度を変更すると、フィール
ド86によって提供される時間セーブ、作業セーブ、従業員削減に対する評価が
変わる。さらに、図6で示される実施例については、ユーザ・インターフェース
は、ROI(投資収益)、IRR(内部収益率)、NPV(正味現在価値)、P
AYBACK(回収期間)及び財政上の便益を計るその他の適切な基準を含めて
、スクリーン下部に表示されるダイナミックな財務結果を提供できる。これらの
結果は、ユーザがスライダ84を上下させることで変化する。
【0026】 図7〜12は、提案されたソフトウェア・パッケージの購入に関わる費用/便
益を、ユーザにもっと詳細に説明するために、オプションで提示されるグラフ式
の表示である。たとえば、図7は、円グラフ92を含むディスプレイ90である
。円グラフ92は、提案され購入されるインフラストラクチャ及び他の要素に対
してカテゴリ別に、原価のパーセンテージをグラフで示す。図8は、提案された
ソフトウェア購入によって生じる毎年の便益を、カテゴリ別にパーセンテージで
示す円グラフ96を表わすディスプレイ94である。その便益は、時間セーブ、
人員削減、作業セーブ及び収益を含む。
【0027】 図9に移って、提案されたパッケージ・ソフトの購入に関わる財務分析は、別
の形式で表示されることが可能である。特に、ディスプレイ98は、財務分析結
果を図7〜8の円グラフよりも線グラフの形式で表わした「費用対便益」のグラ
フ・イメージ100を提供する。グラフ・イメージ100はまた、3年という期
間に渡って、費用とそれによって生じる便益の関係を値で示す。 財務分析結果が提供されたならば、仮定した場合の状況を知りたくなり、いく
つかの基準が変更された場合に費用/便益分析がどう影響されるかを確かめたい
と思う可能性がある。図10のディスプレイ102では、制約情報が最初に提供
された時、そのファクタが当初ユーザによって過小評価されたか過大評価された
ような場合に、ユーザがフィールド106で費用と便益のファクタを変更するこ
とができるようになっている。それで、図10の中で例えば100%と表示され
ているパーセンテイジを使って、費用及び(又は)便益を増加させることによっ
て、ユーザは、図9に示されるグラフ・イメージ100から図10で示されるグ
ラフ・イメージ104まで、ある期間に渡って、費用と便益の変化を見ることが
できる。
【0028】 図11に移って、ディスプレイ108で、ソフトウェア・プログラムに対して
フィールド111のロール・アウトの年毎の基準(つまり社内従業員のソフトウ
ェア・プログラムに対する利用度)を変更することで、ユーザは別の仮定をした
場合の状況を見ることができる。例えば、ソフトウェア・プログラムにアクセス
する従業員の数を年別に変更してもよい。フィールド111のある年のロール・
アウトを変化させると、図9で提供される財務分析結果を変化せさることができ
、その変化はグラフ・イメージ110の中でリアル・タイムに視覚化されること
ができる。
【0029】 図12は、会社の財政上の前提を変えた場合のグラフ・イメージ114を示す
ディスプレイ112である。そのような変更は、フィールド115で行なうこと
ができ、さらに別の仮定をした場合の状況を見ることができる。 図1に再び戻って、ディスプレイ20を介して集められた情報が、知識ベース
16に提供されるという意味が理解されただろう。1つの実施例では、知識ベー
ス16は、知識ソース12から取り出される経験的に決められたデータを格納す
るマイクロソフト・アクセスといったようなコンピュータ・データベースである
【0030】 図13及び14は、知識ソース12から取り出され、知識ベース16の一部を
構成するデータ・ベース内に格納される、経験的に決められたタイプのデータの
一例を表わす。該データは、図13で示されるように、検討中のソフトウェア製
品を使用する時に生じる費用及び便益に関する情報を含む。さらにデータ・ベー
スは、費用と便益が個々のタイプの枠組みによって、グループを作るよう体系づ
けられるが、それぞれの枠組みは、データ収集過程で考察された制約によって確
定される。例えば図13を見れば、データ・ベースが、ソフトウェア製品の導入
で一般に引き起こされる費用と便益を含むことがわかる。さらに図13は、導入
のタイプを表わす指標に従って、たとえば、導入が個別か企業全体か企業を超え
てなされる(ソフトウェアが社内のいくつかのデスク・パソコンに導入され、会
社の企業顧客と電子的にリンクされている状況)かどうかということだけでなく
、ユーザ数によっても、費用と便益がグループ化されることを示している。それ
ぞれの枠組み内では、データ・ベースに格納されるデータが、知識ソース12内
に含まれているデータの分析から経験的に決められる。従って、知識ソース12
の分析から、ソフトウェア製品を導入するための費用と便益上の基本的制約が、
企業全体に導入するのか外部の企業顧客とリンクさせて導入するのかといったよ
うな、導入タイプによってだけでなく、ソフトウェア製品を使用するユーザ数に
よっても定まることがわかる。例えば、企業全体に導入することは、システムの
個別導入よりも、より複雑で、高いレベルの技術、トレーニング、サポート、ネ
ットワーク・インフラストラクチャを必要とすることが理解される。その反面、
特定のソフトウェア製品に対して、企業全体に導入することは、個別導入よりも
大きな利益を生むことが理解される。
【0031】 それぞれの枠組みに対して経験的に決められるデータは、知識ソース12の実
証的分析によって確定された情報を含むことができ、その情報は、提案されたソ
フトウェア導入について、意味のある財務分析を提示することに直接関与するこ
とになる。例えば、図13及び14の中で表わされたデータ・ベースは、個別導
入の枠組みに対して、導入費用が、パソコン、サーバ、トレーニング、アプリケ
ーション開発、及びその他の要素の価格という一部からなることが分かる。パソ
コンの価格のような、これらの要因に提示される評価は、知識ソース12から経
験的に決められることができ、一般に産業のベンチマーク・データを代表してい
る。その代わりに、本発明のオプションの実施例では、ユーザは、オプションの
ステップで、ユーザの特別な状況にもっと対応できるよう、知識ベース16内に
格納されたデータに直接アクセスし、そのデータを変更することができる。例え
ば、大規模なコンピュータ機関は、産業ベンチマーク・コストよりも非常に割引
かれた料金で、コンピュータを購入することができる可能性がある。従って、洗
練されたユーザは、データ・ベースに入って特別なユーザにとってより正確なも
