JP2001518578A - 収納ポケット付の折り畳み可能な帽子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 柔軟且つ折り畳み可能な材料から成る帽子（２）が、前記帽子に作られたリバーシブルなポケット（５）を備え、使用しない時に、その中に帽子を折り畳むことができ且つ収納することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、特に柔く簡単に折り畳みできる材料から作られた帽子に関する。

【０００２】 本発明の目的は、特に着用に快適且つ実用的な、帽子を製造することである。
この目的は本発明により、柔軟で、折り畳み可能な材料から作られた帽子によっ
て達成され、その帽子は、帽子を形成する材料により作られたリバーシブルポケ
ットを、また帽子の内側に備え、そのポケットの中に帽子が折り畳まれて、使用
しない時に収納することができる。

【０００３】 これは、特に着用するのに便利で快適な帽子を製造することができる。それは
帽子がポケットを有するので、その中に小さなものを収納できるからである。帽
子を着用しない時は、ポケットに折り畳んで入れることができ、小さなバッグを
形成する。バッグは、例えば鍵または別のものを留めるため、バネクリップまた
は割リング或いは別の適切な手段を、ポケットの中に縫い付けることによって、
一様にキーケースまたはその様なものを形成することもできる。

【０００４】 有利にはポケットが、帽子の内側に、好ましくは前記帽子の中央部分の縁部に
沿って、開口部を有するように、作られる。この方法では、帽子が実質的に見え
ない。

【０００５】 本発明の有利な実施例を、下記で説明し且つ、本記載の不可欠な部分を構成す
る付属の請求項で明らかにする。

【０００６】 図面は、本発明の実用的な実施例を示しており、より詳しくは下記する。

【０００７】 図１から図６は、本発明により作られた第一形態の帽子であり、帽子が折り畳
まれていない状態と、折り畳まれる時の様々な段階を示している。

【０００８】 図７から図１０は、別の形態の帽子を利用した本発明を示しており、使用した
時と、折り畳まれる時の様々な段階における帽子の状態を示している。

【０００９】 図１１から図１４は、第三形態の帽子を利用した本発明を示している。

【００１０】 図１５から図１８は、第四形態の帽子を利用した本発明を示している。

【００１１】 先ず本発明を、図１から図６に示された実施例を参照して説明する。図６は使
用時の帽子２を示している。帽子は前部に前ひさしを、後部につばを有している
。後つば３はポケット５を備え、そのポケットは、Velcroの様な固着材料である
二つのストリップ７Ａ、７Ｂの手段によって閉じられる。ストリップ７Ａ、７Ｂ
が、帽子の内側に形成されるポケット５の開放縁部に沿って取り付けられており
、その位置では、後つば３が帽子２の中央部分９に縫い付けられている。図１で
は帽子２を、ポケット５を開けた状態で、下方から見ている。

【００１２】 ポケット５は、図２に示されたように裏返えすことができる。裏返った状態で
、ポケット５は、図３及び図４に示されたように、帽子２の全体を、ポケットの
内側に折り畳んで、入れることができる。一旦、帽子２の全部が、裏返されたポ
ケット５の中に折り畳まれると、縁部７Ａ、７Ｂを折り返すことによって、縁部
が互いに対面し（図５）、相互に留めることによって、ポケットが閉じられる。

【００１３】 バネクリップまたはリング１１を、ポケット５に内側に備えることができ、帽
子が図５に示されるように、裏返されたポケットに完全に折り畳まれると、ポケ
ット５によって形成され、帽子を包括するバッグの外側に、クリップまたはリン
グが吊り下がって、例えば折り畳まれた帽子をベルトループ或いはいかなる適切
な場所にも、引っかけるのに使用することができるか、または鍵または別の物品
を引っかけるのに使用することができる。

【００１４】 帽子は有利には、非常に柔らかく且つ相対的に薄い材料から作られており、裏
返されたポケット５の中に折り畳まれると、できるだけ小型になる。

【００１５】 帽子を着用する時（図６）には、ポケット５を小さな物品、例えば個人記録な
どを収納するのに使用することができる。

【００１６】 図６に図示されたような同じ革新的な概念は、帽子の多くの異なる形に利用す
ることができる。例えば、図７から図１０は、また参照符号２によって全体を示
した平らなキャップとして知られている帽子を示しており、キャップは、前部に
前ひさしを、後部にVelcroの様な固着材料であるストリップ７Ａ、７Ｂの手段に
よって閉じられるポケット５を有している。ポケット５は、図８に示されたよう
に、底部で開いて、適切に折り畳まれた帽子２を入れるため、裏返される。図１
０は、ポケット５の内側に、充分に裏返された帽子を示している。

