JP2001520549A - 外科用器具 - Google Patents

外科用器具

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JP2001520549A JP54445398A JP54445398A JP2001520549A JP 2001520549 A JP2001520549 A JP 2001520549A JP 54445398 A JP54445398 A JP 54445398A JP 54445398 A JP54445398 A JP 54445398A JP 2001520549 A JP2001520549 A JP 2001520549A
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Abstract

(57)【要約】 患者の皮膚に開口部を形成する外科用器具は、皮膚の一側部に適用される第一の本体と、該第一の本体と協働し得るように皮膚の他の側部に適用される、切開要素を有する第二の本体という2つの本体を備えている。第一及び第二の本体を皮膚の両側部に配置し且つ切開要素を移動させることにより、簡単に且つ安全に皮膚に開口部が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 外科用器具 本発明は、患者の皮膚に開口部を形成するため、特に、ドレナージ管を体腔内 に導入することを含む処置法にて使用される外科用器具に関する。 内側と外側とを流体的に連通させ得るようにするため、特定の外科的処置法の 間に、外科用排液管が普通の手順として体腔内に挿入される。傷の合併症を防止 するため、かかる排液管を主たる外科的切開箇所を通さずに、より小さい第二の 切開箇所を介して体壁の異なる部分を経て通すことが一般的な方法である。外科 用排液管を導入することは、管を体壁を通して体腔(腹部又は胸郭のような)か ら進めることを含み、また、皮膚は、全体として、通り抜けるのに最も抵抗性の ある組織であるため、従来の方法は、外科医の自由な手を使用して、皮膚の外側 に適当な釣り合い圧力を提供しつつ内側から外側に進む適度に鋭利な金属製の導 入器を採用することである。かかる器具の一例が米国特許第4 716 901号に開示 されている。この方法には、迅速で且つ簡単であるが、性質上、多数の危険性が ある。第一に、鋭利な器具を体腔内に導入することは、患者の内臓を裂傷又は穿 孔により傷付ける虞れがある。第二に、外科医の手が鋭利な導入器の出口点に近 接していることが必要とされるから、外科医が、自分自身を傷付ける顕著な虞れ があり、その結果、身体の創傷が生じると共に、より重要なことは、「排液管の 突き刺し(drainstick)」により傷を付け、それに伴ってHIV及びB型肝炎のよ うな重大な感染症が伝染する危険性があることである。 鋭利な導入器が皮膚を貫通したならば、導入器の後端に取り付けられた、通常 は簡単な可撓性のラテックス管である排液管を体壁の開口部を通して引っ張る。 次に、この導入器を排液管から切断して、その排液管が身体外に誤って引き出さ れるのを防止するためその排液管を所定位置に縫合する。このことは、全体とし て、縫糸ループを皮膚に縫い綴じ、次に、皮膚の出口点から短い距離にて排液管 の周りで縫糸をループ状に形成することによって、行われる。 図1には、外科医の自由な手の指13が皮膚のテント状に持ち上げた外面に釣 り合い圧力を加える間に、体壁12を通して内側から外側まで導入器10(排液 管11に取り付けられている)を押し出す過程中の上記の従来の方法の一部分が 概略図的に図示されている。 本発明の目的は、従来の方法の欠点の少なくとも幾つかを解消する、患者の皮 膚に開口部を形成する外科用器具を提供することである。 