のとなるように、パソコンに対して認定された費用を変更することができる。さ
らに、図13は、パソコン、サーバ、ソフトウェア・ライセンス、及びその他の
費用の購入価格に対する規模の経済性の影響を加味したベンチマーク・データを
含んでいる。
【0032】 従って、知識ベース16は、図1で表わされたスプレッド・シート18のよう
な処理プログラムへ転送されるデータを提供するために、ユーザによって入力さ
れた制約に従って選択される複数の枠組みを提供する。ユーザにとってより正確
な財務分析を行うために、ユーザの経験レベルに関するさらなる制約、及びソフ
トウェア製品に取って代わられる仕事の現時点での自動化の状況が、選択された
枠組み内のデータを調節するために使用されることが可能である。例えば、上に
記述されるようなユーザは、図5で示されたスライダ・バー64を調節すること
ができ、さらにユーザの特別な導入に対して、もっと有意義な財務分析を引き出
せるよう、枠組みによって提供されるデータを調節するために、乗数を使用する
ことができる。特に、経験レベルを示す乗数は、費用/便益分析に対してユーザ
の経験が与える影響量を定める重み係数となる。この重み係数は、知識ベース1
6から処理プログラム18へ、枠組みデータと共に伝送されることができる。同
様に、ユーザは、ユーザ・インターフェース38及び80によって制約データを
入力することができ、それらの各々が値あるいは重み係数となる乗数を提供する
。ユーザ・インターフェース38によって提供される、乗数となる値あるいは重
み係数は、ソフトウェアが使用される産業を考慮して、枠組みデータを調節する
ために使用されることができる。同様に、ユーザ・インターフェース80によっ
て提供される、乗数となる値あるいは重み係数は、ソフトウェア製品によって取
って代わられることになる仕事に対して、ユーザが現時点で採用している自動化
のレベルを考慮して、枠組みデータを調節するために使用されることができる。
これらの乗数は、財務分析を行うため、枠組みデータと共に処理プログラム18
へ転送される。
【0033】 図1の中で示される処理プログラム18は、財務分析を生成するために使用さ
れる1組のデータを、知識ベース16から受け取ることができる。処理プログラ
ム18は、ユーザにソフトウェア製品の評価について理解させるために必要とな
る財務分析を行うための関係式やデータを含む、マイクロソフト・エクセルのよ
うな従来のスプレッド・シートで構成される。
【0034】 図15は、知識ベース16から情報を取り出し、ユーザのための財務分析を生
成するために整理されたスプレッド・シートの一例を示している。図15は、特
に、実施例において、投資収益計算のために使用されるマイクロソフト・エクセ
ルで書かれたスプレッド・シートの様式を示している。該スプレッド・シートは
、財務分析のために産業用の標準的な関係式を使用し、次のような、さまざまな
ファクタを考慮に入れている。時間セーブや人員や収益に関係のある情報を含む
「便益」ファクタ、ネットワークやトレーニングやサポートに関係のある情報を
含む「コスト」ファクタ、及びハードウェアやソフトウェアに関係のある情報を
含む「減価償却」ファクタである。IRR、PAYBACK、NPVなどを含む
産業用の標準的な関係式を用いる本発明によって、技術的に適用可能な他の財務
分析がなされることは称賛されるべきである。例えば、NPVを計算する関係式
は、バン・ホーン(Van Horne)とジェイムズC(James C)に
よって1989年にプレンティス・ホール(Prentice Hall)から
出版された「財務の管理と政策」(Financial Management
and Policies)から得ることができ、これは本明細書に組み込ま
れている。
【0035】 本発明は特定の実施例に関して記述されたが、さらなる修正が可能であること
が理解されるだろう。さらに、この出願は、本発明が関係する分野で周知である
か慣行となっているような、及び添付された特許請求の範囲内に留まるような、
現在の開示からの逸脱を含めて、本発明のいかなるバリエーション、用途あるい
は適応をも含めるよう意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に従って、購入されようとしている特定のソフトウェア製品
の財務分析を確定するためのシステムを提供し使用するための方法の機能図であ
る。
【図2】 財務分析を行うための詳細なレベルに関して、ユーザから答えを求めるための
グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を表わす図である。
【図3】 Aは、購入が検討されているソフトウェア製品が使用されることになるユーザ
及び産業に関するさまざまな制約変数に関して、ユーザから情報を得るためのG
UIを表わす図であり、Bは、Aで提供される変数のうちの1つに対するプルダ
ウン・メニューを表わす図である。
【図4】 購入が検討されているソフトウェア製品が使用されることになる環境に関する
さまざまな制約変数に関して、ユーザから情報を得るためのGUIを表わす図で
ある。
【図5】 特定のソフトウェア製品を導入することに対して、ユーザの持つ専門知識、あ
るいは専門知識を入手する手段に関係する費用を計るために、ユーザから情報を
得るためのGUIを表わす図である。
【図6】 特定のソフトウェア製品を導入することに対して、ユーザの持つ専門知識、あ
るいは専門知識を入手する手段に関係する便益を計るためにユーザから情報を得
るためのGUIを表わす図である。
【図7】 1実施例に従って、特定のソフトウェア製品を導入することで必要となる、さ
まざまな費用の面から、財務分析をグラフ表示した図である。
【図8】 1実施例に従って、特定のソフトウェア製品を導入することで導かれる、さま
ざまな利益の面から、財務分析をグラフ表示した図である。
【図9】 種々の条件下で、特定のソフトウェア製品を導入することで生じる、費用/便
益の関係を示す財務分析をグラフ表示した図である。
【図10】 種々の条件下で、特定のソフトウェア製品を導入することで生じる、費用/便
益の関係を示す財務分析をグラフ表示した図である。
【図11】 種々の条件下で、特定のソフトウェア製品を導入することで生じる、費用/便
益の関係を示す財務分析をグラフ表示した図である。
【図12】 種々の条件下で、特定のソフトウェア製品を導入することで生じる、費用/便
益の関係を示す財務分析をグラフ表示した図である。
【図13】 本発明の1実施例に従って提供される、知識ベース内に格納されている1組の
