JP2001521161A - 大気の天候状態を検出する方法 - Google Patents

大気の天候状態を検出する方法

Info

Publication number
JP2001521161A
JP2001521161A JP2000517577A JP2000517577A JP2001521161A JP 2001521161 A JP2001521161 A JP 2001521161A JP 2000517577 A JP2000517577 A JP 2000517577A JP 2000517577 A JP2000517577 A JP 2000517577A JP 2001521161 A JP2001521161 A JP 2001521161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
atmosphere
airplane
probe volume
runway
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000517577A
Other languages
English (en)
Inventor
フランク・エル・リーズ
Original Assignee
フライト・セイフティー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フライト・セイフティー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド filed Critical フライト・セイフティー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
Publication of JP2001521161A publication Critical patent/JP2001521161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/88Lidar systems specially adapted for specific applications
    • G01S17/95Lidar systems specially adapted for specific applications for meteorological use
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/41Refractivity; Phase-affecting properties, e.g. optical path length
    • G01N21/45Refractivity; Phase-affecting properties, e.g. optical path length using interferometric methods; using Schlieren methods
    • G01N21/455Schlieren methods, e.g. for gradient index determination; Shadowgraph
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/885Meteorological systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/86Combinations of lidar systems with systems other than lidar, radar or sonar, e.g. with direction finders
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01WMETEOROLOGY
    • G01W1/00Meteorology
    • G01W2001/003Clear air turbulence detection or forecasting, e.g. for aircrafts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 飛行中の飛行機に危険である大気の状態を検出し、パイロット又は地上の人員に早期警告を提供するための方法及び装置である。本方法は、これらの危険な状態により生成された音波(20)を光学的に検知するため、レーザービーム(34)及びコヒーレントな光学レシーバー(87)使用し、送信し、受信した光ビームに関するこれらの音波の影響を測定する工程を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して飛行機が飛行する際に危険である悪天候状態を検出するため
の検出システムに係り、より詳しくは、例えばきれいな空気乱流、風によるせん
断、マイクロバースト及び飛行機により生成された飛行跡の渦巻きなど飛行上の
危険因子により生成される輪状渦の大気乱流生成音を光学的に特徴付けるための
センサー(ソクラテス:SOCRATES)に関する。本システムによって集められる情
報は、パイロット又は地上基地の人員に対し早期に警告を提供する。
【0002】
【従来技術】
過去においては、飛行中のパイロット又は地上基地の人員に対し、危険な天候
状態に関する情報を提供するため様々な提案がなされてきた。地上基地の人員の
中には、天候状態のインディケータとして、温度、水蒸気含有量及び空気速度な
どの大気状態を検知するレーザー検出装置を備えたものもいた。これら従来のレ
ーザーを基礎としたシステムのいずれもが、幅広く民間用には受け入れられてい
なかった。
【0003】 例えば、ウェザー−SODAR(音検出及び照準)及びウェザー−レーダーな
どの他型式の検出システムが使用されたが、これらのシステムは、それらが、検
出しようとしている空気塊の乱流混合の下で、減少したエネルギー後方散乱を経
験する仕方で気象条件を測定するので、全ての気象を包含して検出する能力を持
ち得なかった。その結果、これらのシステムは、それらが最も必要とされるとき
の悪天候条件の間、能力を低減してしまう傾向を持っている。同様に、気象レー
ザーレーダーシステムは、気象レーダーより正確であるが、それらのレーダー対
応物よりも更に気象条件によって左右されてしまうことが知られている。
【0004】 その結果、近年の飛行カタストロフ即ちきわどい惨事に起因して、航空路線の
安全性をより大きくすることの必要性が高まってきている。それらの惨事の原因
は説明されないままになっており、即ち、きれいな空気乱流、飛行跡渦、風によ
るせん断及びマイクロバーストに帰着させることが可能である。
【0005】 1970年代頃から、これらの大気現象は、音波パターン即ち、非常に低い周
波数の音波の形態の特徴を含むか或いは生成するということが認識されてきた。
これらの低周波音波は、周囲の気象又は他の大気現象により比較的妨げられずに
長い距離に亘って移動する。この音波生成現象は、輪状渦及びそれに関連した速
度循環と不安定流れ場として知られ、特に小石を水の中に投げ入れた後、水の実
体に発生する水パターンと同様に放射状に広がる音波を生成する。小石の投入に
より生成されるリングは、激しい雷雨、飛行跡の渦及び他のきれいな空気乱流に
伴う音波パターンと形状が類似している。
【0006】 1970年代頃から、例えば船、潜水艦又は水中の動物などの移動物体は、水
中における音波の放射物体又は反射物体の存在及び位置を示すように自由空間又
は波誘導光ビームを利用したレーザー検出システムによって検出し得る音波を生
成及び放射することも公に知られてきた。そのようなシステムの1つがヤコブの
特許5,504,719号に示されている。
【0007】 しかしながら、この従来の公開知識にも拘わらず、誰も悪天候で危険な天候状
態、即ち、飛行跡の渦の状態によって生成される音波に応答するレーザー検出シ
ステムを、飛行機のパイロット又は飛行場基地の人員にそれらの状態を前もって
警告するために提案したり或いは又は成功裏に実行していなかった。
【0008】 本発明のソクラテスシステムは、それを実行するために意図されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の主要な目的は、飛行中の飛行機に危険をもたらす、大気の悪
天候状態を検出するための新規な方法及び装置を提供することである。
【0010】 本発明の別の目的は、例えばきれいな空気乱流、風せん断などの大気の悪天候
状態、並びに、山岳性の接近経路に沿って滑走路まで突発する激しい風、マイク
ロバースト、及び/又は、飛行跡渦若しくは竜巻、或いは、接近する飛行機のエ
ンジンノイズでさえも、又は、テロリストの発射したミサイル等々を、これらの
悪天候状態又は他の状態によって夫々生成された音波を光学的に検知することに
よって検出し、その後、飛行機のパイロット及び又は地上の人員に早期警告信号
を提供するための新規な方法を提供することである。
【0011】 本発明の更なる目的は、大気の悪天候状態によって生成された音波を検出する
ため1又はそれ以上のレーザービームを使用する新規な方法を提供し、これによ
って、飛行機が危険な悪天候様態を回避することができるようにパイロット及び
又は地上の人員が修正処置を取るのに十分な時間を提供することである。
【0012】 本発明の更に別の目的は、音波に応答して運動する例えば微粒子、エアロゾル
、ダストなどの光反射物を含む大気のプローブ体積領域から孤立した距離隔てら
れた大気の領域に悪天候又は飛行跡渦が存在する状態で、これらのプローブ体積
領域に光ビームを向ける上記した新規な方法を提供することである。その結果、
本発明の新規なシステムは、飛行機が危険な悪天候様態を回避することができる
ようにパイロット及び又は地上の人員が修正処置を取るのに十分な時間を提供す
る。
【0013】 本発明の追加の目的は、完全反射器又は部分光学反射器で光ビームを向ける代
替モードの作用を備えた新規な方法を提供することであり、それらの反射器は、
それらの光ビームから孤立した距離隔てられた大気の領域に存在する悪天候又は
飛行跡渦から発せられた音波の到着によって光の速度が変えられる光経路に沿っ
て光を効率的に戻す。
【0014】
【課題を解決するための手段】
真空中の光に対する各光経路に沿って変動する光の速度は、粒子運動の変化と
は対照的に、光学的な屈折率の変化に直接的に関与する。光のエネルギーを反射
するため物理的な後方戻り反射器を取り付けることが適していない応用では、光
のエネルギーを反射する粒子、及び、屈折率の変化をもたらすようにその運動を
通して変化させる粒子の結合は、距離を隔てた悪天候状態又は飛行跡渦の状態か
らの音波の到着に関する顕著に異なる情報に共同して寄与するが、送信及び戻り
光ビームに共通若しくはそれらのビームを二分する方向と各々整合した、又は、
該方向に直角に各々整合した軸に沿って、各々のその最大応答を提供する。
【0015】 本発明の上記目的は、光ビームが、運動中の粒子に出くわすか、及び/又は、
光ビームが音波と交差する局所的な光学上画定した領域から孤立距離隔てられた
上述した悪天候状態又は飛行跡渦の状態によって放射された音波に起因する屈折
率の変化を誘起する圧力と相互作用するときを除き自由空間を伝播する該光ビー
ムを使用して達成される。上記目的は、光ファイバーで案内された光波を使用し
ても達成し得る。この光ファイバーも、夫々等価な経路長及び光速度の変化、並
びに、自由空間を伝播する光が通過するところの光学上画定した局所領域が距離
を隔てた悪天候状態又は飛行跡渦の状態が生成する音源によって放射された音波
と交差するとき経験する代替粒子運動と屈折率の変化を経験する。
【0016】 本発明の更なる目的は、上述したような新規なレーザー検出システムを提供す
ることであり、このシステムは、パイロットに直接情報を提供するため飛行機に
直接取り付けるか或いは飛行機の滑走路に隣接した地上に取り付けることができ
る。或いは、1又は編隊を組んだ飛行機による接近、着陸、離陸又は高度の上昇
を指令する地上の人員に情報を提供するため空港の周囲回りに取り付けてもよい
【0017】 他の目的及び利点は、添付図面を参照して次に続く本発明の詳細な説明を読む
ことによって明らかとなろう。
【0018】
【発明の実施の形態】 図1ないし図3を参照すると、新規なレーザー検出システム10は、飛行機1
1の前部に取り付けられており、レーザー12、ビームスプリッター38を備え
ている。ビームスプリッター38は、望遠鏡74から例えば0.5km又はそれ
以下だけ離れた遠距離検出範囲Aでの大気内に位置する焦点上の体積領域即ちプ
ローブ体積16a、16b、16c等のアンテナに望遠鏡74を介して届く複数
の送信ビーム34a、34b、34c等を提供する。ビーム34及びプローブ体
積領域16の数は、変更し得るが、好ましくは、飛行機11の前部に、3次元の
発散する円錐形態に配列された128個のプローブ体積領域が存在するのがよい
。このとき、プローブ体積領域は、飛行機11の前方に、例えば100kmの孤
立距離Bだけ離れた地点に存在する危険な天候状態により生成された可聴下音波
20を検出するための仮想マイクロフォンとして機能する。例えば飛行中のシス
テム用の飛行機又は地上ベースのシステムの直接前方に中心が置かれた2ステラ
ジアンの球形キャップまで覆う仮想マイクロフォンの音波測定アンテナが提案さ