この目的のため、本発明は、皮膚の一側部に適用される末端を有する第一の本 体と、該第一の本体と協働し得るように皮膚の他の側部に適用される第二の本体 とを備え、該第二の本体が該第二の本体に可動に取り付けられた鋭利な皮膚の切 開要素と、第一の本体の末端を受け入れ且つ位置決めし得るようにされた中空の 形態部分と、該切開要素を上記の第二の本体に対して動かす手段とを備える、患 者の皮膚に開口部を形成する外科用器具を提供する。 本発明の1つの代替的な形態によれば、皮膚の一側部に適用される第一の本体 と、第二の本体に可動に取り付けられた鋭利な皮膚の切開要素及び上記の該切開 要素を動かす手段を有する第二の本体とを備え、これにより、使用時、第一の本 体を皮膚の一側部に適用し、皮膚が皮膚の他の側部に向けてテント状に持ち上げ られるようにし、また、周囲の皮膚を保護する一方、第二の本体を皮膚を介して 第一の本体と協働し得るように、皮膚の他の側部に適用することができるようし た、患者の皮膚に開口部を形成する外科用器具が提供される。 第一の本体の末端は、皮膚の一側部への傷付けを最小にし得るようにとがって いない形態であることが好ましい。上記の第一の本体の末端には、凹所を形成し 、該切開要素の上記動きにより切開要素が上記凹所内に運ばれるようにすること ができる。 本発明の使用により、例えば、排液管を体腔内に導入するようなとき、体腔壁 に切開部を形成するときの患者及び医者等双方への害の虞れを軽減することにな る。かかる処置法を行うため、本発明の外科用器具は、上記第一の本体の基端に 取り付けられ又は取り付け可能な外科用排液管を備えることができる。 1つの好適な形態において、上記第二の本体は、皮膚に接触する末端部分から 上記の切開要素が取り付けられる基端部分までテーパーが付けられた、全体とし てテーパー付きの形態である。上記第二の本体の基端部分に開口部を形成し、第 二の本体の中空の内部への入口を提供し、また、該切開要素が開口部の外側にて 保持される第一の位置と、該切開要素が上記第二の本体の中空の内部内に配置さ れる第二の位置との間を移動し得るように切開要素を配置することができる。 外科用器具が外科用排液管を導入するために使用されるとき、上記の開口部は 、上記第一の本体の全体を貫通し得るような寸法とすることができる。 切開要素は、上記第二の本体の内部から突き出す少なくとも2つの壁部分によ って支持され、上記壁部分の操作により、切開要素が上記第一の位置と上記第二 の位置との間を移動するようにすることが好ましい。 該切開要素は、上記第二の位置に達したときに上記第二の本体から取り外し得 るように配置することができ、この目的のため、1つの好適な実施の形態では、 切開要素が上記第二の位置にあるとき破断する少なくとも1つのもろい要素を介 して上記第二の本体に取り付けられた切開要素が設けられる。 この切開要素は、上記壁部分に接続された少なくとも2つの実質的に平面状の ウイング部から垂下しており、このウイング部は、切開要素がその第一の位置に あるとき、切開要素の移動方向に対して斜めに方向決めされ、このため、上記の 壁部分を共に押し出すと、切開要素は、上記第二の位置に向けて移動する。 上記第二の本体には、対向したあご状要素を設けることができ、また、該あご 状要素は、上記第二の本体の末端部分の上記開口部を介して通された外科用排液 管を固着することを許容するため、上記壁部分に設けることができることが好ま しい。 これと追加的に、又はこれと代替的に、上記第二の本体には、外科的処置の間 に、皮膚の上記他の側部への固着を助け得るように縫合点が設けられる。 排液管を導入するため、本発明は、本発明による少なくとも1つの外科用器具 を備える外科用キットの形態とし、該キットが、ある型式の第一の本体と、ある 型式の第二の本体とを備え、各型式における本体が少なくとも1つの特徴の点に て互いに相違しているようにすることができる。 本発明の更なる形態によれば、患者の皮膚に開口部を形成する方法であって、 第一の本体の末端を皮膚の一側部に付与することと、 周囲の皮膚領域を保護する一方にて、皮膚を介して第一の本体の末端を受け入 れ且つ位置決めし得るようにされた中空の形態を有する第二の本体であって、該 第二の本体に可動に取り付けられた鋭利な皮膚の切開要素を有する第二の本体を 皮膚の他の側部に付与することと、 第一の本体及び第二の本体を皮膚の異なる側部にてそれぞれ相互に協働し得る ように配置すると共に、上記切開要素を動かして、皮膚を突き刺すことと、を備 える方法が提供される。 