情報を表すテーブルの部分図である。
【図14】 本発明の1実施例に従って提供される、知識ベース内に格納されている1組の
情報を表すテーブルの部分図である。
【図15】 本発明の1実施例に従って財務分析で使用されるスプレッド・シートの様式を
示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月11日(2001.1.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ホープ,ジョン アメリカ合衆国マサチューセッツ州02472 −3714,ウォータータウン,ワン・オー ク・プレイス (72)発明者 レイノルズ,ポール アメリカ合衆国マサチューセッツ州02472 −3714,ウォータータウン,ワン・オー ク・プレイス

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェア製品の購入について評価しようとする組織を援助す
    るために、ソフトウェア製品の展開に関わる財政データを分析する方法において
    、 ソフトウェア製品についての財務分析を提供するために、経験的に決められた
    基準を表す第1組の情報を持つ知識ベースを提供する提供ステップと、 財務分析の手助けとなる、ソフトウェア製品の導入に伴って生じるファクタを
    表す第2組の情報を収集する情報収集ステップと、 財務分析を表わす信号を生成するために、第1組及び第2組の情報を処理する
    処理ステップと からなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、提供ステップにおいて、第1組の
    情報が、ソフトウェア製品の利用に伴って、現在の技術インフラストラクチャを
    アップグレードするための費用を含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、提供ステップにおいて、第1組の
    情報が、ソフトウェア製品の利用に伴って、ユーザをトレーニングしたりサポー
    トするための費用を含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法において、提供ステップにおいて、第1組の
    情報が、ソフトウェア製品の利用に伴って、時間、作業、及び(又は)従業員の
    節約によって生じる利便性を含むことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法において、情報収集ステップが、ユーザ応答
    から、ソフトウェア製品が利用される産業に関するデータを入手するステップを
    含むことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法において、情報収集ステップが、ユーザ応答
    から、ソフトウェア製品を利用するユーザの合計数に関するデータを入手するス
    テップを含むことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法において、情報収集ステップが、ユーザ応答
    から、ソフトウェア製品を利用する各ユーザの平均給与に関するデータを入手す
    るステップを含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の方法において、情報収集ステップが、ユーザ応答
    から、組織内でソフトウェア製品を利用する方法やその範囲に関するデータを入
    手するステップを含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法において、情報収集ステップが、ユーザ応答
    から、新しいソフトウェア技術の導入に際して組織の経験レベルに関するデータ
    を入手するステップを含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の方法において、情報収集ステップが、ユーザ応
    答から、新しいソフトウェア製品の導入によって利用可能になる自動化レベルに
    関するデータを入手するステップを含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の方法において、情報処理するステップが、財務
    分析を行うために経験的に決められた関係式を有するスプレッドシートを提供す
    るステップを含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 ソフトウェア製品購入のための財務分析に関する基準を表す情
    報を含む知識ベースであって、 ユーザから、ソフトウエア製品が導入される環境を表している可変情報を収集
    するための質問となる質問情報と、 ソフトウェア製品の購入に関連する費用と利便性を表わす、経験的に決められ
    る一組のデータであって、ユーザから集められた可変情報の関数としてアクセス
    可能に整理されているデータと からなることを特徴とする知識ベース。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の知識ベースにおいて、可変情報が、ユーザ応
    答から得られる、ソフトウェア製品が利用される産業に関するデータを含むこと
    を特徴とする知識ベース。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の知識ベースにおいて、可変情報が、ユーザ応
    答から得られる、ソフトウェア製品を利用するユーザの合計数に関するデータを
    含むことを特徴とする知識ベース。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の知識ベースにおいて、可変情報が、ユーザ応
    答から得られる、ソフトウェア製品を利用する各ユーザの平均給与に関するデー
    タを含むことを特徴とする知識ベース。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の知識ベースにおいて、可変情報が、ユーザ応
    答から得られる、組織内でソフトウェア製品を利用する方法やその範囲に関する
    データを含むことを特徴とする知識ベース。
  17. 【請求項17】 請求項12記載の知識ベースにおいて、可変情報が、ユーザ応
    答から得られる、新しいソフトウェア技術の導入に際して組織の持つ経験レベル
    に関するデータを含むことを特徴とする知識ベース。
