JP2001519120A - 階層型パケット・スケジューリング方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数のセッションからのパケットの送信をネットワーク上に公平且つ有効にスケジューリングする方法が提案される。この方法は、複数のセッションを有する入力を提供し、そのセッションを複数のクラスにグループ化し、そのクラスをそのクラスに関連した第１レベルのスケジューラによってスケジューリングし、第１レベルのスケジューラのいくつかの出力を第２レベルのスケジューラによってスケジューリングし、そして残りの第１レベルのスケジューラの出力および第２レベルのスケジューラの出力に優先度付けして階層型スケジューラ出力を与える。スケジューラは、その入力でトラフィックタイプを受け取り、そして非同期伝送モード（ＡＴＭ）ネットワーク・トラフィックのようなトラフィックに基づいたセルをスケジューリングするに適した出力を与える。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 階層型パケット・スケジューリング方法及び装置 関連出願との相互参照 この出願は、１９９７年４月４日に出願された暫定特許出願シリアル番号６ ０／０４２，９４３に対し、３５Ｕ.Ｓ.Ｃ.§１１９（ｅ）の規定による優先権 を主張する。 連邦補助研究または開発に関する表明 適用なし 発明の背景 バーチャル・クロック(ＶＣ)、セルフ・クロックド・フェア・キューイング (ＳＣＦＱ)、スタート・タイム・フェア・キューイング(ＳＴＦＱ)、ミニマム・ スタート・タイム・クロックド・フェア・キューイング・プラス(ＭＳＴＣＦＱ ＋)、デフィシット・ラウンド・ロビン・フェア・キューイング(ＤＲＲＦＱ)、 ワーストケース・フェア・ウエイテッド・キューイング（ＷＦ²Ｑ）およびワー ストケース・フェア・ウエイテッド・フェア・キューイング・プラス（ＷＦ²Ｑ ＋）を含むパケット・フェア・キューイング（ＰＦＱ）クラスのスケジューラ（ 後述する）のような、どのような単一スケジューラの方法論においても、スケジ ューラは公平且つ効果的に複数の異なったトラフィックタイプまたはセッション を扱うことは不可能である。 ＶＣスケジューラは、静的なデータフローの平均送信レートをモニタし、そ して全てのフローに対して保証されたスループット（処理能力）を与える。各ユ ーザは、そのユーザが期待するトラフィックの量に対する割り当てを要求する。 パケットはそれから時間表示（タイムスタンプ）され、そしてそれらの時間表示 の値に従ってキュー内に配置される。ＶＣスケジューラは、遅延最小化のために 使用されるセッションの数には関係のない厳格な遅延限界を有するが、しかし、 ＶＣスケジューラは、利用可能なバンド幅を他のスケジューラにできるだけ公平 に割り当てることはしない。 スタート・タイム・フェア・キューイング(ＳＴＦＱ)・スケジューラと同様 に、セルフ・クロックド・フェア・キューイング(ＳＣＦＱ)・スケジューラは、 バンド幅割り当てに対して高度な公平性を有する。しかしながら、それらは所望 の遅延最小化を有しない。これは、仮想時間が厳密に単調増加せず、またそれら の遅延限界が、使用されるセッションの数に比例するためである。 ＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラは、パケットに必要とされる伝送時間をその長 さ及び伝送レートから決定することによってパケットの仮想終了時間を決定し、 そしてこの伝送時間をパケットの仮想開始時間に加える。それから最小仮想終了 時間を有するパケットが伝送用にスケジューリングされる。ＭＳＴＣＦＱ＋スケ ジューラは、性能と複雑性の間に、他のスケジューラに比べて効果的なトレード オフを与える。 ＤＲＲＦＱスケジューラは、ある程度の公平性を有するが、負荷バランスま たは分布キューが使用されるときは、あまり効果的ではない。 ＷＦ²ＱおよびＷＦ²Ｑ＋スケジューラは両者とも、高度な公平性および所望 の遅延最小化性を有する。