本発明は、皮膚を突き刺した後、上記第一の本体を第二の本体に通し、次に、 外科用排液管を皮膚の切開部及び上記第二の本体を通じて通すステップを含むこ とが好ましい。 次に、添付図面を参照しつつ、非限定的な実施の形態を介して、本発明をより 詳細に説明する。添付図面において、 図1は、ドレナージ管を体腔内に導入するため、患者の皮膚に開口部を形成す る従来技術の方法を示す図である。 図2は、本発明による外科用器具の導入器の図である。 図3は、図2の導入器と共に使用される、本発明による外科用器具の皮膚キャ ップ装置の断面図である。 図4は、図3の皮膚キャップ装置の平面図である。 図5は、所定位置にある外科用器具の断面の図であり、本発明による処置法を 示す図である。 図6は、排液管が皮膚の開口部を通じ且つ皮膚キャップ装置を通して押し出さ れた後に、所定位置にある外科用器具の断面図である。 本発明の外科用器具は、それぞれ導入器及び皮膚キャップ装置である、第一の 本体及び第二の本体という、相互に協働する2つの部分を備えている。 図2の導入器は、とがっていない末端の先端21に向けてテーパーが付けられ た、円形断面の長い円筒状本体20から成っている。基端22は、1本の従来の 排液管23に取り付けられ又は取り付け可能である一方、該導入器は、その末端 の先端に、逆円錐体の形状の深い凹所24を有している。以下に更に説明するよ うに、該導入器は、患者の皮膚を突き刺すことを目的とせず、単に、皮膚を外方 にテント状に持ち上げるために体壁の内側に向けて強固に押し付けられるだけで ある。このため、導入器を金属で形成する必要はなく、該導入器は、例えば、硬 いプラスチック材料又はラテックスで形成することができる。 外科用器具の第二の部分、すなわち皮膚キャップ装置(図3)は、環状の基部 フランジ31が設けられた全体として円錐形の本体30を備えており、該円錐形 の本体の頂点付近には、中央のブレード取り付け手段32が取り付けられている 。該ブレード取り付け手段は、円錐形の本体30の頂点を取り巻き得るように、 平面図で見たとき、全体として互いの方向に湾曲した、上方に突き出す2つの側 方両側壁33から成っている。両側壁の上方縁部の中央領域から、下方に且つ内 方に突き出す平面状の2つのウイング部34が取り付けられており、これら平面 状のウイング部は、交わり且つ中央にて接続し、また、下方を向いた鋭利な使い 捨て型のブレード35を支持し、該ブレードは、円錐形の本体30の頂部孔に嵌 まり得る寸法とされている。2つの壁33と円錐形の本体30との間の接続部3 6及び2つの壁とウイング部34との間の接続部37は、弾性的なヒンジとして 形成され、該弾性的なヒンジは、プラスチック材料からこれら物品を単一体とし て成形することにより便宜に形成することができ、この材料の性質上の可撓性が 必要なヒンジを提供する。平面状の2つのウイング部34間の接続部も、また、 弾性的なヒンジとして形成される。2つの壁33とウイング部34との間の接続 部37は、更に、以下に説明するように、特定の力を受けたときに破断可能な設 計とされており、この特徴は、プラスチック材料で適当に設計することにより提 供することもできる。両側壁33の内面には、下方に且つ内方に突き出す組みの あご状ウイング部38が配置されており、該あご状ウイング部は、内方に伸長し て、円錐形の本体の開放頂点の直径と略等しい空隙をその間に形成する。これら あご状ウイング部38は、排液管が所定位置に配置されたならば、該排液管が動 かないように拘束する働きをし、この機能については、外科用器具の作用に関し て以下に更に詳細に説明する。 皮膚キャップ装置は、図4の平面図に図示されており、上述した色々な構成部 品の形状及び相対的な寸法がこの図面から理解できる。