  18. 【請求項18】 請求項12記載の知識ベースにおいて、可変情報が、ユーザ応
    答から得られる、新しいソフトウェア製品の導入によって利用可能になる自動化
    のレベルに関するデータを含むことを特徴とする知識ベース。
  19. 【請求項19】 請求項12記載の知識ベースにおいて、経験的データが、ソフ
    トウェア製品の利用に伴って、現在の技術インフラストラクチャをアップグレー
    ドするための費用を含むことを特徴とする知識ベース。
  20. 【請求項20】 請求項12記載の知識ベースにおいて、経験的データが、ソフ
    トウェア製品の利用に伴って、ユーザをトレーニングしたりサポートするための
    費用を含むことを特徴とする知識ベース。
  21. 【請求項21】 請求項12記載の知識ベースにおいて、経験的データが、ソフ
    トウェア製品の利用に伴って、時間、作業、及び(又は)従業員の節約に関する
    利便性を含むことを特徴とする知識ベース。
  22. 【請求項22】 ソフトウェア製品の購入に際してユーザに助言を与える方法に
    おいて、 ユーザから、ソフトウエア製品が導入される環境を表す可変情報を得るために
    少なくとも1つの質問をするステップと、 ユーザによって提供される可変情報の関数として、経験的に決められたデータ
    の組を、知識ベースから選択するステップと、 経験的に決められたデータから選択されたデータ一式の関数として、財務分析
    を表わす情報を得ることができるように、財務分析を行うために経験的に決めら
    れた関係式を持つスプレッドシートに、経験的に決められたデータから選択され
    たデータの組を適用するステップと、 ソフトウェア製品の購入に際してユーザに助言を与えるために、財務分析を表
    わす情報を表示するステップと からなる方法。
JP2000518348A 1997-10-24 1998-10-23 ソフトウェアの評価及び性能を測定するためのシステム及び方法 Pending JP2001521252A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6325597P 1997-10-24 1997-10-24
US60/063,255 1997-10-24
PCT/US1998/022385 WO1999022323A2 (en) 1997-10-24 1998-10-23 Systems and methods for software evaluation and performance measurement

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001521252A true JP2001521252A (ja) 2001-11-06

Family

ID=22047995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000518348A Pending JP2001521252A (ja) 1997-10-24 1998-10-23 ソフトウェアの評価及び性能を測定するためのシステム及び方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20020091994A1 (ja)
EP (1) EP1023683A2 (ja)
JP (1) JP2001521252A (ja)
AU (1) AU1195599A (ja)
CA (1) CA2308221A1 (ja)
WO (1) WO1999022323A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041825A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Hitachi Ltd 事業リスク管理装置,事業リスク管理方法及び事業リスク管理プログラム

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7016870B1 (en) 1997-12-02 2006-03-21 Financial Engines Identifying a recommended portfolio of financial products for an investor based upon financial products that are available to the investor
US6292787B1 (en) 1998-09-11 2001-09-18 Financial Engines, Inc. Enhancing utility and diversifying model risk in a portfolio optimization framework
US7249081B2 (en) 2000-02-23 2007-07-24 Financial Engines, Inc. Load aware optimization
AU2001259992B2 (en) * 2000-05-17 2006-02-16 Tvc International Inc. Continuously updated data processing system and method for measuring and reporting on value creation performance
US6671905B2 (en) 2001-03-29 2004-01-06 Kci Licensing, Inc. Prone positioning therapeutic bed
JP2003091630A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Toshiba Corp 投資・回収のシミュレーション方法及び装置
US20030187675A1 (en) * 2002-03-29 2003-10-02 Stefan Hack Business process valuation tool
US20030187718A1 (en) * 2002-03-29 2003-10-02 Stefan Hack Industry information analysis tool
US8200561B1 (en) 2002-03-29 2012-06-12 Financial Engines, Inc. Tax-aware asset allocation