それ故、ＷＦ²ＱおよびＷＦ²Ｑ＋スケジューラは、公 平であるばかりでなく、使用されるセッションの数とは関係のない厳密な遅延限 界をも有している。しかしながら、ＷＦ²ＱおよびＷＦ²Ｑ＋スケジューラの実施 コストは、他のスケジューラに比較して高い。これは、ＷＦ²ＱおよびＷＦ²Ｑ＋ スケジューラが各セッションごとに２つのサーチを実行する必要があるためであ る。１つのサーチは各セッションの第１パケットのパケット開始時間を決定する ためのものであり、２番目のサーチは各セッションのバックログされたパケット のパケット開始時間を決定するためのものである。他のスケジューラは、各パケ ットに対するパケット開始時間を決定するために、典型的には各セッションの第 １パケットの単一サーチだけを実行する。 ＰＧＰＳスケジューラは、特に小さいパケットサイズを有するパケットを使 用する時はＷＦ²ＱおよびＷＦ²Ｑ＋スケジューラと同様である。しかしながら、 ＰＧＰＳスケジューラは、ワーストケースのセッション遅延を最小化するには、 よりよいものである。 スケジューラに与えられた異なるセッションは、それぞれが異なるクオリテ ィ・オブ・サービス（Ｑ_oＳ）要求と特徴を有する音声、画像またはデータの送 信を含んでいる。ネットワーク上のトラフィックのＱ_oＳに関しては、非同期伝 送モード（ＡＴＭ）ネットワークのような６つのクラスが存在する。これら６つ のクラスは、コンスタント・ビット・レート(ＣＢＲ)、リアルタイム・バライア ブル・ビット・レート(ｒｔＶＢＲ)、ノンリアルタイム・バライアブル・ビット ・レート(ｎｒｔＶＢＲ)、アベイラブル・ビット・レート(ＡＢＲ)、アンスペシ ファイド・ビット・レート＋(ＵＢＲ＋)、およびアンスペシファイド・ビット・ レート（ＵＢＲ）である。各Ｑ_oＳクラスは、このクラスのトラフィックを扱う ために最大効率を与えるように、スケジューラによって考慮されなければならな い異なる要求を有する。一例として、ＣＢＲクラスは典型的に高品質画像用に、 ｒｔＶＢＲクラスは音声及び画像用に、ｎｒｔＶＢＲクラスは低品質画像用に、 ＡＢＲクラスはフロー制御のあるデータ用に、ＵＢＲ＋クラスはフロー制御のな いデータ用に、そしてＵＢＲクラスはＥメールのような低優先度データ用に使用 される。 ＡＴＭネットワークのようなネットワークはより複雑化され、そして種々の Ｑ_oＳ要求を有する別個のセッションとして組織化された複合的な接続を扱うこ とが期待される。実行するにはコスト効果的であり、しかもコスト効果的手法で 実行され、且つ異なるセッションからのＱ_oＳ要求を公平且つ効率的に扱うこと ができるスケジューラを持つことが望ましい。 発明の簡単な要約 階層型スケジューラは、種々のクオリティ・オブ・サービス（Ｑ_oＳ）要求 を有する複数のセッションを、特別のＱ_oＳクラスに最適な異なるスケジューラ に適合させる第１レベルのスケジューラを含む。第２レベルのスケジューラはそ れから、第１レベルのスケジューラのあるものからの出力をスケジューリングす る。第３レベルのスケジューラは、第１レベルのスケジューラの残りの出力およ び第２レベルのスケジューラの出力をスケジューリングして階層型スケジューラ 出力を与える。階層型スケジューラは、バンド幅を、それぞれのセッションのＱ_o Ｓ要求に従って、異なる要求を有するセッション間に公平且つ効率的手法で割 り当てる。 図面における複数の図の簡単な説明 本発明は、添付の図面に関連してなされる以下の詳細な説明から更に十分に 理解される。図面において、 図１は、本発明による階層型スケジューラのブロック図、 図２は、本発明による階層型スケジューラで使用される方法を示すフローチ ャートである。 発明の詳細な説明 本発明による階層型スケジューラ１０が図１に示されている。この階層型ス ケジューラ１０は、入力１５と、第１レベルのスケジューラ１７と、第２レベル のスケジューラ８０と、出力１００を与えるための第３レベルのスケジューラ９ ０とを備えている。