JP2001520726A - 自由回転卓越トルクナット - Google Patents

自由回転卓越トルクナット

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Abstract

(57)【要約】 ナット10およびボルト30を含み、ナット10がリング区間14およびナット区間12を含み、ナット区間12が主本体部分16および首部分18を有し、首部分18がリング区間14に入るようになっていて、リング区間14が半径方向内側に移動し、したがって首部分18のねじ山がボルト30の噛み合ったねじと圧縮係合し、ボルト30からナット部材10が緩むのに抵抗する卓越トルク構造を提供するねじ留め具32。

Description

【発明の詳細な説明】 自由回転卓越トルクナット発明の概要背景 本発明は卓越トルク機能を有するねじ留め具を含む留め具システムに関する。 ねじ留め具組立体は、航空宇宙および産業構造の多くの用途に使用されている 。このような組立体はねじ付きボルトまたはスタッドと、これに合ったねじ山形 状を有するナット部材とを含む。振動または反復的な荷重の変動を受ける用途で は、このようなねじ留め具組立体は、その保持トルクを失って緩むことが知られ ている。このような動作を防止するため、ねじ留め具組立体は、緩んだり、接合 されるワークピースまたは品物の締付けが失われたりすることに抵抗する卓越ト ルク機能を提供するよう改造されてきた。卓越トルク機能は、噛合うねじ山形状 の一方に歪んだ部分を設けることによって達成することが多く、したがって歪ん だねじ部分と歪んでいないねじ部分とが噛合うと、ナット部材とスタッドまたは ボルトとが、ねじ山の干渉による卓越トルクでさらに互いに保持され、その結果 、トルク解除に抵抗し、したがって振動による緩みに抵抗することになる。 標準的な歪んでいないねじ形状の場合、ナット部材は、ワークピース係合及び ワークピースの初期締め付けか、又は予荷重付加まで、低トルク値でボルトまた はスタッド上に自由回転する。その後、加えたトルクの大きさに対して獲得され た最終締付け荷重は、主に、荷重下の回転部材の係合部分間の固有の摩擦によっ て抵抗を受ける。このことは歪んだ卓越トルクねじ形状を有するねじ留め具には 当てはまらない。歪んだねじ部分が相手のねじ山と噛合うと、ナット部材はもは や自由に回転せず、加えたトルクの大きさに対して、締め付けたワークピースの 締付け荷重が減少する。ねじ形状の歪みは、往々にしてナットの外端または後端 に配置されるが、このことはナット部材のスタッドまたはボルト上での自由回転 機能を制限し、加えられたトルクに対する初期予荷重および最終締付け荷重の大 きさを制限する。また、歪んだねじ山と歪んでいないねじ山との間の噛み合いは 、グリップ範囲にわたって多少グリップに敏感である。すなわち、グリップ範囲 と は1つのサイズの留め具によって互いに固定されるワークピースの全厚さの最大 グリップまたは全厚さから最小グリップまたは全厚さへの変動である。 本発明は、自由に回転して、ワークピースを予め選択した第1トルク規模まで 締め付けることができる独特のナット部材を提供する。第1トルク規模は、ワー クピースに所望の初期予荷重規模を提供するよう選択される。この第1トルク規 模が自由回転ステップで達成された後、半径方向の圧縮力が誘発され、それによ ってナット部材とボルトまたはスタッドとの間で噛み合ったねじ山に摩擦負荷が かかる。トルク、したがって圧縮力は、予め選択した第2トルク規模が達成され るまで増加し、達成されると設置が完了する。その結果、ワークピースが予め選 択された規模の最終締付け荷重で互いに保持され、設置された留め具のナットと ボルトまたはスタッドの噛み合ったねじ山が、高い圧縮荷重で互いに保持された 状態で、締め付けた接合部が生じ、その結果、取外しを阻む高い卓越トルクが提 供され、振動または他の周期的加重による緩みを所望の通りに阻む。 本発明の好ましい形態では、ナット部材は、初期予荷重が脆弱な部分によって 決定され、第1トルク規模が達成されて脆弱部分が破砕した後に圧縮荷重が発生 する一体構造である。 本発明のナット部材の自由回転機能は、複合材料で作成されるワークピースを 使用する用途を含め、航空宇宙用途での使用に望ましい。 本発明の独特なナット部材は、既存のボルトまたはスタッドで利用可能な概ね 標準的なねじ形状を含め、種々のねじ形状で使用することができる。 本発明の独特のナット部材の自由回転機能は、関連した留め具のグリップ範囲 にわたって、ほぼ均一に作動することができる。 独特なナット部材の自由回転機能、およびその結果としての卓越トルク特徴は 、多くの航空宇宙および非航空宇宙用途に望ましい。 したがって、卓越トルクの特徴を有する独特のねじ留め具を提供することが、 本発明の目的である。 噛み合ったねじ山を干渉させたり、それに高い摩擦荷重を与えたりすることな く、予め選択した規模の初期予荷重を提供し、初期予荷重を達成した後、卓越ト ルク特徴を提供するようになっている自由回転ナットを含め、独特のねじ留め具 を提供することが、本発明の別の目的である。 また、航空宇宙用途に使用され、トルク卓越機能がある、またはない留め具は 、最終設置後、軽量の構造で、最小のサイズであることが非常に重要である。 したがって、設置後に卓越トルク機能も提供し、軽量の構造である自由回転ナ ットを含め、独特のねじ留め具を提供することが、本発明のさらに別の目的であ る。 本発明の他の目的、特徴および利点は、以下の説明および添付の請求の範囲を 、添付図面と組み合わせて解釈することによって明白になる。図面の説明 図1は、本発明の機能を実現する一形態のナット部材の側断面図である。 図1Aは、図1のナット部材の円で囲んだ区域1Aの部分を拡大した部分断面 図である。 図2は、概ね矢印2−2の方向に見た図1のナット部材の端面図である。 図3は、留め具組立体でワークピースに初期荷重を与えた後、互いに固定され るよう、ボルトおよびワークピースと組立体関係にある図1および図2のナット 部材を、最大グリップ状態を表すワークピースとともに、ナット部材を断面で示 した側面図である。 図4は、ナット部材とボルトとの留め具組立体を、その留め具組立体の最大グ リップのワークピースの最終設置状態で示す、図3と同様の側面図である。 図5は、図4と同じナット部材とボルト部材との留め具組立体を、その留め具 組立体の最小グリップ状態のワークピースの最終設置状態で示す、図4と同様の 側面図である。 図6は、外端部に脆弱な駆動部分を有する一体ナットの別の形態の側断面図で ある。 図7は、概ね矢印7−7の方向に見た図6のナット部材の端面図である。 図8は、変形した状態で、図3の矢印8−8の方向に見た、図1の一体ナット 部材の変形形態の図2と同様の端面図である。 図9は、ボルトに組み付けた関係で、ナット部材の首部分に半径方向のコンプ ライアンスを増加させる複数の軸方向の溝を設けた図1から図4のナット部材の 変形した形態を示す拡大部分断面図である。図面の実施形態の説明 図面の図1、図1Aおよび図2を参照すると、ナット部材10が図示され、ナ ット部材はナット区間12およびロックリング区間14を含む。ナット区間12 は、主本体部分16と、実質的に減少された断面の小さい首部分18とを含む。 ナット区間12は、首部分18の外端部で脆弱なリブ20によってリング区間1 4の内端部と一体接続される。図1、図1Aおよび図2の実施形態では、主本体 部分16は、周知の、または標準の構造のソケット工具による係合を容易にし、 それによってナット部材10にトルクを与えられるよう、六角形の外表面21を 有する(図2参照)。リング区間14は、概ね円形の断面を有する環状の形状で 、予め選択した直径D1の滑らかな貫通内腔22がある。 図1および図1Aを見ると、首部分18は、一定外径D2の軸方向に概ね直線 の区間24を有する。外径D2はロックリングの内腔22の直径D1より大きい 。これは、以下で述べる目的のために予め選択された干渉を提供する。直線区間 24は面取り半径Rによって主本体部分16に接続される。テーパ区域26は外 部テーパ表面を有し、直線区域24を脆弱リブ20に接続する。 ナット区間12は、主本体部分16を通って延在する貫通ねじ内腔28と、首 部分18とを有する。内腔28のねじ山の谷径D3は、リング区間14の内腔2 2の直径D1より小さい。したがって、相手の雄ねじ部材はクリアランスがある 状態でリング内腔22を通過することができる。内腔28のねじ山の頂は、主本 体部分16の内腔28の一部に直径D4を有し、以下で述べる目的のために首部 分18のねじ形状の半径方向の深さd1を小さくするよう、先端を切って、より 大きい直径D5になっている。 テーパ区間26の先端の外表面は、リング区間14の表面27の内面から脆弱 リブ26まで、軸方向および半径方向内側に延在し、それと同時に、角度を付け た環状表面が内面27からテーパ区間26の端部分へと半径方向内側に延在し、 環状で角度を付けて延在する切欠き29を規定する。以下で分かるように、切欠 き29には、リング区間14の表面27の内面と、主本体部分16のこれに直面 する内表面31とが噛み合っても、面取り半径Rの噛み合いが最小になるか、噛 み合わないような角度を付ける。