れている。飛行機の方向からの或いは地上ベースのシステムの背後からのバック
ローブ応答を拒絶するために、範囲が変位されたプローブ体積領域が、前方アレ
イアンテナの背後に音波の波長の約1/4に間隔を隔てられた同様の球形キャッ
プ状アレイアンテナの仮想マイクロフォンを構成するように形成される。該アレ
イアンテナに対して、そのようなアパーチャが設計される。そのような2つの球
形キャップアレイアンテナは、異なる音波周波数のサブバンドに適切な仮想マイ
クロフォンの隙間間隔が存在する「入れ子式」のサブアパーチャを収容するよう
に設計することができる。
【0019】 プローブ体積領域内の運動粒子によって反射され後方散乱された変調戻りビー
ムは、電荷結合素子(CCD)87に基づくマルチチャンネルレシーバーによって 集められる。集められた変調戻りビームは、光学的にコヒーレント混合(cohere
nt optical mixing)されるようになり、次いで、必要とあらば修正処置を取る ことができるようパイロットに早期の警告を与えるため処理される。気象関連音
波が放射され、ほとんど連続的に仮想マイクロフォンにより受信される際に、そ
の遅延時間は重要ではない。2分早く放射された音波のパッケージが瞬間的に聞
こえるからである。例えば、たとえ音波20がマッハ1で伝達され、これによっ
て、音の受信時まで拡散して102km離れた孤立距離の地点に届くのに5分か
かったとしても、例えばマッハ0.5の空気速度で移動する飛行機のパイロット
は、早期警告時間として更に約10分間が提供される。このことは、そのような
飛行機は、該飛行機から元々153km距離離れた危険に渦巻いている空気塊の
地点で発散された音波を受信する前に、該飛行機からのその元々の距離153k
mのうち51kmを進み、マッハ0.5で飛行し続けている間に危険な空気塊に
出くわすまでもう10分間かかるということに概して帰着される。この10分間
は、修正措置を取るのに十分な時間より更に多いと考えられ、これらの音放射に
関連した受信距離は、重大な早期警告状況の前に半減或いは更に減少させること
ができると考えられる。
【0020】 図3を参照すると、図1のシステム10が、輪状渦による大気乱流から放射さ
れた音を光学的に特徴付けるためのセンサー(ソクラテス)として同定すること
ができる。このセンサーは、約1.57μm又は2μm波長で作動し、光電式(
E-O)パルスモジュレータ24により発信された光ビーム22を生成するキャビ ティ減衰固体状態レーザー12を備える。モジュレータ24は、パルスコーディ
ングE−Oドライバー26によって制御され、その伝達タイミングは、プラットフ
ォーム運動(移流/対流)の長時間に亘る間隔トラッカー装置28によって制御
される。モジュレータ24から発せられたパルス化された光ビーム30は、部分
的反射型式のミラービームスプリッター32に向けられ、該スプリッターは、送
信ビーム34及び参照ビーム36を生成する。次に、ビームスプリッター38は
、ビーム34を、検出されるプローブ体積領域16a、16b、16c等の数に
一致する数の複数の送信ビーム34a、34b、34c等に分割する。
【0021】 参照ビーム36は、ミラー42によって反射され、経路長マッチングアセンブ
リに至る。このアセンブリは、対光ファイバー光学結合子44、光ファイバーバ
ルク時間遅延コイル46、トラッカー28からの電子フィードバッグ信号50に
応答して圧電ファイバー光経路長を「伸長」させる遅延装置48、及び、一対の
ブラッグセルの高/低周波数シフター56及び58に、経路長を合わせられた基
準光ビーム54を放射する対光ファイバー光学結合子52を備える。周波数シフ
ターは、プローブ体積領域からの戻りビームと参照ビームとを引き続いてヘテロ
ダイン混合するため参照ビームの周波数をオフセットする。図示しないが、外部
制御ループは、変調されていない(後述する)位相率出力信号102aを受け取
り、この信号を外部ループの平均化フィルター及び周波数シンセサイザーに通す
ことによって提供される。このシンセサイザーは、離散した周波数のトーンから
の選択を提供する。これらの周波数トーンは、周波数が接近した状態で離散して
おり、ブラッグセルの高/低周波数シフター56、58の1つのオフセット周波
数の表面音波変調を制御するときに含まれるクロック周波数と正確に同期されて
いる。可変のゲイン増幅及び次のパワー増幅の後、位相率出力信号102aに比
例する電圧を平均化することによって表されるように瞬間的なドップラー効果の
平均値に最も近いものとして選択され、そのように制御され増幅された周波数同
期トーンは、外部の平均ドップラー補償フィードバッグループに接近するように
フィードバッグされる。複数のこの平均ドップラー補償フィードバッグループは
、他のプローブ体積領域からの位相率出力信号102b、102c等の各々に対
し同様に適用される。
【0022】 次に、参照ビーム54は、ビームスプリッター60を通過する。ビームスプリ
ッター60は、送信ビーム34a、34b等の数即ちプローブ体積領域の数に一
致した数の複数の参照ビーム54a、54b、54c等に、入力された参照ビー
ムを分割する。
【0023】 送信ビーム34a、参照ビーム54a、プローブ体積領域16a及びこれらに
伴う光学処理要素の光経路が図3に示されている。同一の光経路及び回路がプロ
ーブ体積領域16b、16c等、送信ビーム34b、34c等及び参照ビーム5
4b、54c等に対して提供される。
【0024】 スプリッター38から、ビーム34aは、後部ビームデフレクター70、ビー
ムエクスパンダ−72及び合焦された望遠鏡74を全て通過し、望遠鏡74から
音響光学的に望ましい遠隔検出範囲に位置するプローブ体積領域16aに至る。
プローブ体積領域16a内に浮かんでいる粒子は、望遠鏡74から距離Bだけ離
れた孤立地点における大気中の悪天候状態により生成された音波20に応答して
運動しており、これらの粒子によって散乱された光が望遠鏡74によって集めら
れ、エクスパンダ−72によってコリメートされる戻りビーム76を形成する。
遠隔検出ビーム76に垂直に近い方向に到達した音波も屈折率の結合を提供する
。しかしながら、粒子運動結合に対するそのような結合の鈍感さの故に、前方に
見える方向から来る音波が結合の支配的形態を提供する。それにも拘わらず、プ
ローブ体積領域16a内の長期間に亘る粒子運動結合を補完するため、右舷/左
舷並びに上下形態の側面からの適用範囲を提供するため屈折率の結合を利用する
ことができる。
【0025】 次に、戻りビーム76は、カー−セル(Kerr−Cell)型光電式(E−
O)トランスミッター/レシーバー(t/r)スイッチ及び時間スケールトラッ
カー28によってオンオフされるレンジゲート80に偏向される。このようにし
て、モジュレータ24、遅延装置48及びゲート80の時間パルス化操作がトラ
ッカー28によって同期して制御される。トラッカー28は、プローブ体積領域
28に向かう飛行機の瞬間的な運動を修正し、これによって同体積の空気が多重
レーザーパルスを収集するため必要とされる時間期間に亘って検出されるように
する。トラッカー28は、ある時間に亘ってドライバー26及びゲート80への
パルス率を短くする。信号50は、飛行機がプローブ体積領域16aに向かって
移動し従って距離Aが減少するときビーム34a及び76を介して送信/受信の
間に夫々受けるレーザーパルスの送信/戻り時間遅延における変化に参照ビーム
54aの遅延を合致させる。合焦された望遠鏡は、例えばジンバル慣性プラット
フォームなどの可動のプラットフォームに取り付けられ、このプラットフォーム
は、飛行機がプローブ体積領域に向かって移動するとき、このプローブ体積領域
16aにビームが向けられた状態を維持するようにトラッカー28と同期して動
かされる。トラッカーは、飛行機前方の目前に迫った大気のスカラー乱流変動に
起因して発生する、温度、湿度及び圧力等によって引き起こされる屈折率の変化
に伴う変動をパルス化するため、レーザーの送信/戻り移動時間のパルスに対し
ても修正処理を施す。
【0026】 また、プローブ体積領域の長さを多重パルス処理する必要が無く、従って、単
一のパルス期間は、粒子運動(PM)のドップラー周波数拡大によって制約され
る。パルス符号化ドライバーによって適用される単一パルス符号化と共に、遥か
に短いプローブ体積領域が、N個のパルスを処理することによって適合され得る
【0027】 戻りビーム76は、レンジゲート80から出て、波前部を湾曲して発散させる
(wavefront curvature divergent)光学レンズ82に至る。このレンズは、戻 りビームを複数のビーム84に扇形に広げて3次元湾曲オフセット軸ミラー86
の前面に投影する。このミラーは、多重ビーム84の各々個々のビームを反射し
て電荷結合素子(CCD)87の前面89の画素上に至らせる。
【0028】 参照ビーム54aは、ビーム84と数が等しい複数の参照ビーム90にビーム
を広げてミラー86の裏側に投影する同様のレンズ88を通過する。このミラー
を通してCCD87の各々対応する画素において時間及び波長に関する湾曲が減
少される。参照ビームは、多重チャンネル信号情報を持つ戻りビーム84とヘテ
ロダイン混合される。このようにして、角度相違受信(angle-diversity receiv
ing :ADR)が共通のプローブ体積領域16aに適用される。このとき、各 々のADR多重チャンネルは、CCD87の画像平面の面を横切る「スペックル
(speckles)」として現れる音速又は亜音速ノイズの「正体不明」の成分を平均
化するように十分に異なる角度からこの体積領域を見ている(seeing)。プロー
ブ体積領域16b、16c等に夫々伴う追加の複数の同一処理チャンネルが設け
られている。
【0029】 CCD87は、その前面89上に100×100画素即ち104画素を持つよ うに概してサイズが定められている。このサイズは、空気中のブラウン運動を抑
制することと両立し、戻りビーム84及び参照ビーム90は、各画素で光学的に
ヘテロダイン混合される。ヘテロダイン混合の代わりとして、望ましくない混合
積を取り除くため空間的フィルター処理を適用する際に4倍もの多くのCCD画
素を必要とするが、CCD87がオンチップのアナログバンドパスフィルター及
びオンチップのアナログ−デジタル変換器92を備える方法がある。バンドパス
フィルタは、望ましい混合積、即ち戻りビーム84×参照ビーム90を受け取り
、これは瞬間的なドップラー情報を含むが、望ましくない混合積、即ち、ビーム
84×ビーム84又はビーム90×ビーム90を却下している。参照ビーム90
を戻された信号ビーム84と合致する経路長により提供された時間調整の結果と
して、CCD87の面で実行されるコヒーレントな光学ヘテロダイン混合プロセ
スが複製のコリレータとして役立つ。瞬間的なドップラー信号を含むビーム84
×ビーム90の望ましい混合積を選択するため加えられるバンドパスフィルター
処理91は、その平均作用が元々の符号化されたレーザーパルスより遥かに限定
された範囲の分解パルスエンベロープを電子的に生成するため、戻された符号化
レーザーパルスのパルス圧縮を提供するように滑らかにされる。そうする間に、
この処理は、瞬間的なドップラー(即ち位相率)変調信号及びノイズの周波数偏
差範囲も保持する。このドップラー変調情報は、位相率復調プロセスを使用して
取り出される。このプロセスは、ADR処理から利益を与える位相率を得るため
、空間平均化処理98及びデジタル時間微分100によって続かれる位相アンラ
ッピング(unwrapping)処理と結合された位相復調からなる。この広帯域位相率
復調は、ドップラー情報並びに複製コリレータプロセスにおけるレンジ情報を提
供するためドップラーバンドパスフィルターの通常のバンクを利用するのとは反
対に、この特殊な機能に対してはより適切である。符号化レーザーパルス圧縮は
、レーザーパルス長を選択するときの前述した制約の一部分を取り除き、これに
よって、より多くの音速及び亜音速ノイズを却下するため、レンジゲート80の
期間を「短く」する。こうしなければ、このノイズは遥かに長い等価プローブ体
積に結合されたPMとなるであろう。Nパルス処理の追加は、「細かい粒子(f
ine grain)」のPMドップラー拡散情報を保存し、抽出する。この拡
散情報は、周波数ゼロの周りに空間的に限定されたデジタルIQデータ流れのド
ップラー「くし(comb)」スペクトル領域に課されている。このNパルス移
動ターゲットインジケータ(MTI)のレーダー型式プロセスの適用は、単一の
パルススペクトルが「N歯のくし」に更に小区分されることを可能にする。この
くしスペクトルでは、各々の歯がPMドップラー周波数拡散スペクトルの複製を
含んでいる。別の単一幅バンドパルスの場合では、望ましいドップラー変調スペ
クトルは、パルススペクトルとのコンボルーション(convolution)によって取 り消せない状態で歪められる。更に、周波数バンドが等しくなるように制限され
、こうしなければ、周波数バンドに亘って「ショット(shot)」ノイズが寄与す
るであろう。Nパルス処理の結果として、符号化レーザーパルスのバンド幅は、
単一パルス処理により可能とされるより遥かに短い半径範囲の分解プローブを提
供するため選択されることができる。コンバータ92は、多重画素、多重チャン
ネルデジタルI−Qデータ流れ94を生成するための最小サンプルクロック率の