US7673247B1 (en) * 2002-11-27 2010-03-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Identifying noncomplying datapoints in control charts
US8326713B2 (en) * 2003-04-16 2012-12-04 American Express Travel Related Services Company, Inc. Method and system for technology consumption management including allocation of fees
US8326712B2 (en) * 2003-04-16 2012-12-04 American Express Travel Related Services Company, Inc. Method and system for technology consumption management
US20040236617A1 (en) * 2003-05-20 2004-11-25 Ebert Peter S. System and method for determining a return on investment
WO2005122013A1 (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ユーザプロファイル管理システム
US20060029200A1 (en) * 2004-08-06 2006-02-09 Sarah Tasker Method and system for improved travel transaction billing and reconciling
US7328202B2 (en) * 2004-08-18 2008-02-05 Xishi Huang System and method for software estimation
JP2006113934A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Hitachi Ltd プログラム開発支援装置、プログラム開発支援方法およびプログラム
US8549172B2 (en) * 2005-08-19 2013-10-01 International Business Machines Corporation Distribution of software based on scheduled time to deploy software dynamic resource state of systems involved in deployment of software and based upon environmental conditions
EP2667344A3 (en) 2005-10-06 2014-08-27 C-Sam, Inc. Transactional services
US8346646B2 (en) * 2008-11-20 2013-01-01 Advanced Intellectual Property Group, Llc Financial market replicator and simulator
US20100306130A1 (en) * 2009-05-26 2010-12-02 Jon Nils Fogelberg Financial Protocol For Calculating True Interest Rates When Borrowing or Calculating True Returns On Investments (True Interest-True Return)
US8548890B2 (en) * 2010-11-09 2013-10-01 Gerd Infanger Expected utility maximization in large-scale portfolio optimization
US20130326465A1 (en) * 2012-05-31 2013-12-05 Microsoft Corporation Portable Device Application Quality Parameter Measurement-Based Ratings
JP5942039B2 (ja) * 2013-05-17 2016-06-29 株式会社日立製作所 運用コンテンツ評価システム及び記憶媒体
US8631325B1 (en) * 2013-08-09 2014-01-14 Zoomdata, Inc. Real-time data visualization of streaming data
US9251276B1 (en) 2015-02-27 2016-02-02 Zoomdata, Inc. Prioritization of retrieval and/or processing of data
US9817871B2 (en) 2015-02-27 2017-11-14 Zoomdata, Inc. Prioritized retrieval and/or processing of data via query selection
US9389909B1 (en) 2015-04-28 2016-07-12 Zoomdata, Inc. Prioritized execution of plans for obtaining and/or processing data
US10147110B2 (en) * 2015-06-29 2018-12-04 Vmware, Inc. Methods and systems to evaluate cost driver and virtual data center costs
US9836444B2 (en) * 2015-12-10 2017-12-05 International Business Machines Corporation Spread cell value visualization
US9942312B1 (en) 2016-12-16 2018-04-10 Zoomdata, Inc. System and method for facilitating load reduction at a landing zone