この方法で、面取り半径Rへの局所的な接触応 力が回避される。それと同時に、リブ20が所望のトルク規模で破断するのを促 進するよう、切欠き29の深さを選択することができる。面取り半径Rのサイズ は、ナット部材10の材料の強度および弾性に応じて変更できることに留意され たい。したがって、ナット部材10がチタン合金などの高力材料で作成され、所 望の弾性を有する場合、面取り半径Rのサイズを小さくすることができ、切欠き 29を基本的に省略することができる。 次に図3および図4を見ると、ナット部材10が、ボルト30に組み付けた関 係で、留め具組立体32を規定するよう図示され、留め具組立体32はワークピ ース46と48を互いに固定する過程にある。ボルト30は、一方端に拡大した 皿頭36、反対側の端部にねじ部分38を備えた細長い胴34を有する。滑らか な胴部分40が、ねじ部分38をボルトの頭36と接続する。ボルト30の胴3 4は、それぞれワークピース46および48の整合された開口または内腔42お よび44を通って延在するようになっている。内腔44は、皿頭36を相手とし て受けるようになっている皿穴部分49を有する。胴のねじ部分38は、ナット 区間12のねじ付き内腔28のねじ山と噛合うようになっているほぼ均一なねじ 形状を有する。図3に示すように、ナット部材10は、適切な工具(図示せず) で六角形の主本体部分16を介して与えられたトルクにより、ねじ部分38にね じ山で固定され、予め選択された初期予荷重または締付け荷重規模で、ワークピ ース46と48を互いに締め付けている。この連結箇所で、ロックリング区間1 4はまだ脆弱リブ20によって首部分18に接続されている。 留め具組立体32の設置時に、ナット部材10は適切な工具または手によって ボルト30に当てられ、最初にナット区間12をボルトの胴34のねじ部分38 にねじ込むことができる。次に、追加のトルクを与え、留め具組立体32を最終 的に設置するため、工具を使用することができる。ナット部材10がワークピー ス46の外表面51と係合した状態で、所望の規模の初期締付け荷重または予荷 重は、所定の第1トルク規模を与えることによって達成される。この時点までナ ット部材10は基本的にボルトの胴34のねじ部分38上を自由に回転する。ト ルクの規模が所定の第2規模まで増加されると、脆弱リブ20が剪断され、首部 分18が軸方向に移動してロックリング区間14の内腔22に入る。首部分18 が軸方向に移動してリングの内腔22に入ると、テーパ区域26の前端が半径方 向内側に押しやられ、ボルト胴のねじ部分38の相手となるねじ山と圧縮状態で 噛合う。加えられるトルクの規模がさらに増加すると、テーパ区域26全体、次 に直線区間24が内腔22に入り、相手となるボルトねじ山と圧縮状態でぴった り噛合う。直線区間24が内腔22に入った後に、最終的な所定のトルク規模が 感知され、その規模の達成時に操作が中断される。本発明の好ましい形態では、 直線区間24はリングの内腔22に完全に入れられ、それぞれロックリング区間 14とナット区間24の対面する表面27と31を図4に示すように噛み合わせ る。対面する表面27と31とが噛合うこのような構造は、所望の規模のトルク が与えられ、したがってワークピース46および48上で所望の規模の最終締付 け荷重が達成されたか素早く目視検査し、検証する手段を提供する。これは、噛 み合ったねじ山間のロックが完成し、最大になっていることも保証する。首部分 18の螺旋ねじ山が少なくとも2つのねじ山ピッチに延在することが望ましいこ とも考えられる。 ナット区間12は、ボルト30より多少硬度の低い材料で作成することができ る。したがって、首部分18のねじ山は、首部分18が軸方向に移動されてリン グ内腔22に入ると、圧縮噛み合いに応答してボルト30の胴のねじ部分38に ある相手となるねじ山の形状へと、わずかに変形することができる。それと同時 に、ボルト30の胴部分38の噛み合ったねじ山はほぼ歪まない状態のままであ る。 航空宇宙用途では、接合されるワークピースの間にシーラントを使用して、流 体が通らない接合部を設けることが普通である。このような場合、脆弱リブ20 の破断荷重は、ワークピース46、48を十分な予荷重で引き合わせることがで き、リブ20が破断せずに、その間に配置された余分なシーラントを絞り出すの に十分な規模になるよう、選択することができる。この点で、最初に、ワークピ ース46、48を引き合わせて係合させ、その間の余分なシーラントを排出し、 予め選択した期間だけ接合部を定着させるのに十分な規模の締付け荷重を加え、 次に戻し、ナット区間12を通してナット部材10に追加のトルクを加え、最終 締付け荷重を達成するのが普通の手順である。この場合、リブ20は第1ステッ プ中に無傷のままで、したがって破断しないよう構成することができる。第2ス テップでは、所与の時間をかけて接合部が固まった後、ナット区間12に再度ト ルクを加える。リブ21は、第1ステップで加えた規模より大きい規模のトルク 荷重で破断し、さらに増加した規模の追加トルクが加えられると、首部分18が 移動してリング内腔22に完全に入り、設置が完了する。言うまでもなく、設置 は上述したような2ステップではなく、シーラントの有無にかかわらず1ステッ プでも実行できることを理解されたい。また、リブ20は、この第1締付けステ ップ中に破断し、破断の発生でシーラントが絞り出され、作業者にその時点で追 加トルクを加えるのを停止するよう指示または信号を提供するよう構築できるこ とも理解されたい。このようなシーラントは、通常は、二酸化マンガンの分散ク ラスのシーラントであるCourtaulds AerospaceのPR17 76b2などの、ペースト状の材料である。 ナット部材10とボルト30間のトルク印加を容易にするため、胴34の外端 に、設置用工具(図示せず)の同様形状のロッドを受けることができる六角形ま たは他の不規則な形状の内腔50を設けることができる。ロッドは回転により固 定され、したがって工具の六角形のソケット部分のみが回転し、それによってナ ット部材10およびボルト30がワークピースの内腔42、44内でつれ回りす るのを防止する。このようなつれ回りが生じると、内腔42、44などのワーク ピースの内腔に望ましくないかじりが生じることがある。このような工具の詳細 は、当業者の範囲内であり、本発明の一部を構成しないので、単純化のために省 略してある。 図4から分かるように、この時点で、ナット区間12のねじ内腔28のねじ山 はほぼ全部がボルト30のねじ部分38のねじ山と完全に噛み合っている。 前述の通り、首部分18の前端から後方に向かって、ねじ山の少なくとも幾つ かの頂は、先端が切ってある。一つの形態では、ネック部分18の頂は、主本体 部分16を含めナット区間にある残りの全ねじ山の通常の半径方向深さd2に対 して、約半分の半径深さd1まで小さくなっている。これには幾つかの目的があ る。第1に、これは交差ねじ込みを防止しながら、ボルト30の胴のねじ部分3 8との初期ねじ係合を容易にする。第2に、首部分18のテーパ区域26のテー パ状になった厚さと組合された先端を切ったねじ山は、リング区間14の内腔2 2内への首部分18の初期軸方向移動の促進と、余分な摩擦や噛合うボルトねじ 山の永久歪みを生ぜずに、半径方向の圧縮による高い卓越トルクの発展の促進を 助ける。深さd1が頂の通常の半径方向深さd2の約25%から約75%になる ような先端切りや半径方向深さの減少は、このような有利な結果をもたらすと考 えられる。本発明の一つの形態では、半径方向の深さを約50%減少させること が望ましい。頂の半径方向深さを減少させることにより、首部分18はさらによ く適合し、これによって、所望の半径方向圧縮と、留め具の高い卓越トルク特性 の達成を容易にする。さらに、首部分18のねじ山の前端での頂の半径方向深さ の減少、その結果としての適合する構造は、ワークピース46の表面51がナッ ト部材10の軸Xに対して多少角度を有する用途で、ナット部材10の使用を容 易にする。これに対して、主本体部分16を含め、ナット区間12の残りのねじ 山は、通常のねじ深さd2であり、これはボルトのねじ部分38の相手となるね じ山の半径方向深さとほぼ等しい。それと同時に、リング区間14は、十分な肉 厚を有するよう構築され、これによってリング区間14の半径方向の膨張が防止 される。この点で、首部分18の直線区域24に、内表面31に近い後端で、全 半径方向深さd2の先端を切っていない螺旋ねじの少なくとも1つのねじ山ピッ チが設けられる場合もある。(図9参照。) テーパ区域26の半径方向外表面は、脆弱リブ20との接続部で、リング区間 内腔22の直径D1よりわずかに小さい外径D8で始まることが分かる。初期リ ードでの直径D8のわずかな減少は、増加する軸方向荷重に応答するテーパ区域 26のリング内径22内への初期移動を促進し、脆弱リブ20の破断荷重が達成 された後のテーパ区域26の座屈が防止される。テーパ角度Aは、一部は、テー パ区域26の前端とリング内腔22との適切な初期摩擦噛合いを提供し、脆弱リ ブ20の初期分離後に、跳ね返りまたは締付けの喪失を防止するのに十分なよう に選択される。