要求を適用するべく平均値として各画素上で同相(I)及び90度隔てた位相(
Q)のサンプルを得るようにバンドパスフィルターのサンプリングの下で、90
度隔てた位相パルスを用いる。上記に説明した作用を備えたCCD87は、カド
レ−コープス(Charge-Coupled Angle Diversity Receiver Extraction by Corr
elating Optical Replicas for Phase Sensing)カメラとして便利に称すること
ができる。
【0030】 CCD87によって提供された多重チャンネルADRシステムは、プローブ体
積領域16aからの「スペックル」ノイズを大きく減少させ、ヤコブの特許で各
プローブ体積領域に対して示されたように、単一チャンネルのレーザードップラ
ー速度計を大きく超えてその感度を改善させる。「スペックル」ノイズは、ハイ
バースト密度(HBD)状態と云われるものから発生する。ハイバースト密度状
態は、一度に多数の光散乱粒子が集まったプローブ体積領域16aから光子が光
学レシーバーに戻ったときに発生する。光がこれらの多数粒子から戻されるとこ
ろの多重光経路は、画像平面上の受信点を横切ってスペックルパターンを分配さ
せる。
【0031】 「スペックル」は、これらの多重光経路の間の構造的及び破壊的な干渉の結果
として起こる。そのような「スペックル」は、粒子がプローブ体積領域16a内
でそれら自身と再配列し直すとき振幅が変動する。その結果、多数の統計的に独
立な「スペックル」をサンプルするように画像平面を横切ってモザイク状に広が
った夫々異なる光検出地点と一致する十分に多数の観察角度からプローブ体積領
域16a内の多数粒子を観察することによって、「スペックル」ノイズは、各々
のCCDから抽出された位相率推定値を組み合わせることでかなり減少させるこ
とができる。理想的には、平均的な「スペックル」分離距離は、CCD画素分離
距離と一致させるべきである。しかし、縮小化した光学系が、このマッチングを
達成するように光学レンズ82を収容しなければならない。この方法とは別に、
レーザーの中心周波数が移動されるとき(これに付随して光の波長が十分に変化
する)、「スペックル」ノイズは、変化して空間的な相関がより少なくなる。従
って、「スペックル」ノイズは、十分多数の夫々分離した周波数のレーザー光で
照明されたプローブ体積領域から抽出された位相率推定値を組み合わせることに
よっても減少させることができる。これは、追加のスペックルノイズを抑制する
ためADR処理と組み合わされた周波数相違レシーバー(FDR)に対する基礎
である。
【0032】 本発明のシステムは、プローブ体積領域16a内にあり該領域を通過する運動
中の粒子によって分かち与えられた瞬間的なドップラー周波数変調の位相率推定
を抽出するためのコヒーレントな光学レシーバーを具体化する。振幅減衰から生
じる前述した「スペックル」ノイズは、コヒーレント処理が用いられるときの幾
つかの方法の1つにおいて現れる。この「スペックルの発生」は、粒子運動の変
化(並びに、各粒子を介してリンクする光経路に沿って現れる屈折率の変化)を
反映する。これは、プローブ体積領域の特徴的寸法より小さい長さスケールでの
揺らぎのメカニズムに起因して変動する。これらの運動は、システムによっては
「分解不能(unresolved)」であると云われる。逆に、プローブ体積領域より大
きい長さスケールを持つ運動は、プローブ体積領域内の全ての粒子を、「スペッ
クル」フェージングを誘起することなく一緒に運動させる。そのような運動は、
システムによって「分解可能(resolved)」といわれる。分解不能成分は、スペ
ックルノイズを表すのに対し、分解可能成分は、更なる処理のため回復されるべ
き音速場変動を含んでいる。分解可能成分は、順次、それらの平均位相率変動の
回りのノイズ変動を表すが、これらの平均値量の1つは、システムにより検出さ
れた音場変動に直接比例して変化する。
【0033】 データの流れ94は、デジタル位相推定器96に供給され、該推定器は、デジ
タルの「位相アンラッピング」、次いで空間平均演算器98を介して位相率抽出
のためのデジタル時間微分器100に結合される。位相推定プロセス96の「位
相アンラッピング」は、ADR処理時に課された負荷を容易にするように意図さ
れている。この目的に対し、本発明は、比較的狭い帯域のPM及びRI位相率変
調ノイズ機構が、アークタンジェントの位相復調プロセスの多重周期不連続特性
を示す領域のいくつかを通過するそれらの位相変動の結果として「スペクトル拡
散」を被るとき演じられる役割を認識する。これらの狭帯域PM及びRIノイズ
機構は、各々、速度及びスカラーの大気乱流場などの事項に対応する。アークタ
ンジェントの不連続性によって引き起こされる「位相飛び」は、デジタル時間微
分器100の後段で等価的に導出されるとき位相率復調プロセスで生じる「スパ
イク」の原因となる。
【0034】 本発明に組み込まれたこの作用の理解以前に、位相率復調に含まれるアークタ
ンジェント不連続性から生じることが知られる重大な「スペクトル拡散」は、そ
の原因が、同相(I)成分というより振幅の減衰を引き起こさせることであると
信じられていた。その結果として、本発明は、位相率復調をデジタル時間微分器
100に含まれた「位相アンラッピング」のロジックでの位相復調に分割する。
「位相アンラッピング」は、不連続性に出くわされる時間を検出し、問題の領域
の回りからのデータを蓄え、次にこの領域を削除し、位相飛びを取り除き、及び
それを全体として滑らかにすることによって達成することができる。これは、「
アンラップされた位相」の推定値からスペクトルが拡散されていない位相率の推
定値を導出するためになされる。
【0035】 従って、ADR処理のこの形態は、大気粒子のブラウン運動の分解不能成分を
その分解可能成分レベルにまで抑制するために必要とされるような100×10
0=10,000多重チャンネルを超えた空間平均演算器98の要求で負荷をか
けられない。分解された成分レベルは、一般に、分解された周囲の音波ノイズ背
景レベル以下であるようにされる。これは、分解不能のブラウン運動ノイズの4
0dBを抑制することを必要とし、このノイズは100×100=10,000
多重チャンネルADR処理と両立する。「位相アンラッピング」が無い場合では
、大気乱流に起因した速度及びスカラー(即ち、温度及び相対湿度)変動の分解
不能成分の「スペクトル拡散」は、「分解不能の」ノイズ抑制の約60dBを提
供するため、約10,000×10,000=1,000,000の多重チャン
ネルを有するADRを使用することを余儀なくされる。
【0036】 微分器100からのデータ流れ信号102aは、プローブ体積領域16aから
生じた位相率変調の状態に関するデジタル情報を含む。同様に、データの流れ1
02b、102c等は、各々の体積領域16b、16c等に対して生成される。
これらのデータの流れは、時間領域デジタルビーム成形装置104に供給され、
この装置は、所定の音波領域に焦点を合わせられるためズームされる。この装置
は、一般にプローブ体積領域16a、116b等の数に一致するように設計され
、例えば数が128個の複数の多重チャンネルビーム106を生成する。このと
き、ビーム106は、方位角及び仰角に亘って分配される。更に加えて、音波範
囲の合焦作業は、ディスプレイ112の目的のための「時間経過」の態様で半径
範囲スケール全体に亘って走査するように引き起こされ得る。ビーム106は、
距離Bだけ離れた地点での危険な悪天候状態における正確な検出、分類、位置測 定、及び、追跡を同時に行うため該ビーム情報を処理するプロセッサ108に至
る。次に、処理されたビーム110は、パイロットの目に写るディスプレイパネ
ル112に転送される。このディスプレイパネルは、方位角及び仰角若しくは俯
角の対の形態の結合からなる様々な2次元輪郭プロット、並びに、飛行機に関し
て安定化された危険な天候状態の範囲に関して表示された、色が付与された形態
での音速接触強度を示すことができる。更に加えて、3次元カラーディスプレイ
は、方位角及び仰角若しくは俯角に関して与えられた情報の「予想図」を示すよ
うに形成され得る。このとき、この図の「時間経過の」走査は、第3の範囲依存
次元におけるシーンの変化を表示するため全半径範囲スケールを通してゆっくり
とズーミングされることによってなされる。
【0037】 PM結合されたシステム10は、飛行機の直接前部に使用するため説明及び図
示されたが、かくして、システムの幾分簡単なバージョンは、空港滑走路の端部
に地面にも取り付けることができる。このシステムでは、レーザービームが滑走
路への接近経路に沿って射出される。地上ベースのシステムは、パルストラッキ
ング及びビーム安定化機能を必要としない。このシステムは、移動する飛行機上
というより地面に固定されているからである。
【0038】 図4及び図5に示された本発明のソクラテスに関する実施形態は、空港の滑走
路128を横切って延設され、或いは、別の場合には空港滑走路に平行に離れて
いる地上ベースシステム180を示しており、このシステムは、飛行中の大気の
様々な危険因子によって生成された音波150に応じて結合する屈折率(RI)
を利用する。システム180は、後方戻り反射器に基づくアプローチ(ソーラー
;SOLAR)を使用した区画化された光学ラインアレイアンテナを用い、均等
に間隔を隔てられた複数の調整可能な測定用三脚182、184、186及び1
88を備える。これらの三脚は、滑走路128を横切って直線状に配列されるか
、或いは、滑走路128に平行なオフセット位置に配置される。そのようなシス
テムの二重軸対は、後方戻り反射器(ソーラー)を使用した対の区画化光学ライ
ンアレイアンテナ(BINARY SOLARs)と呼ばれ、互いに直角に向け
られる。このようにして、二重軸多数端子の対又は操舵可能なビームによって形
成された重なり合い領域は、システムに追加の位置検出能力を提供するため利用
され得る。
【0039】 三脚182に取り付けられているのは、結合レーザートランスミッター及びコ
ヒーレント光学レシーバーモジュール190である。後者は、レーザービーム1
91を右端部の三脚188に取り付けられた、整合されて共同する完全反射型の
外部光学コーナー反射器192に送る。中間の三脚184及び186の各々は、
部分反射型の後方戻り反射器194及び194aであり、これらの各々はトラン
スミッター−レシーバー190にビーム191の部分を後方戻り反射する。図5
に示されるように、各々の後方戻り反射器194、194a等は、中心孔196
を備え、該中心孔を通って送信ビーム191がコーナーの反射器192に到着し
てトランスミッター―レシーバー190に戻ることを可能とする。後方戻り反射
器は、周辺に各々等角に隔てられた複数の光源孔198と、部分的及び完全に反
射するミラーを使用して送信ビーム191の一部分を反射し該孔198の選択さ
れた一つを通してトランスミッター−レシーバー190に戻す回転可能な光偏向
アーム200と、を更に備える。例えば、後方戻り反射器192では、アーム2
00は、レシーバー190に対する一つの径方向位置で戻りビーム202を提供
するため孔198の一つと整合されている。後方戻り反射器194aでは、アー
ム200は、戻りビーム202から角度が離れ、これと干渉しない戻りビーム2
04を提供するため、後方戻り反射器194の孔から径方向に離れた別の孔19
8と整合される。
【0040】 一定数の中間の架台184、186等及びこれに対応する数の部分後方戻り反
射器194、194a、194b等は、各戻り光ビームが他の部分後方戻り反射
光ビームと干渉しない仕方で、周辺で等角度に離れた32個の戻り光ビーム20
2、204等がトランスミッター−レシーバー190上の周辺で間隔を隔てられ
た光検出器204に戻るように同程度の個数32であってもよい。100%コー
ナー反射器192からの戻りビームは、後方戻り反射器194、194a等の各
々のアーム200上の後方戻り反射器194、194a、194b等の整合され
た中心孔196を通る中心光経路に沿って戻る。選択された数の直列接続された
中性密度(ND)の光学フィルター210が、夫々の光経路の減衰を調整し、等
しくさせるために設けられてもよい。
【0041】 コーナー反射器192及び後方戻り反射器194、194aの正確な整合は、
夫々のアーム200及び選択された孔198の径方向位置によって画定される夫
々の位置を通して戻り光学光ビームを貫通させるように測量士の光線レーダー又
は光学レーダー目標集中機器を使用することによって達成することができる。測
量士の光線レーダー又は光学レーダー目標集中機器は、進路整合望遠鏡と、狭い
バンドのビームを細かく整列したパルスレーザーと、レンジがゲートされたレシ
ーバー能力と、を有する。測量士は、最初に、架台188とコーナー反射器19
2とをその所望の位置に配置し、次に、図4に示されたように、右から左に一列
に配置する。全ての後方戻り反射器の中心孔196及び周辺穴198が適切に整
合するように、中間の架台186、184等と後方戻り反射器194a、194
等の各々を調整する。次に、架台182は、ビーム191が中心孔196及びコ
ーナー反射器192と正確に整合されるようにトランスミッター−レシーバーモ
ジュール190を位置決めするように適切に調整される。次に、各後方戻り反射
器の光偏向アーム200は、各後方戻り反射器からの戻りビームが、他の後方戻