入力１５は、異なる動作特性を有する複数のセッション１２ ，１４，１６，１８，２３および２４からのパケットを有する。この入力セッシ ョンは、それらのクオリティ・オブ・サービス（Ｑ_oＳ）に従って複数のクラス にグループ化される。第１レベルのスケジューラ１７は、異なるタイプのスケジ ューラ２０，３０，４０，５０，６０および７０を備える。第１レベルのスケジ ューラ１７のグループの出力３２，４２，５２，６２および７２は、第２レベル のスケジューラ８０に与えられる。第２レベルのスケジューラ８０の出力は、第 ３レベルのスケジューラ９０に与えられる。この第３レベルのスケジューラ９０ はまた、第１レベルのスケジューラ１７の１つの出力２２を受信する。第１レベ ルのスケジューラからの１つの出力は第３レベルのスケジューラに接続されるよ うに示されているが、いかなる数の第１レベルのスケジューラの出力でも第２レ ベルのスケジューラに接続されると同様に、いかなる数の第１レベルのスケジュ ーラの出力でも第３レベルのスケジューラに接続できることが理解されるべきで ある。この第３レベルのスケジューラ９０は出力１００を与える。 ここに開示された階層型スケジューラは、特にＡＴＭネットワークで有用で ある。これは、階層型スケジューラがユーザのトラフィックをセルベースのネッ トワークに適応するためである。階層型スケジューラは、音声、画像およびデー タのような異なるタイプのトラフィックをその入力でサポートする。音声、画像 およびデータの送信要求は全く異なり、各送信タイプは、そのようなネットワー ク内で最大効率及び性能を確保するために、異なる手法で扱われる必要がある。 音声及び低品質画像送信は、より容易にエラーを扱うことができる。単一の 音声または低品質画像セルが歪んだ場合でも、セル歪みの出現が低く、そして流 れが実質的に連続している限り、音声または画像送信の品質がひどく影響される ことはない。事実、音声または画像セルは、送信の品質にひどい影響を与えるこ となく、時々廃棄され得る。例えば、約１６ミリ秒までの期間のセル損失は、聴 取者や視聴者にあまり気づかれないか、邪魔をしない。音声及び画像送信は、時 折り歪んだりまたは廃棄されたセルがあるにもかかわらず、実質的に連続してい なければならず、それ故、遅延を低減するために、短いキューの長さを必要とす る。短いキューの長さは、結果として生ずるパケットの損失によって時折りオー バーフローする。一方、音声及び画像送信は、過剰なネットワーク遅延に耐える ことができない。これは、過剰な遅延が、音声及び画像送信を、聴取者や視聴者 が理解できないものにしてしまうためである。 音声及び画像送信とは対照的に、データ送信は、エラーに対して低い許容性 を有するかまたは許容性ゼロである。これは、歪んだ１ビットが実質的にデータ を変化させてしまうためである。反対に、データ送信は、ネットワーク遅延に対 して高い許容性を有する。従って、データ送信は、オーバーフローする条件でパ ケット損失を防止するためには、キューの長さがより長くなることを必要とする 。 特に、階層型スケジューラは、ＡＴＭネットワークを適切且つ効率的に管理 するために、セッション管理を提供する必要がある。各セッションは、階層型ス ケジューラによって公平且つ有効な手法で個別に伝送されなければならない。階 層型スケジューラによるセッション伝送は、各セッションの特性と要求に従って 、適切な遅延と受容可能なトラフィック損失を与えなければならない。階層型ス ケジューラは、画像セッションのような遅延感受性セッションが２ミリ秒以内に 伝 送されること、音声セッションはトラフィックの損失がサンプルの１−１０％を 越えることを許容しないように伝送されること、そしてデータ・セッションはい かなるデータ損失も経験すべきでないこと、を確実にする。加えて、性質は、音 声、画像およびデータのような複数の送信のタイプの間で変化しないだけでなく 、性質はまた、１つの送信タイプ内でそれ自身変化しないことである。従って、 これらの相違点はまた、階層型スケジューラによって考慮される必要がある。