一形態では、テーパ区域26の外表面は中心軸Xに対して約8° の角度Aで先細になり、前端の小径D8から直線区域24の大径D2へと拡張す る。この点に関して、テーパ角度Aは約3°から約13°、好ましくは約6°か ら約10°まで変化できると考えられる。直線区間24は、首部分18の長さL 2の概ね約10%から約75%延在することができる。これはある程度までは、 ナット部材10の材料および全体的サイズによって決定される。 首部分18に直線区域24を設けることも有利と考えられる。この点に関して 、直線区域24とリング内腔22の表面との圧縮噛合は、テーパ区域26のテー パ表面のようなテーパ表面のみがリング内腔22と噛み合った場合よりも、面と 面との摩擦噛合いのより大きい、より均一な領域を提供する。それと同時に、直 線区間24のねじ山の少なくとも一部は、半径方向に完全な深さにするか、テー パ区域26より先端を切る量を少なくすることができ、その結果、ねじ部分38 の噛み合ったねじ山との干渉の規模が大きくなる。(図9参照)。この増加した 表面係合と圧縮荷重はより大きい卓越トルクとなる。さらに、しかし、卓越トル クを保持する圧縮荷重は、一部は直線のほぼテーパのない表面間の係合によって 維持され、これによって保持力がテーパ表面の係合のみから得られる場合に生じ るような振動からの緩みを防止する。この点に関して、直線区域24とリング内 腔22との軸方向に直線の非テーパ表面間の最終係合は、完成した設備のボルト 30からナット部材10が振動で緩むのを阻止する力を向上させる。しかし、直 線区域24の軸方向の長さL1は、設置時、全長にわたって内腔22内に移動さ れるように望ましい長さに維持され、それによって対面する表面27と31が互 いに係合する。 リング内腔22のほぼ直線の表面と係合する直線区域24の設置は、首部分1 8のみにテーパを付けた場合よりも、より予測できる最終締付け荷重の規模を提 供するとも考えられる。これは、部分的に、直線区域24が軸方向に動かされて リング内腔22に入ると、最終締付け荷重が、リング区間14を半径方向に拡張 するために必要なボルト30とナット部材10間の相対的な軸力の規模によって もある程度決定される結果である。 ナット区間12とボルト30との間に追加のロックを提供するため、ボルト胴 34のねじ部分38に軸方向のスロットまたは溝53を設けることができる。( 図3および図4参照)。したがって、首部分18、特に直線区域24がリング内 腔22の十分内側の最終位置に到達すると、材料の一部が変形して溝53に入 り、その結果、ボルト30とナット部材10間に追加の機械的ロック作用が生じ る。スロット53内のロックの有効性は、スロット53に約90°の角を付ける か、胴のねじ部分38のねじ山の螺旋角度に対して直角位相にすると向上すると 思われる。このような軸方向ロックスロット53の使用は任意選択である。とい うのは、スロット53がなくても、高レベルの卓越トルクが達成されるからであ る。 ロックリングの内腔22の直径D1が約.859cm(.338インチ)であ る図1から図4の実施例の一形態では、直線区域24の直径D2が約.876c m(.345インチ)になるよう選択された。その結果、直線区域24と内腔2 2との半径方向の干渉は、半径方向のサイドごとに約.0089cm(.003 5インチ)となる。半径方向のサイドごとに約.0025cm(.001インチ )から約.013cm(.005インチ)の半径方向の干渉があると、噛み合っ たねじ山間に所望の規模の圧縮力が得られ、所望の規模の卓越トルクが達成され ると考えられる。この点に関して、内腔22にわずかなテーパを形成し、冷間鍛 造または冷間すえ込みによるリング区間14の製造を容易にすることができる。 リング区間14には概ね均一な半径方向の肉厚が設けられるので、外表面も同様 に角を付けられる。したがって、内腔22は開放端の大きい方の直径から、首部 分18に近い端部でのわずかに小さい方の直径へと、直径方向にテーパを付され る。上述した実施形態の直径の全体的な変化は約.015cm(.006インチ )となる。これは、直線区域24が内腔22と係合し、さらに最終的な設置状態 で首部分18がその全長にわたって内腔22内に延在しないことを考えると、首 部分18で容易に対応することができる。図4および図5参照。 前述したように、切欠き29には、表面27が面取り半径Rとほとんど、また は全く係合しない状態で、表面27と31とが係合するよう角を付ける。前述し 、7075-T73アルミで作成したナット部材10の形態では、首部分18の 全長L2は約.191cm(.075インチ)であり、面取り半径Rが開始する までの直線区域24の長さL1は約.033cm(.013インチ)であった。 首部分18と本体部分16との接合部の半径Rは、首部分18のフープ圧縮強 度と面取り半径Rの応力集中係数との平衡を取るよう選択される。大きい面取り 半径Rは、内腔22に入るにつれ、首部分18の半径方向の圧縮に抵抗する。こ の点に関して、切欠き29がこの抵抗を最小にするよう作用する。というのは、 大きい面取り半径Rは内腔22に入るにつれ、面取り半径Rの少なくとも一部に クリアランスを提供するからである。面取り半径Rが小さすぎると、特にナット 部材10がアルミなどの比較的低い強度の材料で作成される場合、応力集中が望 ましくないほど高いレベルになることがある。また、このような小さい面取り半 径Rは、その点におけるナット区間12の引張り強度を低下させる。部材10を アルミ7075−T73で作成し、直線区域24の直径D2が上述した通りで、 六角形の平坦部の差し渡し直径寸法D6が約1.110cm(.437インチ) である本発明の一形態では、約.076cm(.030インチ)の半径Rで満足 できることが判明している。表面27の内面に対する切欠き29の外表面の角度 Bは、約20°になるよう選択された。ナット区間12の外表面の平坦部は、リ ング区間14の外表面の直径D7より小さい直径D6だけ、半径方向に間隔があ いている。それと同時に、六角形表面21の対向する隅は、直径D2よりわずか に小さく、概ね直径方向に離隔している。この幾何学的形状は、ナット部材10 の製造を容易にする。 7075−T73アルミで作成したナット部材を有し、−10直径サイズの、 上述したような本発明の形態では、5/16-24UNJF−3bのねじ形を使 用した。ボルト30には、胴のねじ部分38上に相手となるねじ形が設けられた 。 前述したように、ナット部材10を比較的高い強度の材料で作成する場合は、 半径Rのサイズを最小にし、切欠き29を基本的になくすことができる。したが って、ナット部材10がアルミの場合で述べたのと概ね同じサイズで、3A1− 2.5Vチタンで作成されている場合、半径Rを約0.13cm(.005イン チ)と最小にすることができる。それと同時に、切欠き29などの切欠きをなく すことができる。したがって、リブ20の破断荷重は、切欠き29などの切欠き とは無関係に設計要素から決定される。航空宇宙用途では、高力留め具組立体3 2を提供するため、相手となるボルト30は6A1−4Vチタン材料でよい。上 述したように、特にロックスロット53をなくした構造では、相手となるねじ山 に永久歪みが非常に少ない、または永久歪みがない状態で、高い卓越トルク機能 が提供される。したがって、望まれるならば、留め具組立体32は設置後にワー クピース46および48からねじ分離され、外されることができる。このような ねじ分解は、初期分離トルクが多少高いロックスロット53を使用した場合でも 、達成することができる。 留め具組立体32が、妥当なグリップ範囲にわたってワークピース46および 48などのワークピースを固定するのに使用されることが望ましい。留め具組立 体32などの留め具組立体のグリップ範囲は、前述したように、同じ留め具組立 体で互いに固定できるワークピース46および48などのワークピースの最大、 最小全厚さの差として規定される。図3および図4では、この留め具組立体32 にとって最大全厚さまたは最大グリップのワークピース46および48を固定す る留め具組立体32が図示されている。この点で、滑らかな胴部分40は、ボル ト頭36からワークピース46および48の全厚さの残りの全長だけ延在するの に十分な長さであることが分かる。この用途では、ねじ部分38の長さは、図3 で示すようにワークピース46および48の初期締付けでナット区間12のほぼ 全部のねじ山と十分に噛み合い、図4に示すように、最終締付けで全部が噛合う よう最小になる。それと同時に、基本的にどのねじ部分38もワークピースの内 腔42の中にない。 これに対して、図5では、留め具組立体32を、最小全厚さを有するワークピ ースの最終組立状態で示す。したがって、図5の記述では、留め具組立体32の 構成要素は図4と同じ数字で指定し、厚さが異なるワークピースおよび関連の構 成要素は同じ数字で指定し、プライム記号を加える。 したがって、図5ではワークピース46’および48’は、留め具組立体32 のグリップ範囲の最小全厚さである全厚さを有する。