り反射器194、194a、194b等から径方向に離れた戻りビームと干渉し
ないように、選択された角度位置にまで適切に回転される。
【0042】 ソーラーシステム180は、光学ラインアレイアンテナを提供し、このアレイ
アンテナから、音波多重ビーム即ちビーム操舵可能な応答パターン220が形成
され得る。そのようなビーム成形パターン応答は、離れた音源150を受信して
その場所を突き止め、局所的な音速及び亜音速の干渉を却下することができる。
後方戻り反射器を使用したツイン区画化光学ラインアレイアンテナ(ツインソー
ラー)と呼ばれる、一対のソーラーシステムで近接して隔てられた平行背中合わ
せ配列を設けることもできる。この配列は、飛行機エンジンからくる後部ローブ
の音速エネルギーを却下する一方で、滑走路への接近用制限通路から音速エネル
ギーを受け取るように同調させることができる。特に、飛行機が滑走路に降りた
後、エンジンの逆噴射装置が適用されている間、同調される。
【0043】 後方戻り反射器194の各々の光偏向アーム200には、部分反射ミラーが設
けられている。このミラーは、送信ビーム191の所定部分をアームに沿った妨
害されない「スプールセンターライン」から選択された整合孔198に連続的に
送ることを可能にし、これによって当該光の部分はトランスミッター−レシーバ
ー190に戻される。中性密度光学フィルター210の適切な組が、アーム20
0に沿った径方向の光ビーム経路に選択的に切り替えられ、これによって、特定
の後方戻り反射器194に対して必要とされる夫々の量の光学的減衰が段階的に
調整される。これは、部分反射後方戻り反射器194、194a等の各々が、完
全反射反射器192によって戻されるのと同じ平均数の光子を戻すように調整可
能である。特定の後方戻り反射器194のアーム200が、選択された孔198
の中にクリックされて径方向に位置決めされることができ、これによってこの特
定の後方戻り反射器が、光学ラインアレイアンテナ内の該特定の後方戻り反射器
の位置と合った予め選択された光学減衰を有する、互いに排他的に離れた偏向戻
り光ビームを提供するように予めセットされる。各々の戻り光ビームは、それと
その個々の光学受信光検出器204との間にある後方戻り反射器194、194
a等の空いている周辺孔198を妨げられずに通過するように径方向に整合され
る。複数の光学受信光検出器204は、トランスミッター−レシーバー190の
円状光学受信平面に円周に沿って配列されている。
【0044】 上記したソーラーシステムは、多数の固定された又は操舵可能なビームの形成
、及び、最適即ち制御された複雑なウェイト対セグメント比の適用を可能にする
。これは、ビームのナル(null)制御、又は、音速若しくは亜音速ノイズの消去
を実行するという目的のため、後方戻り反射器の全てからきた光学戻りビーム群
のベクトル−マトリックス操作を適用することによって実行される。
【0045】 レーザービーム及び戻りビームに亘る個々の所要時間は、例えば飛行跡渦、下
降気流、上昇気流等などの大気中の危険な飛行状態によって生成された入射音波
150による圧縮及び希薄作用に関連して変化する。このとき、各々のビームの
屈折率の夫々の変動における変化は、その危険な状態からの音波放射の到達方向
の示度として役立つ所要時間の変化を提供する。これらの所要時間の変化は、入
射音波の時間波形の偏倚に続いて起こり、音波を生成する音源機構を特徴付ける
ことに役立つ。
【0046】 例えばモジュール190及びコーナー反射器192などのトランスミッター−
レシーバーを単一の進行及び戻り光ビームを生成するため単に用いるRI結合シ
ステムでは、結果として生じる音波応答パターンは、バイスタティックの角度の
二等分線に垂直なその最大応答軸(MRA)又はモノスタティック角度システム
の共通軸で特徴付けられるサインx/xを有し、その回りに軸方向対称に配置さ
れている。この単一の進行戻り光ビームシステムは、この光学ラインアレイアン
テナの音波応答パターンが、二等分線又は進行及び戻りビームの共通軸に垂直な
位置から離してそのMRAを移動するようにビーム操舵することができないとい
う欠点を有する。これとは対照的に、上記したソーラーシステム180は、多数
の固定された又は操舵可能なビームを提供することによって、この欠点を克服す
る。
【0047】 関心を持つ周波数帯の最高部における与えられた周波数まで明瞭にビーム成形
し/ビーム操舵するための光学ラインアレイアンテナを設ける際に、側面方向か
ら離れてビーム操舵するときには、音波波長の半分又はそれ以下の間隔(帯域最
高の周波数で決定される)が必要となる。これは、回折格子ローブ(grating lo
be)を回避するため必要とされる。このローブは、事実上、アンテナビームの破
壊を生じさせ、次いで上記間隔が音波波長を越えて増加するとき、より複雑なロ
ーズペダル(rose-pedal)状のパターンを生じさせる。
【0048】 側面方向のビーム操舵のため、側面方向のビーム幅は、外部の進行及び戻り光
ビーム経路長に沿って分配された音波波長の数におおよそ逆比例して与えられる
。たて型のビーム操舵が近づいたとき、アパーチャの遠近法的縮小効果の故に、
音波ビームの応答が幅広くなる。更に加えて、音波波長の四分の一に間隔を減少
させることが無い場合、MRAが両方のたて型方向に等しく向いた状態でのたて
型ビームが形成される。四分の一の音波波長間隔を設けた場合、このことは、少
なくとも16個或いは好ましくは32個の架台、部分反射後方戻り反射器、及び
更に加えて外部100%反射型の後方戻り反射器の必要性を示唆する。これらの
後方戻り反射器の各々は、受動の光学装置となろう。
【0049】 ソーラーアプローチのためのビーム成形は、非常に複雑となり得る。各セグメ
ントが入れ子状であり、従って次のより長いセグメント及びそれを超えるセグメ
ントと部分的に重なり合うからである。これは、特定の部分反射後方戻り反射器
と連係する音波応答パターンが、略照合されたレーザートランスミッター/コヒ
ーレント光学レシーバーとこの後方戻り反射器との間の一方向光経路長によって
決定されるのがその理由である。全体的な音波応答の見地からすると、従来の区
画化センサーによる音波応答は、源から後方戻り反射器に至る一つのセグメント
の位相率変調(PRM)を、源から後方戻り反射器に至る隣接して重なり合うセ
グメントの位相率変調から減算することによって導出することができる。複素数
の重み係数が、これら異なるPRM成分を重み付けするために導出され、音波信
号を音波ノイズから選択的に抽出する。いわば、離散的に配置された音波ノイズ
源にナルを置くのである。しかしながら、亜音速ノイズ源が支配的であるとき、
この構成は、音速ノイズ以上に亜音速ノイズを抑制するという点で最も良い優先
ゲインを生じさせない。最適な複素重み係数は、亜音速ノイズが支配的である場
合における重なり合ったセグメントPRM成分に適用されるべきとき、これらの
複素重み係数は、各々入れ子になって重なり合ったセグメントの長さに比例した
大きさを有する。
【0050】 これらのビーム成形上の複雑さにも拘らず、適切なビーム形成、ビーム方向付
け、サイドローブ制御及びナル制御を達成することができる。更に、多重ソーラ
ー、バイナリーソーラー、或いは、ツインソーラーの区画化光学ラインアンテナ
を、2次元或いは3次元さえのアンテナ形態に形成するため配列することができ
る。次に、(周波数の関数として)適切な位相又は時間遅延を各々用いることに
よって、サイドローブ又はナル制御のための実数又は複素数の重み係数を含む、
周波数ドメイン又は時間ドメインのビーム成形を、更にビームを鋭くするために
実行してもよい。
【0051】 本発明の別の実施形態が図6及び7に示されており、該実施形態は、空港滑走
路128を横切って延在するよう構成され、且つ、様々な飛行中の大気危険要素
により生成された音波150に応答して結合した屈折率(RI)を用いる簡単化
した地上ベースシステム120を示している。
【0052】 システム120は、左端部及び右端部の架台122及び124と、「滑走路の
手前で着地する」ための空港滑走路128への接近用制限通路を横切って横方向
に間隔を隔てて配置された一対の架台126、127と、を備え、各架台は、三
角形のロッドフレーム130、132、134及び136を支持し、これらのフ
レームのコーナーは互いに整合され、隣接するフレームが3つのセグメントをそ
れらの間に形成する。
【0053】 左端部フレーム130の各コーナーでは、レーザービームをフレーム136上
の整合した完全反射型のコーナー後方戻り反射器142に送信し、後方戻り反射
器から反射された戻りビームを受け取る、トランスミッター/レシーバーモジュ
ール140の結合体が存在する。光ファイバーと共に光ビームスプリッターを使
用すると、十分に強力なCWレーザーからの光学パワーは、フレーム130のコ
ーナーでの3つの送信位置140全ての間で分配される。かくして、3つの水平
且つ垂直に間隔を隔てられた検出ビーム又はモードが、フレームの整合したコー
ナー間でシステムに設けられる。これらのレーザービームに沿った個々の所要時
間は、例えば飛行跡渦、下降気流、上昇気流等などの大気中の危険な飛行状態に
よって生成された入射音波150による圧縮及び希薄作用に関連して変化する。
このとき、各々のビームの屈折率の夫々の変動における変化は、その危険な状態
からの音波放射の到達方向の示度として役立つ所要時間の変化を提供する。これ
らの所要時間の変化は、入射音波の時間波形の偏倚に続いて起こり、音波を生成
する音源機構を特徴付けることに役立つ。
【0054】 水平局所化精度を提供するため、この他の実施形態の基本的な形態は、フレー
ム132の各コーナーに取り付けられた部分後方戻り反射器152と、フレーム
134の各コーナーに取り付けられた部分後方戻り反射器154と、を用いる。
後方戻り反射器152及び154は、図5の後方戻り反射器194と同じであり
、フレーム136のコーナーに取り付けられたコーナー反射器142に到着して
戻るように3つのモジュール140の各々からトランスミッタービームを可能に
するため整合されている。モジュール140から送信されたビームの部分は、部
分後方戻り反射器152によって反射され、フレーム130の光検出器156に
戻る。同様に、モジュール140から送信されたビームの部分は、部分後方戻り
反射器154によって反射され、フレーム130の光検出器158に戻る。整合
した後方戻り反射器152及び154の光偏向アーム196は、それらの後方戻
り反射器からの戻りビームが径方向に離され、互いに干渉しないように径方向に
位置決めされている。モジュール140からのレーザービームの残りの主要な部
分は、「着色(cats-eye)」の後方戻り反射器142に至り、そこから該部分が
反射してモジュール140に戻る。かくして、各々のビーム群モードは、それら
と連係するフレーム130上の1組の3つの光検出器を有する。次に、光検出器
により検知されるような光ビームの屈折率の変化は、地上の人員に早期警告情報
を提供するために適切に処理される。
【0055】 上記したソーラーアプローチの本他の実施形態は、音波の波フロント部150
が発するところの方位到達角度及び径方向範囲を受動で突き止めることができる
。この実施形態は、フレーム130の前面の頂部及び底部に配置されたトランス
ミッター/レシーバーモジュールの間に画成されたサブアパーチャ、左側サブア
パーチャのためのフレーム132の前面の頂部及び底部に配置された対応する部
分後方戻り反射器152、同様に中心サブアパーチャのためのフレーム134及
び右側サブアパーチャの「着色」後方戻り反射器142、の夫々の間の位相中心
に到達した音波エネルギーの到達時間における相違の時間遅延の推定値を使用し
て、上記のことを行う。これら3つのサブアパーチャは互いに部分的に重なり合
い、3つの別々に分離するが連続的なサブアパーチャの応答は、ソーラー処理に
ついて説明したように、隣接するサブアパーチャRI結合信号応答を微分するこ
とによってクレート(crate)される。本他の実施形態は、全開アパーチャを区 画化することによって可能とされたソーラービーム成形又はビーム操舵機能の代
わりに、方位角及び放射範囲を決定するため、波前面の水平傾斜及び曲率を推定
するため架台を使用してその代わりとすることができる。
【0056】 既に説明したように、ソーラーの本他の実施形態における図6の形態のみが、
左側、中央及び右側のサブアパーチャの共通の垂直寸法によって決定されたかな
り広い垂直音波応答パターンから仰角及び俯角を推定することを容易にする。本
システムの精度を上げるため、中間の部分後方戻り反射器152及び154を備
え、各々対応する光検出器156及び158と結合した、トランスミッター/レ
シーバー140及び「着色」後方戻り反射器142の同様の結合体が、各々のフ
レーム130、136、132及び134の前面の中心部に挿入される。様々な
光ビーム経路が、左側、中央及び右側のサブアパーチャの垂直中心の間を、フレ
ーム130、136、132及び134の背部先端に形成された同様の光ビーム
経路と平行に走っている。しかしながら、これらの背部先端光ビーム経路から導
出されたサブアパーチャ信号は、各々のサブアパーチャのバックローブ音波応答
を相殺するため、対応する前面光経路ビーム経路と関連して使用される。