例 えば、従来の毎秒６４ｋｂｉｔの音声の呼は、約毎秒１６６セルで動作するのに 対し、毎秒３２ｋｂｉｔの呼は、約毎秒３８セルで動作する。最大の公平性と効 率にとって、これらの相違点はまた考慮されなければならない。 再び図１を参照すると、ＡＴＭネットワーク上に６つのＱ_oＳトラフィック が存在している。これら６つのクラスは、コンスタント・ビット・レート(ＣＢ Ｒ)、リアルタイム・バライアブル・ビット・レート(ｒｔＶＢＲ)、ノンリアル タイム・バライアブル・ビット・レート(ｎｒｔＶＢＲ)、アベイラブル・ビット ・レート(ＡＢＲ)、アンスペシファイド・ビット・レート＋(ＵＢＲ＋)、および アンスペシファイド・ビット・レート(ＵＢＲ）である。各Ｑ_oＳクラスは、スケ ジューラによって考慮されなければならない異なる要求を有する。 ＣＢＲクラス１２は、非常に厳格なセル損失と遅延要求を有し、そしてスケ ジューラが回線交換ネットワーク内の回線のそれと等価な品質のサービスを提供 することを要求する。従って、このＣＢＲクラスはＣＢＲシェーパ２０に直接接 続し、そしてＣＢＲシェーパ２０の出力２２はプライオリティ素子９０の最高優 先度入力に接続される。ＣＢＲシェーパ２０は本質的に、ネットワークをバース ト的なトラフィックから保護する大きなファースト・イン・ファースト・アウト （ＦＩＦＯ）型のバッファである。ＣＢＲクラスの出力は、下流のバンド幅制限 を越えないようにＣＢＲシェーパによって緩衝され、そして制御されたレートで 放出されるトラフィックのショート・バーストを含む。 ｒｔＶＢＲクラス１４に属するセッションは、厳格な遅延要求を有するが、 あるレベルのセル損失は許容できる。ある遅延限界の保証と非ゼロのセル損失の 比率は、このクラスに関連する。 ｎｒｔＶＢＲクラス１６のセッションは、ｒｔＶＢＲクラスに比べて厳格な 遅延要求は少ないが、あるレベルのセル損失は許容できる。このＱ_oＳはまた、 保証された非ゼロのセル損失目標を提供する。 ＡＢＲクラス１８のセッションは、あるレベルの遅延と損失を許容できる。 このＱ_oＳに関連して、最小スループットまたは最小セルレートが保証される。 加えて、ＡＢＲソースはまた、接続の経路に沿って各ネットワークで実施される 標準フロー制御アルゴリズムによって要求されるように、それらの送信レートを 時々刻々と調整する。 ＵＢＲ＋クラス２３のセッションは、ＡＢＲクラス１８のそれらと同様であ るが、ネットワークフロー制御を使用しない。ＵＢＲクラス２４のセッションは 、いかなる特定損失、遅延またはスループット要求も有しない。 一例として、ＣＢＲクラスは典型的に高品質画像用に、ｒｔＶＢＲクラスは 音声及び画像用に、ｎｒｔＶＢＲクラスは低品質画像用に、ＡＢＲクラスはフロ ー制御のあるデータ用に、ＵＢＲ＋クラスはフロー制御のないデータ用に、そし てＵＢＲクラスはＥメールのような低優先度データ用に使用される。 図１に示すように、ｒｔＶＢＲセッション１４に対して、ミニマム・スター ト・タイム・クロックド・フェア・キューイング・プラス(ＭＳＴＣＦＱ＋)・ス ケジューラ３０が使用される。。このＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラは、パケット に必要な伝送時間をその長さ及び伝送レートから決定することによってセッショ ン内のパケットの仮想終了時間を決定し、そしてこの伝送時間をパケットの仮想 開始時間に加算する。パケットの仮想開始時間は、パケットが受信されたときに 、システム仮想時間にセットされる。最小仮想終了時間を有するパケットはそれ から伝送用にスケジューリングされる。ＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラは、他のス ケジューラと比較した性能と複雑性の間の効果的なトレードオフに起因して、ｒ ｔＶＢＲセッションで必要とする厳格なセル遅延要求を与える。 ウェイテッド・ラウンド・ロビン(ＷＲＲ)・スケジューラ４０は、ｎｒｔＶ ＢＲパケットのスケジューリングに使用される。