この用途では、ボルト30 の滑らかな胴部分40がワークピース46’の外表面51’より先まで延在し、 リング区間14の内腔22に部分的に入る。留め具組立体32が図5に示すよう に完全に設置された状態で、首部分18の最も内側の端部はまだ、ボルト30の 滑らかな胴部分40の隣接する端部からのわずかなクリアランスにある。したが って、リング区間14の軸方向の長さLは、首部分18の長さ、および最大グリ ップでは46、48、最小グリップでは46’、48’などのワークピースのグ リップ範囲に関して選択され、これによって首部分18の最も内側の端部がボル ト30の滑らかな胴部分40の対面する終端との僅かな又は最小のクリアランス 中にある。リング区間14のサイズを維持し、したがってその長さLを最短に維 持するため、長さLは、最小グリップまたは最小全厚さのワークピース46’、 48’で留め具組立体32の最終設置時、首部分の最も内側の端部と、滑らかな 胴部分40のこれに対面する端部とのクリアランスがほんのわずか、または最小 になるよう選択される。言うまでもなく、幾つかの用途では、このような最も内 側の端部と対面する端部との最小の係合も許容されることが理解される。 この点に関して、たとえボルト30のねじ部分38の長さが延長されても、首 部分18の軸方向の長さはまだ、リング区間14の軸方向の長さLより大きくな らないよう選択される。したがって、首部分18が完全にリング区間14の内腔 22内に配置されるような構造では、これはワークピース46の表面51など、 これに対面する表面と係合しない。これは、首部分18とワークピース46の表 面51との係合が、関連するワークピースの開口42の周囲に高い応力集中を発 生したり、ナット部材10の表面27と31などの対面する表面の係合を防止す るような用途では、特に重要である。 ナット部材の変形した形状が図6および図7に図示され、ここでは図1から図 4の実施形態の同様の構成要素と似た構成要素は、同じ数字で指定して、「a」 という文字を追記する。他で明記しない限り、図1から4の実施形態と図6およ び図7の実施形態との間で同様の数字が与えられた構成要素は、ほぼ同じである と見なすことができ、したがって単純化のために同様の詳細は繰り返さない。 次に図6および図7を見ると、ナット部材10aが図示され、これは一体構造 であり、ナット区間12a、ロックリング区間14aおよび脆弱な駆動区間60 を含む。ナット区間12aは、主本体部分16aおよび首部分18aを含む。図 6および図7の実施形態では、主本体16aには環状で比較的滑らかな外表面6 4が設けられている。これは、図1から図4の主本体部分16の六角形外表面2 1とは対照的である。リング区間14aは、予め選択した直径D1aの滑らかな 貫通内腔22aを備え、概ね円形の断面を有する環状形状である。 首部分18aは、外径D5aが均一な直線区域24aを有する。直線区域24 aは、面取り半径Raによって主本体部分16aに接続される。テーパ区域26 aは、ナット部材10aの軸Xaに対して角度Aaで延在する半径方向外側の表 面を有する。 ナット区間12aは、主本体16aおよび首部分18aを通って延在するねじ 貫通内腔28aを有し、図3および図4のボルト30などのボルトにねじ取り付 けされうる。駆動区間60は、ワークピース46および48など、互いに固定さ れるワークピースに適用される最終所望締付け荷重を示す、予め選択された規模 のトルクで破断するようになっている環状首破壊溝62を介して、ナット区間1 2aの本体部分16aに接続される。したがって、ナット部材10aはボルト3 0などのボルトのねじ部分にねじ固定することができ、脆弱な駆動区間60の六 角形表面21aを介してトルクを与えた状態で、ワークピース46および48な どのワークピースを、予め選択した規模の締付け荷重で締め付ける。トルクが増 加すると、脆弱なリブ20aが破断し、首部分18aが軸方向に移動してロック リング区間14aの内腔22aに入る。テーパ区域26aが軸方向にさらに移動 してリング内腔22aに入ると、テーパ区域26aは半径方向内側に圧縮され、 ボルト30の胴部分38などのボルトの胴のねじ部分にある相手となるねじ山と 、緊密な圧縮噛み合いを行う。直線区域24aが移動してリング内腔22aに入 るまで、増加するトルクの付加が続く。直線区域24aが移動してリング内腔2 2aに入った後、好ましくは対面する表面27aと31aが噛み合い、所望の規 模のトルクが達成された状態で、首破壊溝62が破断し、駆動区間60をナット 区間12aから分離して、設置を完成させる。別個の分離可能な駆動区間60を 使用することにより、主本体部分16aの重量を削減することができ、その結果 、区間14a、16aおよび18aを組み合わせた重量が全体として減少し、ナ ット部材10aの残りの区間14a、16aおよび18aの重量削減によって、 最終設置後の留め具組立体の重量を減少させることができる。このような重量の 減少は、航空宇宙用途では非常に重要である。 図1から図4の実施形態で既に述べたように、首部分18aのねじ山の少なく とも幾つかの頂は、以前に述べた目的のために先端が切断されている。 図8では、ナット部材の別の変形が、ワークピースを固定するボルトに組み付 けた状態で図示され、ここでは図1から図4の実施形態にある同様の構成要素に 似た構成要素は同じ数字で指定され、「b」という文字を追記した。ナット部材 10bは、以下で述べること以外は図1から図4のナット部材10とほぼ同一で あり、ボルト30bおよびワークピース46bおよび48bは、図1から図4の 同等品と同一である。したがって、単純化のために、これら同一の詳細に関する 説明は省略する。 このように、ナット部材10bは一体構造であり、ナット区間12bおよびロ ックリング区間14bを含む。ナット区間12bは図1から図4のナット区間1 2とほぼ同一であり、したがって主本体部分16b、同様の本体部分16、およ び首部分18と同様の首部分を含む。図8の実施形態では、主本体部分16bは 、図2の六角表面21に似た六角形の外表面21bを有し、このためナット区間 12bを介してナット部材10bにトルクを与えることができる。リング区間1 4bは、図1から図4の内腔22のように、滑らかな貫通内腔を有する環状の形 状である。しかし、ナット部材10bとナット部材10の主な違いは、ナット1 0bのリング区間14bの外表面66が、六角形を有するが、ナット部材10の 主本体部分16の六角表面21より大きいサイズであり、したがってナット部材 10bの主本体部分16bにある同様の形状およびサイズの六角表面21bより 大きいよう形成されることである。したがって、六角表面66の平坦部の直径寸 法D8は、六角表面21bの平坦部の直径寸法D7bより大きい。以下で分かる ように、より大きい六角外表面66は、ワークピース46bと48bとの間に使 用した場合、シーラントを最初に絞り出すため、予め選択した規模の予荷重を与 えるのに使用できるので有利である。 したがって、ナット部材10bは、最初に、大きい方の六角外表面66を介し て専らリング区間14bに与えられたトルクにより、ボルト30bのねじ部分3 8bに設置される。ワークピース内でのナット部材10bおよびボルト30bの つれ回りは、図1から図4の実施形態で述べたように、ボルト30bの胴のねじ 部分38bの外端で六角形内腔50bと設置用工具の同様の形状のロッドとの係 合により防止される。図8から分かるように、大きい六角表面66は、拡大した 六角ソケットが十分なクリアランスで小さい方の六角表面21bを通過できるよ うなサイズである。 次に、ナット部材10bに、初期予荷重でワークピース46bと48bとを互 いに締め付ける規模までトルクを与え、前述したようなシーラントを使用してい る場合には、余分なシーラントが絞り出される荷重でトルクをかける。この点に 関して、脆弱リブ20などの脆弱リブの破断荷重は、シーラントを絞り出すため の所望の初期予荷重が達成された荷重を判別するために使用することができる。 このシーラント絞り出しの初期予荷重を、専ら大きい方の六角外表面66を通し て与えることにより、加えられるこのような予荷重の最大規模が、リブ20など の脆弱リブの破断荷重によって決定される。リブ20などの脆弱リブが破断した ら、作業者は六角外表面66を介して追加の荷重を伝達することができない。し たがって、大きい方の六角外表面66を使用して初期予荷重を与えることにより 、処理予荷重の規模を所望の固定レベルで設定することができ、それと同時に過 剰な初期予荷重が回避される。絞り出しによって最終的にシーラントが排出され るのに十分な所定の期間後、ナット区間12bの小さい方の六角表面21bを通 して追加のトルクを加えることにより、追加の最終的な締付け荷重を獲得するこ とができる。これで、ナット部材10bは、脆弱リブ(リブ20など)が破断し た後、首部分(首部分18など)が移動してロックリング区間14bの内腔(内 腔22等)に完全に入った状態で、図1から図4の実施形態について述べたのと 同様の機能を果たす。 高い荷重がかかる幾つかの接合用途では、首部分18などの首部分に、概ね大 きめの全体的な肉厚と、半径方向の圧縮に必要な状態を提供する構造とを設ける 必要があることもある。