【0057】 図7は、架台124に取り付けられた右側フレーム136内を覗く追加の位置
142を指定することによる前面中心を向いた光ビーム経路のクラスターモード
を示している。このようにして、各々水平に変位されたサブアパーチャは、更に
、上部及び下部のサブアパーチャに分離される。フレーム136及びその対応す
るフレームは全て、直接の音波150を相殺する180°位相シフトされた地平
面128の反射音波との干渉を生じさせる、かすめ角ビームのナルによってもた
らされる垂直ビーム傾斜のイリュージョンを補償するため共通軸を通って垂直に
傾斜するようにしてもよい。上部及び下部のサブアパーチャの各々は、重なり合
う上部及び下部の垂直応答ビーム171、172を生成する。この垂直ビーム重
なり合い角度領域内では、それらの垂直位相中心の間の時間遅延の相違が推定さ
れ得る。このようにして、図7に示されたこの追加のクラスターモードを導入す
ることは、垂直波前面の傾斜に関連するこれらの時間遅延の相違からビーム交差
軸173の回りの仰角/俯角を推定することによって垂直角度推定精度を改善す
るため役立つ。
【0058】 フレーム130、132、134及び136の前部を横切って重なり合う音波
垂直検出ビーム171及び172が無い場合、システム120は、これらのフレ
ームに向かって移動する音波150を検出するための逆方向のビーム応答の抑制
と共に、垂直角度推定精度を限定されるだけであろう。既に述べたように、これ
らのフレームは、接近用制限通路128の下の地面との相互作用を最小にするた
め僅かに上方に傾けてもよい。更に加えて、重なり合った音波垂直検出ビーム1
71及び172は、トタンスミッター/レシーバーのモジュール140とコーナ
ー反射器142との同様の結合を生じさせ、適切には、光ビームは、対応するオ
フセット光検出器と共に部分後方戻り反射器152及び154から離れる。これ
らの光検出器はフレーム130、132、134及び136の前面に夫々中心に
位置決めされて一緒に導入される。既に述べたように、この追加のビームクラス
ターモードは、交差軸173の回りに配置された上部及び下部の音波受信ビーム
171、172の分割ビーム処理のおかげで容易に垂直角度推定精度を向上させ
る。このシステムは、日食(SOLAR-ECLIPSE)システムと呼ぶことができる。即 ち、それは、後方戻り反射器を使用した区画化された光学ラインアンテナであり
、音波放射位置を推定するための仰角及び局所曲率を提供する。それは、方位角
及び仰角の推定値を得るため入射音波の波前面の水平及び垂直傾斜を処理する。
このとき、波前面の曲率は受動的に範囲を指示している。
【0059】 図4、5、6及び7に示されたRI結合システムは地上ベースシステムとして
の特定の使用形態に対して説明されたが、それらは、飛行中の形態にも用いるこ
とができる。例えば、翼の先端部から先端部まで、ポート側の翼先端部からポー
ト側胴体、右舷側胴体から右舷側翼先端部、又は、最上胴体地点、いわば、コッ
クピットの背後から飛行機の垂直尾翼の最上先端部まで光ビームを接続する。前
者のRI結合形態は、飛行機の前方又は後方を直接カバーし、これに対し後者の
形態は、飛行機のポート側又は右舷方向から到着した音波信号のRI結合を提供
する。これらのアプローチの各々はいくつかの応用に適切であるが、図1ないし
3に示された粒子運動結合システムは、依然として好ましい飛行システムである
【0060】 別の変形した実施形態は、ファイバーの長さに沿った音波誘導張力に応答する
光学波ガイドとして構成されたファイバー光学ケーブルを使用する。このとき、
対応するファイバー断面変化は、ファイバーの屈折率変化を生じさせる。これは
、光学符号化パルスを形成するため光電式又は他の技術を用いるための任意の方
法を備える。この光学符号化パルスは、例えばファイバーを通して含まれるラン
ダム又は決定論的に分配される閉塞物からレイリー又はミー光学漏洩散乱によっ
て、光子検出器コヒーレントヘテロダイン又はホモダインレシーバーに戻り得る
。そのような方法のうち最もありそうなものは、個々に広がったマイクロフォン
センサーセグメントの輪郭を辿るため、一手段として光電式又は電子式のレンジ
のゲート制御と共に光学パルスを折り畳むためパルス復号化を使用する。ソーラ
ーシステムのアプローチで自由光学波を使用するのと同様な仕方で、これらの光
学波ガイド方法のうち任意のものが、音波音速開口に亘ってそのような広がった
マイクロフォンセンサーを隣接して配置することができる。図1ないし7の実施
形態の光ビームに関して、放射波によって引き起こされた光ファイバー波ガイド
における屈折率の変化は、その音を生成する危険な大気状態を示す。
【0061】 別の変形例は、危険な天候状態及び又は飛行跡渦によって生成された音波を検
出するため、滑走路と交差し、離され、或いは、平行に飛行機の角翼の案内エッ
ジに取り付けられた音波マイクロフォンを備えてもよい。
【0062】 更に、図3に示した実施形態は、ファラオ(PHARAOH;光学ホログラフ
ィーによる位相率アセスメント)と呼ばれ、本明細書中で説明されたシステムの
全光学形態をこれに代替することによって変更することができる。「ファラオ」
は、図3に関して上記したコヒーレントな光学CCDベースのカメラと類似した
操作を実行するため電子の代わりに光子を使用する。ADR処理の「ファラオ」
型式は、CCDを必要とせず、その代わりに、直交する対の光キャリアの空路成
分のコヒーレントな光学ヘテロダインの形態を生成する2波混合(DTWM)に
光学的に縮退する方法を用い、これによって、電気的に導出されたI&Q成分と
類似の機能を提供する。
【0063】 図3の実施形態においても、角度相違レシーバーは、「分解不能」のノイズ抑
制のための周波数相違レシーバー(FDR)によって置き換えることができる。図 3のパルストラッカー28への付加として、波ベクトル周波数フィルター処理(
WVFF)システムが、スペクトルを「分解可能の」亜音速ノイズ成分を持つ信号周
波数バンドに広げさせるプラットフォーム運動に伴う効果を作り出す「信号」を
除去するため設けられてもよい。波ベクトル周波数フィルター処理の代替は、「
分解可能の」亜音速ノイズの消去のためのコヒーレント光学ホモダイン又はヘテ
ロダイン処理のいずれかを使用して適用され得る信号自由参照(SFR)適応性ノ イズ消去技術を含んでいる。これらの実施形態の全ては、カドレーコープスカメ
ラ又はファラオカメラに統合することができる。
【0064】 本発明の他の実施形態は、後方戻り反射器として作用する音響光学ミラー(A
OM)を作るため非線形に生成され且つ径方向範囲に合焦された音響鋸歯状波を
使用する工程を含む。衝撃波前面を非線形音響鋸歯状波へ生成するために十分な
音響的強化処理は、多数組の位相固定され且つパルス化された音響キャリア波形
を使用して統合スペクトル波形を伝達することによってもたらされる。各々の音
響キャリア波形は、大型アンテナの拡声器の個々の放射器から放射される。これ
らの音響パルスが所定の焦点領域でコヒーレントに一緒に加わるようになったと
き、構造的な干渉が発生する。結果として生じる音響ピーク圧力の増強は、非常
に鋭いフロント圧力の不連続性が非線形音響相互作用を通して周期的に形成され
る結果となる。
【0065】 周期的に間隔を隔てられた非常に鋭い非線形衝撃波のフロントは、同様に鋭い
光学屈折率(RI)の不連続性を伴う。これらの不連続性の各々は、光学ミラー
として作用し、音響波長が光学半波長の倍数であるように調整されたとき、ブラ
ッグ散乱によって、戻ってきた光場の強度が増強される。更なる増強が、光学位
相共役(OPC)と呼ばれる技術を用いた自生(reseeded)ブリュアン散乱(R
BS)の形態を使用して達成することができる。従来、RBS法は、自発的なブ
リュアン散乱に伴うドップラー周波数の拡大における百分の一折り畳み減少(on
e-hundred fold reduction)を達成する。この自発的なブリュアン散乱は、比較
的低いレベルの明るさで、幅広く伝播し消え去っていくフォノンに対応する非等
方揺らぎを光子に自発的に生成させる。比較的高いレベルの明るさでは、強化ブ
リュアン散乱が発生する。この散乱では、フォノンの指向性は遥かに規則的とな
り、これによって、自発的なブリュアン散乱に対する大きさの1次のオーダーで
、「フォノン運動」を通して生成されるドップラー周波数の拡大を減少させる。
【0066】 SBSは、光学波面フロントの歪みを除去するように歪められたOPCミラー
を作るため光学波ガイドチューブ内に閉じ込められたガスを用いてきており、従
来のミラーとは異なり、当たった光を、それが反射する前に取った経路を後戻り
させる。チタン酸鉛などの他の光屈折材料が、SBSにより必要とされるよりも
低い輝度でゆっくりと成形した修正ミラーを生成するように作られる。これは、
縮退4波混合(DFWM)と呼ばれるプロセスによって達成される。このプロセ
スの縮退2波混合(DTWM)が、ファラオに適用可能な非線形光学処理の文脈
で言及されたことに着目されたい。
【0067】 RBSは、非常に高い光学輝度レベルを使用することができる。この輝度レベ
ルは、フォノンが非常に集中した光によって直接生成されるようにOPCを使用
して大気の光学異常を通してもたらすことができる。AOMと組み合わせて使用
するとき、RBSプロセスは、非線形音響的に生成されたフォノンから散乱され
た自生レーザー光に対するFWDMアプローチを用いる。これらの2つのプロセ
スの結合は、ミラー反射損失を減少させるため役立つ仕方で光学RI不連続性を
鋭くするように意図されている。他には通常の衝撃波フロントの厚さがこの損失
に伴い、RBS強化が無い場合には、光学波長に対して十分に小さな部分とはな
らないであろう。周期的に形成される非線形音波によるブラッグ散乱と結合した
とき、RBSで強化したAOMは、効率的な「スカイフック(sky hook)」ミラ
ーを提供し、これによって、後方戻り反射器が飛行機の翼間隔の胴体寸法の制約
以内に収められるような飛行中の応用のためのRI結合を制限するための必要性
に取って替わる。
【0068】 電磁エネルギーが、大気の危険な状態により生成された音波に応答して光学波
の代わりに自由な若しくは波ガイドされた無線波のいずれかで伝播する、音響電
磁場アプローチを用いる別の可能性があり得る。例えば、上記AOMで説明され
たようにブラッグ散乱されると共に合焦された非線形音波の組を用いるが、光学
波の代わりに無線波を用いる、拡大無線音波サウンドシステム(ERASS)と
して同定されるシステムを、飛行中の大気の危険状態により生成される進行音波
を調べるため使用してもよい。
【0069】 更なる実施形態は、ブラッグ散乱を通した音場を調べるため、共軸ケーブルを
使用して波ガイド無線波を使用する工程を含んでもよい。
【0070】 本発明は、本発明の精神即ち本質的な特徴から逸脱することなく他の特定の形
態で具体化することができる。従って、本実施形態は、実例をあらゆる観点から
考慮するべきであり、この例にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲は、
前述した説明によってではなく請求の範囲によって画定される。従って、請求の
範囲の均等物の意味及び範囲内に含まれる全ての変更が、請求の範囲に含まれる
ことが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遠距離における大気中の悪天候状態によって生成された音波を検出するため飛
行中の飛行機に取り付けられた本発明のレーザーシステムの概略図である。簡単
化された同様のシステムを地上にも取り付けることができる。
【図2】 大気中の連係するプローブ体積に作用して遠距離の悪天候状態により生成され
た音波から発生した該プローブ体積内の粒子運動を検出する光ビームのアンテナ
を利用した、図1に示した本発明のシステムの概略平面図である。
【図3】 各々のプローブ体積に伴い且つ図2のアンテナの一部分を形成する光学/電気
成分を概略示すブロック図である。
【図4】 危険な気象及び飛行跡の状態により生成された音波によって引き起こされた光
ビームの屈折率の変化を測定する本発明のレーザーシステムの地上をベースにし
た実施形態の概略図である。
【図5】 図4のライン5−5に沿って取られた図である。
【図6】 光ビームの屈折率の変化に応答する地上ベースのシステムの第2実施形態であ
る。
【図7】 図6のライン7−7に沿って取られた図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月10日(2001.1.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AU,BA,BB,BR,BY,CA,CN, CU,CZ,EE,GE,HR,HU,ID,IL,J P,KP,KR,LC,LK,LR,LT,LV,MG ,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,SG, SI,SK,SL,TR,TT,UA,UZ,VN,Y U Fターム(参考) 2G059 BB02 EE02 EE09 GG01 GG08 HH01 JJ11 JJ17 JJ22 JJ23 JJ25 JJ30 KK04 KK08 MM01 MM03 NN01 NN02 NN04 PP04 2G064 AB24 BC06 BC12 BC14 BC15 BC21 BC32 BC33 CC02 CC34 CC35 CC41 CC47 DD08 5J070 AE12 AF06 5J084 AB12 AD01 BA03 BA34 BB14 BB21 BB31 CA03