基部フランジ31の外縁 部の両側部には、2つの突出し突起39が設けられており、該突起の各々は、皮 膚キャップ装置を患者の皮膚に対し所定位置にて縫い付けることを可能にする縫 合ポート40が設けられている。 次に、本発明の外科用器具の使用状態を示すため、図5及び図6を参照しつつ 、 外科的処置法に関して説明する。 最初に、排液管の所望の出口箇所を選択し、局所用の殺菌剤溶液を塗布するこ とにより準備する。次に、外科医は、利き手でない手を使用して、皮膚キャップ 装置を所望の出口箇所の上に載せ、該装置がブレード35が選択した線の方向に 向くように配置されることを確実にし、選択した同一の線内にて切開が為される ことを確実にし、これにより、その後の瘢痕を最小にする。皮膚キャップ装置の 正確な位置決めに役立つように、該装置は、透明な材料で製造されることが好ま しく、また、方向を明確に表示し得るように標識を付すこともできる。次に、外 科医の利き手を使用して、体腔から出口箇所の内側の体壁に向けて導入器を操作 する。 外科医の指で皮膚キャップ装置をその基部フランジ31の周りで皮膚に対して 強く保持する間に、導入器のとがっていない末端の先端21を使用して、円錐体 30の中空の内部内にて皮膚を外方にテント状に持ち上げる。このため、皮膚は 、図5に図示するように、導入器と円錐体の頂部分の内周との間に保持された円 錐体の頂点の穴に向けて上方に押される。 外科医の指が依然として基部フランジ31に対して保持する間に、2つの壁3 3を共に押す。このため、ヒンジ接続部36、37は、ウイング部34及び垂下 するブレード35が下方に直接、押され、このため、ブレードは、正確な所望の 位置にて皮膚を切開する。次に、皮膚及びその下側の組織層を貫通したブレード は、導入器の末端の先端21の凹所24内に受け入れられ、このため周囲の組織 への危険性を最小にする。次に、外科医は、2つの壁33に対する押し動作を解 放し、皮膚キャップ装置を基部周縁フランジ31の周りで皮膚層に対して強固に 保持する状態を保ち、導入器本体を皮膚の新たに形成された開口部を通して押し 出す。この動作は、ウイング部34をもろい接続部37にて側方向壁33からス ナップ動作状に外す作用をし、ウイング部が未だ取り付けられたブレードは、凹 所34内に安全に隠れたままである。 導入器は、付属の排液管23が出る迄、皮膚キャップ装置の円錐形の本体30 を通して引っ張られる。次に、この導入器の全体が所定長さに引き出され、次に 、外科医は、再度、2つの側方向壁33を共に押して、あご状ウイング部36を 管 の外面に対して押す。これらあご状ウイング部は、管が誤って患者の体外に更に 引っ張り出されるのを防止し、次に、例えば、側方向壁33の外面の周りで1本 の非弾性的なテープにより、この固着位置に保持することができる。 最後に、円錐形本体30の突き出し突起39が縫合ポート40を介して皮膚に 対し強固に固着される。 このように、本発明の外科用器具は、排液管を導入する過程中、患者及び医者 等の双方への害の虞れを最小にする。使用前、ブレードの鋭利な刃部分は、設計 によって、皮膚キャップ装置の内部に隠れており、このため、使用前に、何らか の事故的な傷を与える可能性は極めて小さい。ブレードが皮膚を切開するために 使用されたならば、ブレードは、導入器の先端の凹所内に完全に隠れ、また、こ の凹所には、ブレードを保持するための適当な手段を設けることができる。例え ば、該保持手段は、ブレードが押し込まれる深さよりも僅かに短い長さの設計と し、保持手段が導入器の材料中に埋め込まれ、このため、その内部に完全に拘束 されるようにすることができる。皮膚キャップ装置は、指、及び患者の周囲の皮 膚を完全に保護しつつ、一方の手の2本の指でのみ切開ブレードを正確に操作す る簡単な手段を提供するのみならず、排液管の便宜で且つ簡単な固着機構として も作用し、管を皮膚に対し直接、縫合するという幾分、不満足な従来の方法を試 みることを不要にする。