これは図9に示すナット部材の形態で図示され、ここで 図1から図4の実施形態にある同様の構成要素に似た構成要素は、同じ数字で指 定され、「c」という文字を追記する。ナット部材10cは、以下で述べること 以外は図1から図4のナット部材10とほぼ同一であり、したがって単純化のた めに、これら同一の詳細に関する説明は省略する。次に図9を見ると、首部分1 8cは移動してリング内腔22cに入るので、これに半径方向の圧縮に対する十 分な適合性を提供するため、首部分18cに、円周方向に間隔をおいて軸方向に 延在する溝68を設ける。その結果、全体の断面積が概ね減少し、首部分18c が半径方向に剛直になり、これによってまだ所望の強度レベルを提供しながら、 必要な適合性を与える。また、固定するワークピース間にシーラントを使用する 用途では、溝68は過剰なシーラントの流れを容易にする通路として作用し、そ れによって過剰な圧力の蓄積を防止することができる。 溝68の数およびその深さは、様々用途の個々の要件に応じて変更できること に留意されたい。また、溝68は、スプラインの形成に用いるのと同様に圧延手 順で形成できることに留意されたい。圧延した溝の頂は、その後に機械加工して サイズを減少させ、圧縮時の首部分18cの剛性をさらに低下させることができ た。溝68は、円周方向に概ね等間隔で、結果としての半径方向の剛性の減少を 均等に分散させるとよいと考えられる。 図9から、首部分18cには、前端に半径方向深さd1cまで先端を切断した ねじ山と、後端に完全な半径方向深さd2cの少なくとも1つの完全なねじ山ピ ッチを設けることも分かる。次に、前述した完全な半径方向深さd2cのねじ山 を、首部分18cの直線区域24cと一直線上に配置する。これは、ねじ山を切 った内腔28cのねじ山と、ボルト30cのこれと相手となるねじ山との間のね じ接続に、追加の引張り強度を与える。 種々の実施形態で示した様々な特徴は、本明細書の教示を考慮して、互いに組 み込むことができることに留意されたい。例えば、図6および図7の区間60の 脆弱な駆動構造は、図1から図5、図8および図9の実施形態に使用するよう適 応させることができる。同様に、図8の二重六角機構は、図1から図5の構造に 使用する以外に、図6、図7および図9の実施形態に使用するよう適応させるこ とができる。また、図9のスロット付き首部分18cは、図1から図5、図6お よび図7、および図8の実施形態に使用することができた。また、いずれの場合 にも、首部分18、18a、18cなどの首部分に、少なくとも約2つのねじ山 ピッチの螺旋ねじ山と、少なくとも1つのねじ山ピッチの完全な半径方向深さを 設けられることが分かる。 図示の本発明の実施形態では、ボルト30の胴部分38など、胴のねじ部分に あるねじ山の形状は、1992年2月25日に「High Strength Fastener and Method」についてRichard,D. Dixonに発行された米国特許第5,090,852号で図示され、説明され たような浅いタイプにすることができる。したがって、胴部分38など、胴のね じ部分にあるねじ山は、第'582号特許で教示されたようなシミュレートした 流線形または楕円形の谷底部分を有し、この点に関して、その特許の開示は参照 により本明細書に組み込まれる。ナット部材10などのナット部材は、図1から 図4の実施形態の首部分18の先端を切断したねじ部分のように、先端を切断し た部分を含みながら、同様の輪郭の相手となるねじ山を有し、初期の噛み合いを 容易にする。しかし、この構造では、首部分に完全な半径方向深さの完全な螺旋 ねじを少なくとも1つまたは2つのねじ山ピッチ設けると有利なことがあると考 えられる。 開示された本発明の好ましい実施形態は、上述した目的を満たすためによく計 算されていることが明白であるが、本発明は、本発明の適切な範囲および公正な 意味から逸脱することなく、改造、変形および変更できることが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハード,ラモン,エル. アメリカ合衆国,カリフォルニア,ファウ ンテン バレイ,カーディナル アベニュ ー 8857

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ねじ部分を伴う胴を有するボルト部材と、前記胴のねじ部分とねじ係合す るようになっているナット部材とを含み、予め選択した規模の卓越トルクにより 予め選択した予荷重でワークピースを互いに固定する締付けシステムであって、 前記ナット部材が、 概ね均一で予め選択された直径の一方端に、概ね軸方向に直線の係合部分があ るリング貫通内腔を有するリング区間と、 ボルト部材の前記胴のねじ部分とねじ係合するよう、内部に螺旋ねじが形成さ れたナット内腔を有するナット区間とを備え、 前記ナット区間が、駆動部分と、これに接続された直径が小さい首部分とを有 し、 前記駆動部分が、前記ナット部材とボルト部材との間に相対トルクを与えるた め、工具で把持するようになっていて、 前記首部分が、概ね均一な直径の半径方向外側の表面が直径の変化する半径方 向外側の表面でテーパ区域に接続された、直線区域を有し、 前記テーパ区域が、前記直線区域と前記リング区間との間に延在して、前記リ ング内腔の前記リング区間に接続するようになっている外端部で終了し、 前記ナット内腔内に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、少な くとも部分的に前記首部分に入り、 前記テーパ区域の前記外表面が、前記外端部で概ね前記リング内腔以下の直径 を有し、前記直線区域の大きい直径までテーパ状になり、前記大きい直径は前記 リング内腔の直径より大きく、前記首部分がねじ込みにより移動して前記リング 内腔に入ると、前記首部分のねじ山と、ボルト部材の前記胴のねじ部分の噛み合 ったねじとの間に予め選択した最大の干渉を与え、 前記首部分の前記直線区域が、前記内腔の前記直線係合部分と表面が係合した 状態で、前記テーパおよび直線区域が、移動して前記リング内腔に入り、前記リ ング内腔と表面が係合するようになっていて、それにより前記首部分のねじ山と ボルト部材の前記胴のねじ部分の相手となるねじ山との間に、半径方向の圧縮力 を与え、それにより前記ナット部材が前記予め選択された規模の卓越トルクで前 記胴のねじ部分に固定される締付けシステム。 2. 前記首部分が少なくとも約2ねじ山ピッチの螺旋ねじを有する、請求項1 に記載の締付けシステム。 3. 前記直線区域が、前記首部分の軸方向長さの概ね約10%から約75%で ある、請求項1に記載の締付けシステム。 4. 前記首部分が、少なくとも約2つのねじ山ピッチの螺旋ねじを有し、 前記直線区域が、前記首部分の軸方向長さの概ね約10%から約75%である 、請求項1に記載の締付けシステム。 5. 前記首部分が、前記リング内腔の軸方向深さに関連する軸方向長さを有し 、それによって前記首部分と、ワークピースの関連する一方の対面する表面との 係合が概ね防止され、ワークピースの一方の対面する表面と係合するようになっ ている、半径方向に延在する軸方向外側の表面を有する前記リング区間で、ワー クピースを互いに固定するための、請求項1に記載の締付けシステム。 6. ねじ部分を伴う胴を有するボルト部材と、前記胴のねじ部分とねじ係合す るようになっているナット部材とを含み、予め選択した規模の卓越トルクにより 予め選択した予荷重でワークピースを互いに固定する締付けシステムであって、 前記ナット部材が、 概ね均一で予め選択された直径のリング貫通内腔を有するリング区間と、 ボルト部材の前記胴のねじ部分とねじ係合するよう、内部に螺旋ねじが形成さ れたナット内腔を有するナット区間とを備え、 前記ナット区間が、駆動部分と、これに接続された直径が小さい首部分とを有 し、 前記駆動部分が、前記ナット部材とボルト部材との間に相対トルクを与えるた め、工具で把持するようになっていて、 前記首部分が、概ね均一な直径の半径方向外側の表面が、直径の変化する半径 方向外側の表面でテーパ区域に接続された直線区域を有し、 前記テーパ区域が、前記直線区域と前記リング区間との間に延在して、前記リ ング内腔の前記リング区間に接続するようになっている外端部で終了し、 前記ナット内腔内に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、少な くとも部分的に前記首部分に入り、 前記テーパ区域の前記外表面が、前記外端部で概ね前記リング内腔以下の直径 を有し、前記直線区域の大きい直径までテーパ状になり、前記大きい直径は前記 リング内腔の直径より大きく、前記首部分がねじ込みにより移動して前記リング 内腔に入ると、前記首部分のねじ山と、ボルト部材の前記胴のねじ部分の係合し たねじとの間に予め選択した最大の干渉を与え、 前記テーパおよび直線区域が、移動して前記リング内腔に入り、前記リング内 腔と表面が係合するようになっていて、それにより前記首部分のねじ山とボルト 部材の前記胴のねじ部分の相手となるねじ山との間に、半径方向の圧縮力を与え 、それにより前記ナット部材が前記予め選択された規模の卓越トルクで前記胴の ねじ部分に固定され 前記ナット区間が、首破壊溝によって前記駆動部分に接続された本体部分を含 み、前記首破壊溝が、予め選択した規模のトルクが加わると破断するようになっ ていて、それにより前記駆動部分が最終設置後、ナット部材の残りの部分から外 れる締付けシステム。 