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛行中の飛行機に危険をもたらし、大気中に音波を生成する
    大気の悪天候状態を検出する方法であって、 光ビームを生成するレーザー装置を用意し、 前記音波に応答して運動する光反射物を含んだ大気のプローブ体積領域に前記
    光ビームを向け、 前記光反射物から反射された光を収集し、 収集された前記光から前記音波及び大気の悪天候状態を示す出力情報を生成す
    る、各工程を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記悪天候状態は、前記プローブ体積領域から距離を隔てた
    前記大気の領域内に存在する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記反射光は、前記プローブ体積領域内の光反射物の個々の
    粒子のランダム運動を検知する多重チャンネルのレシーバーによって収集される
    、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記レーザー装置は、前記飛行機の前部に取り付けられ、前
    記プローブ体積領域は、飛行経路に沿った該飛行機の前方に存在する、請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記レーザー装置は、飛行機用の滑走路に隣接して取り付け
    られている、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 飛行中の飛行機に危険をもたらし、大気中に音波を生成する
    大気の悪天候状態を検出する方法であって、 複数の光ビームを生成し、 前記音波に応答して運動する光反射物を含んだ大気の夫々対応するプローブ体
    積領域に各々の前記光ビームを向け、 各々のプローブ体積領域の前記光反射物から反射された光を収集し、 各々のプローブ体積領域から収集された前記光による信号を生成し、 前記音波及び大気の悪天候状態の特徴及び位置を示す出力情報を生成するため
    前記信号を結合する、各工程を含む方法。
  7. 【請求項7】 前記悪天候状態は、前記プローブ体積領域から距離を隔てた
    大気の領域に存在する、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 各々のプローブ体積領域からの反射光は、該プローブ体積領
    域内にある光反射物の個々の粒子のランダム運動を検知する多重チャンネルレシ
    ーバーによって収集される、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記光ビームは、前記飛行機の前部に取り付けられたレーザ
    ービームによって生成され、前記プローブ体積領域は、前記飛行機の飛行経路に
    沿ったその前方に配置される、請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記プローブ体積領域は、3次元のほぼ円錐切形の形状に
    配列され、仮想的マイクロフォンとして作用する、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 大気中に音波を生成する、飛行中の飛行機に危険である大
    気の状態を検出する方法であって、 光ビームを生成するレーザー装置を用意し、 前記ビームを前記大気に向け、 前記危険な状態の指標として、前記ビームへの前記音波の影響を測定する、各
    工程を含む方法。
  12. 【請求項12】 前記レーザー装置は、飛行機の前部に取り付けられている
    、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記レーザー装置は、飛行機用の滑走路に隣接して取り付
    けられている、請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 水平及び垂直に間隔を隔てられた複数の光ビームが、前記
    滑走路に交差して向けられ、光検出器に戻るように反射され、前記ビームの屈折
    率の変化を前記危険な状態の指標として測定する、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ビームの部分が、前記滑走路を交差して選択された距
    離のところに配置された光検出器に戻るように反射される、請求項14に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 前記ビームが前記滑走路に交差して向けられ、光検出器に
    戻るように反射された複数の戻りビームを提供するため前記滑走路に交差して横
    向きに間隔を隔てた複数の位置の各々で前記ビームの一部分を反射し、前記ビー
    ムの屈折率の変化を前記危険な状態の指標として測定する、請求項13に記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 前記戻りビームは、互いに干渉しないよう互いから角度を
    隔てて周辺に沿って配置される、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ビームは、飛行機上で第1の位置から第2の位置まで
    延び、光検出器に戻る複数の戻りビームを提供するため前記第1及び第2の位置
    の間に横向きに隔てられた複数の位置の各々で前記ビームの一部分を反射し、前
    記ビームの屈折率の変化を前記危険な状態の指標として測定する、請求項11に
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記戻りビームは、互いに干渉しないよう互いから角度を
    隔てて周辺に沿って配置される、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 大気中に音波を生成する、飛行中の飛行機に危険である大
    気の状態を検出する方法であって、 前記音波を検出可能な装置を用意し、 前記装置上の前記音波の効果を前記危険な状態の指標として測定する、各工程
    を含む方法。
  21. 【請求項21】 前記装置は、飛行機の前部に取り付けられている、請求項
    20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記装置は、飛行機用の滑走路に隣接して取り付けられて
    いる、請求項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 大気中に音波を生成する、飛行中の飛行機に危険である大
    気の状態を検出する装置であって、 前記音波を検出可能な装置と、 前記装置上の前記音波の効果を前記危険な状態の指標として測定するための手
    段と、を含む装置。
  24. 【請求項24】 前記装置は、飛行機に取り付けられている、請求項23に
    記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記装置は、飛行機用の滑走路に隣接して取り付けられて
    いる、請求項23に記載の装置。
  26. 【請求項26】 大気中に音波を生成する、飛行中の飛行機に危険である大
    気の状態を検出する装置であって、 光ビームを生成するレーザー手段と、 前記ビームを前記大気に向ける手段と、 前記危険な状態の指標として、前記ビームへの前記音波の影響を測定するため
    の手段と、を含む装置。
  27. 【請求項27】 前記レーザー手段は、飛行機に取り付けられている、請求
    項26に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記レーザー手段は、飛行機用の滑走路に隣接して取り付
    けられている、請求項26に記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記レーザー手段は、前記滑走路を交差するよう向けられ
    た水平及び垂直に間隔を隔てられた複数の光ビームを生成し、前記ビームを光検
    出器に戻すように反射する手段と、前記ビームの屈折率の変化を前記危険な状態
    の指標として測定するための手段と、を更に含む、請求項28に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記ビームの一部分を前記滑走路に交差して選択された距
    離に配置された光検出器に戻るように反射するための手段を含む、請求項29に
    記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記ビームを前記滑走路に交差して向けるための手段と、
    光検出器に戻るように反射された複数の戻りビームを提供するため前記滑走路に
    交差して横向きに間隔を隔てた複数の位置の各々で前記ビームの一部分を反射す
    るための手段と、前記ビームの屈折率の変化を前記危険な状態の指標として測定
    するための手段と、を更に含む、請求項28に記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記戻りビームを互いに干渉しないよう互いから間隔を隔
    てて周辺に沿って配置するための手段を更に含む、請求項31に記載の装置。
  33. 【請求項33】 飛行中の飛行機に危険をもたらし、大気中に音波を生成す
    る大気の悪天候状態を検出する装置であって、 光ビームを生成するレーザー手段と、 前記音波に応答して運動する光反射物を含んだ大気のプローブ体積領域に前記
    光ビームを向けるための手段と、 前記光反射物から反射された光を収集するための手段と、 収集された前記光から前記音波及び大気の悪天候状態を示す出力情報を生成す
    るための手段と、を含む装置。
  34. 【請求項34】 前記悪天候状態は、前記プローブ体積領域から距離を隔て
    た前記大気の領域内に存在する、請求項33に記載の装置。
  35. 【請求項35】 前記光を収集するための手段は、前記プローブ体積領域内
    の光反射物の個々の粒子のランダム運動を検知する多重チャンネルのレシーバー
    を備える、請求項33に記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記レーザー手段は、前記飛行機の前部に取り付けられ、
    前記プローブ体積領域は、飛行経路に沿った該飛行機の前方に存在する、請求項
    33に記載の装置。
  37. 【請求項37】 前記レーザー手段を飛行機用の滑走路に隣接して取り付け
    るための手段を更に含む、請求項33に記載の装置。
JP2000517577A 1997-10-21 1998-09-04 大気の天候状態を検出する方法 Pending JP2001521161A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/955,282 1997-10-21
US08/955,282 US6034760A (en) 1997-10-21 1997-10-21 Method of detecting weather conditions in the atmosphere
PCT/US1998/018589 WO1999021394A1 (en) 1997-10-21 1998-09-04 Method of detecting atmospheric weather conditions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001521161A true JP2001521161A (ja) 2001-11-06

Family

ID=25496613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000517577A Pending JP2001521161A (ja) 1997-10-21 1998-09-04 大気の天候状態を検出する方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US6034760A (ja)
EP (1) EP1040726A4 (ja)
JP (1) JP2001521161A (ja)
KR (1) KR100566349B1 (ja)
CN (1) CN1135901C (ja)
AU (1) AU753006B2 (ja)
CA (1) CA2308203C (ja)
IL (1) IL135735A (ja)
NO (1) NO321926B1 (ja)
NZ (1) NZ504575A (ja)
TR (1) TR200001100T2 (ja)
WO (1) WO1999021394A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002048866A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Mitsubishi Electric Corp 乱気流検出装置及び乱気流検出方法