これは、このクラスが安価に実 施されながらも、厳格な遅延要求を有せず、そしてネットワークがそれらの最小 スループットを保証することだけを期待するためである。同じ理由のために、第 ２のＷＲＲスケジューラ５０はＡＢＲパケットをスケジューリングするために使 用され、また第３のＷＲＲスケジューラ６０はＵＢＲ＋パケットをスケジューリ ングするために使用される。 ＵＢＲクラス２４に対しては、単一のラウンド・ロビン(ＲＲ)・スケジュー ラ７０が使用される。これは、全てのＵＢＲセッションが等しく扱われるべきだ からである。更に、このスケジューリング階層は、ネットワーク・オペレータに 対し、ＵＢＲ接続をサポートするためにどのような量のバンド幅をも割り当てる 柔軟性を与える。ＲＲスケジューラもまた、実行するに安価である。 第２レベルの階層では、第２のＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラ８０が使用され る。このスケジューラ８０は、第１のＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラ出力３２、Ｗ ＲＲスケジューラ出力４２，５２、およびＲＲスケジューラ出力７２の間をスケ ジューリングする。ＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラは、性能と複雑性の間のその効 果的トレードオフ、並びに同様の性能を提供する他のスケジューラと比較して安 価に実施できることに起因して、再び使用される。 スタティック・プライオリティ・スケジューラ９０は、ＣＢＲシェイパ２０ からの出力２２に最高の優先度を、そしてｒｔＶＢＲ、ｎｒｔＶＢＲ、ＡＢＲお よびＵＢＲにはＣＢＲクラスより低いグループ優先度を与える。ＣＢＲシェイパ ２０は、バー仮想回線（ＶＣ）シェイピングに責任があり、そしてＣＢＲシェイ パ２０は、それが保留中のセルを有していてもいなくても、バンド幅を割り当て ることに仕事保全的でない。従って、ＣＢＲクラスには最高の優先度が与えられ のに対して、遅延感受性キューには次に高い優先度が与えられる。 図２を参照すると、本発明の特別な実施例が示されている。第１のステップ １１０では、複数のセッションを提供するパケットが受信される。このセッショ ンは、データ、音声及び画像のような種々のタイプの送信を備え、そしてフロー 制御を含んでいる。 次のステップ１２０は、それぞれのセッションのＱ_oＳ要求に従って、複数 のセッションが複数のクラスにグループされる。各セッションは、ＣＢＲ、ｒｔ ＶＢＲ、ｎｒｔＶＢＲ、ＡＢＲ、ＵＢＲおよびＵＢＲ＋クラスの１つにグループ 化される。 次のステップ１３０は、ＣＢＲクラスのシェーピングを与える。上述したよ うに、ＣＢＲシェーパは、下流のバンド幅制限を越えるように、制御されたレー トでトラフィックを放出する。 ステップ１４０に示されているように、第１のＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラ は、ｒｔＶＢＲセッションからの出力をスケジューリングするために使用される 。ステップ１５０，１６０および１７０に示されているように、ｎｒｔＶＢＲセ ッション、ＡＢＲセッションおよびＵＢＲ＋セッションは、それぞれのＷＲＲス ケジューラによってスケジューリングされる。ステップ１８０に示されているよ うに、ＲＲスケジューラは、ＵＢＲセッションからの出力をスケジューリングす るために使用される。 ステップ１９０に示されているように、第２のＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラ は、第１のＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラ、ＷＲＲスケジューラおよびＲＲスケジ ューラの中からの出力をスケジューリングするために使用される。 