7. ねじ部分を伴う胴を有するボルト部材と、前記胴のねじ部分とねじ係合す るようになっているナット部材とを含み、予め選択した規模の卓越トルクにより 予め選択した予荷重でワークピースを互いに固定する締付けシステムであって、 前記ナット部材が、 概ね均一で予め選択された直径のリング貫通内腔を有するリング区間と、 ボルト部材の前記胴のねじ部分とねじ係合するよう、内部に螺旋ねじが形成さ れたナット内腔を有するナット区間とを備え、 前記ナット区間が、駆動部分と、これに接続された直径が小さい首部分とを有 し、 前記駆動部分が、前記ナット部材とボルト部材との間に相対トルクを与えるた め、工具で把持するようになっていて、 前記首部分が、概ね均一な直径の半径方向外側の表面が直径の変化する半径方 向外側の表面でテーパ区域に接続された、直線区域を有し、 前記テーパ区域が、前記直線区域と前記リング区間との間に延在して、前記リ ング内腔の前記リング区間に接続するようになっている外端部で終了し、 前記ナット内腔内に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、少な くとも部分的に前記首部分に入り、 前記テーパ区域の前記外表面が、前記外端部で概ね前記リング内腔以下の直径 を有し、前記直線区域の大きい直径までテーパ状になり、前記大きい直径は前記 リング内腔の直径より大きく、前記首部分がねじ込みにより移動して前記リング 内腔に入ると、前記首部分のねじ山と、ボルト部材の前記胴のねじ部分の係合し たねじとの間に予め選択した最大の干渉を与え、 前記テーパおよび直線区域が、移動して前記リング内腔に入り、前記リング内 腔と表面が係合するようになっていて、それにより前記首部分のねじ山とボルト 部材の前記胴のねじ部分の相手となるねじ山との間に、半径方向の圧縮力を与え 、それにより前記ナット部材が前記予め選択された規模の卓越トルクで前記胴の ねじ部分に固定され、 前記リング区間および前記ナット区間が一体形成され、前記ナット部材がさら に、前記首部分を前記リング区間と一体接続して、予め選択した規模のトルクで 破断するようになっている脆弱なリブを備え、それにより前記ナット部材がボル ト部材の前記胴のねじ部分上で自由回転することができて、前記脆弱リブが破断 して、前記首部分が前記リング内腔の中へと移動する前に、ワークピースを互い に締め付ける締付けシステム。 8. 前記駆動部分が、前記リング区間の半径方向に延在する第2内表面と対面 して半径方向に延在する第1内表面を有し、前記第1および第2内表面が、前記 首部分が移動して前記リング内腔に完全に入った後、互いに係合するようになっ ている、請求項1に記載の締付けシステム。 9. 前記駆動部分が、前記リング区間の半径方向に延在する第2内表面と対面 して半径方向に延在する第1内表面を有し、前記第1および第2内表面が、前記 首部分が移動して前記リング内腔に完全に入った後、互いに係合するようになっ ている、請求項7に記載の締付けシステム。 10.ねじ部分を伴う胴を有するボルト部材と、前記胴のねじ部分とねじ係合す るようになっているナット部材とを含み、予め選択した規模の卓越トルクにより 予め選択した予荷重でワークピースを互いに固定する締付けシステムであって、 前記ナット部材が、 概ね均一で予め選択された直径のリング貫通内腔を有するリング区間と、 ボルト部材の前記胴のねじ部分とねじ係合するよう、内部に螺旋ねじが形成さ れたナット内腔を有するナット区間とを備え、 前記ナット区間が、駆動部分と、これに接続された直径が小さい首部分とを有 し、 前記駆動部分が、前記ナット部材とボルト部材との間に相対トルクを与えるた め、工具で把持するようになっていて、 前記首部分が、概ね均一な直径の半径方向外側の表面が、直径の変化する半径 方向外側の表面でテーパ区域に接続された直線区域を有し、 前記テーパ区域が、前記直線区域と前記リング区間との間に延在して、前記リ ング内腔の前記リング区間に接続するようになっている外端部で終了し、 前記ナット内腔内に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、少な くとも部分的に前記首部分に入り、 前記テーパ区域の前記外表面が、前記外端部で概ね前記リング内腔以下の直径 を有し、前記直線区域の大きい直径までテーパ状になり、前記大きい直径は前記 リング内腔の直径より大きく、前記首部分がねじ込みにより移動して前記リング 内腔に入ると、前記首部分のねじ山と、ボルト部材の前記胴のねじ部分の係合し たねじとの間に予め選択した最大の干渉を与え、 前記テーパおよび直線区域が、移動して前記リング内腔に入り、前記リング内 腔と表面が係合するようになっていて、それにより前記首部分のねじ山とボルト 部材の前記胴のねじ部分の相手となるねじ山との間に、半径方向の圧縮力を与え 、それにより前記ナット部材が前記予め選択された規模の卓越トルクで前記胴の ねじ部分に固定され、 前記リング区間および前記ナット区間が一体形成され、前記ナット部材がさら に、前記首部分を前記リング区間と一体接続して、予め選択した規模のトルクで 破断するようになっている脆弱なリブを備え、それにより前記ナット部材がボル ト部材の前記胴のねじ部分上で自由回転することができて、前記脆弱リブが破断 して、前記首部分が前記リング内腔の中へと移動する前に、ワークピースを互い に締め付け、 前記駆動部分が、前記リング区間上で半径方向に延在する第2内表面と対面し て半径方向に延在する第1内表面を有し、前記第1および第2内表面が、前記首 部分が移動して完全に前記リング内腔に入った後、互いに係合するようになって いて、 前記駆動部分の前記第1内表面が面取り半径で前記首部分に接続され、さらに 、 前記脆弱リブと概ね一直線上で前記第2内表面に配置され、半径方向内側に延 在して、前記第1内表面と第2内表面とが係合すると、前記面取り半径に対して クリアランスを実質的に設ける環状切欠きを備える締付けシステム。 11.ねじ部分を伴う胴を有するボルト部材と、前記胴のねじ部分とねじ係合す るようになっているナット部材とを含み、予め選択した規模の卓越トルクにより 予め選択した予荷重でワークピースを互いに固定する締付けシステムであって、 前記ナット部材が、 概ね均一で予め選択された直径のリング貫通内腔を有するリング区間と、 ボルト部材の前記胴のねじ部分とねじ係合するよう、内部に螺旋ねじが形成さ れたナット内腔を有するナット区間とを備え、 前記ナット区間が、駆動部分と、これに接続された直径が小さい首部分とを有 し、 前記駆動部分が、前記ナット部材とボルト部材との間に相対トルクを与えるた め、工具で把持するようになっていて、 前記首部分が、概ね均一な直径の半径方向外側の表面が、直径の変化する半径 方向外側の表面でテーパ区域に接続された直線区域を有し、 前記テーパ区域が、前記直線区域と前記リング区間との間に延在して、前記リ ング内腔の前記リング区間に接続するようになっている外端部で終了し、 前記ナット内腔内に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、少な くとも部分的に前記首部分に入り、 前記テーパ区域の前記外表面が、前記外端部で概ね前記リング内腔以下の直径 を有し、前記直線区域の大きい直径までテーパ状になり、前記大きい直径は前記 リング内腔の直径より大きく、前記首部分がねじ込みにより移動して前記リング 内腔に入ると、前記首部分のねじ山と、ボルト部材の前記胴のねじ部分の係合し たねじとの間に予め選択した最大の干渉を与え、 前記テーパおよび直線区域が、移動して前記リング内腔に入り、前記リング内 腔と表面が係合するようになっていて、それにより前記首部分のねじ山とボルト 部材の前記胴のねじ部分の相手となるねじ山との間に、半径方向の圧縮力を与え 、それにより前記ナット部材が前記予め選択された規模の卓越トルクで前記胴の ねじ部分に固定され、 前記首部分の前記螺旋ねじが、部分的に先端を切断され、前記駆動部分の前記 螺旋ねじより小さい半径方向深さである、前記外端部から始まる少なくとも幾つ かのねじの頂を有し、半径方向内側への圧縮に対する前記首部分の抵抗を減少さ せる締付けシステム。 12.前記首部分の前記先端を切断したねじ山が、前記駆動部分の前記螺旋ねじ の頂の深さの約25%から約75%の範囲であるねじの頂を有する、請求項11 に記載の締付けシステム。 13.前記首部分の前記先端を切断したねじ山が、前記駆動部分の前記螺旋ねじ の頂の深さの約50%であるねじの頂を有する、請求項11に記載の締付けシス テム。 14.前記首部分が、内端部に全半径方向深さの少なくとも1つの螺旋ねじピッ チを有する、請求項11に記載の締付けシステム。 15.