JP2002286840A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Mitsubishi Electric Corp 後方乱気流検出装置および後方乱気流検出方法
JP2007232695A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Japan Aerospace Exploration Agency 乱気流の検知方法
JP2018100084A (ja) * 2016-12-21 2018-06-28 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッドHoneywell International Inc. 失速状態を検出するための装置および方法
JP2021515904A (ja) * 2018-09-21 2021-06-24 南京牧▲レー▼激光科技有限公司Nanjing Movelaser Technology Co.,Ltd. パルス干渉ドップラー風計測レーザーレーダー及び風計測方法
JP2022530881A (ja) * 2019-04-26 2022-07-04 モウロ ラブス、エス.エル. ライダーシステムにおける複数の開口部からのコヒーレント検出を管理する装置および方法

Families Citing this family (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2321808B (en) * 1997-01-24 1999-03-17 Plessey Telecomm Single sideband modulators
US6590661B1 (en) * 1999-01-20 2003-07-08 J. Mitchell Shnier Optical methods for selectively sensing remote vocal sound waves
US6535158B2 (en) 2000-03-15 2003-03-18 Utah State University Research Foundation Kinematic analysis of conically scanned environmental properties
US7148815B2 (en) * 2000-12-22 2006-12-12 Byron Scott Derringer Apparatus and method for detecting objects located on an airport runway
AU2002248393A1 (en) * 2001-01-30 2002-08-12 University Of South Florida Open-path laser/optical communication systems and methods utilizing wavelengths between atmospheric and gaseous absorption lines
US6646725B1 (en) 2001-07-11 2003-11-11 Iowa Research Foundation Multiple beam lidar system for wind measurement
US20030206182A1 (en) * 2001-07-20 2003-11-06 Weather Central, Inc. Wisconsin Corporation Synchronized graphical information and time-lapse photography for weather presentations and the like
US6856396B2 (en) 2001-10-10 2005-02-15 Swan International Services Pty Wind shear detection system
US7106447B2 (en) * 2002-03-01 2006-09-12 Michigan Aerospace Corporation Molecular optical air data systems (MOADS)
US7495774B2 (en) * 2002-03-01 2009-02-24 Michigan Aerospace Corporation Optical air data system
US6870607B1 (en) 2002-03-05 2005-03-22 Joram Hopenfeld Method and apparatus for analyzing information from sensors provided over multiple optical waveguides
GB0209053D0 (en) * 2002-04-22 2002-12-18 Bae Systems Plc Method and apparatus for laser vibrometry
US6828923B2 (en) * 2002-11-22 2004-12-07 The Boeing Company Airborne microwave/infrared wind shear and clear air turbulence detector
US20040174770A1 (en) * 2002-11-27 2004-09-09 Rees Frank L. Gauss-Rees parametric ultrawideband system
US7359438B2 (en) * 2002-11-27 2008-04-15 Clifton Labs, Inc. Optical communications imager
EP1640747B1 (en) * 2003-05-30 2012-09-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Coherent laser radar
US8902100B1 (en) 2008-03-07 2014-12-02 Rockwell Collins, Inc. System and method for turbulence detection
WO2005045359A2 (en) * 2003-09-17 2005-05-19 Aeroflex Incorporated Atmospheric turbulence hazard detector
FR2860300B1 (fr) * 2003-09-25 2006-01-27 Formulaction Procede et dispositif d'analyse du mouvement dans un milieu diffusant.
US7773070B2 (en) * 2004-05-21 2010-08-10 Cypress Semiconductor Corporation Optical positioning device using telecentric imaging
US20050258346A1 (en) * 2004-05-21 2005-11-24 Silicon Light Machines Corporation Optical positioning device resistant to speckle fading
US7126586B2 (en) * 2004-09-17 2006-10-24 Microsoft Corporation Data input devices and methods for detecting movement of a tracking surface by detecting laser doppler self-mixing effects of a frequency modulated laser light beam
EP1693668A1 (de) * 2005-01-27 2006-08-23 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Einrichtung zum Ermitteln von Defekten an einem Bauelement einer Turbine
US7417578B1 (en) * 2005-03-08 2008-08-26 Rockwell Collins, Inc. Removal of spurious aircraft detections on weather radar
US7251196B1 (en) 2005-05-31 2007-07-31 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Passive optical detection of underwater sound
US7561813B2 (en) * 2005-06-09 2009-07-14 Northrop Grumman Corporation Wide field of view heterodyne receiver
FR2891802B1 (fr) * 2005-10-11 2009-03-13 Airbus France Sas Procede et dispositif pour attenuer sur un aeronef les effets d'une turbulence verticale
US7737948B2 (en) * 2005-12-20 2010-06-15 Cypress Semiconductor Corporation Speckle navigation system
US7728816B2 (en) * 2006-07-10 2010-06-01 Cypress Semiconductor Corporation Optical navigation sensor with variable tracking resolution
US7686253B2 (en) * 2006-08-10 2010-03-30 The Boeing Company Systems and methods for tracing aircraft vortices
US7551519B2 (en) * 2006-12-21 2009-06-23 Dan Slater Passive long range acoustic sensor
US7869038B2 (en) * 2007-08-15 2011-01-11 Malvern Instruments, Ltd. Broad-range spectrometer
FR2921635B1 (fr) * 2007-09-27 2010-06-04 Eurocopter France Procede et dispositif de detection et de signalisation de l'approche du domaine de vortex par un giravion
US9864055B1 (en) 2014-03-12 2018-01-09 Rockwell Collins, Inc. Weather radar system and method for detecting a high altitude crystal cloud condition
US9244166B1 (en) 2008-03-07 2016-01-26 Rockwell Collins, Inc. System and method for ice detection
US9846230B1 (en) 2013-03-15 2017-12-19 Rockwell Collins, Inc. System and method for ice detection
US9057773B1 (en) 2012-12-06 2015-06-16 Rockwell Collins, Inc. Weather information display system and method
US9244157B1 (en) 2008-03-07 2016-01-26 Rockwell Collins, Inc. Weather radar threat depiction system and method
US9244167B1 (en) 2008-03-07 2016-01-26 Rockwell Collins, Inc. Long range weather information display system and method
US8541727B1 (en) 2008-09-30 2013-09-24 Cypress Semiconductor Corporation Signal monitoring and control system for an optical navigation sensor
FR2942043B1 (fr) * 2009-02-06 2011-02-11 Thales Sa Systeme et procede de detection et de determination d'anomalies atmospheriques a distance.