US20180232463A1 (en) * 2017-02-16 2018-08-16 International Business Machines Corporation Dynamic application landscape processing system

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2966999B2 (ja) * 1992-04-13 1999-10-25 日本エア・リキード株式会社 超高純度窒素・酸素製造装置
US5793632A (en) * 1996-03-26 1998-08-11 Lockheed Martin Corporation Cost estimating system using parametric estimating and providing a split of labor and material costs

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041825A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Hitachi Ltd 事業リスク管理装置,事業リスク管理方法及び事業リスク管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20020091994A1 (en) 2002-07-11
WO1999022323A3 (en) 1999-07-15
CA2308221A1 (en) 1999-05-06
AU1195599A (en) 1999-05-17
WO1999022323A2 (en) 1999-05-06
EP1023683A2 (en) 2000-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001521252A (ja) ソフトウェアの評価及び性能を測定するためのシステム及び方法
US11443332B2 (en) System, method, and software for predicting the likelihood of selling automotive commodities
CA2581719C (en) Performance management system
US10423928B2 (en) Method and system of generating audit procedures and forms
EP1811448A1 (en) Method and system for deploying a business application
EP1811441A1 (en) Method and system for providing context based content for computer applications
EP1804211A1 (en) Method and system for providing sponsored content based on previous provided content
US8050988B2 (en) Method and system of generating audit procedures and forms
EP1811449A1 (en) Method and system for providing feedback on business transactions using computer applications
US8036980B2 (en) Method and system of generating audit procedures and forms
AU2006338310A1 (en) Method configured for facilitating financial consulting services
US20030120533A1 (en) Systems and methods for increasing business productivity and revenues by identifying critical interactions relating to customers
US20230245057A1 (en) Procurement Category Management System and Method
US20090043679A1 (en) Method and software application for computer aided cutomer independent cash collection using a state field in a data record
Susanto et al. Designing An Accounting Information System Based On Microsoft Access At Tua’ i Yang Laundry
JP2011503737A (ja) 企業の統合情報管理方法
US20070130066A1 (en) Method and software application for supporting the processing of invoices
Rafida et al. Sales Management Application at Widya Collection Store Web-based
KR20240077550A (ko) 온라인 기반 기업 경영 컨설팅을 위한 기업별 이슈 분석 및 솔루션 제공 방법
Grehn Sales Analysis Tool for Schiedel Savuhormistot
mySAP et al. 5.1 General Overview
Choo Executive Information Systems: an application scenario in retail banking
Hegazy The Determinants of Selecting Appropriate Accounting Software that meets User’s Satisfaction: Empirical Evidence from Lebanon
US20120284089A1 (en) Method and Tool for Systematizing Introduction of Process Modification
CA2373694A1 (en) Methods and apparatus for loan processing