更に、皮膚キャップ装置を所定位置に残すことにより、 切開箇所の周りに相対的な滅菌領域が提供され、このため、微生物が傷口に達し 且つ排液管に沿って患者の体内に入り込む危険性を少なくするのに役立つ。 上述したように、導入器及び皮膚キャップ装置の双方は、半硬質のプラスチッ ク又はラテックス材料にて製造し、平坦な金属製ブレードを皮膚キャップ装置の 突き出すウイング部34に取り付けることが好ましい。外科用器具の双方の部品 は、滅菌の使い捨て物品として提供されることが好ましく、それら物品は、共に 、又は別個に選択可能な物品として包装し、低コストの製造のため理想的な設計 とすることができる。 当然に、本発明は、多数の異なる型式の外科的処置法に適用され、外科用器具 の正確な寸法及び特徴を特定の用途に合うように適宜に変更することができる。 例えば、排液管は、典型的に、腹膜炎の腹壁切開を行う間、腹腔内にあることが 必要とされることもあろう。腸管吻合法、形成外科及び血管の外科手術、また、 産科、婦人科の分野の外科的処置法おいて、かかる排液管が一般的に採用されて いる。 外科用器具のブレードは、排液管の標準的な直径を受け入れる切開部を形成し 得るように約5mmの長さとし、皮膚キャップ装置は、全直径が数センチであり 、より厚く且つより肥満した種類の皮膚に対しては、より高く且つより広くする ことができる。ブレードは、代替的に、適当な寸法の針のような、任意の他の適 当な切開要素と置換してもよい。 従来の外科的処置法にて使用することに加えて、本発明の外科用器具は、いわ ゆる「鍵穴外科手術(keyhole surgery)」にて使用することも可能である。かか る処置法において、外科医は、外側から皮膚に最初の小さい開口部を形成し、次 に、従来通り、身体外から追加的なアクセス開口部を形成する。本発明は、第二 及びその後の開口部を形成すべく上述したように皮膚キャップ層とを組み合わせ て、円弧状の形態の長い導入器を使用することにより採用され、これにより、患 者の内臓を誤って傷付ける虞れを少なくすることができる。導入器を体内で案内 するのに役立てるため、内視鏡器具又はアタッチメントを使用することができる 。 本明細書及び添付した請求の範囲において、「末端」及び「基端」という語は 、従来の意味にて、すなわち、外科医を基準として使用されるものと理解する。 このため、導入器に対し、末端部分とは、体腔の内壁に適用される部分を意味し 、皮膚キャップ装置に対し、末端部分とは、皮膚に適用される部分を意味する。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.患者の皮膚に開口を形成する外科用器具において、 皮膚の一側部にあてがわれる末端を有する第一の本体と、 該第一の本体と協働し得るように皮膚の他の側部にあてがわれる第二の本体と を備え、該第二の本体が、 可動に取り付けられた鋭利な皮膚切開要素と、 第一の本体の末端を受け入れ且つ配置し得るようにされた中空の形態部分と 、 前記切開要素を前記第二の本体に対して移動させる手段とを備える、外科用 器具。 2.患者の皮膚に開口を形成する外科用器具において、 皮膚の一側部に適用される第一の本体と、 可動に取り付けられた鋭利な皮膚切開要素を有する第二の本体と、 前記切開要素を移動させる手段とを備え、 これにより、使用時、皮膚の他の側部に向けた方向に、皮膚をテント状に持ち 上げ得るように第一の本体を皮膚の一側部にあてがうことができ、周囲の皮膚を 保護すると同時に、皮膚を介して第一の本体と協働し得るように第二の本体を皮 膚の他の側部にあてがうことができ、 前記移動手段を作動させたとき、前記切開要素を第一の本体と第二の本体の間 に保持された皮膚に対して移動し、皮膚を突き刺すことができるようにした、外 科用器具。 3.請求項1又は2に記載の外科用器具において、第一の本体の末端が、皮膚 の一側部への傷付けを最小にし得るようにとがっていない形態である、外科用器 具。 4.請求項1乃至3の何れかに記載の外科用器具において、前記第一の本体の 末端には、凹所が設けられ、切開要素の前記移動が、該切開要素を前記凹所内に 運ぶようにした、外科用器具。 