US8711096B1 (en) 2009-03-27 2014-04-29 Cypress Semiconductor Corporation Dual protocol input device
FR2948463B1 (fr) * 2009-07-22 2011-10-07 Airbus Operations Sas Lidar embarque bi-mode
US9223020B1 (en) 2010-09-28 2015-12-29 Rockwell Collins, Inc. System and method for weather detection using more than one source of radar data
CN101976078A (zh) * 2010-09-29 2011-02-16 清华大学 基于激光指引的无人直升机自动着陆方法
CN102288578B (zh) * 2011-07-26 2013-02-13 中国科学院安徽光学精密机械研究所 一种透射式光纤湍流传感器
US9823347B1 (en) 2014-03-12 2017-11-21 Rockwell Collins, Inc. Weather radar system and method for high altitude crystal warning interface
US9019146B1 (en) 2011-09-27 2015-04-28 Rockwell Collins, Inc. Aviation display depiction of weather threats
US9733120B2 (en) 2013-08-12 2017-08-15 Halliburton Energy Services, Inc. Systems and methods for spread spectrum distributed acoustic sensor monitoring
US9535158B1 (en) 2013-11-21 2017-01-03 Rockwell Collins, Inc. Weather radar system and method with fusion of multiple weather information sources
US9599707B1 (en) 2014-01-23 2017-03-21 Rockwell Collins, Inc. Weather radar system and method with path attenuation shadowing
US9810770B1 (en) 2014-07-03 2017-11-07 Rockwell Collins, Inc. Efficient retrieval of aviation data and weather over low bandwidth links
US9709671B1 (en) * 2014-08-19 2017-07-18 Dan Slater Electrosound camera
WO2016033192A1 (en) 2014-08-28 2016-03-03 Adelos, Inc. Noise management for optical time delay interferometry
US9869766B1 (en) 2015-01-28 2018-01-16 Rockwell Collins, Inc. Enhancement of airborne weather radar performance using external weather data
US10222253B2 (en) * 2015-07-14 2019-03-05 Lawrence Livermore National Security, Llc UV laser based stand-off acoustic sensor
US10809375B1 (en) 2015-09-14 2020-10-20 Rockwell Collins, Inc. Radar system and method for detecting hazards associated with particles or bodies
US10302815B1 (en) 2015-10-01 2019-05-28 Rockwell Collins, Inc. System and method of integrating global convective weather
RU2617459C1 (ru) * 2015-10-26 2017-04-25 Акционерное общество "Научно-производственное объединение "Государственный институт прикладной оптики" (АО "НПО ГИПО") Многоканальная оптико-локационная система
CN105606195B (zh) * 2016-01-20 2018-08-14 上海交通大学 基于带透镜光纤阵列的沙粒超低频振动传感器
US9906870B2 (en) * 2016-02-15 2018-02-27 Aalap Rajendra SHAH Apparatuses and methods for sound recording, manipulation, distribution and pressure wave creation through energy transfer between photons and media particles
US10494108B1 (en) 2016-05-17 2019-12-03 Rockwell Collins, Inc. System and method for providing icing condition warnings
US10802107B2 (en) * 2017-01-23 2020-10-13 United States Of America As Represented By The Administrator Of Nasa Adaptive algorithm and software for recognition of ground-based, airborne, underground, and underwater low frequency events
CN107957595A (zh) * 2017-12-06 2018-04-24 郝明学 高空强气流远程探测仪
KR102457542B1 (ko) * 2017-12-15 2022-10-21 한국전자통신연구원 덕트 간섭 현상을 분석하기 위한 덕트 측정 드론
WO2021194599A2 (en) * 2019-12-31 2021-09-30 Zipline International Inc. Acoustic probe array for aircraft
CN111338366B (zh) * 2020-02-26 2024-06-11 酷黑科技(北京)有限公司 一种飞行路线的确定方法及飞行辅助系统
TWI786697B (zh) * 2021-06-24 2022-12-11 國立中央大學 應用在種類與含量區分之氣膠光學厚度頻譜微分方法
CN113835221B (zh) * 2021-10-11 2022-07-08 东北大学 一种多反离轴光学系统初始结构一体化建模方法

Family Cites Families (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3540829A (en) * 1968-09-09 1970-11-17 Bell Telephone Labor Inc Laser detection of clear air turbulence
US3665467A (en) * 1969-11-19 1972-05-23 Nasa Clear air turbulence detector
US3738750A (en) * 1970-12-10 1973-06-12 Us Air Force Doppler shift laser velocimeter data processor
US3693015A (en) * 1971-01-08 1972-09-19 Buford H Funk Jr System for monitoring air vortices comprising plural schlieren detectors with output signals added and rms value of sum produced for indication of turbulance
US3723004A (en) * 1971-05-18 1973-03-27 Us Air Force Laser velocimeter employing dual scatter detection
US3825341A (en) * 1971-06-11 1974-07-23 Tokyo Shibaura Electric Co Doppler radar using laser
US3800906A (en) * 1972-08-22 1974-04-02 Us Navy Laser heterodyne acoustic sensor
US5504719A (en) * 1974-09-19 1996-04-02 Martin Marietta Corporation Laser hydrophone and virtual array of laser hydrophones
US3968362A (en) * 1975-08-11 1976-07-06 Honeywell Inc. Optical system for laser doppler homodyne detection
US3984685A (en) * 1975-12-03 1976-10-05 Nasa Wind measurement system
US4167329A (en) * 1977-12-12 1979-09-11 Raytheon Company Focussed doppler radar
US4168906A (en) * 1978-04-19 1979-09-25 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Commerce Differential Doppler velocity sensor
US4195931A (en) * 1978-05-18 1980-04-01 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Clear air turbulence detector
US4303862A (en) * 1979-07-18 1981-12-01 Geiger Allen R Clear air turbulence detector
US4359640A (en) * 1979-07-18 1982-11-16 Aero-Geophysical, Inc. Clear air turbulence detection
JPS56168563A (en) * 1980-05-30 1981-12-24 Radio Res Lab Method and apparatus for remotely measuring wind direction and velocisy using both electric and sound wave
US4397549A (en) * 1981-03-27 1983-08-09 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Method for removal of LIDAR background backscattering by subtraction of multiple-delayed return signal
US4506979A (en) * 1981-12-08 1985-03-26 Lockheed Corporation Compact radiation fringe velocimeter for measuring in three dimensions
US4483614A (en) * 1981-12-08 1984-11-20 Lockheed Corporation Optical air data measurement system
DE3322898A1 (de) * 1982-07-02 1984-01-05 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland, London Einrichtung zum feststellen von windscherungen
US4465372A (en) * 1982-09-23 1984-08-14 The Unied States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Turbulence measurement interferometer apparatus
US4589070A (en) * 1982-10-25 1986-05-13 R & D Associates Airborne wind shear response system
US4932997A (en) * 1984-04-11 1990-06-12 Ciba-Geigy Corporation N-heterocyclosulfonyl-N'-pyrimidinylureas and N-heterocyclosulfonyl-N'-triazinylureas
US4630051A (en) * 1985-03-01 1986-12-16 Holodyne Ltd., 1986 Imaging doppler interferometer
US4779222A (en) * 1985-04-22 1988-10-18 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Laser Doppler Velocimeter multiplexer interface for simultaneous measured events
DE3518800A1 (de) * 1985-05-24 1986-11-27 Deutsch-Französisches Forschungsinstitut Saint-Louis, Saint-Louis Verfahren zur gleichzeitigen messung dreier geschwindigkeitskomponenten mit methoden der laser-doppler-anemometrie
DE3520214C1 (de) * 1985-06-05 1986-07-10 Deutsche Forschungs- und Versuchsanstalt für Luft- und Raumfahrt e.V., 5300 Bonn Messeinrichtung zur Bestimmung der Windrichtung und Windgeschwindigkeit in der Atmosphaere
US4652122A (en) * 1985-06-26 1987-03-24 United Technologies Corporation Gust detection system
US4715707A (en) * 1986-04-03 1987-12-29 Mcdonnell Douglas Corporation Laser doppler velocimeter with laser backscatter discriminator
US4996473A (en) * 1986-08-18 1991-02-26 Airborne Research Associates, Inc. Microburst/windshear warning system
US4893923A (en) * 1986-10-06 1990-01-16 Laser Science, Inc. Doppler laser radar system
DE3815474A1 (de) * 1988-05-06 1989-11-16 Deutsche Forsch Luft Raumfahrt Verfahren und vorrichtung zur messung der stroemungsgeschwindigkeit, insbesondere in einem windkanal
US5216478A (en) * 1989-03-31 1993-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Doppler velocity meter
FR2648915B1 (fr) * 1989-06-26 1991-09-27 Centre Nat Rech Scient Dispositif de mesure de la vitesse du vent a moyenne altitude
FR2663752B1 (fr) * 1990-06-25 1993-01-22 Seso Dispositif de mesure de parametres meteorologiques.
US5523759A (en) * 1992-04-14 1996-06-04 Honeywell Inc. In flight doppler weather radar wind shear detection system
US5221927A (en) * 1992-05-20 1993-06-22 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Commerce Lidar-acoustic sounding of the atmosphere
FI94559C (fi) * 1992-07-30 1995-09-25 Vaisala Oy Menetelmä ja laitteisto ilmakehän näkyvyyden ja valosironnan mittaamiseksi, jossa laitteistossa lähetykselle ja vastaanotolle käytetään yhteistä optiikkaa
US5394238A (en) * 1992-11-09 1995-02-28 Honeywell Inc. Look-ahead windshear detector by filtered Rayleigh and/or aerosol scattered light
US5469169A (en) * 1993-11-30 1995-11-21 University Corporation For Atmospheric Research Receiver for bistatic doppler radar network
JP3279116B2 (ja) * 1994-03-22 2002-04-30 株式会社豊田中央研究所 レーザドップラ流速計
US5379270A (en) * 1994-03-25 1995-01-03 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Acoustic-optic sound velocity profiler

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002048866A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Mitsubishi Electric Corp 乱気流検出装置及び乱気流検出方法
JP2002286840A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Mitsubishi Electric Corp 後方乱気流検出装置および後方乱気流検出方法
JP2007232695A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Japan Aerospace Exploration Agency 乱気流の検知方法
JP2018100084A (ja) * 2016-12-21 2018-06-28 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッドHoneywell International Inc. 失速状態を検出するための装置および方法
JP7253321B2 (ja) 2016-12-21 2023-04-06 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 失速状態を検出するための装置および方法
JP2021515904A (ja) * 2018-09-21 2021-06-24 南京牧▲レー▼激光科技有限公司Nanjing Movelaser Technology Co.,Ltd. パルス干渉ドップラー風計測レーザーレーダー及び風計測方法
JP7029620B2 (ja) 2018-09-21 2022-03-04 南京牧▲レー▼激光科技有限公司 パルス干渉ドップラー風計測レーザーレーダー及び風計測方法
JP2022530881A (ja) * 2019-04-26 2022-07-04 モウロ ラブス、エス.エル. ライダーシステムにおける複数の開口部からのコヒーレント検出を管理する装置および方法
JP7451867B2 (ja) 2019-04-26 2024-03-19 モウロ ラブス、エス.エル. ライダーシステムにおける複数の開口部からのコヒーレント検出を管理する装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2308203A1 (en) 1999-04-29
TR200001100T2 (tr) 2004-10-21
KR20010031349A (ko) 2001-04-16
NO20001994L (no) 2000-05-31
KR100566349B1 (ko) 2006-03-31
CA2308203C (en) 2001-10-23
NZ504575A (en) 2002-10-25
CN1135901C (zh) 2004-01-21
IL135735A (en) 2004-06-01
EP1040726A1 (en) 2000-10-04
IL135735A0 (en) 2001-05-20
US6034760A (en) 2000-03-07
WO1999021394A1 (en) 1999-04-29
AU753006B2 (en) 2002-10-03
CN1279878A (zh) 2001-01-10
EP1040726A4 (en) 2003-07-09
NO321926B1 (no) 2006-07-24
NO20001994D0 (no) 2000-04-17
AU1060699A (en) 1999-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100566349B1 (ko) 대기의 기상 상태 탐지 방법
US4902126A (en) Wire obstacle avoidance system for helicopters
US7307701B2 (en) Method and apparatus for detecting a moving projectile
US7688348B2 (en) Lidar with streak-tube imaging, including hazard detection in marine applications; related optics
EP1595162B1 (en) Laser gated camera imaging system and method
US5317383A (en) Array retroreflector apparatus for remote seismic sensing
US5321489A (en) Method for the avoidance of collisions between aircraft and onboard optical set designed for its implementation
Hommes et al. Detection of acoustic, electro-optical and RADAR signatures of small unmanned aerial vehicles
US5231480A (en) Airborne imaging lidar system employing towed receiver or transmitter
US5343284A (en) Imaging lidar system employing bistatic operation
Kock Radar, sonar, and holography: an introduction
US7057199B2 (en) Apparatus and method for the measurement of water depth using a controlled receiver
US3671927A (en) Aircraft vortex detection system
WO1996037790A1 (en) System for detection and measurement of atmospheric movement
US10082382B2 (en) Phasing an optical interferometer using the radio emission from the target being observed
Jain et al. L band SAR ocean wave observations during MARSEN
Hellemann et al. Recent progress in millimeter-wave sensor system capabilities for enhanced (synthetic) vision
CN106291508A (zh) 一种近红外波段适用相干测风激光雷达中继光学系统
US3129422A (en) Oblique-look reconnaissance system
US4465372A (en) Turbulence measurement interferometer apparatus
US5726743A (en) Laser observation space instrument and a space vehicle including it
Slater Passive long range acousto-optic sensor
RU2798694C1 (ru) Способ и лидарная система для оперативного обнаружения турбулентности в ясном небе с борта воздушного судна
Jelalian et al. Infrared laser radar system
Karlheinz Hellemann Recent Progress in mm-wave-Sensor System Capabilities for Enhanced (Synthetic) Vision

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080418

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080718

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080728

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081215