ねじ部分を伴う胴を有するボルト部材と、前記胴のねじ部分とねじ係合す るようになっているナット部材とを含み、予め選択した規模の卓越トルクにより 予め選択した予荷重でワークピースを互いに固定する締付けシステムであって、 前記ナット部材が、 概ね均一で予め選択された直径のリング貫通内腔を有するリング区間と、 ボルト部材の前記胴のねじ部分とねじ係合するよう、内部に螺旋ねじが形成さ れたナット内腔を有するナット区間とを備え、 前記ナット区間が、駆動部分と、これに接続された直径が小さい首部分とを有 し、 前記駆動部分が、前記ナット部材とボルト部材との間に相対トルクを与えるた め、工具で把持するようになっていて、 前記首部分が、概ね均一な直径の半径方向外側の表面が、直径の変化する半径 方向外側の表面でテーパ区域に接続された直線区域を有し、 前記テーパ区域が、前記直線区域と前記リング区間との間に延在して、前記リ ング内腔の前記リング区間に接続するようになっている外端部で終了し、 前記ナット内腔内に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、少な くとも部分的に前記首部分に入り、 前記テーパ区域の前記外表面が、前記外端部で概ね前記リング内腔以下の直径 を有し、前記直線区域の大きい直径までテーパ状になり、前記大きい直径は前記 リング内腔の直径より大きく、前記首部分がねじ込みにより移動して前記リング 内腔に入ると、前記首部分のねじ山と、ボルト部材の前記胴のねじ部分の係合し たねじ山との間に予め選択した最大の干渉を与え、 前記テーパおよび直線区域が、移動して前記リング内腔に入り、前記リング内 腔と表面が係合するようになっていて、それにより前記首部分のねじ山とボルト 部材の前記胴のねじ部分の相手となるねじ山との間に、半径方向の圧縮力を与え 、それにより前記ナット部材が前記予め選択された規模の卓越トルクで前記胴の ねじ部分に固定され、さらに、 ワークピース間に配置されたシーラントを備え、前記リング区間と前記ナット 区間とが一体形成され、前記ナット部材が、さらに、前記首部分を前記リング区 間と一体接続して、予め選択した規模のトルクで破断するようになっている脆弱 リブを備え、それにより、前記ナット部材がボルト部材の前記胴のねじ部分上で 自由回転して、前記脆弱リブが破断して前記首部分が前記リング内腔の中へと移 動する前に、予め選択した規模の締付け荷重でワークピースを互いに締め付け、 前記リング区間が、前記リング区間を通して前記ナット部材と前記ボルト部材 との間に相対トルクを与えるため、工具によって把持するようになっていて、前 記脆弱リブが前記駆動部分を通して与えられた追加トルクで破断して、最終設置 のために前記首部分を前記リング内腔の中へと移動させる間に、シーラントを圧 縮するようなトルクを与えられる、不規則な輪郭の外表面を有する締付けシステ ム。 16.ねじ部分を伴う胴を有するボルト部材と、前記胴のねじ部分とねじ係合す るようになっているナット部材とを含み、予め選択した規模の卓越トルクにより 予め選択した予荷重でワークピースを互いに固定する締付けシステムであって、 前記ナット部材が、 予め選択された直径のリング貫通内腔を有するリング区間と、 ボルト部材の前記胴のねじ部分とねじ係合するよう、内部に螺旋ねじが形成さ れたナット内腔を有するナット区間とを備え、 前記ナット区間が、駆動部分と、これに接続された直径が小さい首部分とを有 し、 前記駆動部分が、前記ナット部材とボルト部材との間に相対トルクを与えるた め、工具で把持するようになっていて、 前記首部分が、前記リング内腔で前記リング区間の一方端と接続するようにな っている外端部で終了し、 前記ナット内腔内に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、少な くとも部分的に前記首部分に入り、 前記ナット内腔の中に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、前 記首部分に少なくとも部分的に入り、 前記首部分の半径方向外側の表面が、前記リング内腔の表面に関連する直径を 有し、それによって前記首部分を予め選択した干渉で前記リング内腔で受けるこ とができ、 前記首部分の前記螺旋ねじが、部分的に先端を切断され、前記駆動部分の前記 螺旋ねじより小さい半径方向深さである少なくとも幾つかのねじの頂を、前記外 端部から有して、前記リング内腔に入るにつれ、半径方向内側への圧縮に対する 前記首部分の抵抗を減少させ、 前記首部分の前記外表面および前記リング内腔の表面が、作動状態で係合する ことができ、それによって前記首部分が、前記リング内腔に入るにつれて半径方 向内側に圧縮されて、前記首部分がねじ込みによって前記リング内腔に入ると、 前記首部分のねじ山と、ボルト部材の前記胴のねじ部分の噛み合ったねじ山との 間に予め選択された最大干渉を提供し、それによって前記首部分のねじ山と前記 胴のねじ部分の噛み合ったねじ山との間に半径方向の圧縮力が与えられ、ナット 部材が、予め選択された規模の卓越トルクで、ボルトのねじ部分に固定される締 付けシステム。 17.前記首部分の前記先端を切断したねじ山が、前記駆動部分の前記螺旋ねじ の頂の深さの約25%から約75%の範囲であるねじの頂を有する、請求項16 に記載の締付けシステム。 18.前記首部分の前記先端を切断したねじ山が、前記駆動部分の前記螺旋ねじ の頂の深さの約50%であるねじの頂を有する、請求項16に記載の締付けシス テム。 19.前記首部分が、内端部に全半径方向深さの少なくとも1つのねじ山ピッチ を有する、請求項16に記載の締付けシステム。 20.前記ナット区間が、首破壊溝によって前記駆動部分に接続された本体部分 を含み、前記首破壊溝が、予め選択された規模のトルクが与えられると破断する ようになっていて、それにより前記駆動部分が最終設置後にナット部材の残りの 部分から外れる、請求項16に記載の締付けシステム。 21.前記リング区間および前記ナット区間が一体形成され、前記ナット部材が さらに、前記首部分を前記リング区間と一体接続して、予め選択した規模のトル クで破断するようになっている脆弱なリブを備え、それにより前記ナット部材が ボルト部材の前記胴のねじ部分上で自由回転することができて、前記脆弱リブが 破断して、前記首部分が前記リング内腔の中へと移動する前に、ワークピースを 互いに締め付ける、請求項16に記載の締付けシステム。 22.前記リング区間および前記ナット区間が一体形成され、前記ナット部材が さらに、前記首部分を前記リング区間と一体接続して、予め選択した規模のトル クで破断するようになっている脆弱なリブを備え、それにより前記ナット部材が ボルト部材の前記胴のねじ部分上で自由回転することができて、前記脆弱リブが 破断して、前記首部分が前記リング内腔の中へと移動する前に、ワークピースを 互いに締め付け、 前記駆動部分が、前記リング区間上で半径方向に延在する第2内表面と対面し て半径方向に延在する第1内表面を有し、前記第1および第2内表面が、前記首 部分が移動して完全に前記リング内腔に入った後、互いに係合するようになって いる、請求項16に記載の締付けシステム。 23.ワークピース間に配置されたシーラントを備え、前記リング区間と前記ナ ット区間とが一体形成され、前記ナット部材が、さらに、前記首部分を前記リン グ区間と一体接続して、予め選択した規模のトルクで破断するようになっている 脆弱リブを備え、それにより、前記ナット部材がボルト部材の前記胴のねじ部分 上で自由回転して、前記脆弱リブが破断して前記首部分が前記リング内腔の中へ と移動する前に、予め選択した規模の締付け荷重でワークピースを互いに締め付 け、 前記リング区間が、前記リング区間を通して前記ナット部材と前記ボルト部材 との間に相対トルクを与えるため、工具によって把持するようになっていて、前 記脆弱リブが前記駆動部分を通して与えられた追加トルクで破断して、最終設置 のために前記首部分を前記リング内腔の中へと移動させる間に、シーラントを圧 縮するようなトルクを与えられる、不規則な輪郭の外表面を有する、請求項16 に記載の締付けシステム。 24.