【００１７】 図１１から図１４は、また参照符号２で示した広いつば付きで、おおよそ円形
の帽子を示している。帽子の中央部分が、内側で開く（図１２）ポケット５を備
えている。ポケットを裏返すことによって、帽子をポケットの中に折り畳むこと
ができ（図１３）、それによって帽子を前記の例のように、小さなバッグ（図１
４）となって縮められる。

【００１８】 最後に図１５から図１８は、中央半円体と、前部に前ひさしを有した第四形態
の帽子を利用した発明を示している。ポケット５は帽子の内側且つ、前部におけ
る前ひさしの近くで開く（帽子を下方から見たのを示した図１６参照）。図１７
は、帽子が裏返されたポケット５にされる段階を示しており、また図１８は、ポ
ケット５をひっくり返すことによって形成されたバッグの内側に、充分に折り畳
まれる帽子を示している。参照符号７Ａ、７Ｂは、固着閉鎖ストリップを示して
いる。

【００１９】 勿論ポケットは、リバーシブルで且つ繰り返し使用可能な閉鎖装置を用いた、
いかなるシステム使用しても、閉じることができる。それには例えばファスナー
、一組のボタン、ホックまたは類似の手段を使用することができる。実際に、ポ
ケットはいかなる閉鎖装置も全く使用する必要がないか、或いはポケットは、枕
カバーの確定した型式に用いられるような、織物の折り返し可能なたれぶちによ
って、閉じられこともできる。

【００２０】 ポケットを作る織物形式は、帽子の織物形式に対して、異なった色または型で
も作られてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明により作られた第一形態の帽子であり、帽子が折り畳まれる時の段階

【図２】 本発明により作られた第一形態の帽子であり、帽子が折り畳まれる時の段階

【図３】 本発明により作られた第一形態の帽子であり、帽子が折り畳まれる時の段階

【図４】 本発明により作られた第一形態の帽子であり、帽子が折り畳まれる時の段階

【図５】 本発明により作られた第一形態の帽子であり、帽子が折り畳まれる時の段階

【図６】 本発明により作られた第一形態の帽子であり、帽子が折り畳まれていない状態

【図７】 別の形態の帽子を利用した本発明を示しており、使用時の帽子の状態

【図８】 別の形態の帽子を利用した本発明を示しており、折り畳まれる段階の状態

【図９】 別の形態の帽子を利用した本発明を示しており、折り畳まれる段階の状態

【図１０】 別の形態の帽子を利用した本発明を示しており、折り畳まれる段階の状態

【図１１】 第三形態の帽子を利用した本発明。

【図１２】 第三形態の帽子を利用した本発明。

【図１３】 第三形態の帽子を利用した本発明。

【図１４】 第三形態の帽子を利用した本発明。

【図１５】 第四形態の帽子を利用した本発明。

【図１６】 第四形態の帽子を利用した本発明。

【図１７】 第四形態の帽子を利用した本発明。

【図１８】 第四形態の帽子を利用した本発明。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年４月７日（２０００．４．７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，Ｕ Ｓ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 柔軟且つ折り畳み可能な材料から作られた帽子であり、 前記帽子にリバーシブルポケットを備え、使用しない時は帽子がポケットの中に
   折り畳まれて、収納されることを特徴とする帽子。
2. 【請求項２】 前記ポケットが、リバーシブル閉鎖手段によって閉じられる
   ことを特徴とする請求項１に記載の帽子。
3. 【請求項３】 前記閉鎖手段が、固着繊維材料（商品名：マジックテープ）
   のストリップから成ることを特徴とする請求項２に記載の帽子。
4. 【請求項４】 前記ポケットが、帽子の中央部分の縁部に沿って開口部を有
   することを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載の帽子。
5. 【請求項５】 前記ポケットが、前記帽子のつばに形成されることを特徴と
   する請求項１〜４のいずれか一項に記載の帽子。
6. 【請求項６】 前記ポケットが、帽子の中央部分に形成されることを特徴と
   する請求項１〜４のいずれか一項に記載の帽子。
7. 【請求項７】 前記ポケットが、帽子に取り付けられた留め部材を備え、折
   り畳まれた帽子をポケットの内側に入れるために、ポケットがひっくり返される
   と、その留め部材が、ポケットの外側に吊り下がることを特徴とする請求項１〜
   ６のいずれか一項に記載の帽子。
8. 【請求項８】 全体が記載され且つ図示されたような、ものであることを特
   徴とする収納ポケット付の折り畳み可能な帽子。