5.請求項1乃至4の何れかに記載の外科用器具において、前記第一の本体の 基端に取り付けられ又は取り付け可能な外科用排液管を備える、外科用器具。 6.請求項1乃至5の何れかに記載の外科用器具において、前記第二の本体が 、 皮膚に接触する末端部分から前記切開要素が取り付けられる基端部分まで、テー パーが付けられた、全体としてテーパー付きの形態である、外科用器具。 7.請求項1乃至6の何れかに記載の外科用器具において、前記第二の本体の 基端部分に開口部が形成され、第二の本体の中空の内部への入口を提供し、切開 要素が、該切開要素が開口部外に保持される第一の位置と、該切開要素が前記第 二の本体の中空の内部内に配置される第二の位置との間にて前記開口部を通して 移動するように配置される、外科用器具。 8.請求項7に記載の外科用器具において、前記開口部が、前記第一の本体が 通るのを許容し得る寸法とされる、外科用器具。 9.請求項7又は8に記載の外科用器具において、切開要素が、前記第二の本 体の外側から突き出す少なくとも2つの壁部分により支持され、該壁部分の操作 により切開要素が前記第一の位置と前記第二の位置との間にて移動するようにし た、外科用器具。 10.請求項7乃至9の何れかに記載の外科用器具において、前記切開要素が、 前記第二の位置に到達したとき、前記第二の本体から分離可能である、外科用器 具。 11.請求項10に記載の外科用器具において、前記切開要素は、該切開要素が 前記第二の位置にあるとき、破断する少なくとも1つのもろい要素を介して前記 第二の本体に取り付けられる、外科用器具。 12.請求項8乃至10の何れかに記載の外科用器具において、切開要素が、前 記壁部分に接続された少なくとも2つの実質的に平面状のウイング部分から垂下 し、該平面状のウイング部分が、切開要素がその第一の位置にあるとき、切開要 素の移動方向に対して斜めに方向決めされ、前記壁部分を共に押すことにより、 切開要素が前記第二の位置に向けて移動させるようにした、外科用器具。 13.請求項1乃至12の何れかに記載の外科用器具において、前記第二の本体 には、対向したあご状要素が設けられる、外科用器具。 14.請求項9に記載の外科用器具において、前記第二の本体には対向したあご 状要素が設けられ、前記あご状要素が、前記壁部分に設けられ、前記第二の本体 の末端部分の開口部を通された外科用排液管を固着する、外科用器具。 15.請求項1乃至14の何れかに記載の外科用器具において、前記第二の本体 には、外科的処置法の間、皮膚の前記他の側部への固着を助け得るように縫合点 が設けられる、外科用器具。 16.請求項1乃至15の何れかに記載の外科用器具において、前記第二の本体 が透明な材料にて少なくとも部分的に製造される、外科用器具。 17.請求項1乃至16の何れかによる少なくとも1つの外科用器具を備える、 排液管の導入用の外科用キットにおいて、ある型式の前記第一の本体及びある型 式の前記第二の本体を含み、各型式の該本体が、少なくとも1つの特徴の点にて 互いに相違する、排液管の導入用の外科用キット。 18.患者の皮膚に開口部を形成する方法において、 第一の本体の末端を皮膚の一側部に適用することと、 皮膚を介して第一の本体の末端を受け入れ且つ配置し得るようにされた中空の 形態部分を有する第二の本体であって、周囲の皮膚領域を保護しつつ、可動に取 り付けられた鋭利な皮膚切開要素を有する第二の本体を皮膚の他の側部に適用す ることと、 第一及び第二の本体を皮膚の異なる側部にてそれぞれ相互に協働させることと 、 その後、皮膚を穿刺するように、前記切開要素を移動させることとを備える、 方法。 19.請求項18に記載の方法において、皮膚を穿刺した後、前記第一の本体を 前記第二の本体通して進め、次に、外科用排液管を皮膚の切開部分及び前記第二 の本体を通して通すステップを含む、方法。
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