ねじ部分を伴う胴を有するボルト部材と、前記胴のねじ部分とねじ係合す るようになっているナット部材とを含み、ワークピースの間にシーラントを配置 した状態で、予め選択した規模の卓越トルクにより予め選択した予荷重でワーク ピースを互いに固定する締付けシステムであって、 前記ナット部材が、 リング貫通内腔を有するリング区間と、 ボルト部材の前記胴のねじ部分とねじ係合するよう、内部に螺旋ねじが形成さ れたナット内腔を有するナット区間とを備え、 前記ナット区間が、駆動部分と、これに接続された直径が小さい首部分とを有 し、 前記駆動部分が、前記ナット部材とボルト部材の前記胴のねじ部分との間に相 対トルクを与えるため、工具で把持するようになっていて、 前記ナット内腔内に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、少な くとも部分的に前記首部分に入り、 前記首部分の前記外表面が、前記外端部で、前記リング区間の前記一方端での 前記リング内腔の直径以下の直径を有し、 前記首部分の前記外表面と前記リング内腔の表面とが、その間で概ね漸進的に 減少する直径を規定するよう選択され、それによって前記首部分は、前記リング 内腔に入るにつれ、半径方向内側に圧縮されて、前記首部分がねじ込みによって 前記リング内腔に入ると、前記首部分のねじ山と、前記ボルト部材の前記胴のね じ部分の噛み合ったねじ山との間に、予め選択された最大干渉を提供し、それに よって前記首部分のねじ山と前記胴のねじ部分の噛み合ったねじ山との間に半径 方向の圧縮力が与えられ、前記ナット部材が、予め選択された規模の卓越トルク で前記胴のねじ部分に固定され、 前記リング区間および前記ナット区間が一体形成され、前記ナット部材がさら に、前記首部分を前記リング区間と一体接続して、予め選択した規模のトルクで 破断するようになっている脆弱なリブを備え、それにより前記ナット部材がボル ト部材上で自由回転することができて、前記脆弱リブが破断して、前記首部分が 前記リング内腔の中へと移動する前に、ワークピースを互いに締め付け、 前記リング区間が、前記リング区間を通して前記ナット部材と前記ボルト部材 との間に相対トルクを与えるため、工具によって把持するようになっていて、前 記脆弱リブが前記駆動部分を通して与えられた追加トルクで破断して、最終設置 のために前記首部分を前記リング内腔の中へと移動させる間に、シーラントを圧 縮するようなトルクを与えられる、不規則な輪郭の外表面を有する、請求項16 に記載の締付けシステム。 25.前記リング区間が前記リング貫通内腔が概ね均一の予め選択された直径で あり、 前記首部分が、概ね均一な直径の半径方向外側の表面が、直径の変化する半径 方向外側の表面でテーパ区域に接続された直線区域を有し、 前記テーパ区域が、前記直線区域と前記リング区間との間に延在して、外端部 で終了し、 前記テーパ区域の前記外表面が、前記外端部で概ね前記リング内腔と等しい直 径を有し、前記直線区域の直径までテーパ状になり、このような直径は前記リン グ内腔の直径より大きく、前記首部分がねじ込みにより移動して前記リング内腔 に入ると、前記首部分のねじ山と、ボルト部材の前記胴のねじ部分の噛み合った ねじとの間に予め選択した最大の干渉を与え、 前記直線区域が、ねじ込みにより移動して前記リング内腔に入り、前記リング 内腔と表面が係合するようになっていて、それにより前記首部分のねじ山と前記 胴のねじ部分の相手となるねじ山との間に、半径方向の圧縮力を与え、それによ り前記ナット部材が予め選択された規模の卓越トルクで前記胴のねじ部分に固定 される締付けシステム。 26.前記首部分の前記螺旋ねじが、部分的に先端を切断され、前記駆動部分の 前記螺旋ねじより小さい半径方向深さであるねじの頂を有して、半径方向内側へ の圧縮に対する前記首部分の抵抗を減少させ、 前記首部分の前記先端を切断したねじ山が、前記駆動部分の前記螺旋ねじの頂 の深さの約25%から約75%の範囲であるねじの頂を有する、請求項24に記 載の締付けシステム。 27.前記首部分の前記螺旋ねじが、部分的に先端を切断され、前記駆動部分の 前記螺旋ねじより小さい半径方向深さであるねじの頂を有して、半径方向内側へ の圧縮に対する前記首部分の抵抗を減少させ、 前記首部分の前記先端を切断したねじ山が、前記駆動部分の前記螺旋ねじの頂 の深さの約50%であるねじの頂を有する、請求項24に記載の締付けシステム 。 28.前記ナット区間が、首破壊溝によって前記駆動部分に接続された本体部分 を含み、前記首破壊溝が、予め選択された規模のトルクが与えられると破断する ようになっていて、それにより前記駆動部分が最終設置後にナット部材の残りの 部分から外れる、請求項24に記載の締付けシステム。 29.ねじ部分を伴う胴を有するボルト部材と、前記胴のねじ部分とねじ係合す るようになっているナット部材とを含み、予め選択した規模の卓越トルクにより 予め選択した予荷重でワークピースを互いに固定する締付けシステムであって、 前記ナット部材が、 予め選択された概ね均一の直径で、概ね直線の円筒形表面を規定するリング貫 通内腔を有するリング区間と、 ボルト部材の前記胴のねじ部分とねじ係合するよう、内部に螺旋ねじが形成さ れたナット内腔を有するナット区間とを備え、 前記ナット区間が、駆動部分と、これに接続された直径が小さい首部分とを有 し、 前記駆動部分が、前記ナット部材とボルト部材との間に相対トルクを与えるた め、工具で把持するようになっていて、 前記首部分が、概ね均一な直径の半径方向外側の表面が直径の変化する半径方 向外側の表面でテーパ区域に接続された、直線区域を有し、 前記テーパ区域が、前記直線区域と前記リング区間との間に延在して、脆弱リ ブによって前記リング内腔で前記リング区間と接続された外端部で終了し、 前記リング区間および前記ナット区間が一体形成され、脆弱リブが前記首部分 を前記リング区間と一体接続し、それによって前記ナット部材がボルト部材の前 記胴のねじ部分上で自由回転することができ、予め選択された規模のトルクで破 断するようになっていて、前記脆弱リブが破断して、前記首部分が前記リング内 腔の中へと移動する前に、予め選択された規模の締付け荷重でワークピースを互 いに締め付け、 前記駆動部分が、前記リング区間上で半径方向に延在する第2内表面と対面し て半径方向に延在する第1内表面を有し、前記第1および第2内表面が、前記首 部分が移動して完全に前記リング内腔に入った後、互いに係合するようになって いて、 前記ナット内腔の中に形成された螺旋ねじが、前記駆動部分から延在して、前 記首部分に少なくとも部分的に入り、 前記テーパ区域の前記外表面が、前記外端部で概ね前記リング内腔と等しい直 径を有し、前記直線区域の直径までテーパ状になり、このような直径は前記リン グ内腔の直径より大きく、前記首部分がねじ込みにより移動して前記リング内腔 に入ると、前記首部分のねじ山と、ボルト部材の前記胴のねじ部分の噛み合った ねじとの間に予め選択した最大の干渉を与え、 前記直線区域が、ねじ込みにより移動して前記リング内腔に入り、前記リング 内腔の前記直線円筒形表面と表面が係合するようになっていて、それにより前記 首部分のねじ山と前記胴のねじ部分の相手となるねじ山との間に、半径方向の圧 縮力を与え、それにより前記ナット部材が予め選択された規模の卓越トルクで前 記胴のねじ部分に固定され、 前記首部分の前記螺旋ねじが、部分的に先端を切断され、前記駆動部分の前記 螺旋ねじより小さい半径方向深さであるねじの頂を有して、半径方向内側への圧 縮に対する前記首部分の抵抗を減少させる締付けシステム。 30.前記首部分が、概ね前記リング内腔の軸方向深さ以下の軸方向長さを有し 、それによって前記首部分と、ワークピースの関連する一方の対面する表面との 係合が概ね防止される、ワークピースの一方の対面する表面と係合するようにな っている前記リング区間で、ワークピースを互いに固定するための、請求項29 に記載の締付けシステム。 31.前記ボルト部材が、前記ボルト胴の一方端に、ワークピースの一方の表面 と係合するようになっている拡大した頭部を有し、前記リング区間が別のワーク ピースの対面する表面と係合するうようになっていて、前記ボルト胴が、概ね前 記ボルト頭部と前記胴のねじ部分との間に延在する滑らかな胴部分を有し、前記 滑らかな胴部分は、ワークピースが最大全厚さである場合、他方のワークピース の対面する表面へとほぼ延在する長さで、ワークピースが最小全厚さである場合 、所定の長さだけ他方のワークピースの対面する表面より先まで延在し、前記首 部分が、前記リング区間の軸方向深さより小さい軸方向長さを有し、それによっ て前記首部分の前記外端部と前記滑らかな胴部分の対面する端部との係合が防止 される、前記ボルトおよびナット部材の共通する1つによって固定されるワーク ピースの最大全厚さと最小全厚さとの差として規定されるグリップ範囲で、予め 選択されたグリップにわたりワークピースを互いに固定するための、請求項29 に記載の締付けシステム。 32.前記首部分が、前記首部分の予め選択された半径方向の適合性を提供する 、複数の円周方向に向いて軸方向に延在する溝を有し、前記首部分が前記リング 内腔に入るにつれ、その半径方向の圧縮を容易にする、請求項29に記載の締付 け システム。 33.前記ボルト部材の前記ねじ部分が、内部に概ね軸方向に延在するスロット を有し、前記首部分が半径方向に圧縮されて前記ボルト部材の前記ねじ部分のね じ山に入るにつれ、前記ナット部材の前記首部分の材料を受けて、前記ボルト部 材からの前記ナット部材の緩みに抵抗するロックを提供し、前記スロットが前記 ねじ部分のねじ山のねじれ角に対して概ね直角に延在する、請求項29に記載の 締付けシステム。 34.前記ボルト部材が、前記胴のねじ部分の端部に不規則な形状の内腔を有し 、前記不規則な形状の内腔が、工具にある同様の形状のロッド部材と係合するよ うになっていて、それによりトルクの印加中に前記ボルト部材の前記ナット部材 とのつれ回りが防止される、請求項29に記載の締付けシステム。
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