次のステップ２００は、ＣＢＲシェイパ出力および第２レベルのスケジュー ラ出力を、スタティック・プライオリティ・スケジューラに与える。 最後に、ステップ２１０では、ＣＢＲシェイパ出力および第２レベルのスケ ジューラ出力が優先度付けされて、階層型スケジューラ出力が提供される。 本発明の階層型スケジューラは、このようにして、複合セッションがＡＴＭ ネットワークのようなセルベースのネットワーク内でスケジューリングされ得る ように、種々の要求及び性質を有する種々のセッションの管理を公平、効率的且 つコスト効果的手法で提供する。 本発明の好ましい実施例を説明したが、当業者には明らかなように、ここに 開示された実施例のこれらの概念を組み入れた他の実施例および変形例は、ここ に開示された発明の概念を離れることなく実施可能である。従って、本発明は説 明された実施例に限定されるものではなく、むしろ添付の請求の範囲の精神及び 範囲によってのみ限定されるべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ネットワーク通信デバイスにおけるパケット送信をスケジューリングする ための方法であって、 複数の分類タイプの１つにそれぞれが関連する複数のパケットを受信するス テップと、 受信した前記パケットを、それぞれが前記複数の分類タイプの少なくとも１ つを有する複数のセッションに分離するステップと、 複数のセッションに対応する複数の第１レベルのスケジューラであって、前 記パケットをそれぞれのセッション内に受信するための入力と、１つの出力とを 有し、前記スケジューラの各１つは複数の第１レベルのスケジューリング・プロ トコルの１つを使用する複数の第１レベルのスケジューラの入力に、前記複数の セッションのそれぞれに対する前記パケットを転送するステップと、 １つの出力を有し、そして第２レベルのスケジューリング・プロトコルに従 って動作する第２レベルのスケジューラの入力で、前記複数の第１レベルのスケ ジューラの少なくともいくつかの出力からのパケットを受信するステップと、 １つの出力を有し、そして第３レベルのスケジューリング・プロトコルに従 って動作する第３レベルのスケジューラの第１入力に、前記第２レベルのスケジ ューラからのパケットを転送し、また前記第３レベルのスケジューラの第２入力 に、前記第１レベルのスケジューラの少なくとも１つの出力からのパケットを転 送するステップと、そして 前記第３レベルのスケジューリング・プロトコルに従って前記第３レベルの スケジューラからパケットを転送するステップと を備えることを特徴とする方法。 ２． 前記分離するステップは、前記パケットを複数のセッションに分離するス テップを備え、前記セッションのそれぞれは、前記分類タイプの１つに関連し、 そして前記セッションのそれぞれは、複数のクオリティ・オブ・サービス(Ｑ_oＳ )・レベルの少なくとも１つに関連したパケットを含む請求項１の方法。 ３． 前記通信デバイスは、非同期伝送モード（ＡＴＭ）スイッチを含み、前記 複数のＱ_oＳレベルは、コンスタント・ビット・レート(ＣＢＲ)、リアルタイム ・バライアブル・ビット・レート(ｒｔＶＢＲ)、ノンリアルタイム・バライアブ ル・ビット・レート(ｎｒｔＶＢＲ)、アベイラブル・ビット・レート(ＡＢＲ)、 アンスペシファイド・ビット・レート＋(ＵＢＲ＋)、およびアンスペシファイド ・ビット・レート（ＵＢＲ）のクオリティ・オブ・サービス・レベルを含む請求 項２の方法。 ４． 前記第１レベルのスケジューラのそれぞれと、前記第２レベルのスケジュ ーラと、前記第３レベルのスケジューラは、ＣＢＲシェイパ、ミニマム・スター ト・タイム・クロックド・フェア・キューイング・プラス(ＭＳＴＣＦＱ＋)・ス ケジューラ、ウェイテッド・ラウンド・ロビン(ＷＲＲ)・スケジューラ、ラウン ド・ロビン(ＲＲ)・スケジューラおよびスタティック・プライオリティ(ＳＰ)・ スケジューラの１つを備える請求項１の方法。 ５． 前記分類タイプは、ＣＢＲ、ｒｔＶＢＲ、ｎｒｔＶＢＲ、ＡＢＲ、ＵＢＲ ＋およびＵＢＲのＱ_oＳレベルを含む請求項１の方法。 ６． 前記第１レベルのスケジューラは、ＣＢＲシェイパ・スケジューラ、ＭＳ ＴＣＦＱ＋スケジューラ、複数のＷＲＲスケジューラおよび少なくとも１つのＲ Ｒスケジューラを含む請求項５の方法。 ７． 前記第２レベルのスケジューラは、ＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラを含む請 求項６の方法。 ８． 前記第３レベルのスケジューラは、スタティック・プライオリティ・スケ ジューラを含む請求項７の方法。 ９． 前記ＣＢＲシェイパは、前記ＣＢＲシェイパの入力で前記ＣＢＲ分類タイ プに関連したパケットを受信する請求項８の方法。 １０． 前記第１レベルのＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラは、その入力で前記ｒｔ ＶＢＲ分類タイプに関連したパケットを受信する請求項６の方法。 １１． 前記複数のＷＲＲスケジューラは、第１、第２及び第３のＷＲＲスケジ ューラを含む請求項６の方法。 １２． 前記第１、第２及び第３のＷＲＲスケジューラは、それぞれの入力で前 記ｎｒｔＶＢＲ、ＡＢＲおよびＵＢＲ分類タイプに対応するパケットを受信する 請求項１１の方法。 １３． 前記第２レベルのスケジューリング・プロトコルは、前記第１レベルの スケジューリング・プロトコルの１つを含む請求項１の方法。 １４． 前記第２レベルのスケジューリング・プロトコルは、ｒｔＶＢＲ分類タ イプに関連した同じスケジューリング・プロトコルを含む請求項１０の方法。 １５． 前記複数のパケットは、音声送信、画像送信またはデータ送信を含む請 求項１の方法。 １６． ネットワーク通信デバイスにおけるパケット送信をスケジューリングす るための方法であって、 コンスタント・ビット・レート(ＣＢＲ)、リアルタイム・バライアブル・ビ ット・レート(ｒｔＶＢＲ)、ノンリアルタイム・バライアブル・ビット・レート (ｎｒｔＶＢＲ)、アベイラブル・ビット・レート(ＡＢＲ)、アンスペシファイド ・ビット・レート＋(ＵＢＲ＋)、およびアンスペシファイド・ビット・レート（ ＵＢＲ）を含む複数のクオリティ・オブ・サービス(Ｑ_oＳ)・レベルの１つに それぞれが関連した複数のパケットを受信するステップと、 受信した前記パケットを、それぞれが前記複数のＱ_oＳレベルの少なくとも １つを有する複数のセッションに分離するステップと、 複数のセッションに対応する複数の第１レベルのスケジューラであって、前 記パケットをそれぞれのセッション内に受信するための入力と、１つの出力とを 有し、前記スケジューラの各１つは、ＣＢＲシェイパ、ミニマム・スタート・タ イム・クロックド・フェア・キューイング・プラス(ＭＳＴＣＦＱ＋)・スケジュ ーラ、ウェイテッド・ラウンド・ロビン(ＷＲＲ)・スケジューラ、ラウンド・ロ ビン(ＲＲ)・スケジューラおよびスタティック・プライオリティ(ＳＰ)・スケジ ューラを含む複数の第１レベルのスケジューリング・プロトコルの１つを使用す る複数の第１レベルのスケジューラの入力に、前記複数のセッションのそれぞれ に対する前記パケットを転送するステップと、 １つの出力を有し、そしてＭＳＴＣＦＱ＋スケジューラを含む第２レベルの スケジューリング・プロトコルに従って動作する第２レベルのスケジューラの入 力で、前記複数の第１レベルのスケジューラの少なくともいくつかの出力からの パケットを受信するステップと、 １つの出力を有し、そしてスタティック・プライオリティ・スケジューラを 含む第３レベルのスケジューリング・プロトコルに従って動作する第３レベルの スケジューラの第１入力に、前記第２レベルのスケジューラからのパケットを転 送し、また前記第３レベルのスケジューラの第２入力に、前記第１レベルのスケ ジューラの少なくとも１つの出力からのパケットを転送するステップと、そして 前記第３レベルのスケジューリング・プロトコルに従って前記第３レベルの スケジューラからパケットを転送するステップと を備えることを特徴とする方法。